カテゴリー: マクラーレンF1チーム

  • マクラーレンF1 「メルセデスとの差は最大1秒」 2026年F1開幕戦で課題露呈

    マクラーレンF1 「メルセデスとの差は最大1秒」 2026年F1開幕戦で課題露呈

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPは、メルセデスの圧倒的なパフォーマンスが際立つレースとなった。ジョージ・ラッセルが優勝し、アンドレア・キミ・アントネッリが2位に入り、メルセデスは完璧なワンツーフィニッシュを達成した。

    一方で2025年のF1世界王者ランド・ノリスを擁するマクラーレンは、アルバート・パークで大きく後れを取る結果となり、アンドレア・ステラ代表は「メルセデスとの差は最大1秒」と認め、2026年F1シーズン序盤は厳しい戦いになるとの見方を示した。

    レースではフェラーリが3位と4位に入りメルセデスを追う展開となったが、ノリスは5位でフィニッシュ。トップからは35.5秒遅れとなった。チームメイトのオスカー・ピアストリは偵察ラップでクラッシュし、決勝をスタートできなかった。

    この結果を受け、マクラーレンは今季序盤の勢力図においてメルセデスとフェラーリの後方に位置する可能性が示唆されている。

    ステラ「パワーユニットの使い方とコーナーグリップが課題」
    マクラーレン代表のアンドレア・ステラは、現在のパフォーマンス差は予選と同様の傾向だったと説明した。

    「今日のギャップは、むしろ昨日の予選で見たものとほぼ同じだった」

    「改善すべきパフォーマンスの要素は大きく2つある。ひとつはパワーユニットの使い方、もうひとつはコーナーでのグリップだ」

    さらにステラは、同じメルセデス製パワーユニットを使用しているにもかかわらず、他チームとの差が出ている点について困惑していると明かした。

    「我々のマシンと同じパワーユニットを使っている他のマシンとの速度差を見ると、まだパワーユニットを十分に活用できていない可能性がある」

    「2026年のレギュレーションで加わった複雑さを踏まえると、その理解を深める必要がある」

    さらにGPSデータの分析では、メルセデスがコーナーでも優位に立っていることが確認できるという。

    「GPSのオーバーレイを見ると、メルセデスは一部のコーナーでも我々より速い」

    「だからこそ優先順位は明確だ。パワーユニットからより多くのパフォーマンスを引き出し、同時にマシン開発を進める必要がある」

    ステラはまた、大きなアップグレードが投入されるまでには数レースを要すると認めた。

    「大きなアップデートが見えてくるまでには、数レースかかるだろう」

    「それまでは現状の仕様のマシンから最大限のパフォーマンスを引き出す必要がある」

    「現時点での差は、コンマ5秒から1秒の範囲にあるように見える」

    マクラーレン メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    ノリス「本当の差は50秒ではない」
    2025年F1世界王者のランド・ノリスも、今回の結果が実際の実力差を完全に示しているわけではないと語った。

    「純粋なペースで言えば、僕たちは50秒遅れていたのか? いや、そうではない」

    「もしジョージのようにクリーンなレースができて、これほど多くのバトルをしなくて済んでいたら、もう少し良く見えただろう」

    「だから状況が絶望的だとは思っていない」

    しかしノリスは同時に、マシンの課題が依然として大きいことも認めている。

    「ただ、僕たちは3周でタイヤを使い切ってしまった」

    「フロントのグレイニングの問題は、以前からずっとあるし、新しいマシンになっても変わっていない」

    「まだ理解しなければならないことがたくさんある」

    それでもノリスは、マクラーレンが現状でも中団勢には十分な差を保っていると指摘した。

    「良い点は、後ろのマシンとはかなり差があることだ。レッドブルも似たような状況だ」

    「悪い点は、前のマシンともかなり差があることだ」

    「今日のレースで分かったのは、僕たちのマシンがまだ必要なレベルには全く届いていないということだ」

    「だから、ここから改善していかなければならない」

  • ニック・デ・フリース マクラーレンF1でリザーブ昇格 メルボルンで現場復帰

    ニック・デ・フリース マクラーレンF1でリザーブ昇格 メルボルンで現場復帰

    ニック・デ・フリースが、2026年シーズンにマクラーレンのリザーブドライバーとして正式にチーム体制へ加わった。2026年F1開幕戦オーストラリアGPではサーキット入りし、現場でのバックアップ役を務めている。

