カテゴリー: オスカー・ピアストリ

  • オスカー・ピアストリ“ワークス優位説”否定 マクラーレン2026年F1王座へ自信

    オスカー・ピアストリ“ワークス優位説”否定 マクラーレン2026年F1王座へ自信

    2026年F1シーズンに向けて、ワークスチームとカスタマーチームの差が改めて注目されている。そんな中、マクラーレンのオスカー・ピアストリは、自身のチームが不利な立場にあるとの見方を否定した。

    2026年F1は新パワーユニット規則が導入され、エンジン開発の自由度が再び広がったことで、メルセデス、フェラーリ、レッドブルといったワークス勢が優位に立つのではないかとの声も上がっている。しかし、ピアストリはその見方に冷静だ。

    「ワークスチームであることには明らかに利点がある。特にエンジン側の開発が再び動いている今はなおさらだ」とピアストリは語った。

    「でも、僕たちはメルセデスHPPと非常に近い関係を築いている。それは僕たちにとって大きなメリットだし、バルセロナテストで起きた初期トラブルも、ワークスチームでないことが原因ではなかった」

    マクラーレンは2026年もメルセデスHPP製パワーユニットを搭載するカスタマーチームとして戦う。一方で、メルセデス、フェラーリ、レッドブルは自社製パワーユニットを持つワークス体制を敷く。

    ピアストリは、統合面でワークス勢が先行している可能性は認めつつも、それが決定的な差になるとは考えていない。

    「彼らはこのレギュレーションを自分たちのマシンに統合するために何年もかけてきたという点では、多少の先行はあるかもしれない」

    「でも、僕たちも長い間そのプロセスに取り組んできた。だから必ずしも不利だとは思っていない」

    2026年F1は“エンジン差”より総合力の勝負へ
    ピアストリは、タイトル争いの行方を左右するのはパワーユニット単体ではなく、空力開発と全体の完成度だと強調する。

    「重要なのは、この12か月間の空力テストをどう活かせたか、そしてチームとしてどれだけ物事を整理できたかだ」

    2026年のF1グリッドには複数のカスタマーチームが存在するが、その中でマクラーレンは優勝争いに最も近い存在と見られている。ワークス優位が囁かれる中でも、ピアストリは冷静に現実を見据え、自信を崩していない。

    新レギュレーション初年度の勢力図はまだ未知数だが、少なくともマクラーレン陣営は“エンジン供給形態”を言い訳にはしない構えだ。

  • オスカー・ピアストリ 2026年F1開幕前の決断 マーク・ウェバー帯同を縮小

    オスカー・ピアストリ 2026年F1開幕前の決断 マーク・ウェバー帯同を縮小

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は2026年F1バーレーンテストを終え、自身のサポート体制に小さな変化があったことを明かした。レース週末におけるマーク・ウェバーのトラックサイドでの関与が減る一方で、新たな体制でシーズンに臨むことになる。

    マクラーレンは6日間の走行で合計817周を記録し、最多周回数でプレシーズンテストを締めくくった。新レギュレーション初年度を前に十分なデータを確保し、開幕戦オーストラリアGPへ向かう。

    ピアストリは、ウェバーの現場帯同が減る理由について次のように語った。

    「特別な理由があったわけではない。ただ、体制を少し違った形にしようという決断をしただけだ」とピアストリは語った。

    「マークは今も本当に深く関わっているし、この数週間もたくさん連絡を取っている。ただ、これまでほど頻繁にはトラックサイドに来なくなるだけだ」

    「それがすべてだ。何か特定の出来事がきっかけになったわけではない」

    2021年にフォーミュラ2タイトルを共に獲得した元レースエンジニアのペドロ・マトスが、今季は多くのレースでトラックサイドを担当する見込みだとされる。マトスはマクラーレンに直接雇用される形ではなく、週末を通じてピアストリを支える立場となる。また、スポーツ心理学者のエマ・マレーとも引き続き連携する。

    2025年シーズン、ピアストリは自身初のタイトル争いを展開したが、シーズン終盤に調子を落とし、3分の2経過時点で34ポイントのリードを築きながらもランド・ノリスとマックス・フェルスタッペンに逆転を許した。

