カテゴリー: ビザ・キャッシュアップRB

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1に心境「レーシングブルズとの別れは痛い」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1に心境「レーシングブルズとの別れは痛い」

    アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)は、来季レッドブル・レーシングへの昇格が有力視されるなか、現在のチームへの深い愛着を明かした。

    「もちろん僕の目標はレッドブルに行くことだ。それは隠せない。でも同時に、このチームを離れるのはとても痛いことだと思う。今、本当に楽しくやれているからね」とイタリア『Sky Sport』のインタビューで語っている。

    今季のハジャーは、ザントフォールトでの3位表彰台をはじめ、数々の印象的な走りで評価を高めてきた。レッドブル首脳陣も彼を“次のフェルスタッペン後継者”として高く評価しており、2026年に向けて昇格の機運が高まっている。一方で、角田裕毅の去就はいまだ不透明で、ヘルムート・マルコの発言からもハジャーの昇格が決定的とみられている。

    レーシングブルズはこれまでマックス・フェルスタッペンやセバスチャン・ベッテルを輩出してきた育成チームとして知られ、チームCEOのペーター・バイエルーも「来年までは手放してほしくない」と語るが、最終決定権はレッドブル側にある。

    レッドブルの決定は最終戦後へ 「僕は慣れてる」
    ハジャーはブラジルGPの木曜会見でも、レッドブル・グループの2026年ドライバー決定が最終戦後に持ち越されることについて冷静な姿勢を見せた。
    「僕は慣れてる。キャリアの中で、シーズンが終わる前に契約が発表されたことは一度もない。いつも最後の最後まで全力で走るだけ。レッドブルではそれが普通のことだよ」と語り、動じる様子を見せなかった。

    また、ルーキーシーズンを振り返り、「最初のレースが悲惨だったから、それを乗り越えてポイントを取れるようになったことが一番誇りに思える」と冷静に自己分析。さらに2026年の新レギュレーションについては、「今のマシンのままなら簡単だけど、新しい環境には誰もが苦労すると思う。でも今はF1という環境に慣れてきているから、1年前よりはずっと準備ができている」と語った。

    アイザック・ハジャー レッドブル F1

    ルーキー・オブ・ザ・イヤーの自覚
    イタリアGP時点で、ハジャーは予選で一度もQ1敗退がなかった唯一のドライバーとして注目を集めていた。直近のアメリカGPではクラッシュによりQ1落ちを喫したが、「まだ腹が立っている。だからこそ今はとてもハングリーだ。早くまたクルマに乗りたい」と闘志を燃やす。

    「今季のルーキーの中で自分が最も優れていると思うか」という質問に対しても、「そう思いたいけど、比較は難しいよ。キミ(アントネッリ)やガブリエル(ボルトレト)、オリー(ベアマン)とはクルマが違うからね。だから証拠はないけど、そう言いたい気持ちはある」と笑顔で答えた。

    ハジャー昇格は“既定路線”、残る課題は精神面の熟成
    ハジャーのコメントには、レッドブル昇格への確固たる意志と同時に、レーシングブルズへの深い愛情がにじむ。これはかつて角田裕毅がアルファタウリ時代に見せた忠誠心にも重なる姿だ。

    現在のルーキー勢の中で、ハジャーは間違いなくトップクラスの速さを示しており、特に予選での安定感が光る。一方で、オースティンでのクラッシュのように、限界を攻め過ぎる場面も残る。精神的な成熟こそが、彼を“次のレッドブル正ドライバー”へ押し上げる最後の要素となりそうだ。

  • リアム・ローソン F1マーシャル接触未遂騒動を説明「無根拠の非難に驚いた」

    リアム・ローソン F1マーシャル接触未遂騒動を説明「無根拠の非難に驚いた」

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、F1メキシコシティGPで起きたマーシャルとのニアミスをめぐり、メキシコ自動車連盟(FMM)が自らに非難の矛先を向けたことについて「非常に驚いた」と語った。

