カテゴリー: F1カタールGP

  • ピレリ、カタールでのF1タイヤ問題に対するフェルスタッペンの主張に反論

    ピレリ、カタールでのF1タイヤ問題に対するフェルスタッペンの主張に反論

    ピレリは、F1がカタールで直面したタイヤに関する懸念は、事前に他のシリーズがカタールでレースを行うようにすれば防げたはずだというマックス・フェルスタッペンの主張を否定した。

    カタールは今年F1カレンダーに復帰し、10年契約を開始したが、そのイベントは予期せぬタイヤ問題をめぐる議論に部分的に支配された。

    金曜日の走行後にピレリがタイヤにマイクロカットを発見したことを受け、FIAはドライバーのワイド走行を抑制するためにターン12~13のコース幅を80cm縮小した。

    また、コーナーによってはコース外周に50mmのピラミッド縁石が設置されており、これがタイヤトラブルの原因ではないかと疑われている。

    安全性への懸念が続く中、FIAは日曜日のグランプリに先立ち、全ドライバーのスティント長を最大18周とすることを発表した。

    ピットストップ義務化の再発を避けたいフェルスタッペンは、新たに再舗装されたロサイル・インターナショナル・サーキットで走行する最初のシリーズとなることで、F1は「愚か」に見えたと主張した。

    タイヤ F1 ピレリ

    しかし、ピレリのカーレース&F1部門責任者であるマリオ・イソラは、他のカテゴリーではF1が経験したような問題を必ずしも明らかにすることはできなかっただろうと反論する。

    「それぞれのチャンピオンシップは異なります」とイゾラは語った。「たとえば、過去にはGTカーがF1よりもずっと手抜きをしていたために、いくつかの問題を抱えていた」

    「国際的なGTイベントを開催することもできるかもしれないが、その場合は同じような問題は見つからない」

    「だから、国際的なイベントを開催することが問題を解決する方法だとは思えない」

    「私はシミュレーションに頼り、その結果を見てみたい。完璧ではないが、かなり正確なツールを持っていると信じている」

    「シミュレーションと室内テストを組み合わせ、他の分野の専門家と協力すれば、きっと解決策が見つかるはずだ」

    先週、ピレリが2027年までF1の単独タイヤサプライヤーであり続ける契約に合意したことが発表された。

    イタリアのピレリはブリヂストンとの競合を退けて最新のタイヤ入札を勝ち抜き、さらに1年間の延長オプションも獲得した。

    F1チームのボスたちは、最終決定が下される前にピレリが残留するよう働きかけ、「何百万もの理由」があると主張していた。

  • F1パワーランキング:2023年第18戦カタールGP終了時点

    F1パワーランキング:2023年第18戦カタールGP終了時点

    Formula1.comが2023年F1第18戦カタールGP終了後のF1パワーランキングを発表。カタールGPでは、土曜日のスプリントで世界チャンピオンに輝いた後、マックス・フェルスタッペンが圧倒的な今季14回目の勝利を収めた。

    フェルスタッペンは、スプリント優勝者のオスカー・ピアストリ同様、審査員に感銘を与えた。では、今週のトップ10には他に誰がこのペアに加わるのだろうか?

    F1パワーランキングは、Formula1.comの5人の審査員がグランプリ終了後に各ドライバーを評価し、週末を通してのパフォーマンスに応じて10点満点で採点。専門家のスコアを平均してレーススコアを作成し、そのスコアは総合パワーランキングのリーダーボードでシーズンを通して集計される。

    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    3度目のドライバーズタイトルを獲得し、偉大な選手の一人に名を連ねた週末、フェリスタッペンは最初から最後まで圧倒的な強さを発揮し、ここ2年間で典型となったパフォーマンスを見せた。レッドブルのマシンをポールポジションからスタートさせ、レース当日はさらにレベルアップしてさらなる勝利を収めた。週末の彼の唯一の汚点は、スプリントシュートアウトで予選3位となり、100kmダッシュでスタートが悪かったことだった。それでも彼は回復して2位でフィニッシュし、彼を偉大な存在にしているファイティングスピリットを見せつけた。

    2.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    マクラーレンのチーム代表であるアンドレア・ステラは、ピアストリのことをユニークな才能の持ち主だと評し、今年の彼のパフォーマンス、特にスプリントで優勝した今週末のパフォーマンスは、彼がグリッド上で最高のドライバーの1人と見なされ始めている理由を示していると述べた。スプリント・シュートアウトで見事なポールポジションを獲得したピアストリは、金曜日の予選でのミス(最終ラップでトラックリミットを超えてしまった)を取り戻すべく、レースでは6番手から2番手へと見事なスタートを決め、2戦連続の表彰台を獲得した。

