カテゴリー: MotoGP

  • MotoGP:スズキ 2021年 第11戦 オーストリアGP 予選レポート

    MotoGP:スズキ 2021年 第11戦 オーストリアGP 予選レポート

    チームスズキエクスター、連戦のレッドブルリンクにリベンジを賭けて挑む
    前週に続きレッドブルリンクで開催となるオーストリアGPの2日目。ドライとウェットが混ざる難しいコンディションの初日金曜日を2番手、3番手タイムで終えたジョアン・ミルとアレックス・リンスは、土曜の予選日にさらなる気合いで挑む。

    ダイレクトQ2行きを決める午前のFP3ではふたりのライダーが揃って前日の好調ぶりを維持し、セッション終了間際まで共にトップ10圏内のタイムをマーク。しかしラスト数分で数人のライダーがタイムを上げ、リンスが0.001秒の僅差で11番手にドロップダウン。ミルは7番手でトップ10圏内に留まった。

    前日とは打って変わり、山々に囲まれたレッドブルリンクには午後になっても晴天が広がり、気温と路面温度が急速に上昇。ミル、リンスは安定したドライコンディションのFP4をタイヤテストとマシンセッティングに時間を割き、決勝に向けて準備を整える。スズキペアは共にセッション最後に新品タイヤでピットアウトし、ミル3番手、リンス4番手でこのセッションを締めくくる。

    Q1チャレンジを強いられたリンスは、Q2進出を賭け15分間のセッションで序盤からタイムアタックを繰り返す。1’23.470で終盤まで2番手につけていたリンスだが、FP3同様セッション終了間際にひとつポジションを下げ、Q2進出は叶わず明日の決勝は5列目、13番手グリッドからのスタートとなる。

    12人のライダーで決勝グリッドを賭けて戦うQ2では、2度目のピットアウトでミルが一時3番手タイムを記録したが、最終的には7番手タイムに留まり決勝は3列目からのスタートとなった。

    佐原伸一 プロジェクトリーダー&チームディレクター
    「今日は心配されていた天気の崩れはなく、ジョアン、アレックスの二人ともマシンやタイヤの確認ができました。Q2にダイレクトで進出したジョアンは明日のレースでは3列目からのスタートとなりますが、マシンのまとまりはとても良くレースタイヤでのタイムに自信を持っていますし、FP3で11位となりQ1からQ2進出を狙うことになったアレックスも、Q1で3位となり惜しくもQ2進出を逃しましたが、先週のレースで問題となったブレーキも改善し、明日のレースに向けてほぼ準備は完了しています。ジョアン、アレックスともに得意のスタートを決めて、二人で表彰台を獲得できるよう決勝に向けて最後の調整をしたいと思います。」

    ジョアン・ミル
    「今日の予選は路面温度が上がったせいでマシンをうまく止めることができず、思っていた以上に苦戦したよ。でもレースなんてこんなもので、コンディションは日々変わるから仕方ない。レースペースには自信があるけど、決勝の展開を考えると予選ではできれば2列目までには残りたかったね。いずれにしても決勝ではいつも通り全てを出し切って、ひとつでも上のポジションでチェッカーを受けれるようにベストを尽くすのみさ。」

    アレックス・リンス
    「午前中は順調にスタートできてペースも良かったんだけど、Q1をうまく進めることができずにQ2進出を逃してしまったことが残念だった。自分がQ1で記録したラップタイムはQ2だと9番手タイムだったから、Q2チャレンジができなかったことが悔やまれるよ。前週に問題のあったフロントブレーキのトラブルも解決したし、レースペースも安定していてマシンのフィーリングも良いから決勝では良い戦いができると思っている。いつものようにスタートで一気に前に出て、あとは全力で攻めるよ。」

  • MotoGP オーストリアGP 予選:ホルヘ・マルティンが2戦連続PP獲得

    MotoGP オーストリアGP 予選:ホルヘ・マルティンが2戦連続PP獲得

    2021年 MotoGP 第11戦オーストリアGPの公式予選が8月14日(土)にレッドブル・リンクで行われ、ホルヘ・マルティンが2戦連続となるポールポジションを獲得した。

    気温30度、路面温度38度のドライコンディションの中、公式予選1を1番手で通過したホルヘ・マルティンはオールタイムラップレコード(1分22秒827)を更新する1分22秒643を記録。2戦連続3度目のポールポジションを奪取した。

    フリー走行総合3番手のファビオ・クアルタラロは0.034秒差の2番手に入り、9戦連続10度目の1列目を獲得した。

    ドゥカティ勢が4台がトップ6に進出
    フリー走行総合2番手のフランチェスコ・バグナイアは0.420秒差の3番手。3戦連続5度目の1列目を獲得すれば、フリー走行総合1番手のヨハン・ザルコは0.477秒差の4番手。フリー走行総合6番手のジャック・ミラーは0.677秒差の5番手。

    フリー走行総合5番手のアレイシ・エスパルガロは0.780秒差の8番手に入り、3戦連続の3列目を確保。

    ホンダ勢3人が公式予選2に進出
    フリー走行総合4番手のマルク・マルケスは0.584秒差の5番手。フリー走行総合10番手のポル・エスパルガロは11番手。フリー走行総合8番手の中上貴晶は1.347秒差の12番手。

