カテゴリー: MotoGP

  • MotoGP:ホンダ 2021年 第13戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP:ホンダ 2021年 第13戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP 第13戦アラゴンGPは、青空が広がる中で予選が行われ、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が4番手となり、今季ベストグリッドを獲得した。第3戦ポルトガルGPで復帰してから、これまでのベストは第8戦ドイツGPの5番手、さらに後半戦に入ってからは第11戦オーストリアGP、第12戦イギリスGPで連続5番グリッドを獲得しているが、今大会は、それを上回るグリッドを獲得し、昨年骨折した右腕の状態がよくなっていることを感じさせた。

    今大会は、FP1でトップタイムをマーク。FP4でもトップタイムをマークした。金曜日、土曜日と2度の転倒はあるが、着実に本来のパフォーマンスに近づいていることをアピールする2日間となった。決勝がドライになれば、右腕はまだまだフルパワーで走れる状態ではないが、今季2回目の表彰台、そして2勝目の期待がふくらむ。

    マルク・マルケスは、昨年の大会は、ケガのために出場していないが、モーターランド・アラゴンでは、16年から19年まで4連勝を達成している。13年を含めて最高峰クラスで5回優勝しているサーキットだけに、スタンドを埋めたファンも、4番グリッドを獲得したマルク・マルケスに大きな声援と拍手を送っていた。

    前戦イギリスGPですばらしいパフォーマンスを見せたポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)が8番グリッドを獲得した。今大会もフリー走行は大接戦となり、初日11番手、2日目のFP3では7番手へとポジションを上げ、ダイレクトでQ2進出を果たした。そして迎えた予選Q2では、完ぺきなラップが刻めず8番手でしたが、決勝に期待をつなぐ走りとなった。エスパルガロは、前戦イギリスGPからRC213Vのパフォーマンスを引き出し、自分の走りができるようになっている。決勝では前戦イギリスGPの5位を上回る今季ベストリザルトと初表彰台が期待される。

    今大会、200戦目を迎える中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は11番グリッドから決勝に挑む。初日9番手、2日目のFP3でも9番手をキープしてダイレクトでQ2進出を果たした。そして迎えた予選Q2では、2本目の新品タイヤのアタックがうまくいかず11番手。予定では、あと一周できる計算だったが、わずかに時間が足りなかった。完ぺきなアタックこそできなかったが、連続ラップのアベレージは快調で、1分48秒から59秒台を刻んでいる。2週連続の開催となった昨年は、2週目のテルエルGPでポールポジションを獲得している。そのときのタイムに今大会は届いておらず、明日のウォームアップで最後の調整を行い、決勝では追い上げのレースに挑む。

    初日14番手のアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、FP3で転倒を喫し16番手へとポジションを落とし、Q1からの予選となった。Q1ではトップのヨハン・ザルコ(ドゥカティ)から0.249秒差の4番手に終わり、14番グリッドが確定した。今大会、初日は好調なスタートを切ったが、ペースがあがるにつれてセットアップに苦戦した。明日のウォームアップでは最後の調整に挑み、決勝では2年連続の表彰台獲得に挑む。

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「今日は4番手を獲得しました。これは今大会の一番の目標だったので達成できてよかったです。FP4ではユーズドタイヤでとてもいいフィーリングがあり、いい感じで走ることができました。とてもポジティブでした。明日は、自分のコンディションを見ながら、トップグループで最後まで戦えるか考えたいと思います。いいペースはあります。いいラップタイムを刻むこともできますが、アラゴンの23周は長いレースです。どんな走りができるか考え、どのような状況でも最大限の力を発揮できるようにがんばります」

    ポル・エスパルファロ(Repsol Honda Team)
    「今日はもう少しいい結果を出したかったです。2列目に並べるポテンシャルはあったと思います。タイムアタック中に大きなミスを2つ犯してしまいました。最終コーナーで大きくはらんでしまいました。これだけタイムが接近しているときはミスは許されません。シルバーストーンでは完ぺきなラップを刻めましたが、今回はミスをしました。それで8番手になれたのはよかったと思います。コース上で時間を残してしまったのは残念ですが、これまでなら、このような状況では転倒か12番手で終わっていたはずです。8番手というのは望んだ結果ではありませんが、レースではしっかりポテンシャルを発揮できるポジションだと思います」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「まず最初に、MotoGPで通算200戦目を迎えることができて、とてもうれしいです。チーム、IDEMITSU、Honda、そしてスポンサーの皆さんにとても感謝しています。皆さんのサポートがなければ、このようなすばらしい数字を達成することはできませんでした。明日は僕にとってとても重要なレースになるので、11番グリッドから上位を目指しがんばります。このコースは自分に合っているので、レース後には、チームのみんなと一緒にお祝いしたいと思っています。今日はすごい接戦でした。残念ながら2回目のアタックでミスをしてしまい、もう一周する予定が、チェッカーを受けてしまい、完ぺきなアタックとはなりませんでした。あと、1秒か2秒あればというきわどいものでしたが、全力を尽くしました。明日は4列目からのレースとなりますが、いいスタートを切って全力で挑みます」

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「今日は残念ながら午前中のFP3で転倒してしまいました。その後は順調に走行することができましたが、Q2へ進むことができませんでした。予選の前は、予想以上に苦戦しました。マシンのパフォーマンスに満足できず、あまりいいフィーリングもありませんでした。明日はこの原因がなんなのかを考えて、いくつか調整したいと思います。もう一つのミスは、ハードフロントタイヤを使わなかったことで、これもQ2へ進めなかった理由だと思います。いいところまで来ていますがまだ十分ではありません。チームに申し訳なく思います。明日はもう一度挑戦します。そして、一生懸命がんばります」

  • MotoGP アラゴンGP:バグナイアがコースレコード更新でPP獲得

    MotoGP アラゴンGP:バグナイアがコースレコード更新でPP獲得

    2021年 MotoGP 第13戦 アラゴンGPの公式予選が9月11日(土)にモーターランド・アラゴンで行われ、フランチェスコ・バグナイア(Ducati Lenovo Team)がポールポジションを獲得した。

    気温21度、路面温度26度のドライコンディションの中、フランチェスコ・バグナイアは、2015年に記録されたオールタイムラップレコード(1分46秒634)を更新する1分46秒322を記録して開幕戦カタールGP以来12戦ぶりにポールポジションを奪取した。

    ドゥカティが1‐2番手
    フリー走行総合5番手のジャック・ミラーは0.366秒差の2番手。6戦ぶり4度目の1列目に進出すれば、フリー走行総合6番手のホルヘ・マルティンは0.556秒差の5番手。

    フリー走行総合10番手のエネア・バスティアニーニは、初めての公式予選2で0.956秒差の9番手。フリー走行総合11番手のヨハン・ザルコは0.966秒差の10番手。

