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  • ベッテル 「ウェバーがいないのでさらに集中しなければならない」

    ベッテル 「ウェバーがいないのでさらに集中しなければならない」

    セバスチャン・ベッテルが、レッドブル・レーシングでの2009年シーズンへの意気込みを語った。

    先日、マーク・ウェバーが事故により骨折。冬季テストに参加できなくなり、レッドブルにとって大きな痛手となった。レッドブルに移籍したばかりのセバスチャン・ベッテルだが、RB5の開発の主要な作業を引き受けることになる。

    トロ・ロッソでは、モンツァでの優勝を含め、印象的なシーズンを過ごたセバスチャン・ベッテルが、2008年シーズンを振り返りつつ、2009年への抱負を語った。

    セバスチャン、マークの骨折はチームの冬の準備に影響を及ぼすことになるでしょう。明らかに、主なテスト作業があなたの肩に圧し掛かってくるでしょうね。好みのクルマに仕上げられることは、アドバンテージになるますか?
    マークに起こったことは残念だし、すぐに良くなって欲しい。まだ彼と話す機会がないんだ。僕たちはいつも通りテストを続行するし、彼が参加できないのは確かだけど、もっと重要なのは、彼が来年、新しいクルマを走らせるために戻ってくることだ。貴重な時間なので、僕たちはヘレスでより集中しなければならないし、いかなるミスも犯せない。

    2008年シーズンのスタートを振り返ると、事故やテクニカルトラブルが原因の多くのリタイアがあり、あまり輝いてはいませんでしたね。そのあとSTR3が到着して、突然、霧はあがり、あなたはポイントスコアラーとしての地歩を固めましたね・・・
    まず第一に、通常はモナコで僕たちがSTR3に乗り換えたようにシーズン中盤にマシンを変えることはない。それは多くの人から、かなりリスキーな動きとみられた。でも、僕たちにとって本当に正しい決断だったし、夢のようなシーズン後半を与えてくれた。僕たちは2008年マシンのBバージョンで2008年をスタートして、それが原因でたくさんのリタイアがあった。パフォーマンス面では望んでいたものとはあまりにかけ離れていたけど、全てはモナコの後で変わった。そして、シーズン後半にいくつかアップデートを加えたら、パフォーマンスレベルはさらに良くなった。まだ僕たちがあんなに多くのポイントを獲得したことが信じられないよ。レースに勝ったことさえね!素晴らしいことだったね。

    シーズンの序盤は、例えテストドライバーだったとしてもBMWザウバーに留まるより、トロ・ロッソに加入したことが正しいことだったかどうか疑問に思ったに違いありません・・・
    もちろん。でも、レースがしたかったし、トロ・ロッソのコックピットをオファーされたときは、一瞬の迷いもなかったよ。確かに、その時点でトロ・ロッソはあまり良いチームではなかったので、リスクがあったけど、結局は僕のレース欲が勝ったんだ。もし、BMWザウバーに留まっていたら、僕のキャリアがどうなったかわからない。前進するためには、後退しなければならないこともあるかもしれない。だから、決定は正しかったね。来年のシーズンの終わりに同じことを言えることを望んでいるよ。

    あなたのシーズンのハイライトは、間違いなくモンツァでの勝利でしたが、他に大きな影響を与えたことはなんでしたか?それらから何を学びましたか?
    決して諦めないことだね!シーズンの序盤で僕は4回リタイアした。レースをしに来ているのに、フィニッシュできないのは難しい状況だった。かなりナーバスになったけど、その時に必要だったのは、諦めないことだった。チームと僕はすべての時間に再び集中して、後退しなかったし、少ないリスクをとろうとはしなかった。僕たちは常にアグレッシブでいようとしていたし、最終的にそれが成果をあげた。モナコで新車が到着したことによって、僕たちは精神的な強さと競争力のあるクルマの両方を取り戻した。モナコ後のレースはとても楽しかったよ。それまでは常に15〜16位、良いレースでも13位くらいを考えていたけど、モナコの後は、結果の範囲がかなり拡大した。

    シーズンの後半、あなたはいつもレッドブル・レーシングのドライバーを上回りました。2台のシャシーはほとんど同一なのに、何が違いとなったのですか?エンジンですか?
    今日では、レギュレーションによってエンジンにあまり差があるとは思わないし、フェラーリは、全てのシーズンでコンペティティブなパッケージを与えてくれた。僕たちは僕たちの仕事をしたし、決定することがあれば決定し、前進しようとしていた。レッドブル・レーシングに何が起こったかはわからないけど、今はチームの一員だし、探し出そうとしているよ。

