カテゴリー: ポルシェ

  • ポルシェ 918スパイダー、ニュルブルクリンクで市販車最速タイムを記録

    ポルシェ 918スパイダー、ニュルブルクリンクで市販車最速タイムを記録

    ポルシェ 918スパイダーが、ニュルブルクリンク北コースにおいて、これまでの記録より14秒速い6分57秒を記録した。

    「私達は918スパイダーについて大きな約束をしていました。それはドライビングプレジャー、効率性、パフォーマンスの見直しというものでしたが、その約束を果たすことができました」と、ポルシェAGの研究開発担当役員であるヴォルフガング・ハッツは述べた。

    常に次世代をリードするポルシェの例に漏れず、最新のスーパースポーツカー918スパイダーが今年のフランクフルトモーターショー(IAA)でワールドプレミアを飾った。最高のドライビングダイナミクスと最小限の燃料消費量を兼ね備える独特のキャラクターを持つこのスポーツカーは、ニュルブルクリンクで記録を打ち立てることによって、ポルシェが先駆けとなるプラグインハイブリッドシステムの大きな可能性を示し、ハイブリッドスポーツカーの開発においてポルシェの担う主導的役割を一層強化することになる。

    「革新的なハイブリッドシステムを採用した918スパイダーは、デビュー早々から素晴らしいタイムを樹立しました。このスーパースポーツカーが最も難しい北コースのラップタイムにおいて6分57秒を記録したことは、開発チームとポルシェの全員にとって誇ることのできる結果といえます」と、918スパイダー プロジェクトトップのDr.フランク・ヴァリザーは述べた。

    4年前に記録されていたそれまでの最速ラップタイムは、テスト当日である9月4日の午前中に行われた最初のタイムアタックで更新された。元ラリーチャンピオンのヴァルター・ロール、ポルシェのテストドライバーのティモ・クルック、そしてワークスドライバーのマルク・リーブの3人がドライブした2台の918スパイダーは、タイムアタックにおいて前回を上回る7分を切るタイムで走ることが何度もあった。最終的にマルク・リーブが、平均速度179.5km/hによって6分57秒のベストタイムを打ち立てた。

    ヴィーゲ・ソリューションズがタイムを計測し、スポーツカーマガジン「sport auto」誌編集長のマルクス・シュリンクが、外部オブザーバーとしてタイムアタックに立ち合っている。最高出力887PS(652kW)を発生する918スパイダーには、ドライビングダイナミクスを高めるオプションの「ヴァイザッハパッケージ」と、918スパイダー専用に開発されたミシュランの標準タイヤが装着されていた。

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  • ポルシェ、最新版LMP1カーをニール・ジャニがテスト

    ポルシェ、最新版LMP1カーをニール・ジャニがテスト

    ポルシェは、2014年のWEC世界耐久選手権への参戦に向けて最新版LMP1ハイブリッドのテストを実施。ニール・ジャニが、初めてポルシェ LMP1カーでのフルテストを実施した。

    2014年のドライバーとして発表されている4名のドライバーのひとりであるニール・ジャニは、以前にポルシェのヴァイサッハのテストトラックで短いシェイクダウンを完了していた。

    アップデートされたLMP1カーでテストはより包括的に実施され、ピットストップや燃料補給などのルーチンがこなされた。

    また、これまでのポルシェのテスト走行はヴァイサッハで行なわれていたが、今後は“国際的なサーキット”で実施されることが発表された。

    ポルシェは、2013年から2014年序盤にかけての完全なテストプログラムを立てており、各走行で新しいパーツとアップデートを持ち込むとみられている。

    「現在のテスト走行では、膨大な量の不可欠なデータを集めることができている。全ての走行距離が重要だ」とポルシェLMP1プロジェクトのディレクターを務めるフリッツ・エンツィンガーは述べた。

    「だが、非常に複雑なLMP1レーシングカーを開発し、来シーズンの初めまでに競争できるようにするためには、より多くのテスト走行距離が必要だ」

    「我々は各テストで果たしている進歩に満足している」

    ポルシェはニール・ジャニに加えて、ティモ・ベルンハルト、ロマン・デュマがテストを担当しており、2014年にはレッドブルから移籍するマーク・ウェバーが加わる。

    Porsche LMP1 画像

  • マーク・ウェバー、2014年までポルシェをテストできず?

    マーク・ウェバー、2014年までポルシェをテストできず?

