カテゴリー: ピエール・ガスリー

  • アルピーヌF1 ピエール・ガスリーがマニクールでウエットタイヤテストを完了

    アルピーヌF1 ピエール・ガスリーがマニクールでウエットタイヤテストを完了

    アルピーヌF1は、フランスのマニクール・サーキットで実施されたピレリの2026年F1シーズン向けウエットタイヤ開発テストに協力した。走行は2日間にわたって行われ、ピエール・ガスリーがテストドライバーを務めた。

    今回のプログラムでは、チントゥラート フルウエットタイヤとチントゥラート インターミディエイトタイヤの各種プロトタイプを評価。コースには人工的に散水が施され、均一なウエットコンディションが再現された。

    初日はフルウエットタイヤを中心に走行
    初日のテストでは、まずドライタイヤでセットアップ作業を実施。その後、散水された路面でフルウエットタイヤの評価が行われた。

    この日の気温は最高20℃、路面温度は29℃以下にとどまり、ガスリーは101周・446kmを走行。ベストタイムは1分37秒816だった。

    2日目はインターミディエイトタイヤも評価
    2日目も引き続きガスリーがステアリングを握り、103周・454kmを走行した。

    午前中は複数のフルウエット仕様をテストし、午後にはインターミディエイトタイヤの開発プログラムを実施。路面には再び人工的に散水が行われ、ピレリのウエットタイヤ2種類に適した均一なコンディションが維持された。

    この日のベストタイムは、チントゥラート インターミディエイトタイヤで記録した1分31秒457。路面温度は最高27℃、気温は19℃だった。

    2日間で900kmを走破
    2日間の総走行距離は900kmに達し、ピレリは2026年用ウエットタイヤ開発に向けた重要なデータを収集した。

    次回のピレリ公式タイヤテストは、2026年F1スペインGP終了後の6月16日と17日にバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで実施される予定で、こちらはスリックタイヤ開発を目的としたプログラムとなる。

    Photo:Alpine

  • エステバン・オコンとピエール・ガスリー “18年続く確執” 同席でも会話なし

    エステバン・オコンとピエール・ガスリー “18年続く確執” 同席でも会話なし

    アルピーヌ時代に幾度も接触事故を起こしたエステバン・オコンとピエール・ガスリーの関係が、いまなお修復されていないと独メディアが報じた。

    両者は2026年シーズン開幕前のF1中断期間中、アイザック・ハジャーとともにパリ・サンジェルマンのチャンピオンズリーグ戦を観戦。また、フランスの「Canal Plus」の番組にもそろって出演していたが、表向きの共演とは裏腹に、私生活では依然として“冷戦状態”が続いているという。

    18年前のカート時代から続くライバル関係
    独『Sport Bild』によると、ガスリーとオコンはPSG戦を“自ら望んで一緒に観戦したわけではない”という。両者ともクラブ側から招待された形で、現在も「互いに口を利かない関係」にあると報じられている。

    2人は幼少期のカート時代には友人関係にあったものの、2008年のレースをきっかけに関係が悪化したとされる。当時、ガスリーは最終ラップでオコンを抜いたものの、その後失格裁定を受けた。

    ガスリーはNetflix『Drive to Survive』で、この関係について次のように語っていた。

    「僕はエステバンとの関係を修復するために何度もチャンスを与えてきた」

    「でも、相手にその気がないなら、それで構わない」

    アルピーヌ時代にも衝突を繰り返した
    両者は2023年と2024年にアルピーヌでチームメイトを務めたが、その期間中にも関係改善には至らなかった。

    2024年F1オーストラリアGPでは接触により両者がリタイア。さらにモナコGPでも同士討ちを起こし、チーム内の緊張が大きく表面化した。

    シーズン終了後、オコンはアルピーヌを離脱してハースへ移籍。アルピーヌはジャック・ドゥーハンを早期デビューさせる代わりに、オコンにハースでのテスト参加を認める形となった。

