カテゴリー: オスカー・ピアストリ

  • オスカー・ピアストリ F1日本GP2位「セーフティカーがなければ…」

    オスカー・ピアストリ F1日本GP2位「セーフティカーがなければ…」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1日本GPで2位表彰台を獲得し、今季初めてフルレースを戦い切った。

    スタートで首位に立ちレースを主導しながらも、セーフティカーの影響で逆転を許す結果に。それでも「すべてをやり切った」と語り、現時点でのマクラーレンの最大限のパフォーマンスだったと手応えを示した。

    スタートで首位に立った場面について振り返ると、冷静な自己評価を示した。

    「悪くはなかったけど、特別すごいスタートだったとは思っていない。キミがすぐにホイールスピンしているのが見えたし、ジョージは見えなかったけど、キミを避ける必要があったから少し乱れた。でもトップに立つには十分だったし、それは良かった」

    レース全体については、ほぼ完璧に近い内容だったと評価している。

    「今週末は持っているものを最大限引き出せたと思う。プラクティスからいいウィンドウに入っていたし、予選でもそこに戻せた。パワーユニットの使い方もよく理解できていたし、スタートも練習の成果が出た。レースペースもポジティブなサプライズだったし、戦略も良かった。すべてをやり切った」

    それでも勝利には届かなかった理由については、明確に分析している。

    「セーフティカーがなければどうなっていたか見てみたかった。ジョージは抑えられていたし、ピット前には少し引き離していた。でもキミがフリーエアに入ってからは明らかに僕より速かった。勝てたかは分からないけど、確かめてみたかった」

    オスカー・ピアストリ マクラーレン F1 日本GP

    メルセデスとの差については現実的な認識を示した。

    「今日すべてを完璧にやっても15秒差で負けている。だからまだ大きなギャップがある。でも近づける自信はある」

    一方で、手応えも感じている。

    「ジョージをあれだけ長く抑えられたのは大きな収穫だった。メルセデスは倒せる存在だと思う」

    2026年マシンの特性による危険性についても触れている。

    「こういう速度差の問題は、レギュレーションが決まった時から予想されていた。パワーユニットの性質上、簡単に解決できる問題ではない。僕自身もフリー走行でかなり危ない場面があった。予想以上のスピード差で接近してくることがある。ドライバーとして学ぶ必要もあるけど、安全面では早急に見直す必要がある」

  • オスカー・ピアストリ F1日本GP予選3番手「規律ある走りが重要」

    オスカー・ピアストリ F1日本GP予選3番手「規律ある走りが重要」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1日本GP予選で3番手を獲得した。メルセデス勢がフロントロウを独占する中で、フェラーリ勢との争いを制し上位グリッドを確保した。

    2026年型マシン特有の難しさが際立つ中、ピアストリは「規律あるドライビング」が結果につながったと説明。エネルギーマネジメントが大きく影響する現行レギュレーションへの適応が、今回の鍵となった。

    マクラーレンは予選を通じて浮き沈みのある展開を見せたが、Q2以降にパフォーマンスを引き上げ、最終的にトップ3入りを果たした。

    ピアストリ「規律を守ることが重要だった」
    ピアストリは予選を振り返り、全体としてはうまくまとめられたとしつつも、最終アタックには課題があったと明かした。

    「かなりうまく実行できたセッションだったと思う。Q3最後のラップは少し乱れてしまったけど、それ以外はいい流れで組み立てられた」

    「FP3の後にはマシンに求めるものがはっきりしていたし、それをうまく実現できたと思う。それに加えて、どういう走らせ方をしないといけないかも理解していた。いくつか興味深いことをやる必要があるから、その中で規律を保つことがうまくいった要因だった」

    「予選中はみんな少しずつ変化していたと思う。僕たちはQ1では良くなかったけど、Q2で一気に良くなって、そのペースを維持できた。一時はフェラーリも同じくらいに見えたし、全体的に混戦だったけど、最終的に3番手で終えられて満足している」

    「速く走っているつもりが遅くなる」2026年マシンの難しさ
    ピアストリはQ3最終ラップについて「少し乱れていた」としながらも、改善の余地がどれほどあったかは判断が難しいと語る。