    マーク・ウェバーは、2014年になるまでポルシェのLMP1カーをテストすることができないかもしれない。

    今シーズン末でF1を引退し、ポルシェからWEC世界耐久選手権に参戦することを発表したマーク・ウェバーだが、タイトルスポンサーのインフィニティを含むレッドブルとのF1契約は、今年いっぱいまで有効。

    そのため、マーク・ウェバーは、1月1日までポルシェのテストプログラムに加わることができない可能性が高い。

    ポルシェの広報担当者は「(F1シーズン終了後の)11月もしくは12月に彼にテストをスタートしてほしいですが、それが可能になるかどうかはわかりません」とコメント。

    「我々がわかっていることは、1月1日から正式な職務に利用できるということだけです」

    広報担当は、テストは、長期的なポルシェドライバーであるティモ・ベルンハルトとロマン・デュマによって行われることを明らかにした。

    6月にポルシェのドライバーとして発表されたニール・ジャニは、来月ポルシェでの初走行を行うことになっている。

    ポルシェは、2014年のWEC世界耐久選手権に2台のLMP1カーを参戦させる。各マシンには3名のドライバーが発表されるが、現状ではまだ2名ずつしか発表されていない。

    また、ポルシェは、ル・マン24時間レースでは3台のマシンを走らせることも示唆している。

  • アウディとトヨタ、ポルシェの2014年LMP1カーでのテストを心配せず

    アウディとトヨタ、ポルシェの2014年LMP1カーでのテストを心配せず

    アウディとトヨタは、2014年にル・マン24時間レースおよびWEC世界耐久選手権でライバルとなるポルシェの早い時期のテストデビューを気にしていない。

    ガソリンエンジンを搭載するポルシェ LMP1ハイブリッドは、2014年にもとで作られた最初のクルマ。先月、ポルシェはマシンをシェイクダウンしており、来年にむけてライバルよりも最低4カ月有利のアドバンテージを得られる可能性がある。

    アウディは、9月までに2014年マシンを走らせる予定はなく、トヨタはまだ日付さえも決めていない状態。

    だが、両社とも、ポルシェの早期デビューに関して心配していないと主張している。

    アウディモータースポーツ代表Dr. ヴォルフガング・ウルリッヒは、ポルシェには来年トップレベルのレースに復帰するために追いつく必要があるので、早めにトラックデビューさせる必要があったと指摘する。

    「カテゴリーに復帰するのであれば、かなり速くに物事をスタートする必要がある」とヴォルフガング・ウルリッヒは述べた。

    「ポリシェは、長年離れた後、プロトタイプレースに戻ってくる。かなり暫定的なマシンだと思うし、彼らがレースをするクルマではないはずだ」

    トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンも同様の指摘をしている。

    「彼らがレースをしていないことを考えれば、あれは彼らがやらなければならないことだ。早めることで、新しいデザインで出来るだけ多くの経験を積むことができる」

    「我々の2014年マシンは新しいが、空力とハイブリッド開発という点では、今年のクルマと多くの連続性がある」

    「ポルシェはゼロからのスタートなので、もっと時間が必要だ。我々はゼロからのスタートというわけではない」

    ヴォルフガング・ウルリッヒは、アウディは、2014年マシンの初テストに設定しているタイムスケールに満足していると述べた。

    「我々は開発をスタートとしているし、十分なタイムスケールにいる」

    「秋に走らせる予定だ。新しいコンセプトであり、もう少しテストをする必要があるので、例年よりは少し早い」

    アウディは、ル・マンのテストディにミシュランのデータ収集のために2014年の幅の狭いタイヤを装着したR18 e-tron クワトロをテストしている。

    パスカル・バセロンは、トヨタが新車を走らせるのが今年なのか来年の初旬になるかは言えないと述べた。

    「現時点では話すには時期尚早だ」とパスカル・バセロンはコメント。

    「リソースは限られており、2014年に取り組む前に2013年に取り組まなければならない」

  • マーク・ウェバー Q&A:F1引退とWEC転向について

    マーク・ウェバー Q&A:F1引退とWEC転向について

    マーク・ウェバーが、F1引退と来季からのポルシェとのWEC世界耐久選手権参戦について語った。

    なぜ、シーズン末でWECでポルシェに加入するという決断をしたのですか?
    新しいプログラムに加入するにはパーフェクトなタイミングだった。モータースポーツで最も有名なチームのひとつと仕事をすることは、僕の将来にとってセンセーショナルなチャレンジであり、チャンスだった。

