カテゴリー: オスカー・ピアストリ

  • 三つ巴F1最終決戦 ノリス/フェルスタッペン/ピアストリのタイトル獲得条件

    三つ巴F1最終決戦 ノリス/フェルスタッペン/ピアストリのタイトル獲得条件

    2025年シーズンはついに最終決戦を迎え、アブダビGPではランド・ノリス、マックス・フェルスタッペン、オスカー・ピアストリによる“三つ巴”のタイトル争いが展開される。ポイントリーダーのノリスを12ポイント差でフェルスタッペンが、さらに16ポイント差でピアストリが追う構図だ。

    ここでは、ノリス、フェルスタッペン、ピアストリがそれぞれどのような結果で2025年F1ワールドチャンピオンになれるのか、その全条件を整理する。

    ■ ランド・ノリスがチャンピオンになる条件(408 pts)
    ノリスは最も有利な立場にあり、3位以内なら無条件でチャンピオン確定となる。4位以下でも、他2名の結果次第でタイトルを保持できる。

    ● 無条件でチャンピオン
    ・1位〜3位なら条件不問

    ● 4位または5位
    ・フェルスタッペンが2位以下

    ● 6位または7位
    ・フェルスタッペンが2位以下
    ・ピアストリが2位以下

    ● 8位
    ・フェルスタッペンが3位以下
    ・ピアストリが2位以下

    ● 9位
    ・フェルスタッペンが4位以下
    ・ピアストリが2位以下

    ● 10位
    ・フェルスタッペンが4位以下
    ・ピアストリが3位以下

    ● ノーポイント
    ・フェルスタッペンが4位以下
    ・ピアストリが3位以下

    ■ マックス・フェルスタッペンがチャンピオンになる条件(396 pts)
    フェルスタッペンは12ポイント差を追う立場だが、勝利による逆転可能性が高い。

    ● 1位(優勝)
    ・ノリスが4位以下

    ● 2位
    ・ノリスが8位以下
    ・ピアストリが3位以下

    ● 3位
    ・ノリスが9位以下
    ・ピアストリが2位以下

    ■ オスカー・ピアストリがチャンピオンになる条件(392 pts)
    ピアストリは最も厳しい位置にいるが、優勝すれば一気に形勢を変えられる。

    ● 1位(優勝)
    ・ノリスが6位以下

    ● 2位
    ・ノリスが10位以下
    ・フェルスタッペンが4位以下

    2025年のF1世界選手権 アブダビグランプリ

  • オスカー・ピアストリ F1アブダビGP予選「チームオーダーの話し合いはまだ」

    オスカー・ピアストリ F1アブダビGP予選「チームオーダーの話し合いはまだ」

    オスカー・ピアストリは2025年シーズン最終戦アブダビGPの予選を3番手で終え、週末序盤の苦戦を考えれば「ほぼ持てる力を出し切った」と語った。

    ピアストリは選手権争いに残る3名のうちの一人で、首位ランド・ノリスからは16ポイント、マックス・フェルスタッペンからは4ポイント差で日曜決勝に臨む。

    一方で、決勝で重要になる可能性があるマクラーレンのチームオーダーについては「まだ直接話し合っていない」と明かし、ノリスのタイトル獲得を援護するかどうかは日曜に向けて協議が必要だと語った。

    予選3番手に満足「これが僕たちの持てる力」
    ピアストリは予選を振り返り、次のように語った。

    「正直、かなり良かったと思う。Q1で良いラップをまとめられて、週末で初めて“ちゃんとした基準”を作れたのが大きかった。Q3でも感触は良くて、僕のラップもランドのラップも良かったと思う。それが僕たちの持てる力だったので、最終的には満足している」

    さらにピアストリは「今日は単純に速さが足りなかった」と認めつつ、「明日はエキサイティングな1日になる」と意気込んだ。

    「昨日のプラクティスと今日のプラクティスから改善できた部分があった。クルマの感触も良くなったし、自分自身もしっかり走れていた。それは助けになる。今日はマックスを倒すほど速くはなかったけれど、僕たちにできることはすべてやった」

