カテゴリー: MotoGP

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    灰色の空と濡れたアスファルト、ドイツGPの予戦は難しいコンディションのもとで行われた。Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスはそれぞれ9番手と11番手となった。

    フリープラクティス第3セッションでは絶好調の走りを見せて直接Q2へ進出したバレンティーノ・ロッシ。早めにピットを離れて最初のトライで5番手につけると、次のラップではさらにタイムを短縮した。

    しかしその後の3ラップにわたって順位を上げることができなかったため、残り時間が4分を切ったところで作戦を変更。タイヤ交換のためにピットに戻り、フロントにソフト、リアにミディアムというコンビネーションを選択して1分後にコースに復帰した。路面が少しずつ乾き始めた状況のなかで、これが功を奏し、最後のアタックでタイムを更新。1分28秒669を記録して9番手を獲得した。トップとの差は1.367秒。

    チームメイトのマーベリック・ビニャーレスは、午前中のドライ・コンディションでは自信にあふれる走りを見せていたが、ウエット・コンディションとなったQ2では苦戦を強いられた。シグナル・グリーンとともに出走すると4番手につけ、その後もタイムを短縮していくが、軽い接触があり、この間に12番手まで後退してしまう。ウエットのフィーリングに手間取りながらも、何とかリズムを取り戻そうと懸命に走り、1分29秒台の壁を破る1分28秒823をマークして9番手まで挽回する。この時点であと3ラップ分の時間が残されていたが、それ以上の更新はならず11番手で終了となった。

    Monster Yamaha Tech3のジョナス・フォルガーがMotoGP予選の自己ベストを記録し、地元ファンを歓喜させた。午前中に行われたフリープラクティス第3セッションでは、ドライ・コンディションで3番手を獲得。午後からの第4セッションはウエット・コンディションになったが、ここでも4番手獲得と健闘した。そしてQ2ではラップごとにペースを上げてゆき、最終的には5番手まで上がってセッションを終了した。

    一方、チームメイトのヨハン・ザルコは苦戦を強いられる。フリープラクティス第3セッションでは、その終盤で高速コーナー走行中に転倒。ピットに戻ってスペアマシンで再スタートしたが、タイムアタックには時間が足りず17番手に留まった。このためQ1に出場するも、雨が激しくなるなかでヨハン・ザルコは19番手。グリッド後方からの難しいレースになるが、挽回を期して臨む。

    Movistar Yamaha MotoGP

    バレンティーノ・ロッシ (予選9番手/1分28秒669)
    「昨日、今日と厳しい状況が続いています。今年は、このようなことが、これまでに何度もありました。マシンやタイヤのフィーリングが、サーキットごとに大きく変わってしまうのです。ときには良くなり、ときには悪くなり、いつもその変化に驚かされています。午前中のドライ・コンディションでは、それほどひどくないものの、決して素晴らしかったわけではなく、それでもトップから大きく離されることもありませんでした。ところがQ2のウエットでは非常に苦しい状況になってしまったのです。先週のアッセンではウエットでも好調でしたので、こんなことは予想していませんでした。明日までに何らかの解決策を見つけ、調整しなければなりません」

    マーベリック・ビニャーレス (予選11番手/1分28秒823)

    「ドライでは自信を持って気持ちよく走れていましたが、ウエットになるとセッティングがなかなかうまくいきませんでした。ブレーキングのフィーリングは良かったのでコーナースピードはキープできますが、コーナー立ち上がりのトラクションが不十分でペースが上がらないのです。明日、もしも晴れれば、好スタートを決めて限界まで攻めていきます。そして表彰台を目標に最後までプッシュしますよ。もちろん優勝を狙っていきます。常に前向きにね。逆に雨が降ったとしても、やるべきことをやるだけです。ウエット・セッティングの向上を目指して全力で状況に対処します」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「フリープラクティス第3セッションではバレンティーノ、マーベリックともにフィーリングが良くて絶好調でした。しかし、第4セッションはウエットになり、そのときすでに、ドライのときほどは感触が良くないことに気づいたんです。ウエットで始まったQ2では、バレンティーノは序盤は好調でしたが、やはりフィーリングをつかみきれずに苦戦。終盤で路面が乾き始めると、タイヤ交換を決断して何とか9番手まで挽回できました。もう1ラップ、トライできていればもう少し上位に食いこめたのでしょうけれど、残念ながら時間切れになってしまいました。マーベリックも同様の状況で、午前中のフリープラクティスでは明らかにトップグループに入っていたのですが……。われわれチームとしては、今日のプラクティスで収集したデータを十分に活用しながら、夜を徹して作業に取り組み、ふたりがウエットでも好感触を得られるよう問題の解決を目指します」

