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  • レッドブリテンが廃刊?

    レッドブリテンが廃刊?

    レッドブルは、グランプ会場ごとに配布しているF1パドック新聞「レッドブリテン」を来年から廃止するようだ。

    レッドブリテンは、各グランプリの金曜・土曜・日曜と発行され、パドック内で人気を集めるパドック新聞。しかし、レッドブルはマーケティングプログラムの縮小のため、レッドブリテンを廃刊すると言われている。レッドブルは他の雑誌への資金提供は継続し、高級なライフスタイル雑誌の発行に向けて準備を進めているという。

    また、レッドブルの特徴でもある大規模パーティの廃止、小規模な発表会、フォーミュラ・ウナ・プログラムなども廃止の方向にあるという。

    レッドブリテンは、2005年モナコGPから発行されており、レースの朝ごとにF1界を楽しませてきた。発行コストは何百万ドルにも達している。

  • セバスチャン・ブルデー 「トロ・ロッソのドライバーはお金で決まる」

    セバスチャン・ブルデー 「トロ・ロッソのドライバーはお金で決まる」

    セバスチャン・ブルデーは、トロ・ロッソが多くの資金を持ち込めるドライバーを選定するだろうと語る。

    トロ・ロッソは、2009年のドライバーラインナップをまだ決定しておらず、2008年のレースドライバーを務めたセバスチャン・ブルデーの将来はまだ確定していない。

    セバスチャン・ブルデーは、来シーズン、大きなスポンサーを持ち込むことができないために、レースシートを失うかもれないと懸念している。

    トロ・ロッソは、今週のバルセロナテストで、セバスチャン・ブルデー、佐藤琢磨、セバスチャン・ブエミの3名をテストした。チームは、このうちの2名と契約をすることが予想されるが、ブルデーは、最も才能のあるドライバーというだけでなく、スポンサーをトロ・ロッソに持ち込めるドライバーが考慮されるだろうと語る。

    「チーム代表が決定するだけなら、僕たちは既に来シーズンの契約していただろう。残念ながら、それはただ単に財政的な問題だ。お金がなければ、彼らがどうしたいかは全く問題ではない。とても単純だけど、手に負えないゲームだね。お金があれば問題ないけれど、お金がなければ保留にされる。彼らは全てのカードが手に入るまで決断を下すことができないし、僕は待ちのゲームをプレイしているだけだ」

    「このようなことになるとは予想していなかった。これは契約の一部ではなかった。僕が契約をした時、チームは十分な資産を持っていたけれど、その後は・・・それについてはあまり多くをコメントできないけど、Mr.マテシッツは彼がするつもりだと言ったことをしているだけだ。彼はあまり投資しないだろうし、来年はもっと悪くなるかもしれない。チームはいいスポンサーを見つけられていないし、資産を持っているドライバーを見つけるしかないんだ」

  • 佐藤琢磨インタビュー 「トロ・ロッソとレースがしたい」

    佐藤琢磨インタビュー 「トロ・ロッソとレースがしたい」

    佐藤琢磨が、バルセロナでのトロ・ロッソとの1日半のテストを終え、インタビューに答えた。

    1日半のテストを終えて、どんな気分ですか?
    本当に最高だよ。クルマを運転するのが本当に楽しかったし、このチームとの作業はとても楽しかった。すでに大きな喜びを感じていたし、ヘレスで9月にテストをしたエンジニアとチームとの作業は全てとても興味深かった。でも、もちろん、雨によってかなり短縮されたし、再びこのチームと1日半のチャンスを得られて、本当に楽しかった。今回は天候がとても安定していて、マシンに大きな問題もなかったので、多くの周回を重ねることができた。たった1日半で200周を走行し、とても価値あるデータが取れたので、満足している。

    来年のためにうまくいくと思いますか?
    全くわからない。僕がその質問に答えるのは不可能だ。僕は、コックピットでできる全てのことをしたし、エンジニアと話し合ったけど、残念ながら、僕が決められることではないので、チームがどう決断するか待たなければならない。シートを争っていることは考えなかったし、満足している。でも、ここでまた運転できてとてもハッピーだ。もちろん、理想は来年レースをすることだし、期待している。

