カテゴリー: マクラーレンF1チーム

  • オスカー・ピアストリ F1ベルギーGP決勝「1周目にすべてを懸けた」

    オスカー・ピアストリ F1ベルギーGP決勝「1周目にすべてを懸けた」

    オスカー・ピアストリが2025年F1ベルギーGPで今季6勝目を挙げた。2番グリッドからのスタート直後、濡れた路面にもかかわらずオー・ルージュをほぼ全開で突っ切り、ランド・ノリスの前に出る大胆な走りを披露。序盤の勝負どころで主導権を握った。

    セーフティカーによるローリングスタートから始まったレースは、1周目の攻防が最大の山場となった。ピアストリはノリスに密着しながらスリップストリームを活かしてケメルストレートで逆転。以降は終始レースをコントロールし続けた。

    インターミディエイトでの滑りやすい路面を慎重に乗り切った後、路面が乾いてくると他車と同じタイミングでスリックへ交換。ミディアムタイヤで後方のノリス(ハード)からのプレッシャーを受けたが、終盤までギャップを維持し、冷静に逃げ切った。残り数周ではグリップの低下もあったが、崩れることなく走り切った。

    「1周目がこのレースを制する最大のチャンスだと思っていた。1コーナーの立ち上がりが良くて、オー・ルージュではできる限りリフトせずにいったんだ。それで充分だった。少しバタついたけどうまくまとめられたよ」

    その後はインターミディエイトからミディアムへの交換を挟みつつ、ノリスからのプレッシャーに耐え続けた。

    「ミディアムは最後の5〜6周で少し厳しかったかもしれないけど、ほぼコントロール下にあった。昨日(予選後)は自分にがっかりしてたけど、2番グリッドからのスタートも悪くないってことだね」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリピアストリ、スパで今季3勝目「祖父に捧げる特別な勝利」

    ピットインのタイミングとタイヤ選択については、事前に話し合いがされていたと明かす。

    「レース前に話していた通りだったし、あのタイミングでのピットもかなりギリギリの判断だったけど、あの時点ではミディアムが一番安全だった。もしセーフティカーが出たらリスタートに備えてミディアムの方がいいからね」

    ピアストリはこの勝利を、初めて海外のレースを観に来た祖父に捧げた。

    「祖父にとってはオーストラリア国外での初めてのレース観戦だったんだ。姉もスペインが初レースで、その時も良い週末だった。だから今回は祖父に捧げたいと思った。自然な選択だったね」

    次戦ハンガリーは、ピアストリが昨年初優勝を飾った思い出の地。だが本人は冷静だ。

    「楽しみにしてるよ。いい街だし楽しい週末になると思う。でも走り始めたら思い出とかはすぐに忘れるものだし、今日はまずこの勝利を楽しみたいね」

  • ランドノリス F1ベルギーGP決勝「戦略的には最善だった」

    ランドノリス F1ベルギーGP決勝「戦略的には最善だった」

    ランド・ノリスは2025年F1ベルギーGPをポールポジションからスタートしたが、レース序盤にオスカー・ピアストリに先行を許し、2位でのフィニッシュとなった。それでもチームとしては理想的な1-2を成し遂げ、満足感をにじませた。

    スタート後、ターン1の立ち上がりでわずかにバランスを崩したノリスは、直後のケメルストレートでピアストリの猛追を受けてトップを明け渡す形に。インターミディエイトでの序盤は安定したペースで走行していたが、主導権を取り戻すには至らなかった。

    スリックタイヤへの交換では1周遅れてピットインしたことが響き、ピアストリとの間に約8〜9秒の差が発生。その後はハードタイヤの優位性を活かして差を詰めたが、ラ・スルスやプーオンでのわずかなミスも重なり、最後は1.8秒差まで迫るも逆転には届かなかった。

    「オスカーは素晴らしいスタートを決めた。言うことはないよ。オー・ルージュを僕より少し攻めて、スリップストリームを得て抜いていった。それだけのことさ」

    その後はハードタイヤに履き替え、終盤にかけてピアストリに迫ったが及ばなかった。

    「”たられば”を言っても仕方ない。ピアストリもミスはしただろうけど、完璧に走っていたなら僕には勝てなかった。後で自分の走りを見直すけど、今日はチームにとって素晴らしい日だった。久々の1-2だし、オスカーもよくやった」

