カテゴリー: MotoGP

  • MotoGP カタルーニャGP:ヨハン・ザルコが今季2度目の初日首位

    MotoGP カタルーニャGP:ヨハン・ザルコが今季2度目の初日首位

    2021年のMotoGP 第7戦 カタルーニャGPのフリー走行が6月4日(金)にバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われ、ヨハン・ザルコ(Pramac Racing)がトップタイムをマークした。

    気温27度、路面温度37度のドライコンディションの中、週末最初のセッションで5番手だった18ラップを周回して今季5度目のトップタイムをマーク。第5戦フランスGPに続き、今季2度目の初日総合1番手に進出した。

    フリー走行1で2番手のフランコ・モルビデリは、ザルコがトップスピードで最速となる時速350.6KMを記録したことに対して20番目の時速341.7KMだったが0.021秒差の2番手を維持。フリー走行1で6番手のファビオ・クアルタラロは0.166秒差の3番手に浮上。フリー走行1で4番手のマーベリック・ビニャーレスは0.586秒差の6番手。フリー走行1で15番手のバレンティーノ・ロッシは1.601秒差の19番手。

    フリー走行1で20番手のブラッド・ビンダーは0.427秒差の4番手にジャンプアップすれば、フリー走行1で7番手のミゲール・オリベイラは、フロント、リア共にハードタイヤを14番手に後退。フリー走行1で14番手のダニロ・ペトルッチは12番手。

    フリー走行1で10番手のフランチェスコ・バグナイアは0.525秒差の5番手に浮上。フリー走行1で9番手のジャック・ミラーは7番手。フリー走行1で17番手のエネア・バスティアニーニは今季に初日最高位となる8番手。フリー走行1で12番手のホルヘ・マルティンは17ラップを周回して21番手。午前のタイムを更新できずに初日は最後尾だった。

    フリー走行1で1番手のアレイシ・エスパルガロは0.748秒差の9番手に後退。

    フリー走行1で3番手のポル・エスパルガロは、兄アレイシと同時計だったが、2番目のタイムで10番手。フリー走行1で11番手の中上貴晶は0.797秒差の11番手。

    フリー走行1で13番手のマルク・マルケスは最多の21ラップを周回して0.885秒差の15番手。

    アレックス・リンスが右前腕を手術
    フリー走行1で8番手のジョアン・ミルは0.915秒差の16番手。開催前日に当地で自転車を使用したトレーニング中に転倒したアレックス・リンスは右前腕の橈骨(とうこつ)を骨折したことから、バルセロナ市内の大学病院で手術を受けた。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 J・ザルコ Pramac Racing Ducati 1’39.235
    2 F・モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’39.256
    3 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’39.401
    4 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’39.662
    5 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 1’39.760
    6 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’39.821
    7 J・ミラー Ducati Lenovo Team Ducati 1’39.914
    8 E・バスティアニーニ Esponsorama Racing Ducati 1’39.977
    9 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’39.983
    10 P・エスパルガロ Repsol Honda Team Honda 1’39.983
    11 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 1’40.032
    12 D・ペトルッチ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 1’40.060
    13 L・マリーニ SKY VR46 Esponsorama Ducati 1’40.094
    14 M・オリベイラ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’40.096
    15 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’40.120
    16 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’40.150
    17 I・レクオーナ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 1’40.251
    18 A・マルケス LCR Honda CASTROL Honda 1’40.690
    19 V・ロッシ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’40.836
    20 L・サバドーリ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’40.981
    21 J・マルティニ Pramac Racing Ducati 1’41.185
  • F1 & MotoGP:2021年シーズンもレッドブル・リンクで全4GP開催

    F1 & MotoGP:2021年シーズンもレッドブル・リンクで全4GP開催

    レッドブル・リンクは、昨年に続きF1とMotoGPの中止分のグランプリの代役を務めて計4グランプリをホストする。

    今夏、モータースポーツシーンはオーストリアに再び注目することになる。2020年、レッドブル・リンクはF1シーズン開幕を祝う2連戦でグローバルスポーツイベントを復活させ、さらにはMotoGPの 2連戦もホストしたが、今年も同サーキットでF1とMotoGPのグランプリが計4戦開催される。

    その “レッドブル・リンク 夏のレーシング祭” はF1から始まり、6月27日に第8戦シュタイアーマルクGP、翌週7月4日に第9戦オーストリアGPが開催される。そして後半はMotoGPで8月8日にスティリアGP、8月15日にオーストリアGPが開催される。2020シーズンとの大きな違いは、今年は4戦すべてが有観客で開催される点だ。

    難しい日々が続いている中、レッドブル・リンクは昨年と同じく、予定されていたが中止になったGPの代役を務めてF1とMotoGPをサポートすることになったが、この対応はレッドブル・リンクとF1およびFIA、ドルナおよびFIMとの関係が良好なことを示している。また、この4GPはモータースポーツファンに “お祭り” を再び楽しめる機会を提供する。安全対策が徹底された有観客開催が醸し出す雰囲気は、オーストリアから世界へのポジティブなメッセージとして受け止められるだろう。

