カテゴリー: MotoGP

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第12戦 イギリスGP プレビュー

    【MotoGP】 ヤマハ:第12戦 イギリスGP プレビュー

    先週日曜日、ミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリでプライベートテストを行い、好調ぶりを見せたMovistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシ。

    MotoGP 第12戦の舞台となるイギリスのシルバーストンは、YZR-M1の特性と相性の良い高速コーナーで知られており、好成績獲得に期待がかかる。

    マーベリック・ビニャーレスは第11戦終了後すぐに、シルバーストンと自らのライディング・スタイルの相性について興奮気味に話していた。2012年にはMoto3クラスで優勝、2014年にはMoto2クラスで3位、そして昨年はここでMotoGP初優勝を飾った。今年はもちろん、そのトロフィーをもう一度、持ち帰ることが目標だ。チャンピオンシップでは現在、ランキング3位。トップにわずか24ポイント差と迫っている。

    チームメイトのバレンティーノ・ロッシもまた、イギリスのファンに素晴らしいショーを見せようと意気込んでいる。イギリスGPがシルバーストンに戻ってきた2010年は怪我のため欠場したが、2015年に優勝、2014年と2016年はいずれも3位を獲得して表彰台に上っている。

    シーズンのなかでも非常に重要なターニングポイントを迎えていることを自ら意識しており、今回は再び、表彰台の頂点を目指してゆく。シリーズポイントではトップから33ポイント差のランキング4位。ここでのポジションアップも課題だ。

    レイアウト変更と改修工事により刷新されたシルバーストン・サーキットは、7年前にMotoGPの舞台に復帰した。新たに生まれ変わった高速コースは、ライダーからもファンからも非常に愛されている。タイトル争いが激しさを増すなか、60年以上の歴史を持つこのサーキットでは今年もまた、記憶に残る好レースが展開されることになりそうだ。

    ファクトリー・ヤマハのライダーたちは、チームの冠スポンサーであるMovistarとのコラボレーションにより、それぞれのマシンに新しいステッカーを貼ることにしている。マーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシのYZR-M1には、安全運転への意識向上を提唱するMovistarによる活動の一環として”#rodamosjuntos”のロゴが描かれる。このセーフティ・キャンペーンはドライバーとサイクリストの相互の理解と配慮を促進させることを目的に、8月18日から9月9日まで行われる。

    マーベリック・ビニャーレス

    「シルバーストンを非常に楽しみにしています。ここは昨年、MotoGPで初優勝を果たしたサーキットで、私にとって特別な場所なのです。ミサノでのプライベートテストも好調だったので、金曜日に始まるフリープラクティスで、さらにハードワークを続けてベスト・セッティングを追求していきます。シルバーストンはたくさんの高速コーナー、たくさんのシケインがあって、私のライディング・スタイルにぴったり合っていると思います。コース・レイアウトが大好きだし、シーズンのなかでも最高のコースのひとつなので、昨年のような大活躍ができるようベストを尽くして頑張ります」

    バレンティーノ・ロッシ

    「ミサノでのテストのあとにシルバーストンへ向かうことになります。このテストのなかでマシンの状態を向上できるような解決策が見つかったのかどうか、その成果を早く確認したいと思っています。シルバーストンはとても長いコースで、高速での向き換えの場所がたくさんあります。楽しくまた美しいサーキットですが、同時に体力的にとても厳しい場所でもあるので、コーナー進入のブレーキングと高速コーナーでのパーフェクト・セッティングを見つけ出すことが重要。私のライディング・スタイルには合っているので、良い週末になるよう期待しています。表彰台を目指して頑張ります」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)

    「先週の日曜日にミサノでテストを終え、シルバーストンへ向かいます。高速のコース・レイアウトが我々のマシンに良く合っていて、ここ数年、それが実際に成績につながっているので、今年もとても楽しみにしています。ライダーたちにとってもお気に入りのコースで、マーベリックもバレンティーノも優勝経験があり、しかも先週のテストでしっかり走りこんだあとでもあるので、ポジティブな気持ちで自信を持って臨むことができるでしょう。チームもベスト・リザルトを目指して100%の力を注ぎこみます。イギリスのファンに素晴らしいショーをお見せすることはもちろんですが、今回はそれとは別に、重要なメッセージも込められています。Movistarの新たな取り組みの一環として、とくにサイクリストに配慮する安全運転の意識向上を目指し、今回と、次のミサノでは#rodamosjuntosのロゴを描いたスペシャル・カラーを採用します」

  • 【MotoGP】 中上貴晶、2018年にLCR・ホンダから最高峰クラスに参戦

    【MotoGP】 中上貴晶、2018年にLCR・ホンダから最高峰クラスに参戦

    中上貴晶が、2018年にLCR・ホンダからMotoGPクラスに参戦することが発表された。

    20日(日)、「ツインリンクもてぎ2&4レース」の会場において中上貴晶が2018年から最高峰クラスへ昇格することを発表。日本人ライダーのMotoGPクラス参戦は、2014年の青山博一以来、4年ぶりとなる。