    「ほんの少しは縮められたかもしれないけど、正直なところ分からない」

    「特にこのマシンでは、自分では速く走っているつもりでも、実際には遅くなっていることがある。エンジンがそれを好まないことがあるからね」

    「バランスがとても難しいけど、僕たちができた範囲ではかなりいいところまで来ていたと思う」

    さらに2026年の予選では、単純な限界アタックだけではなく、バッテリーの回生やデプロイメント管理が重要になる点にも言及した。

    「コーナーで速く走れたと感じても、デプロイメントの影響でストレートで問題が出ることもある。なぜラップタイムが変動するのか理解するのは簡単じゃない」

    「今回は単純に少しプッシュしすぎた。それが原因だと思う」

    オスカー・ピアストリ F1 日本GP

    「まだ大きな差がある」メルセデスとの差を認識
    ピアストリはチームの進歩を評価しつつも、メルセデスとの差は依然として大きいと強調した。

    「週末ごとにマシンとパワーユニットについて多くを学べている」

    「今回の鈴鹿では、S字でメルセデスより遅いことが必ずしも悪いわけではなかった。変な話だけど、それに少し助けられた部分もあったと思う」

    「全体としては競争力が上がってきている。でも、まだ大きなギャップがあるのは間違いない」

    決勝に向けた課題と“初スタート”への挑戦
    ピアストリにとって今回は、2026年シーズンで初めて決勝スタートを切るチャンスとなる。

    開幕戦オーストラリアではグリッドに向かう途中でクラッシュ、中国GPではバッテリー関連のトラブルによりマクラーレン2台ともスタートできなかった。

    そのため、レース経験の不足について問われたピアストリは、状況の中で学び続けていると説明した。

    「特にそうは思っていないけど、実際に経験しないと分からないこともある」

    「レースを見たり、プラクティスを通してできるだけ多くを学ぼうとしている。異なるスピードのクルマが混在する中で、いくつか興味深い場面もあった」

    「昨日はデグナー1でオーバーテイクもしたし、そういうのは新しい経験だった」

    「求められる認識レベルはかなり高い。でも最終的にはペースが結果を決めると思うし、スタートも重要になる。周りがこのメンバーだと簡単ではないけどね」

    着実に適応を進めるピアストリにとって、日本GP決勝は2026年マシンへの理解をさらに深める重要な一戦となる。

  • オスカー・ピアストリ F1日本GP初日最速も慎重「まだ序列は変わっていない」

    オスカー・ピアストリ F1日本GP初日最速も慎重「まだ序列は変わっていない」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1日本GPの金曜フリー走行2回目でトップタイムを記録し、厳しいシーズン序盤の中で明るい兆しを見せた。

    開幕2戦(オーストラリア、中国)でスタートできなかった状況から、ようやく迎えた実質的な初戦に向け、ピアストリは「前向きな一日だった」としながらも、勢力図そのものは大きく変わっていないとの見方を示した。

    マクラーレンはこの日、両車にエアロレーキを装着するなど実験的なプログラムを中心に走行。2026年レギュレーション下でのMCL40の理解を深める作業に重点を置いた。

    ピアストリ「良い進歩を感じられた」
    ピアストリは金曜の走行について次のように語った。

    「全体としては悪くない一日だった」

    「特にフリー走行2回目では良い進歩を感じられたし、ポジティブな手応えがある」

    「価値のあるデータも得られたし、良いポジションにいると思う」

    一方で、トップタイムを記録した結果については冷静な姿勢を崩さなかった。

    「まだやるべきことはあるし、特にメルセデスのようなライバルは非常に強い」

    「でも重要なのは自分たちのパフォーマンスに集中することだ」

    「今日の進歩をベースに、さらに競争力を高めていきたい」

    マクラーレン首脳「序列は変わっていない」
    マクラーレンのレーシング部門シニアディレクターであるランディ・シンも、チームの前進を評価しつつ現実的な見方を示した。

