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  • MotoGP:ホンダ 2022年 第16戦 日本GP 予選レポート

    MotoGP:ホンダ 2022年 第16戦 日本GP 予選レポート

    MotoGP – アラゴンGPからの連戦となった第16戦日本GPは、前戦から7戦ぶりに復帰したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、2019年の日本GP以来3年ぶりのPPを獲得した。

    台風の接近で終日ウエットコンディションになった2日目は、午後になって落雷を伴う激しい雨になり、MotoGPクラスは午後のFP3がキャンセルとなった。今大会は、金曜日、土曜日とそれぞれフリー走行が1回行われ、Q1とQ2が行われた。

    マルク・マルケス復帰2戦目のPP獲得。ポル・エスパルガロは11番手から決勝に挑む
    ドライコンディションとなった初日のフリー走行で6番手とまずまずのスタートを切ったマルク・マルケスは、台風の接近で終日ウエットコンディションとなったFP2でトップタイムをマークすると、その後に行われたQ2でも快調にラップを刻み、ホンダとしては昨年のイギリスGP(ポル・エスパルガロ)以来22戦ぶり、マルク・マルケスとしては2019年の日本GP以来、1071日ぶりのPP獲得となった。

    2020年7月のスペインGPで右腕上腕を骨折、今年の6月に4回目の手術を行ったマルケスは、先週のアラゴンGPで3か月半ぶりに復帰したばかり。ドライコンディションでは、右腕のパワーが完全ではなく、本来のパフォーマンスを発揮するのはもう少し先のことになりそうだが、ウエットコンディションではRC213Vと自身のパフォーマンスを遺憾なく発揮することに成功。通算91回目のPP獲得を果たした。

    MotoGPクラスは、厳しい車両規定の中で接戦が続いている。今大会もドライコンディションで行われたFP1では、トップから1秒差に19台。決勝日はドライコンディションが予想されるが、復帰2戦目でPPを獲得したマルク・マルケスの走りに大きな注目が集まっている。

    チームメートのポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は11番手だった。初日のフリー走行は、マルク・マルケスに続いて7番手とまずまずのスタートを切ったが、ウエットコンディションになったFP2では転倒を喫し19番手に。しかし、ドライコンディションのFP1で7番手につけていたことでQ2からの予選となり、11番グリッドを獲得した。今大会、ポル・エスパルガロはドライコンディションで好走を見せているだけに決勝は追い上げのレースが期待される。

    MotoGPクラスにデビューして初めてモビリティリゾートもてぎを経験するアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、初日20番手と出遅れたが、ウエットコンディションとなったFP2では8番手と好走を見せた。しかし、ドライコンディションだったFP1の順位で総合20番手のアレックス・マルケスはQ1からの予選となり、17番グリッドを獲得した。午前中のFP2では、タイヤのパフォーマンスを十分に活かしてシングルにつけたが、午後のQ1ではリアのグリップに苦戦し、思うようなタイムを出せなかったた。しかし、コース攻略を果たしたことで、決勝では追い上げのレースに挑む。

    ワイルドカードで出場の長島哲太(Team HRC)は、MotoGPマシンでは初めて経験するウエットコンディションの中で19番手だった。初めて経験するミシュランのウエットタイヤのフィーリングを確かめながら着実にタイムを上げていった長島は、FP2では22番手だったが、予選では19番手までポジションを上げることに成功した。決勝レースでは、さらに上のポジションを目指す。

    初日12番手の中上貴晶は、午前中に行われたFP2で17番手。15台が出場したQ1では転倒を喫し15番手に終わり、25番グリッドが確定した。前戦アラゴンGPで右手の小指と薬指を負傷している中上は、Q2進出を目標に闘志をかき立てていたが、オープニングラップの最終コーナーで転倒した。再スタートを切った中上はピットに戻り、マシンを乗り換えて再度アタックしたが、思うようにタイムを伸ばすことができなかった。決勝日は、痛み止めを飲み、追い上げのレースに挑む。

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「今日は最高でした。お祝いして楽しまなければなりません。ウエットコンディションでは速く走れると思っていました。それを最大限に活用することができました。Hondaのホームサーキットで、再びポールポジションを獲得してフロントローに戻ってくることができてうれしいです。Hondaは一生懸命に取り組んでくれています。それにふさわしい結果だと思います。もちろんまだ予選ですし、しかもウエットでした。でも、これまでの道のりを考えれば、このような小さな結果もとても重要です。明日はドライです。現実に戻ることになりますが、どのようなレースになっても序盤を楽しみたいです。HRCとRepsol Honda Teamのサポート、そして僕を信じてくれているすべての人に感謝したいと思います。僕たちは成功へ向かっています」

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    午前中は転倒するまでいいフィーリングがありました。ウエットは、コンディションが変わりやすくラインがとても狭いので、このようなことが起きたりします。いいラップと転倒は、ウエットコンディションでは紙一重です。それでも予選は速く走れると思っていました。しかし、午後は同じウエットでもコンディションが変わりすべてが変わりました。マシンのフィーリングも以前とは違いました。リアタイヤに問題があるかもしれないと思い、タイヤを交換しました。でも何も変わりませんでした。今回はかなりポテンシャルがあったので残念です。日曜日にどうなるか様子を見たいと思います。マルクとチーム全体にはおめでとうと言いたいです。彼はすばらしい仕事を達成しました

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「モビリティリゾートもてぎで2日目を迎えました。今日はチャンスがありましたが、それをうまく活用できませんでした。午前中はいいペースがあり、いいフィーリングがあってかなりよかったです。そのあと、予選のディレイがあり、FP3がキャンセルとなり、そのままQ1とQ2へと進行しました。Q1では、最初からいいフィーリングがありませんでした。午前中と比べてもフィーリングは悪く、リアのグリップもなくて、うまくコントロールできませんでした。大きなチャンスだったので、悲しみと怒りがあります。でも明日はドライなので引き続きがんばらなければなりません。朝のウォームアップで最後の調整をして、レースでは最終ラップまでプッシュしなければなりません」