    3.ランド・ノリス(マクラーレン)
    ノリスにとっては、自分のミスがなければ、スプリントとレースの両方でポールポジションを獲得できたことを祝うべき週末だったと感じていたかもしれない週末だった。しかし、彼にとってうまくいかなかった週末であっても、2回のトップ3フィニッシュは彼とマクラーレンの現在のパフォーマンスレベルを示している。予選では最終ラップでコース限界を超えてしまい、スプリント・シュートアウトでは最終コーナーではらんでしまったが、日曜日には10番手から3位まで挽回。この調子で週末を走りきれば、初優勝もそう遠くはないだろう。

    4.バルテリ・ボッタス(アルファロメオ・レーシング)
    フィンランド人選手の典型的な控えめながらも注目に値する週末は、グリップの低いサーキットでマシンを操らせれば、彼はグリッド上でより優れたドライバーの一人であることを人々に思い出させた。8位は開幕戦バーレーンGP以来のベストリザルト。金曜日の予選では素晴らしい結果を残して9番手からレースをスタートし、土曜日は成果が出なかったものの、スプリントで13番手から10位に上がったことはペースがあることを示した。そして日曜日もそれを発揮してポイント圏内でフィニッシュし、彼とアルファロメオはシーズン終盤に活気を見せ始めた。

    5.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    オコンとアルピーヌが昨年のようなフォームを取り戻しつつあることはささやかれている、今週末は7位入賞を果たし、多くの人に感銘を与えた。ただし、スプリントではセルジオ・ペレスとニコ・ヒュルケンベルグとクラッシュしてポイントを逃した。予選では10番手と好スタートを切り、スプリントでもクラッシュ前にポイントを獲得するかと思われた。しかし、レース中にヘルメットのん下で具合が悪くなったにもかかわらず、その埋め合わせをするために日曜日に挽回し、見事なドライビングを見せた。

    6.ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)
    ラッセルの週末は、チームメイトのルイス・ハミルトンとの序盤の接触が話題の中心となったが、カタールでの3日間の走りを振り返れば、彼のドライビングの素晴らしさは十分に伝わってくるはずだ。スプリントでは4番手からスタートし、決勝では2番手につけた。ハミルトンとの接触で後退を強いられたものの、その後のペースは素晴らしく、4位を獲得した。

    7.周冠宇(アルファロメオ・レーシング)
    周が9位でフィニッシュしたのは、前方のマシンにペナルティが課せられたためかもしれないが、日曜日の周のパフォーマンスは、今年の多くのレースでトップ10フィニッシュに値するものだったはずだ。予選は最後尾、スプリントでは15番手スタートからノーポイントと、それまで彼の週末ではなかった。しかし、この2年目のドライバーは日曜日も絶好調で、戦略とペースを駆使し、最後尾で混戦を繰り広げた。

    8.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・レーシング)
    アルボンは3戦連続でポイントを獲得することができなかったが、彼のパフォーマンスを見る限り、毎週末、マシンと戦略から最大限の力を引き出し続けており、今回もトップ10フィニッシュに値する走りだった。ポイントを獲得できなかったことは残念だったが、このタイ人レーサーはスプリントでの素晴らしいパフォーマンスから多くの慰めを得たことだろう。17番手からスタートして7位でフィニッシュし、ウィリアムズにとって重要な2ポイントを獲得した。

    9.シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
    今年はルクレールの思い通りにいかないことが多く、スプリントでコースオフしてアドバンテージを得たとして5秒加算のペナルティを受け、7番手から12番手に降格したときは、フェラーリドライバーのフラストレーションが高まったことだろう。しかし、それを除けば、グリッド上のトップドライバーの一人による、またしても力強い週末となった。予選5番手でレースに臨んだが、フェルスタッペン、ラッセル、マクラーレン勢と争うだけのペースがなかった。つまり、5位が今週末彼ができる最高の成績だったが、彼はまさにそれを達成した。

    10.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)
    他チームがアストンマーティンの前に躍り出たことで、アロンソはここ最近、結果を残せていない。しかし、アロンソのパフォーマンスは衰えを見せず、コンスタントにトップ10入りを果たしている。予選4番手からスタートしたアロンソは、序盤から表彰台争いに加わる。しかし、レース距離ではペースが上がらず、グラベルを通過するミスを犯して5位から6位に後退した。

    惜しくも圏外
    カルロス・サインツは燃料漏れによりカタールでのレースを欠場し、今週のトップ10入りを逃した。Q3進出を逃し、12番手からレースをスタートすることになっていたサインツだが、土曜日には大きく順位を上げ、5番手スタートからスプリントで6位入賞を果たした。

    F1 カタールグランプリ

  • ジェンソン・バトン 「ドライバーが声を上げない限り熱問題は変わらない」

    ジェンソン・バトン 「ドライバーが声を上げない限り熱問題は変わらない」

    ジェンソン・バトンは、将来、F1カタールGPで見られる熱疲労の問題の再発を避けるために変更を望むなら、F1ドライバーは「声を上げる」必要があると語った。

    FIA(国際自動車連盟)は、カタールGPでドライバーたちが肉体的な限界に挑まざるを得なかった極端な気温と湿度について評価することを宣言した。

    ロサイル・インターナショナルで行われたタイヤスティントが制限されたレースでは、ドライバーたちはキャリア最大の試練に直面した。それを「地獄」や「拷問」と表現した人もいた。