    ステファノ・ドメニカリ (F1 CEOのコメント)
    「トルコでのレースを楽しみにしていましたが、渡航制限のため6月の開催を断念せざるを得なくなりました。ですが、F1はレースの創出とソリューションの発見を即座にできることを示すことができました。オーストリアでのダブルヘッダーを用意し、全23戦という当初の予定を維持できたことを心から嬉しく思っています。トルコのプロモーターと政府関係者の皆さんに謝意を表すると同時に、フランスとオーストリアのプロモーターの皆さんの今回のソリューションの用意におけるスピードと柔軟性、熱意にも感謝いたします」

    カルメロ・エスペレータ (ドルナ・スポーツ CEO)
    「昨シーズンに素晴らしいレースを提供してくれたスティリアGPの再開催に興奮を覚えています。レッドブル・リンクはパドックのフェイバリットサーキットに挙げられることも多く、このサーキットで再び2レース開催できることを楽しみにしています。レッドブル・リンクのレーストラックと施設群はワールドクラスですし、レースはいつも最高の内容です。ディートリヒ・マテシッツ氏にこの場を借りて感謝します。レッドブルはMotoGPの素晴らしいパートナーです。オーストリアGPは見事な運営によって毎年素晴らしいイベントになっています」

    クリストファー・ドレクスラー (シュタイアーマルク州スポーツ振興会)
    「F1とMotoGPをまた2レースずつ開催できることは私たちにとって喜びであると同時に誇りでもあります。特に、シュタイアーマルクGPとスティリアGPの追加開催は素晴らしい形で私たちをグローバルなスポットライトの下へ連れ出してくれるでしょう。レッドブル・リンクでモータースポーツのビッグイベントを4回開催することは、オーストリア、シュタイアーマルク州、そしてシュピールベルクにとって、COVID-19からの力強い離脱へ向けた大きな刺激になってくれるはずです。今年の4GPは、シュタイアーマルク州をモータースポーツシーンの中心へ導いてくれるでしょう」

    ディートリヒ・マテシッツ (レッドブル)
    「インターナショナルスポーツの2レースを追加開催し、F1とドルナとの良好な関係をさらに強化できることを楽しみにしている。昨年と同じように2レースを追加開催することで、歓喜・自信・楽しさのメッセージをシュタイアーマルク州から世界へ向けて力強く発信したい」

  • F1ボス 「MotoGPとF1が協力しないの間違っている」

    F1ボス 「MotoGPとF1が協力しないの間違っている」

    F1のボスであるステファノ・ドメニカリは、オートバイレースの最高峰クラスであるMotoGPとF1が連携しないのは“間違っている”と語る。

    結局のところ、F1は4輪であり、MotoGPは2輪であるため、レーシング面での両シリーズの共通点は少ない。しかし、2021年の初めにF1の主導権を握ったステファノ・ドメニカリは、F1とMotoGPのような2つの“信じられないようなモータースポーツプラットフォーム”は、できる限りの方法で協力しなければならないとし、すでに協力していると語る。

    「我々は連絡を取り合っており、プラットフォームを改善するために協力している」とステファノ・ドメニカリはMotoGPのウェブサイトでのインタビューで認めた.

    「我々は非常に有意義な方法でお互いから学ぶことができるし、それは前進するための正しい方法だ」

    「我々は2つの素晴らしいモータースポーツのプラットフォームであるという特権を持っている。一緒に仕事をしないのは間違いだ。そして、何よりも、友達になれば素晴らしいだろう」

    もちろん、両シリーズの連携はステファノ・ドメニカリが MotoGP の大ファンであることも役に立っている。

    「私はこのファミリーの一員であることを非常に祝福し、嬉しく思っている」とステファノ・ドメニカリは語った。

    「私はMotoGPが大好きで、バイクが大好きだ。多くのライダーが勝利のために戦っているのを見るのは良いことだ」

    F1 と MotoGP の世界は、ルイス・ハミルトンとバレンティーノ・ロッシがバレンシアでライドを交換した 2019 年に再び交差した。

    ルイス・ハミルトンはヤマハのMotoGPバイクに乗っているときにクラッシュしたことを後で認めている。

    そして、2021年にはダヴィデ・ブリビオがMotoGPから引き抜かれ、リブランドされたアルピーヌF1チームのレーシングディレクターに就任した.

    ダビデ・ブリビオは、モーターサイクルレースの歴史の中で最も偉大なチームボスの1人であると考えられており、MotoGP とスーパーバイク世界選手権でチームとライダーを6回のライダータイトル、4 回のコンストラクタータイトル、6回のチーム タイトルに導いている。

  • MotoGP:ヤマハ 2021年 第6戦 イタリアGP 決勝レポート

    MotoGP:ヤマハ 2021年 第6戦 イタリアGP 決勝レポート

    クアルタラロが独走で今季3勝目を獲得! ビニャーレスは8位
    Monster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロが腕の手術以来、初となる優勝を果たし、チームに今季4回目の勝利をもたらした。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスは13番グリッドからスタートから挽回し、8位でチェッカーを受けている。PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのバレンティーノ・ロッシがトップ10を獲得。チームメイトのフランコ・モルビデリは16位に留まった。

    Monster Energy Yamaha MotoGPのクアルタラロが感動の優勝
    決勝スタート前に1分間の黙とうが行われ、前日のプラクティス中の事故で亡くなったMoto3ライダー、J・デュパスキエに捧げる勝利を誓ったクアルタラロ。気持ちの集中が難しいなか、新型スターティング・デバイスによりポールポジションから絶好のスタートを切り、F・バニャイア(ドゥカティ)に続く2番手につけた。バニャイアが2ラップ目に転倒し、クアルタラロはトップに浮上。その後のストレートではJ・ザルコ(ドゥカティ)に抜かれたものの、ヤマハの敏捷性とコーナースピードを生かしてすぐさまトップに返り咲いた。