    デ・フリースはこれまでシミュレーターおよびテストドライバーとしてマクラーレンと関係を持っていたが、今回その役割が拡大。なお、フォーミュラE(マヒンドラ)とWEC(トヨタ)でのレギュラー参戦も続けながら、F1ではリザーブとして活動する形となる。

    「僕はすべてのグランプリに帯同するわけではない」とデ・フリースはメルボルンのパドックで語った。

    「基本的にはバックアップとしてここにいる。もしドライバーのどちらかに何かあれば、僕が準備できている状態だ」

    「実際にはドライバーがやることをすべて鏡のように追いかけている。あらゆる情報にアクセスできるし、自分でも分析をして傾向や結論を導き出そうとしている」

    デ・フリースにとって、今回のマクラーレン復帰は完全な新関係というわけではない。彼は若手時代にマクラーレンのジュニアプログラムに所属しており、現在シミュレーター業務で関わるエンジニアの中には当時からの知り合いも多いという。

    「ここ数年でチームが見事に復活し、再びレースやタイトルを争えるレベルまで戻ったのは本当に印象的だ」

    「素晴らしいのは、エンジニアリングチームの中核が当時とほとんど同じだということだ」

    また、2026年F1レギュレーションによってマシンの性格が大きく変化した点にも言及した。

    「確かにかなり違う。特に新しいレギュレーションの影響が大きい」

    「それによって多くのことが変わったけれど、基本的な原理の多くは今も変わっていない」

  • ランド・ノリス F1新レギュレーションに警告「大事故が起きる可能性」

    ランド・ノリス F1新レギュレーションに警告「大事故が起きる可能性」

    ランド・ノリス(マクラーレン)は、2026年F1オーストラリアGP後、今季導入された新レギュレーションに強い懸念を示し、「大きな事故が起きる可能性がある」と警告した。

    アルバート・パークで行われた開幕戦では、ジョージ・ラッセルが優勝し、メルセデスがワンツーフィニッシュを達成。キミ・アントネッリが2位、シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンが3位・4位でフェラーリが続いた。ノリスは5位でフィニッシュしたが、優勝したラッセルからは51秒差をつけられる結果となった。

    「追い抜きモード」が生む危険な速度差
    今季のF1では、新たに「オーバーテイクモード」が導入された。これは、バッテリー回生のために減速しているドライバーを攻撃する際に、一時的な大幅なスピード増加を可能にするシステムだ。

    ノリスは、この新しい要素が危険な速度差を生み出す可能性があると指摘した。

    「これはカオスだ。僕たちは大きな事故が起きるところに近づいていると思う。とても残念なことだ」

    「僕たちは運転しているが、ただ何かが起きるのを待っているような状況で、ひどいことになるかもしれない。それはとても気分のいいものではない」

    「ドライバーが何をするかにもよるが、接近速度が30、40、50km/hになることもあり得る」

    「その速度で誰かが別のドライバーに衝突すれば、マシンは飛び上がりフェンスを越えるかもしれない。自分自身や他の人にも大きなダメージを与える可能性がある。それは本当に恐ろしいことだ」

    フェルスタッペンも新ルールに不満
    マックス・フェルスタッペンも、新レギュレーションについて複数回にわたり疑問を示している。オーストラリアGPでは20番手から6位まで追い上げたが、ルールへの懸念を改めて口にした。