    ファビオ・クアルタラロ11戦連続の1列目
    フリー走行総合1番手のファビオ・クアルタラロは0.397秒差の3番手。11戦連続12度目の1列目を維持。フリー走行総合2番手のアレイシ・エスパルガロは0.561秒差の6番手。フリー走行総合3番手のジョアン・ミルは0.840秒差の7番手。

    マルク・マルケスが予選最高位
    レースシミュレーションのフリー走行4で週末2度目の1番時計を刻んだフリー走行総合8番手のマルク・マルケスは0.414秒差の4番手。3戦連続6度目の2列目、今季の予選最高位に進出すれば、フリー走行総合7番手のポル・エスパルガロは0.872秒差の8番手。フリー走行総合9番手の中上貴晶は1.044秒差の11番手。

    フリー走行総合18番手のブラッド・ビンダーは、3戦連続6度目の公式予選2で1.610秒差の12番手だった。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 1’46.322
    2 J・ミラー Ducati Lenovo Team Ducati 1’46.688
    3 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’46.719
    4 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’46.736
    5 J・マルティン Pramac Racing Ducati 1’46.878
    6 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’46.883
    7 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’47.162
    8 P・エスパルガロ Repsol Honda Team Honda 1’47.194
    9 E・バスティアニーニ Esponsorama Racing Ducati 1’47.278
    10 J・ザルコ Pramac Racing Ducati 1’47.288
    11 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 1’47.366
    12 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’47.932
    13 I・レクオーナ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 1’47.508
    14 A・マルケス LCR Honda CASTROL Honda 1’47.542
    15 C・クラッチロー Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’47.613
    16 D・ペトルッチ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 1’47.708
    17 L・マリーニ SKY VR46 Esponsorama Ducati 1’47.741
    18 M・オリベイラ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’47.750
    19 M・ビニャーレス Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’47.764
    20 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’47.790
    21 V・ロッシ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’47.863
    22 J・ディクソン Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’48.146
  • MotoGP:ホンダ 2021年 第13戦 アラゴンGP 初日レポート

    MotoGP:ホンダ 2021年 第13戦 アラゴンGP 初日レポート

    終日青空が広がったアラゴンGPのフリー走行は、初日から厳しい戦いとなった。FP1では、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)がトップタイムをマーク、4番手にアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)、9番手に中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)、10番手にポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)と、Honda勢4選手全員がトップ10入りを果たした。

    好調なスタートを切ったHonda勢だが、気温も路面温度も上がった午後のFP2では、路面コンディションがよくなったことから一気にタイムが向上し、トップから1秒差に17台という大接戦となった。その中で、総合順位ではマルク・マルケスの8番手を筆頭に、中上貴晶が9番手、ポル・エスパルガロが11番手、アレックス・マルケスが14番手という結果だった。

    FP1でトップタイムをマークしたマルク・マルケスは、このセッションでただ一人1分48秒台をマーク。2番手に0.971秒の大量リードを築いた。FP2ではさらにタイムを短縮する予定だったが、セッション開始からわずか4周目に転倒。転倒の理由は、前を走る弟のアレックス・マルケスをパスする際にワイドなラインを通り、その際に汚れた路面でスリップしたためだった。その後は、セカンドマシンで決勝に向けてハードタイヤをテスト。FP2の順位は20番手だったが、総合では8番手。明日のFP3ではさらにポジションを上げてダイレクトでQ2進出を果たし、予選ではフロントローとポールポジション(PP)を目指す。

    モーターランド・アラゴンのサーキットベストタイムは、マルク・マルケスが2015年に記録した1分46秒635。今大会は、その更新を目標に挑む。

    中上貴晶は、今大会で日本人選手としては初のグランプリ200戦目を迎えた。昨年、アラゴンでは2週連続でグランプリが開催されたが、その2週目のテルエルGPで初PPを獲得。今日も大接戦の中で手応えある走りを続け、総合9番手で初日を終えた。FP1は、フロントにソフト、リアにミディアムを装着して1分49秒から50秒台で連続周回して9番手。気温27℃、路面温度が44℃まで上昇したFP2では、フロントにハード、リアにミディアムを装着して1分49秒台でラップを刻み、セッション終盤のアタックは、フロントにミディアム、リアにソフトを装着してセッション8番手タイムを刻んだ。

    前戦イギリスGPで、Repsol Honda Team移籍12戦目にして初PPを獲得し、決勝では5位と今季ベストリザルトでフィニッシュしたポル・エスパルガロは、Honda RC213Vで初めて走るモーターランド・アラゴンを着実に攻略した。初日は、タイヤテストに集中し、総合11番手。さまざまな組み合わせにトライして、データを収集した。ポル・エスパルガロは、明日のFP3ではダイレクトでのQ2進出を目指し、予選では2戦連続のフロントローとPP獲得に挑む。

    2連戦となった昨年の大会で、1戦目のアラゴンGPでは2位表彰台に立っているアレックス・マルケスは、今年も好調な走りを見せた。FP1では、兄のマルク・マルケスとランデブー走行をし、FP1でトップタイムをマークしたマルクをピタリとマークして4番手タイム。FP2では、さまざまタイヤの組み合わせにトライし、決勝に向けて準備を進めた。最後のアタックでは新品タイヤのパフォーマンスを十分に引き出せずに14番手だったが、FP3ではダイレクトでのQ2進出を目指し、今季初のトップ10入りを目指す。

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「今日は完ぺきなプランがありました。FP1で新品タイヤを使い、FP2でレースに向けて取り組むという予定を立てていましたが、転倒してしまったためにプランを少し変えました。ハードリアをテストするチャンスができたので、今日の転倒の影響はそれほどありませんでした。転倒したときは、うまくコントロールして走行しているときだったので、フラストレーションがたまりました。僕はアレックスの後ろにいてスリップストリームを使い、少しブレーキングを遅らせました。速すぎたのは分かっていました。それでワイドに走行しようとしましたが、路面の汚れた部分に乗って転倒してしまい、悔しいです。今日は体力を温存するために数周しかプッシュしませんでした。でもレースペースでプッシュしたときのラップタイムはよかったです」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「今日はいいスタートになりました。今のところマシンのフィーリングはいいです。午前中の路面コンディションはあまりよくありませんでしたが、ラバーが乗ってFP2はコンディションがよくなり、みんなラップタイムを更新していました。明日のFP3と予選セッションがとても楽しみです。FP3ではトップ10をキープしてQ2へ備えなければなりません」

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「今日はかなり接近した戦いになりました。トップ5から僕の11番手まではわずか0.1秒差しかなく、ほとんど差はありません。小さなミス一つで4番手から11番手まで落ちます。そのため、FP3はとても重要になりますし、ミスをせずに周回しなければなりません。スロットルオフのわずかな時間の差でQ2ではなくQ1に進むことになってしまいます。でも、今日はいい一日でした。レースに向けて集中してメニューを消化できたし、予選に向けて準備が進みました。今日はいいスピードがあり、結果にも満足しています。今後に向けて実りのある一日になりました」

