カテゴリー: MotoGP

  • MotoGP | ヤマハ、2021年からファビオ・クアルタラロの起用を発表

    MotoGP | ヤマハ、2021年からファビオ・クアルタラロの起用を発表

    ヤマハは、ファビオ・クアルタラロが2021年から2022年シーズンの「Yamaha Factory Racing MotoGP Team」に加入することを発表した。

    昨年の成績が示すように、ファビオ・クアルタラロは類稀なる才能の持ち主であり、MotoGPにおいて輝かしい未来が待ちうけるライダーのひとりだ。フランス・ニース出身で20歳のクアルタラロは、昨シーズン、ヤマハのサテライト・チームとして新たに誕生したばかりの「PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team」からデビューし、7回の表彰台(2位5回、3位2回)を獲得。

    さらに何度も初優勝に手をかけるなど、勝利は逃すも、その見事なパフォーマンスで多くの人々を引きつけた。

    最終的にシリーズランキング5位を獲得したほか、Best Independent Team Riderの栄誉と‘Rookie of the Year’の2つのタイトルを、2番手にそれぞれ27ポイントと100ポイントの差をつけて、手中にしている。

    2020年シーズンは、「PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team」のライダーとして2年目のシーズンを戦う。マシンはファクトリー・スペックの「YZR-M1」で、ヤマハのフル・サポートを受けながら、2021年のファクトリー・チーム昇格を迎える。

    なお、2021年と2022年のクアルタラロのチームメイトは、先日、「Yamaha Factory Racing MotoGP Team」と2年間の契約延長を発表したばかりのマーベリック・ビニャーレスとなり、バレンティーノ・ロッシは今シーズン限りでヤマハのファクトリーシートを失うことになった。

    ファビオ・クアルタラロ
    「ヤマハとの話し合いがまとまり、契約に至ったことをとてもうれしく思っています。簡単な道のりではありませんでしたが、私は今、これからの3年間についてはっきりとした計画を持てるようになりました。本当にうれしいです。昨年同様、懸命にがんばります。そして素晴らしいパフォーマンスの実現に向けてモチベーションを高めていて今は冬休みが非常に長く感じられます。来週のセパン・テストで新しいYZR-M1に乗ること、チーム・クルーと再会して仕事をすることを心から楽しみにしています。2019年にMotoGP参戦のチャンスを与えてくれたヤマハとPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamに感謝の気持ちを伝えたいと思います。彼らが胸を張れるように、今年もまたベストを尽くします」

    リン・ジャービス(ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクター)
    「クアルタラロが2021年と2022年にYamaha Factory Racing MotoGP Teamに加わることになり、非常にうれしく思っています。MotoGPデビュー・シーズンの成績はまさにセンセーショナルなものでした。ポールポジション6回、表彰台7回という数字が彼の素晴らしさと並外れたライディング・スキルを如実に表しています。PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamとの2年間の契約を終えたあと、Yamaha Factory Racing MotoGP Teamに迎えることは、ごく当然のことと考えます。弱冠20歳ながらクアルタラロはすでに、マシン上でも降りたあとでも成熟の域にあります。私たちは2021年に彼を迎えることを楽しみにしています。クアルタラロとビニャーレスはYamaha Factory Racing MotoGP Teamの全員に刺激を与え、YZR-M1の開発を支えてくれるでしょう。私たちはMotoGPでの勝利を目指すために、できることをすべて、くまなく探し出して実行していきます」

  • MotoGP | ヤマハ、マーベリック・ビニャーレスとの契約を2022年まで延長

    MotoGP | ヤマハ、マーベリック・ビニャーレスとの契約を2022年まで延長

    ヤマハは、「Yamaha Factory Racing MotoGP Team」のライダーとして、マーベリック・ビニャーレスと2022年までの契約を更新したことを発表した。

    マーベリック・ビニャーレスは、2017シーズンから「Yamaha Factory Racing MotoGP Team」の一員となり、MotoGP世界権に参戦。素晴らしいライディングで、2017年と2019年にはランキング3位、2018年にランキング4位となった。

