カテゴリー: F1関連

  • F1撤退騒動:FIAとFOTAの会談は合意に至らず

    F1撤退騒動:FIAとFOTAの会談は合意に至らず

    FIAとF1チームとの会談が行われたが、FIAは予算キャップ制の計画を妥協することを拒否。会談は、同意されることなく終了した。

    予算キャップ制に反対して多くのチームがF1撤退を宣言するなか、FIAとFOTAそしてバーニー・エクレストンによる会議が15日(金)、ロンドンのヒースロー空港ホテルの会議室で行われた。

    FIA会長のマックス・モズレーは、F1チームとの会談は“友好的”に行われたとしながらも、FIAは4,000万ポンドの予算キャップおよび5月29日の2010年のF1世界選手権のエントリー締切を引き下げるつもりはないと語る。

    F1チームは現在、FIAのスタンスへの返答を議論するためにさらなる会議を行っている。

    「かなり友好的な会議だったが、最終的に彼らが予算キャップより良い何かを提案できるかということになった」とマックス・モズレーは語る。

    「エントリー期限は発表されており、遅らせることはできないと説明した。潜在的な新チームを不利な立場に置くことはできない。しかし、我々は彼らのどんな意見でも聞く準備はできている」

    「一方、レギュレーションは発表されているままだ。我々は、皆が同じレギュレーションのもとでレースをして欲しいと説明した。我々は全てのチームが予算キャップに参加してほしいと説明しており、彼らは考慮するために立ち去った」

    「我々は、皆がなぜ予算キャップのもとで運営したくないのか理解できない。それはテクニカルレギュレーションの段階的な緩和を意味しており、全てのエンジニアが望んでいることだろう。最終的に、選択は、知性の自由とコストの制約か知性の制約とコストの自由だと言った。それが彼らがこれまで反対していることだ」

    「我々は、エンジニアが最近のF1が莫大な出費での終わりのない改善から成っていると言っていたことを指摘した。そこから離れ、発明と創造性を持たせたいが、我々ができるのはコストを制限することだけだ。誰も無制限のコストを持つ余裕はないからな」

    「いくつかのチームはその考えに同意し、いくつかは同意しないと考えている。彼らはそれを議論するために立ち去った」

    また、フェラーリがチームが持っている技術規則への拒否権を侵害されたとし、フランスの裁判所への提訴が明らかになった。

    「会議の間にフェラーリがフランスの裁判所に提訴したことが明らかになった。詳細はわからないが、我々が行おうとしていることの禁止を要求するものだ。そのため、フェラーリに関しては、状況は止まっている」

    マックス・モズレーは、新しいコンコルド協定にまで議論が及んだが、この問題も未解決なままだと付け加えた。

    「それから、彼らはコンコルド協定についても尋ねた。我々は1998年のコンコルド協定を放棄することに問題があり、さらに5年間延長することに合意するならば、準備はすると言った」

    「しかし、彼らと商業側のバーニー・エクレストンとの間で合意には至らなった。彼らは2年間もそれについて話しているので、まだ合意に達しないことは驚くことではない」

  • ローラ、F1参戦を正式発表

    ローラ、F1参戦を正式発表

    ローラは、2010年のF1にエントリーすることを正式に発表した。

    「ローラ・グループは、参戦を申請することを発表する」との声明を発表。

    ローラは、2010年のF1の予算制限が3,000万ポンドに設定されたときにマシンの設計と評価を始めたと述べた。

    その後、予算制限は4,000万ポンドに引き上げられ、ローラはプロフェクトを「再検討」し、「本日、手続きを進めることを発表することになった」としている。

    2010年のF1エントリーは、5月29日まで受け付けられ、FIAは、6月12日に2010年の参戦リストを公表する予定。

    ローラは、1997年に単独でF1に参戦した経験を持ち、それまではチームからのマシン製作を請け負っていた。

    1990年の日本GPでは、ランボルギーニ・エンジンを搭載したローラ(ラルース)のマシンで鈴木亜久里が日本人初となる3位表彰台を獲得している。

  • ライトスピード、F1へエントリー

    ライトスピード、F1へエントリー

    F3チームであるライトスピード(Litespeed)は、新しい予算キャップのもとで2010年のF1にエントリーする意向を発表した。

    ライトスピードは、ジョーダン、ルノー、トヨタ、フォース・インディアでエンジニアとして働いていたマイク・ガスコインのMGI社と力を合わせ、2010年のチャンピオンシップの13チームの1つになることを期待している。