    中上貴晶(25歳)は、アルベルト・プーチが指導するMotoGPアカデミーを経て2008年と2009年の2年間125ccクラスに参戦。

    2010年には戦いの場を全日本ロードレース選手権に移し、2011年にはJ-GP2クラスでシリーズチャンピオンを獲得。

    そして、翌2012年から再び戦いの場をMotoGPへ移してMoto2クラスへの参戦。Hondaが進めてきた、世界で活躍するアジア人ライダーを育成する取り組みの一環として、2014年からは元GPライダーの岡田忠之氏が監督する「IDEMITSU Honda Team Asia」に移籍。2016年には、オランダGPでの初優勝を含め、表彰台に4回登壇。今シーズンも、表彰台に3回登壇するなど、第11戦オーストリアGP終了時点で、ランキング7位につける活躍を見せている。

    2018年シーズン、中上貴晶はLCR・ホンダに所属し、Honda RC213Vを駆り上位入賞を目指す。

    中上貴晶

    「4歳の時にポケバイ(ポケットバイク)に乗り始めてから、いつも世界の頂点で戦うことを目標にしてきました。今回、夢の舞台に立つことができるのは、これまで支えてくれた多くの関係者やファンの皆さんのおかげだと思っています。今シーズンは、日本GPを含む7戦が残されています。残りのレースに集中しながら、来シーズンを見据えた戦い方を身につけていきたいと思います。これからも、変わらぬご支援と、応援をよろしくお願いいたします」

    森山克英 (本田技研工業 執行役員 ブランド・コミュニケーション本部長)

    「中上選手が世界最高峰クラスに昇格することを大変うれしく感じています。これは、彼の実績や、真摯にレースに取り組む姿勢と常にアグレッシブなライディングスタイルが評価されたものです。アジアから世界で活躍できるライダーを送り出すことは、日本を含むアジア地域でのモータースポーツの振興に大いに貢献できると考えています。新たな世界でさらに活躍し、多くの若者の目標となるグランプリライダーに成長してくれることを願っています」

    野村欣滋 (ホンダ・レーシング社長)

    「中上選手には2018年も引き続き、ホンダ・レーシングの契約ライダーとして、持てる情熱とライディングスキルをいかんなく発揮し、日本はもとよりアジア地域の多くの若者たちの目標となるライダーとして活躍してくれることを願っています。夢の実現を大きな力にして、大勢のファンに感動を与えられるトップライダーに成長してくれることを期待しています」

  • 【MotoGP】 ツインリンクもてぎ、日本GPの開催契約を2023年まで延長

    【MotoGP】 ツインリンクもてぎ、日本GPの開催契約を2023年まで延長

    MotoGP 世界選手権シリーズを統括するドルナスポーツ社と、同シリーズの日本グランプリを主催・運営する株式会社モビリティランドは20日(日)、ツインリンクもてぎで開催されている「ツインリンクもてぎ2&4レース」の会場において、2019年から2023年までの開催契約を締結したことを発表した。

    ツインリンクもてぎでは、1999年の初開催以来18年連続でMotoGP 日本GPを開催しており、今年は10月13日(金)~15日(日)に開催される。

    カルメロ・エスペレータ (ドルナスポーツ社 CEO)

    「ツインリンクもてぎの20周年を祝う場所で、新たな契約の発表が出来ることを心から嬉しく思います。ツインリンクもてぎはHondaのホームコースであり、さらに日本グランプリはヤマハ、スズキなどMotoGPの中心となるメーカーにとってもホームグランプリであることから、チャンピオンシップの中でも、もっとも重要な大会の一つと言えます。この大会を継続的に開催することで、我々はモビリティランドとともにMotoGPシリーズの価値をさらに高めていきたいと考えています」

    山下晋 (株式会社モビリティランド 取締役社長)

    「ツインリンクもてぎ20周年の節目となる年に、フラッグシップレースであるMotoGP 日本グランプリの継続開催を発表できることを、主催者として大変嬉しく思います。日本グランプリを継続して開催することは、レースを楽しみにご来場いただくファンの皆様にとってはもちろん、このレースに関わるメーカーの皆様にとっても大変重要であると考えています。厳しい環境ではありますが、このステージを安定的に提供することで、モーターサイクルスポーツ文化の発展に寄与していきたいと考えています。この度、日本開催の重要性を理解し、延長契約に向け力強いサポートをしてくれたドルナスポーツ社に感謝いたします」

  • 【MotoGP】 ドゥカティ:第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ドゥカティ:第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    2017 MotoGP 第11戦のオーストリアGPがレッドブル・リンクで開催され、ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾが印象的で記憶に残るパフォーマンスでこのレースを制した。

    予選2番手、フロントローからスタートを切ったドヴィツィオーゾは、常に先頭グループを走行しつつ、18周目に首位に立った。

    その後、一時的にマルク・マルケス(ホンダ)にオーバーテイクされたものの、22周目に再逆転。最終ラップの最終コーナーでは、マルケスが最後のアタックをかけてきたが、これを巧みに退けて首位のままチェッカーを受けた。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾは、これで今季3勝目。25ポイントを追加してランキング2位にポジションを上げた。首位のマルケスとは16ポイント差に迫っている。

    ホルヘ・ロレンソも素晴らしいレースを見せて4位でフィニッシュした。フロントローからスタートしたロレンソは、オープニングラップで首位を奪い、マルケスとドヴィツィオーゾを引き連れて周回。11周目までラップリーダーを務めたが、ドヴィツィオーゾにパスされた後、2台のホンダにもオーバーテイクされた。しかし、その後の追撃は許さず、着実に4位でチェッカーフラッグを受けた。ロレンソはこれで今季通算79ポイント。ランキング7位につけている。

