カテゴリー: マクラーレンF1チーム

  • オスカー・ピアストリ マクラーレンF1離脱説を一蹴「チームは僕を信頼している」

    オスカー・ピアストリ マクラーレンF1離脱説を一蹴「チームは僕を信頼している」

    マクラーレンのオスカー・ピアストリが、マックス・フェルスタッペン加入の噂によって自身のシートが危うくなるとの見方を否定した。

    フェルスタッペンとマクラーレンを結ぶ移籍報道が過熱するなか、ピアストリはチームから繰り返し信頼を示されていると明かし、長期契約も結んでいることから「僕にとっては何も変わらない」と強調した。

    マクラーレン移籍説で浮上した“ピアストリ放出論”
    ここ数週間、フェルスタッペンがマクラーレンへの移籍を検討しているとの報道が相次いでいる。報道では、フェルスタッペン陣営がマクラーレン側と接触したとも伝えられており、実現すれば現F1ワールドチャンピオンのランド・ノリスとコンビを組む可能性があるとされている。

    その場合、シートを失う候補としてピアストリの名前が取り沙汰されてきた。しかし、チーム在籍4年目を迎えたオーストラリア人ドライバーは、そうした憶測を意に介していない。

    「チームは僕を信頼している」
    ピアストリは『RacingNews365』などのメディアに対し、チームから十分な信頼を得ていると説明した。

    「僕にとっては特に大きな意味はないです」

    「もちろん、マックスは誰もが認める才能の持ち主ですし、いろいろな可能性を探っているのでしょう」

    「でも、僕は今の環境にとても満足しています。チームからも何度も『僕の仕事ぶりに満足している』と言われていますし、その言葉を信じています」

    長期契約が将来への安心材料
    マクラーレンは2025年シーズン開幕前、ピアストリとの複数年契約延長を発表している。

    ピアストリは、この契約自体が将来への安心材料になっていると語り、フェルスタッペン移籍説が自身の立場に影響を与えることはないと断言した。

    「僕にとっては何も変わりません。僕にも契約がありますからね」

    「だから状況は何も変わりません。僕はこれまでチームと築いてきた成功をさらに積み重ねていくだけです」

    憶測よりもマクラーレンでの結果に集中
    F1ではトップドライバーを巡る移籍報道が絶えないが、現時点でマクラーレンはフェルスタッペン獲得を正式に認めていない。一方で、ランド・ノリスもフェルスタッペン加入の可能性について「誰がチームメイトになっても歓迎する」と語るなど、チーム内には動揺は見られない。

    ピアストリも移籍報道に振り回されるつもりはなく、自身の役割はマクラーレンで積み重ねてきた成功をさらに発展させることだと改めて強調した。

  • マクラーレンF1 フェルスタッペン獲得説を否定も「3台目があれば契約する」

    マクラーレンF1 フェルスタッペン獲得説を否定も「3台目があれば契約する」

    マクラーレンは、マックス・フェルスタッペン獲得の噂を改めて否定した。一方で、チーム首脳陣は「F1に3台目のマシンが認められれば契約したい」と冗談を交えながら、その実力を高く評価している。

    最近ではフェルスタッペンとマクラーレンを結び付ける報道が相次いでいるが、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリという現行ラインアップへの信頼は揺らいでいないことを、チーム側は繰り返し強調している。

    マクラーレン首脳は「3台目があれば契約」と冗談
    オーストリアGPで、CEOのザク・ブラウンは「誰かがお風呂から出るときにバナナの皮で滑るような、とても奇妙なことが起きれば契約する」と冗談を飛ばし、フェルスタッペン加入の可能性を笑い飛ばした。

    これに続き、チーム代表のアンドレア・ステラもイタリア紙『Corriere della Sera』の取材で、フェルスタッペンから加入を打診されたらどうするかと問われると笑顔でこう答えた。