    決勝序盤、ローソンはコース上を横断していた2人のマーシャルと接触寸前となる危険な場面に遭遇したが、FIAの調査では「適切に減速し、正しい反応を示した」と結論づけられており、ローソンの責任は完全に否定された。

    FMMは当初、「十分な注意義務を果たさなかった」としてローソンを批判する声明を発表していたが、FIAは公式見解でこれを否定し、同選手を擁護した。

    「FIAの声明がすべてを示している」
    ローソンはサンパウロGP開幕前、スカイスポーツF1の取材に応じ次のように語った。

    「最初に報道を見たとき、本当に驚いた。FIAがすぐに事実関係を確認してくれたことに感謝している。徹底的に調査が行われて、車載データもすべて確認された。FIAの声明は非常に明確で、事実に基づいていた」

    「正直なところ、今でもあんな根拠のない投稿が出されたことに驚いている」

    「急な回避行動は逆に危険だった」
    ローソンは、マーシャルたちが横断してきた瞬間、自分の動きで彼らを動揺させないよう最大限注意していたと説明した。

    「こういうとき、大きくスウェーブしたり、急ハンドルを切ったりするのを想像する人もいると思うけど、それは逆に危険なんだ。誰かに向かって走っているとき、その人がどっちに動くか分からないだろ?」

    「僕は彼らが横断しているのを見た瞬間、できるだけ一定のラインを保ち、乱れた動きを見せないようにした。そうすれば彼らもそのまま同じ方向に走り抜けるはずだからね。もし僕が急に避けようとしたら、驚いて戻ってくる可能性もある」

    「結局、週末を通して最も外側のラインを使って安全に抜けた。それが事実であり、FIAの調査結果もまさにそれを示していた」

    冷静な判断で危機回避、FIAが全面支持
    この一件は、ドライバーの反応速度や判断力が問われる極めて危険な状況だったが、FIAの評価は明確だった。ローソンは黄旗区間で減速し、かつマーシャルの行動を冷静に見極めた上で最も安全な回避を実行したとされる。

    メキシコGP後、SNS上ではローソンへの非難が一部で広がったが、FIAの最終判断により誤解は解かれた。今回の件は、F1現場における安全オペレーションと責任分担のあり方を改めて浮き彫りにした形となった。

  • リアム・ローソン F1ブラジルGP展望「マシンを最適化して強い形にしたい」

    リアム・ローソン F1ブラジルGP展望「マシンを最適化して強い形にしたい」

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、4戦を残す2025年F1シーズン終盤戦に向け、ブラジルGPへの高いモチベーションを語った。インテルラゴスは彼にとって特別なサーキットであり、昨年は波乱の天候の中で激戦を経験している。

    今回のブラジルGPでは路面の再舗装が行われ、全チームにとって新たな要素となる。ローソンはその変化を受け入れつつ、マシンの最大化を誓った。

    「残り4戦になったけど、ブラジルは歴史ある特別なサーキットで走れるのが本当に楽しみだ」とローソンはコメント。

    「昨年ここで初めてF1を走ったけど、天候が狂っていてすごく激しい週末だった。今回もそうなる可能性はあると思う」

    「トラックは再舗装されたので、去年のようなバンピーな状況とは違うはず。チーム全体でマシンを最適化して、この週末をできる限り強い形にしたい」

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) F1 ブラジルグランプリ

  • アイザック・ハジャー F1ブラジルGP展望「変わりやすい天候はチャンス」

    アイザック・ハジャー F1ブラジルGP展望「変わりやすい天候はチャンス」

    レーシングブルズのアイザック・ハジャーは、メキシコGPでの苦戦を経て、F1ブラジルGPでの巻き返しに意欲を見せている。サンパウロではスプリントフォーマットが採用されるため、ルーキーにとっては多忙かつチャレンジングな週末となる。