    「難しいスタートだったが、その中で最大限の成果を引き出すことができた」

    「FP1後にはランドのマシンに油圧系の問題があったが、チームは素晴らしい対応でデータ収集を継続できた」

    「オスカーがトップで終えたのは励みになるが、我々は現実的に見ている」

    「前戦から大きく序列が変わったとは考えていない」

    オスカー・ピアストリ F1 日本GP

    ノリスは油圧トラブルで苦戦
    一方、チームメイトのランド・ノリスは対照的に難しい一日を強いられた。

    FP2序盤に油圧トラブルが発生し、連続した走行ができない状況となり、セットアップの最適化に必要な周回数を確保できなかった。

    「難しい一日だった。必要な周回をこなせなかった」

    「FP2序盤は1周ずつしか走れない状態で、午前中もエアロ作業が中心だったから、実際のパフォーマンスを示す走行はほとんどできていない」

    最終的にノリスは4番手まで順位を上げたものの、ロングラン不足が大きな課題として残った。

    「このコースでは周回を重ねて自信を築き、セットアップを詰めることが重要だ」

    「でも今はロングランもなく、連続走行もほとんどできていないから、2〜3歩遅れている状態だ」

    「それでも最後にいくつかはまとめることができたし、多少は学べた」

    「今夜はリセットしてデータを見直し、明日は意味のある走行を取り戻したい」

    ピアストリのトップタイムは確かにポジティブな材料ではあるが、チーム内外ともに“本当の位置関係”を見極めるにはまだ早いというのが共通した認識だ。週末を通じてマクラーレンがどこまでパフォーマンスを引き上げられるかが注目される。

  • オスカー・ピアストリ F1日本GP「まずはスタートしたい」連続DNSから再出発へ

    オスカー・ピアストリ F1日本GP「まずはスタートしたい」連続DNSから再出発へ

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年シーズン開幕2戦で連続DNS(未出走)という厳しい状況に直面している。

    オーストラリアではグリッドへ向かう途中のクラッシュ、中国ではマシントラブルによりフォーメーションラップ前にリタイアを余儀なくされ、いまだ決勝レースに出走できていない。

    ピアストリは鈴鹿でのメディア対応で、今週末の目標について次のように語った。

    ピアストリ「少なくともスタートシグナルを見たい」
    「それはいいね、そうなればいいよ」とピアストリは笑いながら語った。

    「明らかに今年のスタートは良くなかったけど、今週は少なくともスタートシグナルが点灯するところまでは行きたいし、そこからだと思っている」

    「自分たちがどの位置にいるかはだいたい分かっているし、大きな驚きは期待していない。ただ、しっかりとした週末を実行できればいい」

    連続DNSにも冷静な姿勢
    2戦連続でスタートできなかったことについても、ピアストリは感情的になるのではなく、学びに変える姿勢を強調した。

    「怒りはあまりなかった。最初のDNSでは多少の怒りや信じられない気持ち、失望はあった」

    「でも中国の後は、そういうものだと受け止めた。すべてが思い通りにいくわけじゃないし、怒ったり落ち込んだりしても意味はない」

    「何も変えられないからこそ、目の前のことに集中して、その状況からできるだけ多くを学ぶことが重要だ」

    「レースを見て、どういう展開になるのか、どのマシンが良さそうか、何か気づけることがないかを探した。それが自分にできることだった」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) F1 日本GP