    その後の2ラップにわたって2台のバトルが続いたが、クアルタラロが少しずつ差を広げて6ラップ目には早くも1秒以上のアドバンテージを築く。見事な集中力でYZR-M1の性能をすべて引き出し、セクターごとのタイムを次々に更新していった。2位以下に4秒以上の差をつけて単独走行となったあとは感傷的になる瞬間もあったが、走りに影響はなく、最終的に2.592秒差で勝利のチェッカーをくぐった。

    一方、13番グリッドからスタートしたビニャーレスは16番手に下げて1ラップ目を終了。その後2台を抜き、さらに前方で2台がリタイアしたことで12番手まで挽回した。

    続いて3台による10番手争いの後方につけるとペースを上げ、8ラップ目にP・エスパルガロ(ホンダ)をパス。さらにD・ペトルッチ(KTM)、M・ピロ(ドゥカティ)と競り合い、ふたりを抜き去り13ラップ目にはついにトップ10に浮上した。この時点で前方のライダーとの差は4秒以上開いており、これを縮めることはできなかったが、2台の転倒により8位に上げてチェッカー。トップとの差は17.239秒となっていた。

    この結果、クアルタラロはチャンピオンシップ・ポイントのリードを24ポイントに拡大し、合計105ポイントでランキングトップをキープ。ビニャーレスは合計64ポイントで6位につけている。ヤマハは合計132ポイントでコンストラクターズ・ランキングでトップを奪還。Monster Energy Yamaha MotoGPも合計169ポイントでチーム・ランキング1位となっている。

    「ヤマハ発動機株式会社、Yamaha Motor Racing Srl、Monster Energy Yamaha MotoGPチームはMoto3のスイス人ライダー、ジェイソン・デュパスキエのご逝去を深く悲しみ、彼の家族、友人、愛する人、そして彼のチームに心からお悔やみを申し上げます」

    PETRONAS Yamaha SRTのロッシがホームGPでトップ10獲得
    ロッシは19番グリッド位からスタート後、全23ラップを安定して走り切り、最後の数ラップでは激しいポジション争いを制して今季初のトップ10フィニッシュ。一方のモルビデリは2ラップ目に他車の転倒を避けて大きくはらみ、順位を下げて16位で終えている。

    この結果、モルビデリはチャンピオンシップ・ポイントを合計33ポイントとしてランキング9位、ロッシは合計15ポイントでランキング19位となっている。

    「PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamは、ジェイソン・デュパスキエのチーム、家族、友人に心からお悔やみを申し上げます。若きMoto3ライダーは、パドックの全員から惜しまれています」

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ(優勝)
    「いろいろな感情がありました。私たちにとって素晴らしい一日であったと同時に、気持ちを集中させることがとても難しかったのです。1ラップ走るごとにジェイソン・デュパスキエ選手のことを考えてしまうので、どのようにしてこのハイペースを維持すればいいのか、わかりませんでした。おそらくライダー全員が彼のために走っていたと思いますし、私の心は彼の家族とともにありました。レースについては、まずスターティング・デバイスをどう活用するかを考えていました。これがうまくいって2番手で第1コーナーに入ることができたのは幸運でした。2019年のこの大会では2番グリッドからスタートして8番手か9番手まで下げてしまったことを考えれば、今日は4速ギアまで上げて2番手につけたのですから申し分ありません。バニャイア選手の後ろを走っていたら彼が転倒し、その後の5ラップは全力走行を試みました。しかしザルコ選手に抜かれてしまったので、よりアグレッシブに攻めていこうと決めました。まずついて行き、抜いたら差を広げる。前へ出てから第1コーナー進入までトップをキープできれば大丈夫だと考え、その通りになりました。レースにはとても満足しています」