    ライトスピードのチーム代表であるニノ・ジャッジは、現在の予算キャップのままになることは確信していないことを認めるが、F1に参入するにはベストな瞬間だと考えている。

    「予算キャップルールが変更になるかはわからないし、我々の申請が受け入れられるかはわからない」

    「キャップは廃止されるかもしれない。ポイントは、2010年のグリッドに着くにはプロジェクトのためにあまり時間がなく、準備の時間を最大にするためにリスクを冒さなければならないということだ」

    「F1に参入するのにこれ以上の時はないかもしれない。FIAはこれまで予算キャップの導入においての大胆さだけではなく、全世界的に魅力的なスポーツの長期的な展望も考えている」

    「スペースがあるし、インディペンデントチームのために競技の場が必要だ。予算キャップによって与えられる技術的な自由は、チームに財政的な規定の範囲内で競争力のあるパフォーマンスを与える」

    「FIAとFIAが素早い妥協を見出すと確信している。それは、F1と我々のような新しいチームの参入を可能にする素晴らしいことだ。革新的であり、経済的であり、エンジニアリングをベースに組織化されている。予算キャップはLitespeed GPの特性に合うものだ。それが我々がこの発表が適切な時間だと考える理由だ」

  • バーニー・エクレストン、FIAとFOTAの会議に参加

    バーニー・エクレストン、FIAとFOTAの会議に参加

    F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンは、18日(金)にロンドンで行われるFIAのマックス・モズレー会長とF1チームとの会議に加わることが明らかになった。

    予算キャップに伴うルールが変更されない限り、フェラーリ、ルノー、トヨタ、ルノーは2010年のF1にエントリーしない意向を示しており、明日の会議はF1の将来にとって重要になるとみられている。

    F1チームは、2010年のF1を2層化しかねない任意の4,000万ユーロの予算キャップ制に不満を抱いており、さらに、新しい規約が十分な協議なしに強制されることに反発している。

    2010年のエントリーは、5月29日までとなっており、FIA、エクレーストン、F1チームには妥協のためには2週間しか時間がない。

    バーニー・エクレストンは、新しい規則への反対への動きが主にフェラーリの立ち位置にあると考えている。

    「F1の鍵はフェラーリにある。彼らは60年間そこにいた。彼らは我々のパートナーだ」

    「彼らは考慮にいれる必要がある人々だ。現在、誰もがフェラーリにらに引っ張られている。それを整理できれば、問題はなくなる」

    F1の他の自動車メーカーであるBMWザウバーとメルセデス・ベンツは、まだ2010年のF1から撤退するとの動きには加わっていない。

    メルセデス・ベンツのノルベルト・ハウグは、F1から撤退するという脅迫は「メルセデスでは話題になっていない」と語る。

    「フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長とチーム代表のステファノ・ドメニカリとの会話から、フェラーリがこの脅迫について非常によく考えたことはわかっている・・・」

    「F1に60年いるので、彼らが真剣な考えなしでそうすることはないだろう。我々は解決策を見るけるのを手伝うつもりだ。すべてのチームは、1つのシリーズに2つのレギュレーションはあってはならないということで同意している」