    フリー走行総合7番手のジョアン・ミルは0.735秒差の7番手。

    KTMの2人が4戦ぶりに3度目の公式予選2
    フリー走行総合14番手のミゲール・オリベイラは0.856秒差の9番手。フリー走行総合9番手のブラッド・ビンダーは0.925秒差の10番手に進出。

    公式予選1
    フリー走行総合11番手のアレックス・リンスは3番手。フリー走行総合16番手のアレックス・マルケスは4番手。フリー走行総合18番手のエネア・バスティアニーニは5番手。フリー走行総合15番手のバレンティーノ・ロッシは8番手。フリー走行総合20番手のカル・クラッチローは10番手だった。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 J・マルティン Pramac Racing Ducati 1’22.643
    2 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’22.677
    3 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 1’23.063
    4 J・ザルコ Pramac Racing Ducati 1’23.120
    5 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’23.227
    6 J・ミラー Ducati Lenovo Team Ducati 1’23.320
    7 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’23.378
    8 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’23.423
    9 M・オリベイラ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’23.499
    10 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’23.568
    11 P・エスパルガロ Repsol Honda Team Honda 1’23.738
    12 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 1’23.990
    13 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’23.470
    14 A・マルケス LCR Honda CASTROL Honda 1’23.535
    15 E・バスティアニーニ Esponsorama Racing Ducati 1’23.790
    16 I・レクオーナ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 1’23.825
    17 L・マリーニ SKY VR46 Esponsorama Ducati 1’23.834
    18 V・ロッシ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’23.939
    19 D・ペトルッチ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 1’24.405
    20 C・クラッチロー Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’24.509
  • MotoGP:ホンダ 2021年 第11戦 オーストリアGP 初日レポート

    MotoGP:ホンダ 2021年 第11戦 オーストリアGP 初日レポート

    MotoGP スティリアGPからの連戦となった第11戦オーストリアGPのフリー走行は、FP1は青空が広がる絶好のコンディションとなったが、FP2は雹混じりの強い雨が降るウエットコンディションとなった。スティリアGPの初日と同じ展開で、FP1の順位が初日の総合順位となった。中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が4番手、チームメートのアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)が7番手、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)9番手、ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)が11番手という結果だった。

    前戦スティリアGPを5位でフィニッシュした中上は、今大会も好調なスタートを切った。FP1では前戦スティリアGPの予選でマークした自己ベストタイムに肉薄する1分23秒790をマーク、FP2でさらにタイムを短縮する予定だったが、ウエットコンディションとなりチャレンジができなかった。しかし、スティリアGPよりもウエットでのフィーリングが改善されたことで、手応えのあるセッションとなった。

    チームメートのアレックス・マルケスもドライコンディションで7番手と、スティリアGPより好調な走りをみせた。これまで新品タイヤのパフォーマンスを引き出せないことが課題だったが、スティリアGPで一歩前進し、連戦となったオーストリアGPでさらに前進することができた。明日のFP3では、今季初のダイレクトでのQ2進出を目指す。

    右上腕の骨折から復帰して9戦目を迎えるマルク・マルケスは、FP1で9番手だった。前戦スティリアGPでは、予想以上に厳しい走りを強いられた。コースのほとんどが右コーナーのレッドブル・リンクでは、右腕に大きな負担がかかったからだ。今大会はその対策に努めながらペースを上げていった。また、ウエットコンディションでは、快調にラップを刻み、濡れた路面ではトップタイムをマーク。ライン上が乾き始めたセッション終盤に4番手へとポジションを落としたが、完全復活に向けてまた一歩前進する一日となった。

    前戦スティリアGPで苦戦したチームメートのポル・エスパルガロも、ドライコンディションとなったFP1は手応えを感じるセッションとなった。1セットのタイヤで走行を続けて11番手。大接戦となったフリー走行の中で、連続ラップのペースも悪くはなかった。また、ウエットコンディションとなったFP2でも、乾いてきた路面で8番手までポジションを落とすが、マルケス同様に好ラップを刻み、復調を感じさせた。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「4位はいい結果ですが、それ以上に重要なことは、マシンのフィーリングがよかったことです。FP2はスティリアGPと同じように雨が降りましたが、ウエットコンディションでは先週よりずっといいフィーリングで走ることができました。ウエットでは、まだいくつかのポイントを改善しなければなりませんが、ドライコンディションでは順調にセットアップが進んでいるので、予選がとても楽しみです。明日、もっとも重要なセッションはFP3です。このセッションでトップ10にとどまり、ダイレクトでQ2に進まなければなりません」

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「オーストリアで2度目となるGPの初日は、最初からすばらしいフィーリングがありました。午後は雨の予報だったので、ドライコンディションのFP1は新品のミディアムタイヤを使いました。チームが完ぺきなプランを立て、タイヤの選択をしてくれました。FP2はハードレインのフロントタイヤをテストするチャンスがありました。明日も最初から速く走らなければなりませんが、今日の結果には満足しています。明日へ向けてモチベーションも上がっています。FP3はQ2へ直接進むために重要なセッションです。予選はいつも厳しい戦いになるので明日は午前中からベストを尽くします」

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    今日のプランは、タイムに集中する前に、HRCのためにいくつかの仕事に取り組むことでした。まだ少しハードブレーキングに苦戦していますが、同じようにこのサーキットで苦戦しているライダーがたくさんいます。ウエットになったFP2は、身体のコンディションとスピード面でかなり役に立ちました。初日としてはまずまずの出来でしたが、明日がどうなるか楽しみです」