    マーベリック・ビニャーレス(8位)
    「フロントのフィーリングが不十分で、とても苦しいレースになってしまいました。ウイーク初日のFP1は好調でしたが、あのときはソフト・コンパウンドを装着していました。コンパウンドの違いによって、これほど大きな差が出てしまう原因をしっかり分析していく必要があると思っています。決勝ではミディアム・コンパウンドを使用し、コーナーが曲がりにくくラップタイムも上がらず非常に苦戦しました。ウイークを通じてあまりいいところがありませんでしたが、今日はとくに悲しい一日になってしまいました。スターティング・グリッドでの1分間の黙とうに心が揺れ動きました。ジェイソン・デュパスキエ選手の家族、友人、そして彼のチームにお悔やみを申し上げます」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「クアルタラロ選手は素晴らしい仕事をしてくれました。彼は1分間の黙とうのあと非常に感傷的になっていましたが、そのなかでもしっかり気持ちをコントロールして、最後まで集中して走り切りました。正直に言うと、ウイーク前にはここで優勝できるとは想像していませんでした。ムジェロは常にライバルたちが強く、彼らが大きなアドバンテージを持っていたからです。しかしクアルタラロ選手とそのクルーが知恵を出し合い、マッピングを調整してタイヤの耐久性向上に成功しました。そのあとのことはすべて、クアルタラロ選手の能力によるものです。ビニャーレス選手については、今朝もセッティング変更をトライしましたが、フロントのフィーリングを改善することができませんでした。いずれにしても13番グリッドからのスタートでは厳しかったのですが、彼は着実に順位を上げて8位でチェッカーを受けることができました。チームとしては今季4回目の優勝を実現し、全体的には満足しています。しかしながら、ジェイソン・デュパスキエ選手の悲劇的な事故が今日一日に影を落としています。ヤマハと我々チームの全員の心は彼の家族、友人、愛する人、そして彼のチームとともにあります」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    バレンティーノ・ロッシ(10位)
    「ジェイソン・デュパスキエの家族、チーム、友人の方々にお悔やみを申し上げます。このようなことが起こると、レースへの意欲を見つけ出すのが難しくなります。なぜならレースとは何か、ということを考えさせられるからです。しかし同時に、レースをしないことに意味があるかという問いも生まれます。起きてしまったことは変えることができません。今日はヘルメットを被るのも気持ちを集中するのも難しい一日でした。レースでは、第1コーナーで接触があり少し遅れてしまいましたが、その後はペースが良く、何台かパスしながら挽回してトップ10に入ることができました。素晴らしい成績とは言えませんが、数ポイントを獲得できました」

    フランコ・モルビデリ(16位)
    「レース前に非常に悲しい知らせを聞き、気持ちを集中するのが難しくなりました。私たちのスポーツのなかでは時に、このようなことが起こります。残念ながらそのように危険なスポーツであることは間違いないのです。非常に悲しくなりましたが、この強烈な衝撃に耐えて、いつもと同じエネルギーで前へ進まなければなりません。ジェイソン・デュパスキエの愛する人たちに心からお悔やみを申し上げます。レースについては、2ラップ目に目の前で転倒があり、そのライダーとマシンを避けるために大回りしなければならなくなりました。そのあとも自分自身が転倒しそうになるのをこらえて何とかコースに復帰しましたが、ここで大きく遅れてしまったため、前の集団に追いつくことはできませんでした。いずれにしても今日は十分なスピードがなかったし、さまざまな理由で調子は上がっていませんでした。今回のことはもう忘れて、次のバルセロナに立ち向かいたいと思っています」

    ラズラン・ラザリ(チーム代表)
    「若きジェイソン・デュパスキエ選手を失い、MotoGP界全体が悲しみに包まれました。パドックの全員がこの苦しみに耐えきれない気持ちでしたが、これが私たちのスポーツであり、危険なものなのです。レースではロッシ選手が10位を獲得。モルビデリ選手は残念な結果に終わっています」

  • MotoGP:ホンダ 2021年 第6戦 イタリアGP 決勝レポート

    MotoGP:ホンダ 2021年 第6戦 イタリアGP 決勝レポート

    2021年のMotoGP 第6戦イタリアGPは、ホンダ勢にとって厳しいレースとなった。予選12番手から決勝に挑んだポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)が12位、22番グリッドからスタートしたアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)が14位と、それぞれポイントを獲得したが、表彰台争い、優勝争いからは大きく遅れた。

    また予選11番手から決勝に挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は2周目の3コーナーで転倒リタイア、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は8番手を走行したが、20周目の14コーナーで転倒リタイアとなった。

    今年のウインターテストから、RC213Vはバランスに苦しんできた。イタリアGPが開催されたムジェロ・サーキットは、ウインターテストと序盤の2戦で苦戦したカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットのような中高速コーナーが連続する。そのため戦前から苦戦することが予想されていたが、今大会を終えて、RC213Vの抱えている課題を改めて確認する結果となった。

    次戦カタルニアGPでは、チームの本拠地バルセロナでの開催となる。今季ここまで表彰台のないホンダ勢としては、初表彰台、初優勝を目指し全力で挑みます。

    今大会では、Moto3クラスに出場するジェイスン・デュパスキエ選手が予選でのアクシデントによって逝去された。ホンダは「デュパスキエ選手とご家族、ご友人に深く哀悼の意を表します」と語った。

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「今日はレースの結果以上に、ジェイスンと彼の家族のことを考えることが最も重要な日でした。今日のレースでは、みんなの心の中に彼がいました。今日の僕のレースは難しいものでした。スタートはまずまずで、僕はタカ(中上)の後ろにいました。そのあとウイングに何かが起きて、なくなってしまいました。そのため難しい走りを要求されました。エアロダイナミクスがなくなり、切り返しがとてもたいへんでした。そして、思ったような動きになりませんでした。これが起きたのは、残り4、5周になってからで、終盤はとても難しいライディングを強いられました。引き続きバルセロナでも仕事に取り組みます」

    マルク・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「今日は難しい日でした。ウォームアップはとてもポジティブで前進できました。かなりいいペースがあったので決勝を楽しみにしていました。しかし、フロントにハードタイヤを選んだのですが、正しい選択ではなかったのかもしれません。左側がかなり消耗したからです。難しい週末でしたが、3日間ともに前進できたと思います。もっと分析して強くなって戻りたいです。今日一番重要なことは、ジェイスンのためにレースをしたということです。誰かのためにレースをするようなことはたくさんあります。今日のレースは、みんなにとって2番目に重要なことだったと思います」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「今日、ジェイスンが亡くなりました。とても悲しいことです。パドックにいる全員にとって、本当に難しい日になりました。私たちの思いは、彼の家族、友人、そして彼のチームとともにあります。このような悲しいときにレースに集中することはとても困難でした。モーターサイクル全体にとって本当に悲しい日です。しかし、我々は、未来とモンメロでの次のレースに目を向けてがんばらなければなりません」

