カテゴリー: オスカー・ピアストリ

  • オスカー・ピアストリ F1ハンガリーGP予選「風がすべてを変えた」

    オスカー・ピアストリ F1ハンガリーGP予選「風がすべてを変えた」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2025年F1第14戦ハンガリーGPの予選でQ1・Q2でトップクラスの速さを見せながらも、最終Q3では伸び悩み、フロントロウ2番手にとどまった。

    セッションを終えた直後のパルクフェルメで、ピアストリは「正直に言って、今日のQ3は意味不明なセッションだった」と率直な感想を口にした。

    「最初のラップは、風のせいで全然感触が掴めなかった。いつも風の話ばかりしている気がして自分でも情けなく思うけど、今日は本当に風向きが真逆になった。Q2まではしっくり来ていたのに、Q3になったら全部のコーナーの挙動が変わっていた」

    さらに、「最初のラップはひどかったけど、2回目は改善できたと思っていた。だけど結果としてはタイムがさらに遅かった。これには本当に驚いたし、どこが悪かったのか自分でもはっきりしない。タイヤのグリップなのか、バランスなのか、全部が曖昧だった」と悔しさをにじませた。

    ピアストリは、予選でマクラーレンが最速候補とされていたことから、まさかフェラーリのルクレールにポールを奪われるとは思っていなかったという。「シャルルは今週ずっと速かったけど、正直、僕は彼がポールを取るとは思ってなかった。特に今朝のフリー走行では、僕たちが前にいるという自信があったし、Q2でも強さを見せていた。だからこそQ3でのこの展開は予想外だったし、悔しいよ。でも、彼がいい仕事をしたことは認める。おめでとうと言いたい」

    記者会見で「Q2とQ3で約0.5秒ものタイム差があったが、その原因は何だったのか」と問われると、ピアストリは詳細に振り返った。

    「1本目のラップが遅かったのは、自分でも分かっていた。風の向きが変わっていて、ターンインのポイントが全部ずれた。多分、自分の中で“これまでの2セッションと同じ感覚”で入ってしまったのが失敗だった。だから2本目では意識を切り替えて、コーナーのアプローチも調整して挑んだ。体感的にはよかった。でも結果はさらに遅くて、そこが本当に理解できなかった。自分の感触とラップタイムがまったく一致していなかった」

    このように、Q3での苦戦を「データと感覚の食い違い」と表現したピアストリだが、日曜の決勝には自信を持って臨む。

    「2番手は決して悪いポジションじゃない。去年のハンガリーも良いレースができたし、ここはスタート次第で十分に勝機がある。マシンのレースペースにはかなり手応えがあるし、仮に雨が降っても僕らはしっかり対応できると思う」

    「シャルルは速かったけど、ずっと安定していたわけじゃない。彼と僕らは週末を通じてかなり接近していたし、決勝ではもっと接戦になるだろう。オーバーテイクは難しいかもしれないけど、チャンスはある。あとはスタートをどう決められるかがカギだね」

    オスカー・ピアストリ マクラーレン ハンガリーグランプリQ1〜Q2は圧倒も、風向きの変化に苦しんだQ3

    また、ハンガロリンクのスタートグリッドについては、「まだラインの外側にいることに変わりはないから、新しい舗装でも滑りやすいと思う。グリップに関しては過度な期待はしてない。だからこそ、スタートは全神経を集中させて挑むよ」と気を引き締めた。

    予選でのタイヤマネジメントに関しては、「基本的に1周の全力プッシュだった。どこかのセクターでタイヤを温存して、あとで回収しようなんて考えはしていない。もしそれで終盤にグリップがなくなったとしても、それが最善だったと思ってる。特に今日のような風の中では、セクター3が一番シビアで難しかった。あそこでタイムを失いやすいんだ」と分析した。

    決勝への展望については、「戦えるポジションにいる。マクラーレンは今、どんなコンディションでも上位争いができる強さを持っている。明日は何が起きてもいいように、すべてに備えるつもりだよ」と締めくくった。