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「午前中のFP1はとてもうまくいきました。マシンのフィーリングは午後のFP2もかなりよかったと思います。今日、最も重要なことはすべてのタイヤオプションにトライできたことです。また、どのセットアップで取り組むかを考えました。そのため、いろいろなことがクリアになり、いい仕事ができました。FP2の最後にソフトタイヤでプッシュしましたが、思うようにパフォーマンスを引き出せませんでした。それ以外は満足していますし、ポジティブな一日になりました。コースのフィーリングはとてもいいです。明日はいろいろと磨き上げて、改善しなければなりませんが、マシンのフィーリングはすばらしく、楽しいです。引き続きこの調子で仕事に取り組むことが一番重要です」

  • MotoGP:ヤマハ 2021年 第13戦 アラゴンGP 初日レポート

    MotoGP:ヤマハ 2021年 第13戦 アラゴンGP 初日レポート

    Monster Energy Yamaha MotoGPのカル・クラッチローとファビオ・クアルタラロは、ウイーク初日から順調にセッティング作業を進め、FP1とFP2の総合順位でそれぞれ3番手と7番手を獲得した。PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのバレンティーノ・ロッシとジェイク・ディクソンは、フリープラクティスをそれぞれ19番手と22番手で終えた。

    クラッチローがウイーク初日を3番手、クアルタラロは7番手で初日を終了
    クラッチローはモーターランド・アラゴンとの相性の良さを見せ、FP1からたびたびトップ10へと浮上。タイムアタックは行わなかったにもかかわらず、全17ラップ中14ラップ目に記録した1分49秒670でトップから1.622秒差の12番手につけた。

    好調ぶりに自信を深めたクラッチローは午後からのFP2も果敢にプッシュ。3回目の走行でミニアタックを開始すると、全19ラップ中17ラップ目に1分47秒897まで更新してYZR-M1の1ラップの速さを見せつけた。これにより一旦は2番手に浮上したが、最後に他車が上回り3番手でセッションを終了。FP1との総合順位でも3番手となった。トップとの差は0.284秒。

    一方のクアルタラロはあらかじめ設定したプラン通りに作業を進行。まず初めにモーターランド・アラゴンに適応し、そのあとセッティングに取り組みながら安定した速さを追求することを、この日のミッションとしていた。序盤の1分50秒185でトップに立ったあとは作業に集中し、全19ラップ中14ラップ目に1分49秒451のベストタイムを記録してFP1を8番手で終了。トップとの差は1.403秒だった。

    FP2では徐々にペースを上げ、ほとんどの時間帯で4番手をキープ。終盤に入ってアタックを試みようとしたが、その矢先、走行中に蜂に首を刺される不運なアクシデントに見舞われた。さらに最後の数ラップは集団に阻まれて思うようにペースを上げられなかったが、全17ラップ中16ラップ目で1分48秒034へ更新し、トップから0.421秒差の7番手を獲得している。

    PETRONAS Yamaha SRTはハードワークに集中
    ロッシはFP1の序盤でトップ10に入る好調ぶり。しかし第5コーナーで転倒し、約15分を残して走行を取りやめたため、十分にペースを上げられないまま1分50秒299の20番手に留まった。FP2を慎重にスタートしたロッシは、コンスタントに周回を重ねたあと、最初のアタックで1分48秒649へと更新して10番手に浮上。しかし終盤で18番手に後退し、総合順位では19番手となっている。

    一方、MotoGP2戦目を迎えたディクソンは、FP1で着実にタイムを更新して1分51秒188の22番手。午後からのFP2ではタイヤを交換せず、タイムアタックも行わずに1分49秒987へ更新した。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    カル・クラッチロー(フリー走行総合3番手/1分47秒897)
    「第1セクターの好タイムに驚くことはありませんでした。第1セクターはすでに私のものになっていたのです。そして残りのセクターもそのまま調子を維持できれば、必ず好記録につながると確信していました。これまでは第1セクターがあまりうまくいっていなかったので、とくにタイヤが冷たいうちは、第2コーナーで恐怖感もあり慎重にいきました。しかしそのあとは、もう問題なく走れるようになりました。これまでずっと、あのような激しいプッシュはしてきませんでしたが、今日はそのチャンスが巡って来たのでトライし、そして成し遂げたのです。タイムシートの上位につけたことは良かったと思いますが、私自身、順位は気にしていません。もちろん速く走りたい気持ちはありますが、それ以上にマシンのフィーリングを伝えることが重要だと思っています。今日も新しいことをいくつか試しました。それがテストライダーとしての私の仕事なのです」

    ファビオ・クアルタラロ(フリー走行総合7番手/1分48秒034)
    「フィーリングは上々です。FP1ではタイヤを何種類かテストし、マシンの感触はあまり良くなかったのですが、FP2でハード&ハードのコンビネーションに替えると、とても良くなりました。しかし、そのあと試したセッティングはあまり気に入らず、最終走行のタイムアタックでは集団に飲み込まれてペースを上げることができませんでした。それでも、もっとトップタイムに近づけることはわかっているので問題はありません。最初の走行から予想以上にいいタイムが出たので満足しています」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「モーターランド・アラゴンがヤマハにとって最高のコースでないことは確かです。しかし今のところとても順調なので少しも悲観していません。クラッチロー選手はマシン全体に好感触を持ち、走りをエンジョイしていました。ファクトリー・ヤマハのマシンでわずか数ラップ、しかも私たちにとって決して簡単でないコースで3番手を獲得したのですから、見事と言うよりほかありません。この結果をポジティブに受け止め、マシンの競争力の高さを再確認しています。カルは2週間後にまた、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・テストチームの一員としてアラゴンを走ることになっています。今回、収集するデータがそこでも役立ってくれるでしょう。クアルタラロ選手は、実力通りの成績を残すことができませんでした。彼は今日一日で非常に多くの仕事をこなし、最終走行を迎えていよいよタイムアタックを試みようとしたところで蜂に刺されてしまったのです。結果的に十分なアタックができなかったにもかかわらず、トップ10をキープできたことはとても良かったと思いますし、私たちには、もう一度、チャンスが残っています。明日の予選で好位置を獲得するため、今夜もハードワークを続けます」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    バレンティーノ・ロッシ(フリー走行総合19番手/1分48秒649)
    「ある程度、予想はしていましたが、このコースはマシンにとっても私にとってもベストの場所ではなく、今日はかなり苦戦しました。いくつかの理由で、私はいつもここで難しい戦いをしているのです。それでも最大限に努力し、明日以降もリアタイヤのパフォーマンス向上を目指してベストを尽くしていきます。もう少し優しい走りができるように、セッティングのモディファイを試したいと思っています。今日も午後にはいくらか改善され、徐々に調子が上がってきました。まだまだ最速ではありませんが、ポールポジションとの差は1秒だけで、それでも19番手になってしまうのです。通常このコースは日に日にグリップが良くなっていくので、私たちもペースアップを目指してトライを続けます」