    Monster Yamaha Tech3

    ジョナス・フォルガー (予選5番手/1分28秒210)
    「先週のアッセン同様、天気に翻弄されるとても難しい状況でしたが、好ポジションを獲得することができてとても満足しています。今日はドライでもウエットでも好調で、午前中のフリープラクティスで3番手を獲得し直接Q2へ進出。そこでもペースを上げ、ラップタイムでもマルケスに迫り、多くのコーナーを自信を持って走ることができました。ここまですべてが順調にきているので、明日がとても楽しみです。ホーム・グランプリの決勝で、きっといい走りをお見せできると思います」

    ヨハン・ザルコ (予選19番手/1分28秒444)
    「ザクセンリンクでこのような結果になるとは想像もしていませんでした、ほかのどのコースでもこのようなことはありませんでした。表彰台を目指して戦おうというときに、予選19番手は理想からほど遠いポジションです。マシンのフィーリングはとても良かったのに、路面コンディションが難しく、またみんなのラップタイムが非常に接近しているなかで、新品タイヤでタイムを短縮するライダーもいました。午前中のプラクティス第3セッションで転倒してしまったことは非常に残念です。あの第11コーナーは転倒車が多いところでもあるのですが、あのミスがなければ、もっと上へ上がれたはずです。Q2へ進んでいれば状況は大きく変わっていたでしょうけれど、運に恵まれず、今日はいろいろなことが思うように運びませんでした。最高峰クラスの1年目、いろいろなことを経験して学んでいくことが重要だと思っています。それによって、将来、強いライダーに成長できるのですから」

    関連:【MotoGP】 第9戦 ドイツGP 予選:マルク・マルケスがポールポジション

  • 【MotoGP】 スズキ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    【MotoGP】 スズキ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    前戦MotoGP オランダGPに続き、ドイツGP2日目も再び悪天候に翻弄され、チームスズキエクスターライダーのふたりは、ドライコンディションで走行した午前のFP3でどちらもポジティブな前進を見せたにも関わらず、予選では雨に見舞われ、イアンノーネ16位、リンス22位と、悔しいQ1敗退となった。

    セットアップを変更して臨んだ今朝のFP3では、イアンノーネが約1.3秒、リンス0.7秒と、ふたり揃って昨日より大きくタイムアップ。

    FP4後半に雨が降り出し、Q1はウェットでのアタックとなるも、レインのセットアップで十分なラップができず、思うようにタイムを詰められないまま、惜しくも共にQ2入りのチャンスを逃す。しかし、ドライ、レイン共に、初日と比較してポジティブな前進が多く、明日の決勝が雨でも晴れでも、ふたりのパフォーマンスに期待がかかる。

    アンドレア・イアンノーネ

    「今日はドライでもウェットでもフィーリングは悪くなかったけど、どちらかと言えば、ドライの方が順調だったかな。Q1のウェットでのアタックも決して悪くはなかったのだけど、途中でピットインしてリアタイヤを変えていたら、もっとタイムアップが可能だっただろうね。ドライで走ったFP4では、中古タイヤで安定して速いタイムを刻めたし、昨日から変更したセットアップがうまくいったみたいで、かなりフィーリングはいいんだ。明日のレースが楽しみだよ。」

    アレックス・リンス

    「先週のアッセンに続いて、今週もまた天候に振り回されちゃったね。でも、ドライのセットでは大きく前進できたし、ウェットも、オランダの時ほど悪くなく、もうちょっと自信を持って走れるようになったよ。もちろんまだまだやるべきこともあるし、経験不足だとは思うけど、かなり前向きだよ。明日が晴れだったら良いレースができるんじゃないかなと思っているよ。雨だったら晴れよりは苦労するだろうけど、でもさほど悪くないはずさ。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー

    「不安定で、ころころ変わる天候のせいで、チームはかなり振り回された感じでした。ドライコンディションのFP4ではアンドレアのフィーリングも良く、昨日よりかなり前進した感がありましたし、ウェットコンディションのQ1も、ポジティブだったと思います。最後の数周はアタックのタイミングを逃してしまいましたが、一時はトップタイムも記録し、ポテンシャルを見せることができました。アレックスにとっては、このように天候が変わるコンディションでの走行はかなり大変な状況だと思いますが、彼は常に冷静に、とても良い仕事ぶりを発揮してくれています。明日の決勝が晴れだったら、ふたりとも良いレースをしてくれることでしょう。」

    関連:【MotoGP】 第9戦 ドイツGP 予選:マルク・マルケスがポールポジション

  • 【MotoGP】 第9戦 ドイツGP 予選:マルク・マルケスがポールポジション

    【MotoGP】 第9戦 ドイツGP 予選:マルク・マルケスがポールポジション

    MotoGP 第9戦 ドイツGPの予選が1日(土)にザクセンリンクで開催され、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がポールポジションを獲得した。

    気温18度、路面温度23度のウェットコンディションで行われた予選。マルク・マルケスは1分27秒302を記録してポールを獲得。2番手にはダニロ・ペトルッチ(オクト・プラマック・レーシング)、3番手にはダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が続いた。