    ハジャーは今季初めてインテルラゴス・サーキットを走ることになるが、混乱を呼びやすい天候とレイアウトを前向きに捉えている。

    「メキシコでは僕たちのマシンにあまり合わないコースだったので難しい週末になった」とハジャーはコメント。

    「チーム全体であらためてすべてを見直し、ブラジルに向けて自信を持っている。スプリント週末だし、このトラックを走るのは初めてだからすごく楽しみだ」

    「天候が変わりやすいので、チャンスはたくさんあると思っている」

    アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) F1 ブラジルグランプリ

  • 角田裕毅とローソンのレッドブルF1残留争い:ミンツラフCEOが介入との報道

    角田裕毅とローソンのレッドブルF1残留争い:ミンツラフCEOが介入との報道

    レッドブルのスポーツ部門責任者であるオリバー・ミンツラフが、角田裕毅のF1残留問題に関与する可能性が浮上している。角田裕毅とリアム・ローソンの2人は、2026年のF1シーズンに向けたレッドブル系最後の1席を争っており、現在その決定が先延ばしになっているという。

    F1Nationポッドキャストに出演したジャーナリストのエリック・ファン・ハーレンによると、当初メキシコGP後に決定するとされていた来季のドライバーラインナップは、現在「11月末から12月初旬」にずれ込む見通しだという。

    これは、レッドブル内の承認プロセスが複雑化しているためで、チーム代表のローラン・メキース、上級顧問のヘルムート・マルコに加え、最終的にはミンツラフの承認が必要とされている。

    「チームの上級顧問であるヘルムート・マルコは何週間も前から『決定はメキシコ後になる』と言っていた」とファン・ハーレンは説明した。

    「しかしメキシコでは『カタールかアブダビ、あるいは11月末から12月初め』と話していた。4人のドライバー構成を確定したいということだ。フェルスタッペンは確定しているが、残り3人を巡って議論が続いている」

    「マルコはハジャーをレッドブルに、アービッド・リンドブラッドをレーシングブルズにと考えているが、決定権を握るのは彼だけではない。メキース、そしてレッドブルのスポーツ部門を統括するオリバー・ミンツラフの判断も関わってくる」

    現在、アイザック・ハジャーのレッドブル昇格とリンドブラッドのレーシングブルズ加入が既定路線と見られており、残る1枠を巡って角田裕毅とローソンが競っている。今季、角田裕毅は第3戦からレッドブルに昇格したが、期待された結果を残せていない。一方で、開幕2戦でシートを失ったローソンは、その後の成績で角田裕毅を上回っている。

    角田裕毅 レッドブル F1

    角田裕毅の支えとなるか、ホンダの影響力
    ホンダは2026年からアストンマーティンのワークスパートナーとなるが、個人スポンサーとして角田裕毅を支援し続ける可能性がある。レッドブルがこの支援を収益面で重視すれば、ミンツラフにとっても「魅力的な選択肢」となり得る。

    ただし、チームとしては今季のタイトル争いとコンストラクターズ2位の確保を最優先しており、角田裕毅に「来季のシート喪失」を早期に伝えることでモチベーション低下を招くことを懸念している。そのため発表がギリギリまで引き延ばされているという。

    ハジャーはポストシーズンテストでレッドブルのマシンをドライブする意向を示しており、そのためには12月8日までに正式発表が必要とされる。つまり、角田裕毅とローソンには今週末のサンパウロGP、そして11月23日のラスベガスGPという「あと2戦」で運命を左右するチャンスが残されている。

    Source: F1 OVERSTEER

  • アービッド・リンドブラッド陣営 F1昇格に自信「角田裕毅より精神面で成熟」

    アービッド・リンドブラッド陣営 F1昇格に自信「角田裕毅より精神面で成熟」

    アービッド・リンドブラッド(18歳)は、2026年にレーシングブルズからF1デビューする可能性を視野に入れている。チームメイトは角田裕毅、もしくはリアム・ローソンになる見通しだ。

    アイザック・ハジャーがレッドブル本隊への昇格を果たすと見られており、リンドブラッドが昇格すれば、2025年にマックス・フェルスタッペンのチームメイトだった2人の“再共演”を阻む形となる。