    ローガン・サージャントは熱中症でリタイア、エステバン・オコンはヘルメットの中で嘔吐し、ランス・ストロールは何度も気を失ったと語った。

    FIAは「エリートアスリートである一方で、健康や安全を危険にさらす可能性のある状況下で競技することを期待されるべきではない」と述べた。

    バトンは直接カタールにいたわけではないが、ドライバーたちが直面した問題にはコースの高G特性も一役買っていると考えている。

    「暑さは感じなかったが、カタールの大きな問題のひとつは、ドライバーたちがコースのいたるところで高いGにさらされていることだ」とバトンは語った。「暑さは…つまり、これまでも暑いレースはたくさんあった」

    「でも、最大の問題は、彼らの体が長い間、呼吸ができないほど高い横Gにさらされていることだと思う。酸素を血液に取り込むことができないんだ」

    プチ・ル・マンでの記者会見で、コックピット内のドライバーの体温を調節するためにクルマの立場から何ができると思うかと尋ねられたバトンは「エアコンを除けば何もできないし、オープンコックピットのクルマでそんなことを聞いたこともないだろう」と答えた。

    「インディカーはクローズドタイプのコックピットで、車内は明らかに暑いし、パワーステアリングがないことは知っているので、それが彼らを痛めることも知っている。でも、(ロードコースで)F1マシンが引っ張るようなGはかからない」

    「オースティンでNASCARに参戦したとき、レース中に止まりそうになった。チームに『もう無理だ』って言ったんだ。本当に扱った。クルマによって暑さの問題も異なる」
    「ドライバーたちが声を上げない限り、それを変えることはできない」

    「マレーシアでF1に参戦していたとき、ドリンクボトルが壊れて、レース中に大きな問題に見舞われたことを覚えている。震え始めて、視界が悪くなる」

    「そうなると危険になるし、それがどれほど悪いことかを実感している」

  • FIA、ルイス・ハミルトンのF1カタールGPでのコース横断事件を再検討

    FIA、ルイス・ハミルトンのF1カタールGPでのコース横断事件を再検討

    FIA(国際自動車連盟)は、先週末に行われたF1カタールGPでルイス・ハミルトン(メルセデス)が1コーナーでコースアウトした後にコースを横切った行為とその処分について見直しを開始した。

    ルイス・ハミルトンは、ロサイル・インターナショナル・サーキットでチームメイトのジョージ・ラッセルと接触し、リタイアを喫した。

    このアクシデントでラッセルのマシンは大きなダメージを免れ、レースを続行することができたが、ハミルトンは、グラベルトラップにはまってしまった。

    ハミルトンはすぐにメルセデスのマシンを降り、ピットに戻ろうとしてサーキットを横切った。これはレギュレーション違反であり、先頭集団が戻ってくる前にサーキットを横切ったことが指摘されている。

    ハミルトンはカタールのスチュワードに呼び出され、何が起こったのかを問われた。

    調査の結果、ハミルトンには今季初の戒告処分と罰金50,000ユーロが科せられ、そのうち25,000ユーロは今後同様の違反がない限り、今季の残り期間の執行猶予処分となった。

    しかし、事件から1週間が経過した今、FIAは事件が当初考えられていたよりもはるかに深刻なものであったと考え、この問題を再検討したいと発表した。

    その主な動機は、ハミルトンにより大きな制裁を与えることではなく、ライブレーストラックを横切ったことに対する一般的な罰則をもっと大きくするべきかどうかにあることが理解されている。

    この調査は、ハミルトンが何をしたかを検証するだけでなく、今後の前例を作ることを目的としている。

    FIAのスポークスマンは「FIAは、ルイス・ハミルトンがF1カタールGPのレース中にコースを横切った件について再検討していると述べた。

    「FIAは、その後のスチュワードによる聴聞会でルイスが謝罪し、横断が重大な安全違反であったことを認めたことに留意している」

    「しかし、彼のロールモデルとしての地位を考慮して、FIAは彼の行動が若いドライバーに与える印象を懸念している」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    カタールの事故を見直すというFIAの決定は、最近イタリアのフランチャコルタで開催されたFIA世界カート選手権決勝での事故でも脚光を浴びている。

    英国のカート選手ジョー・ターニーは、トップ争いの末にコースから外れ、再びスタートしようとしてカートを押してコース上に戻したが、彼は他の競技者と衝突し、足を負傷した。

    今回の件でハミルトンに制裁が強化されることはないと思われるが、FIAのレビューの結果は、今後のより明確なペナルティの指示を示すことになりそうだ。

    FIAはハミルトンに戒告処分と罰金を科した当初、それが今後の抑止力として十分だと考えていると述べていた。

    公聴会でスチュワードは、7度のチャンピオンに輝いたハミルトンが今回の事態を反省していたことに言及した。

    「聴聞会の間、44号車のドライバーは非常に申し訳なさそうにしており、自分だけでなく接近してくるドライバーにとっても非常に危険な状況だったことを理解していた」とFIAは当時述べている。