    「僕はレースが好きだが、限界というものもある」

    「F1とFIAが耳を傾ける意思があることは分かっているが、実際に行動してくれることを願っている」

    「僕だけが言っているわけではない。僕たちはただ批判するために批判しているわけではない。理由がある」

    「僕たちはF1を本物のF1、つまり“強化されたF1”のようなレースにしたいと思っている。でも今日のレースはそうではなかった」

    「彼らが心配すべきなのはレギュレーションだ。そこに集中すべきだ」

    ラッセルは「勝っていれば言わない」
    一方、オーストラリアGPを制したジョージ・ラッセルは、ノリスの発言について冷静な見方を示した。

    「もし彼が勝っていたなら、同じことは言っていないと思う」

    「昨年はマシンが硬すぎてポーパシングもあり、ドライバーは背中の痛みを訴えていた。だがマクラーレンのドライバーたちはポーパシングはないと言っていた。実際にはあったのに」

    「結局のところ、誰もが自分の立場で物を言うものだ。僕たちはみんな自己中心的な部分がある」

    「事実として、昨年は同じエンジンを使っていてマクラーレンが僕たちより良い仕事をして勝った。今年は今のところ僕たちの方が良い仕事をしている。それがこのスポーツだ」

  • マクラーレンF1 メルセデスPU情報不足で苦戦 開幕戦で格差露呈

    マクラーレンF1 メルセデスPU情報不足で苦戦 開幕戦で格差露呈

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPで、マクラーレンはメルセデスの圧倒的なパフォーマンスの前に苦戦を強いられた。メルセデスがジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリによるワン・ツー・フィニッシュを達成する一方、ランド・ノリスは5位に終わり、優勝争いには加わることができなかった。

    マクラーレンはパワーユニット供給元であるメルセデスから提供される情報が不足している可能性を示唆しており、2026年F1新レギュレーション下でワークスチームとカスタマーチームの間にあるパフォーマンス差が浮き彫りになった形だ。

    マクラーレンはPU運用で後手
    アンドレア・ステラ(マクラーレン チーム代表)は、メルセデスのエンジン部門であるメルセデス・ハイパフォーマンス・パワートレインズ(HPP)との情報共有に不満を示した。

    「HPPと“もっと情報を共有してほしい”という議論は数週間前から続いている」とステラは語った。

    「テストの段階から、僕たちは基本的にコースに出て走り、データを見て『これが現状だ』と理解し、そこから対応するという状況だった」

    「それはF1のやり方ではない。F1ではコース上で起きることは事前にシミュレーションする。何が起こるのか、どうプログラムしているのか、マシンがどう振る舞うのかを理解しているものだ」

    ステラは、2026年の新しいパワーユニット時代において、マクラーレンが初めて後手に回っていると感じていると明かした。

    「正直に言って、我々がメルセデスのカスタマーチームになって以来、マシンの挙動を予測する能力や、どう改善できるかを事前に理解する能力という点で、後手に回っていると感じたのは今回が初めてだ」

    PUポテンシャルを活かしきれていない可能性
    ステラは、メルセデスPUにはまだ引き出されていないパフォーマンスがある可能性を指摘した。

    「いくつものデータを重ねて分析した結果、我々がチームとしてやるべき仕事があることは明らかだ」

    「特にHPPのエンジニアと協力して、このパワーユニットのポテンシャルをもっと引き出さなければならない」

    「HPPが引き出しているパフォーマンスを見ると、まだ利用できる余地が残っているように見える」

    ただし、その差が設定やドライバー操作によるものなのか、あるいはカスタマーチームでは解決できない構造的な要因なのかは現時点では分からないとしている。

    「これが我々の設定やドライバー操作の問題なのか、それとももっとシステム的な要因なのかは、さらに分析する必要がある」

    マクラーレン F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    トト・ヴォルフ「全員を満足させることはできない」
    メルセデスF1チーム代表のトト・ヴォルフは、エンジンサプライヤーがすべての顧客チームを満足させることは難しいと説明した。

