カテゴリー: MotoGP

  • MotoGP:スズキ 2021年 第12戦 イギリスGP 予選レポート

    MotoGP:スズキ 2021年 第12戦 イギリスGP 予選レポート

    MotoGP イギリスGP 2日目となる土曜日朝のシルバーストーンサーキットは肌寒く、前日に比べて路面温度が低くコンディションが変わったため、午前のFP3は各ライダーが慎重にピットアウトして、前日のタイムから2~3秒遅いペースでセッションがスタートした。

    ジョアン・ミルは早々にタイムを上げるがマシンセッティングに苦戦する。しかし果敢にタイムアタックを繰り返し、8番手でセッションを終えてトップ10に留まる。

    一方のアレックス・リンスもセッション終盤のタイムアタックで徐々にポジションを上げていくが、ベストタイム更新中のアタックラップで転倒し、残り数分でポジションを落としダイレクトQ2行きのチャンスを逃す。

    午後のFP4は午前に比べて路面温度が10度上昇。ライダー達にとってタイヤ比較を行う絶好なコンディションとなり、リンス、ミルはどちらもスペックの違うタイヤをテストし、決勝に向けてセットアップを進める。

    Q1ではQ2進出を賭けたリンスが最初のアタックでタイムシートのトップに躍り出る。2度目のピットアウトではタイムアタック中に黄旗提示となりラップタイムがキャンセルとなるシーンがあったものの、ラストラップでベストタイムを刻み2番手でQ2進出を果たす。

    Q2ではリンス、ミルが揃ってタイムアタックを繰り返すが、思うようにタイムを上げることができず、セッション終盤になるに従い徐々にポジションダウン。リンス10番手、ミル11番手でセッションを終え、明日のイギリスGP決勝は共に4列目グリッドからスタートとなる。

    佐原伸一 プロジェクトリーダー&チームディレクター
    「昨日に引き続き今日もジョアン、アレックス共にレースタイヤでのペースは安定して速く、チームとしてレースを見据えてのマシンセッティングを進めることができました。 二人ともQ2に進出したものの4列目グリッドに留まる結果となってしまい、あらためて予選での一発タイムは我々の課題として受け止めています。いずれにせよ決勝レースに焦点をあてて進めているので、いつものようにスタートを決めてレースに強いスズキをお見せしたいと思っています。」

    アレックス・リンス
    「FP3で転倒してしまったせいでダイレクトQ2行きのチャンスを逃してしまい思い通りには進まなかったけど、とにかくQ1からQ2に上がれるように全力でプッシュしたよ。その結果Q2に進んでタイムも上げることができたから今日の結果には満足しているし、マシンのフィーリングが良いから気持ちはかなり前向きだよ。今日はタイヤの比較データも取れたし、あとは決勝に向けてしっかり組み立てをすることが必要だと思っている。後方グリッドからのスタートになってしまったけど、シルバーストーンは大好きなサーキットだから、また2019年に優勝した時のような走りができるように頑張るよ。」

    ジョアン・ミル
    「10位前後のグリッドは自分達にとってはそれほど珍しいことはないけど、今日はマシンのフィーリングが良かったから、正直もっと上位に食い込めると思っていた。午前のFP3では無理なくダイレクトにQ2に行くことができたんだけど、午後になってタイヤと制御系にちょっとトラブルが出て、予選までにうまく修正することができなかったんだ。コーナーによって制御がうまく働くところとそうでないところがあって、ベストなセッティングを見つけることができなかったことが問題だったんだけど、システム自体の問題ではないから明日までにはきっちり修正できると思っている。明日の決勝が楽しみだよ。」

  • MotoGP 第12戦 イギリスGP:ポル・エスパルガロが移籍後初ポール

    MotoGP 第12戦 イギリスGP:ポル・エスパルガロが移籍後初ポール

    2021年 MotoGP 第12戦 イギリスGPの公式予選が8月28日(土)、シルバーストンで行われ、ポル・エスパルガロがポールポジションを獲得した。

    気温19度、路面温度26度のドライコンディションの中、フリー走行総合6番手のポル・エスパルガロが昨年11月の最終戦ポルトガルGPフリー走行4以来、今季初めてのトップタイムをマーク。昨年11月の第13戦ヨーロッパGP以来、今季初のポールポジションを奪取し、レプソル・ホンダ・チームに2019年10月の第16戦日本GP以来29戦ぶりとなるトップグリッドをもたらした。

    フリー走行総合10番手のマルク・マルケスは0.197秒差の5番手に入り、2戦連続3度目のベストクォリファイングに進出。

    ドゥカティ4台がトップ9進出
    フリー走行総合5番手のフランチェスコ・バグナイアは0.022秒差の2番手。4戦連続6度目の1列目に進出すれば、フリー走行総合4番手のホルヘ・マルティンは0.185秒差の4番手。フリー走行総合1番手のジャック・ミラーは0.479秒差の7番手。フリー走行総合11番手のヨハン・ザルコは公式予選1で1番手、公式予選2で0.690秒差の9番手。

    クアルタラロ3番手&ロッシ8番手
    フリー走行総合2番手のファビオ・クアルタラロは0.036秒差の3番手。10戦連続11度目の1列目を維持すれば、フリー走行総合7番手のバレンティーノ・ロッシは0.642秒差の8番手に進出。

    アプリリア6番手/KTM12番手
    フリー走行総合3番手のアレイシ・エスパルガロは0.384秒差の6番手。フリー走行総合9番手のブラッド・ビンダーは2戦連続5度目の公式予選2で1.088秒差の12番手。

