カテゴリー: F1モナコGP

  • F1モナコGP 予選レポ:ランド・ノリスが歴史的ラップ 角田裕毅はQ2で失速

    F1モナコGP 予選レポ:ランド・ノリスが歴史的ラップ 角田裕毅はQ2で失速

    2025年F1モナコGP予選は、歴史的瞬間と波乱の連続が入り混じる劇的な展開となった。マクラーレンのランド・ノリスが最終アタックでコースレコードを更新し、モンテカルロ初ポールを獲得。母国優勝を狙っていたシャルル・ルクレールの前に立ちはだかった。

    予選では、各チームがソフトとミディアムタイヤを使い分けながらアタックを展開。路面コンディションとトラフィックの影響を受けながらも、ドライバーたちは極限の攻防を繰り広げた。

    中盤にはメルセデスのキミ・アントネッリとジョージ・ラッセルが相次いで赤旗の原因となり、Q2以降の流れにも影響を及ぼした。

    角田裕毅はQ1で好調な走りを見せながらも、Q2では僅差で敗退。トップ15が0.6秒以内にひしめく混戦の中、速さを発揮しながらも最終アタックでの一発を決めきれなかった。一方、アイザック・ハジャーがキャリア最高位となる6番手タイムをマークし、レーシングブルズにとっても明るい結果となった。

    Q1:ルクレールが最速 アントネッリはクラッシュで敗退
    3回のプラクティスを経て、いよいよ年間で最も重要とも言われる予選の時間がやってきた。モナコ市街地の狭く曲がりくねったコースでは、グリッドポジションとトラックポジションが決定的な意味を持つ。新たに導入された2ストップ義務ルールがレースに“スパイス”を加えると期待される中、注目は以下の3点だった。

    ルクレールはプラクティス全セッション最速の勢いを維持できるか。FP3でクラッシュしたハミルトンは、ギアボックスを含むフェラーリのリアセクションをすべて交換して臨む予選でどうなるか。そして、C6のソフトタイヤはC5のミディアムより優位なのか。

    快晴のコンディションで始まったQ1では、ストロールとベアマンにグリッド降格のペナルティが科される中、モナコ名物の“トラフィック”がすぐに表面化。20人のドライバーが序盤からクリアラップを求めて争う展開となった。

    全員がタイムを記録した時点で、フェルスタッペンが1分11秒920で暫定トップに立ち、プラクティスで速さを見せたルクレールがこれに続いた。しかし、その後もアタックとクーリングを繰り返す中で順位はめまぐるしく入れ替わっていった。

    ピアストリは軽く壁に接触したと報告しながらも、1分11秒385のタイムで順位を上げ、さらにルクレールが1分11秒229を記録してホームポール通算4回目を狙う強い意志を示した。

    モナコGP F1 シャルル・ルクレールルクレールはホームストリートでの予選序盤から速さを見せた

    当然ながら、いくつかの妨害行為もスチュワードにより調査対象となった。ガスリーはヌーベル・シケインでのストロールの遅さを「衝撃的」と非難し、フェルスタッペンもマセネでハミルトンと接触しそうになった際に無線で怒りを露わにした。

    ガスリーとアルピーヌは、唯一ミディアムタイヤでQ1をスタートしたこともあり、序盤は最下位に沈み、チェッカーフラッグに向けた決定的なアタックが求められる展開となった。

    しかしその終盤、ルーキーのアントネッリがヌーベル・シケインでクラッシュ。イエローフラッグが出され、一部のアタックが妨げられたのち、赤旗に切り替えられてQ1は予定より早く終了となった。

    この結果、ルクレールがトップ、マクラーレン勢、フェルスタッペン、ラッセル、ハミルトンがこれに続き、アルボン、アロンソ、サインツJr.、角田裕毅もトップ10に滑り込んだ。P1からP15までがわずか0.6秒強の接戦だった。

    ハジャー、ローソン、オコン、ヒュルケンベルグ、アントネッリがQ2進出を果たした一方、メルセデスのアントネッリはこの後の出走は叶わず。ボルトレト、ベアマン、ガスリー、ストロール、コラピントがQ1敗退となった。

