カテゴリー: F1モナコGP

  • 2025年F1 モナコGP 決勝:FACTS AND STATS

    2025年F1 モナコGP 決勝:FACTS AND STATS

    2025年F1モナコGPでは、導入された「強制2回ピットストップ」ルールが各チームに異例の戦略を促し、決勝は例年以上に戦術色の濃い展開となった。優勝はランド・ノリスとマクラーレンが制したが、中団ではレーシングブルズが巧みなチーム戦略で両ドライバーをキャリア最高位に導き、注目を集めた。

    伝統の市街地コースで繰り広げられたレース後には、多くの印象的な数字や記録が残された。

    マクラーレンの快挙から、フェラーリの今季ベストリザルト、オスカー・ピアストリの連続表彰台記録、さらにはアロンソの不振やメルセデスのノーポイントなど、見逃せないトピックが並んでいる。

    ■ ランド・ノリスの勝利は、マクラーレンにとって2008年ルイス・ハミルトン以来となるモナコGP優勝

    ■ モナコでの通算16勝目となり、マクラーレンにとって最多勝を挙げているグランプリとなった

    ■ ノリスにとっては、今季開幕戦のオーストラリアGP以来となる今季2勝目

    ■ ノリスの通算6勝目で、チームメイトのオスカー・ピアストリと勝利数で並んだ

    ■ シャルル・ルクレールの2位は、フェラーリにとって2025年シーズン最高位

    ■ ルクレールにとってモナコでのポディウムは、2024年の優勝を含めてキャリア2度目

    ■ フェラーリはモナコGPで通算58回目の表彰台獲得。これは全チーム中最多

    モナコGP F1 2025年のF1世界選手権エステバン・オコンがハースにとってモナコで過去最高の成績をもたらした

    ■ ピアストリの3位は7戦連続の表彰台。これは歴代でも3番目に長い記録

    ■ マクラーレンがモナコでダブル表彰台を達成したのは2007年以来

    ■ トップ3のグリッド順がそのまま決勝順位となったのは3年連続

    ■ 4位のマックス・フェルスタッペンは、過去7戦で4度目の表彰台圏外

    ■ フェルスタッペンはモナコGPで2年連続の表彰台逃し

    ■ 5位のルイス・ハミルトンは、モナコで2019年以来の表彰台なしが続く

    ■ ハミルトンは決勝でポイント圏内の中では最多となる2ポジションアップ

    ■ オコンの7位は、ハースにとってモナコGPでの過去最高リザルト

    ■ オコンにとっては今季3度目のポイント獲得

    モナコグランプリ 2025年のF1世界選手権またしてもノーポイントとなったフェルナンド・アロンソ

    ■ アイザック・ハジャーの6位はルーキーとして自身最高のフィニッシュ

    ■ リアム・ローソンの8位もキャリアベストで、レーシングブルズの両ドライバーが自己最高位

    ■ ファエンツァ拠点のチームにとって、モナコでのダブル入賞は2019年以来

    ■ アレックス・アルボンは昨年に続きモナコで2年連続の9位

    ■ アルボンは今季、1戦を除きすべてでポイントを獲得

    ■ カルロス・サインツとのダブル入賞で、ウィリアムズがモナコGPで20年ぶりのダブルポイント

    ■ ジョージ・ラッセルが11位、キミ・アントネッリが18位で、メルセデスは2024年オーストラリアGP以来のノーポイント

    ■ アストンマーティンのフェルナンド・アロンソはリタイア。開幕8戦ノーポイントは過去10年で最悪のスタート

    ■ アルピーヌのピエール・ガスリーは、今回のリタイア前までモナコでの完走率100%を誇っていた

  • レッドブルF1の“賭け”戦略 モナコでフェルスタッペンに託した逆転の一手

    レッドブルF1の“賭け”戦略 モナコでフェルスタッペンに託した逆転の一手

    レッドブル・レーシングがマックス・フェルスタッペンに採用したオフセット戦略は、終盤まで首位を維持させ、最終的には残り2周で義務付けられた2回目のピットストップを行うというものだった。低速コーナーとバンピーな路面が特徴のモナコ市街地サーキットでは、通常の高速コースのような競争力を発揮できないレッドブルにとって、勝利を狙う唯一の希望だった。

    この戦略は、予選4番手からスタートし、ハードタイヤでロングスティントをこなした後、ミディアムで50周という非常に長い2スティント目を走る内容だった。

    今大会特有のレギュレーションにより、レース中には最低でも2種類のコンパウンド、合計3セットのタイヤを使用することが義務付けられていた。C6のソフトタイヤは数周しか保たないため、戦略の主軸はC4ハードとC5ミディアムで組み立てる必要があった。

    マックス・フェルスタッペン モナコGP F1 レッドブル・レーシングフェルスタッペンはモナコでオルタネート戦略を採用

    マクラーレンとフェラーリは、それぞれのマシンにこのレース用コンパウンドの3セットを確保していたが、レッドブルはフェルスタッペン用に2セットしか用意していなかった。

    これは、レッドブルが予選に向けてソフトタイヤの使用セット数を最大化しようとした結果であり、プラクティスでも追加でミディアムを1セット使っていたためだ。レース開始時点で各ドライバーが利用可能だったハードとミディアムのセット数は以下のとおり:

    ■ ノリス:新品ハード2セット/新品ミディアム1セット
    ■ ルクレール:新品ハード1セット/新品ミディアム1セット/使用済ミディアム1セット
    ■ ピアストリ:新品ハード2セット/新品ミディアム1セット
    ■ フェルスタッペン:新品ハード1セット/新品ミディアム1セット
    ■ ハミルトン:新品ハード1セット/使用済ハード1セット/使用済ミディアム1セット

    理論的には、これはレッドブルにとって不利な状況だった。というのも、ハードとミディアムを2スティントにわたって長く使用しなければならず、3セット使用の義務を果たすためには、不向きなソフトタイヤをどうしても投入せざるを得なかったからだ。

    一方で、フェラーリとマクラーレンはソフトを使用する必要がなく、スティント長を柔軟に調整する戦略の自由度が高かった。

    マックス・フェルスタッペン F1レース終盤に首位を走ったが、最終的には4位でフィニッシュしたフェルスタッペン

    とはいえ、この理論上の不利は実際には大きな問題とならなかった。というのも、マクラーレンやフェラーリに対して競争力を欠いていた今回のレッドブルにとっては、そもそも長いスティントが最適だったからだ。後方からのアンダーカットの脅威も存在せず(これは予選でのペナルティによりルイス・ハミルトンが3グリッド降格し、スタートでフェルスタッペンの後ろに回ったため)、レッドブルとしては、他車がピットストップを済ませた後にセーフティカーや赤旗が出るのを期待して、できるだけ長く走行を続ける戦略を選んだ。

    この戦略がうまくはまれば、番狂わせの勝利も不可能ではなかった。しかし、現実にはそうはならず、フェルスタッペンは最終的なピットストップ後、4番手でコースに復帰し、そのままフィニッシュした。