    トロ・ロッソは以前にドライブしたF1カーと比べてどうでしたか?
    直接比べることはできないよ。でも、僕がこれまでドライブしたF1カーで最も速いクルマのひとつであることは間違いない。でも、直接比較することはできないので、すべてのメーカーに敬意を表さなければならないと思う。今日は全てのチームが異なるプログラムを試していたけど、僕たちは2009年のダウンフォースを評価していた。目的は2009年のためにブリヂストンのスリックタイヤを評価することだった。タイヤがどのように反応するか調べるために、様々なセットアップを試したので、その点ではとても興味深かったし、タイヤは本当にうまく働いていた。

    新しいタイヤはどうですか?
    もっと安定するかもしれないし、悪くなる可能性もある。とても冷えたコンディションだったので、タイヤはとても良い一貫性を示した。でも、ブリヂストンは、プライムとオプションの2つの特性がレースをより面白くするために、故意にあまり強い一貫性のないタイヤを準備したと思う。でも、彼らの考えはあまりうまくいかなかったと思う。タイヤは、とっても良かったんだ。多くの周回を重ね、このような状況でもとても安定していた。でも、シーズン中は違ったシナリオがあるかもしれないね。

    トロ・ロッソの決定は、才能またはお金ということになりますが、助けてくれる個人スポンサーを持っていますか?
    僕は実際にはお金を持っていない。でも、もちろん、チームの予算を加えられれば、チームはより強くなるので、個人スポンサーを連れてこられたらとても幸せだろう。でも、自分で買えるほどではないし、それは明らかに別の話だ。もちろん、個人スポンサーを持つためにあらゆる可能性を交渉しているけど、本当にわからないんだ。僕はドライブするためにここにいるし、ドライバーとしてコックピットの中でベストを尽くすだけだ。エンジニアリングの面では、トロ・ロッソと働くことにはとても満足している。スポンサーの話はマネージャーに任せている。チームが僕に決めてくれることを望んでいるし、それが僕の見解だ。でも、あまり予算は準備できていない。厳しい経済状況かもしれないけど、うまくいけば良い個人スポンサーがサポートしてくれるだろうし、それは僕のとって特別なボーナスになるだろう。

    2009年にドライブできるチャンスは、現時点でどう考えていますか?
    チームだけが知っていることだし、本当にわからない。でも、もちろん、僕はそのチャンスを掴むためにここにいる。常にスタンバイしているし、それがここにいる理由だ。本当にレースがしたい。スーパーアグリとの2年半には、特別な思い出もあるけど、ドライバーとしては僕は常に競争力のあるパッケージを求めている。今、僕たちにはチャンスがある。この環境で、このチームのような素晴らしい環境で、2009年に彼らとレースができれば夢のようだろうね。

  • 佐藤琢磨インタビュー 「今は待つことしかできない」

    佐藤琢磨インタビュー 「今は待つことしかできない」

    スーパーアグリのF1撤退でF1のシートを失った佐藤琢磨。そんな琢磨にチャンスが訪れたのは9月。セバスチャン・ベッテルの後任ドライバーを検討し始めたトロ・ロッソから声がかかった。わずか3時間の走行だったが、ヘレスでのパフォーマンスは、再びバルセロナでテストをする機会を得るには十分だった。そして、バルセロナでは初日にトップタイム、2日目には2番手タイムを記録し、スピードを示した琢磨。バルセロナでの1日半にわたるテストを終え、スーパーアグリの撤退から現在の心境、そして2009年への思いを佐藤琢磨が語った。

    琢磨、F1マシンをドライブしてからしばらく経っていましたね。再びF1のコックピットに戻ってこれて、どんな気持ちでしたか?
    本当にハッピーだ。ここ6〜7ヵ月間、本当にF1カーをドライブしていなかったし、9月のトロ・ロッソとのテストでは雨によって短縮されて、午前中の3時間しか走行できなかった。でも、短い時間ではあったけど、クルマがどのように振る舞うか良い考えを与えてくれたので、今回のトロ・ロッソとの1日半のテストは、チームととても集中して作業できたし、とても楽しかった。

