カテゴリー: ピレリ

  • ダニール・クビアト、2022年の雨天用18インチF1タイヤで91周を走破

    ダニール・クビアト、2022年の雨天用18インチF1タイヤで91周を走破

    元F1ドライバーのダニール・クビアトが、9月15日(水)にフランスのマニクールで2022年のF1タイヤテストプログラムを継続した。

    アルピーヌF1のリザーブドライバーを務めるダニール・クビアトは、2022年のインターミディエイトとウェットタイヤのテストのためにウェットコンディションのトラックで91周を走破した。

    マニクールは、1991年から2008年までF1のフランスGPを主催していたが、それ以降、F1ではテストでかろうじて使用されている。

    ピレリは、2022年の18インチタイヤの導入に備えて、今年を通して一連のテストを実施。ドライタイヤのテストはすでに終了しており、今月にもコンパンドを承認する。

    トロロッソ、レッドブル、アルファタウリで110戦をスタートしたダニール・クビアトは、フェルナンド・アロンソとエステバン・オコンのバックアップとして2021年にアルピーヌに加わった。

    「タイヤの開発を完了し、ブダペストの後、結果を分析した」とピレリのF1タイヤ責任者を務めるマリオ・イゾラは語った。

    「次のプロダクトには非常に満足している。ドライバーからのフィードバックは好意的だった。チームがテスト用に提供したミュールカーで2022タイヤを開発しているので、新しいマシンで何が起こるか見てみよう」

    「我々は新しいマシンでより高い負荷を期待しているので、明らかにこれはタイヤに影響を与える」

    「我々はアブダビでのポストシーズンテストにむけて準備している。ここでは、すべてのチームが来年のプロダクトの最終バージョンをテストし、重要な情報を入手する機会となる。これが現在の進捗状況だ」

  • 2021年 F1イタリアGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2021年 F1イタリアGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    ピレリは、2021年 F1世界選手権 第13戦 F1イタリアGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

    ピレリは、モンツァにC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)と最も硬いコンパウンドをノミネートしている。決勝ではハードとミディアムのいずれか1セットを使うことが義務付けられるが、スプリント予選の週末には各ドライバーはスタートタイヤを自由に選ぶことができる。

    ピレリによると、F1イタリアGPの最速の戦略はミディア-ソフトと繋ぐ1ストップ。この場合でのミディアムのウインドウは27周から33周となる。2番目に速い戦略はソフト-ミディアムと繋ぐ1ストップで、この場合のソフトのウインドウは15~20周となる。

    2021年 F1イタリアGP 決勝:タイヤ戦略予想2021年 F1イタリアGP 決勝:持ちタイヤ数

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「チームに選択の自由が与えられた結果、今日のグリッドにソフトとミディアムタイヤの両方が並んだのは興味深かった。通常の週末と比べてフリー走行の時間は減っているが、明日のグランプリで予想されるものと似たコンディションの中、チームたちはスプリント予選の間に十分な量のデータを集めることができた。序盤のセーフティカーによって、タイヤは小さなブレイクの時間を得たが、気温が高めだったにもかかわらず、デグラデーションレベルは非常に低く、ソフトが良いパフォーマンスを見せた。明日のグランプリでは3つのコンパウンド全てがレース戦略において有効な役割を果たすと考えている」

  • F1イタリアGP:各コンパンド間のタイム差は0.3~0.4秒

    F1イタリアGP:各コンパンド間のタイム差は0.3~0.4秒

    メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、土曜日のスプリント予選の進行状況によってはペースセッターのバルテリ・ボッタスに関して“難しい”チームオーダーを発令しなければならない可能性があることを認める。

    バルテリ・ボッタスは、金曜日の予選で最速タイムを記録。30分のスプリント予選ではチームメイトのルイス・ハミルトンよりも前からレースをスタートする。

    メルセデスのバルテリボッタスが金曜日の予選で最速タイムを記録した。これにより、日曜日のF1イタリアGPのグリッドを決定するスプリント予選をポールポジションからスタートする。

