カテゴリー: マクラーレンF1チーム

  • F1王者の代償、マクラーレンの2026年エントリーフィーは約12億円

    F1王者の代償、マクラーレンの2026年エントリーフィーは約12億円

    2025年にドライバーズ、コンストラクターズのダブルタイトルを達成したマクラーレン。その圧倒的な成功は、2026年F1シーズンを前に“数字”となって突きつけられることになった。王者として迎える新時代、その代償は決して小さくない。

    FIAに支払う2026年のエントリーフィーは、約773万ドル(約12億円)。獲得ポイント数に応じて増減するF1特有の制度により、マクラーレンは全チーム中で最高額を負担する見込みだ。栄光の裏側で、F1王者が支払う現実とは何なのか。

    2026年F1:エントリー費用が判明、マクラーレンは大幅増
    タイトルのダブル獲得と膨大な獲得ポイントが、支払額を押し上げる。

    F1で支配的な強さを示すことには代償が伴う。マクラーレンは2026年シーズンの開幕とともに、その現実を身をもって体験することになる。2025年はドライバーズ、コンストラクターズ両タイトルを制するという卓越したシーズンを送ったが、その結果として、ウォーキングを本拠とするチームは、新レギュレーション時代を迎える直前に、選手権エントリー費用が大幅に増加する。

    マクラーレンはコンストラクターズ選手権を2年連続で制覇し、ランド・ノリスは自身初となるドライバーズ世界タイトルを獲得した。さらにオスカー・ピアストリがランキング3位に入ったことで、チームはシーズン合計833ポイントを獲得している。この数字が直接的な影響を及ぼすのが、2026年のグリッドに並ぶために支払う登録料だ。

    試算によれば、マクラーレンは2026年のエントリー費用として773万2,579ドル(約11億9,900万円)を支払う必要があると見られている。これは2025年の610万ドル(約9億4,600万円)から大幅な増加で、当時は2024年シーズンに666ポイントを獲得した結果として算出された金額だった。わずか1年で約2億5,000万円以上の増加となる計算だ。

    F1のエントリー費用はどのように算出されるのか
    毎シーズン、各チームはFIAに対して以下2つの要素から構成されるエントリー費用を支払う必要がある。

    ■ 固定の基本料金
    ■ 前年シーズンに獲得した1ポイントごとの変動料金

    2026年の正式な数字はまだ発表されていないが、2025年に適用された料金を基に概算することは可能だ。

    これらの費用は慣例的に消費者物価指数(CPI)に連動して調整される。2024年から2025年にかけては3.4%の上昇があった。同じ上昇率を2026年に当てはめると、基本料金は70万3,330ドル(約1億900万円)となり、これに加えて1ポイントあたり7,030ドル(約109万円)が課される見込みだ。なお、ワールドチャンピオンのチームには、1ポイントあたり8,438ドル(約131万円)という、さらに高い単価が適用される。チーム別の詳細は以下の通りである。

    2026年シーズンは、F1にとって大きな技術的転換点となる新レギュレーション元年であると同時に、11番目のチームとしてキャデラックが参戦する年でもある。この新チームもまた、グリッドに加わるためのエントリー費用を支払う必要がある。

    2025年に一切レースに出場していないため、アメリカの新チームは獲得ポイントがゼロとなり、支払うのは基本料金のみで、金額は70万3,330ドル(約1億900万円)となる。

    しかし、キャデラックの参戦には、それとは比較にならないほど大きな金銭的負担が伴う。それが「反希薄化条項」に基づく5億ドル(約775億円)の支払いだ。

    FIAへのエントリー費用とは別に、キャデラックは既存チームへの補償として「反希薄化補償金」を支払うことに同意している。その金額は5億ドルで、2025年シーズンに参戦した全チームに均等に分配される。

    この条項は、旧コンコルド協定の下で導入されたもので、2026年からは新たな商業協定が発効する予定だが、新規参入によって生じ得る収益減少を5年間にわたって補償することを目的としている。

    5年後には、新チームが十分な商業的・競技的価値をもたらし、他チームにとって経済的に中立な存在になるという考え方が根底にある。

    チームにとって、こうしたエントリー費用の増加は負担となる一方で、コンストラクターズ選手権の順位に応じて支払われる分配金によって部分的に相殺される。特に、厳格な予算制限が敷かれる現行F1においては、こうした分配はチーム運営全体の財務バランスを左右する重要な要素となっている。

