カテゴリー: F1マイアミGP

  • レーシングブルズF1 異例の手続き違反 リンドブラッドはピットレーンスタート

    レーシングブルズF1 異例の手続き違反 リンドブラッドはピットレーンスタート

    アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)は、2026年F1マイアミGPのスプリントをピットレーンからスタートすることになった。スプリント予選後にマシンをカバーしていなかったことがFIAに確認され、通常ではあまり見られない手続き上の違反として処分を受けた。

    リンドブラッドは当初16番手でスプリント予選を終え、アレクサンダー・アルボンの降格により15番手へ繰り上がっていた。しかし今回の裁定により、そのグリッド位置を失い、後方のドライバーはそれぞれ1つずつ順位を上げる。

    スプリント予選後の車両カバー未実施が違反に
    FIAは、スプリント予選後にマシンをカバーしなかったことが、2026年F1スポーティングレギュレーションの条項に違反すると判断した。

    「スプリント予選セッション後にマシンをカバーしなかったことは、B3.4.2 a)の違反である」

    「したがって、2026年F1スポーティングレギュレーションのB3.5.3 b)に従い、41号車はスプリントをピットレーンからスタートする必要がある」

    リンドブラッドにとっては、アルボンのペナルティによって得た15番手スタートを失う形となった。レーシングブルズにとっても、マイアミでのスプリントを前に痛い手続きミスとなる。

    門限違反は処分対象外
    レーシングブルズは同時に、夜間作業に関する門限違反も確認された。ただし、これはシーズン中に認められる4回の例外のうち最初の1回にあたるため、この件については処分は科されなかった。

    FIAは、レーシングブルズのチーム関係者が、5月1日20時14分から5月2日9時00分までの12時間46分の制限時間内に、サーキット敷地内にいたと説明した。

    「これは、2026年F1世界選手権シーズン中にVISAキャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラワン・チームに認められている4回の個別例外のうち最初のものであり、したがって措置は取られない」

    今回の裁定で焦点となったのは、夜間作業そのものではなく、スプリント予選後の車両管理手続きだった。レーシングブルズは処分対象となる門限違反こそ回避したが、リンドブラッドはグリッドからではなくピットレーンからスプリントを迎えることになった。

  • アイザック・ハジャー F1マイアミGP フェルスタッペンに1秒遅れ「理解できない」

    アイザック・ハジャー F1マイアミGP フェルスタッペンに1秒遅れ「理解できない」

    マイアミGPのスプリント予選で、アイザック・ハジャー(レッドブル)は9番手に終わった。一見すれば悪くない結果だが、チームメイトであるマックス・フェルスタッペンに対して約1秒遅れというギャップは大きく、その差の意味は決して小さくない。

    同じマシンを駆りながら、フェルスタッペンが上位争いに食い込む一方で、ハジャーは苦戦。このコントラストは、単なる順位以上に深刻な状況を示している。

    理解できない1秒差 ハジャーの戸惑い
    ハジャーは予選後、自身の状況について率直に語った。

    「正直に言って、何が起きているのか本当に理解できていない」

    「チームメイトから1秒遅れているのはフラストレーションが溜まる」

    普段は自らの課題やミスを分析できるドライバーだが、今回は原因そのものが見えていない。これは単なるパフォーマンス不足ではなく、マシンとの関係性における根本的なズレを示唆している。

    RB22は“二つの顔”を持つマシン
    今回の背景として考えられるのが、レッドブルが投入したアップデートだ。RB22は明らかに性格が変化しており、その扱いがドライバーによって分かれている。

    フェルスタッペンはすでにこの変化に適応し、今季ベストの予選結果を記録。一方でハジャーはセットアップの方向性を見失っている。

    「マシンに乗っていて楽しくない」

    「挙動を理解するのが難しい」

    同じマシンでありながら、ここまで評価が分かれるのは異例だ。ポテンシャルは存在するが、それを引き出せるかどうかはドライバーに委ねられている。

    アイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング) マイアミグランプリ

    トルク供給の問題が影響か
    こうした差について、レッドブルのレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼも具体的な要因に言及している。

    「チームとして非常にポジティブな一日だった。ここ数週間でマシンの制限やバランスに影響していた問題を理解し、かなり改善できた。マックスは非常に快適に走れていて、それが今日のパフォーマンスに表れている」