    レギュレーションに従って、すべてのドライバーは予選でソフト(C4)を使用しなければならなかった。

    スプリント予選の週末に金曜日の予選で最速だったドライバーには、ピレリの“スピードキング”アワードが授与される。これは、イベントのピレリポールポジションアワードをスプリント予選に置き換わる。モンツァは『スピードの神殿』として広く知られているため、この賞の名前は今週末に特に適している。

    予選に先立ち、金曜日の午後のわずか1時間のフリープラクティスしかなかったことで、チームは通常のデータ収集プログラムをわずか1時間に凝縮し、3つの指定されたコンパウンドすべてを実行した。

    フリープラクティスではルイス・ハミルトンが最速だったが、ミディアム(C3)しか使用しなかった。ハミルトンは、チームメイトのすぐ後ろ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンの前の2番手で予選を通過した。

    金曜日の予選は、通常のスロットよりも遅い18:00に行われ、セッション開始時の気温27度、路面温度は33度だった。

    走行が制限されているため、3つのコンパウンド間のパフォーマンスギャップを解決するのは通常より困難だが、これまでの兆候では、ミディアム(C3)とソフト(C4)の間で約0.4秒、ミディアム(C3)とハード(C2)の間で0.3秒の差だと測定されている。

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「これまでにもモンツァで見られた通り、予選は非常に戦略的なセッションとんった。各マシンは全体のラップタイムを伸ばすために、ロングストレートでトウを得ようと戦略を駆使していた。また、チームがモンツァでの初めてスプリント予選を考慮しなければならないということも、戦略をさらに複雑化させた。明日は好きなタイヤで走ることができ、グランプリのスタートでも好きなコンパウンドを選ぶことができる。FP1では戦略的に異なるアプローチが見られた。大多数のチームは1時間しかない中で最大限のデータを集めようと、3セット、全種類のコンパウンドを使っていた。一方で、例えばメルセデスなどはミディアムタイヤのみに集中していた。それは明日のスプリント予選で良いオプションとなり得るタイヤだ。その代わりに、今日の予選は、どのチームもソフトタイヤしか使えないため、通常よりも単純な流れとなった。ソフトはモンツァの強力なトラクションとブレーキング要求によく耐え、同時にダウンフォースが少ない中で必要なメカニカルグリップをもたらしていた」

  • 2021年 第14戦 F1イタリアGP:サーキット&タイヤコンパウンド解説

    2021年 第14戦 F1イタリアGP:サーキット&タイヤコンパウンド解説

    2021年 第14戦 F1イタリアGPがモンツァサーキットで開催される。公式タイヤサプライヤーのピレリが2021年F1イタリアGPのタイヤについて解説した。

    ピレリのホームレースとなるF1イタリアGPでは、シーズン最速のトラックのひとつであるモンツァのために、シーズンで最も人気のあるセレクションである、レンジの中央にあるC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)の3つのコンパウンドが選択された。

    モンツァでは過去2年間同じコンパウンドが選ばれ、F1イタリアGPのさまざまな要求すべてにバランスが取れている。

    モンツァは、7月のF1イギリスGPで初開催されたスプリント予選フォーマットを主催する今年の2回目のレースとなる。その結果、通常のタイヤの割り当てから変更となる。通常の13セットではなく、週末のために12セットのタイヤが用意される。これらは、2セットのハード、4セットミディアム、および6セットソフトで構成される。これに加えて、チームには、雨天条件の場合に利用可能な最大6セットのインターミディエイト、3セットのフルウェットが用意される。

    金曜日の予選では、ソフトタイヤのみが使用可能。スプリント予選では、ドライバーはピットストップを義務付けられず、タイヤを自由に選択できる。このレースの終わりに、彼らは最も多くのラップを完了したタイヤのセットを返却する。日曜日のグランプリのタイヤルールは、すべてのドライバーがスタート時にタイヤを自由に選択できることを除けば、変更されない。
    モンツァサーキット /  F1イタリアグランプリ
    モンツァは、激しいブレーキングエリアが先行する全開ストレートで最もよく知られているが、いくつかのより遅く、技術的なセクションもある。