    これまでマーベリック・ビニャーレスは当社のファクトリーマシン「YZR-M1」で55回のグランプリに参戦し、2017年のヤマハでのデビューレースとなったカタールGP、同年のヤマハグランプリ通算500勝目となったフランスGPでの優勝を含む6回の優勝と19回の表彰台、9回のポールポジションを獲得している。

    ヤマハは引き続き、優れた才能を持つマーベリック・ビニャーレスとの強固なパートナーシップを維持しながら、2月6日のマレーシアはセパンサーキットで開催されるテスト走行から2020年のMotoGPをスタートし、チャンピオン獲得を目指す。

    マーベリック・ビニャーレス
    「今のチームを継続することができ、とてもうれしく思います。私のクルーとは今年で2年目になります。この契約によりさらに2年一緒に戦えることがとても楽しみです。一生懸命に取り組めばよい方向に向かっていくはずです。私はモチベーションを高め、2020シーズンに集中したいと思っていたので、シーズンが始まる前に、今回の発表することが非常に重要でした。将来についてあまり長い時間をかけたくありませんでしたし、家族のようなチームから離れる理由などありませんでした。ヤマハは多くのサポートをしてくれ、自分のチームを持つことができています。努力を続けて強くなり、世界チャンピオンとなって再びヤマハにNo.1の栄光をもたらすことが私たちの目的です。ベストを尽くし、全てを出し切ります。そしてチームのみんなにも誇りを感じてもらいたいです。ヤマハの私に対する信頼に感謝します。私に自信を与えてくれています。私たちは共に成長し続けます」

    リン・ジャービス
    「ビニャーレスの特別な才能に惹かれ、2017年にファクトリーチームに加入してもらいました。過去3年間では、6回の優勝、19回の表彰台を獲得しているように、ビニャーレスは気力、体力に恵まれ、常に自身とYZR-M1の最大限のパフォーマンスを引き出してくれました。YZR-M1はレースごとに改善しているので、ヤマハでの輝かしい未来は確実です。今回のYamaha Factory Racing MotoGP Teamとの2年の契約更新という彼の決意は、互いの気持ちを高め、MotoGPチャンピオン獲得に向けてともに挑戦するという思いを示しています」

  • ルイス・ハミルトン、MotoGPマシンで「小さなスピンをしてしまった」

    ルイス・ハミルトン、MotoGPマシンで「小さなスピンをしてしまった」

    F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンは、今週バレンシアでの開催されたイベントでバレンティーノ・ロッシのMotoGPマシンで小さなインシデントがあったとの報道を認めた。

    Corriere dello Sport は、ルイス・ハミルトンがMotoGPマシンで“全く重大ではない”クラッシュを喫したと報道。だが、ルイス・ハミルトンがソーシャルメディアでファンにむけて「問題なかった」と投稿したことで、多くのメディアはその報道が“フェイクニュース”だったと報じた。

    しかし、ルイス・ハミルトンは「あのバイクを乗るのはとても難しい」と Sky Italia にコメント。

    「1回小さなスピンをしてしまった。でも、無事に戻ることができた。段階的に学んでいたところだったけど、とても急な学習曲線だった」

    「バレンティーノのようなレジェンドがマシンに乗っているのを見るのはとても素晴らしいことだった」

    「F1マシンでの初めて走行を思い出した。コースに出て、同じバイクで前にいるバレンティーノを前に見るのはとてもクールだった」

  • バレンティーノ・ロッシ 「ルイス・ハミルトンの走りは素晴らしかった」

    バレンティーノ・ロッシ 「ルイス・ハミルトンの走りは素晴らしかった」

    バレンティーノ・ロッシは、MotoGPマシンで初走行を行ったルイス・ハミルトンの走りを称賛した。

    F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンとMotoGPのレジェンドであるバレンティーノ・ロッシは、メルセデスとヤマハをスポンサードするモンスタエナジーのプロモーションイベントでお互いのマシンを交換した。

