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  • 【MotoGP】 ヤマハ:第10戦 チェコGP プレビュー

    【MotoGP】 ヤマハ:第10戦 チェコGP プレビュー

    4週間の夏季休暇が終わり、いよいよMotoGPのシーズン後半戦がスタート。Movistar Yamaha MotoGPは今週末、第10戦チェコGP出場のためサーキットへ戻って来る。

    マーベリック・ビニャーレスは第9戦終了時点でランキング2位につけ、トップを5ポイント差で追っている。4週間の休暇を家族や友人と過ごしてリフレッシュし、シーズン後半戦でトップへの返り咲きを目指す。チェコGPでは2013年にMoto3で2位を獲得し、MotoGPでは9位が最高位。

    バレンティーノー・ロッシも、YZR-M1との再会を楽しみにしている。トップから10ポイント差のランキング4位につけており、後半戦での挽回が期待される。1996年にはチェコGPの125㏄クラスでグランプリ初優勝。1999年には250㏄クラスで、2001年には500㏄クラスでそれぞれ勝利をあげた。MotoGPクラスでは2003年、2005年、2008年、2009年に優勝し、2014年と2015年に3位、2016年に2位を獲得して合計14回、表彰台に上っている。

    ブルノで初めてモーターサイクル・レースが行われたのは1930年。それから35年後の1965年にグランプリが開催された。当初は周辺の村々や町の西部を走る13.94kmの公道コースで行われていたが、1980年代になってサーキットを新設。そして1987年、全長5.4 km、6つの左コーナーと8つの右コーナーから成るコースでFIMチェコGPが初開催された。美しい景観と雰囲気の良さに恵まれ、ライダーにもファンにも高く評価されている。

    マーベリック・ビニャーレス

    「夏休みは友達や家族と一緒に過ごし、存分に楽しむことができました。でも今はもう、早くYZR-M1に乗りたい気持ちでいっぱいなんです。シーズン後半戦は今まで以上に厳しい戦いになるので、そのなかでタイトルを目指すのなら、集中力を持ち続けることが大切です。ミスなどする余裕はありません。僕は休みの間もトレーニングを続け、チェコ、オーストリアの2連戦に備えてきました。どちらも大好きなコースなので、きっといい戦いができると信じています」

    バレンティーノー・ロッシ

    「休みの間は十分にリラックスできました。多くの時間を友達と一緒に過ごしたが、そのなかでも、できるだけ早くトレーニングを再開したことで、今は心身ともに絶好調です。このあとはいよいよM1のもとへ帰り、チームのみんなとともに仕事に取り組むのを楽しみにしています。チャンピオン争いの行方は依然として見えていないが、僕らとしては毎回、表彰台を目指してベストを尽くすだけです。ブルノは大好きなコースで、たくさんのいい思い出があります。今週も良いレースをするために、セッション初日から速さを追求していきたいです」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)

    「4週間の休暇の間にしっかり休み、またサーキットへ戻るのをとても楽しみにしています。ライダーたちはこの間にもトレーニングをかかすことなく、シーズン後半戦に向けて準備を整えてきました。とくにこのあとは2週連続でレースが行われるため、体調管理が非常に重要です。ここまで実力伯仲の厳しい戦いが続いており、ランキングのトップ4までがわずか10ポイント差のなかにひしめく接近戦です。残りの9戦は一時も集中力を切らすことはできないし、今回も初日から100%の力で挑んでいかなければなりません。ブルノは雰囲気が素晴らしく、ファンにもライダーにも愛される象徴的なサーキットです。早く戦いの場に戻り、充電を終えて生まれ変わった新たな力を試したいです」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第10戦 チェコGP プレビュー

    【MotoGP】 ホンダ:第10戦 チェコGP プレビュー

    MotoGP 後半戦のスタートとなる第10戦チェコGPが、8月4日(金)~6日(日)の3日間、チェコ第2の都市ブルノで開催される。チェコGPは、1993年にスタートして今年で25回目。チェコスロバキア時代を含めると、今年で41回目という長い歴史を誇る。

    昨年はオーストリアGPからの連戦となり8月中旬に開催されたが、今年は再び、シリーズ後半戦の最初の舞台となった。8月の大会として定着しているチェコGPは、毎年10万人を超える大観衆が、オートモトドラム・ブルノ・サーキットに集まる。

    昨年は、オーストリアGPからの連戦となったため、8万2066人と例年に比べて観客数が減少したが、毎年、最多入場者数を記録してきた。2011年は15万5400人、12年は13万9232人、13年は14万2030人、14年は13万8312人、15年は13万8752人。3日間合計では毎年20万人以上の最多入場者数を記録し、15年は24万8434人にも上った。昨年は18万1705人と減少したが、シーズン後半戦最初の舞台となる今年は、再び、今季最高の入場者数が予想される。

    チェコGPの開催されるオートモトドラム・ブルノ・サーキットは、自然の地形を利用した中高速コーナーが連続するサーキットで、パッシングポイントも多く、毎年、好バトルが繰り広げられる。最大の特徴は、コース中盤に設けられた7つのコーナーで一気に73mを下り、その下った分を最終コーナーに向かうストレートで一気に駆け上がる独特なレイアウト。リズム感あふれる走りが実現するため、選手たちにも好評だ。

    Repsol Honda Teamは過去6年で4勝を挙げている。11年にケーシー・ストーナー、12年にダニ・ペドロサ、13年にマルク・マルケス、14年にペドロサと4連勝を達成。15年は優勝を逃したが、昨年はカル・クラッチロー(LCR Honda)が優勝し、RC213Vのパフォーマンスの高さを証明した。

    シーズン前半戦を総合首位で折り返したマルク・マルケスは、相性のいいサーキットの一つであるオートモトドラム・ブルノ・サーキットで今季3勝目を目指す。過去、ブルノでは、12年にMoto2クラスで優勝、MotoGPクラスでは史上最年少記録でチャンピオンを獲得した13年に優勝した。開幕戦から10連勝を達成した14年は、プレッシャーもあり4位に終わったが、15年は2位、16年は3位と着実に表彰台に立っており、今年はMotoGPクラスで2回目の優勝を目指す。

    チームメートのダニ・ペドロサは、得意とするオートモトドラム・ブルノ・サーキットでの戦いに闘志をかき立てている。このサーキットではこれまで、125cc(03年)と250cc(05年)で優勝。MotoGPクラスでは12年と14年に優勝している。15年の大会はフリー走行の転倒で左足を痛めたことから、決勝では苦戦を強いられ5位。昨年はウエットからドライへと路面が変化していく難しいレースで12位と大苦戦したが、今年は最高峰クラスで3回目の優勝と今季2勝目に期待が寄せられている。

