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  • MotoGP イタリアGP:ファビオ・クアルタラロが4戦連続のポール獲得

    MotoGP イタリアGP:ファビオ・クアルタラロが4戦連続のポール獲得

    2021年のMotoGP 第6戦イタリアGPの公式予選は5月29日にアウトードロモ・インテルナツィオナーレ・デル・ムジェロで行われ、ファビオ・クアルタラロ(Monster Energy Yamaha MotoGP)が今シーズン4度目のポールポジションを獲得した。

    気温25度、路面温度41度のドライコンディションの中、ファビオ・クアルタラロは、オールタイムラップ(1分45秒456)を突破する1分45秒187のトップタイムをマーク。ヨーロッパラウンドの緒戦となった第3戦ポルトガルGPからキャリア2度目となる4戦連続のポールポジションを奪取した。

    フリー走行総合1番手のフランチェスコ・バニャイアは0.230秒差の2番手。開幕戦カタールGP以来今季2度目の1列目を獲得すれば、フリー走行総合5番手のヨハン・ザルコは0.245秒差の3番手に入り、3戦ぶり3度目の1列目を確保。フリー走行総合4番手のジャック・ミラーは0.411秒差の5番手。

    フリー走行総合13番手のアレイシ・エスパルガロは、昨年11月の最終戦ポルトガルGP以来今季初めての公式予選1で2番手。公式予選2はアプリリアが2015年に復帰してから、2017年10月の第15戦日本GP、昨年8月の第4戦チェコGPに続く予選最高位の4番手に進出。

    フリー走行総合3番手のブラッド・ビンダーは0.556秒差の6番手。フリー走行総合7番手のミゲール・オリベイラは7番手。KTMの両雄が改良型フレームと初投入した燃料のパフォーマンスを引き出し今季の予選最高位に進出。

    フリー走行総合6番手のアレックス・リンスとフリー走行総合8番手のジョアン・ミルは8番手と9番手。フリー走行総合10番手のフランコ・モルビデリは10番手。フリー走行総合12番手のマルク・マルケスは、今季3度目の公式予選1で1番手、公式予選2で公式予選1のタイムを更新できずに0.938秒差の11番手。フリー走行総合9番手のポル・エスパルガロは12番手。

    フリー走行総合11番手のマーベリック・ビニャーレスは、昨年11月の第13戦ヨーロッパGP以来今季初の公式予選1で0.121秒差の3番手。フリー走行総合20番手のエネア・バスティアニーニは4番手。

    フリー走行4で2番手に進出したフリー走行総合15番手の中上貴晶は、今季3度目の公式予選1で0.271秒差の5番手。負傷代役を務めるフリー走行総合14番手のミケール・ピロは6番手。2年目に優勝を挙げたフリー走行総合17番手のダニロ・ペトルッチは8番手。フリー走行総合18番手のバレンティーノ・ロッシは公式予選1で0.846秒差の9番手だった。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’45.187
    2 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 1’45.417
    3 J・ザルコ Pramac Racing Ducati 1’45.432
    4 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’45.538
    5 J・ミラー Ducati Lenovo Team Ducati 1’45.598
    6 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’45.743
    7 M・オリベイラ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’45.745
    8 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’45.996
    9 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’46.076
    10 F・モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’46.084
    11 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’46.125
    12 P・エスパルガロ Repsol Honda Team Honda 1’46.393
    13 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’46.045
    14 E・バスティアニーニ Esponsorama Racing Ducati 1’46.129
    15 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 1’46.195
    16 M・ピロ Pramac Racing Ducati 1’46.302
    17 L・マリーニ SKY VR46 Esponsorama Ducati 1’46.481
    18 D・ペトルッチ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 1’46.548
    19 V・ロッシ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’46.770
    20 I・レクオーナ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 1’47.084
    21 L・サバドーリ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’47.146
    22 A・マルケス LCR Honda CASTROL Honda 1’47.216
  • MotoGP イタリアGP:F・バニャイアが今季3度目の初日1番手

    MotoGP イタリアGP:F・バニャイアが今季3度目の初日1番手

    2021年のMotoGP 第6戦イタリアGPのフリー走行が5月28日にムジェロ・サーキットで行われ、フランチェスコ・バニャイア(Ducati Lenovo Team)が初日のトップタイムを記録した。

    気温25度、路面温度46度のドライコンディションの中、フランチェスコ・バニャイアは1分46秒147で今季4度目のトップタイムをマーク。第3戦ポルトガルGP、第4戦スペインGPに続き、今季3度目の初日総合1番手に進出した。

    フリー走行1で3番手のアレックス・リンスは0.071秒差の2番手に進出すれば、フリー走行1で4番手のジョアン・ミルは0.700秒差の11番手に後退。

    フリー走行1で9番手だったジャック・ミラーは0.541秒差の9番手を維持すれば、フリー走行1で2番手のヨハン・ザルコは、午前のタイムを更新できずに10番手。ホルヘ・マルティンの負傷代役を務めるミケーレ・ピロは14番手だったが、最終ラップに2年前の2019年に樹立された当地のトップスピード(時速356.7キロメートル)を突破する時速357.6キロメートルを記録。

    フリー走行1で5番手のフランコ・モルビデリは、トップスピードで22番手の時速339.6キロメートル(時速18キロメートル差)だったが、0.184秒差の3番手。フリー走行1で8番手のファビオ・クアルタラロは0.225秒差の4番手に浮上すれば、今季2度目となる週末最初のセッションで1番手発進を決めたマーベリック・ビニャーレスは、最多21ラップを周回したが、午前のタイムを更新できず、1.048秒差の17番手。フリー走行1で17番手のバレンティーノ・ロッシは20ラップを周回して1.572秒差の21番手。

    フリー走行1で14番手だったブラッド・ビンダーは、0.289秒差の5番手。ムジェロ初挑戦組の最高位に進出すれば、フリー走行1で10番手のミゲール・オリベイラは6番手。オフィシャルテストから厳しい状態が続いていたKTM勢が復調の兆しを示す走りを見せた。

    フリー走行1で手術した右前腕の回復具合を獲得したアレイシ・エスパルガロは、13番手から8番手に浮上。

    フリー走行1で11番手の中上貴晶は0.446秒差の7番手。ホンダ勢の最高位に進出すれば、フリー走行1で16番手のマルク・マルケスは0.826秒差の12番手。フリー走行1で12番手のポル・エスパルガロは13番手だった。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 1’46.147
    2