    ジェイク・ディクソン(フリー走行総合22番手/1分49秒987)
    「MotoGPでの2戦目も、とてもいい経験になっています。今回はマシンのスピードにそれほど大きなショックを受けることなく、ライディングをエンジョイできています。Moto2とはブレーキングなどのタイミングが異なるので、FP1では参考ポイントを見つけるのに苦労しました。FP2になるとマシンも私自身も良い方向へと進み始め、チームもまた素晴らしい仕事をしてくれました。ずっとミディアム・コンパウンドのタイヤを履き続け、非常に良い感触を得ることができました。他のライダーたちがみな同じタイヤを履いていたときは、大きく離されることもありませんでした。明日はタイムアタックに臨むためにソフト・コンパウンドをトライします。上位グループにもかなり近づけると思っています。このコースを楽しめていますし、良いフィーリングが得られれば、きっといい走りができるでしょう。新品タイヤも使っていないので、今日の最終結果は私たちの仕事の成果を十分に表したものではありません。明日はもっといい仕事ができると信じています」

  • MotoGP アラゴンGP:ジャック・ミラーが11戦ぶりに初日総合トップ

    MotoGP アラゴンGP:ジャック・ミラーが11戦ぶりに初日総合トップ

    2021年 MotoGP 第13戦 アラゴンGPのフリー走行が9月10日(金)にモーターランド・アラゴンで行われ、ジャック・ミラー(Ducati Lenovo Team)が初日走行トップタイムをマークした。

    気温27度、路面温度44度のドライコンディションの中、フリー走行1で5番手たったジャック・ミラーは、1分47秒613をマーク。今季7度目のトップタイム。第2戦ドーハGP以来今季3度目の初日総合トップタイムを記録した。

    アレイシ・エスパルガロが2番手に浮上
    フリー走行1で6番手のアレイシ・エスパルガロは0.273秒差の2番手。フリー走行1で19番手のマーベリック・ビニャーレスは最多の20ラップを周回して1.142秒差の19番手。

    テストライダーのクラッチローが3番手
    フリー走行1で12番手のカル・クラッチローは0.284秒差に3番手。代替4戦目でヤマハ勢の最高位に進出すれば、フリー走行1で8番手のファビオ・クアルタラロは0.421秒差の7番手。

    フリー走行1で20番手のバレンティーノ・ロッシは1.036秒差の18番手。フリー走行1で22番手のジェイク・ディクソンは、新品タイヤに履き替えず、午前のセッションから1.201秒ラップタイムを伸ばして2.374秒差の22番手。

    マルク・マルケスがクラス最多の転倒
    フリー走行1で9番手の中上貴晶は0.444秒差の8番手。フリー走行1で10番手のポル・エスパルガロは0.553秒差の10番手を維持。フリー走行1で4番手のアレックス・マルケスは0.701秒差の13番手に後退。

    2戦連続3度目の1番手発進を決めたマルク・マルケスは、4ラップ目の16コーナーでクラス最多となる今季17度目の転倒を喫して午前のタイムを更新できず1.214秒差の20番手に後退。

    スズキの両雄は11番手と21番手
    フリー走行1で14番手のアレックス・リンスは、最多の20ラップを周回して0.654秒差の11番手。フリー走行1で2番手のジョアン・ミルは1.273秒差の21番手。

    ドゥカティ勢4台がトップ6入り
    昨年10月に当地で開催された2連戦で1戦目7位、2戦目5位が最高位だったが、4台がトップ6、5台がトップ9に進出。フリー走行1で7番手のヨハン・ザルコは0.375秒差の4番手。フリー走行1で17番手のホルヘ・マルティンは0.410秒差の5番手。フリー走行1で3番手のフランチェスコ・バグナイアは、7ラップ目の5コーナーで今季3度目の転倒を喫して0.419秒差の6番手。フリー走行1で11番手のエネア・バスティアニーニは0.473秒差の9番手。フリー走行1で15番手のルカ・マリーニは0.843秒差の15番手。

    ブラッド・ビンダーが21番手から12番手に浮上
    フリー走行1で21番手のブラッド・ビンダーは0.665秒差の12番手に浮上。フリー走行1で13番手のダニロ・ペトルッチは0.738秒差の14番手。フリー走行1で16番手のイケル・レクオナは0.913秒差の16番手。フリー走行1で18番手のミゲール・オリベイラは最多の20ラップを周回して.010秒差の17番手だった。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 J・ミラー Ducati Lenovo Team Ducati 1’47.613
    2 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’47.886
    3 C・クラッチロー Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’47.897
    4 J・ザルコ Pramac Racing Ducati 1’47.988
    5 J・マルティン Pramac Racing Ducati 1’48.023
    6 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 1’48.032
    7 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’48.034
    8 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’48.048
    9 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 1’48.057
    10 E・バスティアニーニ Esponsorama Racing Ducati 1’48.086
    11 P・エスパルガロ Repsol Honda Team Honda 1’48.166
    12 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’48.267
    13 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’48.278
    14 A・マルケス LCR Honda CASTROL Honda 1’48.314
    15 D・ペトルッチ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 1’48.351
    16 L・マリーニ SKY VR46 Esponsorama Ducati 1’48.456
    17 I・レクオーナ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 1’48.526
    18 M・オリベイラ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’48.623
    19 V・ロッシ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’48.649
    20 M・ビニャーレス Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’48.755
    21 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’48.886
    22 J・ディクソン Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’49.987
  • MotoGP:ホンダ 2021年 第13戦 アラゴンGP プレビュー

    MotoGP:ホンダ 2021年 第13戦 アラゴンGP プレビュー

    2021年 MotoGP 第13戦アラゴンGPが、9月10日(金)から12日(日)までの3日間、アルカニス郊外にあるモーターランド・アラゴンで開催される。昨年、そして今年と新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大幅にシリーズの日程が変わっているが、アラゴンGPはほぼ例年通りの日程となった。昨年はアラゴンGP、そしてテルエルGPと2週連続でグランプリが開催される変則スケジュールだった。

    モーターランド・アラゴンは、スペインGP、カタルニアGP、バレンシアGPに続くスペイン4カ所目のグランプリ開催地で、2010年にアラゴンGPとしてスタートした。昨年は2週連続同所で開催され、モーターランド・アラゴンでは13回目、アラゴンGPとしては12回目の開催となる。

    モーターランド・アラゴンは1周5.078km。マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット、タイのチャーン・インターナショナル・サーキット、そしてトルコのイスタンブール・パーク・サーキットなどを手がけたドイツ人デザイナーのヘルマン・ティルケ氏によって設計された。ティルケ氏がデザインしたサーキットは、自然の地形を利用したアップダウンと、バリエーションに富んだコーナーが連続し、リズム感あふれるレイアウトが特徴。モーターランド・アラゴンはこうした特徴に加え、2本の長いストレートを組み合わせたレイアウトになっており、パッシングポイントが多いため、選手たちから高い評価を得ている。

