カテゴリー: MotoGP

  • MotoGP 第10戦 スティリアGP:中上貴晶が午前のタイムで総合1番手

    MotoGP 第10戦 スティリアGP:中上貴晶が午前のタイムで総合1番手

    2021年 MotoGP 第10戦 スティリアGPのフリー走行が8月6日(金)にレッドブル・リンクで行われ、中上貴晶が初日の総合トップタイムをマークした。

    気温20度、路面温度22度。セッション開始前から雨が降り、終盤に走行ラインが乾いたハーフウェットのトラックコンディションの中、フリー走行2では2ロレンソォ・サバドーリが19周を周回して、午後のトップタイムをマーク。午前のタイムで初日総合22番手だった。

    フリー走行1で3番手だったチームメイトのアレイシ・エスパルガロは12ラップを周回して0.927秒差の5番手。

    フリー走行1で今季初めて1番手発進を決めた中上貴晶は2.354秒差の17番手だったが、午前のタイムで昨年10月の第12戦テルエルGP以来、今季初めて初日総合1番手に進出した。

    ザルコ2番手、バグナイア4番手に浮上
    チームマネージャーのダビデ・タルドッツィがタイトル争いにおいて、重要な2連戦と位置付けた中、積極的に周回を重ねると、フリー走行1で9番手のヨハン・ザルコは最多の21ラップを周回して0.154秒差の2番手。

    フリー走行1で12番手のフランチェスコ・バグナイアは、21ラップを周回して0.878秒差の4番手。フリー走行1で21番手のエネア・バスティアニーニは、21ラップを周回して11番手。

    フリー走行1で14番手のルカ・マリーニは12番手。フリー走行1で10番手のジャック・ミラーは14番手。フリー走行1で17番手のホルヘ・マルティンは20ラップを周回して19番手。

    スズキ勢は安定して上位に進出
    フリー走行1で2番手のジョアン・ミルは0.262秒差の3番手。フリー走行1で4番手のアレックス・リンスは1.007秒差の6番手。

    マルク・マルケスがウェットでトップタイム
    フリー走行1で13番手のアレックス・マルケスは1.141秒差の7番手。フリー走行1で6番手のマルク・マルケスは、ウェットコンディションで1番手に位置していたが、1.537秒差の10番手に後退。フリー走行1で5番手のポル・エスパルガロは13番手。

    ヤマハ勢のトップは9番手のビニャーレス
    フリー走行1で7番手のマーベリック・ビニャーレスは1.381秒差の9番手。フリー走行1で8番手のファビオ・クアルタラロは2.194秒差の15番手。フリー走行1で23番手のカル・クラッチローは20番手。フリー走行1で16番手のバレンティーノ・ロッシは20ラップを周回して3.278秒差の22番手。

    午前に転倒したオリベイラが走行を回避
    フリー走行1で20番手のイケル・レクオナは1コーナーで週末2度目、今季12度目の転倒を喫したが、1.239秒差の8番手。フリー走行1で18番手のブラッド・ビンダーは16番手。フリー走行1で19番手のダニロ・ペトルッチは18番手。フリー走行1で11番手のダニ・ペドロサは21番手。フリー走行1でハイサイドから転倒を喫した15番手のミゲール・オリベイラは検査結果、骨折がなかったが走行をキャンセルした。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 1’23.805
    2 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’23.881
    3 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’24.183
    4 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’24.221
    5 P・エスパルガロ Repsol Honda Team Honda 1’24.254
    6 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’24.475
    7 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’24.492
    8 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’24.580
    9 J・ザルコ Pramac Racing Ducati 1’24.580
    10 J・ミラー Ducati Lenovo Team Ducati 1’24.827
    11 D・ペドロサ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’24.850
    12 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 1’24.915
    13 A・マルケス LCR Honda CASTROL Honda 1’24.959
    14 L・マリーニ SKY VR46 Esponsorama Ducati 1’25.207
    15 M・オリベイラ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’25.238
    16 V・ロッシ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’25.264
    17 J・マルティン Pramac Racing Ducati 1’25.316
    18 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’25.317
    19 D・ペトルッチ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 1’25.409
    20 I・レクオーナ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 1’25.499
    21 E・バスティアニーニ Esponsorama Racing Ducati 1’25.585
    22 L・サバドーリ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’25.793
    23 C・クラッチロー Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’26.090
  • F1界、MotoGP引退発表のバレンティーノ・ロッシに敬意

    F1界、MotoGP引退発表のバレンティーノ・ロッシに敬意

    F1界は、MotoGP引退を発表したバレンティーノ・ロッシに敬意を表した。

    9度の世界チャンピオンである42歳のバレンティーノ・ロッシは、今週末のシュタイアーマルクGPに先駆けて引退を発表。125cc、250cc、500cc、MotoGP世界選手権で優勝した唯一のライダーであるロッシは、115回のレースで勝利を収めた輝かしい25年のキャリアに幕を下ろす。

    オーストリアでの記者会見で、バレンティーノ・ロッシは」今シーズン末にストップすることを決めた。残念なことに、これがMotoGPライダーとして最後のハーフシーズンとなる」と記者会見で述べた。

    「来年レースをしないと言うことは難しく、とても悲しい。30年ぐらいレースをしてきた。来年、人生が変わるだろう。でも、最高だった。とても楽しかった。とても、とても長い旅だったし、とても、とても楽しかった。世界選手権に25年、26年参戦したから最高だった。一緒に働いてきた全ての人たちと忘れられない瞬間を過ごしたから、あまり言うことはない。それだけだ」
    ごしました。」