    「一方でアイザックは、一日を通してトルク供給に関する問題を抱えていた。我々はそれがパワーやトラクション、そしてシフトダウン時の挙動にどう影響しているかを理解しようとしている。予選とレースに向けて、同じ状況を避けるための重要なポイントになる」

    “自分はまだ走れる”という自己認識
    ハジャーは自身の能力については疑っていない。

    「自分はまだ走れることは分かっている。理解しないといけない」

    この発言は、自身のパフォーマンス低下を認めつつも、その原因が外的要因にある可能性を示している。セットアップ、マシン理解、そして新パッケージへの適応――すべてが課題として浮かび上がる。

    スプリントは“結果以上の意味”を持つ
    9番グリッドからスプリントでのポイント獲得は可能だが、今回問われるのは結果以上にその内容だ。

    レッドブルのように内部競争が激しいチームにおいて、チームメイトとの差はそのまま評価に直結する。しかも今回は約1秒という明確な差が存在する。

    マイアミで見えている現実は明確だ。RB22には速さがある。しかし、それを引き出せるかどうかはドライバー次第だ。そしてハジャーに残された時間は、すでに多くはない。

  • シャルル・ルクレール フェラーリF1の現状分析「アップグレードは問題ない」

    シャルル・ルクレール フェラーリF1の現状分析「アップグレードは問題ない」

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、2026年F1マイアミGPのスプリント予選で5番手に入りながらも、予選パフォーマンスには改善の余地があると認めた。フリー走行とSQ2でトップタイムを記録したフェラーリだったが、最終セッションでは順位を落とす結果となった。

    マクラーレンやメルセデスといったライバル勢が進化を見せる中で、フェラーリはソフトタイヤでのパフォーマンスに課題を抱えた。一方でルクレールは、レースペースには手応えがあると強調している。

    ルクレール「アップグレードは問題ない」
    アップデートの効果について問われたルクレールは、フェラーリ単独の問題ではないと指摘した。

    「アップグレードは問題ない。ただ、みんながアップグレードを持ち込んできたということだ」

    「メルセデスがまだ倒すべきクルマであるという状況は、ある程度予想していた。マクラーレンは非常に大きな前進を果たしたけど、彼らはシーズン序盤のレースを最適化できていなかったように感じていた。だから常にそこにはいたけど、すべてをまとめきれていなかった」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)

    鍵はソフトタイヤの挙動
    今回の予選で最も大きな課題となったのはタイヤの使い方だったと説明する。

    「僕たちの側では、今日は特にタイヤに苦しんだ。ミディアムはとてもよく機能していたけど、ソフトではいい感触ではなかった。そこは見ていかなければならない」

    「レースペースでは僕たちが強いことは分かっているけど、予選に関してはまだやるべき作業がある」

    レースでの巻き返しに自信
    ルクレールは、決勝形式での巻き返しには自信を見せた。

    「明日の予選では少し微調整して、いくらかパフォーマンスを見つけられると思う。でも、レースでは前に戻っていけることを願っている」

    「僕たちにはそれを実行するペースがある。あとは、オーバーテイクできるかどうかを見てみよう」

    フェラーリは予選一発の速さでは後れを取ったものの、ロングランでは競争力を維持している。タイヤマネジメントとセットアップの最適化が進めば、スプリントおよび決勝での挽回は十分に現実的なシナリオとなる。

  • F1マイアミGP スプリント予選 全22人ドライバーコメント

    F1マイアミGP スプリント予選 全22人ドライバーコメント

    2026年F1マイアミGPのスプリント予選が行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)が今季初めてメルセデス勢以外としてポールポジションを獲得した。アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が2番手、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が3番手に続き、上位争いは僅差の接戦となった。

    フェラーリ勢はシャルル・ルクレールが4番手、ルイス・ハミルトンが7番手に入り、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは5番手。

    中団ではアルピーヌが両車でトップ10入りを果たす一方、アウディやハースF1チーム、レーシングブルズは僅差で明暗が分かれた。アストンマーティンは苦戦し、最後尾に沈む結果となった。

    1番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「今週末に向けて、このアップグレードにかなりのハードワークを注いできたけど、実際にマシンを走らせるまでは何が起きるか分からないものだ。チーム全体にとって本当に嬉しいよ。最初のラップから明らかに前進している感触があったし、それが自信につながった。すぐに限界まで攻めてポテンシャルを引き出せるようになったんだ。それは素晴らしいスタートだし、上位争いに戻ってこられて気分はいい。でも気を引き締めている。いくつかのチームが速かったし、本当に僅差だった。特にレースペースについてはまだ未知の部分が多い。新しいパッケージの使い方もまだ学んでいる段階だけど、これ以上ないスタートが切れたと思う。今はこの結果に満足しているし、明日のスプリントと予選に向けてさらに改善していく」