    「新しいレギュレーションが導入されると、学ばなければならないことは非常に多い」

    「ギアボックスやサスペンション、そしてパワーユニットでも同じだが、開発の勾配は非常に急だ」

    「すべてのチームを満足させる形で展開することはできない。ただ、我々としては良いサービスを提供しようとしている」

    ピアストリのクラッシュの背景
    マクラーレンにとっては、オスカー・ピアストリがホームレースでスタートできなかったことも大きな痛手だった。

    ピアストリはグリッドへ向かう途中でクラッシュを喫し、レースをスタートすることができなかった。ステラは原因について複数の要因が重なった結果だと説明している。

    「主な要因は3つある。まずタイヤが冷えていたことだ。ホイールスピンが起きると非常に突然になる」

    「そこに縁石に乗ったことが重なった。この縁石は彼が毎周使っていたものだが、タイヤが冷えている状態では難しくなる」

    「さらにシフト後の振動やトルクの増加が影響した。パワーユニットの挙動としては想定内だが、グリップが限界の状況では扱いが難しくなる」

    ステラは、ピアストリがこの経験を糧に中国GPで巻き返すと期待している。

    「オスカーは精神的にとても強いドライバーだ。この経験を糧にして、さらに集中し、決意を強めて中国GPに臨むだろう」

  • マクラーレンF1 オーストラリアGP決勝「やるべき仕事は多い」

    マクラーレンF1 オーストラリアGP決勝「やるべき仕事は多い」

    マクラーレンは2026年F1オーストラリアGP決勝でランド・ノリスが5位に入りポイントを獲得した。一方、オスカー・ピアストリは決勝前のグリッドへ向かう周回でクラッシュし、母国レースはスタートすら切れずDNSとなった。

    ピアストリは5番手からのスタートが予定されていたが、グリッドへ向かう途中で縁石に乗りすぎてバリアにクラッシュ。ホームファンの前でレース前に姿を消す形となった。

    ノリスは好スタートを決めて序盤は激しい攻防を展開したものの、フェラーリとメルセデスのペースには及ばず。2ストップ戦略で5位を守り切り、終盤には迫るマックス・フェルスタッペンを抑えきった。

    ステラ「1台だけでのレースは残念だった」
    チーム代表のアンドレア・ステラは、開幕戦のレースを振り返った。

    「グランプリを1台だけで戦うことになったのは非常に残念だった」とステラはコメント。

    「最初の偵察ラップで、タイヤ温度が最適でなかったこと、予想外のトルク展開、縁石に乗っていたことなど複数の要因が重なり、ターン4でオスカーがスピンしてバリアにクラッシュした」

    「ホームレースだっただけに彼にとっては厳しい瞬間だったが、彼は強い人間だ。チームとともに立て直し、中国ではさらに強いモチベーションで臨むだろう」

    「レースについては、新レギュレーションのもとでできるだけ多くのデータと学びを得るためにも、ランドが完走することが非常に重要だった」

    「ランドはさまざまな状況に適応し、フェルスタッペンのレッドブルと戦う素晴らしい仕事をしてくれた。ただ、トップとの差があったのも事実で、改善すべき点があるのは明らかだ」

    「我々は異なる戦略を採り、さらに最初のスティントではレーシングブルズの後ろで少し時間を失った。パワーユニットの使い方やコーナーでのグリップ向上など、まだ見つけなければならないパフォーマンスがある」

    「ウォーキングのチーム、そしてトラックサイドのスタッフ、さらにHPPのこれまでの努力に感謝したい。今週末のあらゆる学びを持ち帰り、中国GPではより強い状態で戻ってくる」