    長島哲太(Team HRC)
    「今日は初めてフルウエットでMotoGPマシンを走らせました。まず、ミシュランのレインタイヤの使い方を理解する必要があったし、ウエットでのMotoGPライダーたちのレベルを実感することができました。もっと上を目指したかったのですが、僕の経験やデータ収集を考えれば、19位という順位は悪くないと思います。僕の目標は、レースを完走してエンジニアに情報を提供し、マシンの開発を続けることです。いまはMotoGPを本当に楽しんでいます」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「今日は厳しい一日になりました。コンディションがとてもトリッキーで、MotoGPクラスはFP3がキャンセルとなり、予選Q1、Q2を行うことになりました。フリー走行で総合12番手だったのでQ1からの予選となりましたが、オープニングラップの最終コーナーでフロントから転倒したことで、タイムアタックのチャンスを逃してしまいました。その後、ピットに戻り、セカンドマシンに乗り換えて走行しましたが思うようにタイムを伸ばせず15番手でした。明日の決勝はいい日になることを願っています。ドライコンディションでいいスタートを切り、追い上げられることを願っています」

  • MotoGP 日本GP 予選:マルク・マルケスが3年ぶりにポールポジション

    MotoGP 日本GP 予選:マルク・マルケスが3年ぶりにポールポジション

    2022年 MotoGP 第16戦 日本GPの公式予選が9月24日(土)がモビリティリゾートもてぎで行われ、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)がポールポジションを獲得した。

    悪天候が原因でフリー走行3がキャンセルされ、予定から65分遅れのスタートとなった気温22度、路面温度22度のウェットコンディションの中、午前のフリー走行2で1番手だったマルク・マルケスが連続8ラップを周回して週末2度目、今季4度目のトップタイムをマーク。2019年10月の第16戦日本GP以来26戦ぶり、1071日ぶりにポールポジションを奪取。史上最多となる年間9人目のポールシッターとなった。

    ドゥカティ4台がトップ10入り
    フリー走行総合11番手のヨハン・ザルコは公式予選1で1番手、公式予選2で0.208秒差の2番手。4戦ぶり5度目の1列目を獲得すれば、フリー走行総合15番手のホルヘ・マルティンは公式予選1で2番手、公式予選2で0.406秒差の5番手まで挽回。フリー走行総合1番手のジャック・ミラーは0.570秒差の7番手。フリー走行総合5番手のルカ・マリーニは1.140秒差の10番手。

    フランチェスコ・バニャイア2.1秒差の12番手
    フリー走行総合2番手のフランチェスコ・バニャイアは、2度のランで2.159秒差の12番手。

    KTM躍進
    フリー走行総合8番手のブラッド・ビンダーは0.323秒差の3番手。プレミアクラス47戦目で初めて1列目を獲得すれば、フリー走行総合9番手のミゲール・オリベイラは、6ラップ目に今季8度目の転倒を喫したが0.681秒差の8番手に入り、5戦ぶり3度目の3列目に進出。

    アレイシ・エスパルガロ0.5秒差の6番手
    フリー走行総合10番手のマーベリック・ビニャーレスは0.406秒差の4番手。フリー走行総合4番手のアレイシ・エスパルガロは0.557秒差の6番手。

    ファビオ・クアルタラロ1.1秒差の9番手
    フリー走行総合3番手のファビオ・クアルタラロは1.112秒差の9番手。フリー走行総合7番手のポル・エスパルガロは2.140秒差の11番手。

    公式予選1
    フリー走行総合19番手のマルコ・ベツェッキは0.634秒差の3番手。フリー走行総合16番手のフランコ・モルビデリは4番手。

    フリー走行総合14番手のエネア・バスティアニーニは、7ラップ目の5コーナーで今季15度目の転倒を喫して0.830秒差の5番手。フリー走行総合13番手のアレックス・リンスは8番手。

    フリー走行総合22番手の長島哲太は9番手。フリー走行総合25番手の津田拓也は11番手。フリー走行総合12番手の中上貴晶は、2ラップ目の14コーナーで今季11度目の転倒を喫して、3.417秒差の15番手だった。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’55.214
    2 J・ザルコ Pramac Racing Ducati 1’55.422
    3 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’55.537
    4 M・ビニャーレス Aprilia Racing Aprilia 1’55.620
    5 J・マルティン Pramac Racing Ducati 1’55.686
    6 A・エスパルガロ Aprilia Racing Aprilia 1’55.771
    7 J・ミラー Ducati Lenovo Team Ducati 1’55.784
    8 M・オリベイラ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’55.895
    9 F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’56.326
    10 L・マリーニ Mooney VR46 Racing Team Ducati 1’56.354
    11 P・エスパルガロ Repsol Honda Team Honda 1’57.354
    12 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 1’57.373
    13 M・ベッツェッキ Mooney VR46 Racing Team Ducati 1’55.934
    14 F・モルビデリ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’56.006
    15 E・バスティアニーニ Gresini Racing MotoGP Ducati 1’56.130
    16 F・ディ・ギャナントニオ Gresini Racing MotoGP Ducati 1’56.432
    17 A・マルケス LCR Honda Castrol Honda 1’56.578
    18 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’56.656
    19 長嶋哲太 Team HRC Honda 1’57.229
    20 R・ガードナー Tech3 KTM Factory Racing KTM 1’57.288
    21 津田拓也 Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’57.787
    22 R ・フェルナンデス Tech3 KTM Factory Racing KTM 1’57.827
    23 C・クラッチロー WithU Yamaha RNF MotoGP Team Yamaha 1’58.115
    24 D・ビンダー WithU Yamaha RNF MotoGP Team Yamaha 1’58.292
    25 中上貴晶 LCR Honda IDEMITSU Honda 1’58.717
  • MotoGP:ヤマハ 2022年 第16戦 日本GP プレビュー

    MotoGP:ヤマハ 2022年 第16戦 日本GP プレビュー

    Monster Energy Yamaha MotoGP、3年ぶりの日本GPに挑む
    第15戦アラゴンGPを終えたMonster Energy Yamaha MotoGPはスペインから日本へ向けて出発。第16戦から第19戦までの4大会はアジア・オセアニアが舞台となる「フライアウェイ・レース」で、その1戦目が日本のモビリティリゾートもてぎで開催される。ファビオ・クアルアラロとフランコ・モルビデリは、ヤマハのホームGPとなる重要な一戦に意欲を燃やしている。

    アラゴンGP決勝で転倒して胸に擦り傷を負ったクアルタラロだが、ファンの応援やヤマハ発動機株式会社本社のエンジニアによるサポートが励みになっている。チャンピオンシップ・ポイントではランキング2位に10ポイント差をつけており、今回も表彰台を目標に臨む。MotoGP出場はこれまでに1度だけで、その2019年には2位を獲得している。