    これまでHondaは、このサーキットですばらしい記録を残してきた。2010年の初開催から昨年まで、12戦で7勝を挙げている。800ccから1000ccにエンジンの排気量が変わった12年以降、RC213Vは実に6回の優勝を達成している。

    このサーキットでは、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が13年にデビューしてから圧倒的な強さを発揮してきた。最高峰クラスにデビューした2013年、16年、17年、18年、19年と5回の優勝を達成。昨年はケガのために出場できなかったが、今年は2年ぶりの大会制覇、そしてアラゴンGP6勝目が期待される。

    マルケスは、6月の第8戦ドイツGPで復帰後初優勝を達成した。125cc、Moto2時代を含め、2009年以来更新してきた同GPでの連続優勝記録を「11」へと伸ばした。アラゴンGPの開催されるモーターランド・アラゴンは、ザクセンリンクと同じ左周りのサーキット。コーナーの数は、ザクセンリンクが左10、右3なのに対して、アラゴンは左10、右7とかなり特徴の異なるサーキットだが、このサーキットでマルケスはライバルを圧倒しており、16年から19年までは4連勝を達成している。

    マルク・マルケスにとって2年ぶりとなるモーターランド・アラゴン。昨年、ケガをした右腕と肩の力がまだ100%回復していないため完ぺきな状態ではないが、今季2勝目に大きな期待が寄せられている。前戦イギリスGPでは予選5番手から、オープニングラップで他者に接触するミスを犯して転倒リタイアと悔しい結果に終わっている。今大会はその雪辱に挑む。

    チームメートのポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、前戦シルバーストーンでRepsol Honda Teamに移籍して初のポールポジションを獲得した。決勝は5位だったが、序盤はトップを快走するなど、やっと本来のパフォーマンスを発揮するレースとなった。

    ポル・エスパルガロもまた、モーターランド・アラゴンで好結果を残してきた。初開催となった2010年には125ccクラス(現在のMoto3クラス)で優勝。2012年のMoto2クラスではマルク・マルケスを抑えて優勝している。ポル・エスパルガロにとって今大会は、完全復帰を目指す大会となる。最高峰クラスでのアラゴンGPのベストリザルトは14年の6位だが、今大会はHonda移籍初表彰台、初優勝に挑む。

    Repsol Honda Team、そしてマルク・マルケス、ポル・エスパルガロの両ライダーにとっては、スペインGP、カタルニアGPに続く今季3回目のホームGP。両選手ともに、フリー走行、予選、そして決勝とファイトあふれる走りに注目される。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、ベストリザルトに挑む。昨年の大会では、2連戦の2戦目となったテルエルGPでキャリア初のPPを獲得した。決勝はオープニングラップの4コーナーで転倒を喫しリタイアと悔しい結果に終わったが、今年はその雪辱に挑む。

    中上は、後半戦のスタートとなったレッドブル・リンクの2連戦、シルバーストーンと得意のサーキットで初表彰台獲得を果たせなかった。今大会も得意なサーキットの一つに数えられるアラゴンで、レッドブル・リンク、シルバーストーンのデータをしっかり分析し準備を進めている。

    チームメートのアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、2年連続表彰台獲得に挑む。昨年のアラゴンGPでは2位表彰台を獲得、続くテルエルGPでも表彰台争いに加わりました。結果は転倒リタイアだったが、2大会連続で好走を見せた。

    アレックス・マルケスは、13年のMoto3クラスで3位、14年に2位、16年のMoto2クラスでは2位になっている。前戦イギリスGPでは17番グリッドから8番手まで追い上げてリズムをつかんだ。今大会は、まだ果たせていないアラゴンGP初優勝に向けて全力で挑む。

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「アラゴンは楽しくレースができるサーキットで、過去にもいい結果を残しています。しかし過去の実績に頼ることはできません。2021年の状況は変わっているので、正しい方向性でアプローチしなければなりません。自分のレベルを認識して、ライバルたちの動向を見極めなければなりません。いずれにしても、2020年は参戦できなかったので、モーターランドに戻ってくることができてとてもうれしいです。ファンのためにいいショーになることを願っています。最近のレースではトップに近づいてきているので、目標は引き続き差を縮められるように取り組み、日曜日に何ができるか考えてがんばることです」

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「アラゴンで走るのがとても楽しみです。シルバーストーンの週末はすばらしいものになりました。以前、アラゴンではHondaのマシンに勝てるようにがんばってきました。そして今は僕がHondaに乗っています。どんな走りができるかとても興味深いです。シルバーストーンで力強い週末を過ごしたのでいい形でアラゴンに入ることができます。再びレースをするのがとても楽しみです。力強くシーズンを終えられるように仕事に取り組み、学び続けます」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「今週末のアラゴンGPがとても楽しみです。昨年は、初めてMotoGPのポールポジション獲得というすばらしい思い出があります。今週末もそのパフォーマンスが繰り返せることを願っています。そして昨年よりもいいレースをしたいと思います」

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「私たちスペイン人ライダーは、4回もホームGPがあってとても恵まれています。そしてアラゴンは一番好きなサーキットです。アラゴンのレイアウトは、僕にもマシンにもとても相性がいいです。目標はトップ10に入ることです。そして夏休み後のレースで前進してきたことに引き続き取り組むことです。シルバーストーンではいい形でレースができ、自信もありました。これは僕にとっては、とても重要なことです。昨年はアラゴンでいい2週間が過ごせました。だからと言って、今回もうまくいくとは限りません。引き続き集中して取り組み、正しいセットアップとタイヤ選択ができるように慎重に取り組まなければなりません。なぜならこのサーキットではタイヤマネジメントがとても重要だからです。グランドスタンドにファンがいるレースウイークへ向けてモチベーションはとても上がっています」

  • MotoGP:ヤマハ 2021年 第13戦 アラゴンGP プレビュー

    MotoGP:ヤマハ 2021年 第13戦 アラゴンGP プレビュー

    Monster Energy Yamaha MotoGP、モーターランド・アラゴンへ
    Monster Energy Yamaha MotoGPは今週末、モーターランド・アラゴンで開催される第13戦に出場する。ファビオ・クアルタラロ、チーム、ヤマハがそれぞれのチャンピオンシップ・ポイントでトップに立っていることもあり、スタッフ全員がこれまで以上に士気を高めている。

    クアルタラロは第12戦イギリスGPで優勝を飾り、チャンピオンシップのリードを65ポイントに拡大した。今シーズンは開幕以来すべてのコースでマシンに自信を持って戦ってきており、今週もまたトップを目指す準備が整っている。

    アラゴンは難しいコースのひとつで、クアルタラロのベストリザルトは2019年の5位。今年こそは、この記録を塗り替えて表彰台に上ることが目標となる。

    クアルタラロのチームメイトとしてヤマハ・ファクトリーで走るのは、前回に引き続きカル・クラッチロー。第12戦ではマシンに好感触を得ており、今回はその上にさまざまな作業を積み重ねていくこととなる。YZR-M1はすでにクラッチロー仕様に調整されており、それが今回も十分に機能するかどうかが鍵となる。