    予選でフェルスタッペンの走行を妨害したことでハミルトンがグリッド降格処分を受けていなければ、フェルスタッペンは5番手スタートとなっていた可能性が高く、その場合のフィニッシュも5位だっただろう。

    しかし、0.286秒も速いタイムで予選を終えたハミルトンのフェラーリは、決勝ではフェルナンド・アロンソのアストンマーティンに引っかかり、その後も“人工的にスローな”渋滞の中で周回遅れに苦しむ展開となった。その結果、フェルスタッペンにとっての脅威とはならなかった。

    レッドブル・レーシングレッドブルにとっては苦戦のモナコだったが、次戦スペインGPは得意とするサーキットだ

    チャンピオンシップ争いの観点では、今回の結果はレッドブルにとって「善戦」だったとも言える。フェルスタッペンがポイントリーダーであるオスカー・ピアストリに対して失ったのはわずか3ポイントにとどまった。

    近年の改良にもかかわらず、レッドブルRB21は依然として低速でバンピーなコースには根本的に適していない。しかし、次戦はバルセロナ。レッドブルにとってははるかに相性の良いサーキットとなるはずだ。

    予選でポールポジションから0.7秒遅れたフェルスタッペンはこう語っていた。

    「今年の予選では、実は去年よりも遅かった。ここで改善したかった部分は、まったく改善されていない。新世代マシンになってから、毎年ここではずっと苦しんでいる」

    「2023年はマシン全体に大きなアドバンテージがあったから勝てたけど、それ以外の年はいつも苦戦ばかり。毎年挑戦してるけど、理由はわからないが、ここではなぜかうまくいかない」

    決勝でも状況は変わらなかった。

    「トップ3のマシンとはペースが違った。ついていこうとすると、すぐにタイヤがオーバーヒートしてしまった。ここはただ僕ら向きのコースじゃないんだ」

  • 角田裕毅 F1モナコGP総括「予選でもっと上にいないとダメですね」

    角田裕毅 F1モナコGP総括「予選でもっと上にいないとダメですね」

    角田裕毅にとって、2025年F1モナコGPは忘れたい週末となった。Q2敗退に始まり、レースではピエール・ガスリーとの接触、さらに裏目に出た戦略も重なり、今季4度目のノーポイントに終わった。

    4月初旬にレーシングブルズからレッドブル・レーシングへ昇格して以降、角田裕毅は3戦でポイントを獲得しているものの、パフォーマンスの安定性という点では本人もチームも満足していない。

    予選ではFP3まで好調なペースを見せていたが、Q2では0.683秒届かず、12番手に終わった。「正直、予選は本当にごちゃごちゃだったんです。モナコだし、簡単にはいかないって分かってたんですけど、それでも全部がかなり混乱してしまって、うまくまとめられなかったです」と角田裕毅は振り返る。

    決勝では、序盤にガブリエル・ボルトレトがクラッシュしてバーチャルセーフティカー(VSC)が導入されたタイミングで、レッドブル・レーシングは角田裕毅をピットに呼び入れる。だがこの“逆張り”戦略は裏目に出て、17番手まで後退する結果となった。

    その後はモナコ特有の“隊列”の一員となり、前に出るチャンスは訪れなかった。「とにかく、人生で一番長く感じたレースでした。あのポジションにいた以上、何か違うことを試すしかなかったんです」と角田裕毅。

    「特に前にいた2チーム(レーシングブルズとウィリアムズ)は、2台揃っていたので、何か仕掛けてくるだろうとは思ってました。実際、その通りでした。でも、結局は自分でそういう状況にしてしまったので、やっぱりもっと予選で前にいないといけなかったですね」

    角田裕毅 モナコGP F1

    そんな中、さらなるアクシデントが発生。ピエール・ガスリーのアルピーヌがブレーキトラブルに見舞われ、角田裕毅のRB21の右リアに追突。「あいつバカなの?何やってんの?」と無線で怒りを露わにしたが、幸いにもマシンに大きなダメージはなかったという。

    「衝撃はありましたけど、正直ダメージがあったかは分からないくらいで、普通に走りきれたので大事には至らなくてよかったです」と角田裕毅。

    この接触は、2025年シーズンに入って角田裕毅とガスリーが交錯した2度目のケースで、最初は第2戦ジェッダでのオーバーテイク失敗によるものだった。

    「FP3まではしっかりペースがあったので、それを活かせなかったのがすごく悔しいです」と角田裕毅。「各チームが戦略をいろいろ試すのは分かってましたけど、P12からのスタートではどうしようもないです。やっぱり予選でもっと上にいないとダメですね」

    最終的に角田裕毅は、76周目に2度目の義務ピットストップを行い、17位でチェッカーを受けた。レッドブル・ファミリーの中で唯一、モナコでポイントを獲得できなかったドライバーとなってしまったが、今週末のスペインGPでの巻き返しに期待がかかる。

  • 2025年F1 モナコGP 決勝:トップ3インタビュー&記者会見全文

    2025年F1 モナコGP 決勝:トップ3インタビュー&記者会見全文

    2025年F1モナコGPは、マクラーレンのランド・ノリスがキャリア初のモンテカルロ制覇を果たし、歴史に残る週末となった。ポールポジションからスタートしたノリスは、2度のピットストップ義務という新ルールの下でも冷静なタイヤマネジメントと的確なレース運びを見せ、後方から迫るシャルル・ルクレールのプレッシャーを最後まで抑えきった。

    レース後のインタビューでノリスは「子どもの頃の夢が叶った」と語り、その喜びを噛み締めた。一方、2位のルクレールは「予選で負けていた」と悔しさをにじませつつも、フェラーリにとって収穫のある週末だったと振り返る。3位にはチームメイトのオスカー・ピアストリが入り、マクラーレンは2台揃って表彰台を獲得する会心の結果を収めた。

    トラックインタビュー(インタビュアー:ジェンソン・バトン)

    Q:オスカー、モナコには勝つために来たと思うけど、今回は表彰台。満足できる結果では?
    オスカー・ピアストリ:そうだね、もちろん勝てたらもっと良かったけど、今週末はちょっと難しかった。プラクティスは全体的にバタバタしていて、予選に向けてあまり自信を持ててなかったんだ。いいところまでは行けたけど、あと一歩足りなかった。モナコでは予選位置がほぼそのまま決勝結果になるから、全体としては満足してる。またモナコでの表彰台だし、ポイントも取れた。悪くない週末だったと思う。

    Q:プラクティスではサン・デボーテでクラッシュもあったけど、そこから表彰台まで戻った。チームとしても素晴らしい働きだったね。しかも、これが「悪い週末」だとしたら、相当うまくいってるよね。
    ピアストリ:まさにその通り。ほんのわずかな差が大きな違いになる。これが「悪い週末」だとしたら、そこまで悪くないね。まだ改善すべき点もあるけど、来週また頑張るつもり。ランドにもおめでとうと言いたい。素晴らしい週末だったね。シャルルもいつも通り速かったし。嬉しいし、また表彰台で会おう。

