カテゴリー: メルセデスF1

  • メルセデス:1-2フィニッシュで有終の美 / F1アブダビGP

    メルセデス:1-2フィニッシュで有終の美 / F1アブダビGP

    メルセデスは、F1アブダビGPの決勝レースで、バルテリ・ボッタスが優勝、ルイス・ハミルトンが2位でフィニッシュ。1-2フィニシュでシーズンを締めくくった。

    2017年のF1世界選手権でメルセデスは合計668ポイントを獲得してコンストラクターズタイトルを3連覇。ルイス・ハミルトンは全戦入賞という記録でドライバーズチャンピオンを獲得。バルテリ・ボッタスは3勝を挙げて305ポイントを獲得し、ドライバーズ選手権3位でシーズンを終えた。

    2018年もメルセデスはルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスのコンビでF1を戦う。

    バルテリ・ボッタス (優勝)
    「レース全体でルイスから後ろから多くのプレッシャーをかけられていた。ひとつのミスが命取りになることはわかっていた。1周1周、集中を保たなければならなかった。これ以上に幸せなシーズンの締めくくりはない。もちろん、チャンピオンシップで2位になれれば素晴らしかったけど、セバスチャンも良い週末を過ごしていた。シーズン全体で見れば、僕はもっとパフォーマンスを発揮する必要がある。でも、シーズン終盤の内容にはとても満足している。コンストラクターズ選手権を獲得したチームの一員であることを本当に嬉しく思う。メルセデスはレースに勝って、ポールポジションを獲得するチャンスを与えてくれたし、チームメンバーを本当に誇りに思っている。でも、ドライバーズポイントでは全体的にもっと良い結果を期待していた。今シーズンはたくさんのことをマンアだし、もう来年を楽しみにしている。今週末は自分がパフォーマンスを発揮し、ポールポジションを獲得し、レースに勝てることを示した。なので、来年はもっと頻繁にそれをやっていく必要がある」

    ルイス・ハミルトン (2位)
    「シーズン最後の素晴らしいレース、素晴らしいバトルだった。ベストを尽くしたけど、バルテリは素晴らしい仕事をした。とてもクリーンだったし、ミスもなかった。ここはオーバーテイクが難しいトラックのひとつだ。前のクルマをオーバーテイクするには1.4秒速くなければならない。第2スティントではペースがあったけど、約1.2秒のウインドウに入ったところで終わりだった。でも、ずっとタイヤをプッシュすることができたのは素晴らしかったし、ドロップオフもそこまで大きくなかったように思う。この勝利はバルテリにとって本当に素晴らしいことだし、冬にむけて本当に後押しになるだろう。僕も家族とゆっくり時間を過ごして、シーズン全体を回想するのを楽しみにしている。とても好調な一年だったし、チームは一年を通して驚異的だった。ファクトリーのみんなのハードワークとメルセデスからの全てのサポートに感謝している」

    関連:F1アブダビGP 結果:バルテリ・ボッタスがポール・トゥ・ウィン

  • メルセデス:F1アブダビGP 予選レポート

    メルセデス:F1アブダビGP 予選レポート

    メルセデスは、F1アブダビGPの予選で、バルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得。ルイス・ハミルトンも2番手に続き、フロントローを独占した。

    バルテリ・ボッタス (1番手)
    「僕のキャリア全体でまだ4回目のポールだし、かなりの予選巧者を倒さなければならなかったので、明日をP1からスタートできるのは素晴らしい気分だ。本当に良い予選だったし、クリーンでスムーズだった」

    「変更を施したことで予選でのクルマはフリープラクティスよりもはるかに挙動が良くなった。走行するたびにタイムを見い出すことができたし、本当に細かいところまで取り組んだ。でも、週末はまだ終わっていない。明日も力強いフィニッシュを果たしたいと思っている。サンパウロでは勝利に近づいていたし、今回は2度目のチャンスだ。シーズンを好成績で終えることには多くの意味がある。でも、明日がどういう結果になるかに関わらず、自分には2戦連続でポールを獲得するスピードがあるとわかって冬休みに入れることは素晴らしいことだ。良い気分だし、2018年の作業を始めるための良い土台になる」

