カテゴリー: ビザ・キャッシュアップRB

  • リアム・ローソン 予選14番手「自分のせいでチームを苦しめてしまった」

    リアム・ローソン 予選14番手「自分のせいでチームを苦しめてしまった」

    リアム・ローソンは、マリーナベイ・ストリート・サーキットで迎えた週末を「かなり悪かった」と認め、「自分のせいでチームを苦しめてしまった」と語った。とはいえ、レーシングブルズが2度もVCARB 02を修復してくれたことに対して「本当に感謝している」とも述べた。

    ローソンは、2回のクラッシュ(FP2とFP3)によって予選と決勝に向けた準備が大きく妨げられ、シンガポールGPの予選セッションを14番手で終えた。

    ローソンは、自身のQ2敗退の原因を「走行時間の不足」にあるとし、「当然ながら十分ではなかった」と率直に語った。

    「最後のラップまではかなり良かったと思う。でも新品タイヤでなぜ遅くなったのかは分からない。たぶんクラッシュで走れなかったことの影響だと思う。これも学びだし、今週末は自分のせいでチームを苦しめてしまった。マシンを2度も直してくれたチームに本当に感謝している」

    「自分としては明らかに不十分だったけど、明日は何とか結果を出したい」

    FP3でのクラッシュについて尋ねられると、ローソンはターン7立ち上がりで縁石に乗り、リアが弾かれて壁にヒットした場面を振り返った。

    「縁石に乗って、マシンが跳ね飛ばされたんだ。こういう市街地サーキットでは起こりうることだけど、2日連続でやってしまったのは本当に良くなかった」

    チームメイトのアイザック・ハジャーがQ3に進出して8番手を獲得したことで、ローソンは厳しい立場に置かれている。角田裕毅とともにレッドブル・ファミリー内での将来を争っており、F1での去就にも関わるだけに、今回の結果がどう影響するかは「まったく分からない」と明かした。2週間前のバクーでキャリア最高位となる5位を記録した直後の苦戦となった。

    「この位置からポイントを狙えるか」と問われたローソンは、次のように答えた。

    「この位置からはすごく厳しいと思う。でもマシン自体は速いから、どうなるか見てみよう」

  • リアム・ローソン 角田裕毅とともにF1残留争い「マルコの電話は悪い時だけ」

    リアム・ローソン 角田裕毅とともにF1残留争い「マルコの電話は悪い時だけ」

    リアム・ローソンは、アゼルバイジャンGPでキャリア最高位の5位を獲得した後も、ヘルムート・マルコから特に連絡を受けなかったと語った。しかしそれについて驚きはなかったという。なぜなら、マルコから電話がかかってくるのは「悪いレース」の後だからだ。

    ローソンは、来季の契約がまだ確定しておらず、レッドブルかレーシングブルズか、F1での将来が不透明な状況にある。

    ローソンは今季、レッドブルでシーズンをスタートしたものの、3回のQ1敗退により2戦で降格。レーシングブルズへ移された。

    現在、レッドブル首脳陣が2026年のラインアップを検討するなか、確定しているのはマックス・フェルスタッペンがレッドブルのエースとして参戦することのみだ。チームメイトはアイザック・ハジャーが有力視されているが、まだ正式決定ではない。レーシングブルズの2枠も同様に未定だ。

    そのレーシングブルズのシートを巡っては、F2スターのアービッド・リンドブラッドが1つを獲得するとの見方が強まっており、ローソンと現在レッドブルに所属する角田裕毅が、もう1つの枠を争っているとされる。しかし、マクラーレンのドライバー育成プログラムを離脱したアイルランド人レーサー、アレックス・ダンも候補に浮上してきた。

    ローソンは、アゼルバイジャンGPで予選3番手に入り、決勝では角田裕毅を抑えて5位を獲得。10ポイントを獲得し、レーシングブルズをコンストラクターズ選手権6位に押し上げ、アストンマーティンを上回った。
    それにもかかわらず、マルコから祝福や賛辞の電話はなかった。しかしローソンは、それを想定内として受け止めていた。

    「普通は悪いレースの後に電話がかかってくるから、特に聞いていないんだ」と、23歳のローソンは笑いながら語った。

    「僕たち全員にとって明らかなことだ。長くやってきて、良いパフォーマンスを示さなければこのスポーツに残れないということはよく分かっている」

    「正直なところ、今はそこに集中している。バクーは素晴らしかったけど、これからの数戦でも同じような結果を出す必要がある」

    レッドブル陣営の若手たちに残されたのは、あと数戦だ。マルコは、2026年のラインアップについてメキシコGP後には見通しを立てたいと明言しているが、必要なら年末まで待つとも語っている。