    ブラジルでルイス・ハミルトンをオーバーテイクしたとき、それが彼のチャンピオンシップ優勝を台無しにすることに気がつかなかったと言っていました。それとは関係なく、トロ・ロッソでマクラーレンを上回ったことを、どう感じましたか?
    とにかく、前にいるマシンを追い抜きたかった。レーシングはそれが全てだ。最後のピットストップ後にインターメディエイトタイヤを履いて出て行ったら、5位を走行していたルイスの後ることはわかっていた。雨を望んでいたら、雨が降ってきた。レースが少し混乱したけど、最終的に彼を追い抜くことができた。あの段階では、ほとんど全員がピットに戻っていたので、自分の順位がわからないまま彼を抜いた。今、あの動きがフェラーリとマクラーレンにどれくらい重要だったかを考えると、本当に重要な状況で、とても特別な瞬間だったね。チャンピオンシップ決定戦でトロ・ロッソがマクラーレンを抜くなんて誰が想像しただろう?現在のワールドチャンピオンになっているドライバーを抜くのは悪くないね。

    あなたから見て、グリッド最高のドライバーは誰ですか?
    キミ・ライコネン、ロバート・クビサ、ルイス・ハミルトン。

    あなた自身についてはどうですか?
    自分自身は評価できないよ。誰かが言及するべきだ。そう願いたい。

    来シーズンは、レッドブル・レーシングでマークのパートナーになります。以前のテストによってマシンのことはわかっているし、トロ・ロッソとレッドブル・レーシングはレースでエンジー・ステーションを共有しているのでチームのことは知っていますが、技術スタッフについてはどうですか?あなたのレースエンジニアも一緒にレッドブル・レーシングに移籍するのですか?
    以前のレッドブル・レーシングのテストで、エンジニアリングスタッフはほぼ全員を知っているし、彼らをどんどんわかってきている。完全に理解して、最終的に同じ言語で話せるようになるには少し時間がかかるだろう。でも、間違いなくそうなるよ。僕のレースエンジニアはトロ・ロッソに残るので、新しいスタッフと一緒に仕事をすることになる。

    2009年は多くの変更があります。KERS、スリック・タイヤ、3レースエンジン。RB5にとって最大のチャレンジは何だと思いますか?
    スリックタイヤがどのような働きをするかは、もうかなりよくわかっているし、来シーズンはエアロダイナミクスで大幅な変更があるけど、空力についてはエンジニアがよくわかっているので信頼している。KERSは最も大きなチャレンジになるだろう。でも、それは僕らだけではない。

    先週のバルセロナ・テストでは、とても印象的なタイムをだしていましたね。マシンにはどれくらい2009年仕様が使われていましたか?
    タイヤだけだ。来年と同じような新しいフロントウイングとリア・ウイングを付けてチームもあったし、すでにKERSの基本性能を走らせていたチームもあった。僕たちは2009年マシンに良いアイデアを持っているし、僕たちができる最もスマートな方法で対応するつもりだ。

    テストセッションを除けば、セバスチャン・ベッテルは冬の間に何をするのでしょう?
    リラックスして、家にいて、たくさん眠るよ。そして、来年に向けて準備をする。

  • セバスチャン・ブエミのトロ・ロッソ入りはほぼ確定

    セバスチャン・ブエミのトロ・ロッソ入りはほぼ確定

    レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツは、セバスチャン・ブエミが来年のトロ・ロッソのレーシングドライバーの一人になる可能性が非常に高いと語った。

    2009年のトロ・ロッソのシートは二つとも空席状態であり、バルセロナでは、セバスチャン・ブエミとともに、佐藤琢磨、セバスチャン・ブルデーがテストに参加した。

    マテシッツは、スイス人のセバスチャン・ブエミがシートのひとつに座る第一候補であると語った。また彼は、最終的なラインアップは12月の最後のテストまでに発表する予定であることを明らかにした。

    「一人は、たぶんブエミになるだろう。ラインアップは12月の最後のテスト前に発表する予定だ」と語った。

    今年最後のテストは、12月15〜17日にヘレスで行なわれる。

  • バレンティーノ・ロッシ フェラーリのF1テストに感謝

    バレンティーノ・ロッシ フェラーリのF1テストに感謝

    バレンティーノ・ロッシが、2日間にわたってフェラーリ F2008をドライブした感想を述べた。

    今回のテストは、バレンティーノ・ロッシのMotoGP制覇のお祝いとしてフェラーリがプレゼントしたもの。2005年と2006年にもフェラーリF1マシンをドライブした経験があるロッシだが、今回は純粋に楽しむことが目的のテストドライブだった。

    キミ・ライコネンが中国GPとブラジルGPでドライブしたF2008にはカーナンバー46が刻まれていた。このカーナンバー46は、ロッシがデビュー時からつけているカーナンバーであり、ロッシへの敬意としてフェラーリがマシンに設置した。