    ルイス・ハミルトン (2番手)
    「バルテリ、おめでとう。彼は予選で素晴らし仕事をした。彼がこのレベルのパフォーマンスを発揮して、特にシーズンの最後なので、来年にむけて素晴らしいポジションに入るのを見ることができて良かった。僕に関しては、プラクティスは素晴らしかった。その後、路面温度が下がることを見越して変更を加えたけど、後から考えれば適切な変更ではなかったと思う。でも、少し実験することができて良かったよ。一年を通してあまりやれていなかったからね。でも、予選でバランスに少し苦労したのはそれが理由だ。最後はターン1の立ち上がりでコンマ5秒くらい短縮できていたと思うけど、残りのラップのそれ以外のラップでそれを失ってしまった。それでも、今年最後の予選でのチャレンジは楽しかった。今は明日のレースの作業を進めていくことができる。オーバーテイクがとても厳しいトラックだけど、全力を尽くしていく」

    関連:F1アブダビGP 予選:バルテリ・ボッタスがポールポジション

  • ルイス・ハミルトン、タイトル獲得を記念した“金箔”ヘルメットを着用

    ルイス・ハミルトン、タイトル獲得を記念した“金箔”ヘルメットを着用

    ルイス・ハミルトンは、2017年の最終戦F1アブダビGPで自身4度目のF1ワールドチャンピオン獲得を記念したスペシャルヘルメットで挑む。

    ルイス・ハミルトンは、F1メキシコGPで2017年のF1ワールドチャンピオンを獲得。4回目のワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンは、セバスチャン・ベッテル、アラン・プロストに並んで歴代3位のタイトル獲得数となり、次の目標は2位のフアン・マヌエル・ファンジオ(5回)、そして、1位のミハエル・シューマッハ(7回)となる。

    2017年F1アブダビGPでは、4度目のF1ワールドチャンピオン獲得を記念したスペシャルヘルメットが用意された。全体にゴールドのカラーリングを採用したヘルメットは“金箔”が施された豪華仕様。上面には「2017 WORLD CHAMPION」「44」そして4つのスターが刻まれている。

    また、サイドのリボンも4本に増やされ、それぞれにスターが着けられている。

    ルイス・ハミルトン 2017年 F1アブダビGP ヘルメットルイス・ハミルトン 2017年 F1アブダビGP ヘルメット(2)ルイス・ハミルトン 2017年 F1アブダビGP ヘルメット(3)

  • メルセデス:F1アブダビGP 金曜フリー走行レポート

    メルセデス:F1アブダビGP 金曜フリー走行レポート

    メルセデスは、F1アブダビGP初日のフリー走行でルイス・ハミルトンがトップタイムをマーク。バルテリ・ボッタスは5番手タイムでセッションを終えた。

    メルセデスは、フリー走行1回目の全ての走行時間を2018年の開発パーツを搭載した2台で使用。午後には基本セットアップに戻して、予選とレースに向けた作業を進めた。

    ルイス・ハミルトンはバランスを改善させてFP2ではトラックレコードを更新する分37秒877を記録してタイムシートのトップに立ったが、5番手タイムのバルテリ・ボッタスはまだW08を快適に感じられていないと語る。

    ルイス・ハミルトン (1番手)

    「良い金曜日だったし、シーズン最後の金曜日だったことを嬉しく思っている。今日は多くのラップを走り込んだし、クルマのバランスで良い進歩を果たせた。やるべき作業はまだあるけど、僕たちはここでかなり競争力があるように感じている。比較的まだ拮抗しているけど、僕はそれが好きだ。特に今週末はワールドチャンピオンのための金箔入りのヘルメットを手に入れたことに本当に感謝している」