    ■ チーム別エントリー費用(2026年/1ドル=155円換算)
    1. マクラーレン:833ポイント/7,732,579ドル(約11億9,900万円)
    2. メルセデス:469ポイント/4,000,478ドル(約6億2,000万円)
    3. レッドブル:451ポイント/3,873,935ドル(約6億0,000万円)
    4. フェラーリ:398ポイント/3,501,336ドル(約5億4,300万円)
    5. ウィリアムズ:137ポイント/1,666,463ドル(約2億5,800万円)
    6. レーシングブルズ:92ポイント/1,350,105ドル(約2億900万円)
    7. アストンマーティン:89ポイント/1,329,015ドル(約2億600万円)
    8. ハースF1チーム:79ポイント/1,258,713ドル(約1億9,500万円)
    9. ザウバー(アウディ):70ポイント/1,195,442ドル(約1億8,500万円)
    10. アルピーヌ:22ポイント/857,994ドル(約1億3,300万円)
    11. キャデラック:0ポイント/703,330ドル(約1億900万円)

  • マクラーレンF1がロバート・クビサを獲らなかった理由「鼻が大きかったから」

    マクラーレンF1がロバート・クビサを獲らなかった理由「鼻が大きかったから」

    マクラーレンは、2008年F1シーズンに向けてルイス・ハミルトンの新たなチームメイトとしてロバート・クビサを検討しながらも、「彼の鼻が大きすぎた」という理由で獲得を見送っていた。これは、元マクラーレンの広報責任者であるマット・ビショップによる、驚くべき証言だ。

    ビショップ自身も、それが当時の最高経営責任者マーティン・ウィットマーシュの冗談だったのかどうか、確信は持てないとしながらも、実際にそうした発言があったことを明かしている。

    「鼻が大きすぎた」クビサはなぜマクラーレンに呼ばれなかったのか
    ロバート・クビサは、今世紀のF1における“未完の才能”のひとりとして語られる存在だ。F1で挙げた勝利は2008年カナダGPでの1勝のみで、当時所属していたBMWザウバーでの快挙だった。

    しかし2011年2月、ラリー参戦中に起きた大事故によってキャリアは大きく暗転する。重傷を負い、F1での将来は事実上閉ざされた。

    その後、ラリーで成功を収めたクビサは再びF1への挑戦を選び、2019年にウィリアムズから1シーズン復帰。同年ドイツGPでは、チームにとって唯一となるポイントを獲得している。

    現在41歳のクビサは、2025年にフェラーリでル・マン24時間レース初優勝を果たし、感情あふれる勝利を手にした。

    なおクビサ自身は2018年、2011年の事故当時、2012年にフェラーリF1チームへ加入する契約にサインしていたことも明かしている。

    アロンソ離脱後のマクラーレンが探していた“ハミルトンの相棒”
    2007年シーズン終了後、マクラーレンはフェルナンド・アロンソの後任を探していた。ハミルトンとの関係が破綻した2度の世界王者は、わずか1年でチームを去ることになる。

    最終的にマクラーレンが選んだのは、ルノーで印象的なデビューシーズンを過ごしていたヘイキ・コバライネンだった。結果的に、コバライネンとアロンソは“シートを交換する”形となった。

    ビショップは、2008年から2017年までマクラーレンのコミュニケーション責任者を務め、その後アストンマーティンにも在籍した人物である。

    彼は自身のポッドキャスト『And Colossally That’s History!』に出演した際、当時の意思決定の舞台裏をこう振り返った。

    「ウィットマーシュが当時、2008年のマクラーレンのドライバー候補としてクビサを考えたとき、問題のひとつは“彼の鼻が大きすぎる”ということだと言っていたのを覚えている。本当にそう言ったんだ」

    「空力じゃなくて見た目の問題だと思う」
    司会者から、それが空力的な問題なのか、それとも見た目の問題なのかと冗談交じりに問われると、ビショップは笑いながら答えた。

    「見た目の問題だと思うよ。正直なところ、冗談だったんだと思う」

    「もしこれを聞いているなら、マーティン、たぶん聞いていないと思うけど、説明してくれてもいい。でも、彼はそういうジョークを言うことがあった。ドライバーはこうあるべきだ、という考えを持っていたんだ」

    「それはロン・デニスから学んだ部分でもある。ロンはドライバーの外見にとても厳しかったからね。ただ公平を期すと、ロバートの鼻についてロンが文句を言っているのは聞いたことがない」

    同席していた音楽・スポーツ記者のリチャード・ウィリアムズも、こう付け加えている。

    「クビサの鼻の話は本当に笑えるよ。今のF1に彼がいたら、どこに収まるんだろうね。今の若手ドライバーはみんなボーイバンドのメンバーみたいな顔をしている。まるで“ルックス審査”を通過してきたみたいだ」

    ロバート・クビサ

    モータースポーツ界の“鉄人” クビサの壮絶な事故
    ウィットマーシュは2014年に25年間在籍したマクラーレンを去り、ロン・デニスも2017年にチームを離れている。