    レース不在でも変わらない準備
    2026年はまだ決勝を走れていないものの、準備の進め方自体は変えていないという。

    「レースを見ながらできるだけ多くを学ぼうとしている」

    「今のレースのやり方はかなり変わっているから、そこからできるだけ多くを吸収しようとしている」

    「でもシミュレーターに関しては特別に何かできるわけではないし、簡単に遅れを取り戻す方法もない。実際にレースでベストを尽くすしかない」

    見えている課題と現状の立ち位置
    週末を笑顔で終えるために必要なことを問われると、ピアストリは現実的な目標を口にした。

    「まずはレースにスタートすること。それができれば大きい」

    「最初の2戦はああいう形だったけど、僕にできるのは良いパフォーマンスを発揮することだけだ」

    「今年の予選には満足しているし、自分でコントロールできる部分ではうまくやれていると思う」

    「新しいマシンやレギュレーションにも適応できているし、理解も進んでいる」

    「ただ、それをレースで示す機会がなかった」

    「現状としては、メルセデスやフェラーリの後ろにいるのは明らかだ。だからこそ、コースに出たときに自分ができることを見せるだけだ」

  • ピアストリ「少なくともグリッドには着いた」発言が裏目 マクラーレンF1の悪夢

    ピアストリ「少なくともグリッドには着いた」発言が裏目 マクラーレンF1の悪夢

    マクラーレンは2026年F1シーズン序盤で深刻な問題に直面している。中国GPでは2台とも決勝スタートを切ることができず、チームの不振がより鮮明となった。

    その中で注目を集めたのが、オスカー・ピアストリの何気ない一言だった。結果的にその発言は、わずか数分後に皮肉な形で現実となる。

    デビッド・クルサードが明かした“皮肉な一言”
    元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、自身の古巣マクラーレンの状況について言及し、現状を厳しく評した。

    「我々はマクラーレンについて話さなければならない。僕の元チームだ。ここ数年で到達した高みから……まあ、かなり厳しい状況だと言わざるを得ない」

    「完全に歯車が外れてしまったような状態で、2台ともグランプリのスタートすら切れなかった」

    中国GPでは、ランド・ノリスのマシンはガレージから出ることすらなく、ピアストリのマシンも決勝前にトラブルが発生。結果として両車ともDNSとなった。

    「少なくともグリッドには着いた」が現実に
    ピアストリはグリッドに並ぶこと自体には成功していたが、その直後に思わぬ展開が待っていた。

    「僕はオスカーと、彼がグリッドを離れてトイレに向かうときに話したんだ。そのとき彼は『まあ今回は少なくともグリッドには着いたよ』と言っていた」

    「だが彼は、自分がトイレから戻ってきたときにマシンがリタイアしているとは思ってもいなかったはずだ」

    「明らかにマシンの信頼性に問題がある。彼らはエンジンサプライヤーであるメルセデスを指摘しているが、状況は非常に速く変わるものだ」

    なおピアストリは開幕戦オーストラリアGPでもスタート前にアクシデントに見舞われており、これで2戦連続の未出走となった。

    問われるドライバーの忍耐と将来
    クルサードは、こうした状況が続いた場合のドライバー心理にも言及した。

    「短期的な将来だけでなく、長期的に見て他にどんなチャンスがあるのかという疑問が必ず出てくるだろう」

    「レーシングドライバーは電球のようなものだ。強く輝いているときは使われ、そうでなければ外される。そしてチームがドライバーに対してそれをするように、ドライバーもチームに対して同じことができる」

    マクラーレンの不振が続けば、ピアストリを含むドライバーの将来にも影響を及ぼす可能性がある。序盤2戦で露呈した信頼性問題は、今後のシーズンの行方を左右する大きな要素となりそうだ。

  • オスカー・ピアストリ 開幕2戦DNS F1史上初の不名誉記録

    オスカー・ピアストリ 開幕2戦DNS F1史上初の不名誉記録

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1中国GPでスタートできず、開幕2戦連続DNSという不名誉な記録を残した。これにより、F1世界選手権の歴史上、シーズン最初の2戦でいずれもDNSとなった初のドライバーとなった。

    さらにこの結果は、マクラーレンの創設者であるブルース・マクラーレンが1969年アメリカGPとメキシコGPで記録して以来となる、同チームにとっての連続DNSという形でも並ぶものとなった。

    ピアストリは母国ラウンドのオーストラリアGPで、グリッドへ向かう途中のクラッシュによってスタートできなかった。そして上海で行われた中国GPでは、パワーユニットの電気系トラブルによりグリッド上からマシンを下ろされ、再びDNSが記録された。

    これによりピアストリは、これまでF1世界選手権のグランプリに参戦した782人のドライバーの中で、シーズン開幕2戦を連続してスタートできなかった初の存在となった。F1世界選手権はここまで通算1,151戦を数えているが、その記録の中でも前例のないケースとなった。