    A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’46.218
    3

    F・モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’46.331
    4

    F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’46.372
    5

    B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’46.436
    6

    M・オリベイラ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’46.584
    7

    中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 1’46.593
    8

    M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’46.593
    9

    A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’46.655
    10

    J・ミラー Ducati Lenovo Team Ducati 1’46.688
    11

    J・ザルコ Pramac Racing Ducati 1’46.802
    12

    J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’46.847
    13

    M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’46.973
    14

    P・エスパルガロ Repsol Honda Team Honda 1’46.986
    15

    M・ピロ Pramac Racing Ducati 1’47.107
    16

    D・ペトルッチ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 1’47.129
    17

    L・マリーニ SKY VR46 Esponsorama Ducati 1’47.154
    18

    A・マルケス LCR Honda CASTROL Honda 1’47.326
    19

    E・バスティアニーニ Esponsorama Racing Ducati 1’47.480
    20

    L・サバドーリ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’47.668
    21

    V・ロッシ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’47.719
    22

    I・レクオーナ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 1’47.792
  • MotoGP:ヤマハ 2021年 第6戦 イタリアGP プレビュー

    MotoGP:ヤマハ 2021年 第6戦 イタリアGP プレビュー

    Monster Energy Yamaha MotoGP、ホームGPに準備万端
    Monster Energy Yamaha MotoGPは今週末、昨シーズンは開催が見送られたムジェロ・サーキットを訪れる。イタリアはロンバルディア州レズモに本拠地を置く同チームは、ここをホームコースのひとつとらえており、2019年以来の戦いに向けて準備を整えている。

    ファビオ・クアルタラロは第5戦フランスGPを終えて、シリーズポイントで1ポイント上回りランキングトップの奪還に成功したが、しっかり地に足をつけて一歩一歩、着実に歩みを進めている。ムジェロ・サーキットでは未だ表彰台に上った経験はないが、今年こそは記録更新を目指して全力をかけて臨む。

    チームメイトのマーベリック・ビニャーレスは、テクニカルでチャレンジングなここムジェロが大のお気に入り。2011年から2013年までに125㏄クラスで3位、Moto3で優勝1回、3位1回と、3年連続で表彰台を獲得したほか、最高峰クラスでは2017年に2位を獲得している。今年は第5戦終了時点でトップから24ポイント差のランキング5位につけており、表彰台復帰と同時にランキングの上昇を狙う。

    ムジェロ・サーキットは全長5.245キロのなかにアップヒルとダウンヒル、またさまざまな高速コーナーと低速コーナーが入り混じる非常に魅力的なコースのひとつ。1976年にグランプリを初開催し、1991年以降はMotoGPの舞台として定着した。イタリアGPは雰囲気の良さで知られ、モーターサイクル・ファンにとっては’必ず足を運ぶべきイベント’と言われている。

    PETRONAS Yamaha SRTのモルビデリとロッシがホームGPに臨む
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamは今週末、今季初となるイタリアGPに臨む。フランコ・モルビデリとバレンティーノ・ロッシにとっては2019年以来のホームコースでのレースとなる。

    2019年の前回大会はリタイアに終わったモルビデリだが、2017年にはMoto2でポールポジションからスタートして表彰台争いを展開し、2018年にはMotoGPで初めて、直接Q2進出を果たしている。今年は観客を迎えることはできないが、例年通り、母国ファンを喜ばせるために全力で臨む。第5戦終了時点で合計33ポイントのランキング8位につけている。

    一方、第5戦ル・マンでは変わりやすい天気に翻弄されて真のポテンシャルを発揮しきれなかったロッシ。今回こそは、ヘレス・テストの成果を結果につなげようと意気込んでいる。ここムジェロでは2002~2008年の7年連続優勝を含め、11回のMotoGP表彰台など数多くの好成績を獲得。相性の良いホームコースでポイントを加算し、ランキング19位からの挽回を狙う。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ
    「ようやくムジェロでレースをすることができます。ここはチームのホームコースですし、昨年は中止になってしまい走れなかったので、より一層、気持ちが高まっています。前回のル・マン同様、今回もとてもいい状態で臨むことができそうです。仕事の再開を楽しみにしており、いつものようにベストを尽くします」

    マーベリック・ビニャーレス
    「ムジェロはMotoGPカレンダーのなかでも大好きなコースのひとつです。ここにはすべてのものが揃っていて、私が十分に力を発揮できる場所があって、いつも総合的にいい走りができるのです。レースウイークの始まりがとても楽しみです」

    マッシモ・メレガリ、チーム・ディレクター
    「いよいよチームのホームGPを迎えます。いつもは大勢のファンがグランプリを盛り上げ、素晴らしい雰囲気にしてくれる特別なイベントですが、今回は残念ながら、観客席に彼らの姿を見ることができません。それでも私たちは、今年も熱烈なファンに素晴らしいショーをお見せするために全力で仕事に取り組みます。現実的な話をすれば、イタリアGPはいつも非常にレベルの高い厳しい戦いです。しかしそのなかでも、ヤマハの強みを存分に発揮できるいくつかの場所でしっかりとアドバンテージを握るための作戦を考えています。目標は表彰台です」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコ・モルビデリ
    「負傷した膝を治療し、万全の状態で臨みたいと思っています。ムジェロは大好きなコースで、素晴らしくて歴史があり、私自身も良い思い出がたくさんあります。このコースを走るときは、他の場所とは少し違うフィーリングがあるのです。去年は中止になってしまって走れなかったので、今年こうして戻ってくることができてとてもうれしいです。でも通常とは異なり、ファンのみなさんが声援を送ってくれることはありません。どんな状態になるのか想像もつきませんが、とにかくホームに戻り、マシンが引き続き好調に走ってくれることを期待するだけです」

    バレンティーノ・ロッシ
    「前回のル・マンではトップ10入りを目指していましたが、天候変化に苦戦しました。マシンのフィーリングが良くなってきているだけに、あのような複雑なレース展開になってしまったことが残念です。今回は天候が安定してくれることを期待し、そのなかでヘレステストの成果を引き出して再確認したいと思っています。ムジェロは素晴らしいコースで、たくさんの良い思い出があります。私にとってはとても特別な大会なので、毎年、楽しみにしているのですが、今年は残念なことに、いつもサポートしてくれるファンの皆さんを迎えることができなくなってしまいました。グランドスタンドに彼らの姿を見るとうれしくなります。でもそうでないとしても、この素晴らしいコースを楽しみたいと思っています」

  • MotoGP:ホンダ 2021年 第6戦 イタリアGP プレビュー

    MotoGP:ホンダ 2021年 第6戦 イタリアGP プレビュー

    2021年のMotoGP 第6戦イタリアGPが、5月28日(金)から5月30日(日)までの3日間、フィレンツェ近郊のムジェロ・サーキットで開催される。昨年のイタリアGPは新型コロナウイルスの感染拡大防止のためキャンセルとなったため、2年ぶりの開催となる。ムジェロはこれまで5月もしくは6月に開催されており、今年の大会復活は、正常化に向けて着実に前進していることを感じさせてくれる。

