カテゴリー: MotoGP

  • MotoGP:KTM、モービル1との複数年のパートナーシップ契約を発表

    MotoGP:KTM、モービル1との複数年のパートナーシップ契約を発表

    Red Bull KTM Factory Racingは、モービル1(Mobil 1)と複数年のパートナーシップ契約を結んだことを発表した。

    2022年のMotoGPでランキング2位となったRed Bull KTM Factory Racingは、米国企業エクソンモービル(ExxonMobil)との有益で積極的な新しいパートナーシップのおかげで、最高レベルの競争でトロフィー、栄光、持続可能性の高い目標を追求する。

    モービル1は、エンジン潤滑油、合成グリース、オイルフィルター、およびトランスミッションフルードに関して、主要な世界的名前および革新者として認識されている。パーソナライズされた モービル1製品は、KTM RC16 レース バイクの強力な内部を流れる。

    KTM と モービル1の合意は、重要で幅広い意味合いを持っている。 モービル1は、巨大なエクソンモービルのブランド。アメリカのスペシャリストは、社会の隅々に向けて石油ソリューションを開発してきた1世紀以上の経験を持ち、エリートレベルのモータースポーツの要求をその任務に含めている。

    KTMは、この提携が、スポーツにおける「環境に優しい」フットプリントを拡大するための努力につながると予測している。

    MotoGPは、1949年に始まり、2024年に75周年を迎える。MotoGPは、より良い持続可能性に向けた計画の一環として、3つの主要なクラスすべてが最低40%の非化石起源から作られた燃料を使用しなければならないという規則を課す。3年後の2027年には、MotoGPの内燃エンジン燃料と記録的な最高速度を363 km/h (225mph) 以上に押し上げた技術は、100%非化石起源でなければならない。

    KTM モータースポーツ ディレクターのピット・ベイラーは「このコラボレーションは、いくつかの理由で私たちにとって重要です」とコメント。

    「ExxonMobil は業界の主要な名前であり、モータースポーツでもレースで大きな存在感を示しており、Red Bull KTM RC16のために彼らのプレミアム潤滑油を頼りにしていることはわかっている。 トップレベルと最高のパフォーマンスを目指すことに関して、彼らは私たちと同様の考え方を持っており、それはレース燃料でMotoGPの持続可能性におけるこのシフトの一部になりたいという私たちの将来の目標にも流れ込んでいます。MotoGP 競技会でモービルの潤滑剤を代表することを楽しみにしています」

    エクソンモービル グローバル スポンサーシップ&モータースポーツ マネージャーのロブ・シアラーは「これは Mobil 1 にとってエキサイティングな新しいパートナーシップであり、KTM のような傑出したダイナミックで革新的なブランドとの長期にわたる成功した関係を築くことを楽しみにしています」とコメント。

    「私たちの役割は、高性能で最先端の燃料と潤滑油を提供することであり、Red Bull KTM が私たちにレースでの勝利とチャンピオンシップをもたらしてくれることを願っています。しかし、確かなことは、私たちが世界中で提供する製品を改良し改善することで、最終的に消費者が勝つということです。 本日の発表により、当社は高度な高性能潤滑剤技術を引き続き紹介することができます」

    「ポルトガルでのシーズン開幕戦が近づいており、Red Bull KTM Factory Racing、そしてブラッド・ビンダーやジャック・ミラーのようなエキサイティングなライダーと協力して、チームが世界選手権の目標に向けて支援できることを楽しみにしています」

    Red Bull KTM Factory Racingは、その名の通り、レッドブルがタイトルスポンサーを務めており、F1ではエクソンモービルがレッドブル・レーシングに燃料及びオイルを供給している。

  • MotoGP:モンスターエナジー ヤマハ MotoGPが2023年の新カラーを発表

    MotoGP:モンスターエナジー ヤマハ MotoGPが2023年の新カラーを発表

    モンスターエナジー ヤマハ MotoGP チームは、ヤマハのネットワーク内で世界最大のディーラー ミーティングであるヤマハ インドネシア モーター マニュファクチャリングの 2023 年「3S ディーラー ミーティング」で、新しいカラーリングを発表した。

    ヤマハは、レースに対する相互の情熱に基づいて、チームのタイトル スポンサーであるモンスター エナジー カンパニーと長期にわたるグローバル アライアンスを結んでいる。

    ヤマハ ファクトリー レーシング MotoGP チームとの最初の複数年タイトル スポンサー契約は 2018 年の夏に締結され、モンスター エナジー カンパニーが複数のヤマハ チーム (2013 年以来のヤマハ ファクトリー レーシング MotoGP チームを含む) とライダー (ファビオ・クアルタルロとフランコ・モルビデリを含む) が、さまざまなレース クラスに参加している。モンスター エナジー ヤマハ MotoGP チームとの複数年にわたるタイトル スポンサー契約は、昨年のカタロニア GP で延長され、同じ週末にファビオ クアルタラロがレースに勝利したことで、適切に祝われた。

    モンスター エナジー ヤマハ MotoGP YZR-M1 のカラー スキームが 2023 年にアップデートされ、ピット ボックス、ライダーのレザー、チーム ウェアは、新しいカモフラージュの外観となり、ヤマハのカラー (新しく追加されたグレー) とモンスターエナジーの冒険的なライフスタイルの配色をブレンドしている。 彼らの象徴的なMonster clawブランディングは、バイク、モンスターエナジー ヤマハ MotoGP チームのロゴ、チームのユニフォームですぐに認識できる。

