カテゴリー: F1マイアミGP

  • キミ・アントネッリ F1マイアミGP決勝「課題はレースマネジメントの完成度」

    キミ・アントネッリ F1マイアミGP決勝「課題はレースマネジメントの完成度」

    メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは、F1マイアミGPで激動の週末を過ごした。予選ではスプリントを含め2度の好成績を収めた一方、スプリントと決勝では思うように結果を伸ばせず、課題も残る内容となった。

    日曜日の決勝では3番グリッドからスタートし、序盤は2番手に浮上。好スタートを決め、スプリントで見られたような混乱にも巻き込まれず、マックス・フェルスタッペンの直後につける展開となった。しかし、最終的には6位フィニッシュ。マクラーレン勢の速さに対抗することができなかった。

    「残念だけど、今日はこれ以上の結果を狙えるほどのペースがなかった」とアントネッリはレース後の公式コメントで語った。

    「スタートは良くて2番手まで上がったけど、マクラーレンのペースがすごくて、すぐに抜かれてしまった。最初のスティントではミディアムで結構感触は良かったけど、後半のハードではちょっと苦しんだ。全体的にペースが良くなかったから、そこが6位という結果につながったと思う。チームとして何が原因だったのかをしっかり分析して、改善点を探っていきたい」

    アントネッリはこの日、アンダーカットを狙ったピット戦略の中でタイミング悪くカルロス・サインツの進入に重なり、発進を一時待たされる形に。これでポジションを落とし、アレックス・アルボンとのバトルや、ジョージ・ラッセルのVSCピット戦略にも影響された。

    「でも、全体的には今週末の内容には満足してる。予選では強さを見せられたし、スプリントでは初めてポールポジションを獲れたからね。レースマネジメントの部分はまだ経験を積んでる途中だけど、シーズンが進めばもっと良くなると思う」

    「次のイモラは自分にとって初めての母国GPになるからすごく楽しみだし、きっと信じられないくらいの雰囲気と応援が待ってると思う。週末が待ちきれないよ」と語り、次戦への意欲を見せた。

    アンドレア・キミ・アントネッリ F1 マイアミGP

    なお、週末を通じてアントネッリはポイントをスプリントと決勝の両方で獲得。さらに、今季初めて予選でチームメイトのラッセルを2度上回るなど、一発の速さという観点でも進歩を示した。

    「今週末は一発の速さに力を入れて取り組んできたから、その成果が出たのは自信になった」と語るアントネッリは、母国イタリアでの次戦イモラでのさらなる飛躍を目指す。

  • F1マイアミGP:BLACKPINKのリサが主役級の存在感 セレブと華やかに交流

    F1マイアミGP:BLACKPINKのリサが主役級の存在感 セレブと華やかに交流

    K-POPグループBLACKPINKのリサが、音楽界にとどまらず、ファッションやカルチャーの分野においてもグローバルアイコンであることを改めて証明した。彼女は現地時間5月5日、2025年F1マイアミGPに登場。世界的なセレブリティやアスリートが集うこのモータースポーツの祭典で、ひときわ強い輝きを放った。

    F1観戦は今回で3度目となるリサ。フェラーリの2025-2026年秋冬コレクションから、バーガンディのシアータートルネックと洗練されたブラックジャケットを合わせた装いで登場した。柔らかなハニーブロンドのウェーブヘアにマルーンカラーのネイルを組み合わせたルックは、エレガントさとエッジの効いた個性を兼ね備え、会場の注目を一身に集めた。

    チェッカーフラッグを振る大役は、今回はBLACKPINKのロゼが務めたが、リサもフェラーリのパドックラウンジで圧倒的な存在感を見せていた。会場では、F1界のレジェンドであるルイス・ハミルトンやシャルル・ルクレールのほか、人気シェフのゴードン・ラムゼイ、女優のニーナ・ドブレフらと笑顔で交流。後日、ニーナはリサのInstagram投稿に「一緒に過ごせて本当に楽しかった」とコメントを残している。