    「FIAが3台目のマシンを認めるまで待ってほしいと言います」

    さらにステラは、フェルスタッペンのようなドライバーから関心を持たれること自体がチームの価値を示していると語った。

    「もし4度のワールドチャンピオンが本当に私たちのドアを叩いたなら、それは私たちの信頼性や魅力の証しだ。それはジャンピエロ・ランビアーゼのときも同じだった」

    「しかし今はノリスとピアストリがいる。この組み合わせに満足している」

    ザク・ブラウン「ラインアップ変更の考えはない」
    ブラウンも、母国GPとなるイギリスGPを前に複数のメディアで同様の見解を示している。

    『Up to Speed』ポッドキャストでは、次のように語った。

    「素晴らしいドライバーが2人いる。もし3台目のマシンがあれば、すぐにでも契約するだろう」

    「でも3台目はない。だからランドとオスカーにはこれ以上ないほど満足している」

    さらにラジオ番組では、「現在の2人のうち誰をフェルスタッペンと入れ替えるか」と質問されると、冗談交じりにインタビューを途中で切り上げてみせた。

    その後もブラウンは、現行ラインアップを維持する方針を改めて強調している。

    「電話はよく鳴るし、マックスは非常に才能あるドライバーだ」

    「私たちにはランドとオスカーという素晴らしいドライバーがいるので、ラインアップを変更するつもりはない」

    「それでも、そう評価されるのは光栄なことだ」

    ノリスも長期残留を強調
    一方、ランド・ノリスも『Beyond the Grid』で、自身の将来について語った。

    「契約はまだかなり残っているので、すぐにチームを離れることはないと分かっている」

    「僕の目標はマクラーレンでキャリアを終えることだ。でも、勝つことも大好きだ。だから、その時が来るまでは何が起こるか分からない」

    長期的なマクラーレン残留への意欲を示しつつも、勝利を最優先する姿勢も率直に認めた。

    現在のマクラーレン首脳陣の発言を見る限り、フェルスタッペンへの評価は極めて高いものの、現時点でドライバー交代を検討している様子はない。一方で、フェルスタッペン自身はレッドブルのオーストリアGPアップデートを前向きに受け止めており、ドイツ『Sport Bild』によると、2027年の去就についてはシルバーストン、スパ、ハンガリーの3連戦を終えてから最終判断を下すとみられている。

  • マクラーレンF1 イギリスGP展望「ホームでさらなる前進を目指す」

    マクラーレンF1 イギリスGP展望「ホームでさらなる前進を目指す」

    マクラーレンは、2026年F1第9戦イギリスGPが開催されるシルバーストンへ乗り込み、母国レースで今季のさらなる飛躍を狙う。昨年はランド・ノリスとオスカー・ピアストリが1-2フィニッシュを飾っており、地元ファンの大声援を背に再び上位争いに挑む。

    今週末はGoogle Geminiとのパートナーシップによる特別リバリーも投入。1966年モナコGPでデビューしたマクラーレン初のF1マシン「M2B」をモチーフとしたヘリテージデザインで母国GPを戦う。

    シルバーストンは高速コーナーとエネルギー管理が鍵
    シルバーストンはロングストレートと高速コーナーが連続する一方、低速のテクニカル区間も備えたバランスの難しいサーキットだ。オーストリアGPやバルセロナ・カタルーニャGPとは異なる特性を持ち、2026年型マシンの競争力を測る新たな指標となる。

    さらに今大会は今季4回目のスプリント開催となるため、唯一のフリー走行でセットアップをまとめる必要がある。タイヤ特性の理解に加え、スプリント予選とスプリントレースから得られるデータが予選・決勝へ向けた重要な判断材料になる。

    マクラーレンはシーズンを通じて計画している開発プログラムを継続しながら、現行MCL40の性能を最大限引き出すことに集中する。トップ勢との差を縮めるため、今後もアップグレードを段階的に投入していく方針だ。

    ノリスは王者として初の母国GPへ
    ランド・ノリスはディフェンディングチャンピオンとして初めて母国シルバーストンに凱旋する。昨年のイギリスGP優勝者でもあるノリスは、ストウコーナーに設けられる約1万6000人収容の「ランドスタンド」を埋め尽くすファンの声援を受けながらレースに臨む。

    また、1981年イギリスGPウイナーのジョン・ワトソンは土曜日に伝説的マシン「MP4/1」でデモランを実施する予定だ。

    ランド・シン「すべてを最適化しなければならない」
    マクラーレンのシニアディレクター(レーシング)を務めるランディ・シンは、今季の接戦ぶりを次のように語った。