    一方のモルビデリはランキング19位に留まっているが、忙しいがやりがいのある「フライアウェイ・レース」を楽しみにしており、ここもてぎで力強い復活を目指す。2016年にはMoto2で3位を獲得。MotoGPには2度出場し、2019年の6位が最高成績となっている。

    1997年にテストを目的として建設されたツインリンクもてぎ(現・モビリティリゾートもてぎ)は、1999年に初めての日本GP、翌2000年にはパシフィックGPを開催し、その後も多くのモータースポーツ・ファンを引き付けてきた。2004年には、それまでの鈴鹿サーキットに代わり再びMotoGPがこの地を訪れ、以来、グランプリ開催地としてのステータスを守っている。全長4.8kmのコースに6つの左コーナーと8つの右コーナーが設けられたチャレンジングなレイアウトで、ハード・ブレーキングや加速セクションでは多くのエキサイティングな戦いが展開されてきた。

    FP1は金曜日の15:05-16:20。FP2とFP3はそれぞれ土曜日の10:50-11:35と14:25-14:55。予選セッションは同日15:05-15:45に行われる。日曜日には10:40-11:00にウォームアップが予定されており、決勝は15:00にスタートする。

    WithU Yamaha RNF MotoGP Team、日本へ向けて出発
    WithU Yamaha RNF MotoGP Teamのダリン・ビンダーとカル・クラッチローは、日本から始まる「フライアウェイ・レース」を楽しみにしている。日本GPは新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響で2年にわたり中止されていたこともあり、ビンダー、クラッチローを含むチーム全員が、ここもてぎでの久しぶりのレースに意欲を見せ、ウイークのスタートを心待ちにしている。

    第14戦ミサノのレース後半でタイヤの消耗に苦戦したビンダー。第15戦アラゴンではチームとともに改善を目指し、正しい方向へと明らかな前進が見られていた。今回はその上にさらに成果を積み上げることを目標にしながら、Yamaha YZR-M1で初めて臨む日本GPを楽しもうとしている。

    一方のクラッチローは先日も同サーキットでテストを行っており、いくらかのアドバンテージを持っている。しかし1年ぶりのレース復帰から2戦目となる今回は、別のマシンに乗ることになる。ヤマハのテストライダーであるクラッチローにとって、ここもてぎは好きなコースのひとつ。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルアラロ
    「まず初めに、温かい励ましの言葉をかけてくださったファンの皆様にお礼を言いたいと思います。日に日に良くなっており、擦り傷も治り始めています。簡単なことではありませんが、決勝までにできるだけベストの状態を目指し、優勝を狙っていきたいと思っています。どこであろうと、どんな環境であろうと、私は常に100%を尽くしてプッシュしています。今週もそうします」

    フランコ・モルビデリ
    「アラゴンGPのあと、すぐまた次のレースを走ることで、課題となっている高速コーナーのスピード向上についての取り組みを継続することができます。2019年以来、3年ぶりにようやく日本に戻ってくることができ、うれしく思っています。このコースをいつもエンジョイしてきましたし、今回は3年前のセッティングを2022年型M1用に微調整していく作業にも興味があります」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「日本に到着し、新たなレースウイークのスタートを楽しみに待っているところです。日本GPはヤマハにとってのホームGPであり、非常に重要な大会です。しかも今回は3年間も待たなければならなかったのですから、なおさらです。磐田に本拠地を置くヤマハ本社のエンジニアたち、そして日本のレースファンたちもモーターサイクル・レースに対して大きな情熱を持っています。私たちの帰りを辛抱強く待っていてくれた皆様に、素晴らしいレースで恩返ししたいと思っています」

    WithU Yamaha RNF MotoGP Team
    カル・クラッチロー
    「もてぎでのレースは3年ぶりになります。また戻ってくることができ、とてもうれしく思っています。お気に入りのコースですし、日本へ行くのは好きなので、MotoGPがここに戻ることも本当に素晴らしいことです。アラゴンでレースを終えたあと、すぐまたコースに出ることを楽しみにしてきました。そしてここでもまたポジティブにウイークを過ごせることを期待しています。アラゴンの初日から大きく前進できたので、今回も同様に進んでいきたいと思っています」

    ダリン・ビンダー
    「もてぎへ行くのを非常に楽しみにしています。先週のアラゴンでは少しですが前進することができ、最終的には、その前のミサノと比べて大きく成長できました。今回はその上にさらに積み上げていくことが目標になります。早く日本で走りたいです。もう3年もレースが開催されなかったのですから本当に楽しみです。また、フライアウェイ・レースのスタートとしても期待しています」

    ラズラン・ラザリ(チーム創設者・代表)
    「ヨーロッパ大陸を離れ、ここもてぎがフライアウェイ・レースのスタート地点となります。Covid19の影響で3年間も訪れることができなかった場所なのでとても楽しみにしています。日本、そしてその次のタイはMotoGP開催地として素晴らしいところです。そのあとは少し空いてオーストラリアとマレーシアへ行きますが、いずれもパンデミック以来、初めてになるので本当に楽しみです」

    ウィルコ・・ズィーレンベルグ(チーム・マネジャー)
    「クラッチロー選手はもてぎが大好きなようです。でも今回は台風が近づいていますし、水曜日から作業を始められないことがわかっています。そのため木曜日に組み上げ、金曜日の午前中も同様です。というのも金曜日は午後から1時間15分のフリープラクティスが予定されているだけなのです。このことは、とくにビンダー選手にとっては好ましくない状況です。その一方でクラッチロー選手は数週間前にテストを行っているので、作業を継続して好成績を狙えるよう期待しています」

  • MotoGP:ホンダ 2022年 第16戦 日本GP プレビュー

    MotoGP:ホンダ 2022年 第16戦 日本GP プレビュー

    2022年 MotoGP(ロードレース世界選手権) 第16戦 日本GPが、9月23日(金)~25日(日)の3日間、栃木県・モビリティリゾートもてぎで開催される。過去2年間は、コロナ禍の中で大会が中止になったが、今年は3年ぶりの開催となる。

    もてぎでは、1999年に初めて日本GPが開催された。その後、2000年から03年までの4年間は、春には鈴鹿サーキットで日本GP、秋にはもてぎでパシフィックGPと日本で2大会開催が実現。04年からはもてぎだけの開催となり、以後、日本GPの舞台として定着した。