    マイアミGP F1 リサマイアミGP F1 BLACKPINK

    リサがイベント当日に投稿したInstagramの写真には、「Ferrari game strong at F1(F1でのフェラーリ、完璧)」というキャプションが添えられ、投稿は瞬く間にバイラルに。ファンからは「ボス・リサ」「彼女がトラックを支配してる」「まさにクイーンの風格」といった称賛コメントが殺到。F1公式Instagramも舞台裏でのリサの様子を取り上げ、その存在感を公式に認める形となった。

    今回の登場は、リサのみならずK-POPや韓国カルチャーが、パリ・ファッションウィークやコーチェラと並び、F1といった国際的イベントでも熱烈に歓迎されていることを象徴している。リサはそのたびに、グローバル・エンターテイナーとしてのBLACKPINKの地位をさらに確立してきた。

    世界のステージで歌い、レース界のスターたちと肩を並べるリサ。彼女は今やBLACKPINKの一員であることにとどまらず、唯一無二のカルチャー現象としての存在を揺るぎないものにし続けている。

    マイアミGP F1 2025

  • ノリスがフェルスタッペンに苛立ちの中指 F1マイアミGPで揺れた葛藤

    ノリスがフェルスタッペンに苛立ちの中指 F1マイアミGPで揺れた葛藤

    F1マイアミGP決勝の最中、ランド・ノリスがマックス・フェルスタッペンに対して中指を立てた瞬間がオンボードカメラに捉えられ、話題となっている。友人でもある2人のバトルは激しく、その裏にはノリスの複雑な心の揺れが垣間見えた。

    フェルスタッペンはポールポジションからスタートし、序盤は前を走るも、圧倒的なマシン性能を誇るマクラーレン勢に対して劣勢を強いられた。優勝は3連勝となるオスカー・ピアストリが飾り、ノリスはチームメイトにポイント差を広げられる結果となった。

    そうした状況のなか、ノリスはフェルスタッペンとの接触寸前のバトルに直面する。ターン2では外側に押し出され、ポジションを落とす展開となり、ここで感情が爆発。車内からフェルスタッペンに向けて中指を立てるという異例の行動に出た。

    レース後、ノリスはその理由について語った。

    「マックス相手だと、ぶつかるか抜けないかのどちらかだ。彼は自分のレースを台無しにしている。賢い走りではない」

    言葉は強いが、その背景には自らの中で膨らむ葛藤と苛立ちがあった。ピアストリが躍進を続ける一方で、チームメイトとしての責任、タイトル争いへの焦燥感、そして友人でもあるフェルスタッペンとの戦いへの戸惑い。全力で勝利を目指す中で、理性と感情のはざまで揺れる心境が、あの一瞬のジェスチャーに表れていた。


    フェルスタッペンは、マクラーレン勢との差を認めつつ、「何もできることはない」と語り、結果に対してどこか達観したような姿勢を見せた。

    「もちろん、何か試そうとはしたよ」とフェルスタッペン。「でもマクラーレンには明らかに敵わない。僕には失うものなんてないし、少し遊んでみただけさ。もうできることなんてそれくらいしかない」。

    さらに、フェルスタッペンはジョージ・ラッセルの黄旗違反疑惑をめぐってレッドブルが提出した抗議についても「正直、どうでもいい」と一蹴。

    「3位だろうが4位だろうが、大して変わらない。僕はそういう順位を目指してここにいるわけじゃない」と述べ、「途中からは『もう帰ってもいいかな』と思っていた」と吐露した。

    その言葉の端々には、シーズンを通じて浮かび上がってきたマシン性能への不満、そして現状を静かに受け入れたような達観の姿勢がにじむ。

    ノリスが苛立ちと葛藤に揺れながら感情をあらわにした一方で、フェルスタッペンは冷静に現実を受け入れ、もはや勝てないレースに執着しないという姿勢を見せていた。

    激しさと冷静さ、苛立ちと諦観──マイアミGPは、2人のトップドライバーの対照的な心理が浮き彫りとなった一戦だった。

  • 角田裕毅 F1マイアミGPのピット違反を反省「自分でレースを難しくした」

    角田裕毅 F1マイアミGPのピット違反を反省「自分でレースを難しくした」

    角田裕毅は、2025年F1第6戦マイアミグランプリで10位に入賞。ピットストップ時の速度違反による5秒加算ペナルティを背負いながらも、執念の走りで最後のポイント圏を守り抜いた。レース後には自身のミスに対する反省とともに、マシンパフォーマンスの限界についても率直に語った。

