カテゴリー: メルセデスF1

  • レッドブルF1 マックス・フェルスタッペンのメルセデスF1移籍は「妨害せず」

    レッドブルF1 マックス・フェルスタッペンのメルセデスF1移籍は「妨害せず」

    マックス・フェルスタッペンがメルセデスへ移籍を希望した場合、レッドブルはそれを阻止しない構えだと、ドイツのF1専門メディア「f1-insider.com」とイタリアの有力紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じた。

    この報道は、4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンとメルセデス代表トト・ウォルフが、イギリスGPとベルギーGPの間にサルデーニャでそれぞれのヨットを使って会談を行ったという憶測の直後に浮上したものだ。

    元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは次のように指摘する。

    「契約の最終交渉をするのに、わざわざ休暇先を使う必要はない」

    さらに、フェルスタッペンの交際相手ケリー・ピケの兄であるネルソン・ピケJrも、何かが進行中であることを認めている。

    「彼らは交渉中だ。みんな知っていることだよ」

    「契約の細かい部分がまだ詰め切れていないけど、それが選択肢の一つであることは誰もが知っている」と、ピケはブラジルの番組『Pelas Pistas』に語った。

    フェルスタッペン自身はレッドブル残留を望んでいるとしつつも、クリスチャン・ホーナーの突然の解任が、チーム内の機能不全を象徴していると指摘する。

    「レッドブルは重要人物の確保や維持に苦労していると聞いている」

    「ある種の“マックスの父親に関する小さな問題”が表面化し、それを嫌がった人たちもいた。ホーナーがチームに関わり続ける限り、主要な人材を取り戻すのは難しくなるだろうという声もあった」とピケは述べた。

    そして、ホーナーが権力を拡大しようとしすぎたことが最大の問題だったとする見方もある。

    「体制を分権化しようという提案もあったが、ホーナーはそれを拒否した。彼は2チームの運営も、エンジンも、すべてを掌握したがっていた」

    「もし彼がすべてを手に入れていたら、それは大きな後押しになっただろう。でもそうならなかった場合、彼は約1億ドル(約160億円)の巨額な退職金を受け取ることになる」

    現時点でもレッドブルはホーナーの退任条件について交渉を続けているとされ、メルセデスCEOオラ・ケレニウスがウォルフにフェルスタッペン獲得の「ゴーサイン」を出したという報道もある。

    マックス・フェルスタッペン F1 レッドブル・レーシング

    ガゼッタ紙によれば、交渉はいずれにせよ8月末までに決着し、夏休み明けに正式発表される見通しだという。

    フェルスタッペン加入が決まった場合、ジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリのいずれがメルセデスを離れるかは未定。ただしウォルフは、アントネッリを2026年にメルセデスPUを搭載するアルピーヌに“レンタル”する案に前向きだとされている。

    ラルフ・シューマッハは次のように続ける。

    「シルバーストンでの結果を見て、マックスはレッドブルがどれだけ努力しても状況を好転させられないと悟ったと思う」

    「結局のところ、彼のキャリアがかかっているのであって、忠誠心の問題じゃない。メルセデスが本気で彼を迎えたいと示せば、彼は移籍するはずだ」

    「メルセデスにとっても、同じエンジンを使っているマクラーレンに負け続けるのはつらい話だ。マックスがいれば、2026年には再び力関係を逆転できるだろう」

    一方で、レッドブルとしてもフェルスタッペン引き留めの最後の望みをかけて、今季中のアップグレードを投入する構えだ。新パーツはスパとハンガリーの2戦で登場する予定となっている。