    ランド・ノリス(マクラーレン) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリノリス「僕が1番手で入っていれば…」勝機逃した2位表彰台

    ピットストップではピアストリより1周遅れてのタイヤ交換となった。

    「ハードタイヤを選んだのは僕の判断だった。ウィル(エンジニア)に『ハードにする?』って聞かれて『うん』と答えただけ。オスカーがミディアムにしたのは知らなかった。終盤にハードのグリップが良くなってきて追いつけたけど、ピットでの差が8〜9秒くらいあった。それを詰めたのは大きな成果だったよ」

    ピットインのタイミングについてはこう振り返る。

    「2台まとめて入ること(ダブルストップ)も選択肢だったけど、そうするとタイムロスも大きい。スリックタイヤがかなり良かったから、もっと早く入ってもよかったかもしれない。オスカーがいいタイミングで入り、僕はその1周あと。まあ、そういうこともあるさ」

    次戦ハンガリーに向けては自信をのぞかせた。

    「ブダペストは僕にとって相性のいいサーキット。去年はポールを獲ったし、F1キャリアのスタート地でもある。今日には少しがっかりしてるけど、来週が楽しみだよ」

  • マクラーレンF1 前列2人に念押し「オープニングラップは44周のうちの1周目」

    マクラーレンF1 前列2人に念押し「オープニングラップは44周のうちの1周目」

    2025年F1ベルギーGPの決勝でフロントローを独占したマクラーレン。チーム代表アンドレア・ステラは、スタート直後の接触リスクを避けるよう、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリに冷静な戦略を訴えた。

    土曜スプリントではポールポジションからスタートしたピアストリが、ケメルストレートでマックス・フェルスタッペンに抜かれた一方で、ノリスもシャルル・ルクレールに一時先行された。しかし2人は冷静な走りで接触を回避。これを受けてステラは、日曜の決勝でも同様の判断力が求められると強調した。

    「2台のドライバーには、まずターン1を最速で通過することを考えるよう伝えるよ。P2スタートのドライバーはスリップストリームを活用できるポジション取りが重要になる。特に雨になればオー・ルージュを全開で抜けるのも簡単ではなくなるだろう」

    「同時に前方だけでなく後方にも注意を払う必要がある。フェラーリは直線スピードで優位にあるから、ルクレールが1周目の終わりには先頭に立っている可能性もある。ある程度の計画は立てられるが、最終的にはドライバー自身の判断に委ねることになる」

    「僕が伝えたいのはただひとつ。『1周目は44周のうちの1周目にすぎない』ということだ。我々には競争力のあるマシンがある。だから1周目に問題があったとしても、レースをきちんと遂行すれば勝つチャンスは取り戻せる」

    決勝に向け、マクラーレンはスプリントと予選の間に両車のリアウイングを微調整。ガーニーフラップを追加してダウンフォースを高めた一方で、若干のドラッグ増加を受け入れた。これは決勝での降雨を見越したもので、予報では午前から午後5時までの間に降水確率が80%から40%に変動するとされている。

    レッドブルも同様にダウンフォースを増加させたが、その影響でフェルスタッペンはスプリント予選で得ていた4km/hのトップスピード優位を失っている。これにより、決勝スタート直後のマクラーレンへの脅威は、ルクレールが中心になると見られる。

    「ルクレールは再びローダウンフォース仕様のようだ」とステラは述べた。

    「つまり我々は1周目に晒されることになる。ただし、今日ランドが証明したように、フェラーリよりペースに優れていれば追い抜くことも可能だ。彼が4周目にルクレールを抜いたようにね」

  • オスカー・ピアストリ F1ベルギーGP予選「ターン14のミスがすべて」

    オスカー・ピアストリ F1ベルギーGP予選「ターン14のミスがすべて」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、F1ベルギーGPの予選でポールポジションを逃した原因について、自身のミスだったと明かした。

    選手権リーダーのピアストリは、マクラーレンのチームメイトでありタイトル争いのライバルでもあるランド・ノリスに0.085秒差で敗れ、2番手に終わった。マクラーレンはこのセッションで最前列を独占している。