    スーパーアグリの最後のレースとなったスペインGPから何をしていましたか?もう一度F1シートに乗ることを諦めませんでしたか?
    決して諦めなかった。常に望んでいた。F1から引退することは考えなかったし、僕のマネージャーは僕がコックピットに戻る方法を探すために本当に懸命に働いてくれた。トロ・ロッソがチャンスを与えてくれたことには本当に感謝している。今、決定はチームしだいだ。テストは本当に興奮したし、2009年にF1に戻れることを期待している。

    スーパーアグリの撤退をどう受け止めましたか? 土壇場までホワイトナイトが救ってくれるだろうという希望がありましたが・・・
    僕たちが困難が状況にあることは常にわかっていたけど、終わるとは決して思っていなかった。僕は最初からチームと一緒にいたので、もちろん、悲しい瞬間だった。小さかったけど、とても競争力のあるチームだった。プライベートチームが生き残るのは難しくて、常に財政は危機的な状況だった。でも、本当に残念だったけど、全てのプロセスを受け入れなければならなかった。悲しい瞬間だったけど、今、パドックの中で他のチームと働くたくさんの元スーパーアグリチームのメンバーがいることは、僕たちが良い仕事をしていたことを示していると思う。そうでなければ、他のチームは彼らを雇わないだろうからね。

    9月のトロ・ロッソのヘレステストの後、再び彼らのシートの1つを争うために招待されたのは、間違いなくポジティブな印象を残したということですよね・・・
    当初、9月にトロ・ロッソでテストをする計画はなかったけど、チャンスはやってきた。F1に戻ることを望んでいる者として、常に準備ができていることが優先事項だった。僕の印象としては、相性は良かったと思う。そして、それが今回のテストに至らせたと思う。

    チームは2つのコックピットを持っています。そして、それらを“争っている”3人のドライバー。シュートアウトをして、チャンスはどれくらいあると思いますか?
    本当にわからないよ。でも、常にそれについて考えていないと言ったら嘘になる。F1のコックピットを争うことはプレッシャーだ。でも、本当にできることは、ベストなパフォーマンスをすることだ。エンジニアと密にコンタクトをとることを含め、最大限を提供しなければならないし、チャンスを最大限に生かさなければならない。再び彼らと会えることを本当に望んでいる。これ以上は僕にできることはないと思う。

    あなたは3人の候補の中で、最も年上で、最も経験があります。それは有利になると思いますか?
    チームがそのようなドライバーが欲しいかが重要だ。彼らが経験と良いレーシングスピードがある人を探しているなら、僕は100%以上を彼らに与えた。今は、彼らの決定を待たなければならない。

    あなたはモンツァでの予想外の勝利で今年のF1界に衝撃を与え、トロ・ロッソがコンストラクターズチャンピオンシップでレッドブルレーシング、ウィリアムズ、ホンダの前の6位になることを助けたマシンをテストしました。きっと、それはあなたがドライブした最高のF1カーということになります・・・
    僕は全てのメーカーとチームを尊重しているので、他のクルマを判断することは不適当だけど、間違いなく僕がこれまで運転した最高のクルマだ。そのスピードから容易にわかると思う。STR3を運転するのは本当に楽しかった。トロ・ロッソは大きなチームではないけど、シーズンの後半にパフォーマンス面で大きな飛躍を遂げた。今回のテストは、チームがどのように働いて、そのような大きなスケールでのレースをどのように可能にしたかを垣間見ることができた。

    今回のテストを終え、あなたは来シーズンのために待機中です。あなたがトロ・ロッソのシートに座れるかどうかはいつわかりますか?
    トロ・ロッソが決定を急いでいるとは思わないので、僕の予想では、年末か来年の初めになるだろうと思う。既に仕事はしたので、今は待つことしかできない。

    もし逃したら、さらなるレースシングキャリアために“プランB”を考えていますか?
    正直なところ、これまではない。僕は常にF1に戻る可能性を探していた。でも、完全にチャンスがゼロであるなら、他のレースカテゴリーを検討しなければならない。でも、そうなるまでは、プランBについて考えたくはない。