    Q1敗退: ガブリエル・ボルトレト、オリバー・ベアマン、ピエール・ガスリー、ランス・ストロール、フランコ・コラピント

    モナコGP F1 アンドレア・キミ・アントネッリアントネッリは予選Q1終盤にクラッシュを喫し、悔しさをにじませた

    Q2:ノリスが動く 各車がタイヤ戦略を分ける
    短いインターバルの後、ドライバーたちは再びピットレーンに整列し、Q2が開始。ここでは、ルクレール、アルボン、ハミルトン、サインツJr.、ラッセルらがミディアムタイヤを選択し、Q1でそれを試したアルピーヌの方針を追従する形となった。

    一方、ソフトを履いたノリスが1分10秒959をマークして早々にトップに立ち、フェルスタッペン、ルクレール、アルボンが続いた。しかし、ラッセルはトンネル内で電力を失いストップ。これが再び赤旗を招いた。

    ラッセルのマシンが撤去され、セッション再開時には残り約8分。アルボン、アロンソ、サインツJr.はミディアムを継続した一方、フェラーリ勢はソフトに変更しトップに浮上した。

    再び最後は混沌としたアタック合戦に。ノリスが1分10秒570で最速を記録し、ルクレール、アルボン(終盤にソフトへ)、ピアストリ、フェルスタッペン、ハミルトンがそれに続いた。レーシングブルズの2台とアロンソ(ミディアムのまま)、そして歓喜のオコンもQ3へ。

    一方で、サインツJr.は終盤にソフトに切り替えたが改善できず「まったくグリップがなかった」と無線で不満を漏らしP11に。角田裕毅、ヒュルケンベルグ、そして走行できなかったメルセデス勢がQ2敗退となった。

    Q2敗退: カルロス・サインツJr.、角田裕毅、ニコ・ヒュルケンベルグ、ジョージ・ラッセル、キミ・アントネッリ

    モナコGP F1 マクラーレンノリスとマクラーレンはQ2終盤で本領を発揮し始めた

    Q3:ノリス、息を呑む最終局面で頂点へ
    20台から10台に絞られた最終セッション、ポールポジションを懸けたQ3が始まった。大半のドライバーがソフトタイヤで出走する中、オコンとアルボンはミディアムを選択した。

    ノリスはQ2の勢いそのままに1分10秒464を記録し、ピアストリに約0.05秒差でリード。ルクレールは3番手でファンの期待を集め、フェルスタッペンとハミルトンがその後に続いた。

    そして迎えた最終アタックでは、再びモナコ予選らしい白熱の展開に。まずピアストリが1分10秒140でトップに立つと、ノリスが1分10秒125で上回り、ルクレールは1分10秒063で観客を沸かせた。

    これで決まるかと思われたが、マクラーレン勢は再度アタックへ。全観客がスクリーンを見守る中、ノリスが1分09秒954というモナコ史上最速のラップを叩き出し、ルクレールからポールを奪った。

    ピアストリもわずかにタイムを更新したが、マクラーレンのフロントロー独占には届かず3番手。ハミルトンとフェルスタッペンがそれに続いた。残りのQ3進出者はハジャー、アロンソ、オコン、ローソン、アルボンだった。

    Q3進出者(10位まで): ランド・ノリス、シャルル・ルクレール、オスカー・ピアストリ、ルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペン、アイザック・ハジャー、フェルナンド・アロンソ、エステバン・オコン、リアム・ローソン、アレクサンダー・アルボン

    モナコGP F1 ランド・ノリス予選最終盤の驚異的アタックでノリスがモナコを制した

    注目コメント

    「この瞬間をずっと待っていたから、本当に気分がいい」と語るノリス。「ここ数カ月は苦しい時期が続いていたから、どれほどの意味を持つかは説明できない。特にモナコという美しい場所で、しかも地元ヒーローを抑えてのポールだからね。チームのみんなを誇りに思う。今週、そしてここ数カ月で本当に努力してきた結果だ」

  • ルイス・ハミルトン F1モナコGPでフェラーリSF-25の「ドライビングを楽しめた」

    ルイス・ハミルトン F1モナコGPでフェラーリSF-25の「ドライビングを楽しめた」

    ルイス・ハミルトンは、今週末のF1モナコGPでフェラーリのマシンを「運転していて楽しい」と感じたと語り、これまで12年間所属していたメルセデスとの違いについても比較した。