    カル・クラッチローが、昨年、初優勝を達成したブルノに向けて気合を入れている。昨シーズンは、ウエットからドライコンディションへと変化したチェコGPで初優勝を達成した。このレースをきっかけに調子を上げたクラッチローは、その後、表彰台の常連となり、オーストラリアGPで2勝目を挙げる大活躍となった。今年も得意とするチェコGPで今季2度目の表彰台と初優勝に闘志満々。ここからの巻き返しに期待が集まっている。

    鈴鹿8時間耐久ロードレースに出場し、休む暇もなくチェコGPに駆けつけたジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、今季ベストに気合を入れている。昨年の大会は、ケガのため、オーストリアGP、チェコGPと2戦連続で欠場している。今年は2年ぶりのチェコGPとなるが、第8戦オランダGPの6位を上回るリザルトを目指す。

    チームメートのティト・ラバトも、得意とするブルノに気合を入れている。Moto2クラス時代は、14年に優勝、15位は2位でフィニッシュしている。MotoGPクラスにスイッチした16年は難しいコンディションのレースで10位でフィニッシュしているが、今年は今季初のシングルフィニッシュを目指す。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)

    「友人たちと一緒に海に行って休暇を楽しむことができました。それと同時に、夏休みを利用して後半戦に備えてトレーニングも行いました。今年はとてもエキサイティングなシーズンになっていますが、同時に厳しい戦いになっています。常に集中力を保ち、可能な限り最高のレベルでさまざまな状況に適応していかなければなりません。夏休み期間中にブルノでテストができたことは、とてもいいことでした。ブルノはすばらしいサーキットですが、アップダウンに富み、切り返しも多く、とても要求の厳しいサーキットです。テストで得たデータを活かしベストを尽くします。表彰台に立つためにしっかり準備したいです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合5位)

    「4週間という長い期間、レースから離れていましたが、その間、7月中旬にブルノでテストを実施し、後半戦に向けてマシンのセットアップを行なうことができました。天気はよく、2日間のテストはとても有意義なものでした。シーズン後半に向けてトレーニングをしましたが、休養を取る時間もありました。後半に向けていい充電期間となりました。後半戦のスタートとなるブルノは、好きなサーキットの一つで、とてもいい思い出があります。日曜日の決勝では、再び、いい結果を残せるように全力を尽くしたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合10位)

    「長い夏休みとなりました。今年の夏休みは、サーキットを離れ、家族と一緒に過ごすことができました。もちろん、夏休み期間中も自転車トレーニングは続けていました。7月17日には、マルクとダニと一緒にブルノでテストを行いました。テストの目的は、マシンのセットアップの改善とタイヤの選択に取り組むことで、タイムを出すことは最優先事項ではありませんでした。ブルノは、昨年、初優勝を達成したサーキットなので、とても楽しみです。チームとともに100%の走りをして上位を目指したいです。どんなレースになるのか、とても楽しみです」

    ジャック・ミラー(MotoGP 総合12位)

    「鈴鹿8時間耐久ロードレースを終えて、後半戦がスタートします。今週のレースがとても楽しみです。鈴鹿8耐は初めての経験でしたが、とても楽しかったし、MuSASHi RT HARC-PRO. Hondaにはとても感謝しています。レース中にチームに起きた転倒やパンクはとても不運でしたが、完走して4位になるために全力を尽くしました。鈴鹿では、たくさんの時間、マシンに乗っていたので、MotoGPに戻ってもスピードを取り戻すのにそんなに時間はかからないと思います。ブルノは好きなサーキットです。ドライコンディションで楽しいレースウイークになることを願っています」

    ティト・ラバト(MotoGP 総合17位)

    「この夏休みの間に、いろんなバイクに乗ってきましたが、今週末、RC213Vに乗ることを楽しみにしています。なぜなら、MotoGPマシンと比べられるものはないからです。ブルノでは昨年、とても厳しいレースになりましたが、今年のマシンはムジェロでとてもいい走りができたし、ブルノにもあっていると思います。マシンはまだまだ改善を続けなければなりませんが、今大会にむけて自信あがあります。シーズン前半戦はがんばりました。後半戦もチームのスタッフと一緒に全力を尽くします」

  • 【MotoGP】 バレンティーノ・ロッシ、史上最多参戦記録を更新中

    【MotoGP】 バレンティーノ・ロッシ、史上最多参戦記録を更新中

    モビスター・ヤマハ・MotoGPのバレンティーノ・ロッシは、第2戦アルゼンチンGPで69年のチャンピオンシップ史上初となるキャリア通算350戦目に到達。

    レアーレ・アビンティア・レーシングのエクトル・バルベラは、第7戦カタルーニャGPで、史上12人目となる通算250戦目に達成した。

    ドゥカティ・チームのアンドレア・ドビツィオーゾは、フル参戦のデビュー戦となった2002年4月の開幕戦日本GPから前戦ドイツGPまで1戦も欠場せず、連続参戦記録を更新中。

    プル&ベア・アスパルのアルバロ・バウティスタは、欠場しなければ、第12戦イギリスGPで史上13人目となる通算250戦目を迎え、中量級に参戦するトーマス・ルティも第17戦マレーシアGPで大台に乗せる。

    参戦数ランキング~オールクラス

    1. バレンティーノ・ロッシ: 357戦 (最高峰クラス: 297戦)
    2. ロリス・カピロッシ: 328戦 (217戦)
    3. ジャック・フィンドレイ: 282戦 (157戦)
    4. アレックス・バロス: 276戦 (245戦)
    5. ダニ・ペドロサ: 268戦 (190戦)
    6. アンドレア・ドビツィオーゾ: 267戦 (169戦)
    7. アンヘル・ニエト: 265戦 (1戦)
    8. ブルーノ・クノイビューラー: 264戦 (71戦)
    9. アレックス・デ・アンジェリス: 262戦 (61戦)
    10. ホルヘ・ロレンソ: 259戦 (165戦)
    11. ランディ・ド・プニエ: 253戦 (140戦)
    12. エクトル・バルベラ: 252戦 (130戦)
    13. アルバロ・バウティスタ: 247戦 (131戦)
    14. トーマス・ルティ: 242戦
    15. アンソニー・ウエスト: 238戦 (46戦)
    16. ミカ・カリオ: 235戦 (34戦)
    16. シモーネ・コルシ: 235戦
    18. ジャコモ・アゴスチーニ: 231戦 (119戦)
    19. トニ・エリアス: 228戦
    20. フリアン・シモン: 227戦

