カテゴリー: MotoGP

  • MotoGP:ホンダ 第2戦 スペインGP 決勝レポート

    MotoGP:ホンダ 第2戦 スペインGP 決勝レポート

    MotoGPクラスの開幕戦となった第2戦スペインGPは、最高気温32℃、路面温度53℃という厳しい条件の中で行われ、予選15番手から決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が10位でフィニッシュした。

    予選で転倒したアレックス・リンス(スズキ)が負傷のために欠場。朝のウォームアップではカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が転倒して決勝を欠場することになり、13番グリッドからスタートを切った中上は、ディフェンディングチャンピオンのマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が転倒するなど、厳しいレースをしっかりと戦い抜き、今季初レースをトップ10でフィニッシュした。

    Repsol Honda Teamでのデビュー戦となったアレックス・マルケスは、予選21番手(19番グリッド)から決勝に挑み、中上貴晶を追走して12位でチェッカーを受けた。3月上旬の開幕戦カタールGPがキャンセルとなり、約4か月半遅れての開催となった。気温も路面温度も高い7月のヘレスという厳しい条件の中でのデビュー戦となったが、見事にポイント獲得を果たした。連戦となる第3戦アンダルシアGPでは、さらに上位を目指す。

    ディフェンディングチャンピオンのマルク・マルケスは、予選3番手から好スタートを切って、3周目にトップに浮上する。その後、5周目にオーバーランを喫し、16番手までポジションを落とすが、そこから猛列に追い上げ、20周目には3番手まで浮上した。前を走るのはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)。そのビニャーレスとの差をぐいぐい縮めていくが、残り4周となった22周目の3コーナーでハイサイドを喫し、転倒リタイアとなった。すばらしい追い上げのレースだっただけに、残念な結果となった。転倒したマルクは医務室へ。さらにヘレス市内の病院に搬送されて検査を受けたが、右腕上腕を骨折し、21日にバルセロナ市内の病院で手術を受けることになった。

    予選6番手のクラッチローは、決勝日朝のウォームアップで転倒し、頭を打ったことからドクターストップとなりレースを欠場した。その後、左手に痛みを感じ、検査の結果、左手舟状骨の骨折が判明、ピンで固定する手術を受けた。

    中上貴晶(MotoGP 10位)
    「今季最初のレースを完走できて、10位という結果はよかったです。LCR Honda IDEMITSUチームが素晴らしい仕事をしてくれただけに、満足いく結果とは言えません。事前テスト、そしてフリー、予選とコース後半の中高速コーナーでの安定性に課題を抱えていました。しかし、今日は、なぜか分かりませんが、ヘアピンなどの低速コーナーでもフロントが切れ込むようになり、ペースを上げられませんでした。しかも、前にいるザルコをなかなか抜けずに苦戦しました。ザルコを抜いてからコンマ数秒タイムを上げることができましたが、基本的な問題は解消できませんでした。来週のレースまで時間があるので、データをしっかり分析して問題の解消に取り組みたいです。今大会、最終的に10位でフィニッシュしましたが、転倒車の多いレースでした。次のアンダルシアGPでは、今大会の課題を解消して上位を目指します」

    アレックス・マルケス(MotoGP 12位)
    「まずは、マルク、カル、そしてリンスが早く回復することを願っています。ほかのライダーがケガするのを見るのは決していいものではありません。開幕戦はかなりいいレースでした。いいペースだったと思います。暑くてかなり厳しいレースだったので、いい体力テストになりました。この暑さは、みんなにとって難しいレースになりました。レース中盤は速さがありましたが、最初の5周と最後の4周は難しい走りになりました。ルーキーなので、いろいろなことを学んでいます。また来週、レースがあります」

    カル・クラッチロー(MotoGP DNS)
    「残念ながら朝のウォームアップの最後のラップで、8コーナーで転倒してしまいました。縁石に乗った状態でブレーキをかけたのですが、フロントがスライドして、転倒してしまいました。普通の転倒だったのですが、深いグラベルで転がり、何度か頭と顔をかなり打ってしまいました。転倒のあと少しぼーっとした状態になり、全身と手が痛みました。メディカルセンターで頭と首のCTスキャンを撮り、すべて大丈夫でした。しかし、顔のケガもあり、医師からは8時間の休息を取るように言われました。正しい判断だったと思います。サーキットに戻ると左手首が痛いのでスキャンしました。転倒した際に左手舟状骨を骨折したようで、火曜日の午前中にバルセロナで手術を行うことになりました。金曜日に走行できることを願っています」