    2列目にはカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)、ジョナス・フォルガー(モンスター・ヤマハ)、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)が並ぶ。

    モビスター・ヤマハ勢は、バレンティーノ・ロッシが3列目9番グリッド、マーベリック・ビニャーレスが4列目11番手からスタートする。

    2017 MotoGP 第9戦 ドイツGP 予選 結果

    Pos. Num. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分27秒302
    2 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 1分27秒462
    3 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分27秒949
    4 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 1分28秒089
    5 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 1分28秒210
    6 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分28秒383
    7 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分28秒402
    8 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分28秒526
    9 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分28秒669
    10 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分28秒703
    11 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分28秒823
    12 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 1分28秒968
    13 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分27秒967
    14 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分27秒979
    15 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分28秒1015
    16 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分28秒103
    17 36 ミカ・カリオ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分28秒285
    18 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分28秒404
    19 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分28秒444
    20 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 1分28秒625
    21 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分28秒659
    22 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分29秒504
    23 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 1分29秒578
    24 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分30秒028
  • 【MotoGP】 第9戦 ドイツGP:マルク・マルケスがFP3最速

    【MotoGP】 第9戦 ドイツGP:マルク・マルケスがFP3最速

    MotoGP 第9戦 ドイツGPのフリー走行3回目が1日(土)にザクセンリンクで開催され、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が最速タイムを記録した。

    前日のFP2がウェットとなったため、FP3は10分間延長。マルク・マルケスは1分20秒745を記録。2番手にはマーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ)、3番手にはジョナス・フォルガー(モンスター・ヤマハ・テック3)が続いた。

    ワークス勢ではバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)が6番手、ドゥカティ勢はホルヘ・ロレンソが7番手、アンドレア・ドヴィツィオーゾが8番手、ダニ・パドロサ(レプソル・ホンダ)が9番手に入り、順当に予選Q2へと駒を進めた。

    2017 MotoGP 第9戦 ドイツGP フリー走行3回目 結果

    Pos. Num. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分20秒745
    2 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分20秒915
    3 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 1分21秒198
    4 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分21秒209
    5 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 1分21秒275
    6 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分21秒311
    7 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分21秒373
    8 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分21秒422
    9 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分21秒480
    10 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 1分21秒497
    11 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分21秒608
    12 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 1分21秒623
    13 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分21秒658
    14 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分21秒835
    15 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 1分21秒897
    16 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分21秒925
    17 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分21秒934
    18 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分21秒945
    19 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分22秒018
    20 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分22秒089
    21 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分22秒350
    22 36 ミカ・カリオ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分22秒380
    23 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分22秒569
    24 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 1分22秒724
  • 【MotoGP】 ホンダ:第9戦 ドイツGP 初日レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第9戦 ドイツGP 初日レポート

    MotoGP 第9戦 ドイツGPのフリー走行は、目まぐるしく天候が変わる一日となり、MotoGPクラスはFP1がドライ、FP2がウエットで行われた。そのため、フリー走行の順位は、FP1で決まり、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が3番手、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が6番手という結果となった。

    FP1で3番手のペドロサは、ウエットコンディションになったFP2でも積極的にコースに出て、マシンの調整を行った。

    “フラッグ・トゥ・フラッグ”になった前戦オランダGPでは、雨が降り始めてからいいリズムで乗ることができなかった。昨年の大会も“フラッグ・トゥ・フラッグ”になり苦戦しているだけに、コンディションの変化への対応に努めた。

    ザクセンリンクでの8年連続ポール・トゥ・ウインが期待されるマルク・マルケスは、FP1ではセッション最多周回数となる31ラップを刻み6番手。このセッションでは、10ラップの連続走行を3回こなし、新しい路面でのタイヤテストに集中した。また、ウエットコンディションとなった午後のFP2でも27ラップを周回し、1度のピットインで14周前後の連続ラップを2回走行。ドライコンディションとなったFP1に続き、ウエットコンディションでもタイヤテストに集中した。

    前戦オランダGPで今季ベストの6位に入賞したジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、トップから1秒差以内に17台がひしめきあうFP1で9番手と、Q2進出に向けて大きく前進。ウエットコンディションになった午後の走行では16番手だった。しかし、タイムに反映されないフルウエットでの走りは快調で、予選、決勝ともに、ウエットコンディションになれば上位進出が期待される。

    昨年の大会で2位表彰台に立っているカル・クラッチロー(LCR Honda)は13番手に。ドライコンディションだったFP1ではタイムアタック中に前を走る選手が転倒を喫し、その影響でアタックが不発に終わり、悔しい結果となった。2日目のFP3がドライコンディションになれば、Q2進出を賭けて全力で挑む。

    ティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、新しい路面を確認しながらセットアップを進めたが、午後のセッションがウエットコンディションになり、初日は20番手。2日目のフリー走行と予選ではポジションアップを狙う。