  • オスカー・ピアストリ F1ハンガリーGP初日「完璧ではないけど全体的に満足」

    オスカー・ピアストリ F1ハンガリーGP初日「完璧ではないけど全体的に満足」

    オスカー・ピアストリは、2025年F1ハンガリーGP初日のフリー走行で総合2番手につけ、トップタイムを記録したチームメイトのランド・ノリスに次ぐ好位置を確保。「完璧な一日ではなかったけど、全体的には満足している」と前向きに振り返った。

    FP1では予想以上のグリップレベルにマシンがやや予測不能な挙動を示したが、セットアップ変更によってFP2では大きく改善。細かい調整こそ残っているものの、「基本的なペースは良い」とし、週末への期待を口にした。

    Q:タイムシートのトップではなかったとはいえ、全体として今日の内容には満足していますか?

    オスカー・ピアストリ: そうだね、いくつか変更してクルマを良くする作業はあったけど、全体的にパフォーマンスはとても良かったと思う。

    FP2はそこまでスムーズなセッションじゃなかったから、まだ整える部分はあるけど、根本的な速さはある。週末が楽しみだよ。

    オスカー・ピアストリ マクラーレン

    Q:今日の課題は何かを追いかけていた感じ?バランス、それとも別の要因?

    オスカー・ピアストリ: 今日のグリップレベルがすごく高くて、それが要因だったと思う。クルマ自体は一日中速かったんだけど、FP1では予想外の挙動があった。

    それでいくつか調整を加えて、FP2ではかなり良くなった。あとは普通の微調整を詰めていくだけだね。去年と比べてもグリップがかなり違うから、そういうところをしっかり合わせていきたい。

    Q:それでも他チームとの差は大きかったですね。その点は驚きましたか?

    オスカー・ピアストリ: 驚いた部分もあるけど、そうでもない部分もある。ここは僕たちに合っているサーキットだと思っていたし、過去にもそうだった。

    フェラーリはFP1で速かったけど、FP2のロングランはまだ見ていない。でも、全体的に僕たちはいい位置にいると思う。

  • オスカー・ピアストリ F1タイトル争いに冷静「誰が相手でもベストを尽くす」

    オスカー・ピアストリ F1タイトル争いに冷静「誰が相手でもベストを尽くす」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2025年のF1タイトル争いについて冷静な姿勢を崩していない。

    直前のベルギーGPでは勝利を逃したものの、今季6勝を挙げてタイトル争いをリードする若きオーストラリア人は、「毎戦で自分のベストを出す」ことの重要性を語った。

    ピアストリはスパでの一戦について、「あのコンディションの中でリスクを取った者が得をした」と振り返った。ウェットからドライへと路面が変化する中、マクラーレンはダブルピットストップ戦略を敢行。ピアストリはミディアムタイヤへの交換を選んだが、チームメイトのランド・ノリスがソフトを履いたことで、最終的にはポジションを失った。

    「2台ともほぼ同時にピットインして、異なるタイヤを履いた。レースが終わってみれば、ソフトの方が良かったってこと。ミディアムは序盤に少し苦労したから」と語ったピアストリは、「戦略に満足はしているけど、ソフトの方がよかったとは思う。でも、あんな状況じゃ完璧な判断なんて無理だった」と冷静に受け止めた。

    それでも、スパでの一戦はマクラーレンにとってポジティブな内容だったという。「いくつかの点で改善が見られたし、予選のパフォーマンスも良かった。土曜のスプリントではうまくまとめられたし、決勝でも競争力はあった」

    ハンガリーGPに向けては、これまでのサーキットとは異なる特性への対応が求められる。「ここのようなハイダウンフォースのトラックでは、今年まだ走っていないから少し不確実な部分もある。でも、シミュレーターでは感触が良かったから期待しているよ」

    タイトル争いについて聞かれると、ピアストリは過度な意識を避ける姿勢を崩さない。

    「チャンピオンシップのことは意識はしてるけど、結局は毎戦で自分のベストを尽くすしかない。誰が相手でも、どんな状況でもね。ここまで順調に来てるけど、それに満足するつもりはないし、これからの1戦1戦が大事になってくる」