    アレサンダー・アルボンは、二輪のさまざまなレースへの情熱も楽しんでいる最近の数人のF1ドライバーの1人だ。


    「子供の頃からロッシはアイドルだった。僕のカートは46番で、ロッシのステッカーで覆われていた。彼は最大のインスピレーションの1つであり続けているし、彼がモータースポーツで達成したことを永遠に賞賛していく。素晴らしいキャリアをお祝いしたい」

    アルファロメオのアントニオ・ジョヴィナッツィは、同じイタリア人が達成した統計的な分析結果を提供した。


    「423レース、115勝利、235表彰台、9回の世界選手権。それだけでなく、5000万人以上がソファの上に立がり、939458010303人が抱擁し、929884940538人のロッシがそこにいた。情熱は終わらない。これらすべての感情に感謝する、それはショーだった」

    ペドロ・デ・ラ・ロサは「到着した時のように笑顔で出発する。涙もなく、自分に忠実だ。すべてのことに心から感謝する」

    一方、デイモン・ヒルは素晴らしく簡潔に称賛した。「なんというレジェンドだ。ワオ、これは本当に時代の終わりだ」

    必然的に、フェラーリも2004年にフェラーリでのF1転向が噂された仲間に敬意を表した。

    「ここ数年、世界中のレーストラックでパフォーマンスをするのを見るのは素晴らしいことだった。また、このような日々を一緒に共有することも素晴らしかった」とバレンティーノ・ロッシがフェラーリのF1マシンに座っている写真を添えた。

    「あなたが我々に与えてくれたすべての素晴らしい瞬間に感謝し、あなたが次に何をすることはどんなことであっても活躍を祈る!」

  • ヤマハ、MotoGP引退のバレンティーノ・ロッシに感謝のコメント

    ヤマハ、MotoGP引退のバレンティーノ・ロッシに感謝のコメント

    9度の世界チャンピオンに輝いた伝説のライダー、バレンティーノ・ロッシが、2021年シーズンをもってMotoGPライダーを引退することを発表した。ヤマハ発動機株式会社とヤマハ・モーター・レーシングは、今も継続中である16年間の素晴らしいパートナーシップに心よりの感謝の意を表した。

    ヤマハとバレンティーノ・ロッシのパートナーシップは2004年、南アフリカGPでの勝利から始った。

    以来、サーキットの内外で数々の素晴らしい瞬間を共有し、現在までに142回の表彰台、56回の優勝、そして2004年、2005年、2008年、2009年と4度のMotoGP世界選手権のチャンピオンを獲得した。

    バレンティーノ・ロッシのこの驚異的な戦績、レースへの情熱、そして無類のカリスマ性は、ヤマハとMotoGPの歴史に多大なる影響を与えており、世界中で認められているロッシは、「GOAT」(Greatest of All Time)という称号を得ている。

    ヤマハが「2022年にゼッケン46をつけるバレンティーノ・ロッシ選手がMotoGPに出場しないということは、当社にとっても、MotoGPにとっても、ひとつの時代が終わることを意味します。しかし、当社とヤマハ・モーター・レーシングは、2021年以降も『VR46 Riders Academy』や『YAMAHA VR46 Master Camp』などを通じ、ロッシ選手との緊密な協力関係を維持していく予定です」と声明で述べた。

    「今回の引退発表と新たなキャリアへの移行は、ロッシ選手がMotoGPライダーとして戦う残りの数ヵ月間のモチベーションに影響を与えることはありません。当社も、MotoGPレジェンドであるロッシ選手の貢献に感謝し、残る9戦が特別なパートナーシップを締めくくるにふさわしいレースとなるよう、最善を尽くします」

    日髙祥博(ヤマハ発動機株式会社 代表取締役社長)
    「はじめに、この場をお借りしてロッシ選手との素晴らしいパートナーシップに感謝の意を表します。ロッシ選手がコースやパドック、そして私たちとともにいないことは非常に寂しいことですが、私たちはロッシ選手の決断を尊重します。同時に、ともに築き上げてきたグランプリでのレガシーは大きな誇りです。私たちがパートナーとして過ごした16年間は、壮絶な戦いと勝利に満ち溢れていました。ヤマハはファンやお客さまに“感動”をお届けすることを企業理念としていますが、ロッシ選手のヤマハにおける全キャリアは、特別な価値のあるものに出会ったときに感じる強い満足感と、大きなエキサイトメントそのものでした。今回、ロッシ選手がMotoGPキャリアの最後までヤマハのライダーであり続けてくれたことを、社員一同、大変うれしく思っています。当社とロッシ選手の間には素晴らしい思い出がたくさんあり過ぎて、最もうれしかった瞬間をあげようとしてもひとつに絞ることはできません。困難なこともありましたが、信頼関係は決して揺らぐことなく、長年にわたって強固なパートナーシップを継続してきました。その間のロッシ選手の功績は、サーキットの内外に広がり、ヤマハのレース史における重要な役割を果たしてくれました。 信じがたいほどの努力と類まれなスキル、そして尽きることのない情熱に感謝し、そのサクセスストーリーをともに歩むことができたことを誇りに思います。私たちは、ともに築き上げた貴重な思い出を永遠に大切にしながら、今後も当社との関係性を維持し活躍していただくことを期待し、その思い出をさらに増やしていきたいと思います」