    2026年は明暗分かれるシーズンに
    2026年シーズンは両者の立場にも差が生まれている。

    レギュレーション変更を追い風にアルピーヌは戦闘力を向上させ、ピエール・ガスリーは選手権8位につけている。一方のエステバン・オコンは、ハースとアルピーヌの競争力が近いとみられる中で、ここまでわずか1ポイントに留まっている。

    さらに小松礼雄代表が公の場でオコンに対して改善を求めたこともあり、2027年以降の将来には不透明感も漂っている。

    海外ファンコミュニティでは「ハースのシートが最後になるのではないか」との声も出始めており、かつてフランス期待の若手コンビと呼ばれた2人は、いまや対照的な立場に置かれている。

    関連:角田裕毅にハースF1移籍説 小松礼雄との“不和”報道でオコンに逆風

  • リアム・ローソン F1マイアミGP横転事故でガスリーに謝罪「説明したかった」

    リアム・ローソン F1マイアミGP横転事故でガスリーに謝罪「説明したかった」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、F1マイアミGP決勝でピエール・ガスリー(アルピーヌ)を巻き込んだクラッシュについて、レース後に本人へ謝罪したことを明かした。

    事故は序盤、入賞圏最後のポジションを争っていたターン17で発生。ローソンはマシンのトラブルにより減速できず、ガスリーのマシンに接触。アルピーヌは横転し、バリア際で停止した。

    ギアボックストラブルで減速不能に
    ローソンは、クラッシュの原因がギアボックスの故障だったと説明した。

    「最終コーナーに向けてブレーキを踏んだとき、ギアボックスに故障が起きた」とローソンはメディアに語った。

    「ニュートラルに入ってしまって、ダウンシフトできず、マシンを減速させることができなかった」

    「残念だ。もちろんピエールをリタイアさせてしまったのはよくない。彼らは素晴らしい週末を過ごしていた」

    マシン側の不具合が原因と判断されたことで、ローソンにペナルティは科されなかった。

    ピエール・ガスリー F1 マイアミグランプリ

    ガスリーに直接謝罪「意図的ではなかった」
    それでもローソンは、リタイア後にガスリーのもとを訪れ、状況を説明して謝罪したという。

    「彼に会いに行って謝罪した」とローソンは語った。

    「彼らは素晴らしい週末を過ごしていたからだ」

    「意図的にああいう形でブレーキングを遅らせようとしたわけではないと、彼に説明したかった」

    「ただ、ギアボックスもブレーキもなかった」

    ガスリーはこの事故でリタイアとなった一方、チームメイトのフランコ・コラピントは7位に入り、自己最高成績を記録した。

  • ピエール・ガスリー F1マイアミGP横転事故「空中でコントロールできず怖かった」

    ピエール・ガスリー F1マイアミGP横転事故「空中でコントロールできず怖かった」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は、2026年F1第4戦マイアミGP決勝で発生したクラッシュについて当時の状況を振り返った。レース序盤の接触によりマシンは宙に浮き、バリアに乗り上げる大きな事故となったが、ガスリーは無事だった。

    ガスリーは「非常に怖かった」と語り、空中で完全にコントロールを失った瞬間の恐怖を明かしている。

    「どこに着地するか分からなかった」恐怖のクラッシュ
    事故の瞬間についてガスリーは次のように語った。

    「幸い無事だった」

    「空中に投げ出されてコントロールできない状態で、とても怖かった。リアから壁に当たったと思う」

    「どこに着地するのか分からなかったし、気持ちのいいものではなかった」

    マシンが完全に制御不能となる中で、着地の行方すら分からない状況だったことを明かした。

    ピエール・ガスリー F1 マイアミグランプリ

    当初は回避可能と認識 相手トラブルは知らず
    ガスリーはこの接触について、当初は回避できた可能性があると感じていた。しかしこの時点では、リアム・ローソンのマシンにギアボックスのトラブルが発生していたことは知らなかった。

    そのため、状況の全体像を把握する前の段階では、インシデントに対する認識に違いがあったことがうかがえる。

    フェルスタッペンのスピン回避で流れを失う
    ガスリーはレース序盤の展開についても説明している。スタート直後は好位置につけていたが、マックス・フェルスタッペンのスピンを回避するために減速を強いられたことで、順位を落とす展開となった。