    「ここ数戦はトップ争いがどれほど僅差なのかを示していた。直近3戦では3人の異なる勝者が誕生している。メルセデス、フェラーリ、レッドブル、そして僕たちの争いは今週末も続くはずで、パッケージのあらゆる要素を最適化し、最大限のパフォーマンスを引き出すことが不可欠だ」

    「シルバーストンはロングストレートと高速コーナーが特徴のサーキットだが、低速のテクニカル区間も同じくらい重要になる。特に今週はエネルギーマネジメントやスプリントフォーマットでのデプロイメント戦略が大きな課題となる。高速区間ではわずかな差がラップタイムに大きく影響するため、ドライバーがマシンに絶対的な信頼を持てることが重要だ」

    「オーストリアやバルセロナ・カタルーニャGPよりも流れるようなレイアウトだが、高速コーナーと予想される暑いコンディションによってタイヤへの負荷は非常に大きくなる。現時点ではドライコンディションを想定しているが、雷雨の可能性も頭に入れておかなければならない」

    「スプリント週末では走行時間が限られるため、最初から正しい方向性を見つける必要がある。スプリント予選とスプリントレースから素早く学び、その知見を予選と決勝へ反映できるかどうかが、この接戦を左右する決定的な要素になるだろう」

    マクラーレン イギリスグランプリ

    1981年の名車MP4/1が再びシルバーストンへ
    今週末はマクラーレンの歴史を振り返るイベントも行われる。1981年イギリスGP優勝車MP4/1がジョン・ワトソンのドライブでデモランを実施する予定だ。

    MP4/1はF1史上初となるフルカーボンファイバー製モノコックシャシーを採用したマシンであり、ワトソンの勝利はカーボンモノコック車によるF1初優勝として歴史に刻まれている。

    ワトソンは当時を振り返り、次のように語った。

    「1980年以降のマクラーレンは本当に変革の時期だった。ジョン・バーナードの加入が文化面でも技術面でも大きな転換点となり、製造の都合ではなく設計思想を最優先する姿勢がチームを変えた」

    「1981年のイギリスGP優勝は、僕のキャリアで最も特別な勝利だ。母国で勝つことはすべてのドライバーの夢だが、この勝利はそれ以上の意味があった。チームの新しい方向性が正しかったことを証明し、フルカーボンファイバーシャシーによるF1初勝利でもあった」

    「マクラーレン、イギリスの技術革新、そしてシルバーストンに集まった何万人ものファンにとっての勝利だった。45年後に再びこのマシンと再会できることを誇りに思うし、あの日がF1の歴史を変えたことを改めて実感している」

    【関連】
    ・2026年F1イギリスGP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)

  • マクラーレンF1 GPS分析で露呈した弱点 ノリスは全周で直線性能に苦戦

    マクラーレンF1 GPS分析で露呈した弱点 ノリスは全周で直線性能に苦戦

    2026年F1第8戦オーストリアGPで、マクラーレンのマシンが抱える弱点がGPSデータによって浮き彫りになった。レッドブル・リンクでは直線区間でライバル勢に大きく後れを取り、ランド・ノリスは予選・決勝を通じて厳しい戦いを強いられた。

    分析では、マクラーレン MCL40はコーナーだけでなくストレートでも不利な状況にあり、その原因として空力抵抗やエネルギーマネジメント、ギア比設定など複数の要素が指摘されている。

    GPSデータが示したマクラーレンの弱点
    The RaceのGPSデータ分析によると、予選でノリスはジョージ・ラッセルに0.389秒遅れ、その約半分をストレート区間で失っていた。

    特にターン4へ向かう上りのストレートでは、メルセデスとの差が最大5mph(約8km/h)に達しており、MCL40の最高速不足が明確に表れていたという。

    分析では、この原因として以下の3点が挙げられている。

    ■ 空力抵抗(ドラッグ)が大きすぎる
    ■ エネルギーデプロイメントが最適化されていない
    ■ ギア比が短すぎる

    ギア比については改善の余地があるものの、得られる性能向上に対して変更作業が複雑すぎることから、現時点では実施に踏み切る可能性は低いとみられている。

    ノリス「勝負は1周目で決まった」
    決勝で7位に終わったノリスは、レース後に序盤のポジション争いが結果を左右したと振り返った。

    「今日の暑さの中で簡単なレースではありませんでした」

    「1周目に数台に抜かれてしまいましたし、ピットストップでもアイザック・ハジャーをカバーするためにオスカー(・ピアストリ)を先に入れたことで順位を失いました。それがすべてでした」