    一方、クビサは昨年出演したポッドキャスト『Gurulandia』で、2011年のラリー事故の壮絶さを改めて語っている。

    「正直に言うと、長い間昏睡状態だったから、何が起きたのかほとんど覚えていない」

    「病院に着いたとき、体にあった血液は1.5リットルしかなかった。人間の体には6〜7リットルあるのにね」

    「体の右半分は完全に粉々だった。42カ所の骨折で、足の指から肘まで全部折れていた」

    さらにこう続けた。

    「僕は人間だ」

    「6〜7カ月の間、何の感覚もなく、まったく動けなかった。指を動かそうとしてもできなかった。その感覚は、経験した人にしか分からない」

    「初めて動かせた日、言葉にならないほどの喜びを感じた」

    鼻の大きさという冗談めいた理由でマクラーレン入りを逃したとされるクビサだが、そのキャリアと生き様は、F1史の中でも屈指の重みを持つものとなっている。

  • 数字で振り返るランド・ノリスの2025年F1世界王者シーズン

    数字で振り返るランド・ノリスの2025年F1世界王者シーズン

    ランド・ノリスが2025年F1ワールドチャンピオンに輝き、F1史上35人目の王者となった。

    アブダビGPで決着したタイトル争いは最終戦までもつれ込み、シーズン全体を通して数々の印象的な数字が刻まれた。ここでは、ノリスの世界王者シーズンを象徴する主要スタッツを整理する。

    — 0.698 —
    ノリスが2025年シーズンに挙げた勝利の中で、最小のタイム差(秒)での勝利が0.698秒だった。この記録は、シーズン5勝目となったハンガリーGPで生まれている。

    このレースでノリスは1ストップ戦略を採用し、フェラーリのシャルル・ルクレール、そしてチームメイトのオスカー・ピアストリの後方からスタートした。終盤になるとピアストリが猛烈な追い上げを見せ、レースはスリリングな展開となった。

    ピアストリは何度かオーバーテイクを試みたが、最終的に前に出ることはできず、ノリスは0.698秒差という僅差でチェッカーを受けた。

    — 2 —
    ノリスがドライバーズチャンピオンシップを制した際、最終的に2ポイント差で退けた相手はマックス・フェルスタッペンだった。

    メキシコシティGP後にランキング首位を奪い返したノリスは、次戦サンパウロGP終了時点でピアストリに24ポイント差をつけていた。一方でフェルスタッペンは49ポイント差と大きく離されていた。

    しかしその後、フェルスタッペンが連勝を重ね、マクラーレン勢が苦戦する週末もあったことで、カタールGP終了時点ではフェルスタッペンが2位に浮上。ノリスとの差は12ポイントまで縮まった。アブダビGPでフェルスタッペンが勝利し25ポイントを加算したものの、ノリスはわずか2ポイント差でタイトルを守り切った。

    — 6 —
    ノリスが2025年シーズン中に記録したファステストラップの回数は6回だった。

    2019年から導入されていた「ファステストラップ1ポイント」は2025年シーズンを前に廃止されたが、最速ラップを刻むこと自体は依然として大きな名誉である。

    ノリスは開幕戦オーストラリアGPで最初のファステストラップを記録し、最後は9月のイタリアGPでシーズン6回目の最速ラップを達成している。

    — 7 —
    24戦で構成された2025年シーズンにおいて、ノリスは7勝を挙げ、同時に7回のポールポジションを獲得した。

    この「7」という数字は、チームメイトのオスカー・ピアストリにとっても象徴的で、ピアストリも同じく7勝・7ポールを記録している。

    ピアストリの勝利がシーズン前半に集中していたのに対し、ノリスの勝利は比較的均等に分布しており、オーストラリア(第1戦)、モナコ(第8戦)、オーストリア(第11戦)、イギリス(第12戦)、ハンガリー(第14戦)、メキシコ(第20戦)、サンパウロ(第21戦)でトップチェッカーを受けた。

    — 8 —
    ノリスがドライバーズランキング首位として迎えたレースウィークエンドの数は8回だった。

    開幕戦オーストラリアGPで勝利したことで、ノリスは早々にランキング首位に立った。その後しばらく首位を維持したが、第5戦ジェッダ終了後にピアストリにトップを明け渡した。

    シーズンの多くでピアストリが首位に立っていたものの、第20戦メキシコGPでの圧勝によってノリスは再び首位に返り咲き、そのままタイトルを掴み取った。

    ランド・ノリス(マクラーレン) F1 2025年のF1世界選手権

    — 13 —
    チーム内対決でノリスがピアストリを上回った回数は13回だった。

    予選での直接対決ではノリスが13勝11敗と僅差で上回り、両者ともに7回ずつポールポジションを獲得している。

    決勝での直接対決も同様に接戦で、ノリスが13勝10敗とリードした(両車が技術的違反で失格となったラスベガスGPは集計対象外)。

    — 17 —
    ノリスの戴冠は、マクラーレンにとって17年ぶりのドライバーズチャンピオン誕生を意味した。

    同チームの前回のドライバーズタイトルは、ルイス・ハミルトンが獲得した2008年まで遡る。2024年にコンストラクターズタイトルを制したマクラーレンは、2025年にダブルタイトルを達成し、長い空白期間に終止符を打った。