    Q:おめでとう。しかも今もチャンピオンシップのリーダーだね。
    ピアストリ:ありがとう、よろしく。

    Q:シャルル、ホームレースお疲れさま。去年はここで勝利を祝ったけど、今回は惜しくも2位。レース前の車の仕上がりを考えると、ある程度満足してる?
    シャルル・ルクレール:いや、正直言ってあまり満足はしていない。結局、昨日の予選でレースを失ったと思っているし、もっと良い仕事ができたはず。でもランドの方が素晴らしい仕事をしていて、彼が勝つにふさわしい週末だった。個人的には、去年子どもの頃の夢を叶えられたけど、今年はそうはいかなかった。ただ、事前の予想よりははるかに良かったと思う。トップ10に入るのも難しいかと思っていたけど、最終的に2位でフィニッシュできたのは良い結果だね。

    Q:2ストップ戦略で前が詰まる展開もあって、最後の数周はかなりプレッシャーをかけていたように見えた。車の中ではどうだった?
    ルクレール:そうだね、最初はちょっと退屈だったよ。ランドに近づきすぎるとタイヤやブレーキがオーバーヒートしてしまうから、あえて距離を空けてたんだ。その後、マックスが“待機作戦”に出てるのが分かって、赤旗を狙ってるのかなと。それでランドにもっとプレッシャーをかけられたけど、結局は十分じゃなかった。

    Q:最後にモナコのファンにメッセージを。
    ルクレール:いつも言ってるけど、フェラーリのドライバーとして世界中で応援してもらえて本当に幸運だと思ってる。でもここで生まれて、モナコの皆さんが応援してくれるのは特別だね。モナコ人の数は多くないけど、みんなの声援は心に響いているよ。今日は優勝を届けられなかったけど、来年こそはと願っている。

    Q:ランド・ノリス、F1モナコGP初優勝おめでとう!どんな気分?
    ランド・ノリス:最高だね。モナコは長くて、流れるようなレースだけど楽しかった。かなりの時間プッシュできたし、最後の方はシャルルがすぐ後ろにいて、前にはマックスがいたからちょっと緊張もあったけど、モナコで勝てた。それが全てだね。ポールからの勝利だし、これが子どもの頃に夢見てたことなんだ。グリッドで君(バトン)を見かけて「ジェンソンがいるなら、今日はラッキーだ」と思ってたよ。

    Q:「Monaco baby!」って叫んでたけど、それ僕のセリフだよ(笑)
    ノリス:あ、そうだった?ごめん(笑)

    Q:でもモナコでは土曜日の予選がカギだってよく言われるよね。素晴らしいポールだったけど、日曜も走り切らないといけない。スタートもよかったし、あのプレッシャーの中で戦うのは相当大変だったんじゃない?
    ノリス:そうだね、一番大変だったのは終盤だと思う。レース全体としてはコントロールできてたけど、マックスが前にいてペースを落としてきたとき、シャルルがチャンスを狙える状況になった。だからうまくマネジメントする必要があった。マックスとの距離を保って、自分がプッシュすべき時に備える。そんな感じで戦略的に動いたレースだった。チームもすごく喜んでるし、今夜は素晴らしい夜になるよ。

    記者会見

    Q:ランド、おめでとうございます。あなたはモナコGPを制しました。この特別な表彰台からの景色はどうでしたか?
    ランド・ノリス:見えたのはカメラのレンズばっかりだったよ(笑)。でも大事なのは気持ちの方なんだ。下を見ればチームのみんなや両親の姿があって、本当に特別だった。子どもの頃からの夢が今日、現実になったんだ。F1にたどり着くこと、F1で勝つこと、そしてモナコで勝つこと。その3つの夢を今日叶えられた。自分自身にもチームにも誇りを感じている。マクラーレンにとっても、2008年以来の勝利だから、本当に大きな成果だよ。

    Q:ポールからの勝利で、理想的な週末に見えました。レース中に何かトラブルはありましたか?
    ノリス:大きなトラブルはなかったけど、緊張する瞬間は確かにあった。特に終盤、シャルルが後ろにいて、マックスが前でペースをコントロールしてた時。マックスに近づきすぎると、シャルルにとってチャンスが生まれる。だからその間合いを保つのが難しかった。ストラテジーも上手くいったと思うし、結果は完璧だった。集団の中を通過する時にミスしないようにするのが一番神経を使ったよ。でもタイヤマネジメントも含めて、うまくやれたと思う。

    Q:今回の週末は、これからに向けてどれくらい自信を与えてくれた?
    ノリス:昨日の予選のほうが、自分にとっては自信につながった。日曜のレースは今シーズンずっと自信を持って臨めていたけど、予選はこれまで苦労していたから。昨日はすごく誇らしかった。単にポールを取ったからじゃなくて、自分の走りとして納得できたから。今後に向けて大きな自信になるし、次のバルセロナも楽しみだよ。

    Q:ランド、モナコで導入された義務的2ストップルールについてどう思いましたか?
    ノリス:正直言って、嫌だった。

    Q:なぜ?
    ノリス:単純に怖かったから。1ストップならもっと気楽にできたのに。僕らのためにあるルールじゃない。ファンのために、エンタメ性を高めるために導入されたんだと思う。でもそれが本当に良かったかどうかは、君たちが判断することだと思う。

    Q:じゃあ逆に聞いてみるけど、来年もモナコでこのルールを続けるべきだと思う?
    ノリス:どこからスタートするか次第かな(笑)。

    Q:シャルル、素晴らしい週末だったと思います。この2位という結果、今季の流れの中でどんな意味がありますか?
    シャルル・ルクレール:2位で満足ってタイプじゃないから、正直言うと複雑。でも冷静に振り返れば、チームにとっては非常にポジティブな結果だったと思う。今季、低速コーナーでのパフォーマンスがとても悪かったから、ここモナコでは苦戦すると思ってた。けど、このサーキットはバンプや縁石の処理が多くて、車の特性が合ってた。そういう意味では上出来。ルイスの10点と僕の18点で、非常に貴重なポイントが取れた。

    Q:レース中、オーバーテイクのチャンスはどこにあった?
    ルクレール:マックスが前に出た終盤、最後までチャンスは信じていた。前夜から、ランドに仕掛けられる2~3カ所を頭の中で思い描いていたし、リスクもいとわず行くつもりだった。でも実際にはその状況は来なかった。2~3周だけ「今行けるかも」と思った瞬間はあったけど、ランドがすぐに反応してしっかり守ってきた。だから結局仕掛けることはできなかった。

    Q:具体的にどのコーナーで狙っていた?
    ルクレール:ラスカスで2周ほどかな。あとはフェアモントでも1回。でもフェアモントのは正直かなり楽観的すぎたと思う(笑)。

    Q:義務的2ストップルールについての考えは?
    ルクレール:今日のように2位だった立場からすると、導入されてよかったと思う。多少なりとも逆転の可能性があるから。ただ、後ろの方ではチームプレイ的な動きもいろいろあったようで、それが“アクション”と言えるのかは微妙なところ。レース全体はまだ見てないけど、少なくとも戦略面での駆け引きはあったし、単調な展開よりは良かったのかもしれない。モナコは特別な場所だから、予選の重要性が高いのも“らしさ”のひとつ。だからといって、無理に変える必要があるのかは議論の余地があるね。