    「それ以外は特に不満はありません。ポジションを失ってしまい、このレースではトラックポジションが最も重要でした。不運でしたが、それがレースです」

    ノリスはレース内容そのものよりも、スタート直後と戦略によってトラックポジションを失ったことが最大の敗因だったとの見方を示している。

    シルバーストンで巻き返しなるか
    マクラーレンは2024年、2025年とタイトル争いを演じた影響で、2026年型マシンの開発開始が遅れたことをノリス自身も認めている。一方で「現在はライバルとの差を縮めつつある」とも語っており、改善への手応えも口にしている。

    しかし、今回のGPS分析ではコーナーだけでなくストレート性能にも明確な課題が存在することが示された。高速区間の多いシルバーストンでは、この弱点をどこまで改善できるかが上位争い復帰への重要なポイントとなりそうだ。

  • マクラーレンF1 イギリスGPに初代M2B風の特別カラーリングで参戦

    マクラーレンF1 イギリスGPに初代M2B風の特別カラーリングで参戦

    マクラーレンは2026年F1第9戦イギリスGPで、チームの原点をオマージュした特別カラーリングを投入する。Google Geminiとのパートナーシップのもとで製作されたワンオフデザインは、1966年にデビューしたチーム初のF1マシン「M2B」から着想を得たものとなっている。

    このカラーリングは「Spark What’s Next(次なるひらめきを)」をテーマに掲げ、創設以来の革新の歴史と未来への挑戦を表現。

    ホームレースとなるシルバーストンで、マクラーレンの伝統と最先端技術を融合した特別仕様のMCL40がコースを走る。

    M2Bへのオマージュを現代マシンで表現
    今回のカラーリングは、1966年のF1モナコGPでデビューしたマクラーレン初のF1マシン「M2B」をモチーフとしている。

    同年のイギリスGPでは、創設者ブルース・マクラーレンがチーム初ポイントを獲得。その歴史的なマシンへの敬意を込め、2026年型MCL40へ現代的な解釈でデザインを落とし込んだ。

    この特別カラーリングは、今季モナコGPで迎えたチーム通算1000戦記念イベントに続くヘリテージ企画の一環でもある。モナコでは2度のF1ワールドチャンピオンであるミカ・ハッキネンがM2Bをドライブし、チーム創成期を振り返った。

    マクラーレン F1 イギリスグランプリ

    Google Geminiとの協業でAI活用も加速
    今回の企画は単なるカラーリング変更ではなく、Google Geminiとの技術提携を象徴するプロジェクトでもある。

    マクラーレンではGeminiの生成AIをブランドキャンペーンやクリエイティブ制作に活用しており、「Nano Banana」や「Omni」といったツールをアイデア創出やコンセプト開発に利用している。

    さらにレース現場ではGoogle Cloudとの共同開発により、Gemini Enterpriseを活用した独自ツールを導入。複雑な競技規則を瞬時に検索・比較できるほか、複数のデータベースを自然言語で横断検索し、ラップタイム解析などの作業時間を大幅に短縮しているという。

    F1マシンはシーズン中だけでも約1万8000件もの設計変更が施されるとされ、今回の特別カラーリングは1966年のM2Bから現在のMCL40まで受け継がれてきた絶え間ない技術革新を象徴するデザインとなっている。

    マクラーレン F1 イギリスGP

    ルイーズ・マキューン「原点と未来を結ぶデザイン」
    マクラーレン・レーシングのチーフ・マーケティング・オフィサーを務めるルイーズ・マキューンは、今回の特別カラーリングについて次のように語った。

    「シルバーストン仕様のカラーリングは、私たちがどこから始まり、そこから何を築いてきたかを祝うものです。M2Bは絶え間ない革新と可能性を信じる姿勢から始まった旅の原点であり、このデザインはその精神を表現しています」

