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  • MotoGP:ドゥカティ 2022年 第6戦 スペインGP 決勝レポート

    MotoGP:ドゥカティ 2022年 第6戦 スペインGP 決勝レポート

    MotoGP第6戦のスペインGPが、5月1日にへレス・サーキットで開催された。ドゥカティ・レノボ・チームのフランチェスコ“ペッコ”バニャイアは、このレースをポール・トゥ・ウインで制し、ドゥカティがへレス・サーキットで2年連続優勝を果たした。昨年のジャック・ミラーに続き、今年もデスモセディチGPを駆るフランチェスコ・バニャイア(2021年は2位)が圧倒的な強さで勝利を収め、表彰台の中央に登壇した。

    バニャイアは、土曜日に行われた予選でコースレコードを更新してポールポジションを獲得。決勝レースでも素晴しいスタートを切ってホールショットを奪った。その後、バニャイアはライバルを寄せ付けないペースで走行を続け、2番手を走行していたファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)とのギャップを維持してフィニッシュラインを通過した。これは、バニャイアにとってMotoGPクラスで5度目の勝利であり、今シーズンの初勝利となった。この結果により、イタリア人ライダーのバニャイアは、ライダーズ・ランキングでリーダーのクアルタラロと33ポイント差の5位に浮上した。

    チームメイトのジャック・ミラーも、素晴しいパフォーマンスを見せて5位でフィニッシュした。4番グリッドからスタートしたオーストラリア人ライダーのミラーは、すぐに3番手に浮上。しかし、レース終盤にマルク・マルケス(ホンダ)とアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)にオーバーテイクを許して5番手に後退。その後はマルケスと激しい4番手争いを展開したが、彼を攻略することはできなかった。第6戦終了時点で、ミラーは、リーダーから47ポイント差のライダーズ・ランキング11位となっている。コンストラクターズ・ランキングでは、ドゥカティが2位に42ポイントの差をつけて首位をキープしている。

    フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム #63) 1位
    「感動的なレースだった。昨年のアラゴンでの初優勝は感慨深いものがあったが、今日のレースでの優勝はさらに嬉しく、そしてはるかに困難だった。シーズン序盤は、さまざまな理由から本来のポテンシャルを発揮することができず、厳しい時間を過ごしてきたが、ここへレスでは、適切な条件が整っていることは分かっていた。僕たちは、カタールでの開幕戦からハードワークを続けており、今回ついに本来の強さを発揮することができた。今日は序盤からハードにプッシュして、25周のレースで1度も首位を譲ることなく走り切ることができた。チームのスタッフは素晴しい仕事をしてくれた。また、アカデミーの仲間や家族にも感謝したい!」

    ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム #43) 5位
    「マルク・マルケスが後ろにいる状況で22ラップ走行するのは簡単なことではないが、プレッシャーを感じながらも、今日はうまく走ることができたと思う!最初の4周はペッコやクアルタラロと同じペースを維持することができたが、その後はペースダウンしてしまった。それでも全力を尽くし、自分の走りに集中しようとした。レース序盤から、ターン5で適切なラインをキープできないという問題を抱えていたが、レース終盤に、このコーナーでマルク(マルク・マルケス)に抜かれてしまった。アレイシにオーバーテイクされた後は、最終ラップまでマルクと素晴しいバトルを展開することができた。今日のレースには満足している。表彰台争いを展開して、ポジティブな結果を得ることができた。マシンのフィーリングを考えると、今後のレースではさらに良い結果を出せると思う。優勝したペッコを祝福したい!彼は本当に素晴らしいレースをした」

    ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー)
    「ペッコは信じられないようなレースをした。この勝利は、いつくかの重要な意味を持っている。昨日の素晴しい予選の後、今日のレースでも戦闘力の高さを示すことが重要だった。彼はポルトガルでも巧みなレースを展開したが、今回のレースでは彼本来の力を発揮して、再び優勝争いをする姿を見ることができた。今日は、ついにデスモセディチGPの本当のポテンシャルを示すことができた。ジャックも素晴しいレースをして、残り5周まで表彰台争いをしていた。ペッコを祝福したい。また、ハードワークを続けてくれたドゥカティ・コルセのスタッフ全員に感謝したい!」

    レース翌日の月曜日は、へレス・サーキットで1日の公式合同テストが開催される。MotoGP第7戦のフランスGPは、5月13日~15日にブガッティ・サーキットで開催される。

  • MotoGP:ヤマハ 2022年 第6戦 スペインGP 決勝レポート

    MotoGP:ヤマハ 2022年 第6戦 スペインGP 決勝レポート

    Monster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロが第6戦スペインGPで2位を獲得し、チャンピオンシップ・ポイントで7ポイントのリードを築いた。チームメイトのフランコ・モルビデリは終盤でチャージし、15位に入って1ポイントを獲得している。

    クアルタラロはグリッド2位から好スタート。ポジションを守り、F・バニャイア(ドゥカティ)に続いていく。序盤から逃げ切りを図るバニャイアに全力で食らいつき、トップ2台は徐々に後続を引き離していった。

    この2台だけが1分38秒台を切るハイペース。5ラップ目には1分37秒6を記録し、なおも激しい首位争いが続く。クアルタラロは毎ラップで限界までプッシュし、ぴったりと背後につけてチャンスを窺いながらプレッシャーをかけ続けた。最終ラップでの逆転を狙い、ときには危ういくらいにまで近づく場面もあったが、最終的には届かず0.285秒差の2位でチェッカー。しかし同時にチャンピオンシップ・ポイントではリードを拡大した。

    一方のモルビデリは16番グリッドから好スタートを切って一時はひとつ上げていたが、再び16番手へ後退。ここからポイント獲得を目指してペースアップを図るも、タイヤの空気圧の問題に悩まされて思うような走りができなかった。

    そのなかでもプッシュを続けたモルビデリはA・リンス(スズキ)のコースアウトやJ・ザルコ(ドゥカティ)の転倒もあり着実にポジションをキープ。懸命にプッシュしながらもタイヤを温存し、残り5ラップでは多くのセクターで自己ベストを更新した。そしてついにはL・マリーニ(ドゥカティ)をとらえて15番手に浮上し、最終ラップではM・ビニャーレス(アプリリア)にも仕掛けていったが届かず、トップから27.519秒差の15位でチェッカーを受け、1ポイントを手中にしている。

    この結果、クアルタラロは合計89ポイントでランキングトップをキープし、モルビデリは合計18ポイントでランキング16位につけた。ヤマハは合計89ポイントでコンストラクターズ・ランキング2位に浮上。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計86ポイントでチーム・ランキング3位を維持している。