    Q:オスカー、おめでとうございます。今日のレースは予想どおりの展開でしたか?
    オスカー・ピアストリ:はい、ほとんど予想どおりでした。後方ではいろいろと動きがあったみたいだけど、僕の位置から見た展開は想定通りだった。去年と比べるとペースは速くなったと思う。だからコックピットの中では去年よりも少し緊張感があった。全開でプッシュしてるわけじゃないけど、特定の場面では集中力が必要だったね。

    Q:金曜や土曜に比べて、今日はマシンに満足できましたか?
    ピアストリ:まあ悪くはなかったけど、レースでは限界まで攻めることはしないからね。予選の時点ではマシンに満足してたと思う。問題はその予選までのリズムに乗るのに苦労してたこと。モナコではクリーンな準備ができてないとすぐに痛い目を見るから。今回はそこが足りなかったと思う。でも予選のペース自体は良かったし、すべてを引き出そうとしていた。昨日は1周ごとに苦労したね。今日は3位以上を目指していろいろ試したけど、結果は変わらなかった。

    Q:義務的2ストップルールについても感想をお願いします。
    ピアストリ:確かにレース中、数カ所で緊張する場面はあった。周囲の車とのセーフティカーウィンドウを確保したり、逆に他の車のウィンドウから逃れたりするためにプッシュしなきゃいけないタイミングもあった。戦略的要素は増えたと思う。ただ、上位勢にとっては大きな影響はなかったかな。仮に残り5周で赤旗が出て、マックスが勝っていたら、全く違った展開になっていた可能性もある。そのうち実際にそういうことが起こるかもしれないけど、それが“見たいレース”なのかは分からないね。少なくとも今回に関しては、前の方では大きな違いは生まれなかったと思う。

    2025年のF1世界選手権 モナコGP 決勝

    質疑応答セッション

    Q:ランド、マックスが最後までピットを引っ張っていた時、もし赤旗が出ていたら彼が勝つ可能性もありました。怖くなりませんでしたか?
    ランド・ノリス:いや、何もできなかったからね。自分のコントロール外のことだし、考えても仕方ない。もし赤旗が出てたら、それで彼が勝っても「おめでとう、マックス」って言うしかない。僕は自分のレースに集中してただけ。もちろん、赤旗が出ないことは祈ってたけど、それだけだよ。

    Q:ランド、メルボルン以来の勝利です。いろいろ言われていた中で、今回の勝利は自信を取り戻す意味でも大きかったのでは?
    ノリス:みんな好き勝手に言うからね。でも、そんなのほとんど事実じゃない。僕やチームが真実を分かっていれば、それで十分。オーストラリアの後、自分の中での勢いを取り戻すためにずっと努力してきた。この週末は、その最初の一歩。まだすべてを取り戻したわけじゃないけど、自信は回復してきてる。

    昨日の予選の方が、今日の勝利以上に嬉しかった。感情的にも強く感じた。僕はずっと予選が得意だったけど、今年はその感覚を失っていて、それを取り戻すのが本当に難しかった。ようやく戻ってきたという実感があったからね。

    ここにはシャルルもマックスもオスカーもいて、F1の中でもトップクラスの才能を持つドライバーたちばかり。そういう中で戦うには、最高の自分でいなきゃいけない。だから、この数ヶ月でどれだけ努力してきたかは、自分とチームだけが分かってるし、それで十分なんだ。

    Q:シャルル、来年F1マシンが小型化されますが、それが今年すでに導入されていたらランドを抜けたと思いますか?
    シャルル・ルクレール:正直分からない。来年のマシンがどれくらい小さくなるかもまだ分かってないし。モナコではどんなマシンでもオーバーテイクは難しいと思う。後ろの車のサイズに応じて前の車の守り方も変わるからね。多少抜きやすくなることを期待してるけど、決定的とは言えない。

    Q:シャルル、フェラーリはまだ改善が必要とのことですが、特にどこに課題があると考えていますか?
    ルクレール:間違いなく低速コーナーが最大の課題だね。だからこそ、ここモナコに来る時はすごく悲観的だった。でもこのサーキットはバンプや縁石が多くて、逆にフェラーリには合っていた。そういう特殊条件が良い方向に働いたわけだけど、それは長期的な解決にはならない。今後は、こうした“特殊条件”に頼らずに戦えるように、低速域のパフォーマンスをしっかり改善しないといけない。

    Q:ランド、モナコ制覇というのはキャリアの中でどのくらいの位置づけになりますか?
    ノリス:一番誇りに思うのは、いつか自分の子どもに「パパはモナコで勝ったんだ」って言えることかな。これは間違いなく自分のキャリアの中でも特別な位置づけになる。週末を通してポールと勝利の両方を達成できたっていう意味でも、完璧な内容だったし。

    それに昨日の予選で出した1分09秒というタイムも、今後長い間破られないんじゃないかな。来年の車は今年ほど速くならないだろうし、もしコースレイアウトが変わらなければ、あのラップタイムはしばらく残ると思う。そういう意味でも誇らしい。過去にモナコで勝ったドライバーたちは、必ずしも全員がチャンピオンではないけど、大半はそうだった。30年後に「2025年、モナコで勝った年があった」と言えるのが楽しみだよ。

    Q:オスカー、最初のピットストップのとき「シャルルを抜くため」と無線がありましたが、ストップがやや遅れました。あれがなければ前に出られたと思いますか?
    オスカー・ピアストリ:いや、無理だったと思う。そもそも差が大きすぎた。何か起こすためにやってみたけど、実際のところ、結果が変わる可能性は低かったと思う。

    Q:3人に質問です。2ストップ義務ルールについて、すべてのレースに導入すべきだと思いますか?
    ランド・ノリス:それはルールを作る人たちに聞いてほしい。僕らは決められたルールの中で戦うだけ。何を求めるかによるよね。レースを“演出”したいのかどうか。今回、オーバーテイクが増えたわけじゃないと思うよ。むしろ“運”で結果が左右されかねない。赤旗やセーフティカーで状況が変わることになるし、純粋にレースで勝った人が正当に評価されないリスクがある。それって本当に望ましいのかなと。F1はスポーツであるべきだと思う。誰が一番速いか、誰が一番うまくレースしたかで決まるべきだよ。モナコの魔法って、そもそも予選にあるわけだし、それを無理に壊す必要はないと思う。

    シャルル・ルクレール:僕もランドと似た考えだね。今日は2位だった立場から言えば、2ストップ制は少し希望が持てるルールだった。トラフィックでいろんなことが起こるからね。ただ、後ろの方ではチーム戦略的な“ゲーム”もあったようで、それが本当に良いレースかどうかは判断が難しい。でも、モナコは昔からそういう特殊な場所。無理に変えるよりは、F1全体としてオーバーテイクしやすい車を作る方向で進めた方がいいんじゃないかと思う。

    オスカー・ピアストリ:いくつか緊張する場面は増えたよ。セーフティカーウィンドウの計算とかね。でも、上位勢にとってはそこまで大きな影響はなかったと思う。もし赤旗でマックスが勝っていたら全然違った結果になったかもしれないけど、それが“良いレース”かどうかは別の話。今後、そういう展開は出てくるかもしれないね。

    Q:ランド、マックスがわざとペースを落として、シャルルにチャンスを与えようとしていたと思いますか?