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「全体的にはいい日でした。ドライでは少し前進することができました。FP1ではタイヤを変えず走り続けましたが、ユーズドタイヤでも前進したと思います。FP2ではウエットで2番手タイムを出すことができました。路面が乾いてきたときにポジションを落としましたが、ウエットでは速さがありました。今日はドライでもいい走りができたので満足しています」

  • MotoGP:ヤマハ 2021年 第11戦 オーストリアGP 初日レポート

    MotoGP:ヤマハ 2021年 第11戦 オーストリアGP 初日レポート

    MotoGP オーストリアGPのウイーク初日は、先週同様、午前と午後で天候がまったく異なるコンディションとなった。Monster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロは、午前中のドライ・コンディションのFP1で6番手、午後のウエットのFP2で9番手となり、総合6番手で初日を終えている。

    PETRONAS Yamaha Sepang Raing Teamのバレンティーノ・ロッシとカル・クラッチローは様々なコンディションを経験して、それぞれ総合14番手と20番手。

    シュピールベルクでの連続表彰台に向けクアルタラロが6番手スタート
    クアルタラロはFP1、ドライ用セッティングについてはすでに、ほぼ完ぺきなものができあがっているが、貴重な晴れを最大限に活用すべく作業に取り組んだ。セッションを通じてソフト・コンパウンドとミディアム・コンパウンドの組み合わせを使用。終盤はマシンに違和感がありやや遅れる場面があったが、その後のチェックで問題はないことが確認され、最後まで順調に走り切っている。タイムアタックは行わなかったものの、全21ラップ中6ラップ目に記録した1分23秒865により6番手を獲得。トップとの差は1.038秒だった。

    FP2ではウエット・コンディションに合わせたマシンとライディング・スタイルの調整に取り組んだ。しかしセッション後半は急激に路面が乾き、クアルタラロはレイン・タイヤのままで10番手まで浮上。全20ラップ中19ラップ目には1分32秒784まで更新し、トップから5.264秒差の9番手となった。総合順位ではFP1のタイムが採用されて6番手となっている。

    PETRONAS Yamaha SRTはロッシ14番手、クラッチロー20番手
    ロッシはドライ・コンディションのFP1を決勝に照準を合わせたデータ収集に充て、45分間の最後に1分24秒335のファステストタイムを記録して14番手。FP2はウエットで始まり、その後、乾き始めたが、ラップタイムを更新できる状況ではなく、総合順位ではFP1の記録により14番手となった。

    一方のクラッチローは、引き続きマシンの経験を積むためにひたすら周回を重ね、FP1では1分25秒295を記録して20番手。FP2では前半のウエット・コンディションを見送り、路面が乾き始めてから走行を開始した。しかし他のライダーたちと同様、ラップタイムを更新することはできず、FP1の記録により20位で終えている。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ(フリー走行総合6番手/1分23秒865)
    「FP1は非常に順調でした。フロントタイヤは最も気に入ったものではなかったにもかかわらず、いいペースで走ることができました。しかしウエット・コンディションでは十分なフィーリングがつかめなかったので、ここは大幅な改善が必要だと考えています。FP1終盤でシフトミスをしたときにエンジンが落ち込んだ感じがしたため、マシンを停めてダッシュボードを確認したのですが、何も問題はありませんでした。ただの私のミスでした。何人かのライバルたちがハイペースを見せていますが、私も予選は得意なので狙っていきます。トライあるのみです!」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「今日はいい仕事ができました。クアルタラロ選手は先週の成果であるベース・セッティングのおかげで好感触をつかみ、FP1は素晴らしいペースで走りました。タイムアタックは行いませんでしたが、それでも6番手を獲得することができました。FP2は予想外のフル・ウエットで始まりましたが、これはむしろ、データ収集のための貴重なチャンスとなりました。天気予報によれば明日以降は大体、晴れるようですが、今日のこの変化を見れば、私たちはやはり、常に様々な可能性に備えておかなければなりません。しかし路面コンディションにかかわらず、目標はいつもと変わりません。Q2に進出し、グリッドのできるだけ前を狙います」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    バレンティーノ・ロッシ(フリー走行総合14番手/1分24秒335)
    「午前中のFP1では、パフォーマンス、ラップタイムともに先週よりも大幅に向上することができました。ポジションも悪くないと思いますが、同じサーキットでの2回目となるといつも、全員が調子を上げてくるのです。路面の状況が良かったのでペースが速く、私はそのなかで、決勝用のセッティングに重点をおいて作業に取り組みました。午後はここ特有の天候になり、大雨なのに暑いままで、わずか20分後にはドライ・ラインが現れ始めました。フル・ウエットでも調子は悪くありませんでしたが、トラクションが十分ではなかったし、変わりやすい天気にはやはり翻弄されてしまいました。日曜日は完全なドライ、あるいは完全なウエットになるよう願っています。ミックスはもう十分です」

    カル・クラッチロー(フリー走行総合20番手/1分25秒295)
    「先週は決勝中にリア・グリップの問題に悩まされてしまったので、今日はその部分に集中してフリープラクティスに臨み、周回を重ねるなかで原因がわかったような気がします。良い感触を得て、ここからまた計画に沿って作業を続けていくことができます。ウエット、ドライともにもっとスピードを上げていきたいと思っています。マシンテストは通常、全日で行われるので、そこからいきなり45分間×2セッションのプラクティスに臨むのは簡単なことではありません。とくに今日の午後のようなコンディションの場合は非常に苦労します。しかし自信は持っているので、明日以降がまた楽しみです。前進を目指します」