    — 18 —
    ノリスが2025年シーズンに表彰台に上がった回数は18回だった。

    7勝に加え、2位が8回、3位が3回。そのうちの1回が、タイトルを決定づけたアブダビGPでの3位フィニッシュである。

    24戦中、表彰台を逃したのは6戦のみで、内訳はリタイア2回(カナダ、オランダ)、失格1回(ラスベガス)、4位2回(サウジアラビア、カタール)、7位1回(アゼルバイジャン)だった。

    — 30.324 —
    ノリスのシーズン最大の勝利マージンは30.324秒で、メキシコシティGPで記録された。

    この週末、ノリスはハンガリーGP以来約3か月ぶりの勝利を狙っており、予選で圧巻のポールポジションを獲得。決勝ではスタートからフィニッシュまで首位を譲らず、2位のシャルル・ルクレールに30秒以上の大差をつけて勝利した。

    — 35 —
    ノリスはF1史上35人目のワールドチャンピオンとなった。

    1950年の初代王者ジュゼッペ・ファリーナから始まり、2021年から2024年まで4連覇を達成したフェルスタッペンまで、歴代34人に名を連ねる存在がいた。ノリスはそこに新たに名前を刻み、今後さらなるタイトル獲得への意欲を示している。

    — 423 —
    ノリスが2025年シーズンに獲得した総ポイントは423ポイントだった。

    2025年に理論上獲得可能な最大ポイントは648ポイント(全24戦+スプリント6戦全勝)だったが、ノリスはそのうち65.3%に相当するポイントを積み重ね、僅差のタイトル争いを制してワールドチャンピオンに輝いた。

  • F1王者ランド・ノリス 「ピアストリはリカルドやサインツ以上に僕を追い込んだ」

    F1王者ランド・ノリス 「ピアストリはリカルドやサインツ以上に僕を追い込んだ」

    2025年F1ワールドチャンピオンに輝いた ランド・ノリス は、その栄冠の裏側で、これまで経験したことのないほど厳しいチーム内対決に直面していたことを明かした。マクラーレンでの同僚 オスカー・ピアストリ との戦いは、ノリス自身を大きく変えるものだったという。

    2025年シーズンは、ノリス、マックス・フェルスタッペン、そしてピアストリによる三つ巴のタイトル争いとなり、最終戦アブダビで決着がついた。

    ノリスは必要な表彰台を確保して初の世界タイトルを獲得。フェルスタッペンは2ポイント差で涙をのみ、ピアストリは最終的にランキング3位となった。

    ノリスはタイトル獲得後、ピアストリとの関係とその影響について率直に語っている。

    「僕は運が良かった。チームは素晴らしいマシンを用意してくれて、時にはとても楽に感じることもあった。でも苦しい瞬間もあったし、オスカー相手には本当に苦しめられた。彼は信じられない仕事をしていた。」

    さらにノリスは、ピアストリと過ごした3年間が自身の成長にどれほど大きな意味を持っていたかを強調した。

    「この3年間、オスカーと一緒にいられて良かった。彼は僕よりF1経験が浅いけど、彼から本当に多くのことを学んだし、何度も自分を追い込まれた。彼のおかげで成長できたし、今の僕は彼なしではあり得なかったと思う。」

    過去のチームメイトとの比較についても、ノリスは明確な評価を下している。

    「もちろん、カルロスやダニエルと一緒に走った時期もあった。でも、オスカーは僕を、これまで誰も押し上げてこなかったレベルまで引き上げた。」

    シーズン中盤、特にザントフォールト以降の状況はノリスにとって厳しいものだった。

    「シーズン中盤では、彼の方が僕より速く、より安定して良い仕事をしていた。ザントフォールトでのリタイア後は本当にきつかった。」

    それでも、短い休息を挟んでから流れを立て直したという。

    「でも良いブレイクがあって、自分がやるべきことをすべてやり切ることができた。」

    その努力は、単なるドライビングにとどまらなかった。

    「レースでうまく走るだけじゃない。舞台裏では本当に多くのことがあって、自分自身をより良く、より強くするために、あらゆる面で取り組まなければならなかった。ラップタイムだけじゃなく、何年経っても誰にも気づかれないような細かい部分も含めてね。」

    最終的に、タイトル争いは紙一重だった。

    「たった2ポイントだ。何か一つでもうまくやれていなかったら、すべてが変わっていて、今こうして3週間も笑っていられなかったかもしれない。」

    ランド・ノリス オスカー・ピアストリ マクラーレン F1

    休暇中にタイトルの喜びを噛みしめながら、ノリスはライバルたちへの敬意も忘れなかった。

    「まずはこの瞬間を楽しみたいし、少し休む必要もある。でもオスカーと、そしてもちろんマックスにも、ここ数カ月で僕たちをこれまで以上に追い込んでくれたことに感謝したい。」