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「MotoGPにとって、とてもたいへんな週末でした。若い才能あるライダーを失ってしまいました。この状況は誰にとってもたいへんなことでした。ジェイスンと彼と親しい人たち全員にお悔やみを申し上げます。レースは、思っていたよりかなり早く終わってしまい、本当に残念でした。こうした状況はよくありません。もっと周回しなければなりませんでした。ブラッド・ビンダー(KTM)と接触がありましたが、これはレーシングアクシデントで、このサーキットではよくあることです。ビンダーはもっと後ろにいると思い、切り返しで接触してしまいました。僕のミスです。幸い、僕のほかに誰も転倒しなくてよかったです。MotoGPファミリーにとって難しい週末になりましたが、次のカタルニアへ向けて準備を進めます」

  • MotoGP イタリアGP:ファビオ・クアルタラロが今季3勝目

    MotoGP イタリアGP:ファビオ・クアルタラロが今季3勝目

    2021年のMotoGP 第6戦イタリアGPの決勝レースが5月30日(日)にアウトードロモ・インテルナツィオナーレ・デル・ムジェロで行われ、ポールポジションのファビオ・クアルタラロ(Monster Energy Yamaha MotoGP)が今季3勝目を挙げ、タイトル争いのライバルたちを引き離した。

    気温23度、路面温度42度のドライコンディションの中、ミゲール・オリベイラが2.592秒差の2位。昨年11月の最終戦ポルトガルGP以来今季初の表彰台を獲得。

    9番グリッドのジョアン・ミルは3.000秒差の3位に入り、第3戦ポルトガルGP以来3戦ぶりの表彰台を獲得した。

    3番グリッドのヨハン・ザルコは、スタート直前の接触でテールが破損した状態ならが、3.535秒差の4位。第4戦スペインGPから2連勝で乗り込んできた5番グリッドのジャック・ミラーは、当地での最高位となる6位。第3戦ポルトガルGPで負傷したホルヘ・マルティンの代役と務めたドゥカティのテストライダー、ミケール・ピロは16番グリッドから9番手走行中の20ラップ目にコースアウトを喫したが13位で完走。17番グリッドのルカ・マリーニは17位。

    6番グリッドのブラッド・ビンダーは4.903秒差の5位。第3戦ポルトガルGP以来今季2度目のトップ5入りとなれば、トップ18番グリッドのダニロ・ペトルッチが9位に入り、昨年11月の第13戦ヨーロッパGP以来3台がシングルフィニッシュを達成。20番グリッドのイケル・レクオナは11位。昨年10月の第10戦フランスGP以来、全4台がポイント圏内に進出。

    前戦後に右前腕を手術した4番グリッドのアレイシ・エスパルガロは8.030秒差の7位。21番グリッドのロレンソォ・サバドーリは第3戦ポルトガルGP以来2度目のポイント圏内となる15位。

    13番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは17.239秒差の8位。19番グリッドのバレンティーノ・ロッシは25.146秒差の10位。前戦の11位を上回る今季のベストリザルトでフィニッシュすれば、10番グリッドのフランコ・モルビデリは、2ラップ目に転倒車との接触を避けるためにコースアウトを強いられ、最後尾の19番手に後退した後16位で完走。

    12番グリッドのポル・エスパルガロは、ホンダ勢の最高位となる12位。22番グリッドのアレックス・マルケスは14位。

    2番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは、1番手走行中の2ラップ目9コーナーで今季2度目の転倒。8番グリッドのアレックス・リンスは、4番手走行中の19ラップ目15コーナーで今季7度目の転倒により、4レース連続の転倒、2戦連続3度目の転倒リタイア。

    11番グリッドのマルク・マルケスは、2ラップ目の3コーナーで他車と接触して今季7度目の転倒。

    ウォームアップ走行で今季2度目のトップタイムをマークした15番グリッドの中上貴晶は、8番手走行中の20ラップ目14コーナーで今季5度目の転倒。開幕戦以来2度目の転倒リタイアを喫し、14番グリッドのエネア・バスティアニーニは、ウォームアップランでグリッドに到着する直前に前を走行していたヨハン・ザルコに追突。2号機に乗り換えてスタートしたが、13コーナーで転倒した。

    ポイントリーダーのクアルタラロは25ポイントを加算。総合3位のザルコは13ポイントを加算して、24ポイント差の2位に浮上し、今季初転倒リタイアを喫したバグナイアは26ポイント差の総合3位に後退。

    次戦カタルーニャGPは、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで来週6月4日に初日、6日に決勝レースが開催される。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 41’16.344
    2 M・オリベイラ Red Bull KTM Factory Racing KTM 2.592
    3 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 3.000
    4 J・ザルコ Pramac Racing Ducati 3.535
    5 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 4.903
    6 J・ミラー Ducati Lenovo Team Ducati 6.233
    7 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 8.030
    8 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 17.239
    9 D・ペトルッチ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 23.296
    10 V・ロッシ Petronas Yamaha SRT Yamaha 25.146
    11 I・レクオーナ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 25.152
    12 P・エスパルガロ Repsol Honda Team Honda 26.059
    13 M・ピロ Pramac Racing Ducati 26.182
    14 A・マルケス LCR Honda CASTROL Honda 29.400
    15 L・サバドーリ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 32.378
    16 F・モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha 37.906
    17 L・マリーニ SKY VR46 Esponsorama Ducati 50.306
  • Moto3:ジェイソン・デュパスキエが予選中の転倒事故で死亡