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 3番手)

    「週末に向けていいスタートを切ることができました。今日は、ドライとウエット、両方のコンディションで十分に周回数をこなせました。とても満足しています。しかし、決勝に向けて、引き続きタイヤの選択の作業を続けることになります。今日は、午後のセッションもドライで走れると思っていましたが、ウエットコンディションになり作業を続けることはできませんでした、明日は天気がよさそうです。午後のセッションで感じたのは、新しい路面はグリップがいいということです。そのため、とても気持ちよく走ることができました」

    マルク・マルケス (MotoGP 6番手)

    「今日は本当にポジティブな一日でした。ドライコンディションになった午前中のセッションは、とてもフィーリングがよく、強いと感じました。これはとても重要なことです。今日はベースのセットアップからスタートして、とても快適でした。今年はコースが改修されているので、その点も考慮しながらセットアップを進めていきます。セッションをこなすごとにアスファルトがよくなると思うので、もしかすると、いろんなことが変わるかもしれません。ウエットコンディションでもとてもグリップがよくて、昨年より4秒も速くて驚きました。ドライコンディションではまだ滑りやすいポイントはありますが、さらによくなる可能性はあります。明日の天気がどうなるか分かりませんが、すべてのコンディションですでに十分よくなっています」

    ジャック・ミラー(MotoGP 9番手)

    「午後のセッションはウエットからドライへと変化しましたが、コースが濡れているときに走行し、乾き始めてからは、大きなリスクを冒さないようにしました。今日はウエットコンディションでいい走りができていたと思うし、まだまだ改善する余地はたくさんあります。フルウエットの走りにはとても満足しています。路面が乾き始めた中途半端なコンディションでは、セットアップをする意味がありませんでした。とりあえず、今日のセッションでQ2にダイレクトで進出できる可能性があるので、明日のFP3の様子を見たいです。今日は、ドライコンディションでトップ10に入ることがとても重要でした。その目的を果たせました」

    カル・クラッチロー(MotoGP 13番手)

    「総合で13位に終わり、とてもがっかりしています。今日はトップ3で終われる走りをしていたのですが、目の前でスコット・レディング(ドゥカティ)が転び、そのためにアクセルを戻さなければなりませんでした。それで0.6秒を失いました。しかし、これもレース。スコットのせいではありません。明日に向けて作戦を練らなければなりません。しかし、ドライでもウエットでもいい走りができています。明日の朝のフリー走行がドライコンディションになったら、Q2進出を目指し、全力を尽くすことになります。明日のFP3をドライで走れることを願っています」

    ティト・ラバト(MotoGP 20番手)

    「午前中のセッションは、気温も路面温度も低く、新しい路面を理解するのはとても難しい状況でした。特に11コーナーは注意が必要だったので、限界を超えないように走りました。午後のセッションはウエットになり、いいリズムを見いだせませんでしたが、前回のオランダGPよりはウエットコンディションでのマシンの状態はよかったと思います」

    関連:【MotoGP】 第9戦 ドイツGP:ウェットのFP2でエクトル・バルベラが最速

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第9戦 ドイツGP 初日レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第9戦 ドイツGP 初日レポート

    MotoGP 第8戦ドイツGPで、Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、新しく舗装し直された路面を初走行。

    フリープラクティス第1セッションではともにハイペースを披露したが、午後は雨が降り出したためラップタイムを更新することができず、それぞれ2番手と16番手で1日目を終了した。

    マーベリック・ビニャーレスは、ウイークのスタート早々からハイペース走行。そして素早く安定したリズムをつかみ、積極的にタイヤ・テストも進めていった。YZR-M1に絶大な信頼を寄せ、次々にラップタイムを更新しながら繰り返しトップに浮上。最終的に1分21秒637の自己ベストをマークしたが、ライバルが0.038秒上回り、マーベリック・ビニャーレスは2番手となった。

    午後からの第2セッションでも好調は続いたが、にわか雨で濡れた路面に足を取られないよう慎重に走行。太陽がときおり顔を出したもののドライ・ラインを作り出すには至らず、第1セッションのタイムを更新することはできなかった。そのなかでもウエット・コンディションのフィーリングを確かめるために果敢に攻め続けたマーベリック・ビニャーレスは、トップから1.902秒差の20番手。

    一方、バレンティーノ・ロッシは厳しいスタート。第1セッションの序盤はハイペースを見せていたが、マシンにトラブルが発生して遅れてしまう。素早くピットに戻ってスペアマシンに乗り換えたが、ベストラップは1分22秒535に留まり、トップから0.936秒離されて16番手まで後退した。

