カテゴリー: メルセデスF1

  • メルセデス 「Haloは完全に“異質”だが人命のためなら仕方ない」

    メルセデス 「Haloは完全に“異質”だが人命のためなら仕方ない」

    メルセデスのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフは、Haloが人命を守るのに役立つことは認めつつも、ファンではないと語る。

    1年のテストと試行錯誤の末、FIAは2018年からF1マシンにコックピット保護デバイス『Halo』の装着を義務化。ファンとF1関係者の間で活発な議論が展開されることになった。

    その大部分はHaloの導入を大方で受け入れているが、その見た目を批判している。

    トト・ヴォルフは「実に酷い部品だ」と ESPN にコメント。

    「スタッフブリーフィングにHaloを持っていき、見せた。巨大な金属の部品で、重すぎるし、完全に異質なものに感じる。できることなら、取り外してしまいたい」

    「だが、我々はドライバーの安全を守る必要がある。人命を救うためのデバイスであるならば、クルマに乗せる必要がある」

    多くの人々と同じように、トト・ヴォルフもHaloが進化していくことを着たいしている。

    だが、チーム内ではHaloによる追加の重量がデザイナーの間で頭痛の種になっている。

    「将来的にはHaloよりももう少し美的なソリューションを見つけられるかもしれない」とトト・ヴォルフは語る。

    「空力開発という点ではあまり干渉しなかったが、全員が同じ問題を抱えている」

    「ボルトとナットのすべてを含めると、おそらくクルマの最も高い地点で10キロはアップする。したがって、重心が大きく移動することになり、それを補う必要がある。全てが間違っている!」

  • ルイス・ハミルトン 「メルセデスW08は“最も手強い”マシンだった」

    ルイス・ハミルトン 「メルセデスW08は“最も手強い”マシンだった」

    今年F1ワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンだが、2017年のメルセデス W08はこれまでF1でドライブしたのかで理解するのが“最も手強い”マシンだったと語る。

    今季、ルイス・ハミルトンはメルセデスW8でミハエル・シューマッハのポールポジション記録を破り、9勝を挙げて自身4度目となるF1ワールドチャンピオンを獲得した。

    しかし、メルセデスはW08のポテンシャルを解放することに苦労し、ルイス・ハミルトンは多くのレースでセバスチャン・ベッテルのフェラーリを追うことになった。

    シーズン序盤のメルセデスW08はタイヤに厳しいマシンに仕上がっており、特にピレリの新しいウルトラソフトを使いこなせなかった。また、低速コーナーで弱いというメルセデスのマシンの特性も引き継いでいた。

    キャリアを通してW08ほど理解するのが難しいF1マシンはあったかと質問されたルイス・ハミルトンは「最も手強いマシンだったね」とコメント。

    「いくつかの問題は僕たちが何年も前から抱えているものだし、実際になんとかする必要があると認識していることだ」

    「新車はよりスケールがワイドになったことで問題が拡大したと思う。タイヤのダイナミクスが異なるし、その点が最も困難だった」

    また、ルイス・ハミルトンは、2008年に初めてF1ワールドチャンピオンを獲得したマクラーレン MP4-23、そして、その後継マシンである2009年のマクラーレン MP4-24も難しいマシンだったと語る。

    「2008年のマシンも難しかった。2009年は酷かったね」とルイス・ハミルトンはコメント。

    「これ(W08)は素晴らしいクルマだけど、機能されるのが難しい」

    メルセデスW08は特にリアタイアに厳しく、操縦を難しくしていたが、ルイス・ハミルトンは、ドライバーはしばしばマシンのポテンシャルを引き出すためにアンダーステアとオーバーステアのぎりぎりでマシンのバランスを取っていると語った。