    10番グリッドからスタートした角田裕毅は、1周目にひとつポジションを上げ、9番手でレースを進行。ミッドフィールドの激しい争いのなかでも冷静に走行を重ね、上位陣の動向を見ながら戦略を組み立てていた。

    しかし、中盤のピットイン時にピットレーンでの速度超過が確認され、審議の結果5秒のタイム加算が言い渡された。

    このペナルティにより、レース終盤の展開は一気にシビアなものとなる。角田裕毅の直後には、かつてチームメイトだったレーシングブルズのアイザック・ハジャーが迫っていた。両者のギャップはわずかであり、加算される5秒を加味すると、実質的に角田裕毅は11番手に転落するリスクを背負いながら走行していた。

    「元チームメイトが簡単にはさせてくれませんでした」と角田裕毅は当時の状況を振り返った。「ラスト10周くらいで彼のペースがかなり上がってきて、自分もかなりプッシュしていたのですが、それでも追いつかれてしまって。本当に厳しかったですが、自分のやるべきことをやって、持てる力を出し切りました」。

    そして、結果的に角田裕毅はハジャーとのギャップを5.1秒に広げ、加算ペナルティを差し引いた上で10位を確保。ギリギリでのポイント獲得に成功した。

    だが、今回のレースに対する自己評価は厳しいものだった。「自分のミスで、あの5秒でレースを難しくしてしまいました」と悔しさを滲ませた角田裕毅。「ポイントを取れたのは嬉しいですが、正直今日のペースには満足していません。チーム全体としてもペースに苦しんでいましたし、改善すべき点が多いと思います」と、チーム全体の課題にも言及した。

    角田裕毅 F1 マイアミGP

    角田裕毅は今季これまで、堅実な走りと高い集中力でポイント圏争いに絡む場面が増えているものの、あと一歩のところで中団上位に食い込む展開を逃してきた。マシン開発の伸び悩みが原因の一つであるとされている。

    「ペース自体は悪くなかったと思いますが、今日はウィリアムズが非常に速かったです。自分たちはあまりいいペースではなく、予選からずっとマシンが思うように前に進んでくれない感覚がありました。それが今の一番の制限になっています」と語り、ドライバーとしての限界以上に、マシン自体の競争力不足を問題視した。

    「正直、何が原因かはっきりとは分かっていません。ただ、今日のレースでは自分にできる限りのことはやりました。今後、ドライビングスタイルなども含めてしっかりと見直していきたいです」と前向きに語り、改善への意欲を見せた。

    角田裕毅にとって今回のレースは、ミスを取り返すために最大限の集中力とペースを保ち続ける耐久戦だった。特に、今季序盤戦までチームメイトだったハジャーとのバトルは、その実力と成長を示す場面でもあった。今季中団勢の競争は激化しており、コンマ数秒が順位とポイントを分ける展開が続く中、角田裕毅の安定感と粘り強さはチームにとって大きな武器となっている。

    次戦イモラでは、アップデートが投入される可能性もあり、マシンの競争力がどう変化するかが注目される。角田裕毅自身も「次はもっと上を目指したい」と意欲を見せており、さらなる上位進出への鍵を握る存在となることが期待される。

  • ハミルトン F1マイアミGP決勝の無線での発言を釈明「怒ってたわけじゃない」

    ハミルトン F1マイアミGP決勝の無線での発言を釈明「怒ってたわけじゃない」

    フェラーリのルイス・ハミルトンは、F1マイアミGP決勝中に飛ばしたチームラジオでの皮肉交じりの発言について、「怒っていたわけではないし、無礼なつもりもなかった」と釈明した。戦略判断の遅さに対する苛立ちはあったものの、それは「勝利を求める強い気持ち」の表れであり、「闘志を持ち続けている限り、謝るつもりはない」と語っている。