    Moto3:ジェイソン・デュパスキエが予選中の転倒事故で死亡

    Moto3に参戦していたジェイソン・デュパスキエ(カーエキスパート・プルステルGP)が5月30日、予選での転倒後に搬送されたフィレンツェ市内のカレッギ病院で死亡した。19歳だった。

    第6戦イタリアGPの公式予選2の5ラップ目、9コーナーと10コーナーの間でジェイソン・デュパスキエは今季初転倒。レースディレクションは赤旗を提示。国際モーターサイクリズム連盟の医療介入車両が即時に駆け付け、安定した状態で医療ヘリコプターで搬送されたが、医療スタッフの努力にも関わらず、入院先の病院が死亡を発表した。

    国際モーターサイクリズム連盟、国際ロードレーシングチーム連盟、モーターサイクルスポーツ製造者協会、ドルナスポーツはジェイソン・デュパスキエの家族、友人、所属チームのカーエキスパート・プルステルGPに深い哀悼の意を表した。

    ジェイソン・デュパスキエ
    2001年9月7日生まれ。スイスの首都ベルン近郊ビュル出身のジェイソン・デュパスキエは、モトクロスライダーだったフィリップ・デュパスキエの影響を受け、スーパーモタードでキャリアをスタートさせ、国内で複数のタイトルを獲得。2016年に隣国のドイツ自動車連盟が主催したNECチャンピオンシップでタイトルを獲得した後、2017年からMoto3™ジュニア世界選手権への参戦を開始。2018年の第2戦バレンシア大会で左脚の大腿骨を骨折したことから、初参戦を予定していたレッドブル・ルーキーズ・カップをキャンセルしたが、2019年には復帰してダブル参戦で経験を積む。

    2020年、ドイツのプルステルGPから参戦を開始。全戦で完走を果たすと、10月9日には契約を更新。参戦2年目の2021年は、開幕戦カタールGPで初めてのポイント圏内となる10位に進出。第4戦スペインGPで初のシングルフィニッシュとなる7位を獲得。第5戦フランスGPで5戦連続のポイント連取。参戦21戦目となった第6戦イタリアGP公式予選2の5ラップ目9コーナーで今季初転倒を喫したことから近郊の病院に搬送されたが死亡した。享年19歳。

  • MotoGP:バレンティーノ・ロッシ、今季限りでの引退を決断との報道

    MotoGP:バレンティーノ・ロッシ、今季限りでの引退を決断との報道

    9回のワールドチャンピオンであるバレンティーノ・ロッシは、2021年がMotoGPでの彼の最後のレースになることを発表することに近づいていると The Race は報じている。

    今年、ヤマハのサテライトチームであるPetronas Yamaha SRTに移籍して期待外れなスタートを切っているバレンティーノ・ロッシは、25年間のグランプリレースに終止符を打つ方向に傾いているという。

    長年、バレンティーノ・ロッシは、バイクレースへの愛情を失ったときに引退するとしてきたが、彼に情報筋によると2021年の悪いスタートが大きな打撃を与えたとしている。

    シーズン開幕5戦のバレンティーノ・ロッシのベストリザルトは、前戦フランスGPでの11位で、今年はわずか9ポイントしか獲得できず、ランキング20位に沈んでいる。また、過去14戦でトップ10フィニッシュできていないという状況のなかで、かつて支配していたムジェロでのイタリアGPを迎える。

    そして、19番グリッドからレースをスタートすることを考えれば、その干ばつを今週末に終わらせるのは厳しいタスクかもしれない。

    バレンティーノ・ロッシは、決定を下すための最終期限は7月のMotoGPの夏休みになるとしばらくの間主張してきた。今週末のレースに先立っても繰り返しそう述べている。

    「今はチャンピオンシップの非常に重要な時期を迎えており、ムジェロ、バルセロナ、アッセンといった非常に重要なレーストラックで5週間で4レースが行われる」とバレンティーノ・ロッシは語った。

    「この後、1か月の猶予があり、その期間中に誰もが2022年のことを考え始めるだろう」

    「現時点で僕はそこで決断を下すつもりだけど、それは僕の決断だけではない。なぜなら、来年の彼らの計画を理解するために、ペトロナス・チームとヤマハと話す必要があるからだ」と続け、おそらく契約解除のために噂されるパフォーマンス条項をほのめかした。

    また、バレンティーノ・ロッシは、2021年シーズンのほとんどのレースでファンがいないことが彼の最後の年にするかどうかの決定に影響を与えるという噂を否定。いつものようにコース上でのパフォーマンスが決定要因になると語る。