  • スズキ、新型「GSX‐R1000R ABS」の日本仕様を発売

    スズキ、新型「GSX‐R1000R ABS」の日本仕様を発売

    スズキは、同社を代表するスーパースポーツバイク新型「GSX‐R1000R ABS」の日本仕様を7月28日より発売する。価格は2,041,200円。

    新型「GSX‐R1000R ABS」は、「No.1スポーツバイク」をコンセプトに、GSX‐Rシリーズの特長である、エンジンと車体が調和した「走る・曲がる・止まる」の基本設計を徹底的に見直し、MotoGPで培った技術を採用することでさらに進化させ、高次元でバランスさせた。

    このたび8年ぶりに全面改良した6代目「GSX‐R1000」は、初めて日本仕様を設定した、GSX‐R史上最もパワフルで、最も環境性能に優れたモデルである。

    新開発999cm3エンジンは、MotoGPで開発した技術を取り入れた新機構「ブロードパワーシステム」を採用し、低中速域のパフォーマンスを損なうことなく最高出力を向上させながら、スムーズな出力の伝達と全回転域での強力な加速性能を実現した。車体は空力性能を高め、フレームの軽量化と強度の最適化を図り、エンジンの搭載角度を変更することで、コーナリング性能と操縦性を高めた。レースで開発されたショーワ社製の高性能な前後サスペンションにより高い接地性と吸収性を実現し、フロントブレーキにはブレンボ社製のキャリパーとディスクを装備した。

    また、ライダーをサポートする高度な電子制御として、制動時の姿勢を安定させる「モーショントラック・ブレーキシステム」や、エンジン出力を制御し10段階から選択できる「モーショントラック・トラクションコントロール」などの装備に加え、スムーズな変速を支援するクイックシフトシステムを採用した。さらに、サーキット走行でのアシスト機能として、理想的なスタートの加速を支援するローンチコントロールシステムも採用している。

    新型「GSX‐R1000R ABS」日本仕様の特長として、欧州仕様と同程度の最高出力・最大トルクを実現し、国内専用装備としてETC車載器を標準装備した。
    「GSX‐R1000」は、レース活動で培った最新技術をフィードバックした軽量・高出力な高性能スポーツバイクGSX‐Rシリーズの最上位モデルとして2001年より欧州、北米等で販売を開始した。輸出専用車として、これまでに全世界で累計20万台以上を販売し、「GSX‐R1000」をベースとしたレース車両は、世界耐久選手権で11回のタイトルを含め、スーパーバイク世界選手権、鈴鹿8時間耐久レース、全日本ロードレース選手権など数々のレースで栄光を勝ち取ってきた。

    新型「GSX‐R1000R ABS」の主な特長

    エンジン
    ・新開発999cm3直列4気筒エンジンは、MotoGPで開発した技術を取り入れた新機構「ブロードパワーシステム」を採用。「ブロードパワーシステム」とは、4つの機構の総称で、高回転域での出力向上と低中速域での出力を両立する技術である。
    1)カムスプロケットに内蔵したベアリングが高回転域に遠心力で外側に広がることでカムタイミングが可変する吸気VVT
    2)燃焼効率、スロットルレスポンス、最高出力を向上させる、スズキ二輪車初の電子スロットル
    3)正確なバルブコントロールとエンジンの高回転化を実現する動弁装置
    4)エンジン回転数、スロットルポジション、ギヤポジションに基づいて排気圧を最適化することで、全回転域でトルクを向上させる、3つの排気圧調整バルブ
    ・平成28年国内新排出ガス規制に対応。

    車体
    ・新開発のフレームは全幅を抑えることで空力性能を高め、メインフレーム部分で約10%の軽量化を実現しながら強度の最適化を図った。
    ・エンジンの搭載角度を変更し、前輪の中心からスイングアームの前軸までの距離を短縮することでコーナリング性能と操縦性を高めた。
    ・前面の表面積を縮小したカウリングを完全新設計し、空気抵抗を大幅に低減した。

    装備
    ・レースで開発されたショーワ社製の高性能な前後サスペンション、BFF®(バランスフリーフロントフォーク)とBFRC® lite(バランスフリーリヤクッションライト)を標準装備。
    ・前輪にはブレンボ社製モノブロックラジアルマウントブレーキキャリパーを採用。制動力をより効率的に伝達できるブレンボ社製Tドライブブレーキディスクを量産車向けに改良して装備した。
    ・ABSには、IMU(Inertial Measurement Unit:慣性計測装置)により、フルブレーキ時に後輪が浮くのを抑制する「モーショントラック・ブレーキシステム」を採用。さらに、コーナリング時のブレーキングにおいても、傾斜角度を基準にフロントブレーキ圧を最適化することで、フロントタイヤのグリップ低下を抑止する機能も装備。
    ・10段階から選択可能な「モーショントラック・トラクションコントロール」は、ライダーの好みやライディングスキル、路面状況に応じてエンジン出力をより効率よく路面に伝達することを可能とした。
    ・ライダーの好みに応じて出力特性を3つの走行モードから選択できる「S-DMS(スズキドライブモードセレクター)」を搭載。
    ・クラッチやスロットルの操作をせずに、より機敏でスムーズなシフトチェンジが可能となる、レーサータイプの双方向クイックシフトシステムをスズキ二輪車で初めて採用。
    ・サーキット走行においてエンジン回転数とトルクを制御し前輪が浮くのを抑制することで、より効率的なスタートをアシストするローンチコントロールシステムをスズキの競技車両以外の市販車で初めて採用。
    ・発進時や低回転走行時においてエンジン回転数をわずかに上げる「ローRPMアシスト」や、スタータースイッチを押し続けずにワンプッシュするだけでエンジンが始動する「スズキイージースタートシステム」を採用。
    ・メーター内の表示で動作状況の確認が可能なETC車載器を標準装備。
    ・車体色は、青「トリトンブルーメタリック」、黒「グラススパークルブラック」の2色を設定。

    主要諸元
    最高出力:145kW/13,200rpm
    最大トルク:117N・m/10,800rpm
    車両装備重量:203kg

    SUZUKI GSX‐R1000R ABS

  • 【MotoGP】 ドゥカティ:第9戦 ドイツGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ドゥカティ:第9戦 ドイツGP 決勝レポート