  • MotoGP:ヤマハ 第2戦 スペインGP 決勝レポート

    MotoGP:ヤマハ 第2戦 スペインGP 決勝レポート

    Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスはスタート直後からレースをリードし、その後2番手争いを展開して20ポイントを獲得した。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは思うようにペースを上げられないまま、最終的にはマシン・トラブルによりリタイアとなっている。PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロが2020シーズン初戦でMotoGP初優勝を成し遂げた。チームメイトのフランコ・モルビデリも自己ベストタイの5位獲得と健闘し、チームのランキング1位に貢献している。

    ビニャーレスが2位表彰台を獲得、ロッシはリタイア
    猛暑のヘレス・サーキットで熱い戦いが展開されたスペインGP決勝。2番グリッドから好スタートを切りホールショットを奪ったビニャーレス。前後タイヤにソフトコンパウンドを選択して、レース序盤のペースアップに賭けていた。その激しさを露わにするように第8コーナーでは大きく振られる場面があったが、巧みにマシンをコントロールし、トップをキープしてオープニングラップを終えた。

    3ラップ目にはM・マルケス(ホンダ)が追いついて激しい首位争いに発展。ビニャーレスはここで先行を許したものの背後にぴたりとついてプレッシャーをかけ続け、第4コーナーでマルケスがコースアウトすると再びトップに返り咲いた。

    このまま順調に走り続けるかに思われたが、その後タイヤの消耗が激しくなり思うようにペースが上がらない。そして8ラップ目にはファビオ・クアルタラロに抜かれ、J・ミラー(ドゥカティ)にも差を詰められたところで再びラインを外して3番手に後退してしまった。

    しかし最後まであきらめることはなかった。残り7ラップではミラーに挑み2番手を奪還。そのあと再び追い上げてきたマルケスとのバトルに備えていたが、マルケスが第3コーナー出口で転倒したため、ビニャーレスはそのままゴールまで走り切り2位を獲得した。

    一方のロッシは9番グリッドからスタート後、ひとつ順位を下げて10番手で1ラップ目を終了。その後M・オリベイラ(KTM)とコース外にいたマルケスを抜いて一旦は8番手まで上がったが、依然として苦しい展開が続いた。そして徐々に後退するなかで終盤にはマシントラブルが発生し、10番手走行中にリタイアとなっている。

    クアルタラロがMotoGP初優勝! モルビデリも自己ベストタイの5位獲得
    ポールポジションからスタートしたクアルタラロは、第1コーナーでいくつか順位を下げたものの、すぐさま挽回してビニャーレスらのトップグループを追ってゆく。そしてまもなくトップに躍り出るとそのままリードを拡大し、最後までミスなく走り切ってMotoGP初勝利のチェッカーを受けた。

    一方のモルビデリは予選で苦戦して10番手。そこからふたりが出場を取り止めたため8番グリッドからのスタートとなった。決勝では好調ぶりを発揮して着実に順位を上げ、終盤では表彰台争いにも加わったが、わずかなミスでペースが乱れたあと5位でゴールした。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(2位)
    「スタートとその後の数ラップにはとても満足しています。トップに立ち、逃げ切りを狙っていたのです。今は、早く次の金曜日になって、もう一度この場所でさらなるステップアップを目指したい気持ちでいっぱいです。激しいプッシュのなかでフロントが切れ込み転倒しそうになったあとは、少しペースを下げなければなりませんでした。とくにタイヤのエッジに負担がかけられず思うようにマシンを旋回できなくなってしまったので、ここが次の課題になると思っています。フロントのソフトコンパウンドは最良の選択ではなかったかもしれませんが、そのなかでも2位を獲得できたことはとても重要。貴重な20ポイントを手にし、来週また同じコースで迎える2戦目もきっといい走りができるはずです。今回は表彰台に上ったことに大きな意義がありますが、次回はさらに上を狙っていきます。今日の結果を基準に、常に進化していきたいのです。マルケス選手は激しい転倒でしたが、ひどい怪我でないといいのですが…。早い回復を祈り、またバトルできることを願っています。またクアルタラロ選手に祝福を。MotoGP初勝利は非常に難しいことですが、彼はやり遂げました」