    ここアラゴンではこれまでに全11戦に出場し、そのうち8回はトップ10入り。2014年には3位を獲得して表彰台に上っている。

    モーターランド・アラゴンは2010年からMotoGPを開催。スペイン北東部のバルセロナから車で2~3時間のアルカニス近郊に位置している。全長5.1キロの高速コースに合計17のコーナー(左10、右7)が設けられ、最長ストレートは968メートルに及ぶ。ライダーとファンから好評価を受け、MotoGP初開催の年にIRTAベスト・グランプリ・オブ・ザ・イヤーを受賞している。

    PETRONAS Yamaha SRT、ロッシのチームメイトに引き続きディクソンを起用
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamはバレンティーノ・ロッシに加え、今回もフランコ・モルビデリの代役としてジェイク・ディクソンが今週末、モーターランド・アラゴンで第13戦に臨む。

    ロッシは昨年、同サーキットで開催されたアラゴンGPとテルエルGPを新型コロナウイルス感染症により欠場しており、今年は2019年以来、2年ぶりの参戦となる。ここでは未だ優勝経験はないものの、MotoGP初開催の2010年以降、3回の表彰台を獲得するなど相性の良さを見せてきた。今年はトップ10を目標としている。

    一方、前回の第12戦イギリスGPでMotoGPデビューを果たし、第13戦も引き続きYZR-M1を駆ることとなったディクソン。ここアラゴンでは2020年にMoto2で自己ベストの4位を獲得しており、このときの経験をMotoGPでも生かそうと意気込んでいる。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ
    「アラゴンはおそらく、ヤマハではなく私にとって、シーズン中最も相性の良くないサーキットだと思っています。毎年、いいペースで走れるし、去年はポールポジションも獲得したのですが、いつも安定性に欠けています。これは何とか解決したい問題で、そのために今回もコース上で学び、コンスタントな走りを目指したいと思います」

    カル・クラッチロー
    「Monster Energy Yamaha MotoGPから出場したシルバーストーンでのイギリスGPをエンジョイし、全体的にいい仕事ができたと感じています。今回もまたファクトリーのYZR-M1に乗れることになり、とても楽しみです。アラゴンは簡単なコースではありませんが、私はいつもいい走りをしてきました。ここでもう一度、マシンを走らせ、仕事を継続できることをうれしく思っています」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「これまでにないほどの高いモチベーションをもって、アラゴンに向かいます。前回のイギリスGPで最高の仕事ができたことで、より一層、士気が高まっているからです。しかしこのコースはヤマハの強みを十分に発揮できるところではありません。とは言え、シュピールベルク・サーキットも同様の状況だったにもかかわらず、クアルタラロ選手は表彰台争いを展開するだけの力を見せてくれました。クラッチロー選手はアラゴンのコースを知り尽くしており、いつも良い走りを見せて好成績を獲得してきました。こう考えると、まもなく始まるレースウイークが、ますます楽しみになります。ひとつ確かなことは、私たちは上位争いのために100%の力を尽くすということです。ハードワークになることは疑いようがありませんが、チャレンジに向けて準備は整っています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    バレンティーノ・ロッシ
    「イギリスGPではウイークを通じてマシンのフィーリングが良く、とくにフリープラクティスではシーズン最高のペースが出ていました。また決勝のスタートも非常にうまくいって、上位のライダーたちと競り合うこともできました。今回も同様のフィーリングを得られるよう期待していますが、アラゴン・サーキットはリアのグリップに対して非常に厳しいコースです。これまでに何度か表彰台に上っていますが、優勝したことは一度もないのです。コースレイアウトは高速でとても素晴らしいのですが、ライディングは簡単ではなく、レース終盤で強さを発揮するためには特別なスムースさが必要です。昨年は出場できなかったので、2年ぶりの走行を楽しみにしています」

    ジェイク・ディクソン
    「今週末のアラゴンGPをとても楽しみにしています。イギリスGPに続いてもう一度、YZR-M1に乗れることになり、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。このようなチャンスを与えてくれて、もう一度、私の力を試してくれるチームにお礼を言いたいです。3日間の走行のなかでどのように進化できるかを確認しながら、トップとの差を縮めていけるよう頑張ります。彼らは世界最高のライダーたちですが、私には素晴らしいチームがついていてくれます。決して不可能ではないと思っています。私自身、マシンとうまくやっていると感じており、今回はもう一歩、前に近づけると信じています」

  • MotoGP 第12戦 イギリスGP:ファビオ・クアルタラロが今季5勝目

    MotoGP 第12戦 イギリスGP:ファビオ・クアルタラロが今季5勝目

    2021年 MotoGP 第12戦 イギリスGPの決勝レースが8月29日(日)にシルバーストンで行われ、ファビオ・クアルタラロが今季5勝目を挙げた。

    気温17度、路面温度24度のドライコンディションの中、3番グリッドのファビオ・クアルタラロはプラクティスで掴んだペースを再現させて5勝目。タイトル争いにおいて、ライバルたちとのアドバンテージを拡大した。

    スズキが今季5度目の表彰台
    10番グリッドのアレックス・リンスは2.663秒差の2位。昨年11月の第13戦ヨーロッパGP以来今季初の表彰台を獲得を獲得すれば、11番グリッドのジョアン・ミルは16.226秒差の9位。

    アプリリアが歴史的な表彰台獲得
    6番グリッドのアレイシ・エスパルガロは4.105秒差の3位。フラッグ・トゥ・フラッグとなった2014年9月の第14戦アラゴンGP以来最高峰クラスで2度目、キャリア通算3度目の表彰台を獲得し、アプリリアに『MotoGPクラス』での初表彰台、ジェレミー・マクウィリアムズが3位でフィニッシュした2000年7月の第9戦イギリス以来通算6度目となる表彰台をもたらした。

    ドゥカティ勢の最高位は4位
    7番グリッドのジャック・ミラーは4.254秒差の4位。9番グリッドのヨハン・ザルコは11位。13番グリッドのエネア・バスティアニーニは12位。2番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは14位。14番グリッドのルカ・マリーニは15位。

    ポル・エスパルガロが今季最高位獲得
    ポールポジションのポル・エスパルガロは8.462秒差の5位。今季初めてトップ5入りを果たせば、17番グリッドのアレックス・マルケスは14.044秒差の8位に入り、3戦連続5度目の1桁台に進出。15番グリッドの中上貴晶は体調不良ながら18.285秒差の13位。

    サンデーライダー、ブラッド・ビンダーが6位まで挽回
    12番グリッドのブラッド・ビンダーは12.189秒差の6位。3戦連続してKTM勢の最高位に進出すれば、18番グリッドのイケル・レクオはドライコンディションでの自己最高位となる7位。16番グリッドのダニロ・ペトルッチは10位。20番グリッドのミゲール・オリベイラは16位。