    ノリス「最大限の結果だった」
    ランド・ノリスは、マシンの状況を考えれば5位は最大限の結果だったと語った。

    「5位は良い結果だと思う。今日は達成できる最大限を引き出せた」

    「前のマシンとの差はかなり大きくて、やるべき仕事が多いのは明らかだ。今週末に入る前からそうなる可能性はあると思っていた」

    「マックスの方が明らかに速かったのに、彼を後ろに抑え続けられたのはポジティブだった」

    「戦略も良く機能したし、ポジションを守りながらタイヤをうまく管理して彼を抑えきることができた」

    「トップとの差がどこで生まれているのかを理解する必要があるし、週末の進め方も改善する必要がある」

    「でもチームには完全に自信を持っている。長く厳しいシーズンになると思うが、スタート地点としては悪くない」

    マクラーレン F1 オーストラリアGP

    ピアストリ「望んだ開幕戦ではなかった」
    オスカー・ピアストリは、ホームレースでのクラッシュに落胆を隠さなかった。

    「がっかりしている。今日は僕たちが望んでいたシーズンのスタートではなかった」

    「タイヤが冷えていたこと、縁石に乗っていたこと、そしてそのコーナーで予選よりも強いパワーが出ていたことなど、いくつかの要因が重なってスピンしてしまった」

    「今夜すべてを見直して、来週に向けて気持ちを切り替え、戦い続ける準備をする」

    「今週末は素晴らしい応援をしてくれたファンに感謝したい。彼らの前でレースができなかったのは残念だ」

    マクラーレンは開幕戦でノリスがポイントを獲得したものの、ピアストリのDNSもあり厳しい週末となった。トップとの差も明らかであり、中国GPに向けてパフォーマンス改善が求められる。

  • ランド・ノリス マクラーレンF1に危機感「マシンはかなり改善が必要」

    ランド・ノリス マクラーレンF1に危機感「マシンはかなり改善が必要」

    2026年F1オーストラリアGP決勝で5位に入ったランド・ノリス(マクラーレン)は、開幕戦を終えてチームが抱える課題について率直に語った。

    マクラーレンは今季のタイトル防衛を目指す立場で開幕戦に臨んだが、メルボルンではメルセデスとフェラーリに対して明確なパフォーマンス差が見られる結果となった。

    チームメイトのオスカー・ピアストリがグリッドに向かうレコノサンスラップでクラッシュして不出走となったため、ノリスはマクラーレン唯一の完走ドライバーとしてレースを戦った。

    6番グリッドからスタートしたノリスは終盤にマックス・フェルスタッペンのプレッシャーを受けながらも5位を守り切った。

    「もちろん厳しいレースだった。走りながら学び、いろいろなことを理解しようとしていたけど、簡単ではなかったし、最大限を引き出すのも難しかった」とランド・ノリスは語った。

    「でもレースを通して学ぶことはできたと思う。実際、序盤はかなり遅かったけど、終盤には少し良くなって、もう少し競争力も出てきた。ただマックスや前を走るマシンと比べると、まったく近くない」

    「いろいろ調べて理解しなければならないことがたくさんある。パワーユニットについてももっと理解する必要があると思うし、今日はそのための日だった。来週に向けて何を学べるか見ていく」

    ノリスはまた、問題の中心はパワーユニットだけではないと指摘し、マシン全体の改善が必要だと認めた。

    「今日の結果を見ると、マシンをかなり改善する必要があるのは明らかだ。正直に言えば、パワーユニットだけの問題というよりは、マシンそのものの問題だと思う」

    「データを見て、もう少し詳しく理解する必要がある」

    「マシンの扱いが難しくて、いろいろなことに苦しんでいた。これから調べて、何を改善できるか見ていく」

    ランド・ノリス F1 マクラーレン

    それでもノリスは、2026年シーズンはまだ始まったばかりであり、マクラーレンが巻き返す時間は十分に残されていると強調した。

    「まだ時間はたくさんある。ここ数年の結果を考えると少し痛いけどね」

    「ジョージは素晴らしい仕事をしたと思うし、メルセデスやフェラーリも僕たちより良い仕事をしている」

    「僕たちは学ばなければならないし、できるだけ早く理解する必要がある。でも残念ながら、それには時間がかかるものだ。すべてが速く進んでいるように見えても、実際には時間が必要なんだ」

