カテゴリー: セルジオ・ペレス

  • 角田裕毅のF1王者援護失敗 セルジオ・ペレスが“君には厳しすぎた”ミームに反応

    角田裕毅のF1王者援護失敗 セルジオ・ペレスが“君には厳しすぎた”ミームに反応

    2025年F1アブダビGP決勝で起きたランド・ノリスと角田裕毅の攻防は、マックス・フェルスタッペンのタイトル争いにも影響したとして大きな議論を呼んだ。そんな中、かつてフェルスタッペンの王座獲得を後押ししたセルジオ・ペレスが、この出来事に関する“ある投稿”へ反応し話題となっている。

    決勝23周目、ノリスはターン5〜6の間で角田裕毅をオーバーテイクしたが、この際のコース外走行によるアドバンテージ取得の疑いで調査対象に。

    一方の角田裕毅も複数回のライン変更が問題視され、両者とも審議対象となったが、最終的に角田裕毅のみ5秒ペナルティが科され、ノリスはお咎めなしという結論に至った。この裁定にはSNS上で多数の反応が寄せられた。

    レッドブル時代、2021年アブダビでフェルスタッペンの逆転タイトルを支える歴史的ディフェンスを見せたペレスに対し、「この場面で必要だったのは“あのペレス”ではなかったか」といった声も上がる中、当のペレス自身もSNSでこの話題に加わった。

    彼が反応したのは、映画『アベンジャーズ』シリーズの“サノス”にペレスの顔を合成し、彼の名言「Perhaps I treated you too harshly(たぶん、君に厳しすぎたんだ)」を重ねたミーム画像。ペレスはこれを引用し、短く「Perhaps(笑)」と投稿。これが大きな拡散を呼び、18万件以上の「いいね」を記録している。

    セルジオ・ペレス 角田裕毅

    ■2021年にセルジオ・ペレスがやったこと
    セルジオ・ペレスにとってレッドブルでの最初のシーズンは決して楽ではなかった。しかしフェルスタッペンは、アブダビGPで自身がタイトルを獲得したあと、チームメイトの助けがなければ自分は王者になれなかったと語った。

    それはよくある“チームメイトへのお世辞”ではなく、アブダビでペレスがルイス・ハミルトンを抑えた 2周 に対する非常に具体的な称賛だった。もしこの2周がなければ、レースのあの物議を醸した結末は起きなかった可能性すらある。

    「チェコがいなければ、僕はここに座っていないと思う。彼がいなければ彼ら(メルセデス)はセーフティカーでピットできていたしね」とフェルスタッペンは語った。

    「だからチェコは本当に素晴らしい走りをしてくれた」

    しかしペレスの介入が重要だったのは、ハミルトンとフェルスタッペンの差を約8秒奪ったことだけではない。レースの流れに大きな影響を与えた点だ。

    もしハミルトンがペレスの後ろで時間を失わず、順調にフェルスタッペンとの差を広げていたら、36周目のVSCで“安いピット”を行えた可能性が高かった。

    ヤス・マリーナでの安全車下のピットロスは約14秒だが、実際にはその時点でフェルスタッペンとの差は7秒弱だった。

    「そのタイミングでの防御は本当に重要だった」とペレス。

    「ルイスはレースをコントロールしていて、VSCのウインドウを完全に持っていた。彼は何でもできた。でも僕はすごく古いタイヤだった。それでもうまくいって、マックスとチームを助けられて嬉しい」

    ハミルトンがVSCで止まっていたら、レースの残りは全く違った展開になっていた可能性が高い。

    クリスチャン・ホーナー代表も当時、ヘルメットを脱いだペレスを称賛していた。

    「ルイスを抑えてマックスを引き寄せた。今日の勝利にチェコが大きく貢献した。まさに“全開で行く”男だ」

    現在ペレスは2026年のF1復帰が決定しており、新規参戦チームのキャデラックF1でバルテリ・ボッタスとともに新シーズンを戦う予定だ。

    セルジオ・ペレス

    ■ 2025年に角田裕毅ができなかったこと
    オスカー・ピアストリもハードでロングランを行っていたため、角田裕毅がそのピアストリのタイトル争いに影響を与えるチャンスはなかった。しかし、もう一人のマクラーレンを妨害するチャンスは明確に存在した──角田裕毅が走り続けたことで、ランド・ノリスが22周目に新品タイヤで戻ってきたとき、角田裕毅が3番手を走っていたからだ。