    バルテリ・ボッタス (5番手)
    「1回目のプラクティスセッションは来年のためのテストに専念した。僕たちは様々なメカニカルテストや特に空力のテストを実行した。なので、FP1では今週末のためのことはあまり学ぶことができなかったけど、来年にむけて多くのことを学べたのは確かだ。2回目のセッションはよりストレートだった。最終セクターでちょっとタイムを失っていたので、チームとしてそこに取り組む必要がある。ここの気温は問題ない。もちろん、コックピットの中は暑いけど、最悪の場所というわけではない。総合的にかなり良い一日だったし、僕の方は明日にむけてもっと多くのペースを見つける必要がある」

    アンドリュー・ショブリン (チーフレースエンジニア)
    「ドライバー、ガレージの全員にとって忙しい一日だった。我々には2018年に焦点を当てた大規模な開発プログラムがあり、両方のクルマがP1全体をその作業に費やす必要があったが、野心的なプログラムにも関わらず、我々は全てを成功裏に終えることができた。夕方のセッションにむけて路面温度は大きく下がり、我々の焦点は予選とレースの準備に移行した。今夜改善できるエリアはたくさんあるが、クルマはそれなりに順調に機能しているように思う。特にバルテリは一発におけるクルマのハンドリングを快適に感じられていないので、そこに少し取り組んでいかなければならない。ルイスは軽い燃料でクルマはより予測可能であると判断しているが、まだもう少しタイムを見つけられるエリアがいくつかある。ロングランのバランスはかなり安定していたが、全員がどの位置にいるのかを把握するのは難しい。今日はトラフィックが多く、多くのクルマがクリアなラップをまとめることに苦労していた。セッションを通じてのレッドブルとフェラーリが記録した力強いタイムを見れば、明日はまたポールをかけたタフなバトルになると予想しているが、我々は力強い結果でシーズンを終える決意であり、そのために全力を尽くしていく」

    関連:
    ・F1アブダビGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンが最速タイム
    ・F1アブダビGP フリー走行1回目:セバスチャン・ベッテルが最速タイム

  • ルイス・ハミルトン、メルセデスと新たに3年契約との報道

    ルイス・ハミルトン、メルセデスと新たに3年契約との報道

    ルイス・ハミルトンは、F1アブダビGPで新たな3年契約を締結する準備が整っており、契約金は推定1億2000万ポンド(約177億5300万円)にのぼると Sun が報じている。

    ルイス・ハミルトンのメルセデスとの現行契約は来シーズン末で期限を迎えるが、将来についての話し合いを行うのは4度目となるF1ワールドチャンピオンを獲得した後だと一貫して述べていた。

    だが、メルセデスは2017年の両方のタイトルを獲得したことで、ルイス・ハミルトンとの契約延長に焦点を移行。ルイス・ハミルトンの新契約は、2021年までの3年契約とされ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルと並ぶ年間4000万ポンドだと推定されている。

    また、報道ではレッドブルと契約を延長したマックス・フェルスタッペンもほぼ同額の契約を結んでいるとされている。

    今シーズン序盤、ルイス・ハミルトンはあと“5~6年”はF1で戦うだろうと述べており、メルセデスとの新ン契約が終了した後に噂されるフェラーリ移籍の可能性も残されている。

  • ルイス・ハミルトン、カーナンバー1を背負わない理由

    ルイス・ハミルトン、カーナンバー1を背負わない理由

    2017年のF1世界選手権を制したルイス・ハミルトンだが、来年もチャンピオンナンバーであるカーナンバー1は背負わず、自身のパーマネントナンバーである“44”をつけて5度目のF1ワールドチャンピオン制覇を目指す。

    F1は、2014年にパーマネントナンバーを導入。ワールドチャンピオンはカーナンバー1をつけることができるが、ルイス・ハミルトンは、メルセデスとともにタイトルを獲得した2014年と2015年もカーナンバー1は使っておらず、カート時代のカーナンバーである44番を使用し続けている。

    ルイス・ハミルトンは、F1では“ナンバー1”にまつわる歴史や名声があることはわかっているが、2018年も番号を変えるつもりはないと主張している。

    「エンジニアたちは欲しがっているし、メカニックの中にもそうしたいと言っている人がいるけど、変えるつもりはない。44番はファミリーだからね」とルイス・ハミルトンはコメント。