    「それでも、できる限りのことをしていく」

  • オスカー・ピアストリ F1オーストラリアGPクラッシュ原因「予想外の100kW」

    オスカー・ピアストリ F1オーストラリアGPクラッシュ原因「予想外の100kW」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリは、2026年F1オーストラリアGP決勝のスタート前、グリッドへ向かうサイトラップ中にクラッシュを喫してレース不出走となった。アルバート・パークのターン3でマシンを失い、バリアにヒット。母国グランプリはスタート前に終わる結果となった。

    ピアストリはレース中にメディア対応を行い、クラッシュの原因について自身のミスを認めつつも、新しい2026年F1マシン特有のエネルギー展開が影響した可能性を明かした。想定していなかった追加の電力が発生したことで、マシン挙動が変化したという。

    ピアストリ「予想外の100kWが出てしまった」
    「もちろん失望している。ああいう状況は本来起きるべきじゃないし、実際に起きてしまったことにはがっかりしている」とオスカー・ピアストリは語った。

    「いくつかの要素が重なっていたと思う」

    「まず強調したいのは、かなり大きな部分で僕自身のミスだったということだ。タイヤが冷えていた」

    「週末を通してあの出口の縁石は毎周使っていた。でも、今回は使う必要はなかったのかもしれない」

    一方でピアストリは、2026年のパワーユニット特性による予想外のパワー供給があったことも明かした。

    「同時に、予想していなかった100kWの追加パワーが出ていた。これは小さなものではない」

    「厄介なのは、すべてが正常に作動していたことだ」

    「これはレギュレーションに基づくエンジンの動作特性の問題で、そこが予測しづらい部分だった」

    「もし冷えたタイヤで僕が少し楽観的だった、というだけならまだ理解しやすい。でもそこにこういう要素が加わると、さらに痛い出来事になる」


    マクラーレン「週末の流れ自体は悪くなかった」
    ピアストリは結果こそ残せなかったものの、週末を通してチームのパフォーマンスには一定の手応えを感じていたと語った。

    「今日までは多くのことがうまくいっていたと思う」

    「改善すべき点や、もっと良くできる部分もいくつか見えてきた」

    「でもプラクティスと予選ではかなり快適だった。このマシンで可能な範囲では、かなり良い感触だった」

    「自分としても良い流れで積み上げていけていた。そこは12か月前とそれほど変わっていない」

    「今回の出来事から学ぶことを大事にしたいと思っている」

    2026年F1シーズン開幕戦となったオーストラリアGPは、メルセデスのジョージ・ラッセルが優勝し、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリが2位に入りメルセデスのワンツーフィニッシュとなった。一方、マクラーレンは母国レースでの痛いアクシデントにより、厳しいスタートを迎える形となった。

  • オスカー・ピアストリ F1オーストラリアGP グリッドへ向かう途中でクラッシュ

    オスカー・ピアストリ F1オーストラリアGP グリッドへ向かう途中でクラッシュ

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が、2026年F1オーストラリアGP決勝を前に思わぬアクシデントに見舞われた。母国レースを前に、グリッドへ向かう途中のアウトラップでクラッシュを喫した。

    アルバート・パークでの決勝スタートを目前にした場面で、ピアストリはコース上の縁石にわずかに乗りすぎたことでマシンのコントロールを失い、バリアに接触。強い衝撃でマシンは大きく損傷した。

    当時ピアストリはプッシュしていたわけではなく、グリッドに向かう走行中だったが、ほんのわずかなミスが大きな事故につながった形だ。観客席には「PIASTRI」と書かれたシャツやキャップを身につけた多くのファンが詰めかけていたが、母国ドライバーの突然のアクシデントに場内は騒然となった。

    ピアストリはマシンを降りて自力で歩いてコースを後にしており、幸いにも大きな怪我はないとみられる。しかしマシンには大きなダメージがあり、地元ファンが期待した母国グランプリでの表彰台の夢は早くも遠のく形となった。

