カテゴリー: MotoGP

  • レッドブル、モースポイベント『Red Bull Race Day』を12月19日に開催

    レッドブル、モースポイベント『Red Bull Race Day』を12月19日に開催

    レッドブルは、“東京都心”で都心型複合モータースポーツイベント『Red Bull Race Day』を12月19日に明治神宮外苑 特設コースで開催することを発表した。

    レッドブルだからこそ集めることができる最高峰マシンが明治神宮外苑 特設コースを舞台に轟音で疾走する!イベントコンセプトはズバリ……、『轟音東京』。

    東京に轟音を響かせ、五感を刺激するイベント体験を通じて日本に翼をさずけたい。そんな願いとともに繰り広げられる、ありえないロケーションでの、異種モータースポーツによるこの場限りの共演、そして轟音ハイスピード走行を楽しむことができる。

    世界に誇る「ジャパン・パワー」を全面に押し出したエキサイティングな轟音マシン、ドライバー、ライダーが集結する。すでに参加が決定しているのはSUPER GT(TEAM Red Bull MUGEN/笹原右京/大湯都史樹)、スーパーフォーミュラ(Red Bull MUGEN TEAM Goh /大湯都史樹)、MotoGP(LCR HONDA IDEMITSU /中上貴晶)。

    海外からの入国規制の影響により残念ながらF1マシンの参加はないが、さらに魅力的なマシンの調整・交渉も現在進行中となっている。

    現地&有料のオンライン観覧チケット10月11日(月)よりファミリーマート限定で発売する。

    イベント概要
    日程:12月19日(日)12:45~15:15(開場:10:00)
    会場:明治神宮外苑 特設コース
    主催:国際トップモータースポーツ体験実行委員会
    共催:公益財団法人 日本サイクリング協会(JCA)
    ※上記のイベント概要は急遽変更になる可能性がございます。予めご了承ください。

    交通安全 啓蒙活動に関して
    「自転車とクルマの交通安全の啓蒙」を目的に、公益財団法人 日本サイクリング協会との共催によるイベントとなる。当日はレッドブル・アスリートによるトライアルバイクショーや自転車ワークショップなども併せて実施される。

  • MotoGP:ホンダ 2021年 第15戦 アメリカズGP 決勝レポート

    MotoGP:ホンダ 2021年 第15戦 アメリカズGP 決勝レポート

    2年ぶりに開催されたサーキット・オブ・ジ・アメリカズのアメリカズGPで、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が圧倒的な強さを見せつけ、今季2勝目を挙げた。

    マルク・マルケスは、MotoGPクラスでこれまで6回のタイトルを獲得。サーキット・オブ・ジ・アメリカズではこれまで6回の優勝を達成している。

    昨年はコロナ禍のために大会が中止となり、2年ぶりの開催となったが、一昨年、トップを快走しながら転倒リタイアに終わった雪辱を果たすことに成功した。

    今大会は、ケガから復帰して13戦目。今季初めてフロントロー3番手からスタートしたマルク・マルケスは、ホールショットを奪うことに成功すると、それから2位以下との差を着実に広げる快走。これで、第9戦ドイツGP以来今季2勝目となり、完全なドライコンディションでは復帰後初の優勝となった。しかし、昨年骨折した右腕はまだ完全ではなく、レース後半は疲労が大きく、厳しいレースとなった。シーズンは残り3戦。総合9位から7位へとランクを上げたマルク・マルケスの終盤戦の戦いに注目される。

    これでマルク・マルケスは最高峰クラスで58勝目。COTAでは8回出場して7回の優勝。アメリカ大会では14大会に出場して13勝目と、驚異的な記録を更新した。表彰台では、今年のAMAプロモトクロス選手権250ccクラスチャンピオンのジェット・ローレンス(Team Honda HRC)と大会前にかわした賭けにより、アメリカンドーナツを食べて話題を集めた。

    チームメートのポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、厳しい戦いの中で10位でフィニッシュ。貴重なポイントを獲得した。今大会は初日、2日目とまずまず順調にセットアップを進めたが、決勝ではフロントのフィーリングが完全ではなく、完ぺきな走りにはほど遠いものだった。しかし、前戦サンマリノGP後にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われた公式テストで大きな手応えを獲得しているだけに、ミサノで開催される次戦エミリア=ロマーニャGPの走りに期待される。

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、MotoGPマシンで初めて経験するCOTAを12位でフィニッシュした。今大会はレースウイークを通じてリアのグリップに苦しんだ。決勝レースでは、ブレーキングのミスで大きなタイムロスがあり、それがなければトップ10フィニッシュができただけに悔しい結果となった。

    チームメートの中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、予選5番手からオープニングラップ6番手とまずまずのスタートを切り、ポジションを上げようとペースアップを図ったが、2周目の12コーナーでバンプに乗り上げて転倒。再スタートを切ったが17位だった。朝のウオームアップではトップタイムをマーク。再スタートを切ってからのペースもよく、転倒がなければ間違いなく表彰台争いに加われていただけに悔しいレースとなった。

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「今日は計画通りに進みました。いいスタートを切り、1コーナーでいい位置をとる。そして、最初の数周は少し楽に走り、タイヤが少し消耗してきたら、プッシュし始めるという作戦でした。その通りに走ることができました。2分4秒台後半のタイムでギャップが広がっていくのが分かり、余裕を持ってリードを広げていくことができました。終盤はとても疲れてしまい、集中力をキープするのがたいへんでした。ファビオ(クアルタラロ、ヤマハ)とはかなり離れていたし、おそらく、彼はチャンピオンシップを考えてリスクは負わないだろうという直感がありました。今日はすばらしい日になりました。HRCとRepsol Honda Teamの全員にお礼を言いたいです。とてもいい仕事をしてくれました。すべてを理解するのがたいへんなシーズンです。優勝したいと心から思っていました。ここではそのチャンスがあると分かっていたからです。ニッキー・ヘイデンのためにも、ビニャーレスファミリーのためにも、ここで優勝できてよかったです。彼らとは8歳のころから知っていました。彼らとレーシング界にとってはたいへんな年になりました」