    「Google Geminiとのパートナーシップも同じ理念に基づいています。私たちはテクノロジーによって新たなイノベーションを生み出し、進化を続け、サーキット内外でパフォーマンスを高める方法を共に探っています。このカラーリングは私たちの歴史を称えながら、未来へ力強く目を向ける共通の価値観を象徴するものです」

    Google「AIの力をサーキットでも発揮している」
    GoogleのコンシューマーおよびAIマーケティング担当バイスプレジデント、マービン・チャウは次のようにコメントした。

    「Geminiアプリによる創造的なアイデアの創出から、Gemini Enterpriseによって複雑なデータをリアルタイムのサーキット情報へ変換するまで、マクラーレンはAIの力を最大限に活用しています」

    「私たちは今後もGeminiが創造性やビジネス、そしてレース戦略をどのように支えられるかをマクラーレンとともに探求していくことを楽しみにしています」

  • マクラーレンF1首脳 フェルスタッペン獲得を否定せず「もちろん興味はある」

    マクラーレンF1首脳 フェルスタッペン獲得を否定せず「もちろん興味はある」

    マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは、マックス・フェルスタッペンが将来的にチームへ加入する可能性について、完全には否定しなかった。

    今週、英『Daily Mail』は、フェルスタッペンのマネジメントとブラウンの間で予備的な話し合いが行われたと報じた。レッドブルとの契約は2028年末まで残されているものの、2027年シーズンに向けたパフォーマンス条項が存在するとされ、移籍の憶測が広がっている。

    ブラウン「特別な事情があればもちろん興味はある」
    フェルスタッペンは現在ドライバーズランキング6位。契約には、8月のサマーブレイク時点でランキング2位以内に入れなければ、2027年に他チームへ移籍できる条項が含まれているとみられている。

    オーストリアGP決勝前、Sky Sports F1のテッド・クラビッツから「フェルスタッペン獲得に興味はあるか」と問われたブラウンは、まず現ドライバーへの信頼を強調した。

    「ランド(ノリス)やオスカー(ピアストリ)が他へ行くことには、とても驚くだろう。2人ともここで非常に満足している。もちろん契約もあるが、それ以上に私たちは彼らに満足しているし、彼らもここで幸せなんだ」

    その一方で、可能性を完全には否定しなかった。

    「もし何か奇妙な理由で、誰かがお風呂から出る時にバナナの皮で滑るようなことが起きたら、その時はもちろんだ。マックスは4度のワールドチャンピオンだからね」

    現在のマクラーレンは、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリの両ドライバーと長期契約を結んでいる。

    それでも、一部ではフェルスタッペンがマクラーレンへ移籍し、その代わりにピアストリがレッドブルへ移るというシート交換案まで取り沙汰されている。

    ザク・ブラウン(マクラーレン)

    メキース「マックスはチームを信頼している」
    一方、レッドブルのローラン・メキース代表も、ホームレースのオーストリアGPを前にフェルスタッペンの去就について質問を受けた。

    メキースは「マックスは速いマシンを望んでいるし、それは以前から変わらない。そして、短期的にも長期的にもチームが成功を取り戻すために全力を尽くしていると完全に信頼してくれている」と語った。

    さらに「重要なのはコース上での結果だけだ。結果がすぐに改善することを願っている」と続けた。

    また、フェルスタッペンとの関係についても、次のように説明した。

    「以前の記者会見でも言ったが、毎週マックスに『残るのか』と聞いているわけではない。マックス自身がチームに残りたいという意思を明確に示している」

    「もちろん、彼がチームに満足するためには速いマシンが必要だ。しかし彼は私たちとともに開発を進め、正しい方向性を見つけるために協力してくれている。今回のFP1でも数多くのテストや比較を行い、あらゆる可能性を探っていた」

    「私たちにとって去就は話題ではない。今の課題は、マシンを本来あるべき競争力へ戻すことだけだ」

    フェルスタッペンを巡る移籍報道は依然として続いているが、ブラウンは現ラインアップへの満足を強調しつつも、F1を代表する王者の獲得可能性を完全には否定しなかった。一方のレッドブルは、フェルスタッペンがチームを信頼し、開発にも積極的に関わっていると説明しており、現時点ではマシンの競争力回復が最優先課題だとしている。