    リン・ジャービス(ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクター)
    「まず、ヤマハ・モーター・レーシングを代表して、これまでの特別なパートナーシップに心から感謝します。ロッシ選手が16年間にわたりヤマハのライダーとして活躍してくれたおかげで、私たちは伝説的なグランプリの時代にキープレーヤーであり続けることができました。ヤマハとロッシ選手のパートナーシップは、まるでおとぎ話のように始まりました。ロッシ選手は、ヤマハで最初のレースとなった2004年のウェルコムで、見事な優勝を成し遂げました。それは、ヤマハのMotoGPレースプログラムを一変させ、チャレンジ精神を取り戻して再びMotoGP世界チャンピオンになるための自信を与えてくれました。こうして2004年から現在までに264戦に出場して56勝をあげ、2位を46回、3位を40回獲得し、2004年、2005年、2008年、2009年と4度のMotoGP世界選手権のチャンピオンを獲得しています。ロッシ選手は生ける伝説であり、その成功と才能は、ヤマハのレース史に多大な貢献をしました。また困難な時には、彼のポジティブな考え方が周囲を後押しし、良い結果を得るための努力の源となりましたが、これもロッシ選手のMotoGPに対する強い情熱があったからこそです。ロッシ選手の輝かしいグランプリでのキャリアに終わりが来ることは、誰もがわかっていました。ロッシ選手の比類なきスキルとカリスマ性は、ファン、メディア、MotoGPパドック、そしてヤマハのスタッフ全員から非常に惜しまれるものとなるでしょう。2021年の残りのグランプリで、ロッシ選手の走りを堪能できる機会はあと9回あります。その意味で、これから開催されるレースでファンが戻って来てくれるとすれば非常にうれしいことです。残りのレースを楽しみ、11月のバレンシアGPではロッシ選手に感謝の気持ちを伝えたいと思います」

    バレンティーノ・ロッシが残した記録
    26シーズンにわたってグランプリに参戦し、42歳の今もなお戦い続けているバレンティーノ・ロッシは、史上最も偉大なライダーの一人。そのキャリアのなかでマイク・ヘイルウッド、カルロ・ウッビアーリと並ぶ全クラスで合計9回のチャンピオンを獲得。ジャコモ・アゴスチーニとアンヘル・ニエトだけがその数を上回っている。ヤマハで264戦中56勝のロッシは、ヤマハの歴代チャンピオンの中で最も成功したライダー。さらには、5種類のレーシングマシン(500cc4 気筒2ストローク、990cc 5気筒4ストローク、ヤマハ990cc 4気筒4ストローク、ヤマハ800cc 4気筒4ストローク、ヤマハ1000cc 4気筒4ストローク)で最高峰クラスのチャンピオンを獲得した唯一のライダーでもある。

    ●これまでヤマハで264戦に出場し、優勝56回、2位46回、3位40回を獲得してきたヤマハ史上最も成功したライダー。
    ●1996年にグランプリデビューを果たして今季で26年目を迎えており、グランプリで最も長く活躍。これまで423戦に出場し、そのうち363戦が最高峰クラス。
    ●ヤマハでMotoGPクラスに参戦した期間(今季で16年目)が最も長いライダー。
    ●ヤマハで142回の表彰台に立ち、MotoGPクラスに参戦したヤマハライダーの中で最も多くの表彰台を獲得している。
    ●MotoGPクラスでヤマハ最多となる56勝を獲得している。
    ●1996年のマレーシアでのデビューから2010年のムジェロでまで連続230レースを欠場することなく完走している。
    ●グランプリの全クラスで423戦、最高峰クラスでは363戦(264戦がヤマハでの出走)に出場。全クラスおよび最高峰クラスでの最多出場記録を保持している。
    ●2004年の開幕戦、南アフリカGPで優勝し、異なるメーカーで最高峰クラスの連覇を達成した初のライダー。
    ●2005年には11勝をあげ、ヤマハライダーでは最多となる年間優勝回数を記録している。
    ●最高峰クラスで199回、全クラス合計で235回の表彰台に立っている。
    ●グランプリライダーの中で唯一、ラリーでも活躍している(モンツァ・ラリーで7回の優勝経験があり、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催された2019年ガルフ12時間レースのGTE Amクラスで優勝)。
    ●ヤマハがグランプリで獲得した516勝のうち、最多となる56勝(11%)を獲得している。
    ●現役のグランプリライダーであり、同時にチームオーナーでもある唯一の存在。
    ●125cc、250cc、500cc、MotoGPの全クラス合計で6,330ポイントを獲得している(2021年スティリアGP以前)。

  • MotoGP:ヤマハ 2021年 第10戦 スティリアGP プレビュー

    MotoGP:ヤマハ 2021年 第10戦 スティリアGP プレビュー

    Monster Energy Yamaha MotoGP、シーズン後半戦に向けて準備万端
    第9戦オランダGPではダブル表彰台を獲得したMonster Energy Yamaha MotoGP。4週間のサマーブレイクで休息と準備を整え、今週末、オーストリアはシュピールベルク・サーキットでシーズン後半戦の初戦に臨む。

    家族や友人、そしてトレーニング。充実した夏休みを過ごしたファビオ・クアルタラロは、久しぶりのライディングを楽しみにしている。シーズン前半戦では優勝4回、3位2回などの活躍でチャンピオンシップをリードし、ランキング2位に34ポイント差をつけて今大会を迎えている。

