カテゴリー: ビザ・キャッシュアップRB

  • 角田裕毅 F1オランダGP決勝「僕の方の戦略はうまくいかなかった」

    角田裕毅 F1オランダGP決勝「僕の方の戦略はうまくいかなかった」

    角田裕毅は、2024年F1オランダGPの決勝を17位で終え、「僕の方の戦略はうまくいかなかった」とチームがとった戦略に疑問を呈した。

    11番グリッドの角田裕毅は、スタートでソフトタイヤを選択した3人のドライバーの一人だった。だが、スタートでソフトの優位性を生かせずポジションを落とし、負のスパイラルに陥った。

    そこからミディアム、ハードと繋ぐ2ストップ戦略をとった角田裕毅だったトラフィックのなかでペースは上がらず、ハードタイヤの最終スティントは1ストップ勢とほぼ同じシークエンスとなり、最終的にポジションを6つ落として周回遅れの17位でフィニッシュ。

    チームメイトのダニエル・リカルドが今回の主流となったミディアム、ハードと繋ぐ1ストップで14番グリッドとから12位と順位を上げてフィニッシュしたことを見ても、角田裕毅は自分の戦略は間違いだったと考えている。

    RBのテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンも「裕毅の戦略は我々の望み通りにはいかなかったため、彼にとってレースは難しいものとなった」と認めている。

    RBのチーム代表を務めるローラン・メキースも「レースではポジションを上げるためにいくつかのことを試し、裕毅を2ストップレースにするというリスクを冒したが、明らかにうまくいかず、レースのほとんどでトラフィックに巻き込まれた」と認めた。

    角田裕毅は「戦略をガレージで分けたのですが、今回はうまくいきませんでした」と語った。

    「特に僕の方はうまくいきませんでした。2回のピットストップで50:50になることは分かっていましたが、ピットインした周回が遅すぎましたし、タイミングも間違っていました」

    「ソフトタイヤを使用し、スタートでポジションを1つ落としてしまったのは確かに理想的ではありませんでした。その後はトラフィックにはまり、常にダーティエアの後ろにいました」

    「スタートした位置から大きく順位を落としてレースを終えたのはかなり悔しいです。チームとしてもっと良い結果を残せたはずです。でも、僕たちはそこから学ぶことができますし、改善し、将来に向けて取り組きます」

    角田裕毅 2024年F1 オランダGP 決勝

  • 角田裕毅 F1オランダGP予選Q2敗退「バランス変更を検証する」とRB幹部

    角田裕毅 F1オランダGP予選Q2敗退「バランス変更を検証する」とRB幹部

    ビザ・キャッシュアップRBのテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、2024年F1オランダGPの予選を振り返った。

    金曜日のFP2のドライ走行では、角田裕毅が7番手と好位置につけていたRBだが、土曜日になると状況は一変。角田裕毅はQ2進出を果たしたものの、0.1秒強差でトップ10シュートアウトを逃した。チームメイトのダニエル・リカルドはQ1で敗退して16番手とチームにとっては苦しい展開となった。

    「両ドライバーの予選1回目の走行は、ラップタイムの面で我々の期待を下回るものだったが、2回目の走行は改善された」とジョディ・エギントンは語った。

    「空力バランスとツールの設定に若干の変更を加え、Q2に向けた裕毅の車のバランスを前進させ、タイヤからより多くを引き出すことができたが、このステップと最終ラップは非常に好調だったにもかかわらず、最終コーナーで0.1秒強足りなかった」

    「Q2セッションは非常に混戦だった。もちろん、Q2でとった方向性について、さらなるステップアップが可能だったかどうかを検証するつもりだ。予選ラップタイムが拮抗している状況では、細かい部分もすべて重要だからだ」

    「明日以降のことを考えると、FP2のロングランペースはまずまずだった。序盤から前方のマシンに追いつくことができれば、ミッドフィールドのトップに躍り出て、チャンスをものにできるはずだ」