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「難しいレースになるだろうということは分かっていました。今日はスタートからフロントのフィーリングがよくありませんでした。このような状況では何もできませんでした。最近のレースではリアに問題がありましたが、今日はフロントだったので不思議です。レースウイークはうまくスタートしていたので残念です。次のミサノでは、テストでいいセッティングを見つけているので、気持ちを切り替えてがんばります。まだシーズンは終わっていません。引き続き前を向いて、がんばります。マルクとRepsol Honda Teamにはおめでとうと言いたいです」

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「今日は12位でフィニッシュしました。望んでいた結果とパフォーマンスではなかったので、あまり満足していません。でもレースでは100%の力を出しました。一番の問題は最初から最後までリアグリップがよくなかったことです。でもラップタイムとリズムはキープすることができました。7周目のバックストレートの12コーナーで、止まり切れずまっすぐ行ってしまうという大きなミスをしてしまいました。そこで3、4秒タイムを落としましたが、そのミスがなければトップ10に入れたと思います。思っていたようなレースにはなりませんでした。もう少しうまくいくと思っていました。引き続きプッシュします。これから3週間の休みがあります。ミサノでは一歩前進して強くなれることを願っています」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「スタートしたときからマシンのフィーリングがよく、マルク(マルケス)が引き離し始めたのを見て、自分もアタックする準備ができていました。ジョアン・ミル(スズキ)とフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)をオーバーテイクしなければと思いました。ブレーキングにとても自信があったので、そのままプッシュし続けました。残念ながら12コーナーでバンプに乗り上げ、フロントから転倒してしまいました。その後、再スタートを切って、全力でプッシュしました。ペースは最高でした。最後はとてもいいペースがあったので、チャンスを逃してしまい本当に残念ですし、チームには申し訳ない気持ちです。悔しいレースになりましたが、次のレース、ミサノに向けて気持ちを切り替えたいです」

  • MotoGP:ヤマハ 2021年 第15戦 アメリカズGP 決勝レポート

    MotoGP:ヤマハ 2021年 第15戦 アメリカズGP 決勝レポート

    表彰台を目標としていたMonster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロが2位を獲得し、20ポイントを加算してチャンピオンシップのリードを52ポイントに拡大した。チームメイトのフランコ・モルビデリは怪我の影響が残るなかで果敢な走りを見せ、19位でチェッカーを受けている。

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのアンドレア・ドビツィオーゾとバレンティーノ・ロッシは、それぞれ13位と15位を獲得。

    ドビツィオーゾは同チームから出場2戦目でポイントを手中にし、ロッシはグリッド20番手から挽回して1ポイントを加算している。

    クアルタラロが2位獲得、モルビデリは19位
    クアルタラロはグリッド2番手から好スタート。混戦のなかでM・マルケスに続く2番手につけ、逃げ切りを許すまいとペースを上げて序盤は0.5秒以内の差をキープした。しかし6ラップ目に後方からJ・マーティンが迫り、クアルタラロはこれを抑えるために時間を費やしてしまう。ここからはトップのマルケスを追いかけながら、同時に2位を守るため、一瞬たりとも気の抜けない状態が続く。そして最終的にはこのプレッシャーに打ち勝ち、マーティンの追撃を振り切って2位でチェッカーを受けた。トップとの差は4.679秒となっていた。

    一方、グリッド13位からスタートしたモルビデリは第1コーナーの混乱をスムースに抜け、オープニングラップを15番手で終了。その後はM・オリベイラ、アンドレア・ドビツィオーゾ、A・エスパルガロ、I・レクオーナ、バレンティーノ・ロッシらとバトルし、思うようにポジションを上げることはできなかったものの、前方3台の転倒もあり中盤まで17番手をキープした。

    さらに順位を上げようと後半戦も懸命にペースアップを図るモルビデリだが、身体に大きな負荷がかかるCOTAのレイアウトによって、膝への負担がより一層増してしまう。そして終盤ではD・ペトルッチと中上貴晶に先行を許して19位でチェッカー。トップとの差は49.854秒だった。

    この結果、クアルタラロはチャンピオンシップポイントを合計254ポイントに伸ばし、アドバンテージを52ポイントに拡大。モルビデリは合計40ポイントでランキング17位を維持している。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計349ポイントでチームランキング2位、ヤマハは合計282ポイントでコンストラクターズランキング2位となっている。

    PETRONAS Yamaha SRTのドビツィオーゾとロッシが揃ってポイントゲット
    ドビツィオーゾはオープニングラップで17番手に後退したあと挽回を図り、9ラップまでに一時、12番手に浮上。その後、1台に抜かれて13番手となり、そのポジションを最後まで守り切った。今回でグランプリ通算329回目の出場を果たし、出場回数でチームメイトのロッシに次ぐ2位に浮上している。

    オープニングラップを21番手で終えたロッシは11ラップ目までに15番手に浮上し、最後までそのポジションを守り切った。気温32度、身体への負担の大きいCOTAはロッシにとって厳しい戦いとなったが、北米で最後となるその雄姿を大勢のファンが見守った。