    「まだシーズンの半分とスプリントが4回残っている」と、レッドブルのアドバイザー、ヘルムート・マルコは語る。

    「ベルギーの改良パーツでマクラーレンに近づけるはずだ。我々はまだタイトル争いが終わったとは思っていない」

  • メルセデスF1 ラッセル放出案にバトン苦言「今の彼を外すのは奇妙な決断」

    メルセデスF1 ラッセル放出案にバトン苦言「今の彼を外すのは奇妙な決断」

    元F1ワールドチャンピオンのジェンソン・バトンは、メルセデスがジョージ・ラッセルをマックス・フェルスタッペンと交代させるという噂について「不公平」だと語り、その決断が実現すれば「奇妙」だと感じると述べた。彼はむしろ、ラッセルとフェルスタッペンがチームメイトとしてともに戦う姿を見たいという。

    フェルスタッペンの将来に関する憶測が高まったのはオーストリアGPの週末。ラッセルがSky Sports F1のインタビューで「フェルスタッペンのような存在と話し合いが続いているのは、ごく自然なこと」と語ったことが発端だった。

    その1週間後、イギリスGPの場でこの件について問われたフェルスタッペンは口を閉ざし、「前回言った通りだよ。他の人たちがいろいろ書いてるけど、僕から言うことは何もない」とコメントしている。

    また、当時まだチーム代表を務めていたクリスチャン・ホーナーも「ノイズが多すぎる」と一蹴し、フェルスタッペンとは2028年末まで契約があると改めて強調した。

    そんな中、バトンは『The Chris Moyles Show』に出演し、ラッセルとフェルスタッペンの“トレード”の可能性について問われると「まあ、あり得なくはない」としつつも、フェルスタッペンが現在のレッドブルという恵まれた環境を離れることには慎重な見方を示した。

    「マックスにとっては難しい選択だと思う。彼はレッドブルで非常にうまくやっていて、これまで多くのものを与えられてきた。クルマは彼を中心に設計されていて、それを完璧に乗りこなしている。あのクルマの中では、誰も彼に太刀打ちできない」

    「彼が3番手や4番手に予選する一方で、チームメイトは18番手だ。もし彼がメルセデスに移籍すれば、全く異なる状況になる。そこではクルマは彼のために設計されていない。うまくやれるかどうか、分からないね。でも、世界最高のドライバーであれば、それでも適応できるはず」

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツバトンは「ラッセルはタイトルを狙える逸材」と評価している

    バトンはまた、現在ドライバーズランキングでフェルスタッペンと18ポイント差につけるラッセルの活躍に言及し、そのパフォーマンスを高く評価した。

    「ジョージは今、まさにキャリアの絶頂にいると思う。ここ数年でルイス(・ハミルトン)と互角に戦ってきたし、彼はワールドチャンピオンになれる素材だ」

    そのうえで、フェルスタッペンを獲得するためにラッセルを放出するという案については疑問を呈した。

    「マックスを入れるためにジョージを外すというのは、ちょっと奇妙な動きに見える。たしかに18歳のキミ・アントネッリが控えていて、将来的にスターになる可能性はある。でも、それが確実かどうかはまだ分からない」

    「一方で、ジョージは今そこにいて実力もある。そして、F1の新時代においては、非常に競争力のある2人のドライバーが必要になる。来年はレギュレーションも変わるし、クルマもエンジンも一新される。だからこそ、ジョージとマックスのラインアップこそ理想的だと僕は思う」

    また、フェルスタッペンとラッセルのペアが実際にうまくいくと思うかと問われたバトンは、こう締めくくった。

    「見てみたいね、ぜひとも!」

  • トト・ヴォルフ フェラーリF1のバスール体制を擁護「彼以上の人物はいない」

    トト・ヴォルフ フェラーリF1のバスール体制を擁護「彼以上の人物はいない」

    メルセデスF1チーム代表のトト・ヴォルフが、去就に注目が集まっているフレデリック・バスールを擁護し、「彼以上の人物は見つからない」とフェラーリの現チーム代表に太鼓判を押した。

    バスールの将来に関する報道は6月のF1カナダGP前に浮上し、これに対してバスール本人は「不敬だ」と反論。これを受けて、来季フェラーリに移籍するルイス・ハミルトンもバスール支持を明言していた。