    「ポテンシャルをさらに引き出すために少しオーバードライブしなければならないものだけど、それでうまくバランスを取っている」とルイス・ハミルトンはコメント。

    「人々は今年僕たちが最高のマシンを持っていたと話しているし、確かにそれは良いことだけど、クルマには克服するために戦っていた根本的な問題がいくつかあった」

    「望んでいる以上のものを引き出せたと感じる瞬間はポジティブだったね」

    ルイス・ハミルトンは、シルバーストンからオースティンまでの8戦で6勝を挙げて2017年のチャンピオンシップを支配したが、チームメイトのバルテリ・ボッタスはシーズのその段階でクルマを一貫してドライブすることに苦労していたと認めている。

    ルイス・ハミルトンは、“他の誰よりもクルマから最後の一滴を搾り出す”能力こそが“自分の価値”だと感じていると述べた。

    「セットアップを間違った方向に進めてしまって、クルマのポテンシャアルを引き出せないこともしばしばある。クルマからさらに引き出すことができなくなってしまう」

    「クルマを理解することで、僕は本当にポテンシャルを引き出すことができていたし、苦しんだレースでさえ、期待していた以上のものを引き出していた」

  • ニキ・ラウダ 「ボッタスと契約するというメルセデスの決断は正しかった」

    ニキ・ラウダ 「ボッタスと契約するというメルセデスの決断は正しかった」

    メルセデスの非常勤取締役を務めるF1のレジェンド、ニキ・ラウダは、ニコ・ロズベルグの後任としてチームに加入したバルテリ・ボッタスは良い仕事をしたと称賛している。

    メルセデスは、2016年にF1ワールドチャンピオンの引退したニコ・ロズベルグの後任にフェルナンド・アロンソのような確立されたスターを起用すべきだったとの意見もある。

    しかし、ニキ・ラウダは「ボッタスと契約するという決断は正しかった」とし、4度のF1ワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンのチームメイトとしてボッタスは良い仕事をしていると述べた。

    「ニコの引退の原因は私にはわからないが、ハミルトンはほぼ倒すことが不可能なレベルに達している。今シーズン、彼はミスをしなかったし、ハンドリングが容易ではないクルマであったも素晴らしいレースをした」とニキ・ラウダは Servus TV にコメント。

    「ボッタスはルイスをプッシュするという彼の仕事をやり遂げた。もう少しいいパフォーマンスを発揮できたかもしれにないが、ドライブするのが簡単ではないクルマだったし、それ以上のものを引き出すことができなかった」

  • トト・ヴォルフ 「私がウィリアムズにいたら将来有望な若手を起用する」

    トト・ヴォルフ 「私がウィリアムズにいたら将来有望な若手を起用する」

    メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、ウィリアムズは2018年のランス・ストロールのチームメイトに“大胆”に将来有望な若手を起用するるべきだとの持論を展開している。

    ウィリアムズの2018年のシートはセルゲイ・シロトキンが最有力候補に挙げられており、ロバート・クビサ、ダニール・クビアト、ポール・ディ・レスタ、パスカル・ウェーレインといったドライバーが候補者に名を連ねている。

    だが、トト・ヴォルフは、ウィリアムズは将来に投資し、GP3チャンピオンのジョージ・ラッセルやヨーロッパF3選手権チャンピオンのランド・ノリスとなったドライバーをストロールと組ませるべきだとの持論を展開。とは言え、ウィリアムズは財政面でのサポートを必要であることも認識していると述べた。

    現状、ウィリアムズはSMPグループから1500万ドル(約17億円)を持ち込むとされるセルゲイ・シロトキンを起用もしくは開幕7戦で合計700万ドル(約7億8000円)というオファーを提示したロバート・クビサとの間で揺れているとされている。

    元ウィリアムズの株主だったトト・ヴォルフは「私が今日ウィリアムズにいたら、大胆にジョージ・ラッセルかランド・ノリス、もしくは(シャルル)ルクレールをクルマに乗せていただろう」と BBC にコメント。