    若手ながら、リンドブラッドはチームの将来像の中心的存在として高く評価されている。一方、角田裕毅とローソンは「過去の世代」として位置づけられつつある。

    リンドブラッドのマネージャー「ローソンや角田裕毅と違い、精神的な強さがある」
    『The Race』誌によると、リンドブラッドのマネージャーであるオリバー・ローランド(元ウィリアムズF1開発ドライバー、2025年のフォーミュラE王者)は、これまでに何度も彼と対話を重ねてきたという。

    ローランドは、「リンドブラッドにはローソンや角田裕毅と同じ問題を避けるだけの“精神的なキャパシティ”と成熟度がある」と語った。

    2人はいずれもレーシングブルズで印象的な走りを見せたが、レッドブル本隊昇格後のチャンスを活かしきれずに苦戦した。特にローソンは、わずか11戦の経験で昇格を果たしたことが影響したとされる。

    現在F2でランキング7位のリンドブラッドは、2026年に唯一のルーキーとしてF1グリッドに加わる可能性がある。ローランドは「彼のシーズンには浮き沈みがあるが、F2の結果は必ずしもF1の指標にはならない」と指摘。ハースF1チームで成功を収めたオリバー・ベアマンの例を挙げ、長期的な視点での成長に自信を示した。

    角田裕毅 レッドブル F1

    メキシコで角田裕毅を上回るパフォーマンス
    リンドブラッドはメキシコGPのフリー走行1回目で角田裕毅を上回るタイムを記録し、レッドブルの期待を上回る走りを披露した。ローラン・メキース代表は「異なるプログラムを走っていた」と強調したが、リンドブラッドが昇格に近づいた印象を与えたのは事実だ。

    また、F1実況者のデイビッド・クロフトは「リンドブラッドの2026年のチームメイトにはローソンが残留するだろう」と予想している。

    歴史的に見てもレーシングブルズのドライバーは1年契約が基本であり、2人が短期契約で2026年を戦う可能性が高い。

    リンドブラッドが示す“次世代ドライバー像”
    ローランドが指摘する「精神的成熟度」は、リンドブラッドの最大の武器といえる。ローソンと角田裕毅が直面した「プレッシャー下での適応」という課題を克服できるかどうかが、昇格後の成否を左右するだろう。

    また、メキース代表の下での開発ドライバー経験は、2026年以降のレーシングブルズ再編成においても重要な役割を果たす可能性がある。

  • アイザック・ハジャー「今季は練習期」 2026年F1レギュレーションは頭脳勝負

    アイザック・ハジャー「今季は練習期」 2026年F1レギュレーションは頭脳勝負

    レーシングブルズのアイザック・ハジャーは、2026年から導入されるF1新技術レギュレーションに向けて、現在のシーズンを「練習期間」と位置づけていると語った。

    ルーキーイヤーの2025年はオランダGPで3位表彰台を獲得するなど好調で、今季の台風の目となっている。

    その一方で、レッドブル・レーシングでは角田裕毅が苦戦しており、ハジャーは来季フェルスタッペンのチームメイトとして昇格する最有力候補と目されている。

    レッドブル体制の変化と指導陣への信頼
    今年はレッドブル陣営に大きな変化があった。チーム代表クリスチャン・ホーナーの退任を受け、後任にはローラン・メキースが就任。

    さらにレーシングブルズではアラン・パーメインがチーム代表に昇格した。

    ただし、ハジャーはその変化を「大きな違いではない」と強調する。

    「変わったという感じはしなかったよ。アランはもともとチームにいたし、まったく別のチームから新しい人が入ってきたわけでもない」とハジャーは語る。

    「どちらかというと、2人ともそれぞれの役割で“昇格した”という感じなんだ」

    「何よりいいのは、彼らがエンジニアリングのバックグラウンドを持っていること。ドライバーとして信頼できるし、とても興味深い」

    「ビジネスマンであり技術者でもある──これは大きなアドバンテージだね」

    2026年に向けた準備期間「来年は頭脳が勝負」
    2026年には新しいシャシーとパワーユニット規定が導入され、マシンの操縦性やセットアップのアプローチも根本から変わる。

