カテゴリー: メルセデスF1

  • メルセデスF1代表 アイザック・ハジャーを批判「スポーツマンらしくない」

    メルセデスF1代表 アイザック・ハジャーを批判「スポーツマンらしくない」

    2026年F1中国GPのスプリントレース後、メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフが、レーシングブルズのアイザック・ハジャーの振る舞いを批判した。

    発端となったのは、スプリントのオープニングラップで起きた接触だ。キミ・アントネッリはスタートで順位を落とした後、ターン6でハジャーのイン側に飛び込んだが、冷えたタイヤでロックアップ。レーシングブルズのマシン右側に接触し、ハジャーはダメージを抱えたままレースを続けることになった。

    この接触によりアントネッリには10秒のタイムペナルティが科され、ニコ・ヒュルケンベルグのアクシデントによるセーフティカー中のピットストップで消化。それでも最終的に5位でフィニッシュした。

    レース後、パルクフェルメでアントネッリはハジャーのもとへ歩み寄り謝罪を試みたが、その際の反応が話題となった。

    トト・ヴォルフ「ハジャーの態度はスポーツマンらしくない」
    メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは、スプリント後にこの一件について言及し、まずはアントネッリのミスだったことを認めた。

    「キミは正しいモードを作動させるのを忘れていた」

    「ブーストもなく、間違ったモードに入っていれば加速できない」

    「明らかに彼のミスだった。10秒ペナルティは少し厳しいと思うが、結果的にハジャーのレースを台無しにしてしまった」

    しかしその後、アントネッリが謝罪しようとした際のハジャーの対応について問われると、ヴォルフはフランス人ルーキーの振る舞いを厳しく批判した。

    「彼を追い払うような態度は取るべきではない」

    「それはスポーツマンらしくない」

  • アンドレア・キミ・アントネッリ 涙のF1初優勝「人生の目標のひとつを叶えた」

    アンドレア・キミ・アントネッリ 涙のF1初優勝「人生の目標のひとつを叶えた」

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は2026年F1中国GPで自身初優勝を挙げ、レース直後のインタビューで感極まって涙を流した。前日にF1史上最年少ポールシッターとなった19歳のイタリア人ドライバーは、上海でその勢いを決勝でも維持し、ほぼ完璧な内容で初勝利をつかんだ。

    スタート直後こそルイス・ハミルトンに先行を許したものの、2周目にはストレートで抜き返して首位を奪還。

    その後はジョージ・ラッセルとフェラーリ勢の争いを尻目にギャップを築き、終盤のロックアップというヒヤリとする場面を乗り越えてトップチェッカーを受けた。

    涙に包まれた初優勝
    アンドレア・キミ・アントネッリは、デビッド・クルサードによる決勝後インタビューで感情を抑えきれなかった。

    「泣きそうだ。僕のチームに感謝したい。僕の夢を叶えるのを助けてくれた」

    そう語ったアントネッリは、こみ上げる涙をぬぐいながら喜びを口にした。

    「本当にうれしい」

    「イタリアを再び頂点に戻したいとずっと思っていたし、今日はそれができた。終盤にフラットスポットを作って、自分でちょっと心臓に悪い思いをさせてしまったけどね」

    「簡単なスタートではなかった。おそらく内側を守りすぎてしまって、フェラーリに少しスペースを与えすぎた。でもペースは良かったし、しっかり勝ち切ることができた」

    序盤の逆転と終盤の緊張
    アントネッリはポールポジションからスタートしたが、オープニングラップでは好発進を決めたルイス・ハミルトンの後塵を拝した。シャルル・ルクレールを抑え込もうとした影響もあり、一時的に主導権を明け渡す形となった。

    それでも2周目のストレートでハミルトンを抜き返すと、そこからはアントネッリのレースとなった。ラッセルとフェラーリ勢が争う間にリードを広げ、終盤には9秒差まで築いた。

