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  • MotoGP:ホンダ 2022年 第3戦 アルゼンチンGP プレビュー

    MotoGP:ホンダ 2022年 第3戦 アルゼンチンGP プレビュー

    2022年 MotoGP 第3戦アルゼンチンGPが、4月1日(金)~4月3日(日)までの2日間の日程(※)で、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの北西約1,200kmに位置する、アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドで行われる。過去2年はコロナ禍の中で大会が中止となり、今年は3年ぶり、7回目の開催となる。

    テルマス・デ・リオ・オンドは、サンティアゴ・デル・エステロ州の州都サンティアゴ・デル・エステロから約65kmに位置し、温泉地として知られている。また、このサーキットからはアンデス山脈の雄大な景色を望むことができる。

    アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドが完成したのは2008年。その後、2013年に大幅な改修が行われ、同年8月には初の世界選手権となる世界ツーリングカー選手権(WTCC)が開催され、翌14年にロードレース世界選手権がこのサーキットで初めて開催された。

    テルマス・デ・リオ・オンドは人口2万5,000人の小さな街だが、アルゼンチンGPには大勢のファンが詰めかけ、この国の一大イベントの一つに成長し、地元の経済発展に寄与してきた。サーキットのスタンドの収容人数は約6万人。3日間合計で16万人以上を集める大会に成長し、レースウイークを通じて、常に満員のファンがスタンドを埋める大会となった。3年ぶりとなる今年は、前売りの販売も好調で、19年大会をしのぐファンが集まることが予想される。

    アルゼンチンGPのスタートは、ブエノスアイレス郊外のアウトドローモ・オスカル・ガルベスで1961年に初めて開催され、1999年まで断続的に計10回開催された。14年にテルマス・デ・リオ・オンドに舞台を移してから今年で7回目となり、アルゼンチンGPは通算17回目の開催となる。

    アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドは、ほぼ平坦な土地に作られた一周4.806kmのコース。メインストレートが1.076kmと長く、中高速コーナーが続くシンプルなレイアウトとなっている。同サーキットでは、過去6大会でHonda勢が4勝。マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が14年、16年、19年、カル・クラッチロー(当時LCR Honda CASTROL)が18年に優勝している。また、Honda勢が優勝できなかった15年と17年もカル・クラッチロー(ともに3位)が表彰台に立っており、同サーキットでHondaはすばらしい結果を残してきた。

    3年ぶりの大会となる今年は、過去3勝を挙げているマルク・マルケスが、残念ながら、前戦インドネシアGPの朝のウォームアップ走行で転倒した影響で今大会を欠場する。マルク・マルケスは、昨年のシーズン終盤戦、オフロードトレーニング中の転倒で視力障害が発生し2戦に欠場、シーズンオフは治療に努めた。今年は開幕戦カタールGPで5位。第2戦インドネシアGPでは今季初優勝が期待されたが、タイヤのパフォーマンスをうまく引き出せず、朝のウォームアップで転倒を喫し、再び、物が二重に見える症状が出たことから今大会の欠場を決めた。代役としてテストライダーのステファン・ブラドルが出場する。

    ブラドルは、20年から21年シーズンに掛けて、マルク・マルケスの代役として多くの大会に出場し重要な仕事をこなしてきた。さらに、20年のポルトガルGPでは7位、フランスGPで8位とテストライダーとは思えないすばらしい結果を残している。3年ぶりの開催となるテルマス・デ・リオ・オンドは、16年以来となるが、初開催となった14年にはLCR Honda MotoGPから出場し5位、16年には7位という結果を残している。今大会もマルク・マルケスの代役として大きな仕事が期待される。

    Hondaに移籍して初のアルゼンチンGPとなるポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、今季2度目の表彰台と初優勝を目指す。アルゼンチンGPでは、過去6大会に出場し、16年の6位をベストに確実にポイント獲得を果たしてきた。

    今年はウインターテストから好調で、開幕戦カタールGPでは3位表彰台を獲得、第2戦インドネシアGPでは雨のレースで12位に終わった。インドネシアGPは、ドライコンディションとなったフリー走行、予選ではタイヤのパフォーマンスを引き出せず苦戦。決勝はウエットコンディションとなり、15番手(予選16番手)という厳しいグリッドから厳しい戦いを強いられた。テルマス・デ・リオ・オンドは、Hondaと相性のいいサーキット。前戦インドネシアGPは、ウインターテストの好結果を決勝に反映できなかったが、今大会は念願の初優勝が期待される。

    18年からMotoGPクラスに参戦する中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、テルマス・デ・リオ・オンドで3回目の大会を迎える。デビューした18年は13位だったが、19年はそれまでの自身ベストリザルトとなる7位でフィニッシュ。過去2年はコロナ禍で走れなかったが、「好きなコース」とコメントする同地での大会で念願の初表彰台を目指す。今季は開幕戦カタールGPで10位。第2戦インドネシアGPはウエットレースに苦戦して19位という結果だったが、今大会の巻き返しに期待。

    MotoGPクラスで3年目のシーズンを迎えるアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、同サーキットをRC213Vで走るのは初めてとなる。初開催となった14年はMoto3クラスで2位表彰台を獲得。Moto2クラスではチャンピオンを獲得した19年に3位表彰台に立っている。アレックス・マルケスは、開幕戦カタールGPは転倒リタイア、雨となった第2戦インドネシアGPは13位という結果だった。序盤の2戦は、ウインターテストの好走を結果につなげることができなかったが、テルマス・デ・リオ・オンドは得意とするサーキットの一つだけに、今季初表彰台、初優勝を目指す。

    ※
    第3戦アルゼンチンGPは、4月1日(金)に、テルマス・デ・リオ・オンドで開幕したが、前戦インドネシアGPからの機材を搭載したカーゴ便2機が機体故障のために予定通り現地に到着できず、初日のフリー走行がキャンセルとなった。