    角田裕毅 F1 オランダGP

    角田裕毅(13番手)

    「予選はフリー走行2の調子から大きく後退してしまったようで、とても残念です。走行ラップには満足していたのですが、なにかしらの原因でペースが大きく落ちてしまいました。難なく予選Q2に進めると思っていたのですが、予選Q1ですらとても苦労しました。トップ10入りはとても僅差の争いでした。ペースが落ちてしまった原因を探さなければなりませんが、ポイント獲得に向けて悪くない位置からスタートができます。ここ2日間は不安定な天候が続いていて、このサーキットではなにが起こるか分からないと昨年のレースで経験しましたが、ベストを尽くして戦います」

    ダニエル・リカルド(16番手)
    「風が強くタフなコンディションでの一日だった。予選ではクリーンラップを走ることがとても難しく、ほかのマシンと比べても僕たちの方がより苦戦をしていたように感じた。昨晩セットアップを調整したので今日のパフォーマンスに期待していたが、速さが足りずギリギリの走行だった。いくつかのコーナーではリアが滑ってしまい、マージンを取りながら走っていたためプッシュが思ったようにできず、よいラップにつなげることができなかった。このサーキットはコースが狭くオーバーテイクが簡単ではない。予選Q1で終わってしまったことは明日の決勝に影響してしまいそうだが、できる限りのことをしたいと思う」

  • ダニエル・リカルド F1オランダGP予選「思うようにプッシュできなかった」

    ダニエル・リカルド F1オランダGP予選「思うようにプッシュできなかった」

    ダニエル・リカルドは、2024年F1オランダGPの予選でQ1敗退を喫し、16番手で終えた。

    「風が強く、全体的に厳しいコンディションのなかでの走行は間違いなくトリッキーだった。予選でクリーンラップをまとめるのは本当に難しく、おそらく他のドライバーよりも少し苦労したように感じた」とダニエル・リカルドはコメント。

    「昨夜のセットアップで、今日に向けて期待できるものが見つかったが、残念ながら十分な速さがなく、まさにナイフの刃の上を歩いているような状態だった。いくつかのコーナーではリアが滑りそうになっていたので、少し余裕を持たせる必要があった。そうすると遅くなってしまい、思うようにプッシュできなかった。それが、いいラップを刻めなかった理由だ」

    「Q1で予選落ちしたのでは、明日のレースに有利になることはない。コース幅が狭く、簡単にオーバーテイクができるようなサーキットでもないからだ。でも、何が起こるか見てみよう」

    ダニエル・リカルド(RB・フォーミュラワン・チーム) 2024年F1 オランダGP

  • 角田裕毅 11番グリッドに昇格 アルボンとハミルトンにペナルティ

    角田裕毅 11番グリッドに昇格 アルボンとハミルトンにペナルティ

    角田裕毅(RB)は、F1オランダGPの決勝を11番グリッドからスタートする。

    F1オランダGPの予選、角田裕毅はQ2で敗退して13番手タイムでセッションを終えた。しかし、予選後、8番手のアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)が失格、12w番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)に3グリッド降格ペナルティが科された。

    アレクサンダー・アルボンは、フロアがFIAの合法性チェックに準拠していないことが判明。予選結果から失格となった。

    ルイス・ハミルトンは、予選Q1でセルジオ・ペレス(レッドブル)の走行を妨害したと判断された。

    その結果、角田裕毅は11番グリッドに昇格することになった。

    F1オランダGP スターティンググリッド(暫定)

    1.ランド・ノリス(マクラーレン)
    2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    3.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    4.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    5.セルジオ・ペレス(レッドブル)
    6.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    7.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    8.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    9.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    10.カルロス・サインツJr.(フェラーリ)
    11.角田裕毅(RB)
    12.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
    13.ケビン・マグヌッセン(ハース)
    14.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    15.ダニエル・リカルド(RB)
    16.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    17.バルテリ・ボッタス(ザウバー)
    18.周冠宇(ザウバー)
    19.ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
    20.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)