    だが、残り3周でヘアピン進入時に激しいロックアップを喫し、レースエンジニアのピーター・ボニントンからは無線で「このクルマをしっかり持ち帰ろう」と声が飛んだ。

    その呼びかけに応えるように、アントネッリは最後まで走り切り、ラッセルに約5秒差をつけてチェッカーを受けた。

    アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1 中国GP

    「人生の目標のひとつ」を達成
    優勝直後、アントネッリは無線でチームに喜びを伝えた。

    「やった、やったよ」

    「みんなありがとう。僕の夢のひとつを叶えるのを助けてくれた」

    この勝利により、アントネッリはドライバーズランキングで47ポイントに到達し、首位ジョージ・ラッセルとの差を4ポイントに縮めた。

    ただ、タイトル争いについては冷静な姿勢を崩さなかった。

    「まだシーズンは始まったばかりだし、僕たちは努力を続けないといけない」

    「ジョージは信じられないドライバーで、あらゆる面で本当に強い。彼を倒すには多くのことが必要になる」

    「彼と一緒に仕事ができるのは本当に素晴らしい機会だ。僕は彼からたくさん学んでいる。だから今後のシーズンが楽しみだよ。レースごとに集中して、そのうえでシーズンの最後にどこにいるのか見ていきたい」

    トト・ヴォルフも批判に反論
    メルセデス代表のトト・ヴォルフも、アントネッリのF1昇格当初に向けられていた懐疑的な声を引き合いに出しながら、その勝利を称えた。

    「彼は若すぎる。メルセデスに乗せるべきではない。もっと小さなチームに乗せるべきだ。経験が必要だ。ミスを見ろ」

    そうした周囲の声を紹介したうえで、ヴォルフはこう締めくくった。

    「さあ見ただろう、キミ。勝利だ」

  • キミ・アントネッリ F1中国GPポール「まだリスクとリターンを学んでいる」

    キミ・アントネッリ F1中国GPポール「まだリスクとリターンを学んでいる」

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は2026年F1中国GP予選でポールポジションを獲得し、F1史上最年少のグランプリ・ポールシッターとなった。チームメイトのジョージ・ラッセルに0.222秒差をつけ、中国GPで歴史的な1周を決めた。

    19歳のイタリア人ルーキーは、その快挙を喜びながらも、まだ自分には改善すべき点が多く残っていると冷静に受け止めている。予選での一発のまとめ方や、各セッションでのリスクとリターンの見極めについて、今も学習の途中にあると明かした。

    アントネッリ「まだリスクとリターンの比率を学んでいる」
    アントネッリは、ラッセルにトラブルが起きたことは把握していたものの、自身は集中を切らさず最後まで走り切ることだけを考えていたと振り返った。

    「彼にトラブルが起きたのは見えていた。でも僕は集中を保って、落ち着いて、いいラップをまとめることだけを考えていた。そして最終的に、それができた」とアントネッリは語った。

    「すごくうれしい。結局のところ、まだ始まりにすぎないし、これからもっといろいろなことが待っている」

    「明日が本当に楽しみだ。マシンの感触はとてもいいし、クルマも強い。明日はやれることがたくさんある。でも今日は本当にうれしい」

    その一方で、アントネッリは予選で常にベストを引き出すという点では、まだ完成されていないとも認めた。特に結果が直接重要ではないセッションで、どこまで攻めるべきかの判断が今の課題だという。

    「簡単ではない。メルボルンでは大きなクラッシュがあって、それが予選とレースに向けて少し後れを取る形になってしまったのは残念だった」

    「でも難しいんだ。これだけ速いクルマがあって、すごいチャンスがあると、その機会を逃したくないと思う。だから攻めにいってしまう」

    「僕の場合、まだリスクとリターンの比率をどう改善するかを学んでいるところだ。特に、たとえばFP3のように結果そのものがあまり重要ではないセッションではね。勢いを維持するためにも、正しいバランスを見つけることが大事なんだ」

    「それに、どんな状況でも物事をひとつにまとめることが大事だと思っている。予選でも、Q1からQ3までクリーンに進めることが必要だ」

    「今はまだ、それをどう実現すればいいのか自分なりのやり方を探しているところだ。現時点では、Q1とQ2はうまくいっても、Q3が十分ではないと感じることがある。そこにはまだ改善が必要だ」

    アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    トト・ヴォルフは“若すぎる”批判に反論
    メルセデス代表のトト・ヴォルフは、2025年にルイス・ハミルトンの後任としてアントネッリを抜てきした当時、年齢を理由に懐疑的な見方があったことを改めて振り返った。そして今回のポールポジションが、その判断の正しさを示したと強調した。

    「多くの人が、この子は若すぎる、メルセデスに乗せるには若すぎる、もっと別の形で準備させるべきだったと言っていた。でも今日、この子はやってのけた」とヴォルフは語った。