    「スチュワードは、コース横断は非常に危険な状況を引き起こす可能性があり、ドライバーは非常に慎重にならなければならないという事実を強調した」

  • 2023年 F1カタールGP:WINNERS & LOSERS

    2023年 F1カタールGP:WINNERS & LOSERS

    2023年F1第18戦カタールGPでは、マックス・フェルスタッペンが仕事をやり遂げ、見事に3度目のワールドチャンピオンに輝いた。パドックの他の場所でも、特にマクラーレンには喜びがあったが、誰もがそれほど意気揚々とドーハを去ったわけではない。

    ロサインツ・インターナショナル・インターナショナル サーキットでの週末からFormula1.comがマリーナ・ベイから5人の勝者と5人の敗者を選んだ。

    勝者:マックス・フェルスタッペン
    土曜日のスプリントで2位を獲得したマックス・フェルスタッペンは、3度目のワールドチャンピオンを獲得するのに十分な成績を収め、アイルトン・セナ、ニキ・ラウダ、サー・ジャッキー・スチュワートといった偉大な選手たちと肩を並べた。日曜のレース前にはすでにタイトル獲得が決まっていたが、フェルスタッペンはメインイベントでもアクセルを緩めず、今シーズン17回のグランプリで14勝目を挙げた。その結果、フェルスタッペンはセバスチャン・ベッテルが持つ1シーズン最多リードラップ記録を更新し、レッドブルのチームメイトであるセルジオ・ペレスに200ポイントもの大差をつけた(これまでの最多勝差は2013年のベッテルによる155ポイント)。それは、F1のトリプルワールドチャンピオンにふさわしい圧倒的なパフォーマンスだった。

    F1 カタールGP マックス・フェルスタッペンレース後、レッドブルはフェルスタッペンのタイトルを祝福した。

    敗者:カルロス・サインツ
    カルロス・サインツは夏休み明けから絶好調で、2023年シンガポールGPでは印象的なパフォーマンスでレッドブル以外で唯一の優勝を飾った。しかし、スプリントで6位に終わった後、燃料関連のトラブルがグリッドに着くまでに修復されなかったため、レースでは“跳ね馬”の脚を伸ばすチャンスはなかった。チームメイトのシャルル・ルクレールが5位でフィニッシュしたことで、その差はわずか8ポイントとなった。

    F1 カタールグランプリ カルロス・サインツカタールではスタートラインにすら立てなかったサインツ。

    勝者:オスカー・ピアストリ
    オスカー・ピアストリはF1で急速に名を上げており、日本グランプリでの初表彰台に続き、スプリントレースのP1スタートを勝利に変えた。マクラーレンのレーサーは日曜日に6番手から2位に入る素晴らしいドライブでそれを裏付け、グランプリでのベストリザルトと2戦連続となる2度目の表彰台を獲得した。日本とカタールで獲得した41ポイントは、シーズン全体の総スコア(83ポイント)のほぼ半分に相当し、ドライバーズランキングでも9位につけている。

    F1 カタールGP オスカー・ピアストリピアストリはマクラーレンのアップグレードを手に入れて以来、好調を維持している。

    敗者:ルイス・ハミルトン
    メルセデスのチームメイトであるジョージ・ラッセルがターン1で自分をレースから外したとその場の勢いで発言したルイス・ハミルトンは、その後、ラッセルを最後尾に転落させた衝突の責任は自分にあると認めた。ハミルトンはソフトタイヤでスタートしたことでスタートダッシュを決めたが、ラッセルとポールシッターのマックス・フェルスタッペンをかわそうとしたときに、もう1台のシルバーアローに接触してしまった。ハミルトンがオープニングラップでリタイアしたのは2022年のベルギーGP以来、17年のキャリアの中で6回目だけだ。これは彼にとって2023年初のDNFでもあり、これまでの全レースでのポイント獲得記録は止まった。

    勝者:ランド・ノリス
    ランド・ノリスは予選とスプリント・シュートアウトの両方でミスを犯し、フロントロウを失ったため、自分自身に信じられないほど厳しい思いをした。しかし、両イベントで挽回し、スプリントでは3位、グランプリでは3位(後者は10番手スタート)でフィニッシュして、3戦連続の表彰台を獲得し、シーズンのキャリアベストとなる5度目の表彰台を獲得した。ピアストリが2位に入ったことで、マクラーレンは2戦連続のダブル表彰台を達成した。マクラーレンが最後に達成したのは2010年で、これによりコンストラクターズチャンピオンシップの4位争いでアストンマーティンと11ポイント以内に近づいた。