    2番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「今週末は厳しい戦いになると分かっていた。多くのチームがアップグレードを持ち込んできていて、その差は縮まると思っていた。その中で、難しい一日から立て直してP2を確保できたのは良かったと思う。ミディアムでは苦戦したけど、ソフトではフィーリングが良くなった。それは今後に向けて自信になる。ただ、まだその速さを引き出す必要がある。スプリントはポイントを獲るチャンスだし、ロングランの理解も深められる。それを踏まえてセットアップ変更を行い、日曜に向けていい状態を作りたい」

    3番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「この結果には満足している。マシンには良いポテンシャルがあって、それが確認できたのは良かった。まだ改善点はあるけど、新しいパッケージは確実に前進だ。チーム全員の努力に感謝したいし、ランドにもおめでとうと言いたい。今日の結果は偶然じゃないし、ポテンシャルはしっかりある。フェラーリは一日を通して強かったし、この位置はいい結果だと思う。メルセデスも依然として競争力はあるはずだけど、ここまでは支配的ではない。ただまだ走行は続く。今日の学びをスプリントに活かして、その後予選に集中したい」

    4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今日はタイヤが主な弱点だった。ミディアムは良かったけど、ソフトはあまり良くなかった。そこは見直す必要がある。明日の予選に向けて細かい調整をして、さらにパフォーマンスを引き出したい。レースペースはかなり良さそうだから、スプリントでは何か仕掛けたい。特にオーバーテイクの面でチャンスを狙う」

    5番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「今日はマシン全体がかなりまとまっているように感じられたし、それは良かった。もちろん、まだ取り組んでいることはあるが、我々にとって本当にポジティブな一歩だった。直近の数戦では1秒以上遅れていた。今はその差をほぼ半分にできたと言えるので、それはポジティブだ。まだ第1セクターではかなり弱く、そこは主に高速域なので、そこに主に取り組む必要があることは分かっている。それ以外はすべて少しまとまっているように見えたので、その点には満足している。少なくともミッドフィールドは抜け出したように見える。まだ望んでいる位置ではないが、少なくともマシンをもう少し信頼できるようになり、そこからもう少しラップタイムを引き出せると感じている。それはポジティブだ」

    6番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日はスプリント予選で、週末で最も重要なセッションではないとはいえ、この結果には満足していない。中間セクターでタイヤがオーバーヒートしていて、バランスも取れなかった。その原因をしっかり分析する必要がある。本番はこれからだけど、トップ争いをするには改善が必要だ。ライバルがアップグレードで差を縮めてくるのは分かっていたけど、マクラーレンとフェラーリの進歩は驚きでもあり印象的だった。スプリントで大きなチャンスはないかもしれないが、明日はより良いパフォーマンスを見せたい」

    7番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「スプリント予選の最終結果には満足していないが、まだ週末の序盤だ。明日のスプリントと予選で良い結果を出せるように全力で取り組む」

    8番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日の結果には満足しているし、その内容にも満足している。難しい状況から立て直せたのが大きい。序盤はマシンの挙動を理解するのに時間がかかったけど、改善点を見つけてリズムに乗ることができた。セッションごとにスピードと自信を積み上げられた。スプリント週末では特に重要なことだし、ブレイク期間を経てリセットできたのも良かった。チームとして非常にポジティブな結果で、ピエールとともにSQ3に進めたのは大きい。さらにソフトタイヤを1セット温存できたのもプラスだ。エンジニアとしっかり作業してきた成果が出たと思うし、この勢いを明日以降にもつなげたい」

    9番手:アイザック・ハジャー(レッドブル)
    「他の皆と同じように、スプリント予選に入る前のプラクティスは1回だけだったので、マイアミに向けて投入したアップグレードでマシンを適切な状態に持っていくために急がされた。セッション自体は少なくともスムーズで、SQ3に進めたことはスタートだが、セッション後半にどうしてペースを落としたのか分からない。これまでマックスからここまで離されたことはなかったので、今夜その理由を突き止めて、明日のスプリント、そしてその後の予選に向けてより強く戻ってくる必要がある」