    「キミがポールを獲ったことは本当にうれしい。でもジョージの側のように、キットがドライバーを裏切ってしまったら……本当なら2人が真っ向から戦うところを見たかったし、彼らに何ができるのかを見たかった。だからジョージがあのラップを走れなかったのは残念だ」

    ヴォルフはラッセルのマシンに起きた問題について、電気系統の不具合の可能性を示した。予選Q3ではコース上で一時停止する場面もあったが、電源の再投入を繰り返したことで復旧したという。

    「電気系統のように見える。我々はクルマの電源を3回入れ直さなければならなかった。基本的にはiPhoneみたいなものだ。電源を入れて、切って、また入れる。そして3回目で動いた」

    「もうコースには出られないと思っていた。でも驚いたことに、最終的にはラップを走ることができた」

    アントネッリにとって今回のポールポジションは、速さだけでなく、プレッシャーのかかる場面でも冷静さを保てることを示した1日だった。ただ本人の視線はすでに次に向いている。歴史を塗り替えた直後でも、課題を自覚し、さらに完成度を高めようとしているところに、メルセデスが将来を託した理由が表れている。

  • メルセデスF1 中国GP予選 アントネッリ史上最年少ポール「歴史的な瞬間」

    メルセデスF1 中国GP予選 アントネッリ史上最年少ポール「歴史的な瞬間」

    メルセデスは2026年F1中国GPの土曜日に、スプリント優勝と予選フロントロウ独占という結果を手にした。ジョージ・ラッセルがスプリントを制し、予選ではアンドレア・キミ・アントネッリが自身初のグランプリポールポジションを獲得。19歳のアントネッリはF1史上最年少ポールシッターとなった。

    スプリントではラッセルがスタート直後にルイス・ハミルトンに先行されたものの、バックストレートで何度も仕掛ける攻防の末にトップを奪還。そのまま今季2勝目を挙げた。

    一方のアントネッリはスタートで順位を落とし、アイザック・ハジャーとの接触で10秒ペナルティを受けるなど波乱の展開となったが、5位まで挽回した。

    予選ではアントネッリが圧巻の走りでポールポジションを獲得。ラッセルはQ2終盤にフロントウイングのトラブルが発生し、Q3ではコース上で一時ストップするなど混乱のセッションとなったが、最後の1アタックで2番手を確保しチームのフロントロウ独占を完成させた。

    メルセデス陣営はこの結果を大きな成果として受け止めている。

    ラッセル『フロントロウ確保は良い結果』
    ジョージ・ラッセルはコメントした。

    「まずキミにおめでとうと言いたい。F1でポールポジションを取るのは本当に難しいことで、彼が史上最年少でそれを成し遂げたのはドライバーとしての実力を示している」

    「僕の予選はかなり混乱していた。Q2の終盤にフロントウイングの問題があったけれど、Q3の開始前に交換することができた。それでもアウトラップで何かがおかしいと感じて、ガレージに戻って完全なチェックをする必要があった」

    「幸いチームが素晴らしい仕事をしてくれて、1回のアタックだけでコースに戻ることができた。その状況を考えれば2番手は良い結果だし、チームとしてフロントロウを確保できた」

    「明日に向けてはスタートをきれいに決めることが重要だ。メルボルンや今日のスプリントで見たようにフェラーリはとても強い。僕たちは勝利を争えるレースペースがあると思うけれど、すべては日曜日の実行力にかかっている」

    アントネッリ『信じられない結果』
    アンドレア・キミ・アントネッリはコメントした。

    「今日達成したことには本当に満足している。F1で初めてのグランプリポールを取れたこと、そして史上最年少ポールシッターになれたことは信じられない気持ちだ」

    「チームは週末を通して素晴らしい仕事をしてくれたし、すべての努力に感謝している」

    「今朝のスプリントは思い通りにはいかなかった。スタートがうまく決まらず、そのあと接触もあった。でもペースは良くて、ポイント圏まで挽回することができた」

    「予選はずっとスムーズだった。走るたびにタイムを改善できたし、Q3では2回ともきれいなラップをまとめてポールを取ることができた」

    「明日のグランプリが楽しみだ。スプリントではフェラーリが良いペースを見せていたし、ジョージもとても速い。面白いレースになると思う」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ アンドレア・キミ・アントネッリ