    シュピールベルクはヤマハの得意とするコースではないものの、クアルタラロは2019年にYZR-M1で3位を獲得しており、今年も上位争いを目指す。

    チームメイトのマーベリック・ビニャーレスも家族とともにリラックスした時間を過ごしてきたが、日々のトレーニングを欠かすことはなかった。前回のアッセンでは2位を獲得し、ランキングではトップのクアルタラロから61ポイント差の6位。しかし5位とは5ポイント差、4位とは6ポイント差と接戦になっている。

    ここシュピールベルクでは2017年から2019年までの3年間で6位、12位、5位という成績。昨年は第5戦、第6戦と2週連続で開催され、それぞれ6位と13位を獲得した。

    シュピールベルクは1969年に建設され、1996年に現行のコース・レイアウトに改修された。1990年代に2回のオーストリアGPを開催したあと、19年のブランクを経て2016年に復活。以来、毎年のMotoGPの舞台として定着している。レイアウトは特徴的で、コーナーは合計10(左-3、右-7)と少なく、626メートルを最長とする複数のロングストレートがこれらをつないでいる。そのためトップスピード、加速性能、ブレーキングの安定性に重点が置かれ、何度もフルスロットルのチャンスが訪れる。

    PETRONAS Yamaha SRT、ロッシとクラッチローが参戦
    オーストリアはシュピールベルク・サーキットでシーズン後半戦がスタートする。PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamは怪我を治療中のF・モルビデリに代え、前回のG・ガーロフに続きC・クラッチローを迎え、バレンティーノ・ロッシとともに2台体制で臨む。

    ロッシにとってシュピールベルクは、未だ表彰台に上ったことのない数少ないサーキットのひとつだが、昨年は5位と9位と健闘。一方のクラッチローは、2018年に同コースで4位を獲得している。昨年の最終戦以来のMotoGP出場となる今回は、PETRONAS Yamaha のマシンに慣れ、セッションごとに着実に前進することが目標となる。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ
    「またレースの日々に戻ることを、とてもうれしく思っています。夏休みの間はリラックスして良い時間を過ごしてきましたが、今はもう、マシンに乗りたい気持ちしかありません。このあとはランキングにあまり固執せず、ひとつひとつのレースをしっかり戦っていきたいと思っています。まずは今週、ここで良い仕事をすることが目標です。シュピールベルクはヤマハの得意とするコースではありませんが、私は表彰台に上ったこともあるので、上位争いの可能性は十分にあります。ベストを尽くします」

    マーベリック・ビニャーレス
    「昨年のオーストリアの大会は、控えめに言っても非常に波瀾に富んだものでした。そして成績も期待通りとはいきませんでしたが、全体的なフィーリングは決して悪くなかったのです。シーズン後半戦を最高の形でスタートできるよう、全力で臨みます。夏休みの間にたくさんのトレーニングを行ってきたのでコンディションは万全です。シュピールベルクは私たちにとって楽な場所ではないと思いますが、前回のアッセンではポテンシャルを十分に発揮することができました。またここシュピールベルクでも、2019年にはいいレースができたので、今年もきっとうまくいくと思います」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「アッセンで好成績をおさめたあと、とてもいい夏休みを過ごしてきましたが、MotoGPの再開は本当にうれしいことです。シーズン後半戦はオーストリアでの2連戦から始まります。このサーキットに関しては私たちの気持ちは複雑で、チーム全員がこの地を気に入っていますが、同時に、ここがヤマハにとって難しいコースであることもわかっているからです。しかしながら、そのことが逆に私たちをより一層、団結させてくれます。チームとライダーが一丸となり、好成績を目指します」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    バレンティーノ・ロッシ
    「いい夏休みでした。友人たちと、しばらくのんびり過ごしてから、家に帰ってバイク・トレーニングに励みました。今週からまたレースができることをうれしく思っていますが、正直なところ、このコースが私たちにとって最適な場所かどうかはわかりません。ヤマハのマシンの強みはよくわかっていますが、同時に、改善が必要な部分もあり、ここシュピールベルクでは長所を十分に発揮できないかもしれません。それでも、ここは緑に囲まれた非常に美しいところで、難しいコースではあるものの、訪れたい場所のひとつなのです。ここでの2戦に備えてマシンのベスト・バランスを追求し、最大限の成績を目指します」

    カル・クラッチロー
    「ヤマハのテストライダーとして行ってきた仕事とは、かなり異なる感覚ですが、またグリッドに並び、レースに参加するのをとても楽しみにしています。シュピールベルクは流れるような高速コースではなく、素早さと精確さが求められます。これまであまり良いところがありませんが、2018年には4位を獲得しています。今回は決勝の最終順位に目標を置かず、セッションごとに進化することを目指します。チームのためにいい仕事をすることだけを考えています」

  • MotoGP:ホンダ 2021年 第10戦 スティリアGP プレビュー

    MotoGP:ホンダ 2021年 第10戦 スティリアGP プレビュー

    2021年 MotoGPシーズン後半戦のスタートとなる第10戦スティリアGPが、8月6日(金)から8日(日)の3日間、オーストリアのレッドブル・リンクで開催される。昨年に続き、今年も新型コロナウイルスの感染拡大の影響でカレンダーが大幅に変更となり、今年5月に中止が決まったフィンランドGPの代替として、スティリアGPの開催が決まった。レッドブル・リンクでは、8月13日(金)から15日(日)までの3日間、オーストリアGPの開催が決まっており、レッドブル・リンクでは2年連続となる、2週連続開催となった。