    チームは決勝翌日の月曜日、同サーキットで公式IRTAテストに臨む。

    ドビツィオーゾ17位、ビンダーはリタイア
    WithU Yamaha RNF MotoGP Teamのアンドレア・ドビツィオーゾは25ラップのレースを17位で終え、チームメイトのダリン・ビンダーはポジションアップを図りながら転倒リタイアとなった。

    23番グリッドからスタートしたドビツィオーゾは21番手に上げてオープニングラップを終了。序盤はなかなかリズムがつかめなかったが、中盤から自己ベストを記録するなどペースを上げて20番手、さらに17番手まで浮上した。最後の10ラップではややペースが落ちたものの、懸命にポジションを守ってチェッカーを受けた。

    一方のビンダーは25番グリッドからロケット・スタート。1ラップ目で18番手まで上がり、5ラップ目にはもうひとつ上げてポイント圏内にも近づいていた。しかし、その後、転倒。今季開幕以来、決勝中の転倒はこれが初めてだった。幸い怪我はなく、ルーキー・ランキングの2位も維持。次回ル・マンでも再び好調なパフォーマンスを発揮するため、翌日のIRTAテストで成果を目指す。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ(2位)
    「非常にタフなレースでした。後ろについているとフロント・タイヤがきつくなってくることがわかっていたので、1ラップ目でバニャイア選手をパスしたいと思っていました。全力でトライしましたが、彼は本当に速く、今日の私たちの戦いは、まさに異常なほどのペースだったのです。結局フロント・タイヤは非常に熱くなってしまい、大きな負担がかかっていました。そのためハードブレーキングができなくなり、彼のペースについていくことができませんでした。後続との距離がかなり大きく開いていたので、私たちは本当に速かったのだと思います。バニャイア選手の健闘を祝福します。結局、一度もオーバーテイクができなかったので本当のバトルとは言えませんが、非常に接近した激しいレースでした。私も彼も、大いにエンジョイしました」

    フランコ・モルビデリ(15位)
    「今日の私のように、グリッドの遥か後方からスタートしてオーバーテイクが難しい場合、フロントの空気圧がとてつもなく高くなり、ライディングもままならないような状態になってしまいます。そのため最初から最後までプッシュするのは基本的に無理なのです。私がプッシュしたのは、残り3ラップでマリーニ選手をパスしたときだけでした。実際のところ終盤のラップタイムは決して悪くなかったのですが、グリッドが後ろだとこのようなことになってしまいます。明日はテストがあるので、あらゆる個所に磨きをかけて一歩、前進を目指します」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「今日の目標は、できるだけ多くのポイントを獲得することでした。いいレースができるコースだと考えていましたが、優勝は簡単ではないということもわかっていました。そのなかでの20ポイントは、クアルタラロ選手にとって非常に重要なものです。彼は勝利を目指してトライし、一時は十分に接近しましたが、ある時点で、この状況を考え直さなければならないことを理解しました。彼はきっと、この2位と、素晴らしいペースに満足していると思います。モルビデリ選手は午前中のウォームアップでようやく、マシンにごたえ手応えを感じられるようになりました。フィーリングがとても良かったのです。この新しいセッティングによって、2週間後のル・マンから彼のシーズンが本格的にスタートするだろうと考えています。今日はそれに間に合わず残念でした。グリッド6列目からのスタートでは難しかったのです。フロント・タイヤの空気圧が高まって非常に乗りにくくなっていましたが、彼は最後までしっかりコントロールしていました。まったく違う展開も可能だったかもしれないことを知りながら、できることをすべてやり通したのです。これは非常に素晴らしい兆候です。明日はテストもありますし、自信を持って臨めるル・マンをとても楽しみにしています」

    WithU Yamaha RNF MotoGP TeamがMotoGP
    アンドレア・ドビツィオーゾ(11位)
    「正直なところ、好レースは期待していませんでした。フロント・グリップが十分ではなく、周りのライダーたちも皆、それには悩まされているようでした。コーナー途中のブレーキングを誰も行わず、非常に難しい状況で、ここヘレスでは以前にも何度か同様のことがありました。しかしながらトップグループのラップタイムには驚きです。グリップがなければ、本来とても無理だからです。私ももっとプッシュしていくつもりでしたが、1ラップ目からそれは不可能だったので、あとはひたすら最後まで走り切ることだけを目指しました」

    ダリン・ビンダー(17位)
    「転倒してしまったことを非常に残念に思っています。それでも正直なところ、前回のポルティマオよりは満足しています。最後尾を走るよりも、ライバルたちと競り合って転倒するほうが良いということです。少なくとも最初の数ラップはライバルとバトルをして、私のほうが速いと感じることもできました。第9コーナーではマリーニ選手をうまくパスし、モルビデリの後ろについたときには少し興奮しました。第2コーナー進入で、何も変わったことはしていなかったのに、わずかにリアに挙動がありました。あと数ラップでも頑張ってモルビデリについて行きたかったのですが、結果はこのようなことになりました。ウォームアップでもグリップがかなり低かったのですが、うまくパワーをかけ、序盤で多くをパスし、とても順調だと感じていました。終わってみれば、今は今後の課題が非常に明らかになりました。明日のテストですべてを試し、それらのポイントに集中し、方向性を定めて進んでいきたいと思っています」

    ラズラン・ラザリ(チーム創設者・代表)
    「今回もまた、ふたりにとって難しい戦いになってしまいました。そして残念ながら、私たちは1ポイントも獲得できずに終わりました。ウイーク初日から厳しい状況で、ふたりはリズムをつかめず苦戦しました。しかしながら、決勝ではビンダー選手がバトルを展開し、一時はモルビデリ選手の後ろの17番手まで上がり、38秒台のハイペースも見せてくれました。もちろん完走を望んでいましたが、今回も多くを学び、M1をより深く理解することができたことをうれしく思います。今日の成果は明日のテストにもつなげることができるでしょう。ドビツィオーゾ選手はスタートで出遅れてほぼ最後方まで下げてしまいましたが、そのあと17位まで挽回しました。依然として、気持ちよく乗れる状態ではありませんでしたが、ライディング・スタイルの修正を含めて明日のテストで改善を目指していきます」