    そのためハジャーは今季を「次世代マシンに備えるための土台」と捉えている。

    「来年は開発がものすごく重要になる。僕がフィードバックするとき、それがチームを正しい方向へ導くように意識している」とハジャーは説明。

    「今季はそのための“練習期間”なんだ」

    「来年は頭をどう使うかが勝敗を分けるシーズンになると思う」

    分析:新時代に向けた“学習型ルーキー”の成熟
    ハジャーの発言は、単なる意欲表明にとどまらず、2026年を見据えた戦略的姿勢を示している。

    彼はドライビング技術だけでなく、開発への関与やデータ理解に重きを置き、「思考力で勝つ」次世代ドライバー像を体現し始めている。

    一方で、ローラン・メキースとアラン・パーメインという技術畑のリーダーを擁する現体制は、彼にとって理想的な“育成環境”とも言える。

    ルーキーイヤーを通じてハジャーがどこまで学び、2026年の新時代に向けてどんな成長を見せるのか──その進化が今、静かに始まっている。

  • リアム・ローソン 愛車スバル・フォレスターをチャリティオークションへ出品

    リアム・ローソン 愛車スバル・フォレスターをチャリティオークションへ出品

    レーシングブルズのリアム・ローソンが、自身の初代愛車である2000年式スバル・フォレスターをチャリティのためにオークションに出品した。オークションはニュージーランドのサイト「Trade Me」で行われ、収益は同国の若者メンタルヘルス支援団体「I AM HOPE」に寄付される。

    ローソンは「このプロジェクトをできる限りクールな形で完成させて、『I AM HOPE』のためにオークションに出したかった。多くの人がこのチャリティとつながりを持っていて、僕自身もそうなんだ」と語っている。

    I AM HOPE ― 若者の心を支えるチャリティ
    「I AM HOPE」は、過去10年間でニュージーランド国内の40万人以上の子どもや若者にメンタルヘルス支援を提供してきた団体。ローソンは「予想よりずっと長いプロジェクトになったけれど、ようやくオークションに出せることにワクワクしている。いくつかのトラブルもあったけど、ついに完成したんだ。若者、特に男性の心の健康に光を当てられたら嬉しい。ちょうど『ガンブート・フライデー』の時期でもあるしね」と述べた。

    「キウイの優しさの象徴」と創設者マイク・キング
    団体創設者のマイク・キングはローソンの支援に感謝を示した。

    「これは“キウイの優しさ”の最高の形だ。大切にしてきた初めての車を再生して、それを何千分もの無料カウンセリングの時間に変えてくれた。オークションで入札する人は、ただ車を買うんじゃない。困っている若者に必要なときに時間を与えるんだ。ローソンとマット・スティーブンスの素晴らしい努力に感謝している」

    300馬力の特別仕様「世界で最も高価なフォレスター」
    車両の製作にはマット・スティーブンスが協力。ポッサム・ボーン・モータースポーツによるW20Cショートブロックをフルリビルドし、VF34 STIターボやハイフローポンプ、ARPヘッドスタッド、フルターボバック排気系などを装備。出力は300馬力超を誇る。

    さらに、Whiteline製スタビライザーやストラットバー、BGワールドホイール製5スポークアルミとセミスリックタイヤを採用。スティーブンスは「25,000ドル以上を費やした。おそらく世界で最も高価なフォレスターだろう」と笑う。

    リアム・ローソン F1 スバル・フォレスター

    リアム・ローソンのサイン入り「#30」号車
    外装はサテン・ダークグレーのラッピング、ヤキマ製ルーフボックス付きルーフラックを装備。内外装ともにセラミックコーティングが施されている。新エンジンは走行1,000km未満で、ローソンのレーシングナンバー「30」と直筆サインが入る特別仕様車だ。