  • MotoGP 第11戦 オーストリアGP:ヨハン・ザルコがトップ発進

    MotoGP 第11戦 オーストリアGP:ヨハン・ザルコがトップ発進

    2021年 MotoGP 第11戦オーストリアGPのフリー走行が8月13日(金)にレッドブルリンクで行われ、ヨハン・ザルコが初日のトップタイムを記録した。

    フリー走行2回目は気温22度、路面温度30度のウェットコンディション。ドライで行われたフリー走行1回目にオールタイムラップレコードを更新して今季初めて1番手発進を決めたヨハン・ザルコは、ウェットタイヤで走り続けて3.397秒差の2番手だったが、午前のタイムで第7戦カタルーニャGP以来今季3度目の初日総合1番手に進出した。

    フリー走行1で19番手のイケル・レクオナがウェットタイヤで連続18ラップを周回した後、スリックタイヤに履き替え最高峰クラスで初めて、キャリアで2019年8月の第11戦オーストリアGP公式予選1以来となるトップタイムをマークした。

    走行ラインが徐々に乾いて行く中、フリー走行1で5番手のアレイシ・エスパルガロは3.717秒差の3番手。

    フリー走行1で9番手のマルク・マルケスは3.833秒差の4番手。フリー走行1で17番手のジャック・ミラー、フリー走行1で7番手のアレックス・マルケス、フリー走行1で3番手のアレックス・リンス、フリー走行1で11番手のポル・エスパルガロ、フリー走行1で6番手のファビオ・クアルタラロ、フリー走行1で16番手のブラッド・ビンダーがトップ10入り。

    前戦スティリアGPで初優勝を挙げたフリー走行1で10番手のホルヘ・マルティンは11番手。

    フリー走行1で4番手の中上貴晶は6.016秒差の12番手。フリー走行1で8番手のフランチェスコ・バグナイアは13番手。フリー走行1で15番手のミゲール・オリベイラは14番手。フリー走行1で14番手のバレンティーノ・ロッシが16番手。

    フリー走行1で2番手のジョアン・ミルは7.787秒差の19番手だった。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 J・ザルコ Pramac Racing Ducati 1’22.827
    2 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’23.625
    3 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’23.730
    4 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 1’23.790
    5 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’23.841
    6 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’23.865
    7 A・マルケス LCR Honda CASTROL Honda 1’23.881
    8 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 1’23.903
    9 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’23.967
    10 J・マルティン Pramac Racing Ducati 1’24.044
    11 P・エスパルガロ Repsol Honda Team Honda 1’24.097
    12 E・バスティアニーニ Esponsorama Racing Ducati 1’24.237
    13 L・マリーニ SKY VR46 Esponsorama Ducati 1’24.330
    14 V・ロッシ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’24.335
    15 M・オリベイラ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’24.347
    16 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’24.492
    17 J・ミラー Ducati Lenovo Team Ducati 1’24.492
    18 D・ペトルッチ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 1’24.492
    19 I・レクオーナ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 1’24.792
    20 C・クラッチロー Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’25.295
  • MotoGP:ペトロナス、今季限りでSRTのタイトルスポンサーから撤退

    MotoGP:ペトロナス、今季限りでSRTのタイトルスポンサーから撤退

    マレーシアの石油大手ペトロナスは、今シーズン限りでMotoGPでのセパン・レーシング・チーム(SRT)のタイトルスポンサーから撤退することを発表した。

    SRTは、2015年にMoto3クラスでグランプリデビューを果たし、Moto2クラスに拡大。2019年には、ペトロナスの支援を受けてヤマハの新しいサテライトパートナーとしてMotoGPにステップアップ。Moto2からファビオ・クアルタラロを育て、2017年のMoto2チャンピオンのフランコ・モルビデリと契約した。

    チームは大成功を収め、ファビオ・クアルタラロはYZR-M1の“Bスペック”バージョンで7回の表彰台と6回のポールポジションを獲得した。

    2020年にはSRTはチームとして6勝を挙げ、ファビオ・クアルタラロがファクトリースペックのM1、フランコ・モルビデリが1年落ちの“Aスペック”のM1という編成で、モルビデリがスズキのジョアン・ミルに次ぐランキング2位となった。

    SRTは、MotoGPチームへの道としてMoto2およびMoto3プロジェクトを使用し、若い才能の育成の場になることを常に望んでいた。

    噂されているように、SRT所属のMoto3ライダーのダリン・ビンダーが2022年にMotoGPに直接ジャンプした場合、これは1人のライダーにのみ発生する可能性がある。

    SRTは、マーベリック・ビニャーレスが今シーズンの終わりにヤマハのファクトリーチームを辞めることを選択して以来、2022年のライダーラインナップのジレンマに突入した。

    ヤマハはフランコ・モルビデリを来年ファビオ・クアルタラロのチームメイトとしてファクトリーチームに昇格させるため、バレンティーノ・ロッシの引退は、SRTが2022年に2人のライダーを見つける必要があることを意味する。

    主な選択はスターMoto2ルーキーのラウル・フェルナンデスだった。ヤマハは彼のライディングスタイルに適していると感じており、SRTに乗せたいと考えた。しかし、フェルナンデスは今後2年間KTM契約に拘束されており、Tech3チームにステップアップする予定となっている。