    リンス10番手、ミル11番手
    フリー走行総合15番手のアレックス・リンスは公式予選1で2番手、公式予選2で0.750秒差の10番手。フリー走行総合8番手のジョアン・ミルは0.874秒差の11番手。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 P・エスパルガロ Repsol Honda Team Honda 1’58.889
    2 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 1’58.911
    3 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’58.925
    4 J・マルティン Pramac Racing Ducati 1’59.074
    5 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’59.086
    6 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’59.273
    7 J・ミラー Ducati Lenovo Team Ducati 1’59.368
    8 V・ロッシ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’59.531
    9 J・ザルコ Pramac Racing Ducati 1’59.579
    10 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’59.639
    11 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’59.763
    12 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’59.977
    13 E・バスティアニーニ Esponsorama Racing Ducati 1’59.553
    14 L・マリーニ SKY VR46 Esponsorama Ducati 1’59.764
    15 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 1’59.881
    16 D・ペトルッチ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 1’59.997
    17 A・マルケス LCR Honda CASTROL Honda 2’00.117
    18 I・レクオーナ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 2’00.131
    19 C・クラッチロー Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 2’00.217
    20 M・オリベイラ Red Bull KTM Factory Racing KTM 2’00.391
    21 J・ディクソン Petronas Yamaha SRT Yamaha 2’00.869
  • MotoGP:ヤマハ 2021年 第12戦 イギリスGP 初日レポート

    MotoGP:ヤマハ 2021年 第12戦 イギリスGP 初日レポート

    Monster Energy がタイトル・スポンサーを務める第12戦がシルバーストンを舞台にスタートし、Monster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロが、2番手に0.512秒の大差をつけてトップを獲得した。チームメイトのカル・クラッチローはファクトリー・マシンへの適応を目指しながら、ホーム・コースの豊富な経験を生かして総合16位と健闘した。

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのバレンティーノ・ロッシは総合10位を獲得。F・モルビデリに代わって出場しているジェイク・ディクソンはMotoGPマシン初走行を21番手で終えた。

    肌寒さのなかでフリープラクティスがスタート。クアルタラロはトップ獲得
    お気に入りのシルバーストーンを楽しみにしていたクアルタラロは、FP1開始早々からトップタイムをマーク。その後、全体のペースが上がるとすぐさま反応し、2ラップ連続で記録を更新した。2~3ラップ後にはもう一度、更新して2分01秒301としたが、順位では3番手に下げてセッションを終了した。

    FP2も意欲満々で臨んだが、序盤の第8コーナーで転倒して左足を傷めてしまう。このまま走行を取りやめるかに思われたが、しばらくするとコースに戻り、一気に2分00秒138まで短縮してトップに浮上。このあとさらにタイムを更新して1分59秒317とし、2位に0.512秒差をつけて総合トップで初日を終えている。

    一方のクラッチローは、FP1の45分間をすべてを新しいマシンに慣れることに費やした。コースを熟知していることもあり、着実にペースを上げると終盤では2分02秒台の壁を突破。全17ラップ中15ラップ目で2分01秒966のファステストタイムを記録し、トップから1.025秒差の12番手と健闘した。

    第2セッションも同様の作戦で臨み、セッションのほとんどを決勝用セッティングで走行。残り約15分でプッシュを開始するとすぐさま17番手に浮上した。その後アタックが始まったため、クラッチローもピットに戻り、タイヤをミディアム・コンパウンドとソフト・コンパウンドの組み合わせに履き替えてアタック開始。最終ラップで2分00秒882まで更新して16番手を獲得した。トップとの差は1.565秒だった。

    ロッシは総合10位、MotoGPデビューのディクソンが21位
    FP1の開始早々、ロッシは2分02秒334を記録して3番手に浮上。その後も順調にトップ10をキープしていたが、終盤はレッドフラッグが提示されてペースを上げることができず、16番手に下げてセッションを終了した。午後からのFP2はより慎重にスタート。終盤になってペースを上げると何度も好タイムを記録し、一時は7番手まで浮上した。最終的には2分00秒400で10番手を獲得している。

    一方、YZR-M1にこの日、初めて乗ったディクソン。FP1の45分間をマシンに慣れるために費やし、そのなかで着実な進歩を見せてラップタイムも更新。2分03秒939で21番手につけた。FP2ではさらに1.3秒も更新し、2分02秒601のベストタイムで総合21番手となっている。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ(フリー走行総合トップ/1分59秒317)
    「すべて順調です。左足は少し痛むけれど、深刻なものではありません。メディカルセンターで診てもらったあと、すぐにコースに戻りました。歩くときにはかなり痛みがあるのですが、マシンに乗っている間は何も問題はありません。正直なところ、マシンの上で痛まないことが一番、大切なのです。ソフトタイヤを履けば速く走れることはわかっていました。ミディアムではぎりぎりまではプッシュせず、自分のペースで走っていたにもかかわらず好タイムが出ていたので好調を確信しました。トップ3争いは間違いないと考えていましたが、2番手にコンマ5秒差をつけてのトップは予想していませんでした。このあとClinica Mobile(移動診療所)に戻らなければなりません。足首をひねったようなので、冷やしてテープで固定してもらいます。明日は大丈夫です」