    これまでのシーズンでハミルトンは、フェラーリSF-25の扱いに苦しんできたが、特に低速コーナーでのパフォーマンス不足は今週末にはかなり改善されているようだ。

    予選ではランド・ノリスのポールタイムからコンマ4秒、チームメイトのシャルル・ルクレールからも約コンマ3秒遅れだったものの、FP3でクラッシュした後にもかかわらず力強い走りを見せた。

    ハミルトンはシーズン序盤の数戦で、SF-25への適応が難しく「異質(alien)」に感じると語っていた。

    しかし、ハミルトンは予選後に「間違いなく順応できてきていると思う。前戦が大きな一歩だったし、今週末に入ってからは間違いなくマシンとの一体感が増している」と複数のメディアに語った。

    「このマシンは、ここ12年間僕が運転してきたマシンとは全然違うけれど、本当に運転を楽しめている」

    「もちろん、シャルルはこのマシンで、特にここモナコでは6年間ずっと走ってきていて、完全に手の内に入っている。だから、彼にとってはすぐに順応できるけど、僕にとっては急速な学習曲線だった。それでもFP3のクラッシュから立て直せたことには満足している」

    ルイス・ハミルトン モナコGP F1 スクーデリア・フェラーリ

    ハミルトンは予選を4位で終えたが、FP3のクラッシュから復調しただけでなく、「このマシンで走るのは本当に楽しい」とも語り、「今では何を期待すればいいか分かるようになってきた」と手応えを語った。

    フェラーリのSF-25と、これまで12年間乗り続けてきたメルセデスのマシンの違いについて問われたハミルトンは、セッティングの違いが自分にとって未知の領域を突いてくると語った。

    「説明するのは難しいけど、コーナーの抜け方、バランス、乗り味、すべてが違う。フェラーリはかなり柔らかいけど、メルセデスの時はすごく硬くて、ダウンフォースを得るために車高もガチガチに設定されていた…もう全部が違う」

    「キャンバー角も違うし、エンジンの挙動やエンジンブレーキも全然違う。正直、エンジンブレーキを使ったのなんて初めてかもしれない。それだけ新しい要素をいろいろ突き付けられているけど、だいぶ慣れてきて、今では本当に楽しいと思っている」

  • シャルル・ルクレール F1モナコGP予選「悔しいけど結果自体は誇りに思う」

    シャルル・ルクレール F1モナコGP予選「悔しいけど結果自体は誇りに思う」

    フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1モナコGP予選を終えて複雑な心境を語った。母国グランプリでポールポジションを狙ったものの、最終ラップでマクラーレンのランド・ノリスに逆転され、2番手に甘んじる結果となった。

    今季、フェラーリとルクレールは未だポールポジションや優勝を手にしておらず、モンテカルロでの予選には強い決意で臨んでいた。

    ルクレールはすべてのプラクティスセッションでトップタイムを記録していたが、予選Q3終盤、いったん暫定トップに立ちながらも、2周連続アタックを選んだノリスにタイムを上回られた。

    2番グリッドを獲得したルクレールは次のように語った。

    「もっとできることがあった気もする。でも今日の走りは、僕たちができる最大限だったと思う。ラップ自体は本当に良かった」

    「最初のアタックが決まらなかったのは残念だった。最初のラップがうまくいくと、2回目への自信にもつながるけど、セクター2でトラフィックに引っかかってしまった。でもそれが予選というものだ」

    「正直、すごく悔しい。今年の僕たちのマシンでは、優勝を狙える仕上がりになっているわけじゃない。でも今週末は感触も良かったし、2番手スタートなら……1位を取るのは簡単じゃないだろうね」

    シャルル・ルクレール モナコGP F1 スクーデリア・フェラーリルクレールは再びホームでのポールポジション争いに加わったが、グリッドは2位に甘んじた。

    ルクレールは、過去4回のモナコGP予選で3度ポールポジションを獲得しており、昨年は悲願の初の母国勝利を手にしていた。

    「なぜモナコの市街地が僕に合っているのか、正直分からない。でも市街地サーキット全般が好きだし、予選ではすべてを出し切ってリスクを最大限に取ることも好きだ。それが結果につながることも多いけど、うまくいかない時もある」