    レッドブル・リンクは1969年に完成したサーキットで、当初はエステルライヒリンクという名称だったが、97年にA1リンクとなり、2010年からはレッドブル・リンクへと改称された。オーストリアで開催されるグランプリとしては、これが31回目。レッドブル・リンクという名称になってからは6年連続7回目となる。スティリアとは、レッドブル・リンクが位置する地方全体の呼び方で、スティリアGPとしてはこれが2回目の開催となる。

    また、スティリアGP、そしてオーストリアGPと続く2連戦は、2019年シーズン終了以降、初めて満員の観客を迎えて行われる。世界的なパンデミックからの復興に向けて一歩を踏み出す重要な大会となる。

    レッドブル・リンクは、ウイーンから南西約200kmのシュピールベルクにあり、オーストリアのほぼ中央に位置する。一周4.318kmのコースは、アップダウンに富んだハイスピードコースで、コーナー数は10(右7/左3)とシンプルなレイアウト。現在のサーキットベストタイムは2019年のオーストリアGPでマルク・マルケス(Repsol Honda Team)がマークした1分23秒027(187.2km/h)でシーズンを通して最速サーキットとなっている。以下、フィリップアイランド(オーストラリア)とチャーン・インターナショナル・サーキット(タイ)が182km/h台、シルバーストン・サーキット(イギリス)とムジェロ・サーキット(イタリア)が179km/h台と続く。

    過去、Honda勢は、A1リンク時代のオーストリアGPで、1996年と97年に2年連続で、125cc、250cc、500ccの3クラスを制している。最高峰クラスでは96年にアレックス・クリビーレ(99年のチャンピオン)、97年にミック・ドゥーハン(94年から98年までの5年連続チャンピオン)とMotoGPレジェンドに名前を連ねる両選手が優勝した。

    シーズン前半を終えて総合10位につけるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、第3戦ポルトガルGPで復帰してから8戦目を迎える。マルケスは、昨年7月のスペインGPで右腕上腕を骨折し、今年の4月までの9カ月間、レースから遠ざかっていた。

    復帰してからのマルケスは、右腕の状態が完全ではなく、厳しい戦いを強いられているが、6月の第8戦ドイツGPでは、復帰6戦目にして復帰後初優勝を達成した。その後も、ドライコンディションでは依然として100%のパフォーマンスを発揮できていないが、日を追うごとに右腕の状態は回復。1カ月間の夏休み期間中にマルケスは、昨年ケガをしてから初めてモトクロスのトレーニングを再開し、力強さが増していることを確認した。

    これまでマルケスは、レッドブル・リンクですばらしい優勝争いを何度も繰り広げてきた。アンドレア・ドヴィツィオーゾとは17年と19年、ホルヘ・ロレンソとは18年に最終ラップまでし烈な戦いを繰り広げファンを喜ばせたが、まだ優勝のないサーキットの一つ。昨年はケガのためにレッドブル・リンクの2戦を欠場しており、2年ぶりとなるレッドブル・リンクでの戦いに注目となる。

    今季、Repsol Honda Teamに加入したポル・エスパルガロは、シーズン後半戦を楽しみにしている。シーズン前半を終えて、開幕戦カタールGP、第5戦フランスGPの8位が最高位で総合12位とフラストレーションを溜めるレースが続いている。その要因の一つは、コロナ禍の中で思うようにテストができない厳しいシーズンとなっているためだが、レースをこなす毎に着実にデータを蓄積し、本来の速さを発揮している。予選のパフォーマンスでいいグリッドを得ることがリザルト向上の大きな鍵を握っている。過去2戦は予選でのパフォーマンスが向上しており、後半戦の活躍に注目される。エスパルガロは、昨年のスティリアGPで3位になっており、2年連続スティリアGPでの表彰台とRepsol Honda Teamで初の表彰台獲得が期待される。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、得意とするサーキットでシーズン後半戦を迎える。昨年、レッドブル・リンクの2連戦では、オーストリアGPではトップから6.4秒差の6位、スティリアGPでは1.8秒差の7位でフィニッシュしている。2戦目となったスティリアGPでは、赤旗中断がなければ初表彰台、初優勝の可能性もあった。しかし、再スタートとなったレースでは新品タイヤのバックアップがなく、大接戦の中で7位に終わるという悔しいレースとなった。昨シーズン、中上は2週連続開催のサーキットではすばらしい走りをみせた。シーズン前半を終えて中上は、スペインGPの4位を最高位に、マルケスに続く総合11位。初表彰台獲得を目標に挑むスティリアGP、そしてオーストリアGPの2連戦に大きな期待が寄せられる。

    チームメートのアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、シーズン前半を終えて総合15位。前半を終えて、ポルトガルGPの8位、フランスGPの6位とシングルフィニッシュがわずか2回と苦戦している。最大の課題は新品タイヤのパフォーマンスをうまく発揮できず、いいグリッドを得られないこと。レースタイヤのペースがいいだけに、後半戦の最初の課題は、予選でいかにベストを尽くすかにかかっている。Moto2時代は、17年と19年に2位を獲得している。昨シーズン、ルーキーながら2度の表彰台を獲得しているアレックス・マルケスが、今季初の表彰台獲得、初優勝に挑む。

