カテゴリー: F1関連

  • 女性ドライバーの新レースシリーズ『Wシリーズ』が2019年からスタート

    女性ドライバーの新レースシリーズ『Wシリーズ』が2019年からスタート

    女性ドライバーだけによって争われる新たな国際レーシングシリーズ『Wシリーズ』が2019年からスタートすることが発表された。

    新カテゴリーとして誕生した『Wシリーズ』は2019年5月に開幕。初年度はヨーロッパで6戦の開催が予定されており、レース時間は30分になるという。将来的にはアジア・オセアニア、アメリカなどにも拡大することを視野に入れており、F1を目指す女性ドライバーたちが参戦する。

    Wシリーズは、FIAがF3仕様としてホモロゲートしたタトゥースF3 T-381を使用するワンメークシリーズとなり、チャンピオンを獲得したドライバーには50万ドル(約5,700万円)の賞金が与えられる。

    参戦にはスポンサーシップを用意する必要はないが、ドライバーは事前に先行プロセスが行われ、そこれ能力を証明して合格しなければならない。

    F1では、長らく女性ドライバーが不在となっており、F1への足が変わりになることが期待されている。

    選考では、元F1ドライバーのデビッド・クルサードが審査員の一人として参加することが決定している。

    デビッド・クルサードは、Wシリーズが現在のレーシングピラミッドの中でしばしば女性が遭遇している“ガラスの天井”を打ち破る助けになるシリーズになることを期待していると語る。

    「我々Wシリーズのメンバーは、同じような機会さえ与えられれば、女性も男性のレーシングドライバーと互角に戦えるという強い信念を持っている」とデビッド・クルサードは述べた。

    「しかし、現時点では、女性レーシングドライバーは、発展途上でGP3/F3付近のレベルで“ガラスの天井”にぶつかってしまう。それは才能不足のためではなく、資金不足に起因している部分が大きい」

    「だからこそ、全く新しい女性だけのシングルシーター・モーターレーシング・シリーズであるWシリーズが必要とされている。競争力があり、構造的なポジションをモータースポーツ界に確立し、ドライバーたちが既存のハイレベルな主流レーシングシリーズへとステップアップし、男性のトップドライバーたちと互角に競い合うために必要な一連のスキルを身につけるための場所が必要だ」

    デビッド・クルサードの他、選考委員には元マクラーレンやマノーのチーム運営に関わり、Wシリーズのレーシングディレクターを務めることになったデイブ・ライアン、レッドブルの最高技術責任者(CTO)を務めるエイドリアン・ニューウェイらが名を連ねる。

    エイドリアン・ニューウェイは「これまでレースの最高レベルで男性を相手に戦った女性の成功が少ないのは、能力の問題ではなく、機会が欠如していたためだと考えている」とコメント。

    「だからこそ、私はWシリーズに関わることで、女性ドライバーが互いに競い合いながら成長し、それを弾みにしてキャリアを進めるようなプラットホームの構築に貢献できることを本当に嬉しく思っている。もちろん、最終的には男性ライバルたちを相手に戦い、倒してくれることを願っている」

    女性ドライバーが最後にF1にエントリーしたのは、1976年のオーストリアGPのグリッドに着いたレラ・ロンバルディと40年以上も前にさかのぼる。今年、ザウバーはタチアナ・カルデロンとテストドライバー契約を結んでいるが、まだ一度もF1のセッションに参加していない。

  • 映画『OVER DRIVE』 12月19日にBlue-ray&DVDの発売が決定

    映画『OVER DRIVE』 12月19日にBlue-ray&DVDの発売が決定

    公道を全開走行で駆け抜ける最も過酷な自動車競技“ラリー”を題材にした映画『OVER DRIVE』のBlue-ray&DVDが12月19日(水)に発売されることが決定した。

    各メーカーの先端技術の結晶である車輛、モンスターカーを操るドライバー、チームを支えるメカニック、まさに人車一体の公道の格闘技。そんな世界を基に、若者たちの熱い愛と絆を描いた映画「OVER DRIVE」。

    メガホンをとるのは、『「海猿」を超える作品にしたい』と自ら語る、羽住英一郎監督。「海猿」「MOZU」「暗殺教室」など数々の大ヒット作品を手掛けた確かな演出力と、最新の撮影機材を駆使し、誰も見たことの無い、圧倒的なスペクタクル映像を描き出す。

    主人公・檜山篤洋を演じるのは、同世代の中でも、その活躍が目覚ましい俳優、東出昌大。メカニックという、作り手側に立ち、誇りと絆との間で揺れ動く繊細な芝居に挑む。その弟であり、天才ドライバー・檜山直純役には、国内外の多数の映画に出演し、脚光を浴びる新田真剣佑。そして、ヒロイン・遠藤ひかるを、いま注目される森川葵が演じ、北村匠海、町田啓太など次世代を担うフレッシュな顔ぶれが勢ぞろい。更には、要潤、吉田鋼太郎ほか実力派俳優が脇を固める。主題歌を担当するのは、革新的でエネルギッシュな楽曲を生み出し続けるスリーピースロックバンド・WANIMA。本作で描かれる、若者たちの情熱と挑戦を綴った主題歌「Drive」を圧倒的な熱量で歌い上げる。

    Blue-ray豪華版には、東出昌大×新田真剣佑×北村匠海×町田啓太×羽住英一郎監督による“男だらけ! のビジュアルコメンタリー”など貴重な特典映像が収録される。

    【Blue-ray豪華版 映像特典】
    本編ディスク
    ●予告編集
    ・特報 ・予告 ・TVスポット
    ・スペシャルフッテージ映像
    ・羽住英一郎監督監修スペシャルロングトレーラー
    ・「Behind The Scenes」~キャスト編~
    ・「Behind The Scenes」~メカニック編~
    ・「Behind The Scenes」~羽住組編~
    特典ディスク
    ●男だらけのビジュアルコメンタリ―
    (東出昌大、新田真剣佑、北村匠海、町田啓太、羽住英一郎監督)
    ●メイキング映像「Behind The Scenes 特別編集版」
    ●イベント映像集
    ●ロールナンバー集
    ●ときめきOVER DRIVE宣伝部 宣伝動画 スペシャルver.

    ストーリー
    世界最高峰のラリー競技・WRC(世界ラリー選手権)の登竜門として、若き才能たちがしのぎを削る国内トップカテゴリーのSCRS(SEIKOカップラリーシリーズ)。スピカレーシングファクトリーとライバルチームの熾烈な優勝争いは激しさを増していた。

    スペシャルステージで競われるのは、コンマ1秒の世界。 
    「攻めなきゃ、勝てねーから!」 WRCへのステップアップを目指すスピカ所属の天才ドライバー、檜山直純。真面目で確かな腕を持ち、チームに貢献するメカニックの兄・檜山篤洋の助言を無視し、リスクを顧みない、勝気なレースを展開する。

    ラウンド毎に衝突を繰り返す二人。いつしか、チームにも険悪なムードが漂い始め……。

    そんなある日、素行の悪い直純の新しいマネジメント担当として遠藤ひかるがやってくる。なんの知識もなく、完全に場違いな、ひかる。彼女を待ち受けていたのは、檜山兄弟の確執に秘められた過去、そして、チーム全員を巻き込む試練だった。
    (C)2018「OVER DRIVE」製作委員会

  • 鈴鹿10時間耐久レース | ホンダ 決勝レポート

    鈴鹿10時間耐久レース | ホンダ 決勝レポート

    鈴鹿サーキットの伝統的イベント鈴鹿1000kmは、世界中からGT3車両を集め、「サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース」として開催されることになった。真夏の過酷な条件下、量産車を改造して製作した競技車両が戦う伝統のスタイルに装いを改めたレースに、#10 Honda Team MOTUL(山本尚貴/武藤英紀/中嶋大祐)、#34 Modulo Drago CORSE(道上龍/大津弘樹/小暮卓史)、#777 CARGUY Racing(木村武史/横溝直輝/ケイ・コッツォリーノ)と3台のHonda NSX GT3が出場した。

    土曜日の公式予選は台風一過、夏の太陽が照りつける中で行われ、#34 Modulo Drago CORSEが23番手、#10 Honda Team MOTULが24番手、#777 CARGUY Racingが27番手から10時間の決勝レースに臨むことになった。

    迎えた決勝の日曜日も晴天となり、午前10時のスタート時点で気温は32℃、路面温度は42℃に達し、マシンにもドライバーにも過酷な条件となった。3台のNSX GT3はクリーンスタートしたが、#34 Modulo Drago CORSEが序盤に他車との交錯によりドライブスルーペナルティーを受けて遅れ、#10 Honda Team MOTULが前へ出た。

