カテゴリー: ピレリ

  • ピレリ、最後のレースとなる13インチのF1タイヤに特別なロゴ

    ピレリ、最後のレースとなる13インチのF1タイヤに特別なロゴ

    今週末のF1アブダビGPは、13インチタイヤで行われるF1史上最後のレースとなり、使用されるすべての13インチのスリックタイヤには、サイドウォールに現在のタイヤとの別れ、そして、18インチへの切り替えを表す『Next year I turn 18』という特別なロゴが掲載される。

    F1が13インチのタイヤを採用して半世紀以上経つ2022年に技術革命が起こる。ピレリは新しい18インチタイヤで重要な役割を果たす。

    ピレリは、2014年にロータスF1のリザーブドライバーのシャルル・ピックとのシルバーストンでのテストでF1カーで18インチタイヤを最初に走らせた。当初、F1は新しい技術規制のパッケージの一部として2021年から18インチのF1タイヤを採用することを計画していたが、新型コロナウイルスのパンデミックの結果として2022年に延期された。

    その間、ピレリは、2020年シーズンからF2で18インチタイヤの走行に成功し、新しいサイズに対応するように改造されF1カーで36日間の18インチテストを完了した。

    13インチのF1タイヤは、1960年代から、これまでのチャンピオンシップのほぼすべての歴史を競い合ってきた。それにもかかわらず、当時、そして、その後の10年間、ホイールサイズに関しては依然として多くの規制の自由があった。1980年代に、13インチがようやく決定的なサイズになった。ピレリは、1981年のサンマリノGPで、ブライアン・ヘントンとデレク・ワーウィックからなるトールマンにF1で最初に13インチのタイヤを供給を開始した。

    ピレリの13インチタイヤの最初の勝利は、1985年のフランスGPでのブラバム-BMWのネルソン・ピケの優勝となる。その後、ピレリは1989年(Pゼロの名前が生まれてから2年後)から1991年まで新世代の13インチタイヤを供給。2011年からはF1の独占タイヤサプライヤーとして復帰した。

    ピレリが独占タイヤサプライヤーとしてF1に復帰して以来、トルコのイズミットとルーマニアのスラティナの工場で40万本以上の13インチタイヤが生産されている。

    「今週末は、何十年にもわたってスポーツの頂点の一部であった13インチタイヤへの決定的な別れとともに、F1の歴史の中で極めて重要な瞬間を迎える」とピレリのF1責任者を務めるマリオ・イゾラはコメント。

    「ピレリは、1950年の初開催以来と同じように、その時代に主役を演じてきた。我々は、長年にわたって達成されてきたすべてのことを誇りに思っている。ピレリでは、チャンピオンシップの大切なパートナーとなるために、常にイノベーションに注力してきた。これは2011年に高劣化タイヤを作成するために我々に課せられた最初の技術的課題を受け入れたときに見られた。その後、2014年に最初のハイブリッドF1カー用のタイヤを作成したとき、そして、2017年からスポーツで見られる最速の世代のマシンのためにはるかに幅の広いF1タイヤに移行したときにも見られた」

    「数十年で最大のルール変更のおかげで、我々はこの最新の革命に、日常のドライバーが路上で使用するタイヤに似た真新しいタイヤで取り組んでいる。これは、F1から得られた技術をロードカー製品に移す最高のチャンスがあることを意味する。18インチタイヤの新時代を楽しみにしており、13インチタイヤが我々に与えてくれたすべての感情に感謝する時が来た」

    ピレリ、最後のレースとなる13インチのF1タイヤに特別なロゴ

  • 2021年 F1サウジアラビアGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2021年 F1サウジアラビアGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    ピレリは、2021年 F1世界選手権 第21戦 F1サウジアラビアGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

    ピレリは、ジェッダ・コーニッシュ・サーキットにC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)とレンジのなかで真ん中の硬さのコンパウンドをノミネートしている。決勝ではハードとミディアムのいずれか1セットを使うことが義務付けられる。