    タイトル争いでの役割は「まだ話していない」
    予選トップ3はそのままタイトル争いの3名が並ぶ形となった。フェルスタッペンはノリスから12ポイント差、ピアストリは16ポイント差。ノリスは3位でフィニッシュすれば自力で王者となる。

    ピアストリがノリスを援護する可能性について質問されると、彼は次のように答えた。

    「話し合うつもりだよ。まだ直接その件について話していない。だけど、僕より前にマックスかランドがフィニッシュするまでは、僕にもまだチャンピオンのチャンスがある。明日どうするかは状況次第だね」

    フェルスタッペンがポールポジションから“バックアップ戦術”を仕掛け、ノリスを後方に押し下げようとする可能性も高いと言われる中、ピアストリは自分の立場について冷静に語った。

    「チャンピオンを獲るには、単にレースに勝つだけでは足りないのは分かっている。どうする必要があるかは、まだ考えていないけれど、明日どう展開するかを見て判断することになる」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) アブダビグランプリ

    なぜピアストリは“アウトサイダー”なのか
    ピアストリは一時、ノリスに34ポイント差をつけていた。しかしアゼルバイジャンでのクラッシュ以降、表彰台は2回のみ。ノリスに対して苦戦する週末が続き、ポイントリードを失った。

    カタールでは勝利可能なペースを持ちながら、マクラーレンの戦略ミスで優勝のチャンスを逸したことも響いた。

    そのため、最終戦に3人がタイトル争いを持ち込んだとはいえ、ピアストリは外部から“最も厳しい立場”と見られている。


    決勝への意気込み「まだ何が必要か分からない」
    日曜決勝について問われたピアストリは、タイトル獲得のためのシナリオについて深く考えていないと明かした。

    「まだ分からない。そこまで先のことは考えていない。チャンピオンを獲るには単に勝つだけでは足りないのは分かっているけれど、どうなるかは明日見てみないとね」

    チームメイトのノリスがタイトルを目前とする一方、ピアストリ自身も“まだ脱落していない挑戦者”として最終決戦に挑む。

  • オスカー・ピアストリ F1アブダビGP初日「ポール争いができると思う」

    オスカー・ピアストリ F1アブダビGP初日「ポール争いができると思う」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、金曜のフリー走行2回目(FP2)で11番手となったものの、土曜予選では「ポールポジションを争える“かなりいい”チャンスがある」と自信を示した。

    多くのチームがFP1でルーキードライバーを起用したため、ピアストリはパトリシオ・オワードが自分のマシンを走らせる様子をピットウォールから見守る形に。

    FP2でコースに戻った際は29周を走行し、ロングランの一方、ソフトタイヤの最初のタイムラップでは十分なグリップを得られず、チームメイトのランド・ノリスに大きく遅れをとる結果となった。

    「まだ足りないところはあるけど、悪くはない」
    ピアストリはマシンを降りたあと、こう振り返った。

    「ミディアムではかなり良かったと思うけど、ソフトでは最初のタイムラップでグリップを最大限に引き出せなかった。感触をつかんでいる段階だけど、明日に向けて改善すべき点はいくつかある。でも、1回のセッションだけにしては悪くない」

    大きなセットアップ変更が必要かどうかを問われると、次のように答えた。

    「たぶん細かい部分だけだと思う。マシンはかなりいい状態にあるし、ソフトの最初のラップでグリップを引き出せなかっただけだ。もちろん小さな調整は必要だけど、何か大きな問題があるわけではない」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) アブダビグランプリ

    「予選ではポール争いができると思う」
    カタールGPで今季6回目のポールを獲得したばかりのピアストリは、アブダビでもその勢いを保てると見ている。

    「かなりいいと思う。マシンは速そうだし、あとはもっと周回を重ねて感覚をつかむだけ。明日はもう少し周回できるし、タイヤセットも増える。うまくいけば前に行けるはずだ」