    第12戦英国GPは、2週間後の8月25~27日にシルバーストン・サーキットで開催される。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) 1位

    「クレイジーなレースだったが、週末を通して信じられないような展開だった。特に最終ラップの最終コーナーは、マルケスが最後のアタックをかけてくると予想していたので、冷静に対処できたと思う。マルクがコーナー出口で進路を塞いで来たら、僕は行き場所を失って彼に譲るしかないという難しい状況だった。しかし、何とか彼のアタックを退けて勝利を掴むことができた!自分のパフォーマンスだけでなく、チーム一丸となったマネージメントにも満足感を覚えている。タイヤチョイスが難しいサーキットだが、僕たちは完璧な選択をすることができた。レースも素晴らしく、チャンピオンシップでも差を詰められた。タイトルを狙う準備は整っている」
     

    ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) 4位

    「個人的には今季のベストレースだと思う。フロントローからスタートして、11周にわたって首位をキープできた。最終的にはウィナーとのタイム差も6秒ほどだった。3周目以降は燃料消費をコントロールするためにマップを変更したため、若干パワーを落とさざるを得なかった。おかげで、ストレートでライバルに大きく遅れを取ってしまった。リアタイヤの右側が消耗して、首位グループについて行けなくなった。だが、レース毎に状況が良くなっている。自信を持ってライディングできるようになっているうえ、マシン・ポテンシャルを引き出すこともできている。あとコンマ数秒で優勝を狙える位置に行けるので、満足すべき状態だ。今日は非常に難しいレースだったが、アンドレアは優勝にふさわしいパフォーマンスを見せてくれた。おめでとう!」

    ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー)

    「戦術的にも、タイトル争いの点で言っても、アンドレアは本当に素晴らしいレースを見せてくれた。最終ラップの最後のふたつのコーナーの戦いを制して掴んだ勝利だ。観ていた私もアドレナリンが体中を駆け巡った。ドヴィは素晴らしい仕事をした。完璧なレースだった。ホルヘも良い仕事をしてくれた。序盤の11周を首位で走行して、最終的に4位でフィニッシュした」

    関連:【MotoGP】 第11戦 オーストリアGP 結果:ドヴィツィオーゾが今季3勝目

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、28ラップで行われたオーストリアGP(スピールベルグ・サーキット)でリア・グリップ不足に苦しめられ、それぞれ6位と7位となった。

    好スタートを切ったマーベリック・ビニャーレスは、グリッド・ポジションの4番手を維持して第1コーナーへ進入する。

    3ラップ目にはバレンティーノ・ロッシをとらえて前に出たがすぐに抜き返され、次のラップの第1コーナーで再び仕掛けるも、ここで大きくはらんでしまい7番手まで後退した。

    このミスに慌てることなく、冷静に走行を続けたマーベリック・ビニャーレスは、残り15ラップでもう一度バレンティーノ・ロッシに追いついて7台の大集団に加わることとなる。第1コーナーでバレンティーノ・ロッシがはらんで遅れる間に6番手へ浮上し、5番手のヨハン・ザルコを追う展開となった。そして後方から懸命にプレッシャーをかけ続けたが最後まで前へ出ることはできず、6番手でチェッカーを受けた。トップとの差は7.447秒だった。

    一方、グリッド7番手からバレンティーノ・ロッシはスタートする。5番手で第1コーナーに進入し、さらにマーベリック・ビニャーレスをパスして4位に上がった。その後の数ラップはトップ3を追いかけながら、後ろからくるマーベリック・ビニャーレスの追撃に耐える時間帯となる。

    8ラップ目になってM・マルケスに追いついて仕掛けていったが、背後に続いていたヨハン・ザルコとラインが交錯する間にD・ペドロサにも抜かれて6番手へ後退する。さらに残り15ラップでは第1コーナーで大きくはらんでしまい、マーベリック・ビニャーレスに先行を許して7番手となった。そのあとはマーベリック・ビニャーレスについて行こうと懸命にプッシュを続けたが、コンスタントにハイペースをキープすることが難しくなったため、終盤は7番手キープに切り替えてそのままゴールした。トップとの差は8.995秒となっている。

    この結果、マーベリック・ビニャーレスはランキング3位に後退し、トップとの差は24ポイント。バレンティーノ・ロッシがこれを9ポイント差で追いかけている。チーム・ランキングではMovistar Yamaha MotoGPが、トップから22ポイント差で2位をキープした。またコンストラクターズ・ランキングでは、ヤマハとホンダがともに211ポイントでトップタイとなる。優勝回数もともに4回で並んでいるが、2位獲得回数ではヤマハがひとつリードしている。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコが目覚ましい活躍をみせ、ヤマハ勢トップの総合5位を獲得し、サテライト勢ではトップに立った。
    ザルコは予選6番手、グリッド2列目からスタートする。すぐさまトップグループに加わり、6ラップ目にはラップレコードを更新する勢いを見せ、終盤ではマーベリック・ビニャーレスの追撃を抑えきって今季6度目となる5位を獲得した。