    カル・クラッチロー(フリー走行総合16番手/2分00秒882)
    「オーストリアでは2019年型マシンのフィーリングにようやく慣れたところでしたが、今回もまた勉強の時間になりました。2021年型は4月以来、乗っていませんでした。あのときとはフィーリングが少し変わっていて、ポジションもやや変化していましたが、その部分については、メカニックたちが私のためにいろいろ考えてくれました。総合的には、いい一日になったと思います。大きな問題はなく、十分、快適に乗れています。もう少し速く走れることを期待していたのですが、これが現状です。そしていくつかの変更を試して、いい仕事ができたと思っています。明日はさらに変更を試み、テストのときの状態に近いものを探していきます。より実験的な試みになるでしょう。Monster Energy Yamaha MotoGPチームは素晴らしい仕事をしています。明日が楽しみです」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「クアルタラロ選手の転倒を除いて、すべてがとても順調で満足しています。YZR-M1がこのコースによく合っていることは間違いないのですが、気温が低く、グリップレベルが下がっていることで難しい状況です。また路面のバンプにも注意しなければなりません。それでもクアルタラロ選手もクラッチロー選手もこのコースをエンジョイしており、それが結果に現れていると思います。クアルタラロ選手はまさに独り勝ちの状況で、転倒で落ち込むのでなく、逆に速さを増したのです。コースに戻り何度もファステストタイムを更新した姿が、彼のメンタルの強さを証明しています。クラッチロー選手の進歩にも非常に満足しています。今日のおもな目標はファクトリー・マシンに慣れることでしたが、そのなかでも走るたびにペースが上がっているのです。チームとしては彼がもっと快適に乗れるマシンに仕上げて、明日はより楽にペースを上げられるようサポートしたいと思っています。全体的には良い一日でした。明日以降はもう少し暖かくなりそうなので、決勝にも期待します」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    バレンティーノ・ロッシ(フリー走行総合10番手/2分00秒400)
    「トップ10で初日を終了することができ、今日はいい一日になりました。この結果はとても大切だと思っています。もっとも明日の午前中がドライになれば、そこでQ2進出が決められることになるわけですが…。FP1ではマシンのフィーリングが良く、ペースも悪くなかったのですが、最後のレッドフラッグで全力を出し切るには至りませんでした。午後からのFP2では初めにハード・タイヤを試しました。でもあのコンディションではベストの選択ではなかったため、終盤ではソフト・タイヤに履き替えてタイムを上げることができました。シルバーストンは高速で、たくさんのコーナーがあるテクニカルなコースで、いつもエンジョイできます。新しいアスファルトはグリップが良くなっており、レイアウトの面でも良い仕上がりになっていると思います」

    ジェイク・ディクソン(フリー走行総合21番手/2分02秒601)
    「素晴らしい一日、素晴らしい経験になりました。とくにFP1は、吸収すべきことがたくさんあり、いろいろなことが起こりました。そのため1ラップ目はとても遅かったのです。ブレーキのタイミング、加速のタイミング、すべてのことが、今までの自分の経験とは異なっていました。FP2になると、マシンのスピードを楽しめるようになり、いろいろなことをコントロールできるようになってきました。そのなかでスピードはもちろん、タイヤから得られるグリップによって、どこまでバンクできるのかなど、すべてのことに強い衝撃を受けました。チームも非常に素晴らしく、私にとって今日は、非常に特別な一日です。午後は1.3秒も短縮することができたので、明日もセッションごとに前進していきたいと思っています。明日が待ちきれません」

  • MotoGP:ホンダ 2021年 第12戦 イギリスGP 初日レポート

    MotoGP:ホンダ 2021年 第12戦 イギリスGP 初日レポート

    2年ぶりの開催となったイギリスGPのフリー走行は、終日、厚い雲が空を覆う天候となり、FP1は13℃、FP2も17℃という肌寒い一日となった。しかし、レッドブル・リンクで開催された2連戦に続き、このシルバーストーン・サーキットでも人数制限なしで観客を入れての大会となり、サーキットには活気が満ちあふれた。

    怪我から復帰10戦目となるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、FP1のセッション終盤に転倒を喫するが、今季2度目のトップタイムをマークする好調なスタートを切った。

    FP2では、FP1の転倒で目に異物が入って見えにくくなるなどの影響で5番手へとポジションを落としたが、着実に体調が戻っていることを感じさせる一日となった。

    FP1では「マゴッツ&ベケッツ」セクションで、時速270kmで転倒した。幸いなことにケガはなかったが、この転倒でセッションは赤旗中断となった。シルバーストーンは、2019年にマルク・マルケスが1分58秒168のサーキットベストタイムをマークし、レース中のベストラップ1分59秒936も記録している。今大会の目標は、2年前にマークした自身のタイムになる。

    チームメートのポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)がFP1で4番手、FP2でも4番手につけて総合4番手。初日としては今季ベストポジションで終えた。FP1はフロントにソフト、リアにミディアム、FP2は前後ミディアムでスタートし、セッション終盤に前後ソフトで2分00秒035をマークした。2年前の大会に較べて全体的にタイムは出ていないが、ポル・エスパルガロはRC213Vで初めて走るシルバーストーンで、順調にタイムを刻んだ。

    2年ぶりのシルバーストーンを楽しみにしていた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、リアのグリップ不足に苦しんで15番手だった。FP1は6番手と好調なスタートを切ったが、午後のFP2はセッションを通じてリアのグリップをうまく引き出すことができなかった。Moto2時代はシルバーストーンで優勝を含む3度の表彰台に立っている。2年前の大会も転倒はあったが、上位グループで好走を見せた。2日目のFP3ではダイレクトでのQ2進出を目指す。