    ピアストリは現在、日曜決勝でタイトル争いに残る3名のうちの一人で、首位のノリスから16ポイント差、2番手フェルスタッペンから4ポイント差の3番手につけている。

  • オスカー・ピアストリ F1アブダビGP会見「3番手という立場が心を軽くする」

    オスカー・ピアストリ F1アブダビGP会見「3番手という立場が心を軽くする」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、前戦カタールでの力強い走りを経て「大きな自信」を得てアブダビGPに臨むと語った。ポイントでは16点差と不利な立場だが、過去の“三つ巴タイトル決戦”のジンクスが「わずかな comfort(心の余裕)」を与えているという。

    一時は第5戦以降ずっとランキング首位を走っていたピアストリだが、後半戦の失速によりメキシコでランド・ノリスに首位を奪われ、前戦カタールではマックス・フェルスタッペンにも逆転され3位に後退。

    それでもスプリント勝利とスプリントポールを手にしたカタール週末は、ここ数戦で最も充実した内容となった。

    「リラックスしている」とピアストリは木曜メディアデーで語った。

    「ジュニア時代にはタイトル争いの“追われる立場”だったけど、あれは本当にハードだった。今回は3人の中で“失うものが一番少ない立場”で入れていて、すごく違う感覚だよ」

    「カタールでの週末を経て、自分がしっかり戦えるという大きな自信がある。もちろんタイトルを取るには多くのことが必要だけど、正しい場所にいて、正しいタイミングを逃さず、あとはどう転ぶかを見てみるだけだね」

    ランキングトップのノリスとは16点差。可能性は最も低いが、もし王座を獲得すれば「とてもクールだ」と笑う。

    「そういう大きな成果って、後からじわじわ実感が湧くものだと思う。でもシーズンオフまでもすぐだし、レースというのは結局、次の週末に向けて切り替わっていく。もし達成できたら、それはもちろんすごく嬉しいことだよ」

    ピアストリがわずかに勇気づけられているのが、“三つ巴の最終戦”におけるある統計だ。

    2007年(キミ・ライコネン)、2010年(セバスチャン・ベッテル)と、最終戦に3番手で入ったドライバーが2度とも逆転王者になっている。

    セバスチャン・ベッテル アブダビグランプリ

    「僕にとっては嬉しい統計だけど、過去にそうだったからといって今回もそうなるとは限らない。だから寄りかかるつもりは全くない。ただ、“可能だ”というほんのわずかな comfort は与えてくれるね」

    チームオーダーについて問われると、ピアストリはまだ何も決まっていないと強調した。

    「その話はしていない。何が期待されているのか、まだ分からないんだ」

    最後に母国オーストラリアのファンに向けて「ベストを尽くす」と語り、静かに決戦へ気持ちを整えていた。

    マクラーレン内の力関係と“3番手からの逆転”の現実味
    マクラーレンは今季、ノリスとピアストリを“完全に自由に戦わせる”と公言してきたが、タイトル最終決戦で両者が絡むシナリオは避けたい。一方で、前戦カタールでチーム戦略が裏目に出たことは、ピアストリの士気と判断の柔軟さをむしろ高めた印象だ。

    統計的には“3番手逆転”は過去に2回起きているものの、今年のポイント差は16点。タイトル奪取には、ノリスとフェルスタッペン双方の不運を含め、複数の条件が重なる必要がある。ただし、カタールで示した単体パフォーマンスを武器に「最低限、チャンスが生まれたときにそこに居合わせる」ことは十分可能だ。

    ピアストリの冷静さと勝負勘が、最終戦アブダビでどこまで“奇跡の構図”に関与できるのか。三つ巴決戦の結末を左右する存在になることは間違いない。

  • マクラーレンF1 チームオーダー“封印”も…条件次第でピアストリがノリス支援

    マクラーレンF1 チームオーダー“封印”も…条件次第でピアストリがノリス支援

    マクラーレンは、2025年F1アブダビGPを前に「チームオーダーは基本的に使用しない」と強調しつつも、必要な状況になればオスカー・ピアストリがランド・ノリスのタイトル獲得を支援する可能性を認めている。両者は依然としてタイトル争いの射程圏内におり、チームは最終戦を前に“公平性”と“柔軟性”の両立を図る姿勢を示した。

    カタールGP後、マクラーレンは最終戦に向けて両ドライバーに自由に戦わせる方針を改めて確認。

    しかし、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が依然として脅威である状況を踏まえ、特定のシナリオでは“片方のドライバーがもう一方を支援する”判断も排除していない。