    バレンティーノ・ロッシ(DNF)
    「猛暑のなかでリアタイヤへの負担が大きく、今回は終始、苦しめられました。決勝でも序盤からペースが上がらず、上位グループと同等のリズムをつかむことができませんでした。そして数ラップ後にはリアのグリップとパフォーマンスが大幅に落ち、さらには終盤になってマシンに問題が出てしまいました。ストレートを走行中にアラームが点灯したためリタイアを決めました。今年は変則的なスケジュールになっていて、来週もまた同じコースで行われます。奇妙な感じもありますが、その一方で、今日のデータを利用してもう一度トライできるというのもいいかもしれません。マルケスは激しいハイサイドで場所も状況も良くなかったので心配です。怪我がひどくないことを願っています」

    マッシモ・メレガリ、チーム・ディレクター
    「厳しく、エキサイティングなレースを予想していました。最大の課題はタイヤのコントロールだと考えていました。このコースはもともと負担が大きいうえに、暑さが拍車をかけていたからです。トップ争いの候補はマルケス選手、クアルタラロ選手、ビニャーレス選手の3人。そのなかからビニャーレス選手が好スタートを切って序盤からリードする展開になりました。フロントのソフトコンパウンドが期待に反して十分に機能してくれなかったことは残念ですが、彼はそのなかでもミラー選手を抜いて最後まで2位を守り切り、チャンピオンシップのために重要な20ポイントを獲得することができました。クアルタラロ選手もまた素晴らしい走りを見せてくれました。優勝争いを期待はしていましたが、予想以上に見事な初勝利となりました。バレンティーノ選手は残念ながら苦しい展開を強いられ、最後はマシンのトラブルでリタイアとなってしまいました。チームとして非常に残念に思います。次回の挽回を目指してハードワークに取り組みます」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ(優勝)
    「とても素晴らしいフィーリングです。実感はまだわきませんが、ビデオを見たときにわきあがってくるのかもしれません。家族や友人やファンがここにいないのが残念です。コースのコンディションが悪く、早々にタイヤを消耗してグリップに苦しみ大変なレースになりました。でもそのなかで安定して走り切ることができてマシンも好調だったので、チーム、スポンサー、ヤマハに心から感謝しています。昨年と同じ場所で今回も非常に怖い思いをしましたが、実はそのことを心配してもいたのです。最後の10ラップはとても長く感じられました。それでも1ラップずつゴールに近づくごとにフィーリングが良くなり、最後は楽しんで走ることができました。 この勝利を家族、兄弟、親友、マネジャー、ここに来られなかったファンの皆様、チーム、そして4ヵ月もの長い間、苦しんできたすべての人に捧げます。またリンス選手、クラッチロー選手、マルケス選手の早い回復を祈ります」

    フランコ・モルビデリ(5位)
    「素晴らしいレースでした。グリッドはあまり良くありませんでしたが、そこからトップ5を狙っていきました。ところが予想外にも最後の2ラップは表彰台争いに挑むことができたのです。あの2ラップはうまく運べず、本当ならもっとクレバーに対処したかったのですが、そうだったとしてもいいレースだったと感じています。難しい状況のなかで後方から追い上げて良いバトルを展開することができたのですから。このあとは少しだけ休んで次のレースに備えます。今回は予選がウイークポイントになりました。コース幅が狭いコースでは3列目スタートはだめ。グリッド10番手や9番手や8番手では足りないのです。表彰台争いに加わるためには2列目までに並ばなければなりません。次回はそこを目指します」

    ヨハン・スティーグフェルト、チーム・ディレクター
    「素晴らしい週末になりました。クアルタラロ選手は初日に苦戦しましたが、そこからチーム一丸となってハードワークに取り組み、ここまでの上昇を成し遂げました。2日目からペースをつかんだクアルタラロ選手は予選でラップレコードを更新し、決勝でもスピードを見せつけました。序盤はやや遅れてドゥカティ勢に先行される厳しい状況でしたが冷静にチャンスを待ってパスに成功。そのままリードを広げて優勝を飾ったのです。これ以上、望むことはありません。今日、私たちの夢が叶い、チーム結成から短期間で大きなハードルを越えることができたのです。モルビデリ選手もまた自己ベストタイと健闘し、チームを助けてくれています。終盤はマシンのスピードで優る相手と激しいバトルを展開し、表彰台争いに挑んでいきました。彼のこの頑張りを非常にうれしく思い、次回に期待します。まだ初戦ですが、サテライトチームの優勝は価値のあることだと思います。この勢いを止めないようさらに努力を続けます。PETRONASをはじめ、チーム結成当初から私たちを信じ続けてくれたパートナーたち、また応援してくれたファンの皆さまに感謝します。彼らがこの場所に来られなかったことは残念ですが、彼らのサポートに対して何らかの恩返しができたと思っています」