    バレンティーノ・ロッシの不運は午後も続いた。第1セッションの遅れを取り戻すためにドライ・コンディションを望んでいたが、実際にはまったく逆の状況。ウエット・コンディションのなかでタイムを更新することができず、トップ10入りを逃してしまった。セッションの最後の10分は明るい太陽に恵まれ、最終ラップでベストラップを記録。トップから1.434秒差の15番手でセッションを終えた。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコとジョナス・フォルガーは、ドイツGP初日からスロットル全開。ヨハン・ザルコは総合7番手を獲得し、第1セッションでは3番手に0.184秒差と迫る健闘ぶり。午後のウエット・コンディションでは小さな転倒もあったが、その後もウエットの感触を確かめるために果敢に走行を続けた。

    一方、ザクセンリンクでホーム・グランプリを迎えているジョナス・フォルガーは、トップにコンマ6秒以内の差で総合11番手。第2セッションのウエット・コンディションでは8番手と健闘しており、明日の走行を楽しみにしている。

    Movistar Yamaha MotoGP

    マーベリック・ビニャーレス (初日フリー走行総合2番手/1分21秒637)
    「午前中は好調でしたが、午後はセッティングがつかみきれず、あまり良いところがありませんでした。ウエット・コンディションに苦戦する結果になってしまいましたので、このあともセッティング向上を目指しハードワークを続けます。決勝もウエットになるかもしれませんが、僕らは必ず克服できると信じています。第1セッションではたくさんのタイヤを試してフィーリングも上々。午後はあまり良くありませんでしたが、全体としては順調な一日だったと思っています。明日のフリープラクティス第3セッションが楽しみです」

    バレンティーノ・ロッシ (初日フリー走行総合16番手/1分22秒535)
    「両セッションともペースが上がらず苦戦。とくにウエットではひどかったです。マシン・バランスが今ひとつだからではないかと思います。第1セッション終盤はフロント・タイヤのフィーリングがつかめなくなっていて、ラップタイムが上がらずトップ10に入ることができませんでした。だから明日のフリープラクティス第3セッションは何としても晴れてもらわないと……。そうでなければまた、グリッド後方からスタートすることになってしまいますからね。それと同時に、ウエットでのマシン・バランスも向上させていかなければなりません。路面が新しくなったばかりで走りにくく、いつもならウエットは得意ですが、今日はトップから大きく離されてしまいました。明日に向けて何らかの改善方法を見つけなければなりません」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「ザクセンリンクはわれわれにとって難しいサーキットのひとつです。そして実際に、今日もいくつか問題がありました。マーベリックは午前中のドライ・コンディションで好調で、午後もう一度ドライでデータ収集を行いたいところでしたが、残念ながら雨になってしまいました。もしも午後も晴れていれば、バレンティーノもラップタイムを更新してポジションを上げられたはずなのですが、そうはなりませんでした。しかしそのなかでも、解決すべき課題が見つかったことは収穫です。タイヤについては午前中の走行のなかでフィードバックを得ることができました。このあとは明日のフリープラクティス第3セッションに向けて準備を整えていきます」

    Monster Yamaha Tech3

    ヨハン・ザルコ (初日フリー走行総合7番手/1分21秒973)
    「ドイツGPの初日はとても好調。第1セッションではMotoGPマシンで初めてコースを学び、その最後にはソフト・タイヤを履いて7番手を獲得することができました。ドライ・コンディションではグリップ・レベルもとても良かったし、これで、明日もしも雨になったとしてもQP2に進むことができるので、とてもうれしいです。午後はウエット・コンディションで始まり、途中で乾き始めて、また雨が降り出しました。このときに敢えてコースに出て行ってアスファルトのフィーリングを確かめたんです。このような難しいコンディションのときに、どこまでプッシュできるかわかっていると非常に助かりますし、予想通り、ウエットでも十分に素晴らしかったです。転倒は不運でしたが、ときに避けられないことで、幸い怪我も痛みもないから問題ない。あのあとスペアマシンで走行を続けることで、転倒を克服して自信を取り戻すことができました。ポジションでは目標に届きませんでしたが、自信を取り戻せたことが、今日のなかで最も大きな収穫だと思います」

    ジョナス・フォルガー (初日フリー走行総合11番手/1分22秒175)
    「ドイツGPウイークの初日、今日の成果にとても満足です。第1セッションは絶好調で、これは他のライダーがあまりやらないことですが、ハード・タイヤを履いてトップに0.576秒差まで近づくことができました。午後には雨が降り出してウエット・コンディションになってしまいましたが、このコースの路面は、驚くほどしっかりとグリップしてくれました。でも限界を見つけるのは難しくて、アッセンでは逆にすぐに限界に到達してしまったので、そのときの感覚を思い出し、少し時間をかけて自信をつけてから最大限にグリップを発揮できるよう心掛けました。セッション終盤でフロント周りのセッティングを少し変更したら絶好調。そういうわけでウイーク初日はとてもいい仕事ができたと思います。明日はさらに前へ!」