    レッドブルは角田裕毅に「捕まったら出来ることは全部やれ」と伝え、角田裕毅は「分かってる、任せて」と返した。

    しかしノリスはすぐに角田裕毅を抜き去った。角田裕毅が前でラインを変えたため、ノリスはロングストレート内側のラインをまたいで避ける必要があったにもかかわらず、である。

    角田裕毅は、変則的なライン変更で得た5秒ペナルティは「非常に厳しい」と主張し、The Race の質問に対して「ただスリップストリームを切ろうとしただけ」と語った。FIA のガイドライン上、後続との距離が十分であれば許容される動きだ。

    しかし今回は、スチュワードは角田裕毅が「複数回の方向転換を行い、その結果#4(ノリス)が接触回避のためにコース外へ行かざるを得なかった」と判断した。

    角田裕毅自身は、「うまくいってもあと1周しか抑えられなかった」とし、マクラーレンが迫る中でレッドブルの無線が「パパパパパパパパ」と繰り返され、注意を削いだと感じていたという。

    「彼らのストレスは感じたけど、『見て、分かってる。話したとおりやるから、できる限り守るよ』と思っていた。簡単に前に出すメリットなんてないし、とにかく最善を尽くした。でもノリスはすごい勢いで来て、一気に抜いていっただけだ」と角田裕毅は語った。

    角田裕毅がフェルスタッペンとレッドブルのためにその瞬間にできた最善の仕事は、ランド・ノリスの背後にいたシャルル・ルクレールにノリスへ追いつく、あるいは抜くチャンスを与えることだった。ルクレールは角田裕毅に追いつくノリスのわずか1.6秒後方にいた。

    ただしそのためには、角田裕毅はさらに危険なほどの防御を行う必要があり、仮にルクレールがノリスを抜けたとしても、ノリスがそのままフィニッシュまで留まる可能性は低かっただろう。

    だが、ペレスがこれを見て“物足りなさ”を感じたのは理解しやすい。

  • セルジオ・ペレス レッドブルF1からの解雇は「キャリアで最善の出来事だった」

    セルジオ・ペレス レッドブルF1からの解雇は「キャリアで最善の出来事だった」

    セルジオ・ペレスは、自身がレッドブルを離れる直前にクリスチャン・ホーナーへ伝えた最後の言葉を明かし、さらにマックス・フェルスタッペンのF1における歴史的な位置付けについての自身の見解を語った。

    キャデラックF1チームの2025年準備が最終段階に向かいつつある中、セルジオ・ペレスはメキシコシティを訪れ、約1年前に始まったレッドブル離脱の瞬間を振り返った。

    記者会見で“チェコ”ペレスは、現在はレッドブルを離れているホーナーとの最後の会話について「本当にありがとうと伝えた」と語った。

    「そしてここに来る人にはとても申し訳ないともね。というのも、ここでは本当に大変な思いをするからだ」

    セルジオ・ペレスは2021年にレッドブルに加入したが、当初から自身の立場がフォースインディア/レーシングポイント時代のような“チームの基準点”ではなく、マックス・フェルスタッペンのために構築された体制の中で働く役割になることを理解していたと振り返った。

    それでも状況を変えようと試みたが、結局は毎年同じ展開に落ち着き、マシン開発がフェルスタッペンのドライビングスタイルに合わせて進められていると強調するコメントを続けていた。

    「最初の日から僕らは賢く立ち回らないといけなかった。自分の役割は理解していたし、このプロジェクトはフェルスタッペンのために開発されていることも分かっていた。」

    「加入した時、僕は彼らを少し緊張させ始めた。でも、多くの利害関係があって、そのシステムを自分が背負うことはできないとも分かっていた。」

    「レッドブルで起きたことは、結局のところ、僕にとって最善のことだったと思う。レッドブルにいて、僕が置かれていた状況は本当に大変だった。」

    「そして、これまで来たドライバーも、これから来るドライバーも同じ問題に直面し続けるだろう。なぜなら、あれは非常に扱いの難しいマシンで、常にフェルスタッペンのスタイルに合わせて適応しなければならないからだ。」

    さらにペレスは、フェルスタッペンに対して大きな尊敬を抱いていることも明かした。

    「彼はこのスポーツの歴史上、最高のドライバーになると思う。レッドブルのプロジェクトは彼のために作られている。」

    一方で、現在では誰もレッドブルに“2人目のドライバー”がいることを気にしておらず、専門メディアでさえフェルスタッペンの“副操縦士”の席に十分な注目を払わない状況にあると指摘した。後任たちが苦戦しているにもかかわらず、である。

    「僕は賢く立ち回る必要があった。未来を考え、物事がどう進むかを見ないといけなかった。ドライバーの人生は短い。そして今日では、誰も2番手ドライバーがいることを覚えていない。」