    「でも、今日の結果には誇りを持っている。紙の上では、僕たちにとってとても厳しい週末になるはずだった。でも終わってみれば、そこまで悪くはなかったと思う」

    一方、チームメイトのルイス・ハミルトンはFP3でクラッシュを喫したが、ギアボックスを含むリヤセクションの交換を経て予選に臨み、4番手グリッドを獲得している。

    シャルル・ルクレール F1モナコGP予選「悔しいけど結果自体は誇りに思う」

  • オスカー・ピアストリ F1モナコGP予選「キャリアの中で一番壁にぶつかった」

    オスカー・ピアストリ F1モナコGP予選「キャリアの中で一番壁にぶつかった」

    オスカー・ピアストリは「これまでのキャリアの中で一番多く壁にぶつかった」と週末の走りを振り返り、F1モナコGP予選でランド・ノリスに敗れたことについて「彼に勝つのは難しいと思っていた」と語った。

    F1モナコGPの予選で、ピアストリは最終的に3番手タイムを記録し、ノリスとフリー走行最速だったシャルル・ルクレールに次ぐポジションを確保した。ピアストリにとっては、予選中のラスカス出口での軽い接触や、フリー走行2回目におけるサン・デボーテでの正面衝突など、全体的に荒れた内容の週末となっていた。

    「正直なところ、今週末はキャリアで一番多く壁に当たったと思う。ちょっと散漫だったね」とピアストリはコメント。

    「リズムに乗るのに苦労していたけど、予選ではだいぶ改善されたし、マシンのフィーリングも良かった。チームとしてもいろいろ試行錯誤してきた中でこの結果なら悪くないと思う」

    ピアストリのベストラップは、ポールを獲得したノリスから0.175秒遅れ。ピアストリは1年前のF1モナコGPでも予選2番手・決勝2位という結果を残しており、今年も表彰台の期待がかかる。

    「今日の予選は、去年の展開と少し似ていた。最初のラップはかなり良かったけど、2周目はハーバーシケインでミスしてしまって、少しタイムを残してしまった感がある」とピアストリ。

    「ランドを倒すのは難しかったと思うし、彼のパフォーマンスは素晴らしかった。自分としても、ここまでの週末がかなり厳しかったことを考えれば、3番手で終えられたのは十分満足できる結果だ」

    オスカー・ピアストリ モナコGP F1 マクラーレンマクラーレンは日曜日のレースに向けて有利な位置につけている

    F1モナコGPの決勝では、シリーズ初の2ストップ義務レースが導入され、戦略面での変化が期待されている。トップ3にマクラーレンの2台が並ぶなか、ピアストリはチームとしての連携にも言及した。

    「どう動くかはチームでも話してはいるけど、まずはどこからスタートできるか次第だね」と語るピアストリ。「僕たちはいいポジションにいるし、2ストップが義務になるから、明日は面白いレースになるはず。何が起こるか見てみよう」

  • ランド・ノリス F1モナコGP予選「ずっとこの瞬間を待っていた」

    ランド・ノリス F1モナコGP予選「ずっとこの瞬間を待っていた」

    ランド・ノリスは、F1モナコGPで自身初のポールポジションを獲得したことについて「ずっとこの瞬間を待っていた」と語り、「今日のために本当に努力してきた」と喜びを口にした。

    モナコ市街地の土曜日の予選では、ノリスは常に上位に位置しており、Q2ではフェラーリのシャルル・ルクレールを上回ってトップタイムを記録。ルクレールが週末の全セッションでトップを守っていた中で、初めてそれを破った形となった。

    Q3終盤、ルクレールが暫定ポールにつける中、ノリスは最終アタックで1分09秒954を記録し、0.109秒差でトップに躍り出た。これは開幕戦オーストラリアGP以来のポールポジションとなる。

    「ずっとこの瞬間を待っていたから、本当にうれしい」とノリスは語った。「ここ数か月はいろいろな苦労があっただけに、どれだけうれしいかは言葉では言い表せない」

    「特にここモナコでというのが特別だし、美しい場所で地元のヒーロー(ルクレール)を相手にポールを獲るのは本当に難しい。チーム全員に誇りを感じている。今週もそうだし、ここ数か月間、今日という日のためにずっと努力してきた。本当に満足している」

    さらにこう続けた。

    「Q3に入ると、最終ラップは“どこまで攻められるか”“どれだけリスクを取れるか”の勝負になる。今日のラップはすごく気持ちよく走れた。すべてがうまくかみ合ったラップで、フィニッシュラインを越えたときに『やった』と感じられる。すごくうれしい」

    ランド・ノリス モナコGP F1 マクラーレンノリスは、チームメイトでありドライバーズチャンピオンシップのリーダーであるピアストリに差を縮めることを目指している。