    関連:【MotoGP】 第9戦 ドイツGP:ウェットのFP2でエクトル・バルベラが最速

  • 【MotoGP】 第9戦 ドイツGP:ウェットのFP2でエクトル・バルベラが最速

    【MotoGP】 第9戦 ドイツGP:ウェットのFP2でエクトル・バルベラが最速

    MotoGP 第9戦 ドイツGPのフリー走行2回目が30日(金)にザクセンリンクで開催され、エクトル・バルベラ(レアーレ・エスポンソラマ・レーシング)が最速タイムを記録した。

    ウエットコンディションとなったフリー走行2回目。エクトル・バルベラは雨が止んでコースが乾き始めたセッション後半に1分28秒115を記録。2番手には0.063秒差でマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、3番手にはダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が続いた。

    4番手にはダニロ・ペトルッチ(オクト・プラマック・レーシング)、5番手にはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)、6番手にはカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)が続いた。

    ドゥカティ・チーム勢はアンドレア・ドヴィツィオーゾが7番手、ホルヘ・ロレンソが10番手だった。モビスター・ヤマハ勢は、バレンティーノ・ロッシが15番手、マーベリック・ビジャーレスが20番手だった。

    2017 MotoGP 第9戦 ドイツGP フリー走行2回目 結果

    Pos. Num. Rider Team Time
    1 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分28秒115
    2 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分28秒178
    3 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分28秒468
    4 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 1分28秒468
    5 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分28秒527
    6 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 1分28秒616
    7 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分28秒753
    8 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 1分28秒988
    9 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分28秒994
    10 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分29秒017
    11 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 1分29秒076
    12 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分29秒321
    13 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分29秒364
    14 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分29秒446
    15 36 ミカ・カリオ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分29秒549
    16 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分29秒586
    17 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 1分29秒774
    18 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分29秒927
    19 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分29秒972
    20 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分30秒017
    21 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 1分30秒017
    22 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分30秒342
    23 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分30秒508
    24 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分30秒559
  • 【MotoGP】 第9戦 ドイツGP:ドヴィツィオーゾがトップ発進

    【MotoGP】 第9戦 ドイツGP:ドヴィツィオーゾがトップ発進

    MotoGP 第9戦 ドイツGPのフリー走行1回目が30日(金)にザクセンリンクで開催され、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)が最速タイムを記録した。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾは1分21秒599を記録。2番手には0.038秒差でマーベリック・ビジャーレス(モビスター・ヤマハ)、3番手には0.190秒差でダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が続いた。

    4番手はアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)、5番手にはアルバロ・バウティスタ(プル&ベア・アスパル・チーム)、6番手にはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が続いた。

    前戦優勝のバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)は16番手タイム、ホルヘ・ロレンス(ドゥカティ・チーム)は12番手タイムだった。

    2017 MotoGP 第9戦 ドイツGP フリー走行1回目 結果

    Pos. Num. Rider Team Time
    1 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分21秒599
    2 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分21秒637
    3 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分21秒789
    4 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分21秒832
    5 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 1分21秒840
    6 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分21秒898
    7 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分21秒973
    8 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 1分21秒992
    9 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分22秒068
    10 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 1分22秒075
    11 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 1分22秒175
    12 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分22秒209
    13 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 1分22秒240
    14 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分22秒336
    15 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分22秒465
    16 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分22秒535
    17 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分22秒593
    18 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 1分22秒612
    19 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分22秒642
    20 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分22秒745
    21 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分22秒888
    22 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分22秒989
    23 36 ミカ・カリオ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分23秒218
    24 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分23秒299
  • 【MotoGP】 ホンダ:第9戦 ドイツGP プレビュー

    【MotoGP】 ホンダ:第9戦 ドイツGP プレビュー

    MotoGP 第9戦ドイツGPが、6月30日(金)~7月2日(日)の3日間、ドレスデン近郊のザクセンリンクで開催される。ザクセンリンクの歴史は古く、1927年に初めて公道を使ったレースが行われ、1961~1972年には、東ドイツGPの舞台となった。そして、90年に東西ドイツが統合されるとザクセンリンクでのグランプリ復活を望む声が高まり、全面改修を受けた1998年にドイツGPの舞台として再び開催。今年で20度目の開催を迎える。

    グランプリが復活した当初のザクセンリンクは、一周3.508kmのショートコース。タイトなコーナーが連続し、ストレートも短く、エンジンパワーをほとんど発揮できないレイアウトだった。

    そのため、2001年にコースの後半部分が改修されて3.704kmへと延長された。さらに、03年にはコース幅を広げる改修が行われ、全長は3.671kmへとわずかに短くなったが、MotoGPマシンのパフォーマンスを発揮できるコースに生まれ変わった。以来、ザクセンリンクは、パッシングポイントの多い白熱した戦いが繰り広げられるサーキットとして、選手たちから好評となっている。