    なお、1964年にはトニー・マグスがオランダGPとベルギーGPで連続DNSを記録している。ただし、マグスはその年の開幕戦モナコGPにエントリーしておらず、カレンダー上の最初の2戦でDNSを喫したわけではなかった。

    今回のピアストリの連続DNSは、マクラーレン創設者のブルース・マクラーレン以来の出来事でもある。ブルース・マクラーレンは1969年のアメリカGPでエンジントラブル、続くメキシコGPで燃料噴射系の問題に見舞われ、2戦連続でDNSとなっていた。

    一方でチームメイトのランド・ノリスも、中国GPではガレージからグリッドに向かうことができなかった。ノリスは、ピアストリとは別系統ながら同様にパワーユニットの電子制御系トラブルに見舞われ、自身のキャリアで初めてDNSを記録した。154回目のエントリーでの初DNSとなり、スタート数は153のままとなっている。

    マクラーレンにとってダブルDNSは、2005年アメリカGP以来となった。この時はキミ・ライコネンとファン・パブロ・モントーヤが、ミシュランタイヤの安全性への懸念によってレースを走ることができなかった。

    また中国GPは、マクラーレンにとって2017年バーレーンGPとロシアGP以来の連続DNSにもなった。当時はストフェル・バンドーンとフェルナンド・アロンソが、それぞれ別の週末でスタートできなかった。

  • オスカー・ピアストリ F1中国GP欠場で自虐「2戦続けてテレビ観戦は久々」

    オスカー・ピアストリ F1中国GP欠場で自虐「2戦続けてテレビ観戦は久々」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1中国GPで電気系トラブルによりスタートできず、開幕2戦連続のDNSという厳しいシーズン序盤を迎えることになった。中国GPでは5番手グリッドを獲得していたものの、決勝はグリッド上でマシンに問題が発生し、そのままガレージへ押し戻された。

    開幕戦オーストラリアGPでは偵察ラップ中のクラッシュでスタートできず、中国GPではパワーユニット関連の電気系トラブルで欠場。

    土曜のスプリントで6位に入り3ポイントを獲得したとはいえ、グランプリ本戦ではまだ1周も走れていない状況だ。

    チームメイトのランド・ノリスも同じ中国GPでDNSとなったが、マクラーレンによれば両車の不具合は別々の問題だった。

    2戦連続DNSに見舞われたピアストリ
    ピアストリは、中国GP決勝前の状況について、グリッドに向かうまでは問題がなかったと説明した。

    「グリッドに向かうまでは大丈夫だった」とピアストリはメディアに語った。

    「パワーユニットの電気系の問題だったと思う。ランドと同じ系統だったと思うけど、同じ電気系トラブルではなかった」

    「だから、もちろん残念だ」

    中国GPでは、マクラーレン勢2台に加えてガブリエル・ボルトレト、アレクサンダー・アルボンもスタートできなかった。マクラーレンの2台はともにパワーユニットに関連する電気系トラブルで、アルボンは油圧漏れ、ボルトレトは技術的問題とだけ説明されている。

    「2戦続けてテレビで見るのは久々」
    オーストラリアGPに続くDNSとなったことで、タイトル争いも期待されていたピアストリにとって、これ以上ないほど厳しいスタートとなった。

    「2戦続けてグランプリをテレビで見るなんて久々だ」とピアストリは冗談めかして語った。

    「先週はかなりきつかった。こういうことはレースでは時々起きるものだし、特に新しいレギュレーションの始まりには起こりやすい」

    「たぶん、すごく驚くようなことではない。ただ、それが2台ともに起きたのは残念だ」

    マクラーレンは、ノリスのマシンについては決勝へ向けた準備の中でエンジン始動時に問題を確認。一方のピアストリ車は偵察ラップを終えてグリッドに並んだ後で別の電気系トラブルが判明し、MCL40はそのままガレージへ戻された。マクラーレンとカスタマーエンジン供給元のメルセデスHPPは、いずれのマシンも決勝スタートに間に合わせることができなかった。