    ランド・ノリス:彼に聞いた?

    Q:うん、聞いた。「タイヤの状態が悪かっただけ」と言ってたよ。

    ノリス:なら、それが答えだね。僕から言えることは何もないよ。

    Q:3人に質問です。今回のルール変更は、エンジニアとの連携やチーム間の協力において、何かしらプレッシャーを増やしたと思いますか?

    シャルル・ルクレール:ランダム性が増したとは思う。運が良ければ得をするし、悪ければ大損する。それは自分たちの手の届かないところで起きるから、少し不安になる。ただ、モナコでは昔からそういう傾向があるし、今回は特に2ストップでそれが強まった感じかな。でもエンジニアとの間で、特別に緊張感が高まったということはなかったよ。

    Q:ランドとオスカーに質問です。今夜はモナコGPの後、チームの“もうひとつの週末”があるわけですが、インディ500はどこで見ますか? シャルルはどうですか? 去年は観られなかったと思いますが。

    ランド・ノリス:ソファで観る予定だよ。誰かに招待されたら別だけど(笑)。まあ、今のところは自宅観戦かな。そろそろ始まる時間だよね。これくらいにして、観に行きたいくらいだよ。

    シャルル・ルクレール:何時スタート?

    ノリス:1時間後か1時間半後くらい。

    ルクレール:うちはたぶんその時間、まだチームミーティングしてるね。フェラーリはいつも出発が遅いから(笑)。でも、すごくクレイジーなレースだと思うし、さっきオスカーとも話してたんだけど、僕はたぶんやらないかな。ちょっとレベルが違いすぎるというか。F1が好きだし、今はそこに集中してる。そのあとでやりたいのは、兄と一緒にル・マンに出ること。それが夢なんだ。だから、僕にとってはル・マンが次の目標で、インディ500は尊敬はしてるけど、ちょっと別世界という感じだね。

    ノリス:僕も同じ。僕も兄とル・マンに出られたら素晴らしいけど、彼は少しレースから離れてるからなぁ。でもアメリカのドライバーたちには本当に尊敬してる。今回ロバート・シュワルツマンがポールを取ったって聞いたけど、すごいよね。昔、2015年か2016年のフォーミュラ・ルノーでチームメイトだったんだ。だから彼が今あの舞台で結果を出してるのは感慨深い。でも、僕はインディ500には出ないって今はっきり言える。まったく興味がない。僕のやりたいことじゃないし、楽しめる気がしない。シミュレーターで走った時は面白かったけど、ぶつかっても痛くなかったからね。リセットボタン押せば済んだ(笑)。それくらい別物なんだ。

    Q:ランド、モナコに勝った今、トリプルクラウン(モナコGP、ル・マン、インディ500)に挑戦したくなったりはしませんか?

    ノリス:いや、ならないね。

  • クリスチャン・ホーナー F1モナコGPに提言「コース改修の時が来た」

    クリスチャン・ホーナー F1モナコGPに提言「コース改修の時が来た」

    レッドブル・レーシング代表のクリスチャン・ホーナーは、F1モナコGPでのオーバーテイク不足を受け、今こそ伝統あるモナコ市街地コースのレイアウト変更を「検討すべき時が来た」との見解を示した。

    今年のモナコGPでは、レースに変化をもたらすための新ルールとして義務的な2回のピットストップが導入されたが、決勝78周を通してオーバーテイクは一度も記録されなかった。

    優勝争いは激しい接戦となり、マクラーレンのランド・ノリスがフェラーリのシャルル・ルクレールの猛追を抑えて、2008年以来となるチームのモナコ勝利を果たした。

    レース後、報道陣の前に立ったホーナーは、率直な意見を述べた。

    「レース中にオーバーテイクは1度もなかったと思う」

    「だからこそ、ブレーキングゾーンをもっと設ける手立てがないかを考える必要がある。例えばトンネルの出口やターン1に、もう少し長いブレーキングゾーンを作れないか。とにかく、我々はそれを真剣に調査すべきだ」

    「今のF1マシンはあまりにも大きく、並んで走る余地がない。だから追い抜きの機会が生まれないんだ」

    「モナコも変わってきた、今こそ次の一手を」
    コース変更が現実的かどうか尋ねられると、ホーナーはこう答えた。

    「最終的には、すべてのものが時代に合わせて変化していかなければならないと思う」

    「モナコは象徴的で歴史あるサーキットだ。でも、これまでモナコがどれだけ変わってきたかを考えてみてほしい。海に土地を埋め立てて新しいエリアをつくってきたわけで、72回もここでグランプリが行われてきた中で、決して変わらなかったわけじゃない」

    「大規模な変更は必要ないと思う。ただ1カ所、オーバーテイクできる可能性のある場所があれば、それでいいんだ」

    「誰もがわかっていることだけど、このサーキットに来た時点で、レースの結果はほぼ土曜の予選で決まってしまう。だから我々はピット戦略に変化を加える新ルールを導入した。でも、結局トップ10の中で順位が変わったのはリタイアによるものだけだった」

    レッドブル・レーシング F1 モナコGP

    F1では2026年に新レギュレーションが導入され、車体サイズの縮小と軽量化が予定されているが、それがモナコでのレースにどう影響するかについて、ホーナーは冗談を交えて答えた。

    「小さいクルマ、例えばカートとかね」と笑いながら言い、「とにかく今のマシンはこのサーキットには大きすぎる。ほとんど並走することすらできない」

    「でも我々はここに来る。それはモナコだからだ。そして、この場所には特別な格式とステータスがある。だけど、やはりどこかで時代に合わせた進化が必要だと思う」

    「マーシャルたちは素晴らしい仕事をしてくれている。イベント自体は本当に見事なものだ。ただ、もし1カ所でもいいからオーバーテイクが可能な場所があれば、それだけでも素晴らしいと思う。F2や他のサポートレースでさえ、状況はほぼ同じだからね」

    2025年から試験的に導入された2回のピット義務ルールについては、レースに「多少なりとも面白みが加わった」と評価。

    「改善だったと言えると思う。戦略面ではより興味深くなったし、リスクも増えた。少なくとも去年のような単なる行進よりはよかった」

    「根本的な問題は、ここではオーバーテイクできないということ。しかも、クルマの本来のペースよりも3~4秒速く走れるのに、ドライバーたちはそれを抑えて周回しているんだ」

  • 2025年F1 モナコGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 モナコGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 モナコGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。5月25日(日)にモンテカルロ市街地コースで2025年のF1世界選手権 第8戦 モナコグランプリの決勝レースが行われた。