    ホンダ勢が3年ぶりのホームGPに挑む
    日本GPが秋の開催になったのは2010年以降で、シーズン終盤のタイトル決定の一戦として、世界のレースファンの注目を集めることになった。3年ぶりの開催となる今年は第15戦アラゴンGPからの連戦となり、日本GPの後には第17戦タイGPと続き、今季初の3連戦となる。

    3年前の大会では、日本GPの前に開催されたタイGPでマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が6度目の世界タイトルを獲得、ホンダのホームGPとなる日本GPに世界チャンピオンとして凱旋した。決勝では16年、18年に続き3度目の優勝を達成。さらに、この年はマルケスの大活躍で、日本GPで4年連続25回目のコンストラクターズタイトルを決定し、日本のレースファンを喜ばせた。

    今年はホンダ勢にとっては、厳しい結果が続いているが、3年ぶりの日本GPでは復活に向けて大きなステップを刻むことが期待される。

    前戦アラゴンGPで7戦ぶりに復帰したマルク・マルケスは、フリー走行、予選と3か月半ぶりの実戦とは思えない走りを見せた。そして好スタートを切った決勝ではオープニングラップの3コーナーでリアタイヤをスライドさせ、その背後にいた総合首位のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が、スピードの落ちたマルケスに接触して転倒した。その接触でマシンに不具合が生じたマルク・マルケスは、7コーナーから8コーナーにかけて左側にハンドルを取られるトラブルに見舞われ、左背後にいた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)と接触、中上が転倒するというハプニングの連続に。マルケスは一周目を終えてリタイアし、接触した両選手に謝罪した。

    今大会、気持ちを切り替えて日本GPに挑むマルケスは、これまでもてぎで多くのファンの記憶に残るレースをしてきた。タイトル王手で迎えた14年は、2位表彰台に立ち2年連続でチャンピオンを獲得。この年は15戦を終えて11勝を挙げるすばらしい走りでホンダとしては初めてホームグランプリでのタイトル獲得となり、ファンも関係者も歓喜に沸く大会となった。

    16年は再び日本GPがタイトル決定の舞台となり、マルケスはシーズン5勝目を挙げて2年ぶりにタイトルを獲得。17年は雨のレースで総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)とし烈な優勝争いを繰り広げて2位。その後、最終戦バレンシアで2年連続4度目のタイトルを獲得した。

    18年は、またしてもタイトル王手で日本GPを迎え、シーズン8勝目を挙げて3年連続5回目のチャンピオンを獲得。そして19年は前戦タイGPで9勝目を挙げて6回目のタイトルを獲得し、日本GPでは10勝目を挙げてコンストラクターズタイトルを獲得とホンダのホームGPですばらしいレースを繰り広げてきた。

    今年は20年のスペインGPで骨折した右腕上腕の再手術から復帰2戦目となり、アラゴンGP同様、右腕の状態を確認しながらの大会となるが、どんな走りを見せるのか大きな注目を集めている。

    ホームグランプリを迎える中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、前戦アラゴンGPの開幕を前に来季の継続参戦が発表された。今大会は今季最高のモチベーションで挑むことになるが、前戦アラゴンGPのオープニングラップにマルク・マルケスと接触して転倒、その際に右手の小指と薬指を負傷し、大会翌日の20日にバルセロナ市内の病院で手術を受けた。今大会は完全な状態ではないが、開幕前日の木曜日にメディカルチェックを受け、出場許可が下りれば全力を尽くす意気込みだ。

    これまで中上は、もてぎではMoto2クラスに出場していた17年にPP獲得を果たし、決勝6位。MotoGPクラス初挑戦となった18年は予選12番手。決勝はレース中の接触でコースアウトを喫し、その後、猛列に追い上げて15位でフィニッシュした。19年は右肩を痛めての大会となり、予選13番手、決勝16位だった。

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、前戦アラゴンGPでは、1周目の混乱に巻き込まれてコースアウトする厳しい序盤となり15位。ポイントを獲得するのがやっとのレースだった。今季は開幕戦カタールGPで3位表彰台に立っているが、その後は苦戦が続いている。この数戦は、結果にはつながっていませんが、随所でいい走りを見せており、今大会の走りに期待される。

    エスパルガロのもてぎでの戦績は、125ccクラスに出場していた09年に3位、Moto2時代には12年に2位、13年に優勝している。最高峰クラスでは、16年の6位が最高位。今年はそれ以上を目標に全力を尽くす。

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、これまでもてぎで3勝している。Moto3時代の13年と14年、Moto2時代には17年に優勝している。最高峰クラスでもてぎを走るのは初めてとなるが、今季ベストを目標に全力を尽くす。

    アレックス・マルケスは、前戦アラゴンGPでHonda勢最上位の12位でフィニッシュしているが、朝のウォームアップで転倒した際に左手を痛めており、今大会はその影響が心配される。しかし、もてぎは得意なコースだけに、初ライドを楽しみにしている。

    今大会は、前戦アラゴンGPからの物流の問題で金曜日の走行が午後だけになっている。通常、金曜日はそれぞれ45分間のフリー走行が2回行われるが、今大会は金曜日の走行が1回だけとなり75分間に延長される。

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「日本に戻ることができてとてもワクワクしています。今回はHondaのホームレースです。おもしろいサーキットであり、ファンも最高です。もてぎはいろんな天候が予想されるので、どのような天候になるか注目しなければなりません。またスケジュールの変更で、とても忙しい2日半になりますが、アラゴンを終えて体調はいいです。日本の週末を楽しみ、僕たちのやり方で体調が完全に回復できるように取り組みます。そして、マシンの開発の仕事も続けていきたいと思います」

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「アラゴンはたいへんでしたが、Hondaのホームへ向かっています。工場を見学し、日本のファンと再会する予定なので、大きな励みになると思います。日本の雰囲気はいつも最高です。僕たちをサポートしてくれるすべての人のために、いいショーにできるように一生懸命取り組み続けます。また、このサーキットは2013年にMoto2クラスで優勝している特別なサーキットです。今年はいい思い出をもっと作りたいです」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「月曜日の午前中に右手の薬指と小指の手術をしました。転倒で腱にダメージを受けたからです。手術は成功しましたが、もちろん痛みがあります。木曜日のメディカルチェックを受け、金曜日のFP1には準備ができていることを願っています。体調は万全ではないので、自分のレベルを把握しなければなりません。とにかくもてぎでファンといい週末を過ごしたいと思います」