    1999年に起こったことの後、ル・マンに戻ることについてどのような気持ちですか?
    モーターレーシングが危険であることは認める。でも、ル・マンは世界で最も有名なサーキットのひとつだし、僕にはまだやり残した仕事がある。あそこでうまくやりたい。ル・マンは苛酷かもしれないけど、素晴らしい報いがあるし、それが魅力のひとつだ。

    マレーシアでの一件は、あなたの決定に影響に影響しましたか?
    いいや。僕には個人的なプランがあったし、それを貫いてきた。これは次なるチャプターだ。

    レッドブル・レーシングを離れることに対して、チームから圧力、もしくは奨励はありましたか?それとも、完全にあなたの決断だったのですか?
    チームにより多くを求めることはなかったけど、6〜8カ月くらいディートリッヒ・マテシッツと連絡を取り続けていた。彼は僕にとって絶対的な存在だ。今後も僕はレッドブルファミリーの一員として、レッドブルのために働き、他のレッドブルのアスリートたちが限界を極めるのを見守り、サポートしていく。

    あなたはグリッドで最も古いドライバーのひとりです。年齢はドライビングに影響しましたか? それは引退するという決断の考慮点でしたか?
    もちろん、25歳でF1キャリアの全部を過ごせたらいいけどね。30代中後期のドライバーのスポーツマンやスポーツウーマンに尋ねてみてよ。簡単にはならないと言うだろうね。それがプロスポーツの事実だ。

    F1に留まるという選択肢はありましたか?
    そうだね。でも、F1はカテゴリーとして2014年の僕の頭にはなかった。だから、僕にとっては検討材料ではなかった。

    今後、再びF1に復帰するチャンスがあった場合は?
    その可能性はかなり低いと思う。特にカテゴリーが新しい方向に進むことを考えればね。あっという間に状況がわからなくなるだろう

    最後に。F1を離れることを寂しく思いますか?
    F1がモータースポーツの最高峰とみなされていることはわかっている。これまで素晴らしい人たちと働いてきた。特にエイドリアン・ニューウェイは驚くべき人物だった。非常にタフで要求が高いコンディションやサーキットで走り、素晴らしいドライバーたちを相手に戦ってきた。それは今年末まで続く。F1が恋しくなるかって? もちろんだよ。でも、誰であっても時は流れ続けるものだし、止まることはない。僕にとっては、今が次のチャレンジに向けて進むべき時だ。

    関連:マーク・ウェバー、今季限りでのF1引退とポルシェ加入を発表

  • マーク・ウェバー、今季限りでのF1引退とポルシェ加入を発表

    マーク・ウェバー、今季限りでのF1引退とポルシェ加入を発表

    マーク・ウェバーは、今シーズン限りでF1を引退することを決断。2014年からポルシェのスポーツカープログラムに加わることを発表した。

    マーク・ウェバーは、ポルシェのためにレースをすることは“光栄”だと述べた。

    「ポルシェのル・マンおよびWECのトップカテゴリーへの復帰に関われること、そしてチームの一員となることができ光栄です」とマーク・ウェバーはコメント。

    「ポルシェは、マニュファクチュアラーとしてレースの歴史を刻み、傑出したテクノロジーと最高のパフォーマンスの代名詞です」

    「私のF1のキャリア後に待ち受ける、新たなチャレンジを非常に楽しみにしています。ポルシェは自らにきわめて高い目標を設定したことに疑いの余地はありません。世界最速のスポーツカーの一台をドライブするのを今から待ち切れません」

    マーク・ウェバーは、ニール・ジャニ、ティモ・ベルンハルト、ロマン・デュマとともに2014年にポルシェのLMP1カーでル・マン24時間レースを含めた耐久レースに参戦する。

    ポルシェの研究開発担当役員ヴォルフガング・ハッツは「私達のLMP1プロジェクトに、現在最高かつ最大の成功を収めているF1ドライバーのひとりであるマーク・ウェバーを迎えることができ、大変嬉しく思っています」とはコメント。

    「マークは、世界最高のレーシングドライバーのひとりであることは明白で、彼はル・マン24時間レースの経験がある上、長年のポルシェ エンスージャストでもあるのです」

    ポルシェLMP1プロジェクトのディレクターを務めるフリッツ・エンツィンガーは「共にF1に関わっていたときからマークの資質を評価しています」とコメント。

    「彼は、私達のチームにとって考え得る最高のドライバーのひとりです。2014年シーズンから、このように経験豊かで速いレギュラードライバーと一緒に戦うことができ、非常に喜んでいます」