    そして今回、ハミルトンの長年の上司であるヴォルフも同様に支持を表明。F1におけるチーム代表職には**「時間が必要」**だと述べた。

    「F1では時間を買うことはできない。だからこそ、シニアリーダーシップには物事を掌握するための猶予を与える必要があるんだ」とヴォルフは語る。

    「今日、ジャン・トッドの話をした。彼は1993年にフェラーリ入りし、最初のチャンピオンシップを獲得したのは2000年だった。つまり8年かかったということだ。F1はそういうサイクルなんだよ」

    フレデリック・バスール スクーデリア・フェラーリ チーム代表2024年カナダGP週末、フェラーリのピットウォールに立つフレデリック・バスール。

    さらにヴォルフは、自身が率いるメルセデスも「3年連続でタイトル争いができていない」ことを引き合いに出し、チーム代表を取り巻く評価の不公平さを嘆いた。

    「良い週末にはレースに勝つこともあるし、リスペクトに値する走りもできている。だが悪い結果の時に、リーダーの手腕を疑うような声が出るのはおかしい。やらせてやればいいんだよ」

    「フレッドなら自分が採用したい」─ヴォルフ、バスールの資質を称賛
    ヴォルフはバスールについて、「知る限り最も優れたレースマネージャーのひとり」だと評価し、「もし自分が今のポジションになければ、フレッドを採用するだろう」と断言した。

    「彼は素晴らしい人格の持ち主で、正直者だし、政治的な駆け引きや嘘を嫌う。話す内容に裏付けがあるし、何をすべきかを理解している」

    トト・ヴォルフとフレデリック・バスール2023年ラスベガスGP週末、フレデリック・バスールとメルセデスのトト・ヴォルフが談笑。

    またヴォルフは、フェラーリの指揮官にかかるイタリア国内からのプレッシャーの強さにも言及した。

    「イタリアでフェラーリを率いるというのは、サッカー代表監督と同じようなもの。メディアからの注目が常にある。勝てばキリストのように崇められ、負ければただの敗者扱いだ。だがそれがイタリアの情熱というものなんだよ」

    「そういう環境には、少しずつ順応していく必要があるかもしれない。でもフレッドにはこのチームを率いる能力がある。彼に信頼を与えるべきだ。彼以上の人物は手に入らないんだからね」

    現在フェラーリは、シーズン折り返し時点でコンストラクターズランキング2位(222ポイント)。首位マクラーレンとは238ポイント差をつけられており、3位メルセデスとのギャップはわずか12ポイントとなっている。

  • メルセデスF1 フェルスタッペン獲得ならアントネッリをアルピーヌに?

    メルセデスF1 フェルスタッペン獲得ならアントネッリをアルピーヌに?

    メルセデスがマックス・フェルスタッペンの獲得を目指す中、アンドレア・キミ・アントネッリがその影響を最も受ける可能性があると、イタリアの報道が伝えている。

    今季からルイス・ハミルトンの後任としてF1に参戦したイタリア人ルーキーのアントネッリは、すでにマイアミのスプリントでポールポジションを獲得し、カナダGPでは初の表彰台を獲得するなど、華々しいデビューを飾っている。なお、このカナダGPはチームメイトのジョージ・ラッセルが優勝を飾っている。

    一方、ラッセルの去就にも注目が集まっており、フェルスタッペンがメルセデスと交渉中であるとの本人の発言も、噂に拍車をかけている。

    こうした中、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙は、メルセデスがアントネッリの“仮住まい”としてアルピーヌを用意する計画を進めていると報じた。

    アルピーヌは2026年からメルセデスのカスタマーチームとなる予定であり、トト・ウォルフ代表がアルピーヌのエグゼクティブアドバイザーであるフラビオ・ブリアトーレと話し込む姿も確認されている。