    20日(木)のテスト初日では、1分22秒55のタイムを記録したバレンティーノ・ロッシ。

    「こんな機会を得られて、本当にハッピーだ。ルカ・ディ・モンテゼーモロ社長とステファノ・ドメニカリに感謝したい。フェラーリF1マシンをムジェロのようなトラックでドライブすることは、本当に素晴らしいことだ。今日、トラックで一緒に作業したような非常に高いレベルの人たちと作業することは、素晴らしいことだ。とてもプロフェッショナルで、かなり良い作業ができたし、ラップごとに向上させようとしていた。今日は満足できたから、明日もそうなるといいね」

    チーム代表のステファノ・ドメニカリもロッシのテスト走行を歓迎した。

    「多くの勝利を記録した最高のシーズンを祝うために、ここにいられて本当に最高だ。ムジェロは、我々のトラックの1つであり、バレンティーノが何度か驚くべきレースで優勝したサーキットでもある。我々は真剣に作業をしているが、この2日間は我々とバーレのための純粋な楽しみだ。彼がどれほど身体的な準備を整えてきたか確認できただろう。バーレは素晴らしいF1ドライバーになっていただろうが、彼は違う道を選んだ。彼は、我々のファミリーの一員であり、それが今回のチャンスを彼に与えたかった理由だ。フェラーリとバレンティーノ・ロッシという2つのイタリアの象徴が、再会できたことをうれしく思っている」

    2日目は、天候条件が良くなく、午後には雨と低い気温というコンディション。しかし、ロッシは落胆することなく、ウェットのトラックで走行を行った。この日のベストタイムは1分24秒04で、ウェットでのタイムは1分33秒56だった。この日のテストは午後5時前に終了した。

    「テストはかなりうまくいった。残念ならが、ドライでの走行は午前中の数周しかできなかったけど、ウエットのトラックにもチャレンジした。衝撃的なものだったし、うまくいったよ。クルマは素晴らしかったし、全体的に良いテストだった。チームのみんな、もちろんルカ・ディ・モンテゼーモロとステファノ・ドメニカリに感謝したい。みんな、この2日間のために本当に打ち込んでくれた。本当のF1ドライバーのような気分だったよ!」

    バレンティーノ・ロッシ フェラーリF1テスト走行 画像

    いつものヘルメットでF2008に乗り込んだロッシ(画像) フェラーリのエンジニアと話す眼差しは真剣そのもの(画像) 素晴らしいタイムを記録したバレンティーノ・ロッシ(画像) バレンティーノ・ロッシ(画像)

  • 佐藤琢磨 持参金について語る

    佐藤琢磨 持参金について語る

    佐藤琢磨が、トロ・ロッソのシート必要とされる持参金について自身の見解を語った。

    トロ・ロッソのシートには持参金が必要とされており、最近ではセバスチャン・ブルデーが「問題は単純に金銭的なことだ」と、実力ではなくお金が重要な要素になると主張している。

    一部では、佐藤琢磨には10億円の持参金が必要だとの報道もあるが、琢磨はファンイベントで持参金に対する見解を明らかにした。

    「確かに、現状トロ・ロッソでは、各メディアで伝えられている通り、多少厳しい一面もあるんだけど、自分もスーパーアグリの立ち上げのときから一緒にやってきて、プライベートチームが今F1で生き残るのがどれだけ大変かというのを身を持って体験した」

    「F1は本当にお金がかかるスポーツなので、腕だけなんとかなるのが理想だけど、それだけではない」

    「ただ、自分のポリシーとして、シートをお金を払って買うというか・・・乗せてもらうというのは、ちょっと僕のポリシーに反する。現状は、そうならざるを得ないのかもしれないけど、そうではないアングルでありたい」

    「たとえば、僕が現金を持っていくことはできないし、それは僕のレーシングドライバーとしての哲学に外れてしまうので、チームと契約するときは、しっかりお互いの立場をリスペクトして、レーシングドライバーといて契約をしてもらいたい」

    「その上に立って、やっぱり自分のチームが大好きだし、コンペティティブなクルマにしたいし、さらに大きくしたい。そのために必要なサポートを自分のプライベートスポンサーから受けられるのであれば、喜んで協力したい」

    「そういうアブローチで、現在トロ・ロッソとも当然交渉してて、その中で最終的にチームがどういう判断を下すかというのは、待つしかない。自分はコックピットの中で、自分が出来る限りの100%の仕事はしてきたつもりだし、コックピットを離れてもチームをサポートできることはやってきたけど、ここから先はどうなるかわからない」