    スタート後5時間が経過し、レースを折り返した段階で、#10 Honda Team MOTULは22番手を走り、#34 Modulo Drago CORSEが25番手、#777 CARGUY Racingが26番手に続きます。#34 Modulo Drago CORSEは、#10 Honda Team MOTULとほぼ同じペースで追い上げますが、#34と#777の2台は燃料系の不具合に起因すると見られるエンジン不調のため、早め早めのピットストップを余儀なくされ徐々に遅れていった。

    #10 Honda Team MOTULは、山本のドリンクホルダーにトラブルが起きた以外はほぼトラブルなく着実な周回を重ねて10時間を走りきり、トップから4周後れの18位で午後8時過ぎのチェッカーフラッグを受けた。#34 Modulo Drago CORSEは6周遅れの21位で完走し「メディア賞」を受賞した。また、#777 CARGUY Racingも8周遅れの23位(プロアマクラス7位)で、出走したNSX GT3は3台とも完走を果たした。

    中野信治監督
    「チーム監督は初めての経験で、時間のない中、すべてが急ごしらえだったこともあり、いろいろなことを勉強しなくてはなりませんでした。慣れないクルマ、慣れないタイヤで、まとめるのは大変でしたが、メカニックたちもドライバーたちも、まったくミスなくレースをやりきってくれました。結果として順位は決して上ではありませんでしたが、たいへん素晴らしい経験をさせてもらいました。やはりヨーロッパのドライバーたちは上手かったですね。彼らと対等に戦えるドライバーをもっと大勢育てていかなければいけないと、改めて使命のようなものを感じました」

    道上龍監督兼選手
    「(3週間前の)富士のGTでクルマが全損したときは絶望感にとらわれましたが、これではいけないと思い直してさまざまな方に協力をいただいてここに来られました。ぶっつけ本番の新車なので初期のトラブルが出てもおかしくないのに、メカニックがいい仕事をしてくれて大きなトラブルもなく走りきれたので本当によかったです。ドライバーとしては、タイヤの違いがあって、それに合わせきれず、リヤのスタビリティーに気を遣いながら走らざるをえなかったので精神的に疲れました。ただ、長いレースを走りきれたので自信ができました。そして思いがけず“メディア賞”をいただき、ありがとうございました。これを励みに、次のSUGOのGTではいい結果を残せるようチーム一丸となってがんばります」

    第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース 結果

    順位 No. クラス チーム マシン ドライバー 周回 タイム/差
    1 888 Pro Mercedes-AMG Team GruppeM Racing メルセデスAMG M.エンゲル
    R.マルチェッロ
    T.ヴォーティエ
    276 10:00’32.584
    2 43 Pro Mercedes-AMG Team Strakka Racing メルセデスAMG L.ウィリアムソン
    M.ゲーツ
    A.パレンテ
    276 +31.635
    3 6 Pro Audi Sport Team Absolute Racing アウディ M.ウィンケルホック
    C.ハース
    K.ファン・デル・リンデ
    276 +32.901
    4 66 Pro AUDI SPORT TEAM WRT アウディ C.ミース
    D.バンスール
    F.ヴァルビッシュ
    276 +33.153
    5 00 Pro Mercedes-AMG Team GOOD SMILE メルセデスAMG 谷口信輝
    片岡龍也
    小林可夢偉
    275 +1Lap
    6 08 Pro Bentley Team M-Sport ベントレー A.ソウセック 
    M.ソレット
    V.アブリル
    275 +1Lap
    7 44 Pro Strakka Racing メルセデスAMG A.タンベイ
    O.ローランド
    M.ブーク
    275 +1Lap
    8 21 Pro Audi Team Hitotsuyama アウディ R.ライアン
    富田竜一郎
    A.ピカリエロ 
    275 +1Lap
    9 17 Pro AUDI SPORT TEAM WRT アウディ J.デニス
    S.レオナルド
    S.ファン・デル・リンデ
    275 +1Lap
    10 75 Pro-Am SunEnergy1 Racing メルセデスAMG K.ハブル
    M.グルニエ
    L.シュトルツ
    275 +1Lap
    18 10 Pro Honda Team MOTUL ホンダ 山本尚貴
    武藤英紀
    中嶋大祐
    272 +4Laps
    21 34 Pro Modulo Drago CORSE ホンダ 道上龍
    大津弘樹
    小暮卓史
    270 +6Laps
    23 777 Pro-Am CARGUY Racing ホンダ 木村武史
    横溝直輝
    ケイ・コッツォリーノ
    268 +8Laps
  • 鈴鹿8耐 | レッドブル・ホンダ with 日本郵便が2位表彰台

    鈴鹿8耐 | レッドブル・ホンダ with 日本郵便が2位表彰台

    7月29日(日)、真夏の祭典「鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)」が決勝日を迎えた。10年ぶりに復活したホンダワークスチーム、レッドブル・ホンダ with 日本郵便は、ホンダにとって4年ぶりの鈴鹿8耐勝利、F.C.C. TSR Honda Franceにとっては日本チームとして初の世界耐久選手権(EWC)タイトル獲得など、各チームそれぞれの想いが込められた戦いが始まった。

    台風12号の影響が心配されたが、ウォームアップランが行われた時間帯は曇り空で、時折り日が差す天候に。路面は昨夜からの断続的な雨で濡れていたが、走り始めるころには太陽が顔を出すという難しいコンディションとなった。

    時刻は11:30を迎え、雨が降ったり止んだりを繰り返すという不穏な天候の中、いよいよ決勝レースがスタート。ほぼすべてのチームがウエットタイヤを選択する中、KYB MORIWAKI MOTUL RACINGの清成龍一はスリックタイヤでスタートした。

    ポールポシションからスタートしたのはレオン・ハスラム(カワサキ)だったが、2番グリッドから好スタートを切った高橋巧(レッドブル・ホンダ with 日本郵便)が1コーナーで首位に立つと、後続とのリードを広げていき、オープニングラップを制する。高橋に続いてハスラム、マイケル・ファン・デル・マーク(ヤマハ)、シルバン・ギュントーリ(スズキ)、ランディ・ドゥ・プニエ(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)が通過。ドゥ・プニエは2コーナーで転倒を喫するも、すぐ再スタートを切った。

    高橋巧は3ラップ目に2番手と3秒934差をつけ、トップを快走していく。そのほかのホンダ勢は濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)が6番手、10番手に長島哲太(au・テルル MotoUP RT)、12番手にフレディ・フォレイ(F.C.C. TSR Honda France)が続く。ドゥ・プニエは転倒の際に右手小指を負傷したため、ピットイン。マシンをピット内に入れ、ダメージを確認した。4ラップ目には、長島が8番手に浮上する。

    スタートから10分が過ぎると、徐々に青空がのぞき始める。MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaはドゥ・プニエからドミニク・エガーターへライダーを交代してコースイン。5ラップ目には長島は9番手にダウンし、HONDA ENDURANCE RACINGのヨニー・ヘルナンデスとのバトルを繰り広げる。

    すっかり天候が回復し、路面がドライコンデションとなった18ラップ目に高橋巧がピットイン。タイヤを交換してそのままコースインするが、この際に順位を失い4番手となる。27ラップ目にはギュントーリがシケインで転倒。これによりジョナサン・レイ(カワサキ)がトップに、2番手にファン・デル・マーク、3番手には高橋巧が浮上した。一方、F.C.C. TSR Honda Franceのフォレイが11番手、それを追いかけるカルロス・チェカ(ヤマハ)が12番手と、EWCのタイトルを争う2台によるバトルも続く。

    スタートから2時間が経過した53ラップ目には、首位にアレックス・ローズ(ヤマハ)、2番手にハスラム、3番手に高橋巧と交代した中上貴晶(レッドブル・ホンダ with 日本郵便)というオーダーでトップ勢が周回を重ねた。

    ローズとハスラムのトップ争いが続く中、中上は3番手で周回を重ねながらトップの2人を追いかける。そんな中、13時56分に起きたヘアピンでの転倒でマシンが炎上したため、セーフティカーが導入。ローズ、ハスラム、中上、そして4番手のイサック・ビニャーレス(au・テルル MotoUP RT)がピットイン。5番手にジョシュ・フック(F.C.C. TSR Honda France)、6番手に亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)が続いた。セーフティカーは69ラップ目に解除され、トップを走るローズとのハスラムの差が0秒179、ハスラムと中上の差は7秒991と、10秒以上短縮される。接触も起こるなど激しいトップ争いが展開される中、その3秒後方に中上がつける。70ラップ目に長島が5番手へ浮上、72ラップ目には、アンディ・イズディハール(Honda Asia-Dream Racing)が7番手に。路面が乾いてきたことでスリックタイヤのセットしていた清成は、ラップタイムを向上させ9番手まで浮上する。