    モンスターエナジー ヤマハ MotoGP は、マレーシアのセパンで 2 月 5 ~ 7 日と 2 月 10 ~ 12 日、ポルトガルのポルティマンで 3 月 11 ~ 12 日に開催される IRTA MotoGP 公式プレシーズン テストからから始まる2023 年のレース シーズンを通して、、ヤマハ モーター フィリピンおよび PT ヤマハ インドネシア モーター マニュファクチャリングのスローガンをバイクに引き続き掲載する。

    さらに、モンスターエナジー ヤマハ MotoGP チームは、MotoGP チームとの長年にわたる関与を拡大してきたベータ ツールの新たな目立つ配置を含め、多数の公式スポンサーおよび公式パートナーとの関係の継続する。

    MotoGP:モンスターエナジー ヤマハ MotoGP(2023)MotoGP:モンスターエナジー ヤマハ MotoGP(2023)MotoGP:モンスターエナジー ヤマハ MotoGP(2023)

    鷲見崇宏
    ヤマハ発動機株式会社 モータースポーツ開発部 GM
    バレンシアテスト以降、YMCのモータースポーツ開発部門は、さらなるステップアップのためにたゆまぬ努力を続けてきました。今年もMotoGP世界タイトル争いを目指し、ライダーやチームのフィードバックをもとに改良を重ねてきました。熱心なサポーターとすべてのヤマハ従業員の鷲見崇宏に感謝します。私たちは白紙の状態と前向きな考え方で今シーズンを始めています。MotoGP のレベルがこれまで以上に高く、42 レースでライダーとバイクに対する要求が新しいレベルに達していることはわかっていますが、挑戦する準備はできています。ファビオ・クアルタラロ、フランコ・モルビデリ、そして彼らのファクトリーチームのクルーはやる気にあふれているので、世界中のMotoGPファンを喜ばせるエキサイティングなレースがたくさん期待されています.

    リン・ジャービス
    ヤマハ発動機レーシング マネージングディレクター
    昨年、私たちのチームは、ハイレベルな競争と課題に直面しながら、多くの成功を収めました。しかし、際立った高値の 1 つは、カタロニア GP でのモンスター エナジー カンパニーとのパートナーシップの延長であり、ファビオが勝利を収めました。 その瞬間、モンスターエナジーの継続的なサポートとチームへの信頼に感謝するだけでなく、ヤマハとモンスターエナジーの絆をさらに強化するための新しい機会を模索する将来に目を向けることに興奮しました。モンスターエナジーをスポンサーとして今年で11年目、タイトルスポンサーとして5シーズン目を迎えます。 この機会は、2023年のMotoGPタイトルを目指して戦う私たちの軍隊のような焦点に一致する、新しいカラーリングと新たなスタートに値するものでした。ヤマハとモンスター エナジーの強力なグローバル アライアンスの一環として、MX とスーパークロスのヤマハのファクトリー チームにも新しいルック アンド フィールが採用され、私たちの団結が示されます。 また、公式チーム スポンサー、パートナー、およびサプライヤーにも感謝しており、その多くは長期にわたるパートナーシップを結んでいます。 オートバイレースのトップティアで戦うことは、来年以上に困難なことは決してなかったと思いますし、スポンサーのコミットメントと熱意のおかげで、トロフィーを再び家に持ち帰ることに専念できます。 本格的なレース カレンダーと追加のスプリント レースにより、2023 年の MotoGP テストの開始から、集中力、適応力、効率性を高める必要があります」

    ファビオ・クアルタラロ
    モンスターエナジー ヤマハ MOTOGPライダー
    「モトクロスのトレーニング中に手を負傷したため、冬休みは計画どおりに進みませんでした。でも、休みなく働き続けてきました。2023 シーズンに向けて 100% 体調を万全にするために、有酸素運動をたくさんしました。手の怪我も今は完治しているので、またタイトルを争う準備は整っています。新しいカモフラージュ カラーリングがありますが、これは素晴らしい変更です。私は新しい外観が好きで、少し変えるのは良いことです。しかし、もっと重要なことは、再びライディングを始めるのを楽しみにしていることです。2023 YZR-M1 をセパンでテストすることに非常に興味があります。今シーズンもいつものように頑張ります。2022年は多くのことを学んだので、今はまたタイトルを目指して戦いたいです。冬の間、たくさんのメッセージを送ってくださったファンの皆さん、本当にありがとうございました。今シーズンもトラックで彼らに会えることを楽しみにしています。楽しみましょう!」

    フランコ・モルビデリ
    モンスターエナジー ヤマハ MOTOGPライダー
    「私たちは今日、新しい姿で新たなスタートを切ります。すべてがゼロに戻り、今シーズンは何でも可能になるので、それはエキサイティングな見通しです。2022 年を気持ちよく締めくくることができました。今後の冬季テストで良い仕事をすることが重要なので、3 月のポルトガルでの最初のレースでシーズンを開始する準備が整います。新しいレース形式があり、ライダーとチームは慣れる必要がありますが、ファンが楽しめるものなので、ポジティブな変化だと思います。今日のディーラーミーティングで会ったインドネシアのファンのサポートに感謝したい。彼らの熱意が私たちを後押ししてくれました。2023年シーズンを最高の形でスタートするのが待ち遠しいです」

  • MotoGP:マルク・マルケス「ホンダを離れることも視野」

    MotoGP:マルク・マルケス「ホンダを離れることも視野」

    6回のMotoGPチャンピオンであるマルク・マルケスは、2024年以降もホンダにとどまるが“自分の夢”だが、HRCがタイトルを獲得したMotoGPバイクを生産できない場合には「自分にとってベストのものを見つける」だろうと語った。

    マルク・マルケスは、2013年にホンダでデビューし、初挑戦でタイトルを獲得した。マルケス/ホンダのタイアップは、MotoGPクラスで6つタイトル、59勝、合計100回の表彰台、63回のポールを獲得した。