    2026年F1レギュレーションへの移行により、ドライビングにも変化が求められている。ピアストリはその適応についても率直に語っている。

    「間違いなく学習曲線はある」とピアストリは説明した。

    「去年とは明らかに違うやり方をドライバーとして求められている部分がまだいくつかある」

    「でも、その走らせ方の最適化については、まず僕たちドライバーが新しいことを理解し始めているし、チームも今のドライビングスタイルに合わせた対応を進めている」

    「改善はしてきている。以前とはかなり違うけれど、自然とパフォーマンスは見つけられていると思うし、そのパフォーマンス向上によって、いくつかの扱いやすさも少し良くなってきている」

    「進歩はしていると思う。あとはメルボルンがどうなるか見てみよう」

  • オスカー・ピアストリ 2026年F1スタートに警鐘「6〜7ポジション失う可能性」

    オスカー・ピアストリ 2026年F1スタートに警鐘「6〜7ポジション失う可能性」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1マシンのスタート手順について強い懸念を示し、開幕戦メルボルン前に対応が必要だと訴えた。

    バーレーンでのプレシーズンテスト最終日、ドライバーたちはピットレーンでスタート練習を行った後、グリッドに整列。その挙動は波乱を予感させるものだった。

    2026年型パワーユニットではMGU-Hが廃止され、低回転域でターボラグを補う仕組みが消えた。その結果、発進時に理想的な状態へ持ち込むまでの時間が大きく伸びている。

    ジョージ・ラッセルは「簡単ではない」と語り、エステバン・オコンは「ターボラグは非常に大きな話題だ」と指摘。ピエール・ガスリーも「オーストラリアでは忘れられない瞬間になるかもしれない」とファンに警告した。

    ピアストリもまた、この問題が深刻なポジションロスを招く可能性があると明かした。

    「全員がスタートで必要とするものは違うだろうし、正直なところ、僕たちの誰もがまだ正確に何が必要なのか分かっていないと思う」とピアストリは語った。

    「大まかなアイデアはあるし、きちんとしたスタートを決める方法は見つけられるはずだ」

    「ただ去年は、良いスタートと悪いスタートの違いは、少しホイールスピンしたか、反応が悪かったか程度だった」

    「今年は実質的にF2のレースのようになる可能性がある。アンチストールに入るような状況だ。5メートル失うどころか、失敗すれば6〜7ポジションを失うかもしれない」

    オスカー・ピアストリ マクラーレン

    ピアストリはこの状況について、F1側が対処すべきだと強調した。今後開催されるF1コミッション会議でも議題に上る見込みだ。

    「スタートは対処される必要がある。安全なスタートを切るだけでも、かなり複雑なプロセスになっている。競争力あるスタートを決めるのはなおさらだ」

    「メルボルンまでに話し合われるはずだ」

    さらに彼は、スタート以外にも議論すべきテーマがあると続けた。

    「話し合うべきテーマはたくさんある。スタート、オーバーテイク」

    「オーバーテイクも確実に違ったものになるだろう」

    関係者の間では、スタートライト手順の見直しや、最後尾の車両がグリッドに整列してからの最小時間に遅延を設ける案などが検討対象になるとみられている。

    チームメイトで現王者のランド・ノリスも懸念を共有した。

    「ターボやさまざまな要素の影響で、スタートはより難しくなっている」とノリスは語った。

    「1周あたりに使えるバッテリーも少ない」

    「確実に大きなチャレンジだし、ドライバーにとって要求は高くなっている」

  • クリスチャン・ホーナー「崩壊は糧になる」2026年F1でのピアストリ復活を確信

    クリスチャン・ホーナー「崩壊は糧になる」2026年F1でのピアストリ復活を確信

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2025年シーズン後半に起きたタイトル争いの失速という「痛み」を糧に、次のシーズンへ向けて完全にモチベートされるはずだと、クリスチャン・ホーナーは見ている。

    2025年のオランダGP終了時点で、ピアストリはランド・ノリスに34ポイント、マックス・フェルスタッペンに104ポイントの大差をつけてランキング首位に立っていた。しかし、アゼルバイジャンGPでのスタートミスと1周目のクラッシュをきっかけに流れが一変する。