    「それは続ける理由ではない」とホームレースで空席のグランドスタンドについて尋ねられたバレンティーノ・ロッシは説明した。

    「ムジェロはファンにとって特別な存在だけど、来年くらいにファンに会いたいなら、レースを見に来ることができる。そのためだけに続けるのは難しい」

    バレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi

  • MotoGP:ホンダ 2021年 第6戦 イタリアGP 予選レポート

    MotoGP:ホンダ 2021年 第6戦 イタリアGP 予選レポート

    2021年のMotogp イタリアGPの予選は、Q1からQ2へと進出したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が11番手、ダイレクトにQ2進出を果たしたポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)が12番手となった。

    初日7番手と好調なスタートを切った中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)はQ1で5番手に終わり15番グリッドが確定。アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)もQ1で12番手に終わり、22番グリッドから決勝に挑むことになった。

    初日のフリー走行は、トップタイムをマークしたフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)から1秒差に16台という接戦となったが、2日目のFP3を終えると、トップから1秒差に19台がひしめきあう厳しい戦いへと発展した。この結果、総合9番手のエスパルガロはダイレクトでQ2進出を果たしたが、大接戦の中で総合12番手のマルク・マルケス、総合15番手の中上、総合21番手のアレックス・マルケスはQ1からの予選となった。Q1でトップタイムをマークしたマルク・マルケスがQ2へと駒を進め、11番グリッドを獲得した。

    今大会は、大接戦に加え、開幕戦から車体のバランスに苦戦しているホンダ勢が、中高速コーナーが連続するムジェロでRC213Vのパフォーマンスを十分に発揮できず、2チーム4選手全員がトップ10入りを逃した。

    厳しい結果となったホンダ勢だが、決勝日のウォームアップで最後の調整に挑み、決勝では追い上げのレースに挑む。

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「FP3はいいフィーリングがあり、いいライディングができましたが、午後は体調が悪く苦しみました。Q1では誰かについていかなければならないことは分かっていました。速いラップを刻むためにはそれが唯一のチャンスだったからです。Q2へ進むことは期待していませんでしたが、いいラップを刻むことができました。セッションのあとQ1のことについてビニャーレスに謝罪しました。ストレスとQ1でがんばったためにQ2では思うように走れませんでした。でも全体的にはいい日でした。明日は思ったようなレースができないことは分かっています。でもできることはやります。今日はなによりも、Moto3クラスのジェイソンが無事であることを願っています。みんな彼のことを思っています」

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「金曜日よりはよかったと思いますが、求めていた結果ではありません。ただ、リアグリップをかなり改善できたので、それはとてもよかったです。これまで改善しようと取り組んできたことの一つだったからです。でもフロントタイヤの選択は間違っていました。そのために予選では切り返しがとてもたいへんでした。午前中のFP3はフロントにミディアムを選択して満足していましたが、気温が上がったことでハードを選んだのは間違いでした。経験に従うべきでした。完ぺきに周回していたらあと1列前のグリッドを獲得できたと思います。明日はレースです。すべての力をトラックで出します。ジェイソンが早く戻ってこられることを願っています」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「Q2に向けていいスピードとポテンシャルがあったので、今日の予選には少しがっかりしました。セッション終盤に、小さなミスがあり、すべてをまとめることができませんでした。チームには申し訳ない気持ちです。しかし、FP4では、ペースもマシンのフィーリングもとてもよく、決勝に向けて手応えある走りができました。もちろん、P15という厳しいグリッドからのレースになりますがベストを尽くしたいです。最も重要なことは、いいスタートを切ってポジションを上げていくことです。レース序盤が重要なポイントになります。ポルトガルGPのように序盤に大きくポジションを上げられるようにしたいです」

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「マシンのフィーリングはよくなりましたが、ポジションがあまりよくないので、いい日ではありませんでした。予選ではうまく1周をまとめることができませんでした。2度ミスをしてしまい、十分な速さがありませんでした。ポジティブなことはFP4がそれほど悪くなかったことです。ユーズドタイヤで1分47秒5を出すことができたのはよかったです。引き続き仕事に取り組み、自信につなげられるようチームと一緒にがんばります」

  • MotoGP:ヤマハ 2021年 第6戦 イタリアGP 予選レポート

    MotoGP:ヤマハ 2021年 第6戦 イタリアGP 予選レポート

    クアルタラロが好調をキープし、ポルトガルGP以来の優勝を目指す
    Monster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロが、ラップレコードを更新して4戦連続となるポールポジションを獲得。Q1に出場したマーベリック・ビニャーレスは、数台の後続車に悩まされ、最終ラップではミスをおかして0.021秒差でQ2に進出することができなかった。決勝は13番グリッドはとなっている。 PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのフランコ・モルビデリとバレンティーノ・ロッシは、それぞれ10番手と19番手。

    クアルタラロが4戦連続のポールポジション獲得
    ほとんどのライダーを先に行かせ、十分なクリアスペースをとってからアタックを開始したクアルタラロ。最初のトライで4番手につけ、2回目にはスリップストリームの助けを借りることなく1分45秒481でトップに浮上した。

    ここでピットに戻り、残り5分で、またも単独走行の状態でコースに復帰。この時点でトップが入れ替わっており0.170秒差をつけられていたが、トップ奪還を目指してアタックするとすぐさま1分45秒187に短縮。これで2番手以下に0.464秒差をつけ、同時にラップレコードを更新した。最終ラップではそれ以上の更新はならなかったものの、0.230秒差を保って4戦連続のポールポジションを獲得している。