    ランド・ノリスがモナコGPで悲願の初優勝を飾った。第1コーナーでのロックアップを乗り越えた後は、フェルスタッペンとルクレールに挟まれながらも冷静にレースを制し、マクラーレンに2008年以来のモナコ勝利をもたらした。2位のシャルル・ルクレールは母国で奮闘するも届かず、ピアストリが3位で続いた。

    中団では戦略の妙が光り、レッドブルのフェルスタッペンは先頭走行と引き換えに4位、フェラーリのハミルトンはピット戦略で5位。レーシングブルズは見事なチームプレーで6位と8位を確保し、ウィリアムズも両ドライバーが揃って入賞圏内に滑り込んだ。

    1位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「最高の気分だ。子どもの頃から夢見てきたモナコでの優勝を達成できた。自分自身とチームを誇りに思う。レースは長かったけど、かなりの部分でプッシュできたから楽しかった。終盤はシャルル(ルクレール)がすぐ後ろにいて、前にはマックス(フェルスタッペン)がいたからちょっと難しかったけど、コントロールはできていたし、必要なときにプッシュできた。チームも僕もすごく満足してるし、この勢いで3連戦の最終戦バルセロナに臨むよ」

    2位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今日は勝てなかったのは残念だけど、全力は尽くした。結局のところ、勝負は昨日の予選で決まっていたし、ランド(ノリス)がより良い仕事をして勝利にふさわしかった。とはいえ、今週末に入る前の期待を上回る2位という結果だから、全体としては良かったと思う。フェラーリとしては世界中に素晴らしいファンがいるけど、地元モナコの人たちの応援は特別なものがある。去年はここで夢を叶えたけど、今回は叶わなかった。また来年、表彰台の頂点に立ちたい」

    3位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「全体として満足してる。モナコでの表彰台とさらにポイントも加算できたしね。ランド、おめでとう。僕にとっては少し難しい週末だった。昨日の予選では惜しかったけど届かなかった。でも、これが“悪い週末”なら、それほど悪くないってことだ!」

    4位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「今日は特に刺激的なレースじゃなかった。後方とのギャップが大きかったから、ピット戦略の自由度はあったし、レース終盤までは待っていた。セーフティカーか赤旗が出ればチャンスはあったけど、そうはならなかった。正直、何も間違ったことはしていないし、やれることはすべてやった。2ストップのフォーマットは僕にはあまり影響がなかったし、ここではオーバーテイクできないからね。このサーキットは僕たちのクルマに向いていない。バルセロナではもっとレースができると思うし、次に期待したい」

    5位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「7番手スタートだった時点で厳しい戦いになるのは分かっていたけど、全体としては進歩が見られて嬉しい。クリアエアを見つけてから少し挽回できたけど、トラフィックでかなりの時間を失ったし、バランスも理想には届かなかった。それでも、シャルルが表彰台に上がって、僕もポイントを取れたのはチームにとって良かった。予選で一歩前進できたことは重要だったし、チームの努力に感謝している。次のバルセロナでも前進を目指すよ」

    モナコGP F1 2025年のF1世界選手権

    6位:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「今日は僕にとって完璧な日曜日だった。本当にうれしいし、これ以上やれることはなかったと思う。ある意味、小さな勝利だよ。戦略通りに完璧にやりきれたし、リアム(ローソン)にも助けてもらった。チーム全体の努力の結果だ。2ストップのレギュレーションは事前に考えることが多くて面白かったし、それをうまく活かせた。先週のイモラからクルマのパフォーマンスが上がってきているので、自信を持ってバルセロナに向かえる」

    7位:エステバン・オコン(ハース)
    「予選から決勝まで素晴らしい週末だったと思う。全てがうまく噛み合って6ポイントを取れたのは大きい。予選までに大きく前進できたし、その進化を継続するには何が必要かをよく考えなければいけない。次のバルセロナはダウンフォースやエンジンパワーの重要性が高いサーキットだから、そこでどうなるか楽しみにしている」

    8位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「チームにとって素晴らしい結果だった。モナコでポイントを取るのは簡単じゃないけど、両方のクルマが入賞できたのは必要な成果だ。この週末はすべてがうまく噛み合って、戦略も完璧だった。2ストップフォーマットは大きな影響はなかったけど、戦略を柔軟に使えたのは良かった。バルセロナは全然違うタイプのサーキットになるけど、勢いを持って臨みたい」

    9位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「今日のようなレースのやり方は、僕もカルロスも望んでいる形じゃない。でも結局は戦術的なゲームで、成功させる必要があった。レーシングブルズがやったのを見て、こちらもやらなきゃいけないと判断した。現実的には、レースは土曜日に失っていたし、ここではスタート位置がすべてだ。この週末はポテンシャルを最大限に活かせなかった感覚があるけど、それでも3ポイントを取れたのは良かった。これからも少しずつ積み上げていくつもりだ」

    10位:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「今日のレースは僕たちが望む形のF1じゃないと思う。僕らや他チームがペースを落としてギャップを作るようなことがモナコGPでまかり通るのは、やはりおかしい。ただ、チームとしてはうまく連携できたし、僕ら自身もそういった戦術の“被害者”になることもある。ポジティブに見れば、予選では予想以上に苦しんだ週末だったのに、ダブル入賞を達成できたのは評価すべきことだ。次はホームレースのバルセロナ、いい週末にしたいね」

  • 2025年F1 モナコGP 決勝:11位以下 ドライバーコメント

    2025年F1 モナコGP 決勝:11位以下 ドライバーコメント

    2025年F1 モナコGPの決勝で11位以下だったドライバーのコメント。5月25日(日)にモンテカルロ市街地コースで2025年のF1世界選手権 第8戦 モナコグランプリの決勝レースが行われた。

    中団以降は“味方のためにスローペースで列を作る”という新戦略の餌食となり、ラッセルやベアマンを含む多くのドライバーがトレイン地獄に巻き込まれた。角田裕毅は接触によるダメージと渋滞に苦しみながらも完走、アントネッリやヒュルケンベルグ、ストロールらもなす術なく沈んだ。

    アロンソはPUトラブルで無念のリタイア、ガスリーも1周目の接触で姿を消し、戦略以前にサバイバルが問われるレースとなった。予選結果とチーム戦術がすべてを決めたモナコで、後方勢はただ淡々とコースを周回し、悔しさだけが残された。

    11位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日のレースはチェスみたいだった。この新しい2ストップルールのもとでは、キミ(アントネッリ)と僕で戦略的に協力して順位を上げる計画だったけど、ウィリアムズやレーシングブルズも同じことをしてきて、正直どうしようもなかった。ロングスティントでセーフティカーや赤旗を狙っていたけど、そういう展開にはならなかった。モナコでは4秒落ちのペースで走っていても抜かれないから、そういったゲームが成立してしまう。唯一良かったのは最後の10周。限界までプッシュできて楽しかったよ」

    12位:オリバー・ベアマン(ハース)
    「まずはエステバンの入賞を祝いたい。自分の方の週末は厳しかったけど、チームとしてポイントを取れたのはうれしい。今日はやれることは全部やったと思うけど、グリッド降格の影響もあって、ポイント獲得は難しかった。土曜日のクルマのパフォーマンスはすごく良かったし、戦略も悪くなかったけど、前が詰まってどうにもならなかった。学びは多かったし、次に活かしたい」