  • セルジオ・ペレス レッドブルF1離脱の真実とキャデラックでの再出発を語る

    セルジオ・ペレス レッドブルF1離脱の真実とキャデラックでの再出発を語る

    セルジオ・ペレスがF1に戻ってくる。2026年、キャデラックF1からグリッドに復帰することが決まり、1年のブランクの中で失いかけていた情熱と自信を取り戻したと語った。レッドブルでの困難な最終シーズンは精神的なダメージを与えたが、離れて初めて“F1が自分にどれだけ大切だったか”を理解したという。

    2023年にはドライバーズランキング2位を獲得し、チームのコンストラクターズタイトル連覇に貢献。翌2024年の序盤にはレッドブルとの契約延長まで結んだ。

    しかしシーズン後半に成績が急落し、最後の8戦でわずか9ポイント。契約を2年残したまま、チームと合意してシーズン終了での離脱に至った。

    ペレスは「自分の望む形ではない離れ方」だったと振り返る。

    レッドブル離脱後に見えた「休みが必要だった」という事実
    キャデラックのシルバーストーン拠点でのシート合わせの際、ペレスは当時の心境をこう語った。

    「そのときは(休みが必要だとは)感じていなかった。でもF1にいると、次の年、次のレース、次の契約のことで頭がいっぱいで、まるで自動運転みたいなんだ」

    「でも僕みたいに外に出ることを強制されると、いろいろ分かるんだ。スポーツが違って見えてくる」

    レッドブルでの最後の半年間は特に厳しかったという。

    「最後の6カ月は、あらゆる面で本当に厳しかった。スポーツに対するモチベーションを失いかけていた。でも、それは許されない。F1は僕にすべてを与えてくれたんだから」

    「F1を去るときには、大きな笑顔と敬意を持って去りたい。スポーツには本当に全てをもらったからね」

    セルジオ・ペレス レッドブル時代

    「F1が恋しかった」休養が復帰の引き金に
    F1を離れた当初、ペレスは自分が何をしたいのか分からなかったという。

    「最初の2カ月くらいはよかった。でも気づけばレースのために早起きしていた。F1を見続け、パドックにいる友人にも話を聞いていた」

    「そのとき、『僕は思っていたよりF1を恋しがっている』と分かったんだ」

    その頃、キャデラックとの会話が本格化する。

    「キャデラックとの話が始まって、彼らのレーシングへの情熱が見えた。そこではっきりした。『まだ自分には何か残っている』って」

    “夢のようなシナリオ” 休養後に得たリフレッシュと新たな挑戦
    キャデラックは2026年参戦に向け、GMの大規模投資を背景に経験豊富なスタッフを集めている。ペレスはその中心的役割を担い、すでにシミュレーター作業や会議を重ねている。

    「今振り返ると、まるで夢のシナリオだ。1年休んでリフレッシュして、そして15年のF1生活を経てもう一度エネルギーを取り戻して戻ってこられたんだから」

    「新しいチームで、ほとんどゼロからのスタートだ。チームと一緒に働き、あらゆる分野でチームを前に進めていくつもりだ。シミュレーターでもね」

    F1で忘れていた「楽しさ」を思い出させてくれた休養
    長いF1キャリアのなかで、ペレスは「楽しむこと」を忘れていたと語る。

    「F1はバブルなんだ。ドライバーは多くのことで頭がいっぱいになる。ちょっとしたタイムを削れたかも、あれができたかも…そんなことばかり気にしてしまう」

    「でも一番大事なのは楽しむこと。僕たちは、自分の好きなことを仕事にできているんだから」

    「それが一番大きな教訓だ。僕たちは競争心が強すぎて、楽しむことを忘れてしまうんだ」

    経験豊富なスタッフと共にゼロから作るチーム「影響を与えられる喜び」
    キャデラックは2026年に向けて、多くの経験者を集めている。

    「メルボルンに向けて準備するだけじゃなく、競争力を持って準備しなければならない。経験豊富な人たちが周りにいるのは大きな助けになる」

    「みんなパドック歴が長く、何かを証明したいという情熱を持っている」

    契約以降、ペレスは会議にも積極的に参加し、方向性を示している。

    「チームと行ったり来たりして、特定の分野でプッシュしたり、方向を与えたりしてきた。自分が影響を与えられるチームというのは素晴らしいよ。僕が求めれば、ちゃんと応えてくれる」