    昨年は大会がキャンセルされたため、RC213Vでのシルバーストーン初走行となったアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、FP1で10番手とまずまずのスタートを切ったが、FP2では思うようにタイムを短縮できず20番手に後退した。この日は、FP1、FP2ともに転倒を喫したことも、タイム短縮を果たせない要因だった。この日の問題をしっかりと確認し、2日目のFP3、そして予選に挑む。

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「今日はいい一日でしたがベストではありませんでした。すべてが上手く進みました。とても寒かったのでミディアムタイヤではあまりプッシュできませんでしたが、ソフトタイヤでいい方向性を見つけることができました。今日はマシンとコース、気温、そしてすべてのフィーリングがよく、スムーズでした。何も不満がありません。すべてがうまく行っていますが、明日のFP3では、日曜日へ向けて前進できるように引き続きがんばらなければなりません。まだ喜んでいる場合ではありません。今は仕事に取り組むときです」

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「今日は最初からとてもいいフィーリングがありました。思ったように走ることができました。残念ながらFP1の終盤に大きな転倒をしてしまいました。目に土が入ったために、FP2は少し涙が出て、うまく集中できずベストなパフォーマンスができませんでした。そのような状況でもいい走りだったと思います。しかし、FP2が終わると目の状態が悪くなりました。見え方は大丈夫でしたが、病院へ行ってきちんと洗浄してもらいました。これから少し休み、目を閉じて明日に備えたいと思います。目標はこのレベルを日曜日までキープすることです」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「FP1の気温は14℃と低かったのですが、全体的にコンディションはよく、快調にラップを刻み、6番手でセッションを終えることができました。しかし、午後のFP2では45分間を通してリアのグリップ不足に苦しみ、最後までいいラップタイムを出すことができず、15番手までポジションを落としました。しかし、明日に向けてやるべきことがたくさんあり、いくつかの分野では、今日の課題を解消するためにも改善する必要があります。データをチェックして、明日に向けてマシンのフィーリングを向上させたいと思います」

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「今日は転倒があって少し複雑でした。午前中も午後も転倒してしまい、ポテンシャルを上手く発揮できませんでした。特に午前中のポテンシャルはかなり高かったので残念です。それを除けばポジティブに捉えたいです。今日はいいことがたくさんあったので、明日へ向けてポジティブになれます。トップのライダーたちと離れていることは確かですが、このサーキットでは違いがいつも大きく表れます。引き続きこの調子で取り組み、前進したいです。今日のことは忘れて、明日は一歩前進できることを願っています」

  • MotoGP 第12戦 イギリスGP:ファビオ・クアルタラロが初日トップ

    MotoGP 第12戦 イギリスGP:ファビオ・クアルタラロが初日トップ

    2021年 MotoGP 第12戦イギリスGPのフリー走行が8月27日(金)にシルバーストンで行われ、ファビオ・クアルタラロが初日のトップタイムを記録した。

    気温17度、路面温度23度のドライコンディションの中、フリー走行1で3番手だったファビオ・クアルタラロが2ラップ目の8コーナーで今季3度目の転倒を喫したが11ラップ目に今季19度目のトップタイムをマーク。昨年9月の第7戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP以来今季初めて初日総合1番手に進出した。

    フリー走行1で4番手のポル・エスパルガロは、最多の17ラップを周回して0.718秒差の4番手。今季2度目となる週末最初のセッションで1番手発進を決めたマルク・マルケスは、16ラップを周回して0.734秒差の5番手。

    フリー走行1で6番手の中上貴晶は、15ラップを周回して1.553秒差の15番手。フリー走行1で10番手のアレックス・マルケスは8ラップ目に週末2度目、今季13度目の転倒を喫して20番手。

    ドゥカティ3機がトップ6入り
    フリー走行1で5番手のジャック・ミラーは、15ラップを周回して0.512秒差の2番手。フリー走行1で13番手のホルヘ・マルティンは0.622秒差の3番手に浮上。フリー走行1で8番手のフランチェスコ・バグナイアは0.785秒差の6番手。フリー走行1で18番手のエネア・バスティアニーニは12番手。フリー走行1で9番手のヨハン・ザルコは14番手。フリー走行1で20番手のルカ・マリーニは17番手。

    アレイシ・エスパルガロはコンマ9秒差の7番手
    フリー走行1で2番手のアレイシ・エスパルガロは、16ラップを周回して0.902秒差の7番手。フリー走行1で22番手のロレンソォ・サバドーリは、第10戦スティリアGPの決勝レースで骨折した右足首の負担を軽減するスペシャルブーツを履いて7ラップを周回し5.821秒差の22番手。

    バレンティーノ・ロッシが初日総合10番手に進出
    フリー走行1で16番手のバレンティーノ・ロッシは15ラップを周回して1.083秒差の10番手に浮上。フリー走行1で12番手のカル・クラッチローは16番手。フリー走行1で21番手のジェイク・ディクソンは16ラップを周回して3.284秒差の21番手。

    ジョアン・ミルは初日総合13番手
    フリー走行1で7番手のアレックス・リンスは、16ラップを周回して1.075秒差の9番手。フリー走行1で15番手のジョアン・ミルは、16ラップを周回して1.408秒差の13番手。