    ジェイク・ディクソンがデビュー戦完走
    8番グリッドのバレンティーノ・ロッシはオープニングラップで6番手に浮上したが、中盤以降にポジションを落として29.758秒差の18位。19番グリッドのカル・クラッチローは17位。21番グリッドのジェイク・ディクソンは50.845秒差の19位でチェッカーフラッグを受け、最高峰クラスのデビュー戦で完走。

    6メーカーがトップ6入り
    2002年に始まった『MotoGPクラス』で6メーカー(ヤマハ/スズキ/アプリリア/ドゥカティ/ホンダ/KTM)がトップ6に進出したのは初めて。1949年に始まったチャンピオンシップでは、1972年の第6戦ユーゴスラビアGP(MVアグスタ/ヤマハ/ケーニッヒ/スズキ/ハスクバーナ/カワサキ)以来の快挙。

    オープニングラップのクラッシュ
    4番グリッドのホルヘ・マルティンと5番グリッドのマルク・マルケスは、1ラップ目の9コーナーで接触。転倒リタイアした。

    チャンピオンシップ
    ポイントリーダーのクアルタラロは25ポイントを加算。総合2位に浮上したミルに65ポイント差、総合3位のザルコに69ポイント差、総合4位に後退したバグナイアに対して70ポイント差にアドバンテージを広げた。

  • MotoGP:ホンダ 2021年 第12戦 イギリスGP 予選レポート

    MotoGP:ホンダ 2021年 第12戦 イギリスGP 予選レポート

    ポル・エスパルガロ今季初ポールポジションを獲得。マルク・マルケス5番手とRepsol Honda Teamの2人が好グリッドから決勝に挑む
    2年ぶりの開催となったMotoGP 第12戦イギリスGPの予選は、午前中は雲が多く気温も13℃前後だったが、午後はところどころ青空が広がり、気温は18℃まで上昇した。そのため、初日から大幅にタイムが短縮されるという厳しい予選で、ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)が今季初ポールポジション(PP)を獲得、Repsol Honda Teamに移籍して初のPPを獲得した。

    初日4番手と好調なスタートを切ったポル・エスパルガロは、大接戦となったFP3で6番手へとポジションを落としたが、ダイレクトでQ2進出を果たす。そしてQ1から進出した2台をくわえた12台で行われたQ2では、1分58秒889のベストタイムでPPを獲得した。

    このタイムは2年前の大会でマルク・マルケス(Repsol Honda Team)がマークした1分58秒168には届なかったが、フロントローにならんだ3選手の差がわずか0.036秒という大接戦となり、2番手のフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)、3番手のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)との厳しい戦いを制した。

    Moto2時代の12年には、Hondaエンジンを搭載したマシンでポールトゥウインを達成している。今大会もPPから今季ベストリザルトとなる今季初表彰台、そしてキャリア初優勝が期待される。

    マルク・マルケスは、初日のFP1でトップタイムをマークし好調なスタートをきったが、FP2で274km/htというハイスピードで転倒し5番手へとポジションを落とした。幸い、大きなケガはなかったが、転倒した際にヘルメットの中に入った土が原因で目に軽傷を負い、治療を受けた。その状態でマルク・マルケスは、大接戦となったFP3では10番手へとポジションを落としたが、ダイレクトでQ2進出を果たすと5番グリッドを獲得した。

    2年前の大会で惜しくも2位に終わったマルク・マルケスは、明日の決勝レースに向けて理学療法を続け、MotoGPで最も過酷なレイアウトの一つであるシルバーストーンの20周のレースを最高の状態で挑めるよう努力を続ける。

    初日15番手とやや苦戦の中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、FP3で12番手へとポジションを上げたが、トップ10に入ることができず、Q1からの予選となった。初日からの問題を完全に解消できなかった上に予選では転倒者によるイエローフラッグが出たこともあり、ベストタイムを更新するチャンスを逃した。

    チームメートのアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、初日のフリー走行で2度の転倒を喫し、20番手という厳しいスタートなった。FP3では14番手へとポジションを上げたが、ダイレクトでQ2進出を果たせず、Q1からの予選となった。Q1では、フリー走行でマークした2分00秒157をわずかに更新する2分00秒117をマークしたが、Q1を7番手で終え、17番グリッドが確定した。アレックス・マルケスは、MotoGPマシンでシルバーストーンを訪れるのは今回が初めてであり、引き続き決勝レースでもコース攻略につとめる。

    今大会、MotoGPクラスの決勝レースは、ヨーロッパで開催されている通常時間に合わせるため、現地時間より1時間早い13時00分にスタートする。

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「信じられません。とにかく信じられません。オーストリアではとても難しい2週間を過ごしました。シルバーストーンに到着したときには、闘志満々でした。モチベーションもかなり上がっていました。今週末はマシンとトラック、そしてグリップのフィーリングがとてもいいです。今日は力を最大限発揮できて満足しています。Repsol Honda Team、アルベルト・プーチ、タケオ(横山健男テクニカルディレクター)、桒田(桒田哲宏レース運営室長)さんに本当に感謝しています。みんなとてもよくサポートしてくれましたし、何があっても100%で取り組み続けてくれました。これまでずっと仕事に取り組み続けてきました。これからもそうですが、今はこの瞬間をとにかく楽しみたいと思います」

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「今日は目の調子がかなり回復しました。大きな問題ではありませんでしたが、昨日はかなり走行の妨げになりました。時速270kmで転倒したので体はまだ少し痛いです。いつもは限界を感じるところですが、今日の予選は力強い走りができたと思います。そして2列目を獲得するという目標を達成できました。明日のレースでどのような走りができるか考えたいです。このサーキットではFP1からマシンがうまく機能しています。もしこの調子で続けられれば、いいレースができると思います。トップのライダーたちとのギャップを縮めていくことが重要になります。またポールポジションを獲得したポルとHondaにおめでとうといいたいです」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「今日はベストを尽くしましたが、スピードが足りず、ラップタイムも十分ではありませんでした。結局、ダイレクトでQ2に進出できず、Q1で5番手に終わったことで、15番グリッドが確定しました。明日は、15番グリッドから追い上げる戦いとなりますが、ベストを尽くします。そのためには、いいスタートを切らなくてはいけません。レースは20周なので順位を上げるチャンスはいくらでもあるはずです。ベストを尽くし、レースで何が起こるか見てみようと思います」

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「シルバーストーンをMotoGPマシンで攻略するのは難しいサーキットだということは分かっています。今日はセットアップを少し変えてみたのですが、その結果、FP3とFP4でかなり前進することができました。まだ改善しなければならない部分はあります。まだ快適ではないのでセットアップは改善しなければなりません。サーキットを学ばなければならないときは、このような週末になることは分かっていました。残念ながらQ1ではベストなパフォーマンスができませんでした。ミスをして0.2秒か0.3秒落としてしまいました。でも明日はいいスタートを切ってがんばります。近くにタカもいるので、ベストを尽くして、できる限りいい結果を残したいと思います」