    ムジェロで初めてグランプリが開催されたのは1976年。以降、イモラ、モンツァなど、複数のサーキットでイタリアGPが開催されてきたが、1991年にサーキットの全面改修を受けてからは、ムジェロがイタリアGPの舞台として定着した。

    91年はサンマリノGP、92年はイタリアGP、そして93年は再びサンマリノGPとして開催され、94年以降はイタリアGPの舞台となり今年で27回目の開催。91年から93年の3大会を加えると30回目のグランプリ開催となる。

    ホンダは、93年のサンマリノGP以来、ムジェロで13勝を挙げている。93年から98年までミック・ドゥーハンが6年連続優勝(イタリアGPとしては5年連続)。以降、アレックス・クリビーレ、ロリス・カピロッシ、アレックス・バロス、バレンティーノ・ロッシがHondaで優勝。そして、Repsol Honda Teamとしてはダニ・ペドロサが10年、マルク・マルケスが14年に優勝している。

    それ以降は、マルク・マルケスが16年に2位、19年に2位になっているが、この数年はホンダ勢にとって厳しいサーキットになっている。しかし一昨年の大会でマルク・マルケスは、ダニーロ・ペトルッチ(当時ドゥカティ)とし烈な優勝争いを繰り広げ、わずか0.043秒差で惜しくも優勝を逃したが、レースファンを魅了した。

    ムジェロは一周5.245kmのハイスピードコースで、グランプリが開催されるサーキットでは、オーストラリアのフィリップアイランドに次いでアベレージスピードの高いコース。下り勾配の最終コーナーから約1.1kmのロングストレートで繰り広げられる超高速バトルが最大の見どころで、見ている観客を興奮させる。ムジェロは全体的にパッシングポイントが多く、目まぐるしくポジションを入れ替える競り合いになることがしばしばで、選手からも観客からも評価の高いサーキットになっている。

    この季節のムジェロは好天の日が多く、09年のウエットレースを最後に10年から18年まで9年連続で天候に恵まれた。この時季は30℃を超える猛暑になることが多く、一昨年は29℃の暑さの中で行われた。ハイスピードコースのムジェロはタイヤに厳しい戦いとなる。そのためタイヤの選択がリザルトに影響することも多く、フリー走行、予選でのセットアップが重要になる。

    右腕上腕の骨折から9カ月間の治療とリハビリを経て、4月の第3戦ポルトガルGPから復帰を果たしたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、ポルトガルGPで7位、第4戦スペインGPで9位、そして“フラッグ・トゥ・フラッグ”になった前戦フランスGPでは、一時首位に立つなど快走をみせた。最終的に転倒リタイアに終わったが、着実に本来の走りに近づいていることを感じさせている。今年は2年ぶりの開催となるが、復帰4戦目となるマルク・マルケスがどんな走りをみせてくれるのか、大きな注目が集まっている。

    マルケスは、125cc時代の10年にムジェロでグランプリ初優勝を達成した。その後Moto2クラスでは11年、MotoGPクラスでは14年に優勝している。今年は、復帰初表彰台、初優勝の期待が膨らむ。

    Repsol Honda Teamで5戦目を迎えるポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)が、今季ベストリザルト獲得に挑む。過去5戦、2度の8位(カタールGP、フランスGP)を最高位にトップ10フィニッシュが3回。ヨーロッパラウンドに入ってからは、RC213Vで初めて走るサーキットが続いているが、レースをこなすごとに確実にパフォーマンスを引き出している。これまでムジェロでは、125cc時代の08年と10年に3位、Moto2クラスでは12年に2位、MotoGPクラスでは14年の5位がベストリザルトだが、今大会は、マルク・マルケス同様、移籍初表彰台、初優勝が期待される。

    5戦を終えて総合9位とHonda勢で最上位につける中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が念願の初表彰台、初優勝に挑む。今年は5戦を終えて第4戦スペインGPの4位を最高位に第5戦フランスGPでは7位でフィニッシュしている。前戦フランスGPでは、デビュー4年目にして初めて”フラッグ・トゥ・フラッグ”を経験したが、中上は一時3位を走行した。最終的にタイヤの消耗に苦しんで7位に終わったが、得意のムジェロでその雪辱に挑む。一昨年の大会では予選10番手から5位でフィニッシュしている。あれから2年、ライダースキルを上げている中上の走りに注目だ。

    前戦フランスGPで今季ベストの6位でフィニッシュ。調子を上げてきたアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)が、今季ベストに挑む。MotoGPクラスにデビューした昨年はイタリアGPがキャンセルされたため、今年はRC213Vで初めて走るサーキットとなる。ムジェロは攻略の難しいサーキットの一つだが、Moto2時代の17年に3位、タイトルを獲得した19年には優勝している。登り調子のアレックス・マルケスの走りに期待される。

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「フランスGPを終えて1週間、引き続き回復に専念できました。フランスのウエットコンディションではポテンシャルをみせることができました。今週末のムジェロでは金曜日の午前中からいい仕事をして、安定していいペースを見つけられるようにがんばらなければなりません。自分の体の限界は理解していますし、ドライで前とのギャップを縮めることが簡単ではないことは分かっています。今年初めての2週連続のレースになります。体力的にさらにきつくなりますが、がんばります」

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「昨年はムジェロでレースができませんでしたが、今年はムジェロに行くことができてうれしいです。このサーキットのストレートでMotoGPマシンを走らせるのはとても刺激的です。これまでのサーキットとはキャラクターがかなり違うので、マシンがどのような動きをするのか様子を見たいと思います。今週末はたくさんのバトルが見られると思います。でもプラクティスセッションでいい仕事ができれば、その中に入ってバトルができると思います。そして来週はすぐにバルセロナでレースがあります。とても楽しい2週間になると思います」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「昨年はムジェロでレースができなかったので、楽しみにしていました。ムジェロは大好きなサーキットの一つなので、どんなレースができるのかわくわくしています。最高のサーキットでマシンのパフォーマンスを最大限引き出せるようにチームと取り組むことはきっと楽しいと思います。金曜日が始まるのが待ちきれません」

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「ル・マンではいい結果を残すことができました。今の目標は、ドライコンディションでマシンを再び自分の手の中に感じ、100%の自信をもってマシンを操り楽しむことです。ムジェロは難しいサーキットです。MotoGPマシンで走るのは初めてです。そのサーキットをどう攻略していけるのか。とても重要な週末になります。アラビアータやカサノバサヴェッリなどさまざまなコーナーがあり、楽しみです。再びチームと一緒に仕事をするのが待ちきれません」

  • MotoGP:ヤマハ 2021年 第5戦 フランスGP 決勝レポート

    MotoGP:ヤマハ 2021年 第5戦 フランスGP 決勝レポート

    天候変化によりフラッグ・トゥ・フラッグ・レースとなった2021年のMotoGP 第5戦フランスGPで、Monster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロが苦手のウエット・コンディションを克服して3位を獲得。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスはドライ・コンディションの序盤でレースをリードしたが、雨が降り出したところでミスがあり10位でフィニッシュ。