    プレッシャーの有無については、「正直、あまり感じていない。むしろこの立場を楽しんでいるし、自信もある」と語り、チャンピオン候補らしい冷静さと貪欲さをにじませた。

    一方で、スパで問題となった雨天時の視界不良についても意見を求められたピアストリは、「個人的にはFIAの判断は正しかったと思う。前が見えない中でのレースは不可能だからね」と語り、レースディレクションの慎重な判断を擁護した。

    今週末のハンガリーGPは、タイトル争いの行方を左右する重要な一戦となる。ピアストリはその中心で、再び結果を求められる立場にある。

  • マクラーレンF1代表 ピアストリとノリスの接戦を歓迎「2人は歴代王者レベル」

    マクラーレンF1代表 ピアストリとノリスの接戦を歓迎「2人は歴代王者レベル」

    マクラーレンは2025年F1第13戦ベルギーGPで1-2フィニッシュ。チーム代表のアンドレア・ステラは、タイトル争いを繰り広げるオスカー・ピアストリとランド・ノリスの実力を称賛しつつ、その激しいチーム内バトルに対して「快適さは求めていない」との見解を示した。

    日曜の決勝では、ピアストリとノリスがフロントローを独占。

    レースは雨天によるセーフティカー先導でスタートしたが、実質的なグリーンフラッグ直後のラ・ソースからケメルストレートにかけての加速区間でピアストリがポールスタートのノリスをオーバーテイクし、主導権を握った。

    ピットストップではピアストリがミディアム、ノリスがハードタイヤを選択。ノリスは一時9.1秒あった差を3秒強まで詰めたが、ピアストリが逃げ切って今季6勝目を挙げ、ドライバーズ選手権でのリードを16ポイントに広げた。

    ステラはレース後、次のように語った。

    「我々の2人のドライバーの間には本当にごくわずかな差しかない。これは、彼らが非常に高いレベルでレースをしているからだ」

    「マクラーレンにとって幸運なのは、この2人がどちらも正当に世界選手権を争うにふさわしいということ。今後の違いを生むのは、精度や正確性、実行力のクオリティだと思う。たとえばシルバーストンでは、オスカーがセーフティカー再スタート時に起きた競技上の問題でペナルティを受け、それが勝利を失う結果になった」

    「今回も、サーキットの特性を考えれば、セーフティカー再スタートからポジションを守るのはランドにとって難しかった」

    マクラーレン F1スパのスタート直後、ケメルストレートで首位を奪ったピアストリが今季6勝目を挙げ、ノリスとのポイント差を16に拡大

    また、両者の実力についてはこう述べた。

    「これまで私のキャリアの中で、ミハエル・シューマッハやフェルナンド・アロンソ、キミ・ライコネンといった複数のワールドチャンピオンたちと仕事をしてきたが、ランドとオスカーもそのレベルに達している。2人とも、ドライバーズチャンピオンシップを争う資格があると思っている」

    ノリスはリードを失った後、無線で「デプロイの不調」を訴えていたが、ステラによれば「バッテリーに若干の異常があった」という。ただしこれは両マシンに共通していたもので、「先頭を走るマシンがターン5で首位を守るのは非常に難しい」とも補足した。

    また戦略面については、「ピアストリの後ろでダブルスタックせず、異なるタイヤ戦略を選ぶのはノリス自身の判断だった」と明かした。

    「選択肢は開かれていた。ランドはターン1で2回ほどロックアップし、ターン9でも軽くオーバーステアを起こしていて、それがタイムを削った」

    「これが結果的に、終盤にもっと興味深いバトルを演出することを阻んだかもしれない。ただしフェアに言えば、オスカーもターン1で何度かタイムを失っていた」

    「こういったコンディションの中で限界までプッシュするのは難しい。常にグリップ限界内で走るなんて不可能に近いんだ」

  • オスカー・ピアストリ F1ベルギーGP決勝「1周目にすべてを懸けた」

    オスカー・ピアストリ F1ベルギーGP決勝「1周目にすべてを懸けた」

    オスカー・ピアストリが2025年F1ベルギーGPで今季6勝目を挙げた。2番グリッドからのスタート直後、濡れた路面にもかかわらずオー・ルージュをほぼ全開で突っ切り、ランド・ノリスの前に出る大胆な走りを披露。序盤の勝負どころで主導権を握った。