    ヴォルフ『歴史的な瞬間』
    トト・ヴォルフはコメントした。

    「キミのポールポジションは彼にとって大きな成果であり、同時に歴史的な瞬間でもある。F1史上最年少ポールシッターになるのは本当に特別なことだ」

    「彼がまだルーキーシーズンを終えたばかりだということを忘れてしまいがちだが、すでにこれほどの結果を出している。彼をレースシートに昇格させたとき、若すぎると言った人もいたが、その疑問に対して彼は完全に答えを示した」

    「ジョージに関してはバッテリーの問題があり、クルマのポテンシャルを完全に引き出せなかったのは残念だ。それでも難しい状況の中で素晴らしい仕事をしてフロントロウを確保してくれた」

    「スプリントでも圧倒的だったし、レースペースも強い。明日の勝利争いの重要な存在になるだろう」

    ショブリン『簡単な一日ではなかった』
    アンドリュー・ショブリンはコメントした。

    「今日はスプリント優勝と予選フロントロウ独占という結果になったが、決して簡単な土曜日ではなかった」

    「スプリントではジョージがフェラーリと激しく戦いながら勝利を掴んだ。一方キミはフォーメーションラップでバッテリーの状態が理想的ではなく、1周目の接触でペナルティも受けたが、その後は5位まで挽回してくれた」

    「予選ではQ3までは順調だったが、ジョージがコース上で停止するトラブルが発生した。再始動でバッテリーを消耗し、ギアの問題も出ていたが、プレッシャーの中で2番手を確保したのは見事だった」

    「キミはQ3で2本の良いラップをまとめて初ポールを獲得した。チームとドライバーが冷静に対応した結果だ」

    「フェラーリが非常に速いことは分かっている。明日も同じように冷静さを保ち、勝利争いに加わる必要がある」

  • メルセデスF1 ジョージ・ラッセル車復活の舞台裏「iPhoneのように再起動」

    メルセデスF1 ジョージ・ラッセル車復活の舞台裏「iPhoneのように再起動」

    メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは、2026年F1中国GP予選Q3でジョージ・ラッセルのマシンがコース上で停止した原因について、電気系トラブルの可能性を示唆した。ラッセルはアタックに入る直前にマシンを止める形となったが、チームの対応によって再びコースへ戻り、最終的にはフロントロウとなる2番手を獲得した。

    ヴォルフは、ラッセルが再びラップを記録できるとは思っていなかったと認める一方で、マシンの電源を何度も入れ直す対応が復旧につながったと説明した。

    また、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリがグランプリ予選で史上最年少ポールポジションを獲得したことにも賛辞を送っている。

    “iPhoneのような再起動”で復旧
    トト・ヴォルフは、ジョージ・ラッセルのマシンに発生したトラブルについて次のように語った。

    「電気系のようだ。我々はマシンを3回パワーサイクルしなければならなかった。基本的にはiPhoneみたいなもので、電源を入れて、切って、また入れる。そして3回目で動いたんだ」

    「彼が再びコースに出ていくとは思わなかった。でも驚いたことに、最終的にはラップをまとめることができた」

    ラッセル「クレイジーなセッションだった」
    ジョージ・ラッセル自身も、予選中のトラブルについて振り返っている。

    「Q2の終わりからクレイジーなセッションだった。フロントウイングが壊れて、チームも本当に壊れていたのか確信が持てていなかった。でも僕は壊れたとかなり確信していたし、そこからフロントウイング交換を巡って少し混乱があった」

    Q3ではさらに問題が悪化したという。

    「コースに出た瞬間に何かおかしいと分かった。コース上で止まり、再始動を試したけれど、その時はかからなかった。そのあとで再始動した」

    「ピットに戻ってからはギアも変速できなかった。でも残りわずかな時間で再びコースに戻ることができたし、今ここに座れていることを本当にうれしく思う。タイムを記録できずに10番手だった可能性も十分にあった」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    アントネッリのポール獲得にも賛辞
    ヴォルフは、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリが最年少でグランプリ予選ポールポジションを獲得したことについても称賛した。

    「多くの人が、あの子は若すぎると言っていた。メルセデスに乗せるには若すぎる、別の形で準備させるべきだとね。でも、あの子は今日やってのけた」

    決勝はフェラーリとの戦いを警戒
    そのうえでヴォルフは、決勝でもフェラーリとの激しい争いになると見ている。

    「明日、彼らがスタートでどう来るか見てみよう。フェラーリは今日もメルボルンでもそうだったように、明日もものすごくプッシュしてくるはずだ。間違いなく見応えのあるレースになる」