    ウィルコ・ズィーレンベルグ(チーム・マネジャー)
    「第6戦ヘレスは非常に熱いレースになりました。ビンダー選手は多くのライダーをパスし、スピードも乗って来て良い仕事をしたと思います。プラクティスではリズムをつかめずにいましたが、決勝で見つけ、とくに加速時の対応や、マシンにどう乗るべきかについて、ヒントを得ることができたのだと思います。マリーニ選手をパスしたあとは熱くなりすぎてしまいましたが、これがまさに学びの段階なのです。ドビツィオーゾ選手はフロント・グリップに悩んでいました。他のライダーたちがどの程度、感じているか本当のところはわかりませんが、彼にとっては大きな負担となりました。何度も転倒しそうになり、リズムをつかむことができませんでした。ふたりがより良い状態で乗れるよう、明日のテストのなかで改善を目指します」

  • MotoGP:ホンダ 2022年 第6戦 スペインGP 決勝レポート

    MotoGP:ホンダ 2022年 第6戦 スペインGP 決勝レポート

    MotoGP – 連日好天に恵まれた第6戦スペインGP決勝は、予選5番手から決勝に挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が4位でフィニッシュした。

    今大会、オープニングラップ4番手につけたマルケスは、3番手のジャック・ミラー(ドゥカティ)をマーク、後方にいるアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)と3位争いのグループを形成した。

    3人のバトルは終盤まで続き、マルケスは21周目にミラーを抜いて3番手に浮上。その後、スタンドの大きな歓声を受けながらミラー(ドゥカティ)を引き離そうとしたが、最終コーナーの立ち上がりで転倒寸前のスライドでタイムロス。その間隙を縫って5番手にいたアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が3番手に浮上、ミラー(ドゥカティ)が4番手。マルケスは5番手へとポジションを落とした。

    しかし、最終ラップ(25周目)にマルケスはミラー(ドゥカティ)を抜き返し、4位でフィニッシュ。ヘレスのスタンドと山々に詰めかけたファンを喜ばせた。

    今大会のマルケスは、フリー走行、予選でセットアップに苦戦したが、決勝では表彰台争いができるまでリカバリーを果たした。月曜日には公式テストが行われる。この数戦、抱えている課題の解消に取り組み。

    予選7番手から好スタートを切った中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、オープニングラップ6番手、2周目にはジョアン・ミル(スズキ)に抜かれ7番手へとポジションを落としたが、それからはミルを追撃。25周のレースを今季ベストとなる7位でフィニッシュした。

    ヘレスを得意とする中上は初日のフリー走行で5番手、2日目には3番手へとポジションを上げてダイレクトでQ2進出を果たした。予選では気温と路面温度が上昇しフロントロー獲得は果たせなかったが、決勝では、7番グリッドから緊迫した戦いの中でしっかりとポジションをキープした。

    予選13番手から決勝に挑んだポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、序盤は12番手、後半に入ると11番手までポジションを上げた。序盤はエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)を追撃、後半はブラッド・ビンダー(KTM)を追う展開となり11位だった。決勝は、気温が27℃まで上昇、レースウイークでもっとも暑い日となり、リアのグリップに苦戦した。

    予選22番手のアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、オープニングに16番手までポジションを上げると2周目にフランコ・モルビデリ(ヤマハ)を抜いて15番手へ浮上した。その後、転倒者があったことなどで13番手まで順位を上げ、中盤以降はミゲル・オリベイラ(KTM)を追撃して13位でフィニッシュした。

    今大会ワイルドカードで出場のステファン・ブラドル(TeamHRC)は2度の転倒でリタイアとなった。1回目は13コーナーで転倒し、再スタートを切ると今度は1コーナーで転倒、リタイアとなった。フリー走行、予選と、マシン開発で大きな収穫を得たブラドルだが、決勝では完走を果たすことができなかった。月曜日に行われる公式テストでは、今大会で得たデータの検証と比較テストに挑む。

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「今日は全力で走りました。そして、現状では最高の結果を達成しました。レースウイークを通し、決勝日にエネルギーを温存しました。今はまだレースウイークを100%でこなせる体調ではありません。でもスペインGPなので全力を出さなければなりませんでした。レース中、表彰台に上がれるかもしれないと思った瞬間がありました。ミラーをオーバーテイクし、アレイシを止めることがカギでした。なぜなら、アレイシは私たちよりも速かったからです。でも最終コーナーでフロントとリアが流れてしまいました。スペインの観客のおかげで、幸いにも転倒を免れて持ちこたえることができました。私たちはあきらめません。プッシュし続けます。これから重要な月曜日のテストの準備をします」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「ようやくパルクフェルメに戻ってくることができてうれしいです。チームと僕にとってはとても重要なレースになりました。トップ4か5を期待していましたが、7位でフィニッシュしました。でも一歩前進できました。この結果はうれしいです。序盤からベストを尽くしました。とても厳しいレースでした。明日のテストが楽しみです。マシンを改善するのに大事なテストになります」

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「今日の気温と路面コンディションでは、グリップに苦戦しました。僕のチームメートや他のライダーたちよりも苦戦したと思います。1周目の5コーナーではハイサイドしそうになり、ポジションをいくつか落としてしまいました。MotoGPではそこからリカバーするのがとても難しいです。幸い、明日テストがあります。冬の間に見つけたことを取り戻すために、仕事に取り組みたいです。今抱えている問題の解決策を見つけなければなりません。がんばっていれば、いい時はきっと来ます。集中して仕事に取り組みます」

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「後方からのレースとなり、難しいレースになりました。でもアウト側からいいスタートを切ることができました。そのあとポジションを上げることができ、100%でがんばりました。終盤はどんどんよくなっていきました。この一歩はうれしいです。昨日はセットアップでミスをしてしまったので、そこに集中して取り組まなければなりません。ポジティブな週末でした。これから重要なテストがあります。テストに集中し、今日のレースのように前進し続けたいと思います」

    ステファン・ブラドル(Team HRC)
    「レースを完走できず残念でした。最初の転倒のあともペースは悪くありませんでした。今日は気温が上がったので、それが私たちの状況に少し影響したのかもしれません。レースウイークを通していい仕事ができました。興味深い仕事もこなすことができました。これから月曜日のテストに集中し、どうやってHRCの役に立てるか考えたいと思います」

  • MotoGP スペインGP:フランチェスコ・バニャイアが今季初優勝!

    MotoGP スペインGP:フランチェスコ・バニャイアが今季初優勝!