    「スタートはとても良くて、もし悪いスタートだったら逆にもっと良い位置で1周目を終えられたかもしれない」

    「ターン1を7番手か6番手で抜けたと思うけど、彼(フェルスタッペン)が戻ってくるのが見えて、かなり遅かったから避けるためにブレーキを踏んだ」

    「その結果、後ろの集団に飲み込まれてしまった」

    「5〜6ポジションは失ったと思う」

    レースペースには自信も「チャンスを逃した」
    それでもガスリーはレースペースには手応えを感じていたという。

    「昨日のペースがあったから心配はしていなかった。レースは長いし、ポジションは取り戻せると思っていた」

    「今はチームにとってチャンスを逃したことの方が残念だ」

    結果的にクラッシュによってレースを終えることとなり、好機を失った悔しさをにじませた。

  • アルピーヌF1 マイアミGPスプリント予選で今季初の2台SQ3進出

    アルピーヌF1 マイアミGPスプリント予選で今季初の2台SQ3進出

    アルピーヌF1は、2026年F1マイアミGPのスプリント予選でフランコ・コラピントが8番手、ピエール・ガスリーが10番手に入り、今季初めて2台そろってトップ10グリッドを獲得した。

    新たなアップグレードを投入したマイアミで、アルピーヌは中団勢の中で存在感を示した。コラピントは「中団勢と比べると僕たちは良さそうだ」と語り、A526の理解が進みつつあることに手応えを示した。

    コラピント「ようやくリズムをつかみ始めている」
    フランコ・コラピントは、金曜唯一のプラクティスでA526に問題を抱えながらも、スプリント予選では8番手を確保した。これは自身のあらゆる予選形式におけるベストタイにあたる結果であり、アルピーヌにとっても週末の流れを変える内容となった。

    「うれしい。かなり厳しかった状況を立て直すことができたし、理解するまでに少し時間がかかったけど、ようやくリズムに入り始めて、足りていなかったペースの一部を理解し始めていると思う」とコラピントはスプリント予選後に語った。

    「知っているトラックで、スプリント週末というより難しい状況の中、一日を通して良いラップを走れた。今日はすべてがとてもポジティブだった」

    「このブレイクは、僕たちにとって一度リセットして、もう一度進み、どこに取り組むべきかを理解するうえで良い時間だったと思う。僕たちは正しい方向にかなりうまく取り組めたと思う。今日のパフォーマンスには満足しているけど、もちろん週末はまだ始まったばかりだ」

    「ペースは良さそうだと思う。中団勢と比べると、僕たちは良さそうだ」

    ガスリーは10番手もホイールスピンに不満
    一方のピエール・ガスリーは、スプリントを10番手からスタートする。アルピーヌは今季ここまで、中国GPで一度だけダブル入賞を記録しているが、ガスリーは開幕3戦すべてでポイントを獲得しており、チームのランキング5位タイを支えてきた。

    ただし、ガスリー自身は今回のスプリント予選の内容に満足していない。過度なホイールスピンに苦しんでおり、現状のままではレースで厳しくなると認めた。

    「あまり良くない。今朝からとても難しかった。僕の側で何かがうまく機能していないのが見えていて、ホイールスピンがかなり多い」

    「残念ながら、その原因を突き止めるだけの時間が本当に十分にはなかった。でも感触は良くなかったので、明日に向けて改善するために懸命に取り組まなければならない。今の状態のままだと、レースでは苦戦すると思う」

    「それでも、2台をトップ10に入れられたのは良いことだ。ただ、まだ引き出せるポテンシャルはかなり残っている」

    アップグレード効果を示したアルピーヌ
    アルピーヌにとって、マイアミのスプリント予選はアップグレードの方向性を確認するうえで重要なセッションとなった。コラピントは中団勢との比較で競争力を実感しており、ガスリーも不満を抱えながらトップ10に入ったことで、A526にはまだ改善余地が残されている。