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのバレンティーノ・ロッシとフランコ・モルビデリはそれぞれ11位と16位だった。

    ファビオ・クアルタラロが3位表彰台獲得しランキングトップへ
    Monster Energy Yamaha MotoGPのライダーふたりがフロントローに並んだとき、ル・マン・ブガッティ・グランプリ・サーキットの上空には灰色の雲が垂れ込めていた。今にも雨が降り出して路面コンディションが変化し、難しくまた危険ですらある展開が容易に想像された。

    ポールポジションからスタートしたクアルタラロは初め3番手につけ、その後ビニャーレスとJ・ミラー(ドゥカティ)をパスしてトップに浮上。しかしまもなく雨が降り出したため、残り22ラップでピットに戻り、ウエット用マシンに乗り換えて3番手でコースに復帰した。

    前方を走る2台が転倒したため2ラップ後には再びトップに立ったが、それも長くは続かず、4ラップ後にはミラーに先行されて2番手に後退。またマシン交換の際にピットを間違えたことによるロングラップ・ペナルティを科されていたが、これはスムースに対応して2番手を維持した。このあとしばらくはポジションを維持して単独走行。しかし終盤で再び路面が乾き始めると、フロントに装着したソフト・コンパウンドのレインタイヤのグリップが低下し、残り6ラップではJ・ザルコ(ドゥカティ)にも先行を許すこととなった。このあとも苦しい状況が続いたが、最後までコントロールして走り切り、トップから14.468秒差の3位でチェッカー。ホームGPで表彰台に上った。

    チームメイトのビニャーレスはグリッド2番手からスタートし、ポジションを維持して第1コーナーへ。そしてクアルタラロ、ミラーと競り合いトップに立った。ところがまもなく雨が降り出し、コーナーではらむ間に5番手へ後退。さらにウエット用マシンに交換してコースに復帰したときには9番手まで順位を下げていた。

    ウエット・コンディションでは、それまでのような良いフィーリングが得られず、また終盤でドライ・ラインが現れると、前後ソフト・コンパウンドのレインタイヤがオーバーヒートして苦戦を強いられた。それでもトップ10を目指して懸命にプッシュを続け、最終的にはトップから40.577秒差の10位でチェッカーとなった。

    この結果、クアルタラロはチャンピオンシップで合計80ポイントとなり、2位に1ポイント差でランキングトップを奪回。ビニャーレスは合計56ポイントで5位につけている。ヤマハは合計107ポイントでコンストラクターズ・ランキング2位、Monster Energy Yamaha MotoGPもまた、合計136ポイントでチーム・ランキング2位となっている。

    次回、第6戦は5月28~30日、イタリアはムジェロ・サーキットで開催される。

    バレンティーノ・ロッシが11位獲得、フランコ・モルビデリは転倒から挽回して16位
    ロッシはグリッド9番手から好スタートを切り、オープニングラップでふたつ上げて7番手につける好調ぶり。しかし第11コーナーでは他車の転倒を避ける間に13番手に後退してしまった。

    その後、雨が降り始めると5ラップを走り終えてからピットに戻り、マシンを乗り換えて12番手で復帰。ハイペースをキープして12ラップ目までに10番手まで上がり、1ラップ後にはもうひとつ上げたが、路面が再び乾き始めるとペースを維持できなくなり、11番手に後退してチェッカーを受けた。チャンピオンシップでは合計9ポイントでランキング19位となっている。

    チームメイトのモルビデリはグリッド4番手からスタート後、8番手に下げて第1コーナーを通過。ロッシと競り合いながらオープニングラップを走行していたが、第11コーナーで他車と接触してコースアウトしてしまった。これで大きく順位を下げたモルビデリはマシン交換後のチャンスに賭けたが、懸命の挽回にもポイント圏内への復帰はかなわず16位でレースを終えた。チャンピオンシップでは合計33ポイントでランキング8位をキープしている。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ(3位)
    「人生最大の、奇妙で難しいレースと言っていいと思います。しかもフラッグ・トゥ・フラッグ・レースは初めての経験でした。雨が降る前、スリック・タイヤでの走行は非常に好調で、マーベリック(ビニャーレス)とミラーがやや慎重に走っているときも、私は”OK! 行けるよ!”と非常に楽観的でした。ところが第9コーナーでは雨がたくさん降っていて、マシンが右に左にと揺さぶられました。このときは”こんな感じでピットに入って行ったとしたら、それはそれですごいな!”などと考えていました。結局、絶好のタイミングでピットに戻ったのですが、まずバスティアニーニのピットに入りそうになり、次にマーベリックのマシンに乗ってしまいそうになりました。大変な混乱でした。それでも最後には表彰台に上ることができました。このような状況のなかで、ここまでやれるとは想像していませんでした。ランキングトップ奪回については、私たちの仕事の結果であり、うれしいですが、まだ14戦も残っているのですから今はあまり考えていません。それよりも、難しい状況のなかで大きくポジションを落とさず、ひとつ上げられたことは良かったと思います。次からも集中し、一歩一歩前進を目指します」

    マーベリック・ビニャーレス(10位)
    「ひとつ明らかなことは、もしもドライ・コンディションが続いていたなら、優勝のチャンスがあったということです。グリッド2番手から好スタートを切り、レースをリードしました。マシンのフィーリングは最高で、開幕戦以来の絶好調だったのです。この時点で勝利をほぼ確信していました。ところが2ラップ後に雨が降り始めると、あまりにがっかりして集中力を失ってしまいました。そしてミスをしてはらみ、大きく遅れてしまったのです。そのあと2ラップはまったくスピードが上がらず、どうすることもできませんでした。しかし良かったところもあります。好スタートは本当に久しぶりで、そのあとすぐにトップに立つことができました。次のムジェロはチャンスだと思っています」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「予想通り、天候に左右される一日となりました。結局、想像できるあらゆるコンディションを経験することになったのです。ファビオ(クアルタラロ)はウイーク序盤でウエット・コンディションに苦しみ、またフラッグ・トゥ・フラッグ・レースも初めてだったにもかかわらず、決勝ではドライ、ウエット、ミックスとすべてに適応して素晴らしい仕事をしてくれました。しかも手術後わずか1週間しか経っていないというのに、この数日間で、変わりやすいコンディションへの対応力が大幅に上がったのです。
    マーベリックも非常に好調で、フロントローから好スタートを決めて1ラップ目でトップに立ちました。しかし雨で集中力を失い、コーナーではらんでしまったのは残念なことでした。その後も残り10ラップくらいでドライ・ラインができ始めると、ソフト/ソフトのタイヤ・コンビネーションに苦戦させられることとなってしまいました。このように今回は誰にとっても非常に難しい状況であり、レースは賭けのようなものでしたが、そのなかでドライ・コンディションでは速さを発揮できたことは大きな収穫です。このことを次のムジェロにつなげたいと思います」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    バレンティーノ・ロッシ(10位)
    「前回までの数戦と比べて、今回は良いところがあったと思います。ヘレス・テストのなかで確実に前進し、マシンのフィーリングが非常に向上していたのです。序盤は順調に好位置をキープしていましたし、今回はウエットで好調、ドライでも悪くなかったのに、結局、ふたつが入り混じる難しいコンディションに苦戦することになってしまいました。レースは混乱していましたが、これがル・マンであり、今回も金曜日からずっとそのような状況が続いていたのです。レインタイヤを前後ミディアム・コンパウンドにしていたら良かったのかもしれません。でもあとから言うのは簡単で、終わって初めてわかることでしょう。今は次のムジェロを楽しみにしています。いつも大勢のファンが見に来てくれる大事な大会ですが、今年はそれがないので残念です」