    予選では12番手に沈んだハミルトンは、決勝序盤をハードタイヤでスタート。中団での混戦の中、フェラーリのもう1台を駆るシャルル・ルクレールと同じ集団で順位を争っていたが、レース中盤に発動されたバーチャル・セーフティカー(VSC)を活用して戦略的に順位を挽回した。

    その後はミディアムタイヤでペースを上げ、ルクレールとウィリアムズのカルロス・サインツに接近する。

    「ティーブレイクでもしてるのか」 – 無線での苛立ち
    ルクレールの後方に迫ったハミルトンは、自身の方が明らかに速いと考え、ポジション交代を要求。だがフェラーリはすぐには応じず、「ポジションキープ」を命じるのみだった。この判断の遅さに対し、ハミルトンは無線で「ティーブレイクでもしてるのか?」と皮肉を飛ばし、戦略対応の鈍さに苛立ちをにじませた。

    レース後、ハミルトンはSky Sports F1に対し、「シャルルの後ろでかなりの時間を失った」としたうえで、「自分の方が速い局面で、もっと早く決断すれば違った展開になったはず」と語った。

    「ポジションチェンジの判断が遅かった。それがなければ、もう少し上を狙えたかもしれない。」

    そして、かつてのチームメイトとのやり取りを引き合いに出しながら、今回のチームの対応と比較した。

    「2017年のハンガリー(GP)では、ボッタスと僕がポジションを入れ替えたことがあった。もし僕が前に出て追いつけなかったら、順位を戻すという約束でね。今回もああいう柔軟さがあれば良かった。結果としてはうまくいかなかったけど、あの時は信頼と機転があった。」

    「怒ってたわけじゃない。情報が何もないわけでもなかった。ただ『早く決めようよ』っていう、それだけ。レース中は車をコントロールするだけでも精一杯なんだ。だから、判断はもっとスピーディであってほしいと思った。」

    ルイス・ハミルトン F1 マイアミGP スクーデリア・フェラーリ

    「闘志を持ち続ける限り、謝るつもりはない」
    その後ルクレールを一時的に前に出たものの、再び順位を戻すよう指示された際には、ハミルトンは「じゃあ次はサインツにも譲れってか?」とさらに皮肉を述べた。

    この発言についても、「少なくとも放送禁止用語は言ってないしね!」と冗談を交えつつ、「僕が無礼だったとか、そう書かれるのかもしれないけど、正直そんな気持ちはなかった」と語った。

    「勝ちたいという強い思いがあったからこそ出たものだ。闘志を持ち続けることに謝るつもりはない」

    「僕はいまだに勝ちたいし、その気持ちを失っていない。それを恥じる必要なんてない。チーム全体が同じ方向を向いていれば、また立て直せると信じてる。」

    苦戦続くフェラーリ、サインツとの接触も 8位で完走
    その後もポジションを守ろうと奮闘したハミルトンだったが、最終ラップではサインツが最終ヘアピンで強引に仕掛けてきて軽い接触が発生。結果としてハミルトンは8位でチェッカーを受けることとなった。

    「ウィリアムズと争っていて、それでも勝ち切れない現実を見せられた。今のマシンにはまだ足りない部分が多い。でも、どこで遅れているかは把握しているし、中国以降その傾向ははっきりしている。改善すべき点は明確で、諦めるつもりはない。」

    一方、チームメイトのルクレールも7位に終わり、優勝したオスカー・ピアストリからはおよそ1分差という厳しい結果となった。ルクレールも「この状況は良くない。もっと良くしなければならないし、できるだけ早く状況を変えたい」と語っている。

  • アレックス・アルボン F1マイアミGP決勝「レッドブル時代ですらなかった光景」

    アレックス・アルボン F1マイアミGP決勝「レッドブル時代ですらなかった光景」

    ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンは、マイアミGP決勝で5位入賞を果たし、今季ここまでで最大の収穫となる結果に大きな手応えを語った。