    2022年 MotoGP 第6戦スペインGPの決勝レースが5月1日(日)にヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われ、フランチェスコ・バニャイアがポール・トゥ・ウィンで今季初勝利を挙げた。

    気温27度、路面温度44度のドライコンディションの中、ポールポジションのフランチェスコ・バニャイアがホールショットを決めてレースをリード。最後までポジションを譲らず、昨年11月の最終戦バレンシアGP以来6戦ぶり今季初優勝、プレミアクラスで5勝目、キャリア通算15勝を挙げた。

    コンストラクター部門の総合1位に進出するドゥカティは、昨年に引き続き、当地で新車の初優勝。2022年型のデスモセディチGPを駆ける4番グリッドのジャック・ミラーは12.957秒差の5位に進出すれば、11番グリッドのエネア・バスティアニーニは18.436秒差の8位、8番グリッドのマルコ・ベツェッキは18.830秒差の9位に入り、2021年型を走らせる2人が1桁台に進出。

    19番グリッドのルカ・マリーニは16位。17番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは18位。10番グリッドのホルヘ・マルティンは、1ラップ目の13コーナーで週末2度目、今季7度目の転倒後レースに戻って22位。6番グリッドのヨハン・ザルコは、9番手走行中の10ラップ目5コーナーで今季5度目の転倒。

    ファビオ・クアルタラロが2戦連続の表彰台
    2番グリッドのファビオ・クアルタラロは0.323秒差の2位。2戦連続3度目の表彰台を獲得すれば、16番グリッドのフランコ・モルビデリは15位。23番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソは17位。25番グリッドのダーリン・ビンダーは、1ラップ目に7人を抜いて18番手、5ラップ目には17番手に浮上したが6ラップ目の2コーナーで転倒。

    アプリリアがコンセッション剥奪
    3番グリッドのアレイシ・エスパルガロは10.930秒差の3位に入り、2戦連続3度目の表彰台を獲得。コンセッションポイントの累積が『6』に到達したことから、即座にプライベートテストが制限され、来季から他のメーカーと同等条件で参戦することが決定。

    12番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、スタートで出遅れて22番手まで後退した後14位まで挽回。24番グリッドのロレンソォ・サバドーリは21位完走。

    マルク・マルケス&中上貴晶が今季最高位
    5番グリッドのマルク・マルケスは12.676秒差の4位。複視から復帰してから2戦連続の6位だった後、今季の最高位に進出すると、7番グリッドの中上貴晶は14.929秒差の7位に入り、今季初めてシングルフィニッシュ。

    アレックス・リンスが総合4位から2位に後退
    9番グリッドのジョアン・ミルは、2ラップ目から6番手を走行して13.934秒差の6位。 14番グリッドのアレックス・リンスは、14番手走行中の9ラップ目12コーナーでコースアウト。22番手まで後退した後、38.922秒差の19位で完走。

    KTMの両雄がスタートでポジションアップ
    15番グリッドのブラッド・ビンダーは、1ラップ目にポジションを5つ上げた後、最後まで10番手を維持して20.056秒差の10位。21番グリッドのミゲール・オリベイラは、スタートで7人を抜いて14番手まで浮上し、23.131秒差の12位。18番グリッドのレミー・ガードナーはデビュー戦から5戦連続完走の20位。

    チャンピオンシップ
    総合1位ファビオ・クアルタラロは、20ポイントを加算。2週間後のホームレース、第7戦フランスGPを前にポイントリーダーの座を維持すれば、総合3位アレイシ・エスパルガロは7ポイント差の2位、総合4位エネア・バスティアニーニは20ポイント差の3位にそれぞれ浮上。

    総合2位アレックス・リンスは、今季初めてポイントを逃して20ポイント差の4位に後退。総合10位フランチェスコ・バニャイアは、33ポイント差の総合5位に浮上した。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 41’00.554
    2 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 0.285
    3 A・エスパルガロ Aprilia Racing Aprilia 10.977
    4 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 12.676
    5 J・ミラー Ducati Lenovo Team Ducati 12.957
    6 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 13.934
    7 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 14.929
    8 E・バスティアニーニ Gresini Racing MotoGP Ducati 18.436
    9 M・ベッツェッキ Mooney VR46 Racing Team Ducati 18.830
    10 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 20.056
    11 P・エスパルガロ Repsol Honda Team Honda 20.856
    12 M・オリベイラ Red Bull KTM Factory Racing KTM 23.131
    13 A・マルケス LCR Honda Castrol Honda 25.306
    14 M・ビニャーレス Aprilia Racing Aprilia 27.358
    15 F・モルビデリ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 27.519
    16 L・マリーニ Mooney VR46 Racing Team Ducati 29.278
    17 A・ドビツィオーゾ WithU Yamaha RNF MotoGP Team Yamaha 35.204
    18 F・ディ・ギャナントニオ Gresini Racing MotoGP Ducati 35.361
    19 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 38.922
    20 R・ガードナー Tech3 KTM Factory Racing KTM 43.378
    21 L・サバドーリ Aprilia Racing Aprilia 44.299
    22 J・マルティン Pramac Racing Ducati 1’07.681
  • Moto2:小椋藍がポール・トゥ・ウインで世界選手権初優勝

    Moto2:小椋藍がポール・トゥ・ウインで世界選手権初優勝

    Moto2クラスで初のポールポジションを獲得した小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が、ホールショットを奪ってそのまま23周のレースで一度も首位を譲らず、真っ先にチェッカーを受けた。

    今大会はFP1から好調で、大接戦となった予選も制し、決勝でも快調にラップを刻んだ。終盤までトップグループを形成した2位のアーロン・カネット(Flexbox HP40)には2.5秒、3位のトニ・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)には、3.6秒のリードを築くすばらしい走りだった。

    2019年にMoto3クラスにデビューした小椋は、Moto3クラスで8回の表彰台に立った。21年にMoto2クラスにスイッチしてからは、これが4回目の表彰台獲得となり、12回目の表彰台で念願の初優勝を達成した。

    前戦ポルトガルGPでは初優勝に手が届きそうな位置にいたが、多重クラッシュに巻き込まれリタイア。連戦となったスペインGPで、その悔しさを晴らした。

    4位にはアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)、5位にマルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)、6位には総合首位のチェレスティーノ・ヴィエッティ(Mooney VR46 Racing Team)と続いた。

    今大会、総合2位の小椋が優勝し、総合首位のビエッティが6位に終わったことで、34点差から19点差へとポイント差が縮まった。

    予選7番手から決勝に挑んだチームメートのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、好スタートを切って2周目には4番手に浮上。トップグループに加わったが、8周目の8コーナーで転倒を喫し、リタイアに終わった。

    チャントラは第2戦インドネシアGPで初優勝を達成、第3戦アルゼンチンGPで2位になっており、今大会を終えて総合7位につけている。

    小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)
    「今日はいつにも増してうれしい表彰台になりました。世界選手権で初優勝を達成しました。待ちに待った最高の結果です。昨日はMoto2クラスで初のポールポジションを獲得しました。そして今日はいいスタートが切れました。完ぺきなマシンに仕上げてくれたスタッフに感謝したいです。今大会は初日から好調でした。いろんなことが狙い通りにいきました。ファンの期待に応えることができました。本当にうれしいです」

    ソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)
    「いいポジションで走っていましたが、転倒してしまいました。がっかりしています。転んだのは9コーナーでリアブレーキを掛けすぎてしまい、フロントのコントロールを失ってしまいました。もっと強くなって、次のル・マンではよりよい結果を出したいです」

    小椋藍MotoGP

  • MotoGP 第6戦 スペインGP:ファビオ・クアルタラロがトップ発進

    MotoGP 第6戦 スペインGP:ファビオ・クアルタラロがトップ発進

    2022年 第6戦スペインGPのフリー走行が4月29日(金)にスペインのヘレス・サーキットで行われ、ファビオ・クアルタラロがトップタイムをマークした。

    気温22度、路面温度42度のドライコンディションの中、フリー走行1で5番手のファビオ・クアルタラロが19ラップを周回して1分37秒台を最多の7回刻み、今季6度目のトップタイムをマーク。第2戦インドネシアGP以来今季2度目の初日総合1番手に進出した。

    フリー走行1で15番手のフランコ・モルビデリは0.881秒差の14番手。フリー走行1で19番手のアンドレア・ドビツィオーソは1.214秒差の20番手。フリー走行1で3.158秒差の25番手だったダーリン・ビンダーは1.817秒差まで接近して24番手。

    ドゥカティ勢が上位に浮上
    フリー走行1で12番手のエネア・バスティアニーニは、20ラップを周回して0.201秒差の2番手。フリー走行1で13番手のフランチェスコ・バグナイアは、18ラップを周回して0.212秒差の3番手。

    フリー走行1で14番手のホルヘ・マルティンは0.297秒差の4番手。フリー走行1で10番手のジャック・ミラーは0.691秒差の10番手。フリー走行1で17番手のヨハン・ザルコは0.759秒差の11番手。フリー走行1で22番手のルカ・マリーニは1.031秒差の17番手。フリー走行1で18番手のマルコ・ベツェッキは18番手。フリー走行1で24番手のファビオ・ディ・ジャンアントニオは21番手。

    マルク・マルケスが2度の転倒
    フリー走行1で6番手の中上貴晶は21ラップを周回して0.510秒差の5番手。フリー走行1で8番手のポル・エスパルガロは0.519秒差の7番手。フリー走行1で3番手のアレックス・マルケスは0.956秒差の16番手。

    フリー走行1で11番手のマルク・マルケスは、11ラップ目の6コーナーと9コーナーで連続転倒を喫して1.129秒差の19番手。フリー走行1で20番手のステファン・ブラドルは22番手。

    ブラッド・ビンダーが初日7番手と6番手
    フリー走行1で7番手のブラッド・ビンダーは、19ラップを周回して0.514秒差の6番手。フリー走行1で16番手のミゲール・オリベイラは0.941秒差の15番手。フリー走行1で21番手のレミー・ガードナーは23番手。

    スズキの両雄が後退
    フリー走行1で1-2番手発進を決めたスズキだったが、フリー走行1で2番手のアレックス・リンスは、最多の22ラップを周回して0.655秒差の8番手。週末1番手発進を決めたジョアン・ミルは20ラップを周回して0.771秒差の12番手。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’37.071
    2 E・バスティアニーニ Gresini Racing MotoGP Ducati 1’37.272
    3 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 1’37.283
    4 J・マルティン Pramac Racing Ducati 1’37.368
    5 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 1’37.581
    6 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’37.585
    7 P・エスパルガロ Repsol Honda Team Honda 1’37.590
    8 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’37.726
    9 M・ビニャーレス Aprilia Racing Aprilia 1’37.759
    10 J・ミラー Ducati Lenovo Team Ducati 1’37.762
    11 J・ザルコ Pramac Racing Ducati 1’37.830
    12 J・ミル Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’37.842
    13 A・エスパルガロ Aprilia Racing Aprilia 1’37.848
    14 F・モルビデリ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’37.952
    15 M・オリベイラ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’38.012
    16 A・マルケス LCR Honda Castrol Honda 1’38.027
    17 L・マリーニ Mooney VR46 Racing Team Ducati 1’38.102
    18 M・ベッツェッキ Mooney VR46 Racing Team Ducati 1’38.196
    19 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’38.200
    20 A・ドビツィオーゾ WithU Yamaha RNF MotoGP Team Yamaha 1’38.285
    21 F・ディ・ギャナントニオ Gresini Racing MotoGP Ducati 1’38.313
    22 S・ブラドル Repsol Honda Team Honda 1’38.322
    23 R・ガードナー Tech3 KTM Factory Racing KTM 1’38.353
    24 D・ビンダー WithU Yamaha RNF MotoGP Team Yamaha 1’38.888
    25 L・サバドーリ Aprilia Racing Aprilia 1’38.960
  • MotoGP ポルトガルGP:現王者ファビオ・クアルタラロが今季初優勝

    MotoGP ポルトガルGP:現王者ファビオ・クアルタラロが今季初優勝

    2022年 MotoGP 第5戦ポルトガルGPの決勝レースが4月24日(日)にアルガルヴェ・サーキットで行われ、ファビオ・クアルタラロが今季初勝利を挙げた。

    気温18度、路面温度26度のドライコンディションの中、ウォームアップ走行で最速ペースを刻んで1番手に進出していた5番グリッドのファビオ・クアルタラロがスタートで2番手に飛び出すと、4ラップ目にはトップに飛び出し、タイトルを獲得した昨シーズンを再現する快走を見せて今シーズン初優勝。プレミアクラス9勝目、キャリア通算10勝目。今季初めてヤマハが優勝を挙げた。

    ドゥカティ開幕から5戦連続表彰台
    ポールポジションのヨハン・ザルコは5.409秒差の2位。今季の最高位、プレミアクラスでのベストリザルトタイを獲得。

    24番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは、1ラップ目21番手、8ラップ目15番手、11ラップ目12番手、19ラップ目9番手、最終ラップに1人を抜いて16.511秒差の8位まで挽回。8番グリッドのルカ・マリーニは29.249秒差の12位。

    6番グリッドのマルコ・ベツェッキはスタートで15番手、4ラップ目には19番手まで後退したが46.052秒差の15位。13番グリッドのホルヘ・マルティンは、11番手走行中の5ラップ目に今季4度目の転倒。15番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは、16番手を走行中の22ラップ目にリタイア。