    一方、今日、24回目の誕生日を迎えたジョナス・フォルガーは、6位入賞を目指して決勝に臨んでいたが、3ラップ目にテクニカル・トラブルが発生してリタイアする。グリッド13番手からロケット・スタートを決めて順調にペースを上げていたが残念な結果に終わる。

    チームは来週日曜日、8月20日にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリでプライベート・テストを行う予定である。その2週間後にはイギリスはシルバーストンで第12戦に臨む。

    マーベリック・ビニャーレス (6位)

    「レース中リアタイヤのグリップ不足に悩まされ、バレンティーノとの競り合いのなかで大きくはらんでしまいました。何とか気持ちを落ち着けて、タイヤを最後まで持たせることだけを考えるようにしましたが、難しかったです。他メーカーのライバルたちだけではなく、ザルコにもついて行くことができませんでした。タイトル争いを続けるためには、ハードワークが必要になると思います。次のシルバーストンは大好きなコースのひとつで、毎年楽しみにしています。コースレイアウトもとても気に入っているので、トップを狙っていきます」

    バレンティーノ・ロッシ (7位)

    「10ラップ目か12ラップ目くらいから問題が出始めました。リアタイヤに負担をかけ過ぎたせいでグリップが大幅に低下してしまい、マシンのパフォーマンスもスピードも上がらなくなってしまいました。そこからはマシン・コントロールが難しくなり、私自身もブレーキングでミスをしてしまいました。レース後半はこのようにグリップ不足に苦しむことになり、ハイペースをキープすることができなくなりました。ここまで懸命に仕事に取り組んできただけに残念ですが、これはどうやら、ヘレスやバルセロナで経験したことと同じ問題です。リアタイヤを使い過ぎるとスピードが上がらなくなり、レース後半がもっと苦しくなってしまうのです。機械的にも、電子制御についても、より一層、努力が必要であることは間違いありません」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)

    「難しいレースになることは予期していました。とくにタイヤに厳しい展開でした。午前中のフリープラクティスを終えた時点で、リアにハード・コンパウンドを選択しましたが、これが期待通りに働いてくれなかったのです。序盤は順調で、マーベリックもバレンティーノもトップ争いに絡んでいくことができました。しかし10ラップ目くらいからリアタイヤのグリップが低下し、このことが最終的に、ポイントにも響くことになってしまいました。このように難しい状況のなかでも、ライダーたちは本当によく頑張って、それぞれ6位、7位と、出来得るなかでの最高の順位を獲得してくれました。われわれチームとしては、より一層ハードワークに取り組み、次のシルバーストンまでに問題解決を目指します。来週末にはミサノでプライベート・テストを予定しています」

    ヨハン・ザルコ (5位)

    「最高にうれしい日曜日になりました。5位という結果に満足しています。午前中のウォームアップ・セッションがあまりうまくいかなかったので、決勝についても少し心配があったのですが、午後になって気温が上がったことが良かったようです。今までで最高に暖かくなったので、ソフト・コンパウンドがベスト・チョイスになりました。フィーリングがとても良く好調に走れていましたが、そのなかでも、グランプリには何が起きるかわからないという考えも最後まで残っていました。いずれにしても、好スタートを切って1ラップ目から攻めていくことができました。そして5ラップ目くらいからはどんどん調子が上がっていきましたが、オーバーテイクはなかなかできませんでした。ようやく5番手に上がったころにはタイヤのグリップがちょっと落ちてきたので、それに対応することに集中することになりました。ロレンソを抜いて4番手に上がりたかったのと同時に、後ろからビニャーレスがプレッシャーをかけてきていたので、何とか抑えきって5位を獲得したいという気持ちもありました。最終的には納得のいく順位でゴールし、ランキングでもまた5位に上がることができました。貴重なチャンピオンシップ・ポイントにつなげることができて自信にもなりました。トップライダーたちとのバトルはとてもエキサイティングです」

    ジョナス・フォルガー (リタイア)

    「非常に難しいレースウイークであったことを認めなければなりません。今回、ニューシャシーを試したのですが、それがこのコースに合っているかどうか確信が持てないまま、最終的にはとうとうコース自体に対して自信がなくなっていったのです。それでも午前中のウォームアップ・セッションでは、ユーズド・タイヤを履いていたので順位はあまり上がらなかったものの、とてもいいフィーリングを得ることができたのです。そしてそのあとの予選でも、タイムを見る限り決して悪くありませんでした。そういうわけでかなり自信を取り戻して決勝に臨みましたが、マシンに問題が出てリタイアすることになってしまいました。きっといい仕事ができる、ポイントも獲得できると感じた矢先だったので残念です。起こったことを分析し、二度と同じことにならないようにしたいと思います」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)