    また、ノリスはチーム運営の重要性についても言及している。マクラーレンのCEO ザク・ブラウン とチーム代表 アンドレア・ステラ は、どちらか一方を優遇することなく、2人に平等なチャンスを与え続けた。

    「僕とオスカー、チームメイトとしてタイトルを争うのがどれだけ難しいか、過去を見ても分かると思う。」

    「ザクとアンドレアにとっても、これをコントロールするのは簡単じゃなかったはずだ。1台だけで戦うよりもはるかに大変だし、お互いにポイントを奪い合って、戦略も常に複雑になる。」

    それでもノリスは、チームの考え方を理解している。

    「でもチームは、タイトルを争えるクルマが1台しかない状況より、常にこっちを選ぶだろう。」

    最後にノリスは、この激しいライバル関係が今後も続くことを見据えている。

    「オスカーを称えたい。彼は本当に素晴らしい走りをしていたし、いつか必ず僕を上回る時が来る。彼は特別なドライバーだからね。」

    「たくさん学べたし、正直言ってすごく楽しかった。残念ながら、これからも何シーズンも彼と戦わなければならない。だから、また厳しい時間が来るのも分かっているけど、そこまで楽しみにしているわけじゃないよ。」

  • ランド・ノリスを救ったメッセージ 2025年F1タイトル決着の舞台裏

    ランド・ノリスを救ったメッセージ 2025年F1タイトル決着の舞台裏

    2025年のワールドチャンピオンに輝いたランド・ノリスは、タイトル争いのさなかに受け取った数々のメッセージが、自身に大きな影響を与えたと振り返った。

    F1.comのローレンス・バレットによる初の本格インタビューで、ノリスはF1世界王者や他競技のトップアスリートから寄せられた支えの言葉について明かしている。

    シーズン序盤、ノリスは開幕戦オーストラリアGPでの勝利を皮切りにドライバーズランキング首位に立った。しかし第5戦サウジアラビアGP後には、マクラーレンのチームメイトであるオスカー・ピアストリに主導権を奪われる展開となった。

    その後のシーズンでは厳しい局面も多かった。カナダGPではピアストリとの接触によりリタイアを喫し、ザントフォールトではメカニカルなトラブルによって再びタイトル争いで後退することとなった。

    それでもノリスは後半戦で圧巻の巻き返しを見せる。第20戦メキシコGPでの支配的な勝利で再びランキング首位に返り咲くと、最終戦アブダビGPでピアストリとマックス・フェルスタッペンを退け、わずか2ポイント差で自身初のワールドチャンピオンを決めた。

    ハミルトンやベッテル、ストーナーからの助言
    ノリスは、シーズンを通じて多くの“経験者”から助言と励ましを受けていたことを明かしている。

    「信じられないほど素晴らしい人たちから、素晴らしい言葉やメッセージ、会話をもらった。異なるスポーツで世界王者になった人たちだ。ルイスやセブもそうだ」

    そう語ったノリスは、ルイス・ハミルトンやセバスチャン・ベッテルと日常的に話をしていることは、あまり知られていないとも付け加えた。

    さらに、元MotoGP王者のケーシー・ストーナーからのメッセージも大きな支えになったという。

    「一番必要としていたときに、ストーナーが短いメッセージを送ってくれた。『これを考えろ、自分を信じろ、こうしろ、ああしろ』ってね。それが僕を助けてくれた」

    ランド・ノリス(マクラーレン) 2025年のF1世界選手権

    2ポイント差を分けた“信頼”
    ノリスは、周囲から寄せられた信頼と励ましが、最終的にタイトルを決めた2ポイントにつながったと感じている。

    「2ポイント差でチャンピオンを獲ったんだから、周りの人たちからの信頼の瞬間が、その2ポイントをもたらしてくれたと言っていいと思う」

    そして最後に、こう締めくくった。

    「だからこそ、僕は周りのすべての人に感謝しなきゃいけない。チャンピオンになるには、結局その2ポイントが必要なんだ」

  • アンドレア・ステラ フェラーリで学んだ方法論でマクラーレンF1を再建

    アンドレア・ステラ フェラーリで学んだ方法論でマクラーレンF1を再建

    アンドレア・ステラは、かつてフェラーリで培った経験を、現在のマクラーレンで余すところなく実践している。

    2000年代のフェラーリF1黄金期で身につけた「チームを360度でマネジメントする思想」は、マラネロでは長らく失われてきたが、ウォーキングでは全面的な信頼のもとで具現化された。その成果は、今のマクラーレンの姿そのものだ。