  • ブルーノ・セナ 「もっともっと速くなりたい」

    ブルーノ・セナ 「もっともっと速くなりたい」

    ブルーノ・セナが、バルセロナでのホンダのテストを振り返った。

    ブルーノ・セナにとってF1初走行となった今回のバルセロナテスト。しかし、ブルーノ・セナはそれを感じさせないパフォーマンスをみせた。

    テストを担当した最終日には、前日にテストを実施したルーカス・ディ・グラッシを上回るタイムをマークし、8番手でセッションを終えた。

    ブルーノ・セナ

    ブルーノ・セナ RA108

    「本当にいい一日となり、すごくうれしい。マシンにもすっかり慣れたし、自信を持って走れるようになった。それはラップタイムに反映されていたと思う。全体的にタイムが短縮され、1周ごとのばらつきも少なくなったからね。いいセットアップが見つかり、一日でかなりの進歩を遂げられた。僕が今日、十分な働きができたかどうかを判断するのはチームで、僕はその判断を尊重する。だけど、今回は僕にとって初めてのF1テストで、個人的には今日の成果に満足すべきなのかなと思う。F1マシンをドライブする感覚は本当に特別なもので、それを経験すれば、なぜF1がモータースポーツの頂点に位置しているかすぐに納得がいく。他のどのマシンとも全然違っていて、とにかくもっと速く走りたいという気持ちになった。今週は肉体的にも精神的にもハードだったけど、本当に楽しかったよ。Hondaのスタッフはプロフェッショナルで、僕にとって特別な意味を持つこの1週間を彼らと過ごせたことを誇りに思う」

  • F1バルセロナテスト最終日:ベッテルがトップタイム

    F1バルセロナテスト最終日:ベッテルがトップタイム

    F1バルセロナテスト最終日のセッションが19日(水)、スペインのカタロニアサーキットで行われた。

    3日間にわたるバルセロナテストが終了した。最終日のバルセロナは、朝から快晴。朝の気温は6℃という冷えたコンディションだったが、一日が進むにつれ、気温は上昇していった。

    最終日のトップタイムを記録したのは、レッドブルのセバスチャン・ベッテル。昨日のベストタイムから約コンマ4秒縮め、1分19秒295を記録した。

    2番手タイムは、トロ・ロッソのセバスチャン・ブルデーが記録した1分19秒831。122周を走行したブルデーは、昨日のタイムよりコンマ2秒改善させ、佐藤琢磨が2日目に記録したタイムを更新。トロ・ロッソの中での最速タイムを記録した。

    1分19秒台を記録した上位2名は、午前中の路面温度が低く、タイヤに優しいトラック状態で最速タイムを記録している。

    この日はブルーノ・セナがホンダで初の本格的なF1テストを行った。106周を走行したセナは、8番手タイムとなる1分21秒678をマーク。昨日、ライバルのルーカス・ディ・グラッシが記録したタイムをコンパ5秒上回るパフォーマンスを見せた。

    ホンダは、ジェンソン・バトンが5番手タイムを記録。バトンは、2009年のレギュレーションにあわせたフロントウイングを装着してこのタイムを記録しており、2009年に巻き返しを図るホンダとしては、幸先の良いスタートとなった。

    バルセロナF1合同テスト3日日 (2008年11月19日)

    順位 ドライバー チーム ベストタイム 周回
    1 セバスチャン・ベッテル レッドブル 1分19秒295 75
    2 セバスチャン・ブルデー トロ・ロッソ 1分19秒839 122
    3 セバスチャン・ブエミ トロ・ロッソ 1分20秒154 115
    4 ゲイリー・パフェット マクラーレン 1分21秒140 81
    5 ジェンソン・バトン ホンダ 1分21秒387 94
    6 クリスチャン・クリエン BMW 1分21秒534 88
    7 ニック・ハイドフェルド BMW 1分21秒592 105
    8 ブルーノ・セナ ホンダ 1分21秒676 106
    9 ネルソン・ピケJr. ルノー 1分21秒148 94
    10 ニコ・ヒュンケンベルグ ウィリアムズ 1分21秒410 51
    11 ルカ・バドエル フェラーリ 1分21秒866 120
    12 ジャンカルロ・フィジケラ フォース・インディア 1分21秒068 92
    13 ペドロ・デ・ラ・ロサ フォース・インディア 1分23秒103 68
  • ルーカス・ディ・グラッシ 「出せる力は出し切った」