    18番グリッドのエネア・バスティアニーニは、10番手走行中の10ラップ目8コーナーで週末2度目、今季4度目の転倒。

    ジャック・ミラーとジョアン・ミル
    2番グリッドのジョアン・ミルは、ホールショットを決めて3ラップ目までレースをリードし、4ラップ目から2番手を走行。4番グリッドのジャック・ミラーは、3番手に浮上しようとした19ラップ目の1コーナーで週末2度目、今季3度目の転倒。アウト側に位置していたミルを巻き込み、2人が転倒リタイア。

    スタートで13人抜き
    23番グリッドのアレックス・リンスは、スタートで10番手まで挽回すると、4ラップ目8番手、8ラップ目6番手、19ラップ目には4番手まで浮上し、9.633秒差の4位フィニッシュ。

    コンセッション剥奪まで1ポイント
    3番グリッドのアレイシ・エスパルガロは、6.068秒差の3位。キャリア初優勝を挙げた第3戦アルゼンチンGPに続く、2度目の表彰台を獲得し、アプリリアのコンセッションポイントが累積で5に到達。

    14番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは18.063秒差の10位。2戦連続の10位、3戦連続のトップ10入りを果たせば、今季最初のワイルドカードとなった21番グリッドのロレンソォ・サバドーリは18番手走行中の最終ラップ目に週末2度目の転倒。

    アンドレア・ドビツィオーソが再加入後の最高位
    16番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソは29.029秒差の11位。ヤマハに再加入してからのベストリザルトに進出すれば、19番グリッドのフランコ・モルビデリは33.354秒差の13位。22番グリッドのダーリン・ビンダーは50.303秒差の17位に入り、開幕から5戦連続の完走。

    ホンダ勢3台がシングルフィニッシュ
    9番グリッドのマルク・マルケスは、スタートで11番手まで後退したが16.163秒差の6位。2戦連続の6位でチェッカーフラッグを受ければ、7番グリッドのアレックス・マルケスは16.183秒差の7位に入り、今季の最高位に進出。10番グリッドのポル・エスパルガロは16.769秒差の9位。ホンダ勢3台がトップ10入りしたのは、開幕戦カタールGP以来(3位/5位/10位)2度目。

    17番グリッドの中上貴晶は、12番手走行中の11ラップ目14コーナーで週末2度目、今季2度目の転倒。レースに戻って49.569秒差の16位完走。

    チャンピオンシップ
    総合5位ファビオ・クアルタラロが25ポイントを加算し、今季初めてポイントリーダーに浮上。総合2位アレックス・リンスは同点で並ぶが、優勝数で総合2位。総合3位アレイシ・エスパルガロは3ポイント差の総合3位を維持。ポイントリーダーのエネア・バスティアニーニは8ポイント差の総合4位に後退した。

    公式予選1で転倒したラウール・フェルナンデェスは、右手を強打したことから欠場した。

    チャンピオンシップ
    総合5位ファビオ・クアルタラロが25ポイントを加算し、今季初めてポイントリーダーに浮上。総合2位アレックス・リンスは同点で並ぶが、優勝数で総合2位。総合3位アレイシ・エスパルガロは3ポイント差の総合3位を維持。ポイントリーダーのエネア・バスティアニーニは8ポイント差の総合4位に後退した。

    スペインGP
    次戦は来週末にヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエで開催。4月29日に初日、30日に公式予選、5月1日に決勝レースが行われ、翌日にはオフィシャルテストが予定されている。

  • MotoGP:ホンダ 2022年 第5戦 ポルトガルGP 予選レポート

    MotoGP:ホンダ 2022年 第5戦 ポルトガルGP 予選レポート

    MotoGP ― ヨーロッパラウンドの初戦となった第5戦ポルトガルGPのフリー走行と予選は、金曜日、土曜日と不安定な天候が続き、目まぐるしく変化する路面コンディションに翻弄される2日間となった。終日雨になった初日のフリー走行でトップタイムをマークしたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、ウエットからドライへと路面コンディションが変化した土曜日の予選で、残念ながら9番手へとポジションを落とした。

    この日のマルク・マルケスは、ウエットコンディションとなったFP3で転倒を喫し総合5番手へとポジションを落とす。しかし、ダイレクトでQ2に挑み、ドライコンディションでも順調にタイムを短縮した。セッション終盤には、最終的に4番手タイムに相当するベストラップを刻むが、イエローフラッグが出ていたことでタイムがキャンセルとなり9番手に終わった。しかし、ウエットでもドライでもいい走りができているだけに、決勝では今季初表彰台、初優勝が期待される。

    チームメートのポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)も、初日2番手と好調なスタートを切ったが、FP3ではタイムを更新できず、総合6番手で挑んだQ2でも転倒を喫し、10番手だった。しかし、ポル・エスパルガロのペースは、ウエットでもドライでも悪くはなく、決勝では4列目から追い上げと、今季2回目の表彰台獲得と初優勝が期待される。

    この日、26歳の誕生日を迎えたアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)が、ベストグリッドとなる7番手を獲得した。このサーキットを得意とするアレックス・マルケスは、フリー走行で転倒を喫し総合15位。Q1からの予選となったが、Q1をトップで通過すると、Q2でも快調にラップを刻んだ。昨年11月に開催されたアルガルベGPでは、3位争いを繰り広げて惜しくも4位だった。今大会も不安定な天候の中で積極的な走りを見せており、明日の決勝では、今季初表彰台、そしてMotoGPクラス初優勝の期待も膨らむ。

    チームメートの中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、FP3でタイムを更新できず初日17番手から20番手へとポジションを落とし、Q1でもタイヤ選択が決まらず、17番手グリッドに終わった。Q1は、タイヤの選択が難しい微妙なコンディションだった。その中で中上はスリックタイヤを選択してコースインしたが、スリックでは走行が難しく、ピットに戻りレインタイヤにチェンジするなど、15分間を効率的に使えなかった。しかし、中上もアルガルベは得意とするサーキットの一つ。追い上げが期待される。

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「FP3で転倒してしまったので、直接Q2へ進むことができませんでした。でも素早く状況を好転させました。FP3の最後はとてもいいフィーリングがありました。FP4のミックスコンディションでもフィーリングはよかったです。予選は難しかったですが、スリックタイヤとウエットタイヤを正しいタイミングで使い分けました。チームはタイヤを変えるタイミングをサポートしてくれました。完ぺきでした。明日は完全にドライになりそうなので、全く違う日になります。ウォームアップを集中して取り組み前進したいです。レースへ向けて準備はできると思います。誕生日のお祝いをくださった皆さんに感謝したいです」