    6番手スタートのアルボンは、序盤にエンジン温度の問題に苦しみながらも徐々にペースを上げ、中団グループの中で圧巻の走りを披露。最終的にはメルセデスのジョージ・ラッセル、レッドブルのマックス・フェルスタッペンに次ぐ5位でチェッカーを受けた。

    「本当にいいペースだった。エンジン温度の問題があったから、とにかくカルロス(・サインツ)を早めに抜くことが重要だった。それができてからはメルセデス勢を追いかけることができた」とレースを振り返る。

    「正直なところ、VSC(バーチャル・セーフティカー)がなければP4も狙えたと思う。それくらい快適に走れていたし、ずっとジョージとマックスが視界に入っていた。表彰台が見える位置でレースを走るなんて、こんな経験、レッドブル時代ですらなかった」と冗談交じりに振り返った。

    アレクサンダー・アルボン F1 マイアミGP

    アルボンは週末を通じてマシンの感触に自信を持っていたと明かす。

    「FP1の最初のラップから、これはいけると感じていた。全体を通してマシンのパフォーマンスが素晴らしかった。こういう週末は多くないからこそ、昨日のスプリントのペナルティはすごく悔しかった。だけど、今日は取り戻せたと思う」

    マイアミで唯一ポイントを獲得したミッドフィールドチームとなったウィリアムズ。その立役者となったアルボンは、今季の後半戦に向けて確かな自信をつかんだ。

  • カルロス・サインツJr. F1マイアミGP決勝「メルセデスより速かった」

    カルロス・サインツJr. F1マイアミGP決勝「メルセデスより速かった」

    カルロス・サインツJr.は、F1マイアミGP決勝で9位入賞を果たしたものの、接触と戦略面での不運が重なり「もっと上を狙えた」と悔しさをにじませた。

    7番手スタートのサインツは、1周目のターン3でチームメイトのアレックス・アルボンと軽く接触。これによってマシンに軽微なダメージを負い、さらに装着していたのが4周使用済みのタイヤだったこともあり、第1スティントから苦しい展開を強いられた。

    「スタート自体は悪くなかったけど、他のマシンは新品タイヤだったし、自分は中古。しかも接触でダメージもあった。最初のスティントは本当に厳しかった」と回顧する。

    その後、他車よりも早めのピットインを選択したものの、3周後に発生したVSCによって後続勢がアドバンテージを得る結果に。

    「僕たちが先にピットに入ったせいで、VSCの恩恵を受けたマシンに対して不利になった。その後の展開でも再び苦しくなってしまった」と語った。

    カルロス・サインツJr.  F1 マイアミGP

    終盤にはメルセデスやフェラーリとバトルを展開し、最終ラップにはルイス・ハミルトンに仕掛けて軽く接触する場面も。スチュワードはこの件について調査を行ったが、両者に過失があるとして裁定は「レーシングインシデント」とされた。

    「最終ラップの最終コーナー、当然ながら攻める。ギャップがあったから行ったし、ルイスがちょっとブレーキング中に左に動いたように見えた。ルールを厳密に当てはめると違反だが、最後はみんなリミットを攻めている」とサインツは主張。

    それでもチームの競争力には一定の満足を示し、「今日の僕たちはメルセデスより速かったかもしれない。フェラーリやメルセデスと対等に戦えたことは評価できるし、こういうチャンスを次は自分が活かしたい」と締めくくった。

  • リアム・ローソン 1周目の接触で無念のリタイア「雨を待ったが…」

    リアム・ローソン 1周目の接触で無念のリタイア「雨を待ったが…」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、2025年F1 マイアミGPの決勝で1周目の接触によりマシンに大きなダメージを負い、リタイアを余儀なくされた。

    15番グリッドからスタートしたローソンはスタート直後に好反応を見せ、ターン1で大きく空いたスペースを突いてポジションアップを狙ったが、直後に横からの接触を受け、レースは事実上終了となった。