    予選後、ピアストリはターン14でのミスが決定的だったと述べた。

    「そのミスでどれくらいタイムを失ったか」と問われると、ピアストリは「かなり…十分すぎるくらいさ」と答えた。

    「ポールに届いていたかって? そう思う」

    「あの時点まではすごく良いラップだったけど、結局やり遂げられなかった。それが現実だ。Q3の2周とも似たような感じだった。だから少し残念だけど、そういうものだよね」

    「でもマシンの感触はまた素晴らしかったし、かなりいい流れには乗れていた。2回目のアタックではうまくいかなかったけどね」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) ベルギーGP F1

    限界を攻めて痛い目に
    ピアストリは、金曜のスプリント予選でポールポジションを獲得したときと同様、マシンへの自信はあったと強調する。

    「正直に言うと、あの時(スプリント予選)とあまり変わらない感触だった。ソフトタイヤで何周か多く走れて、限界を探ることができたし、今日はちょっと攻めすぎたかもね。その結果が出たんだと思う」

    「でもそれでもマシンは本当に良かったし、昨日と同じくらい自信はあったよ。原因はそこじゃないと思ってる」

    決勝はドライを希望
    ピアストリは、決勝でノリスに早めに仕掛けるチャンスを得るためにも、コンディションはドライが望ましいと述べた。ただし、現時点で日曜の天気予報は雨の可能性を示している。

    「どうなるか様子を見てみよう。もし雨になれば当然別の課題が出てくるけど、まずは天気次第だね。自分がどんな天気を望んでるかは……まあ分かるでしょ」

    現在ピアストリは、ドライバーズ選手権でノリスに対して9ポイントのリードを保っている。

  • ランド・ノリス F1ベルギーGP予選でポール「作り話ばかりの批判にはうんざり」

    ランド・ノリス F1ベルギーGP予選でポール「作り話ばかりの批判にはうんざり」

    ランド・ノリスがF1ベルギーGPの予選で圧巻の走りを披露し、グランプリ本戦でのポールポジションを獲得。スプリント予選での不振を払拭する形となった。

    スパ・フランコルシャンで行われたスプリント予選では、チームメイトのオスカー・ピアストリに0.6秒近く遅れをとっていたノリス。しかし本予選では状況を一変させ、自身初となるベルギーでのポールを決めた。

    ノリスはその一発についてこう語った。

    「悪くないラップだったと思うし、もちろんハッピーだ。昨日の結果を見て、みんなかなり心配してたみたいだけどね」

    「でも実際には、それほど悪くはなかった。ちょっとした問題があっただけで、自分としては昨日の時点でも、そして今日に入ってからも自信はあった。だからこうしてトップに戻れたのは嬉しい」

    批判への反論「作り話ばかりだ」
    スプリントではピアストリに大きな差をつけられたが、ノリス自身は不安を感じていなかったという。

    「0.3秒なんてスリップストリームの差だし、ピットレーンで最初に出られなかっただけなんだ。心配するようなことじゃなかった。でも人って、すぐに色々作り話をするからね…」

    「僕自身は調子が良かったし、マシンも今週末ずっと速かった」

    「オスカーは素晴らしい走りを続けているし、僕たちはお互いにプッシュし合ってる。彼も言ってたように、強みと弱みがはっきり見えるから、本当にタフなバトルだよ。でもそこから多くを学べるし、良い関係だと思う」

    ランド・ノリス(マクラーレン) ベルギーGP F1

    決勝は雨の可能性も「どっちでも構わない」
    ノリスはこれで2戦連続ポール。前戦の勝利に続き、好調ぶりをアピールしている。

    日曜は雨の予報も出ており、レース展開が大きく揺れる可能性もあるが、今季オーストラリアとイギリスでウェットコンディションの中勝利を収めているノリスにとっては心配材料ではない。

    「正直、ドライで走れたら嬉しいけどね。ファンのためにも。その方がいいレースになるんじゃないかな」

    「ここは10年くらいずっと雨だから、日曜くらいは晴れてもいいと思う。でも、ドライでも雨でも、その中間でも構わないよ。スパでは普通のことだし、楽しみなレースになるはずさ」