    ピレリによると、F1サウジアラビアGPの最速のタイヤ戦略はミディア-ハードと繋ぐ1ストップ。この場合はミディアムのウインドウが19~25周目となる。2番目に速い戦略はソフト-ハードと繋ぐ2ストップで、ソフトのウインドウは16~21周目となる。

    2021年 F1サウジアラビアGP 決勝:タイヤ戦略予想

    トップ10ドライバーはソフトのランド・ノリス以外ががミディアムタイヤでレースをスタートする。メルセデスとレッドブル・ホンダはともにハードとミディアムの新品セットを残りしている。セカンドドライバーがソフトの新品を残している点もファステストラップポイントの点で面白くなりそうだ。

    2021年 F1サウジアラビアGP 決勝:持ちタイヤ数

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「シーズンで2番目に長いラップであるため、チームとドライバーは、フライングラップの準備に関して、適切なウインドウが比較的限られていた。Q2ではほとんど全員がミディアムを選んだ。トップ10の中で唯一ソフトでスタートするのはランド・ノリスとなる。ミディアムスタートの多数のマシンに囲まれて、彼に何ができるのかとても楽しみだ。理論上で最も速い2つの戦略はミディアムからハード、あるいはソフトからハードだが、後者はより慎重なマネジメントが必要になる。大多数のドライバーが1ストッパーを目指すと考えているが、戦略に影響を与えるかもしれない多くの未知の要素がある。1周が長いにもかかわらず、マージンは非常に小さかった。この新しいサーキットでコンマ数秒の間に10人のドライバーが並んでいる」

  • ピレリ、F1カタールGPでのタイヤパンクの原因は「縁石を使った時間」

    ピレリ、F1カタールGPでのタイヤパンクの原因は「縁石を使った時間」

    F1公式タイヤサプライヤーのピレリは、前戦F1カタールGPで見られた一連のタイヤパンクの原因として縁石を使用した時間を挙げた。

    ロサイル・インターナショナル・サーキットでの初開催となったF1カタールGPでは、バルテリ・ボッタス、ランド・ノリス、ジョージ・ラッセル、ニコラス・ラティフィの全員が左フロントタイヤの故障に見舞われた。

    バルテリ・ボッタスはピレリが提案したスティントの長さを超えてタイヤを走らせていたが、ランド・ノリスのハードタイヤでわずか24周しか走行していなかた。

    ピレリは、ミラノの本社で詳細な調査を行った結果、故障の原因は「タイヤが縁石の上を走行した時間」であることが確認された。

    「カタールGPでデフレーションに見舞われたマシンのタイヤについてピレリが実施している継続的な分析により、生産上の欠陥を排除するいくつかの初期の結論が得られた」とピレリは声明で述べた。

    「これまでに得られた調査結果に基づくと、問題の原因は主にそれらのタイヤが高速でかなりの横方向および縦方向の負荷がかかった状態で縁石の上を走行した時間の長さによるもんだ。これはロサイル・サーキットに特有の状況だ。レース前のデータでは測定できない、これらの縁石を乗り越えることによる大きな要求により、タイヤの構造が損傷し、内側のサイドウォールの圧力が失われ、その結果、構造が数秒後に崩壊した」

    「ピレリは、これまでに実施された分析のすべての技術的詳細をFIAとチームと共有している」

    今週末に初開催されるF1サウジアラビアGPに先立ち、カタールでのボッタスのタイヤ故障に関するメルセデスの分析はピレリのものと一致し、ボッタスもロサイルの高速コーナーと縁石を非難した。

    「カタールはタイヤ、特に高速セクションでかなりタフだったと思う。ターン12、13、14が外側のフロントタイヤに大きな負荷をかけたと思う」とバルテリ・ボッタスは語った。

    「そして、その組み合わせによるものだ。もちろん、僕はかなり長いスティントを走行していたので、タイヤの摩耗、そして、縁石がかなり厳しかったので、それがタイヤへのストレスとの組み合わされた」

    「レース後に言ったように、それが起こる前に警告はなかった。それをピックアップするのは非常に困難だ。一言で言えば、1周早くストップする必要があったけど、後で言うのは簡単なことだ」