    フランコ・モルビデリ(16位)
    「1ラップ目にグラベルで転倒してしまいました。体重をかけたときに膝をもう一度ひねったらしく、今もあまり良い状態ではありません。雨が降り出し、ピットに戻ってマシンを乗り換えたときには、チームスタッフが後ろから押して手伝ってくれました。ポイント獲得を目指して再スタートしましたが、残念ながらそこまでたどり着くことはできませんでした。それでも近いところまで行っていましたし、何よりチームに感謝の気持ちを見せたかったのです。このあと膝の治療をして、万全の状態でムジェロに入りたいと思っています。母国に戻ることが楽しみですし、そこでマシンが引き続き好調に走ってくれることを期待しています」

    ラズラン・ラザリ(チーム代表)
    「非常に困難で、独特で、複雑なウイークになりました。誰にとっても決して良いレースではありませんでした。バレンティーノ(ロッシ)はペースをキープして中盤までトップ10につけていましたが、その後、徐々に下げてしまいました。一方のフランコ(モルビデリ)はオープニングラップで転倒。彼自身、ポイント獲得を目指していましたが、残念ながら16位に留まりました。今、最も重要なことは、膝の状態を確認して治療を行い、次回に向けて準備をすることです」

  • MotoGP:ドゥカティ 2021年 第5戦 フランスGP 決勝レポート

    MotoGP:ドゥカティ 2021年 第5戦 フランスGP 決勝レポート

    2021年 MotoGP 第5戦のフランスGPが5月16日にブガッティ・サーキットで開催された。ドゥカティ・レノボ・チームのジャック・ミラーは、2週間前にスペインのヘレス・サーキットで開催された第4戦に続き、センセーショナルな勝利を収めた。

    オーストラリア人ライダーのミラーは、不安定な天候によりマシンの交換が許される“フラッグ・トゥ・フラッグ”ルールが適用された難しいレースを見事に制した。

    決勝レースは、ドライ・コンディションでスタートしたが、すぐに天候が悪化、わずか数勝で雨が降り始める展開となった。グラベルにコースアウトして4番手を走行していたミラーは、5周目にピットに戻ってマシンを交換、3番手でレースに復帰した。しかし、ミラーは、ピットレーンの制限速度(60km/h)超過により、ダブル・ロングラップ・ペナルティが科されてしまう。それでもミラーは3番手を維持し、12周目にマルク・マルケス(ホンダ)がクラッシュした後、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)をオーバーテイクしてトップに立つと、そのまま後続マシンを引き離して今シーズン2勝目を飾った。ドゥカティ・デスモセディチGPを駆ってプラマック・レーシングチームから参戦しているフランス人ライダーのヨハン・ザルコは、ホームレースを2位でフィニッシュした。

    フランチェスコ・バニャイアも素晴らしいパフォーマンスを見せ、ポジションを大きく挽回して4位でフィニッシュラインを通過した。16番グリッドからスタートしたイタリア人ライダーのバニャイアは、オープニングラップで19番手に後退したが、マシンを交換後は11番手に復帰。その後、ミラーと同様にダブル・ロングラップ・ペナルティを科されてしまうが、“ペッコ”バニャイアは集中力を切らすことなく、安定したペースで走行。数多くのライバルをオーバーテイクして4位でフィニッシュした。

    第5戦終了時点で、ドゥカティおよびドゥカティ・レノボ・チームは、コンストラクターズおよびチーム・ランキングの両方でトップに立っている。ライダーズ・ランキングでは、バニャイアはクアルタラロとわずか1ポイント差で2位、ミラーは4位に順位を上げている。

    ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム #43) 1位
    「2連勝することができて、まるで夢のようだ。今回のレースでは、ダブル・ロングラップ・ペナルティを科された上に、レース終盤にはコースアウトしてしまい、非常に厳しいレースだった。それでも優勝することができて、最高に嬉しい!レースは本当に長く、精神的にも厳しかった。集中力を維持するために、落ち着つくように自分に言い聞かせて走り続けた。タイヤ・マネージメントもうまくいって、最後までタイヤを温存することができた。レース終盤は、ヨハンに背後まで迫られたが、なんとかアドバンテージを維持することができた。本当に素晴らしい勝利だった!」

    フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム #63) 4位
    「スタートが悪く、1周目にミスを犯し、ターン6ではらんでしまった。その後、“フラッグ・トゥ・フラッグ”ルールが適用された。僕にとっては初めてのことだった!簡単なことではなかったが、ある意味、それを楽しむことができた。レース序盤は、マシンのフィーリングをなかなか掴むことができなかったが、ウェットになってからは、リズムを取り戻すことができた。今回と同様に雨が降った昨年のフランスGPでは、まったく速く走ることができなったことを考えると、この難しいコンディションの中で、4位でフィニッシュできたことは、素晴らしい結果だと思う。チャンピオンシップでも、クアルタラロとわずか1ポイント差で2位にランキングされているので嬉しい」

    ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー)
    「今日も最高の1日となった!2人とも本当に素晴らしいライダーだ!ジャックとペッコは、信じられないようなレースをしてくれた。あと少しで、1-2-3フィニッシュを達成することができた。“フラッグ・トゥ・フラッグ”が出たときは、ピットレーンの速度制限に注意する必要がある。ザルコもまた、素晴らしい表彰台を獲得してくれた。彼を祝福したい」

    2021 MotoGP第6戦は、ボローニャを拠点とするドゥカティ・レノボ・チームにとって最初のホームレースとなる、イタリアのムジェロ・サーキットで、5月28日~30日に開催される。

  • MotoGP:ホンダ 2021年 第5戦 フランスGP 決勝レポート

    MotoGP:ホンダ 2021年 第5戦 フランスGP 決勝レポート

    2021年の第5戦フランスGPは、不安定な天候の中で“フラッグ・トゥ・フラッグ”となり、予選19番手から決勝に挑んだアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)が6位でフィニッシュした。決勝レースは、ドライコンディションでスタートするが、序盤に雨が降り始め、5周目に”フラッグ・トゥ・フラッグ”が宣言された。そのため5周を終えて全車がピットイン。レインタイヤを装着したマシンにチェンジしする中、アレックス・マルケスがすばらしい追い上げを見せた。