    ルーカス・ディ・グラッシ 「出せる力は出し切った」

    ルーカス・ディ・グラッシが、バルセロナでのホンダのテストを振り返った。

    ホンダは、2009年のドライバーを評価するためにバルセロナにルーカス・グラッシとブルーノ・セナという2人の若手ドライバーを招いた。

    2人には半分ずつ走行の機会が与えられ、ルーカス・ディ・グラッシは2日目のテストを担当した。

    ルーカス・ディ・グラッシ
    「今日は110周も走れたのですごく充実した一日だった。大満足だよ。新品タイヤで本格的に走ったのは初めてだったが、昨日のユーズドタイヤとの違いはかなりのものだ。新品タイヤだと、走るたびに速くなっていった。スリックタイヤはグリップ力がずっと高く、溝付きタイヤよりもドライブしやすくて安定度も高い。マシンのパフォーマンス、ラップタイムも含めた今日の走りにはすごく満足している。ジェンソンのタイムからは0.5秒遅れ。できるだけ近いタイムを出すことが、今日の目標だった。これ以上ない最高の一日だったと思う。出せる力は出し切ったって感じだ。とにかく、この貴重な経験をさせてくれたHondaに感謝したい。僕の今日のパフォーマンスに満足してくれているといいね」

  • 中本修平、今シーズンのホンダの不振を語る

    中本修平、今シーズンのホンダの不振を語る

    2008年シーズンを9位で終えたホンダF1チーム。

    今年はロス・ブロウンをチーム代表に迎え、新体制で出発したホンダF1チームが不振に陥った原因は何だったのか。そしてレギューレーションが大きく変わる来季以降の飛躍の可能性はあるのか。

    中本修平デピュティ・マネージング・ディレクターが今シーズンを振り返った。

    空力部門を大きく見直したこともあって、マシン開発が出発の時点から遅れた。そのツケが、今シーズンの結果につながったという印象ですか?
    確かに空力開発のスタートが遅れて、開幕時は苦しみました。でもその遅れは、シーズンを通してばん回したんですね。空力性能だけを取れば、ダウンフォースの絶対値はマクラーレン、フェラーリにはかなわないけれど、たとえばレッドブルなど中団グループには負けていないと思いますよ。ただ、各パーツの重量や剛性が、今一歩だったんですね。1月に新車を走らせた段階で、最低限の剛性が確保できていなかったし、重量も重かった。このままいくと剛性が低くなってしまうから、そうならないようにしようと足回りなどを作り直したりしたんですけれど、ばん回できるまでに至らなかった。

    それに関連して、タイヤの使い方には、最後まで苦労されてたようですが。
    2006年までのミシュランタイヤは比較的うまく使えていたのが、ブリヂストンはまったく違う。それをいかに使うか、最後まで苦労しました。2年かかっても、まだちゃんと使い切れていないようです。レース後のタイヤの顔を比較しても、ウチだけちょっと外してる。そう思わざるをえないことが多かった。タイヤに熱が入らないので、路面温度の低いコースではグレーニングが出てどうしようもない。さらにスパやインテルラゴスのように、去年より1段階固いスペックを持ってこられると、もう本当に苦労しました。

    ルノーはその辺り、進化が顕著でした。
    (ルノーは)前半、苦労していたけれど、こういう方向だろうとサスペンションを作り変えました。特にフロントですけれど。それで急に速くなりましたよね。要はフロントタイヤがちゃんと温まれば、アンダーステアが消える。アンダーが消えるから、フロントにダウンフォースを付けるのに、いたずらにフラップを立てたりする必要がない。逆にHondaはアンダーが出るので、フラップを立てる。そうしたら空気の流れが悪くなって、リアがナーバスになる。そういう悪循環でしたね。

    今季の低迷に関しては、症状も原因もわかっているのに、解決策が見出せなかったという印象です。
    そう。どう対処したらいいかわからないというのは、VDG(Vehicle Dynamist Group車両運動制御開発グループ)が弱いってことです。ロスが来た当初、どういう状況かって訊くから、空力は遅れが出ているけれど、対処しつつある。ちゃんと戦えると答えたんですね。でも、早くVDGにしかるべき人を、採った方がいいというアドバイスはしました。そして残念ながら、その通りの結果になったという感じですね。タイヤがうまく使えないというのは、VDGがきちんと機能していないということですからね。その辺を彼らが的確に指し示してあげないと、クルマは速くならない。剛性や重量、重量配分も、そうです。