    10番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「自分としては結果に少しがっかりしている。もっとポテンシャルはあったと思うし、プラクティスでの問題を解決する時間があれば違った結果になったはずだ。今日は最初のラップから完全にはフィーリングが良くなかったし、何かがうまく機能していなかった。ホイールスピンも多くて、それは明日に向けて確実に改善したい点だ。スプリント週末はプラクティスが1回しかないから難しいが、フランコとともにSQ3に進めたのはチームとしてポジティブだ。我々のパッケージはポイント争いができることを示しているし、それが今週末の目標だ。問題を修正してさらに上を狙う」

    11番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「SQ3に進めなかったのは正直悔しい。差はわずかだったし、ポテンシャルはあったと思う。ラップ自体は悪くなかったけど、細かい部分で改善できたところはあった。それでもFPで課題があって30分近く失ったことを考えると、この結果は悪くない。マシンはしっかり進歩している感触があった」

    12番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「今週末に入る前は期待値はフラットだったが、全体としてはまずまずのセッションだった。完璧ではなかったが、今日できることは引き出せたと思う。まだレースは長いし、やるべきことは多い。最近はレースペースが良いので、重要な場面で全てをまとめることが焦点だ。暑さも含めてコンディションは影響するだろうし、面白い展開になると思う」

    13番手:オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    「今日は厳しい一日だった。これまでで最も暑いコンディションで、いくつかの課題があった。限界まで攻めるのが難しくて、挙動も少し予測しにくかった。低速コーナーが多い中で、信頼して攻められるバランスを見つけるのに苦労した。FP1からスプリント予選にかけて大きく改善できたのは良かった。明日に向けて、さらに同じくらいのステップアップが必要だ」

    14番手:カルロス・サインツ(ウィリアムズ)
    「これまでのレースに比べると前進している。それはポジティブだ。ただエネルギーデプロイメントの問題で数テンポを失い、SQ3争いで不利になった。それはフラストレーションが溜まるが、明日に向けては前向きだ。スプリントと予選でその分は取り戻せるはずだ」

    15番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「FP1は厳しかったが、SQ1はうまくいったし、マシンも良かった。最後のアタックでは全てを出し切ったが、SQ2ではまとまらなかった。まだ分析すべき点は多い。ブレーキの問題や細かいトラブルもあって扱いにくかったが、それでも競争力を見せられたのは良かった。チームには感謝しているし、明日は改善したい」

    16番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「SQ1では不運が重なって、望んでいた結果にならなかった。ガレージの出口位置が悪くて後方になり、アウトラップもうまくいかなかった。その後フラットスポットを作ってしまい、2周目は振動がひどかった。それでもマシンは朝より改善しているし、明日に向けてポジティブに捉えている」

    17番手:エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    「残念ながら厳しい一日だった。FP1は整っていなかったし、低燃料でのクリアラップもできなかった。マシンも良くなくて、ラップをまとめるのが難しかった。ロックアップもあったし、今日は課題が多い。やるべきことはたくさんある」

    18番手:セルジオ・ペレス(キャデラックF1チーム)
    「スプリント予選のラップには満足しているし、ペースも悪くない。ただ1回しか走れなかったのが残念だ。SQ2進出の可能性も見えていたが、計量で時間を使ってしまい、2回目のアタックができなかった。プラクティスでも走行時間を失っていて、少し遅れを取っている。ただ問題を解決できればパッケージの力を最大限引き出せるはずだ。明日はスムーズに進めたい」

    19番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「全体としてはポジティブな週末になっている。マシンの状態は良くなっているし、FP1ではいろいろ試したが時間が足りなかった。それでも進歩は見えているし、アップグレードは機能している。トラックリミットで結果を失ったのは残念だが、今夜データを分析して改善点を見つけたい。まだ週末は始まったばかりだが、確実に前進している」

    20番手:バルテリ・ボッタス(キャデラックF1チーム)
    「アップグレードでマシンのフィーリングは良くなっている。特に中高速域でのダウンフォースは向上している。ただまだ改善の余地はある。少なくとも方向性は正しいし、前進している。明日のスプリントと週末残りでどうなるか見ていきたい」

    21番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「マイアミでの金曜日は厳しい一日だった。ホンダは序盤より振動の改善を進めているが、まだペースが足りない。これは時間がかかるプロセスだし、我慢が必要だ。今夜データを見て、残りの週末を最大限に活かしたい」