  • アンドレア・キミ・アントネッリ F1史上最年少ポールポジション記録更新

    アンドレア・キミ・アントネッリ F1史上最年少ポールポジション記録更新

    2026年F1中国GP予選で、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがポールポジションを獲得し、F1史上最年少ポールポジション記録を更新した。

    アントネッリは1分32秒064を記録してチームメイトのジョージ・ラッセルを上回り、決勝の最前列を確保。19歳201日でグランプリ予選のポールポジションを獲得し、F1の歴史に新たな記録を刻んだ。

    これまでの最年少ポールポジション記録は、セバスチャン・ベッテルが保持していた。ベッテルは2008年第14戦イタリアGP(モンツァ)で、トロ・ロッソ所属時に21歳72日でポールポジションを獲得していた。

    今回のアントネッリの記録更新は、このベッテルの記録が樹立されて以来、約18年ぶりの出来事となる。さらにアントネッリはベッテルの記録を約1年半以上も若い年齢で更新することになった。

    2026年にF1デビューしたばかりの19歳のルーキーは、プレッシャーのかかるQ3で完璧なラップをまとめてトップタイムを記録。史上最年少ポールポジションという快挙を達成し、決勝では自身初勝利を狙う。

    F1史上最年少ポールポジション
    ■アンドレア・キミ・アントネッリ:19歳201日(2026年中国GP)
    ■セバスチャン・ベッテル:21歳72日(2008年イタリアGP)

    アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1史上最年少ポールポジション

  • ジョージ・ラッセル F1中国GPスプリント「スプリントは楽しかった」

    ジョージ・ラッセル F1中国GPスプリント「スプリントは楽しかった」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は2026年F1中国GPのスプリントで優勝し、開幕戦オーストラリアGPに続く今季2勝目を挙げた。フェラーリのルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールとの激しい攻防を制し、接戦となった19周の短距離レースを勝ち切った。

    序盤にはハミルトンに一時首位を奪われる場面もあったが、ラッセルは冷静に反撃。スプリントとしては珍しい激しいバトルを楽しめたレースだったと振り返った。

    優勝おめでとう。波乱のレースだったが、フェラーリとの戦いはどうだった?

    またかなり際どい展開だった。スタートではルイスが素晴らしい仕事をして、僕は完全に不意を突かれてしまった。だからそこは改善しないといけない。

    スプリントは楽しかった。普通はスプリントは隊列のまま退屈なレースになることが多いけど、今日は何度もポジションが入れ替わった。

    僕は彼を抜ける自信はあったけど、そのポジションを守り切れるかどうかは分からなかった。本当に行ったり来たりの戦いだった。だから良いレースだったと思う。

  • アルピーヌF1株売却 メルセデスが交渉 ブリアトーレ「トト・ヴォルフではない」

    アルピーヌF1株売却 メルセデスが交渉 ブリアトーレ「トト・ヴォルフではない」

    アルピーヌF1の株式売却を巡る動きが、2026年F1中国GPのパドックで大きな話題となっている。米国の投資グループ「Otro Capital」が保有する24%の株式が売却に向けて動いており、複数の買い手候補が交渉に参加していることが明らかになった。

    その中にはメルセデスの関係者も含まれていると報じられているが、アルピーヌのフラビオ・ブリアトーレは、交渉は個人ではなく企業としてのメルセデスとのものだと強調した。

    また、この少数株式がチーム運営に与える影響は限定的であるとの見方も示している。

    ブリアトーレ「交渉はトトではなくメルセデス」
    アルピーヌのエグゼクティブ・アドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレは、中国GP金曜日のチーム代表会見で現在の状況について説明した。

    「毎日状況が変わっている」とブリアトーレは語った。

    「ただ言えるのは、交渉しているのはトトではなくメルセデスだということだ。メルセデスとの交渉であって、トト本人ではない。どうなるか見ていこう」

    「現時点では3〜4の潜在的な買い手がいる。忘れてはいけないのは、これはアルピーヌの株ではなく、Otroが保有する株だということだ」

    「アメリカのヘッジファンドが持つ24%の株式を売ろうとしていて、いくつかの候補が取引の準備をしている」

    Otro Capitalはハリウッド俳優ライアン・レイノルズやゴルファーのローリー・マキロイらが投資家として名を連ねる投資グループで、3年前に約2億ユーロでアルピーヌの24%株式を取得した。