    「とても不思議な感じだし、きっと誰しもどこかのタイミングでラッキーナンバーを持つようになると思うけど、僕たちはそれを選んだんだ。子供の頃に、父がその番号を選んできれた。カート時代に43番をつけた写真があるけど、それは他の子が僕の番号を取ってしまったので43をつけるしかなかっただけで、それは僕の番号ではないって思った。そういう写真がある」

    「たぶん、マーク・ブランドルがトロフィーの授与を担当した週末だったと思う。F1ドライバーに会ったのはあれが初めてだだった。でも、そうだね、僕は44番しか使わないと思う」

    「44の中にナンバー1を入れ込むことはできるので、もしかしたらそういった遊び心は入れるかもしれない。でも、その数字自体は好きではない。これまでそれをつけた人たちがいるし、ミハエル(シューマッハ)もそうだったけど、僕以外に44をつけた人はいない」

    「キャリアを開始したときから僕にとって良い数字なんだ。僕のファンが認識できて、より関連していると思ってくれる番号だと思う。1番はその時は良いかもしれないけど、永遠につけられるものではないしね。44は一生、僕のものだ」

    F1ブラジルGPでは、4度目のタイトル獲得を記念してナンバー1と4つ目の星マークをサイドとトップにあしらった新しいヘルメットデザインを採用したルイス・ハミルトン。今年、複数のヘルメットデザインを使ってきたルイス・ハミルトンだが、デザインにはまだ少し微調整が加えられると述べた。

    「デザインを見たけど、今回は自分でデザインしたものではないんだ。BELLからは多くの手助けをしてもらっているけど、ちょっとしたサプライズだった。計画しているものを見せてくれた。でも、見せてもらって、4つの星にバーがひとつ加わっているのが一番カッコいいと思ったんだ」

    「でも、僕は完璧主義者なので、いつも『次はさ、ここをこうして・・・』と言ってしまうんだよね。たぶん、ヘルメットはすでにペイントされていて、その時に僕が勝ったから、彼らがちょっと足してくれたんだと思う。時間がかかるからね。でも、最高だし、BELLは本当に素晴らしいよ」

  • ルイス・ハミルトン、片山右京の25年前のF1ブラジルGPでの記録に並ぶ

    ルイス・ハミルトン、片山右京の25年前のF1ブラジルGPでの記録に並ぶ

    ルイス・ハミルトンは、先週末のF1ブラジルGPで25年前の片山右京のインテルラゴス・サーキットでの記録に並んだ。

    予選Q1でクラッシュを喫して、ピットレーンからスタートしたルイス・ハミルトンは、決勝で怒涛のオーバーテイクショーをみせて4位でフィニッシュ。

    メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは「これまでに見たなかで最高の4位入賞だ」と興奮ぎみに語っている。

    インテルラゴス・サーキットの決勝でルイス・ハミルトンの順位アップは16。これは1992年に同サーキットで片山右京とジャンニ・モルビデリが達成した記録に並ぶ。

    当時ラルースからF1デビューした片山右京は、第3戦として開催されたF1ブラジルGPで25番グリッドからスタートして9位でフィニッシュ。ミナルディのジャンニ・モルビデリは、23番グリッドからスアートして7位でフィニッシュしている。ちなみにこのレースでは25台中15台がリタイアするという波乱のレースだった。

    また、ルイス・ハミルトンは、インテルラゴスの最多順位アップ記録だけでなく、ピットスタートから初めてラップリードしたドライバーとなった。さらにミハエル・シューマッハと並ぶ24戦連続トップ10フィニッシュを記録した。

    関連:【動画】 F1メキシコグランプリ ディレクターズカット

  • メルセデス、『W09』でレッドブル型の“ハイレーキ”コンセプトを検討

    メルセデス、『W09』でレッドブル型の“ハイレーキ”コンセプトを検討

    メルセデスは、2018年F1マシン『W09』でレッドブルスタイルの“ハイレーキ”コンセプトへの変更を検討している。

    今季、メルセデスは“ディーヴァ”と呼ぶロングホイールベースのW08のバランス特性に苦しんだ。シルバーストンやモンツァのような高速サーキットでは圧倒的な速さを見せる一方で、モナコ、カンガリー、シンガポールのようなタイトなコーナーのあるトラックでは苦戦を強いられた。