    「我々としては、メキシコの後に指針を持ちたい。年末が我々にとっての最終期限だ」と、マルコは先月RTLに語った。「角田裕毅とリアム・ローソンのパフォーマンスを見極めて、来年の正しい決断を下したい」

    リアム・ローソン ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    ローソンは、早く進展を知りたい気持ちはあるものの、それもまたF1ドライバーである以上避けられないことだと理解している。

    「本当なら明日にでも知りたいよ、正直なところ。でも、この陣営では少し待たされるのが普通で、今はそういう状況なんだ」

    「自分でコントロールできる唯一のことはマシンでのパフォーマンスだから、その答えが出るまで、それに集中するしかない」

    「複数年契約を結んでいても、結局のところF1の契約は破棄され得るものだと思う。だから本当に安心できるのは結果を出しているときだけだ。トップの数人を除けば、完全に安心しているドライバーなんてほとんどいないだろう」

    「でもこれは別に新しい感覚じゃない。僕たちはレッドブルのプログラムのなかで育ってきて、若い頃から成績を出すことだけがステップアップの道だと叩き込まれている。常にプレッシャーの中に置かれてきたから、今はスケールが大きくなっただけで同じことなんだ」

  • リアム・ローソン F1シンガポールGP初日にクラッシュ「マシンはとても強力」

    リアム・ローソン F1シンガポールGP初日にクラッシュ「マシンはとても強力」

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、マリーナベイ・ストリート・サーキットでの自らのマシンの速さは「とても強力」だと語った。しかし、FP2でのクラッシュによりその実力を示す機会を失った。

    ニュージーランド出身のローソンは、シンガポールGP金曜の2回目の走行でターン17の外側にヒットし、VCARB 02を大破。マシンはピットレーン入口付近にストップした。このアクシデントでセッション2度目の赤旗が出され、23歳のローソンはソフトタイヤでの低燃料予選シミュレーション走行を行う機会を失った。

    FP1を15番手で終えていたローソンは、この接触によりFP2を17番手で終了した。

    ローソンは1日を振り返り、クラッシュの経緯と前向きに捉えられる点についてこう説明した。

    「ターン16でちょっと縁石に乗りすぎて、左に跳ねてしまって、さらにターン17でも縁石を乗りすぎてしまったんだ。それでスピードを維持しようとしたけど、最後の最後でコントロールを失って壁に当たってしまった」

    「残念だ。全体的に見れば、マシンはとても速かった。今日は速さがあった。FP1では難しいセッションだったけど、いくつか試したものを元に戻して、FP2ではかなり良くなって、すごく快適に感じていたんだ。あの瞬間までは」

    「だから、壁に突っ込んでセッションを終えるのは本当に悔しいけど、そこまでの内容は良かった。少なくともショートランペースは現状かなり良さそうだ」

    リアム・ローソン F1 シンガポールGP ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    チームメイトのアイザック・ハジャーがFP2で2番手タイムを記録し、マクラーレンのオスカー・ピアストリに次ぐ速さを示したことで、レーシングブルズの潜在能力は明らかとなった。ローソンはその点を「救い」として強調した。

    「とても強力だと思う。他のチームが何をしているかは分からない。俺たちが何をやっているかは分かっていて、マシンの状態にはとても満足しているけど、まだまだ詰めていかないといけない。本当に差が小さいからね」

    「だから今夜さらにいくつか変更を加えて微調整する。今日の出来事から学んで、明日はうまくまとめたい」

  • アイザック・ハジャー F1シンガポールGP初日2番手も「見た目ほど速くない」

    アイザック・ハジャー F1シンガポールGP初日2番手も「見た目ほど速くない」

    アイザック・ハジャーは、F1シンガポールGP金曜フリー走行で2番手タイムを記録した後も、自身の速さを控えめに評価し「僕たちは見た目ほど速くはない」と強調した。

    レッドブルの姉妹チームであるレーシングブルズは、直近の好調な流れを受けてシンガポールに乗り込んだ。ハジャーはオランダGPでF1初表彰台を獲得し、続くアゼルバイジャンGPではチームがダブル入賞を果たしている。

