2026年MotoGP第13戦アラゴンGPの予選が8月29日(土)、モーターランド・アラゴンで行われ、マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)がポールポジションを獲得した。
ベッツェッキは1分44秒962を記録し、アラゴンで史上初となる1分44秒台に突入。マルク・マルケス(ドゥカティ)との激しいポール争いを0.089秒差で制した。3番手にはアレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ)が入り、フロントロウを獲得した。
ベッツェッキとマルケスがコースレコードを更新
Q2は開始直後からコースレコードが塗り替えられる展開となった。
まずマルク・マルケスが最初のアタックで、ベッツェッキが金曜日に記録していた従来のレコードを更新。しかし、その直後にベッツェッキが1分44秒962を叩き出し、MotoGPのアラゴンGPでは史上初となる1分44秒台に突入した。
これによって最後のアタックはベッツェッキとマルク・マルケスによる一騎打ちとなった。
マルク・マルケスはデスモセディチGP26を限界まで攻め込み、最終アタックでは序盤のセクターでベッツェッキを上回るペースを刻んだ。しかし、フロントが大きく滑る場面を間一髪で立て直したことでタイムを失い、ポール奪取には届かなかった。
ベッツェッキが1分44秒962でトップを守り切り、マルク・マルケスは0.089秒差の2番手となった。
アレックス・マルケスが3番手 フロントロウ獲得
3番手にはアレックス・マルケスが入り、トップから0.299秒差。ベッツェッキ、マルク・マルケスとともにフロントロウを形成する。
4番手はラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)、5番手はポイントリーダーのホルヘ・マルティン(アプリリア)、6番手はペドロ・アコスタ(KTM)となり、2列目に並ぶ。
アコスタはQ2終盤に転倒。マルク・マルケスの最後のポールアタックが注目されるなかでのクラッシュとなった。
7番手はファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ)、8番手はフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)、9番手はヨハン・ザルコ(LCRホンダ)。
ルーキーのディオゴ・モレイラ(LCRホンダ)が10番手に入り、フェルミン・アルデゲル(グレシーニ・ドゥカティ)が11番手、フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ)が12番手となった。
バニャイアとモレイラがQ1突破
Q1ではバニャイアとモレイラがトップ2に入り、Q2進出を決めた。
モレイラはセッション終盤に転倒したものの、それまでに記録していたタイムで2番手を守り切り、ルーキーながらQ2進出を果たした。
一方、ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ)はQ1で3番手となり、総合13番手。ブラッド・ビンダー(KTM)が14番手、ジョアン・ミル(ホンダHRC)が15番手となった。
ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は17番手、ルカ・マリーニ(ホンダHRC)は18番手。MotoGPルーキーのトプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ)は21番手となった。
小椋藍の負傷欠場に伴ってトラックハウス・アプリリアから出場するロレンツォ・サバドーリは22番手だった。
土曜フリー走行もベッツェッキがトップ
予選前に行われた土曜フリー走行でもベッツェッキが1分46秒216でトップタイムを記録した。
マルク・マルケスは終盤に9番手から一気にトップへ浮上したものの、ベッツェッキが最後に逆転。0.232秒差でマルケスを2番手に退けた。
ただし、マルク・マルケスは新品のミディアムリアタイヤと使用済みのフロントタイヤでベストタイムを記録しており、多くのライダーがソフトリアを使用したなかで異なるタイヤプログラムだった。
3番手はラウル・フェルナンデス、4番手はアコスタ、5番手はバニャイア。ポイントリーダーのマルティンは12番手だった。
金曜日にホンダ勢最上位となり直接Q2進出を決めていたザルコは、一時トップに立つ速さを見せ、最終的に13番手でフリー走行を終えた。
金曜日午後には2022年以来初めてアラゴンのセッションでトップを逃したマルク・マルケスだが、土曜日午前もベッツェッキが先行。そして予選でもベッツェッキがマルケスを退け、週末の勢力図を決定づけるポールポジションを手にした。
2026年MotoGP アラゴンGP 予選結果
1.マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)-1分44秒962
2.マルク・マルケス(ドゥカティ)-+0.089秒
3.アレックス・マルケス(グレシーニ・ドゥカティ)-+0.299秒
4.ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・アプリリア)-+0.413秒
5.ホルヘ・マルティン(アプリリア)-+0.474秒
6.ペドロ・アコスタ(KTM)-+0.593秒
7.ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46ドゥカティ)-+0.653秒
8.フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)-+0.709秒
9.ヨハン・ザルコ(LCRホンダ)-+0.821秒
10.ディオゴ・モレイラ(LCRホンダ)-+0.840秒
11.フェルミン・アルデゲル(グレシーニ・ドゥカティ)-+0.930秒
12.フランコ・モルビデリ(VR46ドゥカティ)-+0.957秒
13.ジャック・ミラー(プラマック・ヤマハ)-1分45秒959
14.ブラッド・ビンダー(KTM)-1分45秒998
15.ジョアン・ミル(ホンダHRC)-1分46秒026
16.エネア・バスティアニーニ(KTMテック3)-1分46秒096
17.ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)-1分46秒131
18.ルカ・マリーニ(ホンダHRC)-1分46秒211
19.アレックス・リンス(ヤマハ)-1分46秒322
20.ポル・エスパルガロ(KTMテック3)-1分46秒384
21.トプラク・ラズガットリオグル(プラマック・ヤマハ)-1分46秒549
22.ロレンツォ・サバドーリ(トラックハウス・アプリリア)-1分47秒388
11周で争われるMotoGPアラゴンGPのスプリントは、現地時間15時にスタートする。