    ブラッド・ビンダー、14番手から8番手に浮上
    前戦オーストリアGPで今季初優勝を挙げたフリー走行1で14番手のブラッド・ビンダーは0.998秒差の8番手に浮上。フリー走行1で17番手のイケル・レクオナは11番手。フリー走行1で11番手のダニロ・ペトルッチは18番手。フリー走行1で19番手のミゲール・オリベイラは2.095秒差の19番手だった。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’59.317
    2 J・ミラー Ducati Lenovo Team Ducati 1’59.829
    3 J・マルティン Pramac Racing Ducati 1’59.939
    4 P・エスパルガロ Repsol Honda Team Honda 2’00.035
    5 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 2’00.051
    6 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 2’00.102
    7 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 2’00.219
    8 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 2’00.315
    9 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 2’00.392
    10 V・ロッシ Petronas Yamaha SRT Yamaha 2’00.400
    11 I・レクオーナ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 2’00.413
    12 E・バスティアニーニ Esponsorama Racing Ducati 2’00.548
    13 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 2’00.725
    14 J・ザルコ Pramac Racing Ducati 2’00.810
    15 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 2’00.870
    16 C・クラッチロー Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 2’00.882
    17 L・マリーニ SKY VR46 Esponsorama Ducati 2’01.058
    18 D・ペトルッチ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 2’01.405
    19 M・オリベイラ Red Bull KTM Factory Racing KTM 2’01.412
    20 A・マルケス LCR Honda CASTROL Honda 2’01.496
    21 J・ディクソン Petronas Yamaha SRT Yamaha 2’02.601
    22 L・サバドーリ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 2’05.138
  • MotoGP:ヤマハ 2021年 第12戦 イギリスGP プレビュー

    MotoGP:ヤマハ 2021年 第12戦 イギリスGP プレビュー

    Monster Energy Yamaha MotoGP、新たな布陣でイギリスGPへ
    Monster Energy Yamaha MotoGPは今週末、ファビオ・クアルタラロに加えて地元出身のカル・クラッチローを迎え、第12戦イギリスGPに参戦する。クラッチローがファクトリーマシンでホームGPに出場するのは今回が初めてとなる。

    チャンピオンシップ・リーダーのクアルタラロと、今回から加わったクラッチロー。ともにシルバーストーンを愛する二人は、Monster Energyがタイトル・スポンサーとなる今大会をいつも以上に盛り上げるべく意気込んでいる。

    クアルタラロはランキング2位に47ポイントのアドバンテージを築いて今大会を迎えた。シュピールベルクで行われた第10戦スティリアGPと第11戦オーストリアGPの活躍でリードを拡大したが、勢いを緩める様子は少しも見られない。エネルギッシュなクアルタラロは今回、未到達の表彰台獲得が目標となる。

    一方、第10戦と第11戦では療養中のF・モルビデリに代わりPETRONAS Yamaha SRTから参戦したYamaha Factory Racing Test Teamのクラッチロー。今回はMonster Energy Yamaha MotoGPの一員として、再びYZR-M1を駆ることとなった。シルバーストーン・サーキットを熟知し、2016年には最高峰クラスで2位を獲得。この経験がデータ収集の面でチームとヤマハを後押しし、チームおよびコンストラクターのランキング向上にも役立つものと期待されている。

    シルバーストーン・サーキットがMotoGPカレンダーに追加されたのは2010年だが、レース開催の歴史は60年以上に及ぶ。革新と投資を受けてMotoGP最速コースのひとつとなり、ライダーたちから高く評価されている。昨年は世界的なパンデミックの影響により開催がキャンセルされており、今回は2年ぶりとなる。

    PETRONAS Yamaha SRTのロッシが2年ぶりのイギリスGPへ
    新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、昨年は中止されたイギリスGP。PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamは、2年ぶりの開催となる今大会にバレンティーノ・ロッシに加えてイギリス出身のジェイク・ディクソンを送り込む。

    イギリスにも大勢のファンを持つロッシは、同大会において優勝6回、表彰台12回、ポールポジション4回と輝かしい成績を残しており、現役最後となる今年も好レースを披露しようと意気込んでいる。前回の第11戦オーストリアGPでは今季最上位となる8位を獲得。この勢いをそのままに、イギリス・ファンの目の前で再度の活躍を目指す。

    一方、怪我で療養中のF・モルビデリに代わり、今回はディクソンが、MotoGP初参戦を果たす。ディクソンは2017年、同じくシルバーストーンでMoto2にデビュー。今週末は初めてYZR-M1を駆ることとなるが、3日間の走行を通して経験を積むことを目標としている。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ
    「シュピールベルクでチャンピオンシップのリードを拡大したあと、大好きなシルバーストーンを訪れることとなり、とても前向きな気持ちで今大会を迎えています。2年前の同大会ではパフォーマンス面で大きく前進することができたので、今回も天候さえ良ければきっといいレースができると思います。もし雨なら様子を見なければなりませんが、どうなったとしてもベストを尽くすことに変わりはありません。大好きなコースですし、チームにとって大切な大会なので、優勝を目指します」

    カル・クラッチロー
    「Monster Energy Yamaha MotoGPからイギリスGPに出場できることとなり、とてもうれしく思います。オーストリアでは久しぶりにグランプリに出場し、今回はテストチームのクルーチーフ、シルバノ・ガルブセラはじめ、以前からよく知るチームメンバーたちと一緒にファクトリーチームの一員として参加できることとなりました。とても楽しみです」