    スプリント本番では、コラピントが8番手、ガスリーが10番手からスタートする。中団グループの中でアルピーヌが実際にどれだけレースペースを維持できるかが、今回のアップグレードの評価を左右することになる。

  • ピエール・ガスリー「レッドブルF1はもはやトップ4ではなくなった」

    ピエール・ガスリー「レッドブルF1はもはやトップ4ではなくなった」

    ピエール・ガスリーが2026年F1マイアミGPのパドックでレッドブルの現状について語った。ローラン・メキース率いるチームは開幕当初こそ強さを見せていたが、その後はパフォーマンスが不安定となり、かつてのようなトップチームとしての立場を失いつつある。

    ガスリーは、バーレーンやオーストラリアでの印象と、その後の鈴鹿での状況に大きな差があったと指摘した。さらに、マイアミから導入されたレギュレーション変更についても、ドライバーの意見が安全面で重要な役割を果たしたと強調している。

    開幕直後は「最速候補」に見えたレッドブル
    ピエール・ガスリーは、マイアミで取材に応じ、レッドブルの急激な失速に驚きを示した。

    「バーレーンの後は、彼らがトップ4チームの中にいると確信していた。おそらく最速でもあった。オーストラリアではとても強そうに見えたし、本当にいいスタートを切っていた。何らかの理由で、そのレースの後からすべてがかなり難しくなった。ああ、かなり驚きだった」

    鈴鹿では、ガスリーがマックス・フェルスタッペンの前を走る場面があった。フェルスタッペンは数周にわたって後方につけたものの、実際に脅威を与えるところまでは至らなかった。

    近年のF1では、レッドブル、メルセデス、フェラーリ、マクラーレンを中心とした「トップチーム」の構図が語られてきた。しかし、2026年の序盤戦を見る限り、レッドブルはその基準から一時的に外れ、ライバル勢に対して明確に後れを取っている。

    新レギュレーションが勢力図を変えた
    ガスリーは、マイアミから導入されたルール変更についても言及した。新世代F1ではエネルギーマネジメントや接近速度の問題が浮上しており、ドライバーからのフィードバックが重要な判断材料になっている。

    「ステアリングを握っているのは僕たちだし、あらゆる状況で何が起きているのかを感じているのも僕たちだ。僕たちのフィードバックは、組織内の誰よりもはるかに正確だ」

    「大きな組織やメーカーがあり、それぞれが必要なものを求めて働きかけている。全員を満足させなければならない。でも最終的には、安全が何よりも優先されなければならない」

    ガスリーの発言は、レッドブルの不振が単なる一戦限りの失敗ではなく、2026年F1の新しい技術規則と勢力図の変化を象徴するものでもある。開幕時点では最速候補に見えたチームが、数戦でトップグループから外れたように見える状況は、今季の不確実性を物語っている。

  • ピエール・ガスリー F1レギュレーションに見直し要求「ネガティブすぎる」

    ピエール・ガスリー F1レギュレーションに見直し要求「ネガティブすぎる」

    アルピーヌのピエール・ガスリーは、2026年F1マシンをめぐる議論について「ネガティブすぎる」との見方を示しつつ、現行の方向性には改善の余地があるとして見直しを求めた。

    2026年F1では、パワーユニットのエネルギー回生と展開の制約がドライバーたちの不満を招いており、ストレート終盤でバッテリー展開が尽きて速度が落ちる現象も問題視されている。

    ガスリーは、ドライバーの影響力が以前より小さくなっていることにも不満を示し、4月のインターバル期間を使って改善を進めるべきだと訴えた。

    「ネガティブすぎる」議論への違和感
    ピエール・ガスリーは、新しいF1レギュレーションをめぐる議論について、悲観的な空気が広がりすぎているとの認識を示した。

    「正直に言って、この件をめぐっては少しネガティブすぎると感じているし、僕はそれが好きじゃない」とガスリーはRacingNews365を含むメディアに語った。

    一方でガスリーは、現行の方向性に問題がないと言っているわけではない。議論の空気には違和感を覚えながらも、競技のあり方そのものについてはドライバーの立場から改善を求めている。