    ラズラン・ラザリ、チーム代表
    「PETRONAS Yamaha SRTの初優勝、そしてヤマハ・サテライトチームとしての初優勝、さらには20年以上ぶりのフランス人ライダーの優勝が実現し、とても感動しています。このような気持ちにさせてくれたクアルタラロ選手とチームメンバーの努力に感謝します。本当に素晴らしい気分で、今はそれ以上の言葉が見つかりません。私たちはこの日のためにハードワークに励んできたのであり、ここからさらに上へ向かってストーリーが続いていくことに喜びを感じています。来週もまた、この勢いを加速させていきましょう! モルビデリ選手の自己ベストタイも見事でした」

  • MotoGP スペインGP 結果:クアルタラロが最高蜂クラスで初優勝

    MotoGP スペインGP 結果:クアルタラロが最高蜂クラスで初優勝

    MotoGP 第2戦スペインGPの決勝レース(周回数25ラップ)が7月19日(日)にヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで行われ、最高蜂クラス1年目に新人王に輝いたファビオ・クアルタラロがポールポジションから優勝。最高蜂クラス20戦目で初優勝、通算2勝目を挙げ、キャリアで初めてポイントリーダーに飛び出した。

    気温32度、路面温度53度のドライコンディションの中、3番グリッドのマルク・マルケスは、スタート直後の1コーナーを2番手で抜け出した後、3ラップ目にトップに飛び出し、後続を引き離したが、5ラップ目の4コーナーで転倒を回避してコースアウト。

    マルクス・マルケスはグラベルで体勢を立て直して18番手でレースに復帰。5ラップ終了の時点でトップから8.444秒差の16番手だったが、15人を抜いて、3番手に浮上。だが、トップから5.327秒差、2番手に0.185秒差まで接近した22ラップ目、ラスト4ラップの3コーナーでハイサイドから転倒。オープニングレースでの転倒リタイアは、中量級1年目の2011年以来3度目となる。

    2番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、ホールショットを決めた後、3ラップ目に2番手に後退したが、4.603秒差の2位。昨年10月の第19戦マレーシアGP以来2戦ぶりに表彰台を獲得すれば、7番グリッドのアンドレア・ドビツィオーゾは、4人の表彰台争いに競り勝って、5.946秒差の3位。

    5番グリッドのジャック・ミラーは、6.668秒差の4位。8番グリッドのフランコ・モルビデッリ、6番グリッドのポル・エスパルガロ、4番グリッドのフランチェスコ・バグナイア、15番グリッドのミゲール・オリベイラ、12番グリッドのダニロ・ペトルッチがトップ9入り。

    13番グリッドの中上貴晶は、21.553秒差の10位。

    10番グリッドのジョアン・ミルは、2ラップ目に転倒。9番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、10番手を走行していた19ラップ目にリタイア。

    公式予選2の転倒で右肩を負傷したアレックス・リンスとウォームアップ走行の転倒で脳震盪と頚椎を負傷したカル・クラッチローは欠場した。

    次戦の第3戦アンダルシアGPは、来週末に当地で開催する。

    Pos. No. Rider Team  
    1 20 ファビオ・クアルタラロ ペトロナス・ヤマハSRT ヤマハ
    2 12 マーベリック・ビニャーレス モンスターエナジー・ヤマハMotoGP ヤマハ
    3 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム ドゥカティ
    4 43 ジャック・ミラー プラマック・レーシング ドゥカティ
    5 21 フランコ・モルビデリ ペトロナス・ヤマハSRT ヤマハ
    6 44 ポル・エスパルガロ レッドブルKTMファクトリー・レーシング KTM
    7 63 フランチェスコ・バニャイア プラマック・レーシング ドゥカティ
    8 88 ミゲル・オリベイラ レッドブルKTMテック3 KTM
    9 9 ダニロ・ペトルッチ ドゥカティ・チーム ドゥカティ
    10 30 中上貴晶 LCRホンダ・イデミツ ホンダ
    11 5 ヨハン・ザルコ レアーレ・アビンティア・レーシング ドゥカティ
    12 73 アレックス・マルケス レプソル・ホンダ・チーム ホンダ
    13 33 ブラッド・ビンダー レッドブルKTMファクトリー・レーシング KTM
    14 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング ドゥカティ
    15 38 ブレッドリー・スミス アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ アプリリア
    RT 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム ホンダ
    RT 27 イケル・レクオーナ レッドブルKTMテック3 KTM
    RT 46 バレンティーノ・ロッシ モンスターエナジー・ヤマハMotoGP ヤマハ
    RT 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ アプリリア
    RT 36 ジョアン・ミル チーム・スズキ・エクスター スズキ
  • MotoGP スペインGP:クアルタラロがコースレコード更新でPP獲得