    2020年の初めに、マルケス・マルケスは、ホンダと2024年末までの4年間の延長契約に署名した。ただし、過去3シーズンは、2020年のヘレスで負った深刻な右腕の骨折など怪我に悩まされてきた。それ以来、彼は4回手術を受けている。

    同時にホンダも調子を落とし、2022年は3年間で2回目の勝利のないシーズンとなった。

    マルク・マルケスは、ホンダが彼の怪我の欠場をどのように処理したかについて、多くの「敬意」を表明。契約が更新される2024年以降もホンダに残りたいと考えているが、ホンダがタイトルを獲得できるバイクを彼に提供できない場合は、移籍する心があることを示唆していた。

    「僕が怪我をしたこの2年間の彼らのやり方、話し方、僕を世話してくれる方法は特別だったし、ホンダに多くの敬意を払っている」とマルク・マルケスは語った。

    「それが普通ではないことは分かっているし、特別なことだった。僕はこれからもホンダを完全に尊重していく」

    「2022年が終わった今、僕の心はホンダと共にトップに戻ることだけだ。もちろん、ツールがあると感じられない場合は、自分に最適なものを見るかもしれない」

    「すでに彼らにはこれを伝えている」

    「でも、今は2022年にホンダに残りたいだけだし、ホンダにとどまることが私の目標だ。でも、僕の最大の目標はチャンピオンシップに勝つことだ。だから、それが将来にむけて探していることだ」

    「過去の契約で、僕は彼らをとても尊重していたし、ホンダには常にファーストオプションを持っていた。僕は誰とも話さなかった。ホンダだけだった。そして、彼らに敬意を払えば、彼らは尊重してくれるだろう。彼らに敬意を払わなければ、彼らは尊重しない」

    「だから、将来、どうなるか見てみるつもりだ。決してどうなるかはわからない。ホンダはホンダだ。ホンダにとどまることが僕の夢だ。でも、僕の最大の夢はチャンピオンシップに勝つことだ」

  • 【動画】 F1ドライバーの角田裕毅とMotoGPライダーの中上貴晶が対談

    【動画】 F1ドライバーの角田裕毅とMotoGPライダーの中上貴晶が対談

    F1に参戦する角田裕毅(Scuderia AlphaTauri)とMotoGPに参戦する中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)の対談がHonda Racing THANKS DAY 2022の舞台裏で実現。四輪レースと二輪レースの最高峰で闘う両選手ならではの話を語った。

    角田裕毅と中上貴晶は昨年のMotoGPサンマリノGP前にレッドブルの企画で初対面を果たしている。

    世界の舞台で戦う二人が、お互いの印象、F1とMotoGPの違い、最高峰の舞台で戦い続けることの難しさなどを語った。

  • MotoGP 最高経営責任者 「F1ブームは我々を大いに助けてくれる」

    MotoGP 最高経営責任者 「F1ブームは我々を大いに助けてくれる」

    MotoGPを運営するドルナスポーツの最高経営責任者であるカルメロ・カルメロ・エスペレータは、F1ブームがMotoGPの助けになるかもしれないと考えているが、「最近のF1は問題を抱えており、我々はベスト・オブ・ザ・ベストだった」と主張する。.

    カルメロ・カルメロ・エスペレータは、MotoGPの新しいスプリントレース形式、カレンダーの変更などを語ったインタビューのなかで、F1の関心の高まりと、MotoGP が 4 輪のライバルとどのように同時に機能するかについて彼の見解を述べた。

    カルメロ・エスペレータは、最近のF1の台頭を称賛しているが、バレンティーノ・ロッシ、マルク・マルケス、ホルヘ・ロレンソ、アンドレア・ドヴィツィオーゾらがワールドタイトルを争うスーパースターだったMotoGPの黄金時代を見ており、これらのトレンドは「波」の中にあると感じている。

    「ショーのレベルでは、F1はモータースポーツの範囲でナンバーワンだ」とカルメロ・エスペレータはインタビューで語った。

    「我々の義務は人気を獲得すること。だが、F1が参考になることはない」

    「F1が人気であることは、我々を大いに助けてくれる。彼らが最近大きく成長したのは事実であり、私はそれが単に Drive to Surviveによるものだけではないと思う。明らかに助けになってはいるがね」

    「私の意見では、人気は波のように進んでいる。最近、F1 はトラブルに見舞われたが、我々はベスト・オブ・ベストだった。心がけていなければならないことは、自分のことに集中し、自分の能力を最大限に発揮することだ」

    F1との類似点を共有する2023年のMotoGPの不可欠な変更の1つは、グランプリイベント中に土曜日に実行されるスプリントレースの導入だ。

    F1は2021 年にスプリントレースを開始し、最初はシーズンごとに3回開催し、2023年からは6回に拡大される。一方、MotoGPは、2023 年にこの形式を導入すると、すべてのラウンドでスプリント レースを開催する。

    この変更は、MotoGP イベントに広範な影響を与えるように設定されているが、カルメロ・エスペレータは、オントラックとオフトラックの両方に多くの利点があるため、すべてのイベントにフォーマットを適用することが論理的であると感じている。

    「最初の瞬間から、それらをすべてのレースに組み込む必要があることは明らかだった」とカルメロ・エスペレータは説明した。

    「(導入された)理由が土曜日のアクションを後押しすることである場合、それを標準化する必要がある」

    さらに、この新しいフォーマットは、日曜日に別の効果をもたらす。Moto2 と Moto3 のウォームアップがなくなり、MotoGP のウォームアップが減少したことで、サーキットでもテレビでもライダーとより多くのプロモーション活動を行うことができるウィンドウが開いた。