    バレンティーノ・ロッシは、2017年のメルセデスのF1マシンであるW08を運転することは「素晴らしい機会だった」と語る。

    「以前にF1マシンを試したことはあったけどが、それ以来多くの変化があった。クルマとそのハンドリングに頃から感銘を受けました。メルセデスとAMGのモータースポーツチームも一緒に仕事をしてくれた。彼らはとても歓迎してくれて、僕がクルマに慣れるのを簡単にしてくれた」

    「最初は驚くべきスピード感が得られるものだ。Gフォースはそれほど悪くはなかったけど、慣れるまでには時間がかかりる。リズムに乗ってくると本当にプッシュできた。とても嬉しかったね。1日を通して本物のF1ドライバーになったように感じたよ」

    バレンティーノ・ロッシは、ルイス・ハミルトンの走りにも感銘を受けたと語る。

    「また、ルイスと一緒にYZR-M1をコース上で走らせた。チームのためにも僕たちの情熱を彼と分かち合えたことを誇りに思う瞬間だった」

    「技術的にはバレンシアは厳しいトラックだし、風も強かったので、ある時点でルイスにとって難しいと思っていたけど、彼はバイクで素晴らしかったし、M1でのポジションは素晴らしかった」

    「この経験を彼と共有するのは本当に楽しかったし、彼もかなり楽しんでいたと思う。彼がどれほどライディングをやめがらなかったことからもそれは表れているよね!今後、このような経験がさらに増えることを心から願っている」

  • ヤマハ代表、F1王者ルイス・ハミルトンのMotoGPマシン初走行に感銘

    ヤマハ代表、F1王者ルイス・ハミルトンのMotoGPマシン初走行に感銘

    ヤマハMotoGPチームのボスは、今週初めに開催されたプロモーションイベントでのルイス・ハミルトンのMotoGP初走行に感銘を受けたと語る。

    現役F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンは、バレンシアのリカルドトルモ・サーキットでヤマハのYZR-M1 MotoGPバイクをサンプリング。バレンティーノ・ロッシはメルセデスの2017仕様W08のハンドルを握った。

    「特別な日だった」とヤマハのマネージングディレクターを務めるリン・ジャービスは言いました。

    「ルイスが我々とバレンティーノと一緒にいること、2人のスポーツのアイコンが同時に同じ場所にいることは本当に素晴らしいことだった。それを目撃し、それを楽しむためにそこにいることができて本当に幸せだ」

    「ルイスのパフォーマンスには非常に感銘を受けた。四輪チャンピオンがここに来て、M1に乗り、コースを入っている。それ自体が誇りに思えることではないか?」

    「トラックで高速でバイクに乗ることは非常に難しく、ファクトリーのMotoGPバイクに乗るのはさらにチャレンジングで要求が高いことだ」

    「私にとって最も目についたシーンは、彼とバレンティーノがM1で並んでコースに出た瞬間ダッタ。ルイスは彼が長年MotoGPとバレンティーノのファンだったと言っていた」

    「いつかバレンティーノと一緒にコースに出て、M1に乗るという経験をしたいというのが彼の願いであり、彼は両方の願いを同時に叶えた!」

    「すでに多くのことを成し遂げた6回のF1ワールドチャンピオンでさえ、このような特別な機会に夢を実現できることを見るのは素晴らしいことだった」

    バレンティーノ・ロッシは「バレンシアは厳しいトラックだし、風が強かったので、ある時点ではルイスにとって難しいと思っていたが、彼はバイクで素晴らしかったし、M1での彼のポジションは素晴らしかった。

    「この経験を彼と共有するのは本当に楽しかったし、彼もとても楽しんでいたと思う。彼がライディングをやめたくなかったことからもわかるね」

  • F1王者ルイス・ハミルトン、ロッシのMotoGPマシンでクラッシュ?

    F1王者ルイス・ハミルトン、ロッシのMotoGPマシンでクラッシュ?