    この結果、チャンピオンシップではロッシがランキング21位、ドビツィオーゾはランキング26位となっている。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ(2位)
    「私の喜びを想像できますか! 私たちは本当に素晴らしい仕事を成し遂げました。ウォームアップセッションのなかでソフトコンパウンドのリアタイヤをテストし、昨日までは一度も考えたことのなかったオプションなのですが、それがとても良いと感じたのです。決勝では最初の12ラップが最も厳しい状況で、ホルヘ(マーティン)との差を広げようと懸命にプッシュし、何とかやり遂げました。これは人生最高の2位と言うことができます。夢に近づいている状況でもあり、正直に言えば優勝以上のものです。アメリカ大陸までの長い旅を好成績で終え、残り3戦で50ポイント以上のアドバンテージを維持できたことはとてもうれしいです。このあとは自宅に戻り、家族とともにリラックスして楽しい時間を過ごします。シーズン終了が近づいてきているので、ここからは考え方が変わってくるでしょう。このことを話すのは初めてですが、状況は良い方向へ向かっているように見えます」

    フランコ・モルビデリ(19位)
    「とても、とてもタフなレースでした。このコースは身体への負担が大きく、私はまだ怪我からの回復中であるためフルパフォーマンスを発揮できる状態ではなく、ここでの20ラップは本当に大変でした。ですから、あるポイントでは、最後まで走り切ってマシンを無事に持って帰ることだけを考えているところもありました。序盤はまだ何とかなっていて、もう少しプッシュしてマシンに適応したいと考えていました。そのなかで興味深いデータも得られたので、次のミサノに役立てたいと思います。次回は3週間後なので、治療と準備をさらに進められるでしょう。今回は期待したような成績ではありませんでしたが、収穫もあり、進むべき方向性がはっきりしてきました。今は来シーズンに備えるためのプレシーズンのようなものなので、さまざまなデータを集めながら少しずつ進みます」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「今日の2位は、チームによる非常に精巧な仕事の結果と言うことができます。ウイークを通じてセッションごとに前進し、今朝のウォームアップ・セッションで行った最終的なリアタイヤのチョイスも功を奏しました。ウォームアップでは、それまで考慮になかったソフトコンパウンドを含めすべてのオプションを試し、最終的に正しい判断をすることができました。そのほかにも、非常にバンプの多いこのコースでファビオ(クアルタラロ)ができるだけ気持ちよく走れるように、いくつかの変更も行いました。そして決勝中にすぐ成果が現れました。ファビオは今回もまた、非常に成熟した走りを見せてくれました。好スタートを切り、マーティンが迫ってきたときにはすぐさま反撃に出ました。まさに必要な対応でした。そして後半戦は自分のリズムを守ることに集中しました。体力的に厳しいこのコースにおいて、言うのは簡単ですが、実行するのはとても難しいことです。しかし彼はそれを成し遂げ、貴重な20ポイントを持ち帰ってくれたのです。彼のタイトル争いにおいて、今日の2位はゴールドメダルのようなものと言えるでしょう。一方、怪我の回復中のフランキー(モルビデリ)にとっては、このコースレイアウトと20ラップの長いレースは本当に厳しい戦いになりました。ここまでの努力と進歩を十分に反映する結果にはなりませんでしたが、現状はこういうことです。次回までの2週間の休養がとれるので、フィーリングがかなり改善されると信じています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    アンドレア・ドビツィオーゾ(13位)
    「スタートでエンジンのスイッチをオフにしてしまいそうになり、大きく出遅れてしまいました。私のミスかどうかまだわからないのですが、今、原因を調査しているところです。いずれにしても、この遅れが響き、またオーバーテイクの難しいコースの特徴もあって厳しい戦いになりました。終盤になるとペースも安定して、いい走りができるようになったのですが、それでもやはり、最大限を発揮できなかったことに悔いが残ります。スタートをしっかり決めていればトップ10に届いたと思います。前回のミサノと比べれば大幅に前進しており、これからもハードワークを続けてマシンへの適応を目指していきます。依然として学習の段階にあるため十分な成績でなくても満足していいという、とても奇妙な環境にいます。ですから、とりあえずOKです。そしてこの調子で前へ進んでいきます」

    バレンティーノ・ロッシ(15位)
    「昨日までの状況を考えれば、今日のスピードはとても良かったと思います。そして何とか1ポイントを獲得することができましたが、そこまでの道のりは本当にハードでした。このコースは激しいブレーキング、連続するマシンの向き変え、たくさんのバンプがあり、さらにはこの暑さも加わって非常に長いレースに感じられました。今のMotoGPマシンのレベルに適応するためには、身体の極限までの強化・調整が必要になるでしょう。今日はリアにミディアム・コンパウンドを選択し、フィーリングが良かったので順位をいくつか上げることができました。しかし残念ながらスピードはまだ十分ではありませんでした。それでも、このように厳しいレースのなかで最終的に1ポイントを獲得できたので満足しています」

    ラズラン・ラザリ(チーム代表)
    「ふたり揃ってポイント圏内に戻ってきたことは、とても良かったと思います。しかもアンドレア(ドビツィオーゾ)にとっては、チーム加入からわずか2戦目の大健闘となりました」

  • MotoGP:ドゥカティ 2021年 第15戦 アメリカズGP 決勝レポート

    MotoGP:ドゥカティ 2021年 第15戦 アメリカズGP 決勝レポート

    2021 MotoGP第15戦のアメリカズGPが、10月3日に米国テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催され、ドゥカティ・レノボ・チームのフランチェスコ“ペッコ”バニャイアが3位表彰台を獲得した。

