カテゴリー: レーシングポイント

  • ローレンス・ストロール、アストンマーティンの株価暴落で投資を増額

    ローレンス・ストロール、アストンマーティンの株価暴落で投資を増額

    レーシング・ポイントF1チームのオーナーであるローレンス・ストロールが率いる投資ファンドは、アストンマーティンへの投資への増額し、持ち株比率を25%まで増やした。

    他の自動車メーカー同様、新型コロナウイルスの世界的な大流行による株式市場への影響より、アストンマーティンの株価は大きな打撃を受け取り、先週、2ポンド未満(260円)まで暴落した。

    今年1月、ローレンス・ストロールの投資ファンドは、アストンマーティンの株式の16.7%を1株あたり4ポンド(530円)、合計1億8200万ポンド(241億円)で取得することに同意していた。

    また、この取引は、新たな権利発行による3億1800万ポンド(421億円)の現金投資も含まれ、合計で5億ポンド(662億円)となっていた。

    しかし、アストンマーティンの株価の急激な下落を考慮して、ローレンス・ストロールとその投資家グループは根本的な契約の見直しを行った。

    その結果、総額5億3600万ポンド(710億円)の資本価値があるとして、ローレンス・ストロールの投資ファンドYew Treeは、1株あたり2.25ポンド(298円)で25%に上る同社の株式を取得することとなった。

    また、Yew Treeは、アストンマーティンが運営に必要な流動資金を確保するために当初の計画から2000万ポンド(26億円)の増加となる7550万ポンド(100億円)の“短期運転資金サポート”も提供する。

    3月16日に予定されていた年次総会が延期となったため、委任状による承認を行う予定となっている。

    「アストンマーティン・ラゴンダが事業を展開しているグローバル市場環境には大きな変化があった」とローレンス・ストロールは述べた。

    「変わらないのは、ビジネスを再編、管理し、長期的な可能性を実現するために、必要な資金をアストンマーティンに提供するという我々のコミットメントだ」

    「最近の株価の動きを受け、取締役会との議論の末、同社の25%の株を買収し、2億6200万ポンド(347億円)の長期的な資本投資を行うこととなった。さらに、同社を支援するための短期資金2000万ポンド(26億円)を追加し、総額を7550万ポンド(100億円)とすることに合意した」

    「当面の見通しはますます困難となっているが、アストンマーティン・ラゴンダの将来に全力を尽くし、計画を実行できることを楽しみにしている」

    アストンマーティン・ラゴンダは、新型コロナウイルスの感染の拡大に伴い、サプライチェーンとビジネスを“積極的”に管理し、スタッフの健康維持のため、公衆衛生対策を講じている。または、中国からの部品供給が一部中断されたが“生産への影響はない”とし、“少なくとも4月上旬まで”の供給は確保されていると述べた。

    アストンマーティンは、新型コロナウイルスが、中国とアジアのカスタマー需要に影響を与えたことについて“他の市場でも同じことが起こる可能性がある”と付け加えた。

    アストンマーティンのCEOを務めるアンディ・パーマーは「新型コロナウイルスによる潜在的な影響、特にティア2サプライチェーンへの影響を積極的に監視している。これまでのところ、生産を中断することはなく、起こりうる予想外のリスクに備えている」とコメント。

    「パフォーマンスを改善し、価格のポジショニングを回復するため、需要と供給のバランスの再調整を行った結果、1月と2月の卸売り台数は年間でもっとも少なくなると予想していた。卸売りはコンサバティブな予測通りとなっており、小売は計画よりもわずかに上回っている」

    ローレンス・ストロールは、2021年からレーシング・ポイントF1チームをアストンマーティンにリブランディングしてワークス参戦することを発表している。

    しかし、3月18日に電話会議で行われた緊急対策会議でローレンス・ストロールとメルセデスF1チームの代表を務めるトト・ヴォルフは不参加だったことで、メルセデスがF1チームとしての参戦を取りやめ、アストンマーティンとして参戦するとの噂が再浮上している。

  • F1関連:アストンマーティン・ヴァルキリーが公道で初走行

    F1関連:アストンマーティン・ヴァルキリーが公道で初走行

    アストンマーティンとレッドブル・レーシングが共同で開発したハイパーカー『ヴァルキリー』が初めてイギリスの公道を走行した。

    レッドブルとアストンマーティンの技術提携によって誕生したヴァルキリーは、“空力の奇才”と称されるF1デザイナーのエイドリアン・ニューウェイが設計。6.5リッターの自然吸気V12エンジンを搭載した2人乗りのミッドエンジン・ハイパーカー。ハイブリッドと組み合わせて1160馬力を発生させる。