    トラック間のパフォーマンスの上下は、メルセデスがライバルよりも長いホイールベースを採用していることによって説明されているが、チームは他の特性もパフォーマンスに大きな影響を与えている可能性があると考えている。

    W08の特性を根絶するためにメルセデスが評価しているエリアのひとつが、レッドブルが採用する高いレーキ角をつけたマシンコンセプトを追求するかどうかだ。メルセデスは、先週末のF1ブラジルGPでサスペンションのセットアップに大きな変更を加えている。それはハイレーキ・コンセプトのトライアルに関連していた可能性がある。

    レーキ角をつけて、フロントが低くリアを高くする前傾姿勢をとることで、フロントウイングで気流を密閉し、マシン下部の気流を多くすることでディフューザーのパフォーマンスを向上させて、グランドエフェウトのような効果を生み出すことができる。だが、フロアのティートレイがボトミングする可能性もあるため、マシン前部を可能な限り低くするチャレンジングでもある。

    2014年にF1に導入されたチタン製のスキッドブロックは、部分的にハイレーキなアプローチを防ぐことを目的とされてが、レッドブルはそのエリアにうまく対処してきた。

    メルセデスは、2017年の両方のチャンピオンシップを決めたことで、F1ブラジルGPからより高いレーキ角での実験を開始した。

    今年のフェラーリとメルセデスのコンセプトの最大の違いのひとつが、マシンのホイールベースにある。メルセデスのアプローチは、タイトなトラックでのパフォーマンスを犠牲にしてでも、W08により長いホイールベースを採用することでシーズン全体で見れば恩恵を得られるという考え方だ。

    しかし、メルセデスはハイレーキ・コンセプトに変更する可能性はあるものの、ホイールベースに大きな変更を加える可能性は低いかもしれない。

    メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは「より厳しかった時代でも長いホイールベースが関係していたとは思わない」と主張。

    「我々はディーヴァの特性を維持したいが、困難な部分は少し取り除きたい」

    「グリッドを通して我々が目にできるのは、多くの人々が機能する日とそうでない日がある理由を理解することに苦労しているということだ」

    「現在、我々が苦しんでいる根本的な原因を特定し、来年のクルマでそれを避けるようにマシン開発を進めている。当然だが、我々はクルマの設計プロセスからはかなり遅れている」

  • ルイス・ハミルトン、2018年の3基のF1エンジン制限は“最悪”

    ルイス・ハミルトン、2018年の3基のF1エンジン制限は“最悪”

    ルイス・ハミルトンは、2018年にF1エンジンが年間3基までに制限されるというF1レギュレーションは“最悪”だと述べ、Haloが導入されることでF1マシンは“NASCARのように重くなる”と不満を述べた。

    2018年はF1カレンダーが21戦に拡大されるにも関わらず、ドライバーが年間に使用できるエンジンは3基までとなり、MGU-K、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストアは年間2基しか使えなくなる。

    ルイス・ハミルトンは、2017年でさえエンジンを保護することに多くを費やしており、レギュレーションの変更はよりコンサバティブなスタイルを強制することを懸念している。

    F1ブラジルGPでは、予選Q1でのクラッシュによって新品エンジンを搭載。残り2戦であることから、これまでよりも高いパワーモードで長く走り、よりハードにプッシュすることができた。

    F1ブラジルGPのエンジンセッティングについて質問されたルイス・ハミルトンは「あんな感じでエンジンをプッシュしたのはこれが初めてだ」と Autosport にコメント。

    「嬉しかったよ。通常であれば、エンジンをマネージングしているからね」

    「最終的にこのエンジンを一定の限界までテストした後、限界以下に制限を設定し、レースでの走行距離がどれくらいかるかを教えてもらってるけど、僕はいつもそれを下回っているし、いつも非常以上に労わっている」