    F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンは今週、バレンシア・サーキットでバレンティーノ・ロッシのMotoGPバイクをクラッシュさせた可能性が報じられている。

    ルイス・ハミルトンとバレンティーノ・ロッシは、メルセデスとヤマハの相互スポンサーであるモンスターエネジーが主催するプロモーションイベントでそれぞれのF1マシンとMotoGPマシンを交換したが、メディアはロックアウトされ、公式な情報は一切公開されていない。

    しかし、2つのイタリアの新聞が非公式に情報を報告している。

    La Repubblicaは、このイベントは8時間以上行われ、写真や映像などの情報はまもなく公開されるはずだとし、このイベントは“非常にうまくいき”、二人のチャンピオンは“子供のように幸せだった”と報道。

    しかし、Corriere dello Sportは、ルイス・ハミルトンに怪我なかったもののは、MotoGPマシンで初走行でバレンティーノ・ロッシのヤマハをクラッシュさせたと報じている。

  • シャルル・ルクレール、ファビオ・クアルタラロとヘルメット交換

    シャルル・ルクレール、ファビオ・クアルタラロとヘルメット交換

    フェラーリのF1ドライバーであるシャルル・ルクレールは、MotoGPの新星ファビオ・クアルタラロとヘルメット交換を行った。

    今年、シャルル・ルクレールがフェラーリの初年度に輝きをみせたのと同じように、MotoGP界ではルーキーのファビオ・クアルタラロがヤマハSRTで一気にスターダムにのし上がった。

    フランス出身のファビオ・クアルタラロ(20歳)は、今年のスペインGPで2013年にマルク・マルケスが以前に保有していた記録を破ってMotoGP史上最年少ポールポジション記録を更新した(20歳63日)。

    ファビオ・クアルタラロは、MotoGPで6回のポールポジションと7回の表彰台を獲得した。2020年にMotoGP初優勝を狙う。

    シャルル・ルクレールは、バーレーンGPで初ポールポジションを獲得すると、今季最多となる7回のポールポジションを獲得。F1ベルギーGPで初勝利、続くF1イタリアGPで2勝目を挙げ、ドライバーズランキングでチームメイトで4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルを上回ってランキング4位でシーズンを終えた。

    今月には、ルイス・ハミルトンとバレンティーノ・ロッシがマシンをスワップする予定であり、二人もヘルメットを交換することになるだろう。

  • ルイス・ハミルトン 「MotoGPマシンを試す機会に本当に興奮している」

    ルイス・ハミルトン 「MotoGPマシンを試す機会に本当に興奮している」

    F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンは、バレンティーノ・ロッシとのプロモーションイベントでMotoGPマシンを試すチャンスに“本当に興奮している”と語る。

    このイベントは、ルイス・ハミルトンとバレンティーノ・ロッシ及びヤマハをスポンサードするモンスターエナジーによって12月にバレンシア・サーキットで開催が予定されている。

    二人はこのイベントでマシンを交換。ルイス・ハミルトンはヤマハのMotoGPマシン、バレンティーノ・ロッシはメルセデスのF1マシンを走らせる予定となっている。

    ルイス・ハミルトンは、長年バイクに興味を示しており、昨年ヘレスでヤマハのスーパーバイクをテストしている。

    一方、バレンティーノ・ロッシは、2000年代にフェラーリの公式テストセッションに参加し、F1転向を検討した時期もあった。

    「本当に興奮している。ここ数年バイクに乗ってきて、トラックでは3日間しか走ったことがないけど、信じられないくらい素晴らしかったし、いつもMotoGPを観ている」

    「チーム内にはライディングが好きな小さなグループがあるし、本当に若い頃からずっとやりたいと思っていたことなので素晴らしいことだ」

    「とにかくバレンティーノと同時に同じトラックにいることはとても非現実的で本当に名誉なことだ。彼はスポーツのアイコンであり、本当に多くのことを成し遂げてきた。彼が僕のクルマに乗るのを見るのはクールだろうね」

    現役MotoGPチャンピオンのマルク・マルケスは、昨年レッドブル・リクでトロロッソのF1マシンをテスト。またホルヘ・ロレンソはシルバーストンでメルセデスW05のステアリングを握ったことがある。