    「どっかのメディアに“○○円持参金”って書いてあったけど、僕の場合は、それを請求書ではなくて、領収書にしたいという気持ちで頑張りたい」

    「こういう世界的な状況の中で、大変なこともあるけど、チームは生き延びるためというよりも、ここまで頑張ってきたチームをさらに勢いを強くして、さらに前に進めていきたいという、そういう思いの結果として、さらにバジェットが必要だろうと僕は理解しているので、ここから先はマネージャーに頑張ってもらって、僕は運転の方を頑張りたいと思う」

  • 佐藤琢磨 2009年のF1マシンを語る

    佐藤琢磨 2009年のF1マシンを語る

    佐藤琢磨が、2009年マシンの印象を語った。

    ファンイベントで、2009年マシンの見た目の印象を質問された佐藤琢磨。バルセロナで直接目にした佐藤琢磨は、2009年仕様マシンを「カッコ悪い」と表現した。

    「あれはカッコ悪いよ。あれは勘弁してほしいと思う。ほんと、あれは駄目」とファンイベントというリラックスした雰囲気のトークショーという場も手伝って、2009年のF1マシンについて語った佐藤琢磨。

    「F1は夢を乗せて走るクルマだし。リアウイングなんておもちゃみたい」

    「レギュレーションなんであんな風にしちゃったのかな。テクニカルディレクター達が集まって、追い越しを可能にするため、カッコ悪くするんじゃなくて、今のF1はあまりに空力に対して敏感なので、ちょっとでも空気の流れがかわると、あっという間にダウンフォースがなくなっちゃう。そういった意味では、物凄くシンプルにして、前のクルマの真後ろに付いたときに、少しでも空力による影響を落とそうと、フロントにたくさん空気を当てて、リアウイングを高い所に上げてあげて、ダウンフォースを失わないようにということなんだけど。もうちょっとうまいやり方があったんじゃないかな」

    2009年仕様のウイングを装着したホンダ Ra108「

    今の時点でレギュレーションはそんなに大きくは変えられないと思うので、2009年はあの形でいくのかとは思うんだけど・・・すぐに戻ると思います」

    「ジャーナリストやフォトグラファーは、“ちり取り”が走ってきたみたいだと言ってましたね。何でも吸収しちゃうみたいなね。幸いなことにコックピットからは見えないんで大丈夫。まあまあ走ればいいんですよ」

    また、琢磨はトロ・ロッソのマシンをデザインすることになるレッドブルのエイドリアン・ニューウェイについても語った。

    「ニューウェイに手紙書いちゃおうかな」と語り始めた佐藤琢磨。

    「カッコいいクルマを作るのが得意だから。今のF1の世界は、スーパーコンピューターを使って、CADで自動的に何回も何回も空力をシミュレーションして、フロントウイングを1枚作るのに、コンピューターで計算して何日もかかる。それで、そのウイングが後ろにどういう影響を与えるか、また何日も計算する。それで作っていくんで、凄い大変な作業なんだけど、基本的に全部スーパーコンピューターを使っていく。コンピューター任せでやっていく」

    「だけど、エイドリアン・ニューウェイは、いまだに鉛筆なんですよ。本来そうあるべきなんだろうなと思うんです。基本的にコンセプトは彼が鉛筆で書く。で、そのデザインに沿って、各デパートメントでコンピューターでシミュレーションされるんだけど、だいたい彼が描いたとおりにあがってきちゃう。本当に凄いなと思う」

    「フィーリングってありますよね?レースの世界で基本的に共通しているのは、トップを走るクルマはカッコ良くみえてしまう。速いクルマは究極の機能美じゃないけど、結果として美しく見える傾向があるんだけど、ニューウェイのデザインは美しい。カッコいいよね。」

    「去年マクラーレンから来て、レッドブルが“青いマクラーレン”と言われていたときがあったけど、最初はパフォーマンスがあがらなかったけど、とにかくルックスだけは凄く良くて。彼らエンジニアも納得している。“見かけはいいんだけど”って。でも、それに裏付けられるように、しっかり走って、それが機能して、ああいう風に結果を出せるというね。僕は信じてます。」

  • 佐藤琢磨 トロロッソのテストを語る

    佐藤琢磨 トロロッソのテストを語る

    佐藤琢磨が、バルセロナテストを終えて帰国。22日に都内で行われたファンイベント“Takuma Club Metting 2008”に参加した。

    前日に帰国したという琢磨は、時差ボケで「1時間くらいしか寝ていない」と語りながらも、1000人近いファンが集まったリラックスした雰囲気のなか、2度のトロ・ロッソでのテストを含めて興味深いトークを繰り広げた。

    バルセロナでは1日半で200周を走破し、初日をトップタイム、2日目を2番手タイムで終えた佐藤琢磨。感想を聞かれ「走ったねぇ」と振り返った琢磨は、トロ・ロッソでのテストの模様を語った。