    その戦力補強は、順調にいっている?
    すでにシーズン中から、やっています。ただ先方との契約の縛りもあって、実際に働き始めるのが年明けというケースもある。でも予定していたスタッフが揃えば、だいぶん様子は変わるはずです。特にVDGの戦力アップをするべく、がんばっている。その成果次第、新生VDGがどれだけ力を発揮するかの方が、大きいでしょうね。 実際にすでに来た人間を見ると、さすがロスだなと思いますね。彼でなければ、このクラスの人材が来てくれなかっただろうという。それはVDGに限らず、あちこちの部門にです。

    ロス指揮下で一年を戦ったわけですが、どんな感想を持ちましたか。
    マネージメントの面で、非常に腕を振るえる人なんですね。だから周囲に優秀なエンジニアが集まっていると、彼ならではの結果が出せる。でも今年のHondaは、残念ながらまだそこまではいっていなかった。その意味では、ロスの本当の能力発揮は、これからでしょう。だけどさっきも言ったように、さすがロスだなという人を採用もしている、彼らが手足となって動き出したら、相当な活躍が見込めると思いますよ。でも今年、これだけ成績が悪い中でも、彼はずっとハードワークを続けてきた。妥協しないでがんばるぞという姿勢を、みんなに見せようとしてますね。その意識は、徐々にチーム内に浸透している印象です。そういう意識改革は、時間のかかるものですけどね。とにかく人を早く揃えて、体制を整えることが重要ですね。

  • ロバート・クビサも2009年マシンの外観には困惑

    ロバート・クビサも2009年マシンの外観には困惑

    クリスチャン・クリエンに続き、ロバート・クビサも空力ルールによる2009年型マシンの外観に困惑しているようだ。

    BMWザウバーのテストドライバーを務めるクリスチャン・クリエンは、今週バルセロナに持ち込まれたF1.08Bのスタイルを「これまで見たなかで最悪のF1マシンだ」と表現していた。

    クリエンに続き、今度はBMWザウバーのレースドライバーであるロバート・クビサもF1.08Bを「クルマの外観がカッコ良くはないという意見には間違いなく賛成だ」と言及した。

    しかし、クビサはポジティブな意見も持っているようだ。

    「ミラーでより多くを見ることができるようになったよ」

    またクビサは、2009年レギュレーションでのダウンフォースの削減は、スリックタイヤによって補われるので、2008年マシンと2009年マシンで大きな違いはないと語る。

    「もちろん2008年仕様のマシンよりもダウンフォースは失われている。でも、グルーブドタイヤからスリックタイヤに変わったことで、低速コーナーではよりグリップを得られるようになった」

    「開発がもう少し進めば2009年型マシンと2008年型マシンの間に大きな違いはなくなると思う」

  • デビッド・クルサード、最後のF1シーズンを振り返る

    デビッド・クルサード、最後のF1シーズンを振り返る

    デビッド・クルサードが、最後のF1シーズンを振り返った。今シーズン、デビッド・クルサードはF1ドライバーとしての最後の表彰台を達成し、最も多くの成功を収めたイギリス人ドライバーとして15年に渡るF1での活躍を終えた。

    「対称的なことが好きな人ならば、僕のシーズンのスタートとフィニッシュには満足だろう。開幕戦のオーストラリアGPと最終戦のブラジルGPは第1コーナーのアクシデントで数百フィート走っただけでレースが終わったからね!」

    「僕にとっては素晴らしいシーズンじゃなかったことは、僕が言うまでもなく皆さんも承知していることだろう。しかし、ホームレースのシルバーストンで今年限りでヘルメットを置くことを発表したした、特別なシーズンだった」

    「僕が一番好きなレース開催地のひとつであるカナダが、僕のF1ドライバーとしての最後の1年のハイライトとなった。モントリオールでは表彰台に立つことができたからね。最後の表彰台となってしまったが、良い気分だった。優勝できればそれに越したことはなかったが、今シーズンのパッケージでは無理だっただろう」

    「しかし後悔はひとつもない。2009年からはピットウォールの反対側からレッドブル・レーシングに関わることになるので、楽しみだ」

    「2009年は他のビッグイベントのためもっと時間が使えるようになれば良いと思っている。初めてパパになる日がやって来るので」