    ピアストリに逆転タイトルの可能性が消えた場合は援護役に回る構図も
    マクラーレンは、レース中にピアストリのタイトル可能性が現実的に消えたと判断された場合、彼がノリスのために順位を譲るケースもあり得るとしている。

    例えば、ノリスが3位でフィニッシュすればタイトル獲得が決まる状況で、ピアストリとノリスが3位と4位を走行しているような場合、ピアストリにポジション移動を指示する可能性がある。

    さらには、ピアストリがフェルスタッペンの背後で2位、ノリスが4位という状況下では、チームがタイトル最優先で“2位の座を明け渡す”よう求めるケースも考えうるという。

    両ドライバーに事前共有される「全シナリオ」
    チーム代表アンドレア・ステラは、アブダビGP前にノリスとピアストリの双方に対し、どのような状況で支援が求められるのかを事前に明確化すると語った。
    突然の判断でドライバーを驚かせるのではなく、透明性と誠実さをもって決勝に臨むためだ。

    ステラはカタールGP後に次のように述べている。

    「どちらかのドライバーにタイトルを追う状況が続く限り、もう一方を排除するようなコールはしない。状況がどう展開するかを見ていくことになる」

    「我々はドライバーに対して誠実でありたいし、彼らを驚かせるようなことはしたくない。だからこそ、アブダビまでの間にランドとオスカーと話し合い、どのようにレースへ臨むかを確認するつもりだ」

    マクラーレンは最終戦を前に、平等な戦いを尊重しつつ、タイトルという最大目標を逃さないための“柔軟なチーム戦略”をすでに準備している。ノリスとピアストリ、若き両エースによる最終決戦は、戦略的にも大きな注目を集めることになりそうだ。

  • マクラーレンF1の内部緊張が激化:ピアストリ冷遇疑惑が豪州上院まで波及

    マクラーレンF1の内部緊張が激化:ピアストリ冷遇疑惑が豪州上院まで波及

    F1タイトル争いが最終決戦を迎えるなか、マクラーレンを巡る“ピアストリ冷遇”疑惑が異常な広がりを見せている。カタールGPの戦略ミスに端を発した騒動はついにオーストラリア上院にまで飛び火し、パドックの空気は一段と重くなった。

    疑念の中心は、7周目のセーフティカーでピットに入らなかった不可解な判断だ。一部では、ランド・ノリスに不利になるリスクを避けるため、あえてピアストリに有利な展開を拒んだのではないかとまで囁かれている。

    豪州上院議員の“ジョーク”が象徴する異常事態
    オーストラリアのマット・カナバン上院議員は、運輸担当官に対し「マクラーレンはピアストリに不利な判断をして、彼のワールドタイトルを奪っていると思いますか?」と冗談交じりに質問した。

    軽いジョークのつもりだったが、パドックの状況は笑えない。カタール後、ピアストリ側が不信感を強めているとの憶測が広がっているためだ。

    ザク・ブラウンの“抱擁”が逆効果に:ウェバーの冷たい視線
    疑惑をさらに加速させたのは、ピアストリのマネージャーであるマーク・ウェバーの反応だった。
    F1フォトグラファーのキム・イルマンによると、ザク・ブラウンCEOがカメラの前でピアストリに抱擁しに行った瞬間、ウェバーは**「氷のような視線」**を向けたという。

    ブラウンが何と言ったかについて、ピアストリは「謝罪だった。それ以上求めることはできないね」と語った。

    しかし、ウェバーがカタールGP週末にアストンマーティンのガレージでエイドリアン・ニューウェイと並んで座っていたことが発覚し、ピアストリの将来に関する噂が一気に拡大している。

    三つ巴のタイトル決戦:ヨス・フェルスタッペンが遠隔から圧力
    アブダビGPではノリス、フェルスタッペン、ピアストリが2010年以来となる三つ巴のタイトル争いに挑む。

    フェルスタッペンの父ヨスはケニアでのラリー参戦のため現地に来ないが、「マクラーレンには緊張があるだろう」「このチャンスを逃したら次はないかもしれない」と発言し、遠隔から強烈な圧力をかけた。