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「まずはアラゴンよりもいい走りをしなければなりません。レース前のウオームアップで大きな転倒をしました。まだ左手に少し痛みがありますが、少し体調はよくなりました。治ってきていると思います。いつものように100%集中して取り組まなければなりません。なぜなら雨や晴れの天気予報が出ているからです。興味深い週末になると思います。今回は金曜日のプラクティスが1回しかないので特別な週末になります。MotoGPマシンでもてぎを走るのは初めてなので、少しルーキーの気分です。夏休みが明けてから、かなりいいリズムがあるので、ベストを尽くてがんばります」

  • MotoGP:ヤマハ 第15戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP:ヤマハ 第15戦 アラゴンGP 決勝レポート

    波瀾の決勝、Monster Energy Yamaha MotoGPはノーポイントに終わる
    Monster Energy Yamaha MotoGPのフランコ・モルビデリは、ペースアップに苦戦しながらも最後まで走り切り17位でチェッカー。チームメイトのファビオ・クアルタラロは1周目の第3コーナー立ち上がりでライバルのテールに接触して転倒。そのままリタイアとなったが、幸い胸の擦り傷と打撲以外に深刻な怪我はなかった。

    モルビデリは20番グリッドからスタートしたが、オープニングラップで様々なアクシデントがあり、混乱に巻き込まれて最後尾まで後退してしまう。しかしここから懸命に挽回を図り、14ラップ目には2台をパス。しばらく18番手を維持したあと、終盤でもうひとつ上げて17位でチェッカーを受けた。トップとの差は30.422秒だった。

    クアルタラロは6番グリッドから、7番手で第1コーナーへ進入。しかしその直後の第3コーナーでアクシデントが発生する。目の前を走っていたM・マルケス(ホンダ)のマシンが激しく振られ、クアルタラロはこれを避けきれずにテールに接触し、ハイスピードから転倒してしまう。混雑した集団のなかでの出来事だったにもかかわらず他のライダーに影響を及ぼすことはなかったが、クアルタラロは自分のマシンに当たって胸に擦り傷を負った。

    この結果、クアルタラロはチャンピオンシップ・ポイントを伸ばすことができず、そのリードは10ポイントに減少。モルビデリは合計29ポイントでランキング19位を維持している。Monster Energy Yamaha MotoGPは合計237ポイントでチーム・ランキング3位をキープし、ヤマハは合計213ポイントでコンストラクターズ・ランキング3位となっている。

    クラッチローが復帰戦でポイント獲得、ビンダーもグッド・ファイト
    引退したA・ドビツィオーゾに代わりWithU Yamaha RNF MotoGP Teamから出場したヤマハのテストライダー、カル・クラッチローが、序盤からハイペースを披露。19番グリッドからスタート後、第1セクターで3つポジションを上げ、1ラップ目終了時点で12番手まで浮上した。

    全23ラップを通じて速さを維持し、良い戦いを見せていたが、後半では少しずつ後退。それでも最後まで懸命に走り切って14位でゴールし、2ポイントを獲得している。

    チームメイトのダリン・ビンダーは23番グリッドからスタート後、素早く18番手へ浮上。しかし、このあと前方で起きたアクシデントを回避する間に遅れてしまう。ここから挽回を図り、ハイペースを維持して一時はポイント圏内まで上がっていたが、後半で数台に抜かれて18位となった。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    フランコ・モルビデリ(17位)
    「オープニングラップで2回もアクシデントがあり、それに巻き込まれてしまいました。20番グリッドからスタートすれば、そのようなことも起こり得るのです。でもそれとは別に、私自身のペースもあまり良くありませんでした。何台か挽回することはできましたが、本来、狙っていたのはもっと上のポジションでした。高速コーナーでのスピードを上げるために、いくつかのことを試していましたが、改善は感じられませんでした。ただ全力を尽くすことだけに集中していました。このあとはパソコンの前に座って改善策を探します。そして次の日本でもう一度、チャレンジします」

    ファビオ・クアルタラロ(DNF)
    「大きな怪我はありません。胸に擦り傷ができたことと、それ以外には、ひどく落ち込んでいます。好成績を狙えるペースを持っていると感じていましたが、残念ながら1ラップ目で転倒してしまいました。何台かはリアを振られ、何台かはラインを外し、私はマルケス選手に追突してしまいました。非常に残念な結果です。しばらくは仰向けに寝ようと思っています。でも日本GPには必ず出場します!」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「今日のことは早く忘れてしまいたいという気持ちです。クアルタラロ選手の転倒はハイスピードでしたが、私たちの最優先事項は常に、ライダーの安全と健康です。彼は擦り傷を負いぼろぼろになっていますが、大きな問題はなかったので安心しました。十分なポテンシャルを持っていることはわかっていたので、このような形でレースを終えたことは本当に残念です。モルビデリ選手はウイーク中ずっと、マシンに好感触を得ることができませんでした。決勝ではいくつかポジションを上げましたが、本来はもっと上を目指していました。次のもてぎでは、心機一転、もう一度、チャレンジします。毎週レースが続くので、早くリベンジを目指せる良い環境だと思います」

    WithU Yamaha RNF MotoGP TeamがMotoGP
    カル・クラッチロー(14位)
    「レースに復帰し、決勝を完走することができて、とてもうれしいです。多くは望んでいませんでしたが、ペースには自信がありましたし、良い仕事ができると思っていました。チームが満足してくれて、私もすべてにおいてハッピーです。ヤマハにとって素晴らしいコースでないことは誰もがわかっていて、戦うために十分な材料があったわけではありませんが、それでも私はベストを尽くして戦いました。ウイークのなかで意識を切り替え、目の前にライダーがいると、それを追い越したくなりました。1年間もレースから離れたあと、その復帰戦をしっかり走り終えることができ満足です」

    ダリン・ビンダー(18位)
    「オープニングラップでたくさんのクラッシュがあり、大変な混乱でした。中上貴晶選手のマシンがコースの真ん中にあって、私は避ける方向を間違えて遅れてしまいました。でもそのあとはとても順調で、数ラップにわたりエスパルガロ選手を追いかけました。そのあとグリップが落ちてくると対応に苦戦しましたが、終盤はペースをキープし、最終ラップではギャナントニオ選手をパスすることができました。前回のミサノと比べて大きく前進できたと感じており、今日は、ミサノ・テストで試したことが少し効果を発揮したと思います。とにかくレースを完走できてうれしいですし、戦い方にも満足しています。これからもトライし続け、前進し、次のもてぎではポイント獲得を目指したいと思います」