    マーク・ウェバーの後任候補には、キミ・ライコネン、そしてトロ・ロッソのジャン・エリック・ベルニュとダニエル・リカルドが挙げられている。

  • ニール・ジャニ、2014年のポルシェ LMP1プロジェクトに加入

    ニール・ジャニ、2014年のポルシェ LMP1プロジェクトに加入

    ポルシェは、ニール・ジャニが2014年のLMP1プロジェクトに加入し、WEC世界耐久選手権およびル・マン24時間レースを戦うことを発表した。

    トロ・ロッソでテストドライバーを務めた経験のあるニール・ジャニは、2009年のル・マン24時間レースからレベリオンでスポーツカーに参戦していた。

    ニール・ジャニは、ティモ・ベルンハルト、ロマン・デュマとともに2014年にデビューするポルシェのLMP1カーのテストしていく。

    ポルシェは、ニール・ジャニとの契約は“複数年”に広がると述べた。

    「世界耐久選手権(WEC)およびル・マン24時間レースでポルシェのために戦うというのは私の夢でした」とニール・ジャニはコメント。

    「テストドライバーとしての経験が生かせる時が来るのを私は楽しみにしています」

    「ポルシェは他のチームと比較にならないほど素晴らしいチームです。ポルシェのワークスチームの一員になれたことを私は誇りに思っています」

    「私の目標は、ル・マン24時間レースで勝利することと、世界耐久選手権(WEC)でポルシェにタイトルをもたらすことです。単にポルシェの輝かしい歴史を築くというのではなく、新たな1章を追加したいと考えています」

    ポルシェAGの研究開発担当役員であるヴォルフガング・ハッツは「ニール・ジャニは非常に優秀なドライバーで、現在ではトップレーシングドライバーのひとりです。2014年度の世界耐久選手権(WEC)とル・マン24時間レースに出場する3人のドライバーを固めることができて私は嬉しく思っています」とコメント。

    ポルシェ LMP1プロジェクトのディレクターを務めるフリッツ・エンツィンガーは「ニールは私達ポルシェ モータースポーツファミリーに適した人物です。」とコメント。

    「彼は信じられないほど速く、国際的な長距離レースとル・マン24時間レースの経験も豊富です。そして、彼は真のチームプレーヤーでもあります」

    ニール・ジャニは、7月1日からポルシェドライバーとなるが、予定しているレベリオンでのAMLSとWECレースには参戦する。

  • ポルシェ、GTE Proクラスで1-2フィニッシュ (ル・マン24時間レース)

    ポルシェ、GTE Proクラスで1-2フィニッシュ (ル・マン24時間レース)

    ポルシェは、ル・マン24時間レースのGTE Proクラスで911 RSRの92号車(マン・デュマ/マルク・リーブ/リヒャルト・リーツ)が優勝。もう一台の91号車(イェルク・ベルクマイスター/ティモ・ベルンハルト/パトリック・ピレ)もGTE Proクラス2位でフィニッシュし、1-2フィニッシュを達成した。

    GTE-Amクラスでは、カスタマーチームIMSAパフォーマンスマットマットのポルシェ911 GT3 RSR 76号車が勝利。

    この2クラスでの勝利は、ポルシェのル・マン24時間レースでの99勝目と100勝目にあたり、世界的に知られる耐久レースの歴史に新たな1ページを加えた。

    第81回目のル・マン24時間レースは、時々雨に見舞われ、変わりやすい天候の過酷な条件のもと行われたが、今年デビューしたポルシェ911 RSRによる初めての勝利はレース後の安堵感を、さらに大きいものにした。

    ゴールラインでは、ポルシェAGチーム・マンタイのチーム全員がピットの壁に立ち、彼らの栄光を讃えた。その中には、ポルシェのピットで常にレースを見守ってきた、ポルシェAGの監査役会会長を務めるDr. ヴォルフガング・ポルシェとポルシェAG 社長のマティアス・ミューラー、そして同じく監査役会のヴォルフガング・ハッツ(研究開発部門)とベルンハルト・マイヤー(セールス&マーケティング)の姿もあった。

    FIA世界耐久選手権(WEC)の第3戦であるル・マンにおいて、2台の911 RSRはスタート直後から3番手前後を走り、揃って入賞を狙える位置につけた。素晴らしいラップタイムと信頼性によって、特に92号車の911はスタートからトップを伺った。ピットストップも順調で、燃料補給、タイヤおよびドライバーチェンジといったルーティーン作業のみを行い、クルマをサーキットに送り出した。2台の911 RSRは、91号車がライバル車と衝突してリアライトを交換したことを除き、小さな技術トラブルもなく完走した。また91号車のステアリングを握っていたイェルク・ベルクマイスターは、スタート直後すぐ目の前にセーフティカーが入ったことで約2分の遅れを強いられた。