    ドライバーから奪われる要素への不満
    ガスリーは、現在のF1がドライバーから多くを奪いすぎていると感じている。

    「本当に、僕たちはまだドライバーから多くを奪いすぎていると思う。鈴鹿のセクター1を走っていて、ある程度のグリップがあるとしても、それは実際にはそれほど重要じゃない」

    「バッテリーや、そういったすべてのことがあっても、与えられたグリップの限界で走らなければならない」

    この発言からは、ドライバーが限界で走るというF1本来の要素は残っているとしながらも、その一方でマシン側の制約、とりわけエネルギーマネジメントの比重が大きくなりすぎていることへの不満がにじむ。

    バッテリーマネジメント問題の見直しを要求
    2026年F1マシンでは、ストレート終盤でバッテリー展開が尽き、速度が落ちることで“ヨーヨー効果”が生じることが懸念されている。ガスリーもこの問題について、他のドライバーたちと同じ感覚を共有していると明かした。

    「間違いなく、ストレートでのバッテリーマネジメントなどについて、他の皆が感じていることには僕も同意する。F1については、僕たちは皆同じ考えだと思う」とガスリーは語った。

    「僕たちは皆、同じものを見ている」

    「僕たちは皆、同じ言語を話している。このスポーツが可能な限り良いものになることを、皆が望んでいる。きっと最善のことをするはずだ」

    ガスリーは、問題点を共有しながらも、関係者の目線は一致していると強調した。単なる批判ではなく、より良いF1を目指すための修正が必要だという立場だ。

    4月のインターバル期間が改善の鍵
    ガスリーは、現在の4月のインターバル期間が、F1をより良い状態に整えるための見直しの機会になるとの見方を示した。

    「これは少し見直しの期間だ。インターバルの間に、皆がF1をより良い状態にするために最善を尽くすはずだ」

    2026年F1レギュレーションをめぐっては、マックス・フェルスタッペンが嫌悪感をあらわにし、F1を去る可能性にまで言及するなど不満が表面化している。そうしたなかでガスリーは、過度な悲観論には距離を置きながらも、バッテリー管理を中心とした現在の競技のあり方には明確な見直しが必要だという考えを示した。

  • ピエール・ガスリー ラコステのアンバサダー就任 F1ドライバーとして新たな顔

    ピエール・ガスリー ラコステのアンバサダー就任 F1ドライバーとして新たな顔

    ピエール・ガスリーが、フランスのファッションブランドであるラコステのアンバサダーに就任した。ラコステは2026年4月3日、フランス人F1ドライバーのピエール・ガスリーを新たなブランドの顔として迎えることを発表した。

    今回の起用でガスリーは、ラコステを象徴するアイテムのひとつであるポロシャツを体現する存在となる。テニスとゴルフを愛し、スポーツ、スタイル、カルチャーが交差する領域に自然に惹かれてきた人物として、その存在感が評価された形だ。

    ラコステは、ガスリーの国際的なキャリア、高い基準、そしてスタイルとパフォーマンスの両方に向き合う姿勢が、ブランドの世界観と強く共鳴すると説明している。F1での実績だけでなく、競技の枠を越えて広がる感性も、今回のパートナーシップの重要な理由となった。

    ピエール・ガスリーは1996年にルーアンで生まれ、6歳でカートを始めると、モータースポーツの階段を急速に駆け上がった。2017年にF1デビューを果たし、フランスのモータースポーツ界を代表する存在のひとりへと成長。2019年にはブラジルGPでF1表彰台に立った最年少のフランス人ドライバーとなり、翌2020年にはモンツァでイタリアGPを制し、1996年以来となるフランス人ドライバーのF1優勝を成し遂げた。

    ラコステは、そうしたサーキット上での実績に加え、ガスリーが他分野にも開かれた個性を備えている点に注目している。スタイルとパフォーマンスの両立を自然に体現する世代のアスリートであり、その姿勢がラコステのDNAと重なると位置づけた。