    MotoGP スペインGP:クアルタラロがコースレコード更新でPP獲得

    MotoGP 第2戦 スペインGPの公式予選が7月18日(土)、ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで行われ、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハSRT)がポールポジションを獲得した。

    気温33度、路面温度54度のドライコンディションの中、ファビオ・クアルタラロコースレコードを更新する1分36秒705のトップタイムをマーク。昨年最高蜂クラスで初めてポールポジションを獲得したトラックで、第18戦マレーシアGPから3戦連続7度目、キャリア通算10度目となるトップグリッドを奪取した。

    2番手には0.139秒差でマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、3番手にはマルク・マルケス(ホンダ)が続いた。

    中上貴晶(LCRホンダ)は、公式予選1で5番手。明日の決勝レースを5列目から迎える。

  • アレックス・マルケス、レプソル・ホンダで1戦もしないままLCR移籍が決定

    アレックス・マルケス、レプソル・ホンダで1戦もしないままLCR移籍が決定

    ホンダ・レーシング(HRC)は、FIMロードレース世界選手権 MotoGPクラスに参戦しているアレックス・マルケス(24歳 スペイン)と2021年からの2年契約更新に合意し、同選手は、2021年シーズンから「LCR Honda Team(エルシーアール・ホンダ・チーム)」よりMotoGPクラスに参戦することを発表した。

    アレックス・マルケスは、2012年にFIMロードレース世界選手権Moto3クラスに参戦し、2014年には同クラスのチャンピオンを獲得。

    翌2015年にMoto2クラスへ昇格し、2019年には同クラスのチャンピオンを獲得した。今シーズンは兄のマルク・マルケスとともに、ワークスチーム「Repsol Honda Team(レプソル・ホンダ・チーム)」よりフル参戦する。まだ2020年のMotoGPシーズンは開幕しておらず、アレックス・マルケスはレプソル・ホンダで1戦も戦わないまま2021年の移籍が決定した。

    アレックス・マルケス
    「HRCとの契約の更新について発表できたことを誇りに思います。Hondaは、最高峰クラスで闘うチャンスを与えてくれました。今年末から、LCR Honda TeamというMotoGPでの経験が豊富でメジャーなチームの一員として戦えることをうれしく思います。HRCおよびLCR Honda Teamの信頼を受け、今後もHondaファミリーの一員でい続けられることに感謝しており、結果で期待に応えるよう頑張ります。今は、ヘレスでのシーズン開幕戦が待ちきれず、まずは今年ベストを尽くすことに注力します」

    株式会社ホンダ・レーシング(HRC) 代表取締役社長 野村欣滋
    「アレックス・マルケス選手と一緒に、来年から2シーズンにわたり、MotoGPカテゴリーでの成長プロセスを続けられることを大変うれしく思っています。現在の状況を深く考え、分析した結果、彼はHRCのフルサポートを受けLCR Honda Teamから参戦することが、最高峰クラスで成長する絶好のチャンスだと思っています。また、今年より3年間このプランを続けることによって、HRCにとっても、アレックス・マルケス選手にとっても、思い通りの結果が得られると確信しています」

  • 【動画】 ホンダのF1ドライバー&ライダーが #StartYourEngines をリレー

    【動画】 ホンダのF1ドライバー&ライダーが #StartYourEngines をリレー

    ホンダは、F1ドライバーやMotoGPライダーなど、ホンダとともに戦う選手が「#StartYourEngines」をリレー形式でつなぐビデオメッセージを公開した。

    新型コロナウイルスの世界的な大流行によってモータースポーツ界は活動休止を強いられていたが、4日後に開幕するF1を始め、7月中旬に再開されるMotoGPなど、さまざまなカテゴリーのレース開催が決まっている。