    部分的に濡れた過酷なサーキットに苦労するライバルに比べ、911 RSRはトラブルもなく一貫して最速のラップタイムを刻んで夜の走行を安全に終え、初勝利を手繰り寄せた。ゴールの1時間前には土砂降りの雨が降り、後続車が最終アタックを仕掛けたが、91号車のリヒャルト・リーツは動じなかた。終盤、91号車もアストンマーチンとフェラーリを抑えて2位に順位を上げ、ポルシェのワークスドライバーは、ワンツー フィニッシュを手中に収めた。

    GTE-Amクラスでは、3台のポルシェ911 GT3 RSRがトップを快走。レイモン・ナラック、クリストフ・ブレおよび今シーズン、ポルシェ・モービル1・スーパーカップでポルシェのサポートを受けているジャン・カール・ヴェルナイのチームがチェッカーフラッグを受け、勝利を収めた。これは2012ポルシェ インターナショナル・カップ奨学金を獲得したジャン・カール・ヴェルナイにとっては、夢が叶った瞬間だった。デンプシー・デル・ピエロ・プロトン911 GT3 RSRをドライブしたのは、ポルシェのワークスドライバーであるパトリック・ロングとジョー・フォスター、そしてレーシングドライバーでもある俳優のパトリック・デンプシーで、全員がアメリカ人だった。デンプシーは、時折リードを奪う走りを見せていたが、自らのミスではなく、1台のスポーツプロトタイプにコース外に押し出され、ポルシェでのル・マン初優勝の夢が断たれた。

    また、デンマークのアラン・シモンセンの死が、ル・マンのレースに暗い影を落とした。レース4周目、アストンマーチンをドライブするシモンセンが、高速のテルトル・ルージュ・コーナーのバリアに突っ込み、24時間サーキット・メディカル・センターに重体で運び込まれた後、間もなく亡くなった。

    ポルシェAGの監査役会会長であるDr.ヴォルフガング・ポルシェは、「今回のル・マン24時間レースでは、911 RSRでクラス99勝目および100勝目のダブル優勝を遂げ、ポルシェはすばらしい成功を収めました。この勝利に貢献した全員に、祝辞を贈ります。しかし、私達の喜びは、アラン・シモンセンの死に対する悲しみとショックにより複雑なものとなってしまいました。私達は、情熱的なレーサーを失っただけではなく、ポルシェのモータースポーツ・ファミリーの良き友人を失いました。彼は、2007年にポルシェでル・マン24時間レースのデビューを飾りました。また、2005年には、当社のワークスドライバーであるマルク・リーブとともに、ル・マン耐久シリーズの2戦をポルシェで戦った歴史もあります。彼の家族ならびにアストンマーチン・チーム、および彼のチームメートに心からのお悔やみを申し上げます」とコメント。

    ポルシェAGの社長であるマティアス・ミューラーは、「この魅力に溢れた24時間は、私達のほとんどが体験したことのないアクション満載のレースでした。ル・マンは、最初から最後までエキサイティングなものでした。最終的には運が私達に味方してくれました。アストンマーチンは、とてつもない強敵でした。私達は今、事故で他界したアラン・シモンセンのことを想わずにはいられません。これは、モータースポーツ界およびアストンマーチンにとって、大きな悲劇です。しかし一方で、ポルシェはGTレースで勝つマニュファクチュアラーであることを再度証明しました。これは、2014年への希望となります」と述べた。

    ポルシェAGの研究開発担当役員であるヴォルフガング・ハッツは、「私は、チーム全員で成し遂げた偉業に、信じられないほど強い誇りを感じています。GTE-Proクラスでのワンツーフィニッシュと、当社のカスタマーチームによるGTE-Amクラスでの優勝は、これ以上望むことのできない結果です」と語っています。ポルシェのモータースポーツ部門のトップであるハルトムート・クリステンは、「911の50周年と、ここル・マンにおいて最後にワークスチームで参戦してから15年にあたる今年、想像し得る最高の結果を達成することができました。私はワークスチームのみの話をしているわけではありません。当社のカスタマーチームもすばらしい活躍を見せてくれました。これ以上望むことはありません。観客にとってレースはスリリングで、私達にとっては神経がすり減るものでしたが、この結果で報われました」と話した。