    上位チームのライダー交代が始まる中、レッドブル・ホンダ with 日本郵便も76ラップ目に中上から高橋巧へとチェンジしてコースイン。77ラップ目の順位はレイ、ファン・デル・マーク、そして高橋巧と続き、このトップ3が2分8秒台で周回を重ねていく。4番手の長島は2分10秒台、6番手のフォレイは2分12秒台、そして7番手のイズディハールが2分11秒台で走行。8番手の日浦大治朗(Honda Suzuka Racing Team)、そして9番手の清成も2分10秒台で後方から追い上げていく。

    上位陣は93ラップをクリアし、レイ、ファン・デル・マーク、高橋巧とオーダーは変わらず。4番手以下は2ラップ遅れとなる。4番手に秋吉耕佑(au・テルル MotoUP RT)、6番手に日浦、8番手にトロイ・ハーフォス(Honda Asia-Dream Racing)、そして10番手に高橋裕紀(KYB MORIWAKI MOTUL RACING)。

    99ラップ目、首位につけていたレイがピットロードで燃料不足によるスロー走行中になってしまい、タイムをロスする。これによりトップ3の順位が入れ替わり、高橋巧、ローズ、そしてハスラムというオーダーに。4番手に秋吉、5番手にフォレイ、7番手がハーフォス、8番手が亀井、そして9番手に高橋裕紀。ドゥ・プニエの転倒によりポジションを落としていたMuSASHi RT HARC-PRO. Hondaは、エガーターが17番手まで浮上する。15時25分に高橋巧がピットインし、中上にライダーを交代。4時間が経過した時点で106ラップが周回され、各チームのピットストップ合計時間はHondaが39秒442、ヤマハが47秒375、そしてカワサキがスロー走行の影響で56秒075となった。トップ3はローズ、中上、ハスラムというポジションとなる。

    そして115ラップ目、ローズと中上の差は25秒400と広がり、中上はハスラムと13秒136差で周回を重ねる。120ラップをクリアした時点で、トップ3のオーダーはローズ、中上、ハスラム。それ以降は4番手にビニャーレス、5番手にフック、7番手に亀井、8番手に清成、そして9番手にザクワン・ザイディ(Honda Asia-Dream Racing)がつけている。

    中上は2分8秒台までタイムをアップしてトップ勢を追い上げ、ローズとの差を22秒068と詰める。126ラップ目を迎え、首位のローズからファン・デル・マーク、ハスラムからレイへとライダーを交代した16時14分あたりから、雨が落ち始める。その6分後、水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)がデグナーで転倒したことで再びセーフティカーが入った。

    順位は、ピットストップタイミングをうまく見極めた中上がトップとなり、2番手以降はファン・デル・マーク、ビニャーレス、フックのオーダー。サーキット上では時折り青空が広がるも、雨もぱらつくうえ、最終コーナー付近では局所的な豪雨となる。そんな中、長島がピットインしてビニャーレスに交代。中上もピットインしてウエットタイヤに履き替え、ライダーはパトリック・ジェイコブセンがコースインする。最終コーナーで転倒車があった影響でセーフティカーは続行され、雨もさらに激しくなっていく。ここで、雨に強い秋吉がピットでスタンバイ、ライダーを交代してコースに出た。首位のファン・デル・マークもピットインしてウエットタイヤに交換後、コースへ復帰。レイはスプーンで転倒するも、すぐさまマシンを起こして走行を続けたが、マシンの修復のためピットインを余儀なくされ、マシンの動作チェックを経て渡辺一馬(カワサキ)がコースインした。

    17時にセーフティカーが解除される。ジェイコブセンの7秒617差後方にファン・デル・マーク、1ラップ遅れで渡辺一馬。143ラップ目にはファン・デル・マークが首位に立ち、ジェイコブセンは2番手にポジションを落とす。3番手には渡辺がつけた。トップのファン・デル・マークが2分26秒台のタイムを記録する中、4番手の秋吉が2分23秒台で追い上げる。17時9分には、転倒したマシンからのオイル漏れにより、その処理のために本日3度目のセーフティカーが導入された。

    そのセーフティカーが解除されたのは17時43分。雨は上がり青空がのぞく天候となり、それに伴って路面はウエットからドライへと変わり始める。153ラップ目時点でトップはファン・デル・マーク、3秒859差で2番手にジェイコブセン、1ラップ遅れで3番手に渡辺一馬。4番手走行の秋吉は、154ラップ目に逆バンクでまさかの転倒を喫してしまい、ピットに戻ってマシンの修復にかかった。

    162ラップ目、ファン・デル・マーク、ジェイコブセン、渡辺一馬は順位を変えずに周回を重ねる。5番手にフォレイ、6番手にイズディハール、7番手に日浦、9番手には高橋裕紀がつける。カワサキ、ヤマハがともにライダー交代を終え、ローズ、ハスラムがチェッカーライダーとなりコースイン。ジェイコブセンも中上にライダーを交代する。一方で、F.C.C. TSR Honda Franceのフックは、世界耐久のタイトルを争うライバルと、テール・トゥ・ノーズの争いを繰り広げる。順位を明け渡す結果となるが、フックは無理に抜き返そうとせずに背後につけ、チャンピオン獲得を見据えた冷静な走行を続けた。

    180ラップ目を迎え、ローズ、中上、レイは8度目のピットインでタイヤを変え、3番手のままでコースへ復帰。184ラップ目になるとローズと中上の差は1分14秒431まで広がってしまうが、それを少しでも詰めようとハイペースで周回を重ねていく。192ラップ目になるとローズが8回目のピットインを終え、首位のままコースイン。2番手の中上との差は25秒713と詰まるが、3番手レイのオーダーは変わらず。5番手にフック、7番手にハーフォス、8番手に清成が続く。

    8時間チェッカーを真っ先に受けたのは、YAMAHA FACTORY RACING TEAM。勝利を目指していたレッドブル・ホンダ with 日本郵便は中上が2位でチェッカー。3位がKawasaki Team GREENとなった。F.C.C. TSR Honda Franceはフックが5位でチェッカーフラッグを通過し、ホームの鈴鹿で見事、世界耐久選手権シリーズのチャンピオンに輝き、日本チームとしては初の快挙達成となった。7位にHonda Asia-Dream Racing、KYB MORIWAKI MOTUL RACINGは8位、HONDA ENDURANCE RACINGが9位、Team Sup Dream Hondaが24位、au・テルル MotoUP RTは39位、Honda Dream RT 桜井ホンダは54位でチェッカーを受け、MuSASHi RT HARC-PRO.Hondaはリタイアとなった。

    高橋巧|#33 レッドブル・ホンダ with 日本郵便(2位)
    「今日はスタート前に雨が降ってきたりとコンディションが安定せず、大変なレースでした。もうちょっと自分もハイペースで周回して、ここまでの差をつけられることなくバトンパスしたかったです。正直、今日のレースに関しては悔しい気持ちしかないので、なにを言っていいか分からないですね。前半の4時間のうち3時間半は走ったのですが、そのあとはチームメート2人に任せてしまったので、そういうところでももっと自分が引っ張っていければよかったなと思います。また来年挑戦できる機会があれば、もっとしっかりと準備をして、万全の体制で挑めるようにしたいです」

    中上貴晶|レッドブル・ホンダ with 日本郵便(2位)
    「昨年は自分が転倒を招いてしまったので、今年はリベンジの年でした。ライダーは3人ともベストを尽くしたと思いますが、2位で負けてしまったので、悔しい気持ちの方が強いです。ただ、今年HRCが10年ぶりに復活したというのはいいことだと思います。また来年以降チャンスがあれば、打倒ヤマハを目指して戦いたいです」

    パトリック・ジェイコブセン|#33 レッドブル・ホンダ with 日本郵便(2位)
    「正直言って、今日はかなり難しい一日でした。ウエットでのテストはほとんどできていなかったので、今日のようなコンディションでの走行は、僕にとっては未知の領域だったんです。HRCというファクトリーチームの一員として走ることへの緊張もあったと思います。本来はウエットは僕の得意なコンディションのはずなんですが、今日はいろいろな要因が重なってあまり自信が持てず、本来のポテンシャルを発揮できませんでした。ただ、ウエットでしっかり走りきってチェッカーライダーのタカ(中上貴晶)にバトンを渡せたのはよかったです。2人のチームメートはすばらしい仕事をしてくれました。鈴鹿8耐で表彰台を獲得できたのは僕にとって初めてなので、とてもうれしく思います」

    藤井正和|#5 F.C.C. TSR Honda France – 総監督(5位、EWCシリーズチャンピオン)
    「まず我々がこの場所に立てたのは鈴鹿のおかげだと言いたいです。鈴鹿で勝ちたい、結果を出したいと思いながら、チャレンジを続けてきました。私は世界中のサーキットで表彰台に登ってきましたが、鈴鹿の表彰台は別格です。来年は鈴鹿8耐の本番でも勝ちたいですね。我々は、トップライダーを揃えているわけでもないし、マシンもトップではない、チームだって特別なものではないです。それでも世界一になれるということを本気で思っていました。このような結果を残せたのは、日本の皆さま“Team Japan”が支えてくれて、後押ししてくれたからです。鈴鹿に帰ってくれば、必ずチャンピオンになれると信じていました。皆さま、本当にありがとうございました」