    アゼルバイジャンからラスベガスまでの間に、ピアストリはリタイア1回、4位1回、5位が3回という結果にとどまり、さらにラスベガスでは失格処分を受けた。その間、アメリカGPとサンパウロGPのスプリントでもクラッシュを喫している。

    この一連の失速により、ピアストリはチームメイトのランド・ノリスと復調したマックス・フェルスタッペンの後塵を拝し、最終的にランキング3位でシーズンを終えた。ノリスとの差は13ポイント、フェルスタッペンとの差は11ポイントだった。

    オスカー・ピアストリ マクラーレン

    F1参戦3年目で、これが初めての本格的なタイトル争いだったが、2026年の新レギュレーション時代でもマクラーレンが勝利争いに加わると見られるなか、ホーナーはこの経験がピアストリにとって大きな財産になると考えている。

    「オスカーは昨年から本当に多くのことを学んだはずだ」とホーナーは、オーストラリアでの講演ツアーを前に、同国のテレビ番組『Today』で語った。

    「正直に言えば、2025年の夏休み前の時点では、彼が本命だと思っていた。しかし残念ながら、シーズン終盤で少し崩れてしまった」

    「ただ、彼はそこから学ぶだろうし、その経験は彼を傷つけたはずだが、最終的にはそれが彼を突き動かす原動力になる」

    「彼がまだF1で数シーズンしか戦っていないことを忘れがちだが、経験という点ではまだ若い。だからこそ、これからどんどん良くなっていくと思うし、次のシーズンに向けて完全にモチベートされた状態になるはずだ」

  • オスカー・ピアストリ、マクラーレンF1 MCL40に自信「想定外はなかった」

    オスカー・ピアストリ、マクラーレンF1 MCL40に自信「想定外はなかった」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、2026年F1バルセロナ・プレシーズン・シェイクダウン最終日に80周を走行し、ベストタイム1分17秒446で4番手につけた。3日間の総走行周回数は128周に達し、新型MCL40への適応を着実に進めた。

    最終日は前半2日間と比べてスムーズな走行が可能となり、レースウィークエンドを想定した構成やセットアップを試す段階へと移行。ダウンフォース特性の変化やパワーユニット理解を含め、バーレーンに向けた準備が計画どおり進んでいることを示した。

    「今日は最初の2日間に比べて、かなりスムーズな一日だった。十分な周回数を重ねて、良いリズムをつかめた。マシンが本来どんな特性を持っているのかが分かり始めているし、レース週末を想定して、さまざまな構成や設定も試している。今週の最優先事項は、マシンを理解し、改善することだった」

    「まだ学ぶべきことは多く、とくにパワーユニットに関しては理解を深める必要がある。HPPと協力しながら、最大限のパフォーマンスを引き出すための作業を進めている。僕とランドのフィードバックは有益なものになっているし、昨年よりもダウンフォースが増したシャシー特性に慣れることが重要な焦点になっている」

    「バーレーンに向けては、良い準備ができていると感じている。ドライビング面で大きな驚きはなく、すべてが想定どおり機能するかを確認することが最大のポイントだ。これまでに得た内容を整理し、次につなげていく」

    「総合的に見て、シーズンのスタートとして正しい方向への一歩だった。クルマを準備し、この機会を実現してくれたチーム全員に感謝したい」

    オスカー・ピアストリ マクラーレン F1

  • マクラーレンF1、燃料供給系トラブルもオスカー・ピアストリはMCL40に手応え

    マクラーレンF1、燃料供給系トラブルもオスカー・ピアストリはMCL40に手応え

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1バルセロナ・シェイクダウン2日目に48周のみの走行にとどまった。燃料供給システムの問題により走行時間は制限されたが、MCL40での初走行を終えたピアストリは、新世代マシンがもたらす挑戦と可能性に強い手応えを示している。

    4番手タイムと48周という結果は、MCL40の2日目としては一見すると無難に映る。

    しかし、各チームが多くの周回を重ねているカタルーニャ・サーキットにおいて、8時間の走行枠でグランプリ1レース分にも満たない距離しか走れなかった点は、何らかのトラブルを示している。