    セーフティカーによるローリングスタートから始まったレースは、1周目の攻防が最大の山場となった。ピアストリはノリスに密着しながらスリップストリームを活かしてケメルストレートで逆転。以降は終始レースをコントロールし続けた。

    インターミディエイトでの滑りやすい路面を慎重に乗り切った後、路面が乾いてくると他車と同じタイミングでスリックへ交換。ミディアムタイヤで後方のノリス(ハード)からのプレッシャーを受けたが、終盤までギャップを維持し、冷静に逃げ切った。残り数周ではグリップの低下もあったが、崩れることなく走り切った。

    「1周目がこのレースを制する最大のチャンスだと思っていた。1コーナーの立ち上がりが良くて、オー・ルージュではできる限りリフトせずにいったんだ。それで充分だった。少しバタついたけどうまくまとめられたよ」

    その後はインターミディエイトからミディアムへの交換を挟みつつ、ノリスからのプレッシャーに耐え続けた。

    「ミディアムは最後の5〜6周で少し厳しかったかもしれないけど、ほぼコントロール下にあった。昨日(予選後)は自分にがっかりしてたけど、2番グリッドからのスタートも悪くないってことだね」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリピアストリ、スパで今季3勝目「祖父に捧げる特別な勝利」

    ピットインのタイミングとタイヤ選択については、事前に話し合いがされていたと明かす。

    「レース前に話していた通りだったし、あのタイミングでのピットもかなりギリギリの判断だったけど、あの時点ではミディアムが一番安全だった。もしセーフティカーが出たらリスタートに備えてミディアムの方がいいからね」

    ピアストリはこの勝利を、初めて海外のレースを観に来た祖父に捧げた。

    「祖父にとってはオーストラリア国外での初めてのレース観戦だったんだ。姉もスペインが初レースで、その時も良い週末だった。だから今回は祖父に捧げたいと思った。自然な選択だったね」

    次戦ハンガリーは、ピアストリが昨年初優勝を飾った思い出の地。だが本人は冷静だ。

    「楽しみにしてるよ。いい街だし楽しい週末になると思う。でも走り始めたら思い出とかはすぐに忘れるものだし、今日はまずこの勝利を楽しみたいね」

  • オスカー・ピアストリ F1ベルギーGP予選「ターン14のミスがすべて」

    オスカー・ピアストリ F1ベルギーGP予選「ターン14のミスがすべて」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、F1ベルギーGPの予選でポールポジションを逃した原因について、自身のミスだったと明かした。

    選手権リーダーのピアストリは、マクラーレンのチームメイトでありタイトル争いのライバルでもあるランド・ノリスに0.085秒差で敗れ、2番手に終わった。マクラーレンはこのセッションで最前列を独占している。

    予選後、ピアストリはターン14でのミスが決定的だったと述べた。

    「そのミスでどれくらいタイムを失ったか」と問われると、ピアストリは「かなり…十分すぎるくらいさ」と答えた。

    「ポールに届いていたかって? そう思う」

    「あの時点まではすごく良いラップだったけど、結局やり遂げられなかった。それが現実だ。Q3の2周とも似たような感じだった。だから少し残念だけど、そういうものだよね」

    「でもマシンの感触はまた素晴らしかったし、かなりいい流れには乗れていた。2回目のアタックではうまくいかなかったけどね」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) ベルギーGP F1

    限界を攻めて痛い目に
    ピアストリは、金曜のスプリント予選でポールポジションを獲得したときと同様、マシンへの自信はあったと強調する。

    「正直に言うと、あの時(スプリント予選)とあまり変わらない感触だった。ソフトタイヤで何周か多く走れて、限界を探ることができたし、今日はちょっと攻めすぎたかもね。その結果が出たんだと思う」