    グランプリを運営統括するドルナ・スポーツは、その遅れを取り戻すために全力を尽くした。当初は開幕前日の3月31日(木)に、機体故障で遅れていたカーゴ便が到着する予定だったが、最終的に4月1日深夜にテルマス・デ・リオ・オンドに近いトゥクマン空港に到着することとなり、1日に予定されていたフリー走行はすべてキャンセルとなりった。

    Repsol Honda TeamとLCR Hondaの両チームは予定通りに機材が到着したが、マシンやパーツが到着していないチームの準備を終えるのを待つ形で、今大会は土曜日、日曜日の2日制となった。

    4月2日(土)は、MotoGP、Moto2、Moto3クラスともに2度のフリー走行と予選Q1、Q2が行われる。4月3日(日)は通常通り、ウォームアップと決勝レースが行われる。

    また、大会前に新型コロナウイルスのPCR検査で陽性となり、今大会の欠場が発表されていたLCR Honda IDEMITSUの中上貴晶は、3月31日の再検査で陰性を確認。4月1日(金)に現地入りを果たし、今大会に出場する。

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「インドネシアの難しい週末が終わり、我々のシーズンが正しい方向に戻るのを楽しみにしています。インドネシアはすでに過去の出来事なので、私たちは未来に目を向けています。チャンピオンシップのトップに近いところにいるので、目標はカタールのように週末をうまくまとめることです。アルゼンチンでは過去に安定した結果を残しています。今年のHondaの力を私たちは知っています。これからも仕事を続け、ポテンシャルを発揮するときが来ました」

    ステファン・ブラドル(Repsol Honda Team)
    「マルクが早く回復することを願っています。それまでは、彼の代役として、Honda HRCとRepsol Honda Teamのためにベストを尽くします。今年はすでに何回かテストをしているので、新しいHonda RC213Vには慣れていますが、MotoGPのレースウイークは状況が違います。アルゼンチンではいい思い出があります。2014年には5位、最後にレースをした2016年は7位でした。チームとレースウイークのプランを練りたいと思います。忙しい週末になると思います」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「3年ぶりにアルゼンチンに行くことができてとてもうれしいです。そして、とてもワクワクしています。2018年と2019年はかなり速さがあり、いい結果を残すことができました。Hondaのマシンは、これまでテルマス・デ・リオ・オンドではとても強いレースをしていますが、今年のマシンは以前よりもさらにポテンシャルが上がっていると思います。いつものようにベストを尽くし、3日間チームと一生懸命取り組み、プッシュします。アルゼンチンでいいレースができることを願っています」

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「大好きなサーキットの一つですが、3年間レースがなかったので今回はとてもうれしいです。ここはとても楽しいサーキットです。ここはグリップがかなり低いところなので、同じようにグリップが悪かったインドネシアをしっかり分析し、今回はすべてを理解することが重要になってきます。何を重視しなければならないのかを考えなければなりません。いくつかテストしてマシンをしっかり理解することが重要です。ノーマルタイヤをまた使うことで、すべてを理解しいい週末になることを願っています。今回はそのいい機会になると思います。今年は思ったようなシーズンのスタートを切れませんでしたが、まだ19戦あります。アルゼンチンとテキサスの2連戦で、いいフィーリングとすばらしい結果を残し、ヨーロッパのレースにつなげたいです」

  • MotoGP:中上貴晶、新型コロナ再検査で陰性によりアルゼンチンGP参戦

    MotoGP:中上貴晶、新型コロナ再検査で陰性によりアルゼンチンGP参戦

    MotoGP ― LCR・ホンダ・イデミツは4月1日(金)、新型コロナウイルスに感染したことから今週末の第3戦アルゼンチンGPを欠場すると発表した中上貴晶が再検査の結果、陰性だったことから、明日からのセッションに出走すると発表した。

    中上貴晶は、既に活動の拠点スペイン・バルセロナからテルマス・デ・リオ・オンドに向けて移動している。

    「今週の初めてにアルゼンチンに向けて出発する前に、タカは陽性反応が検出されましたが、CT値が高く、ウイルス量が少ないことを示しており、無症状でした」と(チームマネージャーのルーチョ・チェッキネロは語った。

    「我々のメディカルコンサルタントと共に、2日ごとにテストを繰り返すことを決め、幾つかのテストで陰性が繰り返されたことから、国際ロードレーシングチーム協会及びドルナスポーツとの合意に基いて、土曜の朝に間に合うようにパドックに到着します」

    2022年MotoGP第3戦アルゼンチンGPは、ロジスティックの問題によって機材の到着が遅れたため、金曜日のセッションが中止となっている。

  • MotoGP アルゼンチンGP:物流問題で機材が届かず金曜セッション中止

    MotoGP アルゼンチンGP:物流問題で機材が届かず金曜セッション中止

    MotoGPは、2022年第3戦アルゼンチンGPに向けて貨物機に技術的な問題が発生したことから機材の到着が遅れ、土曜にフリー走行と公式予選を実施、決勝レースを行うようスケジュールを変更した

    MotoGPの商業権を所有するドルナスポーツは3月31日(木)、機材搬送のロジスティックに問題が発生したことから、今週末に3年ぶりにテルマス・デ・リオ・オンドで開催される第3戦アルゼンチンのタイムスケジュール変更を発表。決勝レースのスタート時間及び周回数に変更はなく、当初の予定通りに実施される。

    ロンボク島のプルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで初開催された前戦インドネシアGP終了後、サーキット近郊のロンボク国際空港からテルマス・デ・リオ・オンド近郊のサン・ミゲル・デ・トゥクマン空港まで、全ての機材を輸送するために5機の大型貨物機を使用したが、2機のフライトに影響を与える別々の問題が発生したことから、最後の貨物機が金曜に到着することになり、3クラスのタイムスケジュールを変更することを余儀なくされた。

    ドルナスポーツの最高経営責任者カルメロ・エスペレータは、第3戦アルゼンチンGPの開催地テルマス・デ・リオ・オンドのプレスカンファレンスルームで記者会見を開き、タイムスケジュールの変更を強いられたロジスティックの問題と状況を説明した。