    22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日は難しい一日だった。スプリント予選で1〜2周アタックしたかったが、フロントのロックでタイムを出せなかった。この問題は調査する必要がある。やるべきことは多いが、今夜しっかり分析して明日に向けて改善したい」

  • ハースF1チーム マイアミGP初日 小松礼雄「トップ10は狙える」

    ハースF1チーム マイアミGP初日 小松礼雄「トップ10は狙える」

    ハースF1チームは2026年F1マイアミGP初日、スプリント予選でオリバー・ベアマンが13番手、エステバン・オコンが18番手となった。ベアマンはSQ2進出を果たしトップ10に迫る走りを見せた一方、オコンはSQ1で敗退する結果となった。

    チーム代表の小松礼雄は、FP1でのオペレーションやマシンの扱いづらさを認めつつも、スプリント予選ではベアマン側がほぼ最大限のパフォーマンスを引き出したと評価。

    クリーンなオペレーションが実現できれば、スプリントおよび土曜の予選でトップ10争いに加われるとの見通しを示した。

    SQ1からSQ2までの流れ
    SQ1ではオコンとベアマンで結果が分かれた。オコンはミディアムタイヤで1分31秒258を記録し、続くアタックで1分31秒245まで更新したが、SQ2進出には届かず18番手で敗退した。

    一方のベアマンは1分30秒843でスタートし、さらに1分30秒614まで短縮。13番手でSQ2進出を果たした。

    SQ2ではベアマンが1回のアタックで1分30秒116を記録。トップ10には届かなかったものの、安定した走りで13番手を確保した。

    FP1での課題と準備
    スプリント予選に先立って行われたFP1は、通常より30分長い90分で実施された。これは日本GP以降のインターバルやスプリントフォーマット、そして今週末の技術的調整に対応するための措置となった。

    ハースはハード、ミディアム、ソフトの各コンパウンドをテスト。ベアマンはソフトで1分31秒091を記録し13番手、オコンは1分31秒635で16番手となった。

    ベアマン「もう一歩必要」
    「今日は厳しい一日だった。これまでで最も暑いコンディションでの走行で、いくつか課題があった。マシンを限界まで持っていくのが難しく、挙動も少し予測しづらかったし、低速コーナーが多いことで信頼して攻められるバランスを見つけるのが難しかった」

    「それでもFP1からスプリント予選にかけて大きく改善できたのは良かったし、そこは満足している。明日に向けては、同じくらいのもう一歩が必要だ」

    ハースF1チーム マイアミグランプリ

    オコン「ラップをまとめられなかった」
    「残念ながら厳しい一日だった。FP1ではデプロイメントの問題もあってクリーンな低燃料走行ができなかったし、マシンの状態も良くなかったので、ラップをまとめるのがかなり難しかった」

    「ロックアップもあったし、それは今日初めてではなかった。改善すべき点は多い」

    小松礼雄「トップ10は狙える」
    「FP1ではオペレーションがあまり良くなかったし、マシン自体も運転しやすい状態ではなかった。高温の中で、両ドライバーともラップをまとめるのに苦労していた」

    「スプリント予選では、ベアマン側はほぼすべてを出し切れたと思う。ひとつオーバーステアの場面はあったが、それ以外は非常に良くまとめていて、SQ3にもかなり近い内容だった」

    「オコンについては、本来ベアマンに近い位置にいるべきだが、SQ1でロックアップがあった。その原因を調査している」

    「明日はすべてをうまく引き出し、クリーンなオペレーションができればトップ10を狙えるはずだ。アップデートは投入していないが、アルピーヌを除けばミッドフィールドではまだ十分に戦える。我々にはクリーンなスプリントが必要で、土曜午後の予選に向けてさらに改善していきたい」

  • アストンマーティン・ホンダF1 マイアミGPで崩壊 F2以下の衝撃タイムと107%超

    アストンマーティン・ホンダF1 マイアミGPで崩壊 F2以下の衝撃タイムと107%超

    アストンマーティンは2026年F1マイアミGPのスプリント予選で深刻なパフォーマンス不足と信頼性問題に直面し、両車が最後尾に沈む厳しい結果となった。ランス・ストロールはほぼ走行できず、フェルナンド・アロンソも107%ルールを超えるタイムに終わるなど、チームは今季最悪レベルの内容となった。