    複雑化した2026年F1パワーユニットへの見解
    中国GPでは、マクラーレンの2台だけでなく、アストンマーティン勢のリタイアやマックス・フェルスタッペンの戦列離脱もあり、2026年F1の新しいパワーユニット規則の複雑さに改めて注目が集まった。ピアストリは、その背景にある制御の難しさにも言及している。

    「とにかくものすごく複雑なんだと思う」とピアストリは語った。

    「パワーユニットには本当にたくさんのルールがあって、ひとつ変えると、別の場所でまったく意図しない結果が出ることがある」

    「それに、こういうサーキットはすごく回生量が多い。だから、スーパークリッピングやリフト・アンド・コーストが必要になるような問題はあまり出ないけど、一方で、どこでも好きなだけ回生できるわけではなくて、ドライバーとしてできることが何もない別の問題が出てくる」

    「だから、僕たちは学んでいる最中なんだと思う。難しいのは、たとえ何か違うことをしたいと分かっていても、それがプログラムされていなかったり、コード変更が必要だったりして、何もできないことがあることだ。すごく複雑なんだ」

    新レギュレーション元年の2026年F1は、開幕から信頼性面の課題が各陣営にのしかかっている。ピアストリにとっては2戦連続DNSという最悪の出足になったが、中国GPで示した冷静な受け止め方からは、長いシーズンを見据えて現実を受け入れながら前に進もうとする姿勢もうかがえる。

  • オスカー・ピアストリ F1オーストラリアGPクラッシュ原因「予想外の100kW」

    オスカー・ピアストリ F1オーストラリアGPクラッシュ原因「予想外の100kW」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、2026年F1オーストラリアGP決勝のスタート前、グリッドへ向かうサイトラップ中にクラッシュを喫してレース不出走となった。アルバート・パークのターン3でマシンを失い、バリアにヒット。母国グランプリはスタート前に終わる結果となった。

    ピアストリはレース中にメディア対応を行い、クラッシュの原因について自身のミスを認めつつも、新しい2026年F1マシン特有のエネルギー展開が影響した可能性を明かした。想定していなかった追加の電力が発生したことで、マシン挙動が変化したという。

    ピアストリ「予想外の100kWが出てしまった」
    「もちろん失望している。ああいう状況は本来起きるべきじゃないし、実際に起きてしまったことにはがっかりしている」とオスカー・ピアストリは語った。

    「いくつかの要素が重なっていたと思う」

    「まず強調したいのは、かなり大きな部分で僕自身のミスだったということだ。タイヤが冷えていた」

    「週末を通してあの出口の縁石は毎周使っていた。でも、今回は使う必要はなかったのかもしれない」

    一方でピアストリは、2026年のパワーユニット特性による予想外のパワー供給があったことも明かした。

    「同時に、予想していなかった100kWの追加パワーが出ていた。これは小さなものではない」

    「厄介なのは、すべてが正常に作動していたことだ」

    「これはレギュレーションに基づくエンジンの動作特性の問題で、そこが予測しづらい部分だった」

    「もし冷えたタイヤで僕が少し楽観的だった、というだけならまだ理解しやすい。でもそこにこういう要素が加わると、さらに痛い出来事になる」


    マクラーレン「週末の流れ自体は悪くなかった」
    ピアストリは結果こそ残せなかったものの、週末を通してチームのパフォーマンスには一定の手応えを感じていたと語った。

    「今日までは多くのことがうまくいっていたと思う」

    「改善すべき点や、もっと良くできる部分もいくつか見えてきた」

    「でもプラクティスと予選ではかなり快適だった。このマシンで可能な範囲では、かなり良い感触だった」

    「自分としても良い流れで積み上げていけていた。そこは12か月前とそれほど変わっていない」

    「今回の出来事から学ぶことを大事にしたいと思っている」

    2026年F1シーズン開幕戦となったオーストラリアGPは、メルセデスのジョージ・ラッセルが優勝し、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリが2位に入りメルセデスのワンツーフィニッシュとなった。一方、マクラーレンは母国レースでの痛いアクシデントにより、厳しいスタートを迎える形となった。