    「非常に熾烈なトップ争いが展開され、Monster Yamaha Tech3がレース中盤まで、その一員として戦えたことを誇りに感じています。ヨハンの走りは本当に素晴らしく、厳しい状況のなかでふたりのヤマハ・ライダーをパスし、またラップレコードを更新しました。マーベリックとバレンティーノはハード・コンパウンドのタイヤを使用しました。私たちはソフト・コンパウンドを選択していたので後半は苦しくなるだろうと考えていましたが、ヨハンは見事にタイヤを温存し、ヤマハ・ファクトリーのふたりを抑え込んだのです。ヨハンの成績はここまで、サテライト勢トップとルーキー勢トップをキープしています。そして今日はヤマハ勢トップの5位を獲得し、貴重な11ポイントを加算してヤマハのコンストラクターズ・ポイントに貢献することができました。厳しい状況のなかでマーベリックとバレンティーノのプレッシャーに耐えたヨハンを誇りに思います。ジョナスに対してはとても申し訳なく思っています。前回のチェコGPが残念な結果に終わったあと、今週はそれ以上に厳しい状況になっていました。決勝では好スタートを切って順位を上げていったので、トップ8を狙っていけるのではないかと考えていました。ところが不運にもブレーキに問題が出てしまいました。このようなことは今までに一度も経験したことがなく原因がまだわかっていません。これからブレンボのスタッフと協力して究明していかなければなりません。今日はジョナスの誕生日なので、好成績で祝いたいと思っていましたが、このような結果になりとても残念です。彼自身は十分に調子が上がってきているので、辛かったことは早く忘れ、誕生日を楽しく過ごしてもらいたい。次のシルバーストンではふたり揃って上位を競えるよう期待しています。夏休みが終わってチャンピオンシップが再開してから大変な状況が続いており、チームの全員に感謝します。次まで少しリラックスして、より一層、強くなって戻って来たいと思います」

    関連:【MotoGP】 第11戦 オーストリアGP 結果:ドヴィツィオーゾが今季3勝目

  • 【MotoGP】 スズキ:第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    【MotoGP】 スズキ:第11戦 オーストリアGP 決勝レポート

    先週のチェコGPから連戦開催となったMotoGP オーストリアGPは、イアンノーネがフリー走行、予選でポジティブなパフォーマンスを見せ、決勝に期待が掛かったが、決勝は予想以上のタフなレースとなり、11位でゴール。

    序盤はトップグループに食い込むアグレッシブな走りを見せるも、中盤からペースをキープできず、ポジションを落とし、我慢の走行に。

    チームメイトのリンスは、序盤のコースアウトにより一旦最後尾までポジションを落とすも、その後数台をオーバーテイクし、16位でチェッカー。イアンノーネ、リンス共に、悔しさの残る週末となった。

    アンドレア・イアンノーネ (決勝11位)

    「決勝の結果自体は良くなかったけど、この週末は前向きな要素も多かったし、トップとのギャップも縮めることができたから、全体的にはポジティブなウィークだったよ。決勝はタイヤが消耗してからは、また苦戦するだろうと予測がついていたけど、予選やフリー走行ではトップタイムと僅差だったし、今週はGSX-RRのポジティブなパフォーマンスを見せることができたと思うんだ。まだまだ改善されるべきことはたくさんあるし、必ず改善されるだろうとは思っているけど、そのためには努力を続ける必要がある。でもスズキのエンジニアやチームスタッフが一緒に頑張ってくれているから、僕もベストを尽くすのみさ。この2戦で色々確認できたことも多かったから、このフィードバックが必ず今後のレースに役に立つはずだし、決勝でのタイヤマネージメントも、制御系やシャーシのセットアップで、まだまだ良くしていくことができると思っている。少なくともブレーキングに関しては以前よりかなり良くなったし、レース毎に進歩していることは確かだからね。」

    アレックス・リンス (決勝16位)

    「決勝はあまりうまくいかなかったよ。スタートは悪くなかったんだけど、大勢のライダーの中に埋もれてしまって、順位を落としてしまった。その後、他車にぶつけられてコースアウトしたために、その遅れを取り戻すためにプッシュしすぎて、タイヤをうまく温存できなかったんだ。数台オーバーテイクするのが精一杯だったけど、とにかく決勝をきっちり完走することができたことで、色々なデータを得ることができた。このサーキットは思った以上に苦労し、期待した結果を残せなかったけど、この週末に得た成果は大きかったので、これをまた次に繋げていけるようにするよ。」

    河内健 (テクニカルマネージャー)

    「チェコGP後に1日テストを行い、そこで試したアイテムがアンドレア、アレックス共に好結果だったので、正直、ここレッドブルリンクではもう少し上を期待していました。アンドレアは出だしも良く、レースタイヤでも良いペースで周回できていたので、決勝に期待していたのですが、残念ながら期待より低い結果で終わってしまいました。まだ色々と問題があることが明らかになったので、引き続き改善を続けていきます。アレックスは今週ずっと苦戦気味で、徐々にペースは上がってきてはいたのですが、もう一歩上まで上げることができませんでした。これも勉強だと思い、このデータを次に繋げていくようにします。次戦イギリスGPは、私たちが昨年初優勝を遂げたシルバーストンなので、開発を継続し、少しでも良い結果を出せるように頑張りたいと思います。」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)