    市販車バージョンのヴァルキリーの150台に加え、サーキット専用バージョンのヴァルキリー AMR Proを25台限定で生産することを発表。2020年の生産となり、最低価格は250万ポンド(約3億1,000万円)。生産予定の150台(AMRプロの25台も同様)は全てすでに完売している。

    アストンマーティンが公開した画像では、ダークブルーのヴァルキリーがイギリスの公道を走行している。

    「サーキットテストを成功裏に終え、最近のヴァルキリーはシルバーストン・サーキット近隣の公道を走行中。アストンマーティンとレッドブル・アドバンスド・テクノロジーズのチームはこれから実走テストに入り、我々のハイパーカー引き渡しに一歩近づくことになる」

    プロモーションのため、最近シルバーストンで生産開始前のバージョンをドライブしたレッドブルドライバーのマックス・フェルスタッペンは、このマシンを”常識外”と称している。

    アストンマーティンは、世界耐久選手権(WEC)の新しいハイパーカーレギュレーション発表を受けて、ヴァルキリーでル・マンに参戦する計画だったが、ローレンス・ストロールがアストンマーティンの株式を取得したことにより、この構想はいったん凍結されてる。

    ローレンス・ストロールは2021年から自身の所有するレーシング・ポイントF1チームをアストンマーティンに変えてF1に復活させる考えを明らかにしている。

    また、オーナー変更に伴い、レッドブルとのスポンサー契約は今年末で終了するが、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズは全てのヴァルキリーを確実にカスタマーに届けることを約束している。

    Aston Martin Valkyrieアストンマーティン ヴァルキリー

  • セルジオ・ペレス、新型コロナを嘆く「今年は良いチャンスだったのに…」

    セルジオ・ペレス、新型コロナを嘆く「今年は良いチャンスだったのに…」

    レーシング・ポイントF1チームのセルジオ・ペレスは、新型コロナウイルスによって素晴らしいシーズンになるチャンスを失いつつあることを嘆く。

    今年、レーシング・ポイントF1チームは“ピンク・メルセデス”と称される昨年のメルセデスに酷似した新車を投入。開幕戦オーストラリアGPではフェラーリを喰ってトップ6に食い込むではないかと考える人々もいた。

    「クルマを手に入れられた1年だったのに・・・」とセルジオ・ペレスは AS に語った。

    レーシング・ポイントF1チームにとって唯一の問題は新型コロナウイルスの前例のない世界的な広がりとその影響だ。

    「僕たちが考えているよりもはるかに深刻だ」とセルジオ・ペレスは語った。 「イタリアを例に考えてみよう。イタリアでは、すべての患者に対応できる病院の能力がない」

    しかし、セルジオ・ペレスの2番目の考えは、完全に競争力のあるマシンでまだレースできないことだ。

    「僕たちは間違いなく良い車を持っているけど、トップのマシンはまだ少し先にいると思う」とセルジオ・ペレスは語る。

    「ミドルゾーンは非常にタイトだし、表彰台を獲得するためには僕の前の3台のマシンに起こっていることに依存する必要がある」

    「あまり知らないが、僕たちはおそらくこのギャップを小さくした。早く知りたいね」

  • レーシング・ポイントF1 「チームがDASを追求するチャンスはない」

    レーシング・ポイントF1 「チームがDASを追求するチャンスはない」

    レーシング・ポイントF1チームのテクニカルディレクターを務めるアンディ・グリーンは、メルセデスが開拓したDAS(デュアル・アクシス・ステアリング)は、関連する作業の規模と来年禁止されるという事実のため、チームが今シーズンのマシンのために追求する「チャンスない」と語る。

    メルセデスは、ドライバーはステアリングを押したり引いたりすることでフロントタイヤのトー角を変更するコンセプトを開発し、F1プレシーズンテストでそのデバイスが合法化どうかについての騒動を引き起こした。

    FIAはすでに新しい2021年のF1技術規制では DASシステムが許可されないことを明確にするために動いている。

    アンディ・グリーンは「これは大きな影響を与えるプロジェクトだ。現在の場所から新しいシャシーが必要になると思われるほど大きな影響を与える」と語る。

    「たとえ規則が来年変更されなかったとしても、今年にそのようなものを導入するかどうかは疑わしい。だが、規則は来年変更され、そのタイプのシステムは新しい規制で禁止されているように見える。その後チャンスはない」