    マクラーレンを押し上げた仕事の中身
    現在のマクラーレンは、極めて結束力の高い集団として構築されている。共有された価値観、名門としての歴史、そして長年F1を経験してきた当事者たちが「これまでで最高」と口を揃える技術部門が、その基盤にある。

    ザク・ブラウンの関与によって、組織は一度バラバラになったパズルのように再編され、機能する形へと再構築された。すべての要素が精査され、再配置され、強化された結果、より堅牢で合理的なシステムが完成した。

    この過程で重要な役割を果たしたのが、ロブ・マーシャルのようなキーパーソンだ。彼らは経験と専門知識だけでなく、「失敗を恐れず限界を超える」マクラーレンの文化そのものを持ち込み、チームのポテンシャルをさらに引き上げた。現在の成功は、短期間で得られたものではなく、長く緻密なプロセスの積み重ねだ。

    長いシーズンを戦い抜くための哲学
    F1シーズンは年々長期化し、選手権は完全なマラソンとなった。その中で重要なのは、一貫性、団結、そしてチームの価値観への忠誠心だ。勝利は確かに偉大な目標だが、それ以上に、進歩の文化と集団としての結束を保ち続けることが不可欠だというメッセージを、マクラーレンは明確に発信している。

    マラネロで実践されなかったことを、ステラは実行した
    これは、長年フェラーリに欠けている要素でもある。マラネロに能力や努力が存在しないと疑う者はいない。しかし、ステラがウォーキングで築き上げた「明確で、目的に適した方法論」が、フェラーリには定着していない。

    フレデリック・バスール体制のフェラーリは、その方法を定義しきれていないように映る。工場の内部を見ずとも、サーキット内外での仕事ぶりや、その後に語られる言い訳を聞けば、それは明らかだ。

    一方でマクラーレンには、プロジェクト全体を統合して管理する能力がある。現代F1では、単独の天才がマシンの設計をすべて担うことは不可能だ。技術的複雑性は、価値観の共有と集団的アプローチを前提としており、それによって初めて持続的な成果が生まれる。

    「完璧さ」を手放すという選択
    フェラーリ内部では、10年以上にわたり意見の不一致が続いていると語られてきた。ステラは「構築するとは、完璧さを手放すことだ」と述べている。この放棄こそが、個人よりも集団の利益を中心に据え、困難な局面で責任の押し付け合いを避けるための鍵になる。

    マクラーレン F1 アンドレア・ステラ

    フェラーリ時代の経験をウォーキングで生かす
    ステラにとって決定的だったのは、2000年代初頭のフェラーリでの経験だ。当時、チームは頂点に立ち、これまで述べてきたすべての要素が、ジャン・トッド率いる組織の中で機能していた。

    若き日のステラは、その環境で可能な限り多くを吸収し、いつか訪れる機会に備えていた。その機会がマラネロで訪れることはなかった。だからこそ彼は、フェルナンド・アロンソとともにウォーキングへ向かった。

    そこは、成長し、進化する余地のある環境だった。そして20年以上の時を経て、ステラはついに、ミハエル・シューマッハ時代のフェラーリで学んだすべてを実践に移す立場に立った。

    彼自身が語るように、その教訓は一度も忘れられておらず、今も日々、チームのメンバーに伝え続けられている。フェラーリがそれを思い出し、2026年F1シーズンから同じ道を歩むことができるのか。今後の行方が注目される。

  • 自己批判を捨てた瞬間 ランド・ノリスF1王者への分岐点

    自己批判を捨てた瞬間 ランド・ノリスF1王者への分岐点

    ジャック・ヴィルヌーヴは、ランド・ノリスが2025年F1ドライバーズチャンピオンに輝いた最大の要因として、シーズン途中に見せた「姿勢の変化」を挙げた。

    ヴィルヌーヴは、マクラーレンのノリスがマックス・フェルスタッペンをわずか2ポイント差で下し、71勝を挙げてきた王者を引きずり下ろしたことについて言及し、ノリスが「自分を責め続ける」姿勢をやめたことが転機になったと語っている。

    夏休み明け最初の一戦となったオランダGPでリタイアした時点で、26歳のノリスはチームメイトのオスカー・ピアストリに34ポイント差をつけられていた。しかし、その後の最終9戦で驚異的な巻き返しを見せ、この期間だけでピアストリを47ポイント上回った。

    この追い上げが選手権争いの行方を大きく左右した。終盤戦ではフェルスタッペンがノリスとピアストリをそれぞれ68ポイント、115ポイント上回る成績を残していたにもかかわらず、新王者となったノリスが十分にパフォーマンスを引き上げたことで、タイトルを守り切る形となった。