    ウエットコンディションで行われた昨年の大会でも予選18番手から2位でフィニッシュしているアレックス・マルケスは、今年は表彰台獲得は果たせなかったが、難しいコンディションの中で今季ベストリザルトを達成した。

    予選7番手から決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、好スタートを切って序盤に4番手まで浮上。その後、“フラッグ・トゥ・フラッグ”でマシンチェンジしてから3番手へとポジションをあげるが、後半はややペースが上がらず、7位でチェッカーを受けた。前戦スペインGPの4位に続いて今大会もシングルフィニッシュを果たし、総合11位から9位へとランクを上げた。

    予選8番手から決勝に挑んだポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、8位でフィニッシュした。スタート直後の混戦の中でオープニングラップは11番手へとポジションを落とすが、“フラッグ・トゥ・フラッグ”でマシンをチェンジしたあとは徐々にポジションばん回した。6周目に8番手、7周目に7番手へ。その後、追い上げてきたダニーロ・ペトルッチ(KTM)とフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)にかわされるが、最終的に8位でチェッカーを受けた。

    ケガから復帰3戦目を迎えるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、オープニングラップ4番手に浮上し、“フラッグ・トゥ・フラッグ”のマシンチェンジで一気に首位に浮上するが、8周目の最終コーナーで痛恨の転倒を喫した。マルク・マルケスは、再スタートを切って、18番手から11番手までポジションをばん回するが、18周目に再び転倒を喫し、リタイアとなった。ケガから復帰後の初表彰台、初優勝が期待されたが残念な結果に終わった。

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「いい結果で終われました。レースはとてもトリッキーでした。最初の数周はドライでしたが、フロントブレーキに問題が出始めて、あまりいいフィーリングではありませんでした。そのあと天気予報通りに雨が降り始め、”フラッグ・トゥ・フラッグ”になりました。フロントにミディアムレイン、リアにソフトレインを選択しました。ソフトリアタイヤは最初はいいフィーリングがありましたが、終盤はドライになり、苦戦しました。それ以外はとても満足しています。今回のレースで自信がつきました。100%の自信を持ってムジェロに向かうことができます」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「フラッグ・トゥ・フラッグを初めて経験しましたが、とても難しいレースでした。ピットに入るタイミングは正しかったと思います。レインタイヤのマシンに乗り換えて数周は、ウエットコンディションでいいペースをキープできませんでした。その後、4番手、そして3番手にポジションを上げることができましたが、ウエットコンディションで力強いペースがないことは分かっていました。最終的に7番手まで落ちてしまいました。この結果は、少し残念ですが、レースのパフォーマンスには満足しています。レース序盤のドライコンディションではとても強い走りができました。マルク(マルケス)とバトルもできたので、ポジティブなことはたくさんあります。チームに感謝しています。チームのホームGPとなるムジェロがとても楽しみです。ムジェロは大好きなサーキットの一つです。自信があります」

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「今日はとても複雑なレースでした。ル・マンでは、一つのコンディションで強くても、ほかのコンディションで強くないときはこういう結果になります。なぜならレースはたびたびその間のコンディションになることがあるからです。今日はドライでとてもいいスピードがありました。レースウイークのドライセッションではトップ5に入っていましたが、それを証明することができました。しかし、ウエットでは苦戦したので、今日の結果には満足していません。それでも、このようなクレイジーなレースを完走できたことには満足しています。ドライだったらもっといい結果を残せていたと思います。でもレースとは、こういうものです。今回のレースでとても重要なことは、ドライでは強く、そして、とてもミスをしやすいレースで完走することができたということです」

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「今日は残念です。いつもならとても快適に感じるこの特別な状況をうまく利用することができませんでした。ポジティブなことは今日いいスピードを見せることができたことです。転倒した後も速さはありました。天候が与えてくれたチャンスをうまく利用できなかったことは確かです。最初の転倒はウエットでは起こり得るものです。タイヤが冷えていたのかもしれませんが、2度目の転倒は残念でした。転倒すべきではなかったし、ここから僕は学び続けます。路面コンディションに集中しきれていなかったのかもしれません。スリックに替えることを考えていて、6コーナーに速く入りすぎてしまったことで転倒してしまいました。とても残念です。普通のドライコンディションだったら、もっと厳しかったと思います。レースウイークのパフォーマンスには満足していますが、今日のレースには満足していません。最高のマルクではなかったからです」

  • MotoGP:スズキ 2021年 第5戦 フランスGP 決勝レポート

    MotoGP:スズキ 2021年 第5戦 フランスGP 決勝レポート

    2021年のMotoGP 世界選手権の第5戦フランスGPは、今年もレースウィークを通して不安定な天候に翻弄され、決勝は例年通りシーズンで最も予測不可能なドラマを生んだレースのひとつとなったが、チームスズキエクスターにとってはノーポイントの苦い週末となった。

    午前に降った雨が上がり青空が出るも再び暗い雲が迫る中、27周で行われるMotoGPクラスの決勝がスタートした。ドライレースが宣言され、チームスズキエクスターライダーのふたりを含むほぼ全員のライダーがフロント、リア共にスリックのソフトタイヤを選択。

    15番グリッドからスーパースタートを切ったアレックス・リンスは9番手で1コーナーに跳び込んで1周目に6番手まで一気にポジションアップする。2周目にさらにひとりをオーバーテイクして5番手に順位を上げる。一方のジョアン・ミルも同様にスタートを決めて順調にポジションを上げ、3周目のシケインで素晴らしいオーバーテイクを見せて8番手につける。

    レース4周目、リンスが3番手に浮上した直後に上空から激しい雨が降り出してブガッティサーキットの路面を濡らしたため、各ライダーが一斉にピットインしてFlag to Flagのレギュレーションに従いマシンの乗り換えを行っていく。まずリンスが先にピットイン、続いてミルもピットを目指すが、雨足が強くなった路面でグリップを失い、ミルはピットロード入り口まであと少しのところで転倒して、再スタートが切れずそのまま痛恨のリタイヤを強いられる。リンスはレインセットのマシンに乗り換えた後ピットアウト。しかしその直後の4コーナーで転倒を喫してしまう。すぐに再スタートして再びピットインし、もう一度マシンを乗り換えてコースに復帰するが、14周目の3コーナーで再び転倒を喫しリタイヤとなった。どちらもライダーに怪我はなかった。