    「ヘレスのテストは午前中の3時間しか走れなくて、午後は雨が降ってきちゃって、このまま終わるのは嫌だなと思っていたんだけど、バルセロナでは、1日半で200周走ったことは今までなくて、初日120周も自分の中では大きなナンバーだったんだけど、午前中だけで79ラップということも聞いたことがない」

    「でも、それだけエンジニアもとにかくプログラムを凝縮して、たくさん走ってもらいたい、その中でデータを獲りたい。で、自分もそれに100%の気持ちで応えたいという思いがあったので、乗ってて、毎ラップ、毎コーナー、楽しくて仕方がなかった」

    「だって、クルマ速いんだから!(笑) 速いんですよ、あのクルマ。ほんとに!」

    ファンからの質問コーナーでは、「ラップタイムだけではわからない」「実はもうシートが決まっているんじゃないか」との声も。琢磨は「素晴らしい読みだと思います」と冗談を飛ばしながら、自信の見解を語った。

    「チームはサーキットのコンディションを綿密に分析している。全体的なタイムの上がり下がりには傾向がある。路面温度だったり、風が出てきたりで、ほんのちょっとした微妙なことで、ラップタイムが大きく変わってくる。路面が良くなってきた、悪くなってきたとか、F1チームは、それも自分のドライバーがのっている時は、どういうタイヤでどういうことを試していて、ガソリンがどれだけ入っていてとか、全部わかるんですよ。だから、ほぼ間違いないレベルを補正をかけることができて。そういう意味では、配はしていないですね」

    「僕がこの間バルセロナで走った。インストレーションラップから走って、少なくとも僕がトラック上にいて、タイムを刻んでいる限り、誰にも負けなかった。1周目〜2周目でポーンと上野法に行ったんだけど、そっから1回も下りなかったと思う。少なくとも1日目はトップで終われたし、2日目も午前中はトップだったわけだから、それを見てもらえばいいと思う」

    「だだし、他のチームに関しては、正直言ってわからない。今の時点では、2009年の空力の違うことを試しているチームがあったり、フェラーリとマクラーレンがあのスピードでずっと走るとは思えない。だから、テストはなんとも言えないけど、少なくとも前にいるというのは気持ちがいいことだった」

    「とにかく、ラップタイムが出せて、それで一喜一憂するのは、それも楽しみだとは思うけど、大事なのは、本当に1日終わった時に“良いテストだったな、良い一日だったな”と思えることが大事で、そういう意味では、前回のヘレスはちょっと天候で残念な部分もあったけど、あの日も良いテストだったことに間違いはなくて、今回のバルセロナは本当に良いテストだった」

    来年のことを聞きたいんじゃない?という司会者の突っ込みには、「さっき答えちゃったじゃないですか。楽勝だって」とジョークを交えながらも本音を覗かせた琢磨。テストで速さを見せられたことについて、手応えを語った。

    「そこはチームも、そこを再確認ではないけど、見ておきたいというか。やっぱりF1の世界は流れがあまりにも速いから、ちょっと離れちゃうと、全く忘れ去られちゃう。自分もどんどん自信もなくなっちゃうし」

    「今回のテストは、チームが再認識したというだけじゃなくて、チームが今後、僕を選ぶかどうか・・・まぁ、僕を選ぶんだろうけど、どうなっても何も言わせない、文句を言わせない状況を作っておきたかったんじゃないかなと思うんですよ。それは自分たちのためでもあるし、そういう意味でも、今回のテストは凄い大事だった」

    「ちゃんとレースで実証されないと意味がないので、これ以上は言わないけど、もちろん来年はなんとかレースをやりたい」

  • シンガポールGP 2009年へ向けてコース幅を改修

    シンガポールGP 2009年へ向けてコース幅を改修

    F1シンガポールGPが開催される市街地F1サーキットのレイアウトの一部が、2009年のレースまでに変更される。

    シンガポールは今年、F1で初となる照明の中でのナイトレースを開催。2009年も9月の終わりに開催が予定されている。

    初開催となった今年は、広く称賛されたが、さらにオーバーテイクを引き起こすために、コース幅の拡張が行われるという。少なくともターン1、2、3の3つのコーナーが改修されるという。

    「オーバーテイクの機会をもう少し増やすため、スタンフォード・コーナーも拡張されるかもしれない」とレース主催者であるシンガポールGPの責任者テオ・ホック・センは認めている。

    セント・アンドリュース・ロードとピット施設のちょうど後ろにあるターン22のランオフエリアも拡張されるようだ。

  • トヨタドライバーが富士スピードウェイに集結

    トヨタドライバーが富士スピードウェイに集結

    11月23日(日)、富士スピードウェイで、毎年恒例となったトヨタ モータースポーツ フェスティバル 2008 (TMSF)が開催された。サーキットには3万人のモータースポーツファンが富士に集まり、トヨタのモータースポーツシーズンの締め括りとなる祭典を満喫した。