    バレンティーノ・ロッシの弟子マルコ・ベゼッキもSRTの候補だったが、来年はルカ・マリーニと一緒にVR46ドゥカティチームと共にMotoGPに昇格する。

    また、ペトロナスがSRTとのタイトルパートナーシップから撤退する計画により、チームはMotoGPプロジェクトを保護するためにMoto2チームとMoto3チームを廃止するという。

    また、ヤマハはSRTとの契約を再交渉し、2022年に2台の“Bスペック”のM1(基本的には非稼働バイク)を提供すると報じられている。

  • MotoGP:ホンダ 2021年 第11戦 オーストリアGP プレビュー

    MotoGP:ホンダ 2021年 第11戦 オーストリアGP プレビュー

    スティリアGPからの連戦となる第11戦オーストリアGPが、8月13日(金)から15日(日)の3日間、レッドブル・リンクで開催される。

    今シーズンも新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大幅に開催日程が変更されたことで、スティリアGPに続き2週連続の開催となった。オーストリアで開催されるグランプリとしては32回目。レッドブル・リンクという呼称になってからは8回目の開催となる。

    8月8日に行われたスティリアGPでは、不安定なコンディションの中で、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)がHonda勢トップの5位でフィニッシュ。終盤はヨハン・ザルコ(ドゥカティ)、ブラッド・ビンダー(KTM)とし烈な4位争いを繰り広げ、ファンを喜ばせた。2連戦となった昨年の大会では、2週目に開催されたスティリアGP(今年は順番が逆になっています)で優勝争いをしたが、赤旗中断になり、再開されたレースでは、大接戦の中で7位だった。今年は、昨年の大会でほぼ手中にしていた初表彰台獲得に挑む。

    復帰9戦目となるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、不安定なコンディションとなった前戦スティリアGPは8位だった。1回目のスタートは予選8番手から好スタートを切り「今日はいいレースができそうだ」と確信したが、赤旗中断となった。そして2度目のスタートは、思うような位置取りができず、加えて、リアのトラクション不足に苦しみ、序盤は13番手までポジションを落とした。その後、追い上げて8位でフィニッシュするが、今大会は前戦スティリアGPのデータをしっかり分析し、その解消に努める。

    マルク・マルケスは、レッドブル・リンクでは、過去5回大会に出場し、2017年、18年、19年と3年連続で2位。3年連続でし烈な優勝争いを繰り広げ、ファンを喜ばせた。昨年はケガのために2大会ともに欠場した。最高峰クラスでこれまで6回のタイトルを獲得してきたマルケス。これまで優勝していないサーキットは、レッドブル・リンクと昨年から大会が行われるようになったポルトガルのアルガルベ・サーキットだけ。昨年ケガをした右腕上腕の状態はまだ完ぺきではないが、レッドブル・リンク初優勝に挑む。

    チームメートのポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、先週のスティリアGPは、予選15番手、決勝16位という結果だった。昨年の大会で表彰台に立っているだけに悔しいレースとなった。決勝レースで低迷したのは、レースが赤旗中断となり、再スタートに向けてバックアップのリアタイヤがないことが最大の要因だった。今週行われるオーストリアGPでは、RC213Vのパフォーマンスとポル・エスパルガロ自身の実力をしっかり引き出し、Hondaでの初表彰台、初優勝に挑む。

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、先週のスティリアGPで予選11番手から決勝を9位でフィニッシュ。今季3回目のシングルフィニッシュを果たした。スティリアGPでは、フリー走行、予選と新品タイヤのパフォーマンスを活かせるようになり、これまでの課題を解消しつつある。決勝も好スタートからチームメートの中上貴晶とバトルを繰り広げ、終盤は兄マルク・マルケスを追撃した。2週連続となる今大会は、第5戦フランスGPの6位をしのぐ今季ベストリザルト、そして今季初の表彰台と初優勝を目指す。

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「再びオーストリアに戻ってきました。同じサーキットで2週連続レースをするのはこれが初めてなので、とても興味深いです。正直、それほど大きな変化はないと思いますが、とてもいいベースからスタートすることができます。スティリアGPは、日曜日の再スタートを除けば好調でした。今週末もいい週末を過ごせると確信しています」

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「2週目のレースウイークは前進しなければなりません。先週末は本当に難しい状況だったので、何か新しいことを試して改善できるようにしなければなりません。なぜならこのカラーを身につけたときは、このようなことが起きてはならないからです。リアグリップを改善できれば、戦いながら前進していけると思います。今、重要なことは集中して取り組み続けることです」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「またレースウイークが始まります。オーストリアで2週連続の開催です。日曜日のレースが終わってから、週末がとても楽しみです。今週末の目標は初めての表彰台獲得です。がんばります」

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「オーストリアで2度目の週末が始まります。先週は楽しく過ごすことができました。この地域はすばらしく大好きです。最初のレースはうまくいきました。とても楽しかったです。100%のモチベーションで2回目のレースへ向かうことができるのは大事なことです。まだまだ改善しなければならないことはありますが、先週末はマシンのフィーリングがとてもよかったです。いい方向へ向かっていけると思います。調子がいいので、あとはどのように改善して、どのように進化していくかです。再びこのサーキットでレースができてうれしいです。最初から全力で目標に向かってがんばります。そしてあらゆる天候に対応できるように準備を進めたいです」