    今回、マクラーレンは他チームと異なる戦略を採用。ソフトタイヤの最終セットを早めに投入し、ノリスとチームメイトのオスカー・ピアストリの両者に、1周クールダウンを挟んで2回のアタックチャンスを与えた。

    この判断は功を奏し、ノリスはセッション後、その戦略に「リスクはなかった」と断言した。

    「うちのチームにとってはリスクじゃなかった。予選前からこの戦略がベストだと信じていたし、実際その通りになった」

    「自分たちの信じた道を貫いた。チームは本当に素晴らしい仕事をしてくれた。現地のみんな、そしてファクトリーの全員に感謝している。こういう日は簡単には訪れないし、少しでも恩返しできてうれしい」

    モンテカルロでの過去最高成績は2021年の3位。今季ここまでの唯一の勝利もオーストラリアGPだったノリスにとって、決勝での初勝利を目指す戦いとなるが、今回のレースは2ストップ義務が課されており、戦略面でも難しい一戦となる。

    その影響について問われると、ノリスは率直にこう語った。

    「正直、全然わからないし、今は気にしてない。今日はこの結果を素直に楽しみたい。今夜は明日のための準備をするけど、今日はただただうれしい。予選には満足しているし、この瞬間をしばらく噛みしめたい。それから明日に集中するつもりだ」

  • 角田裕毅 F1モナコGP予選「Q3に行けるだけの速さはあった」

    角田裕毅 F1モナコGP予選「Q3に行けるだけの速さはあった」

    角田裕毅は、2025年F1 モナコGPの予選でQ2で敗退して12番手で終えた。

    Q1を順調に突破し好調を維持していた角田裕毅だが、Q2では赤旗やトラフィックの影響で思うように走行できず、12番手で予選を終えた。「マックスにかなり近いタイムだった」と振り返るように、自身としては手応えのあるパフォーマンスだっただけに、Q2敗退には強い悔しさをにじませた。

    「今日は正直フラストレーションが溜まる一日でした」と角田裕毅はコメント。

    「FP3やQ1ではいいペースがあって、マックスのすぐ後ろを走れていましたし、感触も悪くなかったです。Q3に行けるだけの速さはあったと思うんですけど、Q2では普通のラップすらうまくまとめられなくて、自分たちの力を見せられるような走りもできませんでした」

    「モナコはいつもクリーンなラップを取るのが難しいですし、今日は赤旗も出てしまいました。ここまでは比較的順調な週末だったので、マシンのフィーリングも良かっただけに残念です」

    今季から導入された2回のタイヤ交換義務が決勝の展開を左右することが予想される中、角田裕毅は「チャンスがあれば必ず狙っていく」と巻き返しに意欲を見せており、荒れた展開の中でのポイント獲得が期待される。

    「明日は2ストップ義務ということで、何か面白い展開になるかもしれませんし、簡単なレースにはならないと思います。どうなるかは読めないですけど、チャンスがあれば狙っていきますし、ポイント獲得に向けて全力を尽くします」

    角田裕毅 モナコGP F1 レッドブル・レーシング

  • レッドブルF1 モナコGPから「Visa Infinite」ブランドをRB21に掲出

    レッドブルF1 モナコGPから「Visa Infinite」ブランドをRB21に掲出

    オラクル・レッドブル・レーシングは、デジタル決済の世界的リーダーであるVisaとのパートナーシップ強化を記念し、モナコGPで初披露となるRB21マシンに「Visa Infinite」ブランドのロゴを掲出することを発表した。

    角田裕毅と4度のF1ワールドチャンピオン、マックス・フェルスタッペンがドライブするRB21には、Visaのロゴが高級感あるフロントウイングの目立つ位置に配置されるほか、「Visa Infinite」のロゴは、ドライバーのポロシャツやRB21のヘイローにも主要レースで掲出される予定となっている。

    「Visa Infinite」は世界中のカード会員に特別な体験を提供するプレミアムサービスであり、Visaコンシェルジュサービス、空港ラウンジの利用、旅行、ショッピング、ウェルネス、エンターテインメントなどの幅広い特典を享受できる。

    このパートナーシップ強化は、2024年に始動した「Visa Cash Appレーシングブルズ」および「Visa Cash Appレーシングブルズ・アカデミー」チームとのタイトルスポンサー契約に続くものであり、Visaとレッドブルがサーキット内外で築いてきた強固な協力関係をさらに象徴するものとなる。