    敗者:ウィリアムズ
    アレックス・アルボンが土曜日のスプリントで予想外のポイントを獲得したことで、ウィリアムズは好調だった。ウィリアムズは2021年にこのフォーマットが導入されて以来、初めてこのフォーマットでポイントを獲得した。しかし、週初めにインフルエンザのような症状が出て衰弱」していたローガン・サージェントが「レース中に重度の脱水症状を起こして」リタイアしたため、グランプリでのノーポイントは3戦にまで伸びた。アルボンはポイントを獲得できる位置にいるように見えたが、グランプリが進むにつれてペースが落ち、13位でゴールした後、急性熱中症の治療を受けるためにメディカルセンターに向かった。

    F1 カタールグランプリ ウィリアムズ・レーシングアルボンのレース展開が崩れ、ウィリアムズにとって厳しい夜となった。

    勝者:アルファロメオ
    これはアルファロメオが待ち望んでいたレースであり、バルテリ・ボッタス、周冠宇、そしてチームが完璧に近いレースを展開し、今季初のダブルポイントフィニッシュを達成した。ボッタスはトップ10圏内からスタートし、順位を上げて8位でフィニッシュ。周は19番手から見事に挽回して9位に入り、今シーズンのベストリザルトに並んだ。この結果、スイスチームはコンストラクターズチャンピオンシップでハースを上回る8位に浮上。次の目標であるウィリアムズは7ポイントリードしている。

    F1 カタールGP アルファロメオ・レーシング周冠宇は素晴らしい走りで19番手から9位に順位を上げた。

    敗者:セルジオ・ペレス
    レッドブルのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンに吹き飛ばされたセルジオ・ペレスは今、苦悩の中にいる。ハミルトンの1周目のDNFにより、ドライバーズランキング2位争いにおいてペレスとメルセデスのドライバーの間に一息つく余地が生まれた。しかし、ペレスはトラックリミット内にマシンをとどめることができず、相次ぐ違反で15秒ものタイムペナルティを科せられた。彼はここ3レースでいずれも表彰台に届かず、10位で1ポイントを獲得してハミルトンとの差を30に広げたが、レッドブルが彼にはるかに優れたものを期待していることを彼は知っている。

    勝者:エステバン・オコン
    これはエステバン・オコンの今季最強のドライブのひとつで、このアルピーヌレーサーは7位でフィニッシュした(モナコで3位に次ぐ今シーズンのベストリザルト)。これは彼にとって2戦連続のポイント獲得であり、ドライバーズランキングでチームメイトのピエール・ガスリーに2ポイント差に迫る結果となったが、まだ40周以上残っている時点で彼がヘルメットの中で嘔吐したことを考えると、さらに印象深いものだった。

    F1 カタールグランプリ エステバン・オコンオコンはアルピーヌにとって厳しいレースをポイント圏内で終えた。

    敗者:アストンマーティン
    フェルナンド・アロンソは日曜日のグランプリでらしくないミスを犯し、グラベルを滑って再合流して6位を獲得した(スプリントは1ポイント獲得の8位)。ドライバーズランキングでは3位のハミルトンに11ポイント差まで迫ったものの、シーズン終了までにコンストラクターズランキングでアストンマーティンを追い抜く勢いのマクラーレンにマシンの究極のペースは太刀打ちできなかった。チームメイトのランス・ストロールは4戦連続でQ1進出を逃し、5戦連続のレース週末をノーポイントで終えた。

  • フェルスタッペン 「マクラーレンはF1で最高のドライバーラインナップ」

    フェルスタッペン 「マクラーレンはF1で最高のドライバーラインナップ」

    マックス・フェルスタッペンは、マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリがレッドブル・レーシングのF1ライバルの中で最高のドライバーラインナップを形成していると考えている。

    先週末のカタールGPでピアストリとノリスは、フェルスタッペンからわずか5秒差でフィニッシュし、マクラーレンが今季2戦連続でダブル表彰台を獲得した。

    新しいトリプルワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、マクラーレンはレッドブルの覇権を脅かす最も安定したチームであるだけでなく、最強のドライバーコンビを擁するチームでもあると語る。

    「チームとして、僕らの後ろにいる他のチームと比べて、おそらく最も安定していると思う」とフェルスタッペンは語った。

    「ドライバーのラインアップもベストだと思うし、彼らは非常にうまく機能している」

    「年末はもちろん、来年の開幕もみんながどのような状態にあるのか、興味深いものになると思う」

    フェルスタッペンのロサイル・インターナショナル・サーキットでの今季14勝目は、これまでの他の勝利ほど圧倒的なものではなかった。

    ノリス、そして、スタートでチームメイトのルイス・ハミルトンと接触して最後尾に後退したあと4位でフィニッシュしたメルセデスのジョージ・ラッセルは、どちらも少なくともフェルスタッペンの勝利を脅かすだけのペースがあると感じていた。

    カタールGPは、18周のスティントが義務付けられているため、レッドブルはその優れたタイヤマネジメントをフルに発揮することができなかったが、フェルスタッペンはチャレンジングな走りをすればもっと上へ行けたと思う一方で、マクラーレンがアウトライトペースで迫ってきていることも認めている。