    現在、その株式の売却を検討しているとされる。

    メルセデスやホーナー陣営も関心
    今回の売却には複数の関係者が関心を示している。

    報道によれば、レッドブル元チーム代表のクリスチャン・ホーナーが率いるグループも交渉に関わっているとされ、さらにメルセデスも買収候補の一つとして浮上している。

    メルセデス側の関与については、トト・ヴォルフ個人による入札という見方もあったが、ブリアトーレはそれを否定した。

    「メルセデスはOtroの24%株を買おうとしているグループの一つだ」

    ブリアトーレは、仮にメルセデスが株式を取得したとしても、チーム運営への影響は小さいとの見方を示した。

    「レッドブルは過去15年間でこうしたことをすでにやってきた」

    「通常、75%を持つ側が決定権を持ち、25%は“乗客”のようなものだ。それが現実だ」

    アルピーヌF1チーム

    アルピーヌの立場は“傍観者”
    今回の売却はアルピーヌ自身の株式ではなく、Otro Capitalが保有する少数株の取引であるため、チーム側は直接の当事者ではない。

    ブリアトーレ自身も、今回の取引については状況を見守る立場だと語った。

    「僕はただ何が起きているか見ているだけだ」

    「現時点でトトとは何のコミュニケーションもない」

    「もし誰かが株を買うなら、それは我々にとっても歓迎すべきことだ」

    なお2026年シーズンからアルピーヌは自社のルノー製パワーユニット計画を終了し、メルセデス製パワーユニットとギアボックスを使用するカスタマーチームとなっている。

    そのためメルセデスが株式取得に動けば、エンストン拠点チームとの関係を長期的に強化する意味合いも持つ可能性があるとみられている。

  • メルセデスF1 中国GP初日「セットアップは良い位置に落ち着いた」

    メルセデスF1 中国GP初日「セットアップは良い位置に落ち着いた」

    メルセデスF1チームは2026年F1中国GP初日、ジョージ・ラッセルがポールポジション、アンドレア・キミ・アントネッリが2番手に入り、スプリント予選でフロントロウを独占した。FP1でも1-2を記録しており、上海でも強さを見せつけた形だ。

    ラッセルはセッションを通して安定した速さを示し、SQ3でも余裕を持ってスプリントポールを獲得した。アントネッリも第1・第2セクターではラッセルと互角のタイムを刻んだが、最終セクターでわずかに及ばず2番手となった。

    なおアントネッリはセッション中にランド・ノリスへの妨害の疑いで審議対象となったが、ペナルティは科されなかった。

    ショブリン『セットアップは良い位置に落ち着いた』
    メルセデスのトラックサイド・エンジニアリングディレクターであるアンドリュー・ショブリンは、マシンの状態に満足感を示した。

    「今日はセットアップを良い状態に持っていくことができたと思う。フリープラクティスの最初のランからドライバーはマシンに満足していた」

    「そこからはセッションの中で比較的小さな調整を行っただけで、主にトラックの進化に合わせて対応していった」

    「スプリント予選は比較的落ち着いた内容だった。マシンは両方のタイヤコンパウンドでうまく機能していたし、2台がフロントロウを獲得できたのは素晴らしい」

    「スプリントレースはグランプリに向けた重要な学習の場であり、同時に貴重なポイントを獲得する機会でもある」

    「ここ数日はスタートとフォーメーションラップでのエネルギーマネジメントに多くの作業を行ってきた。明日はそれを実践する良い機会になる」

    「またタイヤの挙動を理解することも重要だ。このサーキットはフロントタイヤへの負荷が大きいので、ドライバーは慎重に管理する必要がある」

    ラッセル『マシンは一日中素晴らしかった』
    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、キャリア初のスプリントポール獲得を喜んだ。