    今年、ピレリがタイヤの故障を余儀なくされたのは初めてではない。今年初めのF1アゼルバイジャンGPでマックス・フェルスタッペンとランス・ストロールがパンクに見舞われた。その結果、ピレリはリアタイヤの構造を変更し、剛性と堅牢性を高めている。

  • 2021年 第20戦 F1カタールGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年 第20戦 F1カタールGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年 第20戦 F1カタールGP 決勝でのタイヤ戦略をF1公式タイヤサプライヤーのピレリが解説した。

    メルセデスのルイス・ハミルトンが、初開催となるカタールグランプリで優勝した。ポールポジションからC2コンパウンドのP Zeroイエロー・ミディアムタイヤでスタートしたハミルトンは、C1コンパウンドのP Zeroホワイト・ハードタイヤへ交換し、その後再度ミディアムタイヤへと繋いだ。この戦略は、最速戦略として予測されていたものだった。

    レッドブルのマックス・フェルスタッペンが2位でフィニッシュした。ハミルトンと同様の戦略を採っていたフェルスタッペンは、バーチャルセーフティーカーが導入された終盤にC3コンパウンドのP Zeroレッド・ソフトタイヤへ交換し、ファステストラップポイントを獲得した。

    30秒以上差がついた3位には、アルピーヌのフェルナンド・アロンソが入った。3番グリッドからソフトタイヤでスタートしたアロンソは、ハードへ交換する1ストップ戦略で表彰台を獲得した。トップ3ドライバーが、それぞれ異なる戦略を実行した。

    スタート時の装着タイヤはミディアムとソフトが入り混じり、タイヤ戦略は1ストップから3ストップまでが展開された。スタート時の気温27度、路面温度30度前後のコンディションは、レースを通して継続した。

    4名のドライバー(バルテリ・ボッタス、ジョージ・ラッセル、ランド・ノリス、ニコラス・ラティフィ)が、左フロントタイヤのパンクに見舞われた。この問題は、激しい摩耗に加え、非常にアグレッシブなロサイルサーキットの縁石へ高速で接触したことによって発生した可能性がある。

    F1カタールGP:タイヤヒストリー

    ■各コンパウンドのパフォーマンス
    【ハードC1】
    多くのドライバーが第2スティントで使用した。デグラデーションは低く、予測どおりの性能を発揮し、1ストッパーの戦略に貢献した。

    【ミディアムC2】
    ハミルトンとフェルスタッペンを含むトップ10グリッド中の4名がミディアムでスタートした。ミディアムでのスタートはベストな戦略を可能にした。一方、1ストッパーにとっては、予測よりも長いスティントの走行を必要とした。

    【ソフトC3】
    予測どおり、ロサイルの厳しいコンディションにおいて、高いデグラデーションと摩耗が見られた。しかしながら、タイヤ選択が自由な11番グリッド以降のドライバー中の半数が、序盤でのアドバンテージを狙ってソフトでスタートした。特に、ともにトップ5に入賞したアルピーヌの両ドライバーは、ソフトタイヤをマネジメントして長いオープニングスティントを走行した。

    F1カタールGP:タイヤパフォーマンス

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「高負荷のコーナーが存在するロサイル・インターナショナル・サーキットは、初開催で未知の要素も多いことから、各チームは、レースと同条件のフリー走行を1度経験したのみで、理想的な情報が不足する状態でレースに臨みました。しかし、1ストッパーは摩耗に関してぎりぎりの戦略であり、高いレベルのマネジメントを要することがレース中に明確になりました。終盤、数名のドライバーがタイヤの問題に遭遇しました。この問題は、長いスティントに伴う高い摩耗と、アグレッシブな縁石への高速での接触によって発生した可能性がありますが、詳細はミラノの研究所で分析を行います。ハミルトンとフェルスタッペンは、選択した戦略で限界までプッシュし、1ストップ戦略で3位を獲得したアロンソに30秒以上の差をつけてフィニッシュしました」

  • 2021年 F1カタールGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2021年 F1カタールGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    ピレリは、2021年 F1世界選手権 第20戦 F1カタールGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