    また、F1ドライバーではフェルナンド・アロンソが2015年と2016年にHONDA THANKS DAYでレプソル・ホンダのMotoGPマシンを走らせている。

  • MotoGP | ホンダ 2019年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 2019年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    マルケスが今季12勝目でシーズン有終の美を飾る。引退レースのロレンソは13位。Repsol Honda Teamがチームタイトルを獲得し、HondaはMotoGP三冠を達成。
    2019年シーズンのMotoGP 最終戦バレンシアGPは、予選2番手からすばらしいペースでラップを刻んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、今季12勝目を達成した。スタートが決まらず、オープニングラップは5番手とやや出遅れたが、2周目に2番手に浮上すると、8周目にトップを走るファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)をかわし、27周のレースで真っ先にチェッカーを受けた。

    チャンピオンとしてホームGPに凱旋したマルケス。4年連続6回目のタイトルを獲得した力強い走りに、サーキットのスタンドを埋めた約10万人のファンも大喜びだった。マルケスが最終戦を優勝で締めくくるのは2014年以来、5年ぶり。自身が14年に達成したシーズン最多優勝記録の13勝には届きませんだったが、シーズン12勝という歴代2番目の記録を達成した。ポイント獲得でも史上初の400点越えとなる420点を記録した。

    今大会が引退レースとなったホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、予選16番手から13位でフィニッシュした。サーキットに詰めかけた大勢のファンから大きな声援を受けてコースインし、グリッドについたロレンソ。デビューから18年、297戦目のレースをしっかり走り抜いた。

    この結果、マルケスとロレンソ擁するRepsol Honda Teamは今大会28点を獲得してトータル458点。最終戦を迎え、2点差で首位につけていたドゥカティを逆転し、13点差をつけて3年連続10回目のチームタイトル獲得を果たした。

    今年は第15戦タイGPでマルケスが4年連続6回目のライダーズタイトルを獲得、第16戦日本GPではHondaが史上最多となる4年連続25回目のコンストラクターズタイトルを獲得した。それに続いてRepsol Honda Teamが最多となる10回目のチームタイトルを獲得し、これでHondaは史上最多となる9回目の三冠制覇を達成した。

    予選9番手から決勝に挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、9番手を走行していた11周目の1コーナーで転倒し、リタイアに終わった。ブレーキングミスでオーバーラン。汚れた路面に足下をすくわれた。

    右肩の治療のため終盤の3戦を欠場した中上貴晶の代役として3戦目の出場となるヨハン・ザルコ(LCR Honda IDEMITSU)は11番手を走行していた14周目の6コーナーで転倒を喫しリタイアとなった。

    この結果、最終戦を終えてクラッチローは総合9位、終盤の3戦を欠場した中上貴晶は総合13位、代役として終盤の3戦に出場したザルコは総合18位でシーズンを終了した。またLCR Hondaは、チームポイントで210点を獲得。チームランキングでは7位だった。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「3冠達成という完ぺきなシーズンを、優勝で締めくくることができました。今日はゴールドのヘルメットをかぶって、少し自分自身にプレッシャーを与えることにしました。レースはコンディションが難しく、頭を使う必要がありましたが、思ったように走ることができました。そして、チームタイトルを獲得することができました。三冠を達成することができて最高のシーズンです。最初の目標はいつもライダーズチャンピオンシップですが、チームチャンピオンシップ達成に貢献することができてうれしいです。チームのためだけではなく、すばらしいチャンピオンであり、ライバルであり、すばらしいチームメートであるホルヘ・ロレンソのためにもうれしい気持ちです。今年を上回る成績を残すのは難しいと思います。なぜなら今年は完ぺきな走りをしたからです」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 13位)
    「今日は特別な日でした。グリッドではこれまでのレースとは全く違う感情がありました。レース序盤はこれまでのレース以上に注意深く走りました。なぜならとても難しいコンディションだったからです。そして僕にとって最後になるレースを完走したかったからです。レースでは自分自身の走りに集中しました。ポイントを獲得して終えることができてよかったです。マルクがすばらしいシーズンを過ごし、僕もRepsol Honda Teamのチームチャンピオン獲得に役立つことができてすばらしい気分です。Hondaのすべての人に感謝しています。彼らは僕を最大限リスペクトして、プロフェッショナルな扱いをしてくれました。彼らの今後の健闘を祈っています」