    さらに「今、人々はマックスがどれほど特別かを理解している。各チームはレッドブルではなく“マックス”を相手にしている」と語り、マクラーレンへのプレッシャーを一段と増幅させた。

    アンドレア・ステラが沈静化を図る:「オスカーもタイトル候補」
    内部不穏が高まる中、チーム代表アンドレア・ステラはピアストリを擁護した。

    「オスカーはタイトルを獲れる位置にいる。歴史的に、第3の候補が勝つこともある」

    さらに疑惑を否定するように、「我々は誠実さと透明性を持って判断する。どちらか一方がタイトルを獲れるなら、その結果を尊重する」と語った。

    しかし、今年度のマクラーレンが掲げる“パパイヤ・ルール”(完全平等の扱い)は、これまでにもたびたび嘲笑の的となり、カタールGPで再び批判を浴びた。

    新たな陰謀論:「ドラマの方がF1とマクラーレンに得」
    カタール後、ザク・ブラウンが笑みを浮かべながら「F1ファンにとっては最高のギフトだ。数字にも良いだろうね」と発言したことが、さらなる陰謀論を招いた。

    「マクラーレンとF1はこのドラマで得をしているのでは?」という憶測が一部で広まり、事態はますます複雑化している。

    ブラウンは続けて「昨年アブダビで勝っているから強いはずだ」と前向きに語ったが、パドックの視線は厳しいままだ。

  • オスカー・ピアストリ F1カタールGP決勝「今年ベストの週末…悔しすぎる」

    オスカー・ピアストリ F1カタールGP決勝「今年ベストの週末…悔しすぎる」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、F1カタールGP決勝で採用されたマクラーレンの戦略判断により優勝のチャンスを逃し、タイトルライバルであるマックス・フェルスタッペンの背後となる2位でフィニッシュした。

    スプリントでポール・トゥ・ウィンを達成し、決勝でもポールポジションを獲得したピアストリは、序盤から完璧な週末を築いていた。

    しかし、レース中盤に出されたセーフティカーで大半のライバルがピットインする中、マクラーレンはピアストリとランド・ノリスをステイアウトさせたことで、強制的に通常のレースペース下で2度のピットストップを行う不利な展開となった。

    セーフティカー下で唯一ステイアウトした代償
    レースはランド・ノリスを抑えながら完璧なスタートを決め、背後のフェルスタッペンとの差を広げようとしていたタイミングで大きく動いた。7周目、ニコ・ヒュルケンベルグがピエール・ガスリーと接触し、ストップしたマシンを回収するためにセーフティカーが導入された。

    週末の各タイヤセットに“最大25周”の走行制限が課されていたこともあり、ほぼ全車がこのタイミングで1回目の義務的なピットストップを消化したが、マクラーレンは2台ともステイアウトを選択した。この判断により、ピアストリは通常のレース速度の中で2回のピットストップを行わなければならず、フェルスタッペンが築いたリードを取り戻すことはできなかった。

    ピアストリは最終的にフェルスタッペンから約8秒差の2位でチェッカーを受け、全セッション1位を並べた“完璧な週末”は勝利のない苦い結果へと変わった。

    「今年ベストの週末だった。悔しすぎる」
    ピアストリはレース後、こう振り返った。

    「正直、かなりキツい。おそらく今年どころかF1に来てから一番良い週末を過ごしていたのに、結果に結びつかなかったのは本当に痛い」

    「明らかに今夜は上手くいかなかった。できる限り速く走ったし、やれることは全部やった。だから余計に悔しい」

    「振り返れば何をすべきだったかはハッキリしている。チーム全体で話し合うつもりだ」

    レース直後の無線では「言葉が出ない」「何も言えない」と落胆を隠さず、ノリスも4位にとどまったことでマクラーレンにとって苦い一戦となった。

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) カタールグランプリ

    タイトル争いは最終決戦へ
    この結果、ピアストリはランキング首位のノリスとの差を16ポイントに広げられ、さらにフェルスタッペンが逆転して2番手に浮上。ノリスとの差は12ポイントとなり、タイトル争いは三つ巴のまま最終戦アブダビへともつれ込むこととなった。