    ほんのわずかなスナップ、縁石にわずかに乗りすぎただけ――その小さなミスが、母国レースでの重い代償となった。

  • マクラーレンF1 オーストラリアGP予選「まずまずのスタート位置」

    マクラーレンF1 オーストラリアGP予選「まずまずのスタート位置」

    マクラーレンは2026年F1オーストラリアGP予選で、オスカー・ピアストリが5番手、ランド・ノリスが6番手となり、決勝を3列目からスタートすることになった。プラクティスでは上位争いに加わっていたものの、予選ではトップ争いにあと一歩届かなかった。

    Q1ではピアストリが上位タイムを記録するなど好調なスタートを切ったが、ノリスがアンドレア・キミ・アントネッリのマシンから外れたダクトの冷却ファンを踏んでしまう不運もあった。

    赤旗中断の間にチームはマシンをチェックし走行を続けたが、Q3では2人とも十分なリズムをつかめず、結果的に5番手と6番手にとどまった。

    ステラ「まずまずのスタート位置」
    チーム代表のアンドレア・ステラは、決勝に向けて妥当な結果だったと評価した。

    「今日の予選は明日のグランプリに向けてまずまずのスタート位置になった」とステラはコメント。

    「ランドとオスカーはMCL40から引き出せるものをしっかり引き出してくれた。その結果、5番手と6番手という妥当な結果になった」

    「チームとしてセッションはうまく運営できたし、シーズン序盤の段階としては想定していた位置で予選を終えた」

    「両ドライバーとも安定したパフォーマンスを見せていたが、ランドの方はコース上のデブリでフロントウイングにダメージを受け、わずかにパフォーマンスを失った可能性がある」

    「今日の大きなポイントは、パワーユニットからさらにパフォーマンスを引き出す必要があるということだ」

    「メルセデスのパフォーマンスを見ると、まだ改善できる余地があることは明らかだ。HPPと協力しながら競争力を高めていく」

    「今夜チーム全体でレビューを行い、シーズン最初のレースに向けて最善の準備を整える」

    マクラーレン 2026年のF1世界選手権 オーストラリアGP

    ピアストリ「表彰台を狙える位置」
    5番手となったオスカー・ピアストリは、予選結果をまずまずの内容と受け止めている。

    「今日はまずまずの予選だった」とピアストリはコメント。

    「セッション自体はかなりスムーズで、順位もだいたい予想していた位置だった」

    「ただ少しパフォーマンスが足りなかった」

    「今日は3番手も可能だったと思う」

    「新しいマシンでは走るたびに学ぶことが多く、まだタイムを見つけられる余地があった」

    「良いベースはできているので、明日は表彰台を狙えるかどうかを見ていきたい」

    ノリス「P3も可能だった」
    ランド・ノリスは、デブリの影響がなければさらに上位を狙えた可能性があったと振り返った。

    「全体的に見れば、明日に向けて6番手は妥当なスタート位置だと思う」とノリスはコメント。

    「ただ6番手には満足していないし、3番手も可能だったと思う」

    「デブリに当たってからパフォーマンスを少し失ってしまった」

    「昨日はFP1で多くの時間を失っていたし、今週末は他にもいくつか課題があった」

    「それでも悪くないスタート位置だ」

    「僕たちはまだトップ争いの中にいる。それが今週末の目標だった」

    「明日に向けて準備し、できる限り順位を上げられるよう集中していく」

    マクラーレンはトップ争いにはわずかに届かなかったものの、2台とも上位グリッドを確保した。新世代マシンの理解を進めながら戦っている段階だが、レースでは表彰台争いに加わる可能性も十分に残されている。決勝ではスタートと戦略が順位を大きく左右することになりそうだ。