    ピレリは、ロサイル・インターナショナル・サーキットにC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)と昨年よりもレンジのなかで最も硬いコンパウンドをノミネートしている。決勝ではハードとミディアムのいずれか1セットを使うことが義務付けられる。

    ピレリによると、F1カタールGPの最速のタイヤ戦略はミディア-ハード-ミディアムと繋ぐ2ストップ。この場合はミディアムのウインドウが16~23周目となる。2番目に速い戦略はソフト-ミディアム-ミディアムと繋ぐ2ストップで、ソフトのウインドウは13~18周目となる。

    2021年 F1カタールGP 決勝:タイヤ戦略予想

    ルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペンは、新品のミディアムを残しているが、バルテリ・ボッタスはミディアムはユーズドしかない。

    2021年 F1カタールGP 決勝:持ちタイヤ数

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「今日もトラックエボリューションが大きく、スケジュールにサポートレースがないことから、予選の最後の最後に最速タイムが記録された。Q2ではミディアムタイヤがQ1のソフトタイヤより速いタイムを出す様子が見られた。予選はショートスティントしかなく、今日のFP3は日中の暑い時間帯に予選に焦点を合わせて行われたことから、チームたちはロングランについてFP2の情報に頼るしかない。戦略を組み立てるにあたってそれは非常に重要となる。このチャレンジングな状況で、彼らは可能な限りオプションをオープンに保ちたいはずだ。チャンピオンシップを争う者たちがミディアムタイヤでのスタートを選んだのはそのためだ。しかし、Q2が示したように、ミディアムでの突破は容易なことではなかった。まだ明らかになっていない要素も多く、明日は興味深い戦略の組み合わせが見られるだろう」

  • 2021年 第20戦 F1カタールGP:サーキット&タイヤコンパウンド解説

    2021年 第20戦 F1カタールGP:サーキット&タイヤコンパウンド解説

    2021年 第20戦 F1カタールGPがロサイル・インターナショナル・サーキットで開催される。公式タイヤサプライヤーのピレリが2021年F1カタールGPのタイヤについて解説した。

    57周にわたって初開催されるF1カタールGPに向けて、ピレリはC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)と最も硬いコンパンドを選択。この3種類のコンパウンドが選択されたのは今シーズンで5回目であり、最後となる。

    カタールはF1にとって完全に新しい会場であるため、ピレリはロサイルのさまざまな要求のすべてを処理できる3つの最も硬いコンパウンドを選択した。

    F1チームのシミュレーションでは、ロサイル・インターナショナル・サーキットは、シルバーストンやムジェロのような非常に要求の厳しいコーナーと非常に攻撃的なアスファルトを備えたサーキットであることを示している。グリップは、トラックを囲む砂漠からの砂の影響を受ける可能性もある。
    F1カタールGP:ロサイル・インターナショナル・サーキット
    スタートフィニッシュストレートは1km強だが、残りのラップを構成する16コーナーはすばやく連続しているため、タイヤは常に激しく機能するため、かなり高いデグラデーションにつながると予想されている。

    路面は、2004年にサーキットがオープンしたときから変更されておらず、時間の経過とともに非常に研磨され、高いグリップを提供する一方で、摩耗とデグラデーションを強くする。

    砂漠から砂を遠ざけるためにサーキットの周りに戦略的に配置された人工芝が存在するにもかかわらず、アスファルトは依然として非常に埃っぽく、グリップに影響を与える可能性がある。

    ターン12から14は、トリプルエイペックスの右コーナーを形成し、5.2Gがかかり、トルコの有名なターン8を彷彿とさせる。

    カタールは、今年の投光照明の下で夕方に開催される4つのレースの1つとなる。路面温度の変化は、標準的な午後のレースとはかなり異なり、レースが進むにつれて大幅に低下する可能性がある。

    砂漠では、昼と夜で気温に大きな違いがある。レースは現地時間の午後5時に行われるが、FP1とFP3は暑さの中で行われるため、FP2と予選のみがレースコンディションを代表するものとなる。