    マリーナベイ・ストリート・サーキットでの初走行となった金曜フリー走行1回目で7番手につけたハジャーは、2回目ではさらに順位を上げ、首位オスカー・ピアストリ(マクラーレン)からわずか0.132秒差の2番手に食い込んだ。

    セッション後に結果について聞かれたハジャーは次のように答えた。

    「うん、クルマはよく走っている。ここは初めてだけど、このサーキットでは快適に感じていて、すごく気に入っている。でも正直なところ、僕たちは見た目ほど速くはないんだ」

    「まだ勝負には絡んでいるけど、アストンマーティンの方が速いと思う。僕たちがラップタイムを出したのはセッションのかなり遅い段階だったし、最初のプッシュラップでタイヤをうまく作動させられていない。だからまだやるべきことが残っている」

    アイザック・ハジャー F1シンガポールGP ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    フリー走行2回目は混乱の多い展開となり、ジョージ・ラッセルとチームメイトのリアム・ローソンのアクシデントによる2度の赤旗、さらにシャルル・ルクレールとランド・ノリスのピットレーン接触が発生し、走行時間は大幅に制限された。

    この状況でセッションをどう感じたか問われたハジャーはこう答えた。

    「本当に面倒だった。トラフィックが簡単じゃなかったし、ラップに入るたびに少しトラフィックに引っかかった。いいラップに入ったと思ったら赤旗だ。ちょっとフラストレーションが溜まったけど、僕たちは本当によく対処できたと思う」

  • アイザック・ハジャー F1シンガポールGP展望「ここを走ることを夢見てきた」

    アイザック・ハジャー F1シンガポールGP展望「ここを走ることを夢見てきた」

    アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)が2025年F1シンガポールGPを前に高いモチベーションを語った。初めて走るマリーナベイ市街地サーキットを「ずっと夢見てきた場所」と表現し、ナイトレース特有の舞台に胸を躍らせている。

    直近の数戦で見せた強さを継続すべく、チームの努力に感謝を示しながら「Q3進出とポイント獲得を狙う」と自信をのぞかせた。波乱の展開が常に待ち受けるシンガポールで、再び存在感を示せるか注目が集まる。

    「シンガポールは初めてで、ずっとここを走ることを夢見てきた」とアイザック・ハジャーはコメント。

    「とてもいい気分だし、チームがここ数戦で発揮してきたパフォーマンスを維持できるように本当に一生懸命取り組んでくれているのを知っているから、必ずまた素晴らしい結果を目指していく」

    「ここは何が起こっても不思議ではないサーキットのひとつだ。予選がカギになるし、正しい状態に持ち込めれば、またQ3に進出していいポイントを狙えると思う。ナイトレースのライトの下で再びステアリングを握るのが本当に楽しみだ」

    アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) F1 シンガポールグランプリ

  • リアム・ローソン F1シンガポールGP展望「初ポイントの地で再び結果を」

    リアム・ローソン F1シンガポールGP展望「初ポイントの地で再び結果を」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)が、2025年F1シンガポールGPを前に強い意気込みを示した。マリーナベイ・ストリートサーキットは幼少期から親しんできた舞台であり、F1で初めてポイントを獲得した特別な場所として深い思い入れがある。

    高温多湿の厳しい環境を承知のうえで、再びナイトレースに臨むローソンは、経験を糧に自らの力を示す決意だ。思い出のサーキットで、再びポイント獲得を狙う姿に注目が集まる。

    「子供の頃、F1ゲームで最もよく走っていたのがマリーナベイ・ストリートサーキットで、すぐにお気に入りのレースのひとつになった」とリアム・ローソンはコメント。

    「シンガポールは僕にとってF1での3戦目であり、初めてポイントを獲得した場所でもあるから、いつも素晴らしい思い出がよみがえる」

    「とても美しい場所だけど、同時に湿度も高く暑いので厳しい戦いになると思う。それでも今週末にまた戻って来られることにとてもワクワクしている」

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) F1 シンガポールグランプリ

  • レーシングブルズF1代表 ローソン残留に指令「完璧な週末を遂行せよ」

    レーシングブルズF1代表 ローソン残留に指令「完璧な週末を遂行せよ」

    レーシングブルズのチーム代表アラン・パーメインは、リアム・ローソンが来季もF1に残るためには「完璧」なレースウィークエンドをこなし、さらに「完璧」なマシン作りに貢献しなければならないと語った。