    「重要なのは成長速度」初年度から“驚きを与える存在”へ
    ペレスは初年度の順位よりも、チームがどれだけ早く進歩できるかを重視している。

    「どこからスタートするかは関係ない。重要なのはどれだけ早く前進できるかだ。僕たちは多くの人を驚かせられると思う。それが僕たちの目標なんだ。初日からF1に強いインパクトを与えたい」

    そして、この挑戦が“最後のプロジェクト”だと強調する。

    「これは僕の大きな、最後のプロジェクトだ。成功した復帰にしたい」

  • キャデラックF1、セルジオ・ペレス起用は実力重視「人気でも資金でもない」

    キャデラックF1、セルジオ・ペレス起用は実力重視「人気でも資金でもない」

    キャデラックF1は、2026年のドライバーとしてセルジオ・ペレスを起用した理由について、外部からの「人気頼み」「スポンサー頼み」といった声を完全に否定した。

    ペレスは昨季限りでレッドブルを離れ、2025年はシートを失った状態だった。しかし、リアム・ローソンと角田裕毅がフェルスタッペンの隣で苦戦したことで、むしろペレスの評価は再浮上していた。

    夏休み後、キャデラックはバルテリ・ボッタスとのコンビでペレスの復帰を正式発表したが、両者とも30代後半という“高年齢ラインアップ”に対しては賛否が分かれていた。

    キャデラックF1代表のグレアム・ロードンは、ESPNの取材に対し、ペレス起用の基準はあくまで「実力」だと明言している。

    ロードンは「チェコを選んだのは彼の実力だ。非常に速いドライバーであり、我々のチームづくりに貢献してくれている」と語り、人気や商業的価値は“結果的に嬉しい副産物”だと強調した。

    ペレスは昨年アブダビ以来F1マシンを走らせていないものの、近日中にフェラーリSF-23でテストを実施する予定だ。ロードンは、人気面についても前向きな姿勢を示しつつ、「彼を選んだ理由は速さに尽きる」と繰り返した。

    さらにロードンは、新チームがF1に登場する稀有さを強調し、「チェコの全てのファンに、我々の旅に参加してほしい」と語るなど、チームとしてファンベースを取り込む姿勢も示している。

    セルジオ・ペレス F1 キャデラック

    一方で、キャデラックがペレスに期待するのは単なるスピードだけではない。

    中団に長く身を置き、フォースインディア時代から“予算規模以上の結果”を出し続けてきた実績。複数チームでの経験、トップチームで直面した環境や要求水準――こうした「経験値」こそ、参入初期のチームにとって最大の財産になるとロードンは語る。

    「チェコが持つスピードはもちろん知っているが、それだけではない。複数のチーム、そしてトップチームで培った経験を、我々の構築に生かしたい」と述べ、新興チームとしてのロードマップにおいてペレスが“即効性と指針”を兼ね備えた存在であることを強調した。

    キャデラックF1は2026年に向けて開発が進む中、ベテラン二人のコンビに明確な意図を持っている。

    経験とスピードを武器に、参入初年度から存在感を示せるかどうかが焦点となりそうだ。

  • セルジオ・ペレス 旧型フェラーリF1マシンで“ルクレール並み”のペースを披露

    セルジオ・ペレス 旧型フェラーリF1マシンで“ルクレール並み”のペースを披露

    セルジオ・ペレスは2024年末にレッドブルを離れて以来、初めてF1マシンに姿を見せ、その直後からミルトンキーンズのチームで経験した“悪夢”を完全に乗り越えたことを示した。

    今週、イモラの伝統的なサーキットで、30年ぶりとなる“黒いフェラーリF1マシン”が走行した。キャデラックがF1コンストラクターとして初めてのテストに臨んだためだ。

    キャデラックはフェラーリとのエンジン供給契約によって、2028年末までフェラーリからパワーユニットの供給を受けることになっており、この関係を通じて新チームの多数のスタッフがグランプリで求められる数々の作業を初めて体験した。

    フェラーリのエンジニアたちは未来のライバルとなる相手にアドバイスを提供し、レース中に行われる高速ピットストップのこなし方や、タイヤを最適に準備するための方法を伝授した。

    模擬的なグランプリ形式の作業はチーム全体にとって有益だったが、特にステアリングを握ったペレス本人にとって大きな収穫となった。

    キャデラックF1初テストで見せた“復活の走り”
    Motorsport.comのレポートによれば、キャデラックがイモラでサーキットを借り切った2日間は、アメリカの新チームを包む雰囲気がきわめて明るく、前向きなものだったという。

    ペレスはテストの中で、全長3.05マイルのイモラを184周走行した。これはグランプリ3回分に相当する距離だ。レポートは、35歳の彼が最初の周から“プッシュし始め”、F1マシンに戻れたことに“明確な”喜びを示していたと伝えている。