    カル・クラッチロー(MotoGP リタイア)
    「最終戦のバレンシアで転倒してしまいとても残念です。レースではかなりいいフィーリングがありましたが、1コーナーのブレーキングが少し遅れてしまい、汚い路面に乗ってしまいました。持ちこたえられそうだったのですが、うまくいきませんでした。火曜日からのテストが楽しみです。テストのスケジュールのことはまだ完全には知りませんが、来年に向けてマシンを改善できるようにがんばります」

    ヨハン・ザルコ(MotoGP リタイア)
    「転倒しましたが僕は大丈夫です。もっとひどいケガをしていたかもしれません。今日は難しいレースでした。長いレースになることは分かっていたので、ユーズドタイヤの方がいいペースを刻めると思いました。僕は10番手あたりを走行していました。そして、ポル・エスパルガロをオーバーテイクしたあと、いいペースをつかもうとしました。ペトルッチが転倒するのが見えて、集中力が少し切れたのかもしれません。その少し後に僕も同じコーナーで転倒してしまいました。僕はスライドしながら、残念な気持ちでいっぱいでした。転倒した後、ほかのマシンのことを確認していなかったので、さらに転倒してきたレクオナに完全に巻き込まれてしまいました。左足首に激しい痛みがあり、ひどいケガをしているのではないかと怖くなりましたが、今はそれほど痛くありません。骨折もありませんでした。公式テストでは、いくつかのテストメニューをこなさなければなりませんが、ケガは大丈夫だと思います。このような形でシーズンを終えることになってしまい本当に残念です」

  • MotoGP | ヤマハ 2019年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ 2019年 最終戦 バレンシアGP 決勝レポート

    Monster Energy Yamaha MotoGP、シーズン最終戦はビニャーレスが6位とロッシが8位
    Monster Energy Yamaha MotoGPが2019シーズンを終了。非常に寒いが完璧なコンディションのもと、マーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、リアグリップの低下と戦いながらそれぞれ6位と8位でゴールした。この結果、ビニャーレスはランキング3位を獲得。Monster Energy Yamaha MotoGPもチームランキングで3位をおさめた。

    ビニャーレスは4番グリッドから好スタートを切り、3番手で第1コーナーへ。しかしオープニングラップの攻防は激しく、また気温の低さによりタイヤがなかなか暖まらず徐々に順位を下げてしまう。4ラップまでに7番手へ後退したビニャーレスは、その後しばらくは我慢の走りを強いられたが、後半戦に入ったころから前を走るフランコ・モルビデリとの差を着実に詰めてゆく。そして背後に迫ってからさらに5ラップ後、モルビデリが第4コーナーで転倒。ビニャーレスは6番手に浮上し、そのままポジションを守ってチェッカーを受けた。この結果、2017年に続いて自己最高となるランキング3位となった。

    一方のロッシはグリッド4列目から好スタートを切って9番手へ浮上。その後は路面のグリップレベルの低さを考慮し、安定したペースで慎重に周回を重ねてゆく。そのなかで一旦はC・クラッチロー(ホンダ)に先行されて10番手に後退したが、その後クラッチローが転倒したため再び9番手へ。さらにはD・ペトルッチ(ドゥカティ)も同様にロッシをパスしたあと転倒。そして残り9ラップではモルビデリもまた転倒して戦列を離れたため、ロッシは8番手へ上げてチェッカーを受けた。

    最終戦を終了してビニャーレスとロッシはそれぞれランキング3位と7位、Monster Energy Yamaha MotoGPはチームランキング3位、ヤマハはコンストラクターズランキング2位を獲得した。

    Monster Energy Yamaha MotoGPは2日後の火曜日、リカルド・トルモ・サーキットに戻ってIRTAオフィシャルテストに参加する。早くも2020年への準備がはじまる。

    クアルタラロが2位とし、2019シーズン7度目の表彰台を獲得
    2019シーズン最終戦でPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロが2位を獲得し、今季7度目となる表彰台に上った。チームメイトのフランコ・モルビデリは、6番手走行中に転倒がありリタイアで最終戦を終えることとなった。