    ローソンのF1での将来は現在不透明であり、レッドブル・ファミリー内で来季の契約が確定しているのはマックス・フェルスタッペンのみとなっている。

    ローソンはシーズン序盤、レッドブルでフェルスタッペンと並んで苦難の2戦を経験した後、レーシングブルズに復帰。そこから調子を取り戻してきた。しかし、ジュニアのアービッド・リンドブラッドがF1デビューを待ち構えていることから、2026年にはローソンか角田裕毅のどちらかがシートを失うのではないかと憶測が広がっている。

    来季のシートを守るために必要なことについて尋ねられたパーメインは、RacingNews365を含むメディアに次のように語った。

    「アイザックと同じことだ。他の19人のドライバーたちがやろうとしていることと同じだ。完璧なレースウィークエンドを実行することだ」

    シーズン残り7戦となった今、各チームは来季の新しい技術規則に基づいたマシン開発に重点を置いている。そのため、勢力図に大きな変化が起きるとは考えていないとパーメインは説明する。

    「もう誰もアップグレードを投入しないだろうし、アップグレードを持ち込むチームがあるとはとても思えない」とパーメインは述べた。

    「つまり、我々は今あるものを持ってサーキットに来ているということだ。我々には今あるマシンしかない。だからローソンと彼のエンジニアたち、そしてイギリスやイタリア・ファエンツァからのサポートで、できる限り完璧なマシンを仕上げなければならない。そして彼には完璧なレースウィークエンドを届ける必要がある」

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

  • アストンマーティンF1 元レーシングブルズ戦略担当のニック・ロバーツを獲得

    アストンマーティンF1 元レーシングブルズ戦略担当のニック・ロバーツを獲得

    アストンマーティンは、F1 2026年シーズンに向けて、レッドブルの姉妹チームであるレーシングブルズの元シニア・ストラテジー・エンジニア、ニック・ロバーツを迎え入れることが分かった。これは昨年、レッドブルからF1デザイン界の巨匠エイドリアン・ニューウェイを迎え入れて以来の新たな補強となる。

    ニューウェイはF1史上最多となる200勝以上、通算25回のドライバーズおよびコンストラクターズタイトル獲得に関与してきた人物で、2025年3月にアストンマーティンのマネージング・テクニカル・パートナーという新設ポジションに就任した。

    現在ニューウェイは2026年の新規則に向けた最初のマシン「AMR26(仮称)」の開発に携わっている。2026年のF1は、50%の電動化、完全持続可能燃料、アクティブエアロダイナミクスが導入される新時代を迎える。また、アストンマーティンとホンダの待望の技術提携が始まる年でもある。

    今年6月には、ニューウェイの旧同僚であるジャイルズ・ウッドがシミュレーション&ビークルモデリング・ディレクターとして加入。モナコGPでニューウェイがシミュレーション精度に懸念を示した直後の補強だった。そして今回、レッドブル系列からアストンマーティンへ移籍する最新の人材としてロバーツが加わることになる。彼はガーデニング休暇を経て2026年にチームへ合流する見込みだ。

    ロバーツは最近、レーシングブルズでの任期が「早期終了した」と明かしていた。SNSでは「残りシーズンを一般ファンとして観戦できるのは10年ぶり。来年にはサーキットに戻るが、その前にガーデニングをする」とコメントし、緑のハートの絵文字を添えていた。この投稿がアストンマーティン移籍を示唆しているのではないかと噂されていた。

    レーシングブルズでのロバーツの役割は、レッドブルから移籍してきたギヨーム・デュクルーが引き継ぐことになる。彼はチーフストラテジストのマチュー・デュボワと連携し、かつてアルピーヌで共に働いた経験を持つ。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム F1ニック・ロバーツ(右から2人目)

    ロバーツは2016年にレッドブル・レーシングへレース戦略アナリストとして加入し、2022年末にはシニア・レース戦略アナリストへ昇進。ドライバー育成プログラムにも携わり、ジュニアカテゴリーにF1スタイルの分析を導入する役割を果たした。2024年初頭にレーシングブルズへ移り、同年の第3戦からピットウォールで戦略を指揮してきた。

    一方で、レッドブル・レーシングは2025年末に長年の戦略責任者ウィル・コートニーが離脱することが決まっている。マクラーレンがシンガポールGP後にコートニーをスポーティングディレクターとして獲得したためだ。マクラーレンは早期加入を模索したが、レッドブルは拒否し、コートニーは2025年シーズンいっぱいを現職で過ごす。彼は遅くとも2026年半ばまでにマクラーレンへ合流する見込みとされる。