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「夏休みを友人や家族とリラックスして過ごすことができました。気持ちを休めるだけではなく、身体もさらに回復し、よい休暇となりました。気分はとてもいいです。トレーニングを増やし、バイクに乗る時間も増やすことができ、モトクロストレーニングも再開することができました。とても楽しいです。しかし、コース上の状況はそれほど簡単ではないことは分かっています。仕事を続け、集中力をキープしなければなりません。再びHonda RC213Vに乗るのが楽しみです。また、グランドスタンドが観客でいっぱいになるのはすばらしいことです」

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「サーキットから長いこと離れていました。自分のHondaマシンに再び乗れることを楽しみにしています。夏休み中は一生懸命トレーニングをしてきました。シーズン後半に向けて体力的には十分に準備ができたと思います。レッドブル・リンクはハードブレーキングと加速が多いユニークなサーキットです。相性はいいと思います。オーストリアでは初めてグランドスタンドが満員になるようですが、ファンに会えるのがとても楽しみです。ほかのサーキットでも近々たくさんの観客に会えることを願っています。シーズンのスタートはそれほど簡単ではありませんでしたが、集中力をキープして、自分たちのポテンシャルをしっかりと発揮したいです」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「長い夏休みが終わり、再びレースの時期になりました。オーストリアのレッドブル・リンクでの2週連続開催で、シーズン後半がスタートします。このサーキットは好きなのでうれしいです。金曜日にサーキットに行くのが楽しみです。アタックする準備はもちろんできています」

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「ようやくレースに戻ります。これが一番大事なことです。この夏休みの間、レースから離れたことで、今は100%の力で、新鮮な気持ちでレースに臨むことができます。今週末はできるだけ速く、いいレベルに到達することが重要になります。レッドブル・リンクは非常に特殊なコースなので、多くの周回を重ねて理解を深めることが重要になります。また、タイヤマネジメントも重要になります。そのための努力は惜しみません。チームのみんなとレースに戻れるのがうれしいです。シーズン前半のレベルよりも高いレベルで、できる限り戦闘的になれるようにがんばります。グランプリが始まるのが楽しみです」

  • バレンティーノ・ロッシ「難しい決断だけど、スポーツでは結果が重要」

    バレンティーノ・ロッシ「難しい決断だけど、スポーツでは結果が重要」

    9度のワールドチャンピオンに輝いたバレンティーノ・ロッシは8月4日、MotoGP後半戦緒戦となる第10戦スティリアGPの開催地となるレッドブルリンクのプレスカンファレンスルームで記者会見を開き、レギュラー参戦26年目の今シーズンを最後にキャリアに終止符を打ち、現役引退することを発表した。

    「サマーブレイク明けに来年の去就に関する決断を下すと伝え、今シーズン末にストップすることを決めた。残念なことに、これが『MotoGPライダー』として最後のハーフシーズンとなる」とバレンティーノ・ロッシは記者会見で述べた。

    「難しい。来年レースをしないと言うことは難しく、とても悲しい。30年ぐらいレースをしてきた。来年、人生が変わるだろう。でも、最高だった。とても楽しかった。とても、とても長い旅だったし、とても、とても楽しかった。世界選手権に25年、26年参戦したから最高だった。一緒に働いてきた全ての人たちと忘れられない瞬間を過ごしたから、あまり言うことはない。それだけだ」

    「とても長いキャリアだ。幸運なことに多くのレースに勝ったけど、忘れられない瞬間や勝利がある。純粋な喜び。1週間笑顔だった後、10日後も笑顔だったことがあった」

    「難しい。難しい決断だけど、理解する必要がある。最終的にはすべてのスポーツでは結果が違いを生み出す。最終的に正しい形だと思う」

    「弟と一緒に自分のチームためにレースをする機会があったから難しかったけど、これでいいと思う。シーズンの半分がある。何戦があるのか分からない。最終戦を迎えるときは、最も難しいだろう。今は自分の決断を伝えるだけ。キャリアに不満を言うことはできない」

    42歳のイタリア人ライダーは、キャリア423戦目となった第9戦TTアッセンまでに通算115勝を挙げ、9度のタイトルを獲得。来季からは主宰する若手育成の『VR46 Riders Academy(VR46・ライダーズ・アカデミー)』に加え、最高峰クラスに初めて単独参戦する『Aramco Racing Team VR46(アラムコ・レーシング・チーム・VR46)』を先導する。

  • MotoGPの生ける伝説:バレンティーノ・ロッシのキャリア

    MotoGPの生ける伝説:バレンティーノ・ロッシのキャリア

    バレンティーノ・ロッシは、1996年にグランプリとしてキャリアをスタートさせ、26年間に通算9度、最高峰クラスで7度のタイトルを獲得した。

    1979年2月16日生まれ(2021年開幕時の年齢は42歳)。出身地は、イタリア・アドリア海沿岸のウルビーノ。1996年に『イタリア選手権』王者として3月の開幕戦マレーシアGPから世界舞台でのキャリアを始める。

    ルーキーシーズンは、第11戦チェコGPで初ポールポジションと初優勝を飾り、総合9位に進出。2年目は全15戦中11勝を挙げ、『125ccクラス』の史上2番目となる最少年王者(18歳と196日)に輝く。

    参戦3年目、『250ccクラス』1年目は、終盤の4連勝を含む5勝を挙げて総合2位に進出。2年目は全16戦中9勝を挙げて史上最年少王者(20歳と250日)。

    2000年、4年間所属したアプリリアを離れ、ホンダのファクトリーライダーとして最高峰クラスへの挑戦を開始。第9戦イギリスGPで、史上5番目となる最年少優勝と2番目の3クラス優勝(21歳と144日)を達成して総合2位に進出。2年目は全16戦中11勝を挙げ、史上最年少となる3クラス制覇(22歳240日)の偉業を達成。