    13位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「18番グリッドからのスタートだったから、もともとポイントを取るのは難しいと思っていた。実際、今日のレースはアクションも少なかったし、13位フィニッシュが現実的に達成できる最大の結果だったと思う。レースではほとんどがトラフィックの中で、他チームの戦術の影響もあった。ピエールのアクシデントのあと、僕たちは早めにピットに入る判断をしたけど、それ以降はタフな展開だった。全体として、ロースピードでのバランスに苦しんだ週末だったから、次のスペインではもっと標準的なサーキットで改善を目指すよ」

    14位:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「モナコのレースは昔から予選とフリー走行は面白いけど、決勝は退屈になりがち。今日も例外じゃなかった。新しいタイヤルールを試したけど、あまりうまくいかなかったし、みんながチームゲームをしてて、ペースは実力より4~5秒落ちた状態で、オーバーテイクも皆無。レースは1周目で事実上終わってしまった。ターン6でキミ(アントネッリ)を抜いた後、彼がターン8で強引に仕掛けてきて、それを避けた拍子に壁に当たってフロントウイングを壊してしまった。あれがなければ違う展開もあったかもしれない。まずは予選の改善が必要だね」

    15位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「スタートはうまくいって1つ順位を上げたけど、レースの大半は他チームの戦略による渋滞に巻き込まれた。前の車が3~5秒も遅いペースで走っていたら何もできないし、今日は本当にストレスの溜まるレースだった。作戦やピットストップはうまくいったと思うけど、そもそもグリッド順が後方ならどうしようもない。やっぱり上位でスタートしないとモナコではチャンスはない」

    角田裕毅 モナコGP F1 2025年のF1世界選手権

    16位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「モナコでは土曜日にうまくいかないと、日曜も厳しくなるって分かっていた。今日は後方スタートだったし、レース自体も盛り上がりに欠けたから、ポジションを上げるチャンスはほとんどなかった。気持ちを切り替えて、次のバルセロナに集中したい」

    17位:角田裕毅(レッドブル)
    「全体的に、すごくフラストレーションの溜まる週末でした。正直、今日のレースで自分ができることはあまりなかったと思います。昨日の予選で結果を出せなかったのは自分の責任で、それが今日の展開にも直結してしまいました。モナコでは後方からだと何も起きませんし、自分自身で状況を作れなかったのがすごく悔しいです。ガスリーに追突されたときにダメージもありましたが、それ以上にずっと前のクルマに引っかかってリズムが作れず、長く感じるレースでした。イモラでの問題の影響はあまり感じなかったですし、ペース自体は悪くなかったと思うので、次のバルセロナでは全部をまとめたいですし、もっと良い走りをしたいと思います」

    18位:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「今日の結果にはがっかりしてるけど、昨日の予選で15番手だった時点である程度覚悟はしていた。正直、特に面白みのないレースだったし、戦略もうまくいかなかった。レース序盤は少しでもポジションを上げようとして積極的に仕掛けたけど、それ以降は完全に列に巻き込まれて何もできなかった。ボルトレトとはトンネル前に接触しかけたけど、あれはあの瞬間に唯一可能だった動きだった。イモラに続いてこのC6タイヤで苦しんだけど、FP3とQ1の感触は悪くなかった。バルセロナでは、もっと自分に合ったタイヤコンパウンドになるので、それに期待してる」

    DNF:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「15周目くらいからエンジンに問題が出始めて、パワーが出なくなってしまった。モナコはオーバーテイクが難しいから、なんとか持ちこたえられるかと思ってたけど、結局はリタイアするしかなかった。今日はまたしてもポイント獲得のチャンスを逃してしまったけど、自分のパフォーマンスには満足している。次のバルセロナでは、もう一度チャンスを掴みにいきたい」

    DNF:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「こんな形でレースを終えるのは本当に悔しい。特に今日はグリッドが後ろだったから、何か起きる可能性に賭けて戦略を変えていたんだけど、まさか自分が最初にリタイアになるとは。トンネル前で角田に追突した件については、彼がブレーキング中にラインを大きく変えたように見えて、回避するスペースがなかった。1周目にピットに入っていたから、後半に向けて何か仕掛けられる可能性もあったと思うけど、それも叶わなかった。今はとにかくスペインでの巻き返しに集中するよ」

  • キミ・アントネッリ F1モナコGP決勝「最後は楽しかった でも悔しさが残る週末」

    キミ・アントネッリ F1モナコGP決勝「最後は楽しかった でも悔しさが残る週末」

    メルセデスのルーキー、キミ・アントネッリは、F1モナコGPで今季最も悔しい週末のひとつを経験した後、立て直しを誓ってモンテカルロを後にした。シルバーアローズはこの週末、無得点に終わった。

    イタリア人ドライバーであるアントネッリは、予選中にタイム短縮を狙ってアタックしていた際にウォールに接触し、競技続行が不可能に。これにより予選Q1での脱落が確定し、決勝は15番グリッドからのスタートとなった。

    一方、チームメイトのジョージ・ラッセルも技術的トラブルに見舞われ、14番手に沈むなど、メルセデスは不本意な形で2台とも後方グリッドからのスタートを強いられた。そこでチームは、モナコGPで新たに導入された2回の義務ピットストップ規則を考慮し、代替戦略を選択。レース終盤のセーフティカーや赤旗に賭け、できるだけ引っ張ってからピットインする作戦を採用した。

    しかしその好機は訪れず、アントネッリはタイヤ交換を最後まで引っ張った数少ないドライバーのひとりとなり、コース上の最下位に転落した。

    「正直言って、かなりリラックスしたレースだった」と18歳のアントネッリは前向きに語った。「アクションがあったのは1周目だけだったし、その後はすぐに“引っ張る”作戦に入ったんだ」

    「チームが求めることをやって、少なくとも1台をポイント圏に入れることを目指していた。残念ながらうまくいかなかったけど、あれ以上自分にできることはなかったと思う。とにかくチームのために最善を尽くすことに徹した」

    「少なくとも最後の5周くらいはプッシュできて楽しかった。モナコで後方からスタートすれば、ポジションを上げるのは難しいと分かっているけど、そもそもそういう位置にいるべきじゃなかった。昨日のミスがすごく痛かったし、二度と同じ過ちは繰り返さないつもりだ」

    アンドレア・キミ・アントネッリ モナコGP F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツアントネッリはマイアミGP以来ポイントを獲得できていない

    レーシングブルズやウィリアムズと同様、アントネッリもチームの戦略に協力し、後続を抑える“盾役”として機能。これによりラッセルは、タイムロスを最小限に抑えつつ2回のピットストップを完了し、11位でチェッカーを受けた。

    ポイント獲得には至らなかったが、アントネッリはこの週末から得た学びにフォーカスしており、それを今後の糧にしたいと語った。

    「難しい週末だった」とアントネッリは振り返る。「特にセットアップの選択に関して、学ぶことが多かったと思う。どう振る舞えばいいのか、チームにどんなフィードバックを返すべきかについても、理解が深まった」