    2017 MotoGP 第9戦のドイツGPがドライコンディションのザクセンリンクで開催された。ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソは、このGPをそれぞれ8位と11位で終えた。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾは予選10番手。4列目からのスタートとなった、安定したペースで走行し、18周目には4位にポジションを上げた。しかし、その後の数周でリアタイヤのパフォーマンスが低下したため、8位でのフィニッシュを余儀なくされた。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾの現時点のランキングは3位。ポイントリーダーのマルク・マルケス(ホンダ)とは6ポイント、2位のマーヴェリック・ヴィニャーレス(ヤマハ)とは1ポイント差にすぎないが、4位のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)とのギャップもわずか4ポイントである。

    チームメイトのホルヘ・ロレンソは、予選で6番時計を記録し、2列目からのスタート。オープニングラップ終了時点では3位だったが、徐々に順位を落としてレース半ばには11番手に後退。その後はポジションの変化はなく、11位でチェッカーを受けた。

    MotoGP世界選手権は、この後1か月間の夏休みに入り、次戦のチェコGPは、8月4日~6日にブルノ・サーキットで開催される。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04 8位)

    「最終的な順位は残念でならない。リアにソフトタイヤを選択したのだが、ドライで走行を重ねていなかったので、あまりデータがないままのチョイスだった。リスクをとったが残念ながら功を奏しなかった。チェッカーが近づくと、いきなりリアタイヤのパフォーマンスが大きく低下したため、かなり苦労させられた。チャンピオンシップは非常に混戦状態になっているので、条件が変わった時にそれに対応するのは必ずしも簡単ではない。ザクセンリンクの週末はなかなか複雑だったが、将来に向けて興味深いポイントも見つかった。マシンについても、タイヤについても理解が深まった。レース中のフィーリングも良かったし、とにかくマシンフィールが良かった。今後の数レースに繋がる発見だと思う」

    ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99 11位)

    「今日のリザルトにはまったく満足できない。最終順位はもちろんだが、ウィナーとのギャップも大きすぎる。ウォームアップが良くなかったので、かなり心配していたが、いざフタを開けてみると相応に良いペースで走行することができた。だが、リアタイヤ左側のパフォーマンスが落ちるとともにペースも落ちた。終盤は加速時にホイールスピンするようになったので、ペースを落とさざるを得ず、9番手争いからも脱落する以外に何もできなかった。アッセンでもザクセンでも、トップグループから大きくタイムを落とすコーナーが2、3カ所あった。これからのサーキットでは、こんなことが起こらないで欲しい。この2戦は単純明快なレースではなかったが、少なくともここザクセンリンクではいくつかのポイントで理解を深めることができたので、今後のレースに活かせると思う。これは収穫だった」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第9戦 ドイツGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第9戦 ドイツGP 決勝レポート

    シーズン前半戦の締めくくりとなるMotoGP 第9戦ドイツGPは、今季3度目のポールポジションを獲得したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、今季2勝目を達成した。フリー走行と予選は、断続的に雨が降る不安定な天候の中で行われたが、決勝日はドライコンディションとなり、ポールポジションから好スタートを切ったマルク・マルケスが、ジョナス・フォルガー(ヤマハ)との一騎打ちを制した。

    序盤はマルク・マルケスが、中盤はジョナス・フォルガーが首位を走行。互いにけん制し合う展開の中で、11周目にトップに浮上したマルク・マルケスは、それから30周のレースで一度もトップの座を譲らず、終盤で一気に突き放した。

    今季2勝目を達成したマルク・マルケスは、この優勝で総合4位から総合首位に浮上し、2年連続4度目のタイトル獲得に向けて後半戦に挑む。またこの優勝で、マルク・マルケスはドイツGPの8年連続ポール・トゥ・ウインという記録を達成した。

    予選3番手から、序盤はマルク・マルケスに続いて2番手を走行したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、5周目にジョナス・フォルガーにかわされて3番手へ。その後、首位のマルク・マルケス、2番手のジョナス・フォルガーからじりじり遅れるが、後続との差をしっかりキープしながら3位でフィニッシュした。今季5度目の表彰台を獲得したダニ・ペドロサは、総合5位は変わらずも、総合2位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)とのポイント差を縮めることに成功した。

    Repsol Honda Teamの2人がそろって表彰台に立つのは今季4度目。後半戦に向けて、上り調子でシーズン前半戦を締めくくった。

    予選4番手から決勝に挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda)は、思うようにペースが上がらず10位、予選13番手のジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は15位、ティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は18位だった。

    マルク・マルケス (MotoGP 優勝)

    「今日の結果にはとても満足しています。ザクセンリンクで行われるドイツGPは、自分にとってとても重要な大会であり、またチャンピオンシップでも、とても重要なレースになると思っていました。チャンスがあればリスクを犯してでも勝利を目指さなければならないし、こうして、25点を獲得して夏休みを迎えられることがうれしいです。この勝利をニッキー(ヘイデン)と彼の家族に捧げたいです。僕はニッキーととてもすばらしい時間を過ごしました。彼は僕の友人であり、彼が事故で亡くなったあと、彼のために優勝しようと誓いました。今日のレースはとても厳しく、接近戦になりました。今日はおそらくダニ(ペドロサ)との優勝争いになると思っていました。それがジョナス(フォルガー)との戦いになり、とても驚きました。彼との戦いはとても厳しいものでしたが、優勝できました。チャンピオンシップは10ポイント以内に4人がひしめき合っています。ダニもそれほど離れていません。これから夏休みを取りますが、後半戦のブルノ(チェコGP)に向けて準備したいです」

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 3位)

    「今日の表彰台にとても満足しています。今週は順調に仕事をこなせたし、すべての状況において、うまくコントロールできました。レース序盤はとてもフィーリングがよく、マルクの後ろで強い走りができました。そのうちリアタイヤのグリップを失い始めましたが、レースは長いし、グリップが低下するのは当たり前のことだと考えるようにしました。ジョナスに抜かれた際、彼をフォローしようとしたのですが、スピニングが激しくとても無理だったので、表彰台に立つためのレースをしようと作戦を変更しました。正直、もう少し強いレースがしたかったのですが、表彰台に立てたことはとてもポジティブでした。チャンピオンシップでは多くの選手との差を縮めました。夏休みの間に2日間のテストがあります。改善しなくてはいけない部分は分かっているので、その部分に集中したいです」

    カル・クラッチロー (MotoGP 10位)