    フレディ・フォレイ|#5 F.C.C. TSR Honda France(5位、EWCシリーズチャンピオン)
    「本当に最高の気分です。チームはシーズンが始まってから今まで、どんなときでも常に全力を尽くしてくれました。チームメンバーみんなの努力がこのように実を結んだことを、とてもうれしく思います。しかも、藤井監督やHonda、さらにTSRのホームである鈴鹿サーキットで、大勢の日本人ファンに見守られながらチャンピオンに輝くことができたことも本当にうれしいです。本当にこれ以上ない、特別なロケーションでタイトルを獲得することができました。僕のことをいつも支えてくれている妻にもありがとうと言いたいです」

    ジョシュ・フック|#5 F.C.C. TSR Honda France(5位、EWCシリーズチャンピオン)
    「僕らはこの瞬間を迎えるために、シーズンを通して全力を尽くしてきました。どのレースでもとにかく勝利を得るために走ってきました。これまで努力してきた全てが、今日こうしてチャンピオンという結果に無事に繋がって、とても幸せな気持ちです。チームのメンバー全員に心からありがとうと言いたいです。藤井監督やTSRのチームスタッフの皆さんには、これまで全日本選手権に参戦しているときから、お世話になっているので、今回TSRのホームコースである鈴鹿サーキットで世界一をプレゼントできて、最高にうれしいです」

    アラン・テシェ|#5 F.C.C. TSR Honda France(5位、EWCシリーズチャンピオン)
    「僕にとっては、これがEWCでの初のタイトル獲得になりました。本当にすばらしい気分です。2016年のル・マン24時間耐久レースからこのシリーズに参戦させてもらっていますが、まさか3年目でチャンピオンに輝けるとは思いませんでした。このチームから参戦するチャンスをくれた藤井監督に感謝しています。すばらしい日本人ファンが大勢いる鈴鹿サーキットでチャンピオンを決めることができたのも本当に特別でした。今夜、表彰台の上から見た景色は一生、忘れないでしょう。最後に、F.C.C. TSR Honda Franceとブリヂストンにもおめでとうと言いたいです」

  • 鈴鹿8耐 | ヤマハ、鈴鹿8耐4連覇&通算8回目となる優勝

    鈴鹿8耐 | ヤマハ、鈴鹿8耐4連覇&通算8回目となる優勝

    ヤマハは、2018 FIM世界耐久選手権シリーズ “コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレースで、ヤマハ初となる鈴鹿8耐4連覇、通算8回目となる優勝を達成した。

    鈴鹿8耐の第41回大会は雨のなかで始まった。YAMAHA FACTORY RACING TEAMのスタートライダーはマイケル・ファン・デル・マークが務めたが、スタートの瞬間、僅かにフロントタイヤを上げてしまいオープニングラップを#33ホンダ、#11カワサキに次ぐ3番手で終える。

    その後、雨が止むとコースは乾き始め、スタートから約30分が経過したところでファン・デル・マークはピットインしてタイヤをスリックに変更。この素早い対応が功を奏し、19周目には#12ヨシムラ、#11カワサキとトップグループを形成した。

    20周目の最終シケインでは、#11カワサキとファン・デル・マークが相次いで#12ヨシムラをパス。そしてファン・デル・マークは1時間40分弱を走行してYZF-R1をアレックス・ローズに託す。そのローズは#11カワサキ、#33ホンダとトップ争いを展開し、スタートから約2時間が経過した頃にローズがトップに躍り出た。
    その後も3チームによる戦いは続くが、午後1時55分頃にセーフティーカーが介入。これで一時は3番手の#33ホンダに約23秒差をつけていたのだが、10秒差に迫られることになる。そしてレースが再スタートするとローズと#11カワサキがスプリント並みの激しいバトルを展開。そしてその戦いはファン・デル・マークと#11カワサキに持ち越されたが、ファン・デル・マークは引き離されることなくしっかりと#11カワサキをマークする。

    ファン・デル・マークからローズへとYZF-R1は託されたが、#11カワサキのマシンはガス欠症状を起こして惰性でピットに戻る。これでファン・デル・マークと#11カワサキとの差が開き、ファン・デル・マークはそのマージンをキープするのだが、午後4時過ぎに激しい雨が降り始めた。

    この雨はすぐに上がったのだが、129周目に2度目のセーフティーカーが介入する事態となり、さらにこの間に立て続けにアクシデントが発生。さらに豪雨も手伝ってファン・デル・マークは予定外のビットイン。タイヤをレイン使用に替えてコースインするが、この直前、#11カワサキがスプーンカーブで転倒してしまう。

    午後5時にセーフティーカーは解除されたが、なんと午後5時10分頃に3度目の介入となり、その解除後、レースはファン・デル・マークと#33ホンダとの戦いになった。そして#33ホンダを徐々に引き離しにかかったファン・デル・マークがトップでローズへとバトンタッチ。#33ホンダもライダー交替するが、すでにYAMAHA FACTORY RACING TEAMは2番手以降に大きなマージンを築いていた。

    192周目にYAMAHA FACTORY RACING TEAMはガソリンのみを入れるスプラッシュ&ゴーを実行。これでトップの座を不動のものとすると、199周を走破してチーム4連覇を達成。中須賀克行は前日の転倒で負傷してしまい決勝を走ることなかったが、中須賀も4連覇となり、単独での連覇新記録。また、ファン・デル・マークとともに鈴鹿8耐最多優勝記録の2番手となった。また、YZF-R1の誕生20周年に華を添えることになった。

    GMT94 Yamaha Official EWC Teamは、突然の天候変化による様々なアクシデントをものともせず確実に順位を上げ6位とし、年間ランキングでは2位を獲得。YART Yamaha Official EWC Teamはレース前半で転倒してリタイアとなり、年間ランキングは16位となった。

    #21 YAMAHA FACTORY RACING Team
    決勝:優勝(199周:8:00’01.728)

    中須賀克行
    「自分が走ることができず、こんなに悔しいことはありませんが、アレックスそしてマイケルとチームメイトになれて、そして彼ら2人が勝つことができたことはチームメイトとして本当にうれしく思います。こんなに心強いチームメイトは他に探してもいないと思いますし、彼らともう一度一緒に鈴鹿8耐を戦うために、自分のポテンシャルをさらに高めたいと思っています。ヤマハの連覇記録を更新できたこともうれしいし、YZF-R1の20周年に華を添えることができたのもうれしいです。本当にアレックスとマイケルには感謝しています」

    アレックス・ローズ
    「中須賀さんが走らないレースなんて初めてで、すごくタフではあったけど楽しみました。中須賀さんが中心となってセットアップを進めたYZF-R1は、決勝でも非常によく走ってくれました。チームのがんばりにも感謝しています。なによりもチームメイトのマイケルがいい走りをしてくれましたね。僕のスティントはなぜかコンディションが安定していたんですが、マイケルの時は雨が降ったりセーフティーカーが入ったりして大変だったと思います。でも、すばらしい走りで勝利に貢献してくれました。それにしても鈴鹿8耐での勝利は格別ですね! ぜひ来年もこのメンバーでレースできることを願っています」

    マイケル・ファン・デル・マーク
    「すごくタフなレースでした。いろいろあったレースウィークでしたが、チームは基本的に作戦を変えませんでした。それがうまくいったんだと思います。僕自身としては、中須賀さんが決勝を走らないと聞かされた時は、とても驚きましたよ。僕がスタートライダーを務めることになって、緊張もしました。しかも僕の走るスティントはすごく長かったし、レインになったりドライになったりセーフティカーが入ったりして本当に大変だったんです。でもアレックスと僕で、うまくレースをリードできたと思います。またこの3人でチームを組んで、今度は中須賀さんにも走ってもらって、鈴鹿8耐を戦いたいですね!」

    吉川和多留監督
    「ローズ選手とファン・デル・マーク選手は、レース序盤では同じスーパーバイク世界選手権を戦うライダーやブリティッシュスーパーバイクを戦うライダーたちといいレースをしていたし、これで一気に集中力が高まりました。レース自体は、天候の急変が続いて荒れた展開になりましたが、チームスタッフはサーキット全体を見渡すことは不可能なので、ライダーのポテンシャルの高さを信じて時には自己判断してもらう部分もありましたが、これがしっかり機能しました。ミスなくしっかりと戦えたことが今大会の勝因ですが、レースを走れなかった中須賀選手が、しっかりとローズ選手とファン・デル・マーク選手をサポートしていてくれたことがなによりの勝因です」

    #94 GMT94 Yamaha Official EWC Team
    決勝:6位(196周:8:01’48.403)