    「そのような小さなゲインは、できるならばやるだろうが、できないならやらない」

    アンディ・グリーンは、DASの導入は、システムの余分な重量を他の場所で相殺できる場合にのみ機能し、すべてのトラックでラップタイムを提供する保証はないと付け加えた。

    「利益の大きさは、走っているタイヤからトラック、マシンの基本的な取り扱いまで、多くの要因に依存するだろう」とアンディ・グリーンは語る。

    「一部のトラックではほとんどメリットがないが、一部のトラックではコンマ数秒の価値があるかもしれない。それは変数だ」

  • F1オーストラリアGP:レッドブル勢+レーシングポイントだけが開催意思

    F1オーストラリアGP:レッドブル勢+レーシングポイントだけが開催意思

    もし、F1オーストラリアGPが中止にならなかったとしても、金曜日のプラクティスセッションに出走する意欲を持っていたのは、レッドブル、アルファタウリ、レーシング・ポイントだけだった。

    2020年のF1世界選手権の開幕戦オーストラリアGPは、木曜日の夕方にマクラーレンのスタッフが新型コロナウイルスへの感染が確認され、マクラーレンが撤退を発表した瞬間から開催に疑念が投げかけられた。

    F1とチームとのミーディングは夜通し行われ、中止は確実だと考えられていた。

    しかし、金曜日を迎えたパドックとレース主催者からは相反する反応が見られ、プラクティスの時間が締まってきたことで混乱が生じた。

    最終的に中止という決定が発表されたのはプラクティス開始の2時間前。それまでファンは何のアナウンスもされないままサーキットの外で列をなして並んでいた。だが、サーキットへの入場は許可されず、仮にイベントが続行していたとしても無観客で行われることになっていた。

    だが、実際に金曜フリー走行出走に意欲を持っていたチームは、レッドブル・レーシング、アルファタウリ・ホンダ、そして、レーシング・ポイントの3チームだけだった。

    あるチームの上級メンバーは「我々はレーサーであり、レースをするためにここにいる」と語った。

    彼らの立場は、マクラーレンの発表後の木曜日の夜遅くにメルボルンのダウンタウンにあるホテルでF1チームがロス・ブラウンと面談した際に明らかになった。

    大部分のチームはレースの中止を望んだが、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナー、アルファタウリのチーム代表フランツ・トスト、レーシング・ポイントのチーム代表オトマー・サフナウアーは、当局が健康上の理由でレースを走れないと言わない限り、金曜日に参加すると述べた。

    これにより、F1、FIA、ビクトリア州政府の間で、次に何をすべきか、誰が決定に責任を負うのか、そして、財政的影響を伴う複雑な一夜の法的議論が始まった。

    だが、メルセデス、フェラーリ、ルノーという3つのメーカー系チームは、継続することに強く反対し、F1にチームの決定を説明する手紙を書いた。

    金曜日の朝、各チームの少数の当番社員のみがサーキット入りした。

    フェラーリとメルセデスのピットレーンガレージは、FP1の1時間前の午前10時まで閉鎖されたままだった。これは規制違反に当たる。ルノーは開けていたが、マシンはまだカバーに覆われており、パルクフェルメ状態にあった。

    残りの6つのチームはガレージを開けていたが、プラクティスに向けて真剣に準備をしていたのは3チームだけだった。

    レッドブルは早々に中止を支持する声明を発表したが、内容は“スタッフが無事に帰宅”できることを橋梁。アルファタウリも表向きには中止を支持する声明を出したが、決定から数時間が経ってからの発表であり、レーシング・ポイントに至ってはまだ声明を発表していない。

    関連:F1:オーストラリアGPの中止を正式発表

  • レーシング・ポイントF1チーム 「RP20は非常に有望」

    レーシング・ポイントF1チーム 「RP20は非常に有望」

    レーシング・ポイントF1チームのテクニカルディレクターを務めるアンディ・グリーンは、2020年F1マシン『RP20』は“非常に有望”であり、強力なシーズンを送れると自信を持っていると語る。

    レーシング・ポイントF1チームの新車RP20は、昨年メルセデスがタイトルを獲得したW10が開拓して空力哲学の影響を強く受けており、酷似したその見た目はF1バルセロナテストで物議を醸した。

    セルジオ・ペレスは、レーシング・ポイント RP20をキャリアの中で最高のマシンだと絶賛しており、アンディ・グリーンはRP20のコース上のパフォーマンスが風洞で予測された結果をいかに反映できているかに満足していると語る。