    「ご存知のように、我々は2週間前にロンボク島いました。途中で1週間あったことから、全てが上手く準備されていました。先週の水曜に幾つかの貨物機が異なる経路でロンボク島からアルゼンチンに向けて飛びました。そのうちの1機がアフリカのモンバサ(ケニア)で問題が起こりました。既にアルゼンチンに到着していた他の貨物機をロンボク島に戻し、最後の機材をアルゼンチンに搬送すべきであると決断を下しましたが、残念なことに、その貨物機も、再びモンバサで技術的な問題が発生したことから、到着できませんでした。」とカルメロ・エスペレータは説明。

    「当初、昨日離陸して、今日の遅くに到着する予定でしたが、問題は我々が思っていた以上に大きかったです。どうやら問題は、4つのエンジンのうち1つのバルブにあります。モンバサにバルブを搬送するために、2機の貨物機がありました。理論的には、バルブはまもなくモンバサに到着し、今日の午後に修理されます。全てが順調に進めば、今夜8時頃に、土曜に向けて準備された新しいスケジュールを実行するために、時間通りに出発します」

    フリー走行1とフリー走行2は、金曜から土曜に変更され、軽量級と中量級のフリー走行3、最高峰クラスのフリー走行4は実施されず、公式予選1と公式予選2の振り分けは、フリー走行1とフリー走行2の総合により決定される。

    ウォームアップ走行は、開始時間と走行時間が変更されるが、3クラスの決勝レースは変更がなく、予定通りに開催される。

    ロンボク国際空港からサン・ミゲル・デ・トゥクマン空港までは、5機の大型貨物機を使用。計画されていたルートは、3機がモンバサ(ケニア)、ラゴス(ナイジェリア)、ブラジルを経由。2機はドーハ(カタール)、アクラ(ガーナ)を経由。

    先週水曜にテクニカルストップ(給油)のためにケニアのモンバサ国際空港に着陸中、1機に問題が発生。既にサン・ミゲル・デ・トゥクマン空港に到着していた最初の1機は、他の機材を積むためにロンボク国際空港に戻る予定だったが、同日に乗り継ぎの際に技術的な問題が発生。

    アルゼンチンの現地時間の木曜、午前の時点で、モンバサ国際空港に1機が着陸した状態であり、技術問題を解決するために、部品を積んだ1機が欧州から、もう1機を中東からバックアップとして派遣。夜に出発し、ラゴス、ブラジルを経由して、1日の午前にサン・ミゲル・デ・トゥクマン空港に到着予定となっている。

    MotoGP 2022年第3戦アルゼンチンGP スケジュール/現地時間(日本時間)

    ■3月31日(金)
    12時00分(00時00分):プレスカンファレンス

    ■4月2日(土)
    08時45分(20時45分):Moto3クラス/フリー走行1(40分間)
    09時40分(21時40分):Moto2クラス/フリー走行1(40分間)
    10時35分(22時35分):MotoGPクラス/フリー走行1(45分間)

    12時00分(24時00分):Moto3クラス/決勝レース(21ラップ)
    13時20分(01時20分):Moto2クラス/決勝レース(23ラップ)
    15時00分(03時00分):MotoGPクラス/決勝レース(25ラップ)

    14時35分(02時35分):Moto3クラス/公式予選1(15分間)
    15時00分(03時00分):Moto3クラス/公式予選2(15分間)
    15時30分(03時30分):Moto2クラス/公式予選1(15分間)
    15時55分(03時55分):Moto2クラス/公式予選2(15分間)
    16時25分(04時25分):MotoGPクラス/フリー走行3(30分間)
    17時05分(05時05分):MotoGPクラス/公式予選1(15分間)
    17時30分(05時30分):MotoGPクラス/公式予選2(15分間)

    ■4月3日(日)
    09時30分(21時30分):Moto3クラス/ウォームアップ走行(20分間)
    10時00分(22時00分):Moto2クラス/ウォームアップ走行(20分間)
    10時30分(22時30分):MotoGPクラス/ウォームアップ走行(20分間)

    12時00分(24時00分):Moto3クラス/決勝レース(21ラップ)
    13時20分(01時20分):Moto2クラス/決勝レース(23ラップ)
    15時00分(03時00分):MotoGPクラス/決勝レース(25ラップ)

  • MotoGP:中上貴晶、新型コロナウイルス感染でアルゼンチンGPを欠場

    MotoGP:中上貴晶、新型コロナウイルス感染でアルゼンチンGPを欠場

    MotoGP ― LCR・ホンダ・イデミツは3月31日、中上貴晶が新型コロナウイルスの検査で陽性反応が検出されたことから、今週末にテルマス・デ・リオ・オンドで開催される第3戦アルゼンチンGPに欠場すると発表した。

    「残念なことに、今週末にアルゼンチンで開催されるレースに参戦しません。テルマスに向けて出発する直前のPCR検査で陽性となりました」と中上貴晶はチームのリリースを通じてコメントを発表した。

    「チーム、スポンサー、ファンには本当に申し訳ないです。症状はありません。気分は良いですが、とても悲しく、がっかりです。オースティンで開催されるアメリカズGPには戻りたいです」

    中上貴晶は、活動の拠点スペイン・バルセロナからアルゼンチンに向けて出発する前に、義務付けられているPCR検査を受けた結果、陽性反応が検出されたことから、確認のために、さらに2度の検査を受けたが、全てが陽性だった。チームは代替を起用しないことを発表。

    新型コロナウイルスが原因で欠場を強いられたプレミアクラスのライダーは、2年前のイケル・レクオナ、バレンティーノ・ロッシに続いて3人目。

    先週24日に活動の拠点に置くバルセロナ郊外で、普段から取り入れているダートトラックのトレーニング中に転倒が原因で左膝の靭帯を捻挫したが、28日の検査で順調に回復していることを確認。この期間を利用して、万全な体調で復帰できるように回復に専念する。