  • ランド・ノリス フェラーリF1の失速に驚き「あれほどの苦戦は予想外」

    ランド・ノリス フェラーリF1の失速に驚き「あれほどの苦戦は予想外」

    マクラーレンのランド・ノリスは、2026年F1オーストリアGPで最も驚いたこととして、フェラーリの予想外の苦戦を挙げた。

    わずか2週間前のバルセロナ・カタルーニャGPでルイス・ハミルトンが優勝したフェラーリだったが、レッドブル・リンクではペースを欠き、ノリスは「ここまで苦戦するとは思わなかった」と率直な感想を語った。

    ノリスは決勝を7位でフィニッシュ。スタート直後の順位争いとピット戦略が結果を左右したと振り返る一方、自身が予想していた以上にマクラーレンがフェラーリと互角以上に戦えたことにも驚きを示した。

    スタートと戦略で順位を失う展開
    ノリスは気温が非常に高いコンディションの中で行われたレースを振り返り、序盤に失ったトラックポジションが最後まで響いたと説明した。

    「今日のレースは、この暑さもあって決して楽ではなかった」

    「1周目に何台かに先行されてしまった。それに、ハジャーをカバーするために先にオスカーをピットへ入れたことで、自分はピットストップでも順位を失った。それがすべてだった」

    「それ以外に不満はない。結局はトラックポジションを失ったことが一番大きかった。今日はそれが何より重要だった。不運だったけど、そういうレースだった」

    ノリスは日曜日のレースペースについては、事前の予想より良かったとの手応えも口にした。

    「日曜日のペースは、正直言って予想していたより少し良かったと思う」

    「フェラーリには気の毒だった」
    ノリスは、今回のレース最大の驚きはフェラーリの失速だったと語り、その原因をパワー不足とタイヤへの負担にあると分析した。

    「一番驚いたのはフェラーリだった。本当にあれほど苦戦するとは思わなかった」

    「正直、彼らには気の毒だと思う。パワーがないとコーナーでものすごく攻めなければならない。でも、このタイヤではそれができない。彼らにとっては本当に厳しいレースだった」

    一方で、マクラーレンにも依然として課題が残っていることを認めた。

    「僕たちもバランスにはまだ苦しんでいるし、このマシンは本当に運転が難しい。でも今日はどのチームも同じような状況だったと思う」

    「何かを変えたわけではないし、同じ問題は残っている。ただ改善には時間が必要だ」

    スクーデリア・フェラーリ

    ピアストリもフェラーリの低迷は予想外
    4位でフィニッシュしたオスカー・ピアストリも、フェラーリを上回れたことは想定外だったと明かした。

    「正直、フェラーリに勝てたのは少し驚きだった。少なくとも僕の場合は本当に僅差だった」

    「今日は戦略にも助けられたけど、ペースは少しだけ彼らより良かった。ただ、メルセデスに挑めるほどではなかったし、フェルスタッペンは予想以上に速かった。それが今の僕たちの位置だ」

    また、バルセロナ・カタルーニャGPで苦戦した原因を分析した成果が、今回のレースで表れたとも語った。

    「今日のレースは、ある意味ではバルセロナと似ていたけれど、僕にとってはまったく違う結果になった」

    「なぜバルセロナがあれほど難しかったのかを理解するために多くの時間を費やした。そして今週末、特に今日に向けてアプローチを大きく変えた」

    「今回の結果は、その取り組みの成果を示していると思う。その点では本当に満足している。ただ、トロフィーを持ち帰れないと、やはりもう少し上を望んでしまう。でも今日はこれが精いっぱいだった」

    オーストリアGPでは、フェラーリが3ストップ戦略を選択しながらもペース不足に苦しみ、ハミルトンは5位、シャルル・ルクレールは8位に終わった。一方のマクラーレンは、依然としてマシンバランスに課題を抱えながらも、両ドライバーがフェラーリを上回る結果を残し、チームとして一定の前進を示すレースとなった。