    ピアストリの今季初走行を短くした要因は、マクラーレンが製作した燃料供給システムの問題だった。

    「新しいマシンでコースに戻れたのは良かったが、残念ながら今日は燃料供給システムにいくつか問題があって、一日の走行が少し短くなった」

    「チームは明日に向けて解決に取り組んでいると分かっているし、できるだけ多くの周回を重ねたい」

    ピアストリは、今回のテストの最優先事項が初期トラブルの洗い出しであることを強調する一方、新車との関係構築を始める貴重な機会でもあると語った。

    「優先すべきは、あらゆる“バグ”を特定して解決することだ。完全に新しいマシンで、ここ数年とはまったく異なるエンジンでもある」

    「すでにいくつか改善できそうな点は見えていて、クルマをもう少し扱いやすくするために取り組んでいく」

    オスカーのコメントは、多くのドライバーが口にしている2026年シーズンへの見方と一致している。この世代のマシンをドライブすることは、これまでにない挑戦の連続になるという。

    「差を生み出せる要素がたくさんあると思うし、困難な挑戦が待っていると分かっているのはワクワクする」

    「自分自身が全力で取り組む必要があるのは分かっているが、それは誰もが同じだ」

    「これまでのキャリアで一度も直面したことのない要素がいくつもあるから、学ぶ準備をしておかなければならない」

    マクラーレン F1 オスカー・ピアストリ

    短期的にピアストリに求められるのは、マシン理解の深化だ。その作業はすでに翌日から始まり、サクヒールでのテストで本格化する。

    「これほど大きな変化があると、これまで当たり前だと思っていた多くのことに改めて慣れる必要がある」

    「空力ダウンフォースは明らかに減っているから、新しい感覚にできるだけ早く順応しなければならない」

    「今年はパワーユニットの使い方も違ってくる」

    ピアストリにとって、2026年はF1参戦後初めて迎える大規模なレギュレーションリセットとなる。

    「チームとしてどこに位置するのかを見るのは興味深い」

    「個人的には昨年、自分が何ができるかを示せたと思っている」

    「まだ改善すべき点はあるが、大きな前進を感じている」

    「その経験はどんな新しいレギュレーションにも活かせるはずだし、今からスタートが待ちきれない」

  • オスカー・ピアストリ マクラーレンF1“パパイヤ・ルール”変更の可能性を示唆

    オスカー・ピアストリ マクラーレンF1“パパイヤ・ルール”変更の可能性を示唆

    マクラーレンF1のオスカー・ピアストリは、2026年F1シーズンに向けて、チーム内で議論を呼んだいわゆる「パパイヤ・ルール」に変更が加えられる可能性があることを示唆した。

    24歳のピアストリは、2025年シーズン最終戦のアブダビGPでチームメイトのランド・ノリスがタイトルを決めたことで、自身初のF1ワールドチャンピオン獲得のチャンスを逃した。

    ランキングではノリスに次ぐ2位ではなく、4度の世界王者であるマックス・フェルスタッペンがノリスの後方につけ、ピアストリは首位から13ポイント差の3位でシーズンを終えている。

    2026年F1シーズンに向けた大規模なプレシーズンテストを前に、ピアストリはオーストラリアのテレビ番組『The Today Show Australia』に出演し、2025年にタイトル争いに迫った経験について振り返った。その中で彼は、昨シーズンから「良い面も悪い面も含めて多くの教訓を得た」と認めている。

    「パパイヤ・ルール」は必要に応じて調整
    2025年シーズンの15戦にわたってドライバーズランキング首位に立っていたにもかかわらず、ピアストリは振り返りたくない場面も多かったと明かした。その多くは、マクラーレンのチームオーダーを巡る判断が原因だったという。

    F1においてチームオーダー自体は珍しいものではないが、マクラーレンの対応は2025年イタリアGPで特に大きな反発を招いた。このレースでは、ピアストリがノリスにポジションを譲るよう指示を受けた。

    モンツァでのレース終盤、47周目にノリスはピットインしたが、ピットストップに大きな遅れが生じ、その間にピアストリがトラックポジションを逆転した。しかし、ノリスがピアストリの後方でコースに復帰すると、ピアストリは自身に非がないにもかかわらず、順位を戻すよう求められた。結果的にマクラーレンはレース勝利をフェルスタッペンに奪われ、ノリスとピアストリはそれぞれ2位と3位でフィニッシュしている。