    パナソニック・トヨタ・レーシングからはヤルノ・トゥルーリ、ティモ・グロック、小林可夢偉の3名が参加。また、米国からは、NASCARスプリント・カップ・シリーズの“トヨタ カムリ”と共に、今季スプリント・カップ・シリーズで1勝し、トヨタドライバーでランキング最上位となったデニー・ハムリンが来日した。

    オープニングセレモニーではトヨタモータースポーツを担うドライバーが勢揃い。小林可夢偉のドライブによるトヨタF1カーがオープニング走行。続いて行われた「ニュルブルクリンクスペシャルラン」では、ニュルブルクリンク24時間レースに出場したレクサスLF−A(レース出場車)が、ニュルブルクリンクでのレースに参戦したレクサスIS250、アルテッツァと共にその走りを初めて日本のファンの前に披露した。

    そして日本初お目見えとなったNASCARの“トヨタ カムリ”がデニー・ハムリンのドライブで登場。5.8リッターV8エンジンの爆音を響かせながら、大迫力の走りを披露した。

    今回初の試みとなった、「レーシングカーシャッフル」では、トヨタのトップドライバーが、普段戦っているのとは異なるカテゴリーの車種をドライブ。ティモ・グロックが1999年のル・マン24時間レースで2位に入ったトヨタTS020を、SUPER GTのトヨタMR-Sを小林可夢偉が、そしてNASCARの“トヨタ カムリ”を織戸学がドライブ。ヤルノ・トゥルーリ、中嶋一貴、デニー・ハムリンがSUPER GTのレクサスSC430をドライブするなど、このイベントでしか見られない組み合わせでの走行に注目が集まった。

    「国内最高峰への挑戦」では、SUPER GTを戦うレクサス SC430とフォーミュラ・ニッポンの各09年仕様マシンが、08年マシンと共に走行。

    最後は、ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックがトヨタF1カー(TF108、TF107)をドライブ。2台揃ってのランデブーランを見せ、詰めかけたファンはF1カーの快音とその速さに酔いしれた。

    ヤルノ・トゥルーリ (パナソニック・トヨタ・レーシング レースドライバー)
    「今年は大きな進歩を遂げ、満足行くシーズンだったが、その良いシーズンの最後を締め括るイベントを、最高の天気の下で行うことが出来て良かった。日本に来るたびに感じることだが、日本のファンは非常に熱心で、このイベントも、毎年観客が増えているように感じられる。ファンの皆さんの声援に感謝すると共に、今シーズンの進歩を成し遂げてきた経験を活かし、来年はトヨタ“TF109”で更にトップチームとの差を縮めていきたい」

    ティモ・グロック (パナソニック・トヨタ・レーシング レースドライバー)
    「トヨタチームに加わって1年目の私にとっては、初めてのTMSF参加となったが、SUPER GTの車両やルマンカーTS020をドライブするなど、素晴らしい体験が出来た。沢山集まってくれたファンに感謝したい。もっと多くの車種を、もっと長くドライブしたかった。来年もまたここへ来て、ファンの皆さんと楽しめればと思う。今年は目標通りの成績を挙げ、良い一年となったが、そんなシーズンの最後にとても良いイベントに参加できた。今年は色々と出入りの激しいシーズンではあったが、ハンガリーGPで2位表彰台を獲得でき、後半戦は良いペースに乗れたと思う。現在も、チームは24時間努力を続けており、ドライバー、チーム一丸となって、来年は今年以上の成績を挙げるべく頑張る」

    小林可夢偉 (パナソニック・トヨタ・レーシング サードドライバー)
    「今日のイベントについては、晴天、その一言に限る。お客様も、昨年より多く感じられたほどで、これだけの人に応援してもらっているんだということを実感できた。今年のシーズンは、GP2参戦とF1のサードドライバーという滅多にないチャンスを貰い、自分自身も成長したと感じるし、トゥルーリ、グロックからも多くのことを学ぶことが出来た。二週間後にはGP2アジアシリーズの第2大会が迫っている。第1大会では自分の焦りから優勝を逃してしまったが、同じミスは絶対に犯さず、ドバイでは優勝のみ狙っていく」

    デニー・ハムリン (ジョー・ギブス・レーシング ドライバー)
    「海外に出るのは初めてだったのだが、日本のファン、そして日本のコースにとても興奮した。素晴らしい経験となった。富士スピードウェイは良いコースで、ファンも熱狂的。良い刺激を受け、楽しく過ごせた。我々のチームは今シーズン初めてトヨタと組むことになり、最初は苦戦を予想していたが、チームやTRD-USAの素晴らしい努力で、スプリント・カップ・シリーズで計10勝し、ネイションワイド・シリーズでも“トヨタ カムリ”は20勝を挙げることが出来た。来年はスプリント・カップ・シリーズでもチャンピオンを狙って行ければと思う」