    サポートレースは全くなく、サーキットは最近あまり使われていない。つまり、F1カマシンが走行する前に路面にゴムは敷かれていない。その結果、ドライバーは最初は滑りやすい路面と高い路面進化を期待できある。また、週末に砂がトラックに吹き付けることで、路面を「リセット」する可能性もある。

    マリオ・イゾラ (ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「カタールは、独自の特別なキャラクターを持つユニークな会場であり、スリリングな新しい挑戦を提供するので、我々は最初の訪問を非常に楽しみにしている。しかし、新しいサーキットに来ることは我々にとって目新しい経験ではない。我々はシミュレーションデータと事前に収集した追跡情報に基づいて、使用する候補を選択する。我々の機器でアスファルトの粗さを測定する機会はなかったが、プロモーターはアスファルトの特性に関する非常に有用な情報を提供してくれた。我々が見ることができることから、レンジ内で最も硬いタイヤは、非常に研磨性の高いアスファルトと非常に要求の厳しいコーナーのあるロサイルに適している。しかし、実際にそこでレースをしたことは一度もないので、到着して初めてこのサーキットでタイヤが実際にどのように機能するかを正確に把握することができる」

  • 2021年 第19戦 F1ブラジルGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年 第19戦 F1ブラジルGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年 第19戦 F1ブラジルGP 決勝でのタイヤ戦略をF1公式タイヤサプライヤーのピレリが解説した。

    メルセデスのルイス・ハミルトンが、ミディアム~ハード~ハードの2ストップ戦略でブラジルグランプリを制した。トップ3のドライバーが同じ戦略を採った。

    10番グリッドからスタートしたハミルトンは、トップを走行していたレッドブルのマックス・フェルスタッペンよりも1周早く1回目のピットストップを、3周遅く2回目のピットストップを行い、ポジションを上げていった。最終的には、フェルスタッペンを抜いて優勝し、チャンピオンシップにおける彼との差を縮めた。

    多くのドライバーが2ストッパーだったなか、3名が1ストップを、2名が3ストップ戦略を実行し、7種類の異なるタイヤの組み合わせが見られた。この点は、戦略の多様性を示している。

    スプリント予選が行われる際のレギュレーションにより、スタート時のタイヤ選択が自由ななか、アルファタウリの角田裕毅を除く全ドライバーがC3コンパウンドのP Zeroイエロー・ミディアムタイヤでスタートした。角田は、P Zeroレッド・ソフトタイヤを装着してスタートした。第2スティント以降でソフトを使用したドライバーは、レッドブルのセルジオ・ペレスのみだった。ペレスは、残り2周時点でソフトへ交換し、ファイナルラップでファステストラップポイントを獲得した。

    スタート時の気温は24度で、路面温度は昨日よりも20度近く高い50度だった。このコンディションはレースを通して継続した。

    序盤の15周までにセーフティカー導入が発生し、前半に2回のバーチャルセーフティカーが導入されたことから、燃料満タン時のタイヤ摩耗が軽減された。

    ■各コンパウンドのパフォーマンス
    【ハードC2】
    全ドライバーが使用し、レースでの鍵を握った。レース週末中、ハードの使用機会が無かったなか、上位勢は2セットの新品ハードタイヤで走行した。高温のコンディション下、ハードは最大限の性能を発揮し、一貫したスピードを示しました。また、柔軟なピットストップウィンドウを提供した。

    【ミディアムC3】
    ほぼ全員がミディアムでスタートした。セーフティカーと2回のバーチャルセーフティカー導入が、ミディアムによる長いオープニングスティントを可能にし、その後のスティントにおけるより多くの選択肢を提供した。

    【ソフトC4】
    スプリント予選では積極的に使用されたが、ソフトでの長い走行が適さない高温のコンディションだったことから、レースでの使用は限定的となった。ペレスは、ソフトタイヤでファステストラップを記録し、4位を獲得した。