    ホンダは、世界の二輪・四輪カテゴリーで戦う選手からビデオメッセージを公開。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボン、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーとダニール・クビアト、MotoGP王者のマルク・マルケスや中上貴晶が「#StartYourEngines」をリレー形式でつないでいる。

  • MotoGP:2020年の日本GPの中止を発表

    MotoGP:2020年の日本GPの中止を発表

    MotoGP 世界選手権シリーズを統括するドルナスポーツと同シリーズの日本グランプリを主催、運営する株式会社モビリティランド ツインリンクもてぎは、2020年10月16日(金)~18日(日)に、開催予定だった「2020 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ 日本GP」の開催を中止することを決定した。

    国内外における新型コロナウイルスの感染拡大状況や各地域での防止対策などを踏まえ、慎重に検討を重ねてきた。

    しかし、が、チャンピオンシップ関係者の大移動を伴う遠征開催を避けヨーロッパ内での開催を優先し、シリーズの成立に向けたMotoGPシリーズ戦再構築の要請を受け、開催中止を判断した。

    これでMotoGPは、ドイツ、アッセン、フィンランド、イギリス、オーストラリアに続き、日本で6戦目の開催中止となった。

    なお、MotoGP 日本GPの中止に伴い、10月17日(土)に開催予定でありました公道パレード「グランプリロードR123パレード」も中止となる。

    田中薫(株式会社モビリティランド代表取締役社長)
    「モビリティランドは今年の日本GPに向けて準備を進めてきましたが、日本及び欧州の状況は予想不可能であり、国際的な旅行の禁止が延長されると思われ、チャンピオンシップの運営団体であるドルナとの協議の結果、シーズンを完遂するために、日本GPを中止さぜるを得ないことに同意しました。これはファンと全ての関係者にとって大きな失望だと理解します。ご理解のほど、よろしくお願いします。」

    カルメロ・エスペレータ(ドルナスポーツ最高経営責任者)
    「大変ユニークなツインリンクもてぎでの日本GPのキャンセルを発表することは大変悲しいことです。これは1986年以来、初めて日本GPが開催日程から消えてしまうという意味です。MotoGPファミリーには、シーズンの再開、そして可能な限り多く、安全なイベントの開催に向けて懸命に作業を進めています。この理由により、国際モーターサイクリズム連盟とドルナは、国際ロードレーシングチーム連盟、モーターサイクルスポーツ製造者協会(MSMA)と協議を重ね、できる限り多くのイベントを欧州で開催するために、11月中旬まで欧州に滞在することを決定しました。従って、オーバーシーのイベントは、開催が可能の場合、11月中旬以降のスケジュールにする必要があり、日本GPを開催するには、あまりにも遅すぎます。この理由により、モビリティランドとの協議の末、2020年に日本GPを開催することができないと決断しました。MotoGPを支援するモビリティランドに感謝します。ドルナを代表して、状況の改善を待つ間、ファンの理解と忍耐に改めて感謝し、来年、もてぎに戻って来ることを楽しみにしています。」

  • MotoGP代表 「2020年に世界選手権が開催できないことも想定している」

    MotoGP代表 「2020年に世界選手権が開催できないことも想定している」

    MotoGPを運営するドルナスポーツの最高経営責任者を務めるカリメロ・エスペレータは、2020年にまったくレースを開催できない可能性があることを認める。

    F1と同様にMotoGPも新型コロナウイルスによってレースの延期を余儀なくされている。だが、F1とは異なり、カリメロ・エスペレータは必ずしも世界選手権を成立させようとは考えていない。

    「3レースしか管理できてないことを想像すれば、それは非常に奇妙なチャンピオンシップになるだろう」とカリメロ・エスペレータは Speed Week に語った。

    「でも、ざぜいけないのか。私にとっては、家でのんびりと座っているよりも、少数のレースをするほうがいい」

    「だが、適切な健康状態でイベントを処理できない場合、それが保証できない場合、我々はリスクを負うことはない」

    「我々は自分たちをごまかすべきではない。政府と保健当局は、我々がグランプリを運営することを許可していない」

    「運が悪いければ、すべてのレースがキャンセルになるだろう。我々は戦争中だ。2020年に世界選手権がないことも考えられる」

    「スペインの状況は非常に悪い。イタリアとフランスもそうだ。ウイルスの蔓延を阻止するワクチンが手に入るまで、グランプリやその他の主要なイベントを組織することは不可能ではないにしても、非常に困難だ」