    ポルシェAGチーム・マンタイの監督であるオラフ・マンタイは、「私達の成功に言葉を失った状態です。最後から2回目にセーフティカーが入った時点で、私はそれほど楽観していませんでした。まだこの勝利を信じられません。1999年に初めてル・マンでポルシェと組んだときにも、優勝しました。その15年後の今日、私達はまた勝つことができました。しかし、神は私達の神経が破壊されてしまうようなシナリオを用意していました」と述べた。

    マルク・リーブ(#92)
    「まるで、おとぎ話のようです。911 RSRでの初挑戦でル・マンの優勝を獲得できるとは、夢にも思いませんでした。これほど短期間で911 RSRをル・マン優勝へと導いた私のチームメートとクルー全員を信じられないほど誇りに思っています」

    リヒャルト・リーツ(#92)
    「すべての山場を迎えた私の最後のスティントでも、大きなプレッシャーは感じませんでした。しかし、最初から私の頭にあったのは同僚の死と1/10秒との戦いで、ポジションは二の次でした。十分に集中できたドライバーは、多くはいなかったと思います。ル・マンでこれほど多くのセーフティカー・フェーズを経験したことはありません。雨は私達に幸運をもたらしましたが、このような困難な条件下で運が必要だったことも確かです。自分達のパフォーマンスと車両に関しては、私達は喜びと誇りを感じていますが、私達の心は他のところにあります」

    ロマン・デュマ(#92)
    「今回のル・マンは、スタートからサスペンスと感動に溢れていました。アラン・シモンセンの悲劇の事故から始まり、最後には恵みの雨で私達は大いに救われました。しかし、最初はセーフティカーで大きなフラストレーションを感じたのも確かです。この優勝がポルシェと911の50周年に花を添えるものとなったことは嬉しい限りです」

    イェルク・ベルクマイスター(#91)
    「アランの事故死で複雑な気持ちでした。アストンマーチンの優位性を考えると、ワンツーフィニッシュは、レース前には夢にも描くことのできなかった結果です。私達には素晴らしい車両がありましたが、少しの悪運にも見舞われました。それでも、諦めずに戦い続けた結果の2位は、大きな慰めです」

    パトリック・ピレ(#91)
    「今日という日は、誇りと幸せを感じる日ですが、悲しみの日ともなりました。このような状況のため、私達全員が気持ちを整理するのに数週間はかかるでしょう。今は皆がアランを想い、そのため、この成功も私にとって本来のすばらしい瞬間とはなり得ません。私達は勝利をポルシェに捧げるため、新しいレーシングマシンである911RSRとともに、チーム全員で並外れた努力をしてル・マンに挑みました」。

    ティモ・ベルンハルト(#91)
    「天候がめまぐるしく変わり、動きの多い難しいレースでした。私達は表彰台を狙っていたので、特に911 RSRでのル・マンが最初で最後となる私にとって、ワンツーフィニッシュはすばらしい結果です。スタートから私達は速いペースで走行していましたが、セーフティカーのため早い段階で2分ロスし、残りのレースはこれを取り戻すために費やしました。最終的には、必要な運に恵まれました。チームメートの勝利を祝いたいと思います。チームにとって本当にすばらしい一日となりました」。

    ジャン=カール・ヴェルナイ(#76)
    「今シーズン、私はポルシェ・モービル1・スーパーカップでポルシェのサポートを受けています。ここル・マンでは、ポルシェが私に寄せてくれている信用に間違いがないことを証明したいと思っていました。そして、それを証明できたと思います。私にとって最高の週末でした」

    パトリック・ロング(#77)
    「私は、パトリックとジョーとともに表彰台に上りたいと強く願っていました。優勝も狙えると思っていました。 車両は信じられないほどの仕上がりでしたが、私達のレースではなかったと?óうことです。今日は、ポルシェにとってすばらしい日となりました。新型911 RSRがル・マンでワンツーフィニッシュ – ほとんど信じられないような偉業です。この勝利に貢献したヴァイザッハの全員におめでとうと言いたいです」

    パトリック・デンプシー(#76)
    「パトリック・ロングは最高の仕事をしてくれました。彼はすごく巧みに、すごく速くドライブしました。彼がチームにいてくれたことに感謝しています。彼は驚くほどに刺激と感動を与えてくれる存在です。ポルシェは私達に優れたマシンを提供してくれました。私達は表彰台を狙える位置にいました。ル・マンにポルシェと共に参戦するのは、信じられないような経験です。私は、この偉大なプロジェクトに参加できたことを誇りに思います」