    フェラーリは、F1撤退が駆け引きのための脅迫ではなく、他のレースカテゴリーへ移ることを真剣に考えていることを明らかにしている。

    エンツォ・フェラーリの息子であるピエロ・フェラーリは次のように語っている。

    「フェラーリの過去をみれば、今日の名声はル・マン24時間やスポーツ、GTレーシングの勝利から生まれると強く信じている」

    「我々の生い立ちを忘れてはならない。父の情熱はまだ会社にある。しかし、我々は明白なルールでレースをし、同じポイントからスタートしなければならない」

    エンツォ・フェラーリが行った、1986年にF1を撤退し、インディアナポリス500に参戦するとの脅迫について、ピエロ・フェラーリは付け加えた。

    「彼は脅していたのではない。彼は真剣だった。そして我々もそうだ」

  • FIA、F1撤退騒動でF1チームと会談へ

    FIA、F1撤退騒動でF1チームと会談へ

    FIAの広報は、マックス・モズレー会長が、F1チームの組合であるFOTAと今週にも会合を開く意向であることを認めた。

    今回の会談は、予算キャップ問題でフェラーリやルノーをはじめとする主要チームがF1撤退を示唆するF1の悪化した局面の中で行われる。

    しかし、その会談の日程については明らかにされていない。

    フェラーリの動きを“駆け引き”とみる者が多いなか、イタリアのスポーツ団体がフェラーリの姿勢に支持を表明している。

    イタリア五輪委員会(CONI)のジョヴァンニ・ペトルッチ会長は、フェラーリのコメントを受けて次のようにコメント。

    「我々はフェラーリとその経営陣と同じ考えである」

    フェラーリに関しては、すでにF1の代替として、アウディやプジョーと戦うべくル・マンへの転向や、アメリカのシリーズへの参戦が報じられている。

    関連:
    ルノー、F1撤退の意向を表明 - 2009年5月13日
    フェラーリ、2010年のF1撤退を示唆 - 2009年5月13日
    レッドブルも2010年のF1不参戦を示唆 - 2009年5月11日
    トヨタ 「2010年はF1に参戦しないかもしれない」 - 2009年5月9日
    F1 2010年 レギュレーション

  • F1:2010年の最多勝利制の導入は間違い

    F1:2010年の最多勝利制の導入は間違い

    最近FIAが発表した2010年のレギュレーションに記載されていた最多勝利制でのチャンピオンシップは間違いだったようだ。

    FIAが発表した2010年のF1スポーティングレギュレーション第6条には、ドライバーのタイトルは「最も多くのレースで1位になったドライバーに与えられる」と規定されていた。

    しかし、これは単純な記載ミスだったようだ。

    最新のレギュレーションでは、「最も多くのポイントを獲得したドライバーに与えられるものとする」に変更されている。

  • カタロニア・サーキット、ターン9の安全性を改善

    カタロニア・サーキット、ターン9の安全性を改善

    カタロニア・サーキットは、今週末のF1スペインGPにむけてターン9の安全性を大きく改善させている。

    昨年のF1スペインGPで、マクラーレンのヘイキ・コバライネンは、ターン9の直前でフロントホイールが故障し、コースオフしてまっすぐバリアに突っ込んだ。コバライネンのマシンは大きく破損したが、幸いコバライネンに怪我はなかった。