    ポールポジションからスタートしたバニャイアは、数周後には5番手に後退したものの、その後は表彰台争いに加わるために反撃を開始。

    チームメイトのジャック・ミラー、次にホルヘ・マルティン(ドゥカティ)をオーバーテイクすると、残り3周にもう1人のドゥカティ・ライダーを攻略し、チャンピオンシップにおける直接のライバルであるファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)に次ぐ3位でチェッカーを受けた。その結果、バニャイアは、ポイント・リーダーのクアルタラロと52ポイント差でライダーズ・ランキング2位につけている。

    4列目の10番グリッドから素晴らしいスタートを切ったジャック・ミラーは、オープニング・ラップに4番手までポジションアップ。しかし、レース後半に同じペースを維持することができず、6番手まで後退してしまう。さらに、最終ラップでジョアン・ミル(スズキ)と接触し、2つポジションを落とす結果となった。ミルは審議の対象となり、ペナルティを科されてポジションを1つ降格されたため、最終的に7位となった。

    第15戦終了時点で、ミラーは合計148ポイントを獲得してライダーズ・ランキング4位となっている。ドゥカティとドゥカティ・レノボ・チームは、コンストラクターズ・ランキングおよびチーム・ランキングの両方で1位となり、チャンピオンシップをリードしている。

    フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム #63) 3位
    「今日、これ以上のことはできなかった。最後までベストを尽くし、貴重な表彰台を獲得することができたので、満足するしかない。コースコンディションを考えると、最初から複雑な週末となったが、それでも素晴らしい結果を得ることができた。ジャックはトラブルを抱えていて、僕をオーバーテイクさせてくれたので、感謝しなければならない。それによって、オーバーテイクを1回少なくすることができた。 今日は、クアルタラロとのポイント差が少し開いてしまった。チャンピオンシップの戦いはますます厳しくなっているが、それほど心配はしていない。僕たちのチームはうまく機能しており、レースごとに状態が良くなっている。今はすでに次のグランプリのことを考えている。もちろん、次のレースではさらに上を目指すつもりだ」

    ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム #43) 7位
    「良いスタートを切って、表彰台争いに加わることができたが、残念ながらレース後半に4番手までポジションを上げたときに、タイヤのパフォーマンスが低下し始めた。フロント・タイヤに負担をかけないようにライディング・スタイルを変更したが、それによってペースが遅くなってしまった。ペッコが後ろにいるのが見え、僕はタイヤの問題をかかえていたので、彼を先に行かせた。6位でフィニッシュできるはずだったが、最終ラップでミルに接触され、2つのポジションを落としてしまった。最終的には7位となった。もっと良いレースができたはずなので残念だ。表彰台を獲得したペッコを祝福したい。今回の結果で、ドゥカティとチームの両方がチャンピオンシップのランキングでトップに立ったことにも満足している」

    第16戦のエミリア・ロマーニャ・リビエラ・ディ・リミニGPは、10月22日~24日に、ドゥカティ・レノボ・チームにとってホーム・グランプリとなる、イタリアのミザノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催される。

  • MotoGP:スズキ 2021年 第15戦 アメリカズGP 決勝レポート

    MotoGP:スズキ 2021年 第15戦 アメリカズGP 決勝レポート

    昨年、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催中止となったアメリカズGPが2年ぶりに開催された。各チームにとっては開幕戦、第2戦のカタール開催以来のオーバーシーズレースとなり、ヨーロッパとは異なる独特な雰囲気の中で開催されたAmericas GPを皆が満喫した。青い空が広がり気温が上昇、さらに熱狂的ファンの応援に囲まれる中、MotoGPの決勝スタート前にはアメリカ国歌が歌われ、サーキットが静寂に包まれる。

    セレモニーが終わると再び観客に興奮の渦が巻き起こり、20周の決勝がスタートを切る。アレックス・リンス、ジョアン・ミルは共に好スタートを切り、1コーナーにリンス4番手、ミル6番手で勢いよく飛び込む。共にフロントハード、リアソフトのタイヤコンビネーションを選択したチームスズキエクスターペアは序盤にポジションアップを図るために猛チャージを掛け、リンスはさらに一つポジションを上げて1周目で3番手まで浮上する。

    リンス、ミルを含む6人のライダーで形成されたトップグループはレース7~8周目まで離れることなく淡々と周回を重ねていくが、さらに周回が進むにつれチームスズキエクスターペアは共にトップからわずかに離れ始める。レース10周目にはリンス6番手、ミル7番手までポジションを落とすが、トップグループは引き続きポジション争いが続き、リンス、ミルも懸命にそれを追う。

    レース残り4周で前に追いついたリンスは、ジャック・ミラー(ドゥカティ)をかわして5番手に浮上する。リンスに続きミルも6番手に順位を上げるが、その後ミラー、さらに追い上げてきたエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)との激しいバトルとなり7位でチェッカーを受けるが、最終ラップでライディングマナーに対してペナルティーを課せられ、8位にポジションダウンとなった。最終ラップまで5番手を走行していたリンスは、ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)のロングラップペナルティーで最終ラップにマルティンをオーバーテイクし4位でレースを終えた。

    佐原伸一 プロジェクトリーダー&チームディレクター
    「まずは今日のレースで最後まで全力を尽くしてくれたアレックスとジョアンにお疲れさまと言いたいです。二人ともスタートを決めて序盤から好位置につけていたので、正直なところ、もっと良い結果を期待していましたが、バトルの中で競り勝てなかったことを真摯に受け止めて、次回以降のレースに活かしていきたいと思っています。次は先日テストをしたミザノでのレースになります。そこでまた強いスズキをお見せできるように頑張ります。」