    デビッド・チェカ
    「敗北は苦いものですが、勝つまでには何度か味わうものでもあります。過去2シーズン、僕たちのチームはEWCでとてもいい戦いをして、2016年にはランキング2位、2016-2017シーズンはチャンピオンを獲得しました。2017-2018シーズンももちろんチャンピオン獲得をめざしましたが、鈴鹿8耐の結果により、ランキング2位という残念な結果に終わりました。これがレースです。来シーズンがどうなるかはまだわかりませんが、どのレースを戦うにしても、チームメイトとともにベストを尽くすという自分の姿勢を変えるつもりはありません」

    ニッコロ・カネパ
    「この2シーズンでEWCのタイトルとランキング2位を得ることができたので、とてもハッピーです。僕のレースキャリアの中でもベストなシーズンになりました。今季はちょっと不運がありましたが、チームとしてベストを尽くしたので悔いはありません。GMT94がEWC参戦に幕を下ろすのは非常に残念ですが、チームメンバーとしてともに戦った経験は僕にとってすばらしいものになりました」

    マイク・ディ・メリオ
    「いいレースができましたが、路面コンディションがめまぐるしく変わってとてもタフでしたね。僕たちはEWC最終戦の鈴鹿8耐でチャンピオンを獲得すべく全力を尽くしましたが、ルマン24時間でのクラッシュが響き、結局ランキング2位でシーズンを終えました。残念ですが、各レースでポイントをリカバリーできたので、内容としては満足です。2シーズンを一緒に戦ったチームメイトにも、すばらしい機会を与えてくれたヤマハにも感謝しています。特に鈴鹿8耐ではスーパースターのように扱ってもらえたんです。GMT94がEWC参戦を休止するのは残念ですが、彼らは新たなチャレンジにもベストを尽くすはずです」

    クリストフ・グィオ監督
    「ここ鈴鹿でEWCは最終戦を迎えましたが、いつものように今季もすばらしいシーズンになりました。まずはチャンピオンを獲得したTSRを心から祝福したいです。藤井監督はじめ、TSRは見事な戦いぶりでした。我々も諦めることなく最後までベストを尽くして戦い続けましたが、彼らには残念ながら届きませんでした。でも、これも耐久レースです。来季は基本的にWSSに参戦することになり、鈴鹿8耐への挑戦がどうなるかは未定です。鈴鹿8耐は常に強いライバルたちがたくさんいるので非常に厳しい戦いだったのですが、2012年に3位表彰台に立てたことは忘れがたい思い出になっています。またいつの日か、鈴鹿8耐に戻って来たいですね!」

    #7 YART Yamaha Official EWC Team
    決勝:リタイア

    ブロック・パークス
    「レース全体としては順調に運んでいました。スタート直後はタイヤが十分に温まっておらず、少し出遅れてしまいましたが、すぐ挽回しファクトリーチームの直後につけることができました。そのまま順調にいっていれば上位フィニッシュも可能だったと思います。しかし残念ながらタクヤが転倒してしまいました。新しいタイヤで少しマシンを寝かせすぎてしまったようですね。でも、こういったことが起こり得るのも耐久レースです。タクヤの転倒の後もレースを続けようとしてコースに戻りましたが、フロントまわりにトラブルが出てしまい、続行を断念しました。非常に残念な結果ですが、勝つために何が必要なのかを十分にチームやヤマハと話し合って、また来年鈴鹿に戻ってきます」

    マービン・フリッツ
    「路面コンディションがめまぐるしく変わる難しいレースでしたが、走りながらいいリズムを作ることができ、自分としてはベストを尽くせました。タクヤにバトンタッチしましたが、路面は彼の想像以上にスリッピーだったのだと思います。タクヤが転倒してしまったのは残念ですが、これもレースです。ただ、自分たちのペースで走れば上位につけられることがわかったし、全体としてはいいレースウィークだったと思います。僕自身はヤマハで2回目の鈴鹿8耐で、大きなプレッシャーもありましたが、自己ベストをマークできたし”ネクストステップ”に進めたと思います」

    マンディ・カインツ監督
    「いろいろな意味で、難しい鈴鹿8耐でしたね。決勝はすべてがうまく運んでおり、上位を走ることができていました。残念ながらタクヤが転倒してしまいましたが、彼なりにベストを尽くし、攻めの走りをした結果。レースをしている以上起こり得ることだと思っています。私たちがEWCチームの中でかなりのパフォーマンスを持っていることは証明できました。また来年も戻ってきます」

    Pos. No. Rider Team Machine Laps
    1 21 中須賀 克行
    アレックス・ローズ
    マイケル・ファン・デル・マーク
    YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha 199Laps
    2 33 高橋 巧
    中上 貴晶
    パトリック・ジェイコブセン
    Red Bull Honda with 日本郵便 Honda 199Laps
    3 11 渡辺 一馬
    レオン・ハスラム
    ジョナサン・レイ
    Kawasaki Team GREEN Kawasaki 198Laps
    4 95 生形 秀之
    トミー・ブライトウェル
    渡辺 一樹
    S-PULSE DREAM RACING・IAI Suzuki 196Laps
    5 5 フレディ・フォーレイ
    ジョシュ・フック
    アラン・テシェ
    F.C.C.TSR Honda France Honda 196Laps
    6 94 マイク・ディ・メリオ
    ニッコロ・カネパ
    デビット・チェカ
    GMT94 YAMAHA Yamaha 196Laps
    7 22 ザクワン・ザイディ
    トロイ・ハーフォス
    アンディ・イズディハール
    Honda Asia-Dream Racing Honda 195Laps
    8 19 清成 龍一
    高橋 裕紀
    ダン・リンフット
    KYB MORIWAKI MOTUL RACING Honda 195Laps
    9 111 ヨニー・ヘルナンデス
    セバスティアン・ジンバート
    エルワン・ニゴン
    HONDA ENDURANCE RACING Honda 194Laps
    10 12 シルバン・ギントーリ
    津田 拓也
    ブラッドリー・レイ
    ヨシムラ スズキ MOTUL Suzuki 194Laps
    16 806 長尾 健吾
    松本 隆征
    NCXX RACING & ZENKOUKAI Yamaha 190Laps
    18 6 徳留 和樹
    奥田 貴哉
    津田 一磨
    Titanium Power Racing with HOOTERS Yamaha 190Laps
    22 74 稲垣 誠
    南本 宗一郎
    児玉 勇太
    AKENO SPEED・YAMAHA Yamaha 189Laps
    25 77 パウエル・ゴルカ
    パウエル・スコーペク
    マレク・スコーペク
    WOJCIK RACING TEAM Yamaha 187Laps
    26 502 國松 俊樹
    吉田 忠幸
    NCXX RACING Yamaha 186Laps
    34 41 宮腰 武
    上野 友寛
    佐藤 龍彦
    IWATA RACING FAMILY Yamaha 184Laps
    40 59 渡部 一夫
    齋藤 達郎
    小山 葵
    HKC & IMT Racing Yamaha 180Laps
    44 13 豊田 浩史
    池田 吉隆
    井上 哲悟
    NIPPON SUMATORA BIO MASSE+D;REX Yamaha 176Laps
    49 51 小谷 咲斗
    鈴木 孝志
    福山 京太
    T・モトキッズ中日本自動車短大ALTEC・NRS・icu Yamaha 167Laps
    DNF 65 ジロフロイ・ダヘイ
    ジャン・ビーマン
    クリストファー・ケマー 
    MOTOBOX KREMER RACING Yamaha 97Laps
    R 7 ブロック・パークス
    マービン・フリッツ
    藤田 拓哉
    YART Yamaha Official EWC Team Yamaha 65Laps
    R 99 吉田 和憲
    柴田 義将
    中本 翔
    icuRT. 大阪Mobius. OUTRUN. モトキッズ. 三陽. co Yamaha 47Laps
  • 鈴鹿8耐 | ヤマハ: 鈴鹿8時間耐久ロードレース 予選レポート

    鈴鹿8耐 | ヤマハ: 鈴鹿8時間耐久ロードレース 予選レポート

    7月27日(金)、鈴鹿8時間耐久ロードレースの公式予選が行われた。

    午前に行われた2時間のフリー走行を経て、午後から公式予選がスタート。12時5分から20分間がライダーレッド、12時40分からライダーイエロー、13時15分からライダーレッド。さらに15時40分からライダーレッド、16時15分からライダーイエロー、16時50分からライダーレッドで、路面温度が下がる最終走者が有利とも言われている。

    YAMAHA FACTORY RACING TEAMではライダーブルーの中須賀克行が最初のタイムアタックライダーとなり、2分6秒854を記録。そして予選2回目では、予選1回目で使用したユーズドタイヤを使用しながらも2分6秒263にまでタイムを詰めた。