    「次のスーパースターを育てるために過去にチャンピオンシップを獲得した本当に将来有望な才能のある子供たちだ」

    「とは言え、彼らが存続していくには財政的な現実があるし、彼らは正しい妥協を見つけなければならない」

    だが、メルセデスには関しては「すでに経験を積んでいる速いドライバーを雇うことが我々の戦略だ。メルセデスは学ぶための場所ではない」とトト・ヴォルフはコメント。

    「2017年のような困難なシーズンにおいて、我々はバルテリとルイスの間のポジティブなダイナミクスが資産だったと認識している」

    「これまでのところ、私はペアを継続したいと思っており、2018年は彼ら二人にコミットしている。だが、201年は非常にエキサイティングな新しい一年になる」

    「若手ドライバーがより多くの経験を積んでいくし、ダニエル・リカルドのような非常に優れたドライバーがフリーになる」

    「シーズンの最初の3分の1がどのように展開し、我々のクルマが十分に優れており、十分に強いかどうかを見ていきたい」

    「これが実際に我々が集中している部分であり、そのあと分析し、正しい決断ができることを願っている」

    メルセデスは、2018年に契約が切れるルイス・ハミルトンと新たに契約金は1億2000万ポンド(約182億円)の3年契約を結ぶとされている。一方、バルテリ・ボッタスは2017年、2018年ともに1年契約であり、バルテリ・ボッタスのパフォーマンスとともに2019年のメルセデスのシートは注目を集めることになりそうだ。

  • バルテリ・ボッタス 「ハミルトンから学んだことは2018年に役立つ」

    バルテリ・ボッタス 「ハミルトンから学んだことは2018年に役立つ」

    バルテリ・ボッタスは、メルセデスでの初年度にチームメイトのルイス・ハミルトンから学んだ教訓が、2018年シーズンにより高いレベルでパフォーマンスを発揮する手助けになると語る。

    バルテリ・ボッタスは、今シーズン初めにウィリアムズからメルセデスに加入。F1初ポールポジション&初優勝を含む3勝を挙げて、ドライバーズ選手権を3位で終えた。

    しかし、前半戦はタイトル争いに絡んでいたものの、夏休み後にスランプに陥って脱落。バルテリ・ボッタスは大きな失望を味わった。

    だが、バルテリ・ボッタスは、優勝チームであるメルセデスの一員としての経験が自分にとっていかに貴重であったかを強調した。

    「僕は常に目標を高く設定してきたし、もちろん、今年はタイトルを獲得するチャンスがあることを知っていた」とバルテリ・ボッタスは RACER にコメント。

    「過去数年間を支配してきたこのチームに加わることで、僕にもそれが可能であることはわかっていた。もちろん、タイトルを獲得したかったし、それが僕の目標だった。それには失敗したけど、それでも多くのことを得ることができた」

    「3勝を挙げて、4回のポールポジションを獲得したけど、最も重要なことはこのチームで学んだことだ。レースチームとだけでなく、ファクトリーのスタッフやルイスからも学んだ。本当に多くのことを学ぶことができたし、今後のために大きな助けになると確信している。それが重要だし、来年を楽しみにしている」

    バルテリ・ボッタスは、目に見える結果を改善することも大事だが、どの段階でも調子を落とさないことが重要だと語る。

    「当然、来年はもっと多くの勝利を目指す。ポイントシステムでタイトルを獲得したければ、レースに勝つ必要がある」

    「もちろん、一貫性が必要だ。僕にとってシーズンを通して一貫性がなかったことが大きな問題だった。本当に良いパフォーマンスを発揮できたときもあったし、それほどでもないときもあった。ルイスに上回られたのはそれが一番の理由だ。彼は常にそこにいたし、それが来年の目標だ」

  • メルセデス、ルイス・ハミルトンとの契約交渉を開始

    メルセデス、ルイス・ハミルトンとの契約交渉を開始

    メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンと契約交渉を開始したことを明らかにした。

    今年、自身4度目のF1ワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンは、2018年末でメルセデスとの現行契約が期限を迎える。契約延長は形式的なものだと考えられているが、その長さに注目が集まっている。