    「このイニシアチブは、地元のプロモーターやオペレーターに大きな熱意を持って受け入れられている」

  • レッドブルF1、マックス・フェルスタッペンのMotoGPテストに「ノー」

    レッドブルF1、マックス・フェルスタッペンのMotoGPテストに「ノー」

    レッドブルF1は、マックス・フェルスタッペンがMotoGPバイクをテストする試みを阻止している。

    先月、日本のモビリティリゾートもてぎにて「Honda Racing THANKS DAY 2022」に参加したF1ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペンは、MotoGPスターのマルク・マルケスと会い、彼のMotoGPバイクにまたがった。

    「MotoGPを見るのが大好きだし、レースに勝つことができるチームがたくさんあるところが好きだ。素晴らしいと思う」と25歳のマックス・フェルスタッペンは La Gazzetta dello Sport に語った。

    「こいつらは頭がおかしい。体全体を動かしながら、彼らがどれほど強いかを見るのは魅力的だ。これらのバイクの1台でストレートでのスピード、バイクのパワーを試してみたい」

    「チームが許可してくれないけどね」とマックス・フェルスタッペンは微笑んだ。

    「もちろん、今足を骨折したとしても、回復する時間はあるだろうけどね」とマックス・フェルスタッペンは再び微笑んだ。

    安全を確保するためにゆっくりとバイクに走らせてはどうかと提案されたマックス・フェルスタッペンは「自分ことはよく分かっている」とコメント。

    「試す場合は、プッシュしてしまうだろう。問題は、何かがうまくいかなかったときだ」

  • スズキ、MotoGPラストレースで勝利を収めて有終の美を飾る

    スズキ、MotoGPラストレースで勝利を収めて有終の美を飾る

    2022年のMotoGP最終戦であると同時に、チームスズキエクスターにとって最後のレースとなったバレンシアGPにおいて、アレックス・リンスとジョアン・ミルは感動的で素晴らしい走りを披露した。

    スタートから飛び出したリンスは1度もトップを譲ることなくスズキ最後となるレースで有終の美を飾った。また、12番グリッドからスタートしたミルは忍耐強く走り6位を獲得した。

    8年間という短い参戦期間にも関わらず、チームは多くの素晴らしい仕事を成し遂げたが、そのハイライトは2020年、ジョアン・ミルによるMotoGPワールドチャンピオンの獲得だった。2012年に最初のプロトタイプマシンを走らせた瞬間からチャンピオン獲得。そして最後のレースを優勝で飾ったこの瞬間までは決して平坦な道のりではなかった。この8年間を振り返る。

    2014
    2014年のシーズンは2013年のオフィシャルMotoGPテストから始まったが、本格的に物事が進んでいくのは2014年のシーズンが始まってからだった。アレイシ・エスパルガロがチームに合流した初日、彼は「The Story Restarts」と文字入れされたヘルメットを被り、チームの目標も明確なものとなった。

    2015
    フル参戦初年度となった2015年は、GSX-Rシリーズ生誕30周年でもあった。それを模したカラーリングを纏ったマシンで参戦したアレイシ・エスパルガロとマーベリック・ビニャーレスはいくつかのレースでトップ10フィニッシュを達成。シリーズランキング11位と12位を獲得した。

    2016
    チームスズキエクスターにとっての初優勝は2016年のイギリスGP。マーベリック・ビニャーレスによって成し遂げられた。この勝利により、チームの勢いにも弾みがついた。

    2017
    2017年はレギュラーライダーを刷新。アンドレア・イアンノーネとルーキー、アレックス・リンスを起用。順風満帆ではなかったが、テストライダーであるシルバン・ギントーリ、津田拓也の尽力もあって幾度かの入賞を達成した。

    2018
    2年目となるリンスはマシンを乗りこなしつつあり、アルゼンチンGPではクラス初表彰台を獲得。3度の2位を含む5度の表彰台を獲得。また、イアンノーネも4度の表彰台を獲得。チームはシーズン9度の表彰台を記録。

    2019
    アメリカズGPにおいて、リンスはクラス初優勝を達成。それにとどまらず、8月のシルバーストーンではチャンピオンライダー、マルク・マルケスとの激闘の末2勝目を獲得。また、才能あふれる若きスペイン・マヨルカ島出身ライダーのジョアン・ミルがチームに合流し、いくつかのレースで光る才能の片鱗を見せた。

    2020
    新型コロナウイルスによるパンデミックにより、MotoGPシリーズのスケジュールは大きな影響を受けた。そんな中でもチームは目標に向けて集中し続けた。シーズンの序盤ではいくつかのアップダウンもあったが、シーズンが進むにつれてチームは存在感を示していった。ミルはシーズンを通して安定した成績を残し、見事MotoGPワールドチャンピオンに輝いた。これはスズキにとって20年ぶりとなる最高峰クラスでの栄冠となり、スズキ創立100周年・レース活動60周年という記念すべき年に花を添えることに成功した。またリンスもシリーズランキング3位となり、真の意味でのスズキの復活を世界の人々に印象付けた。

    2021
    チャンピオンチームとして迎えた2021年の目標は再び優勝を含む表彰台の獲得、そして出来る限りチャンピオンシップでの高いランキングを狙うことだった。この年は運に見放されたシーズンでもあったが、チームは不屈の精神でチャンピオンシップに望んだ。リンスにとっては厳しいシーズンとなったが、得意とするシルバーストーンでの2位獲得で士気を高めた。ミルは持ち前の安定性をこの年も披露し、6度の表彰台を獲得。ランキング3位でシーズンを終えた。