    「我々が今いる場所に満足していないと言ったら嘘になる。現在の場所に満足している」とアンディ・グリーンはコメント。

    「マシンで目にしたパフォーマンスのレベルは、風洞からデータを取得してシミュレーターに入れたものとほぼ予想通りだった」

    「ドライバーは数週間前にマシンを運転しましたが、彼らはそれについて非常に興奮していた。したがって、彼らは今後に備えていた」

    「我々は、シミュレーション作業で見たポテンシャルを最大限に実現するかどうか確信が持ていなかった。だが、これまで見てきたすべてのことは、モデル側から現実側に移行したことを示唆している」

    「我々は自分の持っているパッケージからベストを尽くそうとしているところだ。最初の数レースでどこにいるかがわかると思う。非常に有望だ。それは確かだ」

    アンディ・グリーンは、レーシング・ポイントF1チームのアプローチは、2021年に予定されているレギュレーション変更の影響を受けており、早期に来年に焦点を切り替えることができるように、今年の好調なスタートが不可欠であることを理解していると説明した。

    「箱から出してすぐに速いことが戦略だった」とアンディ・グリーンは付け加えた。

    「今年の残りは来年の規制で非常に困難になるとわかっていたため、早く出さなければならなかった」

    「昨年のように、スロースタートして、クルマをアップグレードし、シーズン中にクルマのスピードを上げることはできない。それはまったく不可能だ」

    「レースのための良い基盤を自分たちに与えることが本当に重要だった。このマシンにはいくつかのアップグレードがあるが、それが完了したら来年に向かう」

  • レーシング・ポイントF1 「メルセデスのパッケージではハイレーキに制約」

    レーシング・ポイントF1 「メルセデスのパッケージではハイレーキに制約」

    レーシング・ポイントF1チームの代表を務めるオトマー・サフナウアーは、メルセデスから供給されるパーツではレッドブル型の“ハイレーキ”コンセプトを実現することに制約があったことも、今年のマシンでコンセプトを変更した理由だと語る。

    レーシング・ポイントF1チームの新車RP20は、F1バルセロナテストでカバーを破るとすぐに“ピンクメルセデス”と呼ばれた。なぜなら、昨年メルセデスがタイトルを獲得したW10のほぼ完コピと言えるほど酷似しているからだ。

    レーシング・ポイントの新車RP20のその類似性にはライバルの一部が不満を抱いており、マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは“コピー・ポイント”、他のドライバーは“トレース・ポイント”と呼んでいる。

    だが、レーシング・ポイントF1チームの代表を務めるオトマー・サフナウアーは、その通りであると開き直る。

    「我々はすべての規制の範囲内に収まっている」とオトマー・サフナウアーは Reuters に語る。

    「我々たちは彼らのマシンの写真を撮ったが、デザインと開発は完全に我々のものだ。我々には空力に取り組んでいる約125人の人々がいる」

    以前は、レーシング・ポイント(フォースインディア)がレッドブルのハイレーキの哲学をコピーしていた。しかし、メルセデスのF1エンジン、ギアボックス、リアサスペンションを使用するとそのルートは不一致が生じた。

    「我々は常に妥協していた。我々はメルセデスのギアボックスを走らせていたが、リアサスペンションとレッドブルの哲学の空力でやれることについて彼らのリアには制約があった」

    「我々は常にそれから離れたいと思っていたが、これまでそれができるような豊富なリソースを手に入れられなかった」

    ビジェイ・マリヤが所有していたフォース・インディアは、2016年と2017年にコンストラクターズ選手権を4位で終えたが、経済的に困窮し、2018年シーズン途中に破産。

    だが、カナダの億万長者ローレンス・ストロールが買収してレーシング・ポイントF1チームとして再生を果たし、2021年にはアストンマーティンのワークスチームとして活動していくことが決定している。

    2021年には競技の場を平準化を目的とした予算上限を含めた新しい規則によって大幅なオーバーホールが予定されている。それまでにレーシング・ポイントは新しいファクトリーを建設している。そして、ファクトリーが完成した際には、これまでレッドブルで仕事をしていたアストンマーティンの100名のスタッフが合流する。

    レーシング・ポイントF1チームは、シーズンを通して堅実なポイントを獲得し、早期に2021年に切り替えることができるほど十分に競争力のあるマシンを持っていると考えている。