    ラズラン・ラザリ(チーム創設者・代表)
    「クラッチロー選手にとって素晴らしい復帰戦となりました。好スタートを決め14位でゴールし、ポイントを獲得したことは、チーム・ランキングの下位にいる私たちチームにとっても大きな価値があります。ビンダー選手もまた絶好のスタートを切ってポイント圏内まで上がりましたが、そのあと少し後退して18位となりました。ポイントは獲得できませんでしたが、ユーズド・タイヤでコンスタントにペースを維持することを学びました。ここアラゴンから日本、タイと3連戦になります。来週の日本GPから始まるフライアウェイ・レースを楽しみにしています」

    ウィルコ・ズィーレンベルグ(チーム・マネジャー)
    「前にもお話ししたように、アラゴンはいつも難しいコースです。ここでクラッチロー選手が2ポイントを獲得したことは、彼の良い戦いぶりを証明するものです。最初の2ラップは大変な混乱で、誰もが赤旗中断を予想しました。しかし結局そうはならず、私たちのふたりのライダーもうまく回避してくれました。ビンダー選手は着実に成長し、とくに終盤では、中盤から始まっていたグリップ低下にしっかり対応し、いい走りを見せました。そして最後にフェルナンデス選手とギャナントニオ選手をパスし、モルビデリ選手に続く18位でゴールしたのです。私たちは2020年にフランコとともに優勝を成し遂げているので、彼もこの成績を誇りに思えるでしょう。もちろん、一度リタイアしたあと復帰した36歳の父親であるクラッチロー選手が、ここで2ポイントを獲得したことにも満足しています。ふたりを誇りに思い、次のもてぎに向けて準備を始めます」

  • MotoGP:ホンダ 第15戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP:ホンダ 第15戦 アラゴンGP 決勝レポート

    3連戦最初のレースとなったMotoGP 第15戦アラゴンGPは、オープニングラップの3コーナーでマルク・マルケス(Repsol Honda Team)がファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と接触してクアルタラロが転倒、その接触でマシンに不具合が生じたマルケスは、その後、7コーナーで中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)と接触し中上が転倒リタイアという波乱の出だしとなりました。マルケスは、そのままピットに戻りリタイアした。

    マルク・マルケスはフリー走行、予選とすばらしい走りを見せたが、FP3で転倒した影響でQ1からの予選となり、13番グリッドからの決勝となった。しかし、5列目からすばらしいスタートを切ったマルク・マルケスは、1コーナーで6番手まで順位を上げる。そして、トップ5を追走するが、3コーナーの立ち上がりでリアエンドがわずかにスライド、一瞬スロットルを緩めることになり、その際、後方にいたファビオ・クアルタラロがマルケスのRC213Vの後部に接触しクラッシュした。

    この衝撃でマルク・マルケスのマシンもダメージを受け、7コーナーと8コーナーの間で異変を感じたマルケスは減速したが、このとき左後方にいた中上貴晶と接触し、今度は中上が転倒した。

    このアクシデントでポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)ら後方ライダーたちは危険回避を行い、大きく遅れることになり、マルク・マルケスも1周目を終えてピットに戻り、リタイアを決めた。

    こうして、オープニングラップに2人のHonda勢がリタイアしたが、予選17番手から決勝に挑んだアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)が12位でフィニッシュ、ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、中上貴晶の転倒を避けるために大きく遅れたが15位でフィニッシュ。完走した2人のホンダ勢がポイントを獲得した。

    ホンダ勢にとっては残念な結果となったが、気持ちを切り替え、連戦となる日本へと向かう。

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「今日はウォームアップでミスをして大きな転倒をしました。スタート1時間前になってもレースができるのかどうかまだわからない状態でしたが、チームがとてもいい仕事をしてくれて、僕のマシンを直してくれました。感謝したいと思います。簡単なことではありませんでした。レースでは序盤からポジションを上げられるようにがんばりました。最初から100%でプッシュしました。そして地元ファンの前で楽しもうとがんばりました。悪いレースではありませんでしたが、思っていたような結果ではないので、引き続き前進しなければなりません」

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「今日はとても厳しいレースでした。必要なスピードがなくて、結果的にいい仕事ができませんでした。レースウイークを通してマシンをいい状態にできませんでした。加えて1周目はとても複雑な状況であちらこちらにカーボンファイバーがありました。転倒したタカ(中上)を避けるためにタイムをロスしたので、追い上げるのはたいへんでした。今夜は家に戻り、明日は日本に向かいます。日本GPに向けて頭を切り替えます。再び日本のファンに会えるのが楽しみです」

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「ライトが消えたときに本能が働き、とてもいいスタートを切ることができました。そして、トップ5を視野にバトルができました。でも3コーナーでリアが少し流れたので、アクセルを戻しました。問題はファビオがそのとき、すぐ後ろにいたことでした。レース序盤は接近しているのが普通で、マシンを切り返したときに、不運なことにファビオと接触してしまいました。そこからすべてが始まりました。5コーナーで奇妙な感覚があり、何が起きているのか分かりませんでした。7コーナーでは中上が僕をオーバーテイクしてはらみました。そのときリアデバイスを作動させようとしたらリアがロックしたように感じ、そこからすべてが一気に起こりました。リアがロックしたようになりマシンが左に進み、タカと接触してしまいました。この接触の後、ピットに戻りリタイアすることを決めました。僕のせいで彼のレースが終わってしまったので、タカと彼のチームに謝罪しました。今日は彼とファビオに謝罪したいです」

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「残念ながら、今日はアンラッキーでした。スタートはよかったのですが、1周目にアクシデントに見舞われました。マルクと接触してクラッシュしてしまいました。本当にがっかりしています。これからバルセロナで、右手の薬指と小指の傷のチェックをします。ファンの皆さんからの応援には本当に感謝しています。ホームGPの日本GPに出られるように回復できるようにベストを尽くします」

  • MotoGP アラゴンGP:エネア・バスティアニーニが逆転優勝

    MotoGP アラゴンGP:エネア・バスティアニーニが逆転優勝

    2022年 MotoGP 第15戦 アラゴンGPの決勝レースが9月18日(日)にモーターランド・アラゴンで行われ、エネア・バスティアニーニ(Gresini Racing MotoGP)が優勝した。