    ヴィルヌーヴは、シーズン終盤のノリスの走りを高く評価しつつも、そのレベルを年間を通して維持する必要性を強調した。

    「彼はF1にかなり長く参戦しているから、経験があるし、スキルも磨いてきた。そしてシーズン終盤には、昨シーズン終盤と同じような走りをしていた。それが彼の非常に高いレベルだ」

    「彼が取り組むべきなのは、それを24レースすべてで維持することだ」

    マクラーレン内部でのタイトル争いにおいて、シーズン前半はピアストリのほうがミスが少なく、より冷静で、ノリスのミスが積み重なっていく中で主導権を握っていた。

    ノリスはこれまでも、メディア対応において自分の欠点を率直に語りすぎる点が批判されてきた。自己批判が過剰であることは弱点と見なされ、メンタル面の問題の表れだと捉えられることも多かった。

    しかしヴィルヌーヴは、シーズンが進むにつれてノリスに変化が見られたと指摘し、それこそがタイトル争いでの巻き返しを生んだ要因だと語った。

    「だが、シーズン中に彼が大きく変わったのも我々は見てきた」

    「シーズン序盤、彼は常に自分を強く責めていた。それが後半には止まった。姿勢の変化も見られた」

    「彼は物事に対して謝るのをやめ、本当にやるべきことに集中するようになった。チャンピオンシップの首位にいなくなり、状況が後退し、そして戦いがマックスとの直接対決になった時にだ」

    この変化こそが、ランド・ノリスを2025年F1ワールドチャンピオンへと導いた決定的な転換点だったと、1997年王者は結論づけている。

  • マクラーレン 走行前の2026年F1マシンがオークションで約18億円で落札

    マクラーレン 走行前の2026年F1マシンがオークションで約18億円で落札

    マクラーレンF1の2026年F1マシン「MCL40A」が、走行前にもかかわらず史上初となるオークションに出品され、1148万ドル(約17億8000万円/1ドル約155円換算)という高額で落札された。これはF1マシンのオークション落札額として歴代6位に相当する。

    マクラーレンは2025年F1シーズンにおいて24戦中14勝を挙げ、1998年以来となるドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権のダブルタイトルを達成した。

    シーズン最終戦アブダビGPでは、ランド・ノリスがドライバーズタイトルを獲得し、マクラーレンにとっては2008年以来の快挙となった。

    走行前のマシンが1148万ドルで落札
    MCL40Aは2026年F1シーズン用として開発された完全新規マシンで、シャシーとパワーユニットの両方が同時に刷新される新レギュレーション仕様となる。2026年からF1は電動化比率50%、完全持続可能燃料、アクティブエアロダイナミクスを導入し、近年で最大規模の規則変更を迎える。

    このMCL40Aは今月初めにオークションで落札され、価格は1148万ドル(約17億8000万円)に達した。F1マシンのオークション最高額記録は、2025年2月に5115万5000ユーロで落札されたメルセデスW196Rストリームライナーが保持している。

    納車は2028年、特典も多数
    MCL40Aは2028年第1四半期に落札者へ引き渡される予定で、2026年仕様のメルセデス製パワーユニットを搭載し、2026年リバリーで提供される。それまでの間、マクラーレンは展示用として2025年型マシンのショーカーを落札者に提供する。

    また、落札パッケージには、マクラーレンCEOのザク・ブラウン、ランド・ノリス、そしてチームメイトのオスカー・ピアストリと面会できる特典も含まれている。面会は2026年シーズン開幕前に、英ウォーキングにあるマクラーレン・テクノロジー・センターで行われる予定だ。

    さらに、2026年型マシン「MCL40」の公開発表イベントへの招待、2戦のF1グランプリでのホスピタリティ体験(モナコGPを含む)、加えてル・マン24時間レースとインディ500へのアクセスも用意されている。

    “トリプルクラウン”オークションの全貌
    今回の「トリプルクラウン」と銘打たれたオークションでは、MCL40Aに加えて2026年仕様のアロウ・マクラーレン・インディカーと、2027年世界耐久選手権参戦予定のマクラーレン・ハイパーカーも出品された。

    インディカーは84万8750ドル(約1億3200万円)で落札され、まだ正式発表前のハイパーカーは759万8750ドル(約11億7800万円)という高値を記録した。マクラーレンがF1、インディカー、耐久レースという“三冠”すべてを象徴するオークションとなった。

  • セルジオ・ペレス「マクラーレン時代はレッドブルF1より過酷だった」

    セルジオ・ペレス「マクラーレン時代はレッドブルF1より過酷だった」

    セルジオ・ペレスは、自身のF1キャリアで最も厳しかった時期はレッドブル・レーシング在籍時ではなかったと明かした。メキシコ出身のペレスは、EXMAのカンファレンスで、キャリア初期に経験した苦境について率直に語っている。