  • MotoGP:ホンダ 2022年 第2戦 インドネシアGP 決勝レポート

    MotoGP:ホンダ 2022年 第2戦 インドネシアGP 決勝レポート

    2022年 MotoGP 第2戦インドネシアGPは、ホンダ勢にとって厳しいレースとなった。予選では、ホンダ勢4選手が揃って予選Q2に進出できず、下位に低迷した。そして、ウエットコンディションになった決勝レースも、ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)が12位、アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)が13位。中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は19位。予選でホンダ勢最上位の15番手につけたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、朝のウォームアップで転倒し、ドクターストップがかかり欠場となった。

    予選に続き、ホンダ勢は苦戦を強いられる
    今大会、ホンダ勢は、リアタイヤのフィーリングに苦しんだ。その理由は、2月のテストで使用したタイヤと今大会投入されたミシュランのタイヤが違ったためで、ミシュランが今季投入する予定のタイヤに合わせたマシン開発を行ってきたホンダ勢としては、大苦戦の大会となった。

    今大会、ミシュランが投入したタイヤは、2018年のタイGPで使用した、より耐熱性にすぐれたリアタイヤで、この大会でマルク・マルケスは優勝している。しかし、2022年型RC213Vには、うまく適合せず、ホンダ勢は大苦戦。決勝はウエットコンディションになったが、グリッドが後方だったために厳しい戦いを強いられ、本来のパフォーマンスを発揮することができなかった。

    その厳しい状況の中で予選16番手(マルク・マルケスの欠場で15番グリッド)のエスパルガロは、激しい水しぶきの中で粘り強い強い走りを見せ、12位でフィニッシュした。エスパルガロは、2週間後のアルゼンチンGPでは、ミシュランの2022年製リアスリックタイヤを使用し、ウインターテストで見せた本来の走りができることを願っている。

    予選19番手(マルク・マルケスの欠場で18番グリッド)のアレックス・マルケスは、序盤、水しぶきで視界が悪いという厳しい条件の中でややポジションを落とすが、その後、エスパルガロを追撃し13位でフィニッシュした。

    チームメートの中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、予選24番手(23番グリッドからスタート)から追い上げのレースに挑んだが、水しぶきによる視界の悪さとヘルメットのバイザーになにかが不着したことで、さらに視界が悪くなるという厳しいレースとなり19位に終わった。

    今大会は、スタート前に激しい雨になり、雨が上がるのを待ってのスタート進行となり、およそ1時間遅れた。しかし、コース上の水量が多く、後方グリッドからスタートした選手は、激しい水しぶきと視界の悪さに苦戦することになった。今大会は、本来27周のレースだったが、Moto2クラスがスタートする前に、高い路面温度に対処するために20周に短縮された。

    次戦アルゼンチンGPは、3年ぶりの開催となる。過去2年はコロナ禍の中で大会が中止になっているが、今大会低迷したホンダ勢は、久しぶりのアルゼンチンGPでの雪辱に闘志を燃やしている。

    前日の予選で2度の転倒を喫し、決勝日朝のウォームアップで再度激しく転倒したマルク・マルケスは、ロンボク島マタラムにある病院にヘリコプターで搬送され、検査を受けた。その結果、脳震とうなどで体調不良と診断されドクターストップがかかり欠場となった。マルク・マルケスは、スペインに帰国後、さらなる検査を受ける予定。

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「サバイバルレースでした。というよりも、レースウイークがすべてサバイバルでした。テストは非常に充実していましたが、状況は変わってしまいました。レースのスタート時に、路面の汚れが水しぶきとともにバイザーについて非常に汚くなりました。ペッコ(フランチェスコ・バニャイア)の後ろにいたとき、彼の赤いライトを見て走れましたが、彼をパスして単独になってからは、とても難しかったです。視界が悪く、縁石に当たってしまいましたが、転倒をまぬがれることができました。チャンピオンシップで6位になりました。トップとはわずか10ポイント差。とてもいいことです。チャンピオンシップに集中し、ノーマルタイヤを使う次の週末のレースに備えなければなりません。今回はこんな結果に終わり、チームには謝りたいです。なぜならこのマシンならもっといい結果を達成できたと思うからです」

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「このマシンでウエットを走ったことはありません。ウエットというより、ミックスコンディションだったFP3で走ったときはフィーリングはよかったのですが、そのときは路面がかなり乾いていました。今日はフルウエットになり状況が変わりました。ドライで抱えていた問題がウエットでもあり、少しフラストレーションがたまりました。ほかのライダーをオーバーテイクするのは難しかったです。前のライダーたちよりもいいペースがあったのに彼らをオーバーテイクすることができませんでした。でも仕方ないです。引き続きこのまま前進を続け、次のレースでは状況を好転させ、より競争力を高めていきたいです」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「スタート前に激しい雨が降ったため、レース進行が遅れました。路面コンディションはドライからウエットに変わり、とても厳しいレースになりました。グリップレベルはよかったのですが、ヘルメットのバイザーに問題があり、レース中は視界が悪くとても難しい走りになりました。ラインを思うようにキープすることができず、ほとんど何もできませんでした。もちろんこのような結果は望んではいませんでした。とても残念なレースウイークになりましたが、アルゼンチンGPに向けて気持ちを切り替えたいです。アルゼンチンは好きなコースなのでいい結果を残したいです」

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「言葉がありません。今週は私たちの週末ではありませんでした。苦戦しました。最初から問題がありました。午前中のウォームアップの転倒はとても激しいものでした。これまでの転倒の中でも最も大きい転倒の一つだったかもしれません。地元の病院へ行き、深刻な問題はないことが分かりました。今回はドクターストップがかかり出場しませんでした。もちろん残念ですが、最善の決断だと思います」

  • MotoGP インドネシアGP 決勝:ミゲール・オリベイラが優勝

    MotoGP インドネシアGP 決勝:ミゲール・オリベイラが優勝

    2022年 第2戦 インドネシアGPの決勝レース(周回数20ラップ)が3月20日(日)にプルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで行われ
    ミゲール・オリベイラが優勝した。

    雨による1時間15分遅れの現地時間16時15分にスタートした決勝レースは、気温25度、路面温度28度のウェットコンディションの中、7番グリッドのミゲール・オリベイラは5ラップ目にトップに飛び出し、安定したパフォーマンスで昨年6月の第7戦カタルーニャGP以来13戦ぶり4勝目を挙げ、総合4位に浮上した。