    「僕はしばしばエンジンの出力を抑えている。彼らはエンジンを回すように言い続けるけど、『ノー、ノー、ノー、低いままでいたい。他の方法で追いつく方法を考え出すよ』と言っているよ」

    「去年のマレーシアがエンジンがブローしたように、ちょっとプッシュしすぎることを恐れているんだと思う」

    「(ブラジルで)エンジンをプッシュできたことで、3基のエンジンにするというアイデアは好きではないし、最悪だと思うようになった」

    「僕たちはもっとスプリントできるはずだし、それがF1で欠けているものだ」

    ルイス・ハミルトンは、ブラジルでの自分のパフォーマンスと上位勢の保守的なペースとの差にはいろいろ考えさせられたと述べた。

    「上位勢を見れば、彼らはマネージングしていたし、それは一般的にトップにいるときに僕たちがやっていることだ」とルイス・ハミルトンはコメント。

    「見ている人々にとってもエキサイティングではないと思う」

    「雨が降っている時はそのような制限はないし、マックス(フェルスタッペン)が後方から巻き返しったレースは最も刺激的なレースだった」

    「将来のために僕たちはどうすればいいんだろうか? エンジンを抑えることがその方向性の助けになるとは思わない」

    ルイス・ハミルトンは、2018年にHaloを搭載することによってさらに増加するF1マシンの最低重量制限にも不満を感じている。

    「最近は100kgの燃料を積んでいるし、来年のクルマはバスにみたいになるだろう。かなり重くなる。NASCARのようになるだろう」とルイス・ハミルトンはコメント。

    「重くなるので、制動距離が長くなるし、ブレーキは常に燃えて、限界に達しているだろう」

    「ネガティブに聞こえるのはわかっているけど、レーサーとしてはとにかく速くて軽いクルマを望むものだし、全てのラップでいつでも攻撃したいと思うものだ。残念ながら、それは一般的なことではない」

  • メルセデス:ボッタスが2位、ハミルトンは4位入賞 / F1ブラジルGP

    メルセデス:ボッタスが2位、ハミルトンは4位入賞 / F1ブラジルGP

    メルセデスは、F1ブラジルGPの決勝で、バルテリ・ボッタスが2位。ルイス・ハミルトンは4位でレースをフィニッシュした。

    ポールポジションからスタートしたバルテリ・ボッタスは、オープンニングラップでセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に先行を許した後、レース全体にわたって猛追していたが、最終的に抜くことができず2位でレースをフィニッシュ。

    一方、マシンのパーツ交換によってピットレーンからスタートしたルイス・ハミルトンは、後方からオーバーテイクを連発。王者らしい素晴らしいレースを見せ、最終的にキミ・ライコネンから1秒以内の4位でフィニッシュした。

    バルテリ・ボッタス (2位)

    「最初のコーナーでレースを失ってしまったと思う。スタートで最初にクラッチを離した時、思っていたほどグリップがなかったし、トラクションが悪くなってちょっとホイールスピンしてしまった。セブ(ベッテル)は僕よりも良い発進をしていて、インサイドに入られてしまった。今日の僕たちとフェラーリ勢のレースペースはかなり接近していたし、戦略も似たような内容だっただけに、そこが悔やまれる。僕たちはアンダーカットを試みて新品のソフトタイヤに交換してアタックしてみたけれど、追い抜くことはできなかった。最後にもう一度アタックしたかったけど、再びペースを上げようとした時にはタイヤが全く残っていない状態だった。昨日の良い結果の後、今日はかなり高い期待を持っていた。でも、ポジティブな面に目を向ければ、個人的にはここしばらくの週末に比べれば、かなり良い内容だった。それにルイス(ハミルトン)がスタートしたポジションを考えると、チームとしての今日の結果は悪くなかったし、そこは良かったと思う」

    ルイス・ハミルトン (4位)