  • RB F1オランダGP初日「角田裕毅の最速ラップはトラフィックも影響」

    RB F1オランダGP初日「角田裕毅の最速ラップはトラフィックも影響」

    ビザ・キャッシュアップRBのレーシングディレクターを務めるアラン・パーメインが、2024年F1オランダGP初日のフリー走行を振り返った。

    ウェットコンディションでスタートしたFP1では、角田裕毅が14番手、ダニエル・リカルドが19番手と下位でのスタートとなったが、アラン・パーメインはマシンにリスクを負わせないようにしたと説明。

    ドライコンディションとなったFP2では、角田裕毅が7番手と好タイムをマークしたが、最速ラップはトラフィックの影響があったとパーメインは語った。

    「天候と強風で難しい朝となり、FP1では少し慎重になり、マシンにリスクを負わせたくなかったため、それがタイムシート上の順位に反映されてしまった」とアラン・パーメインはコメント。

    「FP2はパフォーマンス面でずっと良いセッションだった。まだ見つけなければならないラップタイムがある」

    「裕毅の最速ラップでは少しトラフィックに引っかかり、ダニエルはバランスに満足していないようで、リアエンドに少し苦戦しているようだ」

    「たくさんの良いフィードバックを得ているし、一晩かけて検討するための情報も得られている。明日には改善できると確信している」

    RB・フォーミュラワン・チーム F1 オランダグランプリ 角田裕毅

  • 角田裕毅 F1オランダGP初日「シーズン後半戦の良いスタートが切れた」

    角田裕毅 F1オランダGP初日「シーズン後半戦の良いスタートが切れた」

    角田裕毅は、2024年F1オランダGP初日のフリー走行を7番手で終え、「シーズン後半戦の良いスタートが切れた」と語った。

    ウェットコンディションでスタートしたFP1で14番手だった角田裕毅は、セッションを通してドライコンディションとなったFP2で7番手タイムをマーク。RBは今大会でマイナーなアップグレードを投入しているが、ザントフォールト・サーキットでトップ10入りと幸先の良いスタートを切った。

    「間違いなくシーズン後半の良いスタートが切れました」と角田裕毅はコメント。

    「特にFP2ではトップ10に入ることができました。マシンの感触はかなり良かったです。明日の予選に向けては少しの微調整が必要ですが、それほど遠くはありません」

    「このような風があることを考えると、マシンは安定しており、かなりバランスが取れているようです。FP1からすぐに自信が持てました。大きなバンクがあって、アップダウンが激しいコースですが、楽しめました」

    「チームは前向きです。明日も同じように頑張るだけです」

    角田裕毅 F1 オランダグランプリ

  • ダニエル・リカルド 「レッドブルF1でペレスと交代する心の準備はできていた」

    ダニエル・リカルド 「レッドブルF1でペレスと交代する心の準備はできていた」

    ダニエル・リカルドは、2024年のF1シーズン残りの期間、レッドブル・レーシングでセルジオ・ペレスと交代する可能性があると考えていたことを認めた。

    レッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、夏休みが始まる前に声明を発表し、今週末のオランダGPからマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてペレスが続投することを確認した。

    今シーズン初めにレッドブル・レーシングと2年契約を結んだセルジオ・ペレスは、5月のエミリア・ロマーニャGP以来、7位以上の成績を残せておらず、4回の予選1回戦敗退を喫していたため、4週間の休止期間に入る前にはますますプレッシャーが高まっていた。

    レッドブル・レーシングへの昇格が有力視されていると思われていた角田裕毅が思うように結果を残せず、リカルドが好成績を残している一方で、ペレスは苦戦を強いられていたため、多くの人々は、リカルドが今年最後の10レースでメインチームに昇格するだろうと考えていた。