    “ルクレール比較”で浮かび上がるペレスのタイム
    テスト初日、ペレスが記録した最速ラップは、シャルル・ルクレールが2022年のイモラFP2で残したタイムより“ほぼ1秒速かった”とされる。

    今回使用されたマシンは、2022年型の後継である2023年仕様のSF-23で、2023年のエミリア・ロマーニャGPは洪水による中止のため比較対象は2022年のデータとなる。

    さらにペレスは翌日、ハードタイヤにもかかわらず1分17秒270という“優れた”ラップを記録した。このタイムは、ルクレールが2024年FP1で記録した1分16秒990にわずかに届かない程度だった。

    キャデラック側はペレスのペースに非常に満足しており、特にレッドブル時代の“悪夢”が彼の才能を損なっていないことに安堵したという。

    フェラーリとキャデラックの連携がもたらした収穫
    テストでは、フェラーリのエンジニアがキャデラックのスタッフに対して、タイヤの準備やピットストップの手順など、グランプリ運営に必要な知識を直接伝えた。キャデラックの新加入スタッフにとって、実際のF1現場の作業フローを経験できる貴重な機会となった。

    “模擬グランプリ”形式で行われた作業は、チーム全体の理解を深め、実戦で必要な要素を掴むための助けとなった。

    セルジオ・ペレス(キャデラック) フェラーリ SF-23

    キャデラックF1は2026年、どの位置に着地するのか
    キャデラックは2026年、新規参入初年度を迎えることになる。前回の新規勢は2016年のハースで、開幕年を8位で終えている。

    エンジンについては、ゼネラルモーターズが将来的に独自パワーユニットを製造する計画だが、当面はフェラーリのカスタマーチームとして参戦する。Sky Sportsのテッド・クラビッツは、2026年において「キャデラックはレッドブルより強力なエンジンを得る可能性がある」との見方を示している。

    キャデラックF1は2026年に向けて順調な滑り出し
    イモラでの2日間のテストは、キャデラックF1が2026年の参戦初年度に向けて本格的に動き始めたことを象徴する出来事となった。ペレスは旧型フェラーリを用いながらもすぐに適応力を示し、チーム全体もF1の作業に初めて触れる大きなステップを踏んだ。

    ペレスの走行データは、キャデラックF1が参入初年度において決して劣勢ではないことを示す材料となり、チームは確かな手応えを得た。

    Source: F1 OVERSTEER

  • セルジオ・ペレス F1ファンのノリスへのブーイングに持論「良い面もある」

    セルジオ・ペレス F1ファンのノリスへのブーイングに持論「良い面もある」

    セルジオ・ペレスは、2025年F1メキシコGPとブラジルGPでランド・ノリスに向けられたブーイングについて、「良い面もある」と語り、F1ファンの情熱が強く表れた出来事だったと指摘した。メキシコシティのスタジアムセクションでは、優勝直後のノリスへのインタビュー中にブーイングが鳴り響き、ブラジルGPでもスプリントと決勝の両方で同様の反応が見られた。

    一方で、ノリスはメキシコとブラジルで連勝し、ドライバーズ選手権の首位を奪還。とはいえ、モンツァでのチームオーダーをきっかけとしたファンの不満が続いており、表向き落ち着いているノリスも内心では疲れを見せているとされる。

    ノリス連勝の裏で続く“ブーイング問題”とペレスの見解
    ランド・ノリス(マクラーレン)はメキシコとブラジルで連勝し、2025年F1ドライバーズ選手権の首位に返り咲いた。しかし、その一方でファンからブーイングを浴びる場面が続いた。

    メキシコシティGPでは、オートドローモ・エルマノス・ロドリゲスのスタジアムセクションで、一部のファンが圧勝したノリスへのインタビュー中にブーイングを送った。ブラジルGPの週末でも同様の反応が見られた。

    続くノリス批判とF1ファンの複雑な感情
    一部では、ノリスに向けられたブーイングは、モンツァでのチームオーダーでノリスが得をした件への不満を表していると指摘されている。モンツァ前、ドライバーズ選手権ではピアストリが34ポイントリードしていたが、現在は24ポイント差を付けられる形で逆転されている。

    マクラーレンはイタリアGPで、先にピットインしたピアストリがノリスをアンダーカットする形になったことを受け、ポジションを返すよう指示。これは「ピアストリが前に出ることはない」という事前説明と異なる展開だった。