    「今週末は、タフなレースになるであろうことは予想しましたが、金曜のスタートがさほど悪くなかったので、正直もう少し上の結果を期待していました。決勝はトップグループでレースが出来るかも知れないと期待を持ちましたが、逆に、まだまだ足りない部分が明白になりました、しかしながら、アンドレアはこれまでのレースと比較すると、かなりマシンのフィーリングが良くなっていましたし、決勝ではトップ10には入れなかったものの、方向性がかなり見えたので、今後さらに改善を続けていきたいと思っています。アレックスはスタート直後の1コーナーで他車と接触があり、コースアウトしてしまったために、我慢を強いられる追い上げレースとなってしまいましたが、彼にとっては学ぶべきことが多かったレースだったのではないかと思います。レースは決勝の結果が全てですが、彼にとってはまだ成長の過程なので、ひとつひとつのレースが次のステージへのステップになるでしょう。次戦シルバーストンは、昨年我々が強いレースを見せることができたサーキットなので、今年もポジティブなレースにしたいですね。」

    関連:【MotoGP】 第11戦 オーストリアGP 結果:ドヴィツィオーゾが今季3勝目

  • 【MotoGP】 第11戦 オーストリアGP 結果:ドヴィツィオーゾが今季3勝目

    【MotoGP】 第11戦 オーストリアGP 結果:ドヴィツィオーゾが今季3勝目

    MotoGP 第11戦 オーストリアGPの決勝が13日(日)、レッドブル・リンクで行われ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)が優勝した。

    28周のレース。オープニングラップでは3番グリッドからスタートしたホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ・チーム)が首位に浮上。マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が追いかける展開。

    中盤、ロレンソのミスを突いてマルケスが首位に浮上。モビスター・ヤマハ勢もコースアウトを喫して順位を落とす。

    一時はマルク・マルケスもミスを喫し、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)に首位を奪われるが、オーバーテイクを成功させて再び首位を取り戻してレース後半へ。

    そこからはマルケスとドヴィツィオーゾが抜きつ抜かれつの大接戦を展開。その後ろにはダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ・チーム)がピッタリとつけてチャンスを狙う。

    勝負は最終ラップの最終コーナーまで続いたが、最終的にアンドレア・ドヴィツィオーゾがトップでチェッカーを受けて今季3勝目。2位にはマルク・マルケス、3位にはダニ・ペドロサが続き、ホンダ勢が3戦連続で表彰台を獲得した。

    以下、ホルヘ・ロレンソ、ヨハン・ザルコ、マーベリック・ビニャーレス、バレンティーノ・ロッシ、アルバロ・バウティスタ、ロリス・バス、ミカ・カリオがトップ10入りした。

    今回の結果により、アンドレア・ドヴィツィオーゾはランキング2位に浮上。ランキング首位のマルク・マルケスとの差を16ポイントに縮めた。

    「今日は本当に嬉しい。まず、チームに感謝している」とアンドレア・ドヴィツィオーゾはコメント。

    「今週末はとても難しかった。今、ドゥカティは本当に調子がいい。新しいフェアリングも入れてくれたし、マシンは徐々に良くなっている」

    「今回は自分のなかでレースをマネジメントすることができた。それはとてもポジティブなことだ。最終ラップでマルクが真後ろについているのはとても不安だったけど、なんとか自分が常に前にいることだけを考えてきた。彼はブレーキングでかなり突っ込んできたね」

    「今回で3勝目だ。本当に嬉しい結果だ」

    2017 MotoGP 第11戦 オーストリアGP 決勝 結果

    Pos. Num. Rider Team Gap
    1 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム –
    2 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム +0.176
    3 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム +2.661
    4 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム +6.663
    5 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 +7.262
    6 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP +7.447
    7 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP +8.995
    8 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム +14.515
    9 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング +19.620
    10 36 ミカ・カリオ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング +19.776
    11 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター +20.101
    12 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング +25.523
    13 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ +26.700
    14 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム +27.321
    15 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ +28.096
    16 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター +32.912
    17 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング +34.112
    18 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング +36.423
    19 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS +42.404
    20 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ +52.492
      43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 9Laps
      9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 22laps
      94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 25laps
      44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 26laps
  • 【MotoGP】 ホンダ:第11戦 オーストリアGP 予選レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第11戦 オーストリアGP 予選レポート

    MotoGP 第11戦オーストリアGPの予選は、午前中のフリー走行でトップタイムをマークしてQ2に進出したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、予選でも快調にラップを刻み、3戦連続今季5度目のポールポジション(PP)を獲得した。

    初日のフリー走行は、決勝に向けてさまざまなことにトライし、ミスもあって7番手だったが、2日目のFP3でトップタイムをマークしてQ2進出を決め、その後のFP4でもトップタイム。完ぺきな仕上がりをみせた。そしてQ2でもライバルを寄せ付けない速さでPP獲得となった。

    これでマルク・マルケスは、世界選手権125cc時代から通算70回目のPP獲得となり、史上最多記録を再び更新した。

    昨年の大会は、マシンのセットアップに苦しんで5位。表彰台に立つことができなかった。今年は前戦チェコGPで今季3勝目を達成。今大会は、昨年の雪辱と今季4勝目の期待が膨らむ。

    チームメートのダニ・ペドロサは、FP3でタイムを更新できず、初日の3番手から14番手へとポジションを落とした。そのためQ1からのチャレンジとなり、このセッションで2番手タイムにつけてQ2進出を果たした。しかし、Q1を走っているためにタイヤをセーブしなくてはならず、Q2では100%のアタックができず8番手に終わった。しかし好調な走りは変わらず、決勝では3戦連続の表彰台獲得と、マルケスとの1-2フィニッシュが期待される。