    「明日のスプリントレースに向けてポールポジションを獲得できて嬉しい。キャリア初のスプリントポールでもある」

    「W17は一日中素晴らしいフィーリングだったし、今日の予選ではマシンのポテンシャルを最大限に引き出すことができた」

    「SQ3では風が強くなり、他のチームと同じようにストレートスピードが少し落ちたが、それでもすべてのセクターをまとめてフロントロウを確保できた」

    「ただし我々のペースがあっても他チームの脅威には注意している。スプリントレースでは何が起こるか分からないし、特にスタートが重要になる」

    「メルボルンで多くの学びがあったので、スタートの改善に取り組んできた。またタイヤマネジメントも重要になる。このサーキットではグレイニングが多く発生する」

    「明日のスプリントだけでなく、日曜日のグランプリ予選に向けても今夜は作業を続ける」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ 中国GP

    アントネッリ『フロントロウは良いスタート』
    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は、チームの好調な流れを評価した。

    「明日のレースに向けてフロントロウを獲得できたのは良いスタートだ。ジョージのスプリントポールもおめでとう。メルボルンからチームとして強い流れを続けている」

    「それでも改善すべき点はまだ多い。金曜日のデータをすべて確認して、スプリントと重要なグランプリ予選に向けて最適な状態を見つけていく」

    「このサーキットではタイヤマネジメントが難しくなるし、先週はスタートが弱点だった。すべてをうまくまとめて勝利とポールを争いたい」

    「今日一日を通してマシンのフィーリングは良かった。この良いウインドウを維持できれば、スプリントで強いポイントを持ち帰ることができると思う」

    メルセデスは中国GP初日から圧倒的な速さを見せ、スプリント予選でフロントロウを独占した。スプリントではスタートとタイヤマネジメントが勝敗の鍵となり、優勝争いの中心になる可能性が高い。

  • ジョージ・ラッセル F1中国GPスプリントポール「運転が本当に楽しいマシン」

    ジョージ・ラッセル F1中国GPスプリントポール「運転が本当に楽しいマシン」

    メルセデスのジョージ・ラッセルは、2026年F1中国GPのスプリント予選でポールポジションを獲得し、上海インターナショナル・サーキットで再び速さを示した。ラッセルは週末唯一のフリー走行でも最速を記録しており、オーストラリアGPに続く好調な流れを維持している。

    ラッセルはSQ3で1分31秒520をマークし、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリに0.289秒差をつけてトップに立った。メルセデスはフロントロウを独占し、今季のタイトル争いに向けて強力なパフォーマンスを示している。

    ラッセル「本当に楽しいマシン」
    ジョージ・ラッセルはスプリント予選後、マシンのパフォーマンスに強い手応えを示した。

    「まず中国のファンの皆さんに挨拶したい。ここでは本当に素晴らしいサポートを感じているし、また戻ってこられて特別な気分だ」とジョージ・ラッセルは語った。

    「マシンのフィーリングは素晴らしい。メルボルンの後、僕たちはとても良いマシンを持っていると分かっていたし、エンジンも非常に良いパフォーマンスを発揮している。今日は本当に運転していて楽しかった」

    「去年と比べてラップタイムがどうなっているのか気になる。とても速く感じたし、それがすごくクールだった。メルボルンとはかなり違う感覚だった」

    メルセデスはスタート改善に手応え
    一方、オーストラリアGPでは予選の速さとは対照的に、決勝スタートでフェラーリ勢に出遅れる場面も見られた。そのためメルセデスはスタート性能の改善に取り組んできた。

    「メルボルン以降、僕たちが取り組んできたのはスタートをどう改善するかという点だ」とラッセルは説明した。

    「どうすればより良いスタートが切れるのかを考えてきたし、いくつか改善を見つけられたと思う」

    「メルボルンでは最初の数周が僕たちの望んでいたより少し難しい展開だった。でも明日の朝にはどうなるか分かるだろう」

    ジョージ・ラッセル F1 中国GP メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    アントネッリ「まだ改善の余地」
    フロントロウ2番手を獲得したアンドレア・キミ・アントネッリも、マシンの競争力には満足していると語った。

    「ペースはとても強い」とアントネッリは述べた。

    「最後のソフトタイヤでラップをうまくまとめることができなかった。まだやるべきことはあるけど、ジョージにはおめでとうと言いたいし、明日に向けてすべてが懸かっている」

    「マシンのフィーリングは良い。あとは細かい部分をまとめ上げることが重要だ。明日は良いスタートを決めて、良いスプリントにしたい」

    メルセデスはスプリント予選でフロントロウを独占し、上海で強い存在感を示した。スタート改善の成果が発揮されれば、土曜のスプリントでも優位にレースを進める可能性が高い。