    ポールシッターのクアルタラロは好スタートからポジションを維持してレースをリードし、2ラップ目までに1秒近いアドバンテージを築いた。その後、周回を重ねるなかでM・マルケス(ホンダ)に追いつかれ、ついには先行を許したが、2位をしっかりキープしてチェッカーを受けた。

    モルビデリもまた序盤は好調な走りを見せており、5番グリッドから表彰台争いを目指した。その後ひとつ下げて単独6番手となっていたが、19ラップ目で小さなミスをおかして転倒。シーズン最終戦をリタイアで終えることとなった。

    この結果、クアルタラロはトップ・サテライトとルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝き、総合ランキング5位を獲得。チームメイトのモルビデリもランキング10位と健闘し、PETRONAS Yamaha SRTは、そのデビューイヤーにサテライト・チームランキング・トップおよびチーム・ランキング4位を獲得した。

    2020シーズンは2020年3月8日、カタールで開幕予定。クアルタラロとモルビデリは火曜日から、来シーズンに向けてテストをスタートする。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(6位)
    「目標にしていたランキング3位を達成することができました。表彰台や優勝のことは忘れていた感じです。今日はリアグリップに悩まされるとても難しいレースでしたが、しっかり走り切ることだけを考えました。グリップの問題はこれまでにも何度かあったことですが、今日もまた起きてしまったのでチェックが必要です。順位ではリンスにできるだけ近づき、できるだけ多くのポイントを獲得しなければならなかったわけですが、何とかそれを成し遂げ、こうしてヤマハ勢トップのランキング3位を獲得することができて本当にうれしく思います。しかし早くも、2日後から始まるニューマシンのテストを楽しみにしています。バレンシアとヘレスで行われるテストは非常に重要なもので、高いモチベーションと大きな熱意をもってテストシーズンを迎えることができそうです。マシンのフィーリングはとてもよいので、気持ちを盛り上げ、よい雰囲気のなかでチャレンジを続けていきたいと思っています。ヤマハとともにこの冬もすばらしい仕事ができると確信しています」

    バレンティーノ・ロッシ(8位)
    「天気以上にグリップに悩まされました。以前にも同じ問題が起きているのですが、リアのグリップ不足によってタイヤのパフォーマンスが大幅に下がってしまうため、ペースダウンせざるを得なくなってしまうのです。シーズン後半戦はこの問題に悩まされ、結局、最後まで解決することができませんでした。来シーズンを好調にスタートするために、火曜日のテストからまた全力で仕事に取り組んでいきます。年内にバレンシアとヘレスで重要なテストを予定しているので、好天に恵まれ、しっかり仕事を進められるよう願っています。ヤマハからいくつか新しいものが投入されますし、チームには新しいクルーチーフもやって来ます。その意味では、今後どのように仕事を進めいくかということも課題のひとつになるでしょう。来年また、もっと強くなって戻ってくるために重要なテストに臨みます」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「非常に厳しいレースになってしまいました。そのなかでビニャーレス選手とロッシ選手は全力で戦ってくれました。私たちとしては、ふたり揃ってリアグリップに悩まされてしまった原因を理解できていない状況です。昨日までは寒いなかでも起こらなったことですし、今朝のウォームアップでも問題ありませんでした。好成績でシーズンを締めくくることができず本当に残念です。それでもふたりの努力は無駄ではありません。ビニャーレス選手とチームがランキング3位を獲得、またヤマハは、クアルタラロ選手が2位を獲得したこともあってランキング2位に上がることができました。これはヤマハファミリーの努力の結果というわけです。PETRONAS Yamaha SRTはニューチームであり、クアルタラロ選手はルーキーであり、モルビデリ選手はヤマハ1年目であることを考えれば驚くべき成果と言うことができるでしょう。様々な困難にぶつかりながらも、メンタリティとファイティングスピリットを高く保ち続けてきたことを誇りに思います。しかしながら、この最終戦でもっと上を目指したかった私たちとしては、明後日から始まるテストのなかで休む暇はありません」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ(2位)
    「マルケス選手の強さは昨日からわかっていたので、2位にとても満足ですし、ヤマハ勢トップを獲得できたことはうれしい結果になりました。しかも優勝のチャンスから大きく離されてしまったわけでもありません。今日の結果を誇りに思い、最終戦を全力で走り切ったことに満足しています。2018年の時点では、MotoGPに席はないと多くの人から言われていましたし、私自身も準備をしていませんでした。その私が今、7回の表彰台と6回のポールポジションを獲得し、彼らの予想が外れたことを証明できたのです! この1年の出来事にとても満足しており、チーム全体にとっても誇るべき成果だったと感じています」