    2022
    チームスズキエクスター最後となる2022年のハイライトは、最終戦となるバレンシアGPにおけるリンスの劇的な優勝だろう。これはこれまでハードに戦ってきたチームに対する最大の報酬と言えるだろう。オーストラリアGPで激闘の末に獲得した優勝も感動的だったが、今回はまた格別だったと言えるだろう。ミルもまた、数々のレースで勇敢さと強さを披露した。シーズンを通じて、全てのセッション。そして最後の瞬間まで、チームスズキエクスターは一丸となって戦った。

    佐原伸一 MotoGPプロジェクトリーダー
    「2022年11月6日は今シーズン最終戦であると同時に、チームスズキエクスターにとって最後のMotoGPレースとなりました。2012年から2014年まで3年間の休止期間を経て2015年にMotoGPに復帰し、2016年にはイギリスGPで復帰後初優勝、2020年にはシリーズチャンピオン獲得と、まさに再起を果たすことができたのは、応援いただいたファンの皆さんの支えがあったからであると思っています。そして、このプロジェクトを共に作り上げ戦ってきた仲間にも感謝の言葉しかありません。ライダー、レース現場のスタッフ、浜松の開発陣も含めて、ファミリーという言葉が最も相応しいチームであったという自信と誇りを持っています。レース撤退に伴いこのチームが解散してしまうのは本当に寂しいことです。私自身、最終戦は泣かないつもりでいましたが、レースが終わりこのファミリーとの別れが現実のものになったときには、熱くこみ上げるものを止められませんでした。このプロジェクトの関係者それぞれが新しい未来に向かって力強く進んでくれることを望んでいます。最後にチームを応援してくださったファンの皆さんにお願いです。どうかこれからもMotoGPを観て、好きなライダーやチームを応援して盛り上げて下さい。本当にありがとうございました。」

    リビオ・スッポ チームマネージャー
    「これ以上、なにを望むことがあるでしょうか。もしもあるならば、2人がともに表彰台に登ることくらいだったでしょう。アレックスは今回もやってくれました。我々のマシンの、そして彼自身のポテンシャルを見事に証明してくれました。そしてジョアンも本当に頑張ってくれました。私が過ごしたスズキでの時間はとても短いものでしたが、非常に内容の濃いものでした。象徴的なブランド、そして素晴らしい人々と一緒にこのマシンを走らせたことは私にとって大きな喜びでした。本当にありがとうございました。」

    河内 健 テクニカルマネージャー
    「最後のレースで優勝という素晴らしい結果で有終の美を飾ることができました。撤退が決定されてからも諦めずに頑張ってくれたライダー、チーム、そして日本で開発してくれたみんなの努力の賜物だと思います。フィリップアイランドで優勝した時も言いましたが、今日の優勝で我々はまだまだ十分コンペティティブであることを証明できたと思います。撤退しなければいけないことは非常に残念でなりませんが、今まで応援してくださった皆さん、そしてこのプロジェクトに関わってくださった全ての皆さんに改めてお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。」

    アレックス・リンス
    「望んだ通りの結果を得ることが出来て本当に嬉しいよ。特にこの優勝は自分の地元でもあるだけでなく、スズキで最後のレースだったんだからとても特別なもので少し感傷的にもなってしまったよ。何年にも渡ってこのチームで走って来て、いくつかの優勝を達成できたと同時に、多くの素晴らしい時間をこの家族と一緒に分かち合ってきたんだ。みんなとお別れするのは本当に寂しいよ。この経験と思い出を糧として、これからのキャリアを戦っていきたいと思う。」

    ジョアン・ミル
    「スズキ最後となったレースで無事に6位完走出来たことは嬉しいよ。とくにこれまでの数レースはとてもタフなものだったからね。このチームでワールドチャンピオンになれたことは一生の思い出だよ。スズキと過ごした日々は、いつでも全身全霊で勝つために取り組んできた。それが2020年のタイトル獲得に繋がったんだ。協力してくれたチーム、全ての関係者の方たちに感謝の気持ちでいっぱいだね。」

  • ヤマハ、2022年 MotoGPでファビオ・クアルタラロがランキング2位

    ヤマハ、2022年 MotoGPでファビオ・クアルタラロがランキング2位

    クアルタラロ、2022シーズンをランキング2位で終える
    Monster Energy Yamaha MotoGPのクアルタラロは、非常に難しいミッションに向き合い果敢な走りを披露した。ライバルと正面からぶつかり合い、4位を獲得してランキング2位を手中にした。チームメイトのフランコ・モルビデリは終盤でチャージをかけ、10位まで挽回して貴重なポイントを獲得している。

    4番グリッドからスタートしたクアルタラロだが、第1コーナー進入では一斉に飛び込んでくる集団のなかに飲み込まれてしまう。そこから何とか6番手で抜け出したあとはファクトリー・ドゥカティの2台と激しく競り合い、ときには接触する場面もあった。とくにF・バニャイアとの5位争いでは、序盤から何度も順位を入れ替える熾烈なバトルが展開され、大観衆が客席から身を乗り出すように、勝負の行方をかたずをのんで見守った。

    3ラップ後には、軽快な特性を発揮するYZR-M1とクアルタラロとのコンビネーションで5番手を確保。ここからさらにペースを上げ、トップ4台との1.6秒差を縮めにかかった。10ラップ目にはM・マルケス(ホンダ)が転倒したため一旦4番手に浮上するも、後方から追い上げたB・ビンダー(KTM)に先行されて再び5番手。やがて2位争いの集団が膨れ上がるなかで、クアルタラロは勝負に出ることができないまま終盤を迎えることとなった。そして残り5ラップでは前方を走るJ・ミラー(ドゥカティ)が転倒。クアルタラロは最後まで全力でプッシュしたが表彰台にはわずかに届かず、トップから1.911秒差の4位でチェッカーを受けた。