  • MotoGP:ヤマハ 2021年 第11戦 オーストリアGP プレビュー

    MotoGP:ヤマハ 2021年 第11戦 オーストリアGP プレビュー

    クアルタラロはシュピールベルク2戦目へ準備万端、ビニャーレスは欠場
    Monster Energy Yamaha MotoGPは今週末、シュピールベルクで2戦連続となる第11戦オーストリアGPに臨む。ファビオ・クアルタラロは第10戦スティリアGPで3位表彰台を獲得し、チャンピオンシップのリードを40ポイントに拡大した。ドライ・コンディションのセッティングには満足しており、今回は前回の決勝データを活用しながらチームとともにさらに前進を目指し、もう一度、表彰台獲得を狙う。

    一方、M・ビニャーレスは、オーストリアGP出場を取り止めることとなった。この欠場は、先週のスティリアGP決勝中のビニャーレスによるイレギュラーなバイク操作に起因する。当社は過去数日間のデータを綿密に分析し、この操作がYZR-M1のエンジンにダメージを与える可能性があったとした。さらにこのダメージにより、ライダー自身にリスクがあるだけでなく、ともに走行する他のライダーたちにも危険を及ぼす可能性のあるものだったため、今回の決定を下すに至った。

    今後のレースに関しては、データのより詳細な分析とライダーとの話し合いを経て決定する。なお、オーストリアGPでは代替ライダーはおかない。

    シュピールベルクは1969年に建設され、1996年に現行のコース・レイアウトに改修された。1990年代に2回のオーストリアGPを開催したあと、19年のブランクを経て2016年に復活。以来、毎年のMotoGPの舞台としてカレンダーに固定された。レイアウトは特徴的で、コーナーは合計10(左-3、右-7)と少なく、最長626メートルのストレートをはじめ、複数のロング・ストレートがこれらをつないでいる。そのためトップスピード、加速性能、ブレーキングの安定性に重点が置かれ、何度もフルスロットルのチャンスが訪れる。

    シュピールベルクで2戦目となるオーストリアGPへ
    先週、第10戦スティリアGPが行われたシュピールベルク・サーキットにおいて、今週末は第11戦オーストリアGPが開催される。PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamからは前回同様、バレンティーノ・ロッシに加えてカル・クラッチローが出場する。

    第10戦では終始、ペースを維持してポイントを獲得したロッシ。このなかで改善すべき箇所を特定しており、今回はその課題克服に集中してトップ10争いを目標にセッティング作業に取り組む。

    チームメイトのクラッチローは前回、PETRONAS Yamaha SRTでの初レースを慎重にミスなく走り切り、セクター毎の自己ベストを何度も更新するなど健闘した。2回目となる今回はその経験を生かしてさらなるスピードアップを目指す。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ
    「シュピールベルク・サーキットはヤマハにとって簡単なコースではないので、先週の3位獲得を満足しました。戦いは熾烈ですが、私自身は完ぺきな走りができていました。実際、先週のレースのなかで多くのことを学ぶことができたのです。3位を走っていたとき、後方と2.5秒離れていたので、いくつか新しいことを試してみました。通常、決勝でそのようなことはしませんが、このときは、いくつか違うラインを走ってみたのです。何かを学べた気がしますし、今回に向けて有用なデータを得ることができました。改善すべき箇所がわかったので、展開が楽しみです。オーストリアでチャンピオンシップのリードを拡大できるとは考えていませんでしたが、今回はどうなるか、状況を見守ります」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「先週は全体的に非常に良いウイークになりました。クアルタラロ選手のドライ・コンディションでのペースは素晴らしく、この点においては実際のところ、もうあまりやることはありません。しかしながら私たちは常にデータ分析を通してすべてのエリアの最適化を目指しています。そうすることでさらに速くなり、もう一度、表彰台にチャレンジするための準備をするのです。今週は先週よりも天気が良さそうですが、もしも雨が降れば、そのチャンスを最大限に利用してパフォーマンス向上を目指します」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    バレンティーノ・ロッシ
    「3日間だけですが家に戻り、このオーストリアGPに備えてトレーニングを行いながら、いい時間を過ごしてきました。シュピールベルクでの1戦目はまずまずの出来で、何台かとバトルしてポイントを獲得できました。ここからどうやって改善していくか、とくにセッティング面において細かいところをいろいろ試していきます。すべてのフリープラクティスで良い仕事をして、予選でグリッド好位置を確保し、日曜日には好スタートを決めて、前回同様ハイペースを維持してポイント獲得を目指します。トップ10争いに加わることが目標です」

    カル・クラッチロー
    「先週は久しぶりにレースに出場することができてとてもうれしく、体力的にも良い状態を維持できたので満足しています。リアのトラクションに苦戦したのですが、以前にはなかったことなので、データを分析して原因を追究しなければなりません。2戦目となる今回はパフォーマンス向上とスピードアップを目指していきます。まだ伸びしろが残っているので、さらに3日間、同じサーキットで作業に取り組めることはとても楽しみです」

  • MotoGP:ホンダ 2021年 第10戦 スティリアGP 決勝レポート

    MotoGP:ホンダ 2021年 第10戦 スティリアGP 決勝レポート

    MotoGP後半戦のスタートとなった第10戦スティリアGPは、不安定な天候の中で決勝レースが行われ、Moto3クラスは「ウエット」。Moto2クラスとMotoGPクラスは「ドライ」が宣言されてスタートが切られた。