    気温23度、路面温度40度のドライコンディションの中、オープニングラップで発生した2つのインシデントで幕が開けたレースで、3番グリッドのエネア・バスティアニーニは4ラップ目に3番手、6ラップ目に2番手、9ラップ目にトップに飛び出したが、ミスを犯して再び2番手に後退する。

    だが、最終ラップの7コーナーで2度目のオーバーテイクに成功して、第7戦フランスGP以来8戦ぶり4勝目を挙げ、ポイントリーダーとのギャップを73ポイント差から48ポイント差に接近した。

    ポールポジションのフランチェスコ・バニャイアは、ホールショットを決めてレースの主導権を握ったが、最終ラップに逆転を許して0.042秒差の2位。5戦連続優勝を逃したが、5戦連続7度目の表彰台を獲得。ドゥカティは、前戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPに続き、2戦連続4度目のワンツーフィニッシュを達成した。

    4番グリッドのアレイシ・エスパルガロは6.139秒差の3位に入り、7戦ぶり6度目の表彰台を獲得。

    10番グリッドのブラッド・ビンダーは、会心のスタートダッシュを決めて1ラップ目に2番手。3ラップ目から3番手に位置し、開幕戦カタールGP以来の表彰台を狙ったが、ラスト2ラップにポジションを1つ落として6.379秒差の4位。2番グリッドのジャック・ミラーは6.964秒差の5位。

    8番グリッドのホルヘ・マルティンは、第3グループのトップとなる6位。14番グリッドのルカ・マリーニ、5番グリッドのヨハン・ザルコが続き、9番グリッドのアレックス・リンスは、1ラップ目の3コーナーで他車との接触を回避するためにコースアウトを強いられ、最後尾まで後退したが、プラクティスで刻んだペースで巻き返して9位。

    7番グリッドのマルコ・ベツェッキは10位。今季8度目となる新人勢の最高位に進出し、11番グリッドのミゲール・オリベイラは11位。17番グリッドのアレックス・マルケスはホンダ勢の最高位となる12位。16番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは13位。19番グリッドのカル・クラッチローは1年ぶりのレースでヤマハ勢の最高位となる14位で完走。

    1ラップ目のインシデント
    6番グリッドのファビオ・クアルタラロは、7番手走行中の1ラップ目3コーナーの立ち上がりで前を走るマルク・マルケスに追突しハイサイドから転倒。

    12番グリッドの中上貴晶は、1ラップ目の7コーナーから立ち上がったところで、マルク・マルケスと接触して転倒リタイア。

    13番グリッドのマルク・マルケスは、スタートで6番手まで浮上した後の3コーナーの立ち上がりでリアを失ってファビオ・クアルタラロと接触。5コーナーで違和感を覚えた後、7コーナーの立ち上がりでホールショットを作動させようとした際に、バイクがロックし左側に傾いたところで中上貴晶と接触。完走を目的に出走したが、1ラップを終わらずにリタイアを強いられた。

    チャンピオンシップ
    総合1位ファビオ・クアルタラロが2度目の0ポイントに終わったことから、総合2位フランチェスコ・バニャイアが30ポイント差から1戦で逆転が可能な10ポイント差に接近。総合3位アレイシ・エスパルガロは17ポイント差。

    3戦目からコンストラクター部門の首位を維持していたドゥカティは、5戦連続10勝目、開幕から15戦連続の表彰台獲得で、5戦を残してタイトルを獲得した。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 E・バスティアニーニ Gresini Racing MotoGP Ducati 41’35.462
    2 F・バニャイア Ducati Lenovo Team Ducati 0.042
    3 A・エスパルガロ Aprilia Racing Aprilia 6.139
    4 B・ビンダー Red Bull KTM Factory Racing KTM 6.379
    5 J・ミラー Ducati Lenovo Team Ducati 6.964
    6 J・マルティン Pramac Racing Ducati 12.030
    7 L・マリーニ Mooney VR46 Racing Team Ducati 12.474
    8 J・ザルコ Pramac Racing Ducati 12.655
    9 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 12.702
    10 M・ベッツェッキ Mooney VR46 Racing Team Ducati 16.150
    11 M・オリベイラ Red Bull KTM Factory Racing KTM 17.071
    12 A・マルケス LCR Honda Castrol Honda 18.463
    13 M・ビニャーレス Aprilia Racing Aprilia 18.730
    14 C・クラッチロー WithU Yamaha RNF MotoGP Team Yamaha 20.090
    15 P・エスパルガロ Repsol Honda Team Honda 27.588
    16 R・ガードナー Tech3 KTM Factory Racing KTM 28.805
    17 F・モルビデリ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 30.422
    18 D・ビンダー WithU Yamaha RNF MotoGP Team Yamaha 31.330
    19 F・ディ・ギャナントニオ Gresini Racing MotoGP Ducati 31.595
    20 R ・フェルナンデス Tech3 KTM Factory Racing KTM 36.160
    DNF F・クアルタラロ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 23 Laps
  • MotoGP:マルク・マルケス、アラゴンGPでレース復帰

    MotoGP:マルク・マルケス、アラゴンGPでレース復帰

    充実した2日間のミサノテストを終え、自宅でトレーニングを続けているマルケス・マルケスとレプソル・ホンダは、レース復帰がアラゴンGPになることを決めた。

    5月29日のイタリアGP以来、最後のGP出場から110日経ったマルク・マルケスは、アラゴンGPでレース復帰することを決意した。マルケスは、4回目の右上腕骨の手術を受けたのち、メディカルチームのガイダンスに従った。

    数回の検査や診療を経て、関係者の合意を得たマルク・マルケスは、完全復活に向けたリハビリの次のステージ、「実戦への復帰」に進む。

    今週末のGP参戦の目的は、マルク・マルケスの体力アップとパフォーマンスの評価となる。セルベラ生まれのマルク・マルケスにとって、モーターランド・アラゴンはまさにホームサーキットで、地元ファンに支えられ、一段といいパフォーマンスが期待される。

    マルク・マルケス MotoGP ホンダ

  • 中上貴晶、2023年もLCR Honda IDEMITSUからMotoGP参戦が決定

    中上貴晶、2023年もLCR Honda IDEMITSUからMotoGP参戦が決定

    HRC(ホンダ・レーシング)は、FIMロードレース世界選手権 MotoGPクラスに「LCR Honda IDEMITSU(エルシーアール・ホンダ・イデミツ)」より参戦している、中上貴晶と2023年以降の契約に合意したことを発表した。