    ライダーイエローのアレックス・ローズは、予選1回目で2分6秒620をマーク。予選2回目では2分7秒507と予選1回目のタイムを上回れなかったが、これはユーズドタイヤを使用していたからだ。

    ライダーレッドのマイケル・ファン・デル・マークは、すべてのセッションをユーズドタイヤで走行し予選1回目のベストタイムが2分7秒428。予選2回目は2分7秒569となった。今大会では使用できるタイヤ本数が前後合わせて20本という制限があり、決勝では16本が必要になることから予選では4本しか使得ないということからファン・デル・マークが常にユーズドタイヤでの出走となった。

    公式予選の結果は、3ライダーのベストタイムの平均値がチームタイムとなるが、YAMAHA FACTORY RACING TEAMは2分6秒770のアベレージで予選総合2番手とし、翌日のTOP10トライアルに進出となった。

    また、ブロック・パークス、マービン・フリッツ、藤田拓哉のYART Yamaha Official EWC Teamは、3人の平均タイムが2分8秒239で予選総合8番手となりTOP10トライアルに進出。デビッド・チェカ、ニッコロ・カネパ、マイク・デ・ミリオのGMT94 Yamaha Official EWC Teamの3人の平均タイムは2分9秒296で予選総合14番手となり、TOP10トライアルへの進出はならず、決勝は14番グリッドからのスタートすることとなった。

    YAMAHA FACTORY RACING TEAM
    公式予選総合2番手:2分06秒770

    中須賀克行
    「予選2回目で2分6秒263を記録できましたが、予選1回目で4周ほど走ったユーズドタイヤで出したものです。そしてこのタイヤをアレックス、マイケルも使いましたが、3ともアベレージは出ているし準備は整いました。ライバルがすごいタイムを出していますが、鈴鹿8耐で勝つためにはライダーとチームのコンビネーションとチームの総合力が重要です。僕たちのチームは、やるべきことはすべてやったという状態で、周りのことは気にせずに自分たちのレースをするのみです」

    アレックス・ローズ
    「コースが混み合っていて、タイムを出すのが難しかったです。誰もがベストタイムを出そうとするから、仕方がないですけどね。でも自信を持って走らせられているし、タイヤもうまく機能してくれています。天気がどうなるかわからないけど、今のままいい調子をキープしてレースに臨みたいですね。僕自身も鈴鹿8耐をすごく楽しんでいるし、とてもポジティブ!」

    マイケル・ファン・デル・マーク
    「いい予選になったと思います。タイヤ本数制限がある中でのアタックでしたが、中須賀さんとアレックスはすごくいいタイムを出したし、僕自身にとってもよかったと思ういます。トップ10トライアルに出られることはもちろんハッピーだけど、それ以上に決勝に向けていいペースで走れていることがうれしいし、レースが楽しみです!」

    吉川和多留 (監督)
    「予選では走ることに集中させたかったのですが、チェック項目が残っていたので、予選2回目ではその確認に充てました。もちろんそれもクリアになり、ライダー、チーム、マシンとも決勝に向けて仕上がったという状況です。あとは天候が気になるところですが、できればTOP10トライアルでしっかりとタイムを出し決勝に向けて弾みをつけたいですね」

    GMT94 Yamaha Official EWC Team
    公式予選総合14番手:2分09秒296

    デビット・チェカ
    「ここ鈴鹿でのベストタイムが出せたからハッピー。トップ10トライアルに出られないのは残念だけど、内容としては悪くはないと思っています。台風だと雨が降ったり降らなかったりと難しいコンディションになるでしょうが、決勝に向けて集中して頑張るだけ。EWCチャンピオンが懸かった戦いですが、ライバルのことは気にしていません。自分たちのベストを尽くすだけです!」

    ニッコロ・カネパ
    「予選用のソフトタイヤに少し問題が出て思いっ切り攻めることができなかったけど、僕もチームメイトたちもベストを尽くしました。残念ながらトップ10トライアル出場を逃してしまったけど、決勝に向けてのチーム力は間違いなくトップ10に入っていると思います。今からレースが楽しみです」

    マイク・ディ・メリオ
    「11位という結果は残念だけど、トップ10にほど近いという意味では悪くない予選だったと思います。ニッコロは新品タイヤを履いてタイムアップしたし、僕とデビッドはユーズドタイヤでもいいタイムが出せました。決勝は3人とも同じぐらいのタイムでコンスタントに走れるでしょう。天気がどうなるかわからないけど、きっといいレースができるはずです」

    クリストフ・グィオ (監督)
    「トップ10トライアルに出られる実力があるチームだと確信しているから、予選14番手という結果は残念です。ニッコロの前でクラッシュが起きたという不運もありましたが、決勝に向けてはいいペースで走れているので、何も心配していません。天気がどうなろうと、準備はできています」

    YART Yamaha Official EWC Team
    公式予選総合8番手:2分08秒239

    ブロック・パークス
    「タイヤをセーブするために、予選は1回しか走りませんでした。赤旗も出たし、コース上は混み合っているしで、思うようなラップタイムが出せなかったのが残念です。7秒台を狙ってたんですけどね…… でも、重要なのは明日のトップ10トライアルに出られること。いい走りができるように全力を尽くします。かなり雨が降るという話も聞いていますが、耐久レースはいろんなコンディションで走るものだからね。問題ありません」

    マービン・フリッツ
    「鈴鹿サーキットでの自己ベストタイムをマークできたからうれしいですね! 僕のセッションでは赤旗が2度でましたが、落ち着いていたしクリアラップも作ることができました。決勝を想定した走りでも、コンスタントにいいタイムが出せています。明日の天気は読めませんが、事前テストではウエットコンディションでも走り込めていので、雨でも大丈夫!」

    藤田拓哉
    「予選1回目、2回目ともにバックマーカーや遅いマシンに引っかかってクリアラップが取れず、タイムを上げることができずに精神的に落ち込んでしまいました。予選2回目の途中でニュータイヤを装着させてもらい、2分7秒5をターゲットにしたのですが、クリアラップが取れたのが1周のみで、2分8秒3がベストタイムです。ただ、チームメイトのマービンが2分8秒1、ブロックが2分8秒2なので、3人のライダーのタイムに大きな開きがないことがこのチームの強みだと思います」

    マンディ・カインツ (監督)
    「ブロックとマーヴィンが走ったのは1回目の予選だけ。2回目の方がコンディションがいいのはわかっていましたが、彼らは十分にいいタイムで走っていたから、タクヤに新品タイヤを履いてもらったんだ。タクヤはしっかりと期待に応えてタイムアップしてくれましたね。トップ10トライアルに出られるのはすごくうれしいですね。グリッドが何番手になろうと、トップ10にいるということが決勝に向けてすごく重要だからです」

  • 鈴鹿8耐 | ホンダ: 鈴鹿8時間耐久ロードレース 予選レポート

    鈴鹿8耐 | ホンダ: 鈴鹿8時間耐久ロードレース 予選レポート

    7月27日(金)、真夏の祭典「鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)」の決勝に向けて、フリー走行と計時予選が行われた。青空がのぞき、蒸し暑い天候となったこの日は、午前9時から11時までフリー走行。午後からは、ライダーブルー、イエロー、レッドと分けられた計時予選が、20分ずつ2回行われた。この計時予選では、それぞれのライダーのベストタイムを合算して、平均タイムの上位10チームが翌日に行われるトップ10トライアルに進出。10番手以下のチームは、この計時予選で決勝のスターティンググリッドが決まる。

    午前中は、計時予選と決勝に向けての最終調整が行われた。3度も赤旗が出るセッションとなり、路面状況確認のための中断と再開が繰り返された。フリー走行のHonda勢最上位は、3番手のRed Bull Honda with 日本郵便で2分7秒507。5番手にはMuSASHi RT HARC-PRO. Hondaの2分7秒990。S字で水野涼が転倒してしまう場面もあったが、自力でピットに戻り、事なきを得た。続く6番手にKYB MORIWAKI MOTUL RACINGの2分8秒034。FIM世界耐久選手権のタイトルに王手をかけているF.C.C.TSR Honda Franceは、2分8秒422で8番手。11番手につけたau・テルル MotoUP RTは、長島哲太がピットロード入口付近で転倒して赤旗となったが、自力でピットに戻ることができた。

    午後の計時予選は、気温が33℃、路面温度は49℃でスタート。その後、路面温度はピーク時で53℃まで上がった。計時予選1回目はブルーの腕章をつけたライダーたちが挑み、Red Bull Honda with 日本郵便の高橋巧が走行開始後すぐに2分6秒775と、本レースウイークで初の6秒台にタイムを入れて首位に立つ。そのタイムを超える者は現れず、セッショントップタイムをマーク。続くHonda勢は、MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaのドミニク・エガーターで2分7秒390を記録して4番手。以下、au・テルル MotoUP RTの秋吉耕佑が6番手、Team SuP Dream Hondaの山口辰也が8番手と続いた。F.C.C.TSR Honda Franceは、決勝へのシミュレーションのために走行を使う作戦のため、ライダーたちは燃料をフルタンクで入れて、黙々と走行をこなした。