    河内 健 テクニカルマネージャー
    「二人のライダーが揃ってレースを完走できたということについては良かったですが、この結果は我々が望んでいたものとは違っていました。今日は表彰台を賭けて争うことができなかったことが非常に残念で、二人のライダーには申し訳なく思っています。他メーカーもコンスタントに進化を続けてさらに強くなっているので、我々もこれまで以上に努力してさらなる進化遂げ、チャレンジを続けたいと思います。」

    アレックス・リンス
    「今日は気温が上昇したせいで肉体的にかなり厳しいレースだった。もちろん自分だけじゃなくて他のライダーも同じ思いだったと思うけど、とにかく長くてきついレースだったよ。リアタイヤのグリップが低かったのかマシンセッティングなのか分からないけど、低速コーナーからの立ち上がりでスピンして、うまくスピードを乗せることができなくてタイムをロスしてしまい、逆に高速コーナーや切り返しではうまくスピードを乗せることができたからそこで取り戻すという感じだった。ほとんどのライダーがリアにソフトを選択していたから自分も同じタイヤを選択したけど、正直どのタイヤを選択するのが正解だったのかは分からないね。この週末はかなり良い感じで進んでいたから表彰台を狙えると思っていたけど、全て出し切って走ったから4位には満足しているよ。」

    ジョアン・ミル
    「スタートからゴールまでとにかくひとりでも多くのライダーをオーバーテイクして、一つでも上のポジションでチェッカーを受けることだけ考えて走っていたけど、加速とトラクションに問題を抱えていたためにかなり無理して走らなくてはならなかったんだ。ラストラップでジャック(ミラー)と接触してしまったことは彼に申し訳なかったけど、決して意図的ではなかったし、そのためにペナルティーを課せられてポジションを一つ落としてしまったことは残念だった。自分は常にフェアでクリーンなバトルを心掛けているから、今後はもっと無理なくオーバーテイクができて、トップグループで堂々と争えるようさらに強くならなくてはならないと思っている。今日の結果を受け止め、今後の改善点をよく解析して残り3戦気を引き締めてしっかり戦えるよう準備するよ。」

  • MotoGP アメリカズGP:マルク・マルケスが当地で3年ぶり7度目の優勝

    MotoGP アメリカズGP:マルク・マルケスが当地で3年ぶり7度目の優勝

    2021年 MotoGP 第15戦アメリカズGPの決勝レースが10月3日(日)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、マルク・マルケスが優勝した。

    気温32度、路面温度41度のドライコンディションの中、3番グリッドのマルク・マルケスがホールショットを決めると、2分04秒台のペースを刻んで後続を引き離し、当地で3年ぶり7度目の優勝、アメリカで11度目の優勝を挙げ、総合9位から7位に浮上した。

    ファビオ・クアルタラロ10度目の表彰台
    2番グリッドのファビオ・クアルタラロは4.679秒差の2位。2戦連続10度目の表彰台を獲得すれば、14番グリッドのアンドレア・ドビツィオーゾはサバティカルから復帰2戦目でポイント圏内の13位に進出。20番グリッドのバレンティーノ・ロッシは4戦ぶり7度目のポイント圏内となる15位。13番グリッドのフランコ・モルビデリは19位。

    フランチェスコ・バグナイア3戦連続の表彰台
    ポールポジションのフランチェスコ・バグナイアは8.547秒差の3位に入り、3戦連続7度目の表彰台を獲得。

    4番グリッドのホルヘ・マルティンは、17ラップ目にショートカットをしたことから、最終ラップにロングラップペナルティを消化して5位。今季4度目のトップ5入りを果たせば、16番グリッドのエネア・バスティアニーニは最終ラップを2人を抜いて6位。10番グリッドのジャック・ミラーは7位。9番グリッドのルカ・マリーニは14位。6番グリッドのヨハン・ザルコは5ラップ目の1コーナーで今季9度目の転倒を喫して今季3度目の転倒リタイア。

    リンス4位&ミル7位
    7番グリッドのアレックス・リンスは11.098秒差の4位。8番グリッドのジョアン・ミルは13.406秒差の7番手でゴールしたが、最終ラップにミラーと接触したことから、無責任な行為と判断され、ポジションを1つ後退するペナルティが科せられて8位。

    ブラッド・ビンダー、8戦連続の巻き返し
    11番グリッドのブラッド・ビンダーは15.832秒差の8位。8戦連続してグリッドポジションを上回り、6戦連続の1桁台に進出すれば、18番グリッドのミゲール・オリベイラは11位。17番グリッドのイケル・レクオナは16位。21番グリッドのダニロ・ペトルッチは18位。

    中上貴晶、2ラップ目に転倒
    12番グリッドのポル・エスパルガロは20.265秒差の10位。15番グリッドのアレックス・マルケスは12位。ウォームアップ走行で1番手に進出した5番グリッドの中上貴晶は、2ラップ目の12コーナーで今季8度目の転倒を喫した後、17位で完走。

    19番グリッドのアレイシ・エスパルガロは、10ラップ目の13コーナーで週末5度目、今季15度目の転倒を喫して、今季2度目の転倒リタイア、4度目のリタイアを強いられた。