    最近のインタビューで、ピアストリは「パパイヤ・ルール」が自分に与えた影響を過度に強調すべきではないとしつつ、チーム内では今なお議論が続いていることを明かした。

    「これは舞台裏ではよく話し合われている。世間で言われているほど大きな問題でも、大きな議論でもないと思っている。でも、僕たちにはレースの進め方があって、それは常に進化している」とピアストリは語った。

    「レビューは行うし、すでに行っている。まったく同じやり方を続けたいのか、少し変えたいのか。だから、次にレースをする前に、その点は完全に整理するつもりだ」

    さらにピアストリは、チームの意図についても次のように述べている。

    「僕にとっては、常に意図は正しい方向にあったと思っているし、もし必要だと感じれば、少し手直しをして、僕たち自身の負担を軽くすることになると思う」

    マクラーレンF1が2026年F1シーズンでどのような形でチームオーダーを運用するのか、今後も注目が集まりそうだ。

  • オスカー・ピアストリ、2026年は「自分のために走れ」 元F1王者の助言

    オスカー・ピアストリ、2026年は「自分のために走れ」 元F1王者の助言

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1シーズンに向けて、チームの「チームファースト」方針に対して、より自己中心的な姿勢を取るべきだと元F1世界王者から助言を受けた。

    オーストラリア人ドライバーのピアストリは、8月時点で築いていた34ポイントのリードを失い、最終的にチームメイトのランド・ノリス、そしてマックス・フェルスタッペンに次ぐランキング3位で2025年シーズンを終えた。

    シーズンを通して、マクラーレンが掲げる両ドライバー平等の原則が、いくつかの場面でピアストリに不利に働いた。モンツァでは、ピットストップのミスでポジションを落としたノリスを助けるため、2位を譲るよう指示されている。

    さらに、タイトル争いの行方を左右したのがカタールGPだった。レース序盤にセーフティカーが導入された際、ピアストリとノリスはステイアウトを選択。一方でフェルスタッペンはピットインし、1セット25周というタイヤ使用制限の中で優位に立った。この判断がピアストリの勝利を奪い、アブダビ最終戦での逆転タイトルの可能性も失わせる結果となった。

    こうした一連の出来事について、1996年のF1世界王者であるデイモン・ヒルは、ポッドキャスト番組でピアストリに同情を示している。

    「彼はカタールの後、おそらくこれ以上ないほど落ち込んでいたと思う。あそこで何が起きたのか、信じられなかったはずだ」

    「不運もあったし、マクラーレンが公平であろうとした判断のせいで、彼はチャンスを失った。例えばモンツァだ。ランドがピットストップで失敗して、彼はポジションを返すよう求められた」

    「タイトルを争っている相手にポイントを譲るなんて、相当な決断だ。あれを見て彼は、『もう二度とやらないかもしれない』と思ったはずだ」

    オスカー・ピアストリ マクラーレン F1

    ヒル自身も、ウィリアムズ時代にはジャック・ヴィルヌーヴと平等な立場で戦い、またそれ以前にはアラン・プロストやアイルトン・セナの“ナンバー2”としての役割も経験してきた。

    その65歳の元王者は、2026年に向けてピアストリがマクラーレンのいわゆる「パパイヤ・ルール」を脇に置き、自分自身を最優先に考えるべきだと続けた。

    「来年、もし僕が彼の立場なら、『チームのことは大好きだし感謝している。でも、自分のことを考えなければならない』と言うだろう」

    「『これは僕のキャリアだ。もしポイントをチームメイトに返せと言われたら、なぜそうしなければならないのか考える必要がある』」

    「『去年はそれをやった。その結果、世界選手権を失った可能性があるんだから』」

    2026年シーズン、ディフェンディングチャンピオンとなるノリスを相手に、ピアストリがどこまで自己主張を強めるのか。その姿勢が、初タイトル獲得への鍵を握ることになりそうだ。

  • ピアストリがフェルスタッペンを称賛「F1で成功に必要なのは称号じゃない」

    ピアストリがフェルスタッペンを称賛「F1で成功に必要なのは称号じゃない」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、ジュニアカテゴリーでの成功実績がF1での成功を保証するものではないと強調し、その象徴的な例としてマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)を挙げた。