    続くライダーイエローの走行セッションでは、今大会唯一のMotoGPライダーとしてRed Bull Honda with 日本郵便の中上貴晶が登場。大きな注目の中でコースインし、2分8秒910を記録してその時点でのトップタイムをたたき出す。ライバルチームにタイムを更新されたものの、中上は2分7秒184までタイムアップ。しかし、その周にスプーンで転倒があって赤旗が提示されたことで、このタイムは記録されなかった。その後、セッションは残り11分の時点で再開。中上は2分7秒195とタイムを詰めるが、トップには及ばず、その直後にヘアピン手前で大きなクラッシュがあり、再び赤旗となる。残り5分15秒で再度セッションがスタートし、中上はこのセッションで3番手。KYB MORIWAKI MOTUL RACINGの高橋裕紀は2分8秒344で6番手に付けた。

    ライダーレッドの走行は午後2時からとなり、気温も路面温度も上昇する中で走行が始まった。走行開始後すぐにMuSASHi RT HARC-PRO. Hondaのランディ・ドゥ・プニエが2分7秒219でトップに立つ。Red Bull Honda with 日本郵便のパトリック・ジェイコブセンは2分8秒782で5番手。その後、シケインでの転倒があり赤旗中断。残り13分33秒で再開された。このセッションはドゥ・プニエがトップのまま終了。ジェイコブセンは2分8秒150とタイムアップして4番手となり、6番手にau・テルル MotoUP RTのイサック・ビニャーレスが入った。

    午後4時15分から行われた計時予選2回目は、気温31℃、路面温度41℃でスタート。Red Bull Honda with 日本郵便は、決勝に向けたセットアップの確認にあて、タイムアップは狙わずに走行したが、高橋が2分7秒509で2番手。4番手にHonda Suzuka Racing Teamの日浦大治朗が2分8秒140を記録したが、2コーナーで転倒してしまい、これ以上のタイムアップはできなかった。

    ライダーイエローの走行でも、始まってすぐにデグナーで転倒があり、赤旗が提示される。残り16分12秒で再スタートしたセッションで、中上が2分7秒939で4番手、続く5番手には2分8秒068までタイムを上げた長島が浮上する。7番手にはHonda Asia-Dream Racingのトロイ・ハーフォスが2分8秒951と上がってきた。

    予選最後のセッションとなったライダーレッドの走行では、ジェイコブセンが6番手につけ2分8秒636を記録。8番手のTeam SuP Dream Hondaの作本輝介は2分9秒008をマークし、8秒台まで迫った。

    計時予選で記録された各ライダーのベストタイムの平均で出された順位では、3番手にRed Bull Honda with 日本郵便が入りHonda勢最上位。5番手にMuSASHi RT HARC-PRO.Honda。7番手にau・テルルMotoUP RT。9番手にKYB MORIWAKI MOTUL RACING。10番手にTeam SuP Dream Hondaが入り、Honda CBR1000RRを駆る5チームがトップ10トライアルの出場権を得た。

    以下、11番手にHonda Asia-Dream Racing、12番手にF.C.C.TSR Honda France、16番手にHonda Suzuka Racing Teamと続いている。

    台風12号接近のため、鈴鹿8耐のイベントは中止の発表が相次いでいるが、トップ10トライアルは実施の方向で準備が進められている。もし中止となった場合には、この計時予選の順位が決勝のスターティンググリッドとなる。

    高橋巧|Red Bull Honda with 日本郵便(3番手)
    「ライダー3人ともペースが上がって似たようなタイムになってきているので、チームはいい方向に向かっていると思います。自分自身としては正直、もうちょっとタイムを出したかったという思いがあります。昨日までは2分6秒台なんて見えていなかったのですが、すぐに2分6秒台に入ったので、自分自身も含めちょっとずつよくなってきていると感じました。3人で車体セッティングに関して意見を出し合うと、だいたい同じようなコメントが多いんです。1人より3人で進められているのが大きな強みになっていると思います。明日のトップ10トライアルでは、自分自身が最大限にできる力を出します。トップ10トライアルでは気持ちよくタイムが出せていないので。予選用のタイヤを使いこなせなかったというか、あまり好きじゃないので、基本タイムアタックでもレース用タイヤを使ってきました。それでも2分6秒6くらいまで出ているので、明日、もしドライコンディションで走れるなら昨年のタイムを超えたいです。今日のトップタイム、2分5秒1台には驚いていますが、最終的にはレースをトップで終えられることが大事だと考えています。いいパフォーマンスを見せたいという気持ちもありますので、がんばります」

    中上貴晶|#33 Red Bull Honda with 日本郵便(3番手)
    「昨日のフリー走行、そして今日の予選2セッションを終えて、3人のタイムが出揃ってきた感じです。(高橋)巧くんのタイムに、やっと僕と(パトリック)ジェイコブセンが届いてきた、そんな走行でした。全体的なペースはまだ足りないのですが、ジェイコブセンも2分8秒台まで伸びてきてくれましたし、僕もテストを通じ初の7秒台となる、2分7秒19までやっと伸ばすことができました。予選の2回目は、最初からアタックせずにフリー走行のつもりでいこうとチームで決めていたので、レースの想定ペースで走っていました。まだまだタイムとしては足りませんが、一周の好タイムを追うのではなく、レースペースをどれだけ上げられるかを、明日の走行で詰めたいと思います」

    パトリック・ジェイコブセン|#33 Red Bull Honda with 日本郵便(3番手)
    「予選で総合3番手に入れたのはよかったですね。正直に言ってほかのライバル勢の中にはかなり速いラップタイムを記録しているチームもありますが、鈴鹿8耐は耐久レースですから、最終的にはチームの総合力をモノを言います。着実に走り続けたチームが勝つわけで、ミスをすればどんなに速いチームでも、すぐに順位を落としてしまいますからね。厳しいレースになると思いますが、決勝日に向けての準備はできていますよ」

    水野涼|#634 MuSASHi RT HARC-PRO. Honda(5番手)
    「今日は、2回の走行ともニュータイヤを履かずに走行していたので、1回目2分9秒4、2回目で9秒0と、あまりタイムを伸ばせませんでした。ただ、決勝レースはユーズドタイヤでずっと周回するので、そこを想定して走行していました。チームとしては、ここへきて3人のマシンのセットがまとまってきました。ドミニク(エガーター)が2分7秒3、ランディ(ドゥ・プニエ)が7秒2というタイムを出してくれたので、トップ10トライアルへ進出できました。天候次第でどうなるか分かりませんが、明日は僕が走らせてもらうことになりました。微調整も残っていますが、決勝に向けて、準備が整ってきた感じです」

    ドミニク・エガーター|#634 MuSASHi RT HARC-PRO. Honda(5番手)
    「今日の予選では、ニュータイヤを試すこともできました。バイクもよく仕上がっているし、チームメートも順調にタイムを上げています。総合順位も5番手といい位置です。ただ、最も重要なことは、安定していいペースを続けることで、あまり予選のことは気にしていません。今年も鈴鹿8耐に戻ってこられたことがなによりもうれしいです。Hondaのマシンで、HARC-PRO.というチームで走るのはとてもプレッシャーがかかりますが、それを含めて楽しみたいと思います」

    ランディ・ドゥ・プニエ|#634 MuSASHi RT HARC-PRO. Honda(5番手)
    「予選では少しミスをしてしまったので、タイムをあまり上げることができませんでした。でも、ドミニクがいいタイムを出してくれていて、マシンも徐々に仕上がってきていることが分かっています。鈴鹿8耐のレースは長いので、なにが起こるか分かりませんが、少しずついいペースを刻んで走り切れば、チームにいい結果がもたらされることを確信しています。チームもマシンも、すべていい方向に向かっています」

    秋吉耕佑|au・テルル MotoUP RT(7番手)
    「チーム一丸で予選を戦い、無事にトップ10トライアル進出を決められました。明日は雨の予報ですし、台風も近づいていますが、それに負けない、弾き飛ばすような走りをしていきます。みんなで好グリッドを勝ち取ります。応援よろしくお願いします」

    長島哲太|au・テルル MotoUP RT(7番手)
    「3人とも2分8秒台前半を出せて、トップ10トライアルへ進むことができました。自分にとっては初めてのトップ10トライアルなので緊張する部分はありますが、チーム一丸となっていい位置からスタートできればと思います。明日の天候がどうなるかは分かりませんが、どんな状況でも全力を尽くしてがんばります」

    イサック・ビニャーレス|au・テルル MotoUP RT(7番手)
    「今日行った予選はとてもいいものでした。明日のトップ10トライアル進出を決められて、よかったです。とても満足のいく一日でした」