    今回の協業の中核となるのが、ラコステのポロシャツだ。ルネ・ラコステが、テニス選手により大きな自由な動きと新たなエレガンスをもたらすために考案したこのアイテムは、長い年月を経て、現代のワードローブを象徴する一着へと発展してきた。スポーツとスタイルの交差点に位置する存在として、ブランドの原点を今も体現している。

    ラコステは、ガスリーの起用によって、スポーツとの歴史的な対話を継続しながら、国際的な発信力をさらに強めていく考えだ。フランス人としての歩みと自然なエレガンスを備えたガスリーとの協業は、今後数か月にわたって複数のプロジェクトへと広がっていく予定だという。

    エリック・バラットCEOは今回の発表に際し、次のように述べた。

    「ピエール・ガスリーは、ラコステが創設以来追求してきたパフォーマンスと粘り強さの精神を完璧に体現している。彼の国際的なキャリア、高い基準、そしてテニスやゴルフのような競技への親和性は、我々の世界観と強く共鳴している。彼をメゾンのアンバサダーとして迎え、新たな章をともに開けることを大変うれしく思う」

    ガスリーもまた、ラコステの持つスポーツとスタイルの融合に強い共感を示した。

    「ラコステは、スポーツのヘリテージを非常に現代的なスタイルのビジョンへと昇華させてきた象徴的なフランスのメゾンだ。ポロはその最も力強い表現だと思う。テニスコートで生まれた一着が、肩の力の抜けたエレガンスの象徴になった。今日、その顔のひとりになれることをとてもうれしく思っているし、今後数か月にわたるさらなる取り組みを通じて、この関係を形にしていけることを楽しみにしている」

    今回の発表は、ガスリーがF1ドライバーとしての実績に加え、フランス発のスポーツカルチャーとファッションをつなぐ存在としても評価されていることを示す内容となった。ラコステにとっても、競技の枠を越えて影響力を持つ現代的なアスリート像を、さらに明確に打ち出す一手と言えそうだ。

  • ピエール・ガスリー アルピーヌF1躍進を実感「キャリア最高のマシン」

    ピエール・ガスリー アルピーヌF1躍進を実感「キャリア最高のマシン」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は2026年F1日本GPで7位に入り、マックス・フェルスタッペンとの直接対決を制した。

    今回の焦点は3つある。フェルスタッペンを抑え切ったレース内容、アルピーヌのパフォーマンス向上、そして「キャリア最高のマシン」と語った評価だ。

    フェルスタッペンを封じた“守り切りの26周”
    ガスリーはレース序盤から安定したペースを維持し、中団グループを引き離す展開に持ち込んだ。

    セーフティカーによって築いた約3秒のリードは帳消しとなったが、その後はマックス・フェルスタッペンの激しいプレッシャーを受けながらもポジションを守り切った。

    48周目に一度はオーバーテイクを許したものの、すぐにポジションを奪い返し、最終的には0.337秒差でチェッカーを受けた。

    「長いレースだったし、本当にプレッシャーが大きかった」

    「序盤はミディアムでかなり快適だったけど、今年はセーフティカーが多いから、どこかで来ると分かっていた」

    「後半はまったく違う展開になった。彼はずっとプレッシャーをかけてきたし、常に限界で走る必要があった。タイヤマネジメントなんてできなかったし、ミスは一切許されなかった」