    「週末を通して、一度はある方向に進んだんだけど、最終的には元の方向に戻っていった感じだった。だから、個人的には将来に向けて良い学びになったと思う。レース中のフラストレーションのコントロールという面でも意味のある経験だった」

  • ジョージ・ラッセル F1モナコGPで故意のコーナーカット「やらなくても詰んでた」

    ジョージ・ラッセル F1モナコGPで故意のコーナーカット「やらなくても詰んでた」

    ジョージ・ラッセルは、F1モナコGPでアレクサンダー・アルボンを追い越すために意図的にコーナーをカットしたことについて、後悔はしていない。

    ラッセルは数周にわたりアルボンの後方に詰まり続けていた。アルボンはウィリアムズのチームメイトであるカルロス・サインツを助けるためにペースを落としていた。

    モナコ市街地でのオーバーテイクがほぼ不可能な状況で、ラッセルは自らの手で打開策を講じた。

    彼はヌーヴェルシケインを意図的にショートカットし、アルボンを追い越した。

    この動きによってラッセルはクリーンエアを得て、アルボンに対してピットストップ1回分のギャップを築くことができた。

    しかし、ラッセルには通常の10秒ペナルティより重いドライブスルーペナルティが科された。

    レース後、Sky Sportsのインタビューでラッセルは、アルボンの後ろに詰まっていた時に「どうでもいいや」と思った理由を語った。

    「これがモナコだよ。そういうゲームなんだ」とラッセルは語った。

    「朝の時点でキミ(アントネッリ)と僕の間で戦略を立てていたけど、ウィリアムズやVisa Cash Appが同じことをやってくるとは思ってなかった。結局、モナコでまともなポイントを取るには、そうするしかなかったんだ。

    やってもやらなくても詰んでた。ある時点で『もうどうでもいい』って気持ちになった。ポイント圏外だったし、どのみち何にもならなかったから、ただモナコを走るのを楽しみたかった。昨日のトラブルで全てを失って、予選を戦う機会すらなかったんだから。

    モナコで全開で25周も走れたし、皮肉なことにドライブスルーを受けたとしても、そのまま走っていた場合よりも良い順位で終わったと思う。あのままだったらアルボンの後ろで詰まって、角田(裕毅)やヒュルケンベルグの後ろでピットしてたはずだから。正直、このシステムにはちょっと問題があるよね」

    ジョージ・ラッセル モナコGP F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    FIAの見解
    FIAは、このペナルティが通常より厳しいものになった理由として、ラッセルのオーバーテイクが「故意」であったことを挙げている。

    ラッセルはレースを11位でフィニッシュし、あと一歩でポイント圏に届かなかった。

    スチュワードの裁定にはこう記されている。

    「63号車はターン10でコースを外れ、23号車を追い越した。その後も順位を戻さずに走行を続けた」

    「無線のやり取りからも分かる通り、彼は『ペナルティを受ける』と言っており、自らが23号車の“異常な走行”に妨害されていると感じ、意図的に追い越しを行ったことは明白だった」

    「このような事態を想定し、スチュワードの要請でレースディレクターは全チームに対して、今回のモナコGPではターン10での故意のコース逸脱による追い越しに関して厳しく判断すること、また、通常の10秒ペナルティでは不十分と見なす可能性があることを事前に通知していた」

    「そのため、63号車の故意による違反はドライブスルーペナルティに値すると判断し、その処分を科した」

  • フェルナンド・アロンソ F1モナコGPで再びノーポイントも「来年勝てればいい」

    フェルナンド・アロンソ F1モナコGPで再びノーポイントも「来年勝てればいい」

    アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、またしても無得点に終わったモナコGP後、自身のパフォーマンスを強く擁護した。

    2025年シーズン初ポイント獲得の望みは、レース中盤に発生したパワーユニットのトラブルによって消えた。これでアロンソは、今季未だに1ポイントも獲得していない4人のドライバーの1人として、次戦スペインGP(母国GP)を迎えることになる。

    「僕は今、とても高いレベルで走れている」

    モナコGP後、アロンソはこう主張した。

    「F1ドライバーをやっていて、自信を失うなんてことは絶対にない。でも、たまには良い結果を出せると嬉しいものだよ」

    「顔に笑顔が浮かぶし、翌日ジムに行くときにも少しだけモチベーションが上がる。良いニュースがあると、そういう気分になる」

    「でも僕には、何の良いニュースもない。だから明日の朝もまたジムに行って、続けていくしかない」

    「パフォーマンスは維持できている。これが僕にとっての収穫だ。モナコはとても特別で、すごく特徴のある場所だし、予選では素晴らしいラップも出せた。DRSがない状況でも、決勝では良い走りができた」

    「もし、遅いペースや他のクルマとの接触、あるいは壁にぶつかったりと、自分のミスでポイントを失っていたら、すごくフラストレーションを感じていたと思う。でも実際には全く逆だ。自分の走りには満足しているし、チャンスを待っているところだ」

    フェルナンド・アロンソ モナコGP F1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    チームに早急な改善を望んでいるかと問われたアロンソは、次のように答えた。

    「正直なところ、今シーズンずっとこの調子でも構わないと思っている。来年オーストラリアで勝てるなら、それでいい」

    「バルセロナやカナダで8位になって8ポイントを取ろうが、年間で22ポイントを取ろうが、大して意味はない」

    「来年はレギュレーションが変わる。だからこそ、僕たちは来季に向けて本気でタイトル争いができるように期待している。今年はDNFを全部出し切っても構わないと思っているよ」

    なお、今回のモナコGPでは、アストンマーティンに新たに加入したエイドリアン・ニューウェイがパドックに姿を現した。アロンソは、2026年から導入される新レギュレーションにおいて、ニューウェイの影響力によってタイトル争いが可能になることを望んでいる。

    モナコGPでのリタイア原因について
    アロンソは、自身が途中リタイアに至った原因について次のように説明した。

    「15周目くらいからエンジンに問題が出ていた。エアシステムが機能せず、電気的なパワーもなかった。2017年のダニエル・リカルドと同じような感じで、160馬力もパワーが足りなかった」

    「でもモナコでは、パワーはそこまで重要じゃないから、ラップタイムはある程度キープできていた。P6を夢見て走っていたよ」

    「たぶん、それは現実的ではなかったけどね。でも、今日のレース内容自体は良かった。僕自身は昨日の予選でとても良い走りができたから、今日はチャンスを失ってしまった」

    「適切なパワーがなくて、またしてもレーススタートから全てがうまくいかなかった。今日の出来事は運が悪かったというわけじゃない」

    「空から何かが降ってきてクルマに当たったわけでもないし、チームがセーフティカーの判断を誤ったわけでもない。単に僕たちのエンジンがレースに向けてしっかり準備されていなかった。それが原因で完走できなかったんだ。今後に向けてしっかり調査して、同じことを繰り返さないようにしないといけない」