    「現在、我々の従業員は465人で、シーズン中盤には500人を超える予定だ。ビッグチームは1,000人を超えている」とオトマー・サフナウアーは語る。。

    「半分の人的リソースの革新するのは本当に難しいです。もし…人員数によって制限されているなら、速いフォロワーにならなければならない。我々はアストンマーティンの誇りをもってやっていかなければならない。我々はそれを承知している」

    「雇うために1年ある。私は人を雇うためだけに雇うのは好きではない。我々は革新を可能にし、グリッドの先頭に立つために適切な人を雇わなければならない。それには時間がかかる」

    オトマー・サフナウアーは、最終的には900名ではなく600名が適切なサイズである可能性があると語る。

    「予算の制約ではない。人材をどれだけ迅速に雇用できるか、競争力を高め、構造を整えるために何が必要なのか、それが必要な数を決定する」

    2020年のマシンの開発が終了し、すべての焦点を2021年に向けられるポイントは、すべての競合他社にとって重要となる。

    「競争力が高いほど、迅速に切り替えられる」とオトマー・サフナウアーは語る。

    「競争力が低ければ、今年は追いつく必要がある。今年は捨てることはできません。我々には今年にも期待がある」

    チームはまた、新しいシルバーストンのファクトリーの建設が邪魔にならないようにしなければならなかった。

    「F1の多くの人が、パフォーマンスを落とさずに新しいファクトリーを建設したのを見たことはない。だから、うまくいけば我々がその最初になるだろう」とオトマー・サフナウアーは語った。

  • レーシング・ポイントF1 「レッドブルから100名のアストン従業員が転籍」

    レーシング・ポイントF1 「レッドブルから100名のアストン従業員が転籍」

    レーシング・ポイントF1チームの代表を務めるオトマー・サフナウアーは、来年に新しいファクトリーが完成したタイミングでこれまでレッドブルで仕事をしていた100名のアストンマーティンの従業員がチームに移動してくることを明らかにした。

    今年1月、レーシング・ポイントF1チームのオーナーであるローレンス・ストロールが、アストンマーティンの株式を取得。ストロールはアストンマーティンのエグゼクティブチェアマンに就任し、チームは2021年からアストンマーティンのワークスチームとして活動することになった。

    アストンマーティンは、2017年からレッドブル・レーシングのタイトルスポンサーを務め、チームはアストンマーティン・レッドブル・レーシング(Aston Martin Red Bull Racing)として参戦しているが、ローレンス・ストロールの買収を受け、今年でそのパートナーシップも終了する。

    レーシングポイントF1チームは、シルバーストンの敷地内に新たに2500万ポンド(約36億4500万円)を費やして現在の約10倍の規模となる新たなファクトリーを建設しており、オトマー・サフナウアーはファクトリーが完成したタイミングでこれまでレッドブルで働いていた100名のアストンアーティンの従業員がチームのF1プログラムに加入することを明らかにした。

    アストンマーティンのエグゼクティブチェアマンに就任したローレンス・ストロールは、アストンマーティンの戦略はF1のレーシング・ポイントとの関係に基づいていると語る。

    「エグゼクティブチェアマンとして、私は最終的に我々が実施している戦略に責任を負う。この戦略の基礎は、アストンマーティンを2021年のグリッドにワークスフォーミュラ1チームに戻すことにある」とローレンス・ストロールは語る。

    「F1は独自のブランドで運営されており、20億のオーディエンスにリーチし、毎年22か所の顧客を引き付けて楽しませている。F1はすべての関係者にとって非常にエキサイティングだ。我々のブランドを世界的に構築する支えになり、アストンマーティンを世界的に傑出したラグジュアリーブランドになるという野心を叶えてくれるはずだ」

    「ミッドエンジンのレンジを宣伝するだけではなく、会社全体にヘイロー効果とトリクルダウン効果をもたらすと思っている。我々に顧客に会って挨拶し、新しいモデルを示し、アストンマーティンの世界にとって週末がどのようなものか体験してもらう機会を与えてくれてくれる」

  • レーシング・ポイントF1チーム 「RP20の未開発のポテンシャルに興奮」

    レーシング・ポイントF1チーム 「RP20の未開発のポテンシャルに興奮」

    レーシング・ポイントF1チームのテクニカルディレクターを務めるアンディ・グリーンは、2020年F1マシン『RP20』はまだ学習の途中であり、未開発のポテンシャルに興奮していると語る。

    メルセデスのF1パワーユニット、ギアボックス、風洞などを利用しているレーシング・ポイントF1チームの新マシンRP20は、昨年タイトルを獲得したメルセデスW10に酷似している。