  • オスカー・ピアストリ F1オーストラリアGP グリッドへ向かう途中でクラッシュ

    オスカー・ピアストリ F1オーストラリアGP グリッドへ向かう途中でクラッシュ

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が、2026年F1オーストラリアGP決勝を前に思わぬアクシデントに見舞われた。母国レースを前に、グリッドへ向かう途中のアウトラップでクラッシュを喫した。

    アルバート・パークでの決勝スタートを目前にした場面で、ピアストリはコース上の縁石にわずかに乗りすぎたことでマシンのコントロールを失い、バリアに接触。強い衝撃でマシンは大きく損傷した。

    当時ピアストリはプッシュしていたわけではなく、グリッドに向かう走行中だったが、ほんのわずかなミスが大きな事故につながった形だ。観客席には「PIASTRI」と書かれたシャツやキャップを身につけた多くのファンが詰めかけていたが、母国ドライバーの突然のアクシデントに場内は騒然となった。

    ピアストリはマシンを降りて自力で歩いてコースを後にしており、幸いにも大きな怪我はないとみられる。しかしマシンには大きなダメージがあり、地元ファンが期待した母国グランプリでの表彰台の夢は早くも遠のく形となった。

    ほんのわずかなスナップ、縁石にわずかに乗りすぎただけ――その小さなミスが、母国レースでの重い代償となった。

  • オスカー・ピアストリ F1オーストラリアGP初日最速「学ぶことが多すぎる」

    オスカー・ピアストリ F1オーストラリアGP初日最速「学ぶことが多すぎる」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1オーストラリアGP金曜日のフリー走行2回目で最速タイムを記録し、初日のタイムシート最上位でセッションを終えた。

    地元メルボルンのアルバート・パークで行われたセッションで、ピアストリは1分19秒729をマーク。メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリとジョージ・ラッセルを上回ったが、ドライバー本人は新世代マシンの複雑さを強調し、依然として学ぶべきことが多いと語った。

    「FP2は、少なくとも僕の側ではFP1よりずっとスムーズだったと思う」とオスカー・ピアストリは語った。

    「とにかく把握しなければならないことが本当に多い。去年までのクルマとはかなり違う。でもFP2というセッション自体はかなりスムーズだったと思う」

    FP1では「パワーがない」と無線で報告していたピアストリだったが、午後のセッションでは問題を解消。大きなミスもなく周回を重ね、安定した走行を続けた。

    「一貫性を築くことができたし、きちんと学び始めることができたのは良かった」

    「今日学んだことを明日にどう活かすかを見ていきたい。どのチームも一晩で大きく進歩してくると思うから、僕たちも同じように前進しないといけない」

    ただし、ピアストリはこの結果をもってポール争いの有力候補と断言することは避けた。マクラーレンやライバルチームが予選前にセットアップ変更を行う可能性があるためだ。

    ポールポジション争いについて問われると、ピアストリは次のように答えた。

    「前方数列には並びたいと思っている。ポールを狙えるかどうかはまだ分からない」

    「僕たちのレースペースやロングランがどうなのかもまだ見ていない。周囲のいくつかのチームほど良くない可能性もあるけど、悪くはなさそうだ」

    「今いちばん大事なのは一貫性を築くことだ。すべてが本来あるべき形で機能するようにすること。FP2ではそこにかなり近づけた感触があった」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) F1 オーストラリアGP

    マクラーレンのチーフデザイナーを務めるロブ・マーシャルも、チームがセッションを通じて改善していった点を強調した。

    「我々は最初から順調だったわけではない」とロブ・マーシャルは語った。

    「依然としてかなり競争は激しい。速いクルマがたくさんあるので、現時点で結論を出すつもりはない。この週末はまだ長い」

    さらにマーシャルは、新レギュレーション下のマシンではエネルギーマネジメントが大きな課題になっていると説明する。

    「こうしたクルマを適切に仕上げるのは難しいし、エネルギーマネジメントを正しく行うのは非常に難しい」

    「特にその点については、今夜多くのチームが作業を行うことになると思う。従来の意味でのセットアップに関しては、クルマがきちんと挙動する合理的な位置は見つけられていると思う」