    「可能性は否定しない」とセルジオ・ペレスに代わってレースに出場する可能性についてリカルドは語った。

    「何かが起こるかもしれないと思ったけど、予想もしていなかったし、期待もしていなかった」

    「『何かが変わるかもしれない』とは思っていたが、ただ『自分のやるべきことをやり、もし声がかかれば、そのときはそのときだ』と思っていた。声はかからなかったけど、心の準備はできていた」

    レッドブル・レーシング

    ダニエル・リカルド:ローソンはF1シートに値する
    来季の契約を持たないダニエル・リカルドは、レッドブルに復帰したいという希望を明確にしている。

    レッドブルの状況は、チームアドバイザーのヘルムート・マルコによると、来季「間違いなく」レッドブルまたはRBのマシンに乗ることになるリアム・ローソンによって複雑になっている。

    つまり、2025年にはペレス、リカルド、角田裕毅のいずれかがレッドブル・ファミリーからシートを失うことになる。

    「目の前にはあらゆるチャンスがある。それが素晴らしいところだ。すべては自分次第だ」とリカルドはスカイスポーツF1に語った。

    「確かに自分自身やレッドブル・システムからのプレッシャーは常にあるが、自分が仕事をすれば、シートとレースに出場できる場所を手にできると分かっている」

    ダニエル・リカルドとリアム・ローソンは、夏休みの間にイモラで2024年型RBカーのテストを行った。

    ローソンは昨年、リカルドの代役としてアルファタウリ(現レッドブル)のレース週末5回で印象的な走りを見せたにもかかわらず、今年はリザーブドライバーとして傍観している。

    「僕は昨年、リアムが車を運転するのを見たけど、彼は素晴らしい仕事をしたと思うし、グリッドのシートにふさわしい」

    「ある意味、私は彼を祝福している。もし彼が来年のグリッドのシートを確保できれば、それは良いことだ。なぜなら、彼はそれにふさわしいドライバーだからだ」

  • レッドブルF1首脳 「リアム・ローソンは2025年に4台のうちの1台に乗る」

    レッドブルF1首脳 「リアム・ローソンは2025年に4台のうちの1台に乗る」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、リアム・ローソンが来季のF1でレッドブル・レーシングのメインチームまたは姉妹チームであるビザ・キャッシュアップRBのいずれかでレースに出場することを確認した。

    現在レッドブルの公式リザーブドライバーを務めるリアム・ローソンは、ちょうど1年前のオランダグランプリで、アルファタウリで負傷したダニエル・リカルドに代役として急遽起用され、F1デビューを果たした。ローソンは2024年のレースシートを確保するだろうと多くの人々から期待されていた。

    リアム・ローソンは、夏休み前にレッドブル・レーシングのセルジオ・ペレス、あるいはRBのダニエル・リカルドと交代するのではないかという憶測もあったが、最終的にレッドブルは現行のラインナップを維持することを選択し、ペレスはマックス・フェルスタッペンと、リカルドは角田裕毅と引き続きチームメイトとして走ることとなった。

    しかし、ローソンの契約状況から、レッドブルは2025年にレースシートを用意しなければ、彼が他チームへ移籍してしまう可能性がある。

    最終決定は2024年末までに行われるが、ヘルムート・マルコのコメントは若手ドライバーへの強いコミットメントを示唆している。

    「彼は間違いなく来年のうちの1台に乗ることになるだろう」とヘルムート・マルコはKleine Zeitungに語った。

    レッドブル・レーシング

    ヘルムート・マルコのコメントは、セルジオ・ペレスとダニエル・リカルドの将来に疑問を投げかけるのは必至だ。すでにマックス・。フェルスタッペンと角田裕毅がそれぞれのチームで残留することが決まっているため、現ドライバーのどちらかがリアム・ローソンに道を譲らなければならない。