    マッシモ・メレガリ(チームディレクター)
    「昨年はシルバーストーンのレースが中止になり残念な思いをしましたが、今年は開催が決定し、非常に幸せです。しかも今年は、チームのタイトル・スポンサーであるMonster Energyが大会スポンサーも務めるという特別なイベントなので、その意味でも、私たちはいつも以上に好成績獲得への決意を固めています。また、クラッチロー選手がチームに加わってくれたことも、とてもうれしく思います。誰よりもシルバーストーンをよく知るライダーから、貴重なデータを得ることができるでしょう。私たちはいつも最大限の成績を目指しています。今回も同様に、100%を注いで戦いに臨みます」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    バレンティーノ・ロッシ
    「シルバーストーンは素晴らしいコースで、お気に入りのひとつです。長いコースのなかに、高速、中速、そして非常にテクニカルな部分と、あらゆるタイプが入っているのです。ヤマハはいつも、ここで好成績を残しているので、今年もそうなることを願い、また好天に恵まれることにも期待しています。今のところ、天気予報は悪くありません。でも私たちは、常にあらゆる可能性を考えておかなければなりません。ドライで始まりウエットで終わることもあれば、いくつかの箇所だけがウエットであるという可能性もあり。2年ぶりのイギリスGPをとても楽しみにしています」

    ジェイク・ディクソン
    「ホームGPで初めてビッグマシンに乗ることになります。決して簡単なことではありませんが、このチャンスをとても楽しみにしています。ホームでのレースはどんなときもエキサイティングなものですが、今年はいつも以上に特別なものとなりました。大好きなコースで、母国ファンの前で走るのは素晴らしい経験に違いありません。大勢のサポーターと知り尽くしたコースという最高の環境が、必ず、私を後押ししてくれることでしょう。順位に関しては特別な目標は立てていません。何よりもまずコースへ出て、3日間をエンジョイしたいと思っています」

  • MotoGP:ホンダ 2021年 第12戦 イギリスGP プレビュー

    MotoGP:ホンダ 2021年 第12戦 イギリスGP プレビュー

    2021年 MotoGP第12戦イギリスGPが、8月27日(金)~29日(日)の3日間、ノーザンプトン郊外のシルバーストーン・サーキットで開催される。昨年は新型コロナの感染拡大の影響で開催が中止となり、2年ぶりの大会開催となる。

    イギリスGPは、1949年から1976年までは「Tourist Trophy」として、マン島の公道コースで開催されていた。マン島は、Hondaが世界に初挑戦した舞台で、最高峰クラスでは1966年と67年にマイク・ヘイルウッドが優勝している。

    その後、77年~86年の10年間はシルバーストーンへと舞台を移し、84年にはランディ・マモラ、85年にはフレディ・スペンサー、そして86年にワイン・ガードナーと、グランプリの歴史に名を刻んだ名選手たちが、Hondaのマシンで優勝した。

    87年~2009年の23年間はドニントンパークで開催され、Hondaはガードナー、ミック・ドゥーハン、バレンティーノ・ロッシ、マックス・ビアッジ、ダニ・ペドロサ、アンドレア・ドヴィツィオーゾが通算11勝を挙げている。そして、2010年には再び、コースの全面改修を終えたシルバーストーンでグランプリが開催されるようになった。18年大会は雨の影響で決勝レースがキャンセルとなり、20年は世界的なパンデミックで中止となった。シルバーストーンにグランプリ復帰して今年で12年目。大会開催は11回目となる。

    シルバーストーンは1周5.9kmと、現在グランプリが開催されているサーキットでは最も長いコース。アベレージスピードは175km/h前後。オーストリアGPのレッドブル・リンク、イタリアGPの開催地であるムジェロ、オーストラリアGPが行われるフィリップアイランドと並び、カレンダー屈指の高速サーキット。Hondaはシルバーストーンにグランプリが復帰してから過去11度の大会(決勝レースは10回)で、11年にケーシー・ストーナー、14年にマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が優勝している。しかしそれ以降優勝がないだけに、今年は7年ぶりの大会制覇を目指す。

    今季11戦を終えて総合11位につけるマルク・マルケスは、第3戦ポルトガルGPで復帰してこれが10戦目となる。昨年のスペインGPで負傷した右腕の状態はまだ完全ではないが、レースをこなすごとに確実にパフォーマンスを上げている。復帰してからの9戦では、第8戦ドイツGPで復帰後初優勝を達成。ドイツGPは左周りのコースで右腕に負担が少なく、レース中に小雨が断続的に降るという不安定な天候が追い風となった。

    それ以外のレースでは、まだまだマルク・マルケス本来の走りにはほど遠いものだが、前戦オーストリアGPでは、ドライコンディションでは復帰後初めてトップグループで戦うことができた。レース結果は15位。終盤、“フラッグ・トゥ・フラッグ”でマシンをチェンジ。雨の中で優勝争いに加わりながらも転倒という悔しいレースになったが、今大会の走りに注目される。

    過去、シルバーストーンでは、10年に125cc(現Moto3)クラスで優勝、12年にはMoto2クラスで3位。MotoGPクラスにステップアップした13年は2位になり、14年の大会では優勝した。以後、雨のレースとなった15年は優勝争いに加わるも転倒リタイア。16年はタイヤの選択がベストではなく4位、17年はエンジントラブルでリタイアと不運のレースが続き、18年は決勝レースが雨の影響でキャンセル(降雪のために中止になった1980年のオーストリアGP以来のキャンセル)。19年はA・リンス(スズキ)とし烈な優勝争いを繰り広げて2位でした。