    「でもそれでもマシンは本当に良かったし、昨日と同じくらい自信はあったよ。原因はそこじゃないと思ってる」

    決勝はドライを希望
    ピアストリは、決勝でノリスに早めに仕掛けるチャンスを得るためにも、コンディションはドライが望ましいと述べた。ただし、現時点で日曜の天気予報は雨の可能性を示している。

    「どうなるか様子を見てみよう。もし雨になれば当然別の課題が出てくるけど、まずは天気次第だね。自分がどんな天気を望んでるかは……まあ分かるでしょ」

    現在ピアストリは、ドライバーズ選手権でノリスに対して9ポイントのリードを保っている。

  • オスカー・ピアストリ F1ベルギーGP スプリント予選「正直ちょっと怖かった」

    オスカー・ピアストリ F1ベルギーGP スプリント予選「正直ちょっと怖かった」

    オスカー・ピアストリは、F1ベルギーGPのスプリント予選でポールポジションを獲得する前、「SQ2での敗退を本気で覚悟した」と語った。

    スパ・フランコルシャンにおける1周のタイムでのマックス・フェルスタッペンの無敗記録(2020年以降)を断ち切ったピアストリは、フェルスタッペンに0.477秒差をつける快走を披露。しかしその舞台裏には冷や汗ものの展開があった。

    フェルスタッペンは、まずランド・ノリスが記録した初期のベンチマークを塗り替えトップに立ったが、その後すぐにチームメイトのピアストリがその座を奪取。しかし、ピアストリのSQ2での最初のアタックラップはトラックリミット違反で抹消されてしまう。

    次のアタックで有効なタイムを記録したものの、終盤のタイム更新ラッシュで順位が下がり、なんとか10番手ギリギリでSQ3進出を果たす形となった。

    この出来事についてピアストリは次のように振り返っている。

    「いいラップだったよ」

    「SQ2ではラップ抹消があって、正直ちょっと怖かった。でも、今日はクルマがずっと素晴らしかったし、自分でもいいラップを何本も出せたと思ってる」

    「チームに感謝したい。マシンは本当に調子がよかったし、ここは僕にとって年間で一番好きなサーキットなんだ。たぶんその分、コンマ何秒か余計に引き出せたのかも」

    「ここはいつも楽しいけど、今日みたいにマシンの調子がいいと本当に走っていて楽しいよ」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) F1 ベルギーグランプリ

    スタートには不安も
    ピアストリはフロントローの1列目に、レッドブルのマックス・フェルスタッペンと並んでグリッドにつく。フェルスタッペンのRB21はストレートスピードを最大化するため、ダウンフォースを減らした仕様(リアウイング軽め)となっており、ケメルストレートでのオープニングラップでは脅威となる可能性がある。

    マクラーレンは逆にダウンフォースを重視した方向性を採ったため、ピアストリもその懸念を認めている。

    「ちょっと見てみないと分からないけど、レッドブルは練習走行でストレートがすごく速かったんだ」

    「それがスプリント予選でも続いていたのかは分からないけど、そうなると状況は厳しくなるよ。スパはポールポジションを取るのが一番難しいサーキットだと思うからね」

    「まあ様子を見てみようと思う。でも今日のクルマのペースはすごくよかったし、自分自身のフィーリングもいい。明日もいい一日になることを願ってるよ」

  • ピアストリ F1英GPのSC下の急ブレーキ騒動後にFIAと協議「基準は明確化」

    ピアストリ F1英GPのSC下の急ブレーキ騒動後にFIAと協議「基準は明確化」

    オスカー・ピアストリとマクラーレンは、F1イギリスGPのセーフティカー(SC)中の急ブレーキによる物議を受け、FIAと協議を行ったことを明かした。

    この一件では、SC先導中にピアストリが急ブレーキをかけたとしてタイムペナルティを受け、シルバーストンでの初勝利のチャンスを逃す形となった。これにより後続のマックス・フェルスタッペンは回避行動を強いられ、スチュワードはレッドブルの主張を支持。