    それでもピアストリは前を向く。

    「もちろん全部が悪いわけではない。週末のペースは本当に強かった。でも今は少し飲み込むのが難しい」

    「今週末みたいに走るだけだ。僕の力ではどうにもならないことがあるし、必要なことが全部僕に向く必要がある。でも、全力で速く走ってベストの位置につけたい」

  • オスカー・ピアストリ F1カタールGP予選「かなりタフなレースになる」

    オスカー・ピアストリ F1カタールGP予選「かなりタフなレースになる」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)2025年F1カタールGP予選でがタイトル争いの渦中で極めて重要なポールポジションを手にした。ランキング2位のピアストリは、ライバルで首位のランド・ノリスの直前となる最前列スタートを確保し、逆転タイトルへの望みをつないだ。

    予選前日のスプリントではピアストリが優勝し、ノリスが3位に終わったことで、両者のポイント差は22点へと縮小した。

    それでも、日曜決勝でノリスが優勝すれば、その場で自身初のワールドチャンピオンが決まる状況は変わらず、ピアストリにとってこのポールは“絶対に落とせない戦い”の重要な一手となった。

    予選で披露した強さ「いじる必要がなかった」
    ピアストリはスプリント勝利後も大きなセットアップ変更を行わず、マシンのフィーリングをそのまま維持してアタックに集中したと説明する。

    「スプリントのあとも、ほとんど同じままにした。少し細かい調整をしただけだ」

    「週末を通してすごく良い感触だった。壊れていないなら直す必要はない! 本当に良かったし、チームは素晴らしい仕事をしてくれた」

    Q2で中古タイヤで速いラップを刻んだことが作戦を少し悩ませたとしつつも、最終的にはQ3の新品タイヤでさらなる伸びを見せ、シーズン7回目のポールをつかみ取った。

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) カタールグランプリ

    “超ハード”な決勝を予想「Gフォースがとにかく凄い」
    57周のカタールGP決勝は、暑さと高速コーナー群によるGフォースで、F1カレンダーでも屈指の“肉体破壊系レース”として知られる。

    さらに今年はピレリが 1スティントにつき最大25周 という走行制限を設けたことで、ほぼ確実に2ストップのフルプッシュ展開が予想される。

    「かなりタフになると思う。2ストップになるし、全力でプッシュする時間が長いはずだ」

    「数年前ほど熱くはないと思うけど、それでもここは何度も強烈なGフォースを受ける。本当にハードワークだ。でも信じられないほど楽しい」

    タイトルへの影響「ほぼ勝つしかない」
    「日曜は勝たなきゃ終わりか?」と問われたピアストリは、迷わずこう答えた。

    「ほぼその通りだね。ベストの位置からスタートできるし、スプリントで見せた走りをもう一度やれるようベストを尽くすよ」

    ランキング首位ノリスの運命が“勝てば即タイトル決定”という明確な状況の中、ピアストリは逆転の望みをつなぐために 勝利が必須 の覚悟を示した。

  • オスカー・ピアストリ F1カタールGPスプリント予選「戻ってこれて嬉しい」

    オスカー・ピアストリ F1カタールGPスプリント予選「戻ってこれて嬉しい」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が2025年F1カタールGPのスプリント予選でポールポジションを獲得した。シーズン後半は苦戦が続いていたが、この日は序盤から流れをつかみ、タイトル争いの主導権を取り戻す一手となった。

    ドライバーズ選手権ではランド・ノリスに24ポイント差をつけられているピアストリ。スプリントは8ポイントが上限となるが、ノリスが3番手スタートであることを考えれば、差を縮める好機となる。

    序盤から流れをつかんだピアストリ「いい一日だった」
    ピアストリは無線で「戻ってこれて嬉しい」と語り、マシンを降りた後も満足感を隠さなかった。

    「今日はいい一日だったと言えるし、そう感じられるのも久しぶりだ。走り始めからすべてが噛み合っていたし、スプリント予選も本当によくいった」

    「ラップの中で大きな瞬間があったけど、それでも十分だった。チームに感謝している。マシンはこの週末ずっと良さそうだったし、結果にはとても満足している」

    「1分19秒台はある」一方で課題も認識
    ピアストリはさらなるポテンシャルの手応えも語った。

    「うまくまとめられれば、1分19秒台もあると思う。いくつか改善すべき点はあるけど、ポールからそう言えるのは悪くない」

    「明日が楽しみだ。スプリントのポールにすぎないし、数ポイントに過ぎないけど、取れるものは何でも取っていくよ」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) カタールグランプリ