  • ランド・ノリス F1ベルギーGP スプリント予選「まだ金曜だから気にしてない」

    ランド・ノリス F1ベルギーGP スプリント予選「まだ金曜だから気にしてない」

    ランド・ノリスは、F1ベルギーGPスプリント予選でチームメイトのオスカー・ピアストリに約0.6秒の大差をつけられたものの、「3番手」という結果自体には「そこまでガッカリしていない」と語った。

    ピアストリはスパ・フランコルシャンで見事な一発を決め、マックス・フェルスタッペンを抑えてポールポジションを獲得。一方ノリスは、最終ラップでわずかに乱れた部分があったものの、完璧でもポール争いには届かなかっただろうと認めている。

    「十分な速さがなかった、それだけだと思う」とノリス。「完璧なラップじゃなかったけど、それでもトップとは大きな差があった」

    「スプリントで3番手なら、それほど大きな話じゃない。改善すべき点はいくつかあるけどね」

    ランド・ノリス(マクラーレン) F1 ベルギーグランプリ

    「金曜だから」とタイム差を気にせず
    ノリスはこのギャップを特に気にしておらず、「今日はまだ金曜日だし」と冷静な姿勢を見せた。準備ラップでペースアップを求められたことがタイヤの状態に影響したかという質問に対しても、明確な答えは避けている。

    「正直分からないよ。むしろタイヤにとって良かった可能性もある。そういうのは簡単に判断できないから、今晩じっくり見直すよ」

    FP1でもノリスは3番手、ピアストリが1番手で、両者の間には似たようなギャップがあった。このことからも、ランキング首位のピアストリが再びノリスに対する優位を取り戻しつつある可能性がうかがえる。

    週末を通してピアストリにどう挑んでいくかと問われたノリスは、あくまで楽観的にこう答えた。

    「この週末は、まだいろいろな要素があるからね。まだ金曜日だし、そんなに気にしてないよ」

    「もちろん満足はしてない。もっと速く走りたかったけど、そういう日だったってこと。今夜しっかり作業して、明日に向けて準備するよ」

  • オスカー・ピアストリ F1ベルギーGP スプリント予選「正直ちょっと怖かった」

    オスカー・ピアストリ F1ベルギーGP スプリント予選「正直ちょっと怖かった」

    オスカー・ピアストリは、F1ベルギーGPのスプリント予選でポールポジションを獲得する前、「SQ2での敗退を本気で覚悟した」と語った。

    スパ・フランコルシャンにおける1周のタイムでのマックス・フェルスタッペンの無敗記録(2020年以降)を断ち切ったピアストリは、フェルスタッペンに0.477秒差をつける快走を披露。しかしその舞台裏には冷や汗ものの展開があった。

    フェルスタッペンは、まずランド・ノリスが記録した初期のベンチマークを塗り替えトップに立ったが、その後すぐにチームメイトのピアストリがその座を奪取。しかし、ピアストリのSQ2での最初のアタックラップはトラックリミット違反で抹消されてしまう。

    次のアタックで有効なタイムを記録したものの、終盤のタイム更新ラッシュで順位が下がり、なんとか10番手ギリギリでSQ3進出を果たす形となった。

    この出来事についてピアストリは次のように振り返っている。

    「いいラップだったよ」

    「SQ2ではラップ抹消があって、正直ちょっと怖かった。でも、今日はクルマがずっと素晴らしかったし、自分でもいいラップを何本も出せたと思ってる」

    「チームに感謝したい。マシンは本当に調子がよかったし、ここは僕にとって年間で一番好きなサーキットなんだ。たぶんその分、コンマ何秒か余計に引き出せたのかも」

    「ここはいつも楽しいけど、今日みたいにマシンの調子がいいと本当に走っていて楽しいよ」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) F1 ベルギーグランプリ

    スタートには不安も
    ピアストリはフロントローの1列目に、レッドブルのマックス・フェルスタッペンと並んでグリッドにつく。フェルスタッペンのRB21はストレートスピードを最大化するため、ダウンフォースを減らした仕様(リアウイング軽め)となっており、ケメルストレートでのオープニングラップでは脅威となる可能性がある。