    アルピーヌが現在メルセデスのリザーブドライバーであるバルテリ・ボッタスの獲得に動いているという報道もあるが、ボッタスは2026年に参戦する新チーム「キャデラック」との契約が近いとされており、ブリアトーレとウォルフの会話はアントネッリに関するものだった可能性もある。

    アンドレア・キミ・アントネッリ F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、アントネッリが“ピンクと青”のアルピーヌに移籍する可能性があると報じた

    “ダブルエース体制”は成立するか?
    仮にフェルスタッペンが加入し、ラッセルとコンビを組むことになれば、2025年スペインGPで接触した両者の因縁もあり、チーム内の緊張感が高まることは避けられない。

    だが、チーム代表のトト・ウォルフはこの可能性をさほど懸念していない様子だ。

    「どんなラインアップも想像できるよ」とウォルフは語る。

    「私はかつてロズベルグとハミルトンを同じチームで戦わせた。あれに比べれば、他のどんな組み合わせも簡単なものさ」

    「2人のドライバーが激しく争うことには、メリットもデメリットもある。うまくいった例もあれば、そうでなかった例もある」

    ラッセル自身も、フェルスタッペンとのコンビを受け入れる姿勢を示している。

    「F1にはすべてのチームに2つのシートがあるわけで、将来に向けてあらゆる可能性を検討するのは普通のことだ」

    「個人的には気にしていない。最初から言っているように、僕は誰とでもチームメイトになる覚悟がある」

  • マックス・フェルスタッペン ピケJr.の「メルセデスF1移籍」は意図的?誤爆?

    マックス・フェルスタッペン ピケJr.の「メルセデスF1移籍」は意図的?誤爆?

    マックス・フェルスタッペンが2026年のF1新レギュレーション導入を前に、レッドブル残留かメルセデス移籍かで注目を集めるなか、家族に近い人物が重大なヒントを漏らした可能性がある。

    ブラジル人元F1ドライバーであり、フェルスタッペンのパートナーであるケリー・ピケの兄でもあるネルソン・ピケJr.は、ポッドキャスト『Pelas Pistas』で語った中で「来年はメルセデスでマックスと一緒に…」と発言。この“うっかり発言”が本心から出たものか、それとも単なる言い間違いかをめぐり波紋が広がっている。

    ピケJr.はイギリスGPを振り返る中で「シルバーストンはメルセデスにとっていい週末じゃなかった」としたうえで、「でも来年はマックスがいるかも」と語った。これに驚いた司会のチアゴ・アルヴェスが反応すると、ピケJr.はさらに続けてこう語った。

    「もう話はしてるよ、みんな知ってることじゃない? あとは契約の細部を詰めるだけ。もうオプションとして知られてるし、ちゃんと話は進んでる」

    そしてフェルスタッペンが2026年もF1に出場するのか、それともサバティカル(休養)を挟むのかと問われると、ピケJr.は明言した。

    「出るよ。8月までには決断する必要がある。契約の最終調整を終えるか、それが決裂するかだ。でも僕としては移籍してくれたらクールだと思う」

    その後、司会者が「残留か、それとも移籍か?」と尋ねると、ピケJr.は一言、「移籍だ」と返した。

    この発言が事実であれば、メルセデスが2026年に向けてフェルスタッペンを起用する可能性がかなり現実的になってきたことになる。

    マックス・フェルスタッペン メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1

    メルセデス側は現時点でジョージ・ラッセルおよびキミ・アントネッリと2026年の契約を結んでおらず、トト・ヴォルフ代表はその件について沈黙を保っている。レッドブルは2028年までの長期契約をフェルスタッペンと結んでいるものの、成績に基づく“パフォーマンス条項”が存在するとされ、7月末のハンガリーGP終了時点でランキング4位以下の場合には契約を解除できるとの報道もある。

    しかし、現在フェルスタッペンはランキング3位で、5位のシャルル・ルクレールに対して46ポイント差をつけており、理論上その条項は発動されない見通し。唯一の現実的な離脱方法は、1億ポンド(約200億円)超とされる買い取り金での契約解除だ。