    「本当に必要であれば、もう少しペースを掴むことができたと思う。それでもマクラーレンから何も奪うつもりはない」とフェルスタッペンは付け加えた。

    「彼らは素晴らしい仕事をしているし、僕たちから見ても彼らがどんどん近づいているのが分かるので、僕たちは少しの差を維持するように努めなければならない」

    「マクラーレンは一年を通して素晴らしい進歩を遂げている。僕たちサイドとしては、今年は少し改善しようと努力するが、もちろん主に来年に向けてだ」

    マクラーレンはこの一連の表彰台で4位のアストンマーティンに11ポイント差まで迫っている。アストンマーティンは、猛烈なスタートを切った後、ライバル勢が追いついてきたため、過去4回のグランプリ週末を通じてわずか15ポイントしか離れていない。

    残り5レースとなっているが、マクラーレンには3位のフェラーリに追いつくチャンスも残されており、その差は79ポイントとなっている。

  • アロンソ 「F1カタールGPのような極限環境ではレース延期を検討すべき」

    アロンソ 「F1カタールGPのような極限環境ではレース延期を検討すべき」

    フェルナンド・アロンソは、F1は先週末のカタールGPで見られたような極限環境ではレースの延期を検討すべきだと述べた。

    ドライバーたちはロサイル・インターナショナル・サーキットの暑さと湿気に苦しみ、レース後、ドライバーのほとんどが「キャリアの中で最も厳しいレースだった」と語った。

    ローガン・サージェントは「重度の脱水状態」で完走できず、ウィリアムズのチームメイトであるアレックス・アルボンもフラッグ後に急性熱中症で治療を求めた。

    レース後の月曜日、FIA(国際自動車連盟)はドライバーに対し「エリートアスリートである一方で、健康や安全を危険にさらす可能性のある条件下で競技することを期待されるべきではない」と指摘し、調査を約束した。

    来年のカタール大会は12月1日に予定されており、暑さの問題は軽減されるはずだ。

    しかし、アロンソは、必要に応じてその日の後半に走るオプションがあるべきだと語った。

    「フリー走行ではそれほど悪くなかったので、正直言って驚いた」とアロンソはカタールGPの決勝日について語った。

    「たぶん、風が強かったか何かで、今日はその風か何かを逃したのかもしれない」

    「極限だった。今後、何か解決策があるかどうか確認する必要があるし、極限環境ではスタートを遅らせるとか、そういうことで合意することもできるはずだ」

    バルテリ・ボッタスは、11月下旬に涼しい天候で開催された2021年カタールGPはそれほど極端ではなかったと同意した。

    「そうだね、大きな違いがあった」とバルテリ・ボッタスは語った。「3度の気温でさえね。車内が体温よりも高くなるのは良いことではない。これより高温になると、もはや安全ではなくなる」

    許容範囲に上限を設けるべきかとの質問に対し、ボッタスは「そうあるべきだ。もちろん、どのドライバーもレースを完走しようとしているし、まだ走れるのであれば止めるつもりはないだろう。でも、ある時点で不健康になるし、リスクもある。僕ならこれ以上暑いなら走らないだろう」

    F1 カタールグランプリ

    フェラーリのF1チーム代表フレッド・バスールは、カタールのイベントが限界に達していることに同意し、スポーツ全体がレース当日に起こったことに「注意を払う」べきだと付け加えた。

    「そうだね、ドライバーたちが続行不可能になって止まってしまうような限界に近づいていた思う」とバスールはコメント。

    「彼らは止まるだけの分別はあるが、クラッシュする可能性もある。我々が注意を払わなければならないということだ」

    「今週末は限界に非常に近かったか、限界を超えていたと思う。ただ、今後のことを考えると、来年のカタールでのレースは12月初旬で、気温や湿度の違いが大きいと思いう」

    「だが、今週末は気温と湿度に加えて、16のコーナーが連続するため、ドライバーにとっては非常にチャレンジングだた。常に非常に高速でコーナーを曲がるときは非常に要求が厳しいものだ」

    「そして彼らにとって、それは本当に極限だったと思います。それが多すぎるかどうかは言いたくないが、本当に極限で、おそらく多すぎた。そして、我々はこれに注意を払わなければならない」

    バスールは、ドライバーにハードなプッシュを強いる短いスティントが義務づけられなくとも、レースはドライバーにとって厳しいものだっただろうと語った。

    「理論上では、何の制限もないワンストップレースだったと思う」とバスールは語った。

    「そして確かに、この状況では、4スティントや3ストップの方がプッシュすることになる」

    「だが、通常のコンディションで1ストップしたとしても厳しかったと思う。結局、何も起こらなかったので良かった。しかし、レースを完走できないドライバーがいることは、それほど多くない」

    メルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンは、来年のレースのコンディションはもっと受け入れられるはずだという意見に同意した。