    「彼は自由主義者だ。2019年もレーシングドライバーを続けるのか、もしくはファッション業界で企業するかを問わず、オプションをオープンにしたままにしておくことを望んでいる」とトト・ヴォルフは BBC 5 にコメント。

    「我々は新しい長期契約について交渉している。今後数年間、ルイスが我々と一緒に続けていけることを期待している。これは全ての当事者の希望だ。彼は我々といることを望んでおり、もちろん、我々は彼をキープしたい」

    「だが、同時に彼には将来自分に何ができるか決定するうえで、心の安らぎが必要だと思っている」

    「現時点で彼はF1を愛しているし、他のことをやることは望んでいない。他のすべてのことは趣味だ。だが、2年や3年、もしくは4年のうちに気が変わるかもしれない」

    ルイス・ハミルトンとメルセデスの新契約は3年間で、契約金は1億2000万ポンド(約182億円)にのぼるとされている。

  • メルセデス 「2017年シーズンは“90%のマシン”を目指した」

    メルセデス 「2017年シーズンは“90%のマシン”を目指した」

    メルセデスは、F1に新しいテクニカルレギュレーションが導入された2017年シーズンにむけて“90%のマシン”と表現するマシンを生産することを目指していたと述べた。

    F1にV6ターボ“パワーユニット”が導入されて以降、メルセデスはドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両方を4連覇したが、新ルールに合わせた最初のマシンではあまり高い目標を設定したくはなったと述べた。

    メルセデスのチーフデザイナーを務めるジョン・オーウェンは、2017年F1マシン『W08』は、前年マシンのW07よりもデザインに柔軟性をもたせたと F1 Racing に語った。

    「私は2017年にむけて90%のマシンを製造するという目標を設定した」とジョン・オーウェンはコメント。

    「100%を目指さないのは不思議に思われるかもしれないが、新しいルールで直面する問題というものは、ルールがどのように進化し、タイヤが期待とは異なった挙動をするかなど、直面する課題を特定することはできないものだ。未知のものがたくさんある。そのため、できるだけ多くの異なる状況をカバーできるクルマを目指し、それが最適化の頂点ではないかもしれないことを受け入れることが重要になる」

    「我々はクルマに多くの調整を加え、目にしたことに反応するための能力を築き上げてきた。残念ながら、我々が適用しなければならなかったことの大半は実現できなかった」

    「シーズンを通して、変更する必要のなかったことに関して多くの妥協を強いられてきたし、少し苦戦を強いられた」

    ジョン・オーウェンは、クルマのコンセプトがより大きく最適化されるには“レギュレーションが安定する2~3年目になる傾向にある”とし、シーズン前半に直面したチームが前年に起こっていたらより問題になっていただろうと付け加えた。

    「90%のマシンが意味することは、かなり包括的であるということだ。それによって、我々は設計プロセスのなかで反応し、状況を動かすことができた」

    「空力パフォーマンスにおいてクルマにスペースを見つける必要のあるエリア、どのエリアがセーフゾーンなのか、どの部分では空力を見つけ出せない場所はどこなのかなど、空力開発がどの部分に寄与するのか把握できていなかった」

    「クルマで状況を動かすことができ、新しい開発のたびに全てのパーツを再考する必要がなければ、その方が賢明だ」

    「パワーユニットの1つの側面は非常に変更に遅れがあったが、我々のフィロソフィのおかげで、それを適度に受け入れることができた」

    「それが2016年マシンに起こっていたら、文字通り、デザインを破棄して、再びスタートさせなければならなかっただろう」

    「少し考える時間を得られたのは良いことだったし、次のクルマにはもっと積極的になれる余裕ができた」

  • ニコ・ロズベルグ 「メルセデスとの関係はF1解説には影響しない」

    ニコ・ロズベルグ 「メルセデスとの関係はF1解説には影響しない」

    ニコ・ロズベルグは、メルセデスのブランドアンバサダーを務めてきた自身の立場が、RTLでのF1解説に影響することはないと語る。

    2016年のF1ワールドチャンピオンであるニコ・ロズベルグは、来年、ドイツのテレビ局RTLのF1無料放送でニキ・ラウダに代わってコメンテーターを担当することが決定している。