    中嶋一貴 (AT&Tウィリアムズ レースドライバー)
    「良い天気となり、沢山のお客様が来てくれて、僕自身も楽しめたし、全てのお客様にも楽しんで貰えたと思う。今年は、初めてのGT500車両(レクサスSC430)にも乗れたし、ジムカーナでのiQや、サーキットタクシーでのIS-Fなど、いろんな車に乗れてとても興味深い体験が出来た。今年は初のF1フルシーズン参戦となったが、内容の濃いシーズンを過ごし、良い経験を積み重ねられたと思う。来年は予選での走りなど、自分の弱さを乗り越えて頑張っていきたい」

    国本京佑 (2008年マカオGP優者)
    「マカオGPで初参戦ながら初優勝を果たし、もちろん嬉しいし、ほっとしたが、まだ実感がない。この勝利はチームが本当に頑張ってくれたおかげであり、感謝している。初めての市街地レースで、事前にビデオを見てレイアウトは覚えていたが、実際に走ると目線は低いし、路面は荒れていた。ガードレールに挟まれたコースは、最初は怖かったが、それよりも面白かったという印象が強い。セーフティカーからの再スタートでは、ビデオでの予習の成果が出たと思う。来季についてはまだ決まっていないが、着実にキャリアを積み重ねていきたい」

    山科忠 (トヨタ自動車(株)専務取締役) 
    「今年もトヨタは様々なモータースポーツシーンで戦った。F1では残念ながら今年も優勝は叶わなかったが、2位1回、3位1回と表彰台を2回獲得。NASCARでは日本メーカーとして初めて最高峰カテゴリーのスプリント・カップ・シリーズで優勝を果たし、合計10勝した。SUPER GTでは年間ドライバーズチャンピオンには僅かに及ばなかったものの健闘した。フォーミュラ・ニッポンでは3年連続チャンピオンを獲得した。F1日本GPでは、熱い声援を頂き、そのお礼も兼ね、今日のイベントにはヤルノ・トゥルーリ、ティモ・グロックの両名を招いた。また、米国からはデニー・ハムリンと共にNASCARの“トヨタ カムリ”も初来日し、華を添えた。何かと大変なことの多い昨今であるが、ご来場のお客様には、盛りだくさんの企画で楽しんでいただけたと思う。来年も全力を尽くし、皆様を興奮させるトヨタモータースポーツに取り組んでいくので、引き続き熱いご声援をお願い申し上げたい」

  • ブリヂストン、F1バルセロナテスト総括

    ブリヂストン、F1バルセロナテスト総括

    F1の公式タイヤサプライヤーを務めるブリヂストンは、バルセロナ近郊のカタルーニャ・サーキットで2008年シーズン閉幕後最初のテストを終了した。テストでは2009年用スリックタイヤの2種類のコンパウンドと2008年用溝付タイヤの両方を使用した。

    11月17日〜19日まで3日間にわたり行われたバルセロナテストには9チームが参加し、溝付タイヤと合わせて、ハード、ソフト両コンパウンドのスリックタイヤを使用した。期間中はドライコンディションだったため、ブリヂストンのウェット、エクストリームウェット、または開発中のシングル・ウェットタイヤを使用する機会はなかった。

    バルセロナの気候はドライだったものの寒さが厳しく、チームにとっては特にハードコンパウンド・スリックタイヤのウォームアップとその保温が課題となった。3日間のテストに22人のドライバーが参加し、膨大な量のデータを収集した。使用するパッケージはチームごとに異なり、開発中の2009年用エアロダイナミクス・パッケージを搭載した暫定マシンと2008年仕様のマシンの両方でテストを行い、KERSシステムを使用するチームもあった。

    次にブリヂストンポテンザF1タイヤが登場するのは、12月9日〜11日にヘレスで開催される8チームの合同テストと12月10日〜12日にバーレーンで開催される1チームの単独テストになる予定である。

    小林徹郎ブリヂストン・モータースポーツ・テクニカル・マネージャー
    ブリヂストンは今回のテストにどのタイヤを用意したのですか?
    2009年用スリックタイヤのハード、ソフト2種類のコンパウンドを用意しました。また今回は2008年用溝付タイヤの複数のコンパウンドと、現行のウェット、エクストリームウェット、そして開発中のシングル・ウェットタイヤも用意しています。