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「路面コンディションがよくなっていくのが分かったので、タイムアタックを最後の瞬間まで待つことにしました。しかしイエローフラッグが出てしまい、運がありませんでした。こうしたことはときどき起きるものです。今日は僕のラップタイムに影響が出てしまいましたが、明日はほかのライダーに影響するかもしれません。一番大事なことは、9番手からスタートすることになったとしても、スピードがあるということです。思ったような結果にはなりませんでしたが、もっとひどいことになっていたかもしれません。明日のウォームアップでは自分たちのレベルをしっかり把握し、タイヤ選択やセットアップ、そのほかのことを理解できるようにがんばりたいです。ドライではだれが最速で、何が起きるのか誰もよく分かっていません」

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「みんなにとって難しい状況でしたが、今日はいいスピードがあったと思います。僕たちの本来のポジションは2列目の4番手か5番手だったと思います。最終コーナーでミスをしてしまいました。ウエットパッチに乗ってフロントから流れてしまいました。すべてのライダーがどんどん速くなっていて、コンディションもよくなっていたところでした。最後のチャンスを逃してしまい残念です。2列目を逃しましたが、とにかくがんばるしかありません。マシンのフィーリングはいいです。明日のレース前に仕事に取り組むチャンスがあるのでがんばります」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「今日は天候が安定しなかったので、厳しい一日でした。FP3とFP4はウエットコンディションでしたが、Q1はコンディションが少しミックスしていました。最初からスリックタイヤを使いましたが、ずっと使い続けるにはリスクがあったので、途中でレインタイヤに変更しました。残念ながら変更するタイミングを間違ってしまいました。正直Q2へ進めず残念でした。明日はドライレースになりそうなので、準備を進めたいと思います」

  • MotoGP:ヤマハ 2022年 第5戦 ポルトガルGP 予選レポート

    MotoGP:ヤマハ 2022年 第5戦 ポルトガルGP 予選レポート

    Monster Energy Yamaha MotoGPのファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリが予選セッションに臨み、クアルタラロは何度もトップタイムに近づいたが、ベストラップはイエローフラッグ提示中によりキャンセルされて5番手。モルビデリはQ1に出場し、濡れた路面に少しずつドライラインが現れ始める難しいコンディションのなか、タイヤ・チョイスに苦戦して19番手となっている。

    波瀾の予選でクアルタラロがグリッド2列目獲得
    クアルタラロは最後尾からQ2をスタート。天候が回復して路面も乾き始めていたが、序盤の第7コーナーでは、わずかに残る濡れた部分に乗り激しく振られてしまう。これを巧みにコントロールして9番手につけたあとは着実にペースアップ。終盤ではトップ争いに加わり、最終ラップではついに1分42秒370のベストタイムをたたき出した。しかし直前にP・エスパルガロ(ホンダ)の転倒があり、イエローフラッグによって記録はキャンセル。このため前のラップで記録した1分42秒716が採用されて5番手となった。

    一方、Q1に出場したモルビデリは、濡れた部分がより多く残るなかでウエット・タイヤを選択。序盤のイエローフラッグを避けて3番手に浮上し、さらにペースを上げていった。その後5番手を維持してピットに戻るとスリック・タイヤに履き替えて出走したが、これが思うように機能しなかったため、すぐさま2度目のピットイン。再びウエット・タイヤを装着し、残り2分半で3度目の走行に挑んだ。トップ2獲得を目指して全力を注ぐモルビデリは、セクター毎の自己ベストを次々に更新しながら1分50秒702まで短縮。しかし目標には届かず、トップから4.386秒離されてセッションを9番手で終えた。この結果、決勝グリッドは19番手となっている。

    天候に翻弄された予選セッション、ドビツィオーゾが16番手
    WithU Yamaha RNF MotoGP Teamのアンドレア・ドビツィオーゾとダリン・ビンダーは、Q1セッションでそれぞれ6番手と12番手となった。アルガルベ・インターナショナル・サーキットは前日と同様、雨と寒さのなかで朝を迎えた。午前中のFP3は完全なウエット・コンディションで行われ、午後のFP4では少しずつ乾き始め、続いて行われたQ1はウエットとドライが混在する難しい状況のなかでの走行となった。

    フル・ウエットのFP3で、ドビツィオーゾは前日のタイムを更新できずに総合17番手。Q1では太陽が現れたものの路面はまだ濡れていたため、スリックへの変更は行わずに引き続きレイン・タイヤを使用した。懸命にプッシュを続けたドビツィオーゾは残り3分で一時トップに浮上。しかし次のトライではイエローフラッグのため更新できず、6番手に後退してセッションを終えた。この結果、決勝グリッドは6列目となっている。

    チームメイトのビンダーは依然として、ビッグマシンでのコース攻略に集中。そのなかでFP3では転倒もあったが、一方ではラップタイムを更新し、フィーリングも少しずつ改善されてきた。Q1ではドビツィオーゾと同様にレイン・タイヤを選択し、自己ベストとなる1分51秒639を記録して前日のタイムを3秒近く短縮。決勝グリッドは今季最高の22番手となっている。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ(予選5番手/1分42秒716)
    「今日は超ハッピーです。昨日の時点ですでに、ポジションは悪いが改善のヒントが見つかったことをお話ししていました。そしてその通りに、午前中のウエットではトップに0.1秒以下の差まで近づき、午後のFP4で5番手を獲得することができました。Q2ではスリック・タイヤでハーフ&ハーフの路面を走ることになり、私にとっては最悪の状況でした。そして予想通りと言うべきか、最終ラップの記録はキャンセルされてしまいました。しかしそれは大きな問題ではありません。あのあともう一度トライしたかったのですが、あと2秒というところでチェッカーが振られ、チャンスを逸してしまったことが非常に残念です。でも依然として、今日は超ハッピーです」

    フランコ・モルビデリ(予選19番手/1分50秒702)
    「悔しい結果になりました。予選では、さまざまな条件が重なって、良い時間帯にフルポテンシャルを出し切ることができませんでした。19番手は私たちの本来の力ではありません。しかし今はとにかく前へ進むしかありません。まず明日が晴れるかどうかを見極め、もしそうなら、ここまでのプロセスを継続し、何度か味わうことができた良いフィーリングを確実なものにしていきたいと思います」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「天候も結果も、波瀾の連続でした。FP3とFP4では、ふたりとも非常に好調だっただけに、最終的には明暗を分けることとなり残念です。私たちは昨日から格段に進化し、いつもなら好まないハーフ&ハーフも含め、すべてのコンディションでいい走りができていました。クアルタラロ選手は、もしももう1ラップ走っていたとしたら、もっと上へ行ったかもしれませんが、5番手も十分な結果です。一方、モルビデリ選手は明日、19番グリッドからの挽回を強いられることとなってしまいました。大きなチャレンジになるでしょう。ここまでほとんどのセッションがウエットだったので、マシン・セッティングについてもタイヤ・チョイスについても、明日のウォームアップが非常に重要になります」