    レッドブル側もフェルスタッペン引き留めのために動いてきたとみられ、特にクリスチャン・ホーナー代表の解任はその一環との見方もある。昨年はホーナーとフェルスタッペンの父ヨスが激しく対立し、レッドブル内の不和が公になった。ドイツ『Sky Sports』のポッドキャストでラルフ・シューマッハが明かしたところによると、今季イギリスGPでもヨスとホーナーの間に“口論があった”という。

    ゲルハルト・ベルガーはこの動きを「チームの安定化、そしてマックスを引き戻すための動きだ」と評しているが、仮にピケJr.の発言が“暴露”だったとすれば、その努力は水泡に帰すかもしれない。

    フェルスタッペン自身はこの件についてのコメントを避けており、「あれこれ言えば言うほど報道が増えるだけ」とし、「自分の将来は自分で決める」と強調している。

    レッドブルに残るのか、それとも“F1界最大の移籍劇”が現実となるのか――その答えは、8月に明かされることになりそうだ。

  • メルセデスF1 マックス・フェルスタッペン獲得に本社会長が“ゴーサイン”報道

    メルセデスF1 マックス・フェルスタッペン獲得に本社会長が“ゴーサイン”報道

    メルセデスの会長兼CEOであるオラ・ケレニウスが、マックス・フェルスタッペンの獲得に向けて「グリーンライト(承認)」を出したと、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。

    同紙によれば、ケレニウスはレッドブルの4度の世界王者であるフェルスタッペンに対し、ブロックバスター級の移籍を成立させるための承認を出しており、契約解除に必要な違約金は約1億2000万ユーロ(約210億円)に上るという。

    ただし、現行契約は2028年末まで残っており、フェルスタッペンの退団には「契約解除条項の発動」が必要になるが、それこそが最大の障壁とされている。

    フェルスタッペンの契約には、レッドブルの成績に基づく解除条項が含まれており、一定条件を満たせば年末に契約を破棄できる可能性がある。発動条件については、「ハンガリーGP終了時点でドライバーズ選手権の3位圏外」もしくは「4位圏外」との2つの説があり、詳細は不明だ。

    現在27歳のフェルスタッペンはランキング3位に位置しており、メルセデスのジョージ・ラッセルに18ポイント差をつけている。

    ラッセルは今季末で契約満了となるが、好成績にもかかわらずメルセデスから延長のオファーは提示されておらず、これがフェルスタッペン獲得の観測を強めている。

    『ガゼッタ』はさらに、仮に解除条項が満たされなかった場合でも、フェルスタッペンが「2026年からの移籍に向けて別の法的手段を探る可能性がある」としている。

    マックス・フェルスタッペン F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツチーム代表のトト・ヴォルフとメルセデスの会長兼CEOであるオラ・ケレニウス(写真右)

    報道は過熱の一途をたどっており、先週、フェルスタッペンとメルセデスのトト・ヴォルフ代表がサルディニアに滞在していたことが追い打ちをかけている。

    元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、両者が会談を行った可能性について次のように語っている。

    「今週サルディニア沖には2隻のヨットが浮かんでいた。1隻はトト・ヴォルフのもので、もう1隻はマックス・フェルスタッペンのものだ。私の聞いたところでは、2人が一緒にコーヒーを飲んだ可能性は十分にある」

    一方で、レッドブルがクリスチャン・ホーナーをチーム代表の座から解任した背景には、フェルスタッペンの残留を引き留める狙いがあるともされている。フェルスタッペンの父ヨスとホーナーとの確執は以前から公然の事実であり、この決断が“融和の布石”と見る向きもある。