    ランド・ノリスはメキシコシティGP優勝後、マクラーレン車上で歓喜を見せたが、同時にファンの一部からブーイングを浴びていた。

    ピアストリはモンツァ以降の6レースで一度もノリスを上回れておらず、メキシコでも42.065秒差のP5。ブラジルでもスプリント、決勝共にノリスは優勝し、ファンからは再びブーイングが起きた。

    セルジオ・ペレスはこのブーイングについて「良くないことだ」としながらも、ファンが本音を見せる“ある意味での良さ”もあると述べた。

    ペレスはロイター通信に語った。
    「レースに勝ったドライバーにブーイングするのは良いことではない。でも同時に、ファンの本音や情熱を見られるのは良いことでもある」

    「ただし、敬意を持ってやるべきだ。勝者への敬意は常に必要だ。でも、まあ、こういうものだよ」

    ブラジルでは、レース前のドライバー紹介でノリスの姿がビッグスクリーンに映し出されるだけでブーイングが起きており、ノリスは表向きは気にしていないと語るものの、内心では疲れを見せているという。

    ファンが不満を抱える理由としては、モンツァでのチームオーダーで「ピアストリが不当に順位を譲った」とされる構図が残っているためだ。しかしマクラーレンとしては、ノリスのピットストップが遅れたことで起きた予期せぬ状況を収拾すべく、苦渋の判断を取らざるを得なかった。

    ランド・ノリス マクラーレン

    ペレス発言に見える“F1ファン文化”の特徴
    セルジオ・ペレスが示した視点は、ラテンアメリカを中心とした“感情表出型のスポーツ文化”にも通じる。彼の発言は、
    ・熱狂的な応援
    ・結果への強い反応
    ・好き嫌いが明確に表れるファン気質
    といった地域性を踏まえたものでもある。

    「良い面もある」という言葉は、ブーイングそのものを肯定したというより、F1というスポーツの“情熱の強さ”を読み取った発言と言える。

    ノリスは今後もブーイングに直面するのか
    ノリスがタイトル争いを主導する限り、特定の地域でのブーイングは続く可能性が高い。
    ・モンツァの後遺症
    ・連勝による“勝者への反発”
    ・ピアストリ支持層の不満
    など、複数の要因が絡み合っているためだ。

    ただし、ペレスが指摘したように、これは“情熱の裏返し”でもあり、ノリスが嫌われているという単純な構図ではない。

  • セルジオ・ペレス キャデラックF1とフェラーリSF-23でのテスト開始

    セルジオ・ペレス キャデラックF1とフェラーリSF-23でのテスト開始

    キャデラックF1チームが、2026年のF1参戦に向けた重要な節目を迎えた。今週、同チームはイモラ・サーキットでの2日間テストを開始し、セルジオ・ペレスがフェラーリから「貸与」された2023年型SF-23をドライブした。

    これにより、同チームは長らく続けてきたシミュレーション中心の準備段階から、ついにリアルトラックでの実働フェーズへと移行した。

    “Testing of Previous Car”を活用、フェラーリSF-23で実走開始
    キャデラックは、2026年のF1デビューへ向けてフェラーリから提供された2023年型SF-23を使用。これはF1規定の「Testing of Previous Cars(TPC/旧型車テスト)」に準拠したもので、今季のニューモデルを持たないキャデラックにとっては、実車で作業フローを確認する貴重な機会となる。

    車体はカーボン地むき出しのブラック仕様で、イモラのピットボックス16・17番にはフェラーリから約30名、キャデラックから20名ほどのスタッフが入り、共同でオペレーションを行った。

    事前には、アーサー・ルクレールがフィオラノでシェイクダウンを担当。今回のイモラテストは、すでにフィオラノで非公開で行われていた初回セッションに続く“2回目の実走テスト”にあたる。

    ロードン代表「テストしているのは“車”ではなく“人”」
    キャデラック代表グレアム・ロードンは、シンガポールGPでテストの目的を次のように強調している。

    「我々がテストしているのはマシンではなく、人だ。シミュレーションでリアルに近づけてはいるが、実車の運用経験はまったく別物だ」

    ロードンは特に、メカニックやエンジニアがF1マシン特有の“オペレーションの筋肉記憶”を身につけることを最優先に挙げた。

    「タイヤブランケットを扱う動作、マシンが発する熱、存在感。こうした要素に慣れる必要がある。ピットレーンで毎日働く他チームのメカニックたちと同じ経験値を積ませたい」

    今回のテストはセットアップ追求ではなく、ガレージ内のコミュニケーション、無線、作業手順など“組織としての熟成”が狙いだとされる。

    キャデラック F1 セルジオ・ペレス

    フェラーリがテスト日程の一部を提供、連携はすでに本格化
    フェラーリ代表フレデリック・バスールも、TPC日程の一部をキャデラックに提供したと認めている。フェラーリは今季の序盤にもルイス・ハミルトンをSF-23で走らせており、同じ枠組みでキャデラックも訓練が可能となった。