    フランコ・モルビデリ(DNF)
    「順調にハイペースで走れていて、前のライダーにどんどん近づいていっていただけに悔しい転倒でした。単独走行のときには風を避けることができずにフロントタイヤが冷えてしまいます。その場合の選択肢はふたつ。つまりプッシュを止めて下がるか、プッシュし続けてまた暖まるのを待つかです。しかし不運にも、ピットを出たばかりと同じような状態のまま第4コーナーで転倒してしまったのです。それまでは順調に前との差を詰め、表彰台を目指していました。残念な結果となりましたが、トップ3を狙えるという十分な手ごたえを得られたことは、とても良かったと思っています」

    ウィルコ・ズィーレンベルグ(チーム・マネジャー)
    「本当にすばらしシーズンでした。7回の表彰台、ルーキー・オブ・ザ・イヤー、トップサテライト・ライダーおよびチームと、希望リストのすべてを達成したのです。クアルタラロ選手とモルビデリ選手だけでなく、チーム全体で成し遂げた大きな成果を心から誇りに思います。1年間を振り返ってみれば、ヒューマン・エラーによるミスは一度もありませんでした。これはルーキー・チームとして非常にすばらしいことです。そしてその最終戦を2位獲得で締めくくることができ、まさに天にも昇る気持ちです。チームは早くも次のテストに集中しています。2020年が楽しみです」

    ラズラン・ラザリ(チーム代表)
    「今回もまた優勝には手が届きませんでしたが、この状況のなかで勝ち得る最高の成績を獲得することができました。モルビデリ選手は1年を通して素晴らしい健闘を見せながら、この最終戦でリタイアに終わったことは残念ですが、来シーズンまた必ず活躍してくれると確信しています。チームのデビューシーズンにトップ・サテライトチームおよびライダー、ルーキー・オブ・ザ・イヤー、そして総合チームランキング4位と見事な成績を達成することができました。またヤマハのコンストラクターズランキング2位にも貢献できたことをうれしく思います。2020年もまた熾烈な戦いが予想されますが、そのなかで毎回、表彰台に上ることを目標にしていきたいと考えており、そのためにチームとしてやるべきことは、わかっています。火曜日のテストから始まる新たなチャレンジを楽しみにしています」

    鷲見崇宏(MS開発部モトGPグループリーダー)
    「ファクトリーのロッシ選手とビニャーレス選手は、リアタイヤのグリップ不足に悩まされ、プラクティスで見せていたパフォーマンスから期待される結果には及びませんでした。ここ数戦の好調さをシーズン締めくくりにつなげられなかったことが残念です。一方、サテライトチームのクアルタラロ選手は、車両・タイヤのパフォーマンスを出し切って2位を獲得、モルビデリ選手は中盤からフロントタイヤのフィーリングが悪化したことにより転倒を喫してしまいました。本レースをもって全19戦が終了しました。チャンピオンシップは我々が目指していたものには遠く及ばなかったものの、前半戦の苦戦から見つけてきた改善の種が徐々に実を結び、後半戦の全ヤマハライダーのパフォーマンスアップにつながったことを自信としながら、また何よりもファンの皆様からのご声援を励みとして、最後まで全力で戦いきることができました。ヤマハスタッフを代表して心より感謝申し上げます、ありがとうございました。明後日から来シーズンに向けたテストがはじまります。チャンピオン奪還を目標に強いヤマハ・YZR-M1を作るべく、ライダー・チーム・開発陣一丸となって取り組んでまいります」