    中上貴晶選手は2012年にMoto2クラスへ初参戦。Hondaが進めてきた、世界で活躍するアジア人ライダーを育成する取り組みの一環として、2014年からは「IDEMITSU Honda Team Asia(イデミツ・ホンダ・チーム・アジア)」より参戦してきた。

    2018年には最高峰クラスであるMotoGPクラスに昇格し、ランキングは20位。2021年アラゴンGPでは、日本人ライダーとして最多となるグランプリ通算200戦出走を達成している。今シーズンの戦績は、現在(第14戦サンマリノGP終了時点)ランキング16位ではあるが、今後も更なる活躍が期待されているライダーだ。

    中上貴晶
    『LCR Honda IDEMITSU』から、2023年以降も引き続きMotoGPに参戦でき、とても嬉しく思っています。日頃から活動を支えてくださる出光興産株式会社様、ならびにHonda様にはとても感謝しております。また、いつもあたたかく応援してくださるファンの皆様へも感謝を伝えたいです。今シーズンは自分自身納得がいく結果を残せてないですが、来シーズンに向けて一日でも早く満足のいくレースをして、皆さまの期待に応えていきたいと思います。日本GPは3年振りに開催されます。日本のファンの皆様の前で走れることがとても楽しみです。皆様、ご声援よろしくお願いいたします。

    渡辺康治(President of Honda Racing Corporation)
    来シーズンも引き続き、中上貴晶選手とMotoGPクラスで戦えることをうれしく思っています。今シーズンはHRCとして難しいシーズンとなっていますが、そのような状況においても、1戦1戦前向きに取組む姿勢には、心打たれるものがあります。中上選手ならびにファンの皆様の期待に応えられるように引き続きHondaもサポートしてまいります。最後になりましたが、これまでも多大なるサポートをいただいております出光興産株式会社様へ、心より感謝を申し上げます。

  • MotoGP:フランチェスコ・バニャイアが史上4人目の4連勝

    MotoGP:フランチェスコ・バニャイアが史上4人目の4連勝

    2022年 MotoGP 第14戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの決勝レースが9月4日(日)にミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで行われ、フランチェスコ・バニャイヤが4連勝を果たした。

    気温27度、路面温度42度のドライコンディションの中、5番グリッドのフランチェスコ・バニャイヤが3ラップ目にトップに立つと、最後までポジションを維持して第11戦TTアッセンから4戦連続6勝目。2002年に始まったMotoGPでマルク・マルケス、バレンティーノ・ロッシ、ホルヘ・ロレンソに続く史上4人目の4連勝を地元で達成し、総合3位から2位に浮上した。

    地元ドゥカティ3機がトップ4進出
    2番グリッドのエネア・バスティアニーニは0.034秒差の2位。第7戦フランスGP以来7戦ぶり4度目の表彰台を獲得し、ホームレースとなったドゥカティが第7戦フランスGP、第11戦TTアッセンに続き、今季3度目のワンツーフィニッシュ。

    7番グリッドのルカ・マリーニは5.283秒差の4位に入り、2戦連続の自己最高位を獲得。13番グリッドのホルヘ・マルティンは17.732秒差の9位。

    地元アプリリア2機がトップ6進出
    4番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは4.212秒差の3位。2戦ぶり3度目の表彰台を獲得すれば、9番グリッドのアレイシ・エスパルガロは10.230秒差の6位。

    ファビオ・クアルタラロ、表彰台争いできず
    8番グリッドのファビオ・クアルタラロは、1年前にタイトルを獲得したサーキットで表彰台争いができず、トップグループを追走して5.771秒差の5位。

    アンドレア・ドビツィオーゾ、現役生活に終止符
    18番グリッドのアンドレア・ドビツィオーゾは29.276秒差の12位。プレミアクラス248戦目、キャリア通算346戦目となった地元で現役最後のレースを完走で締め括り、チームメイトの21番グリッドのダーリン・ビンダーは16位。

    渡辺一樹、デビューレース完走
    12番グリッドのアレックス・リンスは12.496秒差の7位。後半戦3戦で7位、8位、7位に進出すれば、プレミアクラスのデビューレースとなった渡辺一樹は、23番グリッドから1ラップ遅れの21位完走。

    サンデーライダーが8位まで挽回
    15番グリッドのブラッド・ビンダーは14.661秒差の8位。10番グリッドのミゲール・オリベイラは、10番手走行中の最終ラップにトラックリミットによる科せられたロングラップペナルティを消化して23.685秒差の11位。25番グリッドのラウール・フェルナンデェスは13位。24番グリッドのレミー・ガードナーは、トラックリミットによる科せられたロングラップペナルティを20ラップに消化して19位。

    ホンダ勢最高位は10位
    16番グリッドのアレックス・マルケスは21.986秒差の10位。20番グリッドのステファン・ブラドルは31.768秒差の14位。22番グリッドの中上貴晶は32.547秒差の15位。

    衝撃的な転倒
    6番グリッドのヨハン・ザルコ、17番グリッドのミケーレ・ピロ、19番グリッドのポル・エスパルガロは、1ラップ目の1コーナーで転倒。

    ポールポジションのジャック・ミラーは、1番手走行中の2ラップ目4コーナーで転倒。3番グリッドのマルコ・ベツェッキは、4番手走行中の2ラップ目10コーナーで転倒。11番グリッドのフランコ・モルビデリと14番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは、3ラップ目の4コーナーで転倒。ディ・ジャンアントニオは最後まで走り切って20位だった。

    チャンピオンシップ
    総合1位ファビオ・クアルタラロは11ポイントを加算。総合3位フランチェスコ・バニャイヤは、44ポイント差から30ポイント差の総合2位に浮上。総合2位アレイシ・エスパルガロは33ポイント差の総合3位に後退した。

    オフィシャルテスト
    シーズン最後となるオフィシャルテストは、当地で6日から2日間開催。両日ともに現地時間9時00分から18時00分、日本時間16時00分から01時00分。13時00分から1時間のランチタイムが設けられ、セッション終了後には15分間のスタート練習が予定されている。

    3連戦+2連戦
    2週間後の次戦アラゴンGPから日本GP、タイGPの3連戦。日本GPからオーバーシーが始まり、3連戦後にオーストラリアGPとマレーシアGPの2連戦が開催される。