    「このレースが終わったら夏休みになると楽しみにしていたのもあり、今シーズン、最もがっかりしたレースになりました。スタートして3ラップを終えたときに、フロントタイヤの温度がほかのレースに比べて上がりました。その状態でそこからの27ラップ走行しなければなりませんでした。タイヤの空気圧の警告灯が点灯し、2、3回は転倒寸前の滑りを経験しました。今日はバレンティーノ(ロッシ)をパスしましたが、抜き返されてしまいました。レース中盤は、リズムよく乗れました。しかし、10位という結果に終わりました。今回の経験を活かしたいです」

    ジャック・ミラー (MotoGP 15位)

    「フロントタイヤは全く問題なかったのですが、リアタイヤに問題がありました。スタートして3周目くらいからスピニングがひどく、まるで30ラップを走ったような状態になりました。そして左コーナーでは、10周を終えたころからグリップが完全になくなりました。不思議なフィーリングでした。今回はいいレースができると思っていたので、とても残念です。夏休みに向けていいリザルトで終えたいと思っていたので、とても残念です」

    ティト・ラバト (MotoGP 18位)

    「とても気持ちよく走れたFP3と同じ、コンパウンドのタイヤで決勝に挑みましたが、4周か5周を終えたときには、レースを終えたような状態になっていました。アクセルを慎重に開けなければならず、ちょっとでも無理をすれば簡単に転倒しそうでした。そのため、エンジンマップを変えて完走しようと思いましたが、思っていたよりもゆっくりしたペースに制御されペースは上がりませんでした。これからの夏休みを楽しみにしています。後半は強くなって帰ってきます」

    関連:【MotoGP】 第9戦 ドイツGP 結果:マルク・マルケスがポール・トゥ・ウィン

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第9戦 ドイツGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第9戦 ドイツGP 決勝レポート

    MotoGP 第9戦 ドイツGPで、Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、グリッド後方から果敢にペースを上げて着実にポジションを挽回し、終盤では激しいバトルも見せてそれぞれ4位と5位を獲得した。

    マーベリック・ビニャーレスはグリッド11番手から好スタートを切り、順位をひとつ上げてオープニングラップを終了。

    そのあとの6ラップでタイヤを温めてから、上位グループを追って挽回を開始した。そして2ラップをかけて8番手グループとの差を詰め、さらに間を抜けてその先頭まで浮上。14ラップ目には最終コーナー立ち上がりでアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)とダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)に並び、ロング・ストレートの終わりまでに6番手に浮上した。

    その後も追う手を緩めずさらにペースを上げ、16ラップ目には自己ベストの1分21秒903を記録してアンドレア・ドヴォツィオーゾ(ドゥカティ)とバレンティーノ・ロッシに接近。数ラップをかけてライバルの走りを観察したあと、20ラップ目に仕掛けてふたりを次々にパス。これで4番手に上がったあとも最後までハイペースをキープし、バレンティーノ・ロッシに0.727秒差をつけて4位でゴールした。トップとの差は14.253秒。

    一方のバレンティーノ・ロッシは、グリッド9番手から飛び出して一気に6番手までジャンプアップ。すぐさま前の5台に仕掛けていった。後方からはカル・クラッチロー(ホンダ)のプレッシャーを受けるが決して譲らず、6ラップ目には5番手のホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)に迫ると、1ラップ後にはこれをパスし5番手に浮上した。しかしアドバンテージを広げることはできず、ここにドビツィオーゾも加わって激しいバトルへと発展。この間には順位を下げる場面もあったが、ついにはペトルッチをパスして4番手に上がり、集団の先頭へと躍り出た。

    このころ、トップ3台はすでに3秒以上の差を広げていた。バレンティーノ・ロッシは前方のクリアスペースを埋めようと懸命に走るが、同時にドビツィオーゾやマーベリック・ビニャーレスの追撃を抑えなければならず、思うように差を縮めていくことができない。そして最終的にはマーベリック・ビニャーレスに先行を許し、そのまま4位と5位で走り切りチェッカーを受けた。バレンティーノ・ロッシとトップとの差は14.980秒。

    4位を獲得したマーベリック・ビニャーレスはシリーズポイントを124に伸ばしてランキング2位をキープ。バレンティーノ・ロッシはわずか5ポイント差の合計119ポイントで、ランキングは4位となっている。ふたりの活躍により、コンストラクターズ・ランキングでは18ポイントをリードしてヤマハがトップ。またMovistar Yamaha MotoGPは、11ポイントをリードしてチーム・ランキングのトップをキープしている。

    ヤマハ・ファミリーは、Monster Yamaha Tech3のジョナス・フォルガーの2位獲得を祝福する。ホーム・グランプリで大活躍を見せたジョナス・フォルガーは、チームメイトのヨハン・ザルコに続いてサテライト勢のランキング2位。ジョナス・フォルガーとヨハン・ザルコはシーズン前半戦で目覚ましい成長ぶりを見せており、2017年のルーキー・オブ・ザ・イヤーの有力候補でもある。

    MotoGPはこのあと4週間の夏休みに入り、8月の第一周、チェコはブルノ・サーキットでシーズン後半戦を再開する。

    Monster Yamaha Tech3のジョナス・フォルガーが2位獲得の快挙。ヨハン・ザルコも9位と健闘

    Monster Yamaha Tech3のジョナス・フォルガーが、ホーム・グランプリの大観衆の前で見事なパフォーマンス。2位でチェッカーを受け、MotoGP初表彰台を獲得した。グリッド5番手からスタートしたジョナス・フォルガーは6ラップ目、マルク・マルケスをパスしてトップに浮上。そのあとしばらくは互いに激しくポジションを入れ替えながらバトルを展開したが、終盤はジョナス・フォルガーが2番手キープに集中し、ヤマハ勢トップの2位でチェッカーを受けた。

    ヨハン・ザルコはグリッド19番手からの追い上げ。終始、激しいプッシュを続け、着実にポジションを挽回していった。そして残り2ラップでクラッチローのインに飛び込み9番手へ浮上。さらにペースを上げて最後まで走り切り、見事、9位を獲得した。

    次回は4週間後の8月6日、第10戦Monster Energy Grand Prixの決勝がチェコはブルノ・サーキットで開催される。

    Movistar Yamaha MotoGP

    マーベリック・ビニャーレス (4位)
    「今日のレースで、チャンピオン争いに自信を持てるようになりました。グリッド11番手から、オーバーテイクに時間を費やしながらも4位まで上がり、しかもダニにあと少しというところまで迫ることができました。とてもいい戦いができたということだと思います。できるだけ上を目指してポジションを挽回し、今日の場合は最終的に4位まで上がれました。課題はまだ残っていますが、マシンは総合的にとても素晴らしかったと実感しています。アッセンではミスをおかしてしまったにもかかわらず、ランキングでは依然として2位をキープできています。ここまで苦戦することもありましたが、全体的には非常に順調と言っていいでしょう。この好調を維持するためには、これからますますいい仕事をしなければなりません。とくに予選順位を上げて決勝に備えることが重要で、すべては僕らの努力次第です。僕は自分のライディング・スタイルを修正し、体力的にも強くなって、1か月後にまたここに戻って来ます」