    ロングストレートはタイヤを冷やす効果もあり、次のコーナーでのターンインの精度に影響を与える可能性がある。しかし、これはもちろん天気にも依存する。この時期に天気は変化する可能性がある。

    F1チームは、ドラッグを最小限に抑え、ストレートの最高速度を最大化するために、モンツァでローダウンフォースパッケージを走らせる。これにより、空力グリップよりもメカニカルグリップに重点が置かれる。

    また、ロングストレートは、昨年の予選で多くのドライバーがストレートで試したスリップストリームが有利となる。

    F1イタリアGPは昨年の赤旗により遅れ、計画されていたタイヤ戦略を混乱させ、最終的にはフレッシュタイヤでの26周のスプリントレースになった(トップ6はすべてミディアムを選択)。前年のモンツァでは、同じタイヤノミネートを使用して、ソフトからハードが勝利戦略だったが、表彰台に立った他の2人のドライバーはソフトからミディアムを選択している。

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「モンツァではさまざまな戦略が可能であり、スプリント予選で別の大きな変数がミックスに追加されることで、チームは週末のタイヤ戦略全体を再考することを余儀なくされている。トラクションに重点を置いたリアリミテッドサーキットであるため、リアタイヤが滑りすぎてオーバーテイクするのを防ぐことが特に課題となる。これは、ダウンフォースが低いため、タイヤを地面に押し込むことがあまりないためだ。気温が高い場合はこの問題が強調されるため、天候も影響する」

  • 2021年 第13戦 F1オランダGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年 第13戦 F1オランダGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年 第13戦 F1オランダGP 決勝でのタイヤ戦略をF1公式タイヤサプライヤーのピレリが解説した。

    レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、全3種類のコンパウンドを使用する2ストップ戦略で、自身のホームグランプリで完勝した。C3コンパウンドのP Zeroレッド・ソフトでスタートしたフェルスタッペンは、C2のP Zeroイエロー・ミディアムで第2スティントを走行し、C1のP Zeroホワイト・ハードでフィニッシュした。

    2位を獲得したメルセデスのルイス・ハミルトンは、フェルスタッペンと異なる戦略を採った。ソフトでスタートしたハミルトンは、その後の2スティントをミディアムで走行し、レース終盤で、ソフトへ交換してファステストラップポイントを獲得した。

    トップ5の順位は、スターティンググリッドの順位どおりだった。しかし、トップ6で5種類の異なる戦略が展開され、各チームによる戦略の多様性を示した。

    レッドブルのセルジオ・ペレスは、ただひとりハードコンパウンドを装着してピットレーンからスタートした。その後、ミディアム~ソフトと繋ぐ戦略で8位入賞を果たし、ドライバー・オブ・ザ・デーに選ばれた。

    1ストッパーと2ストッパーが混在したなか、7名が2ストッパーでした。3ストッパーは、ハミルトンただひとりだった。

    昨日までよりも高温のコンディションとなり、最高路面温度は32度だった

    ■各コンパウンドのパフォーマンス
    【ハードC1】
    フェルスタッペン優勝の鍵となった。また、多くのドライバーがファイナルスティントでハードを使用した。数名のドライバーがハードで40周以上を走行したなか、ウイリアムズのニコラス・ラティフィは47周を走行した。

    【ミディアムC2】
    マクラーレンのランド・ノリスが、42周のオープニングスティントをミディアムで走行した。また、トップ3が第2スティントでミディアムを使用した。ハミルトンは、終盤までミディアムで記録したファステストラップを維持していたが、終了間際、ソフトを使用してファステストラップを更新した。

    【ソフトC3】
    大半のドライバーがソフトでスタートした。メルセデスの両ドライバーは、ファステストラップポイントを確保すべく、終盤にソフトへ交換した。ソフトのデグラデーションは想定内だったが、摩耗率は予測よりも高いものだった。