    マクラーレンは逆にダウンフォースを重視した方向性を採ったため、ピアストリもその懸念を認めている。

    「ちょっと見てみないと分からないけど、レッドブルは練習走行でストレートがすごく速かったんだ」

    「それがスプリント予選でも続いていたのかは分からないけど、そうなると状況は厳しくなるよ。スパはポールポジションを取るのが一番難しいサーキットだと思うからね」

    「まあ様子を見てみようと思う。でも今日のクルマのペースはすごくよかったし、自分自身のフィーリングもいい。明日もいい一日になることを願ってるよ」

  • ピアストリ F1英GPのSC下の急ブレーキ騒動後にFIAと協議「基準は明確化」

    ピアストリ F1英GPのSC下の急ブレーキ騒動後にFIAと協議「基準は明確化」

    オスカー・ピアストリとマクラーレンは、F1イギリスGPのセーフティカー(SC)中の急ブレーキによる物議を受け、FIAと協議を行ったことを明かした。

    この一件では、SC先導中にピアストリが急ブレーキをかけたとしてタイムペナルティを受け、シルバーストンでの初勝利のチャンスを逃す形となった。これにより後続のマックス・フェルスタッペンは回避行動を強いられ、スチュワードはレッドブルの主張を支持。

    判定に納得のいかない様子のピアストリだったが、当時はパルクフェルメで感情を抑え、批判は控えていた。

    2週間のインターバルを経て迎えたベルギーGPの週末、ピアストリはFIAとの話し合いの内容を明かした。

    「レース後、チームと一緒に全体を見直した。お互いに多くの学びがあったと思う」とピアストリは語る。

    「自分なりの思いはあるけど、もう過去のことだし気持ちは切り替えている」

    「今回の動きは、僕自身も含めて過去に他のドライバーも全く同じような形でやっていた。でも、それが今後はペナルティの対象になるということなら、それを理解した上で対応していく」

    オスカー・ピアストリ (マクラーレン)

    カナダGPでも似たようなケースが発生しており、フェルスタッペンはSCリスタート時のジョージ・ラッセルの「予測不能なブレーキング」に苛立ちを見せたが、その際にはラッセル側が認められていた。今回のイギリスGPでの判断との違いを受け、FIAは状況の線引きを明確化する方針に舵を切ったとみられる。

    ピアストリは、FIAとの協議によって「どこまでが許容されるのか」という基準が明確になったと語る。

    「FIAと話し合いを持った。あの状況でどう対応すべきだったか、双方にとって学びがあったと思う」

    「僕としては『次からはあそこまで強くブレーキを踏まなければいい』ってだけの話。今はその基準が明確になったから、対応も簡単だ」

    ベルギーGPに向けて意気込みを問われると、ピアストリはスパが自身の「お気に入りのサーキット」だと語り、勝利への思いをこう語った。

    「もちろんどこでも勝ちたいけど、ここは僕にとって特別な場所。初めて走った時からずっと気に入ってる」

    「森に囲まれたロケーション、長いレイアウト、他にないような象徴的なコーナーの数々。セクター2のテクニカルな区間や、オーバーテイクのチャンスが多いストレートも含めて、全体的に非常にチャレンジングなサーキットなんだ」

  • ザク・ブラウン ホーナー解任に「驚きなし」 レッドブルF1の悪化を指摘

    ザク・ブラウン ホーナー解任に「驚きなし」 レッドブルF1の悪化を指摘

    マクラーレンCEOのザク・ブラウンは、ここ数年で「悪化の一途を辿っていた」レッドブルの状況を踏まえれば、クリスチャン・ホーナーの退任は時間の問題だったと語った。

    今月初め、ミルトン・キーンズを拠点とするレッドブルはホーナーの電撃解任を発表し、後任には元レーシングブルズ代表のローラン・メキースが就任した。

    ホーナーは2005年のチーム創設時から指揮を執り、複数の世界選手権制覇を支えてきた51歳のベテランだった。しかし、昨季中盤以降のパフォーマンス低下と内部の緊張が続くなか、経営陣は彼との決別を決断した。