    過去19度の大会でHondaは13勝を挙げている。ザクセンリンクで優勝してきたHondaライダーは、ミック・ドゥーハン、アレックス・バロス、バレンティーノ・ロッシ(現ヤマハ)、セテ・ジベルノー、マックス・ビアッジ。そして、Repsol Honda Teamで12年目のシーズンを迎えるダニ・ペドロサは、07年、10年、11年、12年と過去4勝を挙げている。さらに、MotoGPクラスにデビューした2013年に史上最年少記録でチャンピオンに輝いたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、13年から16年までドイツGP4連勝を達成してファンを喜ばせた。ダニ・ペドロサ、マルク・マルケスのRepsol Honda Teamの両選手が、過去7年連続でドイツGPを制覇してきた。今年は8連覇とHondaとして14回目のザクセンリンク制覇に挑む。

    13年、14年、そして16年とこれまで3度MotoGPクラスのチャンピオンに輝いたマルク・マルケスは、COTAで開催されるアメリカズGP同様、MotoGPクラスにデビューしてからの連続優勝記録を更新している。今年はアメリカズGPに続き、大会5連覇への期待が膨らんでいる。過去、ドイツGPで優勝したマルク・マルケスは、それ以降、調子を上げて勝ち星を重ね、タイトル獲得に大きく前進しており、ここはマルク・マルケスにとって相性のいいサーキットの一つになっている。

    これまでマルク・マルケスは、10年には125cc、11年と12年にはMoto2クラスを制している。そして、13~16年はMotoGPクラスで4年連続制覇と、ドイツGPでは7連勝。2年連続4回目の最高峰クラス制覇を狙うマルク・マルケスにとっては、今季2勝目と大会8連勝を目指す戦いとなる。

    チームメートのダニ・ペドロサも、ザクセンリンクを得意としている。これまで、250ccクラスで2勝、最高峰クラスで4勝を挙げて、自身最多の大会6勝を挙げる相性のいいサーキットだ。過去4年はチームメートのマルク・マルケスが強く、なかなか優勝できていないが、14年、15年と連続2位。“フラッグ・トゥ・フラッグ”となった昨年は、マシンチェンジを行ってから苦戦して6位だったが、今年はマルク・マルケスとともに優勝候補の筆頭。前戦オランダGPは、“フラッグ・トゥ・フラッグ”で13位に終わったが、今大会は、シーズン2勝目と5回目の表彰台を目指す。

    前戦オランダGPで猛烈に追い上げて4位でフィニッシュしたカル・クラッチロー(LCR Honda)は、得意とするザクセンリンクに闘志を見せている。昨年の大会は、“フラッグ・トゥ・フラッグ”となった難しいレースで2位。この表彰台をきっかけに、シーズン後半戦は2勝を挙げる大躍進を果たした。今大会では、2年連続表彰台獲得と今季初優勝に挑む。

    前戦オランダGPを6位でフィニッシュしたジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)も、得意とするザクセンリンクで今季初表彰台を目指します。“フラッグ・トゥ・フラッグ”となった昨年の大会では、マシンチェンジのタイミングをミスしなければ表彰台に立てたレースだった。あれから一年、今年はその雪辱に挑む。今年は8戦を終えてトップ10フィニッシュが5回と大きな成長を見せた。前戦オランダGPでは今季ベストの6位。今大会は、それ以上のリザルトを目標に挑む。

    チームメートのティト・ラバトは、8戦を終えて7回のポイント獲得と安定したレースを続けている。しかし、課題は予選グリッドの悪さ。今大会はフリー走行と予選からスピードを上げ、決勝ではトップ10を目指す。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合4位)

    「ザクセンリンクに行くのを楽しみにしています。これまで我々にとっていいサーキットでした。今年は、路面が新しくなっているので、どう変わったのかを見極めなくてはなりません。グリップは、この数年に比べたら高いと思いますが、前戦オランダGPのように、あらゆる状況に対応できるよう集中しなくてはいけません。ここは好きなサーキットなので、強いレースをしたいです。総合首位のドヴィツィオーゾとわずか11ポイント差。我々にとってはいい状況です。チャンピオンシップは接戦になっているし、これまで通り落ち着いて、そしてこれまで以上にいい結果を残せるようにがんばります」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合5位)

    「ザクセンリンクはシーズンを通して好きなサーキットの一つです。できるだけいいリザルトを残すために準備はできています。路面が改修されたことについては、どう変わったのか予測するのは難しく、いまはなにも期待することはありません。これまで通り、チームとともに正しい方向でマシンのセットアップを行い、あらゆる状況でタイヤのパフォーマンスを引き出せるようにしたいです。ポイントもそれほど離れていないし、日曜日の決勝でいい結果を残すために、金曜日から全力を尽くします」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合9位)