    F1 ブラジルグランプリF1 サンパウログランプリ

    マリオ・イゾラ (ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「上位勢の性能が拮抗し、多くの予測戦略が実行されたグランプリにおいて、戦略が主役となりました。昨日のスプリント予選時よりも20度近く高くなった路面温度が、戦略に最も大きな影響を及ぼし、より硬いコンパウンドの使用を促進しました。このチャレンジングなコンディション下、メインのレースタイヤとなったハードは、素晴らしいラップタイムを刻み、非常に良好な性能を発揮しました。セーフティカーの導入によってオープニングスティントが伸びたことから、ドライバーたちは、以降のスティントにおいてより多くの柔軟性を得ることができました。特に上位勢では、『アンダーカット』に関して戦術的な戦いが繰り広げられました。このため、上位勢のなかで、ハードを使用した第2スティントが短くなったドライバーが見られました。ルイス・ハミルトンは、スプリント予選の最後尾から決勝での優勝を果たし、この週末を通して素晴らしい仕事をしました」

  • 2021年 F1ブラジルGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2021年 F1ブラジルGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    ピレリは、2021年 F1世界選手権 第19戦 F1ブラジルGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

    ピレリは、インテルラゴス・サーキットにC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)と昨年よりも1段階柔らかいコンパウンドをノミネートしている。決勝ではハードとミディアムのいずれか1セットを使うことが義務付けられるが、スプリント予選の週末には各ドライバーはスタートタイヤを自由に選ぶことができる。

    ピレリによると、F1ブラジルGPの最速のタイヤ戦略はミディア-ハード-ハードと繋ぐ2ストップ。この場合は第2スティントのハードのウインドウが42周から47周となる。2番目に速い戦略はミディアム-ハード-ミディアムと繋ぐ2ストップで、この場合の第2スティントのウインドウは47~52周となる。

    2021年 F1ブラジルGP 決勝:タイヤ戦略予想

    メルセデスとレッドブル・ホンダは両ドライバーともにハードとミディアムの新品を2セットずと残しており、どちらの戦略も可能となる。フェラーリ勢は新品のハードが1セットしかなく、2番目に最速の戦略を採用すると考えられる。

    2021年 F1メキシコGP 決勝:持ちタイヤ数

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「平均的な路面温度でのハイレベルなトラックエボリューションは、スプリントにソフトを選択肢として戻した。ソフトタイヤのエクストラスピードは、メルセデスのボッタスとフェラーリのサインツがエクレセントなスタートで上位2位に躍り出るなど序盤は助けになったかもしれない。その後、レース後半ではソフトタイヤのマネージングが問題となり、ボッタスはスプリントを見事に制し、明日のグランプリをポールからスタートする。明日は、予想される気温の上昇により、理論的にはすべてのコンパンドが役割を果たす2ストップレースになると予想している。スプリント中にソフトとミディアムの両方が広く使用され、多くのチームが戦略を分割したことで、分析するデータは豊富にある」

  • 2021年 F1メキシコGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    2021年 F1メキシコGP 決勝:持ちタイヤ数&タイヤ戦略予想

    ピレリは、2021年 F1世界選手権 第18戦 F1メキシコGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。

    ピレリは、エルマノス・ロドリゲス・サーキットにC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)と昨年よりも1段階柔らかいコンパウンドをノミネートしている。決勝ではハードとミディアムのいずれか1セットを使うことが義務付けられる。

    ピレリによると、F1メキシコGPの最速の戦略はミディアム-ハードと繋ぐ1ストップ。この場合でのミディアムのウインドウは22周~32周目となる。2番目にハード-ソフトと繋ぐ1ストップ。この場合、ハードのウインドウは50~55周目となる。

    2021年 F1メキシコGP 決勝:タイヤ戦略予想

    F1メキシコGPでは、トップ8のドライバーはミディアムでスタート。Q3に進出した角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)とランド・ノリス(マクラーレン)は、ソフトで17番グリッドとミディアムで18番グリッドからスタートする。

    2021年 F1メキシコGP 決勝:持ちタイヤ数

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「明日はピットレーンでのタイムロスがかなり大きいことや、オーバーテイクが難しいこともあり、最速の戦略は間違いなくミディアムからハードの1ストップとなる。その戦略を採用できるように、事実上すべてのドライバーがミディアムタイヤでQ2を通過しようと試みた。この選択は戦略面でかなりの柔軟性を持たせることができる。予想どおり、ラバーが乗り始めるとソフトタイヤはとても良いパフォーマンスを見せた。明日のレースの最終スティントで役割を果たすかもしれない」