    「スタートはすごく良かった。ターン1で大きなギャップができたから、前のマシンについていったんだけど、横から当たられてしまう、かなり大きなダメージを受けてしまった」

    「その後は雨を期待して走り続けたけど、降らなかった。チームは素晴らしい仕事をしてくれたし、マシンの速さもあっただけに残念だ」

    ローソンはスプリントでも14番手スタートから7位に浮上する力走を見せながらも、レース後のペナルティによりポイントを失っており、今週末は悔しさの残る内容となった。

    リアム・ローソン F1 マイアミGP

    チーム代表ローラン・メキースは、ローソンの果敢な戦いぶりとチーム全体の進化を強調した。

    「リアムはスプリントで14番手から7位まで順位を上げる素晴らしい走りを見せてくれたが、残念ながらペナルティでポイントを失った。決勝ではスタート直後の接触でレースが台無しになってしまったが、彼の攻めの姿勢とマシンの速さは今週末を通して際立っていた。ポイントには結びつかなかったが、我々には確かな手応えがある」

    「イモラは今季最初の“ホームレース”。今の勢いを活かして、さらに強くなって戻ってきたい」

  • 2025年F1 マイアミGP 決勝:FACTS AND STATS

    2025年F1 マイアミGP 決勝:FACTS AND STATS

    2025年F1第6戦マイアミGPは、オスカー・ピアストリがポールポジションのマックス・フェルスタッペンを破り、マクラーレンに2年連続の勝利をもたらす結果となった。

    この週末、ピアストリはスプリントとグランプリの両方で際立つパフォーマンスを披露し、ドライバーズランキングのリードをさらに広げただけでなく、F1史に刻まれる記録の数々を打ち立てた。

    しかし、注目すべき成果はピアストリだけにとどまらない。マクラーレンによる1-2フィニッシュ、メルセデスの初マイアミ表彰台、ウィリアムズの安定したポイント獲得、そして角田裕毅の粘り強い走りなど、今大会では多くのチームとドライバーが貴重な数字を残した。

    スリリングな展開が続いた米国マイアミでのレースから、F1ファンなら押さえておきたい注目の記録とデータを振り返る。

    ■ ピアストリは、ミカ・ハッキネン(1997年スペインGP、1998年オーストラリアGP、ブラジルGP)以来、マクラーレンのドライバーとして初めて3連勝を達成した。

    ■ 今回の勝利はピアストリにとってキャリア通算6勝目であり、今シーズンのグランプリでは4勝目となる。

    ■ ピアストリの勝利により、マクラーレンはマイアミGPを2年連続で制したことになる。

    ■ マイアミGPは、フロントロウから勝者が出ていないという記録を維持。ピアストリは4番グリッドからスタートした。

    ■ これでピアストリは32戦連続でポイントを獲得しており、F1史上4番目に長い連続記録となった。

    ■ ランド・ノリスが2位に入り、マクラーレンは同じ週末にスプリントとグランプリの両方で1-2フィニッシュを果たした初のチームとなった。

    ■ マクラーレンがグランプリで1-2フィニッシュを果たすのは過去15年間でわずか4回目の出来事。

    ■ 他の全車が30秒以上遅れてのマクラーレン1-2は、2007年モナコGP以来。当時はフェルナンド・アロンソが勝利し、チームメイトのルイス・ハミルトンが2位。3位のフェリペ・マッサは優勝から1分09秒遅れていた。