    カル・クラッチロー(LCR Honda)は9番手タイムでQ2進出を果たすが、FP3の転倒の影響で100%の走りができず、予選は9番手に終わった。加えて、2カ所しかない左コーナーの攻略に苦戦し、攻めの走りをすることができなかった。しかし、このコースを得意とするだけに、決勝では追い上げのレースに挑む。

    ジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、ストレートの加速に苦戦して19番手、チームメートのティト・ラバトは、タイヤのパフォーマンスをうまく引き出せず24番手。ともに追い上げのレースに挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)

    「このサーキットでは、第1コーナーがとても重要になるので、ポールポジションを獲得できて本当にうれしいです。また今日の時点で、昨年よりもよくなっていることもうれしいです。マシンについては本当によく前進してきたと思います。エンジンは既によかったのですが、ウイリーが生じてしまうため、その改善に取り組くできました。 今ではマシンの感触はずっとよくなっています。 また、このレースに向けても十分に準備をしてきました。ブルノで月曜日に実施したレース明けのテストでは、このトラックに焦点を当てていろいろなセットアップにトライしてきました。そのため金曜日の朝からいい状態でスタートすることができました。今はタイムがとてもいいように思えるのですが、いつものように大切なのはレースです。 私たちはまた全力で挑みますが、とにかく正しいタイヤ選択をすることがとてが大切になります。 今日はソフトとハードのリアで作業したので、明日のウォームアップではおそらくミディアムを試します。その上でタイヤ選択をします」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 8番手)

    「今日はFP3で思うように走れませんでした。セッションの最後にリアにソフトタイヤを入れたのですが、スピニングがひどく思ったようなタイムを出すことができませんでした。FP4ではミディアムのリアタイヤだったのですが、ペースもよくなり、Q1では速いラップタイムを出すこともできました。Q2に進出することができたのですが、その時点で新しいタイヤセットで走行に出ていくだけの十分なタイヤが残っていませんでした。ユーズドと新しいタイヤのミックスで少し走行をして、順位もいくぶん取り戻せたものの、いいグリッドを獲得するには足りませんでした。最初の3コーナー目までに上位に出るためには、いいスタートを切ることが大切です。決勝ではどのリアタイヤにするかまだ決まっていません。明日の天候と気温を確かめてからになります」

    カル・クラッチロー(MotoGP 9番手)

    「ここまでは、うまくいっている週末とは言えません。今朝のFP3で転倒してしまったのを見ても分かる通り苦戦中です。ハードタイヤの特性を必要としているのに、レッドブル・リンクは左コーナーが2箇所しかないため、ハード寄りのタイヤが機能していません。昨日は第1セクターでのスピードについて苦戦していましたが、今日も同様に苦戦しました。それでも、少し改善したように思いますし、ほかのセクターでもいくらか前進があったと思います。今夜は作業を続けることになりそうです。明日はいろいろなリアタイヤの選択をする人が出てくると思うし、予想のつかないレースになるのではないでしょうか。路面温度も練習走行の2日間とはわずかに違ってくると思います」

    ジャック・ミラー(19番手)

    「ラップタイムはよかったと思います。最後の走行のときにうまくまとめていけたらもっとよくなっていたはずです。もちろん、より前に近づきたいと願っているし、可能な限り最善をつくし、レースに向け集中していくだけです。このサーキットは私たちのチームにとって難しい場所であることはいつものことです。特にウイリーや加速については苦労しています。非常にゆっくりとしたペースですが、一歩ずつ改善しています」

    ティト・ラバト(24番手)

    「難しい予選となりました。FP4のセッション終盤にソフトコンパウンドのタイヤを履いてとてもいい仕事ができたのですが、FP3ではミディアムタイヤがいいと思っていたあとだったので、混乱してしまいました。そのソフトタイヤは温まるのに時間がかかり、Q1では走行に出てから自己ベストの1分24秒9をマークするのに10周も走行しました。予選としては普通のやり方ではないことは理解していますが、レースに向けて自分のリズムを作り出すためにはこのほうがいいと思います」

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  • 【MotoGP】 ヤマハ:第11戦 オーストリアGP 予選レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第11戦 オーストリアGP 予選レポート

    MotoGP オーストリアGPウイーク2日目、スピールベルグ・サーキットは依然として灰色の雲に覆われたもののコースはドライ。そのなかでMovistar Yamaha MotoGPのふたりは好調ぶりを見せた。

    午後から行われた予選では、ハード・プッシュでタイムを短縮し、マーベリック・ビニャーレスが4番手、バレンティーノ・ロッシが7番手を獲得した。

    Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、午前中に行われたフリープラクティス第3セッションでQ2進出を決定。午後になると天気が好転。

    ドライ・コンディションのもとでQ2が行われ、マーベリック・ビニャーレスは他のライダーのほとんどが出て行くのを待って、最後から3番目にスタートした。最初のアタックでは小さなミスがあったにもかかわらず1分25秒067を記録して2番手につけ、次のラップでトップに浮上。全体のペースが上がってくるなかで一旦4番手へ後退したが、4ラップ目ではひとつ取り戻し、そのあと6分以上を残してピットイン。