    『500ccクラス』最後のチャンピオンとして迎えた『MotoGP™クラス』元年の2002年は、全16戦中2年連続の11勝を含む15度の表彰台を獲得し圧倒的な強さと速さで初代王者に輝く。

    2003年に全16戦で9勝を含む16度の表彰台を獲得して3連覇を達成した後、新たな挑戦を求め、ヤマハのファクトリーチームに移籍。開幕戦となった南アフリカGPで、史上初となる2メーカーでの連勝を達成(前年の最終戦バレンシアGPで優勝)。第15戦オーストラリアGPでは、史上4人目となる別メーカーでのタイトル防衛に成功。

    2005年は、史上2人目となる開幕からの5連勝を始め、年間最多獲得ポイント(367ポイント)など数々の記録を書き換え、最高峰クラス5連覇を達成。

    2006年は、2001年から続いていた開幕戦優勝を逃すと、転倒やマシントラブルが相次ぎ、8ポイント差のアドバンテージで迎えた最終戦バレンシアGPでは転倒により、5ポイント差でタイトルを逃す。2007年は、第9戦TTアッセンで11番グリッドから逆転優勝を飾り、ヤマハに最高峰クラス150勝目をもたらしたが、開幕からチャンピオンシップをリードすることができず、最終的に総合3位に後退。

    2008年は、ミシュランからブリヂストンにタイヤを履き替え、プレシーズンからタイヤの特性に適応するセットアップを追求すると、第6戦イタリアGPで7年連続の優勝。第14戦インディアナポリスGPで最高峰クラス最多勝(69勝)を更新。そして、ヤマハの地元となった第15戦日本GPで8勝目を飾り、タイトル奪回に成功。

    2009年は、2002年にスタートした『MotoGP™クラス』の唯一の連続参戦者として、タイトル防衛に挑戦すると、開幕から安定して表彰台を獲得。第7戦TTアッセンで通算100勝目。第16戦マレーシアGPでは、史上最多タイとなる58度目のポールポジションから12度目の表彰台を獲得し、タイトルを連覇。

    2010年は、5年振りに開幕戦を制したが、その直後のモトクロストレーニング中に右肩を負傷。第4戦イタリアGPのフリー走行2で転倒を喫した際に右脚脛骨を骨折。デビュー戦から続いていた史上最多の連続参戦記録が230戦で止まったが、負傷から41日後の第8戦ドイツGPに復帰すると、第15戦マレーシアGPでヤマハ機での通算46勝目を達成。

    最高峰クラス12年目の2011年は、2010年8月15日に2年契約を締結したドゥカティに移籍し、ファクトリーチームのドゥカティ・チームから参戦。最高位は第4戦フランスGPの3位。2年目は2度目の2位を獲得し、前年の総合7位から総合6位に浮上。

    2012年8月10日、2019年にヤマハ復帰を決断。第7戦TTアッセンで45戦振りに優勝を挙げ、総合4位に進出。2014年は、2勝を含む13度の表彰台を獲得して総合2位に浮上。

    キャリア通算20年目となった2015年は、開幕戦カタールGPで5年振りに優勝を挙げ、ポイントリーダーに飛び出すと、第4戦スペインGPで史上初となる通算200度目の表彰台を獲得。第17戦マレーシアGPで、最多参戦記録を更新する通算329戦目のスタートを切ったが、レース中の行為により、ペナルティが科せられ、2009年以来6年振り、通算10度目のタイトル奪回に挑戦した最終戦バレンシアGPを最後尾の26番グリッドからスタート。4位まで挽回したが、逆転を許して総合2位に後退。

    2016年は、転倒数こそ4回だったが、年間3度の転倒リタイアは、最高峰クラス1年目の1999年と総合7位だった2011年以来3度目。テクニカルトラブルで戦列離脱を強いられた第6戦イタリアGPを加えた年間4度目の0ポイントは、最高峰クラスで初めてだったが、3年連続の総合2位を維持。

    2017年は、第8戦TTアッセンの優勝を含む6度の表彰台を獲得して総合5位。2018年は2012年以来6年振りの未勝利に終わったが、5度の表彰台を獲得して総合3位。

    2019年は、2018年3月18日に契約期間を2年延長したヤマハのファクトリーチーム、モンスターエナジー・ヤマハ・MotoGPから参戦。2度の表彰台を獲得したが、総合7位に後退。

    2020年は、第3戦アンダルシアGPで最高峰クラス199度目の表彰台を獲得したが、新型コロナウイルスに感染したことから2戦を欠場。第13戦ヨーロッパGPの2日目に復帰したが、第8戦エミリア・ロマーニャ&リビエラ・ディ・リミニGPから4戦連続のリタイアが影響して総合15位。

    通算26年目、最高峰クラス22年目の2021年は、2020年9月27日にヤマハ発動機との契約を1年延長して、サテライトチームのペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームから参戦。前半戦終了した時点での最高位は、第6戦イタリアGPの10位。ポイント圏内進出は4回、完走6回、転倒リタイア3回。

    2021年8月5日、25年前にキャリア初表彰台を獲得したレッドブルリンク(A1リンク)で開催される後半戦緒戦、第10戦スティリアGPの開催前日にシーズン終了後に現役から引退することを発表した。