    傍観者は新型コロナウイルス感染の“曲線”と死を多忙に分析しており、広範囲にわたる封鎖が状況を着実に改善することを期待している。

    だが、カリメロ・エスペレータは「たとえ生活が少し正常化しても、すべての国で旅行禁止は引き続き効力を持っている。そうでなければ、それはクレイジーだ」

    「したがって、多くの人がサッカーの試合を生で見たり、MotoGPレースやその他の主要なイベントに参加したりすることはできない」

    「たとえ我々が一生懸命頑張っても、2020年GPシーズンを実行する機会があるとは確信がない。我々は考えられるすべての解決策を検討しているが、驚かれるだろう」

    F1の契約には、公式の世界選手権のステータスには少なくとも8レースが必要であると記載されている。MotoGPでは、その数は13と伝えられている。

    カリメロ・エスペレータは「不可抗力条項があるため、契約は問題ではない。したがって、レース数が少なくなっても心配はない。それでも世界チャンピオンを選ぶことはできる」

    「世界選手権を再開する機会を得られればそうするだろう。管理するレースの数は問題ではない」

    「しかし、関係者全員の安全と健康が保証されることが重要だ。誰かが我々のイベントのいずれかで感染した場合、我々は永遠に非難される」

    「2020年シーズンを完全にキャンセルする必要があっても、我々は生き残ることができる。その最悪のシナリオを受け入れる必要がある場合は、2021年シーズンに向けて、誠実に準備していく」

    「現時点では、チームが2020年に財政的に生き残るための支援も優先事項だ。レースがなくても、我々は毎月お金を支払っている」

  • MotoGP:チームの倒産を防ぐべく財政支援を実施

    MotoGP:チームの倒産を防ぐべく財政支援を実施

    MotoGPを運営するドルナ・スポーツは、チームが倒産しないように財政支援を提供する。F1と同様に、MotoGPもレースを開催できておらず、チームは収入減が見込まれている。

    MotoGPチームはレースを行うことができていないが、ドルナ・スポーツは通常チームが受け取る参加費を前払いする。

    「少なくとも給与を支払い続けることができるように、チームを支援しようとしている」とドルナ・スポーツのカルメロ・エスペレータは AS に語った。

    「MotoGPを可能にする人々は、選手権にとって非常に価値があり、我々はその前例のないほど多くの人々のグループを維持しなければならない」

    レーシングチームは、ドライバーあたり25,000ユーロの金額を受け取る。Moto2チームとMoto3チームには異なるガイドラインが適用されるが、これらのチームも統括組織であるIRTAから支払われる報酬を受け取る場合がある。

  • 「MotoGPはやるべきことを行い、F1はためらった」/ 新型コロナウイルス

    「MotoGPはやるべきことを行い、F1はためらった」/ 新型コロナウイルス

    ホンダMotoGPのチームマネージャーを務めるアルベルト・プーチは、新型コロナウイルスの発生に対するMotoGPの対応を称賛。一方で、F1は“非常にためらっていた”と語る。

    F1は、早々に中国GPの延期を決断。しかし、その異例の点ではF1の対応は遅かった。シーズン開幕戦のために2000名のF1サーカスはメルボルンに移動。マクラーレのF1チームメンバーが新型コロナウイルスに感染し、金曜フリー走行まで2時間を切った時点でようやく中止を決定した。

    対照的にMotoGPは、カタールGPで最高峰クラスのレースを中止することを1週間前に決定。テストによって国内にいたMoto2とMoto3のレースだけを行った。

    現時点はMotoGPは5ラウンドを中止・延期し、F1は8ラウンドの延期・中止することを決定している。

    アルベルト・プーチ「我々はチャンピオンシップの主催者を非常に誇りに思う必要があると思う」とコメント。

    「ドルナは頭を使って一歩一歩、そして常にすべての国の保健当局の意見に耳を傾けて物事を行ってきた」

    「そこから、できることとできないことを評価してきた。だが、世界選手権で働くグループ全体がどのように保護されているかが非常に興味深い」

    「F1、サッカー施設、または国際オリンピック委員会と比較すると、非常にためらっている。だが、ドルナは自分のやるべきことを実行した」

    「最初からドルナは問題の大きさを認識していた」

    「そのためにはアイデアを明確にし、賢明に行う必要がある。カルメロ・エスペレータ(CEO)はそうだ」