    タイヤ交換を終えてコースに復帰したマーベリック・ビニャーレスは、この時点で4番手。身体を伏せてペースを上げると、1分23秒754を記録して3番手へ浮上した。しかしこのあとはタイム更新することができず、ひとりに先行を許して4番手でセッションを終了。トップとの差は0.519秒。

    一方のバレンティーノ・ロッシも後方からスタートしたあと素早くペースアップ。1分24秒558で一気にトップに立ったが、その後、ライバルたちもペースを上げてきた。これに対応して2ラップ目、3ラップ目とタイムを更新するも、順位では4番手に後退。このあと約7分を残してピットへと戻った。

    1分強で素早く作業を終え、再びコースに飛び出していったバレンティーノ・ロッシは、この時点で7番手。まず1分23秒982を記録して5番手に浮上し、最後の1ラップでもう一度アタックを行ったがベストラップを更新することはできなかった。そしてチェッカーフラッグが振られたあとにライバルが上回り、バレンティーノ・ロッシは7番手。トップとの差は0.747秒だった。

    マーベリック・ビニャーレス (予選4番手/1分23秒754)

    「今までは予選セッションで苦しむことが多かったので、今日は悪くない結果だと思っています。2列目ならば、前へ出て行くチャンスは十分にあります。でも明日までにやらなければならないことが、たくさん残っている状態です。第1セクションと第2セクションで遅れ気味なので、ここで加速性能をもっと上げていくことが重要。明日の決勝では新しいフェアリングを使用する予定です。そのほかにもチームが準備してくれるいくつかのものを、午前中のウォームアップ・セッションで試すことになっているので、楽しみにしています」

    バレンティーノ・ロッシ (予選7番手/1分23秒982)

    「マシンの状態が格段に良くなってきて、今日はいい走りができました。とくに決勝用タイヤを使用した時のペースが上がってきているのですが、ソフト・コンパウンドに履き替えても決して悪くありません。ポテンシャルが上がっているのでフロントロウか、少なくともトップ5を狙っていけると思っていましたが、2本目のタイヤが十分にグリップしてくれませんでした。残念ですが、このようなことは、ときどきあることなのです。結局、3列目になってしまったので難しい展開になると思いますが、ペース自体は悪くないのであきらめずに挑んでいきます」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)

    「プラクティス・セッションのなかでセッティングが大幅に改善され、ふたりともとても気持ちよく乗れるようになっていました。しかし午後からのQ2では、これが結果につながらず、残念ながらフロントロウを逃してしまいました。マーベリックはとてもよくがんばって、セッションの最後で4番手に。バレンティーノのほうも終始、上位争いに絡んでいましたが、2回目の走行でリアタイヤがうまく働かず、思うようにラップタイムを短縮することができませんでした。それでもフリープラクティスの結果を見れば、決勝用セッティングでは絶好調。ここからさらに上げていくために、今晩も作業を続けることになります。そして明日のウォームアップ・セッションでいろいろ試しながら、タイヤ・チョイスもそのときに行う予定です」

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  • 【MotoGP】 第11戦 オーストリアGP 予選:マルク・マルケスがポール

    【MotoGP】 第11戦 オーストリアGP 予選:マルク・マルケスがポール

    MotoGP 第11戦 オーストリアGPの予選が12日(土)、レッドブル・リンクで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が3戦連続となるポールポジションを獲得した。

    気温20℃、路面温度27℃のドライコンディションの中、マルク・マルケスは1分23秒235を記録してポールポジションを獲得。2番手には0.144秒差でアンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)が続き、5戦ぶり2度目の1列目を獲得。3番手にはホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ・チーム)が続き、4戦ぶり2度目の1列目に進出。

    2列目にはマーベリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ MotoGP)、ダニロ・ペトルッチ(オクト・プラマック・レーシング)、ヨハン・ザルコ(モンスター・ヤマハ・テック3)が並ぶ。

    バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ MotoGP)が7番手、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ・チーム)が8番手。カル・クラッチロー(LCR・ホンダ)が9番手に続いた。

    2017 MotoGP 第11戦 オーストリアGP 予選 結果

    Pos. Num. Rider Team Time
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム 1分23秒235
    2 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム 1分23秒379
    3 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム 1分23秒621
    4 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP 1分23秒754
    5 9 ダニロ・ペトルッチ オクト・プラマック・レーシング 1分23秒780
    6 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3 1分23秒879
    7 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP 1分23秒982
    8 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム 1分23秒985
    9 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ 1分24秒024
    10 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター 1分24秒185
    11 17 カレル・アブラハム プル&ベア・アスパル・チーム 1分24秒220
    12 76 ロリス・バス レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分24秒483
    13 94 ジョナス・フォルガー モンスター・ヤマハ・テック3 1分24秒015
    14 8 エクトル・バルベラ レアーレ・エスポンソラマ・レーシング 1分24秒036
    15 45 スコット・レディング オクト・プラマック・レーシング 1分24秒037
    16 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分24秒101
    17 19 アルバロ・バウティスタ プル&ベア・アスパル・チーム 1分24秒202
    18 36 ミカ・カリオ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分24秒261
    19 43 ジャック・ミラー エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分24秒321
    20 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分24秒447
    21 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター 1分24秒448
    22 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング 1分24秒530
    23 22 サム・ロウズ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ 1分24秒852
    24 53 ティト・ラバット エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS 1分24秒900