    シルバーストーンは不安定な天候になることが多く、選手たちを悩ませる。その中でもマルケスは過去11回の大会において、10年(125cc)と11年(Moto2)、MotoGPクラスでは13年、14年、15年、17年、19年と合計7回のポールポジションを獲得している(通算62回は史上最多記録を更新中)。決勝では、マルク・マルケスが最高峰クラスにチャレンジした13年から19年まで6回の決勝レースで、マルク・マルケスを含め6人のウイナーが誕生している。不安定な天候に加え、スリップストリームの使い合い、タイヤ選択の難しさなどシーズンを通してもっとも予測のつけられないサーキットの一つとなっている。

    マルク・マルケスのチームメートであるポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、後半戦のスタートとなったレッドブル・リンクの2連戦では、ハイスピードサーキットでRC213Vのパフォーマンスを引き出すためにセットアップに集中した。思うような結果を残せませんだったが、過去2戦のデータを今大会に活かす意気込みだ。

    これまでシルバーストーンでは、Moto2時代の12年に優勝している。このレースでは、マルク・マルケスが3位になっており、マルク・マルケスと一緒に表彰台に上がっている。10年の125ccクラスでは、マルク・マルケスが優勝、ポル・エスパルガロが2位。最高峰クラスでも、Repsol Honda Teamの2人で揃っての表彰台獲得が期待される。

    シーズン4年目を迎える中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、シーズンを通じてもっとも得意とするシルバーストーンに闘志をかき立てている。Moto2時代は、13年2位、16年3位、17年優勝と3回の表彰台に立っている。MotoGPクラスでは思うような結果を残せていませんが、今年の走りに注目される。

    今年は11戦を終えて第4戦スペインGPの4位が最高位。レッドブル・リンクの2連戦は5位と13位。厳しい燃費などに苦戦したが、そのデータを今大会に活かす意気込みだ。

    チームメートのアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、昨年大会がキャンセルとなっているため、シルバーストーンをRC213Vで走るのは初めてとなる。アレックス・マルケスは、これまでシルバーストーンでは、Moto3時代の13年に3位、14年に2位になり、この年はMoto3チャンピオンを獲得している。Moto2クラスでは、15年の4位が最高位だが、19年にはタイトルを獲得している。この数戦は、今年の課題の一つだった新品タイヤのパフォーマンスを活かす走りで大きく前進しているだけに、今大会のフリー走行、予選の走りに注目だ。

    今年は11戦を終えて、まだ表彰台獲得はないが“フラッグ・トゥ・フラッグ”になった第5戦フランスGPでは今季ベストの6位。レッドブル・リンクで開催された2連戦では2戦連続9位と着実にリザルトを上げている。今大会は、今季初表彰台獲得と初優勝が期待される。

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「オーストリアではスタンドにファンがいて楽しいレースになりました。2年ぶりにイギリスのファンに会えるのがとても楽しみです。レースでのポジションは変わっていませんが、今週末も日曜日へ向けて仕事に取組み前進していきたいと思います。オーストリアではスピードがあり、バトルもできました。しかし、シルバーストーンは同じ高速サーキットでも特徴がかなり違うので、たくさんのライダーが力強い走りをすると思います」

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「シルバーストーンでどのような走りができるか楽しみです。一周の距離が長いサーキットで、オーストリアとはかなり違います。まずはこのサーキットでマシンがどのように機能するか理解する必要があります。それから週末のプランを立てていきたいと思います。目標はオーストリアで抱えていた問題を直し改善することです。前回はファンの前でレースができて楽しかったので、今週末もファンの前でレースができることが楽しみです」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「2年ぶりにシルバーストーンでレースができるのでとてもうれしいです。最後にシルバーストーンへ行ったのは2019年です。僕とは相性がいいサーキットで、Moto2クラスで優勝したこともあり、いい結果を残してきました。日曜日にいい結果を残せるよう、いつものようにベストを尽くします。レースウイークを通していい天気になることを願っています」

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「昨年はシルバーストーンでレースができなかったので、再びシルバーストーンへ行くことができてとてもうれしいです。2019年に訪れたときはアスファルトが新しく、とてもよいトラックでした。今回の路面コンディションが楽しみです。このサーキットのレイアウトは僕のライディングスタイルに合っています。速くなるためにはコーナーでの勢いをキープすることが必要です。モチベーションはとても上がっています。レッドブル・リンクでポジティブな2週間を過ごしたのでかなり自信もあります。これはとても重要なことです。再びチームと仕事に取り組むことができてうれしいです。スタッフに早く会いたいです」

  • ピエール・ガスリー 「F1がMotoGPのようなフィールドになることを期待」

    ピエール・ガスリー 「F1がMotoGPのようなフィールドになることを期待」

    ピエール・ガスリーは、MotoGPに見られるように、F1が今後数年間ではるかに近いフィールドを世界選手権に提供できることを期待している。

    今シーズンのMotoGPでは、ヤハマ、ドゥカティ、KTM、ホンダのすべてが勝利を挙げているが、F1では、メルセデスが長年にわたってフィールドを支配し、フェラーリやレッドブルなどが彼らの牙城を崩すために最善を尽くしたとしても、一般的に非常に予測可能なシリーズとなっていた。

    最近のシーズンで、F1はもう少し予測不可能になり始めているが、ミッドフィールドのF1チームがレースで勝利を収めることを期待できるまでには至っていない。

    しかし、新しいF1レギュレーションが導入される2022年もミッドフィールドチームであるアルファタウリF1に残留濃厚なピエール・ガスリーは、全員が切望するより競争力のあるシリーズにするためにF1が果たそうとしているステップに勇気づけられている。