    コンストラクター部門&チーム部門の総合1位に初浮上
    4番グリッドのブラッド・ビンダーは6人による8位争いに競り勝ち、オリベイラと共にコンストラクター部門で25ポイント、チーム部門で33ポイントを加算。参戦6年目で初めて両部門の総合1位に飛び出した。

    ファビオ・クアルタラロがウェットでのベストレース
    ポールポジションのファビオ・クアルタラロは、序盤に5番手までポジションを落としたが、徐々に適応し自信を掴んでいくと6.223秒差から2.205秒差の2位まで挽回。ウェットコンディションでのベストパフォーマンス、ベストリザルトを獲得すると14番グリッドのフランコ・モルビデリは1ラップ目の7番手まで浮上。21.115秒差の7位でチェッカーフラッグを受け、16番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソは、13番手を走行していた7ラップ目にリタイア。

    ヨハン・ザルコが2戦連続してドゥカティ勢の最高位
    3番グリッドのヨハン・ザルコは3.158秒差の3位。昨年6月の第7戦カタルーニャGP以来となる表彰台を獲得しただけでなく、2戦連続してドゥカティ勢の最高位に進出。

    9番グリッドのジャック・ミラーは2ラップ目にトップに踊り出たが、5.663秒差の4位。5番グリッドのエネア・バスティアニーニは33.116秒差の11番手。12番グリッドのルカ・マリーニは14位。6番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは15位。2番グリッドのホルヘ・マルティンは、7番手走行中の8ラップ目1コーナーで転倒リタイア。

    スズキは開幕戦からワンステップ
    開幕戦で6位と7位だったスズキ勢は、8番グリッドのアレックス・リンスが7.044秒差の5位。17番グリッドのジョアン・ミルは、7.832秒差の6位でフィニッシュ。

    10番グリッドのアレイシ・エスパルガロは32.586秒差の9位。19番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは16位。

    ダーリン・ビンダーが新人勢1番乗りのトップ10
    22番グリッドのダーリン・ビンダーは、8位争いを繰り広げて10位。新人勢1番乗りとなるトップ10入りを達成すれば、20番グリッドのラウール・フェルナンデェスは17位。11番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは18位。13番グリッドのマルコ・ベツェッキは20位。21番グリッドのレミー・ガードナーは21位。

    ホンダ最高位は12位
    ウォームアップ走行の転倒でマルク・マルケスが欠場を強いられた中、15番グリッドのポル・エスパルガロは8位争いの末に32.599秒差の12位。18番グリッドのアレックス・マルケスは13位。23番グリッドの中上貴晶は49.471秒差の19位。

    チャンピオンシップ
    開幕戦勝者のエネア・バスティアニーニは、5ポイントを加算してポイントリーダーの座を維持。総合2位ブラッド・ビンダーは2ポイント差に接近すれば、総合9位ファビオ・クアルタラロは3ポイント差の総合3位に浮上。

    アルゼンチンGP
    次戦は、2週間後にテルマス・デ・リオ・オンドで3年ぶりに開催。翌週には第4戦アメリカズGPが予定されることから、今季シーズン最初の2連戦が控えている。

  • MotoGP:ヤマハ 2022年 開幕戦 カタールGP 決勝レポート

    MotoGP:ヤマハ 2022年 開幕戦 カタールGP 決勝レポート

    2022年の開幕戦でクアルタラロとモルビデリが9位、11位
    Monster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロは好スタートを切り、最初の数ラップで大きく順位を上げると9位でチェッカー。チームメイトのフランコ・モルビデリは中段グループからなかなか抜け出せず苦戦したが、最後までプッシュして11位を獲得している。

    ロサイル・インターナショナル・サーキットは好天に恵まれ、シーズン開幕戦に相応しい絶好のコンディション。グリッドに並んだ24人のライダーは、期待を胸に第1コーナーへ飛び込む準備を整えていた。

    クアルタラロは作戦を完ぺきに実行し、11番グリッドから一気に7番手にジャンプアップ。オープニングラップのなかでひとつ下げて8番手に落ち着いた。そのあとはなかなか順位を上げられずに10番手まで後退したが、12ラップ目に前方でF・バニャイア(ドゥカティ)とJ・マルティン(ドゥカティ)の転倒があり、再び8番手へと浮上。残り11ラップはタイヤをいたわりながら走行し、最終的にはトップから10.543秒差の9位でゴールした。

    チームメイトのモルビデリはスタートで順位を上げることができず、1ラップ目を16番手で終えると、さらにひとつ順位を下げて17番手となる。その後はほぼ単独走行となり、自分のペースに集中した。12ラップ目までに前方の転倒などにより11番手まで浮上したあとは、このポジションを守り切ってチェッカーを受けた。トップとの差は16.712秒だった。

    この結果、クアルタラロとモルビデリはそれぞれ7ポイントと5ポイントを獲得してランキング9位と11位。ヤマハはコンストラクター・ランキングで7ポイントを獲得して6位、Monster Energy Yamaha MotoGPはチーム・ランキングで12ポイントを獲得して6位となっている。

    第2戦インドネシアGPは2週間後、マンダリカ・サーキットで開催される。

    WithU Yamaha RNF MotoGP TeamがMotoGPデビューを果たす
    WithU Yamaha RNF MotoGP Teamのアンドレア・ドビツィオーゾは、シーズン開幕戦で14位獲得と健闘した。20番グリッドから絶好のスタートを切ると一気に数台をパス。しかしその後リズムをつかめず、5ラップまでに22番手へ後退してしまう。それでも周回を重ねるなかで少しずつスピードを上げ、12ラップ目にはポイント圏内まで浮上。さらに13ラップ目には自己ベストも記録した。レース後半も豊富な経験を生かして巧みに走り切り、14位でチェッカーを受けて今季初ポイントを獲得している。