    また、キャデラックの技術陣には2026年に向けてフェラーリ側のエンジニアも加わる予定で、今回の共同作業はその前段階として機能している。

    The Race は、このイモラでの走行写真を公開しており、ガレージ内でキャデラックのメカニックとフェラーリクルーが混在しながら作業を行う様子が確認できる。

    さらに、キャデラックは先週末のF1ブラジルGP期間中に“フルスプリント週末シミュレーション”も初めて実施しており、本格的な運用体制づくりは加速している。

    バルテリ・ボッタスは2026年まで待機、ペレスが先行して実走
    2026年にキャデラックのレギュラードライバーを務めるバルテリ・ボッタスは、2025年末までメルセデスのリザーブ契約が残っているため、チーム始動は後回しとなる。

    一方、ペレスはすでにシミュレーターと実車プログラムにフル投入されており、チームの技術基盤づくりで中心的な役割を果たしている。

    2026年デビューへ向け準備は本格化、実走テストは今後も継続
    キャデラックはたびたび「2026年の参戦は“ただ出るだけではない”」と強調してきた。今回のテストはその覚悟を示す実質的なスタートラインとなる。

    イモラでの2日間のプログラムは今週中に完了予定。今後もフェラーリとの協力体制のもとで、追加の旧型車テストが実施される見込みだ。

    2026年のグリッドに向け、キャデラックは着実に最終準備フェーズへと歩みを進めている。

  • キャデラックF1のセルジオ・ペレス ドジャース連覇&山本由伸MVPを祝福

    キャデラックF1のセルジオ・ペレス ドジャース連覇&山本由伸MVPを祝福

    キャデラックF1チームのセルジオ・ペレスが、ワールドシリーズを連覇したロサンゼルス・ドジャースとMVPに選出された山本由伸を祝福した。

    キャデラックF1チームとロサンゼルス・ドジャースはどちらもTWGスポーツ・ポートフォリオの一員であり、その傘下にはさらにロサンゼルス・レイカーズ、チェルシーFC、ロサンゼルス・スパークスが含まれる。

    セルジオ・ペレスは、9月17日(水)にロサンゼルスのドジャー・スタジアムでロサンゼルス・ドジャース対フィラデルフィア・フィリーズ戦の試合前に始球式を務めていた。

    その際に撮影した山本由伸との2ショット写真をSNSにアップしたセルジオ・ペレスは「連覇おめでとう!! おめでとう、@Dodgers と @YamamotoY33188!怪物級のMVPパフォーマンスだった!#TWGSports にも称賛を」と投稿した。

    ロサンゼルス・ドジャースは第7戦の敵地・ブルージェイズ戦で延長戦にもつれ込む接戦を制し、球団史上初となるワールドシリーズ(WS)2年連続制覇を達成した。前日に先発登板し、この日は9回途中からリリーフ登板して胴上げ投手となった山本由伸(27)が、ワールドシリーズMVPに輝いた。

    山本由伸はWSで3勝、防御率1.02という圧巻の成績をマークし、日本人選手としては2009年の松井秀喜(ヤンキース)以来16年ぶり、日本人投手としては史上初のワールドシリーズMVP受賞という快挙を成し遂げた。日本人の胴上げ投手は2013年の上原浩治(レッドソックス)以来2人目。試合後のインタビューでは「ブルペンにいくまで投げられるか自信は無かったですけど、わからないですけど、最高です。このチームで優勝できてうれしく思います」と喜びを語った。

    セルジオ・ペレス(キャデラックF1チーム)と山本由伸(ロサンゼルス・ドジャース)

  • カルロス・サインツJr. ペレスのキャデラックF1復帰を称賛「完全に値する」

    カルロス・サインツJr. ペレスのキャデラックF1復帰を称賛「完全に値する」

    ウィリアムズのカルロス・サインツJr.が、2026年にキャデラックF1チームから復帰するセルジオ・ペレスを称賛した。サインツはメキシコ紙『El Heraldo de Mexico』の取材に対し、「彼は2度目のチャンスを得るに完全に値する」と語り、その粘り強さと実績を高く評価した。