    「レギュレーションの変更は、すべてのチーム間のギャップを埋めようとしていると思う」とピエール・ガスリーは GPFansGlobal に語った。

    「たとえば、ホンダ、ドゥカティ、ヤマハ、アプリリア、KTMの6つのメーカーが戦っている魅力的なMotoGPと比較してほしい。スズキにも勝ってほしね」

    「でも、基本的には、パフォーマンスのバランスが取れていて拮抗しているので、シーズン中に誰もがレースに勝つチャンスを得ることができる」

    「基本的にドライバーのパフォーマンスにもう少しインセンティブを与え、勝つチャンスを全員に与え、もう少し予測不可能にすることが、F1が目標とすべきことだと思う」

    「ビッグチームは、はるかに多くのリソースを持っており、何年にもわたってはるかに多くのお金を費やして多くのことを学んできた」

    「彼らがすべてについて持っている知識は、予算の少ない小規模なチームと比較して倍増している。彼らが構築した施設は、より効率的で優れたツールであるため、それに追いつくのは困難だ。

    「でも、F1はフィールドをもう少し近づけるために正しい方向に進んでいると思う」

    「僕たちがそこに向かえば、、ミッドフィールドからのより強い結果や表彰台が得られると思うし、より多くのチャンスがあるだろう。それがミッドフィールドのチームとって必要なことだ」

  • MotoGP:ヤマハ、マーベリック・ビニャーレスとの契約を直ちに終了

    MotoGP:ヤマハ、マーベリック・ビニャーレスとの契約を直ちに終了

    ヤマハとマーベリック・ビニャーレスは、2021年シーズン末まで有効だった契約を直ちに終了することを決定した。

    オランダGP(2021年6月28日)の後、ヤマハとマーベリック・ビニャーレスは、現在のMotoGPシーズンの終わりに2021年から2022年までの2年間の契約を早期に終了することが発表された。

    だが、ヤマハは、オーストリアGPにマーベリック・ビニャーレスをエントリーから取り下げることを決定。欠場は、先週末に当地で開催された第10戦スティリアGPの決勝レースで、ビニャーレスによる原因不明な不規則な操作に起因する。

    ヤマハの決定は、過去数日間のテレメトリとデータの分析に基づき、マーベリック・ビニャーレスの操作がヤマハのエンジンに重大なダメージを与える可能性があったとし、本人に深刻なリスクを引き起こすだけでなく、走行する他のライダーにも危険をもたらす可能性があることから停止の決定が下された。

    その後、両当事者による深い検討の結果、即座に分離することを相互の決定した。

    ヤマハ・モーター・レーシングのマネージング・ダイレクターを務めるリン・ジャービスは「ヤマハとビニャーレス選手はアッセンにおいて、2022年までの契約を短縮し、2021シーズンをもって契約を終了することで合意したと発表しました。これにより、今シーズン最終戦までチームはフルサポートを保証し、ビニャーレス選手は最大限に努力して、このプロジェクトをしっかり成し遂げようと約束しました」とコメント。

    「しかし、スティリアGPを良い形で終えることができず、双方が慎重に検討した結果、契約を早めに終了することが互いにとって良いだろうという結論に達しました。これにより、ライダーは自ら選んだ未来に向けて歩みだすことができ、チームも、代わりとなるライダー(未定)とともに戦う2021シーズンの残りのレースに集中できるからです」

    「ビニャーレス選手には心からの感謝を伝えたいと思います。これまでの良き思い出を大切にし、4年半にわたる協力関係のなかで達成した8回の優勝、24回の表彰台、2017年と2019年のランキング3位獲得などの活躍に感謝します。そしてビニャーレス選手の今後のさらなる活躍に期待します」

    マーベリック・ビニャーレスは「アッセンでの相互合意に続き、お互いに最大限の努力で今シーズンを完了する約束を決めたけど、スティリアGPのレースでは期待していた結果が得られず、残念なことに上手く完走できなかった。徹底的な検討の結果、両当事者がパートナーシップを即時に終了することが最善であると合意した。」とコメント。

    「素晴らしい機会を与えてくれたヤマハに深く感謝したい。4年半に渡る支援にも感謝し、一緒に成し遂げた結果を誇りに思う。僕は常にヤマハに大きな敬意を払い、彼らの最高を祈る」

  • MotoGP:マレーシアGPの中止を発表…ミサノで代替開催

    MotoGP:マレーシアGPの中止を発表…ミサノで代替開催

    MotoGPは、2021年10月22日から24日にセパン・インターナショナル・サーキットで開催を計画していたマレーシアGPを新型コロナウイルスのパンデミックによる入国制限により、イベントのキャンセルが義務付けられたことを発表。2022年に開催を予定する。

    代替として、同日付の10月22日から24日にミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで開催。グランプリの名称は後日発表される。

    同じサーキットで開催を予定するサンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP(Gran Premio Octo di San Marino e della Riviera di Rimini)の日付は変更されず、シーズン14戦目として9月17日から19日に開催する。

    FIM(国際モーターサイクルリズム連盟同連盟)は、5月14日にフィンランドGP、6月23日に日本G、7月6日にオーストラリアGP、7月21日にタイGPのキャンセルを発表。

    1月22日にドーハGP、5月14日にスティリアGP、7月6日にアルガルヴェGPの追加開催を発表。

    1月22日にはアメリカズGPとアルゼンチンGPの開催延期が発表され、6月23日に『アメリカズGP』を10月1日から3日に開催することを発表していた。