    バレンティーノ・ロッシ (5位)
    「非常に厳しいウイークでした。今シーズンはこんなことが何度もありましたが、今回もまたたくさんの試練にぶつかりました。それでも決勝では少し挽回しました。スタートからゴールまでハイペースを維持して走り切り、まずまずのレースができたと思います。表彰台争いができればもっと良かったのですが、今日の5位も素晴らしい結果ですし、チャンピオンシップにとっては貴重なポイント獲得になりました。トップとの差はわずか10ポイントですので、タイトルの行方はまだまったくわかりません。夏休みの間は、始めの2週間は友人たちとゆっくり過ごしながら充電し、そのあとトレーニングを開始します。そして次のブルノには、100%の状態で戻って来ますよ」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「厳しい戦いを承知のうえでチャレンジしていきました。スタート前にはまた空模様が怪しくなっていましたが、ふたりが望むとおり、ドライ・コンディションのままで走り切れるという確信がありました。チームとしての目標は、できるだけ多くのポイントを獲得することです。ふたりはそれを最後まであきらめずに、やり通してくれました。マーベリックもバレンティーノも好レースを展開し、ランキング争いが熾烈を極めるなかで、非常に重要なチャンピオンシップ・ポイントを獲得してくれました。マーベリックは、とくにレース後半で好調ぶりを見せ、着実にペースを上げて11番手から4位まで挽回。バレンティーノは序盤から、とても良かったのですが、4番手まで上がったときには、すでに前の3台がアドバンテージを広げていました。同時に後方からは何度も追撃を受けながら必死でおさえ続け、最後にようやく貴重なポイントを手にすることができたのです。シーズン前半戦は、多くのライダー、多くのコンストラクターが激しいバトルを繰り広げるエキサイティングな展開になりました。そのなかでわれわれは、ライダーとチームのハードワークによって合計4勝をあげ、8回表彰台に上っています。このあとは夏休みをエンジョイして充電します。そして4週間後のチェコGPからまたタイトルをかけて戦いを再開します」

    Monster Yamaha Tech3

    ジョナス・フォルガー (2位)
    「I am so happy! それ以外のことばは見つかりません! それどころか自分でもまだ実感が湧かないんです。でも間違いなく僕がマルコと優勝争いをし、ふたりとも素晴らしいパフォーマンスを見せました。結局、勝てませんでしたが、表彰台に上る力があることを証明できました。最高のフィーリングをつかみ、大きな自信につながりました。これまではヨハンのほうが活躍していて、僕はときどきミスをしてしまったりして、まったくいいところがありませんでした。でも今日はついに、自分のポテンシャルをしっかりアピールすることができました。この喜びの瞬間を大いにエンジョイし、ここで勝ち取った成果を次のブルノに、そして残りのシーズンにつなげなければならないと気持ちを新たにしています。チームのみんなの努力に心から感謝です。夏休みをはさみますが、また僕のヤマハに乗れる日を今から楽しみにしています」

    ヨハン・ザルコ (9位)
    「総合的にはとてもいいレースができたと思います。ウイーク初日は好調。2日目は天候が悪く、フリープラクティス第3セッションでは難しいコンディションのなかで転倒してしまいました。それがそのあとの予選に影響し、19番手からのスタートを強いられました。それでも冷静さを失わず、決勝では1ラップ、1ラップを着実に重ねていき、そのなかで前のライダーをひとり、またひとりと交わしました。終盤はとくにライバルたちが苦戦し始め、逆に僕は調子が上がっていったので、7位か8位まで上がれると思っていましたが、残念ながら、ちょっと距離があり過ぎました。それにザクセンリンクは抜くのが難しいコースなので、集団の後方についてしまうとかなり厳しいんです。それでも最後まであきらめずにベストを尽くし、とてもいい経験ができたと思っています。また、ジョナスの2位獲得もとってもうれしいことです。決勝での彼の走りは本当に素晴らしく、チームの全員にとって最高の結果を手にすることができました」

    エルベ・・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「Monster Yamaha Tech3にとって非常にうれしい結果です。シーズン開幕以来、チームのなかではヨハンのほうが常に好成績を獲得しており、われわれもそれを高く評価してきました。チームとしてしっかり機能するためには強力な両輪が必要なのですが、今までは、どうしても一方だけが強くなってしまっていました。そしてヨハンは、フランスのホームGPで2位獲得の快挙を実現。この時点では、これが2017年のハイライトになると思っていたのですが、今日はジョナスが、まったく同じ方法でわれわれを喜ばせてくれたんです。
    シーズン前半戦を振り返れば、チームにとってはまさに夢のような、予想以上の成功です。この喜びは、とてもことばでは言い表せませんし、ライダーたちへの祝福も十分には伝えきれません。しかし、どうしても、みなさんに聞いてもらいたいことがあります。それはTech3のスピリットを表現する出来事で、ヨハンが誰に頼まれたわけでもないのに、ピットロードに降りて行ってジョナスを抱きしめたことです。このようなことは、われわれもほとんど目にしたことがなく、私は非常に感動し、Tech3チームの強い絆を改めて知ることができました。またTech3からMoto2に出場しているエクトル・ガルゾも表彰式に駆け付けてくれましたし、私自身ももちろん、ジョナスを祝福し、心から感謝しています。でもそれと同時に、オーバーテイクが非常に難しいこのコースで、グリッド19番手から9位まで追い上げたヨハンの活躍も忘れるわけにはいきません。おかげでチャンピオンシップにおいてはランキング6位と7位につけ、ルーキーとして、またサテライト・ライダーとしては1位と2位をキープしています。これ以上に、彼らに何を望めるというのでしょうか。ここまでがんばってくれたTech3チームの全員が、心からリラックスして夏休みを過ごせるよう願っています」

    関連:【MotoGP】 第9戦 ドイツGP 結果:マルク・マルケスがポール・トゥ・ウィン

  • 【MotoGP】 スズキ:第9戦 ドイツGP 決勝レポート

    【MotoGP】 スズキ:第9戦 ドイツGP 決勝レポート

    昨日の雨が上がり、ドライコンディションで迎えたMotoGPドイツGP決勝は、アレックス・リンス21位、アンドレア・イアンノーネは残り6周で転倒、リタイヤとなり、シーズン前半戦最後のレースを、チームスズキエクスターはポイントを獲得できずに終えた。