    2021年第9戦TTアッセン終了時点の成績
    出走:415戦(最高峰クラス355戦)
    優勝:115勝(89勝)
    表彰台:235回(199回)
    ポールポジション:65回(55回)
    ファステストラップ:96回(76回)
    タイトル:9回(7回)

  • バレンティーノ・ロッシ、2021年限りでMotoGP引退を発表

    バレンティーノ・ロッシ、2021年限りでMotoGP引退を発表

    バレンティーノ・ロッシは、2021年限りでMotoGPから引退することを発表した。

    9度の世界チャンピオンであるバレンティーノ・ロッシは、スティティアGPを控えた8月5日にレッドブル・リンクで記者会見を開催し、「サマーブレイク明けに来年の決断を下すと伝え、シーズン末にストップすることを決めた。残念なことに、これが『MotoGPライダー』として最後のハーフシーズンとなる」と今シーズンを以ってMotoGPから現役引退すると発表した。

    「難しい。来年レースをしないと言うことは難しく、とても悲しい瞬間。30年ぐらい走ってきた。来年、人生が変わるだろう。しかし、最高だった。とても楽しかった。とても、とても長い旅だったし、とても、とても楽しかった。世界選手権に25年、26年参戦したから最高だった。一緒に働いてきた全ての人たちと忘れられない瞬間を過ごしたから、あまり言うことはない。それだけ。」

    42歳のイタリア人ライダーは、キャリア423戦目となった第9戦TTアッセンまでに通算115勝を挙げ、9度のタイトルを獲得。来季からは主宰する若手育成の『VR46 Riders Academy(VR46・ライダーズ・アカデミー)』に加え、最高峰クラスに初めて単独参戦する『Aramco Racing Team VR46(アラムコ・レーシング・チーム・VR36)』を先導する。

  • バレンティーノ・ロッシ、本日の記者会見でMotoGP引退を発表との報道

    バレンティーノ・ロッシ、本日の記者会見でMotoGP引退を発表との報道

    7回のMotoGPチャンピオンであるバレンティーノ・ロッシは、今日の会見で引退を発表すると見られている。

    スティリアGPが開催されるオーストリアで、午後から特別な記者会見が予定されている。バレンティーノ・ロッシは、夏休み中に将来の決断を下すとしていたが、今日のレッドブル・リンクで夏休みは終了する。

    ここ数週間、バレンティーノ・ロッシに関しては、26シーズンのグランプリレースには終止符を打たず、2022年はVR46ドゥカティチームに加わるとの憶測があったが、MotoGPパドックのレースの情報筋はニュースは引退の発表になると信じている。

    特別な記者会見を開催する珍しいステップは、決定が下されたように見える。これは、バレンティーノ・ロッシが所属するペトロナス・ヤマハ・チームや彼自身の代理人ではなく、シリーズプロモーターのドルナが特別記者会見を主催することからも伺われる。

    記者会見は現地時間16時15分(日本時間23時15分)に開始される。

    バレンティーノ・ロッシは、2022年に自身のMotoGPチームを運営しながら、フェラーリからFIA 世界耐久選手権に参戦すると噂されている。

  • F1オーストラリアGP、2022年の中止を正式発表…MotoGPも中止

    F1オーストラリアGP、2022年の中止を正式発表…MotoGPも中止

    2022年のF1オーストラリアGPの中止が発表された。

    ビクトリア州は7月6日(火)に、新型コロナウイルスのためにF1オーストリアGPを中止することを発表した。アルバート・パーク・サーキットで行われるF1オーストラリアGPは、当初は3月に開幕戦として開催される予定だったが、11月21日に延期されていた。

    だが、現在でもオーストラリア政府の規則では、海外から入国するすべての人員は、2週間の強制的な監視付き検疫を完了する必要がある。

    スケジュールでは、F1がオーストラリア入りする9~10日前にブラジルを離れることになっており、それは不可能となった。

    また、フィリップ・アイランドでのMotoGPも中止が決定した。

    「これはMotoGPとF1ファンが聞きたかったニュースではないことを理解している」とオーストラリア・グランプリ・コーポレーション(AGPC)のCEOを務めるアンドリュー・ウェスタコットは語った。

    「ビクトリア州政府、F1、ドルナスポーツの、この困難な時期における揺るぎない回復力とサポート、そしてこれら2つの素晴らしいイベントへの継続的な取り組みに感謝している」

    「COVID-19には継続的な課題があり、素晴らしいAGPCスタッフの間には悲しみと失望があるが、アイランドでのMotoGPと新しいアルバート・パークのレイアウトでのF1の次のエピソードが、ビクトリアでの我々のセンセーショナルなショーケースであることを確認するための粘り強さと決意があるとファンに安心させたい」

    「2年連続で、MotoGPとF1のファンの両方が、素晴らしいフィリップアイランドとアルバート・パーク・グランプリ・サーキットで世界最高のライダーとドライバーが競うのを見ることができないことに深く失望している」

    「現在の海外旅行の制限と予防接種の重要性でオーストラリアが直面している課題を認識している」

    2021年のF1カレンダーは、すでにいくつか変更されており、今回のオーストラリアGPの延期および中止だけでなく、中国GP、カナダGP,シンガポールGPが中止になっている。

    F1は、オーストラリアGPの中止とレースが別のイベントに置き換えられるかどうかについてまだコメントしていない。