    「素晴らしい時間を過ごせたし、レースをとても楽しんだ。今日はとにかくペースが良かった。楽に勝てる週末だったはずだ。だから、自分を最悪のポジションに追いやってしまったことにがっかりしている部分もある。でも、昨日はもう過去のことだ。今日はかなりポジティブだった。前をかき分けていくのは楽しかった。カート時代の1~2年目にいつも後ろからスタートしていた頃のようだったね。今日の僕の目標は、とにかく昨日のミスの埋め合わせをして、チームを満足させてポイントを取り戻すことだった。3番手まで戻そうと頑張ったけど、最後はタイヤがなくなってしまった。でも、今日はバトルを楽しんだし、それを見てみんなに僕の心にはまだ燃え盛る炎が残っていること、今後もまだまだたくさんのレースがあることを証明できたことを願っている」

    トト・ヴォルフ (メルセデス・ベンツモータースポーツ責任者)

    「今日の最初の一言はチームメンバーについて語らなければならない。今週末は極端でありながら、対照的な感情もあったし、午前中も全員が出勤と同時にルイスのマシンをゼロから組み立て直してくれた。今週末に彼らが見せたスピリットや立ち直る力、熱心さには本当に頭が下がる。そして、それは2人のドライバーも同じだ。バルテリはレースの全周回でプッシュし、セバスチャンを追い詰めていったが、リードを奪い返すほど十分には近づけなかった。このサーキットは似たようなパフォーマンスのマシン間ではオーバーテイクが非常に難しい。一方で、ルイスは私がこれまで見た中で最も素晴らしい4位フィニッシュを果たした。バルテリについてはスタートでレースが決まった。スタートでホイールスピンに見舞われ、ターン1でセバスチャンにドアを開けることになってしまった。ルイスはピットレーンスタートから、トップに約5秒差しかない位置でのフィニッシュをもたらしており、今シーズンの中でもベストパフォーマンスのひとつと言えよう。ここでは十分なマージンを持って我々のマシンが最速だということを証明してくれた。今日の彼は全力を尽くし、チャンピオンらしいドライブだった。これからアブダビに向かうが、シーズンを素晴らしい形で終えることが目標だ」

    アンドリュー・ショブリン (チーフレースエンジニア)

    「ポジティブな面を言うのは簡単な一日ではあったが、ドライバーにとってもチームにとってもフラストレーションの溜まる結果だ。バルテリが優勝する可能性はほんの小さなマージンで決してしまった。ほんの少しホイールスピンが多すぎたせいでリードを譲ることになり、アンダーカットもうまくいきかけていたが、結局、わずかコンマ数秒足りずに実現させられなかった。ポールを決めた最高のラップがあっただけに、優勝以外の結果になってしまったことは落胆しても仕方がないと言える。それでも、彼はとても堅実な週末を過ごしており、60℃にまで達した路面でタイヤを管理するために素晴らしい仕事をしながら、レースではベッテルとまった同じペースを発揮していた。ルイスは後方スタートでリーダーからわずか5秒差のフィニッシュだったので最高の結果と言えるが、表彰台までたどり着けなかったことにフラストレーションを感じてもいる。攻めのレースを戦ったが、そうするためには両方のタイヤで限界までプッシュしなければならなかった。できる限り長くソフトでとどまったものの、リアを失い始めたのでスーパーソフトに履き替えるためにピットインしなければならず、管理しきれなかったのでリーダーたちに追いつこうと彼ははじめから飛ばさなければならなかった。シーズン終盤のレースでは金曜日を使って2018年の開発に取り組もうとしているものの、我々の優勝にかける思いは減っておらず、優勝できずにここを去ることを悔しく思っている。しかし、今シーズンで最も路面温度が高かった今日のレースでう我々のマシンが最速だったという事実にいくらかの慰めを見いだせる。W08で成し遂げた進歩を示しているからね。チームにとってはタフな週末だったが、タフな週末から学ぶのは得意だ。アブダビを楽しみにしている。最高のコースであり、我々のマシンに適しているはずなので、長く、最高のシーズンを素晴らしいかたちで締めく繰りたい」

    関連:F1ブラジルGP 結果:セバスチャン・ベッテルが今季5勝目