  • ポルシェ、LMP1カーでの初テストを完了

    ポルシェ、LMP1カーでの初テストを完了

    ポルシェは、2014年からWEC世界耐久選手権およびル・マン24時間に参戦するLMP1カーの初テストを完了させた。

    ポルシェ LMP1ハイブリッドは、ドイツ・バイザッハにあるポルシェのテストコースでシェイクダウンを実施。ファクトリードライバーのティモ・ベルンハルトがステアリングを握った。

    ポルシェは、7月にポルシェ LMP1ハイブリッドのシェイクダウンすることを示唆していたが、予定よりも“数週間”早く実施された。

    公開されたクーペボディのポルシェ LMP1ハイブリッドには、ポルシェ、アディダス、ミシュラン、モービル1のロゴ以外には偽装のためにカモフラージュの模様が施された。

    ポルシェLMP1プロジェクトのディレクターを務めるフリッツ・エンツィンガーは「スケジュール通りに計画は進んでいます。私達が新たに編成したチームは、このきわめて複雑な車両を一刻も早くサーキットに送り出すため、最大限に集中して作業に取り組みました」とコメント。

    「その結果、さらなるテストおよび開発に充てる数週間を稼ぐことができました。2014年から、レギュレーションは効率に最重点を置いたものになります。これにより、エンジニア達の闘いはさらに興味深くなるのと同時に、私達にとっても、まったく新たな挑戦となります」

    ワークスとしてLMP1カーで最高峰のモータースポーツに復帰するという2011年中盤の決定以来、ヴァイザッハのモータースポーツセンターは大幅に拡充された。ワークショップおよび管理棟が建設され、LMP1カーの設計、組み立ておよび配備を担当する約200名の従業員が勤務している。このレーシングカーは、2014年シーズンからヴァイザッハを拠点としてワークスチームとともにWECへ参戦する。

    ポルシェのワークスドライバーであるティモ・ベルンハルトは「私は、すべてが白紙の状態からこのニューモデルの開発に関わってきました」と説明。

    「今日、この生まれたてのLMP1カーを最初に走らせることができ、とても誇りに思っています。そして、すでにこの車両からは素晴らしい感触を得ることができました。これからの数週間、そして数ヶ月、友人であり同僚でもあるロマン・デュマと共にこの車両をテストしていくのが楽しみです」

    ティモ・ベルンハルト(32)とロマン・デュマ(35)は、ポルシェのLMP1プロジェクトの最初のドライバーとして、世界各国のサーキットで行われるテストの大部分を担当する。

    ポルシェAGの研究開発担当役員であるヴォルフガング・ハッツは「新型LMP1カーの開発中、私達は公道仕様の生産車と同じ課題に直面しました」語る。

    「私達の目標は、パフォーマンスに妥協することなく最高の効率を達成することです」。

    ポルシェAGの取締役社長であるマティアス・ミューラーは、ハイテクのレーシングカーの開発から得られる顧客の利益を特に強調していた。

    「エンジニア達は、今日ヴァイザッハのコースで初めてテストされた新型LMP1カーを何もないところから設計するだけでなく、レギュレーションの枠内で数多くの新たなテクノロジーを応用することができました。これは将来的に、公道仕様車両のお客様のメリットになります。このように、ポルシェの1台1台に、レーシングカーのテクノロジーが息づいているのです」

    ポルシェはまだ、新しいLMP1クーペがガソリンエンジンを搭載するということだけで、技術的な詳細、ネーミング、タイプ番号は明かしていない。

    ポルシェ LMP1 ポルシェ LMP1カー

  • ポルシェ 911 50周年 「911 50th アニバーサリーエディション」を発表

    ポルシェ 911 50周年 「911 50th アニバーサリーエディション」を発表

    ポルシェは、911の50周年を祝うべく、911カレラSをベースにした“911 50thアニバーサリーエディション”を導入。初代911のワールドプレミアが1963年に行われたことにちなんで1963台の限定生産となる。

    ポルシェ911 50thアニバーサリーエディションは、パフォーマンスと効率性はもちろんのこと、伝統と革新、そして独自性と高い社会的受容性など相反する要素を両立させた、他に類を見ないスポーツカー。

    ベースになる911カレラSと同様、この911 50thアニバーサリーエディションも、水平対向6気筒エンジンをリアにマウントした後輪駆動のクーペモデルになる。効率性の高いパフォーマンスとアクティブ制御のスポーツサスペンション、さらには4WDモデルのカレラ4譲りのワイドボディを採用していることがこのアニバーサリーモデルの特徴。