    「ザクセンリンクを楽しみにしています。昨年はチームにとってすばらしいレースになりました。今年も表彰台獲得を目標に全力を尽くします。ザクセンリンクは好きなサーキットです。いい結果を残し、夏休みを迎えたいです。これまでHondaは、このサーキットで好結果を残してきました。今年も再びトップグループで戦うことを目標にがんばります」

    ジャック・ミラー(MotoGP 総合11位)

    「ザクセンリンクをいつも楽しみにしています。このサーキットは独特なレイアウトですが、いつもいい走りができています。昨年のレースは、初めて”フラッグ・トゥ・フラッグ”をまともに経験したレースでした。マシンをチェンジするタイミングを間違えなければ、おそらく優勝できたと思います。ザクセンリンクはタイトなコーナーが続くテクニカルコースです。これまでは、Hondaと相性のいいサーキットなので、今年も楽しみです。また、今大会に割り当てられるタイヤを確認したいです。今年は路面が改修されましたが、我々にとっては未知数です。今週のレースがとても楽しみです」

    ティト・ラバト(MotoGP 総合17位)

    「前戦オランダGPは、最終的にいいレースになったと思いますが、フリー走行と予選があまりよくなかったので、今週のザクセンリンクにも少し不安があります。とにかく、金曜日のフリー走行からいいペースで走れるようにしなければなりません。テクニカルコースのザクセンリンクは、我々Honda勢にとっていいコースだと思うし、そのよさを最大限生かさなければなりません。アッセンでは目まぐるしく変わるコンディションに合わせてセットアップに追われました。今週もこれまで通り、レースに集中していい状態にしていきたいです」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第9戦 ドイツGP プレビュー

    【MotoGP】 ヤマハ:第9戦 ドイツGP プレビュー

    アッセンTTからわずか数日、Movistar Yamaha MotoGPはドイツのザクセンリンク・サーキットに到着した。 先週のアッセンTTで激戦を繰り広げたマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、シーズンの折り返し地点となる第9戦を迎える。

    ランキングトップを4ポイント差で追っているマーベリック・ビニャーレスは、前回のリタイアを埋め合わせるべく、持ち前のポジティブ・マインドで臨む。

    ここザクセンリンクでは、2011年に125ccクラスで、2013年にはMoto3クラスでそれぞれ3位を獲得している。3度目の表彰台を目指す今年は、その頂点が目標だ。

    一方、先週の優勝の喜びさめやらないバレンティーノ・ロッシは、ランキング3位に浮上してトップにわずか7ポイント差と迫り、いつも以上に自信を持ってザクセンリンクに乗り込んできた。これまでにMotoGPでは2002年、2005年、2006年、2009年に優勝、2000年、2003年、2008年に2位、2013年と2015年に3位を獲得している。

    このサーキットは1920年に初めてクローズドの公道コースで車とバイクのレースを開催。MotoGPは1998年から継続して行われており、最近になって路面を新たに舗装し直した。タイトコーナーが多く(左コーナーが10カ所、右コーナーが3カ所)、コース幅が12mの低速コースのひとつだが、毎年、激しい接近戦が多くのファンを引きつけている。

    マーベリック・ビニャーレス

    「ポジティブな気持ちでザクセンリンクに乗り込みました。アッセンでは転倒してしまったけれど、それでもまだ、ポイントでは4ポイントしか離されていません。そのことを忘れてはいけないと思います。だからミスから学び、もう2度と同じことを繰り返さないようにすればいいんです。失敗したからと言って下を向かず、いつも前を見て進んでいきたいです。今は、早くマシンに乗りたくて仕方がないです。目標は表彰台に立つことではなく、もちろん優勝です。そしてチャンピオンシップのトップの座を取り戻すことに集中していきます」

    バレンティーノ・ロッシ

    「アッセンのレースは最高でした! 優勝して表彰台の頂点に立つ気持ちはいつだってファンタスティックです! しかもポイント争いでも大きな収穫を得ることができました。でも次のザクセンリンクのレースについては、まったく予想がつきません。コースが変わればすべてが変わることは、すでに経験済みです。だから僕らとしては、最上の解決策を探り出すために全力で取り組むしか方法はないんです。ザクセンリンクはアッセンとは違うけれど、好きなコースのひとつだから必ずうまくいきます。そのためにベストを尽くします」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)

    「ふたりの明暗が分かれたアッセンTTから直接ザクセンリンクへやって来ました。マーベリックとバレンティーノは、ここで最大限のポイントを獲得するべくモチベーションを高めており、夏休みに入る前にチャンピオンシップのトップに立つことを目標にしています。前回のアッセンではふたりとも非常に好調で、本人たちも十分な手ごたえをつかんでいました。今回も同様に好調をキープして、トップ争いを見せてくれると確信しています。ザクセンリンクはコース幅の狭い低速コース。路面も新しくなっているので、フリープラクティス初日の金曜日からセッティング作業を充実させて手ごたえをつかみたいです」