    チャンピオンシップ
    総合1位のクアルタラロが20ポイントを加算。総合2位のバグナイアとのアドバンテージを48ポイント差から52ポイント差に広げ、次戦エミリア・ロマーニャGPでのタイトル獲得に王手をかけた。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 41’41.435
    2 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 4.679
    3 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 8.547
    4 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 11.098
    5 J・マルティン Pramac Racing Ducati 11.752
    6 E・バスティアニーニ Esponsorama Racing Ducati 13.269
    7 J・ミラー Ducati Lenovo Team Ducati 14.722
    8 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 13.406
    9 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 15.832
    10 P・エスパルガロ Repsol Honda Team Honda 20.265
    11 M・オリベイラ Red Bull KTM Factory Racing KTM 23.055
    12 A・マルケス LCR Honda CASTROL Honda 24.743
    13 A・ドビツィオーゾ Petronas Yamaha SRT Yamaha 25.307
    14 L・マリーニ SKY VR46 Esponsorama Ducati 26.853
    15 V・ロッシ Petronas Yamaha SRT Yamaha 28.055
    16 I・レクオーナ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 30.989
    17 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 35.251
    18 D・ペトルッチ Tech 3 KTM Factory Racing KTM 42.239
    19 F・モルビデリ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 49.854
    DNF A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 12 Laps
    DNF J・ザルコ Pramac Racing Ducati 15 Laps
  • MotoGP:ホンダ 2021年 第15戦 アメリカズGP 予選レポート

    MotoGP:ホンダ 2021年 第15戦 アメリカズGP 予選レポート

    MotoGP 第15戦アメリカズGPの予選は、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が3番手となり、今季初のフロントローを獲得した。

    前日のフリー走行で今季初の総合首位につけたマルク・マルケスは、2日目のFP3では4番手へとポジションを落としたが、ダイレクトでQ2進出を果たした。

    そして迎えた予選Q2では、最初のアタックで2分3秒209をマーク。この時点で暫定首位に立ったが、セッション終盤にフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)とファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)がタイムを更新したことで3番手へとポジションを落とした。しかし、ケガから復帰して13戦目にしてフロントローを獲得したマルク・マルケスは納得の表情。完全復帰に向けて、また一歩大きなステップを刻んだ。。

    初日5番手と好調なスタートを切った中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が2日目のFP3でも快調にラップを刻んで2番手に浮上。ダイレクトでQ2進出を果たすと、大接戦となったQ2でも5番手をキープした。今季ベストグリッドとはならなかったが、念願の初表彰台獲得に向けて絶好のグリッドを獲得した。今大会は、前戦サンマリノGPで手応えを掴んだ新しいセットアップで挑み、バンピーで荒れた路面でも安定性が増したことが好走につながった。

    初日4番手と好調なスタートを切ったポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、大接戦となったFP3で7番手へとポジションを落としたが、ダイレクトでQ2進出を果たした。しかし、その後に行われたFP4で転倒し、その影響でQ2はやや慎重になったことと、残り時間をミスしたことでアタックできないままセッションを終えて12番グリッドになった。しかし、調子は悪くなく、決勝では追い上げのレースに挑む。

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、初日16番手からFP3で19番手へとポジションを落としたが、Q1では5番手につけて15番グリッドを獲得した。決勝に向けてウオームアップで最後の調整を行い、追い上げのレースに挑む。

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「フロントローを獲得できてとてもうれしいです。なぜなら今シーズンは予選がウイークポイントになっていたからです。1本目のタイヤではいいフィーリングがあり、トップタイムを出すことができました。それで、これ以上プッシュする理由がなくなりました。今シーズン初めてのフロントロー獲得です。こんなことを言うのは変かもしれませんが、そういうものなのです!今日は新品タイヤよりユーズドタイヤの方がいいフィーリングがありました。レースペースもかなりよかったです。ウオームアップでは、さらに一歩前進できるように努力します。そしてこの方向性で引き続きがんばります」

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「予選の最初の走行は悪くありませんでした。転倒のあとだったのでマシンの様子を見ていましたが、フィーリングはよかったです。2回目の走行では残り時間を勘違いしてしまい、ジャック(ミラー)とマルク(マルケス)のグループにいたので、最後のタイヤでプッシュするチャンスがなくなってしまいました。残念ながらチャンスを逃してしまいました。フロントエンドのフィーリングをもう少し改善する必要はありますが、それが予選結果の原因ではありません。明日はとても長く体力的にとてもきついレースになります。とにかく集中して最大限の力を発揮できるようにがんばります。1コーナーは非常に重要なポイントになります」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「今日の結果にはとても満足しています。5番手はいい結果で、チームも喜んでいます。彼らはすばらしい仕事をしてくれました。今週末はいいペースをつくれたこともあり、5番グリッドからのスタートなので、レースに向けての戦略も立てやすくなりました。いつものように全力を尽くし、上位を目指して戦っていきたいと思います」

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「2日目の午前中はかなり難しい状況でしたが、午後はマシンのセットアップで一歩前進することができて、フィーリングもよくなりました。一歩一歩前進しています。思ったより大変ですが、予選ではQ2に近付きました。思っていたようなポジションではないし満足はしていませんが、明日に向けてポジティブな気持ちをキープし、引き続き前進していきたいです」

  • MotoGP:ヤマハ 2021年 第15戦 アメリカズGP 予選レポート

    MotoGP:ヤマハ 2021年 第15戦 アメリカズGP 予選レポート

    Monster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリが予選セッションに臨み、クアルタラロはQ2で2番手、モルビデリはQ1に出場してグリッド13番手を獲得した。

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのアンドレア・ドビツィオーゾは、グランプリ復帰2戦目にして予選14番手獲得の健闘。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは20番手となっている。

    クアルタラロが今季14回目のフロントロー獲得
    フリープラクティス第4セッションで好調ぶりを見せたクアルタラロ。Q2はほとんどのライダーを先に行かせて後方からコースに入り、最初のアタックで7番手につけた。2ラップ目で5番手に上がるも3ラップ目はタイム更新ならず、このあと約5分半を残してピットに戻る。素早くタイヤ交換を終えてコースに復帰した時点で、チャンスはあと2回。セッション終盤を迎えて全体のペースが上がるなか、クアルタラロもすぐさま反応して2分03秒129へ更新し、トップに0.348秒差と迫る2番手に浮上した。しかし最後の1ラップでは差を詰めることができず、フロントロー中央からのスタートが決定している。

