マルク・マルケス MotoGPサンマリノGP優勝で選手権首位浮上

マルク・マルケス MotoGPサンマリノGP優勝で選手権首位浮上

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2026年MotoGP第14戦サンマリノGPの決勝が9月13日にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われ、マルク・マルケス(ドゥカティ)が優勝。今季5勝目を挙げ、2026年シーズンで初めてランキング首位に立った。

ポールポジションからスタートしたマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)がオープニングラップで転倒する波乱の展開。マルク・マルケスは一時ホルヘ・マルティン(アプリリア)に首位を奪われたものの、12周目に逆転。

その後は弟アレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ)の猛追を退け、0.657秒差でチェッカーを受けた。

ベッツェッキが首位から1周目に転倒
週末を通して速さを見せていたマルク・マルケスとベッツェッキによる直接対決が期待された27周の決勝。好スタートを切ったベッツェッキはホールショットを奪い、序盤のコーナーでマルケスを抑えてトップを守った。

しかし、その対決はわずか1周で終わった。ベッツェッキは最終セクターの高速右コーナー、ターン13で転倒。地元イタリアのファンが見守るなか、トップ走行中にレースを終えることになった。

これでマルク・マルケスが首位に浮上し、2番手にはもう1台のファクトリー・アプリリアを駆るマルティンが続いた。

マルティンが7周目にマルケスを攻略
ベッツェッキの脱落後もマルク・マルケスが独走する展開にはならなかった。

7周目、マルティンがターン4でマルケスをオーバーテイク。トップに立ったマルティンはその後数周で0.8秒以上のリードを築き、レースの主導権を握った。

その後方ではペドロ・アコスタ(KTM)とアレックス・マルケスがポジションを争い、アレックス・マルケスが前に出てトップ2への接近を開始した。

12周目にマルク・マルケスが首位奪還
レース中盤に入るとマルク・マルケスが再びペースを上げた。11周目にはマルティンの背後まで接近し、12周目のターン6で仕掛けてトップを奪い返した。

さらに2周後にはアレックス・マルケスもマルティンを攻略。これでマルケス兄弟が1-2となり、兄マルクを弟アレックスが追う展開となった。

一時は1秒以上あった両者の差は終盤に急速に縮まり、アレックス・マルケスは0.5秒前後まで接近。最後まで緊迫した兄弟対決が続いた。

それでも7度のMotoGP王者マルク・マルケスは最後までミスを犯さず、0.657秒差で逃げ切った。今季5度目のグランプリ優勝となった。

アコスタ3位 マルティンは5位まで後退
3位にはKTMのペドロ・アコスタが入り、2戦連続となる表彰台を獲得。トップから2.326秒差だった。

4位にはグレシーニ・ドゥカティのフェルミン・アルデゲルが入り、序盤にトップを走ったマルティンは終盤にポジションを落として5位。優勝したマルク・マルケスから14.021秒差でフィニッシュした。

6位はラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)、7位ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)、8位エネア・バスティアニーニ(テック3 KTM)と続いた。

ホンダ勢ではルカ・マリーニが9位で最上位。ヤマハのファビオ・クアルタラロが10位に入った。

21台中完走は14台のサバイバルレース
決勝は21台がスタートしたものの、完走は14台にとどまった。

ベッツェッキに加えて、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)、ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ)、ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ)が転倒。終盤にはヨハン・ザルコ(LCRホンダ)もクラッシュした。

ジョアン・ミル(ホンダ)とアレックス・リンス(ヤマハ)はピットでレースを終えている。

なお、決勝では全ライダーがフロント、リアともにミディアムタイヤを選択した。

102ポイント差を逆転 マルク・マルケスが選手権首位
今回の勝利によってマルク・マルケスは2026年シーズンで初めてMotoGPランキング首位に浮上した。

5月末のイタリアGP終了時にはランキング首位から102ポイント差をつけられていたが、その差を逆転。2026年にドゥカティのライダーがランキング首位に立つのも今回が初めてとなる。

ただし、マルク・マルケスとマルティンはポイントで並んでおり、タイトル争いは依然として僅差。マルティンにとっては、終盤にアルデゲルに抜かれて5位へ後退したことがランキング首位を失う決定的な一撃となった。

2026年MotoGP サンマリノGP 決勝

2026年MotoGP サンマリノGP 決勝結果
1.マルク・マルケス(ドゥカティ)
2.アレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ)+0.657秒
3.ペドロ・アコスタ(KTM)+2.326秒
4.フェルミン・アルデゲル(グレシーニ・ドゥカティ)+6.027秒
5.ホルヘ・マルティン(アプリリア)+14.021秒
6.ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)+18.252秒
7.ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ)+20.581秒
8.エネア・バスティアニーニ(テック3 KTM)+20.858秒
9.ルカ・マリーニ(ホンダ)+22.911秒
10.ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)+23.229秒
11.ブラッド・ビンダー(KTM)+23.905秒
12.トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ)+28.031秒
13.フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ)+28.927秒
14.ポル・エスパルガロ(テック3 KTM)+31.792秒

マルク・マルケスは、ベッツェッキの序盤の転倒という大きな展開変化を確実に生かし、マルティンに一度は抜かれながらも自力でトップを奪い返して勝利した。102ポイント差から追いついた王者がついにランキング首位へ。マルティンと同点という状況で、2026年MotoGPのタイトル争いは残り8戦へと向かう。