    さらに、レッドブル共同創業者チャレオ・ユーヴィッディヤの息子であるチャラーム・ユーヴィッディヤが、最近レッドブルGmbHの過半数株式を手放したことで、ホーナーの立場はより不安定なものとなっていた。

    ホーナーと対立する場面も少なくなかったライバルのブラウンは、その解任劇について「驚きではなかった」と述べている。

    「時期については多少驚いたが、結果についてはまったく驚きはない」とブラウンはTSNに語った。

    「ここ数年、あのチームでは多くの騒動が起きていて、それが収まるどころか悪化しているようにさえ見える。だから、シーズン中の解任も全く不思議ではない」

    クリスチャン・ホーナー F12025年4月18日、サウジアラビアGPのフリー走行日に撮影されたクリスチャン・ホーナー(左)とレッドブルCEOのオリバー・ミンツラフ(右)。ホーナーの退任はミンツラフ主導の会議で決定されたとされる

    ホーナーの今後に関しては「わからない」とブラウン
    ホーナーがレッドブルのチーム代表兼CEOを退任したことが報じられると、彼の次の行き先についてさまざまな憶測が飛び交った。中でもフェラーリやアルピーヌへの移籍説が有力視されている。

    しかし、ブラウンはホーナーの将来について「見当もつかない」と語る。

    「彼の年齢とモータースポーツでの経歴を考えれば、どこかのカテゴリーでまた姿を見ることになるだろう」とブラウン。

    「ただ、彼が他にどんな興味を持っているのかは知らない。もしかするとフットボールチームの経営でも始めるかもしれないし。今後を見ていこう」

    一方でブラウンは、2024年のコンストラクターズタイトルを獲得した後、今季の両タイトル制覇に向けて全力を尽くすと締めくくった。

    「我々はタイトル争いに集中している。彼ら(レッドブル)はいまだにマックス(フェルスタッペン)という脅威を抱えているから、気は抜けないよ」

  • マクラーレンF1 新型フロアの導入を計画「トップの座を守るため」

    マクラーレンF1 新型フロアの導入を計画「トップの座を守るため」

    マクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラは、F1選手権の両タイトル争いで優位を保つために、新たなフロアアップグレードを今後のグランプリで導入する計画であることを明かした。

    現在マクラーレンはドライバーズ選手権、コンストラクターズ選手権の両方で首位を独走しており、次戦ベルギーGPを前にしてコンストラクターズではフェラーリに対して238ポイントもの大差をつけている。

    ドライバーズ選手権では、マックス・フェルスタッペンがマクラーレンの2人の後塵を拝して3番手に位置しており、その差は69ポイント。ただし、シーズンはまだ12戦を終えた段階で、後半戦に向けて多くのポイントが残っている。

    マクラーレンはすでにイギリスGPで新型フロアをテストしており、今後のレースでの本格投入を視野に入れている。ただし、次戦スパ・フランコルシャンでのベルギーGPはスプリント週末のため、導入には慎重だ。

    「新しいフロアはFP1で試験する予定だった。というのも次戦はスプリントで、実戦投入と比較評価には適さないからだ」とステラは語った。

    「それでも初期評価としては非常に満足している。すべてのデータは、この新仕様を今後のイベントで導入する方向に導いている」

    勝利は「与えられるものではなく、勝ち取るもの」
    マクラーレンはここまで支配的なシーズンを送っているが、6月のカナダGPではジョージ・ラッセルにポール・トゥ・ウィンを許し、両ドライバーとも表彰台を逃す結果に終わった。

    ステラは、勝利が当たり前だと考えるべきではないと警鐘を鳴らし、チームは常に準備と現場での努力によって結果を「勝ち取らなければならない」と強調した。

    「カナダで見たように、少しでも油断すれば勝てなくなる。勝利は保証されたものではない。勝利とは準備を通じて、現場での働きによって勝ち取るものだ」とステラはロンドンのイベントで語った。

    「今後の戦略は、今やっていることを継続すること。それは単に同じ結果を目指すというだけでなく、我々が持つポテンシャルを最大限に引き出すという決意でもある」

    「シーズン後半戦のミッションは、自分たちの力を最大限に活かし、勝ち続け、ファンに多くの感動を届けることだ」