    フリー走行から兆候は現れていた。走行時間の半分をガレージで過ごし準備不足のまま予選に突入。

    その結果は、単なる不運ではなく構造的な問題を強く示唆するものとなった。F2より遅いラップタイムという異例の事態も含め、状況は深刻さを増している。

    走行不能に近いストロール 技術トラブルが直撃
    ストロールはブレーキトラブルにより、ほとんど走行できないままセッションを終えた。

    「ブレーキに問題があったけど、正確な原因はまだ分かっていない。少なくとも数周は走りたかったが、結局1周も完了できなかった。シーズン序盤から抱えている問題と同じような状況だ」

    フリー走行でも十分な走行時間を確保できておらず、マシンのセットアップも進まないまま予選に臨むことになった。今回のマイアミではアップデートも投入されておらず、問題解決の糸口すら見えない状況だ。

    アロンソは107%超え F2以下の衝撃的タイム
    アロンソは1周の計測には成功したものの、ミスにより大きくタイムを失い、1分41秒311にとどまった。

    このタイムはF1の基準から大きく遅れるだけでなく、同週末のF2最下位タイム(1分41秒157)をも下回るという衝撃的な内容だった。このF2最下位タイムは、皮肉にもアストンマーティンの育成ドライバーであるキアン・シールズ(AIXレーシング)が記録したものだった。

    さらに、このラップはSQ1トップのランド・ノリスの107%を大きく超えており、本来であればスプリント出走資格を失う可能性があった。しかしスチュワードはフリー走行でのタイムを考慮し、両車の出走を特例で許可。結果としてアストンマーティンは21番手・22番手からスプリントに臨むことになった。

    構造的問題が露呈 アストンマーティンの底打ち感
    今回の内容は単なる一度の失敗ではなく、マシンの根本的な競争力不足と信頼性問題が同時に表面化したものだ。ストロールの走行不能、アロンソの107%超え、そしてF2以下という比較は、その深刻さを端的に示している。

    アップデートなしで臨んだマイアミで状況はさらに悪化し、アストンマーティンはシーズンの中でも最も厳しい局面に突入している。ここから立て直せるかどうかが、今後の勢力図を左右する重要な分岐点となりそうだ。

  • アントネッリ F1マイアミGPスプリント予選「混乱の中で2番手は上出来」

    アントネッリ F1マイアミGPスプリント予選「混乱の中で2番手は上出来」

    2026年F1第4戦マイアミGPのスプリント予選で、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは2番手を獲得し、フロントロウを確保した。難しいコンディションとトラブルに見舞われた中での結果となった。

    一方で、週末序盤からの不安定な流れは続いており、ライバル勢のアップグレード進展も重なって、メルセデスにとっては苦しい立ち上がりとなっている。そうした状況の中での2番手は「挽回」の意味合いが強い結果でもある。

    トラブルと準備不足が響いた“混乱のセッション”
    アントネッリは今回のスプリント予選を「かなり混乱したセッションだった」と振り返った。

    「かなり混乱したセッションだった。クルマからペースを引き出すのにすごく苦労した」

    「ミディアムではいいラップをまとめられなかったし、ソフトに替えたら急にクルマが生き返ったように感じた。より自信を持てた」

    フリー走行ではテクニカルトラブルによりソフトタイヤでの走行ができず、準備不足のまま予選に臨んだことも影響した。

    「FP1でソフトを試せなかったのは残念だった。まだ引き出せたものがあったと思う」

    それでも、SQ3での一発のアタックをまとめ上げ、2番手までポジションを回復した点については前向きに評価している。

    「それでも全体としては悪くない結果だと思うし、チームとしていいリカバリーができた」

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ) マイアミグランプリ

    ライバルの進化を認めつつも勝負圏を維持
    今回のマイアミでは、マクラーレン、フェラーリ、レッドブルが大規模アップデートを投入。勢力図に変化が見え始めている。

    アントネッリも、事前から週末の厳しさを予想していたことを明かした。

    「今週末はかなり厳しくなると予想していた。どのチームも大きなアップデートを持ち込んでいて、差を一気に縮めてきた、あるいは前に出てきた」

    特にマクラーレンについては、同じパワーユニットを使用しながらもマシン全体の進化が大きいと分析する。

    「マクラーレンは同じパワーユニットを使っているけど、クルマを大きく改善してきた。フロントに来るのは予想通りだった」

    それでも、戦える位置にはいるという認識は崩していない。

    「それでも僕たちは戦いに加われると思っている。明日、そして日曜日に向けて全力で取り組むつもりだ」

    スプリント予選では今季初めてメルセデスがポールポジションを逃したが、それでもフロントロウを維持したことは、依然としてタイトル争いの中心にいることを示している。ここから決勝に向けてどこまで巻き返せるかが焦点となる。