    チームメイトのビニャーレスは、午前中に行われたFP3終盤で転倒。幸い怪我はなかったが、最後のアタックのチャンスを逃してQ2に進出することができなかった。

    Q1では序盤で5番手につけたものの、次のトライではコース上で流していたライダーに阻まれる間に7番手に後退。ここでピットに戻り、残り5分にQ2進出を賭けて2回目の走行をスタートした。ところがそのテールに数台が続いてきたため、これを回避すべくもう一度ピットレーンへ。この作戦変更によって時間を費やし、またタイヤを暖めるチャンスを逸すこととなってしまった。
    依然としてM・マルケス(ホンダ)が後続していたが、あとがなくなったビニャーレスは最後の2ラップに全力を賭ける。そしてその1回目で1分46秒045を記録して2番手に浮上。続く最終ラップでは3つのセクターでタイムを更新していたが、最終コーナーで大きくはらみ、これにより0.121秒差で3番手に後退した。決勝は13番グリッドからスタートする。

    PETRONAS Yamaha SRTのモルビデリ、ホームGPを4列目スタート
    FP3で1分45秒865を記録し、一時2番手に浮上したモルビデリ。その後はタイムを更新することができなかったが、10番手でQ2進出を決めた。シグナル・グリーンと同時に真っ先にQ2をスタートすると、序盤で7番手につけたあと10番手に下げて1回目の走行を終了。セッション終盤では1分46秒084に短縮したものの順位を上げることはできず、そのまま10番グリッドが決定した。

    チームメイトのロッシはFP3でラップタイムを更新したが、厳しい状況は続いており、1分46秒358のベストラップで18位。Q1では最初の走行で第1セクターの自己ベストを更新したものの、このときの記録はコースリミット越えによりキャンセルとなった。最後のアタックでは1分46秒770に短縮して9番手に上げ、グリッド19番手が決定している。

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamはジェイソン・デュパスキエに心を寄せ、その無事を祈願する。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ(予選トップ/1分45秒187)
    「おそらくこれが、私のこれまでの人生のなかのベストラップだと思います。ここはアドレナリンを実感できるタイプのコースなのです。私は至るところで限界ぎりぎりを走っていました。第1セクターではマシンの動きが激しくなりましたが、自分自身を励まして力に変え、しっかりやり遂げました。どうしてもファステストラップを出したかったのです。ラップタイムを見てとても驚きましたし、このラップをエンジョイできました。そして決勝のために、どうしても欲しかったポールポジションを獲得することができました。今日はMoto3で激しい転倒がありましたが、ジェイソン・デュパスキエの無事を祈っています」

    マーベリック・ビニャーレス(予選13番手/1分46秒045)
    「今の状況を理解し、一歩ずつ前へ進むしかありません。開幕戦のカタール以来、道に迷ってしまったような感じです。ル・マンでは光が差すときもありましたが、雨によってそれも失われ十分に輝くことができませんでした。明日は今日より良くなるよう頑張ります。そのためにもう一度マシンを組み立てていかなければなりません。カタールでは非常に素晴らしく、私自身も好調でしたし自分の強みもわかっていました。もう一度、あの状態を達成したいと思っています。Q1は一人で走りたかったのですが、大勢が私の後ろについて来ました。ただそういうことです。明日のことに集中するだけです」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「チーム内で明暗が分かれました。クアルタラロ選手は初日からずっと好調で、その自信がQ2ではっきり示されました。1分45秒187の記録はラップレコードというだけでなく、それをスリップストリームを使わずに単独で成し遂げたことに大きな意味があります。非常に大きな自信になることは間違いありませんが、それでも依然として、明日の決勝で優勝するのは簡単なことではないと考えています。大勢が勝利を狙ってくるので、新たに導入したスターティング・デバイスが彼を後押ししてくれることを期待しています。その一方で、ビニャーレス選手は残念な結果となりました。まずFP3終盤の転倒によりQ1出場となりました。Q1の2回目の走行では後続車により時間を費やしたことでQ2進出のチャンスを逃してしまいました。グリッド13位は理想的ではありませんが、今はこの状況に対処していくしかありません。私たちの全パワーを注入し、セッティングをさらに煮詰め、フロントのフィーリング向上を実現してラップタイム短縮を目指していきます。それが決勝で役に立ってくれると思います」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコ・モルビデリ(予選10番手/1分46秒084)
    「トップを目指してベストを尽くしましたが、今日はどうにも難しい状況でした。午前中のセッションはハイペースで走れていたのですが、午後になると、なぜか同じようにはいきませんでした。 FP3セッションと同様、あるいはそれ以上が出せると思っていたので、原因を探らなければなりません。このような経緯で10番手に留まることとなり、とても残念です。このコースはいつもタフな戦いになりますが、今はより一層、難しくなってします。今夜、チームで話し合い、改善を目指していきます。厳しさを増すMotoGPでトップに立つためには、あらゆる要素をしっかり固めていくしかありません」

    バレンティーノ・ロッシ(予選19番手/1分46秒770)
    「予選でもう少し上の順位を目指せると考えていました。午前中のFP3セッションではペースが上がり、フィーリングも良くなってきていたのですが、大勢のタイムが接近しており厳しい状況が続きました。ムジェロはタフなコースですし、グリッド19番手では難しい展開になると思いますが、これから少しでも改善して、明日はいいレースができるよう頑張ります」