    FIAは、コバライネンの事故を考慮し、マシンが似たような問題を抱えた場合でも、激しい事故が起きる可能性を最小限に抑えるため、サーキットの改善を許可した。

    ターン9のグラベルは一新され、マシンがコースオフしても段階的にスピードを抑えられるようにグラベルに後半を1.5メートル高くした。

    さらにコーナーのタイヤバリアにはまっすぐにベルトが取り付けられ、マシンがバリアを突き抜けないよう補強された。さらに縁石と人工芝が10メートル広げられた。

    他にもターン3の外はグラベルからアスファルトに変更され、ターン1やターン10では排水性とタイヤバリアが改善された。

    関連:
    ヘイキ・コバライネンが大クラッシュ – 2008年4月27日

  • マックス・モズレーの息子が死亡、死因は薬物か

    マックス・モズレーの息子が死亡、死因は薬物か

    FIA会長のマックス・モズレーの息子が、自宅で死亡しているのが発見された。死因は薬物の過剰摂取が疑われている。

    エコノミストであるアレキサンダー・モズレーは、西ロンドンのノッティングヒルの自宅で倒れているところを親族によって発見された。

    「火曜日の16時20分にW11(ノッティングヒル)で男性が死体で発見されたとの通報があった」と警察は語る。

    「現場で死亡が確認された。男は30代後半だ」

    「我々は死亡者の身元は確認できている。検察官のオフィスによって確認された」

    訃報を受け、マックス・モズレーは、スペインGPへの出席をキャンセルした。

  • F1:2010年から最多勝利制を導入

    F1:2010年から最多勝利制を導入

    FIA世界モータースポーツ評議会は、F1のチャンピオンを2010年から最多勝利数で決定することを承認した。

    FIAは、今年3月に最多勝利制の導入を試みたが、開幕間近の変更にF1チームの組合であるFOTAが反対。2009年の導入は見送られていた。

    2010年にこのシステムを導入する前に、FIAは、F1チームに相談するとしていたが、2010年の新しい規約にはすでにこのルールが採用されている。

    2010年のF1スポーティングレギュレーション第6条によれば、ドライバーのタイトルは「最も多くのレースで1位になったドライバーに与えられる」と規定している。

    またFIAは来年の給油禁止に伴い、Q3に進出したドライバーは、レース前のパルク・フェルメで給油ができることを認めている。

    この変更により、レース作戦に影響されることなく、低燃料によるポールポジション争いが見られることになる。

  • F1 2010年 レギュレーション変更案

    F1 2010年 レギュレーション変更案

    F1は2010年、レギュレーション変更により、再び新たな時代を迎えることになる。

    2010年のレギュレーションで給油の禁止やタイヤウォーマーの禁止など戦略に関わるルールがいくつか変更となる。そして、最も大きなトピックは、4,000万ポンドの予算キャップの導入と言える。予算キャップを導入するかしないかにより、F1マシンの技術的な自由度は大きく変わってくる。現在ではまだ変更案ではあるが、4月29日にFIAが発表した2010年のF1レギュレーションをまとめてみる。

    レース中の給油禁止
    2010年のF1では給油が禁止となる。これは、燃料給油補給の運搬コストの削減が目的だが、エンジンメーカーはより燃費のよいエンジンを開発せねばならず、レース戦略も大きく変わってくると思われる。

    予選Q3での燃料
    レース中の給油が禁止になったことで、各F1マシンはQ3も、これまでのQ1、Q2と同様、軽い燃料で走行することが可能になった。これにより、2002年以来となる一発勝負の予選が帰ってくる。

    マシン最低重量を620kgに引き上げ
    2009年のKERS導入により、特に背の高いドライバーには重量面で不利になっていた。そこで2010年からはマシンの最低重量が15kg引き上げられ、620kgとなる。

    タイヤウォーマーの禁止
    2010年からはタイヤウォーマーが禁止となる。ただし、リムヒーティングなどのその他の器材は許される模様。また、タイヤ内はこれまでは二酸化炭素も許されていたが、2010年からは窒素か空気のみに限られる。

    KERS
    300km/h以上での作動は禁止。また、エネルギー貯蔵部(バッテリーやフライホイール)は、ドライバーシートとエンジン前部の間に収納しなければならない。

    参戦チーム枠を12チームから13チームに拡大
    この変更により、2010年は新たに3チームの参入が可能となる。ただし、新コンコルド協定では、2010年からカスタマーマシンの使用が禁止され、独自のシャシーを設計・製造が必須条件となる予定である。すでにUSF1、プロドライブ(アストンマーティン)、iSportが参戦に興味を示している。

    4,000万ポンドの予算キャップの選択
    2010年から、各F1チームには4,000万ポンドの予算キャップ導入のオプションが与えられる。予算キャップを選択しないチームは、これまでのテクニカルレギュレーションが導入されるが、予算キャップを導入したチームには、技術的に大きな自由が与えられることになる。ただし、グランプリが2つのルールで運営されることにF1チームは難色を示しており、変更になる可能性は高い。

      予算キャップ選択チーム 予算キャップ非選択チーム
    テスト 日数と走行距離無制限 1月1日から開幕戦週までに15,000km
    風洞 スケール、流速の無制限 60%スケール、流速は50km/sまで
    エンジン 無制限 1シーズン8基
    ギアボックス 無制限 4戦連続使用
    フロントウイング 10度の角度変更、回数は無制限 6度の角度変更、1周につき2回まで
    リアウイング ドライバー操作で可変可能 可変禁止
    KERS出力 160kw 80kw
    駆動方式 四輪駆動(4WD)も可能 二輪駆動(2WD)のみ
    KERS対象 四輪 リアホイールのみ

    関連:F1 2010年 レギュレーション – 2009年12月20日