    今年、メルセデスのブランドアンバサダーを務めてきたニコ・ロズベルグだが、契約を延長するかどうかはまだ決定しておらず、その立場がF1解説でメルセデスに対してネガティブな発言をする足枷にはならないと語る。

    「チームのアンバサダーとしての契約は年末で切れるし、完全に独立することになると思う」とニコ・ロズベルグは Bild にコメント。

    「来年はダイムラーのアンバサダーになるかもしれないけど、完全に中立だし、レースについて批判的なコメントをする妨げにはならない」

    「ニキ(ラウダ)はチームのメンバーとしてこなせていたし、僕の状況でも同じことができると思う」

  • 【F1】 リバティメディアはフェラーリへの“挑発”をやめるべき

    【F1】 リバティメディアはフェラーリへの“挑発”をやめるべき

    メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、リバティメディアに対し、フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長を“挑発”するのをやめるよう警告した。

    最近、セルジオ・マルキオンネは、フェラーリがF1から撤退するという脅威を強めており、F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンを“モーセのよに振る舞う”と非難している。

    セルジオ・マルキオンネとロス・ブラウンの緊張関係の主な原因は、リバティメディアが提案した2021年のF1エンジンにあり、メルセデスのトト・ヴォルフもフェラーリと協調路線をとっている。

    トト・ヴォルフは「現在、我々が持っているパワートレインは、これまでで最もパワフルで効率的なレーシングエンジンだ」と Welt am Sonntag newspaper にコメント。

    「新しいエンジンレギュレーションでは、これが最適化される可能性がある。だが、新しいエンジンの開発において、電化、効率、パワーといったハイテクな側面に合致しない。古風なエンジンは我々が望むものではない」

    セルジオ・マルキオンネが、フェラーリのF1撤退を繰り返していることについて、トト・ヴォルフは「私は恐れていない。だが、マルキオンネのことは真剣に捉えるべきだ」とコメント。

    「私はリラックスしている。フェラーリはF1であり、F1はフェラーリだからね」

    「だが、もし私がリバティメディアの新しいF1プロモーターだったが、受け入れがたい提案や要求、無意味な変更によってマルキオンネを挑発し続けるようなことはしないだろう」

    それはどういう意味かと質問されたトト・ヴォルフは「ゲームにルールやショーの要素をもたらし、F1をチープなショッピングチャンネルに変えることだ」と説明。

    「F1は基本構造にとどまらなければならない。それが何であったか、それが何であるかというね。我々はそれらを改善し、新しいメディア環境に直面しなければならない。だが、我々が必要としているのは進化であり、世間知らずな革命ではない」

    トト・ヴォルフは、現在のF1は元最高責任者のバーニー・エクレストンのような主導者を失っていると語る。

    「3~4年前、私は彼がもっと良く知り、それをまったく失うことなく別の役割に着くことを望んでいた。F1の新時代を築いていく役割でね」

    「彼の経験と熱意があるのに、レーサーとして、そして、ビジネスマンとして彼がそれをしなかったことが私が彼に抱いていた唯一の不満だった」

  • メルセデス、F1の将来について「原則としてフェラーリと同意見」

    メルセデス、F1の将来について「原則としてフェラーリと同意見」

    メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、F1の将来について同社は“原則として”フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長と同じ懸念を抱いていると述べた。

    F1は新オーナーのリバティメディア主導で大きな変革を遂げており、2021年に新しいレギュレーションプラットフォームの導入にむけて準備を進めている。

    だが、現在F1に参戦するマニュファクチャラーは、リバティメディアの示す新しい方向性に不満を募らせている。

    フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長は、フェラーリとF1にとって不利益となるのであれば、フェラーリはF1から撤退すると警告。他のマニュファクチャラーを引き抜いて新シリーズを立ち上げる可能性も示唆している。