    朝のウォームアップでは、イアンノーネ、リンス共にフィーリングが良く、イアンノーネ13番手、リンス15番手と健闘し、決勝での巻き返しに期待が掛かる走りを見せる。

    決勝ではイアンノーネがスタートを決め、1周目には何人かのライダーをオーバーテイクしてポジションアップ。その後も安定したハイペースで追い上げを続け、一時はトップ10 に接近するも、25周目に痛恨の転倒を喫し、無念のリタイヤとなった。チームメイトのリンスも同様にポジティブなスタートを切り、7周目までに5ポジションアップし、順調に追い上げを続けていた9周目にコースアウト。その後タイヤのパフォーマンスが落ち、我慢の走りを強いられたまま、21位でチェッカーを受けた。

    次戦8月5日のチェコGPまでの約1ヶ月、チームはデータ分析とさらなる開発、そしてライダーはトレーニングを重ね、残り9戦の後半戦に備える。

    アレックス・リンス (決勝21位)

    「結果は悪かったけど、今週はとても得る事の多い週末だったよ。決勝序盤はペースも良くて、安定したペースで前のライダーを何人かオーバーテイクできたのだけど、途中ミスしてコースアウトし、そこでタイムを大きくロスしてしまったんだ。コースに戻ったけど、タイヤのリアグリップが落ちてしまったためにペースを上げられず、ポジションを回復することができなかった。でも、今週もまた多くの事を学べたし、ドライコンディションで走った予選では、かなり前進もできたので、全体的には満足しているんだ。アメリカズGPでの怪我はほぼ完治しているけど、まだコンディションが100%だとは言い難いので、次戦チェコGPまでの1ヶ月のブレイクで、しっかりトレーニングをし、ブルノには完璧な状態で臨めるようにするよ。」

    アンドレア・イアンノーネ (決勝DNF)

    「転倒してしまって結果には繋げられなかったけど、今週僕らがやってきた仕事はかなりポジティブな方向で、久しぶりに自分らしい走りができたレースだったよ。マシンのフィーリングをきっちり感じることができるようになったから、自分の思うようにコントロールできたしね。ただ予選のポジションが悪かったのが痛かったね。スタートで一気にポジションアップしたかったんだけど、最初の3周位はリアのグリップが悪くてペースが上がらず、思うほどポジションを回復できなかったしね。でもその後のペースはセカンドグループと同じようなタイムだったし、レース終盤にプッシュしすぎて転倒してしまったけど、そこまではタイムもフィーリングもかなり良かったんだ。そういう意味では、今週はポジティブなレースができたと思っているよ。」

    河内 健 (テクニカルマネージャー)

    「非常に残念な結果となってしまいました。アンドレアはこの週末にまたひとつマシンの方に進歩があって、そのお陰で比較的コンスタントなラップタイムで周回できていたのですが、残念ながら残り6周で転倒してしまい、リタイヤという結果に終わってしまいました。しかし今週はポジティブな面もいくつか見つけられましたので、後半戦に向け、さらに改良を進めていきたいと思います。アレックスにとっては、今週は天候が不安定だったために難しいコンディションでしたし、決勝では本人のミスもあったようですが、これもひとつの勉強だと思って、焦らず、じっくり、共に成長していきたいと思います。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)

    「アンドレアの転倒は残念でしたが、今週末はリザルトの数字以上の結果を得ることができた週末だと思っています。不安定な天候だったせいで、予選順位が悪く、後方からのスタートとなってしまいましたが、アンドレアはレース中、攻めの走りで何人かのライダーをオーバーテイクし、積極的にポジションアップしました。攻めて転倒したのなら仕方ないし、攻めることができるようになったことはポジティブだったと言ってよいでしょう。アレックスの方は、タイヤのパフォーマンスが落ちてからのスライドのコントロールが上手くいかず、今日はタイヤのマネージメントに苦しんだようです。スタートも良く、序盤ではポジションも上げ、良いペースで走っていただけに残念ですね。怪我から復帰してからのオランダとドイツの2戦は、どちらも天候の変化が激しく、ライダーにとっても苦労が続いたレースとなってしまいましたが、アレックスの対応力は素晴らしいものでした。これで前半戦が終了して、夏休みになるので、我々も気分を切り替えると共に、前半のデータをしっかりと分析して、後半戦に備えて万全の準備をしていきたいと思っています。」

    関連:【MotoGP】 第9戦 ドイツGP 結果:マルク・マルケスがポール・トゥ・ウィン

  • 【MotoGP】 第9戦 ドイツGP 結果:マルク・マルケスがポール・トゥ・ウィン

    【MotoGP】 第9戦 ドイツGP 結果:マルク・マルケスがポール・トゥ・ウィン

    MotoGP 第9戦 ドイツGPの予選が2日(日)にザクセンリンクで開催され、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が優勝。今季2勝目、ドイツGPでは8年連続となるポール・トゥ・ウィンを達成。2位にはルーキーのジョナス・フォルガー(テック3)が初表彰台を獲得した。

    ポールポジションからスタートしたマルク・マルケスはホールショットを奪った後、一時にトップを奪われるも挽回。後半は底力をみせて突き放して優勝。

    マルク・マルケスは、MotoGPクラスでは2013年から5年連続、125cc、Moto2時代を含めて8年連続のポール・トゥ・ウィンを成し遂げた。チームメイトのダニ・ペドロサも3位表彰台を獲得した。

    2位はジョナス・フォルガー(テック3)。母国グランプリとなったドイツ人ライダーのフォルガーは5番手スタートから一時トップを走行する活躍。最終的に2位でフィニッシュし、最高峰クラスでの初表彰台を達成した。

    4位にはマーベリック・ビニャーレス、5位にはバレンティーノ・トッシとヤマハ勢が続いた。ドゥカティ勢はアンドレア・ドヴィツォーゾが8位、ホルヘ・ロレンスは11位でレースを終えた。

    ドイツGPを終えてマルク・マルケスが129ポイントでランキングトップに浮上。2位にはマーベリック・ビニャーレス(124ポイント)、3位にはアンドレア・ドヴィツォーゾ(123ポイント)、4位にはバレンティーノ・ロッシ(119ポイント)が続いている。