    一方、16番グリッドからスタートしたモルビデリは第1コーナーでいつもの混乱に巻き込まれたが、うまく対処して15番手でオープニングラップを終了。前方のライダーのリタイアもあり13番手に上げたあとM・ベゼッキ(ドゥカティ)を数ラップにわたり追跡し、13ラップ目に勝負をかけて12番手につけた。

    前方集団との間に1.5秒ほどの差があったが、終盤で2台が転倒したため10番手に浮上。ここからは前を行くバニャイアにハイペースで近づき、残り2ラップでは0.2秒差まで迫っていた。そしてVR46 Academyの仲間であり、クアルタラロのライバルでもあるバニャイアに最後までプレッシャーをかけ続けたが届かず。トップから14.676秒差の10位でチェッカーを受けた。

    この結果、クアルタラロは合計248ポイントを獲得し、トップから17ポイント差でランキング2位。モルビデリは合計42ポイントでランキング19位となった。ヤマハは合計256ポイントでコンストラクターズ・ランキング2位、Monster Energy Yamaha MotoGPは合計290ポイントでチーム・ランキング5位で2022シーズンを終えた。

    同チームはバニャイアの初タイトル獲得を祝福する。またヤマハは、クアルタラロとモルビデリ、チームメンバー、ヤマハ・エンジニアの多大な努力に心から感謝する。難しいチャレンジに立ち向かい、ランキング2位を獲得したことを大きな励みとし、2023シーズンに向けて準備を進めていく。

    2日後の火曜日には、ここリカルド・トルモにおいて2023シーズンの公式IRTAテストが予定されている。

    不運な最終戦、ビンダーとクラッチローがともに転倒
    2022シーズン最終戦に臨んだWithU Yamaha RNF MotoGP Team。ダリン・ビンダーとカル・クラッティローはともに転倒したが、クラッチローは再スタートして16位でチェッカーを受けた。

    17番グリッドからスタートしたクラッチローは、そのポジションをキープしてオープニングラップを終了。しかしそのあとは思うようにペースを上げることができず、4ラップ目にひとつ後退した。それでも懸命に戦い続けて一時はポイント圏内まで挽回したものの、7ラップ目に転倒。すぐさま再スタートを図り、20番手でコースに復帰すると前のライダーとの50秒以上の差を追う展開となった。その後、前方での転倒もあり16番手まで上がり、同チームから出場した6戦目を走り終えた。

    一方のビンダーはウイークを通じて苦戦が続き、度重なる転倒で自信を失っていた。それでも決勝では序盤から果敢にプッシュ。4ラップ目まで23番手をキープしていたが、5ラップ目に転倒して、そのままリタイアとなった。

    WithU Yamaha RNF MotoGP Teamは、ヤマハ、パートナー、ファンのサポートに報いるため、最終戦を好成績で締めくくることを願っていた。2022シーズンは最終的に、「素晴らしい旅」となった。チームを信頼し、サポートし続けてくれたすべての方々に感謝する。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    ファビオ・クアルタラロ(4位)
    「非常に厳しい戦いでした。タイヤの左側に多くの負担がかかるなかでも100%を注ぎ続けましたが、表彰台や優勝にはまだ足りませんでした。今日はこれまでの数日よりも気温が高くなったので、フロントタイヤの左側が非常に柔らかくなっていました。それが勝てなかった原因です。少し残念な気持ちがありますが、バニャイア選手のタイトル獲得を祝福します。今は、早く新しいマシンを試してみたい気持ちでいっぱいです。でもその前に、今夜はまずお祝いをしなければなりません。そして火曜日、2023シーズンに向けた非常に重要なテストが行われます。私たちの将来のマシンに関することなので、本当に楽しみにしています」

    フランコ・モルビデリ(10位)
    「いいレースだったと思います。しっかり挽回することができました。懸命に戦い、何度もオーバーテイクを試みて序盤の遅れを取り戻すことができました。シーズンを振り返ると、支えてくれたクルーとチームに”ありがとう”と言わなければなりません。彼らは最後まで耐え続けてくれました。私がマシンのポテンシャルを十分に引き出せないとわかっていても、常にそばにいて支えていてくれたのです。彼らは私を信じてくれましたし、私もいつも彼らを信頼していました。マシンの問題を解決するためにハードワークに取り組み、それを続けてくれました。私たちは、いつも一緒にいます。ようやくマシンのスピードを引き出せるようになり、スムースなライダーからアグレッシブなライダーになれたことをうれしく思っています。また、このチームの雰囲気も大好きです。苦しいシーズンでしたが、ハッピーエンドになりました」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「とても長いシーズンでした。多くのアップダウンを経験しながらも最終戦までチャンピオン争いを戦い続けましたが、結局、タイトル防衛を果たせなかったことは非常に残念です。とはいえ、多くの問題があったなかで最後までタイトル争いの候補者であり続けることができました。このこと自体がチームの強さを物語るものだと考えています。私たちチームは、一丸となって闘ってきました。2022シーズンの戦いに貢献してくれたひとりひとりにお礼を言います。しかしながら、私たちに休む時間はありません。火曜日には2023シーズンのテストがあり、タイトル奪回の計画がスタートするのです」

    WithU Yamaha RNF MotoGP TeamがMotoGP
    カル・クラッティロー(16位)
    「この6戦の成果に満足しています。当初、想像していたよりも、ずっといいフィーリングを得ることができました。今回は厳しい戦いでしたが、私は好成績を信じていました。問題はおそらく、スタート時のタイヤ圧です。そしてそれが大幅に高まったことで転倒してしまったのです。再スタート後は単独走行となり、良いペースで走ることができました。あとはひたすら完走を目指し、できればチームのためにポイントを獲得したいと思っていました。総合的に決して悪くないウイークでした。ペースは問題なく、特別なこともありませんでした。私たちはヤマハとRNF MotoGP Teamのために自分たちの仕事を遂行し、満足して家に帰ることができます」