  • オスカー・ピアストリ「フェラーリに勝てたのは少し驚きだった」

    オスカー・ピアストリ「フェラーリに勝てたのは少し驚きだった」

    オスカー・ピアストリは、2026年F1第8戦オーストリアGPで4位に入賞し、マクラーレンがフェラーリ勢を上回る結果を残せたことについて「少し驚きだった」と振り返った。

    7番グリッドからスタートしたピアストリは、レース序盤から順位を上げると、37周目にはシャルル・ルクレールとの接近戦を制して4番手へ浮上。そのままポジションを守り切り、マイアミGP以来となる自己最高位の4位でチェッカーを受けた。

    フェラーリを上回れたのは予想以上
    レース後、ピアストリはフェラーリとの戦いを制したことが予想以上の結果だったと明かした。

    「ほぼできることはすべてやれたし、フェラーリに勝てたのは少し驚きだった。少なくとも僕の場合は本当に僅差だった」

    「もう少し近くで走れたことが大きかったと思う。以前はDRSの効果がとても大きかったけど、今はオーバーテイクモードの効果はそれほど大きくない」

    「その代わりスリップストリームの効果は大きかったし、シャルルとのようにタイヤの差があれば仕掛けることができた。でも、それがなければ抜くのは難しかった」

    ピアストリは、戦略もレース結果に大きく貢献したと評価しながらも、マクラーレンのレースペース自体もフェラーリをわずかに上回っていたと分析した。

    「戦略にも助けられたと思うけど、レースペースも彼らより少し良かった。ただ、メルセデスに対抗できるほどではなかったし、フェルスタッペンも予想以上に速かった」

    バルセロナの反省を生かした週末
    ピアストリは、前戦バルセロナ・カタルーニャGPで苦戦した原因を分析し、オーストリアでは週末への取り組み方を大きく変えたことが今回の結果につながったと説明した。

    「バルセロナと比べると、今回はずっと満足している。レースには似ている部分もあったけど、自分にとっては昼と夜ほど違うものだった」

    「バルセロナがなぜあれほど難しかったのかを理解するために、本当に多くの努力を重ねた。そして今週末はかなり違うアプローチで臨んだ。その成果は今回の結果が証明していると思う」

    「その点では本当に満足している。でもトロフィーはもらえないし、もう少し上を目指したかった。それでも、あれが僕たちにできる最大限だった」

    4位入賞により、ピアストリはドライバーズランキングでランド・ノリスとシャルル・ルクレールを上回り4位へ浮上した。マクラーレンはフェラーリ勢を抑える結果を残した一方で、メルセデスとマックス・フェルスタッペンとの差も改めて浮き彫りとなり、さらなるパフォーマンス向上が今後の課題となる

  • ランド・ノリス マクラーレンF1の予選6番手に納得「今の実力どおりの結果」

    ランド・ノリス マクラーレンF1の予選6番手に納得「今の実力どおりの結果」

    2026年F1第8戦オーストリアGPの予選で6番手となったランド・ノリスは、金曜日のフリー走行で見せた好調ぶりから上位進出への期待が高まっていたものの、最終的な結果は「今のマシンの実力どおりだった」と受け止めた。

    マクラーレンは週末序盤に力強いペースを示し、ポールポジション争いに加わることも期待されていた。しかし予選ではメルセデス、フェラーリ、レッドブル勢に及ばず、ノリスが6番手、チームメイトのオスカー・ピアストリが7番手という結果に終わった。

    「今の実力どおりの結果だった」
    ジョージ・ラッセルがポールポジションを獲得し、フェラーリ勢が2番手、3番手を独占するなか、ノリスは最終アタックでクラッシュしたマックス・フェルスタッペンにわずかに届かず6番手となった。

    ノリスは期待より低い順位だったことは認めつつも、各車の差が極めて小さかったことを強調した。

    「たぶんみんな、僕たち自身も含めて、もう少し上の順位を期待していたと思う」

    「でも実際に見てもらえれば分かるように、本当に僅差だった。僕のラップ自体はかなり良かったと思う。オスカーも言っていたように、今日みたいな日は本当に信じられないような完璧なラップを決めないと、2つか3つ順位を上げることはできない。でも、そんなラップはそう簡単には出せないし、今の僕たちのマシンでそれを引き出すのは難しい」