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「我々が選択した全3種類のコンパウンドは、卓越した役割を演じ、改装されたエキサイティングなこのサーキットで数多くの戦略が有効であることを示しました。また、ドライバーたちは終始最大限にプッシュしていました。昨日までよりも高温のコンディションになったことで、タイヤへの負荷が大きくなりました。したがって、最も硬い組み合わせを選択して正解だったと思います。レース前のロングラン機会が不足していたこともあり、摩耗率は予測よりも高くなりましたが、デグラデーションは想定内でした。終了間際にメルセデスがソフトへ交換する前まで、中古のミディアムタイヤはファステストラップを記録できる性能を示していました。熱狂のホームグランプリで優勝したマックス・フェルスタッペンとレッドブルを祝福します」

    2021 F1 オランダグランプリ2021年 F1オランダグランプリ

  • 2021年 F1オランダGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2021年 F1オランダGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    ピレリは、2021年 F1世界選手権 第13戦 F1オランダGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

    ピレリは、ザンとフォールトにC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)と最も硬いコンパウンドをノミネートしている。決勝ではハードとミディアムのいずれか1セットを使うことが義務付けられる。

    ピレリによると、F1オランダGPの最速の戦略はミディア-ハードと繋ぐ1ストップ。この場合でのソフトのウインドウは25周から30周となる。2番目に速い戦略はミディアム-ハードと繋ぐ1ストップで、この場合のミディアムのウインドウは27~32周となる。

    2021年 F1オランダGP 決勝:タイヤ戦略予想

    決勝ではトップトップ10進出ドライバーは全員がソフトでレースをスタートする。

    2021年 F1オランダGP 決勝:持ちタイヤ数

    マリオ・イゾラ (ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「Q2で赤旗が2回出され、ここまでのセッションと同様に、中断と再開の予選セッションとなり、全体を通していくつかサプライズもあった。最速タイムが各セッションの最後に更新されており、トラックエボリューションが大きい予選だった。このことは、予選の戦略に明らかな影響を与え、各チームはアタックをできるだけ遅らせようとした。レース戦略については、2ストップも1ストップも可能であり、依然としてさまざまな可能性がある。しかしながら、各チームは可能ならば、ソフトかミディアムでスタートし、最後にハードに交換する1ストップに絞りたいだろう。頼りにできる事前情報があまりないため、異なった戦略でギャンブルを考えるドライバーも出てくるだろう。それも有効かもしれない」

  • 2021年 第13戦 F1オランダGP:サーキット&タイヤコンパウンド解説

    2021年 第13戦 F1オランダGP:サーキット&タイヤコンパウンド解説

    2021年 第13戦 F1オランダGPがザントフォールト・サーキットで開催される。公式タイヤサプライヤーのピレリが2021年F1おらんだGPのタイヤについて解説した。

    36年ぶりにF1オランダGPとザントフォールトがF1カレンダーに戻ってくる。ピレリは、レンジで最も硬いC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)をノミネート。このパターンは今シーズン4度目となる。

    当初、F1オランダGPの復活は2020年に予定されていたが、新型コロナウイルスの世界的大流行により、今年に1年延期された。ザントフォールトにはいくつかハイエナジーなコーナーがあり、当てにすることができる過去のデータがないため、最も硬いタイヤが最適な選択となる。
    ザントフォールト/F1オランダGP
    ザントフォールト・サーキットは、1985年にF1を最後に開催したトラックとは多少異なっている。特に、ターン3と14(元サーキットディレクターのジョン・フーゲンホルツとオランダ人ドライバーのアリー・ルイエンダイクにちなんで名付けられた)は現在、約19度でバンクされている。これはインディアナポリスのバンク(約9度)の約2倍となる。つまり、マシンは以前よりもはるかに速くこれらのコーナーを通過でき、タイヤにかかるエネルギーが増加する。

    ターン14は全開で、4Gを超えるGフォースを生成しますが、ターン1とターン11という約5gのヘビーブレーキングを伴う2つのコーナーがある。ターン7も260kph以上で約5Gの横Gを発生させ、すぐにターン8と9につながり、高いGフォースで3つの連続したコーナーのシーケンスを完了する。