    2025年までの契約を結んでいるセルジオ・ペレスだが、今後のレースで結果を残すことが求められている。 特に得意としているトラックで好成績を残し続けることができれば、ポジションを確保できるだろう。しかし、一貫性のなさが続けば、シーズン終了時にメキシコ人が解雇されるリスクに直面することになる。

    当初はセルジオ・ペレスと交代する可能性があったダニエル・リカルドも、レッドブルに長期的な価値を納得させるために、残りの10レースでパフォーマンスを向上させる必要がある。

    木曜日にザントフォールトで、ダニエル・リカルドは自身の苦境を認め、次のように述べた。「僕は今でもパフォーマンスが最高の友だちだと思っている」と述べた、

    「そして、自分ができると分かっていることを実行し、能力を発揮できれば、来季もレッドブルの一員としてチームに残れる可能性は非常に高くなる。僕はただ、そのことに集中するだけだ」

    「リアムについて言えば、昨年彼が車を運転するのを見たし、素晴らしい仕事をしたと思う。グリッドのシートにふさわしいドライバーだと思う。ある意味、彼のために嬉しく思う」

    「もし彼が来年のシートを確保できるなら、それは素晴らしいことだと思う。なぜなら、彼はそれにふさわしいドライバーだからだ」

    「では、それが僕にとって何を意味するのか? 言ったように、おそらくちょっと未知数だ。でも、もし僕が結果を出せば、どこかのチームが僕のために席を用意してくれるはずだ」

  • 角田裕毅 F1オランダGP展望「良い形で終えた前半戦の勢いを維持したい」

    角田裕毅 F1オランダGP展望「良い形で終えた前半戦の勢いを維持したい」

    角田裕毅が、2024年F1オランダGPの展望、ザントフォールト・サーキット、また夏休みの過ごし方を語った。

    夏休み前のスパ・フランコルシャンでは、パワーユニット交換ペナルティによる最後尾スタートとなり、ポイントを獲得できなかった角田裕毅だったが、前半戦はRBの33ポイントのうち22ポイントを獲得してコンストラクターズ6位に大いに貢献した。

    日本に戻った夏休み中を満喫した角田裕毅は、F1オランダGPからスタートする後半戦にむけての意欲を語った。

    「休暇を楽しみました。今はまたレースをする準備が整っています」と角田裕毅はコメント。

    「日本に戻って、シーズン中はなかなかできない友人や家族との再会を楽しみました」

    「その後はイタリアに戻り、トレーニングプログラムに従って、サイクリングやウェイクボードをたくさんやりました」

    「次はタイトで曲がりくねったコースとバンクコーナーという独特な難しさを持つザントフォールトが待ち構えています。シーズン前半は良い形で終えることができたので、この勢いを維持していきたいと思っています」

  • RB レッドブルF1の2軍ジュニアチームから「兄弟」チームへと成長した経緯

    RB レッドブルF1の2軍ジュニアチームから「兄弟」チームへと成長した経緯

    RBは、トロ・ロッソとアルファタウリとしてF1に参戦していた間、ジュニアチーム以上の存在とは見なされていなかった。ドライバーをレッドブル・レーシングでのキャリアに備えさせるという目的は今も変わらないが、真の「弟分」チームとなるべく独自の進化を遂げている

    トロ・ロッソチームがアルファタウリに名称を変更した際、F1チャンピオンシップで優勝経験のあるレッドブルチームの「姉妹チーム」になることを誓った。そして、この道はRBのブランド変更とともに進展した。

    RBは常にレッドブル・レーシングが開発した転用可能なコンポーネントを使用してきたが、2023年シーズン序盤の低迷を打開すべく、シーズン途中でリアサスペンションパッケージを採用した。 フロアへの一連のアップグレードと併せて、AT04シャシーはコンストラクターズ選手権の最下位から抜け出すための競争力のあるフレームに仕上げられた。