    午後2時にスタートしたMotoGPクラスの決勝は、スタートから3周目の3コーナーでダニ・ペドロサ(KTM)が転倒、ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)が転倒しているマシンに接触し、2台ともにマシンが炎上するというハプニングで赤旗中断。コース上の処理をした後、28周のレースは27周に短縮され、35分遅れで再スタートが切られた。

    大荒れの幕開けとなったが、再開されたレースでは、予選10番手から決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が5位でフィニッシュした。

    オープニングラップで9番手へとひとつポジションを上げた中上は、2周目に7番手、7周目に6番手へと着実にポジションを上げた。その後、ジャック・ミラー(ドゥカティ)が転倒したことで5番手へ。レース終盤にはヨハン・ザルコ(ドゥカティ)、ブラッド・ビンダー(KTM)とし烈な4位争いを繰り広げ、5位でフィニッシュした。

    コロナ禍の中で短期決戦となった昨シーズンは、2連戦、3連戦が多く、中上はハードな日程の中で素晴らしい走りを見せた。今大会は今季ベストタイの4位と、初表彰台獲得を逃したが、2週連続の開催となる第11戦オーストリアGPに向けて大きな手応えを感じ取るレースになった。

    予選8番手から決勝に挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、決勝も8位だった。ウエットコンディションで行われたウォームアップではトップタイムをマーク。ドライコンディションになった決勝も3列目から好スタートを切るが、3周目に赤旗中断。再開されたレースでは、オープニングラップの混戦の中で10番手へとポジションを落とす。その後も、リアタイヤが思うようにグリップせず13番手へと後退したが、後半、8位までポジションを上げてチェッカーを受けた。

    予選11番手から決勝に挑んだアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は9位だった。赤旗中断後のレースでは、スタートを決めてオープニングラップに7番手に浮上。そして、中上とバトルを繰り広げたが、後半は思うようにペースが上がらずじりじりと後退した。その後、ペースをあげてきた兄のマルク・マルケスに抜かれるが、兄のマルクを追撃し、9位でフィニッシュした。今季のベストリザルトはフランスGPの6位だが、ドライコンディションでは第3戦ポルトガルGPの8位に続くレースとなった。

    予選15番手から決勝に挑んだポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、ウエットコンディションとなったウォームアップで12番手、ドライコンディションになった決勝レースも16位と苦戦の一日となった。今大会は予選で思うような走りが出来ず15番グリッドからの追い上げに挑んだが、ペースが上がらず厳しい戦いを強いられた。さらに、13番手を走行していたレース後半、トラックリミットの違反でロングラップペナルティを課せられ17位へとポジションを落とす。その後、追い上げたが16位になるのがやっとだった。連戦となる第11戦オーストリアGPでは、今大会の雪辱に挑む。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「最終コーナーまで4位争いをしていたので、5位という結果にはとても満足しています。終盤ザルコを抜いたのですが、ビンダーに抜かれてしまいました。しかし、今日はペースも良く、レース中は良いバトルができました。10番グリッドからスタートして5位でフィニッシュできたことも、とても良かったです。昨日よりもマシンを改善することができました。フィーリングには満足しています。次のオーストリアGPに向けて、インターバルの数日を使って、今回のレースをしっかり検証し、次戦では上位を狙っていけるようにしたいです」

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「今週末の仕事には満足しています。ペースはよかったですし、いい走りができました。でもレースの内容には満足していません。最初のレースではとてもいいフィーリングがあり、「自分のレース」だと感じました。次のレースではタイヤを変えましたが、アウトラップからなにかがおかしいと感じました。スピンがひどく、グリップがまったくありませんでした。タイヤを少し冷まして、再びプッシュしようとしましたが、プラクティスのときよりも1秒遅いペースでした。とにかく完走しようと思い、本当のパフォーマンスは来週のレースで見せようと思いました。最初のレースで、アレイシをパスしたときに接触したのは僕のミスです。次のレースではいいスタートを切ることができました。僕は彼の前にいたのですが、彼がブレーキを離し、コーナーに入ってきたので、僕はスペースがなくなり、接触してタイムを落してしまいました。これもレース。こうしたことは起きるものです」

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「今日はいい日になりました。シーズン前半はとても難しいレースが続いていたのでうれしいです。100%の力を出して戦いました。正直、ミスがたくさんあり9位がやっとでした。もっと前進しなければなりませんが、今大会のチームの仕事にはとても満足しています。次のレースまで数日あります。今回のパフォーマンスには満足しています。まだ改善しなければならないことがありますが、正しい方向へ進んでいると思います」

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「厳しいレースでした。これほど最後尾に近いのは、正直、少し恥ずかしいことです。すべては予選から始まっていました。それほど強さがなかったし、決勝ではリアにミディアムを選択したのですが、赤旗で再スタートになったときはもうリアタイヤが残っていませんでした。すでに4周走ったリアタイヤでグリッドに並びました。一度熱くなったタイヤが冷えたことで、タイヤのパフォーマンスを引き出すことはできませんでした。ウォーマーを掛け、走行して温度を上げても、ストレートでかなりスピンがあり、4速では加速しませんでした。ポジティブなことは何もなかったと思います。とにかくサバイバルレースでした。赤旗中断がなければ、もっと面白いレースができたと思います」