    清成龍一|KYB MORIWAKI MOTUL RACING(9番手)
    「午前中にあった練習走行でのコンディションでは、そんなに悪くはなかったのですが、午後の気温が上がった予選では、思ったように走れなくて苦戦しました。結果は、やはりタイム的にトップと3秒の差がありましから、正直に言って勝負にならないと思っています。ここまでの開きがあると、一発のタイムを狙っても届くかどうかなので、もう真っ向勝負というわけにはいきません。決勝では自分たちの戦い方を進めていくしかないですね。それで勝機をつかんでいかなければいけません」

    高橋裕紀|KYB MORIWAKI MOTUL RACING(9番手)
    「やはり気温が上がると難しくて、予選の結果は厳しいタイムになってしまいました。ほかと比べて気温が上昇したときの落ち幅が大きいのかなという感想です。レースはもう明後日に迫っていますが、最後まであきらめずにタイムが落ちないようなセッティング、タイムが落ちないような走り方を見つけていきたいです。決勝レースは2人でいくことが決まりました。ダン(リンフット)のケガにより突然の呼ばれて走ってくれたラタパーク(ウィライロー)選手には申し訳なく、感謝しています。2人というのが決まったので、予選は2人だけで走りました。それでトップ10トライアルへの進出が決まったのはよかったです。明日も全力でがんばります」

    ラタパーク・ウィライロー|#19 KYB MORIWAKI MOTUL RACING(9番手)
    「全体として、今日はいい感触がありましたね。マシンに慣れるために、今日は自分のライディングスタイルをマシンに合わせていく作業を中心に行いました。予選ではいいタイムを記録しているチームが多かったですが、トップ10にも入ることができました。明日はウエットになると思うので、もしかしたら波乱の展開になるかもしれませんが、自分のチームがトップ5に入ることができるといいですね。僕が監督を務めている4耐のチームは、明日が決勝日です。昨年からラップタイムも大幅に向上していますし、ぜひ昨年のリザルトを更新してほしいと思いますが、同時に4耐をおおいに楽しんでくれればいいなと思っています」

    山口辰也|Team SuP Dream Honda(10番手)
    「トップ10トライアル進出は、今回の8耐で重要な任務でしたのでそれが達成できてうれしく思っています。マシンも短い期間でみんなでまとめて、ある程度のタイムで走れるようになったのでその点についてもホッとしています。みんな、ちゃんとセットアップできればタイムが出せる実力のあるライダーなので、マシンがしっかりしたのを確認できましたのがよかったです。3人のライダーのタイムもそろってきて、だれでも乗りやすい安定したマシンに仕上げ、また多くのサプライヤーさんに協力いただいているチームですので、いろいろなパーツが入っていてそれをしっかり機能させられるように細かな点も伝えています。トップ10進出はいい流れにつながっていると思います。明日は最初からトップ10に残った場合には、若手2人を走らせてほしいと言っていたので、トップ10を経験するとともに、ライダーとしてのアピールをしてほしいと思います」

    岩戸亮介|Team SuP Dream Honda(10番手)
    「テストから昨日までチームとして全体的にタイムを上げるのに苦労していましたが、私とチームメートの作本選手が昨日から大幅にタイムアップして、3人のタイムがそろったことがチームにとって大きなプラスになるので、それがよかったと思います。今日のベストタイムは中古タイヤでの記録でしたので、新品タイヤを履けばもっとタイムが出るかと思っていました。しかし、午後の予選では新品タイヤを履いてい勢いよく出たら逆にタイムが出ませんでした。明日はその反省を踏まえていろいろ替えながら、7秒台が見えてきたので、1周にしっかり集中して、タイムを出したいと思っています」

    作本輝介|Team SuP Dream Honda(10番手)
    「予選2回目で自分のベストタイムが出せたことはとてもよかったのですが、これでようやくスタートラインに立てたという気持ちです。自分自身はもっともっと上のタイムを目指しているので、どれだけ上げていけるのかが課題です。マシンも、山口選手をはじめとしたチームスタッフの皆さんが仕上げてくれていたので、それに自分も合わせていけてタイムを出せたことがよかったと思います。明日のトップ10トライアルでは最低限今日のタイムを超えていきたいので、それができるためにはなにをしなければならないのかをこれからしっかり考えていきたいと思います」

  • F1公式Twitter、ホンダに絡めてサッカー日本代表の勝利を祝福

    F1公式Twitter、ホンダに絡めてサッカー日本代表の勝利を祝福

    F1公式Twitterは、ホンダに絡めてワールドカップ初戦でコロンビアを破ったサッカー日本代表を祝福した。

    6月19日(火)、サッカー日本代表は2018 FIFAワールドカップ ロシアのグループステージ初戦となるコロンビア戦を迎えた。FIFAランキング61位の日本に対し、コロンビアは16位と格上の相手。

    しかし、サッカー日本代表は前半開始直後にコロンビアMFのハンドによる一発退場で得たPKを香川真司が沈めて先制。FKを決められて一旦は追いつかれるも、後半に本田圭佑のCKから大迫勇也がヘディングで勝ち越し弾。日本が2-1で勝利を収め、南米勢からW杯初白星となる“ジャイアントキリング”を成し遂げた。

    この日はホンダがレッドブル・レーシングと2019年から2年間のF1パワーユニット契約に合意したことを発表。F1公式Twitterもホンダと日本を祝福した。

    「ホンダにとって重要な日となった・・・まずレッドブルとのエンジン契約、そして、ワールドカップでの日本をアシストした」としてFIFA公式アカウントの投稿をリツイートした。

    これに対して、Honda Racing F1の公式アカウントは「これまでフットボールで我々を見たことがあるなら、それは全て(本田)圭佑だったことはご存じだろう…」とジョークで返した。

    だが、このツイートは当然コロンビア人の反感を買っており「DELETE!(消せ!)」とのリプライが相次いでいる。

    関連:ホンダ、レッドブル・レーシングとのF1エンジン契約を正式発表

  • ハンコック、2020年以降のF1タイヤサプライヤーに名乗り?

    ハンコック、2020年以降のF1タイヤサプライヤーに名乗り?

    ハンコックが、2020年からピレリに代わってF1公式タイヤサプライヤーを務める可能性が報じられている。

    韓国のタイヤメーカーであるハンコックは、2014年にF1参入を目指して当時のF1最高責任者であるバーニー・エクレストンと本格的に交渉を重ねていたが、最終的にタイヤの開発期間やテスト不足を理由に断念していた。

    だが、Auto Motor und Sport の報道によると、ハンコックは2020年からのF1参入を目指して再び動き出したという。

    現在、F1の公式サプライヤーを務めるピレリの契約は2019年末で期限を迎える。最近の報道では、F1はタイヤサイズを13インチから18インチに変更することを検討しており、レギュレーションが変更になる2021年を待たずに、2020年から18インチのタイヤを導入するとも報じられている。

    報道によると、FIA(国際自動車連盟)は、2020年から2022年までF1の単独タイヤサプライヤーに興味があるタイヤメーカーからの申し出を受け付けているとしている。

    「9月には決定が行われることになるだろう」と Auto Motor und Sport は報じている。

    近年、ハンコックは、DTM(ドイツツーリングカー選手権)およびF3ヨーロッパ選手権など複数のカテゴリーにタイヤを供給している。

  • モトクロスの伝説的王者エリック・ゲボス、愛犬を助けようとして水死

    モトクロスの伝説的王者エリック・ゲボス、愛犬を助けようとして水死

    モトクロス世界選手権で通算5度の世界王者となったエリック・ゲボスが、飼い犬を助けようとして水死したことが明らかになった。享年55歳。

    ベルギーの Belga の報道によると、エリック・ゲボスは、ベルギー北部のモルで6日(日)の午後9時頃、愛犬を救うためにボートから湖に飛び込み、7日(月)に遺体となって発見されたという。

    エリック・ゲボスは、1987年からホンダのマシンで二輪モトクロス世界選手権250ccクラスに参戦し、世界チャンピオンを獲得。1988年と1990年には、最高峰の500ccクラスで2度の世界チャンピオンを獲得するなど、二輪モトクロス世界選手権において輝かしい足跡を残した。125cc、250cc、500ccの全カテゴリーを制したことから「ミスター875」という愛称で呼ばれていた。1990年に28歳で現役を引退し、スズキのモトクロスチームで監督に就任した。

    本田技研工業の代表取締役社長を務める八郷隆弘は「エリック・ゲボス氏の訃報に接し、心より哀悼の意を表します」と声明を発表。

    「ゲボス氏は、二輪モトクロス世界選手権で圧倒的な強さを発揮して、Hondaのマシンで3度の世界チャンピオンに輝いた偉大なライダーでHondaに勝利をもたらしてくださいました。これまでのご活躍を称えるとともに、ゲボス氏に対して心から感謝申し上げます」