    スティーブンスは「最初に手を入れた頃からここまで変貌したのを見ていると、手放すのは少し寂しいけど、もともと『I AM HOPE』への寄付を目的にしていたから、ようやく実現できて嬉しい」と語った。

    若者の未来をつなぐ「走る支援」
    このフォレスターは、単なるカスタムカーではなく、若者たちの心を支えるための“走る希望”となる存在だ。ローソンがF1ドライバーとして成功を収めた今、自らの原点である一台が、新たな世代への支援という形で再び走り出そうとしている。

  • リアム・ローソン レッドブルF1決断先送りはヘルムート・マルコ影響力低下?

    リアム・ローソン レッドブルF1決断先送りはヘルムート・マルコ影響力低下?

    レッドブルF1が2026年のドライバー体制発表を先送りにしている。その背景には、リアム・ローソンの去就判断をめぐってチーム内部の意見が割れていること、そして長年チームの人事に強い影響を及ぼしてきたヘルムート・マルコの発言力が低下している現状があるとされる。

    チーム代表ローラン・メキースをはじめ、経営側の判断プロセスが強まりつつある中で、マルコの主導で進められてきたドライバー選抜体制は変化を迎えている。

    レッドブルはローソンを含む4人のドライバー構成を年内に決定する見通しだが、発表の遅れがその“権力構造の変化”を象徴している。

    ブランドル「ハジャー昇格は時期尚早」
    元F1ドライバーで現在解説者のマーティン・ブランドルは、「理想的にはアイザック・ハジャーをまだ昇格させるべきではない」と指摘している。

    ブランドルは「2026年の新レギュレーションでは経験値がこれまで以上に重要になる。ハジャーにはまだその蓄積が足りない」と語り、ルーキーにとって未知のマシン環境を理由に慎重な判断を促した。

    こうした見方は、メキース体制下のレッドブルでも共有されているとみられ、チームとしても若手育成と結果重視の間で板挟みの状態にある。

    角田裕毅の発表を遅らせる“経済的理由”
    報道によると、レッドブルは角田裕毅のシート喪失をこの段階で発表することで約3,800万ポンド(約74億円)もの損失リスクを懸念しているという。

    シーズン終盤のコンストラクターズ選手権2位争いを控える中、仮に「来季不在」が明らかになった角田が成績を落とした場合、チーム全体の評価やスポンサー収益に悪影響を及ぼす可能性がある。

    そのため、チームは最終決定をアブダビGP後まで保留する方針とみられる。こうした“沈黙”もまた、従来のマルコ主導による即断型の人事とは対照的だ。

    「マルコが全てを決める時代は終わった」
    オランダ人記者エリク・ファン・ハーレンは、「マルコが単独で決断する時代は終わった」と明言。

    「マルコはこれまで、メキシコGPの後に翌年の4人のドライバーを発表する、と何度も言ってきた。だが今では、それは11月末か12月初旬、アブダビでの最終戦後になるだろう」と指摘した。

    ファン・ハーレンによれば、マルコが理想とする構成は

    ■レッドブル・レーシング:マックス・フェルスタッペン/アイザック・ハジャー
    ■レーシングブルズ:角田裕毅またはリアム・ローソン/アービッド・リンドブラッド

    という明確な図式だが、最終決定権はもはや彼一人にないという。メキースやオリバー・ミンツラフを含む経営陣が“チーム運営の新時代”を形成している。

    ローソンの正念場 残留の鍵は“結果”
    リアム・ローソンは今季、F1で最多リタイア数を記録しており、前戦メキシコGPでも序盤でリタイア。過去6戦で入賞できたのはわずか1回にとどまっている。
    チーム内では「残り数戦で2〜3回はポイントを獲得しなければ厳しい」とする見方も出ており、今後のレースがF1キャリア継続を左右する分岐点になる。

    ローソンには十分なスピードがあると評価されているが、結果でそれを裏付けなければ昇格も残留も厳しくなる。メキース体制のもとでは、「潜在力より実績」を重視する姿勢が一層強まっているからだ。