    「基本的に、気温が36度前後で体温に近い場合はドライバーに風を送ることができるが、気温がもう少し低いときほど冷却効果はない」とショブリンは語った。

    「湿度も加わるので、ドライバーにとっては非常に厳しい環境となる。さて、それに対する本当の解決策は何だろうか?来年、レースは12月に移る。それは1年のうちで最も涼しい時期であり、おそらくそれが我々ができる最大の支援策だろう」

  • FIA、ランス・ストロールのF1カタールGPでの暴力行為に正式な警告

    FIA、ランス・ストロールのF1カタールGPでの暴力行為に正式な警告

    FIA(国際自動車連盟)は、ランス・ストロールが謝罪したことを受け、2023年F1カタールGPのガレージで起こした行為に対して正式な警告を発した。

    カタールGP予選でQ1敗退を喫したランス・ストロールは、ステアリングホイールをコックピットから投げ捨てた後、トレーナーのヘンリー・ハウを突き飛ばした。

    FIAは火曜日、FIAの規則、方針、手順に反する可能性があるいくつかの出来事に関して、コンプライアンス担当者がストロールと協議していると発表した。

    FIAが具体的に説明したわけではないが、先週の金曜日にロサイル・インターナショナル・サーキットでカメラに収められたストロールの行為に焦点を当てたもので、FIAの国際スポーツ規約にある「評判を落とす」という条項に焦点を当てたものだと理解されている。

    FIAの広報担当者は金曜日の午後に最新情報を発表し、ストロールはカタールでの行為と今後の行動について警告を受け、事実上この問題に終止符を打った。

    「FIAコンプライアンス・オフィサーは、ランス・ストロールから2023年FIA F1カタールGPでの行為に関する謝罪を受けたことを確認した」とFIAは声明で述べた。

    「コンプライアンス・オフィサーはこの謝罪に留意し、ランスにFIA倫理規定とその他のFIA倫理・行動ガイドラインに拘束される競技者としての責任を喚起するため、書面による警告を行った」

    「FIAは不正行為に対してゼロ・トレランスの姿勢を維持しており、身体的ハラスメントにつながる可能性のあるいかなる行為も非難する」

    ストロールの行為は、FIA ISC第12.2.1.c項に該当すると思われる。同条項では、競技者が「不正行為、または競技の利益もしくはモータースポーツ全般の利益を害する行為」を行ったとみなされた場合、違反行為とみなされると定めている。

    このルールは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが2018年ブラジルGPで衝突した後、インテルラゴスのパルクフェルメで当時のフォース・インディアのドライバーだったエステバン・オコンを突き飛ばしたケースで浮き彫りになった。

    フェルスタッペンはその後、ブラジルでの行為に対する罰として2日間の公務を命じられ、その中には2019年のマラケシュ・フォーミュラEレースを訪れて、同イベントのスチュワードがドライバーの行為をどのように評価しているのかを学ぶことも含まれていた。

    ストロールが所属するアストン・チームはすでにカタールでのドライバーの行動を軽視する動きを見せており、チーム代表のマイク・クラックはストロールとの件についてチームがどのように話すかについて説明する際、「こういったことについて話さなければならないが、(周囲の状況との)関連性の中で話さなければならない」と述べた。

    「その場の勢いで話してはいけないと思う」とクラックは付け加えた。「待つ必要がある。みんなが一晩寝て、それから見て、それについて話し合えば、世界は違ったものになる」

  • リカルドの元トレーナーがF1カタールGPの極限環境の危険性を説明

    リカルドの元トレーナーがF1カタールGPの極限環境の危険性を説明

    ダニエル・リカルドのトレーナーを務めていたF1の一流パフォーマンスコーチが、F1カタールGP中に極度の暑さと湿気がドライバーにもたらす信じられないほどの危険について説明した。

    FIA(国際自動車連盟)は、57周のレース中およびその後の気温30度前半、湿度80%台というコンディションにドライバーたちが苦しんだロサイル・インターナショナル・サーキットの状況の分析を開始した。

    FIAはドライバーたちを「エリートアスリート」と宣言したが、モータースポーツ統括団体は「ドライバーたちが健康や安全を危険にさらす可能性のある状況下で競技することを期待されるべきではない」と認めている。

    ウィリアムズのローガン・サージェントはレースを完走することができず、重度の脱す症状のため41周後にリタイアし、チームメイトのアレックス・アルボンも熱中症のためサーキットメディカルセンターで治療を受けた。

    アストンマーティンのドライバーであるランス・ストロールは、レース中に何度も「フェードインしたりフェードアウトしたり」したと主張。幸運にも高速クラッシュを避けられたと語ったことが、FIAが対応するきっかけとなった。

    以前はダニエル・リカルドやカルロス・サインツ、そして現在はアルファロメオの周冠宇とともに働いていたパフォーマンスコーチのサム・ビレッジは、FIAが懸念の高い問題に取り組むのは正しいと感じている。