  • ランド・ノリス 2026年F1規則を痛烈批判「50/50スプリットは機能しない」

    ランド・ノリス 2026年F1規則を痛烈批判「50/50スプリットは機能しない」

    2026年F1オーストラリアGPの予選で6番手となったランド・ノリスが、新しいパワーユニットレギュレーションに対して厳しい見解を示した。現行レギュレーションでは電動パワーと内燃エンジンの出力が「50/50」で配分されており、エネルギーマネジメントが大きなテーマとなっている。

    しかし2025年のF1世界王者であるノリスは、この新しいフォーミュラはドライバーにとって「機能していない」と断言し、レースの本質にも影響を及ぼしていると主張した。

    「50/50スプリットは機能していない」ノリスが新PU規則を批判
    「何時間でも話せるよ」とランド・ノリスはメルボルンで語った。

    「問題が何かは、みんな分かっていると思う。ただ単純に、50/50のスプリットはうまく機能していない」

    「ストレートモードがあることで、他にもいろいろな問題が出てくる」

    「コーナーの前でとても大きく減速することになるし、常にリフトしなければならない。バッテリー残量をトップに保たないといけないからだ。逆に残量が高すぎても困る。本当に難しい」

    「でもこれが今の状況だ。ドライバーとして気持ちのいいものではない」

    「とはいえジョージは笑っているだろうし、結局は自分たちの持っているものを最大限に活かすしかない」

    バッテリー管理のため常にステアリングを見る必要
    ノリスは予選Q3の最終アタックで、キミ・アントネッリのマシンから落ちた冷却ファンの破片に接触。フロントウイングを損傷するトラブルにも見舞われた。

    その理由についてノリスは、新レギュレーションではバッテリー管理のために頻繁にステアリングディスプレイを確認する必要があると説明した。

    「僕はステアリングを見ていたんだ。だからデブリが見えなかった」

    「ストレートの終わりでどれくらいの速度になるのかを見て、ブレーキングを30メートル早めるのか、10メートル遅らせるのかを判断しなければならない」

    「だから3秒ごとにステアリングを見なければならない。そうしないとコースオフしてしまう」

    「史上最高のF1マシンから最悪のマシンへ」
    さらにノリスは、2025年までのF1マシンと比較して現在のマシンは運転の楽しさが大きく失われたと語った。

    「僕たちはF1史上最高のマシン、そして一番運転しやすいマシンから、たぶん最悪のマシンに来てしまった」

    「正直に言えば、最悪だよ。でも受け入れて、与えられたものを最大限に活かすしかない」

    「去年とはまったく違う。『このコーナーをもっと攻めよう』という単純な話ではない。攻めすぎるとバッテリーを失って逆に遅くなることもある」

    メルセデスが先行「彼らは理解している」
    ノリスはまた、予選でフロントロウ独占を果たしたメルセデスが、この新フォーミュラをいち早く理解しているチームだと認めた。

    「どうやって走らせるかを理解しないといけない」

    「メルセデスは明らかにそれを理解している。彼らは優れたチームだし、エンジンも自分たちのものだからだ」

    「僕たちもいずれ理解するだろう。ただ時間が必要なんだ」

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    ドライバー会議でも不満「20人が不満を言っている」
    さらにノリスは、オーストラリアGPの週末に行われたドライバー会議でも多くのドライバーが同様の懸念を示していたと明かした。

    「ドライバーは常にスポーツ全体の利益を考えていると思う」

    「自分たちが楽しむためだけに意見を言っているわけではない。もっとクールなマシンにしたいし、見ていて面白く、よりエキサイティングなものにしたいからだ」

    「でもルールはメーカーの要望で変更された」

    「もし18人、いや20人のドライバーが不満を言っているなら、それが本当にこのスポーツにとって良いことなのか分からない」

    2026年から導入された新しいF1パワーユニットレギュレーションは、電動パワーの比率を大幅に高めることで持続可能性を重視したフォーミュラとなっている。しかし開幕戦の段階から、ドライバーたちの間ではドライビング体験やレースの質への影響を懸念する声が広がり始めている。