    レッドブルの体制変化、そしてメルセデス側の積極的なアプローチ──フェルスタッペンの去就を巡るドラマは、F1サマーブレイク前にさらなる展開を見せる可能性が高い。

  • バルテリ・ボッタス アルピーヌF1デビューの準備? 旧型車でヘレスを走行

    バルテリ・ボッタス アルピーヌF1デビューの準備? 旧型車でヘレスを走行

    バルテリ・ボッタスが今週、ヘレス・サーキットでメルセデスのプライベートテストに参加していることが明らかとなった。これは、10勝を誇るこのフィンランド人ドライバーが、アルピーヌもしくは新規参戦予定のキャデラックF1チームからF1復帰を果たすのではないかとの噂が浮上する中での出来事だ。

    昨シーズン限りでザウバーのレースシートを失ったボッタスは、2025年のF1シーズンにメルセデスのリザーブドライバーとして復帰している。

    来月36歳を迎える彼は、2025年内あるいは2026年の新レギュレーション導入時に向けて、レースシート復帰を望んでいることを公言してきた。

    ボッタスは、2026年にF1参戦を予定している新チーム「キャデラックF1」の有力なターゲットの1人として浮上している。

    ボッタスのF1復帰はあるのか?
    彼はまた、今年5月にジャック・ドゥーハンの後任として起用されたものの苦戦が続くフランコ・コラピントの代役として、アルピーヌ加入の噂も出ている。

    PlanetF1.comが得た情報によれば、ボッタスは両チームと前向きな話し合いを持っているという。

    先週末のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでメルセデスと共に登場したボッタスは、現在スペインのヘレス・サーキットでメルセデスのTPC(旧型車によるテスト)を2日間実施していることが判明した。

    ボッタスは月曜夜、自身のSNSで「今日は113周走った。明日も走るよ」と投稿し、テスト初日の成果を報告した。

    今回のテストは、ボッタスが今年3月にメルセデスのエンジンカスタマーであり現コンストラクターズ王者のマクラーレンとTPCテストを行ったのに続くものである。

    バルテリ・ボッタス F1 アルピーヌF1チーム

    トト・ヴォルフが語る「アルピーヌ移籍の可能性」
    メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは最近、アルピーヌのアドバイザーであるフラビオ・ブリアトーレとボッタスの途中加入に関する話し合いを行ったことを認めている。

    そして、もしアルピーヌからのオファーが届いた場合はボッタスを送り出す意向を明言した。

    「ブリアトーレとは何度か話をしたよ」とヴォルフはイギリスGPの際に語った。

    「今日も彼と会ってボッタスの話をした。どうやらボッタスへの関心はますます高まっているようだ」

    「彼はシートを手にするにふさわしい。もし誰かが彼をレースドライバーとして獲得するなら、私たちは送り出すつもりだ──もちろん、目尻に涙を浮かべながらね」

    「最終的には、私は友人として彼に助言する立場。決断は彼とマネジメントチームが下す」

    「私は裏方に徹したいと思っているよ」

    キャデラックF1、ペレス獲得へ前進──ボッタスとの共演も?
    PlanetF1.comが火曜日に報じたところによれば、キャデラックは元レッドブルドライバーのセルジオ・ペレスと2026年の契約に向けて交渉を進めているが、正式発表には至っていない。

    今年4月にPlanetF1.comは、F1で6勝を挙げたメキシコ人ドライバーのペレスが、アメリカの新チームと交渉を進めていると報じていた。

    さらに先月、ボッタスはキャデラックの市販車を眺める動画を投稿してファンの間で憶測を呼んだ。

    その動画では、「おぉ、これはいいシートだな。悪くないかも…」とボッタスが語る様子が映されていた。

  • メルセデスF1代表 WECの性能調整(BOP)を批判 「最速のクルマを作りたい」

    メルセデスF1代表 WECの性能調整(BOP)を批判 「最速のクルマを作りたい」

    F1でのライバルであるマックス・フェルスタッペンに続き、トト・ヴォルフも世界耐久選手権(WEC)の根幹にある「ある原則」に嫌悪感を示した。

    4度のF1世界王者であるフェルスタッペンは、GTカーやトップカテゴリーのプロトタイプマシンでレースをする将来を視野に入れていることを、近年ますます明確にしている。

    レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、27歳のフェルスタッペンがフェルナンド・アロンソのように40代までF1を続けるつもりは「絶対にない」と語った。

    「F1を辞めたら、彼はおそらくル・マンに関心を持つだろう」とマルコはオーストリア紙『Kleine Zeitung』に語った。「そして、彼がさらに興味を持っているのがニュルブルクリンク24時間レースだ」

    「だが、あれは茶番だ。今の彼にはトップカテゴリーのクルマでレースをすることが許されていない。ドイツのレギュレーションは、彼が4度の世界王者であることも、初テストでたった3周でラップレコードを更新したことも考慮しない」

    「彼に特例は認められない」とマルコは続けた。「2回のテストか2戦の出場が求められるが、彼はそれをやるだろう」

    ル・マンについても、フェルスタッペンは「最高峰クラスで戦えること」が参戦の条件だと明言している。つまり、ハイパーカーやLMDhといったプロトタイプカテゴリーだ。

    しかしオランダ人の彼は、そのクラスに導入されている「性能調整(BOP)」ルールを好ましく思っていない。

    「今のところ、僕が参戦するにはまだ早いと思う」とフェルスタッペンは最近語った。「新しいレギュレーションが導入されたばかりで、BOPの制度はもっとしっかり整備される必要がある。今はちょっと当たり外れが大きすぎると感じている」

    またフェルスタッペンは、自分がフル装備で80kgあることから、「より軽いドライバーには全く太刀打ちできない」とも述べている。「そこには制限が必要だと思う。1ラップあたり数コンマ秒の差になるからね」

    現在、フェラーリとアルピーヌがWECの最上位カテゴリーで戦っており、マクラーレンも2027年からの参入を計画している。

    ではメルセデスはどうか? F1チームの代表で共同オーナーでもあるトト・ヴォルフも、フェルスタッペンと同様にBOPルールに否定的な見解を示している。

    「我々は膨大な時間と資金、労力を費やして最速のクルマを開発する。そしてその結果、10kgのバラストを積まされるなんて話になる」とヴォルフは『Bloomberg』に語った。

    「私がやりたいのは、ただ最速のクルマを作ることだ」

    ヴォルフはまた、ル・マン中心のこのカテゴリーをより魅力あるものにするためには、F1のような予算上限制度を導入することが鍵になると主張する。

    「もちろんF1にもレギュレーションは存在するが、我々には予選やプレシーズンで“はったり”をかます必要がない。本気の戦いがある。手加減なしの、純粋なレースだ」

    「もしWECでもそうした形が取られるようになれば、ル・マンは間違いなく我々が注目する対象になるだろう。だが今のところ、BOPのように“あなたのクルマは速すぎる”と誰かが判断し、10kgの重りを加えたり他車から取り除いたりするような制度は、我々にとって魅力ではない」

    「現時点では、我々が集中しているのはF1という主要なプラットフォームだ。それが観客の99%を惹きつけており、他のすべては二の次だ」

  • キミ・アントネッリ メルセデスF1残留に自信「チームは将来を見据えている」

    キミ・アントネッリ メルセデスF1残留に自信「チームは将来を見据えている」

    キミ・アントネッリが自身の2026年以降のメルセデスでの去就について語り、チームが「将来のために最善を尽くしている」と強調した。

    現在、ジョージ・ラッセルとアントネッリの両名ともに今季限りで契約が満了となる。メルセデスはマックス・フェルスタッペンの獲得に向けた動きを公然と進めており、仮に加入が実現した場合、誰がシートを失うのかが注目されている。

    その中で、ルイス・ハミルトンの後任として1年契約でF1デビューを果たしたアントネッリは、自身が放出される可能性について問われると、チームが「未来のために最善の選択をする」と信じていると語った。