    1948年に最初に開通したサーキットから予想されるように、ザントフォールトは、多くの標高の変化に加えて、速くて狭いターンで、明らかにロールドスクールな雰囲気を持っている。

    最も有名なコーナーの1つは、ターザンヘアピンだ。ラップの最初のコーナーで、以前よりもスタートフィニッシュラインに近づいている。ラップの終わりに向かって曲がるハンス・エルンストは、以前よりも出口が広く、ドライバーがより早くパワーを得ることができるようになっている。

    ザンドヴォールトはビーチ近くの砂丘のエリアにあり、通常、バーレーンのような場所で問題となる、風がトラックに砂を吹き付けてグリップに影響を与えることがある。

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「オランダグランプリは明らかに新しい挑戦だが、F1とチームから提供されたデータのおかげで、このエキサイティングな新しい会場に期待できるものと密接に一致するタイヤのノミネートと処方箋を思いつくことができた。新しいトラックであるため、実際のデータを収集し、レースのタイヤ戦略を策定する際には、フリープラクティスセッションも不可欠だ。確かなことは、すでに行ったコンピューターシミュレーションからもわかるように、サーキットレイアウトはタイヤに大きな負担をかけることになるだろう。今年のGTワールドチャレンジではすでにザントフォールトでレースをしているが、これもいくつかの有益な情報を提供してくれている」

  • 2021年 F1ベルギーGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2021年 F1ベルギーGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2021年 F1世界選手権 第12戦 F1ベルギーGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。

    F1ベルギーGPの決勝は降り続く雨によりセーフティカー先導走行のみでの終了となり、前日の予選でポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペンが優勝。規定周回数に満たずハーフポイントの付与となった。

    優勝:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「勝利を挙げてポイントを獲得することは重要だけど、今日は誰もが望まぬ形になった。特に、ホンダとの50戦目だっただけに残念だ。結果として、昨日ポールを取っていたことが大切だったね。このコースは大好きなので、いつものようなレーシングラップができなくて残念だけど、今日のようなコンディションでは不可能だった。もしかしたら、15時30分時点のコンディションのほうが実際にリスタートしたタイミングよりもよかったかもしれないけど、それでも視界は非常に狭かったし、レースができなかった理由も理解できる。僕は先頭にいたので、セーフティカーの後ろとはいえ視界はだいぶましだったけど、後方のドライバーは何も見えなかったはずなので、もし誰かがオー・ルージュでコースアウトしてラインへ戻ってくるようなことがあれば、誰も望まぬ高速走行下でのTボーンクラッシュが起きる可能性もあった。また、午後は雨が降り続いたことからグリップも非常に低く、改善しなかった。今日は、冷たい風雨の中で一日中待ってくれたファンの皆さんを称えたい。こんなコンディションで座っているのは本当に大変だったと思うので、心から感謝しているし、今日の真の勝者は観客の皆さんだ。ここからまた、僕らはチャンピオンシップのリードを奪い返すためにプッシュし続けなければならない。マシンがいいので自信はあるし、まだこの先は長いので、残りのシーズンも持てるベストのパフォーマンスを出していく必要がある」

    2位:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    「コース上のコンディションは信じられないくらい悪かったし、前に1台しかいない2番手でもマックス(フェルスタッペン)が見えないこともあった。レースができず、サーキットに来てくれたファンと家でテレビを見てくれたみんなに本当に申し訳なく思うけど、安全が最優先だ。僕のキャリアでこんな形でレースを終えたことはないので、ちょっと変な感じがするけど、表彰台は表彰台だし、何があっても受け取らせてもらう。チームとして昨日の素晴らしい仕事が報われた。今日、もしレースがスタートしていればポジションをキープするがとても難しかったのは間違いないけど、チャンスが巡ってきたときは掴み取らなければならない。前回のハンガリーでようやくウィリアムズでの初ポイントを獲得して、ここベルギーGPでは表彰台だよ! 過去3年間のチーム全員の努力の全てが報われるよ!」