    レッドブル・レーシング VISA

    オラクル・レッドブル・レーシングのチーム代表兼CEOであるクリスチャン・ホーナーは次のようにコメントした。

    「Visaは素晴らしいチームパートナーであり、今回のモナコからの新たな展開を通じて、さらに強化された関係を継続できることを嬉しく思います。世界有数のブランドとの間で築いてきた長期的で信頼あるパートナーシップは、私たちのファミリーの一部として大切な存在です。この新たな取り組みは、私たちのカルチャーとパフォーマンスへの信頼を示すものであり、Visaのロゴが初めてフロントウイングに掲出されるモナコでの光景が楽しみです」

    また、Visaのグローバル・ヘッド・オブ・コンシューマープロダクツであるマーク・ネルソンは次のように述べた。

    「Visa Infiniteは、世界中の人々に最高水準の体験を提供しています。F1カレンダーで最も権威あるモナコGPで、オラクル・レッドブル・レーシングと共に『Visa Infinite』ブランドを披露できることは、Visaが誇る製品とブランドパートナーシップを融合させ、消費者に一生に一度の体験を提供していく第一歩です」

  • ジョージ・ラッセル F1モナコGP予選「バンプに乗ってすべての電源が落ちた」

    ジョージ・ラッセル F1モナコGP予選「バンプに乗ってすべての電源が落ちた」

    ジョージ・ラッセルは、F1モナコGP予選のQ2で突然パワーを失ってマシンが停止した瞬間について、「あの時点で終わりだった」と振り返った。これは、チームメイトのキミ・アントネッリがQ1終盤にクラッシュして赤旗を出した直後の出来事だった。

    F1モナコGPの週末、メルセデスの2台は3回のプラクティスセッションを通じてライバルに対して苦戦し、トップ10の下位に留まることが多く、マクラーレン、レッドブルF1、スクーデリア・フェラーリが上位を争っていた。

    しかしラッセルによれば、予選に入ってからマシンは明らかに改善されていたという。F1モナコGPの予選は、コース幅が極端に狭く、交通量も多いため、シーズンで最もチャレンジングでありながらスリリングなセッションの一つとされている。

    ラッセルはQ3進出を狙えるペースを見せていたが、突如としてトンネル内でマシンがストップ。再始動も試みたものの失敗に終わり、マーシャルに押し出される形でセッションを終え、決勝は14番手スタートとなった。

    「調子が戻ってきたと感じていた」とラッセルは語った。「Q1ではすべてがうまくいった。マシンの感触も最高で、今週末で初めてマシンが生きていると感じた」

    「Q2の序盤、まだ1コーナーしか走っていないのに、マシンは本当にいい感じで、今季ここまでのようにトップ4争いができると思った。だけど坂を上っているときにマシンがバンプに乗って、すべての電源が落ちた。それで終わりだった」

    「明日に向けていい材料とは言えない。今はポジティブに考えるのが難しい。モナコの予選は一年で最も興奮するセッションなのに、それに挑戦するチャンスすら得られなかったことが残念だ」

    「プラクティスから今日にかけて、チームは本当にたくさんの作業をこなしてくれて、それが実を結んでいた。Q1の1周目から、“これはいける”と感じていたのに、すべてが無駄になってしまった」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1 モナコGP

    一方、チームメイトのキミ・アントネッリもF1モナコGP予選で悔しさを味わった。Q2進出は決まっていたが、Q1終盤にバリアへ接触して赤旗の原因となり、それ以降のセッションに出走できなかった。

    ヌーベルシケインへの進入でバリアに接触したことでマシンが損傷し、曲がりきれずにそのまま正面の壁へ衝突。クラッシュにより予選を終えることとなった。

    「本当に余計で代償の大きいミスだったし、こんな形で終えてしまったのは明らかに残念だ。チームに対しても本当に申し訳なく思っているし、今日は完全に自分の責任だ」とアントネッリはコメントした。

    「マシンに慣れていこうとしていて、セッションの中で少しずつ前進していこうとしていた。今週末は他の週末よりも少し苦しんでいたけれど、それでもミスは自分のせいであって、マシンの問題ではない」