  • 2021年 第18戦 F1メキシコGP:サーキット&タイヤコンパウンド解説

    2021年 第18戦 F1メキシコGP:サーキット&タイヤコンパウンド解説

    2021年 第18戦 F1メキシコGPがエルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催される。公式タイヤサプライヤーのピレリが2021年F1メキシコGPのタイヤについて解説した。

    前戦F1アメリカGPと同世に、F1メキシコGPも2年ぶりにカレンダーに戻ってきた。このレースでは、C2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)という中間のタイヤが選択された。これは2019年と同じ選択だが、2018年よりも1ステップ硬くなっている。C5はメキシコにとってあまりにもアグレッシブな選択だった。

    2週間前にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われたタイヤとノミネートだが、エルマノス・ロドリゲス・サーキットは、2つのタイトでツイスティな最終セクターだけでなく、オープニングセクターの一部として長いスタートフィニッシュストレートがあり、路面はスムーズで非常に異なっている。これにより、ブレーキングに特に重点を置いており、トラクションも重要な要素となる。
    エルマノス・ロドリゲス・サーキット
    エルマノス・ロドリゲス・サーキットは、F1の歴史的なサーキットの1つであり、そのルーツは1950年代に遡るが、その後、2015年にスケジュールに戻る前に、有名なサーキットアーキテクトであるヘルマンティルケによって大幅にアップデートされた。

    海抜約2300mの高地にあり、空気が非常に薄い。そのため、マシンはコーナーで空力グリップを生成するために高いレベルのダウンフォースを走らせるが、実際にはダウンフォースの影響は非常に最小限に抑えられ、スライドが発生する可能性がある。

    2019年のトップ3はすべて、ミディアム-ハードの1ストップ戦略だった。フェラーリのシャルル・ルクレールは2つのミディアムスティントを備えた2ストッパーで4位でフィニッシュした。ソフトはグレニングのためにあまり使用されず、ソフトでスタートするドライバーは通常、2ストップでグランプリを完了する。

    トラックはここ数年、あまり使われておらず。その結果、ドライバーは最初は特に“グリーン”で滑りやすい路面に遭遇する。これは週末にかけて急速に進化するは。メキシコシティのこの時期の天気も予測不可能であり、アスファルトを「リセット」する可能性のあるシャワーの可能性がある。

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「サーキットのレイアウト自体と同様に、特に高い標高によって、メキシコは常に多くの興味深いチャレンジやサプライズを投げかけてくるため、さまざまな戦略的オプションを備えた予測不可能なレースになることがよくある。前回はミディアムとハードがレース中に注目したメインタイヤだった。ソフトに見られるグレイニングとスライディングの量によっては、今年もそうなるかもしれない。したがって、ソフトとミディアムの間のパフォーマンスのギャップを理解することが、予選の鍵となる。メキシコは歴史的でエキサイティングなサーキットなので、2年間の不在の後、戻ってこれたことをうれしく思う」
    F1メキシコGP タイヤ間のパフォーマンス差
    金曜フリー走行ではC2、C3、C4のパフォーマンス差は約0.6秒だった。

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「ドライバーは今朝、非常に“グリーン”で汚れたトラックに対処する必要があり、特にソフトコンパウンドのフロントと左リアに摩耗とグレイングが発生したが、ラバーが乗ってくるにつれて一日を通して高度な進化があり、タイムが大幅に改善された。今日の走行の多く、特に午前中はソフトタイヤで行われた。ドライバーは、FP2のより代表的なコンディションのためにミディアムタイヤの割り当てを維持し、明日のためにこのコンパウンドを2セット保持したいと考えていた。一部のドライバーは、ミディアムでQ2を通過し、レースで1ストップ戦略を選択しようとする可能性がある。明日はさらなるトラックの進化が期待されており、フロントでの戦いはレースペースの点で非常に接近していることがわかったので、戦略が特別な違いを生むグランプリになる可能性がある」