    チームメイトのモルビデリはQ1に臨み、素早くペースを上げると2分04秒142で2番手に浮上。2ラップ目にはタイムを短縮できないまま残り7分半でピットに戻り、約3分後、2番手をキープしてコースに復帰した。2ラップ目には自己ベストとなる2分03秒872を記録したが、順位では3番手に後退。最後のアタックでタイムを更新することができず、Q2進出を逃してグリッド13番手が決定している。

    ドビツィオーゾが14番手、ロッシは20番手
    ドビツィオーゾはフリープラクティス第3セッションで2分05秒310を記録したが、前日までのタイムは更新できず17番手。それでもQ1では終盤でハードプッシュを見せて2分04秒044に短縮し、Q2進出にあとわずかと迫る4番手を獲得した。この結果、決勝グリッド14番手が決定している。

    一方のロッシは、フリープラクティス第3セッション最後の15分でラップごとにタイムを更新し、最終的に2分04秒860のベストタイムで15番手。Q1では序盤で2分04秒699を記録したが、最後のアタックでは第6コーナーで転倒して10番手に留まった。この結果、決勝グリッドは20番手となっている。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ(予選2番手/2分03秒129)
    「フロントロー獲得をうれしく思っています。でもQ2ではソフトタイヤでのアタックに苦戦したので、これから原因を追求しなければなりません。今回はプラクティス中、あまりフィーリングがあまり良くなかったのですが、予選ではフロントローを狙っていき、何とか達成できたので本当にうれしいです。ペース自体は決して悪くないので、あとはタイヤを見極め、決勝に臨みます」

    フランコ・モルビデリ(予選13番手/2分03秒872)
    「予選でも上昇曲線を維持することができたので、とても良かったと思います。今日も一日を通して改善し続けることができ、セッションごとに調子が上がっています。これはとてもいい傾向で、これがまさに、今の私たちの目標なのです。私自身はもっとマシンについて学び、ライディングスタイルにより一層、適合させられるように努力を続けています。その成果が出始めているのです。明日はタフなレースになりますが、フィーリングは前回のミサノより良くなっているので期待もあります。ひたすら前進を目指し、明日のウォームアップセッションでも改善し、決勝に臨みます」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「雨に見舞われたフリープラクティス第1セッションで時間を無駄にしてしまった分、今日はたくさんの課題が残っていました。そのなかでチームが一丸となって事態を好転させてくれました。ファビオ(クアルタラロ)もフランキー(モルビデリ)も、今日は午前中よりも午後に、いい走りを見せました。このステップを踏むことが、予選で好結果を得るためにどうしても必要だったのです。ファビオはいつも通り、すべてを賭けて戦い、チャンピオンシップのリードをキープするために不可欠なフロントローを獲得しました。フランキーもQ1で力を尽くし、Q2進出まであと少しと迫りました。彼は今も怪我を抱えながら走っています。通常の状態でもタフなこのコースで、どれほど大変な思いをしているかということを考えれば、Q1でのタイムは見事としか言いようがありません。彼は計画通りに、セッションごとに着実に調子を上げています。今回は体力的に厳しい戦いが強いられますが、彼にとっては大切な一戦になると思います。明日のウォームアップセッションはとても重要です。ふたりが少しでも気持ちよく走れるように、今の方向性を維持しながらさらに改良を目指していきます。多くがまだタイヤを決めかねているところだと思いますが、その選択が重要な鍵を握ることになるでしょう。ハードファイトを期待しています」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    アンドレア・ドビツィオーゾ(予選14番手/2分04秒044)
    「今日は少し良くなりましたが、未だに自分の本来のライディングはできていません。それでも一歩一歩、前進を続けており、マシンについての理解が深まっています。今日はライバルたちにまた近づくことができたのでうれしく思っていますが、決勝で十分な力を発揮するのは難しく、明日はやはり厳しい戦いになるでしょう。彼らとバトルするためにはマシンへの適応が重要です。マシンはストレートでは最速ではありませんが、それが現状であり、今はただベストパフォーマンスを引き出すために頑張るだけです。現時点ではまだ、できていないので、明日はその部分に集中して展開を待ちます」

    バレンティーノ・ロッシ(予選20番手/2分04秒699)
    「Q1最初の走行では好タイムが出ていました。2回目の走行でさらにペースアップを目指しましたが、転倒してしまい非常に残念です。集団に巻き込まれて混乱状態だったので、とても難しい状況でのアタックでした。グリッドポジションで後方に留まり、私のペース自体も決して良くありません。明日はかなり厳しいレースが予想されますが、何台かオーバーテイクを目指したいと思っています。昨日と比べればペースは格段に上がっていますし、決勝用タイヤに取り組むこともできました。でもリアについてはまだ何も決まっておらず、明日の気温とコンディションを見てから決定することになります。明日までにさらに課題に取り組み、前進を目指します」

  • MotoGP:スズキ 2021年 第15戦 アメリカズGP 予選レポート

    MotoGP:スズキ 2021年 第15戦 アメリカズGP 予選レポート

    前日の天気予報に反し、土曜朝のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)は暗い雲に覆われながらも雨は降らず、FP3はトップ10ポジションを狙って朝から再び激しいタイム争いが展開された。前日は荒れた路面のコンディションに翻弄され、マシンセットアップに苦戦を強いられたチームスズキエクスターのアレックス・リンス、ジョアン・ミルは、セッション前半をセットアップおよびマシン確認に費やし、終盤にタイムアタックを開始。リンスは3番手でダイレクトQ2行きに、ミルは13番手でQ1からのチャレンジを強いられる。

