2026年MotoGP第13戦アラゴンGPの決勝が8月30日(日)、モーターランド・アラゴンで行われ、ドゥカティ・レノボ・チームのマルク・マルケスが優勝。前日のスプリントに続いて勝利を飾り、アラゴンでダブルを達成した。
マルク・マルケスはポールポジションのマルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)との激しい争いを制し、今季4度目のグランプリ勝利を獲得。ランキングでも2位に浮上し、首位ホルヘ・マルティンとの差を19ポイントまで縮めた。
スタート直後、マルク・マルケスは前日のスプリントと同様にターン1でベッツェッキのインを突いた。しかし今回はラインが膨らみ、ターン3でベッツェッキに首位を奪い返される。さらに好スタートを切ったマルティンにもかわされ、一時3番手まで後退した。
それでもマルケスはオープニングラップのターン15でマルティンに仕掛けて2番手を奪還。この攻防でマルティンがラインを外した隙にペドロ・アコスタ(KTM)も3番手へ浮上した。
マルケスとベッツェッキがサイド・バイ・サイド
2周目開始時点でベッツェッキは約0.8秒のリードを築いていたが、マルケスは徐々に差を詰め、6周目に勝負を仕掛けた。
ターン15でベッツェッキのインにドゥカティをねじ込み、わずかに前へ出る。立ち上がりではベッツェッキが再び並びかけ、バックストレートでは両者が接触寸前のサイド・バイ・サイドとなった。
マルケスはターン16へのブレーキングでベッツェッキを抑えて首位を確保。さらに、この攻防を利用したアコスタがアウト側からベッツェッキをかわし、2番手へ浮上した。
その後はアコスタがマルケスにプレッシャーをかけ、トップ2が接近した状態でレースが進んだ。しかし13周目と14周目にマルケスが立て続けにファステストラップを記録。15周目前後から徐々にリードを広げ、アコスタを引き離していった。
最終的にマルケスはアコスタに1.754秒差をつけて23周のレースを制した。ドゥカティ加入後のアラゴンでは無敗を維持し、最高峰クラスでは同地通算8勝目となった。
アコスタが2位 ベッツェッキが3位
アコスタは2位でフィニッシュし、KTMにバラトン以来となる表彰台をもたらした。ベッツェッキはアコスタから1.875秒遅れの3位となった。
4位にはグレシーニ・ドゥカティのアレックス・マルケス。ランキング首位のマルティンは5位に終わり、マルク・マルケスとの差を縮められる結果となった。
6位はアッセンで負った背中の負傷から復帰したフェルミン・アルデゲル(グレシーニ・ドゥカティ)、7位はファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ)。16番グリッドから追い上げたエネア・バスティアニーニ(テック3 KTM)が8位に入った。
9位はディオゴ・モレイラ(LCRホンダ)、10位はブラッド・ビンダー(KTM)。ジャック・ミラーが11位でヤマハ勢最上位となり、ジョアン・ミルが12位、アレックス・リンスが13位、ルカ・マリーニが14位、ヨハン・ザルコが15位でポイントを獲得した。
一方、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)は7番手を走行していた序盤に転倒。その後、フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ)もクラッシュした。
トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ)は15番手を走行していた残り3周で転倒。ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)はギアボックスのトラブルにより序盤でリタイアし、タイトル争いで大きな痛手を負った。
なお、全ライダーがフロント、リアともにミディアムコンパウンドのタイヤを選択した。
今回の勝利によってマルク・マルケスは週末だけでランキング首位との差を21ポイント縮め、ランキング2位へ浮上。マルティンとの差は19ポイントとなった。次戦サンマリノGPは9月11~13日にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催される。

2026年MotoGP アラゴンGP 決勝結果
1.マルク・マルケス(ドゥカティ)- 41分10秒969
2.ペドロ・アコスタ(KTM)- +1.754秒
3.マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)- +3.629秒
4.アレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ)- +8.687秒
5.ホルヘ・マルティン(アプリリア)- +12.572秒
6.フェルミン・アルデゲル(グレシーニ・ドゥカティ)- +17.687秒
7.ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ)- +23.136秒
8.エネア・バスティアニーニ(テック3 KTM)- +25.741秒
9.ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ)- +25.899秒
10.ブラッド・ビンダー(KTM)- +26.441秒
11.ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ)- +27.206秒
12.ジョアン・ミル(ホンダHRC)- +27.999秒
13.アレックス・リンス(ヤマハ)- +28.276秒
14.ルカ・マリーニ(ホンダHRC)- +29.794秒
15.ヨハン・ザルコ(LCRホンダ)- +30.003秒
16.ポル・エスパルガロ(テック3 KTM)- +35.874秒
17.ロレンツォ・サバドーリ(トラックハウス・アプリリア)- +49.761秒
18.ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)- +51.657秒
DNF.トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ)
DNF.ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)
DNF.フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)
DNF.フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ)