    佐原伸一 プロジェクトリーダー&チームディレクター
    「今日もまた天候に翻弄された1日となってしまいました。ウォームアップセッションではマシンとタイヤの確認を行い、ドライでもウエットでも戦えるよう準備を整えたのですが、残念ながらレースで結果を残すことができませんでした。もちろんレースの結果にはがっかりしていますが、同時に我々の強さも確認できたので、残りのシーズンでまたトップを狙って戦えるという自信にも繋げることができたと思います。気持ちを切り替え、また次戦ムジェロに向けて頑張ります。」

    河内 健 テクニカルマネージャー
    「ふたりのライダーで1ポイントも獲ることができず、非常に厳しいレースとなってしまいました。とても残念に思っています。ただ結果というところを除きパフォーマンスの部分で考えれば、我々は昨年のル・マンより進化ができたと思うので、その点はポジティブに考えています。転倒をしてしまいましたがふたりのライダーに怪我はないので、次のムジェロに向けて気持ちを新たにし、また挑戦を続けたいと思います。応援よろしくお願いします。」

    アレックス・リンス
    「昨日チームスタッフ達に決勝がドライだったら表彰台を獲得できると宣言したから、決勝中に雨が降ってしまったことが本当に残念だったね。スタートはドライコンディションだったから完璧に決めることができたし、序盤のレース運びはかなりうまくいったんだけど、その後に雨が降り出してしまったためにピットインを強いられてしまった。マシンの乗り換えもうまくいってピットアウトした時にはさらにひとつポジションを上げることができたのに、4コーナーでほんの少しだけフロントブレーキを使ったらフロントが切れ込んで転倒してしまったんだ。なんとかピットまで戻ってもう一度マシンを乗り換えたんだけど、ドライセッティングのままでレインタイヤを履いていたからうまくライディングを合わせることができなくて再び転倒してしまった。天気だけはどうすることもできないから仕方ないけど、ドライコンディションの時はスタートから数周で15番グリッドから表彰台圏内まで順位を上げることができたし、残念としか言いようがないよ。マシンも自分自身もかなり良い状態であることは間違いないから、引き続きトレーニングを続けてさらに強くなり、今後のレースでしっかり結果を残したいと思っている。連戦で転倒・リタイヤとなってしまってチームには申し訳ない気持ちでいっぱいだけど、諦めずに前を向いていくよ。」

    ジョアン・ミル
    「まさかあんな風に転倒してレースをリタイヤすることになるなんて想像もしていなかったから、本当にがっかりとしか言いようがないね。雨で路面がかなり濡れていたからプッシュせずに慎重にピットインしようとしていたところだったのに、突然ハンドルを持っていかれた感じで転倒を防ぎようもなかった。でもその後の行動は完全に自分のミスだったよ。転倒した時にマシンを見たらエンジンが止まってしまっていたから、マシンをコースに残して自分だけピットに走って戻ってきてしまったんだ。マシンをピットに戻さなければもう1台のマシンに乗り換えることはできないのに、レース中でアドレナリンも出ていたし、Flag to Flagは今日が初めての経験だったから気が動転していて冷静に考えることなく行動してしまった。反省しているよ。結果こそ残せなかったけどウエットのウォームアップも良いペースで走れたし、全体的にフィーリングはかなり良いから気持ちを前向きに次のムジェロでまた挑戦するよ。」

  • MotoGP フランスGP:ジャック・ミラーがフラッグ・トゥ・フラッグで優勝

    MotoGP フランスGP:ジャック・ミラーがフラッグ・トゥ・フラッグで優勝

    2021年のMotoGP 第5戦フランスGPの決勝レースが5月16日(日)にブガッティ・サーキットで行われ、ジャック・ミラー(Ducati Lenovo Team)が2連勝を挙げた。

    ドライレースが宣言された気温17度、路面温度31度。4ラップ目に雨が降り始め、5ラップ目にフラッグ・トゥ・フラッグが宣言されると、全車がバイクを交換。

    3番グリッドのジャック・ミラーは、5ラップ目にコースアウトで4番手に後退。バイクを交換する直前にピットレーンでスピードオーバーを犯したことから2度のロングラップペナルティを消化したが、前戦スペインGPに続き優勝を挙げ、総合6位から4位に浮上した。

    5番グリッドのヨハン・ザルコは、バイクを交換した時点で18秒差の10番手だったが、3.970秒差の2位。今季3度目の自己最高位を獲得すれば、ポールポジションのファビオ・クアルタラロは、初めてのフラッグ・トゥ・フラッグとなり、バイク交換の際に停止位置を間違えたことからロングラップペナルティが科せられたが、14.468秒差の3位。地元で今季3度目の表彰台を獲得した。

    16番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは、2ラップ目に19番手まで後退したが、バイク交換時には5番手に浮上。ピットレーンでスピードオーバーを犯したことから2度のロングラップペナルティで13番手まで後退したが4位まで挽回。

    昨年のウェットレースで優勝を挙げた17番グリッドのダニロ・ペトルッチは、今季の最高位となる5位。19番グリッドのアレックス・マルケスは今季の最高位となる6位に進出。

    7番グリッドの中上貴晶は、1ラップ目に5番手、2ラップ目に4番手。バイク交換後の8ラップ目には3番手に浮上したが、30.164秒差の7位。8番グリッドのポル・エスパルガロ、18番グリッドのイケル・レクオナ、2番グリッドのマーベリック・ビニャーレスがトップ10入り。

    9番グリッドのバレンティーノ・ロッシは11位。4番グリッドのフランコ・モルビデリは、1ラップ目の14コーナーで他車との接触を回避してコースアウトを喫した際にグラベル上で今季初転倒を喫したが18番手で完走。

    6番グリッドのマルコ・マルケスは、バイク交換後1番手に飛び出したが8ラップ目の12コーナーで転倒して18番手まで後退。レース復帰後、ウェットコンディションの中で誰よりも速いペースで周回を刻んでいたが、14番手走行中の6コーナーで週末3度目、今季5度目の転倒。10番グリッドのミゲール・オリベイラは、9番手走行中の13ラップ目3コーナーで週末2度目、今季4度目の転倒。

    11番グリッドのロレンソォ・サバドーリは、12番手走行中の12ラップ目に白煙が上がり、技術的な問題が原因でリタイアを強いられれば、13番グリッドのアレイシ・エスパルガロは、6番手走行中の16ラップ目に技術的な問題が発生してマシンがストップ。

    14番グリッドのジョアン・ミルは、バイク交換前の5ラップ目に週末2度目の転倒。15番グリッドのアレックス・リンスは、バイク交換後に2番手を走行していた6ラップ目の4コーナーで転倒し20番手に後退した後3コーナーで週末3度目、今季5度目の転倒を喫して3戦連続の0ポイント。

    チャンピオンシップは、総合2位のクアルタラロが16ポイントを加算してポイントリーダーに再浮上。総合2位に後退したバグナイアは1ポイント差、ザルコは12ポイント差、ミラーは16ポイント差。