    「どんな種類のめまいでも、話題に上った時点で何かを実施するべきだと思う。信じられないほど危険だ」とビレッジはSky Sports F1のポッドキャストで語った。

    「暑さの中で気を失うのはよくあることで、それは間違いない。100パーセント検討する必要がある」

    ビレッジは、以前フェリペ・マッサを担当していた周のトラックトレーナーと話したことを確認し、そのトレーナーは 「あれ以上の暑さは見たことがない」と報告した。

    さらに「その後、カルロスのコーチと話をしたところ、日中の乾いた暑さのせいでこの地形に湿気が生じ、耐えられなくなったとのことだった」と述べた。

    「(昨年の)サッカーワールドカップが冬に開催されたのには理由があると思う。今なら誰もがそれを認識できると思う。コンディションは非常に厳しいものだった」

    「あのようなレースが年に1~2回あれば、もっとうまく準備できたかもしれないが、レーシングドライバーのスケジュールでは、異なる環境でのレースに向けて準備するのは本当に難しい」

    メルセデスのドライバーであるジョージ・ラッセルはその状況を「残忍」だと述べ、ビレッジはドライバーが身体的、精神的に罰せられたと説明した。

    ビレッジは「彼らに与えられたスティントの長さ、新しい路面、そして暑さの組み合わせだった」と語った。

    「カタールのサーキットの特徴は、ダウンフォースの大きい高速コーナーが多いことだ」

    「このようなハイダウンフォースの高速コーナーを通過するとき、彼らは緊張し、最終的には少し息を止める」

    「つまり、彼らの呼吸数は眠っているときと同じだが、心拍数は150から180(1分あたりの心拍数)の間なので、潜在的に脳にも低酸素症の要素が存在する。それが課題だ」

    「彼らは各コーナー、各ブレーキングポイントでおよそ3~6Gを経験しているため、それらの負荷も彼らにかかっている」

    「彼らは多くのことに対処しなければならなかったが、例えば、アイアンマンに出場するためにハワイに行くような持久系アスリートであれば、コンディショニングのために負荷をかけるだろう」

    「また、彼らは基本的に1時間半から1時間45分の間、お湯を飲んでいた」

    「一方、エンデュランスで同じ気温の中でレースをする選手は、15分から20分ごとに水をかぶり、冷たい飲み物も飲むことができる」

  • アストンマーティンF1 「シートの過熱問題は解決に向けて努力」

    アストンマーティンF1 「シートの過熱問題は解決に向けて努力」

    アストンマーティンF1チームは、F1カタールGPでフェルナンド・アロンソがシートで感じた灼熱感は再発する問題であり、現在も解決に向けて努力していると語った。

    うだるような暑さのロサイル・インターナショナル・サーキットでのレース中盤、アロンソはシートに焼けるような痛みを感じ、チームに解決策を求めた。

    『シートが焼けるようだ』とアロンソは無線で語った。『ピットストップで何かできることはないか?水か何かを投げてくれ!』

    チームはマシンに液体を追加するでアロンソは救うことはできなかった。重量が増加するため、最低重量制限を回避する手段として使用される可能性があるからだ。

    だが、その後チーム代表のマイク・クラックは、シートの焼けはチームが解決しようとしている繰り返しのテーマであり、カタールの極度の暑さによってさらに悪化したと説明した。

    この問題が以前にも発生してたのかとの質問に「はい、本当だ。彼はすでに数回この件について報告していた」と答えた。

    「我々はそれに取り組んできた。何もしていないわけではない。シンガポールでも行ったし、はるかに優れたものなったと考えていた」

    「しかし、明らかにまた極端な状況が続いているので、このまま続けば、エアコンをつける日もそう遠くないと思う」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    AMR23のシートがなぜそんなに熱くなるのかと尋ねられたクラックは「油圧ラインがあり、周囲にECUがある。それらすべてが熱くなっている。シートを熱から隔離しようとしている」と答えた。

    「だが、ある意味でアクティブな冷却はしたくない。単に重量の問題だ」

    アロンソは、シートの右側に灼熱感が最初の15周以内にすでに起こり始めたと明らかにした。

    「ランスと僕自身は、右側のシートの温度に少し苦労したと思う」とアロンソは語った。

    「最初の15周で火傷を負ったので、ピットストップで水か何かを投げてくれないかとラジオで尋ねたけど、どうやらそれは禁止されているようだ。かなり極端だった」

    「以前にもいくつかの問題に対処してきた。今日は極端だった」

    アロンソは、チームメイトのストロールが失神しそうになり、ウィリアムズのローガン・サージェントが熱中症でリタイアに追い込まれたロサイルの状況を、2019年8月にトヨタで完走したダカール・ラリーのテストに例えた。

    「8月にカタールの前にナセルとここでテストを受けたけど、今日と似たような結果だった」と2度のワールドチャンピオンは付け加えた。「毎年この時期のカタールは非常に極端だ」

    シートの問題やコース外への逸脱にもかかわらず、アロンソは粘り強く6位でフィニッシュしたが、ストロールは度重なるトラックリミットペナルティでポイント圏外となった。