    レッドブルF1の“決断遅延”が示す組織変化
    今回の決断先送りは、単なる人選の迷いではなく、チーム内の権力構造が変化している兆候でもある。
    長年にわたり若手発掘と昇格を一手に担ってきたヘルムート・マルコの役割は縮小し、経営側の戦略判断が優先される新体制へと移行しつつある。

    ローソン、角田、ハジャー、リンドブラッド──。

    彼ら4人の行方をめぐる最終判断は、レッドブルが“マルコ時代”から“組織主導時代”へと転換する試金石となるだろう。

    Source: F1 OVERWSTEER

  • 「リアム・ローソンに過失なし」 FIAがF1マーシャル接触未遂について声明

    「リアム・ローソンに過失なし」 FIAがF1マーシャル接触未遂について声明

    FIA(国際自動車連盟)は、F1メキシコGPで発生したリアム・ローソン(レーシングブルズ)と2名のマーシャルに関する危険な接触未遂について、ローソン側に一切の過失はなかったと正式に発表した。

    FIAは声明の中で、当該シーンのテレメトリー(車両データ)を精査した結果、ローソンがダブルイエローフラッグ(追い越し禁止・減速義務)に対して適切に対応していたことを確認したと述べた。

    「カーナンバー30のドライバー、リアム・ローソンは当該エリアで表示されていたダブルイエローフラッグに正しく反応し、他のラップよりも早くブレーキングを行い、ターン1へ大幅に減速して進入していたことが確認された。彼に過失はない」と声明には記されている。

    OMDAI(メキシコ自動車連盟)の発表とFIAの見解の食い違い
    このFIA声明は、前日OMDAI Sport Mexico(メキシコ自動車連盟)が発表した内容を受けて出されたものだ。OMDAI側は、ローソンがダブルイエロー下で十分に減速していなかったとして、責任をレーシングブルズのドライバーに全面的に帰していた。

    しかしFIAの調査によれば、マーシャルがコースに入ったタイミングに問題があり、現場では当初「隊列通過後にコースイン」という指示が出ていたが、ローソンが事故修復のためにピットインして再合流した際、レースディレクターのルイ・マルケスがその指示を撤回していたという。
    この撤回が現場に十分伝わらず、一部のマーシャルが誤って作業を開始したことが今回の危険な状況を招いたとされている。

    OMDAIの声明では、この「指示撤回」の事実には触れられていなかった。

    FIA「このような事態は決して望ましくない」
    FIAは今回の件を「重大な安全事案」と位置づけ、関係各所と協力して内部調査を継続中であることも明らかにした。

    「マーシャルが走行中の車両の前に出てしまうような事態は、我々としても決して望むものではない。この件を重く受け止め、手順の改善につなげるための内部調査を進めている」と声明は続く。

    また、調査は多言語の無線通信ログや現場映像など多様な証拠を突き合わせる必要があるため、最終的な報告には時間を要するとも述べている。
    最終報告は、全関係者間の照合が完了次第、公開される予定だという。

    FIAがボランティア・マーシャルへ感謝
    最後にFIAは、「今回の出来事が深刻な結果に至らなかったのは幸いであり、日々献身的に働くボランティアとマーシャルに心から感謝したい。彼らの存在なくしてF1の安全運営は成り立たない」と結んでいる。

    リアム・ローソン F1

    ローソンの潔白確認で焦点は「現場手順の伝達」へ
    今回のFIA声明により、ローソンのドライバーとしての対応は完全に正当だったことが明確となった。
    一方で、レースディレクションと現場オペレーションの間での「指示の伝達ミス」が重大な安全リスクを引き起こした可能性が高く、今後の焦点はマーシャル出動のプロトコル改善へと移る。

    特に、ピットイン車両の再合流タイミングと現場作業開始命令の整合性をいかに確保するかが問われる。
    このケースは、現代F1における“多層的な安全管理”の難しさを浮き彫りにしたと言えるだろう。