    レッドブルは既に新たなシニア・ストラテジー・エンジニアの採用を進めており、長年チームを支えるハンナ・シュミッツがコートニーの業務を引き継ぐと見られている。

  • ヘルムート・マルコ「2026年がハジャーのレッドブルF1昇格のベストタイミング」

    ヘルムート・マルコ「2026年がハジャーのレッドブルF1昇格のベストタイミング」

    ヘルムート・マルコが、レーシングブルズで活躍するアイザック・ハジャーの2026年レッドブル昇格について、これまでで最も強い示唆を与えた。8月のオランダGPでルーキーとして表彰台を獲得したハジャーは、早くも将来のエース候補と目されている。

    マルコは、2026年に導入される新レギュレーションを「全員がゼロからのスタートになる」と強調し、昇格の最適なタイミングだと明言。角田裕毅の去就が注目される中、レッドブルの来季ラインアップは大きな転換点を迎えようとしている。

    アイザック・ハジャーは、2025年にレーシングブルズで見せた走りによって、現ルーキー世代の中でもっとも印象的な存在の一人となっている。そしてヘルムート・マルコが、来季ハジャーがレッドブルへ移籍する可能性について、これまでで最大の示唆を与えた。

    このフランス人ドライバーのシーズンを象徴するのは、8月のオランダGPでの表彰台だ。彼はメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリに続き、デビューシーズンで表彰台を獲得した2人目のルーキーとなった。

    オランダでの3位入賞以前から、ハジャーはレッドブル昇格の噂が立っており、レッドブルのシニアチームでキャリアをスタートして以降低迷している角田裕毅に結果を求めるプレッシャーが高まっていた。

    マックス・フェルスタッペンは、ハジャーの実力だけでなく、コース外での立ち振る舞いについても評価している。マルコの最新発言を受け、両者が2026年にレッドブルでコンビを組む可能性は一層高まっている。

    ヘルムート・マルコ「2026年がハジャー昇格に最適な時期」
    以前は昇格に懐疑的な姿勢を示していたハジャーだが、最近になって「何が来ても受け入れる準備ができている」と語り、2026年に向けたレッドブル移籍について心境を変えている。

    パドック内から、記者ロナルド・フォルディングはマルコの最新の考えを伝えた。

    「パドック内の人々は、ハジャーが来年フェルスタッペンの隣のシートに昇格する最有力候補であることをはっきりさせている。今日もまた新たなヒントがあった。ハジャー自身がザントフォールトとモンツァで、2026年のレギュレーション変更が昇格にとって最適なタイミングだと語っていたんだ」

    「マルコにも今日尋ねたが、彼も同意した。これらのグラウンドエフェクトカーは非常に特殊であり、来年は異なるドライビングスタイルが必要になる。多くのドライバーがゼロからのスタートを切ることになるため、それは確かに最良の時期だと言っていた。さらに彼は、予定通りメキシコGPまで決定を先延ばしにし、今後のレースを注意深く観察すると付け加えた。だが、すべての兆候がどこへ向かっているのかを明確に示している」

    イギリス人レーシングドライバーのジェイミー・チャドウィックも、角田裕毅のパフォーマンスを踏まえれば、ハジャーの昇格は避けられないと考えている。チャドウィックは、レッドブルはレーシングブルズではなく、トップチームである自チームのラインアップを優先すべきだと主張している。

    ハジャー昇格後、角田裕毅はどうなる?
    もし角田裕毅がレッドブルのシートを失えば、自然な行き先は、彼がキャリアの大半を過ごしてきたファエンツァ拠点のチーム(レーシングブルズ)となるだろう。

    しかし、そこでも競争が待ち構えている。マルコはアービッド・リンドブラッドにフルタイムでのF1デビューを与えたいと考えているからだ。

    もしマルコの思惑通りになれば、25歳の角田裕毅は2026年にF1のシートを失い、他チームでの居場所を見つけられなければグリッドを去ることになる可能性もある。

    その中で現実的な選択肢として残っているのはアルピーヌだ。チームに在籍するフランコ・コラピントの将来が不透明であるためだ。

    しかし、7月にクリスチャン・ホーナーから引き継いでチーム代表となったローラン・メキースは、角田裕毅をレッドブル・ファミリーから離すことに反対している。彼は、才能あるドライバーを早すぎる段階で手放すという前任者の過ちを繰り返したくないと考えている。