    オスカー・ピアストリは、F3とF2を連続制覇するなど、比較的王道といえるステップアップを経てF1に到達した。一方でマックス・フェルスタッペンは、カートからシングルシーターに進んだ後、わずか1年でF1へと昇格している。

    ピアストリは、フェルスタッペンがF1昇格前に数多くのタイトルを獲得していなかった点に触れつつ、それでもF1で成功する準備が整っていたことを指摘した。

    「マックスは、F1にふさわしい能力を示すために、必ずしもチャンピオンになる必要がなかった完璧な例だと思う」とピアストリは語った。

    フェルスタッペンはヨーロッパF3選手権で唯一フル参戦したシーズンをランキング3位で終え、タイトルは現在F1で戦うライバルのエステバン・オコンが獲得している。それでも、その後のF1キャリアで圧倒的な成功を収めたことは周知の通りだ。

    F1タイトル争いとジュニア時代の違い
    ピアストリは、F1でのタイトル争いとジュニア時代の選手権争いには共通点がある一方で、大きな違いもあると説明している。

    「似ている部分はあると思う。感じる感情自体は、ほとんど同じだ」とピアストリは、RacingNews365を含むメディアに語った。

    続けて、シーズンの長さがもたらす違いについて言及した。

    「F1で違うのはシーズンの長さだ。ジュニアで一番長かった選手権でも10戦だった。F1はその2倍半もある。その期間を戦い抜く必要がある」とピアストリは述べた。

    さらに自身のF2時代を振り返りながら、次のように補足している。

    「僕のF2シーズンは8戦だった。だから、その点はかなり違うと思う」とピアストリは続けた。

    そのうえで、ジュニアカテゴリーとF1の価値観の違いについて、こうまとめている。

    「ジュニアでは、もちろんチャンピオンを狙うけれど、それ以上に“なぜ自分がF1に行くべきか”を示すことが目的になる」とピアストリは説明した。

    「長年見てきたように、マックスはその代表例だけど、F1に通用する能力を示すために必ずしもタイトルは必要ない」と語り、

    「でもF1に来たら、チャンピオンになること以上の目標は存在しない。その点は違うけれど、共通する部分も確かにある」と結論づけた。

  • オスカー・ピアストリの私生活 髪を切るのは“あの”F1ライバルの母親

    オスカー・ピアストリの私生活 髪を切るのは“あの”F1ライバルの母親

    マクラーレンF1のオスカー・ピアストリが、F1のライバルにまつわる意外な私生活の一面を明かした。ピアストリは、同じモナコ在住のドライバーであるシャルル・ルクレールの母親に、定期的に髪を切ってもらっているという。

    ピアストリはF1公式YouTubeチャンネルの新シリーズ「Off the Grid」のインタビューに出演し、モナコでリラックスした様子を見せながら、F1ジャーナリストのローレンス・バレットと語り合った。

    その中で、フランス語の上達について質問を受けたピアストリは、思わぬエピソードを披露した。

    「僕はシャルルの母親に髪を切ってもらっているんだけど、彼女は英語を一言も話さないんだ」

    この何気ない一言が、ファンの間で大きな話題を呼んでいる。

    ルクレール家とモナコのつながり
    ピアストリが言及したのは、フェラーリF1のエースであるシャルル・ルクレールの母親だ。ルクレール一家はモナコ出身で、母親は地元でも有名なヘアスタイリストとして知られている。F1ドライバー同士がサーキット外でも自然に交流している様子を示す、象徴的なエピソードと言える。

    シャルル・ルクレールの母親

    タイトル争いを経て迎える冬休み
    2025年シーズン、ピアストリは4月から10月にかけてドライバーズランキング首位を走り、ワールドチャンピオンに迫った。しかし最終的には、チームメイトのランド・ノリスに13ポイント差でタイトルを譲る結果となった。

    現在は冬休みを満喫しつつ、1月後半に予定されている5日間のプレシーズンテストに向けて英気を養っている。ライバルの母親に髪を整えてもらいながら迎える新シーズンは、ピアストリにとって新たな挑戦の始まりとなりそうだ。