    アンディ・グリーンは、新マシンRP20は、昨年モデルとは大きく異なっており、その特性を完全に理解するには時間がかかるため、まだそのポテンシャルを最大限に活用できていないと認める。

    「我々はまだ実験段階にあると思っている」とアンディ・グリーンは語る。

    「まだ多くの異なるセットアップを実行している。我々が今まで持っていたものとは非常に異なるマシンだ。予想通り、さまざまな状況、さまざまなコーナー、さまざまなタイヤに合わせてマシンのバランスを変更する方法を理解するには少し時間がかかる」

    「やるべきことはたくさんあるが、我々はそのほぼ半分くらいにいると思っている。だからメルボルンに行くのが楽しみだ、そこがテストで本当に焦点を向けていた場所であり、必ずしもバルセロナのために最適化するわけではなく、我々が行くすべての異なるトラックのためにマシンを変える方法を理解しようとしていた」

    「だが、これまでのところはとてもいい感じだ。マシンは反応しているし、それは素晴らしいことだ。バランスを 端から端まで動かすことができるし、ドライバーはマシンを感じ、運転し、プッシュする自信を得ている。これは良いことだ。バルセロナでコンディションがトリッキーだったときも、このマシンは昨年マシンと比べてかなり良いトレースを示しており、とても励みになった」

    アンディ・グリーンは、マシンにはさらに多くポテンシャルがあるが、風洞で開発されたものとコース上で確認したパフォーマンスとの間には明確な相関関係があると語る。

    「我々が今いる場所に満足していないと言ったらうそになるだろう。満足している」とアンディ・グリーンはコメント。

    「マシンで見られたパフォーマンスレベルは、風洞から取得したデータで予想した通りだ。数週間前にドライバーがシミュレーターでマシンを運転したとき、彼らはそれに非常に興奮していた」

    「彼らは今後にむけた準備が整っていたが、シミュレーション作業で確認したポテンシャルを完全に実現するかどうかはわからなかった。これまで見てきたすべてのことは、モデルサイズからフルサイズに移行できたことを示唆している」

  • ウィリアムズF1 「レーシング・ポイントのやり方は我々には機能しない」

    ウィリアムズF1 「レーシング・ポイントのやり方は我々には機能しない」

    ウィリアムズF1チームの副チーム代表を務めるクレア・ウィリアムズは、2020年にレーシング・ポイントF1チームが採用した“コピー戦略”モデルは同チームには“機能しなかった”だろうと語る。

    レーシング・ポイントF1チームが昨年タイトルを獲得したメルセデスW10に酷似した新車『RP20』をデビューさせたF1バルセロナテスト初日はパドックを騒がせた。メルセデスの空力哲学をコピーしたRP20は“ピンク・メルセデス”と揶揄されている。

    ウィリアムズは、レーシング・ポイントF1チームと同じメルセデスのエンジンカスタマーだが、新車『FW43』の部品は独自に製造しており、他チームの設計経路に従わないという従来のアプローチを継続している。

    「レギュレーションの範囲内であれば、他のチームのレースのやり方を批判するつもりはありません。それはそれであり、マシンをどのようにレースに持ち込みたいかという彼らの決定です」とクレア・ウィリアムズはコメント。

    「我々は独立したコンストラクターであり、自分たちでマシンを製造しているという事実を非常に誇りに思っています。現時点では変更を検討しているモデルではありません」

    「新しいレギュレーションが変更される最後のシーズンである今年にそれが機能すれば素晴らしいですが、我々にはうまくいかなったでしょう。私たちが現在の道を歩み続けているのはそれが理由です」

    ウィリアムズは、チームの状況には非常に満足していることを認めたが、2020年に自らが設定された目標を超えた活躍はできないだろうと語る。

    「はるかに幸せに感じていますが、おそらくそれは必然的なことです」とクレア・ウィリアムズは語る。

    「誰にとっても驚くことではありません。ウィリアムズの状況は間違いなく前進していますが、その背景にはチームの全員がそれを実現するために過去12か月にわたって行ってきた多くのハードワークがあります」

    「しかし、究極の目標を達成するためには、まだに多くのハードワークをしなければならないことを把握しています。ウィリアムズを我々が見たい場所に戻すこと、それは表彰台であり、レースです。ですが、現実にははるか遠い道のりです」

    「今年の目標は明確な進歩を遂げることです。テストに来て、ここ6日間で我々が達成したことがそれを実証していると思いますが、我々は本当にどの位置にいるかを知るためにメルボルンに行かなければなりません」