    チームメイトのダリン・ビンダーもMotoGPデビュー戦で素晴らしい走りを見せた。予選ではルーキーらしいミスが出てグリッド最後尾に留まったが、決勝はスタート良く飛び出して7ラップ目で20番手に浮上。さらに少しずつ前方との距離を縮めていった。後半はルーキー同士で好バトルを展開するなど健闘し、一時はポイント圏内まで上がっていたが、最終的には0.012秒の僅差で16位となった。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ(9位)
    「スタートはとてもうまくいきました。初めからタイヤの空気圧が高くて少し奇妙な感じがあったのですが、それでも最大限までプッシュしていきました。期待したほどペースが上がらず苦しい状況でしたが、今日はこれが精一杯でした。100%の準備をし、100%集中することが私の仕事です。そのことをすべてのレースで、すべてのポジションで実行するだけです。3位でも5位でも15位でも、ポジションに関係なく常にベストを尽くします」

    フランコ・モルビデリ(11位)
    「難しいレースでした。今回はずっとリアタイヤのグリップに苦戦していて、良いパフォーマンスにつなげることができません。スタートで大きく出遅れ、最初の数ラップも、もっといければよかったのですが、それができずに集団に飲み込まれてしまいました。そのあと少し落ち着いてからはペースを守り、まずまずの走りができたと思います。今の自分の最大限に近づき、良いフィーリングをつかむこともできました。しかし私の最大限では、まだトップに立つことはできず、このことは問題です。でもカタールは特殊なコースであり特殊なレースなので、ここから前を向いて進んでいきます。問題点を心に留め、必ず解決していきます。次のマンダリカも全力で臨み、全力で仕事に励みます。その結果、どの位置に立てるかが楽しみです」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「昨日の予選が終わった時点で、今日の苦戦は十分に予想できました。しかしそれでも、この結果はとても残念です。このサーキットに到着したときには、もっと大きな期待を持っていました。ふたりとも、レース開始直後からタイヤの空気圧の異常な高さを感じていて、このことで本来のパフォーマンスを発揮することができませんでした。私たちは原因を追求していきます。クアルタラロ選手は絶好のスタートが有利に働き、難しい状況のなかでベストを尽くしてくれました。モルビデリ選手はスタートに少し手間取りましたが、その後は安定したリズムで走り切りました。第2戦に向けて前進を目指し、私たちが本来いるべきトップポジションに近づいていきます」

    WithU Yamaha RNF MotoGP TeamがMotoGP
    アンドレア・ドビツィオーゾ(14位)
    「決して喜べる状態ではありません。序盤でポジションを上げることができましたが、フロントの空気圧に問題があり、マシンの制動が思うようにできませんでした。3回も転倒しそうになり、2回コースアウトしてしまったのです。これで大きく順位を下げてしまいました。それでも後半、空気圧の状態がいくらか改善されてくると、またプッシュできるようになり、通常のラップタイムで走行できるようになりました。とは言えスピード自体はまだ十分ではありません。そして特別な乗り方をしなければ、たとえそれほど速くなかったとしても、タイヤを使い過ぎてしまうような状況です。これには満足できません。だから私たちはもっと勉強し、何をすべきかを理解するため努力を続けなければなりません」

    ダリン・ビンダー(16位)
    「カタールでの開幕戦を終え、全体的にはとてもハッピーです。学ぶべきことが多過ぎて、ウイークの限られた時間のなかですべてを完ぺきに行うのは難しいでしょう。昨日は予選で失敗してしまったので、今日はとにかくひとつひとつ、できるだけ多くを学びたいと思って臨みました。スタートはまずまずうまくいって、序盤はペースも良かったので何台かパスもして、初めの何周かはプッシュしすぎたかもしれません。レースは長いので、5ラップ目くらいまでは一歩下がって自分の足元を確認するべきでした。終盤はガードナー選手と好バトルを展開し、ルーキー同士の競り合いを楽しむこともできました。レース全体を通してたくさんのことを学び、最後は何とか15位を獲得したいと思いましたが、わずかに届きませんでした。決勝を完走し、22ラップの経験を積んだ今、次の課題もわかっています」

    ラズラン・ラザリ(チーム創設者・代表)
    「とてもいいレースだったと思います。ビンダー選手が他のルーキーたちと競り合い、最後にMoto2チャンピオンのレミーにわずかに及ばなかったことを、非常にうれしい気持ちで見ていました。1ポイントを獲得することも良いと思いますが、それ以上に、ルーキー同士の競り合いを経験できたことのほうが、ずっと価値があります。今後のレースのなかで、できることがもっと多くなってくるでしょう。ドビツィオーゾ選手については、すでに多くの貢献をしてくれおり、その状況を見れば、ここからさらに改善できると思っています。チームとしては、数ポイントを獲得できた今回のレースに満足しています。次も楽しみです」

    ウィルコ・ズィーレンベルグ(チーム・マネジャー)
    「開幕戦を終えて、ダリンのパフォーマンスにはうれしい驚きがありました。’ルーキー・オブ・ザ・ルーキー’と言われるなかでのスタートは簡単ではありませんが、彼は本当によくやりました。好スタートを決め、他のルーキーとバトルし、たくさんのことを学びました。ポイントは逃しましたが、昨年のMoto2チャンピオン、レミーに敗れただけなのです。これからも彼らと戦っていくでしょう。それが私たちの目標です。アンドレアは序盤、混戦のなかでマシンの制動などに苦戦しました。フロントタイヤの感触がつかめず、後半は55秒台を回復しましたが、それでは十分ではありませんでした。彼は戦うため、パフォーマンスを発揮するために戻ってきました。問題を解決し、強さを発揮できるよう私たちも頑張ります」

  • MotoGP:エネア・ベスティア、故ファウスト・グレシーニに捧げる初優勝

    MotoGP:エネア・ベスティア、故ファウスト・グレシーニに捧げる初優勝

    2022年 MotoGP 開幕戦 カタールGPの決勝レースが3月6日(日)にロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、エネア・バスティアニーニ(グレシーニ・レーシング)が初勝利を挙げた。