    ダリン・ビンダー(DNF)
    「最後のMotoGPをこのような形で終えることなり、非常に落胆しています。今回は本当に厳しい状況で、ウイークを通じてマシンのフィーリングに苦戦し、何度も転倒してしまいました。決勝はグリッド後方からスタートし、十分にプッシュすることもできず、フィーリングも良くなかったので、ただ自分の力を引き出して、1周ずつ積み重ねていくことだけを考えていました。そして結局、第2コーナーでまた転倒してしまったのです。今シーズンのなかでも、おそらく最悪のウイークだったと思います。シーズンを通して貴重な経験をさせてもらい、MotoGPマシンに乗るあらゆる瞬間をエンジョイしてきました。このような素晴らしいチャンスに感謝し、私と一緒に戦ってくれた人たちには、どれほど感謝しても、しきれない気持ちです。素晴らしいチームに恵まれ、最後まで支えてもらいました。彼らに心から感謝しています。これからは新しい冒険に向かっていきます」

    ラズラン・ラザリ(チーム創設者・代表)
    「期待したような最終戦にはなりませんでしたが、チームとして1年目を終えたことに満足し、誇りに思っています。ビンダー選手は残念ながら転倒しましたが、クラッチロー選手はポイント獲得の希望を持ち続けて戦ってくれました。いろいろな意味で、記憶に残る週末になりました。私たちはダリンにお別れを言い、アンドレア・ドビツィオーゾに代わって加わったカルにお礼を言います。そして2019年からサポートしてくれたヤマハと、この冒険をともに旅してくれたパートナーにも感謝しています」

    ウィルコ・ズィーレンベルグ(チーム・マネジャー)
    「最終戦が終わりました。素晴らしいシーズンを戦い終えてタイトルを獲得したフランチェスコ・バニャイア選手を祝福します。私たちはウイーク初日から厳しい状況で、マシンにトラブルが発生したり、転倒が続いたりと苦戦しました。そして決勝でも、気温が低いなかでビンダー選手が転倒してリタイアに終わってしまいました。フロントタイヤのフィーリングをつかむことができず、何度もトラブルに見舞われました。クラッチロー選手は基本的に好調で、トップ10まで挽回していましたが11ラップ目に転倒してしまいました。小さい転倒だったのですぐに立ち上がり、そのあとは良いリズムを保って最後まで走り切りました。転倒がなければ好成績を獲得できていたでしょう。いずれにしても、ふたりとも無事だったので安心しました。火曜日にはアプリリアでテストを行い、来シーズンの立ち位置を知ることができるので楽しみにしています」

  • ホンダ、MotoGP最終戦バレンシアGPの決勝は厳しいレースに

    ホンダ、MotoGP最終戦バレンシアGPの決勝は厳しいレースに

    2022年 MotoGP 最終戦バレンシアGPは、ホンダ勢にとって厳しいレースとなった。予選2番手から決勝に挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、4番手を走行していた10周目の8コーナーで転倒を喫し、リタイアに終わった。

    3戦連続フロントローから好スタートを切ったマルク・マルケスは、序盤は、アレックス・リンス(スズキ)、ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)に続き3番手を走行した。

    その後、リンスとマルティンが抜け出し、マルク・マルケスは追い上げてきたジャック・ミラー(ドゥカティ)とし烈な3番手争いを繰り広げることになった。そして、6周目にミラーに抜かれ4番手へとポジションを落とす。その後もミラーを激しく追撃したが、10周目に痛恨の転倒を喫した。

    今年はケガや右腕の再手術のために7レースを欠場した。加えて、2022年型RC213Vのパフォーマンスにも苦しんだが、第18戦オーストラリアGPでは優勝争いに加わり2位表彰台に立った。予選では日本GPのポールポジションを始め、シーズン5回のフロントローを獲得し、特にシーズン終盤戦は、来季に向けて多くのデータを収集した。来季、4年ぶりのタイトル奪還を目指すマルク・マルケスは、8日、休む暇もなく、バレンシアサーキットで行われる公式テストで、新シーズンのスタートを切る。

    チームメートで、今大会がRepsol Honda Teamで最後のレースとなったポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、21番グリッドから19番手にポジションを上げた5周目の1コーナーで転倒を喫し、リタイアに終わった。今季は開幕戦カタールGPで3位表彰台を獲得し、好スタートを切ったが、その後は、転倒などで苦戦が続き、総合16位だった。来季は新天地でニューチャレンジに挑む。

    右手の負傷で4戦ぶりに復帰した中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が14位でフィニッシュ。復帰戦でポイントを獲得した。今大会は、手術をした右手小指の状態を確認しながら着実にペースを上げた。予選は21番手だったが、他者の進路を妨害したためグリッド降格のペナルティーで24番手からのレースとなった。着実にポジションを上げて14位でフィニッシュした。

    チームメートのアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、15番グリッドから序盤に12番手までポジションを上げたが、7周目に転倒を喫した。再スタートを切ったが、一周遅れの17位だった。アレックス・マルケスも今大会がLCR Honda CASTROLで最後のレースとなり、最後のレースでなんとしても完走したいという熱い思いが伝わる走りだった。来季は、チームを移籍してニューチャレンジに挑む。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)
    「14位でフィニッシュしてポイントを獲得できたのでとてもうれしいです。24番手からのスタートだったので10ポジションを上げることができました。日本GP以降3レース欠場したので、これはすばらしい結果だと思います。初日の走行から着実に前進できました。チームはすばらしい仕事をしてくれました。チームのすべてのメンバーに感謝しています。いい形でシーズンを終えることができました。明日は身体を休めて、火曜日のテストに備えたいです。次のシーズンへ向けてとても重要なテストになります。来季に向けて新たなスタートを楽しみにしています」

    アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)
    「なかなか思い通りにいかないレースでした。今日はレース序盤にエンジンがオーバーヒートしてしまい、その後、転倒してしまいました。それ以上のことは言えませんが、再スタートを切ることができたし、チームのために完走することができたのでうれしいです。このチームを本当に誇りに思います。チームのみんなにありがとうと言いたいし、この2年間をチームと共に過ごせたことに感謝しています」

    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)
    「いいレベルといいリズム、そしていいフィーリングがあることを示すことができたので、全体的には満足しています。しかし、もっと速さが必要なことを知ることになりました。今日はうまくいきませんでした。目標は表彰台だと昨日話しましたが、スタートからあまりいいフィーリングがありませんでした。表彰台が遠ざかっていくのがわかりましたが、あきらめず全力で行きました。スピードはありました。しかし、何が問題なのかも分かっています。この冬は一生懸命に取り組み、できる限り準備を進めたいと思います。仕事は火曜日に始まります。2023年のHondaの第一歩を試すのが楽しみです」

    ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)
    「今日は思っていたようなレースができませんでした。1コーナーの進入で、スリップストリームでかなりはらんでしまいました。一度目は大きくはらんだだけでしたが、2度目に大きくはらんだときは転倒してしまいました。今日は思っていたようなレースができず、残念でした。どんなときも僕と一緒に仕事をして、サポートをしてくれたすべてのメカニックとスタッフに、改めてお礼を言いたいです。いい時も悪い時も彼らは僕をサポートしてくれました。本当に感謝しています。一緒に旅をするのは終わりですが、Repsol Honda カラーで一緒にレースをしたことは忘れません」

  • MotoGP:フランチェスコ・バニャイアが2022年のチャンピオン獲得

    MotoGP:フランチェスコ・バニャイアが2022年のチャンピオン獲得

    2022年 MotoGP 最終戦バレンシアGPの決勝レースが11月6日(日)にサーキット・リカルド・トルモで行われ、8番グリッドのフランチェスコ・バニャイアが他車との接触で右側のエアロボディが破損し、バランスを崩しながらの走行となったが14.441秒差の9位。プレミアクラス4年目でチャンピオンに輝き、キャリア2度目のタイトルを獲得。

    同時に、ドゥカティが2007年以来15年ぶりに2度目のライダー部門を制し、チャンピオンシップ史上初となる7冠を達成した。

    スズキがラストレースで優勝
    気温27度、路面温度32度のドライコンディションの中、5番グリッドのアレックス・リンスはホールショットを決めてレースの主導権を握り、第18戦オーストラリアGPに続き今季2勝目、プレミアクラスで5勝目を挙げ、12番グリッドのジョアン・ミルは7.735秒差の6位でフィニッシュ。チャンピオンシップから撤退するスズキがラストレースで有終の美を飾った。

    ブラッド・ビンダー&KTM表彰台
    7番グリッドのブラッド・ビンダーは0.396秒差の2位。開幕戦カタールGP、第16戦日本GPに続き、今季のベストリザルトを獲得すれば、14番グリッドのミゲール・オリベイラは7.122秒差の5位。22番グリッドのラウール・フェルナンデェスは12位、20番グリッドのレミー・ガードナーは13位。KTMの全4台が第9戦カタルーニャGP、第10戦ドイツGPに続きポイント圏内に進出。

    ホルヘ・マルティン表彰台獲得
    ポールポジションのホルヘ・マルティンは1.059秒差の3位。4戦ぶり4度目の表彰台を獲得すれば、11番グリッドのルカ・マリーニは7位。13番グリッドのエネア・バスティアニーニは8位。18番グリッドのマルコ・ベツェッキは11位。19番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは15位。

    3番グリッドのジャック・ミラーは、4番手走行中の23ラップ目11コーナーで週末2度目、今季14度目の転倒。9番グリッドのヨハン・ザルコは、11番手走行中の16ラップ目に今季17度目の転倒。

    ファビオ・クアルタラロ4位
    4番グリッドのファビオ・クアルタラロは1.911秒差の4位。16番グリッドのフランコ・モルビデリは10位。17番グリッドのカル・クラッチローは7ラップ目、23番グリッドのダーリン・ビンダーは5ラップ目に転倒。

    レプソル・ホンダの両雄転倒
    2番グリッドのマルク・マルケスは、4番手走行中の10ラップ目8コーナーで週末3度目、今季18度目の転倒。21番グリッドのポル・エスパルガロは5ラップ目に転倒。15番グリッドのアレックス・マルケスは転倒に17位完走。

    フリー走行3の低速走行で他車の走行に影響を与えたことからグリッドポジションが3つ降格となり、24番グリッドからスタートした中上貴晶は、負傷からの復帰戦で26.610秒差の14位。

    アプリリア2台がリタイア
    6番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは16ラップ目、10番グリッドのアレイシ・エスパルガロは4ラップ目にリタイア。

    チャンピオンシップ
    ポイントリーダーのフランチェスコ・バニャイアは7ポイントを加算。91ポイント差を逆転してタイトル獲得に成功すれば、総合2位はファビオ・クアルタラロ、総合3位はエネア・バスティアニーニ。

    オフィシャルテスト
    プレミアクラスは当地に延滞。2日後の8日に、チャンピオンシップ75年目の来季2023年シーズンに向けて本格的な準備を始める。