2021年のF1世界選手権 第3戦 F1ポルトガルGPのフリー走行1回目が4月30日(金)にアルガルベ・サーキットで開催され、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がトップタイムを記録した。
昨年、新型コロナウイルスの世界的な流行によるスケジュール変更を受け、初めてF1の舞台となったアルガルベ・サーキットだが、今年も中止になったベトナムと中国の代替サーキットの一部としてカレンダーに組み込まれ、2年連続での開催となった。
全長約4.6㎞で高低差に富み、マシン、ドライバー、エンジンのすべてが試されるレイアウトは、開幕2戦とはまた異なるチャレンジをもたらす。ピレリは、F1ポルトガルGPにC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)という3種類のコンパウンドを選択。C1が登場するのは今季初となる。
金曜日のポルトガルは晴れ。気温17.6度、路面温度33.4度のドライコンディションで60分間のFP1セッションはスタート。前戦F1エミリア・ロマーニャGPでマシンを大破させて新しいシャシーを組み立てたバルテリ・ボッタス(メルセデス)を先頭にコースイン。アルファロメオはアントニオ・ジョビナッツィに代えて、リザーブドライバーのカラム・アイロットがFP1を担当する。
昨年は路面が新舗装されたばかりでの開催となったが、今季は半年の月日を経ており、ドライバーの反応が注目点のひとつ。多くのドライバーがハードタイヤでセッションを開始し、バルテリ・ボッタスが前半のトップタイムを記録(1分20秒506)。チームメイトのルイス・ハミルトンはインスタレーションラップで「走れたものではない」と語っていたものの、セッティングを変更して3番手。メルセデス勢の間にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が割って入っている。
セッション中盤からはソフトタイヤを装着するドライバーも目立ち、終盤には大部分のドライバーがソフトで走行した。トラックリミットはターン1、ターン4、ターン15に設けられている。昨年はFP1でトラックリミット超過によるタイム抹消が125回あったが、今年はそこまで極端に超過することなく走行を続けている。
F1ポルトガルGP フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはバルテリ・ボッタス(メルセデス)。31周を走行し、ソフトタイヤで1分19秒648をマーク。チームメイトのルイス・ハミルトンは5番手に沈んだが、セクターごとのタイヤの使い方など、様々な走りを試しているのが見て取れた。
2番手タイムは0.025秒の僅差でレッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンが続いた。セッション終盤のソフトでの走行ではマシンのバイブレーションを訴え、他のドライバーが2周目にタイムを出しているのい対し、1周目しか計測しておらず、まだまだポテンシャルは秘めていると考えられる。チームメイトのセルジオ・ペレスが0.173秒差で3番手に続いているのはチームとして良いスタートと言えるだろう。
4番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、6番手にピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)。過去2戦ではかなり拮抗していた両者だが、FP1では0.560秒という差がついた。
チームメイトの角田裕毅はガスリーから0.646秒差の13番手。前戦でのクラッシュやスピンの経験もあってか、慎重なスタートであり、話題となった無線で叫ぶようなこともなかった。
F1ポルトガルGPのフリー走行2回目はこの後23時(現地時間15時)から行われる。
2021年 第3戦 F1ポルトガルGP フリー走行1回目 結果・タイム