    気温23度、路面温度28度のドライコンディションの中、ウォームアップ走行で週末2度目の1番手に進出した2番グリッドのエネア・バスティアニーニは、17ラップ目にファステストラップを刻んだ後の18ラップ目にトップに飛び出し、プレミアクラス19戦目で初優勝を挙げ、ドゥカティのサテライトチームとして新たな時代を迎えたグレシーニ・レーシングに勝利をもたらした。

    KTMがカタールで初表彰台
    7番グリッドのブラッド・ビンダーは、スタートで3番手に浮上してホンダ勢を追走。19ラップ目に2番手に浮上し、0.346秒差の2位。KTMの過去最高位8位を大きく上回る初表彰台を獲得したが、14番グリッドのミゲール・オリベイラは、11番手走行中の11ラップ目1コーナーで転倒リタイア。

    ポル・エスパルガロが3位表彰台獲得
    6番グリッドのポル・エスパルガロは、1ラップ目にトップの座を奪い、レースの主導権を握ったが、18ラップ目と19ラップ目にポジションを落として1.351秒差の3位。昨年10月の第16戦エミリア・ロマーニャGP以来、ホンダ加入後2度目となる表彰台を獲得すれば、3番グリッドのマルク・マルケスは4.099秒差の5位。

    16番グリッドの中上貴晶は14.967秒差の10位。18番グリッドのアレックス・マルケスは12番手走行中の10ラップ目1コーナーで転倒リタイア。

    アプリリア、昨年から躍進する4位フィニッシュ
    5番グリッドのアレイシ・エスパルガロは2.242秒差の4位。昨年の7位(5.990秒差)と10位(5.382秒差)を更新すれば、19番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは23.216秒差の12位。

    スズキの両雄はトップ7
    プレミアクラス50戦目を迎えた8番グリッドのジョアン・ミルは4.843秒差の6位。10番グリッドのアレックス・リンスは8.810秒差の7位。

    バグナイアとマルティンが転倒リタイア
    13番グリッドのヨハン・ザルコは、10.536秒差の8位。17番グリッドのルカ・マリーニは14位。4番グリッドのジャック・ミラーは7ラップ目にピットボックスに戻り、リタイアを決断。

    9番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは、9番手から8番手にポジションアップを狙った12ラップ目の1コーナーで転倒。ポールポジションのホルヘ・マルティンを巻き込み、2人がリタイア。

    昨年2連勝のヤマハの最高位は9位
    昨年の開幕戦カタールGPと第2戦ドーハGPで連勝したヤマハだったが、11番グリッドのファビオ・クアルタラロは10.536秒差の9位。12番グリッドのフランコ・モルビデリは16.712秒差の11位。20番グリッドのアンドレア・ドビツィオーゾは14位。

    新人勢の最高位は?
    4人のルーキーが15位争いを展開。22番グリッドのレミー・ガードナーがポイント圏内に進出すれば、24番グリッドのダーリン・ビンダーは16位。21番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは17位。23番グリッドのラウール・フェルナンデェスは18位。

    15番グリッドのマルコ・ベツェッキは、新人勢の最高位となる13番手を走行していた7ラップ目に転倒リタイア。

    第2戦インドネシアGP
    1997年以来25年ぶりの開催に向け、ロンボク島に建設された新設サーキット、プルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで初開催。3週間前にオフィシャルテストが実施された後、再舗装を中心とした工事が進行中。2週間後の3月18日に初日、19日に公式予選、20日に決勝レースが行われる。

    2022年 MotoGP 開幕戦 カタールGP 結果

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 E・バスティアニーニ Gresini Racing MotoGP Ducati 42’13.198
    2 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 0.346
    3 P・エスパルガロ Repsol Honda Team Honda 1.351
    4 A・エスパルガロ Aprilia Racing Aprilia 2.242
    5 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 4.099
    6 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 4.843
    7 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 8.810
    8 J・ザルコ Pramac Racing Ducati 10.536
    9 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 10.543
    10 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 14.967
    11 F・モルビデリ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 16.712
    12 M・ビニャーレス Aprilia Racing Aprilia 23.216
    13 L・マリーニ Mooney VR46 Racing Team Ducati 27.283
    14 A・ドビツィオーゾ WithU Yamaha RNF MotoGP Team Yamaha 27.374
    15 R・ガードナー Tech3 KTM Factory Racing KTM 41.107
    16 D・ビンダー WithU Yamaha RNF MotoGP Team Yamaha 41.119
    17 F・ディ・ギャナントニオ Gresini Racing MotoGP Ducati 41.349
    18 R ・フェルナンデス Tech3 KTM Factory Racing KTM 42.357
  • MotoGP:FIM、ロシアのライダーとチームおよび役員のイベント参加を禁止

    MotoGP:FIM、ロシアのライダーとチームおよび役員のイベント参加を禁止

    MotoGPを含めた二輪ロードレースを統括する国際モーターサイクリズム連盟は3月5日、同連盟の理事会がウクライナの状況に関して臨時会議を開き、国際オリンピック委員会の勧告とスポーツの特異性を慎重に検討した後、全会一致でロシアのウクライナ侵攻を非難。今後、以下の暫定的な緊急且つ保護的な決定が下され、決定は即時に有効となり、次の通知があるまで効力が維持されることになった。

    国際モーターサイクリズム連盟職員及び委員会メンバー、専門家、代理人として行動するロシア連盟とベラルーシ連盟の職員の機能停止。その結果、ロシアとベラルーシのライダー、チーム、役員は国際モーターサイクリズム連盟のイベントや活動に参加できなくなる。

    国際モーターサイクリズム連盟職員及び委員会メンバー、専門家、代理人として行動するロシア連盟とベラルーシ連盟の職員の機能停止。その結果、ロシアとベラルーシのライダー、チーム、役員は国際モーターサイクリズム連盟のイベントや活動に参加できなくなる。

    ロシア、ベラルーシ、ウクライナで開催される国際会議、世界選手権、プライズイベントなど全ての国際モーターサイクリズム連盟イベントの登録を一時的に停止及びキャンセルし、該当する場合は、別の国に移転する。