    3位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    「まず、ファンのことを考えて本当にがっかりしている。天気をコントロールすることはできないので、誰のせいでもないけど、今日のファンはずっとそばにいて、レースの可能性を信じて、エネルギーを保ち、いい雰囲気を作ってくれて素晴らしかった。残念ながら、今日の彼らのレースは奪われてしまった。僕は雨の中でレースするのが大好きだけど、今日は別物だった。前のクルマが見えず、アクアプレーニングもあり、とても難しかった。もちろん、僕もレースをしたかったし、このサーキットが大好きだから残念だ。雨がこんなに強くなければ素晴らしいレースになっていたと思うけど、残念ながら、雨は止んでくれなかった」

    4位:ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    「クレイジーな1日だったし、クレイジーなコンディションだった。幸いなことにこんなことは滅多に起きないし、それは良いことだけど、仕方ないことだ。ファンのみんな、僕たちのレースを見るために残ってくれた全員に申し訳なく思う。彼らは素晴らしかった。僕たちはレースをするのを心から望んでいたけど、実際にはそうならなかった。でも、誰のせいでもない。ただ今日の状況が良くなかっただけだ。これから2週連続でレースがあるので、それで良しとなればいいね。予選が重要になったし、昨日良いポジションを獲得できて良かった」

    5位:セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
    「僕たち全員にとって不満な1日だったし、盛り上がりがなかった。寒い中でずぶ濡れになりながら1日中レースを待っていてくれたファンにとっては尚更だ。彼らが見ることを望んでいたエンターテインメントを見せられなくて申し訳なく思う。雨が全く止まなかった、僕たちがトラックに出たときは水しぶきが酷くて、視界がとても悪かった。今日、FIAは厳しい判断をせざるを得なかった。簡単なことではないけど、安全第一だ。彼らの判断は喜ばれなかったかもしれないけど、正しい判断だったと思う」

    6位:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「長い一日となったが、レースができなかったことはとても残念だ。雨の中で一日中待ってくれたファンの皆さんにレースが見せられなくて本当に申し訳ないと思っているし、最後までいてくれて感謝している。コンディションは非常に厳しく、これほど悪い状況でドライブしたのは初めてだと思う。1周目に誰かがスピンしたら、視界がないので大きなアクシデントにつながってしまうことが問題だった。この状況でレースをすることの危険性は分かっているので、今日は正しい判断だったと思う」

    7位:エステバン・オコン(アルピーヌ)
    「まず何より、今日はトラックに来てくれたファンのみんなに申し訳なく思う。ずっと待ち続けてくれたファンの我慢と情熱に感謝したい。残念ながら、今日の雨では走るのは不可能だったし、安全が最優先だ。最終的にはFIAとマイケル・マシがレース中止という正しい判断をしてくれた。コース上は、特に視界が悪く、本当に厳しいコンディションだった。今日は3ポイントを獲得できたし、今はザントフォールトを楽しみにしている。天気がいいとうれしい」

    8位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「きちんとしたレースができなくて、この週末は奇妙な終わりだった。何よりも、僕たちのレースを観に来てくれたファンのみんなを思うと残念だ。天気が良くなることを期待してグランドスタンドに残ってくれた全員に感謝したい。簡単ではなかったはずだし、僕たちと一緒にここに居続けてくれたすべてのファンに敬意を表したい。水たまりという点で、コースコンディションはそれほど悪くなかったけど、視界という点では災害だった。前は何も見えなかったし、今日の雨の強さを踏まえて安全を優先したのはいい判断だった。数日後にはオランダで次のレースが始まる。この短期間で新しいサーキットに慣れ、最適なセッティングを見つけなければいけないことを考えれば、素晴らしいチャレンジだ。全体的に僕たちの弱点のひとつはウエットだと思うので、今後数週間でそれを改善していきたい」

    9位:ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
    「もちろん、今週末をこのような形で終えたかったわけではないし、僕たち全員がコースに出てレースをしたかった。でも、、残念ながら、このコンディションでは危険すぎた。ファンにとっては本当に残念だったと思うし、1日中、あんなに寒い中で座っていなけらばならないのは大変だったと思う。待っていてくれたみんなに感謝している。チームとしては、さらにポイントを獲得して表彰台も達成できたし、チャンピオンシップのポジションを強固なものにできたので、今日の結果は大きなプラスだ」