    「マクラーレンは本当に厳しかった。あの頃はキャリアが始まったばかりだったからだ」とペレスは振り返る。

    「2年目のシーズンで、しかも3つの異なるチーム、しかも3つともビッグチームと契約できるチャンスがあった。2年目だと、自分はF1を支配できると思ってしまうし、F1はもう自分には小さすぎる、誰もが自分を欲しがっている、と考えてしまう。そして決断を下したあとで、それが間違いだったと気づくんだ」

    ペレスは2013年にマクラーレンへ移籍し、ジェンソン・バトンとコンビを組んだが、この1年はトラック内外で数多くの衝突や困難に見舞われたシーズンとなった。その前年、ペレスはザウバーで複数回の表彰台を獲得し、マレーシアGPでは優勝まであと一歩に迫る活躍を見せていた。

    雨のレースとなったマレーシアでは、わずかなミスが命取りとなり、フェルナンド・アロンソが当時フェラーリでシーズン初勝利を挙げる結果となった。マシン自体は決して勝てる性能ではなかった中での勝利だった。

    「F1で最も注目されるドライバーの1人から、翌年のシートを失う立場に一気に転落した。当時、F1参戦はまだ3シーズン目だった。4年目を迎えるはずの年に、僕にはドライブがなかった」とペレスは当時の心境を語る。

    「幸いにも、神に感謝することに、フォース・インディアという素晴らしいチャンスが開けた。そこからとても良いストーリーを築くことができた」

    同じカンファレンスでペレスは、レッドブル時代についても言及し、自身の役割は最初から明確だったと認めている。

    「最初から、自分がどんな立場になるのかは分かっていたし、“システムに逆らう”ことはほとんどできなかった」

    それでもペレスは、レッドブルで走る機会を与えられたことに対して感謝の気持ちを示した。現在は新たな章として、2026年からキャデラックF1での挑戦を控えており、バルテリ・ボッタスとコンビを組む予定だ。このラインアップは、グリッドで最も経験豊富な組み合わせのひとつになると見られている。

  • オスカー・ピアストリはマクラーレンF1を離れるのか 別チーム協議説が浮上

    オスカー・ピアストリはマクラーレンF1を離れるのか 別チーム協議説が浮上

    オスカー・ピアストリ(マクラーレンF1)は、2025年シーズン終盤にかけて成績と評価の両面で難しい局面を迎えた。その背景について、元F1ドライバーのフアン・パブロ・モントーヤが、注目すべき見解を示している。

    モントーヤは、ピアストリとそのマネージャーであるマーク・ウェバーが、すでにF1パドック内の別チームと接触していると断言した。

    「オスカー・ピアストリとマーク・ウェバーが、すでに別のF1チームと話をしていることは保証できる。マークは、マクラーレンでのオスカーの成長の仕方に満足していないと思う。マクラーレンに対しても、あまり良い感情を持っていない。ただし、オスカー本人がどれほど不満を抱いているかは、まだ分からない。」

    この発言は、ピアストリがマクラーレンで置かれている立場に、内部的な緊張が生まれている可能性を示唆するものだ。

    分岐点となったチームオーダー
    ピアストリの流れが変わったと見られているのが、イタリアGPだった。このレースでマクラーレンは、タイトル争いをしていたランド・ノリスを優先する判断を下し、ピアストリにポジションを譲るよう求めた。

    この決定は「ドライバー間の平等」を重視するチーム方針に基づくものだったが、結果的にピアストリには不利に働いた。その後、本人も「まだ頭から離れていなかった」と認めており、続くバクーではクラッシュとフライングを喫するなど、シーズン最悪の週末となった。

    アメリカGP、メキシコGPでもペースを取り戻せず、マシンを最大限に引き出せない状況が続いた。

    「ノリス優先」という印象
    さらに、シンガポールGPではノリスがピアストリを強引にオーバーテイクした場面で、チームが介入しなかったことも議論を呼んだ。こうした一連の出来事が重なり、マクラーレンが26歳のノリスを優先しているという印象が強まっていった。

    シーズン終盤9戦で未勝利に終わったピアストリは、かつて34ポイントあったリードを失い、最終戦アブダビGP終了時点では13ポイント差で逆転を許した。ランキングではマックス・フェルスタッペンにも先行を許している。

    ウェバーの過去が影を落とす可能性
    モントーヤは、ピアストリ本人の実力よりも、マネジメント面に注意が必要だと警鐘を鳴らす。ウェバーは現役時代、レッドブルでセバスチャン・ベッテルとコンビを組み、チーム内の緊張関係の中でタイトルを逃した経験がある。

    「ウェバーがドライバー時代に負った傷が、オスカーのキャリアに影響を与えてはいけない。そこは慎重であるべきだ。」

    ピアストリは依然として将来を嘱望される存在だが、マクラーレンとの関係がこのまま続くのか、それとも新たな選択肢を探るのか。2026年F1シーズンを前に、その去就は注目を集めるテーマとなりそうだ。