    判定に納得のいかない様子のピアストリだったが、当時はパルクフェルメで感情を抑え、批判は控えていた。

    2週間のインターバルを経て迎えたベルギーGPの週末、ピアストリはFIAとの話し合いの内容を明かした。

    「レース後、チームと一緒に全体を見直した。お互いに多くの学びがあったと思う」とピアストリは語る。

    「自分なりの思いはあるけど、もう過去のことだし気持ちは切り替えている」

    「今回の動きは、僕自身も含めて過去に他のドライバーも全く同じような形でやっていた。でも、それが今後はペナルティの対象になるということなら、それを理解した上で対応していく」

    オスカー・ピアストリ (マクラーレン)

    カナダGPでも似たようなケースが発生しており、フェルスタッペンはSCリスタート時のジョージ・ラッセルの「予測不能なブレーキング」に苛立ちを見せたが、その際にはラッセル側が認められていた。今回のイギリスGPでの判断との違いを受け、FIAは状況の線引きを明確化する方針に舵を切ったとみられる。

    ピアストリは、FIAとの協議によって「どこまでが許容されるのか」という基準が明確になったと語る。

    「FIAと話し合いを持った。あの状況でどう対応すべきだったか、双方にとって学びがあったと思う」

    「僕としては『次からはあそこまで強くブレーキを踏まなければいい』ってだけの話。今はその基準が明確になったから、対応も簡単だ」

    ベルギーGPに向けて意気込みを問われると、ピアストリはスパが自身の「お気に入りのサーキット」だと語り、勝利への思いをこう語った。

    「もちろんどこでも勝ちたいけど、ここは僕にとって特別な場所。初めて走った時からずっと気に入ってる」

    「森に囲まれたロケーション、長いレイアウト、他にないような象徴的なコーナーの数々。セクター2のテクニカルな区間や、オーバーテイクのチャンスが多いストレートも含めて、全体的に非常にチャレンジングなサーキットなんだ」

  • ピアストリ フェルスタッペンのメルセデスF1移籍説に「僕には関係ない」

    ピアストリ フェルスタッペンのメルセデスF1移籍説に「僕には関係ない」

    オスカー・ピアストリは、マックス・フェルスタッペンの将来不透明な状況やメルセデス移籍の噂がマクラーレンのF1タイトル争いを有利にするとの見方を否定した。

    2025年シーズンの第12戦終了時点で、マクラーレンはドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両方で他を圧倒している。コンストラクターズでは2位フェラーリに220ポイント以上の大差をつけており、ドライバーズでもピアストリが最も近いライバルであるフェルスタッペンに対し69ポイントのリードを築いている。

    その一方で、フェルスタッペンの将来に関する憶測がメディアの見出しを連日賑わせている。しかしピアストリは、**フェルスタッペンは今後も「ほとんどの週末で脅威になる」**と見ており、軽視することはできないと語った。

    「来年のことは自分にとって気にするべきことではない」とピアストリは述べた。「それは彼自身が対処すべきことで、彼がそれによって動揺するとも思っていない」

    「チャンピオンシップにおいて、僕はマックスが何をしているかとか、彼が何ポイント差で後ろにいるかというのは、あまり気にしていない」

    「彼は毎週末、あるいはほとんどの週末で脅威になると思う。だからこそ彼を除外することはできないんだ」

    「マシンに速さがあるかどうかは分からないけど、結局のところ、僕は毎週末ベストを尽くすだけ。それに集中している」

    「彼が選手権のどこにいるかはそんなに気にしていないよ。もちろん今はだいぶ後ろにいるし、追いつくには大きな差だけど、いずれにしても僕はあまり気にしていないんだ」

    フェルスタッペン「今年のタイトルはもう難しい」
    一方、レッドブルが勢いを失ってきたことを受けて、フェルスタッペン自身もタイトル争いはほぼ終わったと認めている。

    シルバーストンでの発言で、フェルスタッペンは次のように語った。

    「それがF1というものだよ。もし皆が何をすればいいか分かっていたら、誰もがレースに勝てる、あるいは少なくとも勝つチャンスはあるだろう。でもF1では、残念ながらそうはいかない。非常に複雑なスポーツなんだ」