    次戦イタリアGPは、ムジェロ・サーキットで今月28日に初日、30日に決勝レースを開催する。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 J・ミラー Ducati Lenovo Team Ducati 47’25.473
    2 J・ザルコ Pramac Racing Ducati 3.970
    3 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 14.468
    4 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 16.172
    5 D・ペトルッチ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 21.430
    6 A・マルケス LCR Honda CASTROL Honda 23.509
    7 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 30.164
    8 P・エスパルガロ Repsol Honda Team Honda 35.221
    9 I・レクオーナ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 40.432
    10 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 40.577
    11 V・ロッシ Petronas Yamaha SRT Yamaha 42.198
    12 L・マリーニ SKY VR46 Esponsorama Ducati 52.408
    13 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 59.377
    14 E・バスティアニーニ Esponsorama Racing Ducati 1’02.224
    15 T・ラバト Pramac Racing Ducati 1’09.651
    16 F・モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha 4Laps
  • MotoGP:ホンダ 2021年 第5戦 フランスGP 予選レポート

    MotoGP:ホンダ 2021年 第5戦 フランスGP 予選レポート

    開幕から2日連続で不安定な天候となったMotoGp 第5戦フランスGPの予選は、ウエットからドライへと路面コンディションが変化する難しい状況の中で行われた。

    ケガから復帰3戦目のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が6番手、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が7番手、ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)が8番手と、Honda勢が僅差で続いた。アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)はQ2に進出できず19番手だった。

    復帰3戦目を迎えるマルク・マルケスは、初日8番手と順調なスタートを切り、2日目のフリー走行と予選も完全復活に向けて着実にステップを刻んでいることを感じさせた。ウエットコンディションで行われたFP3では、復帰して初のセッショントップタイムをマーク。ウエットからドライへと変化した予選では、セッション終盤に首位に浮上。ポールポジション(PP)獲得も期待されたが、最終ラップのし烈なアタック合戦で5選手が先行し6番手へとダウンした。復帰後初のPP獲得、フロントロー獲得は果たせませんだったが、本来のパフォーマンスに着実に近づいていることを感じさせる一日となり、2列目から挑む決勝では、2019年の最終戦バレンシアGP以来の優勝と復帰後初となる表彰台獲得が期待される。

    初日10番手とまずまずのスタートを切った中上貴晶が、マルク・マルケスと0.083秒差の7番手だった。前戦スペインGPの5番グリッドを上回ることはできなかったが、不安定な天候と目まぐるしく変わるコンディションにうまく適応し、着実にセットアップを進めた。ウエットコンディションで始まった予選Q2では、路面が乾くのを待ってスリックタイヤでコースイン。その作戦が決まり、周回するごとにタイムを短縮した。セッション終盤、一時的にやや雨が大粒になったことで中上貴晶はアタックをやめたが、最後までアタックした5選手がマルク・マルケスと中上貴晶に先行したことで7番手へと後退した。しかし、ウエットでもドライでも順調にセットアップを進めることに成功。決勝日も不安定な天候が予想されるだけに、この2日間のデータを決勝に活かす意気込みだ。

    Repsol Honda Teamに移籍して5戦目を迎えるエスパルガロが、マルク・マルケス、中上貴晶に続き8番手。今季ベストグリッドを獲得した。ウエットコンディションとなったFP3では5番手。ドライコンディションとなったFP4では4番手と、ウエットでもドライでも好走を見せた。そして迎えた予選ではマルク・マルケス、中上貴晶と一時はトップ3を形成。Honda勢が今季初のフロントロー独占という期待に包まれたが、セッション終盤、瞬間的に雨脚が強くなり、スローダウンしたことでタイヤが冷え、転倒を喫した。今大会はPP争いをするパフォーマンスがあったと振り返るエスパルガロ。昨年の大会では3位表彰台に立っている。今年はRepsol Honda Teamに移籍して、初の表彰台獲得、初優勝に挑む。

    アレックス・マルケスは19番手だった。ウエットコンディションのFP3では11番手。ドライコンディションになったFP4では9番手と順調な仕上がりを見せたが、総合17番手は変わらず、Q1からの予選となった。Q1はウエットコンディションとなり、セッション終盤に転倒を喫し9番手に終わったことで19番グリッドが確定した。昨年、雨の大会では18番グリッドからすばらしい追い上げを見せて初表彰台獲得の2位でフィニッシュしている。今年も追い上げのレースに期待される。

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「午前中のウエットでは「普通の」フィーリングがありました。なぜなら体力的にあまりきつくなかったからです。FP4と予選ではいい走りができましたが、コンディションは完ぺきではありませんでした。グリップが低く、ラップタイムもそれほど速くはありませんでした。このような状況ではいいライディングができるのですが、本当に限界でプッシュしなければならないときは、体力的にきつくなります。予選では僕が最初にチェッカーを受けるライダーだったことが少し残念です。あと1周できたら違った結果になったかもしれません。でも今日の仕事には満足しています」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「予選は常に路面コンディションをチェックしなければならないほどとてもトリッキーでした。雨が降ったかと思えば晴れたりしました。そんな状態だったのでウエットからドライになるのがとても速く、スリックタイヤで行けるまでピットで待とうと決めた戦略はとてもうまくいきました。周回を重ねながら、ラップタイムを更新できるようにがんばりました。マシンのフィーリングはとてもよかったです。最後は少しコンディションを見誤ってしまい、雨粒を感じたのでスローダウンしました。そのためラップタイムを更新するチャンスを逃してしまいました。それでも7番手はいい結果です。レースに向けて準備はできています。自信もあります。レースがとても楽しみです」

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「自分自身にがっかりしています。ハードなレースをいくつかこなしてきましたが、今回はトップ3かポールポジション争いをするチャンスがあると思っていました。雨が降り始めたので、残り2周を落ち着いて走ろうと思っていました。でもこの2周でタイヤが冷えすぎてしまい、タイヤに求めたものが大きすぎのでしょう。転倒してしまいました。最初のセクターは、ファビオ(クアルタラロ)とジャック(ミラー)より0.2秒速かったのですが、彼らはフロントローを獲得しました。ポテンシャルを見せることができたのはよかったのですが、期待が大きかった分、残念です。明日は明日と気持ちを切り替えます。レースではどんなことだって起こり得ます」

    アレックス・マエルケス(LCR Honda CASTROL)
    午前中のウエットではいい形で走行できました。いいフィーリングがあったのでうれしかったです。FP4はコンディションがドライとウエットが半分ずつという感じでしたが、昨日と比べてドライで一歩前進できたように感じました。フィーリングもよかったです。Q1では雨が降り始め、Q2へ進むチャンスでした。でも今年は何かに挑戦するたびにうまくいきません。自分にとってもチームにとっても悲しいことです。でも明日があります。また挑戦します