    ポルシェは、フランクフルト国際モーターショー(IAA)のプレスデイ初日となる2013年9月11日に911 50thアニバーサリーエディションのワールドプレミアを行う。

    1963年、ポルシェは世界的に有名なこのモーターショーにおいて、初代911を発表した。タイプ901として発表されて以来、スポーツカーを象徴する911は世界中の自動車ファンを熱狂させ続け、今日では全てのスポーツカーをリードする存在とみなされている。

    1963年にデビューしてから、911シリーズは絶え間なく進化を重ねてきたが、その過程で911の独自性が失われるようなことは1度もなかった。レースで数多くの勝利を収めながら50年間にわたって進化し続けたことにより、911はポルシェブランドの信頼性を揺るぎないものにするスポーツカーになった。このDNAは、全てのポルシェ モデルに受け継がれている。

    911カレラSをベースとした最高出力400PSを誇るリミテッドエディション、911 50thアニバーサリーエディションには、過去50年の間に911のサクセスストーリーに貢献した装備が含まれる。

    そのひとつが、ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)。このPASMには、トレッドが広くなったことを補完し、911の比類ないコーナリングダイナミクスをさらにアシストするために特別なチューニングが施されている。スポーツエグゾーストシステムはこの限定車にふさわしいエモーショナルなサウンドを奏でる。

    また、専用の20インチホイールは伝説のフックスホイールをモチーフにしてデザインされたもので、マットブラックのカラーリングと中央部のポリッシュ加工が特徴。フロントのエアインテークに備わったクローム仕上げのトリムストリップ、エンジンコンパートメントグリルのフィン、そしてテールライトの間に設けられたパネルは、この限定モデルの特徴的な外観をいちだんと際立たせる。このほか、バイキセノンヘッドライトとダイナミックコーナリングライトを備えたポルシェ・ダイナミック・ライトシステム(PDLS)も、この車の装備に関する技術的なハイライトになっている。

    アニバーサリーモデルの911には、ダークカラーのグラファイトグレーと、明るいガイザーグレーメタリックという2種類の特別なカラーが用意される。このほかブラックモノクロームを選択することも可能。どの車にも、リアリッドには3D効果を演出するツートンカラーのエンブレムが備わる。エンブレムには“911 50”の数字が刻まれているが、この数字はヘッドレストに3色で刺繍されているほか、タコメーターとアルミニウム製ドアエントリーガードにも2色であしらわれている。また、カップホルダーパネルには、この数字と一緒に車両のシリアルナンバーも確認できる。このほか、ハイグロス仕上げのウインドウフレームや、ドアパネルに取り付けられたスポーツ性の高いドアミラーもエクステリアの特徴。

    初代911を思い起こさせるデザインはインテリアにも確認できる。メーターパネルは50年前と同様、グリーンのインデックスとホワイトの指針に加え、指針のピボット部に備わったシルバーのキャップが特徴。また、レザーシートの中央部は、1960年代に使用されていた“ぺピータ”タータンを連想させるデザインに仕上げられている。オールレザーインテリアは、アゲートグレーとブラックの2色が選択可能で、どちらの場合もコントラストカラーによる装飾ステッチが施される。運転席と助手席には、911ならではのドライビングプレジャーを堪能できる14-wayのスポーツシートを装備。オプションで18-wayのスポーツシート・プラスを選択することも可能。ギアシフトレバーおよびセレクターレバーはポルシェ エクスクルーシブによってデザインされたもので、ダッシュボード、ドア、センターコンソールにあしらわれたブラッシュ仕上げのアルミニウム製装飾パネルと調和している。

    911 50thアニバーサリーエディションは、0-100km加速のタイムが4.5秒(PDK仕様車:4.3秒)で、最高速度は300km/hに達する(PDK仕様車:298 km/h)。NEDCモードでの燃料消費量(総合)は9.5ℓ/100kmを実現。これはCO2排出量に換算すると224g/kmに相当する(PDK仕様車:205g/km)。

    ポルシェ911 50th アニバーサリーエディション:燃料消費量(市街地)13.8–12.2ℓ/100km、(高速道路)7.1–6.2ℓ/100km、(総合)9.5–8.7ℓ/100km、CO2排出量224–205g/km

    911 50thアニバーサリーエディション Porsche 911 50th Anniversary Edition 画像 画像