    2025年F1 マイアミGPウィリアムズがまたもやグランプリでダブルポイントを獲得。

    ■ メルセデスのジョージ・ラッセルは3位に入り、今季4回目のグランプリ表彰台。これは昨季2024年の表彰台数と並ぶ。

    ■ メルセデスにとっては、マイアミでの初の表彰台となった。

    ■ レッドブルのマックス・フェルスタッペンは4位でフィニッシュし、マイアミGPで初めて表彰台を逃した。

    ■ フェルスタッペンは今季6戦中3戦で表彰台を逃している。

    ■ ウィリアムズのアレックス・アルボンは5位に入り、今季開幕戦オーストラリアGPと並ぶ自己最高位。2022年にウィリアムズ加入後、トップ6入りはこの2回のみ。

    ■ カルロス・サインツが9位に入り、ウィリアムズは2戦連続でダブルポイントを獲得。

    ■ メルセデスのキミ・アントネッリは6位に入り、過去5戦中4回目の6位フィニッシュ。

    ■ フェラーリのエース、シャルル・ルクレールは7位でフィニッシュし、マイアミGPで初めてトップ5を逃した。

    ■ ルクレールにとっては今季開幕戦オーストラリアGP以来の最低順位。

    ■ チームメイトのルイス・ハミルトンは8位でフィニッシュ。今季トップ5フィニッシュはバーレーンの1回のみ。

    マイアミGP F1 決勝オリバー・ベアマンにとって新たな経験 – グランプリを完走できなかったこと。

    ■ レッドブルの角田裕毅は10位でフィニッシュし、スプリントとグランプリ両方でポイントを獲得。

    ■ 角田裕毅はピットレーン速度違反による5秒ペナルティを受けながらも、アイザック・ハジャーに0.168秒差で競り勝った。

    ■ ポイントを獲得したのは5チームのみ(マクラーレン、レッドブル、メルセデス、ウィリアムズ、フェラーリ)で、これは獲得チーム数として最少。

    ■ ハースのエステバン・オコンは12位でフィニッシュ。彼はマイアミGP4戦で、8位、9位、10位、12位とフィニッシュしている。

    ■ アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが15位、ランス・ストロールが16位と、チームの2台は最下位で完走。前のマシンからは20秒以上遅れていた。

    ■ ハースのオリバー・ベアマンは今回リタイアし、自身9戦目で初のグランプリ未完走を経験。

    ■ アルピーヌのジャック・ドゥーハンはオープニングラップでリタイア。今季はオーストラリアGPに続き2度目の1周目リタイアとなった。

  • アイザック・ハジャー 角田裕毅を猛追も届かず「全部出し切ったけど…」

    アイザック・ハジャー 角田裕毅を猛追も届かず「全部出し切ったけど…」

    アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)は2025年F1第6戦マイアミGPで11位でフィニッシュ。惜しくもポイント圏に届かなかったが、終盤には角田裕毅(レーシング)との5秒の差を賭けた激しい攻防を繰り広げた。

    ハジャーは11番グリッドからスタート。中団での激しいポジション争いの中、1ストップ戦略で冷静にレースを組み立てると、終盤には10位を走る角田に接近。

    角田裕毅には5秒加算のタイムペナルティが科されており、ハジャーが5秒以内でフィニッシュすれば順位が入れ替わる可能性があった。

    「今日は自分のドライビングにあんまり満足してない。いくつかミスしちゃったし、それがトップ10を逃した原因だと思う。でもそのぶん、めちゃくちゃプッシュしていた」

    「ほんとにギリギリだった。ピットストップのあとにハードタイヤで結構走ったけど、ユウキとのバトルはずっと予選みたいで楽しかった。ラストラップでは5秒差以内にいるのは把握してたし、全部出し切った。でも、届かなかった。たった0.15秒でポイント逃したのは悔しい」

    アイザック・ハジャー F1 マイアミGP

    惜しくも2戦連続のポイント獲得とはならなかったが、角田との緊迫したバトルは、ルーキーながらの成長と勝負強さを存分に示す内容であり、次戦イモラについては、自信をのぞかせる。

    「イモラはよく知ってるし、F2でも勝ったことあるからね。自信はあるよ」

    チーム代表ローラン・メキースも、ハジャーの成長と粘りを称賛した。

    「アイザックは金曜のスプリント予選でトップ10に入り、日曜の決勝でもわずか0.1秒差でポイントを逃したが、非常に強いレースを見せてくれた。Q3進出も0.02秒差で逃しただけだった。結果にはつながらなかったが、今週末を通じてマシンと彼自身のパフォーマンスは非常に力強かった」