    FP4ではミルのマシンにトラブルが生じ、ミルは一旦コース脇にマシンを止める。しかしその後ピットに戻ったミルはスペアマシンに乗り換えてピットアウトし、すぐに速いタイムを記録して2番手に。チームメイトのリンスはこのセッションを7番手で終える。

    ミルはQ1でもセッションスタート直後にトップタイムをマーク。セッション大半でタイムシートのトップから動くことのないままだったが、終盤にひとつポジションを落として2番手タイムでQ2進出を確保した。

    最終グリッドポジションを決めるQ2ではミル、リンス共に序盤からGSX-RRを快調に走らせる。黄旗提示によりラップタイムがキャンセルされる場面もあったが、リンス7番手、ミル8番手で、明日の決勝は共に3列目スタートとなる。

    佐原伸一 プロジェクトリーダー&チームディレクター
    「FP3でアレックスは3番手となりQ2へのダイレクトの進出を決めたので、予選の7番手は悔しい順位ですが、レースを見据えて落ち着いてセットアップができています。一方、昨日から路面のギャップで苦しんだジョアンはQ1から予選を戦うことになりました。予選前のFP4ではエンジントラブルでセットアップの時間をロスしてしまいジョアンには申し訳ないことをしましたが、それで逆に集中力が増したのかFP4で2番手、その勢いでQ1も勝ち抜きQ2に進出できました。ジョアンもアレックス同様3列目スタートですが、レースではいつものようにスタートダッシュを決めて早めに上位グループに加わり表彰台を狙います。」

    アレックス・リンス
    「2列目グリッドを逃してしまったのは残念だけど、3列目スタートは特に問題ないと思っている。2019年にここで優勝したレースも予選は7番手だったしね。今週はここまで全て順調に進めることができたから、コンパウンドの違うタイヤをきっちり比較して決勝タイヤを見極めることができたし、良いセットアップも見つかっているから決勝への準備はできている。明日の決勝は肉体的にも精神的にもかなり厳しい勝負になると思うけど、今から楽しみでならないよ。」

    ジョアン・ミル
    「パフォーマンスの面では昨日から今日にかけて大きく進歩することができてかなり満足しているよ。相変わらず予選のタイムアタックではまだ苦戦しているけど、全体的に見ればペースも安定しているし、昨日に比べてフィーリングがかなり良くなったしね。昨日は安定感がなくてペース作りがうまくできなかったけど、マシンのフィーリングが良くなったお陰でかなり自信が戻ってきた。今日はダイレクトでQ2に行くことができなかったけど、Q1では無理せずにタイムを出すことができてスムーズにQ2に進めたしね。FP4ではマシントラブルがあって一度マシンを止めることになってしまったけど、その後の結果には何も影響していないし、全体的に良い流れで進めることができていると思う。」

  • MotoGP アメリカズGP:フランチェスコ・バニャイアが3戦連続ポール

    MotoGP アメリカズGP:フランチェスコ・バニャイアが3戦連続ポール

    2021年 MotoGP 第15戦 アメリカズGPの公式予選が10月2日(土)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、フランチェスコ・バニャイア(Ducati Lenovo Team)が3戦連続となるポールポジションを獲得した。

    気温31度、路面温度41度のドライコンディションの中、フランチェスコ・バニャイアは今季11度目のトップタイムをマーク。プレミアクラスで初優勝を挙げた第13戦アラゴンGPから3戦連続、今季4度目のポールポジションを獲得。ドゥカティが当地で初めてトップグリッドを獲得した。

    ファビオ・クアルタラロが0.348秒差の2番手に入り、13戦連続14度目の1列目を獲得した。

    マルク・マルケスは0.428秒差の3番手。昨年7月の第2戦スペインGP以来今季初めてフロントローにに並ぶことになった。中上貴晶は0.511秒差の5番手に入り、6戦ぶりに2列目。フリー走行総合7番手のポル・エスパルガロは12番手。

    ジャック・ミラー、タイム更新できず10番手
    フリー走行総合10番手のホルヘ・マルティンは0.497秒差の4番手。フリー走行総合5番手のヨハン・ザルコは0.598秒差の6番手。

    フリー走行総合17番手のルカ・マリーニは公式予選1で1番手。第5戦フランスGP以来今季2度目の公式予選2では0.765秒差の9番手に進出。フリー走行総合1番手のジャック・ミラーは、フリー走行3のタイムを更新できずに0.939秒差の10番手。

    スズキの両雄が3列目に並ぶ
    フリー走行総合3番手のアレックス・リンスは0.672秒差の7番手。フリー走行総合13番手のジョアン・ミルは今季7度目の公式予選1で2番手。公式予選2は0.747秒差の8番手。

    フリー走行総合8番手のブラッド・ビンダーは、今季7度目の公式予選2で1.000秒差の11番手。

    公式予選1
    フリー走行総合14番手のフランコ・モルビデリは3番手。フリー走行総合18番手のアンドレア・ドビツィオーゾは4番手。フリー走行総合12番手のエネア・バスティアニーニは6番手。

    フリー走行総合11番手のミゲール・オリベイラは11コーナーで週末2度目、今季9度目の転倒を喫して8番手。フリー走行総合20番手のアレイシ・エスパルガロは1.009秒差の9番手。フリー走行総合15番手のバレンティーノ・ロッシは6コーナーで今季9度目の転倒を喫して10番手だった。