  • MotoGP:ヤマハ 2021年 第12戦 イギリスGP 予選レポート

    MotoGP:ヤマハ 2021年 第12戦 イギリスGP 予選レポート

    Monster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロがQ2で3番手とし、全12戦中11回目となるフロントローを獲得した。チームメイトのカル・クラッチローは19番グリッドを獲得している。

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのバレンティーノ・ロッシはFP3で7番手としてQ2に直接進出、8番手を獲得しグリッド3列目。チームメイトのジェイク・ディクソンは、MotoGP初レースを21番グリッドからスタートすることとなった。

    クアルタラロが3位で、今季11回目のフロントローを獲得
    Q2に直接進出したクアルタラロはそのセッション、シグナルがグリーンに変わるや、早々に走行を開始。最初のアタックで1分58秒990を記録し、2番手に0.350秒差をつけてトップに立った。

    7分半ほどを残してピットに戻り、タイヤ交換の後、2回目の走行を開始。この時点で0.270秒のアドバンテージを維持していたが、セッション終盤で全体のペースが上がってくると、戦いは一層、激しくなった。すぐさま反応したクアルタラロは最終ラップで1分58秒925へ更新するも、トップを守り切ることはできず、0.036秒差の3番手でセッションを終了した。

    クラッチローはFP3とFP4で大幅に前進し、Q1での活躍にも期待がかかっていた。2分03秒011で7番手につけたあと、セクター毎のタイムを次々に更新。地元ファンの応援に後押しされて2分00秒440に短縮すると一時、6番手へと浮上した。

    残り約6分でピットに戻り、タイヤを交換。2回目の走行ではあと2ラップのチャンスが残されていた。そして最初のアタックでふたつのセクターで自己ベストを更新したものの、第3セクターでE・バスティアニーニ(ドゥカティ)の転倒があったためスロットルを戻さざるを得なかった。最終ラップでは2分00秒217に更新したが、セッションを9番手で終了。決勝は19番グリッドとなっている。

    ロッシがQ2セッションで8番手獲得
    FP3で好調だったロッシは、ほとんどの時間帯で目標のトップ10をキープ。最終的にトップに0.265秒差と迫る1分59秒553を記録してセッション7番手を獲得し、今季5回目となるQ2進出を果たした。Q2セッションでも好調を維持して序盤で4番手に浮上。最終ラップでは1分59秒531へ更新し、予選8番手を獲得した。

    一方のディクソンもFP3を順調にスタートし、すぐさま前日のベストタイムに迫っていく。しかしその後、第16コーナーで転倒し、約20分間にわたりコースを離れることとなったため、タイムを更新できないまま21番手で終了した。それでもQ1セッションでは大幅にタイムを短縮。自己ベストを2秒近く上回る2分00秒869を記録してセッション11番手、21番グリッドを確保した。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ(予選3番手/1分58秒925)
    「フロントローはうれしいですが、実は、今日はソフト・コンパウンドのリアタイヤのフィーリングがあまり良くありませんでした。いつもならもっとグリップが感じられるので、今日は少し残念な気持ちです。それでもフロントローを獲得できましたし、それが私たちのおもな目標でした。ミディアム・タイヤでのペースはとても好調で、決勝においてはそのことのほうが重要です。明日はベストを尽くし、表彰台、そして優勝を狙っていきます。十分にチャンスがあると考えていますが、一歩一歩、進めていきます。フィーリングもペースも上々です」

    カル・クラッチロー(予選19番手/2分00秒217)
    「マシン・セッティングは良くなっているし、とてもいい状態で走れていると思うのですが、現時点ではまだ、あまり気持ちよく乗ることができません。マシンの振動が激しく、その原因を探しています。テストで何度も試したセッティングに戻してコーナリングと立ち上がり加速は良くなったのですが、ストレートでは効果が見られませんでした。今晩、また皆で分析を試みる予定です。FP3とFP4は好調でした。でもQ1は思うようにいかず、何度かミスをしたり、アタックラップの途中でイエローフラッグにつかまったりしました。あのラップはとても好調だったので、あのまま走っていれば、もう少し上にいけたと思います。最終的な予選タイムは、前回ここを走ったときと同等でした。つまり私は依然として速く走れているのですが、ライバルたちがそれ以上に速くなっているということでしょう」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「今日も大きな成果を得ることができました。しかし午後の予選は、もう少し上の順位を期待していました。クアルタラロ選手はポールポジション獲得を強く願っていましたが、ソフト・タイヤのフィーリングがいつもとは異なり、あまり良くなかったようです。しかしながら決勝用セッティングで走行したFP4は非常に好調で、このことのほうが、より重要です。あのときの彼のパフォーマンスを見れば、決勝はきっといいレースができるでしょう。クラッチロー選手についても同じことが言えます。FP3とFP4はとても順調で、決勝用セッティングでは昨日よりずっとペースが向上しています。チームとしては、彼がもっと気持ちよく乗れるように、これからいくつか変更を試み、セッティングを煮詰めていきたいと思っています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    バレンティーノ・ロッシ(予選8番手/1分59秒531)
    「今日はフリープラクティスの両セッションでトップ10をキープすることができました。開幕戦のカタールでは4番グリッドを獲得していますが、あのときよりも今日のほうが、より調子は上がっているのです。マシンのフィーリングはとてもいいので、あと求められるのは正しいタイヤ・チョイスということになります。決勝でのフィーリングがどうなるかを予想するのは簡単なことではありません。プラクティスでは好調なのに、決勝は遅くなってしまうということもよくありますからね。明日もこのフィーリングを維持できるよう願うばかりです。また、このところはスタートがあまりうまくできていないので、その作業も行いながら、レース序盤で集団について行けるようにしたいと思っています。ペースを見ながら全力でプッシュし、トップ10を狙っていきます」

    ジェイク・ディクソン(予選21番手/2分00秒869)
    「テストのときのように、マシンに慣れるための時間を十分に取れれば良いのですが、今回は短時間で学ばなければならないことが多過ぎて苦戦しています。それでも今日は、フィーリングが良くなってきました。FP3は好調だったのですが転倒してしまい、そのあとは、セッティングの異なるスペアマシンで走らなければならなくなりました。それも悪くはなかったのですが、本当ならもう少しペースを上げられたはずだと思っています。FP4では、もう一歩、前進し、Q1セッションでは、さらに1.3秒も短縮することができました。このときも、もっと行けたはずなのですが、ミスをしてしまいました。今もまだ、1ラップごとに学んでいる状態ですから、決勝はかなり難しいものになると思います。それでもとても楽しみにしているのです。大勢のファンが素晴らしいサポートをしてくれています。母国でこのチャンスに恵まれ、最高の気分です」