  • ジョージ・ラッセル F1マイアミGP初日「ライバルの進歩に驚いた」

    ジョージ・ラッセル F1マイアミGP初日「ライバルの進歩に驚いた」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1マイアミGPのスプリント予選を6番手で終えた。メルセデスは開幕から予選形式で強さを見せてきたが、マイアミではアップグレードを投入したマクラーレンとフェラーリがペースを上げ、ランド・ノリスがスプリントポールを獲得した。

    ラッセルは、マクラーレンとフェラーリの進歩を「かなり驚き」と表現し、自身については高温下のマイアミでタイヤのオーバーヒートとマシンバランスに苦しんだと説明した。

    マクラーレンとフェラーリの進歩に驚き
    メルセデスは金曜唯一のプラクティスでいくつかの問題を抱え、数時間後に始まったスプリント予選ではやや後手に回る展開となった。SQ3終盤にはチームメイトのキミ・アントネッリが2番手に入った一方、ラッセルは6番手にとどまった。

    「マクラーレンとフェラーリがどれだけ大きくジャンプアップしたかにはかなり驚いている。かなり見事だ。彼らが差を縮めてくることは分かっていたけど、今日は一日中、僕たちより速かった」

    「僕の側では今日は苦しんでいた。正直に言えば、マイアミは僕が大好きなコースではない。特にこういう暑いコンディションではね。でも、これはスプリント予選にすぎない。だから明日どうなるか見てみよう」

    ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ) マイアミグランプリ

    中盤のツイスティ区間でタイヤが過熱
    苦戦の原因について問われたラッセルは、マイアミの中盤セクターでタイヤの温度管理に苦しみ、理想的なバランスを見つけられなかったと説明した。

    「中盤のツイスティな区間でタイヤをかなりオーバーヒートさせていただけだ。マシンの正しいバランスを見つけるのに苦しんでいた。だから、正直それ以上に言うことはあまりない」

    「さっきも言ったように、他のチームの進歩にはかなり驚いている。でも、明日はまた別の日だ」

    スプリントは厳しいスタート位置からの戦い
    6番手スタートから上位勢と戦うには多くが必要かと問われると、ラッセルはスプリントの性質を踏まえつつ、まずはスタートで順位を落とさないことが重要だと語った。

    「分からない。素晴らしいスタート位置ではない」

    「スプリントレースは基本的にそれほど多くのことをもたらさない。でも、今年の中国は少し面白かったし、それがレースをするチャンスを与えてくれる。だからスタートを決めたい。できればこれ以上ポジションを失わずに、何ができるか見てみたい」

  • ルイス・ハミルトン F1マイアミGP初日「もっと強いと思っていた」

    ルイス・ハミルトン F1マイアミGP初日「もっと強いと思っていた」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、2026年F1マイアミGPのスプリント予選で7番手に終わり、事前の期待に対してパフォーマンスが届かなかったことを認めた。フェラーリは今週末にアップグレードを投入していたが、最終的には上位争いに絡むことができなかった。

    金曜のフリー走行ではチームとして好調なスタートを切ったものの、スプリント予選では一発の速さを引き出せず、ライバル勢に後れを取る結果となった。

    ハミルトンはセッション後、「もっと上に行けると考えていた」と振り返り、現状のパフォーマンスに不満を示した。

    ハミルトン「もっと強いと思っていた」
    SF-26のパフォーマンスについて問われたハミルトンは、事前の見通し自体が難しかったとしながらも、期待とのギャップを率直に語った。

    「僕たちは何を期待すべきか、あまり分かっていなかった。もっと良くなることを望んでいたけど、クルマの感触は特に良くなかった」

    「今日の僕たちはもっと強いと思っていた」

    「一晩かけて作業し、なぜ僕たちがそれほど速くないのかを理解しようとしなければならない。ここに来る前は期待していたし、もっと上に行けると前向きに考えていた。でも、そうはならなかった」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)マイアミグランプリ

    アップグレードの効果は不透明
    今回導入された新パッケージについて、ハミルトンは他サーキットでの有効性も含めて現時点では判断が難しいと語った。

    「それが他のトラックで良く機能するのかどうかは、まったく分からない」

    フェラーリはスプリント予選でトップ争いに絡めなかったものの、セットアップやタイヤの理解を進める余地は残されている。短いインターバルの中で原因を特定し、残りのセッションで巻き返せるかが焦点となる。