    そのうえで、現状のパッケージからはほぼ最大限のパフォーマンスを引き出せたとの認識を示した。

    「だから僕たちは満足している。今回も彼らにかなり近いところにいられたからね。あとは誰かが完璧なラップをまとめられず、少しミスをしてくれることを期待するしかない。でも今日はそういうことは起きなかった」

    そして率直にこう締めくくった。

    「だから、僕たちは今いるべき位置にいるということだ」

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    決勝ではタイヤマネジメントが勝負の鍵
    一方でノリスは、決勝では予選とはまったく異なる展開になると予想している。高温コンディションが見込まれることから、タイヤマネジメントがレースを左右すると考えている。

    「決勝はとても暑くなるだろうし、タイヤのデグラデーションが大きな要素になる。バルセロナ・カタルーニャGPとよく似た展開になるはずだ」

    「戦略やピットストップなど、いろいろなことが起こり得る。でもレースをうまくマネジメントしてチャンスを生かすことができれば、良い結果をつかめるだけの状態にあると思う」

    71周で争われる決勝では、予選以上に戦略とタイヤマネジメントが重要になる見込みだ。マクラーレンは決勝ペースを武器に上位進出を狙うことになる。

    ノリスにとっては、現F1ワールドチャンピオンとして迎える今季初優勝を目指す戦いでもある。来週には母国シルバーストンでのイギリスGPを控えており、その前に待望の勝利を手にできるか注目される。

  • オスカー・ピアストリ マクラーレンF1に手応え「スペインでの課題に前進できた」

    オスカー・ピアストリ マクラーレンF1に手応え「スペインでの課題に前進できた」

    オスカー・ピアストリは、2026年F1第8戦オーストリアGP初日のフリー走行を終え、前戦バルセロナ・カタルーニャGPで浮かび上がった課題への対応が進んだと手応えを語った。

    メルセデス勢が金曜日の両セッションでトップタイムを記録するなか、ピアストリはFP1を3番手、FP2を2番手で終えた。首位のキミ・アントネッリとは0.237秒差だったものの、マクラーレンとしては収穫の多い一日だったという。

    バルセロナ・カタルーニャGPでの課題改善に手応え
    前戦バルセロナ・カタルーニャGPでは5位に終わったピアストリだが、オーストリアではセットアップ変更を重ねながらマシンへの理解を深めた。

    「かなり良い一日だったと思う」

    「メルセデス、少なくともキミには少し遅れている。それは予想していたことだ」

    「でも、とても有意義な一日だった。いろいろなことを試した」

    「スペインで僕自身に課題が残っていたので、それについて取り組むべき宿題があった。その点ではいろいろ試すことができたし、とても良い仕事ができたと思う」

    FP1のトラブルから巻き返し
    マクラーレンはFP1で技術的な問題に見舞われ、ピアストリとランド・ノリスの両車が長時間ガレージで作業を行う展開となった。

    それでもピアストリは3番手につけ、FP2では2番手まで順位を上げた。一方のノリスもFP2では3番手となり、アントネッリとの差は0.325秒まで縮めている。

    アントネッリの速さを警戒
    ピアストリは、一晩で大幅な改善を実現するのは簡単ではないとしながらも、チーム内でデータを共有して予選へ向けたパフォーマンス向上を目指す考えを示した。

    「どうなるか見てみないと分からない」

    「キミがソフトタイヤの2周目であのタイムを出したのは本当に印象的だった」

    「一晩で魔法のような解決策を生み出すことはできない」

    「でも、お互いに学べる部分は必ずあると思う。その成果を反映させて、最終的にどこまで行けるか見てみたい」

    金曜日はメルセデスが両セッションで最速を記録し、FP2ではアントネッリがトップタイムをマーク。2番手ピアストリ、3番手ノリスが続き、4番手マックス・フェルスタッペン、5番手ルイス・ハミルトンという結果となった。

    オーストリアGPは27日にFP3と予選、28日に決勝が行われる。マクラーレンが一晩でどこまでメルセデスとの差を縮められるかが注目される。

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