  • リアム・ローソン 「レッドブルF1昇格が目標になりすぎていた」

    リアム・ローソン 「レッドブルF1昇格が目標になりすぎていた」

    リアム・ローソンはバクーでキャリア最高のF1結果を残し、2025年序盤の苦戦とレッドブルからの降格から大きな巻き返しを果たした。2025年F1アゼルバイジャンGPは、ローソンにとってこれまでのF1キャリアで最高のリザルトとなった。

    濡れた路面のバクーでのQ3で見事なラップを決め、レーシングブルズのローソンは3番グリッドを獲得。決勝では両メルセデスに先行を許したものの、ピットアウト直後の角田裕毅をすぐに捉えて5位に浮上した。

    リアム・ローソンはバクーでキャリア最高のF1結果を残し、2025年序盤の苦戦とレッドブルからの降格から大きな巻き返しを果たした。2025年F1アゼルバイジャンGPは、ローソンにとってこれまでのF1キャリアで最高のリザルトとなった。

    濡れた路面のバクーでのQ3で見事なラップを決め、レーシングブルズのローソンは3番グリッドを獲得。決勝では両メルセデスに先行を許したものの、ピットアウト直後の角田裕毅をすぐに捉えて5位に浮上した。

    レーシングブルズのチーム代表アラン・パーメインは、ローソンが「終盤に20周完璧な走りをして、後ろのマシンを抑え込んだ」と称賛。レッドブルのアドバイザー、ヘルムート・マルコも英オートスポーツ誌に次のように語った。「とても良いバトルだった。我々は角田に対し、ピットイン前に速いラップを刻むよう指示した。つまり我々の側の目標は、彼がローソンの前に出ることだった。それは成功した。しかし明らかにタイヤは十分に温まっていなかった。だからローソンがチャンスを掴んでオーバーテイクした。2人の間には本当に良いバトルがあった。両者とも速く、角田は時に0.1秒差に迫っていた。それは両チーム間に競争があることを示している」

    ローソンが角田裕毅を抜いたことは象徴的でもあった。奇しくも角田裕毅は2021年アブダビGP以来の自己最高リザルトを記録したが、今季序盤の不振でレッドブルからローソンと交代させられた経緯がある。

    レッドブルは2025年に経験の浅いローソンを5年目の角田裕毅より優先して昇格させ、より大きな可能性があると見込んでいた。しかし、ローソンはオーストラリアGPと中国GPの予選で18位、20位、20位と相次ぎ失敗し、方針転換を余儀なくされた。

    ローソンはこの決定に不満を隠さず、公然と批判。自信を大きく損ない、レーシングブルズはまたしても半ば“見限られた”若手を立て直す役目を担うことになった。

    リアム・ローソン レッドブル F1 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    23歳のローソンは復帰当初こそ苦しんだ。2度の技術的トラブルに見舞われたものの、最初の9戦で新人チームメイトのアイザック・ハジャーに予選で8対1と大きく後れを取った。序盤はレースペースも悪く、接触などのインシデントに絡むことも多かった。

    しかしローソンの進歩は明らかだった。日本GPからカナダGPにかけての平均予選タイム差はハジャーに対して0.208秒(メカニカルトラブルを除く)。だが直近8回の予選ではその差はわずか0.009秒に縮まった。

    オランダGPでカルロス・サインツとの軽い接触によるパンクに見舞われた例外を除けば、ローソンはQ3進出時には必ずトップ8入りを果たし、非の打ち所のない走りを披露してきた。

    この夏以降、ローソンは26ポイントを稼ぎ、F1で8番目に多く得点したドライバーとなった。ミッドフィールド勢の中ではアレックス・アルボン(28ポイント)のみが上回り、ハジャーは18ポイントにとどまっている。レーシングブルズは直近3戦でコンストラクターズランキングを8位から6位に押し上げており、その貢献は明らかだった。

    この結果、ローソンの2026年に向けてレーシングブルズのシートを守る可能性は一層高まった。現時点ではレッドブル復帰の候補には入っていないものの、もはやそれは彼の夢ではない。

    「17歳でレッドブルのジュニアとして加入して以来、ずっとどうやってレッドブル・レーシングに到達するかばかりを考えていた。そこが自分の未来だと見ていた」とローソンは木曜のバクーGP会見で語った。

    「たぶん…いや、自分がなぜやっているのかを忘れたわけじゃないけど、それがあまりにも目標になりすぎていた。今は落ち着いて振り返ることができる。目標は常に勝つことであり、トップに到達すること。それがどこであるかにこだわる必要はない」