    メルセデスのトト・ヴォルフは、セルジオ・マルキオンネのスタンスを理解していると語り、メルセデスとしての懸念を述べた。

    「セルジオは歯に衣を着せずにストレートに物を言う人物であり、言いたいことをはっきり言う」とトト・ヴォルフは ESPN のインタビューでコメント。

    「彼は特定のことは受け入れられないと言っている。それが物事に対する対応の仕方だ。原則として、私は彼と同意見だ」

    「アブダビで私は『我々はF1を愛している』と言った。我々はここにとどまってはいるが、適切なフレームワークが必要だ。ガバナンスのフレームワーク、レギュレーションのフレームワークがね。それらを適切な形で管理する必要があるし、物事が適切な方向に進んでいないと考えれば、私たちは意見を述べる。

    セルジオ・マルキオンネが主に論点としているのは、F1が将来的にコストを削減し、独立系エンジンメーカーを引きつけるために標準化されたエンジンパーツを採用することで、テクノロジーの“難易度を下げる”方向にあることだ。

    だが、トト・ヴォルフは、実際には2020年以降のF1の賞金分配に関する問題が論争を呼ぶことになると考えている。

    「それは見て見ぬふりをされている問題だ」とトト・ヴォルフはコメント。

    「2020年以降はそれが最も重要な話題になる。誰にでも機能する構造を見い出す必要があるのは明らかだ。小規模チームのいくつかは収入面で苦戦している」

    「我々は正しい方法で警備されている限りはコスト制限に反対するつもりはないし、(導入に)合理的なシステムがある。我々は1年ごとに30%の人員削減をするつもりはなく、容易にパフォーマンスのアドバンテージを放棄するつもりもない。あちら側に何かしらが必要になるだろう」

    「これらの議論は友好的な形で始まったばかりであり、我々が異なる意見を持ち合わせていることは理解している。だが、最終的にはF1の利益を考え、適切な解決策を見い出すことになるだろう」

    メルセデスは、2014年にV6ターボハイブリッドが導入されて以降、優位に立っており、エンジン開発においては多額の資金を投資している。

    2021年にエンジンが大幅に変更されることになれば、メルセデスが築き上げてきたポジションを脅かす可能性はあるが、トト・ヴォルフは、メルセデスがそのポジションを守るためだけに変更に抵抗することはないと主張する。

    「我々全員が乗り気だ。変更は好きだし、現行レギュレーションにいくつか欠点があることも理解している。トップ争いに競争は必要であり、我々はバトルを受け入れる」

    「様々な面で異なる意見があるかもことを理解しておくことが重要だと思う。エンジンに関して大きな壁があるとは思っていない。ハイテクでなければならないことは理解してくれているし、完全に新しいエンジンを開発したいとも思っていない。調整はできているように思う」

    「速くてスペクタクルなマシンが必要だが、オーバーテイクが可能でなければならない。注目を集めるものも必要であり、オーバーテイクが可能で、ミスをすれば罰せられるコースが必要だ。つまり、それが我々の仕事であり、本気で成功させたいと思っていことだ」

    「いかなるレギュレーション変更であれ、我々は協力する。毎年チャンピオンシップを勝ち続けるチームは世界中にひとつもない。その点に関しては非常に現実的だと思っている」

    しかし、トト・ヴォルフは、2021年以降もMGU-Hを存続させたいと考えている。MGU-Hは高価で開発が難しいが、継続されるのであれば、他のメーカーに供給することも考えていると語る。

    「(エンジン案については)半分のところまできていると思うが、ハイテクパーツであるMGU-Hの撤廃は気に入っていない。技術が不足しているチームや技術が足りないOEMに対してMGU-Hを供給したいと思っているくらいだ。あらゆる細部に落とし穴が潜んではいるが、議論は正しい形で行われている」