  • MotoGP:スズキ 2021年 第10戦 スティリアGP 決勝レポート

    MotoGP:スズキ 2021年 第10戦 スティリアGP 決勝レポート

    多くのドラマを生んだスティリアGPでミルが2位表彰台を獲得
    5週間の夏休みが明け、2021年MotoGP世界選手権の後半戦がオーストリア・レッドブルリンクでスタートした。午前に降った雨は上がったものの、山に囲まれたサーキット上空には雨を含んだ暗い雲が広がり、いつ降り出してもおかしくない天候の下、午後2時に26,000人の観客に見守られてMotoGPの決勝が幕を開けた。

    チームスズキエクスターのジョアン・ミルとアレックス・リンスは新たにライドハイトアジャスターを搭載したGSX-RRで揃って好スタートを決める。2列目5番手からスタートしたミルはすぐに2番手に順位を上げるが、2周目にワイドラインになり5番手までポジションダウン。しかしその後すぐに4番手に上がる。リンスも13番手グリッドから8番手まで順位を上げ、さらにオーバーテイクを狙おうとしていたところでダニ・ペドロサ(KTM)とロレンソ・サバドーリ(アプリリア)2選手の転倒により赤旗提示となりレースが中断した。その後コース整備によりライダー達はピット待機を強いられる。

    コース整備に長い時間を要し、かなり遅れてレースが再開。スズキのふたりのライダーはその間も集中力を欠くことなく、クイックスタート形式で行われた2度目のスタートでも共に好スタートを決め、ミル3番手、リンス8番手でオープニングラップを終える。その後ミルは2番手にひとつポジションを上げ、数周ファステストラップを記録しながらトップを走行するホルヘ・マルティン(ドゥカティ)と優勝を賭けた一騎打ちに。一方、スタートで大きくポジションを上げたリンスだが、フロントブレーキトラブルにより徐々にポジションダウン。しかし終盤に再びペースを上げて数人のライダーをオーバーテイクし7位でレースを完走した。

    トップを走行するマルティンの約1秒後方を付かず離れず走行するミルは終盤の3コーナーでオーバーテイクを仕掛けようとするが失敗。トップとの差が僅かに広がり、ミルは優勝争いを断念。2位でチェッカーを受けた。ミル、リンスはそれぞれランキングでポジションを1つ上げ、ミル3位、リンス13位に。またチームランキングも4位に上がった。

    佐原伸一 プロジェクトリーダー&チームディレクター
    「今週我々は新しいリヤデバイスシステムを初めて投入し、それの助けもありジョアンは表彰台を獲得することができました。非常に短い期間でこれを開発してくれたファクトリーのエンジニアには大きな感謝を述べたいと思いますし、またそれを即座に使いこなして素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたジョアンには心からおめでとうと言いたいです。アレックスもこの新しいシステムを使ってさらに安定したラップタイムを刻めるようになっているので、同じサーキットで行われる来週末のレースではふたり揃って表彰台に立つことができるようさらに頑張りたいと思います。」

    河内 健 テクニカルマネージャー
    「今日は総じて良い結果だったと思います。ジョアンはあとほんの少しというところで残念ながら優勝を逃してしまいましたが、2位というのは良い結果だと思っています。非常に短い期間で新しいアイテムを完成させてくれた日本のスタッフに感謝しています。一方アレックスですが、7位という結果は決して彼のポテンシャルを表している順位とは思えないので非常に残念ですが、来週また同じサーキットでもう1戦あるので、次こそふたりのライダーに表彰台に上がってもらえるよう今週末のデータをしっかり分析し、さらに用意周到な体制で臨みたいと思います。」

    ジョアン・ミル
    「厳しいレースだったね。決勝はほぼずっとホルヘ(マルティン)を追いかける形になったけど、彼のペースが速くて安定していたから容易ではなかった。終盤になんとか追いつこうとちょっと無理をしたらミスをしてギャップがさらに広がってしまい、その後はもう追いつくことができなかったよ。今日のホルヘの走りは本当に素晴らしかったし、素直におめでとうと言いたいね。優勝は逃してしまったけど2位という結果には満足しているし、リヤデバイスをサマーブレイクの間にしっかりと完成させてくれたファクトリーとチームの仕事に本当に感謝している。デバイスの効果は明らかだったし、加速が良くなってマシンのパフォーマンスが上がったことで、ここから先のレースでさらに良い戦いができる自信も持てるようになった。夏休み明け最初のレースで表彰台を獲得できたのはとても気分が良いし、来週のレースも楽しみでならないよ。」

    アレックス・リンス
    「今日は良い面と悪い面の両方が混在したレースだったよ。一番問題だったのはフロントブレーキで、ハードブレーキングをしなくてはいけないところでうまく走ることができなかった。周回を重ねていくうちに少しずつ慣れていったのと、自分でなんとかすることができるようになってレース中盤からはペースを少し上げることができたけど、マシン自体はトップグループで走れるポテンシャルを十分持っているから、来週末に向けてセットアップをもう一度見直したいと思っている。来週同じサーキットでもう一度レースできるのはその見直しの検証もできるし、もう一度トライして結果に繋げられるチャンスもあるわけだから嬉しいよ。ライドハイトアジャスターの効果は実感できているし、加速が良くなったことでマシンも一歩前進したイメージがある。来週は金曜日から搭載してしっかり走り込むよ。」