  • ランド・ノリス F1マイアミGPスプリントポール「チームへの報酬になった」

    ランド・ノリス F1マイアミGPスプリントポール「チームへの報酬になった」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、2026年F1マイアミGPのスプリント予選で1分27秒869を記録し、土曜のスプリントをポールポジションからスタートする。現チャンピオンのノリスは、選手権首位のキミ・アントネッリを0.2秒以上上回り、2026年シーズンで初めてメルセデス以外が予選形式のセッションでトップに立った。

    マクラーレンはマイアミにMCL40のアップグレードを投入しており、ノリスはSQ2で「ひどかった」と振り返る走りから一転、SQ3で完璧に近い一撃を決めた。

    ノリスにとってマイアミは2024年にF1初優勝を挙げた場所でもあり、チームとしても過去2年にわたって好結果を残してきた相性のいい舞台だ。

    ノリス「チームへのいい報酬になった」
    「素晴らしかった。僕たちにとって完璧な結果だった」とノリスはマシンを降りた後に語った。

    「チームへのいい報酬になった。マシンにはたくさんの新しいアップグレードが入っているから、また少しグリップを感じられるのはうれしいし、そのために多くの作業をしてくれたチームの男性たち、女性たちに報いることができてよかった」

    「僕はずっとマイアミが好きだった。コース上でも、コース外でもね。僕たちにとっていい結果だ。もちろん、まだ週末の始まりにすぎないし、先は長い。でも、こういう形でスタートできたのはうれしい」

    アップグレードの効果を実感「見積もりは正しかった」
    ノリスは、マイアミ・インターナショナル・オートドロームが以前からマクラーレンに合っていたことを認めつつ、今回持ち込まれたアップグレードが期待どおりの効果を発揮したと説明した。

    「このトラックがいつも僕たちに合っていることは分かっていた。でも、僕たちが持ち込んだものがいいステップになることも分かっていたし、実際にそうなった」

    「僕たちの見積もりが正しかったと証明されたのはうれしい。チームはそれに値する。彼らはこうしたすべてのものに多くの作業を注いできた。でも、今日の最初のラップから快適に感じていた。リアのグリップが少しあり、いい感触だった」

    「ここではいつもいい感触があるし、それを実行できるのはいつだっていいことだ。週末をポールで始められるのはいい」

    ランド・ノリス(マクラーレン) マイアミグランプリ

    SQ2の不振から一転「1周か2周か迷っていた」
    金曜のマイアミは路面温度が50度を超えるコンディションとなり、タイヤ温度の管理も難しい状況だった。ノリスはSQ2で苦戦したため、最終アタックを1周にするか2周にするか迷っていたという。

    「かなり大変だった」

    「僕のQ2はかなりひどかった。1秒くらい遅かったから、最後のランに向けて自信が湧くようなものではなかったし、1周にするのか2周にするのか迷っていた」

    「ウィル(ジョセフ)が僕を後押しして、『1周で行く』と言った。そしてそれがうまくいった。チーム全体のいい仕事だった。僕たちはすぐにすべてをいいウインドウに入れることができたから、彼らをとても誇りに思っている」

    「でもラップはよかった。ターン16からバックストレートにかけてを除けばよかった。完全に外してしまった」

    「風もあって難しいコンディションだった。風は大きな影響を与えることがある。ただうれしい。ここに戻ってこられてうれしい。少し時間が空いていたからね。僕にとって週末を始める完璧な形だ」

    ピアストリ「今日の結果は偶然ではない」
    チームメイトのオスカー・ピアストリは、ノリスとアントネッリに続く3番手を獲得した。ピアストリは、マクラーレンの速さが本物であり、マイアミの暖かいコンディションも助けになっていると見ている。

    「ポテンシャルはあると思う。そうだね」

    「今日の結果は偶然ではない」

    「様子を見る必要はある。メルセデスはまだとても強いと思っている。でも、今週末ここまでのところでは、彼らはそれほど支配的には見えていない。それが明日も続くかどうかを見てみよう」

    マクラーレンにとって、今回のスプリントポールは単なる一発の結果ではなく、アップグレードの方向性を示す重要な材料となった。メルセデスが2026年シーズン序盤の予選で維持してきた優位を初めて崩したことで、マイアミの週末はタイトル争いと勢力図の両面で注目度を高めることになった。