    スリックタイヤを使って何がわかりましたか?
    我々には、これまでのスリックタイヤの走行で既に多くのデータの蓄積がありました。そこでこれを基本にテストを行い、チームはスリックタイヤの評価作業に取り組みそれぞれの使用方法を発展させることができました。バルセロナの気候が非常に寒かったため、チームはハード側のスリックタイヤを温めることとその保温に苦労していました。3日間で多くのデータを収集し、現在その分析を行っています。この3日間は、現行マシン、2009年のダウンフォースをシミュレートしたマシン、そして初期バージョンの2009年用エアロダイナミクス・パッケージを搭載したマシンと、様々な仕様のマシンを使ったので全てが直接的なプロセスにはなっていたわけではありません。まだ開発途中のKERSシステムを搭載したマシンもありました。大変興味深い3日間でした。特に5回ラリーのワールドチャンピオンを獲得したドライバーのフィードバックをもらうことができましたし、モータースポーツでは有名な名前であるセナなど、新しいドライバーの走行を見ることもできました。

    スリックはこれまで11シーズンにわたって使用してきた溝付タイヤとどのように違うのですか?
    溝付タイヤとスリックはコンセプトが違っていて、その導入にはグレイニングやタイヤコンストラクションの変更など多くの課題をともないました。スリックタイヤの復活によっていくつかの点で物事がシンプルになるため、特にドライバーはこの復活を歓迎しています。現在のスリックタイヤは我々が最後にF1でスリックタイヤを使用した1997年シーズン当時とはずいぶん違っています。我々は、溝付タイヤに取り組んできた11シーズンと、他のカテゴリーのスリックタイヤで培ってきた長い経験から学んだことを新しいスリックタイヤに応用しています。

    来シーズンは各レースで2種類のタイヤスペックを用意することになるのですか?また2種類をどうやって見分けるのですか?
    各レースに2種類のスペックを持っていくことになります。新しい2種類について、我々は2008年シーズンの2種類よりも特徴の差が大きくなるよう設計しました。ハード側のタイヤは安定性がかなり高いのですが、走行開始直後のラップタイムはあまり良くありません。ソフト側のコンパウンドは最初のラップタイムは良いのですが、使えば使うほどパフォーマンスの低下が起こるでしょう。このことが参加するチームやドライバーに多くの課題を提示し、また戦略のオプションを増やして、結果的にエキサイティングなレースを促進できるように願っています。タイヤのマーキングについては、何を使うか評価作業を続けているところです。

    それぞれのレースに持っていくコンパウンドの分配はもう決まっているのですか?
    今はデータを蓄積しているところなので、グランプリごとのタイヤの分配を決めるにはしばらく時間がかかるでしょう。

    タイヤの観点から見て、運動エネルギー回収システム(KERS)にはどのような効果がありますか?
    KERSシステムは利用できるパワーが増大するように設計されていますが、これまでこのシステムを使用して得られたデータによれば、タイヤのパフォーマンス全体には与える影響に変化はないでしょう。しかし、F1マシン全体のパフォーマンスに関しては非常に複雑になります。効率を上げるためには、小型で軽量のKERSシステムが必要になりますので、シャシーの重量配分の機会を損ねることはありません。もちろん重量配分はタイヤのパフォーマンスに影響しますので、設計者はKERSセットアップの設計にあたりこの点に留意しています。これはF1の挑戦を表すものであり、F1が新興のテクノロジーにとって優れたテストの場となっている理由を実証するものです。

  • レッドブル 「ウェバーはメルボルンに間に合うだろう」

    レッドブル 「ウェバーはメルボルンに間に合うだろう」

    レッドブルは、ウェバーの事故に関して、ウェバーが足の骨折から回復し、2009年シーズンのスタートに間に合うことを期待するとの声明を発表した。

    マーク・ウェバーは、”Mark Webber Pure Tasmania Challenge”に参加中に右足を骨折するという重傷を負った。ウェバーは、250kmを走破する同イベントの自転車セクションに参加中、自動車と正面衝突するという事故にあった。

    骨折の手術はすでに成功しており、レッドブルは、ウェバーは冬季テストの大部分を逃すことになるが、来年3月のメルボルンでのスターティンググリッドに並ぶことができると予想している。

    「マークは、英国で回復を続ける前に、タスマニアに数日間残ることになるだろう」

    「彼はウインターテストプログラムには参加できないだろうが、我々はマークが来年3月にメルボルンのスターティンググリッドに着くことを期待している」

    「マークは、自動車の運転手が無傷であることを知り安心していると語っており、家族や友達、サポーターからの多くの励ましに感謝している」

    「レッドブルレーシングの誰もが、彼の無事を祈っており、速やかに回復することを望んでいる」

    マーク・ウェバーは、12月にウェンブリーで開催されるレース・オブ・チャンピオンズに参戦する予定であったが、参加を見送ることになるだろう。