    2024年にはレッドブルRB19のクローンをRBが製造するという根拠のない噂もあったが、独自の開発路線を追求することを選択した。今年のRB20とVCARB 01のGPSトレースの違いを評価すると、このことが明らかになる。レッドブルは高速条件下でより優れた強みを持ち続けているが、RBは低速コーナーとトラクション不足に強い。しかし、レッドブルの優れた空力効率により、より高速で走行できるクロスオーバーポイントがある。

    その点において、共通パーツを使用している2台のマシンは、非常に異なる特性を持っている。RB20は、レースで優勝したマシンであるにもかかわらず、コンプライアンスが求められるエリアでのグリップが不足しているように見える。これは、フロアを安定した位置に保つために採用された硬めのサスペンションが原因である可能性が高い。

    水面下では、RBはレッドブル・テクノロジー・キャンパスの利用を拡大しており、レッドブルのインフラストラクチャーからほど近いミルトン・キーンズに独自の施設を確保し、英国での作業スペースを拡大する予定である。一方で、ミナルディ時代から続くファエンツァ工場は維持する。

    テクニカルディレクターのジョディ・エギントンによると、これは、チームが補助的な拠点として使用していたビスターの施設が、現在のチームの理念に照らして、あまりにも手狭になってしまったためだという。

    「現在、ビスターには100人を超える人員がいます」と、オートスポーツ誌のインタビューでエギントンは述べた。「そして、そこは満員だ。その施設は完全に満員だ。我々はそこから成長した。したがって、移転する必要があり、それが英国への移転の主な理由だ」

    「それに加えて、我々のビスター施設にある風洞は、60%の施設しか使用していないため、ここ3年間は使用していない」

    「現在、チームは技術面においてある程度成長段階にあるため、より広いスペースが必要であり、また、こうした拠点間の移動の自由化も推進している。チームとして、その自由化はかなり進んでいる」

    「現時点では、実際に人が出向くためのデスクスペースがビスターにないため、思うようにできない。だから、より広い施設に移転することは我々にとって助けになる。成長を支え、各拠点間のより良い交流をサポートする」

    RB・フォーミュラワン・チーム

    RBのCEOであるピーター・バイエルは、ミルトン・キーンズへの移転を急ぐきっかけとなったのは、現在のビスターの施設がリース切れとなったことと、現在の地主から購入の申し出を受けたが、規模の問題で断念したことだったと付け加えた。

    「ビスターで働いていたスタッフ全員に敬意を表したい。彼らの忍耐と献身には頭が下がる。彼らは本当に偶然出会った」

    「昨年、大家さんから電話があり、賃貸契約が切れるので、この物件を売りたいが、興味はあるかと聞かれた。 我々は、実際には、あまりにも狭いのでノーと答えた。 駐車場もなければ、隣にスーパーマーケットがあるわけでもなく、食べ物もない。 チームのメンバーは、小さな古いジムを使っている」

    「これは我々にとって、移転する絶好の機会だ。なぜなら、レッドブルもミルトンキーンズに新しい風洞を建設しているし、皆にとって生活が楽になるからだ」

    バイエルは、レッドブルのキャンパスにあるミルトンキーンズの新施設は、ビースターの本社より「2倍の広さ」になるとし、移転日は2025年の初頭になる予定だと述べた。

    レッドブル傘下のチームとして活動してきた約20年間の間、チームには数え切れないほどの成長段階があった。2005年末に元ミナルディチームを買収した際には、完全に独立したジュニアチームとして運営され、V8エンジン導入に伴い特別に許可を得て使用していた回転数制限付きのコスワース製V10エンジンに合わせてわずかな改造を施したのみの2006年型RB1シャシーを2006年には使用していた。

    2007年から2009年にかけては、レッドブルの「親チーム」と同じシャシーをフェラーリエンジンに合わせて改良したものを採用したが、2010年からは独自のシャシーを開発することになった。 ディートリッヒ・マテシッツが亡くなる前には、ミナルディが資金不足に悩まされていたことを踏まえ、ファエンツァの施設に投資して、現代のF1カーを高い水準で製造することが確実視されていた。