    ペレスは2025年限りでレッドブル・レーシングを離れた後、アメリカメーカーの新チーム「キャデラックF1」で再びF1グリッドに戻る。

    サインツは「現代のF1で復帰できるドライバーはごくわずか」とし、ペレスをリカルドやヒュルケンベルグと並ぶ“再起組”のひとりとして称えた。

    「チェコはこれまでのF1キャリアを通じて、ドライバーとしてもアスリートとしてもどれだけ才能があり、どれだけ強いかをすでに証明してきた」とサインツは語った。

    「今、彼は“第2のフェーズ”を迎える準備をしている。それは彼にとって非常に刺激的なことだと思う」

    さらにサインツは、F1における“復帰組”の希少さを強調した。

    「2度目のチャンスを得られるドライバーはほんのわずかで、本当にF1に足跡を残した者だけだ。リカルド、ヒュルケンベルグ、そしてチェコのようにね」

    キャデラック参入が生む“新たな競争軸”
    サインツは、キャデラックF1チームの登場がF1の勢力図に変化をもたらすと指摘する。

    「グリッドに2台のマシンが追加され、500人以上のスタッフを擁する新しいチームが加わる。それは全チームにとって大きな挑戦になるはずだ」と述べた。

    キャデラックは2026年シーズンから正式参戦予定で、ペレスは同チームの初代エースとして起用される見通し。アメリカブランドのF1参戦は市場拡大の象徴であり、ペレスの“第2章”はF1の新時代を象徴する物語として注目を集めている。

  • セルジオ・ペレス 「レッドブルF1でマックスの隣は地獄。ハミルトンでも苦しむ」

    セルジオ・ペレス 「レッドブルF1でマックスの隣は地獄。ハミルトンでも苦しむ」

    レッドブル・レーシングで3シーズンを戦ったセルジオ・ペレスが、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして過ごした日々を振り返り、「ルイス・ハミルトンでさえ同じ環境では苦しむだろう」と語った。

    ペレスは2021年から2024年までレッドブルに在籍し、チームメイトのフェルスタッペンが4年連続でF1ワールドチャンピオンを獲得する間、サポート役として堅実な走りを見せた。

    最初の3シーズンはドライバーズランキングで常にトップ4以内を維持したが、2024年には不振に陥り最終的にランキング8位でシーズンを終え、レッドブルを去ることとなった。

    2023年はレッドブルが圧倒的な支配力を見せつけた年であり、フェルスタッペンが王座を防衛、ペレスもランキング2位と自己最高位を記録。チームはメルセデスにダブルスコア以上の差をつけてコンストラクターズタイトルを獲得した。

    翌2024年、成績が低迷したペレスはF1を離れるが、1年のブランクを経て2026年からキャデラックF1チームで復帰することが決まっている。

    レッドブル・レーシング セルジオ・ペレス

    「マックスの隣に座るのは誰にとっても地獄」
    メキシコGPを前にスカイF1のカルン・チャンドックとの特集インタビューに応じたペレスは、レッドブルでの苦闘を振り返りながら、フェルスタッペンに合わせて造られたマシンの特性がいかに特殊であるかを強調した。

    「レッドブルとの契約終了を決めた瞬間、『次に来るドライバーはかわいそうだな』と思った」とペレスは語る。

    「マックスの隣にいるのはとても難しい。でも“レッドブルのマックスの隣”にいるというのは、もっと特別なことなんだ。人々はそれを理解していないと思う。いろいろ話せることはあるけど、とにかくドライバーにとってものすごく厳しい仕事なんだ」

    「誰もあそこで生き残れないよ。ハミルトンでもルクレールでも関係ない。誰が来ても間違いなく苦しむだろう。マックスのドライビングスタイルは非常に独特で、常に彼のニーズに合わせていかなければならない。それがすべてだ」

    レッドブル特有の“マックス専用”哲学
    ペレスの発言は、長年レッドブル内部でささやかれてきた「マックス中心の開発体制」を裏付ける内容だ。フェルスタッペンのスタイルは超攻撃的かつフロント寄りのセッティングを要求し、マシンの限界域でコントロールする才能が問われる。一方で、その特性は他のドライバーにとっては扱いづらく、過去にもピエール・ガスリーやアレクサンダー・アルボンが同様の課題に直面した。

    もしハミルトンがレッドブルに移籍すればどうなるかという仮定に対し、ペレスの答えは明快だ。「才能の問題ではなく、チームの哲学そのものがマックスに最適化されている」という点に尽きる。

    マシン開発の方向性、エンジニアリング体制、レース戦略までもがフェルスタッペンを中心に構築されており、他のドライバーがそこに適応するのは容易ではない。

    キャデラックF1で再出発するペレスにとって、この発言は過去の苦境を振り返るだけでなく、自身が新天地でどのように“自分のスタイル”を再確立するかの決意表明とも取れる。