    2017 MotoGP 第9戦 ドイツGP 決勝 結果

    Pos. Num. Rider Team
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    2 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3
    3 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
    4 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    5 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    6 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム
    7 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    8 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
    9 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
    10 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ
    11 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム
    12 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング
    13 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    14 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    15 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    16 36 ミカ・カリオ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    17 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム
    18 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    19 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング
    20 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング
    21 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
      29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
      22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
      8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング
  • 【MotoGP】 ホンダ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第9戦 ドイツGP 予選レポート

    2日連続で不安定な天候となったMotoGP 第9戦ドイツGPは、ウエットコンディションで予選が行われ、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が今季3回目のポールポジション、チームメートのダニ・ペドロサが3番グリッドと、Repsol Honda Teamの2人がフロントローを獲得した。

    両選手がフロントローから決勝に挑むのは第4戦スペインGPに続き、今季2回目となる。

    第3戦アメリカズGP以来、6戦ぶりにポールポジションを獲得したマルク・マルケスは、初日はタイヤテストに集中して6番手だったが、2日目のFP3、続くFP4でトップタイムをマーク。FP4はセッション途中から雨が降ったが、ウエットコンディションでも快調にラップを刻み、その勢いで上位12台によるQ2に挑んだ。

    大粒の雨が激しく路面を叩いたQ1とは対象的に、Q2はフルウエットからセッション終盤にかけて、ライン上がわずかに乾いていく難しいコンディションとなった。その中で、ドライコンディション、ウエットコンディションともに安定した速さを見せたマルク・マルケスがセッション終盤にベストタイムをマークし、今季3回目のポールポジションを獲得した。

    これでマルク・マルケスは、MotoGPクラスでは2013年から5年連続でドイツ大会でのポールポジションを獲得、125cc、Moto2時代を含めて8年連続のポールポジション獲得となった。決勝では、8年連続のポール・トゥ・ウインが期待される。

    チームメートのダニ・ペドロサは、総合9番手でQ2進出を果たし、予選で3番手タイムをマーク、今季3回目のフロントローを獲得した。今大会のダニ・ペドロサは、ドライコンディションではマルク・マルケス同様タイヤテストに集中し、フリー走行では総合9番手となるも、FP4でマルク・マルケスに続く2番手タイムを記録。ウエットコンディションとなったQ2では3番手タイムをマークと、マルク・マルケスとともに優勝候補の最右翼。Repsol Honda Teamとしては、今季2回目の1-2フィニッシュが期待される。

    初日は完ぺきなアタックができず、13番手と出遅れたカル・クラッチロー(LCR Honda)は、2日目のFP3で5番手に浮上。そのあとに行われたFP4でも6番手につけると、ウエットコンディションになった予選で4番グリッドを獲得した。この数戦、予選がうまくいかず、それがレースのリザルトに影響していたクラッチローだが、2列目4番手から決勝に挑む今大会は、今季2回目の表彰台獲得、そして今季初優勝が期待される。

    ジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、フリー走行では14番手。Q1からQ2進出に挑みたが、わずかに届かず3番手に終わり、13番グリッドが確定した。惜しくもQ2進出を逃したミラーだが、ドライでもウエットでも上位進出が期待される。

    チームメートのティト・ラバトは、フリー走行で11番手と、ドライコンディションではまずまずの走りを見せたが、ウエットコンディションとなったQ1では、思うような走りができず24番手に。後方からの追い上げが期待される。

    マルク・マルケス (MotoGP ポールポジション)

    「Q2がウエットで行われることが分かったときに、今日はフロントローに並ぶことを目標にしました。走り始めからフィーリングはとてもよかったのですが、雨が上がり始めていたので、セッション終盤にアタックしようと決めていました。セッション途中に少し混乱があり、(マーベリック)ビニャーレス(ヤマハ)と接触しましたが、幸いにもなにも無くてよかったです。今日は最終的にとてもいいラップを刻めました。ウエットコンディションでしっかりとコントロールするのは難しいだけに、今日の結果にはとても満足しています。今回はいいペースを刻む速いライダーがたくさんいて、チームメートも順調にフロントローからスタートします。明日は雨は降らなさそうですが、ドライでもウエットでもいいペースで走れているので、とても楽しみです」

    ダニ・ペドロサ (MotoGP 3番手)

    「フロントローを獲得できて、とてもうれしいです。なぜなら、このサーキットはコース序盤にタイトなコーナーが続くので、スタートがとても重要になるからです。今日はウエットコンディションでのフィーリングがとてもよかったし、自信を取り戻せたので、とても満足しています。今日はとてもおもしろい予選でした。Q1のタイムは驚くほど速く、厳しい戦いになっていました。一方、Q2はセッション開始から路面が乾き始め、気温も上昇しました。難しい条件となりましたが、フロントローを獲得できて、とても満足しています。ドライコンディションでもしっかり周回数をこなしているし、準備は整っています。いいスタートを切り、1コーナーで積極的に挑み、それからいいリズムをキープしたいです」

    カル・クラッチロー (MotoGP 4番手)

    「最終セクターでミスをしたので、少しフラストレーションを感じる予選になりました。路面が乾き始めていたので、タイヤが消耗していて、また温度も上がっていました。そのため、ウエットコンディションにならないかなと思っていました。最終コーナーの出口で向きが変わらず、0.2秒から0.5秒ロスしましたが、なんとか4番手につけることができました。昨日、13番手に終わったときにはガッカリしましたが、今日のFP3でタイムを上げられて、Q2進出を果たすことができました。明日は、Hondaの1-2-3フィニッシュを狙いたいです。それにしてもダニは、まるでロケットのようでした。明日のレースは、トップグループについていって、いいレースにしたいです」

    ジャック・ミラー (MotoGP 13番手)

    「Q2には進出できませんでしたが、すべてが順調でした。今週はとてもいいペースで走れているし、マシンもすべてのコンディションでいい状態なので、自信を持って決勝に臨めます。ここのレースは、長くて大変です。しかも、どんなコンディションになるかだれも分かりません。しかし、決勝に向けての準備はできています。セッション終盤に激しい雨が降ってきたので、アタックをやめました。Q2に進出するために1分27秒9で十分だと思っていただけに、残念でした」

    ティト・ラバト (MotoGP 24番手)

    「朝のFP3ではとても気持ちよく走れたのですが、ウエットコンディションになったQ1はスリッピーなコンディションで、自信を持って走れるようなセットアップを見つけられませんでした。今日のようなコンディションでは簡単にクラッシュしてしまいます。だからウエットレースでの解決策を見つけなければいけません。でも、ドライではいい走りができたので、その点に関しては満足しています」

    関連:【MotoGP】 第9戦 ドイツGP 予選:マルク・マルケスがポールポジション