    エギントンが2014年にプロジェクトに加わったとき、チームは毎年下位から中位の争いを繰り広げていたが、レッドブルのジュニアドライバーの質の高さと設計の改善により、徐々に順位を上げていった。

    テクニカルディレクターのジェームズ・キーのもと、チームはより自立性を高め、レッドブルのコンポーネントを減らして独自のマシン開発に乗り出したが、エギントンは以前のやり方を復活させた。単にコストを削減するのではなく、サスペンションやギアボックスシステムの開発に必要なリソースを他の分野にも投入できるようにするためだ。

    そして、バイエルとローラン・メキースの新体制のもと、チームはRBの新しいブランド展開を機に、より「本格的な」チームになることを目指している。

    「その中にいると、それは進化だが、多くの成長と多くの発展があった。チームとしてのパフォーマンスは向上したと思う」とエギントンはチームでの10年間について語る。

    「我々は今、最近の経営陣の交代や、構造を強化するために多くの人材が投入されるといったループを経験している。私はそれをすべてポジティブに捉えている」

    「F1の方向性は、進化していくしかないと思う。10年前、15年前のF1と今のF1を比べたら、比較にならない。成長なくして競争力は保てないから、常にそうなるはずだ」

    RB・フォーミュラワン・チーム 角田裕毅

    技術面では、チームはレッドブルと知識を共有しているが、独自の道をしっかりと歩んでいる。しかし、RBはバイエルが「兄貴分」と呼ぶチームのドライバーを育成するチームとしてのみ存在しているという見方がある。

    また、a) RBは現在、35歳のドライバーを1台のマシンに起用しており、b) 苦戦を強いられているセルジオ・ペレスを大幅に上回るドライバーとして、現在のドライバーのどちらも考えられていなかったことを考えると、この見方は特に的を射ているようには思えない。

    しかし、バイエルは、特に角田裕毅の場合は、時間をかけてドライバーを育成する場だと主張している。かつてチーム代表を務めていたフランツ・トストは、F1に完全に適応するには新人ドライバーに少なくとも3年は必要だと説いていたが、角田は現在4年目であり、力をつけてきている。

    そして、近い将来レッドブルのシートを狙うドライバーが列をなしている。その筆頭はリアム・ローソン、F2のランキング首位はイサック・ハジャー、そして17歳の有望株、アーヴィッド・リンドブラッドはF3初年度で印象的な走りを見せている。

    チームはRBへのブランド変更に際しても、その哲学を維持している。また、F1参戦初期のレッドブルが占めていたスペースをマーケティングで埋めるという視覚的な変化も含まれている。バイエルは、チーム再建にあたり、その経験は依然として貴重であると語る。

    「人々は『そうだね、しかし、君たちはジュニアドライバーを育成するためにここにいる』と言う。確かに、我々にとってジュニアドライバーとは、最終的にレッドブル・レーシングのマシンに乗り込む準備ができているドライバーを指す」

    「ドイツ語ではこう言うだろう。ツバメ一匹で夏が来たとは言えない(早合点は禁物)とね。つまり、もし裕毅がこのレベルで安定したレースを続けることができれば、レッドブル・レーシングのシートを検討するだろうということだ。そして、それが最終的に我々の使命だ」

    「そして、それは株主から与えられた使命であり、もしそれが、非常に強いダニエルの隣で次のシーズンを戦う必要があることを意味するなら、それは選択肢のひとつとなり得る。また、もし我々が今、彼が準備万端だと信じているなら、リアムと話し合うという選択肢もあり得る」

    「我々は急いでいない。誰もがそう考えているにもかかわらず、我々はそうではない。なぜなら、我々はすべての選択肢を手にしているからだ」