    ロシア、ベラルーシ、ウクライナで開催されるセミナー、委員会会議、トレーニングキャンプが含まれるが、これらに限定されない他の活動を中断する

    国際モーターサイクリズム連盟の理事会は、全ての加盟国及び大陸連盟に対して、これらの措置を国及び大陸レベルで適用することを全会一致で推奨する。

    ホルヘ・ビエガス(国際モーターサイクリズム連盟会長)
    「我々はウクライナへのロシアの侵略の結果として、苦しんでいる全ての人々に同情と連帯を示し、ウクライナの加盟組織と緊密に連絡を取り合っています。スポーツと平和のために、これらの措置を決定してくれた理事会のメンバーに感謝します。国際モーターサイクリズム連盟は、その推進者及び主催者と共に、既にこの問題に対処し、ロシア、ベラルーシ、およびウクライナで予定されている国際モーターサイクリズム連盟の大会をキャンセルしました。。本日発表された決定は、我々のスポーツに合わせて調整され、国際オリンピック委員会の勧告と声明に沿ったものです。国際モーターサイクリズム連盟ファミリーは、ウクライナの発展を大変悲しみ、迅速かつ平和的な解決策を期待し見守っています。」

  • MotoGP:ホルヘ・マルティンがポールポジション / 2022年 開幕戦

    MotoGP:ホルヘ・マルティンがポールポジション / 2022年 開幕戦

    2022年 MotoGP 開幕戦 カタールGPの公式予選が3月5日(土)にロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、ホルヘ・マルティン(Pramac Racing)がポールポジションを獲得した。

    気温21度、路面温度24度のドライコンディションの中、フリー走行総合4番手のホルヘ・マルティンがトップタイムをマーク。最終戦バレンシアGPに続き、2戦連続のポールポジションを奪取。プレミアクラス15戦目で5度目の予選1番手に獲得した。

    ドゥカティのサテライトがトップ2進出
    フリー走行総合5番手のエネア・バスティアニーニは0.147秒差の2番手。昨年9月の第13戦アラゴンGPで予選9番手だったプレミアクラス1年目のベストグリッドを大きく更新し、初めて1列目に進出。

    ドゥカティ勢が昨年10月の第14戦エミリア・ロマーニャGPから4戦連続して1‐2番グリッドを独占すれば、フリー走行総合9番手のジャック・ミラーは0.287秒差の4番手。フリー走行総合8番手のフランチェスコ・バグナイアは0.400秒差の9番手。フリー走行総合12番手のブラッド・ビンダーは公式予選1で1番手、公式予選2で0.339秒差の7番手まで挽回。

    ホンダ勢が1‐2列目に進出
    フリー走行総合2番手のマルク・マルケスは0.272秒差の3番手。フリー走行総合6番手のポル・エスパルガロは0.335秒差の6番手。

    スズキ勢はコンマ5秒差
    3度のプラクティスで速さを見せていたスズキの両雄は、ポールポジションタイムからコンマ5秒差に接近したが、フリー走行総合3番手のジョアン・ミルは0.396秒差の8番手、フリー走行総合1番手のアレックス・リンスは0.470秒差の10番手。フリー走行総合10番手のアレイシ・エスパルガロは0.308秒差の5番手。

    ヤマハの両雄は11番手と12番手
    フリー走行総合11番手のファビオ・クアルタラロは公式予選2で2番手、公式予選2で0.624秒差の11番手。フリー走行総合7番手のフランコ・モルビデリは0.971秒差の12番手。

    公式予選1
    フリー走行総合15番手のヨハン・ザルコは、フリー走行4で1番手に進出したが、3番手で公式予選2への進出を逃し、フリー走行総合14番手のミゲール・オリベイラは4番手。

    フリー走行総合13番手の中上貴晶は、0.526秒差の6番手。フリー走行総合19番手のルカ・マリーニは7番手。フリー走行総合17番手のアレックス・マルケスは8番手。フリー走行総合18番手のマーベリック・ビニャーレスは9番手。フリー走行総合16番手のアンドレア・ドビツィオーゾは10番手。

    新人勢の最高位は?
    フリー走行総合21番手のマルコ・ベツェッキは、公式予選1で0.403秒差の5番手。新人勢の最高位に進出すれば、フリー走行総合22番手のファビオ・ディ・ジャンアントニオは11番手。フリー走行総合23番手のレミー・ガードナーは12番手。フリー走行総合20番手のラウール・フェルナンデェスは13番手。フリー走行総合24番手のダーリン・ビンダーは、フェルナンデェスから1.122秒差の14番手だった。

    2022年 MotoGP 開幕戦 カタールGP 予選

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 J・マルティン Pramac Racing Ducati 1’53.011
    2 E・バスティアニーニ Gresini Racing MotoGP Ducati 1’53.158
    3 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’53.283
    4 J・ミラー Ducati Lenovo Team Ducati 1’53.298
    5 A・エスパルガロ Aprilia Racing Aprilia 1’53.319
    6 P・エスパルガロ Repsol Honda Team Honda 1’53.346
    7 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’53.350
    8 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’53.407
    9 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 1’53.411
    10 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’53.481
    11 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’53.653
    12 F・モルビデリ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’53.982
    13 J・ザルコ Pramac Racing Ducati 1’53.780
    14 M・オリベイラ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’53.819
    15 M・ベッツェッキ Mooney VR46 Racing Team Ducati 1’53.915
    16 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 1’54.038
    17 L・マリーニ Mooney VR46 Racing Team Ducati 1’54.222
    18 A・マルケス LCR Honda Castrol Honda 1’54.224
    19 M・ビニャーレス Aprilia Racing Aprilia 1’54.228
    20 A・ドビツィオーゾ WithU Yamaha RNF MotoGP Team Yamaha 1’54.244
    21 F・ディ・ギャナントニオ Gresini Racing MotoGP Ducati 1’54.276
    22 R・ガードナー Tech3 KTM Factory Racing KTM 1’54.378
    23 R ・フェルナンデス Tech3 KTM Factory Racing KTM 1’54.889
    24 D・ビンダー WithU Yamaha RNF MotoGP Team Yamaha 1’56.011