    カタールは好相性のサーキット「判断は難しいが今日は良かった」
    ピアストリにとってルサイルは“得意コース”とも言える場所。2023年にはスプリント初勝利を挙げ、昨年2024年のスプリントではノリスが譲る形で再び勝利を手にしている。

    今回は1時間のみのフリー走行でスプリント予選に臨む厳しい週末だが、マクラーレンの競争力については慎重な姿勢を崩していない。

    「スプリントの週末だと、走り始めの段階で本当に全体を把握できているのか判断しづらい。でも今日は一日を通してマシンがとても良かった」

    「スプリント予選に向けていい調整ができたし、ペースも終始あった。これを維持できればいいね」

  • ピアストリ、F1ラスベガスGPのローソン接触をFIAに提起「明らかに強引」

    ピアストリ、F1ラスベガスGPのローソン接触をFIAに提起「明らかに強引」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、F1ラスベガスGPのターン1で発生したリアム・ローソン(レーシングブルズ)との接触について、次戦カタールGPで予定されているFIAとのドライバー会合で正式に議題として扱うべきだと主張している。

    ピアストリは決勝を5番手でフィニッシュしたものの、チームメイトのランド・ノリスとともに車体下部の過度な摩耗により失格処分を受け、順位を失っている。

    2週間前のラスベガスで、ローソンはスタート直後の1コーナーでピアストリ側へ寄せ、ホイール同士が接触。FIAはジョージ・ラッセルのロックアップを避ける動きの中で起きた「レーシングインシデント」と判断したが、ピアストリはこの裁定に疑問を呈している。

    「かなり強引だった」──問題のターン1接触
    ピアストリはローソンの動きを「アンビシャス(強引)だった」と表現しつつ、ノーペナルティ判定には皮肉を交えてコメントした。

    「アンビシャスだったのは確かだ。でも“問題なし”らしい」

    接触については深刻な損傷はなかったようで、「ホイール同士だったと思うけど、正直まだ4つとも付いていたのが驚きだった」と振り返っている。

    ただし、スタート直後の混乱でリズムを崩し、序盤の数周で思うようにペースを上げられなかったと説明した。

    「来週のFIA会議で取り上げる」 ガイドライン問題が再燃
    ピアストリは、この接触は 来週カタールで行われるFIAとのドライバー会議 で議題になるべきだと主張する。

    「来週のミーティングで、あの件について話すことになるだろうね」

    この会議は、今季たびたび議論を呼んだ“ドライバーガイドライン(オーバーテイクやコーナリングの裁定基準)”を再検討する場として設けられている。ピアストリは明らかに、ローソンとの接触がこの基準に照らして妥当だったのかを問いただしたい意向だ。

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) ラスベガスグランプリ

    レース内容には一定の手応え 「戦略は素晴らしかった」
    序盤でフェラーリのシャルル・ルクレールに先行される場面はあったものの、ピアストリはクリーンエアに入ってからのペースには満足を示した。

    「レース序盤でシャルルに抜かれたのは理想的ではなかったけど、クリーンエアでのペースは本当に良かった。戦略も素晴らしかった。ただ、いくつか難しい瞬間が多すぎた」

    最終的にはキミ・アントネッリ(メルセデス)を追う展開となり、コース上では5位フィニッシュ。アントネッリの5秒加算ペナルティで4位に繰り上がったものの、その後の失格により順位は抹消された。

    タイトル争いは混戦へ
    失格によりノリスとピアストリのポイント獲得はゼロとなり、ピアストリは マックス・フェルスタッペンと同点 のまま、チームメイトのノリスを24点差で追う展開となった。
    残り2戦+スプリントを前に、選手権争いは三つ巴の様相を呈している。