    WithU Yamaha RNF MotoGP Team
    アンドレア・ドビツィオーゾ(予選16番手/1分49秒695)
    「今日もまた、朝から非常に厳しい戦いが続きました。午前中はウエット・コンディションに悩まされ、午後は奇妙なコンディションとなりました。最後のQ1ではレイン・タイヤで好タイムが出ましたが、実際のところ、あの時間帯のベストチョイスはスリック・タイヤだったのです。私はそれだけの自信が持てませんでしたが、リスクを冒してスリックに履き替えた何人かは、結果的に正しい判断をしたと思います。私は残念ながら16番手に終わってしまいましたが、予選の走り自体は悪くなかったと思っています」

    ダリン・ビンダー(予選22番手/1分51秒639)
    「変わりやすいコンディションに、一日中、悩まされました。午前中のウエットでは少しフィーリングが良くなった気がしていたのですが、残念ながらそのあと転倒してしまいました。予選では路面が少しずつ乾いていって、何人かのライダーがスリックに履き替えました。私は安全策をとりウエットのまま走り続けました。こうしてさまざまなことを経験するうちに、ゆっくりですが着実に、あらゆるコンディションでのマシンの動きを理解できるようになっています。今日の予選のなかでも本当に多くを学ぶことができましたが、最終結果には少しがっかりしています」

  • MotoGP:スズキ 2022年 第5戦 ポルトガルGP 予選レポート

    MotoGP:スズキ 2022年 第5戦 ポルトガルGP 予選レポート

    前日からの雨が土曜午後まで降り続き、全てのセッションがウェットコンディションで行われていたポルトガルGPだが、MotoGP予選前に雨が止むと同時に太陽が照り始め、予選は少しずつ路面が乾いていく中で行われた。ジョアン・ミルは周回毎にタイムを上げ、MotoGPキャリアでのベストグリッドとなる2番手でセッションを締めくくった。

    午前に行われたFP3は冷たい雨と強風に見舞われ難しいコンディションでスタートしたが、雨が上がって青空が出ると走行ラインが乾き出し、タイムアップのチャンスが訪れる。

    しかしミルとアレックス・リンスがタイムアタックのためにピットアウトをすると再び雨が降り出し、ミルは前日のポジションを維持したまま2番手でダイレクトQ2行きを確保するも、リンスはセッション終盤に黄旗によるラップタイムキャンセルもありポジションアップのチャンスのないままセッションを終えることとなる。

    FP4では太陽が照り出すも、激しく降った雨のせいでコース上にいくつかの水溜りが残り難しいコンディションとなり、各ライダー達が慎重に周回を重ねていく。セッション終盤にミル、リンス共にフィーリングを掴み始めるが、最後までグリップ不足に苦戦したセッションとなった。

    Q1チャレンジを強いられたリンスは、まだ濡れている路面ながら果敢なアタックでタイムを上げていき数周後にピットイン。タイヤをスリックに変えて再びピットアウトするが、多くのウェットパッチが残る路面で何度か転倒しそうになりすぐにピットインし、再びウェットタイヤでピットアウトする。2度のピットインによりタイムロスしたため1ラップのアタックチャンスとなったリンスだが最後まで諦めずにチャレンジを続け、ベストラップをマークしていた最中に他ライダーの転倒により黄旗提示となり、ラップタイムがキャンセル。ツキに見放されポルトガルGP決勝は23番手グリッドスタートとなった。

    最後の予選となるQ2でも路面は変わらず滑りやすくウェットパッチがあちこちに残るも、各ライダーが上位グリッドを賭けて渾身のタイムアタックを繰り返す。ミルはこの週末初めてスリックタイヤでピットアウト。前後ソフトタイヤで周回を続けラップタイムを上げていく。セッション終盤に黄旗提示もあったがミルはその影響を受けることなくラストラップでベストタイムを更新し、チームにとって今シーズン初となるフロントローを獲得した。

    リビオ・スッポ チームマネージャー
    「あともう少しでポールポジションを獲得できそうだったジョアンには素直に嬉しい気持ちなのですが、アレックスは天候に翻弄されてしまい本来の力を発揮することができなかったので少し複雑な気持ちでもあります。ジョアンにとっては決勝をフロントローからスタートできることは大きな武器になりますし、この週末どんなコンディションでも常に高いパフォーマンスを発揮していたので決勝でも必ず活躍してくれるでしょう。アレックスに関してはウェットコンディションでなかなかセッティングが決まらず苦戦が続き、FP4でやっとフィーリングと自信を取り戻すことができたのですが、Q1ではタイヤの選択をミスしてしまったためにピットインを2回することになり、時間を大きくロスしてしまいました。グリッドがかなり後方になってしまったのでアレックスは追い上げレースとなりますが、決勝ではいつものように強い走りをしてくれると確信しています。」

    ジョアン・ミル
    「フロントローを獲得できたことももちろん嬉しいけど、自分達がレース毎に前進していることをきっちり見せることができたことが何より嬉しいよ。正しい方向に進んでいるから自信もどんどんついてきているから、予選で難しいコンディションでも攻めの走りをすることができたのだと思う。フロントローからスタートできることは素晴らしいことだけど、それ以上にポジティブだと思えることはマシンのフィーリングが最高に良いってことだね。」

    アレックス・リンス
    「Q1で戦略をミスしてしまったことが敗因だったね。最初にウェットタイヤでピットアウトして、ピットイン後にマシンを乗り換えてスリックタイヤでアタックするつもりだったんだけど、ピットアウトしたらアウトラップで何度も転倒しそうになり、どうすることもできずもう一度ピットインするしかなかった。そこからまたウェットタイヤで再度ピットアウトしたんだけど時間がなくて1周しかタイムアタックすることができず、そのアタックラップに他ライダーの転倒により黄旗が提示されてタイムがキャンセルされてしまったから、もうどうすることもできなかったんだ。でも昨日と比較するとフィーリングがかなり良くなったから決勝に向けての気持ちは前向きだよ。かなり後方からのスタートだから厳しいレースにはなると思うけど、とにかく全力で追い上げるよ。」