    「もちろん僕たちは理想的な位置にはいないけど、まだ表彰台は争えている。最後尾を走っているわけじゃないんだから、もっと悪い状況にもなり得た」

    「今は進化の過程だね。僕たちはマシンにさらなるパフォーマンスを見出そうとしている。ただ、去年に関して言えば、バランスの問題で少し痛手を受けた」

    「だからまずは何が起きていたのかを理解する必要があったし、間違いなくそれが今年の開発にも少し影響を与えたと思う」

    「それでも、できる限り競争力を高めようとあらゆる努力はしている。マクラーレンと同じレベルに到達できるか? たぶん無理だと思う」

    「F1ではそういうものなんだ。支配的なシーズンや勝てる年もあれば、そうでない年もある。あるいは全く勝てないこともある」

  • マクラーレンF1 ピアストリに“拒否された”新サスペンションを試させたい理由

    マクラーレンF1 ピアストリに“拒否された”新サスペンションを試させたい理由

    マクラーレンF1チームは、ランド・ノリスが使用している新しいフロントサスペンションの構成をオスカー・ピアストリにも導入すべきかどうかを検討している。

    6月中旬のカナダGP以降、マクラーレンの2台はフロントサスペンションのジオメトリーが異なっており、ノリスは最新仕様を採用。一方でピアストリは、シーズン開幕時からの構成を継続している。

    新しいサスペンションは、主にフロントアップライトの取り付けポイントが見直されており、ドライバーがコーナリング中にステアリングを通じてクルマの挙動をより繊細に感じ取れるようにすることを目的としている。これは、今季序盤に両ドライバーが感じていた“ステアリングからの情報が希薄”という「無感覚(numbness)」への対応策だ。

    ノリスはこの感覚により悩まされていたため変更を受け入れたが、ピアストリは従来仕様に不満を感じておらず、現状維持を選んでいる。

    マクラーレンはこのサスペンションの違いについて「アップグレードというよりセットアップの選択肢」と位置づけているが、実際には2種類の仕様を並行運用することによる部品管理上の複雑さが生じている。そのため、チーム代表のアンドレア・ステラはピアストリにもノリス仕様の一部を採用させる可能性に言及した。

    「この違いによってパフォーマンス比較やドライビング評価に問題が出ることはない」とステラは語る。「ただし、部品管理という観点では、異なる仕様を常に持ち運ぶ必要があるため非効率だ。ランドが採用している仕様の一部をオスカーが使う可能性について、現在検討しているところだ」

    ピアストリはこの「代替ジオメトリー」について、パフォーマンス面で明確な優位性があるとは考えておらず、現時点では導入に積極的ではない。イギリスGP前に次のように述べている。

    「僕はまだこの仕様を使ったことがない。これは“アップグレード”ではなく、“違うだけ”のものだ。いい点もあれば悪い点もある。もし全てが改善されるのなら迷わず取り付ける。でも僕自身はその“感覚”に悩まされていない。シーズンも順調だし、今はこの仕様で安定性を保ち、他のアップグレードとセットアップ最適化に集中したいと思っている」

    オスカー・ピアストリ マクラーレン F1

    ステラもその姿勢を尊重しており、「ランドには明確な効果があったが、オスカーは現仕様に高い満足度を示している。この違いは今季残りの期間中も続く可能性がある」と認めている。

    一方、ノリス本人はサスペンション変更による恩恵は「過大評価されている」との考えを示した。

    「正直言って、人々はこれを話題にしすぎだと思う。確かに影響はあるかもしれないが、あったとしてもコンマ0秒台の差。僕がここ2戦で勝てたのは、このサスペンションだけの成果じゃない。トラック外での努力やチームとの連携の成果が大きい」

    「それに、前の仕様に戻っても同じ結果が得られたかもしれないとも思っている」

    マクラーレンは今後も、各ドライバーにとって最適なフィーリングを引き出せる仕様の選択を尊重しつつ、パフォーマンスと運用効率のバランスを取る方針だ。