    アルピーヌは“第4勢力”へ浮上
    2025年シーズンを犠牲にして2026年レギュレーションへ集中したアルピーヌは、ここにきて明確な成果を見せ始めている。

    オーストラリアでは8番手相当だったパフォーマンスは、中国と日本では4番手グループにまで浮上。予選・決勝ともに安定してポイント圏内を確保している。

    「彼らはハードタイヤで少し良かったけど、最終的には抑え切れた」

    ピエール・ガスリー アルピーヌF1チーム

    「キャリア最高のマシン」発言の意味
    今回の結果を受けて、ガスリーは現在のマシンに対する強い手応えを口にしている。

    「今のところ、これは僕のキャリアで最高のマシンだと思う。2021年のアルファタウリと並ぶくらいだ」

    開幕3戦すべてでポイントを獲得しているドライバーはわずか6人。その中に名を連ね、ランキング8位につけている。

    マイアミに向けた“伸びしろ”も明確
    アルピーヌは現在、風洞とCFDの使用時間において優位な立場にあり、開発面でも追い風が吹いている。

    「良いベースはあると思うし、最初の数戦でマシンがしっかり機能しているのを確認できた」

    「自分たちの限界も分かっているし、改善すべきポイントも明確だ。マイアミに向けて取り組んでいることもあるし、全体的にポジティブな状況だ」

    「この週末には満足している。チームは良い仕事をしたし、しっかり進歩できた。ローソンには18秒差をつけたし、前のハミルトンまでは7秒だった」

    「このまま前進を続ければ、トップグループに近づけるはずだ」

  • ピエール・ガスリー F1日本GP7位「フェルスタッペンを抑え切った」

    ピエール・ガスリー F1日本GP7位「フェルスタッペンを抑え切った」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は2026年F1日本GP決勝で7位入賞を果たし、開幕から3戦連続でのトップ10フィニッシュを達成した。スタート直後からポジションを守り抜き、セーフティカー後も激しい防御を続けた。

    レース序盤は後続との差を広げながら安定したペースを維持。セーフティカー後はマックス・フェルスタッペンから激しいプレッシャーを受けながらも、25周以上にわたってポジションを守り抜いた。

    ガスリー「フェルスタッペンを抑え続けたのは簡単ではない」
    ピエール・ガスリーは次のように語った。

    「今日は最初から最後まで本当に激しいレースだったし、7位でフィニッシュしてポイントを追加できてとても満足している」

    「チームがレース全体をうまくマネージしてくれたし、とてもいいレースだった。セーフティカーの前後で2つの異なるフェーズがあったような感じだった」

    「今季ここまでを見ると、レースはかなり動きがある展開になっているから、どこかでセーフティカーかVSCが入ることはある程度予想していた」

    「序盤は後ろとのギャップをうまく築けていたが、セーフティカー後はマックスから強いプレッシャーを受けることになった」

    「25周にわたって防御を続ける必要があったし、4度のワールドチャンピオン相手にそれをやるのは簡単ではない」

    「それでもポジションを守り切り、しっかりポイントを持ち帰ることができて良かった」

    「チームにとってもポジティブな週末だったし、前にいる速いチームともそれほど大きな差はない」

    「このマシンにはしっかりとしたベースがあるので、モチベーションを維持しながら前との差を詰めていきたい」

    ピエール・ガスリー, F1 日本GP

    レース後のインタビューでは、セーフティカー後の攻防の激しさや、マシンのパフォーマンスに対する手応えについてさらに詳しく語った。

    「とても満足している。長くて激しいレースだったし、特にセーフティカー後はかなり厳しかった」

    「序盤は良い展開で快適に走れていたし、少しギャップも築けていた。ただ、どこかでセーフティカーが出ることは分かっていたから、気は抜けなかった」

    「後半はとにかく彼がずっと背後にいて、1周で5回はミラーを確認していた。ギャップを把握しながら、ミスをしないように限界で走り続ける必要があったし、コーナーの立ち上がりも完璧に決める必要があった」

    「本当に激しい展開だったが、最終的にはペースは良かったと思う。ルイスの後ろ7秒でフィニッシュして、リアムには18秒差をつけていた」

    「自分たちは良いグループの中でレースができていたと思うし、ここからさらに積み上げていきたい」

    「これまでの2戦と同様に良いパフォーマンスを発揮できているし、チームにとっても大きな自信になるはずだ」

    「これから数週間はファクトリーに戻るが、今回の結果がチーム全体のモチベーションにつながることを期待している」

    「異なるタイプの3つのサーキットでポテンシャルを示せたのは大きいし、今シーズンに向けて良い手応えを得られている」

    「前のグループとの差はまだ大きいが、不可能な差ではない。これからも開発を続けていくことが重要だ」