    10位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
    「ひどい天気に勇敢に立ち向かった勇気あるファンと、家で見ていた人たちにほんの少しでもショーを見せられなかったのはとても残念だ。僕たちにできることは何もなかった。残念ながら、視界が悪すぎてレースができなかった。僕にとっては、このグリッド位置からいくつか順位を上げようとしていたので残念だけど、常に安全を優先する必要がある。今はページをめくって、幸運なことに、金曜日にはザントフォールトにいる。F1での初めてのレースを楽しみにしている」

  • 2021年 第12戦 F1ベルギーGP:ピレリ 決勝レポート

    2021年 第12戦 F1ベルギーGP:ピレリ 決勝レポート

    悪天候のため、ベルギーGPはF1史上最短のレースとして成立し、ハーフポイントが適用された。レッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝し、ウイリアムズのジョージ・ラッセル、メルセデスのルイス・ハミルトンが続いた。

    当初のスタートから3時間以上遅延後、全ドライバーがCinturatoブルー・フルウエットタイヤを装着してピットレーンから再スタートした。

    気温14度、路面温度15度の豪雨のコンディション下、セーフティカー先導で3周を走行した時点で赤旗中断となり、レースはそのまま終了した。

    レース週末の大半で雨天用タイヤが使用された。土曜日のフリー走行および予選もウエットコンディション下で行われた。レース週末を通して、Cinturatoグリーン・インターミディエイトタイヤは、確かな耐アクアプレーニング性能とともに、力強いパフォーマンスを示していた。

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「残念ながら、雨が弱まることはなく、グリーンフラッグの下でレースを行うことができませんでした。主たる問題は視界の悪さです。フルウエットタイヤは、時速300kmでの走行時、毎秒85リッターの排水を可能にします。排水された水は後方へ飛ばされます。その結果、セーフティカーの後方で見られたような水しぶきが上り、ドライバーの視界が失われるような明らかに危険な状態が生じていました。また、今回のように高低差があるサーキットでは、アクアプレーニングの危険性を増大させる水溜りが、特定の場所に生じるリスクもあります。連戦となるオランダグランプリでは、天候の回復を祈りたいと思います」

  • 2021年 F1ベルギーGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2021年 F1ベルギーGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    ピレリは、2021年 F1世界選手権 第12戦 F1ベルギーGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

    ピレリは、ハンガロリンクに昨年のと同じC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)とレンジの中央の硬さのコンパウンドをノミネートしているしかし、土曜日はFP3でドライタイヤを試したランド・ノリス(マクラーレン)を除いては全員が雨用タイヤしか使用しなかったため、全ドライバーが全種類の新品のドライタイヤを残している。

    決勝がドライで行われた場合、ピレリによると、F1ベルギーGPの最速の戦略はミディアム-ハードと繋ぐ1ストップ。この場合でのミディアムのウインドウは15周から20周となる。2番目に速い戦略はソフト-ハードと繋ぐ1ストップで、この場合のソフトのウインドウは10~15周となる。

    2021年 F1ベルギーGP 決勝:タイヤ戦略予想2021年 F1ベルギーGP 決勝:持ちタイヤ数

    マリオ・イゾラ (ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「何よりも、このサーキットで最も速いポイントの1つで非常に大きなアクシデントに見舞われたランド・ノリス(マクラーレン)が無事だったことに安堵(している。今回の予選は、絶えず変化する天候を予測するのが難しい、非常にトリッキーなものとなり、チームは迅速な決断を強いられた。明日も同じようなコンディションが予想され、このチャレンジは続くだろう。今日の走行のほとんどで使用されたインターミディエイトタイヤは、ウエットやドライのさまざまなコンディションに対応できる能力を発揮した。明日の戦略は、まだどの種類のタイヤでレースをスタートするかも分からないが、今日のように状況の変化に対応することが中心になるだろう」