    「いろいろなことが起きているのは確かだ」とアントネッリはRacingNews365に語った。

    「でもチームは、ただ来年のことだけじゃなくて、将来のことも見据えて最善を尽くしていると確信している」

    「多くの話し合いが行われているけど、僕の目標は何があってもベストを尽くすことだけだ」

    さらにアントネッリは、現時点で他チームとの交渉は一切しておらず、今季ここまでのルーキーシーズンで浮き沈みはあったものの、「チームは自分を信頼してくれていると感じている」とも語っている。

    アンドレア・キミ・アントネッリ F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

  • マクラーレン首脳 フェルスタッペンのメルセデスF1移籍は「ちょっと怖い」

    マクラーレン首脳 フェルスタッペンのメルセデスF1移籍は「ちょっと怖い」

    マクラーレンCEOのザク・ブラウンは、マックス・フェルスタッペンが2026年にもメルセデスに移籍する可能性が報じられていることについて、「ちょっと怖い」と率直な感想を述べた。

    メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは、F1オーストリアGPでフェルスタッペン獲得に関心を示したが、交渉がすでに進展しているという報道は否定している。

    フェルスタッペンは2028年までレッドブルとの契約を結んでいるが、チャンピオンシップで夏休みまでにトップ3に入っていなければ契約解除が可能となる「成績条項」が含まれているとされており、その適用が現実味を帯びてきている。

    メルセデスは2026年の新レギュレーション導入を見据え、現行レギュレーション下での勢いを失っているレッドブルに代わる有力な移籍先と見なされている。

    この件について、ザク・ブラウンは英『ESPN』の取材に対し、次のように語った。

    「ちょっと怖いね。メルセデスは明らかに前進しているが、レッドブルはそうではない。そしてマックスは信じられないほどの才能を持っている」

    「だから、マックスがメルセデスに乗るとなると、それはかなり強力な相手になるよ」

    ブラウン率いるマクラーレンは、現行レギュレーション下で最も強力なチームの一角と見なされており、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリのラインアップは長期契約で固定されている。ブラウンは、たとえフェルスタッペンが市場に出たとしても、獲得に動くつもりはないと明言した。

    「いや、今のドライバーラインアップにはこれ以上ないほど満足している」

    「初めから言ってきたように、我々にはF1で最高のドライバーラインアップがあると思っている。今ここにいる段階で、それを事実として否定するのは難しいはずだ。実際、統計的にもそうだよ」

    「彼らは素晴らしい人間性と才能を持っている。オン・トラックでもオフ・トラックでも、僕はこの2人を他の誰かと交換しようとは思わない」

    マックス・フェルスタッペン F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    現在、ドライバーズランキングではオスカー・ピアストリがランド・ノリスに8ポイント差をつけて首位を維持しており、マクラーレンが1-2体制を築いている。

    一方でフェルスタッペンは、オーストリアGPの1周目リタイアに続きイギリスGPでもポイントを伸ばせず、首位のピアストリからのポイント差は69に広がっている。

    F1の歴史上、これほどのポイント差を逆転してチャンピオンを獲得した例はないが、まだ12戦が残されており、ブラウンはフェルスタッペンや4位のジョージ・ラッセルの逆転も否定していない。

    「まだまだシーズンの半分にも届いていないからね。マックスはとんでもない才能だし、ジョージだってゲームオーバーではないよ」

    「去年、我々のシーズンがどれほど急速に変わったかを見れば、マックスやメルセデスにも同じことが起きても不思議じゃない」

    「ジョージのポイント状況やフェラーリの動きも含めて、まだまだわからない。だから僕らは自分たちのやるべきことを続けていくだけだ」

    「今リードを得ているのは素晴らしいし、先週末にそれを広げられたのも良かった。でもまだレースはたくさん残っている。現時点でチャンピオン争いに現実的に加わっているドライバーは4人いると思っているよ」