  • ランド・ノリス F1モナコGP予選で伝説刻む「70秒切り」オンボード映像

    ランド・ノリス F1モナコGP予選で伝説刻む「70秒切り」オンボード映像

    マクラーレンのランド・ノリスが、2025年F1モナコGP予選で劇的なポールポジションを獲得した。母国モナコでのポールを狙っていたシャルル・ルクレールを、予選最終盤のアタックで逆転した。

    ノリスは最後のアタックで1分09秒954を記録。これはモナコ市街地コースにおける歴史上初の「70秒切り」のラップタイムであり、暫定ポールだったルクレールを0.109秒上回る見事な走りだった。

    ルクレールは週末の全3回のプラクティスで最速タイムを叩き出していたが、ポール奪取にはわずかに届かなかった。

    今回のポールポジションは、ノリスにとって今季開幕戦オーストラリアGP以来で、2025年シーズン唯一の勝利を挙げたグランプリ以来の快挙でもある。

    公開されたオンボード映像では、市街地の狭隘なコースでギリギリの限界を攻めるノリスの視点から、コーナー侵入やブレーキングポイント、シケインのクリア状況が手に取るように伝わってくる。

    映像はスタートから最終シケインまでほぼ全区間をカバー。モナコ名物のトンネル区間では最小限のステアリング操作で最高速を維持し、ターン1ではわずかなタイヤカスをものともせずに斜行。最終ラップのクライマックスでは、0.109秒差で暫定トップに立つ瞬間のデジタルセクタースコアが表示され、コックピット内の興奮が画面越しにも伝わってくる。

    日曜の決勝では、2ストップ義務付きのレースが予定されており、2021年に記録した3位がこれまでのモナコでの最高成績であるノリスにとって、新たな挑戦となる。

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  • 角田裕毅 レッドブルF1のランプランに不満?「何が起きたかはわかっている」

    角田裕毅 レッドブルF1のランプランに不満?「何が起きたかはわかっている」

    角田裕毅は、F1モナコGP決勝を前に「自分は“動けないカモ”のような存在になるだろう」と語り、12番グリッドからの厳しい戦いを覚悟している。

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は土曜の予選前まで好調を維持しており、モンテカルロ市街地コースで行われた最終プラクティスではトップ10圏内に入るパフォーマンスを見せていた。

    しかし、メルセデスの2台がそれぞれの問題でQ1敗退となり、Q2の出走は13台に限られた中、角田裕毅は最終セッション進出を果たせず予選12位に終わった。

    Q2終盤、後方に沈んでいたアイザック・ハジャーが最後のアタックでポジションを上げたことにより、角田裕毅はQ2敗退が決定。直後の無線では『ハジャー!正直、あまりにアンフェアだ。こうなるって分かっていた。絶対こうなるって分かっていた』と苛立ちをあらわにした。

    さらにセッションに角田裕毅は、「最後のアタックだけじゃなくて、Q2に入った時点から何かおかしかったです」と振り返り、「何が起きたかは分かりましたが、ここで言わなくてもいいかなと思います」と意味深な言葉を残した。

    それでもモナコでの決勝に向けては前を向いており、「モナコは厳しいけれど、ポイントを取りたいです」と語っている。

    取材に応じた角田裕毅は、週末の自身のペースについて次のように語った。

    「今週を通してペースはありました。毎回トラフィックに引っかかったり、ちゃんとしたラップが取れなかったセッションを除けば、マックスとかなり近い位置で走れていたと思います」

    「だから、ペースも集中力もあったし、週末全体を通してすごくクリーンでした。本当に悔しいです」

    角田裕毅 レッドブル F1 モナコGP

    「クルマの仕上がりも良かったです。FP3ではソフトでまともなラップができなかったけど、ミディアムでフラットスポットができても、マックスとかなり近いタイムで走れていました。かなり良かったです」

    狭くツイスティなモナコ市街地ではオーバーテイクのチャンスが限られているため、角田裕毅は厳しい展開になることを予想している。

    中団からのスタートについて問われると、角田裕毅は次のように語った。

    「前のチームが何か面白いことをやってくるかもしれません。たぶん一筋縄ではいかないし、予測も難しいです。全力は尽くすつもりです」

    「正直このポジションだと、後ろのクルマに対して“動けないカモ”、ほとんど乗せられてるだけの乗客みたいなものです」

    「もちろんオーバーテイクを狙っていきますけど、ここではいつもリスクもあります。チャンスが見えたら、行くつもりです」